JP2021105702A - 電子打楽器および打撃検出方法 - Google Patents

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圭太 内海
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【課題】打撃位置の検出精度を向上できる電子打楽器を提供すること。【解決手段】ヘッド6の下面と対向するフレーム3には、複数のヘッドセンサ4が配置される。ヘッド6の打面60aの中心からの距離が打面60aの半径Rの50%以上75%以下となる領域で、複数のヘッドセンサ4のクッション41がヘッド6(膜部60)の下面に接触する。これにより、ヘッド6の打面60aにおける打撃の感度分布を均一にしつつ、リム7が打撃された際の振動がヘッドセンサ4に誤検出されることを抑制できる。よって、打撃位置の検出精度を向上できる。【選択図】図3

Description

本発明は、電子打楽器に関し、特に、打撃位置の検出精度を向上できる電子打楽器および打撃検出方法に関する。
ヘッドやリムが打撃された際の振動をヘッドセンサ及びリムセンサによって検出し、その検出結果に基づいて打撃位置を判定する電子打楽器が知られている。例えば、特許文献1には、ヘッドセンサ133の出力値とリムセンサ122の出力値とを比較して、ヘッド101又はリム(第1叩打部107)のいずれが打撃されたかを判定する技術が記載されている。
特開2018−189809号公報(例えば、段落0047,0048,0056〜0060、図2)
しかしながら、上述した従来の技術では、ヘッドの外周側の裏面(リムに近い位置)に複数のヘッドセンサが接触しているため、リムが打撃された際の振動をヘッドセンサが誤検出し易い。よって、打撃位置の検出精度が低くなるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、打撃位置の検出精度を向上できる電子打楽器および打撃検出方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明の電子打楽器は、上面が打面として構成されるヘッドと、そのヘッドに上端側の開口が覆われる筒状の胴部と、その胴部の内周側に設けられ前記打面への打撃を検出する複数のヘッドセンサと、を備え、複数の前記ヘッドセンサは、前記打面の中心からの距離が前記打面の半径の50%以上75%以下となる領域で前記ヘッドの下面に接触する。
本発明の打撃検出方法は、上面が打面として構成されるヘッドと、そのヘッドに上端側の開口が覆われる筒状の胴部と、その胴部の内周側に固定され前記ヘッドの下面と対向するフレームと、そのフレームに支持され前記胴部の縁部への打撃を検出するリムセンサと、前記フレームに支持された状態で前記ヘッドの下面に接触し前記打面への打撃を検出する複数のヘッドセンサと、を備える電子打楽器における打撃の検出方法であって、前記胴部の縁部のみが打撃される第1奏法と、前記打面と前記胴部の縁部とが打撃される第2奏法と、を判別する第1判定手段を備え、前記フレームの中央側に前記リムセンサを配置し、前記リムセンサよりも前記フレームの外縁側に複数の前記ヘッドセンサを配置し、前記第1判定手段は、前記リムセンサの出力値と前記ヘッドセンサの出力値との比または差を、第1の閾値と比較して前記第1奏法と前記第2奏法とを判別する。
一実施形態における電子ドラムの分解斜視図である。 電子ドラムの断面図である。 図2の矢印III方向視における電子ドラムの上面図である。 (a)は、比較例の電子ドラムの打撃試験の結果を示す散布図であり、図(b)は、本実施形態の電子ドラムの打撃試験の結果を示す散布図である。 電子ドラムと制御装置とにおける処理を模式的に示した機能ブロック図である。 奏法判定処理を示すフローチャートである。
以下、好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、電子ドラム1の全体構成について説明する。図1は、一実施形態における電子ドラム1の分解斜視図であり、図2は、電子ドラム1の断面図である。なお、図1では、図面を簡素化するために電子ドラム1の一部(例えば、図2に示す基板8等)の図示を省略している。また、図2では、電子ドラム1の軸に沿う平面で切断した断面を図示している。
図1に示すように、電子ドラム1は、アコースティックドラムを模擬した電子打楽器である。電子ドラム1は、上端(図1の上側の端部)側が開口する円筒状のシェル2を備え、このシェル2の内周側に樹脂製のフレーム3が固定される。フレーム3は、シェル2の開口の縁部から下方に垂下する垂下部30と、その垂下部30の下端に接続される底部31と、を備える。
垂下部30は環状(円筒状)に形成され、その垂下部30の下端側を閉塞するようにして円盤状の底部31が設けられる。即ち、フレーム3は、下方に凹む椀状に形成されており、このフレーム3の底面(底部31の上面)にヘッドセンサ4及びリムセンサ5が第1プレートP1及び第2プレートP2を介して取付けられる。第1プレートP1及び第2プレートP2は、金属材料や樹脂材料を用いて形成される板である。
リムセンサ5は、シェル2の縁部(後述するリム7)への打撃時の振動を検出するための円盤状の圧電素子であり、リムセンサ5は、第2プレートP2の下面に貼り付けられる。フレーム3の底部31の上面には、上方に突出する円柱状の第1固定部32が複数(本実施形態では、3個)設けられ、それら複数の第1固定部32に第2プレートP2がねじ止めされることにより、リムセンサ5が第2プレートP2を介してフレーム3に支持される。
ヘッドセンサ4は、センサ部40と、そのセンサ部40の上面に貼り付けられるクッション41と、から構成される。センサ部40は、円盤状の圧電素子であり、クッション41は、スポンジやゴム、熱可塑性エラストマ等の弾性材料を用いて形成される円錐台状の緩衝材である。
センサ部40は、第1プレートP1の上面に貼り付けられる。フレーム3の底部31の上面には、上方に突出する断面十字状の第2固定部33が一対に設けられ、それら一対の第2固定部33に第1プレートP1がねじ止めされることにより、ヘッドセンサ4が第1プレートP1を介してフレーム3に支持される。
一対の第2固定部33を一組とすると、3組の第2固定部33がフレームの3の周方向に沿って並べて設けられる。即ち、ヘッドセンサ4は、フレーム3の周方向等間隔に複数(本実施形態では、3個)設けられており、それら複数のヘッドセンサ4によってヘッド6への打撃時の振動が検出される。
ヘッド6は打面60aを有しており、この打面60aの外周側には、打面60aよりも上方に突出する円環状のリム7が設けられる。シェル2の外周面からは複数の締結部20が径方向に突出し、それら複数の締結部20にリム7がねじ止めされることにより、シェル2にヘッド6及びリム7が固定される。
図2に示すように、ヘッド6は、上面が打面60aとして構成される円盤状の膜部60と、その膜部60の外縁に接続される円環状の枠部61と、を備える。膜部60は、合成繊維を編み上げたメッシュや、合成樹脂製のフィルムを用いて形成され、枠部61は、金属材料や樹脂材料を用いて形成される。
リム7は、ヘッド6に張力を付与するためのリム部70と、そのリム部70を覆うリムカバー71と、を備える。リム部70は、円筒状の円環部70aと、その円環部70aの下端側からフランジ状に(径方向外側に)張り出すフランジ部70bと、を備え、金属材料を用いて形成される。
円環部70aの上端部分の全周にわたってリムカバー71が嵌め込まれ、リムカバー71は、ゴム等の弾性材料を用いて形成される。よって、リムカバー71は、リム7への打撃からリム部70を保護する機能を有している。
フランジ部70bは、シェル2の締結部20にねじ止めされる部位である。よって、シェル2の外周側にヘッド6の枠部61を配置し、その枠部61の上にリム7(リム部70)を載せた状態でフランジ部70bを締結部20にねじ止めすることにより、ヘッド6の膜部60に張力が付与される。
膜部60の下方には、ヘッドセンサ4を支持するフレーム3(底部31)が対向して配置され、膜部60に張力が付与された状態においては、ヘッドセンサ4のクッション41が膜部60の下面に接触する。よって、膜部60の打面60aが打撃された際の振動はクッション41を介してセンサ部40に伝達される。これにより、打面60aを打撃した際の振動が複数のヘッドセンサ4によって検出される。
また、リム7が固定されるシェル2の内周側には、リムセンサ5を支持するフレーム3が固定されているため、リム7(リムカバー71)が打撃された際の振動はシェル2及びフレーム3(第2プレートP2)を介してリムセンサ5に伝達され、その振動がリムセンサ5によって検出される。
これらヘッドセンサ4及びリムセンサ5の振動の検出に基づく出力信号は、基板8に出力される。複数のヘッドセンサ4のセンサ部40(圧電素子)の正極同士は互いに基板8上で接続され、負極同士は互いに基板8上で接続されている。つまり、複数のヘッドセンサ4のセンサ部40は、それぞれ基板8上で並列接続されており、それら複数のヘッドセンサ4の出力値と、リムセンサ5の出力値とが基板8から外部の制御装置100(図5参照)に出力される。制御装置100においては、ヘッドセンサ4の出力値(複数のヘッドセンサ4の出力値の合成値)とリムセンサ5の出力値との比に基づいて打撃位置が判定される。
詳細は後述するが、制御装置100では、「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」を出力比とすると、その出力比が比較的小さい場合には、ヘッドセンサ4の出力値が比較的大きい場合であるため、ヘッド6のみが打撃されたヘッドオンリーショットの演奏が行われたと判定する。また、出力比が比較的大きい場合には、リムセンサ5の出力値が比較的大きい場合であるため、リム7のみが打撃されたリムオンリーショットの演奏が行われたと判定する。一方、出力比が中程度である場合には、ヘッド6及びリム7の双方が(同時に)打撃されたリムショットの演奏が行われたと判定する。
この場合、ヘッド6を打撃した際の振動がリムセンサ5で誤検出された場合や、リム7を打撃した際の振動がヘッドセンサ4で誤検出された場合、実際の演奏者の奏法とは整合性の無い楽音が生成され易くなる。これに対して本実施形態では、打撃位置の検出精度を向上させ、打撃に対する楽音の生成を精度良くできる構成となっている。この構成について、図2,3を参照して説明する。
図3は、図2の矢印III方向視における電子ドラム1の上面図である。なお、図3では、リムセンサ5の外形と、ヘッドセンサ4のクッション41の上面の外形とを破線で図示している。また、ヘッド6の打面60aの中心O(シェル2の軸O)から打面60aの縁部(シェル2の外縁)までを打面60aの半径Rとした場合に、その半径Rの50%の半径で描いた円を仮想円C1とし、半径Rの75%の半径で描いた円を仮想円C2として図示している。これらの仮想円C1,C2の中心は、打面60aの中心Oに位置している。
図3に示すように、複数のヘッドセンサ4のクッション41は、仮想円C1よりも外側でヘッド6の下面(図3の紙面垂直方向奥側の面)に接触している。これにより、ヘッドセンサ4の検出感度が打面60aの一部の領域で高くなることを抑制できると同時に、打撃位置の検出精度を向上できる。
即ち、例えば、複数のヘッドセンサ4のクッション41が仮想円C1の内側でヘッド6に接触する構成であると、打面60aの縁部側が打撃された場合に比べ、打面60aの中心O側が打撃された際のヘッドセンサ4の出力値が大きくなり易く、打面60aにおける打撃の感度分布が不均一になる。よって、打面60aの中心O側とリム7とを同時に打撃したにも関わらず、ヘッド6のみが打撃されたと判定されることや、打面60aの縁部側とリム7とを同時に打撃したにも関わらず、リム7のみが打撃されたと判定されることがある。
また、複数のヘッドセンサ4のクッション41が仮想円C2の外側でヘッド6に接触する場合、ヘッドセンサ4がリム7の近くに配置されることになるため、リム7への打撃の振動をヘッドセンサ4が誤検出し易くなる。
これに対して本実施形態では、複数のヘッドセンサ4のクッション41は、仮想円C1よりも外側でヘッド6に接触しているため、ヘッド6の打面60aのいずれの位置が打撃された場合であっても、ヘッドセンサ4の出力値を均一化できる。更に、複数のヘッドセンサ4のクッション41が仮想円C2よりも内側でヘッド6に接触しているため、リム7を打撃した際の振動がヘッドセンサ4で誤検出されることを抑制できる。
つまり、打面60aの中心Oからの距離が打面60aの半径Rの50%以上75%以下となる領域で、複数のヘッドセンサ4のクッション41をヘッド6(膜部60)の下面に接触させることにより、打面60aにおける打撃の感度分布を均一にしつつ、リム7を打撃した際の振動がヘッドセンサ4で誤検出されることを抑制できる。よって、打撃位置の検出精度を向上できるので、打撃(演奏者の奏法)に対する楽音の生成を精度良くできる。
なお、以下の説明においては、「仮想円C1(仮想円C2)よりも外側(内側)でヘッドセンサ4のクッション41をヘッド6の下面に接触させる」ことを単に「仮想円C1(仮想円C2)の外側(内側)にヘッドセンサ4を配置する」と省略して記載する。
ここで、ヘッドセンサ4及びリムセンサ5のそれぞれが共通のフレーム3(図2参照)に支持されているため、ヘッド6への打撃時の振動がヘッドセンサ4及びフレーム3を介してリムセンサ5に伝達され、その振動をリムセンサ5が誤検出する恐れがある。
よって、本実施形態では、フレーム3(図2参照)の中央側(上面視において打面の中心Oと重なる位置)にリムセンサ5を配置し、そのリムセンサ5よりもフレーム3の外縁側に複数のヘッドセンサ4を配置している。これにより、ヘッドセンサ4及びリムセンサ5を離れた位置に配置できるので、ヘッド6を打撃した際の振動がヘッドセンサ4を介してリムセンサ5に伝達することを抑制できる。よって、その振動をリムセンサ5が誤検出することを抑制できるので、打撃位置の検出精度を向上できる。
更に、リムセンサ5を打面60aの中心O上(フレーム3の中央)に配置し、ヘッドセンサ4を仮想円C1の外側かつ仮想円C2の内側に配置することにより、リムセンサ5から離れた位置にヘッドセンサ4を配置しつつ、ヘッドセンサ4の配置がリム7に近付き過ぎることを抑制できる。よって、ヘッド6への打撃時の振動をリムセンサ5が誤検出することや、リム7への打撃時の振動をヘッドセンサ4が誤検出することを抑制できるので、打撃位置の検出精度を向上できる。
このように、打撃位置の検出精度を向上させるためには、ヘッドセンサ4やリムセンサ5の振動の誤検出を抑制することに加え、ヘッド6やリム7のどの部位が打撃された場合であっても、その打撃に対するセンサの感度分布を均一にすることが重要となる。この場合、例えば、リムセンサ5を仮想円C2の外側に配置すると、リム7が打撃された際の感度分布を均一化するためには、リムセンサ5を周方向に複数設ける必要があり、部品点数が増大する。
これに対して本実施形態では、図2に示すように、フレーム3の縁部(垂下部30の上端部分)が周方向の全周にわたってシェル2の開口の縁部に引っ掛けられており、フレーム3の中央に1個のリムセンサ5が配置されている。これにより、周方向においてリム7のどの位置が打撃された場合であっても、打撃位置からリムセンサ5までの距離(振動伝達経路の長さ)を均一にできる。よって、1個のリムセンサ5によってリム7への打撃に対する感度分布を均一にできるので、部品点数を低減しつつ、打撃位置の検出精度を向上できる。
この一方で、フレーム3の中央にリムセンサ5が配置される場合、リム7からリムセンサ5までの振動伝達経路が長くなるため、リムセンサ5が仮想円C2の外側に配置される場合に比べ、リム7を打撃した際の振動がリムセンサ5に伝達され難くなる。これに対し、例えば、単にリムセンサ5自体の感度を高める構成であると、ヘッド6の打面60aの振動や外部の音(振動)をリムセンサ5が誤検出してしまう。
これに対して本実施形態では、そのようなリムセンサ5での誤検出を抑制しつつ、リム7を打撃した際の振動がリムセンサ5で検出され易くなる構成を採用している。例えば、図2に示すように、リムセンサ5が貼り付けられる第2プレートP2の板厚は2mm以上(本実施形態では、3mm)に設定されており、一般的な厚み(例えば、1mm)の第1プレートP1よりも厚く形成される。つまり、第2プレートP2の剛性は、センサを支持する際に一般的に用いられるプレートよりも高く設定されている。
これにより、ヘッド6の打面60aの振動や外部の音の振動等、空気伝播された振動によって第2プレートP2が撓む(第2プレートP2自体が振動する)ことを抑制できるので、かかる振動をリムセンサ5が誤検出することを抑制できる。即ち、第2プレートP2が撓み難いことでリム7を打撃した際のリムセンサ5の出力値は若干下がるものの、ヘッド6の打面60aの振動や外部音の振動がリムセンサ5で誤検出されるのを抑制することにより、上述した出力比を安定させることができる(振動の誤検出によって出力比にバラつきが出ることを抑制できる)ので、打撃位置の検出精度を向上できる。
また、リムセンサ5が取付けられる第2プレートP2は、弾性材料(例えば、ゴム)を介すことなく、フレーム3(第1固定部32)に直接固定されるため、第2プレートP2とフレーム3との間に弾性部材が設けられる場合に比べ、リム7への打撃時の振動が弾性部材によって減衰することを抑制できる。よって、リム7を打撃した際の振動がフレーム3及び第2プレートP2を介してリムセンサ5に伝達され易くなる。
そして、第2プレートP2にはクッション性を有する両面テープ50(弾性材料)を介してリムセンサ5が接着されているため、リム7への打撃時にフレーム3及び第2プレートP2を介して伝達される振動によってリムセンサ5自体が撓み易く(振動し易く)なる。これにより、リム7を打撃した際の振動がリムセンサ5で検出され易くなる。
このように、リム7への打撃以外の振動をリムセンサ5が誤検出することを抑制しつつ、リム7への打撃時の振動をリムセンサ5で検出させ易くすることにより、打撃位置の検出精度を向上できる。
また、フレーム3には、その底面(底部31の上面)から上方に突出するリブ34が形成されており、そのリブ34が形成される領域は振動伝達経路になり易いため、本実施形態では、リム7を打撃した際の振動がヘッドセンサ4で誤検出されないように、ヘッドセンサ4が貼り付けられる第1プレートP1を、リブ34を避けた位置に固定している。
具体的には、第2固定部33はリブ34よりも上方に突出して形成され、その第2固定部33がリブ34を挟んで一対に形成される。それら一対の第2固定部33の上端に架け渡されるようにして第1プレートP1が固定され、その第1プレートP1にヘッドセンサ4が取付けられる。これにより、リム7への打撃時にリブ34を伝達する振動が、第2固定部33及び第1プレートP1を介してヘッドセンサ4に伝達されることを抑制できるので、かかる振動がヘッドセンサ4で誤検出されることを抑制できる。
更に、リブ34を避けた位置に第1プレートP1が固定されることにより、ヘッド6の打面60aを打撃した際の振動がヘッドセンサ4、第1プレートP1、第2固定部33、及び、リブ34を介してリムセンサ5側に伝達することを抑制できるので、かかる振動がリムセンサ5で誤検出されることを抑制できる。よって、打撃位置の検出精度を向上できる。
また、リブ34の径方向内側の端部は、第2プレートP2が固定される第1固定部32に接続され、リブ34の径方向外側の端部は、フレーム3の垂下部30に接続される。つまり、リブ34は、フレーム3の内周縁部から第2プレートP2とフレーム3との固定部分まで径方向に延びるように設けられるため、リム7を打撃した際の振動が垂下部30、リブ34、第1固定部32、及び、第2プレートP2を介してリムセンサ5に伝達され易くなる。よって、リム7を打撃した際の振動がリムセンサ5で検出され易くなるので、打撃位置の検出精度を向上できる。
なお、本実施形態では、フレーム3の径方向に延びるリブ34が周方向に12個並べて設けられ(複数のリブ34が放射状に形成され)、第1固定部32に接続されていないリブ34も存在しているが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、第1固定部32に接続されていないリブ34を省略しても良い。
次いで、図4を参照して、上述したように構成された電子ドラム1を用いて行ったヘッド6及びリム7への打撃試験の結果について説明する。この打撃試験では、上述した本実施形態の電子ドラム1と、複数のヘッドセンサ4を仮想円C2の外側に配置した比較例の電子ドラムと、を用いて行った。なお、比較例の電子ドラムは、ヘッドセンサ4を仮想円C2の外側に配置した点を除き、電子ドラム1と同一の構成である。
この打撃試験は、電子ドラム1及び比較例の電子ドラムのそれぞれにおいて、ヘッドオンリーショット(ヘッド6のみへの打撃)、リムショット(ヘッド6及びリム7の双方への打撃)、及び、リムオンリーショット(リム7のみへの打撃)を行った際のヘッドセンサ4及びリムセンサ5の出力値を比較した。図4(a)は、比較例の電子ドラムの打撃試験の結果を示す散布図であり、図4(b)は、本実施形態の電子ドラム1の打撃試験の結果を示す散布図である。図4では、縦軸がリムセンサ5の出力値を示し、横軸がヘッドセンサ4の出力値を示している。
図4(a)に示すように、比較例の電子ドラムでは、リムショットを行った際の「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比の分布が下寄り(ヘッドセンサ4の出力値が大きくなる方向)に偏り易いという結果が得られた。これは、比較例の電子ドラムでは、仮想円C2(図3参照)の外側にヘッドセンサ4が配置されているため、リム7への打撃の振動をヘッドセンサ4が誤検出し易くなるからだと考えられる。
よって、比較例の電子ドラムでは、ヘッドオンリーショットが行われたのか、若しくは、リムショットが行われたのかを判定するための閾値T1aの値(直線T1aの傾き)を比較的大きく設定する必要がある。従って、リムショットを行ったにも関わらず、ヘッドオンリーショットを行ったと判定されることが多くなり、演奏者の奏法に応じた楽音が生成されない頻度が高まってしまう。
一方、図4(b)に示すように、本実施形態の電子ドラム1では、リムショットを行った際の「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比の分布が、比較例の電子ドラムに比べて上寄り(リムセンサ5の出力値が大きくなる方向)になるという結果が得られた。
これは、本実施形態の電子ドラム1では、仮想円C2(図3参照)の内側、つまり、打面60aの中心Oからの距離が打面60aの半径Rの75%以下となる位置にヘッドセンサ4が配置されており、リム7への打撃の振動をヘッドセンサ4が誤検出し難くなっているためだと考えられる。これにより、ヘッドオンリーショットが行われたのか、若しくは、リムショットが行われたのかを判定するための閾値T1bの値(直線T1bの傾き)を、比較例の電子ドラムの閾値T1aに比べて小さくできる。よって、ヘッドオンリーショットとリムショットとの奏法の違いを精度良く判定できるので、演奏者の奏法に応じた楽音を精度良く生成できる。
また、図4(a)に示すように、比較例の電子ドラムでは、リムオンリーショットを行った際の「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比の分布が下寄り(ヘッドセンサ4の出力値が大きくなる方向)に偏り易いという結果が得られた。これは、比較例の電子ドラムでは、仮想円C2(図3参照)の外側にヘッドセンサ4が配置されているため、リム7への打撃をヘッドセンサ4が誤検出し易くなっているためだと考えられる。
よって、比較例の電子ドラムでは、リムオンリーショットが行われたのか、若しくは、リムショットが行われたのかを判定するための閾値T2aの値(直線T2aの傾き)を比較的小さくする必要がある。従って、リムショットを行ったにも関わらず、リムオンリーショットを行ったと判定されることが多くなり、演奏者の奏法に応じた楽音が生成されない頻度が高まってしまう。
一方、図4(b)に示すように、本実施形態の電子ドラム1では、リムオンリーショットを行った際の「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比の分布が、比較例の電子ドラムに比べて上寄り(リムセンサ5の出力値が大きくなる方向)になるという結果が得られた。
これは、本実施形態の電子ドラム1では、仮想円C2(図3参照)の内側、つまり、打面60aの中心Oからの距離が打面60aの半径Rの75%以下となる位置にヘッドセンサ4が配置されているため、リム7への打撃をヘッドセンサ4が誤検出し難くなっているためだと考えられる。これにより、リムオンリーショットが行われたのか、若しくは、リムショットが行われたのかを判定するための閾値T2b,T3bの値(直線T2b,T3bの傾き)を、比較例の電子ドラムの閾値T2aに比べて大きくできる(閾値T2b,T3bの2つの値を用いる理由については後述する)。よって、リムオンリーショットとリムショットとの奏法の違いを精度良く判定できるので、演奏者の奏法に応じた楽音を精度良く生成できる。
なお、図示は省略するが、ヘッドセンサ4を仮想円C1の内側(打面60aの中心Oからの距離が打面60aの半径Rの50%未満となる位置)に配置した場合においては、リムショットを行った際の「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比の分布にバラつきが生じやすいという結果が得られた。これは、ヘッドセンサ4の感度分布が不均一になることや、ヘッド6の打面60aへの打撃をリムセンサ5が誤検出し易くなっているためだと考えられる。
これに対して本実施形態の電子ドラム1では、ヘッドオンリーショットを行った際の「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比のバラつきを小さくできる結果が得られた。これは、仮想円C1の外側、つまり、打面60aの中心Oからの距離が打面60aの半径Rの50%以上となる位置にヘッドセンサ4を配置する構成により、ヘッドセンサ4の感度分布を均一にしつつ、打面60aへの打撃をリムセンサ5が誤検出し難くできるためだと考えられる。
以上の通り、本実施形態の電子ドラム1によれば、仮想円C1と仮想円C2との間にヘッドセンサ4を配置することにより、ヘッドセンサ4の感度分布を均一にしつつ、リム7が打撃された際の振動がヘッドセンサ4に誤検出されることを抑制できる。また、フレーム3の中央側にリムセンサ5を配置し、そのリムセンサ5よりもフレーム3の外縁側に複数のヘッドセンサ4を配置する(ヘッドセンサ4及びリムセンサ5を離れた位置に配置する)ことにより、ヘッド6の打面60aへの打撃の振動をリムセンサ5が誤検出することを抑制できる。よって、打撃位置の検出精度を向上できるので、打撃(演奏者の奏法)に対する楽音の生成を精度良くできる。
次いで、図5及び図6を参照して、電子ドラム1と制御装置100とによる打撃の検出方法の詳細について説明する。図5は、電子ドラム1と制御装置100とにおける処理(機能)を模式的に示した機能ブロック図であり、図6は、奏法判定処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、電子ドラム1のヘッドセンサ4及びリムセンサ5の出力値は、外部の制御装置100に出力される。制御装置100は、上述した基板8(図2参照)に接続されており、この制御装置100は、打撃の有無を判定する打撃判定部101と、打撃の位置(奏法)を判定する奏法判定部102と、打撃力を判定する打撃力算出部103と、を備える。打撃判定部101、奏法判定部102及び打撃力算出部103の各部は制御装置100のCPU(演算装置)によって制御される。
打撃判定部101には、ヘッドセンサ4の出力値が出力されている。即ち、打撃判定部101は、ヘッド6及びリム7(共に図2参照)への打撃の有無をヘッドセンサ4の出力値のみに基づいて行う。この理由について、以下に説明する。
上述した通り、リム7が打撃された際の振動が極力リムセンサ5に伝達されるように構成されており、リム7が打撃された際には、ヘッドセンサ4よりもリムセンサ5の出力値の方が大きくなるものの、リム7が打撃された際の出力値のバラつきは、リムセンサ5よりもヘッドセンサ4の方が小さくなる。
これは、リムセンサ5がフレーム3の中央に配置される一方、ヘッドセンサ4がフレーム3の外縁側に配置されており(図2参照)、リム7からの振動伝達経路がリムセンサ5よりもヘッドセンサ4の方が短い(より少ない部材を介して振動が伝達される)ためだと考えられる。つまり、上述した電子ドラム1の構成により、リム7が打撃された際の出力値の絶対値はリムセンサ5の方が大きくなるものの、出力値の安定性についてはヘッドセンサ4の方が高くなる。
従って、図5に示すように、ヘッドセンサ4の出力値を打撃判定部101に出力し、ヘッド6及びリム7への打撃の有無をヘッドセンサ4の出力値のみに基づいて判定することにより、打撃の有無の判定を精度良く行うことができる。
ヘッド6又はリム7が打撃された(ヘッドセンサ4で所定以上の出力値が検出された)ことが打撃判定部101で判定された場合、その打撃の有無の情報(打撃有の情報)を含む信号が打撃判定部101から奏法判定部102に出力される。そして、奏法判定部102では、その打撃がどのような奏法であるかが判別される。
なお、以下の説明においては、リムオンリーショット(第1奏法)、リムショット(第2奏法)及びヘッドオンリーショット(第3奏法)をまとめて記載する場合には、「各奏法」と記載して説明する。これらの各奏法を奏法判定部102で判別するために、ヘッドセンサ4及びリムセンサ5のそれぞれの出力値が奏法判定部102に出力される。ここで、図6を参照して、奏法判定部102における奏法判定処理について説明する。
図6に示すように、奏法判定処理では、まず、「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」を出力比とした場合に、その出力比が0.2(所定の閾値)を下回っているか否かを確認する(S1)。出力比が0.2を下回っている場合には(S1:Yes)、ヘッドセンサ4の出力値が比較的大きく、ヘッド6(図2参照)のみが打撃された可能性が高いため、ヘッドオンリーショットが行われたと判定し(S2)、一連の処理を終了する。
一方、「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比が0.2以上である場合には(S1:No)、リムセンサ5の出力値が比較的大きく、リム7も打撃されている可能性が高い。この場合、リムオンリーショットとリムショットとのいずれの奏法が行われたかを判別する必要があるが、本実施形態では、その判別を精度良くできる構成となっている。
この構成について、図4(b)を参照しながら説明する。図4(b)に示すように、ヘッドオンリーショットを行った場合の出力値の分布は、縦軸方向での広がりが小さく、バラつきが生じ難いことが分かる。これは、ヘッド6の膜部60(図2参照)にヘッドセンサ4が直接接触しており、ヘッド6が打撃された際のヘッドセンサ4の出力値が安定しているためだと考えられる。
よって、ヘッドオンリーショットとリムショットとを判別する際の閾値T1b(本実施形態では、0.2)が1つの定数であっても、その判別を比較的精度良く行うことができる。また、閾値T1bが1つの定数であるため、例えば、かかる閾値T1bを変数や複数の定数にする場合に比べ、ヘッドオンリーショットとリムショットとを判別する処理時間を短くできる。よって、打撃から発音までの時間を短くできるので、演奏者に自然な演奏感を付与できる。
一方、リムオンリーショットを行った場合の出力値の分布は、横軸方向での広がりが比較的大きい(バラつきが生じ易い)ことが分かる。より具体的には、リムオンリーショットが強打で行われ、リムセンサ5の出力値が大きい場合には、「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比が大きくなり易くなっている。これに対し、リムオンリーショットが弱打で行われ、リムセンサ5の出力値が小さい場合には、強打の場合に比べて「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比が小さくなり易くなっている。
これは、リム7からリムセンサ5までの振動伝達経路が比較的長いため、リムオンリーショットを弱打で行った場合には、強打の場合に比べてリムセンサ5の出力値が特に小さくなり易いためであると考えられる。この場合、リムオンリーショットとリムショットとの判別を閾値T2b(本実施形態では、0.3)のみで行うと(図4(b)の一点鎖線を参照)、「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比が比較的大きいリムショットが行われた場合に、リムオンリーショットであると誤判定され易くなる。
これに対して本実施形態では、リムオンリーショットとリムショットとを判別する際に、ヘッドセンサ4の出力値が0.4V未満(所定値未満)の場合には、閾値T2b(本実施形態では、0.3)を用いて判別を行い、ヘッドセンサ4の出力値が0.4V以上である場合には、閾値T2bよりも大きい閾値T3b(本実施形態では、0.5)を用いて判別を行っている。これにより、「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比が比較的大きいリムショットが行われた場合に、リムオンリーショットであると誤判定され難くなる。よって、リムオンリーショットと、リムショットとを精度良く判別できる。
図6に戻って説明する。図6に示すように、「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比が0.2以上である場合には(S1:No)、ヘッドセンサ4の出力値が0.4(V)未満であるか否かを確認する(S3)。このS3の処理は、上述した通り、ヘッドセンサ4の出力値が0.4(V)未満であるか否かによって、2つの閾値を用いてリムオンリーショットとリムショットとを判別するためである。
ヘッドセンサ4の出力値が0.4(V)未満である場合には(S3:Yes)、「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比が0.3(第1の値)未満であるかを確認する(S4)。出力比が0.3未満である場合には(S4:Yes)、リムショットが行われたと判定し(S5)、一連の処理を終了する。
一方、「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比が0.3(第1の値)以上である場合には(S4:No)、リムオンリーショットが行われたと判定し(S6)、一連の処理を終了する。
S3の処理において、ヘッドセンサ4の出力値が4(V)以上である場合には(S3:No)、「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比が0.5(第2の値)未満であるかを確認する(S7)。出力比が0.5未満である場合には(S7:Yes)、リムショットが行われたと判定し(S5)、一連の処理を終了する。
一方、「リムセンサ5の出力値/ヘッドセンサ4の出力値」の出力比が0.5(第2の値)以上である場合には(S7:No)、リムオンリーショットが行われたと判定し(S6)、一連の処理を終了する。
このように、本実施形態の奏法判定処理では、リムオンリーショットとリムショットとを判別する場合に、ヘッドセンサ4の出力値の大きさに応じて異なる閾値を用いている(閾値を変化させている)ため、リムオンリーショットとリムショットとを精度良く判別できる。
ここで、本実施形態のように、ヘッドセンサ4の出力値に応じて閾値を変化させるために、例えば、閾値を変数にする(ヘッドセンサ4の出力値が大きくなるにつれて閾値を大きくする)構成も可能である。しかしながら、そのような構成では、リムオンリーショットとリムショットとを判別する処理時間が長くなるため、打撃から発音までに遅延時間が生じ易い。
これに対して本実施形態の奏法判定処理によれば、リムオンリーショットとリムショットの判別を行う閾値が2つの定数であるため、かかる閾値を変数や3以上の定数にする場合に比べ、リムオンリーショットとリムショットとを判別する処理時間を短くできる。よって、打撃から発音までの時間を短くできるので、演奏者に自然な演奏感を付与できる。
以上の奏法判定処理を奏法判定部102で行った後、図5に示すように、奏法の種類の情報を含む信号が奏法判定部102から打撃力算出部103に出力され、打撃力算出部103においては、各奏法の打撃力が計算される。打撃力算出部103では、ヘッドオンリーショットの打撃力を、打撃力算出部103に出力されたヘッドセンサ4の出力値に基づいて算出する。上述した通り、ヘッドセンサ4の出力値はリムセンサ5に比べて安定し易いため、ヘッドセンサ4の出力値のみを利用して打撃力を算出することにより、ヘッドオンリーショットの打撃力を精度良く算出できる。
一方、打撃力算出部103では、リムオンリーショット及びリムショットの打撃力を、打撃力算出部103に出力されたヘッドセンサ4の出力値とリムセンサ5の出力値とに基づいて打撃力を算出する。出力値が安定し易いヘッドセンサ4の出力値と、リム7への打撃の強度を示すリムセンサ5の出力値とのそれぞれを利用して打撃力を算出することにより、リムオンリーショット及びリムショットの打撃力を精度良く算出できる。
そして、この打撃力算出部103で計算された打撃力と、奏法判定部102で判別された奏法の種類との情報を含む信号が外部の音源装置200に出力される。音源装置200では、制御装置100の判定結果に基づいた楽音信号が生成され、その楽音信号が音源装置200からアンプやスピーカ(共に図示せず)に出力される。これにより、各奏法に応じた電子楽音がスピーカから放音される。
このように、本実施形態では、ヘッドセンサ4及びリムセンサ5の出力値に基づいてリムオンリーショット及びリムショットの打撃力を算出する構成としている。この構成の場合、例えば、ヘッドセンサ4の出力値とリムセンサ5の出力値との平均値「(ヘッドセンサ4の出力値+リムセンサ5の出力値)/2」を利用してリムオンリーショット及びリムショットの打撃力を算出することも可能である。しかしながら、そのような算出方法では、演奏者に自然な演奏感を付与することができない。
即ち、リムオンリーショット(リムショット)と、ヘッドオンリーショットとが同じ打撃力で行われた場合であっても、リムオンリーショットが行われた時のリムセンサ5の出力値は、ヘッドオンリーショットが行われた時のヘッドセンサ4の出力値よりもが小さくくなる。そのため、ヘッドセンサ4の出力値とリムセンサ5の出力値との平均値を利用してリムオンリーショット(リムショット)の打撃力を算出すると、同じような力で演奏が行われているにも関わらず、ヘッドオンリーショットよりもリムオンリーショット(リムショット)の方が小さい打撃力が算出されてしまう。よって、リムオンリーショット(リムショット)が行われた場合に、実際の打撃力に応じた(適切な)電子音をスピーカから放音させることができない。
これに対して本実施形態では、ヘッドオンリーショットが行われたことが奏法判定部102で判定された場合は、打撃力算出部103において、ヘッドセンサ4の出力値をそのまま利用して(増幅させずに)打撃力を算出している。一方、リムオンリーショット(リムショット)が行われたことが奏法判定部102で判定された場合には、打撃力算出部103において、ヘッドセンサ4の出力値と、所定量(例えば、3倍に)増幅させたリムセンサ5の出力値との平均値「(ヘッドセンサ4の出力値+リムセンサ5の出力値×3)/2」を利用して打撃力を算出している。
このように増幅された打撃力(打撃の強度)の情報を含む信号が音源装置200に出力されるので、音源装置200からアンプやスピーカに出力される楽音信号も同様に、リムオンリーショット(リムショット)が行われた場合には増幅された楽音信号となる。よって、各奏法における実際の打撃力に応じた(適切な)電子音をスピーカから放音させることができるので、演奏者に自然な演奏感を付与できる。
以上、上記実施形態に基づき説明をしたが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態では、仮想円C1の外側かつ仮想円C2の内側にヘッドセンサ4が配置される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、仮想円C1の内側や仮想円C2の外側にヘッドセンサ4を配置する構成でも良い。
上記実施形態では、フレーム3の中央(打面60aの中心O)に1個のリムセンサ5が配置される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、1又は複数のリムセンサ5をフレーム3の外縁側(例えば、仮想円C1よりも外側)に配置しても良い。
上記実施形態では、フレーム3の外周側の縁部がシェル2の開口の縁部に引っ掛けられる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、フレーム3の外周側の縁部をシェル2の内周面に固定する構成でも良い。即ち、フレーム3は、その少なくとも一部がシェル2に接続されていれば良く、シェル2に対するフレーム3の固定の方法は上記形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、ヘッドセンサ4及びリムセンサ5が第1プレートP1及び第2プレートP2を介してフレーム3に支持される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、第1プレートP1及び第2プレートP2を介することなく、ヘッドセンサ4又はリムセンサ5をフレーム3(垂下部30や底部31)に直接支持させる構成でも良い。この場合には、第1固定部32や第2固定部33を省略する構成でも良い。
上記実施形態では、ヘッドセンサ4を支持する第1プレートP1よりも剛性が高い第2プレートP2を介してリムセンサ5がフレーム3に支持される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。リムセンサ5を支持する第2プレートP2の剛性を、ヘッドセンサ4を支持する第1プレートP1の剛性と同一に(又はそれよりも低く)設定しても良い。
上記実施形態では、リムセンサ5を支持する第2プレートP2の板厚を厚くすることで剛性を高める場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、プレートの材質を変えることや、プレートの枚数を増やすことで第2プレートP2の剛性を第1プレートP1よりも高める構成でも良い。
上記実施形態では、リムセンサ5を支持する第2プレートP2が弾性部材を介することなくフレーム3に固定される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、リムセンサ5を支持する第2プレートP2が弾性部材(ゴムやクッション性を有する両面テープ等)を介してフレーム3に固定される構成でも良い。
上記実施形態では、クッション性を有する両面テープ50(弾性材料)を介して第2プレートP2にリムセンサ5が支持される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、リムセンサ5を弾性支持できるものであれば、両面テープ50以外の他の弾性材料(例えば、ゴム)を用いても良い。
上記実施形態では、フレーム3の底面から上方に突出するリブ34がフレーム3の径方向に延びるように設けられる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、リブ34を形成する方向は適宜設定できるし、リブ34を省略する構成でも良い。
上記実施形態では、ヘッドセンサ4を支持する第1プレートP1が、リブ34を避けた位置でフレーム3に固定される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、リブ34の上に第1プレートP1を固定する(第2固定部33に相当する部位をリブ34と重なる位置に設ける)構成でも良い。
上記実施形態では、リブ34の径方向内側の端部が、リムセンサ5を固定するための第1固定部32に接続される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、リブ34と第1固定部32とが非接続とされる構成でも良い。
上記実施形態では、リムオンリーショットとリムショットとを判別する場合に、ヘッドセンサ4の出力値が0.4V未満(所定値未満)の場合には、閾値T2b(第1の値)を用いて判別を行い、ヘッドセンサ4の出力値が0.4V以上である場合には、閾値T2bよりも大きい閾値T3b(第2の値)を用いて判別を行う場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、リムオンリーショットとリムショットとを判別する場合に、変数(ヘッドセンサ4の出力値に比例する値)や、3以上の定数を閾値に用いる構成でも良い。いずれの構成においても、ヘッドセンサ4の出力値が大きい程、閾値が大きくなる構成であれば良い。
また、ヘッドセンサ4の出力値を基準に閾値を変化させるのではなく、例えば、リムオンリーショットとリムショットとを判別する場合に、リムセンサ5の出力値が0.4V未満(所定値未満)の場合に閾値T2bを用いて判別し、0.4V以上(所定値以上)である場合に閾値T3bを用いて判別する構成でも良い。
上記実施形態では、ヘッドセンサ4の出力値(複数のヘッドセンサ4の出力値の合成値)とリムセンサ5の出力値との比に基づいて、各奏法の判別が行われる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、ヘッドセンサ4の出力値(複数のヘッドセンサ4の出力値の合成値)とリムセンサ5の出力値との差に基づいて各奏法を判別する構成や、各奏法を判別する手段(制御装置100に相当する構成)を基板8に設ける構成でも良い。
また、例えば、「ヘッドセンサ4の出力値/リムセンサ5の出力値」の比や、「ヘッドセンサ4の出力値−リムセンサ5の出力値」の差に基づいて各奏法の判別を行う構成でもよい。これらの構成によってリムオンリーショットとリムショットとを判別する際には、ヘッドセンサ4の出力値が大きいほど閾値が小さくなるように、閾値を変数にしたり、閾値を2以上の定数にしたりすれば良い。これにより、リムオンリーショットとリムショットとを精度良く判別できる。
上記実施形態では、リムオンリーショット(リムショット)の打撃力を打撃力算出部103で算出する場合に、ヘッドセンサ4及びリムセンサ5の出力値を用いる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、リムオンリーショット(リムショット)の打撃力を、ヘッドセンサ4の出力値のみを用いて算出しても良いし、リムセンサ5の出力値のみを用いて算出しても良い。
上記実施形態では、ヘッドオンリーショットが行われた場合に、ヘッドセンサ4の出力値をそのまま利用して(増幅させずに)打撃力を算出する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、ヘッドオンリーショットが行われた場合に、ヘッドセンサ4の出力値を所定量増幅させて打撃力を算出する構成でも良い。
また、上記実施形態では、リムオンリーショット(リムショット)が行われた場合に、ヘッドセンサ4の出力値と、増幅させたリムセンサ5の出力値との平均値を用いて打撃力を算出する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、リムオンリーショット(リムショット)が行われた場合に、ヘッドセンサ4の出力値と、リムセンサ5の出力値との平均値(リムセンサ5の出力値を増幅させずに)打撃力を算出し、その算出された打撃力に基づき、所定量増幅させた楽音信号を音源装置200で生成する構成でも良い。
つまり、各奏法における実際の打撃力に応じた電子音をスピーカから放音させることができる構成であれば、各奏法においてヘッドセンサ4やリムセンサ5の出力値をどの程度増幅させるか(どのように重み付けして補正するか)や、信号の増幅をどのタイミングで行うか(どの構成要素で信号を増幅させるか)は適宜設定できる。
1 電子ドラム(電子打楽器)
2 シェル(胴部)
3 フレーム
32 第1固定部(固定部)
34 リブ
4 ヘッドセンサ
5 リムセンサ
50 両面テープ(弾性部材)
6 ヘッド
60a 打面
7 リム(胴部の縁部)
101 打撃判定部(第2判定手段)
102 奏法判定部(第1判定手段)
103 打撃力算出部(第3判定手段)
200 音源装置
P2 第2プレート(プレート)
R 打面の半径
T1b 閾値(第2の閾値)
T2b 閾値(第1の閾値、第1の値)
T3b 閾値(第1の閾値、第2の値)

Claims (17)

  1. 上面が打面として構成されるヘッドと、そのヘッドに上端側の開口が覆われる筒状の胴部と、その胴部の内周側に設けられ前記打面への打撃を検出する複数のヘッドセンサと、を備え、
    複数の前記ヘッドセンサは、前記打面の中心からの距離が前記打面の半径の50%以上75%以下となる領域で前記ヘッドの下面に接触することを特徴とする電子打楽器。
  2. 上面が打面として構成されるヘッドと、そのヘッドに上端側の開口が覆われる筒状の胴部と、その胴部の内周側に固定され前記ヘッドの下面と対向するフレームと、そのフレームに支持され前記胴部の縁部への打撃を検出するリムセンサと、前記フレームに支持された状態で前記ヘッドの下面に接触し前記打面への打撃を検出する複数のヘッドセンサと、を備え、
    前記リムセンサは、前記フレームの中央側に配置され、
    複数の前記ヘッドセンサは、前記リムセンサよりも前記フレームの外縁側に配置されることを特徴とする電子打楽器。
  3. 複数の前記ヘッドセンサは、前記打面の中心からの距離が前記打面の半径の50%以上75%以下となる領域で前記ヘッドの下面に接触することを特徴とする請求項2記載の電子打楽器。
  4. 前記フレームの外周側の縁部は、前記胴部の開口の縁部に引っ掛けられ、
    前記リムセンサは、板厚が2mm以上のプレートを介して前記フレームに支持されることを特徴とする請求項2又は3に記載の電子打楽器。
  5. 前記プレートは、弾性部材を介すことなく前記フレームに固定されることを特徴とする請求項4記載の電子打楽器。
  6. 前記リムセンサは、弾性部材を介して前記プレートに支持されることを特徴とする請求項5記載の電子打楽器。
  7. 前記フレームは、前記フレームの底面から上方に突出し前記フレームの径方向に延びるリブと、前記フレームの底面から上方に突出し前記プレートが固定される固定部と、を備え、
    前記リブの径方向内側の端部が前記固定部に接続されることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の電子打楽器。
  8. 前記ヘッドセンサは、前記リブを避けた位置で前記フレームに支持されることを特徴とする請求項7記載の電子打楽器。
  9. 上面が打面として構成されるヘッドと、そのヘッドに上端側の開口が覆われる筒状の胴部と、その胴部の内周側に設けられ前記打面への打撃を検出する複数のヘッドセンサと、を備える電子打楽器における打撃検出方法であって、
    前記打面の中心からの距離が前記打面の半径の50%以上75%以下となる領域で複数の前記ヘッドセンサを前記ヘッドの下面に接触させ、
    複数の前記ヘッドセンサの出力値に基づいて前記打面への打撃を検出することを特徴とする打撃検出方法。
  10. 上面が打面として構成されるヘッドと、そのヘッドに上端側の開口が覆われる筒状の胴部と、その胴部の内周側に固定され前記ヘッドの下面と対向するフレームと、そのフレームに支持され前記胴部の縁部への打撃を検出するリムセンサと、前記フレームに支持された状態で前記ヘッドの下面に接触し前記打面への打撃を検出する複数のヘッドセンサと、を備える電子打楽器における打撃の検出方法であって、
    前記胴部の縁部のみが打撃される第1奏法と、前記打面と前記胴部の縁部とが打撃される第2奏法と、を判別する第1判定手段を備え、
    前記フレームの中央側に前記リムセンサを配置し、前記リムセンサよりも前記フレームの外縁側に複数の前記ヘッドセンサを配置し、
    前記第1判定手段は、前記リムセンサの出力値と前記ヘッドセンサの出力値との比または差を、第1の閾値と比較して前記第1奏法と前記第2奏法とを判別することを特徴とする打撃検出方法。
  11. 前記打面の中心からの距離が前記打面の半径の50%以上75%以下となる領域で複数の前記ヘッドセンサを前記ヘッドの下面に接触させることを特徴とする請求項10記載の打撃検出方法。
  12. 前記第1判定手段は、前記リムセンサの出力値と前記ヘッドセンサの出力値との比または差を、第2の閾値と比較して前記第2奏法と前記打面のみが打撃される第3奏法とを判別することを特徴とする請求項10又は11に記載の打撃検出方法。
  13. 前記第1の閾値は、前記ヘッドセンサ又は前記リムセンサの出力値の大きさに応じて異なる値であることを特徴とする請求項10から12のいずれかに記載の打撃検出方法。
  14. 前記第1の閾値は、前記ヘッドセンサ又は前記リムセンサの出力値が所定未満である場合に用いられる第1の値と、前記ヘッドセンサ又は前記リムセンサの出力値が所定以上である場合に用いられる第2の値との2つの定数から構成されることを特徴とする請求項13記載の打撃検出方法。
  15. 前記ヘッドセンサの出力値に基づいて、前記第1奏法および前記第2奏法による打撃の有無を判定する第2判定手段を備えることを特徴とする請求項10から14のいずれかに記載の打撃検出方法。
  16. 前記ヘッドセンサの出力値と前記リムセンサの出力値とに基づいて、前記第1奏法または前記第2奏法の打撃力を判定する第3判定手段を備えることを特徴とする請求項10から15のいずれかに記載の打撃検出方法。
  17. 前記第3判定手段で判定された打撃力に基づく楽音信号を出力する音源装置を備え、
    前記第3判定手段は、前記打面のみが打撃される第3奏法の打撃力を前記ヘッドセンサの出力値に基づいて判定し、
    前記第1奏法または前記第2奏法が行われた場合には、前記第3判定手段で判定される打撃力を増幅させて前記音源装置に出力することを特徴とする請求項16記載の打撃検出方法。
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