JP2021103818A - 画像符号化装置、撮像装置、画像符号化装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

画像符号化装置、撮像装置、画像符号化装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】RAW画像記録において高効率圧縮とフリッカ低減とを両立させる画像符号化装置、撮像装置、画像符号化装置の制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】画像符号化装置は、RAW画像データを周波数変換し、複数のサブバンドのサブバンドデータを生成する変換手段と、サブバンドデータを量子化処理する量子化手段と、量子化手段により量子化されたサブバンドデータを符号化する符号化手段と、量子化手段における量子化処理を制御する制御手段とを備える。制御手段は、撮影モードが動画撮影である場合の高周波成分のサブバンドを量子化するための量子化係数を、撮影モードが静止画撮影である場合の量子化係数よりも大きくする。【選択図】図2

Description

本発明は、画像符号化装置、撮像装置、画像符号化装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来のデジタルカメラのような画像符号化装置では、撮像センサにおけるベイヤ配列の撮像素子から得られる画像情報(RAW画像)をデベイヤ処理(デモザイク処理)し、輝度と色差から成る信号に変換して、各信号についてノイズ除去、光学的な歪補正、画像の適正化などの所謂現像処理を行っている。そして、現像処理された輝度信号及び色差信号を圧縮符号化して、記録媒体に記録するのが一般的である。
一方で、RAW画像自体を記録できる画像符号化装置も存在する。RAW画像は記録に必要なデータ量が膨大になるが、オリジナル画像に対する補正や劣化を最低限に抑えられ、撮影後に編集できる利点があるので、上級者によって好んで使われている。
ただし、RAW画像はデータ量が膨大であるため、記憶容量に限りある記録媒体に少しでも多くの画像を記録出来るよう、データ量を抑えることが望まれる。そこで、RAW画像を圧縮することでデータ量を抑えることができるが、撮影条件によっては圧縮により画質劣化を招くことがある。特許文献1は当該画質劣化を防止するための構成として、視覚特性に応じて量子化係数を変更する適応量子化による符号化処理を行う構成を開示している。
特開2007−243515号公報
しかしながら、当該開示された構成では、視覚特性に応じた量子化処理により静止画や動画の圧縮効率は向上するものの、動画記録時に情報の損失によるちらつき(フリッカ)が発生するおそれがある。
そこで本発明は、RAW画像記録において高効率圧縮とフリッカ低減とを両立させるための技術を提供する。
上記課題を解決する発明は、画像符号化装置であって、
RAW画像データを周波数変換し、複数のサブバンドのサブバンドデータを生成する変換手段と、
前記サブバンドデータを量子化処理する量子化手段と、
前記量子化手段により量子化されたサブバンドデータを符号化する符号化手段と、
前記量子化手段における量子化処理を制御する制御手段と
を備え、
前記制御手段は、設定されている撮影モードに応じて、前記量子化処理における量子化係数を決定し、前記撮影モードが動画撮影である場合の高周波成分のサブバンドを量子化するための第1の量子化係数を、前記撮影モードが静止画撮影である場合の前記第1の量子化係数よりも大きくすることを特徴とする。
本発明によれば、RAW画像記録において、高効率圧縮とフリッカ低減とを両立させることができる。
実施形態に係る画像符号化装置の構成例を示すブロック図、及び、ベイヤ配列の説明図。 実施形態に係るRAW圧縮符号化部104の機能構成の一例を示すブロック図、及び、離散ウェーブレット変換(DWT)の分解レベル3のサブバンド形成図。 実施形態に対応する処理の一例を示すフローチャート。 実施形態における丸め処理を説明するための図。 実施形態に係るRAW圧縮符号化部104の機能構成の他の一例を示すブロック図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
まず、第1の実施形態を詳細に説明する。図1(A)は、実施形態1に係る画像符号化装置100の構成例を示すブロック図である。図1(A)に示す画像符号化装置100は、例えばデジタルカメラ、デジタルビデオカメラとして実現することができる。また、それ以外に、例えばパーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット端末、携帯型メディアプレーヤなどの任意の情報処理端末或いは撮像装置として実現することもできる。
なお、図1(A)は、デジタルカメラ等として機能する場合を考慮して、画像を取得するための構成として撮像部102を含む例を示した。しかし、発明の実施形態として、例えば記録媒体に記録されている非圧縮のRAWデータを処理対象の画像として取得し、これを圧縮・記録することが可能な画像符号化装置、画像記録装置、画像圧縮装置等として、撮像部102を有しない構成で実現してもよい。
また、図1(A)に示す画像符号化装置100の構成において、撮像光学系、撮像素子のような物理的デバイスを除き、各ブロックは専用ロジック回路やメモリを用いてハードウェア的に構成されてもよい。或いは、メモリに記憶されている処理プログラムをCPU等のコンピュータが実行することにより、ソフトウェア的に構成されてもよい。
図1(A)において、撮影動作の開始が指示されると、撮像対象となる被写体の光学像が、撮像光学系101を介して入力され、撮像部102上に結像する。撮像部102は、画素毎に配置される赤、緑、青(RGB)のカラーフィルタを透過した光を画素信号に変換する。
図1(B)は、撮像部102に配置されるカラーフィルタの一例であり、画像符号化装置100が扱う画像の画素配列を表している。ここでは赤(R)、緑(G)、青(B)が画素毎にモザイク状に配置されていて、2×2の4画素につき赤1画素、青1画素、緑2画素を1セットにして規則的に並べられた構造となっている。このような画素の配置は、一般にベイヤ配列と呼ばれる。
撮像部102から出力された画素信号には、センサ信号処理部103によって修復処理が施される。修復処理には、撮像部102における欠落画素や信頼性の低い画素の画素信号に対し、周辺画素の画素信号を用いて補間したり、所定のオフセット値を減算したりする処理が含まれる。本実施形態では、センサ信号処理部103から出力される修復処理が施された画素信号からなる画像を、生(未現像)の画像を意味するRAW画像と称す。
センサ信号処理部103から出力されたRAW画像は、RAW圧縮符号化部104に入力される。RAW圧縮符号化部104では、入力されたRAW画像から離散ウェーブレット変換により、それぞれがサブバンド係数からなる複数のサブバンドデータを生成し、当該サブバンドデータを量子化してサブバンド単位に符号化する。符号化されたデータはバッファ105に格納される。RAW圧縮符号化部104の構成は図2(A)を参照して後述する。
RAW圧縮符号化部104から出力されたサブバンド単位の符号化データは、バッファ105に格納された後、記録データ制御部106に入力され、記録媒体や外部記憶装置等に記録するため出力端子107に出力される。
制御部150は、画像符号化装置100の全体の動作を制御する。操作部151は、画像符号化装置100のユーザからの操作を受け付け、受け付けた操作内容を制御部150に通知する。制御部150はユーザから受け付けた操作内容に応じて画像符号化装置100の動作を制御する。本実施形態では、ユーザから受け付ける操作の一つとして、撮影モードの指定を受け付ける。撮影モードには、静止画単写、静止画連写、動画撮影が含まれる。制御部150は、受け付けた撮影モードを指定する情報をRAW圧縮符号化部104に提供し、RAW圧縮符号化部104は受け付けた撮影モードに応じた量子化処理を実行する。
次に、RAW圧縮符号化部104の構成及び処理の詳細を説明する。図2(A)はRAW圧縮符号化部104の機能構成の一例を示すブロック図である。以下、図2(A)を参照しながらRAW圧縮符号化部104において実行される処理を説明する。
入力端子201より入力されたベイヤRAWデータはプレーン分割部202に入力される。プレーン分割部202ではベイヤRAWデータを色成分ごとに分割を行う。このとき緑(G)の成分が、赤(R)と青(B)の成分の倍となる。このため、赤(R)と隣り合う緑をG1、青(B)と隣り合う緑をG2とし、4プレーンに分割して、プレーンごと同じ画素数のデータとして扱うこととする。プレーン分割部202で分割された各プレーンデータは、離散ウェーブレット変換部203に入力される。離散ウェーブレット変換部203は、入力されたプレーンデータを周波数変換により周波数領域信号へ変換し、変換係数を出力する。
図2(B)は、離散ウェーブレット変換(DWT)の垂直、水平のフィルタリングをそれぞれ二回施した、分解レベル2の場合のサブバンド形成図である。DWT自体は公知の技術であるので、処理の詳細については省略する。本実施形態では、一例としてDWTの分解レベルを2とする。DWTは、垂直、水平にそれぞれフィルタをかけることで周波数帯域を複数に分解する。そして、上記変換により生成された低域サブバンドに対して再帰的にDWTを施すことで分解レベルを増加させ、図2(B)に示すように周波数分解の粒度を細かくすることができる。
なお、図2(B)の記載において、Lvはレベルであり、"L","H"はそれぞれ低域、高域を示し、その順序は、前側が水平フィルタリングを行った結果の帯域、後側が垂直フィルタリングを行った結果の帯域を示し、レベルLvの後の数字はDWTの分解レベルを示す。また、LLは、最低域サブバンドを示す。
上記のように、各プレーンデータは離散ウェーブレット変換処理によりサブバンド単位の変換係数に変換される。上記サブバンド単位の変換係数は量子化部204に入力され、量子化部204では、量子化制御部207が生成した量子化係数Q値と丸め処理の設定を利用し、変換係数を一係数毎に量子化する。なお、Q値は、その値が大きいほど符号量を削減する一方、画質劣化が顕著になる値である。また、丸め処理は、量子化処理による割り算時の端数を整数化する処理のことであり、詳細は後述する。
エントロピー符号化部205は、量子化部204で量子化された変換係数をエントロピー符号化して符号化データを生成する。エントロピー符号化部205で符号化されたデータは、出力端子206より出力される。また、エントロピー符号化部205が出力した符号化データは符号量算出部208にも入力され、サブバンド単位の符号量及びピクチャ単位の符号量が算出される。算出された符号量データは量子化制御部207に入力され、ピクチャ目標符号量及びサブバンド目標符号量との演算を行い、次のピクチャの各サブバンドに最適となるQ値を生成する。
量子化制御部207では、静止画単写、静止画連写、動画撮影のそれぞれの撮影モードにおいて、量子化部204における量子化の制御を行う。当該制御は撮影モード毎に異なる。
次に、図3を参照して量子化制御部207における初期設定処理を説明する。図3は、量子化制御部207の初期設定処理の一例を示すフローチャートである。
量子化制御部207の処理を開始すると、S301において量子化制御部207は、ユーザ選択等で指示された撮影モード情報を取得する。量子化制御部207は、取得する撮影モードとして、動画記録か静止画記録のいずれかを示す撮影モードと、静止画記録の場合は、単写モードか連写モードのいずれかを示すドライブモードとの情報を取得する。
続くS302において、量子化制御部207は、取得した撮影モード情報が、静止画記録を示すか否かを判定する)。静止画記録でないと判定された場合、処理はS306に進み設定3を選択して処理を終了する。また、静止画と判定された場合は、処理はS303に進み、更に連写モードか否かを判定する。連写ではないと判定された場合、処理はS304に進み設定1が選択され、処理を終了する。一方、連写であると判定された場合、処理はS305に進み設定2が選択され、処理を終了する。
以下、S304からS306において選択される設定1(静止画単写)、設定2(静止画連写)、設定3(動画撮影)の内容を説明する。まず、量子化処理における量子化係数であるQ値の各設定を説明する。設定では、各サブバンドのQ値の関係を決定していく。図2(B)のDWT におけるLv1の各サブバンドQ値を、QLv1LH、QLv1HL、QLv1HHとし、Lv2の各サブバンドQ値を、QLv2LL、QLv2LH、QLv2HL、QLv2HHとし、これを用いて説明を行う。
設定1は、静止画単写時にセットされるパラメータである。静止画単写では、微細な部分も再現することで解像感を出すことが必要である。解像感を重視し、高周波成分を残す設定とする。具体的に、高周波成分であるLv1のQ値を小さくすることで、高周波成分を残し、解像感を重視することができる。
また、設定3は、動画撮影時にセットされるパラメータである。動画撮影では、解像感を高くするとフレーム間で高周波部分に差が出てしまい、それがフリッカとなって画像に違和感が出てしまう。このため、高周波成分を抑えてフレーム間の差を抑えることでフリッカを発生しづらくさせる設定とする。具体的に、高周波成分であるLv1のQ値を大きくすることで、高周波成分を抑え、フリッカの発生を抑制することができる。
設定2は、静止画連写時にセットされるパラメータであり、設定1と設定3の間となる。静止画連写は、撮影速度(コマ速、例えば毎秒5コマ(枚)等)が速くなれば動画のように表示されることがあるため、コマ速に応じた設定となる。本実施形態では、一例として静止画連写のコマ速と動画のフレームレートとの比率に応じた設定とする場合を説明する。
このように、本実施形態では、動画撮影時には高周波成分であるLv1のQ値を大きくしてフリッカを発生しづらくする一方、静止画撮影時には高周波成分であるLv1のQ値を小さくして高周波成分を残し解像感を重視する。よって、設定1と設定3との高周波成分のQ値を比較すると、設定1のQ値をより小さく、設定3のQ値の方をより大きくすることができる。設定2については、設定1より大きく、設定3よりも小さく、設定1と設定3との間の値とすることができる。
各設定におけるLv1の各Q値及びその関係を式で示すと、以下のようになる。
QLv1LH = αLv1LH × QLv2LH +βLv1LH (式1)
QLv1HL = αLv1HL × QLv2HL +βLv1HL (式2)
QLv1HH = αLv1HH × QLv2HH +βLv1HH (式3)
上記において、
αLv1LH =αLv1HL =A (式4)
αLv1HH =A × C (式5)
βLv1LH =βLv1HL =B (式6)
βLv1HH =B × C (式7)
である。ただし、C≧1とする。
設定1のAをA1、BをB1とし、設定3のAをA3、BをB3とすれば、A1≦A3、B1≦B3とすることができる。
また、設定2のAをA2、BをB2とし、静止画連写時のコマ速をp2、動画撮影時のフレームレートをp3とした場合、
A2 = A3 × p2/p3 (式8)
B2 = B3 × p2/p3 (式9)
ただし、A1≦A2、B1≦B2とすることができる。
上記により各サブバンドのQ値が決定される。画質優先等により各サブバンドのQ値を固定にする場合と、符号量優先として、各サブバンドのQ値を可変にする場合とがあるが、いずれの場合も上記で示した関係式に基づいてQ値を決定することができる。
次に、図4を参照して量子化処理における丸め処理を説明する。量子化部204では量子化処理を行う際、丸め処理(端数処理)が行われる。量子化処理においては、処理対象の値を量子化係数割り算した結果の端数を、切り上げするか、切り捨てするかによって、取りうる値が異なるため、端数処理において切り上げと切り捨てのどちらを採用するかを撮影モードの特性に応じて決定する必要がある。
図4に示す2つのグラフにおいて、横軸を入力、縦軸を出力とする。各グラフにおいて実線401、403は、比較用の量子化無しのデータを示し、点線402、404は量子化及び逆量子化を行って再現された当該データを示している。図4(A)は端数処理として四捨五入を採用した場合を示し、図4(B)は切り捨てを採用した場合を示している。
図4(A)の四捨五入の場合、量子化処理前と量子化処理後とで、値の大小関係が周期的に変化(逆転)しているのが分かる。図4(B)に示す切り捨てでは、量子化処理前より量子化処理後の値が大きくなることはないのが分かる。四捨五入では、差分絶対値が最小となり、切り捨てでは元の数値以上となることがない。ただし、差分絶対値で見ると、四捨五入は切り捨てより平均値として小さくなるため、量子化誤差は小さくなる。
本実施形態において、量子化部204はウェーブレット係数を量子化する。四捨五入では、量子化誤差は小さくなる。このため、入力画像に対しての誤差が小さくなるので、四捨五入は静止画に向いている。そこで設定1では、四捨五入かそれに近い丸め処理を行うこととする。
ここで、ウェーブレット係数が入力値より大きくなるということは、より高周波成分が発生してしまうことであり、入力画像より強調されてしまう部分が発生することとなる。よって、動画に適用した場合、フレーム間で高周波部分に差が出てしまい、それがフリッカとなって画像に違和感が出るおそれがある。従って、高周波成分を抑え、フレーム間の差を抑えることでフリッカを発生しづらくする必要がある。そこで設定3では、切り捨てかそれに近い丸め処理を行うことで高周波成分を抑えることとする。
静止画連写の設定2は、Q値の場合と同様に、設定1と設定3の間であり、コマ速に応じた設定となる。例えば、コマ速に対して所定の閾値を設定し、閾値よりもコマ速が速い場合には設定3と同様とし、コマ速が閾値以下の場合は設定1と同様とすることができる。具体的に、動画像のフレームレートを毎秒30フレームとした場合、コマ速が毎秒10コマ(枚)までは設定1と同様とし、コマ速が毎秒10コマを超えた場合には設定3と同様とすることができる。毎秒10コマは閾値の例示であって、これに限定されるものではない。
以上説明したように、量子化処理のQ値及び丸め処理の設定を撮影モードに応じて変更することにより、各撮影モードで高効率の圧縮とフリッカ低減を両立したRAW画像記録を可能にすることができる。
[実施形態2]
以下、第2の実施形態について説明する。本実施形態における画像符号化装置の構成は図1(A)に示したのと同様である。図5は、本実施形態に対応するRAW圧縮符号化部104の機能構成の一例を示すブロック図である。図5において、実施形態1で示した図2(A)の機能構成図と対応する構成については同一の参照番号を付している。本実施形態のRAW圧縮符号化部104は、図2(A)の構成に追加してプレーン変換部501を有している。また、画像符号化装置の全体的な処理は実施形態1で説明したものと同様であるので説明を省略し、本実施形態に特有の処理について以下に説明する。
センサ信号処理部103から入力されたRAW画像データは、プレーン分割部202により各色成分のプレーンデータ(R成分1個、B成分1個、G成分2個)に分割され、プレーン変換部501に入力される。ここで入力されるRG1G2Bのプレーンデータを第1の種類のプレーンデータと呼ぶことにする。プレーン変換部501では、入力された第1の種類のプレーンデータに対し色変換処理を施し、輝度信号からなる輝度プレーンと色差信号からなる色差プレーンとで構成されるプレーンデータを生成する。本実施形態では、輝度信号Y、色差信号C1、C2、C3から成る4つのプレーンデータを生成する。ここで生成されるYC1C2C3のプレーンデータを第2の種類のプレーンデータと呼ぶことにする。
プレーン変換部501が出力した第2の種類のプレーンデータは離散ウェーブレット変換部203に入力され、周波数領域信号に変換して、変換係数を出力する。以降は実施形態1と同様の動作を行う。
次に、実施形態1でも説明した、撮影モード毎の量子化係数及び丸め処理のための設定について説明する。上述のように本実施形態では、第1の種類のプレーンデータから第2の種類のプレーンデータに変換している。輝度信号Y,色差信号C1,C2,C3から成る4つのプレーンデータでは、互いに特性が異なるが、プレーン毎では実施形態1と同様である。即ち、Lv1の各Q値を求める式は式1から式9の通りであり、丸め処理の詳細も実施形態1と同様である。
本実施形態において、プレーン変換を行った画像もQ値及び丸め処理の設定を変えることで、量子化処理を撮影モードに応じて変更する。これにより、各撮影モードで、高効率の圧縮とフリッカ低減を両立したRAW画像記録を可能にすることができる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:画像符号化装置、101:撮像光学系、102:撮像部、103:センサ信号処理部、104:RAW圧縮符号化部、105:バッファ、106:記録データ制御部、150:制御部、151:操作部

Claims (12)

  1. 画像符号化装置であって、
    RAW画像データを周波数変換し、複数のサブバンドのサブバンドデータを生成する変換手段と、
    前記サブバンドデータを量子化処理する量子化手段と、
    前記量子化手段により量子化されたサブバンドデータを符号化する符号化手段と、
    前記量子化手段における量子化処理を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、設定されている撮影モードに応じて、前記量子化処理における量子化係数を決定し、前記撮影モードが動画撮影である場合の高周波成分のサブバンドを量子化するための第1の量子化係数を、前記撮影モードが静止画撮影である場合の前記第1の量子化係数よりも大きくすることを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記制御手段は、前記撮影モードが静止画単写である場合の前記第1の量子化係数を、前記撮影モードが静止画連写である場合の前記第1の量子化係数よりも小さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記制御手段は、前記撮影モードが静止画連写である場合の前記第1の量子化係数を、連写の撮影速度と前記動画撮影におけるフレームレートとの比率に応じて、前記撮影モードが動画撮影である場合の前記第1の量子化係数よりも小さくすることを特徴とする請求項2に記載の画像符号化装置。
  4. 前記制御手段は、前記設定されている撮影モードに応じて、前記量子化処理において実行する端数処理を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  5. 前記端数処理は、四捨五入と、切り捨てとを含み、
    前記制御手段は、前記撮影モードが動画撮影の場合に前記端数処理として前記切り捨てを選択し、前記撮影モードが静止画撮影の場合に前記端数処理として前記四捨五入を選択することを特徴とする請求項4に記載の画像符号化装置。
  6. 前記制御手段は、前記撮影モードが静止画連写である場合、連写の撮影速度が速くなるのに応じて、前記端数処理を前記四捨五入から前記切り捨てに切り替えることを特徴とする請求項5に記載の画像符号化装置。
  7. 前記変換手段は、前記RAW画像データを分割して得られた複数のプレーンデータのそれぞれについて、離散ウェーブレット変換により前記サブバンドデータを生成し、
    前記制御手段は、それぞれのプレーンデータについて前記量子化手段における量子化処理を制御することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  8. 前記プレーンデータは、前記RAW画像データを構成するRGBの各色成分について生成されることを特徴とする請求項7に記載の画像符号化装置。
  9. 前記プレーンデータは、前記RAW画像データを構成するRGBの各色成分を色変換して得られた輝度信号と色差信号について生成されることを特徴とする請求項7に記載の画像符号化装置。
  10. 被写体を撮像して前記RAW画像データを生成する撮像手段と、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の画像符号化装置と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  11. 画像符号化装置の制御方法であって、
    変換手段が、RAW画像データを周波数変換し、複数のサブバンドのサブバンドデータを生成する変換工程と、
    量子化手段が、前記サブバンドデータを量子化処理する量子化工程と、
    符号化手段が、前記量子化工程において量子化されたサブバンドデータを符号化する符号化工程と、
    制御手段が、前記量子化工程における量子化処理を制御する制御工程と
    を含み、
    前記制御工程では、設定されている撮影モードに応じて、前記量子化処理における量子化係数を決定し、前記撮影モードが動画撮影である場合の高周波成分のサブバンドを量子化するための第1の量子化係数を、前記撮影モードが静止画撮影である場合の前記第1の量子化係数よりも大きくすることを特徴とする画像符号化装置の制御方法。
  12. コンピュータを請求項1から9のいずれか1項に記載の画像符号化装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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