JP2021109086A - スライダー組立構造体及びその摺動部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】スライダー組立構造体及びその摺動部材を提供する。【解決手段】本発明は、スライダー組立構造体Z及びその摺動部材1を開示する。スライダー組立構造体Zは、摺動部材1、弾性部材2、及び引手3を備える。摺動部材1は、第1の摺動部11と、第1の摺動部11に配置される2つの鋲着部14と、2つの鋲着部14にそれぞれ近接して位置する2つの止め部15と、を含む。弾性部材2は、摺動部材1に配置される。引手3は、第1の摺動部11に可動的に配置される枢着部31と、枢着部31に両端部にそれぞれ連接される2つの当接部32と、を含む。それにより、引手3が摺動部材1に対して、実質的に第1の摺動部11と垂直となる位置に移動した場合、引手の2つの当接部32は、それぞれ2つの止め部15に当接するようになり、それにより、引手3は、2つの止め部15によって止められる。【選択図】図1
Description
本発明は、組立構造体及びその摺動部材に関わり、特にスライダー組立構造体及びその摺動部材に関する。
一般的に、服装の基本的な引き込み要素は、ボタンやジッパーの使用に過ぎない。ボタンと比べて、ジッパーはより容易に使えより強固の構造に構成されている。ジッパーはスライダー及びファスナーが備えられる。スライダーは主にファスナーと合わせてエレメント同士を噛み合い又は離せるように往復して引くために使われている。ジッパーは服装又はアクセサリーに広く使われている。
本発明が解決しようとする課題としては、従来の技術の不足に対し、スライダー組立構造体及びその摺動部材提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明が採用する1つの技術手段としては、下記スライダー組立構造体を提供することである。スライダー組立構造体は、摺動部材、弾性部材及び引手を備える。前記摺動部材は、第1の摺動部と、前記第1の摺動部に対応する第2の摺動部と、前記第1の摺動部と前記第2の摺動部との間に連接された連接部と、前記第1の摺動部に連接される2つの鋲着部と、2つの前記鋲着部にそれぞれ近接して位置する2つの止め部と、を含む。前記弾性部材は、前記摺動部材に配置される。前記弾性部材は、前記連接部で係着される係着部と、前記第1の摺動部に可動的に穿通する可動部と、前記係着部と前記可動部とを連接する弾性部と、を含む。前記引手は、前記第1の摺動部に可動的に配置される枢着部と、前記枢着部の両端にそれぞれ連接する2つの当接部とを含む。前記枢着部は、2つの前記鋲着部とそれぞれ対応的に枢着される2つの枢着部分と、2つの前記枢着部分同士を連接する当接部分とを含む。なかでも、前記引手が前記摺動部材に対して移動せずに、実質的に前記第1の摺動部に平らに置かれた場合、前記弾性部材の前記弾性部が下向きに前記引手における前記枢着部の前記当接部分に当接される。なかでも、前記引手が前記摺動部材に対して、実質的に前記第1の摺動部に垂直となるように移動された場合、前記引手における前記枢着部の前記当接部分は、上向きに前記弾性部材の前記弾性部に当接するようになり、かつ、前記引手の2つの前記当接部は、それぞれ2つの前記止め部に当接することとなり、それにより、前記引手は2つの前記止め部で止められる。
上記の課題を解決するために、本発明が採用する他の技術手段としては、下記スライダー組立構造体を提供することである。スライダー組立構造体は、摺動部材、弾性部材及び引手を備える。前記摺動部材は、第1の摺動部と、前記第1の摺動部に配置される2つの鋲着部と、2つの前記鋲着部にそれぞれ近接して位置する2つの止め部とを含む。前記弾性部材は、前記摺動部材に配置される。前記引手は、前記第1の摺動部に可動的に配置される枢着部と、前記枢着部の両端にそれぞれ連接される2つの当接部とを含む。なかでも、前記引手が前記摺動部材に対して、実質的に前記第1の摺動部と垂直となる位置に移動された場合、前記引手における2つの前記当接部は2つの前記止め部にそれぞれ当接し、それにより、前記引手は2つの前記止め部で止められるようになる。
上記の課題を解決するために、本発明が採用するさらに他の技術手段としては、下記摺動部材を提供することである。その摺動部材は、スライダー組立構造体に適用されるものである。前記摺動部材は、第1の摺動部、第2の摺動部、連接部、2つの鋲着部及び2つの止め部を含む。前記第2の摺動部は前記第1の摺動部に対応的に配置される。前記連接部は、前記第1の摺動部と前記第2の摺動部とを連接する。2つの前記鋲着部は、前記第1の摺動部に配置される。2つの前記止め部は、2つの前記鋲着部にそれぞれ近接するように位置する。なかでも、引手が前記摺動部材に対して、実質的に前記第1の摺動部と垂直となるように移動された時、前記引手の2つの当接部はそれぞれ2つの前記止め部に当接し、それにより、前記引手は2つの前記止め部で止められるようになる。
本発明による有益な効果の1つでは、本発明が提供するスライダー組立構造体は、「前記摺動部材は、第1の摺動部と、前記第1の摺動部に配置される2つの鋲着部と、2つの前記鋲着部にそれぞれ近接して位置する2つの止め部とを含む」、及び「前記引手は、前記第1の摺動部に可動的に配置される枢着部と、前記枢着部の両端にそれぞれ接続される2つの当接部とを含む」といった技術手段により、前記引手が前記摺動部材に対して、実質的に前記第1の摺動部と垂直となるように移動された場合、前記引手の2つの前記当接部はそれぞれ2つの前記止め部に当接し、それにより、前記引手は、2つの前記止め部で止められるようになる。
本発明による別の有益な効果では、本発明が提供する摺動部材では、「2つの前記鋲着部が前記第1の摺動部に配置される」及び「2つの前記止め部は、それぞれ2つの前記鋲着部に近接して位置する」といった技術手段により、引手が前記摺動部材に対して、実質的に前記第1の摺動部と垂直となるように移動された場合、前記引手の2つの当接部は、それぞれ2つの前記止め部に当接し、それにより、前記引手は2つの前記止め部で止められるようになる。
本発明の特徴及び技術内容がより一層分かるように、以下本発明に関する詳細な説明と添付図面を参照する。しかし、提供される添付図面は参考と説明のために提供するものに過ぎず、本発明の特許請求の範囲を制限するためのものではない。
下記より、具体的な実施例で本発明が開示する「スライダー組立構造体及びその摺動部材」に係る実施形態を説明する。当業者は本明細書の公開内容により本発明のメリット及び効果を理解し得る。本発明は他の異なる実施形態により実行又は応用できる。本明細書における各細節も様々な観点又は応用に基づいて、本発明の精神を逸脱しない限りに、均等の変形と変更を行うことができる。また、本発明の図面は簡単で模式的に説明するためのものであり、実際的な寸法を示すものではない。以下の実施形態において、さらに本発明に係る技術事項を説明するが、公開された内容は本発明を限定するものではない。
[第1の実施形態]
[第1の実施形態]
図1乃至図10に示すように、本発明に係る第1の実施形態は、スライダー組立構造体Zを提供し、それに、摺動部材1、弾性部材2及び引手3が備えられている。
まず、図1乃至図5を参照されたい。摺動部材1(又はスライダー)は、第1の摺動部11と、第1の摺動部11に対応する第2の摺動部12と、第1の摺動部11と第2の摺動部12とを連接する連接部13と、第1の摺動部11に配置される2つの鋲着部14と、2つの鋲着部14にそれぞれ近接して位置する2つの止め部15と、を含む。例えば、第1の摺動部11は、張り出された第1の端部111と、第1の端部111とは他端となる第2の端部112と、を含み、かつ、第2の摺動部12は、張り出された第1の端部121と、第1の端部121とは他端となる第2の端部122とを含む。また、第1の摺動部11の第1の端部111は、第2の摺動部12の第1の端部121に対応し、連接部13は、第1の摺動部11の第2の端部112と第2の摺動部12の第2の端部122とを連接する。なお、本発明が提供する摺動部材1は、上記の例に制限されない。
また、図1乃至図5に示すように、弾性部材2は、摺動部材1に配置され、かつ、弾性部材2は、連接部13で係着された係着部21と、第1の摺動部11に可動的に配置される可動部22と、係着部21と可動部22とを連接する弾性部23と、を含む。例えば、第1の摺動部11は、貫通孔110を含み、弾性部材2の可動部22は、第1の摺動部11の貫通孔110を可動的に穿通し、かつ、2つの鋲着部14は、貫通孔110の両側方にそれぞれ配置される。なお、本発明が提供する弾性部材2は、上記の例に制限されない。
さらに、図1乃至図5を参照されたい。引手3は、第1の摺動部11に可動的に配置される枢着部31と、枢着部31に両端にそれぞれ連接する2つの当接部32とを含む。かつ、枢着部31は、2つの鋲着部14とそれぞれ対応的に枢着する2つの枢着部分311と、2つの枢着部分311同士を連接する当接部分312とを含む。例えば、当接部分312は、2つの枢着部分311の間に形成される凹領域3121と、凹領域3121から外向きに延在する当接領域3122とを含む。なお、本発明が提供する引手3は、上記の例に制限されない。
さらに、図1、図3及び図6乃至図8を共に参照されたい。引手3が摺動部材1に対して移動せずに、実質的に第1の摺動部11に平らに置かれた場合、弾性部材2の弾性部23は、下向きに引手3における枢着部31の当接部分312と当接するようになる。言い換えれば、引手3が摺動部材1に対して移動せずに、実質的に第1の摺動部11に平らに置かれた場合、弾性部材2の弾性部23は、下向きに当接部分312の凹領域3121に当接するようにあり、かつ、弾性部材2の弾性部23の一部が、当接部分312の凹領域3121に収容される。また、図9及び図10に示すように、引手3が摺動部材1に対して、実質的に第1の摺動部11と垂直となるように移動された場合、即ち、引手3を第1の摺動部11に対して、水平状から垂直状となるように引き上げた場合、引手3における枢着部31の当接部分312は上向きに弾性部材2の弾性部23に当接するようになり、そして、引手3の2つの当接部32はそれぞれ、2つの止め部15に当接し、それにより、引手3が2つの止め部15で止められ、さらに進めない状況にある。即ち、引手3が摺動部材1に対して、実質的に第1の摺動部11と垂直となるように移動された場合、当接部分312の当接領域3122は、上向きに弾性部材2の弾性部23に当接して、それにより、可動部22の端部は、貫通孔110内に収容される。
例えば、図1乃至図5に示すように、一方の鋲着部14は、第1の摺動部11に互いに対応的に配置される2つの第1の彎曲延在部141を含む。2つの第1の彎曲延在部141が、枢着部31における一方の枢着部分311の一部を被覆(カバー)することにより、引手3は、摺動部材1から脱落しないように制限される。また、他方の鋲着部14は、第1の摺動部11に互いに対応的に配置される2つの第2の彎曲延在部142を含む。2つの第2の彎曲延在部142が、枢着部31における他方の枢着部分311の一部を被覆(カバー)することにより、引手3は、摺動部材1から脱落しないように制限される。それにより、一方の鋲着部14における2つの第1の彎曲延在部141と、枢着部31における一方の枢着部分311との協働、並びに、他方の鋲着部14における2つの第2の彎曲延在部142と枢着部31における他方の枢着部分311との協働により、引手3は、第1の摺動部11に枢着される。なお、本発明が提供する鋲着部14、第1の彎曲延在部141及び第2の彎曲延在部142の協働は、上記の例に制限されない。
ところで、図1、図3及び図5乃至図7に示すように、一方の止め部15が第1の彎曲延在部141の1つと密着して、他方の止め部15が第2の彎曲延在部142の1つと密着するように構成されてもよい。
例えば、図1乃至図3に示すように、止め部15は、内側曲面1501と、内側曲面1501の反対面となる外側曲面1502とを含む。第1の彎曲延在部141は、第1の内側曲面1411と、第1の内側曲面1411の反対面となる第1の外側曲面1412とを含む。かつ、第2の彎曲延在部142は、第2の内側曲面1421と、第2の内側曲面1421の反対面となる第2の外側曲面1422とを含む。また、一方の止め部15の内側曲面1501と第1の彎曲延在部141の1つにおける第1の内側曲面1411との輪郭が、類似していると共に一部が揃えている。かつ、他方の止め部15の内側曲面1501と第2の彎曲延在部142の1つにおける第2の内側曲面1421との輪郭が、類似していると共に一部が揃えている。また、一方の止め部15の外側曲面1502の輪郭と、第1の彎曲延在部141の1つにおける第1の外側曲面1412の輪郭と似ている。かつ、他方の止め部15の外側曲面1502の輪郭と、第2の彎曲延在部142の1つにおける第2の外側曲面1422の輪郭と似ている。なお、本発明が提供する止め部15、第1の彎曲延在部141及び第2の彎曲延在部142の構成関係が、上記の例に制限されない。
例えば、図6及び図7に示すように、止め部15における下端の幅Wが、第1の彎曲延在部141における下端の幅W1と、第2の彎曲延在部142における下端の幅W2とのいずれよりも小さい。かつ、止め部15の高さHが第1の彎曲延在部141の高さH1と、第2の彎曲延在部142の高さH2との何れかよりも小さい。なお、本発明が提供する止め部15は、第1の彎曲延在部141及び第2の彎曲延在部142の構成は、上記の例に制限されない。
[第2の実施形態]
[第2の実施形態]
図11に示すように、本発明に係る第2の実施形態は、スライダー組立構造体(図示しない)及びその摺動部材1を提供する。図11と図5との比較によれば、本発明に係る第2の実施形態と第1の実施形態との最大の差異点では、第2の実施形態において、一方の止め部15と第1の彎曲延在部141の1つとは、互いに近接する位置に接触しないように配置され、かつ、他方の止め部15と第2の彎曲延在部142の1つとも、互いに近接する位置に接触しないように配置されることが看取できる。即ち、一方の止め部15は、第1の彎曲延在部141と密着して配置されるか(例えば、図5に示した第1の実施形態)、または第2の彎曲延在部142の1つと互いに近接する位置に接触しないように配置される(図11に示した第2の実施形態)。かつ、他方の止め部15は、第2の彎曲延在部142と密着して配置されるか(例えば、図5に示した第1の実施形態)、または第2の彎曲延在部142の1つの互いに近接する位置に接触しないように配置される(図11に示した第2の実施形態)。
[実施形態による有益な効果]
[実施形態による有益な効果]
本発明による有益な効果の1つでは、本発明が提供するスライダー組立構造体Zは、「前記摺動部材1は、第1の摺動部11と、前記第1の摺動部11に配置される2つの鋲着部14と、2つの前記鋲着部14にそれぞれ近接して位置する2つの止め部15とを含む」、及び「前記引手3は、前記第1の摺動部11に可動的に配置される枢着部31と、前記枢着部31の両端にそれぞれ接続される2つの当接部32とを含む」といった技術手段により、前記引手3が前記摺動部材1に対して、実質的に前記第1の摺動部11と垂直となるように移動された場合、前記引手3の2つの前記当接部32はそれぞれ2つの前記止め部15に当接し、それにより、前記引手3は、2つの前記止め部15で止められるようになる。
本発明による別の有益な効果では、本発明が提供する摺動部材1では、「2つの前記鋲着部14が前記第1の摺動部11に配置される」及び「2つの前記止め部15は、それぞれ2つの前記鋲着部14に近接して位置する」といった技術手段により、引手3が前記摺動部材1に対して、実質的に前記第1の摺動部11と垂直となるように移動された場合、前記引手3の2つの当接部32は、それぞれ2つの前記止め部15に当接し、それにより、前記引手3は2つの前記止め部15で止められるようになる。
以上に開示される内容は本発明の好ましい実施可能な実施例に過ぎず、これにより本発明の特許請求の範囲を制限するものではないので、本発明の明細書及び添付図面の内容に基づき為された等価の技術変形は、全て本発明の特許請求の範囲に含まれるものとする。
Z:スライダー組立構造体
1:摺動部材
11:第1の摺動部
110:貫通孔
111:第1の端部
112:第2の端部
12:第2の摺動部
121:第1の端部
122:第2の端部
13:連接部
14:鋲着部
141:第1の彎曲延在部
1411:第1の内側曲面
1412:第1の外側曲面
142:第2の彎曲延在部
1421:第2の内側曲面
1422:第2の外側曲面
15:止め部
1501:内側曲面
1502:外側曲面
W, W1, W2:幅
H, H1, H2:高さ
2:弾性部材
21:係着部
22:可動部
23:弾性部
3:引手
31:枢着部
311:枢着部分
312:当接部分
3121:凹領域
3122:当接領域
32:当接部
1:摺動部材
11:第1の摺動部
110:貫通孔
111:第1の端部
112:第2の端部
12:第2の摺動部
121:第1の端部
122:第2の端部
13:連接部
14:鋲着部
141:第1の彎曲延在部
1411:第1の内側曲面
1412:第1の外側曲面
142:第2の彎曲延在部
1421:第2の内側曲面
1422:第2の外側曲面
15:止め部
1501:内側曲面
1502:外側曲面
W, W1, W2:幅
H, H1, H2:高さ
2:弾性部材
21:係着部
22:可動部
23:弾性部
3:引手
31:枢着部
311:枢着部分
312:当接部分
3121:凹領域
3122:当接領域
32:当接部
Claims (10)
- 摺動部材、弾性部材及び引手を備えるスライダー組立構造体であって、
前記摺動部材は、第1の摺動部と、前記第1の摺動部に対応する第2の摺動部と、前記第1の摺動部と前記第2の摺動部とを連接する連接部と、前記第1の摺動部に配置される2つの鋲着部と、2つの前記鋲着部にそれぞれ近接して位置する2つの止め部と、を含み、
前記弾性部材は、前記摺動部材に配置され、前記弾性部材は、前記連接部で係着された係着部と、前記第1の摺動部に可動的に穿通した可動部と、前記係着部と前記可動部とを連接する弾性部と、を含み、
前記引手は、前記第1の摺動部に可動的に配置される枢着部と、前記枢着部の両端にそれぞれ連接される2つの当接部とを含み、前記枢着部は、2つの前記鋲着部とそれぞれ対応的に枢着した2つの枢着部分と、2つの前記枢着部分同士を連接する当接部分と、を含み、
前記引手が前記摺動部材に対して移動せずに、実質的に前記第1の摺動部に平らに置かれた場合、前記弾性部材の前記弾性部は下向きに前記引手における前記枢着部の前記当接部分に当接し、
前記引手が前記摺動部材に対して、実質的に前記第1の摺動部と垂直となるように移動された場合、前記引手における前記枢着部の前記当接部分は上向きに前記弾性部材の前記弾性部に当接し、かつ、前記引手における2つの前記当接部がそれぞれ2つの前記止め部に当接し、それにより、前記引手は、2つの前記止め部で止められることを特徴とする、スライダー組立構造体。 - 前記第1の摺動部は、張り出された第1の端部と、前記第1の端部とは他端となる第2の端部とを含み、前記第2の摺動部は、張り出された第1の端部と、前記第1の端部とは他端となる第2の端部とを含み、前記第1の摺動部の前記第1の端部は、前記第2の摺動部の前記第1の端部に対応し、かつ、前記連接部は、前記第1の摺動部の前記第2の端部と前記第2の摺動部の前記第2の端部とを連接し、
前記第1の摺動部は、貫通孔を含み、前記弾性部材の前記可動部は、前記第1の摺動部の前記貫通孔に可動的に穿通し、かつ、2つの前記鋲着部はそれぞれ、前記貫通孔の両側方に配置され、
前記当接部分は、2つの前記枢着部分の間に形成された凹領域と、前記凹領域から外向きに延在する当接領域とを含み、
一方の前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第1の彎曲延在部を含み、2つの前記第1の彎曲延在部が、前記枢着部の一方の前記枢着部分を被覆することにより、前記引手は、前記摺動部材から脱落しないように制限され、他方の前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第2の彎曲延在部を含み、かつ、2つの前記第2の彎曲延在部が、前記枢着部における他方の前記枢着部分を被覆することにより、前記引手は、前記摺動部材から脱落しないように制限され、
前記引手が前記摺動部材に対して移動せずに、実質的に前記第1の摺動部に平らに置かれた場合、前記弾性部材の前記弾性部は、下向きに前記当接部分の前記凹領域に当接し、前記引手が前記摺動部材に対して、実質的に前記第1の摺動部と垂直となるように移動された場合、前記当接部分の前記当接領域は上向きに前記弾性部材の前記弾性部に当接する、請求項1に記載のスライダー組立構造体。 - 一方の前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第1の彎曲延在部を含み、他方の前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第2の彎曲延在部を含み、
一方の前記止め部は、前記第1の彎曲延在部の1つに連接し、他方の前記止め部は、前記第2の彎曲延在部の1つに連接し
前記止め部における下端の幅は、前記第1の彎曲延在部における下端の幅と、前記第2の彎曲延在部における下端の幅とのいずれよりも小さく、かつ、前記止め部の高さは、前記第1の彎曲延在部の高さと、前記第2の彎曲延在部の高さとのいずれよりも小さく、
前記止め部は、内側曲面と、前記内側曲面の反対面となる外側曲面とを含み、前記第1の彎曲延在部は、第1の内側曲面と、前記第1の内側曲面の反対面となる第1の外側曲面と含み、前記第2の彎曲延在部は、第2の内側曲面と、前記第2の内側曲面の反対面となる第2の外側曲面とを含み、
一方の前記止め部の前記内側曲面と前記第1の彎曲延在部の1つにおける前記第1の内側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、かつ、他方の前記止め部の前記内側曲面と前記第2の彎曲延在部の1つにおける前記第2の内側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、一方の前記止め部の前記外側曲面と前記第1の彎曲延在部の1つにおける前記第1の外側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、他方の前記止め部の前記外側曲面と前記第2の彎曲延在部の1つにおける前記第2の外側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えている、請求項1に記載のスライダー組立構造体。 - 一方の前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第1の彎曲延在部を含み、他方の前記鋲着部は、互いに対応的に前記第1の摺動部に配置される2つの第2の彎曲延在部を含み、
一方の前記止め部と、前記第1の彎曲延在部の1つとが互いに近接する位置に接触しないように配置され、他方の前記止め部と、前記第2の彎曲延在部の1つとが互いに近接する位置に接触しないように配置され、
前記止め部における下端の幅は、前記第1の彎曲延在部における下端の幅と、前記第2の彎曲延在部における下端の幅とのいずれよりも小さく、かつ、前記止め部の高さは、前記第1の彎曲延在部の高さと前記第2の彎曲延在部の高さとのいずれよりも小さく、
前記止め部は、内側曲面と、前記内側曲面の反対面となる外側曲面とを含み、前記第1の彎曲延在部は、第1の内側曲面と、前記第1の内側曲面の反対面となる第1の外側曲面とを含み、かつ、前記第2の彎曲延在部は、第2の内側曲面と、前記第2の内側曲面の反対面となる第2の外側曲面とを含み、
一方の前記止め部の前記内側曲面と前記第1の彎曲延在部の1つにおける前記第1の内側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、他方の前記止め部の前記内側曲面と、前記第2の彎曲延在部の1つにおける前記第2の内側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、一方の前記止め部の前記外側曲面と前記第1の彎曲延在部の1つにおける前記第1の外側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、他方の前記止め部の前記外側曲面と前記第2の彎曲延在部の1つにおける前記第2の外側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えている、請求項1に記載のスライダー組立構造体。 - 第1の摺動部と、前記第1の摺動部に配置される2つの鋲着部と、2つの前記鋲着部にそれぞれ近接して位置する2つの止め部とを含む摺動部材と、
前記摺動部材に配置される弾性部材と、
前記第1の摺動部に可動的に配置される枢着部と、前記枢着部の両端にそれぞれ連接する2つの当接部とを含む引手と、を含むスライダー組立構造体であって、
前記引手が前記摺動部材に対して、実質的に前記第1の摺動部と垂直となるように移動された場合、前記引手における2つの前記当接部はそれぞれ、2つの前記止め部に当接し、それにより、前記引手が2つの前記止め部により止められるようになることを特徴とする、スライダー組立構造体。 - 一方の前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第1の彎曲延在部を含み、他方の前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第2の彎曲延在部を含み、
一方の前記止め部は、前記第1の彎曲延在部の1つに連接し、他方の前記止め部は、前記第2の彎曲延在部の1つに連接し
前記止め部における下端の幅は、前記第1の彎曲延在部における下端の幅と、前記第2の彎曲延在部における下端の幅とのいずれよりも小さく、かつ、前記止め部の高さは、前記第1の彎曲延在部の高さと、前記第2の彎曲延在部の高さとのいずれよりも小さく、
前記止め部は、内側曲面と、前記内側曲面の反対面となる外側曲面とを含み、前記第1の彎曲延在部は、第1の内側曲面と、前記第1の内側曲面の反対面となる第1の外側曲面と含み、前記第2の彎曲延在部は、第2の内側曲面と、前記第2の内側曲面の反対面となる第2の外側曲面とを含み、
一方の前記止め部の前記内側曲面と前記第1の彎曲延在部の1つにおける前記第1の内側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、かつ、他方の前記止め部の前記内側曲面と前記第2の彎曲延在部の1つにおける前記第2の内側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、一方の前記止め部の前記外側曲面と前記第1の彎曲延在部の1つにおける前記第1の外側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、他方の前記止め部の前記外側曲面と前記第2の彎曲延在部の1つにおける前記第2の外側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えている、請求項5に記載のスライダー組立構造体。 - 一方の前記鋲着部は一方の前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第1の彎曲延在部を含み、他方の前記鋲着部は、互いに対応的に前記第1の摺動部に配置される2つの第2の彎曲延在部を含み、
一方の前記止め部と、前記第1の彎曲延在部の1つとが互いに近接する位置に接触しないように配置され、他方の前記止め部と、前記第2の彎曲延在部の1つとが互いに近接する位置に接触しないように配置され、
前記止め部における下端の幅は、前記第1の彎曲延在部における下端の幅と、前記第2の彎曲延在部における下端の幅とのいずれよりも小さく、かつ、前記止め部の高さは、前記第1の彎曲延在部の高さと前記第2の彎曲延在部の高さとのいずれよりも小さく、
前記止め部は、内側曲面と、前記内側曲面の反対面となる外側曲面とを含み、前記第1の彎曲延在部は、第1の内側曲面と、前記第1の内側曲面の反対面となる第1の外側曲面とを含み、かつ、前記第2の彎曲延在部は、第2の内側曲面と、前記第2の内側曲面の反対面となる第2の外側曲面とを含み、
一方の前記止め部の前記内側曲面と前記第1の彎曲延在部の1つにおける前記第1の内側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、他方の前記止め部の前記内側曲面と前記第2の彎曲延在部の1つにおける前記第2の内側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、一方の前記止め部の前記外側曲面と、前記第1の彎曲延在部の1つにおける前記第1の外側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えており、他方の前記止め部の前記外側曲面と前記第2の彎曲延在部の1つにおける前記第2の外側曲面との輪郭が、類似していると共に一部が揃えている、請求項5に記載のスライダー組立構造体。 - 第1の摺動部と、
前記第1の摺動部に対応する第2の摺動部と、
前記第1の摺動部と前記第2の摺動部とを連接する連接部と、
前記第1の摺動部に配置される2つの鋲着部と、
2つの前記鋲着部にそれぞれ近接して位置する2つの止め部と、
を備える、スライダー組立構造体に適用する摺動部材であって、
前記引手が前記摺動部材に対して、実質的に前記第1の摺動部と垂直となるように移動された場合、前記引手における2つの前記当接部はそれぞれ、2つの前記止め部に当接し、それにより、前記引手が2つの前記止め部により止められるようになることを特徴とする、摺動部材。 - 前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第1の彎曲延在部を含み、他方の前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第2の彎曲延在部を含み、前記止め部は、前記第1の彎曲延在部の1つに連接し、他方の前記止め部は、前記第2の彎曲延在部の1つに連接する、請求項8に記載の摺動部材。
- 一方の前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第1の彎曲延在部を含み、他方の前記鋲着部は、前記第1の摺動部に互いに対応的に配置される2つの第2の彎曲延在部を含み、一方の前記止め部と前記第1の彎曲延在部の1つとは互いに近接する位置に接触しないように配置され、他方の前記止め部と、前記第2の彎曲延在部の1つが互いに近接する位置に接触しないように配置される、請求項8に記載の摺動部材。
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