JP2021100182A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 例えば通信機能を備える画像処理装置が、Trimを実行中に信号を受信しても不要になった記憶領域のすべてにTrim処理が完了するまで信号に応じた処理を実行することが出来ない。そのため、ユーザの利便性が低下するおそれがある。【解決手段】 画像形成装置であって、外部装置から所定の通信を介して信号を受信する受信手段と、半導体領域を有する不揮発性の記憶手段と、前記半導体領域を複数の領域に分割する設定を行う設定手段と、前記画像形成装置がスタンバイ状態で所定時間が経過することに従って、分割された領域にTrim処理を実行する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記Trim処理を実行している間に前記受信手段が前記信号を受信することに基づいて、前記Trim処理を停止することを特徴とする【選択図】 図5
Description
本発明は、画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する。
SSD(Solid State Drive)やeMMC(embedded Multi Media Card)といった、フラッシュメモリと制御回路を備える組み込み機器向けの半導体記憶装置がある。このような半導体記憶装置はアクセス速度や静音性等の観点でHDD(ハードディスクドライブ)よりも優れている一方で、書き換え回数に制限がある。
そのため、半導体記憶装置では内蔵するフラッシュメモリの寿命を延ばすために、半導体記憶装置が備えるコントローラによってウェアレベリングと呼ばれる分散書き込みが行われている。ウェアレベリングでは、書き込み回数の少ないブロックをなるべく使用するように、ブロックを置き換えて書き込みが行われていく。そのため、情報処理装置にてウェアレベリング処理を実行中には、ブロック置き換え時にブロック消去やデータコピーなどが発生し、半導体記憶装置のパフォーマンス(読み書き性能)が低下する場合がある。
不揮発性半導体記憶装置では、パフォーマンスの低下を改善する方法としてTrim(トリム)と呼ばれる処理を行うのが一般的である。Trimとは、記憶装置に対して、OS(オペレーティングシステム)のファイルシステムにとって不要になった記憶領域を通知するコマンドである。
具体的には、Trimというコマンドによって使用しなくなった領域を半導体記憶装置のコントローラに対して通知する。半導体記憶装置のコントローラは未使用領域を認識することにより、使用領域だけ集めて(ガーベージコレクション)ウェアレベリングすればよいので、コピーするデータ量が小さくなり、使用ブロック数も減少し、全体の書き替え回数も減少する。よって半導体記憶装置にTrimコマンドで不要になった記憶領域を通知することにより、不必要な領域までウェアレベリング処理をする必要がなくなり、半導体記憶装置のパフォーマンス低下を抑制することができる。
TrimコマンドによるTrim処理の実行タイミングとして、例えば、印刷ジョブのジョブ状況を取得して、ジョブの中断を示す状況にあると判断したらウェアレベリングのために利用可能なTrimコマンドを実行する画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。
しかしながら、例えば通信機能を備える画像処理装置が、Trimを実行中に信号を受信しても不要になった記憶領域のすべてにTrim処理が完了するまで信号に応じた処理を実行することが出来ない。そのため、ユーザの利便性が低下するおそれがある。
本発明は、画像形成装置であって、外部装置から所定の通信を介して信号を受信する受信手段と、半導体領域を有する不揮発性の記憶手段と、前記半導体領域を複数の領域に分割する設定を行う設定手段と、前記画像形成装置がスタンバイ状態で所定時間が経過することに従って、分割された領域にTrim処理を実行する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記Trim処理を実行している間に前記受信手段が前記信号を受信することに基づいて、前記Trim処理を停止することを特徴とする。
発明によれば、ユーザの操作性の低下を抑制することが可能である。
添付図面を参照して本発明の実施例を詳しく説明する。なお、以下の実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施例で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(実施例1)
図1に実施例1の画像形成システムの構成の一例を示す。
図1に実施例1の画像形成システムの構成の一例を示す。
画像形成システム101は、画像形成装置102、103、情報処理装置104によって構成される。画像形成装置102、103は、交換機を介して電話回線で接続される。
画像形成装置102と情報処理装置104はネットワークを介してLANケーブルで接続される。また、USBケーブルで直接接続するような構成であってもよい。画像形成装置102、103は、FAX機能を用いて、画像データの送受信、記録媒体への印刷をおこなう。
情報処理装置104は、ネットワークを介して、画像形成装置102の機器情報の取得、PDLデータおよび印刷設定の生成、印刷ジョブの送信をおこなう。画像形成装置102は、情報処理装置104から受信した印刷ジョブを実行し、画像を記録媒体へ印刷する。
図2は、画像形成装置102のハードウェア構成を示すブロック図である。
画像形成装置102は、コントローラ211、プリンタ212、スキャナ213、操作部214、FAX215、電源216によって構成される。以下、各ユニットについて説明する。
コントローラ211は、CPU221、ROM222、RAM223、eMMC224、画像処理部225、電源制御部226、プリンタI/F227、スキャナI/F228、操作部I/F229を有する。さらにコントローラ211は、FAX I/F230、電源I/F231、LAN I/F232、USB−HOST I/F233、USB−DEVICE I/F234、バス235を有する。
CPU221は、システム全体を制御し、各部とバス235を介して信号を送受信する。ROM222は、CPU221がシステムを起動するためのプログラムを格納する不揮発性メモリである。RAM223は、CPU221が様々な動作プログラムを展開して実行するための揮発性メモリである。eMMC224は、CPU221が画像形成装置102を動作させるための様々なプログラムやFAX画像データを格納する不揮発性メモリである。なお、ここではeMMCを例に挙げるが、Trimコマンドに対応する半導体メモリ(例えば、SSD等)であればよい。
画像処理部225は、スキャナ213から受信した読取画像データや外部機器からFAX I/F230、LAN I/F232、USB−HOST I/F233、USB−DEVICE I/F234経由で受信した画像データを印刷画像データへ変換する。
電源制御部226は、画像形成装置102の動作モードに応じて、各ユニットへ供給する電源を制御する。画像形成装置102は動作モードとして、スタンバイモード(スタンバイ状態)とスリープモード(スリープ状態)を備える。
スタンバイモードとは、電源が投入されてから画像形成装置102内のハードウェア、及びソフトウェアの初期設定が完了した状態、又はジョブ終了後の、ユーザから次のジョブを受け付けられる状態(次のジョブを実行可能な状態)のことである。
なお、スタンバイモードは、少なくともCPU221とeMMC224の動作に必要な電源の供給と初期設定が完了している状態である。そのため、スタンバイモードにおいて、ジョブの受付及び実行に影響しない範囲で画像形成装置102内の各ブロックの一部又は全体の電源供給を遮断しても良い。
例えば、スキャナI/F228の初期設定に時間がかかる場合は、スキャナI/F228は電源を供給しつつ、ADF200及びリーダ部300の一部の初期設定が不要な部分の電源供給を遮断してもよい。また、例えば、表示部107のバックライトを消灯して表示部107の消費電力を削減してもよいし、バックライトを点灯させてもよい。
スリープモードは、スタンバイモードより画像形成装置102の消費電力を少なくしたモードがある。例えばスリープモードでは、画像形成装置102の消費電力を削減するために操作部214、プリンタI/F227、プリンタ212などのモジュール全体、又はその一部とともに、CPU221内の一部の動作を休止させる。
スリープモード移行条件は、オートスリープ時間経過または節電キー押下を検知した場合である。オートスリープ時間は、製品仕様に基づいてユーザが任意に設定可能である。
スタンバイモード移行条件は、操作部214による入力検知、スキャナ213による原稿検知、FAXI/F230、LANI/F232、USB−HOSTI/F233、USB−DEVICEI/F234等の外部I/Fによるジョブ受信検知等である。
プリンタI/F227は、プリンタ212と接続され、印刷画像データの送信や印刷動作に関わる制御信号の送受信をおこなう。スキャナI/F228は、スキャナ213と接続され、読取画像データの受信や読取動作に関わる制御信号の送受信をおこなう。操作部I/F229は、操作部214と接続され、操作部214で受け付けた各種機能キーの選択、ジョブの実行・停止、電源キーの入切等の入力信号の受信や表示画像データの送信をおこなう。
FAX I/F230は、FAX215と接続され、画像データやFAX動作に関わる制御信号を送受信する。電源I/F231は、電源216と接続され、画像形成装置102の動作モードに応じて、出力電圧の制御信号を送信する。
LAN I/F232は、ネットワークに接続され、同ネットワークに接続するPC等の複数の外部機器から印刷ジョブと画像データを受信する。USB−HOST I/F233は、USBメモリ等の外部機器と接続され、画像データ等の送受信をおこなう。USB−DEVICE I/F234は、PC等の外部機器と接続され、外部機器から印刷ジョブと画像データを受信する。
プリンタ212は、印刷画像データの受信、印刷動作に関わる制御信号の送受信、感光ドラムへの帯電、画像データの露光、トナーによる現像、記録媒体への転写、定着等の印刷動作をおこなう。
スキャナ213は、原稿の読み取り、読取画像データの生成と送信、読取動作に関わる制御信号の送受信、原稿検知によるスリープ復帰信号の送信をおこなう。
操作部214は、各種機能キーの選択、ジョブの実行・停止、電源キーの入切等の入力信号の送受信や表示画像データの受信と表示をおこなう。
FAX215は、画像データの変復調と送信、電話回線236への送受信、電話回線236からの呼出信号を検知して電話機もしくは変復調部への接続処理をおこなう。
電源216は、入力電源のA/D変換、受信した制御信号に応じて出力電圧を制御する。
ネットワーク制御部238は、LAN I/F232と外部端末を、通信237を介して接続して、ネットワーク通信を行う。通信は、無線であっても有線であってもよい。
図3は、実施例1の画像形成装置のもつeMMCのパーティション構成表を示す。
CPU221はeMMC224の記憶領域を複数の領域に区切って、各パーティションを番号で管理する。パーティションの数と各パーティションの記憶容量は、設計者が任意に定義することができる。
パーティションで区切ることで、複数のアプリケーションがeMMC224へデータの書き込みを行ったときに、重複した記憶領域へ異なるアプリケーションがデータを書いてしまうことによって必要なデータが失われることを防ぐことができる。具体的には、各アプリケーションがeMMC224内の半導体領域(以下、記憶領域)にアクセス可能なアドレス値に上限と下限を設け、アプリケーション間でアドレス値の範囲が重ならないようにする。なお、アドレス値の上限と下限は、アクセス可能な記憶領域の先頭アドレスと先頭アドレスからのデータ量で定義してもよい。
その他に、各アプリケーションがアクセス可能な上記アドレス値の範囲は、CPU221が固定値をテーブルとして持ってもよい。または、図示はしていないがCPU221が持つファイル管理システム内で、各アプリケーションの動作率などに応じて変化する変動値として持ってもよい。本実施例では、仮に10の領域で分割する。分割された各記憶領域(分割領域)のアドレス値の範囲の上限値と下限値の固定値、及び後述する各記憶領域のTrim実行フラグを図3に示すパーティション構成表としてCPU221が保持する。
Trim(Trim処理)とは、eMMC224に対して、CPU221のファイルシステムにとって不要になった記憶ブロックを通知するコマンドである。
具体的には、Trimというコマンドによって使用しなくなった領域を半導体記憶装置のコントローラに対して通知する。記憶装置コントローラ402は未使用領域を認識することにより、使用中のブロックだけを集めて(ガーベージコレクション)ウェアレベリングを行う。ここでは、CPUが使用しなくなった領域(不要になった領域)を記憶装置104に通知し、記憶装置104が通知に基づいてウェアレベリングを行うことをTrim処理とする。Trimの実行により、コピーするデータ量が小さくなり、使用ブロック数も減少し、全体の書き替え回数も減少する。よってeMMC224にTrimコマンドで不要になった記憶ブロックを通知することにより、不必要な領域までウェアレベリング処理をする必要がなくなり、eMMC224のパフォーマンス低下を抑制することができる。
Trim処理に要する実行時間は、各パーティションの記憶容量に比例して長くなる。そのためeMMC224の全ての領域を対象にしてしまうと、CPU221の占有時間が長くなってしまう。Trimに必要な時間は、eMMC224が持つ容量に依存するが、例えば数GBのeMMCは、数十秒を要する場合がある。さらに、SSDは、それ以上の時間を要する場合がある。
しかしながら、上記のTrimコマンドを発行すると不要となった記憶領域を通知することにCPU221が占有されてしまい、CPU221上の他のアプリケーションの動作に支障をきたしてしまう。その場合、Trimコマンドを発行するための条件が、CPU221の占有時間が長くなってもユーザの操作に影響しない時間に限定されてしまい、Trimコマンドを発行しづらくなってしまう。これを回避するために、eMMC224内の分割された記憶領域に対して、個別に順次Trimコマンドを発行することが望ましい。そうすることで、1回のTrimコマンドでCPU221を占有する時間が短くなり、Trimコマンドを発行するための条件が緩和される。
なお、1回のTrimコマンドの実行に必要な時間は、分割された記憶領域辺りのデータ容量値に依存するため、記憶領域を細かく分割することでCPU221の占有時間を短くできる。1回のTrimコマンドで要するCPU221の処理時間を、1パーティションのTrimにかかる最小の時間(例えば7秒程度)になるよう記憶領域を分割することが望ましい。
その他に、例えばeMMC224内の番号3のパーティションと番号4のパーティションにTrimコマンドを発行したい場合、CPU221は最初に番号3のパーティションにTrimコマンドを発行する。そして、番号3のパーティションのTrim動作が完了した後、番号4のパーティションにTrimコマンドを発行する。
図3に示すパーティション構成表では、各パーティションに格納するデータ内容と、Trimの実行対象を記録するためのフラグと、Trim処理に要する実行時間を記憶する。パーティション番号1〜2は、動作プログラム格納領域なので、書込み保護がかけられており、Trimの実行対象外である。パーティション番号3〜10は、各種タスクで使用するデータ格納領域であり、Trim実行対象である。フラグは、実行対象の場合「1」が設定され、実行対象外の場合「0」が設定される。
図4は、実施例1の画像形成装置のFAXジョブ受信シーケンスを示す。ここでは図4(a)に課題が生じる比較例を示し、図4(b)に実施例の構成を示す。なお、画像形成装置103と画像形成装置102は、交換機を介して信号のやり取りを行うが、ここでは説明を省略する。
図4(a)において従来のTrim実行時のFAXジョブ受信シーケンスである。従来は、eMMC224のデータ格納領域のすべての領域へまとめてTrimを実行する。そのため、データ格納領域の全ての領域へのTrimが完了するまでFAXジョブを実行することが出来ない。
S401aで、CPU221がeMMC224のすべてのパーティションに対してTrimを実行する。
S402aで、画像形成装置103は呼出信号を受信器に送信する。そして画像形成装置103は、S404aに示すように予め設定された応答の待機時間を超えるまで受信器の応答を待つ(応答待機状態)。
S403aで、画像形成装置102は、呼び出し信号を受信する。しかしながら、Trimの実行中であるため、Trimが完了するまで応答を返すことが出来ない。
応答できない時間をTは、図3に示すTrim実行時間tn(n=1,2,,,8)を用いて、以下の式が成り立つ。
式(1)・・・・T <= Σ(tn)
式(1)・・・・T <= Σ(tn)
S405aで、画像形成装置103は、予め設定された応答の待機時間を超えても応答を受信しなかった場合に、呼出失敗による送信エラーを出力する。
なお、応答の待機時間は、画像形成装置103の製品仕様によって異なるが、30秒程度が想定される。つまり、画像形成装置102のeMMCに対するTrim実行時間が30秒を超える場合、FAXジョブの受信タイミングによっては、画像形成装置103内の応答の待機時間内に画像形成装置102が応答を送信できない。そのため、画像形成装置103が、呼び出し失敗による送信エラーを出力する可能性が生じ得る。
次に図4(b)に本実施例の構成を示す。図4(b)は、eMMCのデータ格納領域の複数のパーティションに対してTrimを実行中にFAXジョブを受信した場合に、実行中のパーティションのTrimが完了するとTrimを停止し、FAXジョブに応答するFAXジョブ受信シーケンスである。
S401bで、CPU221がeMMC224の分割されたパーティションのうち1つに対してTrimを実行する。
S402bで、画像形成装置103は呼出信号を受信器に送信する。そして画像形成装置103は、S404bに示すように予め設定された応答の待機時間を超えるまで受信器の応答を待つ(応答待機状態)。
S403aで、画像形成装置102は、呼び出し信号を受信する。しかしながら、Trimの実行中であるため、Trimが完了するまで応答を返すことが出来ない。
しかしながら、応答できない時間は、tn(n=1,2,,,8)であり、画像形成装置103の呼出時間より十分短い時間になるようにパーティションを設定する。待機時間を30秒程度と想定すると、eMMCの1つのパーティションのTrimにかかる実行時間はtn<10程度にする。そのため、画像形成装置103の応答の待機時間内に1つの領域へのTrim処理を完了する。そして、実行中だったパーティションへのTrimが完了すると、そのほかのパーティションへのTrim処理は停止する。
S405bで、画像形成装置102は、応答信号を画像形成装置103に送信する。S406bで応答の待機時間内に応答信号を受け取った画像形成装置103は、画像形成装置102にFAXジョブを送信する。
このように、呼び出し信号を受け取った際に実行中のパーティションへのTrimが完了した時点で、Trim未実行のパーティションへのTrimを停止し、呼び出し信号に応答することでFAXジョブがキャンセルされてしまうことを防止することが出来る。これによりユーザの利便性の低下を抑制することが可能である。
次に図5のFAXジョブ受信時のフローチャートを用いて本実施例の詳細を説明する。図5のフローチャートに係る処理を実行するためのプログラムは、eMMC224に格納されており、RAM223に読み出されCPU221によって実行される。
S501で、CPU221は印刷や読取等、eMMCを使用するジョブが実行された場合に加算されるカウンタのカウントを開始する。S502で、画像形成装置102はスタンバイモードへ移行する。
S503で、CPU221は、タイマーの計時を開始する。S504で、S501のジョブカウンタの値が第1設定値を超えたか判定し、eMMCの書込み性能の使用量を確認する。ジョブカウント値が第1設定値を超えていない場合、S507に遷移する。ジョブカウント値が設定値を超えている場合、S505に遷移する。S505で、CPU221は、ジョブカウント値を初期化する。そしてS506で、CPU221は、eMMCの最初のパーティションに1(フラグをたてる)を記憶する。パーティションに1を記憶することで、Trimの実行対象となる。
S507で、CPU221は、タイマー値と第2設定値を比較して、所定時間経過したか判定する。所定時間経過していない場合には、S514に遷移する。所定時間経過した場合、S508に遷移する。
S508で、CPU221は、タイマーの計時を停止し、掲示した時間を初期化する。S509で、図3に示すフラグの中で、1に設定されたパーティションの有無を判定する。フラグに1が設定されたパーティションがない場合、S514に遷移する。
フラグに1が設定されたパーティションがある場合、S510に遷移する。S510で、CPU221は、フラグが立っているパーティションに対してTrimを実行開始する。Trimを実行するとS511に遷移する。
S511で、最後のパーティションのフラグに1が設定されているか判定する。最後のパーティションのフラグに1が設定されている場合、S512で、フラグを0に設定する。つまり、複数のパーティションの全ての領域の各々対して個別にTrimを実行したことを意味する。S512を終えるとS514に遷移する。
S511で最後のパーティションのフラグに1が設定されていない場合、S513で、1に設定されたフラグを0へ設定し、次のパーティション番号のフラグを1に設定する。これによって、次のパーティション番号の領域が次のTrimの対象となる。S513を終えるとS514に遷移する。
S514で、CPU221は回線の呼出信号を検知しているか否かを判定する。具体的には、CPU221の割り込みポートにFAX回線の呼び出し信号が割り込まれていない場合に、S520に遷移する。S520で、CPU221は、フラグに1が設定されたパーティションのTrimが実行されているか判定する。Trimが実行されている場合、S521で、Trimが実行完了するまで待ち状態となる。CPU221が、eMMC224からTrimの実行完了の通知を受け付けた後、S509へ戻る。
S520で、フラグに1が設定されたパーティションのTrimが実行されていない場合、S522に遷移する。S522で、CPU221は、スリープモード移行条件を満たしたか判定する。S522で、スリープモード移行条件を満たしていない場合、S504へ戻る。S522でスリープモード移行条件を満たした場合、S523で、CPU221は、画像形成装置102をスリープモードへ移行させる。S523を終えるとS524に遷移する。S524で、CPU221は、スタンバイモード移行条件を満たすまで待ち状態となり、スタンバイモード移行条件を満たした場合、S502へ戻る。
S514の説明に戻る。S514で、CPUが回線の呼出信号を検知した場合、S515に遷移する。具体的には、CPU221の割り込みポートにFAX回線の呼び出し信号が割り込まれた場合に、S515に遷移する。
S515で、CPU221は、フラグに1が設定されたパーティションのTrimが実行されているか判定する。Trimが実行されていない場合、S517に遷移する。Trimが実行されている場合、S516で、CPU221は、Trimが実行完了するまで待ち状態となる。S516で、CPU221は、Trimの実行完了の通知をeMMC224から受け付けた後、S517に遷移する。
S517で、CPU221は、回線の呼出信号に応答する。S518で、CPU221は、FAXジョブの受信待ち状態となる。S518で、CPU221は、FAXジョブを受信すると、S519で、FAXジョブを実行して、S502へ戻る。
図6は、実施例1のeMMCのパーティション構成表のフラグの遷移フローについて示す。
S601は、eMMCのパーティション構成表の初期状態を示しており、Trim実行対象のパーティション番号3のみフラグが1に設定され、その他のフラグは0に設定されている。
タイマー値が第2設定値を超えると、パーティション番号3にTrimを実行する(Trim1回目)。
S602は、Trim1回目を実行(開始)した際のeMMCのパーティション構成表の状態を示しており、パーティション番号3のフラグは0に設定され、次のパーティション番号4のフラグに1が設定されている。
Trim1回目が完了する前にFAXの呼出信号を受信する(S603)。これによってパーティション番号3へのTrimが完了しても、パーティション番号4へのTrimへのTrimを続けて実行しなくなる(Trim停止)。そして、パーティション番号3へのTrimが完了するとFAXジョブの呼出信号に応答し、FAXデータを受信したらFAXジョブを実行する。
S604においてFAXジョブが完了する。なおこの時、パーティション構成表は、S602から変化していない。FAXジョブが完了すると再びスタンバイ状態に入って、再びタイマー値が第2設定値を超えると、S605においてパーティション番号4へのTrimを実行(Trimの再開)する(Trim2回目)。S605は、Trim2回目を実行した際のeMMCのパーティション構成表の状態を示しており、パーティション番号4のフラグは0に設定され、次のパーティション番号5のフラグに1が設定される。
呼出信号による割り込みが無い状態でパーティション番号4へのTrimが完了すると、パーティション番号5へのTrimを開始する。これを繰り返した状態がS606である。S606は、Trim8回目のeMMCのパーティション構成表の状態を示しており、パーティション番号7のフラグは0に設定され、次のパーティション番号8のフラグに1が設定されている。次にTrimを実行する際(ジョブカウント値が第1設定値を超えて新たにフラグが立った際)には、S601へ戻る。
本実施例によれば、画像形成装置がeMMCに対してTrimを実行中に、電話回線の呼出信号を検知した場合においても、呼出時間内にTrim処理を完了させて、その呼出に応答することができる。つまり、スタンバイモード時におけるeMMCのTrim処理と電話回線の呼出信号に対する応答を両立することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
(実施例2)
図7〜図9を用いて、本実施例の情報処理装置について説明する。本実施例において図4、図5と同様の構成、同様のステップには同様の符号を付して説明を省略する。また、図1〜図3については、実施例1と同様であるため説明を省略する。
図7〜図9を用いて、本実施例の情報処理装置について説明する。本実施例において図4、図5と同様の構成、同様のステップには同様の符号を付して説明を省略する。また、図1〜図3については、実施例1と同様であるため説明を省略する。
図7には、実施例2の画像形成装置の印刷ジョブ受信シーケンスを示す。ここでは図7(a)に比較例として従来の構成を示し、図7(b)に実施例の構成を示す。なお、情報処理装置104と画像形成装置102は、ネットワークを介して信号のやり取りを行うが、ここでは説明を省略する。
図7(a)において従来のTrim実行時の印刷ジョブ受信シーケンスである。従来は、eMMC224のデータ格納領域のすべての領域へまとめてTrimを実行する。そのため、データ格納領域の全ての領域へのTrimが完了するまで印刷ジョブを実行することが出来ない。
S701aで、CPU221がeMMC224のすべてのパーティションに対してTrimを実行する。
S702aで、情報処理装置104は印刷要求を画像形成装置102に送信する。そして画像形成装置102は、S704aに示すように画像形成装置102の応答を待つ(応答待機状態)。
S703aで、画像形成装置102は、印刷要求を受信する。しかしながら、Trimの実行中であるため、Trimが完了するまで応答を返すことが出来ない。なお応答できない時間は、前述の式(1)で表すことができる。
S705aで、画像形成装置102は、すべてのパーティションに対するTrimが完了すると、情報処理装置104に、S702aで受信した印刷要求に対する応答を返す。
S706aで、情報処理装置104は、画像形成装置102から応答を受け取ると画像形成装置102に印刷データを送信する。S707aで、画像形成装置102は、印刷データを受信すると印刷を実行する。
つまり、従来例によれば情報処理装置104が印刷ジョブを送信しても、画像形成装置102がTrimを実行中であると、すべてのパーティションへのTrimが完了するまで印刷ジョブが実行されず、ユーザを大きく待たせることになる。
次に図7(b)に本実施例の構成を示す。図7(b)は、eMMCのデータ格納領域の1つのパーティションに対してTrimを実行中に印刷ジョブを受信した場合に、実行中のパーティションのTrimが完了するとTrimを停止し、印刷ジョブを実行する印刷ジョブ受信シーケンスである。
S701bで、CPU221がeMMC224の分割されたパーティションのうち1つに対してTrimを実行する。
S702bで、情報処理装置104は印刷要求を画像形成装置102に送信する。そして情報処理装置104は、S704bに示すように予め設定された応答の待機時間を超えるまで画像形成装置102の応答を待つ(応答待機状態)。
S703aで、画像形成装置102は、印刷要求を受信する。しかしながら、Trimの実行中であるため、Trimが完了するまで応答を返すことが出来ない。
しかしながら、分割されたパーティションのうち1つに対してTrimを実行することで完了するまで応答を返すことが出来ない時間が十分短い時間になるようにパーティションを設定する。そして、実行中だったパーティションへのTrimが完了すると、そのほかのパーティションへのTrim処理は停止する。
S705bで、画像形成装置102は、応答信号を情報処理装置104に送信する。S706bで応答信号を受け取った情報処理装置104は、画像形成装置102に印刷データ(印刷ジョブ)を送信する。
このように、印刷要求を受け取った際に実行中のパーティションへのTrimが完了した時点で、Trim未実行のパーティションへのTrimを停止し、印刷要求に応答することでユーザの待ち時間を減らすことが出来る。これによりユーザの利便性の低下を抑制することが可能である。
次に図8の印刷ジョブ受信時のフローチャートを用いて本実施例の詳細を説明する。図8のフローチャートに係る処理を実行するためのプログラムは、eMMC224に格納されており、RAM223に読み出されCPU221によって実行される。なお、図8において、図5と同様のステップには同様の番号を付して説明を省略する。
S512およびS513を終えると、S814に遷移する。S814で、CPU221はネットワークから印刷要求を検知しているか否かを判定する。具体的には、CPU221の割り込みポートに印刷データの印刷要求が割り込まれていない場合に、S520に遷移する。S514で、CPUがネットワークからの印刷要求を検知した場合、S515に遷移する。具体的には、CPU221の割り込みポートに印刷データの印刷要求が割り込まれた場合に、S515に遷移する。
S515で、CPU221は、フラグに1が設定されたパーティションのTrimが実行されているか判定する。Trimが実行されていない場合、S817に遷移する。Trimが実行されている場合、S516で、CPU221は、Trimが実行完了するまで待ち状態となる。S516で、CPU221は、Trimの実行完了の通知をeMMC224から受け付けた後、S817に遷移する。
S817で、CPU221は、ネットワークからの印刷データの印刷要求に応答する。S818で、CPU221は、印刷データの受信待ち状態となる。S818で、CPU221は、印刷データを受信すると、S819で、印刷ジョブを実行して、S502へ戻る。
図9は、実施例2のeMMCのパーティション構成表のフラグの遷移フローについて示す。なお、図9において、図6と同様のステップには同様の番号を付して説明を省略する。
Trim1回目が完了する前に印刷要求を受信する(S903)。これによってパーティション番号3へのTrimが完了しても、パーティション番号4へのTrimへのTrimを続けて実行しなくなる(Trim停止)。そして、パーティション番号3へのTrimが完了すると印刷要求に応答し、印刷データを受信したら印刷ジョブを実行する。
S904において印刷ジョブが完了する。なおこの時、パーティション構成表は、S602から変化していない。印刷ジョブが完了すると再びスタンバイ状態に入って、再びタイマー値が第2設定値を超えると、S605においてパーティション番号4へのTrimを実行(Trimの再開)する(Trim2回目)。S605は、Trim2回目を実行した際のeMMCのパーティション構成表の状態を示しており、パーティション番号4のフラグは0に設定され、次のパーティション番号5のフラグに1が設定される。
印刷要求による割り込みが無い状態でパーティション番号4へのTrimが完了すると、パーティション番号5へのTrimを開始する。これを繰り返した状態がS606である。以降、説明を省略する。
本実施例によれば、画像形成装置がeMMCに対してTrimを実行中に、印刷ジョブの印刷要求を受信した場合において、印刷ジョブ完了までの待ち時間を短縮することができる。つまり、スタンバイモード時におけるeMMCのTrim処理と印刷ジョブに対する応答を両立することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
(実施例3)
本実施例では、印刷要求を受信した時点でTrimを実行中のパーティションから最後のパーティションまでの合計Trim実行時間を算出する。そして合計Trim実行時間が所定値以下だった場合はeMMCデータ転送速度改善を重視し、最後のパーティションまでTrimを継続する動作について説明する。
本実施例では、印刷要求を受信した時点でTrimを実行中のパーティションから最後のパーティションまでの合計Trim実行時間を算出する。そして合計Trim実行時間が所定値以下だった場合はeMMCデータ転送速度改善を重視し、最後のパーティションまでTrimを継続する動作について説明する。
図10を用いて、本実施例の情報処理装置について説明する。本実施例において図8と同様の構成、同様のステップには同様の符号を付して説明を省略する。また、図1〜図3については、実施例1と同様であり、図7と図9は、実施例2と同様であるため説明を省略する。
S1001でTrim継続時間を設定する。Trim継続時間とは、Trimの実行中に印刷要求を受信した場合、Trim実行中のパーティションから最後のパーティションまでのTrim実行時間の合計がTrim継続時間以下であればTrimを中断せずに継続する設定値である。S1000を終えるとS501に遷移する。S501〜S814、S520〜S524は説明済みのため省略する。
S515で、CPU221は、フラグに1が設定されたパーティションのTrimが実行されているか判定する。Trimが実行されていない場合、S1018に遷移する。Trimが実行されている場合、S516で、CPU221は、Trimが実行完了するまで待ち状態となる。S516で、CPU221は、Trimの実行完了の通知をeMMC224から受け付けた後、S1018に遷移する。
S1018で1に設定されたパーティションの有無を判定する。フラグが1に設定されたパーティションがない場合には、S817に遷移する。フラグが1に設定されたパーティションが存在する場合、S1019に遷移する。
S1019でフラグが設定されているパーティションからTrim実行対象のパーティション内、最後のパーティション番号(図6では番号10)までTrimを連続で実行した場合にかかる時間(Trim完了時間)を計算する。そして、S701で設定したTrim継続時間とTrim完了時間を比較する。Trim完了時間の方がTrim継続時間より大きい場合は、次のパーティションへのTrimを中断し、S817に遷移する。S817〜S819は説明済みのため省略する。
Trim完了時間の方がTrim継続時間より小さい場合は、Trimを継続するためにS509に戻る。
本実施例によっても、画像形成装置がeMMCに対してTrimを実行中に、印刷ジョブの印刷要求を受信した場合において、印刷ジョブ完了までの待ち時間を短縮することができる。つまり、スタンバイモード時におけるeMMCのTrimと印刷ジョブに対する応答を両立することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、実施例3のS1000及びS1018、S1019は、実施例1の図5に適応してもよい。その場合、S1000の後は、S501に遷移する。そしてS516(Yes)とS515(No)はS1018に遷移し、S1018(No)とSS1019(YES)は、S517に遷移する。
(その他の実施形態)
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
102 画像形成装置
215 FAX
221 CPU
224 eMMC
230 FAXI/F
232 LANI/F
215 FAX
221 CPU
224 eMMC
230 FAXI/F
232 LANI/F
Claims (16)
- 画像形成装置であって、
外部装置から所定の通信を介して信号を受信する受信手段と、
半導体領域を有する不揮発性の記憶手段と、
前記半導体領域を複数の領域に分割する設定を行う設定手段と、
前記画像形成装置がスタンバイ状態で所定時間が経過することに従って、分割された領域にTrim処理を実行する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記Trim処理を実行している間に前記受信手段が前記信号を受信することに基づいて、前記Trim処理を停止することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記複数の分割領域のうち実行中の分割領域のTrim処理を完了させ、且つ、前記複数の分割領域のうちTrim処理が未実行の分割領域へのTrim処理を行わないことによって、前記Trim処理を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記所定の通信は電話回線であり、
前記受信手段は、前記外部装置から前記電話回線を介してFAXの呼出信号を受信し、
前記制御手段は、前記受信手段が前記呼出信号を受信し且つ前記Trim処理が完了したことに従って、前記未実行の分割領域へのTrim処理を実行せずに、前記呼出信号に応答することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記呼出信号に応答し、前記受信手段がFAXジョブを受信することに従って、前記FAXジョブを実行することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記Trim処理を停止し、且つ、前記FAXジョブを実行した後、前記画像形成装置が前記スタンバイ状態で所定時間が経過することに従って、前記未実行の分割領域への前記Trim処理を実行することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記所定の通信はネットワークであり、
前記受信手段は、前記外部装置から前記ネットワークを介して印刷要求を受信し、
前記制御手段は、前記受信手段が前記印刷要求を受信し且つ前記Trim処理が完了したことに従って、前記未実行の分割領域へのTrim処理を実行せずに、前記印刷要求に応答することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記印刷要求に応答し、前記受信手段が印刷ジョブを受信することに従って、前記印刷ジョブを実行することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記Trim処理を停止し、且つ、前記印刷ジョブを実行した後、前記画像形成装置が前記スタンバイ状態で所定時間が経過することに従って、前記未実行の分割領域への前記Trim処理を実行することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記複数の分割領域の各々に対してTrim処理が必要であることを示す情報を管理する管理手段を有し、
前記制御手段は、前記画像形成装置がスタンバイ状態で所定時間が経過することに従って、前記管理手段によって管理された前記情報に基づいて、前記Trim処理を実行することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記複数の分割領域に前記Trim処理が未実行の分割領域が含まれるか否かを確認する確認手段を有し、
前記Trim処理が未実行の分割領域が含まれていない場合に、前記画像形成装置は、所定の条件を満たすことで前記スタンバイ状態よりも消費電力が低いスリープ状態に遷移することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記複数の分割領域に対して順次、Trim処理を実行することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記スタンバイ状態は、前記画像形成装置がジョブを実行可能な状態であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記不揮発性の記憶装置は、eMMCであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 外部装置から所定の通信を介して信号を受信する受信手段と、半導体領域を有する不揮発性の記憶手段と、前記半導体領域を複数の領域に分割する設定を行う設定手段と、前記分割された領域へのTrim処理を制御する制御手段と、を有する画像形成装置の制御方法であって、
前記制御手段が、前記画像形成装置がスタンバイ状態で所定時間が経過することに従って、分割された領域にTrim処理を実行するステップと、
前記受信手段が前記所定の通信を介して信号を受信するステップと、
前記Trim処理を実行している間に前記受信手段によって前記信号が受信されることに基づいて、前記制御手段が前記Trim処理を停止するステップと、を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 請求項14に記載の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項15に記載のプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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