JP2021109040A - 陳列什器用計量具および物品管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】陳列什器において吊下げ陳列された物品を計量することができるようにしながら、陳列レイアウトの変更に自由に対応可能とする陳列什器用計量具および物品管理システムを提供する。【解決手段】物品を吊り下げ状態で保持可能な吊下げアーム部26を有し陳列什器10の所定の部材10cに係脱可能な吊下げ陳列具25と陳列什器10の所定の部材10cとの間に介在されており、吊下げ陳列具25が係脱可能な被係止部6を有する保持部材2と、陳列什器10の所定の部材10cに係脱可能な係止部7を有する基部材3と、保持部材2と基部材3とを連結するロードセル4と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、陳列什器において吊下げ陳列された物品を計量することができる陳列什器用計量具および物品管理システムに関する。
近年、スーパーやコンビニエンスストア等の小売店において、無人店舗の出店に注目が集まっており、関連技術の研究開発が進んでいる。特に無人店舗では、精算を行うために客が取り出した物品とその数を正確に把握する必要がある。また、物品を補充陳列する為にも、物品の在庫状況を正確に把握する必要があった。そこで、物品の正確な在庫管理をすべく、陳列された物品を計量可能な陳列什器用計量具が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に示される陳列什器用計量具は、棒状の吊下アーム部に物品(物品単体または物品の入った包装袋)に形成された孔やフックを係止させて物品を吊下げられるようになっている。
特許文献1の陳列什器用計量具は、後面を陳列什器にボルト固定したロードセルの前面に吊下げアーム部を取り付けて構成されている。ロードセルは、歪みにより生じる金属製の起歪体の変形量を起歪体に貼着された歪みゲージで抵抗値の変化量として計測することができ、吊下げアーム部に吊下げて陳列された物品を計量可能となっている。これによれば、予め記録しておいた抵抗値を基準として、吊下げアーム部に吊下げて陳列された物品の総重量の変化から、取り出された物品の数を演算することができる。
特開2005−231772号公報(第4頁、第2図)
一般に吊下げ陳列具は、陳列什器の所定の部材に対して係脱可能な係止部を備えており、陳列レイアウトの変更に併せて、その位置を変更可能になっている。例えば、陳列什器に左右に延びて設けられたバー部材に上方から係脱可能な略下向きコ字状の係止部を有しているものや、縦横に交わる線材を備えたネット部材における上下に隣接する横方向に延びる線材に係脱可能な略C字状の係止部を有しているものが知られている。しかしながら、特許文献1にあっては、ロードセルが陳列什器に直接ボルトで固定される構成となっており、その位置を変更することができず、陳列レイアウトの自由度が低いという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、陳列什器において吊下げ陳列された物品を計量することができるようにしながら、陳列レイアウトの変更に自由に対応可能とする陳列什器用計量具および物品管理システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の陳列什器用計量具は、
物品を吊り下げ状態で保持可能な吊下げアーム部を有し陳列什器の所定の部材に係脱可能な吊下げ陳列具と前記陳列什器の所定の部材との間に介在されており、
前記吊下げ陳列具が係脱可能な被係止部を有する保持部材と、前記陳列什器の所定の部材に係脱可能な係止部を有する基部材と、前記保持部材と前記基部材とを連結するロードセルと、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、陳列什器用計量具は係止部を陳列什器の所定の部材に係着させ、被係止部に吊下げ陳列具を係着させて使用されることで、保持部材と基部材とを連結するロードセルにより、吊下げ陳列具の吊下げアーム部に吊り下げられた物品を計量することができる。陳列什器用計量具は係止部を陳列什器の所定の部材の任意の位置に係脱させることができ、陳列レイアウトの変更に自由に対応することができることに加え、既存の吊下げ陳列具を利用することができ、導入コストを低くすることができる。
前記ロードセルは左右方向に延びる棒状の起歪体を備えて構成されており、該起歪体の長手方向の略中央に対応する位置において前記基部材に前記係止部が設けられ、長手方向の略中央に対応する位置において前記保持部材に前記被係止部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、ロードセルは、陳列什器に左右に延びて設けられたバー部材の長手方向やネット部材の面形状に長手方向を沿わせて配置されるため、陳列什器の正面側に大きく張り出さず、陳列什器の正面側の空間を圧迫せずに十分な数の物品を吊下げ陳列具の吊下げアーム部に陳列することができる。
前記係止部と前記被係止部は、前記起歪体と略同じ高さに配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、吊下げ陳列具が設置できる高さ位置が陳列什器用計量具を用いない場合と変わらないため、陳列什器用計量具を意識せずに陳列レイアウトを行うことができる。
前記基部材の係止部は、前記吊下げ陳列具の備える前記陳列什器の所定の部材に係脱可能な係止部と同一形状であることを特徴としている。
この特徴によれば、特別な取付構造を用意せずとも、既存の吊下げ陳列具を係着できる陳列什器の所定の部材を利用して陳列什器用計量具を係脱させることができる。
前記保持部材の被係止部は、前記吊下げ陳列具が係着される前記陳列什器のバー部材の断面形状と同一形状であることを特徴としている。
この特徴によれば、特別なアタッチメントを用いずとも既存の吊下げ陳列具を陳列什器用計量具の被係止部に係脱させることができる。
前記課題を解決するために、本発明の物品管理システムは、
前記陳列什器と、前記物品計量機能付き吊下げ具と、前記ロードセルによって計量された重量の変化に基づき前記物品の在庫数を算出する算出システムと、を備えたことを特徴としている。
この特徴によれば、陳列レイアウトの変更を簡便としつつ、物品の在庫数を得ることができる。
本発明の実施例1における陳列什器に係着された陳列什器用計量具に物品が吊下げ陳列された吊下げ陳列具が係着された状態を示すとともに、物品管理システムを示す斜視図である。 実施例1における陳列什器用計量具と吊下げ陳列具とを示す斜視図である。 実施例1における陳列什器用計量具を示す分解斜視図である。 実施例1における陳列什器用計量具と吊下げ陳列具とを示す側面図である。 本発明の実施例2における陳列什器用計量具と吊下げ陳列具とを示す斜視図である。 実施例2における陳列什器用計量具を示す分解斜視図である。 実施例2における陳列什器用計量具と吊下げ陳列具とを示す側面図である。
本発明に係る陳列什器用計量具および物品管理システムを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る陳列什器用計量具および物品管理システムにつき、図1から図4を参照して説明する。以下、図1の紙面右下側及び図4の紙面右手前側を陳列什器用計量具の正面側(前方側)とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
図1に示されるように、実施例1に係る陳列什器用計量具であるアタッチメント1および物品管理システムが用いられる陳列什器10は、上下に延びる左右一対の支柱10a,10aと、左右に延びる上下一対の横杆10b,10bと、左右に延びる複数のバー部材10c,10c,…と、を備えている。左右一対の支柱10a,10aは、上下一対の横杆10b,10bにより連結固定されており、左右一対の支柱10a,10aの下端部には、前方に延びる左右一対の脚部材10f,10fが備えられているため、陳列什器10が安定して自立可能となっている。
バー部材10cは、その両端部に取付けられたブラケット10j,10jの後端の係止片10d,10dが、左右一対の支柱10a,10aの前面に形成された被係止孔10e,10eに係止されることで左右一対の支柱10a,10aに取付けられている。図2に示されるように、吊下げ陳列具25は吊下げアーム部26と、陳列什器10のバー部材10cに係脱可能な係止部27とを有して構成されており、陳列什器10のバー部材10cに係止部27を係着することで取付け可能となっており、前後に延びる吊下げアーム部26に物品Aを吊下げて陳列することができる。尚、図1では、陳列什器10のバー部材10cに吊下げ陳列具25の係止部27を直接取り付けたものは図示していない。
本実施例における陳列什器用計量具は、バー部材10cと吊下げ陳列具25との間に介在させることで、吊下げ陳列具25の吊下げアーム部26に吊下げた物品Aを計量できるようにするアタッチメント1である。
アタッチメント1は、図2と図3に示されるように、吊下げ陳列具25の係止部27が係脱可能な疑似バー部6(被係止部)を有する保持部材2と、陳列什器10のバー部材10cに係脱可能な係止部7を有する基部材3と、保持部材2と基部材3とを連結するロードセル4と、を備えている。
詳しくは、保持部材2は、金属板を略S字に折り曲げて形成された左右に長尺の杆部材9と、杆部材9の下板部9aにネジ21,21により固定された疑似バー部6(被係止部)とを有している。疑似バー部6は、杆部材9の長手方向(左右方向)に沿って配置され、陳列什器10のバー部材10cと断面視における外形が略同形である矩形状を成し、左右両端に一回り大きな移動規制部材となるキャップ5,5がそれぞれ固定されている。
基部材3は、金属板を折り曲げて下向きコ字状に形成され、断面視矩形状の外形を有する陳列什器10のバー部材10cに係脱される係止部7と、係止部7の下端部から前方に向け水平方向に屈曲して延出するベース部8と、から主に構成されている。ベース部8は保持部材2の杆部材9と略同じ左右寸法を備えており、その長手方向中央に係止部7が連続している。
ロードセル4は、せん断受感形の所謂ビーム型のロードセルであり、棒状の起歪体11と、起歪体11に貼着された歪みゲージ15とから主に構成されている。尚、ロードセル4から接続される配線、該配線に接続される検知部の図示を省略している。ロードセル4は起歪体11の長手方向が吊下げ陳列具1の前後方向、即ち疑似バー部6の延設方向に沿うように配置され、起歪体11の長手方向の略中央には、左右方向に貫通する貫通孔11aが形成され、この貫通孔11aの上部及び下部が変形しやすい脆弱部となっており、この脆弱部に歪みゲージ15が貼着されている。
保持部材2の杆部材9の上板部9bには、その左右方向(長手方向)の一方端側に厚み方向に貫通する孔16が2つ長手方向に並んで形成されている。ロードセル4の起歪体11には、長手方向の一方端側に、厚み方向に貫通するネジ孔17が2つ長手方向に並んで形成されており、保持部材2の杆部材9に形成された2つの孔16の上方からボルト19が挿通され、起歪体11のネジ孔17に螺合されて、保持部材2が起歪体11の上面11bに固定されている。また、杆部材9と起歪体11との間には、ボルト19が挿通される環状のスペーサ20が配置され、杆部材9と起歪体11とが所定間隔で離間されて固定されるようになっている。
基部材3のベース部8には、その左右方向(長手方向)の他方端側に厚み方向に貫通する孔18が2つ長手方向に並んで形成されており、基部材3のベース部8に形成された2つの孔18の下方からボルト19が挿通され、起歪体11のネジ孔17に螺合されて、基部材3が起歪体11の下面11cに固定されている。また、ベース部8と起歪体11との間には、ボルト19,21が挿通される環状のスペーサ20が配置され、ベース部8と起歪体11とが所定間隔で離間されて固定されるようになっている。
図2と図3に示されるように、係止部7は基部材3のベース部8の長手方向の中央に設けられ、疑似バー部6は保持部材2の杆部材9の下板部9aの長手方向の中央に設けられている。そのため、基部材3と保持部材2に挟まれて前後に重なって配置されるロードセル4の起歪体11の長手方向の中央に、基部材3の係止部7と疑似バー部6が互いに反対方向に向けて設けられていることになる。
ロードセル4の歪みゲージ15は、コンピュータなどの演算が可能な管理装置(算出手段、図1参照)50と通信可能に無線ないし有線により接続されている。
図2に示されるように、アタッチメント1は、アタッチメント1の係止部7を陳列什器10のバー部材10cに係着させ、アタッチメント1の疑似バー部6に吊下げ陳列具25の係止部27を係着させて使用される。このようにすることで、吊下げ陳列具25の吊下げアーム部26に物品が吊下げられると、その物品の荷重によってアタッチメント1のロードセル4の起歪体11が脆弱部を中心に歪むことになる。ロードセル4は、この歪みにより生じる起歪体11の変形量を、貼着された歪みゲージ15で抵抗値の変化として出力することができる。ロードセル4毎に設けられた図示しない通信部は、管理装置50に抵抗値の情報を送信するようになっている。管理装置50では、歪みゲージ15で計測された抵抗値から重量を演算により求め、該重量から吊下げアーム部26に吊下げて陳列された物品の数として計量できるようになっている。
管理装置50では、アタッチメント1毎に識別情報を付与しており、各識別情報に対して、陳列された物品の種類と、陳列されている数と、物品の増減による抵抗値の変化に対応する荷重を予め求めておいた基準情報と、を対応付けて管理している。物品の種類によっては、一つあたりの重さが異なるため、物品の増減による抵抗値の変化もそれぞれ異なることになる。
管理装置50は、吊下げ陳列具25の吊下げアーム部26に吊下げて陳列された物品の総荷重の変化を、識別情報に対応付けられた基準情報を用いながら取り出された物品の数として演算することができる。
このようにして把握された取り出された物品の種類と、その数の情報は、無人店舗での精算に用いることができる。また、店員としては、物品の補充陳列の際に、いずれのアタッチメント1を介して取り付けられた吊下げ陳列具25に、どの物品をいくつ補充すればいいかを把握することができる。
尚、吊下げアーム部26は陳列什器10の奥行方向に延びて形成されているため、その先端側と根元側のいずれに物品が吊下げられているかによって力点が前後に移動するため、陳列什器10側に位置して作用点となるロードセル4の起歪体11に掛かる力に差が生じる。そのため、管理装置50としては、アタッチメント1の識別情報に対して、それぞれの総陳列数からの増減による抵抗値の変化(例えば総陳列数が10の状態から2つの物品が取り出された場合の抵抗値の変化、総陳列数が3の状態から1つの物品が取り出された場合の抵抗値の変化)を基準情報に含むのが好ましい。
以上説明したように、アタッチメント1は吊下げ陳列具25が係脱可能な疑似バー部6を有する保持部材2と、陳列什器10のバー部材10cに係脱可能な係止部7を有する基部材3と、保持部材2と基部材3とを連結するロードセル4と、を備えている。そのため、アタッチメント1は係止部7を陳列什器10のバー部材10cに係着させ、被係止部である疑似バー部6に吊下げ陳列具25の係止部27を係着させて使用されることで、保持部材2と基部材3とを連結するロードセル4により、吊下げ陳列具25の吊下げアーム部26に吊り下げられた物品を計量することができる。このような構成であることから、アタッチメント1は係止部7をバー部材10c上の任意の位置に係脱させることができ、陳列レイアウトの変更に自由に対応することができる。
また、アタッチメント1の係止部7は、バー部材10cに係脱可能な吊下げ陳列具25の係止部27と同一形状であるため、陳列什器10側に特別な取付構造を別途用意せずとも、既存の吊下げ陳列具25を係着できるバー部材10cを利用してアタッチメント1を係脱させることができ、無人店舗を検討する店舗側としては、導入コストを抑えることができ、計量機能の付与への導入ハードルを低くすることができる。
また、アタッチメント1の被係止部である疑似バー部6は、バー部材10cの断面形状と同一形状であるため、特別なアタッチメントを用いずとも既存の吊下げ陳列具25をアタッチメント1に対して係脱させることができる。また、既存の組み合わせである吊下げ陳列具25とバー部材10cとの関係を崩すことなく、計量機能を付与することができるため、店舗側としては陳列レイアウトがイメージし易く、計量機能の付与への導入ハードルが低い。
また、断面視略矩形の外形を有するバー部材10cに対して、このバー部材10cの前後幅より僅かに大きな前後幅の内寸を有する下向きコ字状の係止部7が係止されるから、アタッチメント1の荷重および物品の荷重による前端側が下方に下がる方向の回動を効果的に防止し、歪みゲージ15により計測できる変形量の精度を高めることができる。
また、基部材3と保持部材2とが対向するとともに基部材3と保持部材2とはロードセル4よりも長尺であることで、ロードセル4の長手方向の両端部以外が被覆されるため、ロードセル4が外から見えにくく、美観に優れるとともに、夾雑物が噛み込みにくく、ロードセル4の計量精度を維持できる。加えて、杆部材9の側板部9cが正面視でロードセル4を覆っていることで、上述の効果がさらに優れる。
また、ロードセル4は棒状の起歪体11を備えて構成されており、起歪体11の長手方向の一方端側に保持部材2が、起歪体11の長手方向の他方端側に基部材3が、それぞれ固定されている。これによれば、長さを有する起歪体11を用いることで、起歪体11の変形量が大きく、歪みゲージ15により計測できる荷重の精度を高めることができる。
また、ロードセル4は左右方向に延びる起歪体11の長手方向の略中央に係止部7と被係止部である疑似バー部6が設けられている。これによれば、ロードセル4は、陳列什器10に左右に延びて設けられたバー部材10cの長手方向に沿わせて配置できるため、陳列什器10の正面側に大きく張り出さず、陳列什器10の正面側の空間を圧迫せずに十分な数の物品を吊下げ陳列具25の吊下げアーム部26に陳列することができる。
また、図4に示されるように、係止部7と被係止部である疑似バー部6は、起歪体11と略同じ高さに配置されており、吊下げ陳列具25が設置できる高さ位置がアタッチメント1を用いない場合と変わらないため、アタッチメント1を意識せずに陳列レイアウトを行うことができ、計量機能の付与への導入ハードルが低い。
次に、実施例2に係る陳列什器用計量具および物品管理システムにつき、図4から図6を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図5に示されるように、実施例2に係る陳列什器用計量具であるアタッチメント31が用いられる陳列什器10は、吊下げ陳列具25’を係脱できる所定の部材としてネット部材10hを備えている。ネット部材10hは縦横に交わる金属製の線材100,101,100’,101’により構成されている。
アタッチメント31は係止部37により陳列什器10のネット部材10hに係着でき、被係止部である疑似ネット部36に、ネット部材10hに係着できる係止部27’を有する吊下げ陳列具25’を係着させ、その吊下げアーム部26’に物品Aを吊下げて陳列することができる。
アタッチメント31は、図5と図6に示されるように、疑似ネット部36を有する保持部材32と、陳列什器10のネット部材10hに係脱可能な係止部37を有する基部材33と、保持部材32と基部材33との間に介在されたロードセル4と、を備えて主に構成されている。
詳しくは、保持部材32は、金属板を折り曲げて形成され、略上下逆L字状の強度部材39と、強度部材39の前板部39aに固定され正面視において並行に形成された線状体35A,35Bを備え、これら線状体35A,35Bが疑似ネット部36を構成している。線状体35A,35Bは、金属棒を屈曲させて構成され、右両端から前方に延びる基部35c,35cと、これら基部35c,35cの先端をつなぐ横杆部35d,35dを備えて上面視コ字状を成している。
基部材33は、金属板を折り曲げて形成され、保持部材32の強度部材39と略点対称形状のベース部材38と、ベース部材38の後板部38aに溶接固定された係止部37とを有している。係止部37は、ネット部材10hにおける上下に隣接する横方向に延びる線材100,100’(図7参照)に係脱可能な略C字状である。
保持部材32の強度部材39の上板部39bには、その左右方向(長手方向)の一方端側に厚み方向に貫通する孔16が2つ長手方向に並んで形成され、孔16に挿通されるボルト19がロードセル4の起歪体11に螺合することにより固定されている。
基部材33のベース部材38の下板部38bには、その左右方向(長手方向)の他方端側に厚み方向に貫通する孔18が2つ長手方向に並んで形成され、孔18に挿通されるボルト19がロードセル4の起歪体11に螺合することにより固定されている。
図6に示されるように、係止部37は基部材33のベース部材38の後板部38aの長手方向の中央に固定されている。また、疑似ネット部36は保持部材32の強度部材39の前板部39aの長手方向の中央に設けられている。そのため、基部材33と保持部材32に挟まれて前後に重なって配置されるロードセル4の起歪体11の長手方向の中央に、基部材33の係止部37と疑似ネット部36が互いに反対方向に向けて設けられていることになる。
アタッチメント31の係止部37は、上下に平行に隣接するネット部材10hの線材100,100’における上側の線材100に対しては、上部フック37aが当該線材100の上部から背部にかけて係合し、下部フック37bが下側の線材100’に対して前部から下部にかけて沿うようになっている。同様に、吊下げ陳列具25’の係止部27’は、上下に平行に隣接する疑似ネット部36の線状体35A,35Bにおける上側の線状体35Aの横杆部35dに対しては、上部フック27aが当該線状体35Aの上部から背部にかけて係合し、下部フック27bが下側の線材35Bの横杆部35dに対して前部から下部にかけて沿うようになっている。
このように、アタッチメント31の係止部37と吊下げ陳列具25’の係止部27’は、それぞれアタッチ面の31と吊下げ陳列具25’の荷重および物品の荷重による前端側が下方に下がる方向の回動を効果的に防止し、歪みゲージ15により計測できる変形量の精度を高めることができる。加えて、係止部37の上部フック37aの左右幅は、ネット部材10hの縦方向の線材101同士の離間幅より僅かに小さく形成されており、係止部37の左右方向の移動が規制されている。同様に線状体35A,35Bの線状体35A,35B同士の離間幅は吊下げ陳列具25’の係止部27’の左右幅より僅かに大きく形成されており、係止部27’の左右方向の移動が規制されている。
このように、アタッチメント31は係止部37を陳列什器10のネット部材10hに係着させ、被係止部である疑似ネット部36に吊下げ陳列具25’の係止部27’を係着させて使用されることで、保持部材32と基部材33とを連結するロードセル4により、吊下げ陳列具25’の吊下げアーム部26’に吊り下げられた物品を計量することができる。
このような構成であることから、アタッチメント31は係止部7をネット部材10h上の上下左右の任意の位置に係脱させることができ、陳列レイアウトの変更に自由に対応することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
前記実施例における被係止部と係止部の構造については、どのような組み合わせであってもよい。例えば、実施例1の係止部を実施例2のようなネット部材10hに係止可能なものとしてもよいし、実施例2の係止部を実施例1のようなバー部材10cに係止可能なものとしてもよい。更に、係止部の構造は前記実施例で挙げたようなネット部材10hやバー部材10cとは異なる陳列什器10の所定の部材に対して、係脱可能な構成であればどのような構造であってもよく、被係止部の構造についても同様にネット部材10hやバー部材10cと同様の構造でなくてもよい。
また、前記実施例では、保持部材と基部材とを連結するように配置され、保持部材の動きによって掛かる力を受けて、保持部材にかかる荷重を計測するロードセルとして、せん断受感形のビーム型のロードセルを採用する例で説明したが、これに限らず例えば、直線はり受感形,曲げ受感形,中空円筒受感形等であってもよい。
また、前記実施例では、保持部材をロードセル4の起歪体11の上面11bに、基部材を下面11cに、それぞれ固定する構成で説明した。これによれば、保持部材と基部材との簡単かつコンパクトな構造で干渉を防ぐことができるという効果を奏するが、これに限らず例えば保持部材と基部材のいずれもロードセル4の起歪体11の下面11cに固定する構成であってもよいし、保持部材をロードセル4の起歪体11の長手方向の一方端面に、基部材をロードセル4の起歪体11の長手方向の他方端面に、それぞれ固定する構成であってもよい。
また、保持部材を構成する杆部材または強度部材と被係止部との固定はネジ固定に限らず、例えば溶接固定であってもよい。また、前記実施例2における基部材33を構成するベース部材38と係止部37との固定は、溶接固定に限らず、例えばネジなどの他の固定手段が採用されてもよいし、一体形成であってもよく、前記実施例1における基部材3を構成するベース部8と係止部7とは一体に限らず別体のものを溶接やネジにより固定される構成であってもよい。
また、前記実施例では、吊下げ陳列具毎に管理装置50と通信を行う通信部を設ける例で説明したが、これに限らず、一つの通信部に複数の吊下げ陳列具を接続させる構成でもよい。
また、前記実施例では、通信部が抵抗値を管理装置50に送信する態様で説明したが、これに限らず、吊下げ陳列具が重量まで変換し、重量の情報を管理装置50に送信する態様であってもよい。
1 アタッチメント
2 保持部材
3 基部材
4 ロードセル
5 キャップ(移動規制部材)
6 疑似バー部(被係止部)
7 係止部
8 ベース部
9 杆部材
10 陳列什器
10a 支柱
10c バー部材
10h ネット部材
11 起歪体
11a 貫通孔
11b 上面
11c 下面
15 歪みゲージ
19 ボルト
20 スペーサ
25 吊下げ陳列具
26 アーム部
27 係止部
27a 上部フック
27b 下部フック
31 アタッチメント
32 保持部材
33 基部材
35A,35B 線状体(被係止部)
36 疑似ネット部(被係止部)
37 係止部
37a 上部フック
37b 下部フック
38 ベース部材
39 強度部材
100,101 線材
A 物品

Claims (6)

  1. 物品を吊り下げ状態で保持可能な吊下げアーム部を有し陳列什器の所定の部材に係脱可能な吊下げ陳列具と前記陳列什器の所定の部材との間に介在されており、
    前記吊下げ陳列具が係脱可能な被係止部を有する保持部材と、前記陳列什器の所定の部材に係脱可能な係止部を有する基部材と、前記保持部材と前記基部材とを連結するロードセルと、を備えることを特徴とする陳列什器用計量具。
  2. 前記ロードセルは左右方向に延びる棒状の起歪体を備えて構成されており、該起歪体の長手方向の略中央に対応する位置において前記基部材に前記係止部が設けられ、長手方向の略中央に対応する位置において前記保持部材に前記被係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の陳列什器用計量具。
  3. 前記係止部と前記被係止部は、前記起歪体と略同じ高さに配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の陳列什器用計量具。
  4. 前記基部材の係止部は、前記吊下げ陳列具の備える前記陳列什器の所定の部材に係脱可能な係止部と同一形状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の陳列什器用計量具。
  5. 前記保持部材の被係止部は、前記吊下げ陳列具が係着される前記陳列什器のバー部材の断面形状と同一形状であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の陳列什器用計量具。
  6. 前記陳列什器と、前記物品計量機能付き吊下げ具と、前記ロードセルによって計量された重量の変化に基づき前記物品の在庫数を算出する算出システムと、を備えたことを特徴とする物品管理システム。
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