JP2021113403A - 交通施設の延伸構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】駅舎又は軌道支持架構が軌道の延在方向で建物と隣接する立地条件においても、鉄道車両の編成両数を増やすことによる輸送力の増強や路線の延長を図り易くする。【解決手段】駅舎5又は軌道支持架構が軌道3の延在方向で建物6と隣接する交通施設1の延伸構造において、建物6には、主建物部6Bと当該主建物部6Bから分離される分離建物部6Cとが含まれており、分離建物部6Cは、少なくとも駅舎5又は軌道支持架構に接続される接続階層部分6Caが主建物部6Bから分離され、接続階層部分6Caには、駅舎5又は軌道支持架構から延伸される交通施設1の延伸部1Aが設置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、駅舎又は軌道支持架構が軌道の延在方向で建物と隣接する鉄道施設や道路施設などの交通施設の延伸構造に関する。
鉄道施設などの交通施設においては、利用者の増加に伴い、車両の編成両数を増やすことによる輸送力の増強を図るために、駅舎のプラットホームなどを延伸することがある。そこで、例えば、交通施設の一例である地下鉄の鉄道施設においては、地下鉄構内の鉄筋コンクリート構内壁を切断撤去した後に、プラットホームなどを延伸することが考えられている(例えば特許文献1参照)。
特開平6−159000号公報
例えば、地上鉄道(地平鉄道)の鉄道施設などを含む交通施設においては、車両における編成両数の増加に応じて駅舎からプラットホームなどを延伸する場合、又は、路線の延長に応じて駅舎又は軌道支持架構から軌道などを延伸する場合に、これらの延伸を、駅舎又は軌道支持架構が軌道の延在方向で建物と隣接する立地条件で行うことがある。このような立地条件においては、車両の走行による振動を建物に伝えない状態で、プラットホームや軌道などの交通施設を建物側に延伸することが困難になり、車両の編成両数を増やすことによる輸送力の増強や路線の延長が図り難くなっている。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、駅舎又は軌道支持架構が軌道の延在方向で建物と隣接する立地条件においても、車両の編成両数を増やすことによる輸送力の増強や路線の延長を図り易くする点にある。
本発明の第1特徴構成は、駅舎又は軌道支持架構が軌道の延在方向で建物と隣接する交通施設の延伸構造であって、
前記建物には、主建物部と当該主建物部から分離される分離建物部とが含まれており、
前記分離建物部は、少なくとも前記駅舎又は前記軌道支持架構に接続される接続階層部分が前記主建物部から分離され、
前記接続階層部分には、前記駅舎又は前記軌道支持架構から延伸される交通施設の延伸部が設置されている点にある。
本発明によると、駅舎又は軌道支持架構が軌道の延在方向で建物と隣接する立地条件において、例えば、車両における編成両数の増加に応じて駅舎から建物側に交通施設のプラットホームなどを延伸する場合、又は、路線の延長に応じて駅舎又は軌道支持架構から建物側に交通施設の軌道などを延伸する場合には、駅舎又は軌道支持架構に接続される分離建物部の接続階層部分を交通施設の一部として利用することができる。これにより、駅舎又は軌道支持架構から建物側へのプラットホームや軌道などの交通施設の延伸を容易に行うことができる。
その結果、駅舎又は軌道支持架構が軌道の延在方向で建物と隣接する立地条件においても、車両の編成両数を増やすことによる輸送力の増強や路線の延長を図り易くなる。
しかも、分離建物部は、少なくとも交通施設の一部に利用される接続階層部分が主建物部から分離されていることから、車両の走行による振動が主建物部に直接伝わるのを防止することができる。
その結果、駅舎又は軌道支持架構に隣接する建物の接続階層部分を交通施設の一部として利用しながらも、建物の主建物部においては、車両からの振動が伝わり難い快適な建物内空間を確保することができる。
本発明の第2特徴構成は、
前記主建物部には、当該主建物部から前記分離建物部の上方に張り出して平面視で前記交通施設の延伸部と重複する張り出し部分が含まれている点にある。
本発明によると、接続階層部分が交通施設の一部に利用される分離建物部の上方空間を、車両の走行による振動が伝わり難い主建物部の内部空間に有効利用することができる。
その結果、駅舎又は軌道支持架構に隣接する建物の接続階層部分を交通施設の一部として利用しながらも、建物の主建物部においては、車両の走行による振動が伝わり難い快適な建物内空間をより広く確保することができる。
本発明の第3特徴構成は、
前記分離建物部は、前記主建物部との分離箇所が前記主建物部にエキスパンションジョイントを介して接続されている点にある。
本発明によると、車両の走行による振動が主建物部に伝わるのを抑制しながら、主建物部と分離建物部との間での通行を可能にすることができ、主建物部と分離建物部とを一体的に活用することができる。
交通施設の延伸構造部分を示す立面図 交通施設の延伸部を含む建物の低層階側を軌道の延在方向から見た状態を模式的に示す拡大図 交通施設の延伸部を含む建物の低層階側を模式的に示す断面図 別実施形態での交通施設の延伸構造部分を示す立面図
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明に係る交通施設の延伸構造を、交通施設の一例である鉄道施設に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本発明に係る交通施設の延伸構造は、2本のレールを使用する普通鉄道、1本のレールを使用する単軌条式鉄道、及び、動輪にゴムタイヤを使用した案内軌条式鉄道、などの鉄道施設に限らず、高速自動車国道(高速道路)や自動車専用道路などの道路施設などの各種の交通施設に適用することができる。
図1〜3に示すように、本実施形態で例示する鉄道施設1には、鉄道車両(車両の一例)2が走行する軌道3、及び、軌道3と平行に設置されるプラットホーム4などを有する駅舎5、などが含まれている。駅舎5は、路線の端部に設置された終着駅(始発駅)であり、駅舎5の路線端部側には、軌道3の延在方向で駅舎5に隣接する建物6が建設されている。
図1、図3に示すように、駅舎5は、例えば、支持地盤7に構築された基礎5A、柱、梁、及び、スラブ、などの躯体が鉄筋コンクリートからなる鉄筋コンクリート造の中層建築物である。そして、駅舎5の最上階部分に、軌道3の終端部(始端部)3Aやプラットホーム4などが設置されている。
なお、駅舎5には、鉄筋コンクリート造に限らず、鉄骨造や鉄骨鉄筋コンクリート造などの各種の構造を採用することができる。又、駅舎5は、低層建築物や高層建築物であってもよく、又、駅舎5における最上階部分よりも下方の特定階層部分に、軌道3の終端部(始端部)3Aやプラットホーム4などが設置される構造であってもよい。
図1〜3に示すように、建物6は、例えば、支持地盤7に構築された基礎6A、柱、梁、及び、スラブ、などの躯体が鉄筋コンクリートからなる鉄筋コンクリート造の高層建築物である。
なお、建物6には、鉄筋コンクリート造に限らず、鉄骨造や鉄骨鉄筋コンクリート造などの各種の構造を採用することができる。又、建物6は、低層建築物や中層建築物であってもよい。
建物6には、下部構造である基礎6Aが一体で構築され、かつ、基礎6Aから上方の上部構造が分離された主建物部6Bと分離建物部6Cとが含まれている。主建物部6Bは、分離建物部6Cに隣接する低層階部分6Baと、分離建物部6Cよりも上方の中層階部分6Bbと上層階部分6Bcとを有している。分離建物部6Cは、主建物部6Bとの分離箇所である各階層部分が、主建物部6Bにおける低層階部分6Baの各階層部分とエキスパンションジョイント8を介して接続されている。
分離建物部6Cは、駅舎5に接続される接続階層部分6Caが最上階部分に設定されている。接続階層部分6Caには、駅舎5から延伸される軌道3の延伸部3Bやプラットホーム4の延伸部4Aなどを含む鉄道施設1の延伸部1Aが設置されている。分離建物部6Cに設置された軌道3の延伸部3B及びプラットホーム4の延伸部4Aは、駅舎5の軌道3及びプラットホーム4にエキスパンションジョイント9を介して接続されている。これにより、駅舎5と建物6の分離建物部6Cとの間での鉄道車両2や乗客などの通行が可能になっている。
なお、接続階層部分6Caは、分離建物部6Cにおける最上階部分よりも下方の特定階層部分に設定されていてもよい。
主建物部6Bは、その低層階部分6Baが平断面視で凹字状に構築されることにより、分離建物部6Cが構築される凹部空間6Bdが確保されている。主建物部6Bには、主建物部6Bの中層階部分6Bbにおいて主建物部6Bから分離建物部6Cの上方に張り出して平面視で分離建物部6Cの鉄道施設1と重複する張り出し部分6Beが含まれている。張り出し部分6Beは、主建物部6Bの中層階部分6Bbと上層階部分6Bcとの間に構築されたトラス構造体10にて吊り下げ支持されている(図1参照)。
図1に示すように、主建物部6Bの上層階部分6Bcは、上層階部分6Bcの揺れを抑制するために、上層階部分6Bcにおける駅舎5側の端部が、建物6における張り出し部分6Beよりも駅舎5から離れる側の位置に後退している。具体的には、上層階部分6Bcにおける駅舎5側の端部に備えられた各柱の真下に、低層階部分6Ba及び中層階部分6Bbの各柱が位置するように、上層階部分6Bcにおける駅舎5側の端部が、低層階部分6Baにおける凹部空間6Bd形成個所の端部位置まで後退している。又、主建物部6Bの上層階部分6Bcは、上層階部分6Bcの揺れをより好適に抑制するために、複数の積層ゴム支承(免震支承の一例)11が設置された免震層12を介して中層階部分6Bbの上に構築されている。
なお、免震支承11には、積層ゴム支承に限らずすべり支承などを採用することができる。
図2〜3に示すように、主建物部6Bの低層階部分6Baと分離建物部6Cとの分離箇所には、主建物部6B及び分離建物部6Cの水平方向の揺れを吸収する複数の粘性ダンパ(制振部材の一例)13が、主建物部6Bの低層階部分6Baと分離建物部6Cとにわたって設けられている。主建物部6Bの張り出し部分6Beと分離建物部6Cの屋根部分6Cbとの分離箇所には、主建物部6B及び分離建物部6Cの水平方向の揺れを吸収する複数の粘性ダンパ(制振部材の一例)14が、主建物部6Bの張り出し部分6Beと分離建物部6Cの屋根部分6Cbとにわたって設けられている。
なお、制振部材13,14には、シリンダ内に封入した粘性体の流動抵抗を利用する粘性ダンパに限らず、鉛などの弾塑性を利用する弾塑性ダンパ、及び、摩擦力を利用する摩擦ダンパ、などを採用することができる。
以上の構成により、駅舎5が軌道3の延在方向で建物6と隣接する立地条件において、鉄道車両2における編成両数の増加に応じて駅舎5から建物6側に軌道3及びプラットホーム4などを延伸する場合には、駅舎5に接続される分離建物部6Cの接続階層部分6Caを鉄道施設1の一部として利用することができる。これにより、駅舎5から建物6側への軌道3やプラットホーム4などの鉄道施設1の延伸を容易に行うことができる。
その結果、駅舎5が軌道3の延在方向で建物6と隣接する立地条件においても、鉄道車両2の編成両数を増やすことによる輸送力の増強を容易に図ることができる。
しかも、分離建物部6Cは、鉄道施設1の一部に利用される接続階層部分6Caを含む上部構造が主建物部6Bから分離されていることから、鉄道車両2の走行による振動が主建物部6Bに直接伝わるのを防止することができる。
その結果、駅舎5に隣接する建物6の接続階層部分6Caを鉄道施設1の一部として利用しながらも、建物6の主建物部6Bにおいては、鉄道車両2の走行による振動が伝わり難い快適な建物内空間を確保することができる。
その上、主建物部6Bには、主建物部6Bから分離建物部6Cの上方に張り出して、分離建物部6Cに設置された鉄道施設1の延伸部1Aと平面視で重複する張り出し部分6Beが含まれていることから、接続階層部分6Caが鉄道施設1の一部に利用される分離建物部6Cの上方空間を、鉄道車両2の走行による振動が伝わり難い主建物部6Bの内部空間に有効利用することができる。
その結果、駅舎5に隣接する建物6の接続階層部分6Caを鉄道施設1の一部として利用しながらも、建物6の主建物部6Bにおいては、鉄道車両2の走行による振動が伝わり難い快適な建物内空間をより広く確保することができる。
又、分離建物部6Cは、主建物部6Bとの分離箇所である各階層部分が、主建物部6Bにおける低層階部分6Baの各階層部分にエキスパンションジョイント8を介して接続されることから、鉄道車両2の走行による振動が主建物部6Bに伝わるのを抑制しながら、主建物部6Bと分離建物部6Cとの間での通行を可能にすることができ、主建物部6Bと分離建物部6Cとを一体的に活用することができる。
そして、主建物部6Bと分離建物部6Cとの分離箇所には複数の粘性ダンパ13,14が設けられていることにより、地震発生時における主建物部6B及び分離建物部6Cの揺れを抑制することができる。
〔別実施形態〕
本発明の別実施形態について説明する。
なお、以下に説明する各別実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、上記の実施形態や他の別実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)図4に示すように、本発明に係る交通施設の延伸構造は、終着駅(始発駅)の駅舎5が軌道3の延在方向で建物6と隣接する立地条件において、駅舎5からの軌道3を、建物6を通り抜ける状態で延伸させる鉄道施設1に適用してもよい。
図4に示す鉄道施設1の延伸構造について詳述すると、建物6には、下部構造である基礎6Aが一体で構築され、かつ、基礎6Aから上方の上部構造が分離された主建物部6Bと分離建物部6Cとが含まれている。分離建物部6Cは、駅舎5及び路線延長用の軌道支持架構15に接続される接続階層部分6Caが最上階部分に設定されている。接続階層部分6Caには、駅舎5から延伸される軌道3の延伸部3Bなどの鉄道施設1の延伸部1Aが設置されている。分離建物部6Cに設置された軌道3の延伸部3Bは、駅舎5側の軌道3と軌道支持架構15側の軌道3とにエキスパンションジョイント16を介して接続されている。主建物部6Bは、軌道3の延伸方向と直交する方向で分離建物部6Cを跨ぐ門型で、鉄道車両2の通り抜けが可能に構築されている。
これにより、終着駅(始発駅)の駅舎5が軌道3の延在方向で建物6と隣接する立地条件において、路線の延長に応じて終着駅(始発駅)の駅舎5から建物6側に軌道3を延伸する場合には、駅舎5及び軌道支持架構15に接続される分離建物部6Cの接続階層部分6Caを鉄道施設1の一部として利用することができる。よって、駅舎5から建物6側への軌道3などの鉄道施設1の延伸による路線の延長が可能になる。
その結果、駅舎5が軌道3の延在方向で建物6と隣接する立地条件においても路線の延長を容易に図ることができる。
しかも、分離建物部6Cは、鉄道施設1の一部に利用される接続階層部分6Caを含む上部構造が主建物部6Bから分離されていることから、鉄道車両2の走行による振動が主建物部6Bに直接伝わるのを防止することができる。
その結果、駅舎5に隣接する建物6の接続階層部分6Caを鉄道施設1の一部として利用しながらも、建物6の主建物部6Bにおいては、鉄道車両2の走行による振動が伝わり難い快適な建物内空間を確保することができる。
なお、図4に示す鉄道施設1の延伸構造において、主建物部6Bは、分離建物部6Cを跨ぐ門型に限らず、鉄道車両2の通り抜けを可能にする凹部空間を有する構造であってもよい。
又、図4に示す鉄道施設1の延伸構造は、終着駅(始発駅)から路線を延長する場合に、延長する路線上において、終着駅の駅舎5に接続する路線延長用の軌道支持架構15が軌道3の延在方向で建物6と隣接する立地条件においても適用することができる。
(2)本発明に係る交通施設の延伸構造は、軌道3の延在方向における終着駅(始発駅)又は途中駅の駅舎5の軌道既設側が建物6と隣接する立地条件において、駅舎5のプラットホーム4などの鉄道施設1を建物6に延伸する場合に適用してもよい。
(3)本発明に係る交通施設の延伸構造は、高速自動車国道(高速道路)や自動車専用道路などの道路施設において、軌道(道路)の延在方向で軌道支持架構と建物6とが隣接する立地条件で、路線の延長やインターチェンジの設置などを行う場合に適用してもよい。
(4)建物6は、主建物部6Bの揺れを抑制するために、主建物部6Bに張り出し部分6Beが含まれていない構造であってもよい。
(5)建物6は、主建物部6Bにおける張り出し部分6Beの上方空間を建物6の内部空間に有効利用するために、主建物部6Bにおける上層階部分6Bcの駅舎5側が張り出し部分6Beの上方に張り出す構造であってもよい。
(6)建物6は、主建物部6Bが上層階部分6Bcを有していない構造であってもよい。
(7)建物6は、主建物部6Bの免震層12を、主建物部6Bにおける張り出し部分6Beよりも下方の低層階部分6Ba、又は、張り出し部分6Beを含む中層階部分6Bb、あるいは、主建物部6Bの下部構造(基礎6A)と上部構造(低層階部分6Ba)との間に備える構造であってもよく、又、主建物部6Bに免震層12を備えていない構造であってもよい。
(8)建物6は、主建物部6Bと分離建物部6Cとが、接続階層部分6Caを含む地上の特定階層部分以上で分離される構造であってもよく、又、主建物部6Bと分離建物部6Cとが基礎6Aを含めて建物躯体が完全に分離される構造であってもよい。
(9)建物6は、主建物部6Bと分離建物部6Cとの分離箇所に粘性ダンパなどの制振部材13,14が設けられていない構造であってもよい。
(10)建物6は、分離建物部6Cの接続階層部分6Caに、接続階層部分6Caから駅舎5又は軌道支持架構15に跳ね出す跳ね出し部位が備えられ、この跳ね出し部位が、駅舎5の躯体又は軌道支持架構15の躯体に鉛直荷重を受けながら振動を吸収する防振ゴムなどの鉛直支持部材を介して下方から支持されるとともに、跳ね出し部位を含む接続階層部分6Caに、駅舎5又は軌道支持架構15から延伸される軌道3の延伸部3Bやプラットホーム4の延伸部4Aなどの鉄道施設(交通施設)1の延伸部1Aが設置される構造であってもよい。
1 鉄道施設(交通施設)
1A 延伸部
3 軌道
5 駅舎
6 建物
6B 主建物部
6Be 張り出し部分
6C 分離建物部
6Ca 接続階層部分
8 エキスパンションジョイント
15 軌道支持架構

Claims (3)

  1. 駅舎又は軌道支持架構が軌道の延在方向で建物と隣接する交通施設の延伸構造であって、
    前記建物には、主建物部と当該主建物部から分離される分離建物部とが含まれており、
    前記分離建物部は、少なくとも前記駅舎又は前記軌道支持架構に接続される接続階層部分が前記主建物部から分離され、
    前記接続階層部分には、前記駅舎又は前記軌道支持架構から延伸される交通施設の延伸部が設置されている交通施設の延伸構造。
  2. 前記主建物部には、当該主建物部から前記分離建物部の上方に張り出して平面視で前記交通施設の延伸部と重複する張り出し部分が含まれている請求項1に記載の交通施設の延伸構造。
  3. 前記分離建物部は、前記主建物部との分離箇所が前記主建物部にエキスパンションジョイントを介して接続されている請求項1又は2に記載の交通施設の延伸構造。
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