JP2021099878A - 制御システム、制御方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の照合方式を用いた認証における生体データの登録を効率的に行う生体データ登録支援装置、生体データ登録支援システム、生体データ登録支援方法及びプログラムを提供する。【解決手段】ATMの表示画面において、サービスに関連づいた登録シナリオに含まれる照合方式を用いた照合を行うための情報の入力を促す表示をする。顧客が何らかの事情で生体データを入力できない場合、例えば、指を怪我しており、鮮明な指紋画像データを取得することが困難な場合、「照合方式の変更」が選択されたことを認識すると、予め登録された顧客のメールアドレスにワンタイムパスワードを送信し、当該ワンタイムパスワードを用いた照合を行う。【選択図】図4

Description

本発明は、照合に用いられる生体データの登録を支援する生体データ登録支援システム、生体データ登録支援方法、プログラムに関する。
近年、ATM(automatic teller machine:現金自動預け払い機)を介した銀行サービスや、コンピュータネットワーク上で商品やサービスを売買する電子商取引が活発に行われている。これに伴い、予め登録されたユーザへのなりすましによる被害を対象とした高セキュリティなシステムや、ユーザの利便性を高めるためのシステムが開発されている。
特許文献1には、予めセキュリティレベルを示すランクに対応付けて取引種別及び取引金額を記憶しておき、ユーザが使用するカード種類及び本人確認方法に応じて定まるランクに基づいて、ユーザが行う取引を制限するシステムが記載されている。
特許文献2には、1つのキャッシュカードに対して複数の暗証番号を設定し、入力された暗証番号に対応付けられた処理を行うことで、ユーザの操作を簡易化するシステムが記載されている。
特許文献3には、指種に対応づけて銀行の取引内容を記憶しておき、静脈認証を行うためにユーザが提示した指の指種に応じた取引を提供するシステムが記載されている。
特許文献4には、生体認証なしの装置を用いた取引と、生体認証ありの装置を用いた取引とに対して、ユーザがそれぞれ利用条件を設定することが可能なシステムが記載されている。
特開2002−288424号 特開2005−063389号 特開2006−172034号 特開2006−331169号
しかしながら、上述した特許文献には、指紋認証、静脈認証等の複数の照合方式を用いた認証を可能とするシステムにおいて、ユーザの生体データをどのように取得し、登録するのかについて記載がない。そのため、複数の照合方式を用いた認証における生体データの登録を、効率的に行うことができなかった。そこで、本発明の目的は、複数の照合方式を用いた認証における生体データの登録を、効率的に行う生体データ登録支援装置を提供することにある。
本発明の第一の態様によれば、生体データ登録支援装置が、複数の照合方式の組み合わせから成る複数の候補シナリオをサービスに対応付けて表示部に表示させ、前記複数の照合方式の組み合わせから成る候補シナリオを登録シナリオとして入力部から複数取得し、前記登録シナリオはサービスに対応付いており、複数の前記登録シナリオに共通して含まれる照合方式を共通照合方式として特定し、前記共通照合方式についての一の登録用生体データと前記共通照合方式以外の前記照合方式についての一の登録用生体データとを取得する制御部と、前記制御部が取得した登録用生体データと、複数の前記登録シナリオと、を送信する送信部と、を有する。
本発明によれば、複数の照合方式を用いた認証における生体データの登録を効率的に行う生体データ登録支援システム、生体データ登録支援方法、プログラムを提供することができる。
第一実施形態の構成例を示すブロック図である。 第一実施形態の構成例を示すブロック図である。 第一実施形態において顧客DB150が記憶するデータの一例を示す図であ る。 第一実施形態における表示部160による表示の一例を示す図である。 第一実施形態の動作の一例を示すシーケンス図である。 第一実施形態における表示装置14による表示の一例を示す図である。 第一実施形態の変形例における表示部140による表示の一例を示す図である。 第一実施形態の変形例における表示部140による表示の一例を示す図である。 第二実施形態の構成例を示すブロック図である。 第二実施形態において顧客DB151が記憶するデータの一例を示す図である。 第二実施形態の動作の一例を示すシーケンス図である。 第二実施形態における表示部190による表示の一例を示す図である。 第二実施形態の動作の一例を示すフローチャートである。 第三実施形態におけるサーバ15の構成例を示すブロック図である。 第三実施形態において照合方式DB152が記憶するデータの一例を示す図である。 第三実施形態においてサービスDB156が記憶するデータの一例を示す図である。 各実施形態における生体データ登録支援装置のハードウェア構成の第一の例を示すブロック図である。 各実施形態における生体データ登録支援装置のハードウェア構成の第二の例を示すブロック図である。 各実施形態におけるサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 各実施形態における生体データ照合支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は例示であり、本発明の技術範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。
(第一実施形態)
(第一実施形態の概要)
第一実施形態の構成例について説明する。図1は、第一実施形態の生体データ登録支援装置10の概要を示すブロック図である。生体データ登録支援装置10は、制御部100と、送信部101とを含む。生体データ登録支援装置10は、例えば、PC、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末等の情報処理装置で良い。
制御部100は、まず、少なくとも一つの照合方式から成る登録シナリオを複数取得する。制御部100は、生体データ登録支援装置10が有する他の構成要素から登録シナリオを取得しても良い。または、制御部100は、外部の装置から送信された登録シナリオを取得しても良い。ここで、照合方式とは、指紋照合方式、掌紋照合方式、静脈照合方式、顔照合方式、虹彩照合方式、声紋照合方式等の、2以上の生体情報を照合する方式で良い。これらの照合方式による照合は、生体情報の種類に応じたアルゴリズムによって実現される。生体情報とは、人間の生体的特徴または行動的特徴についての情報をいう。なお、照合方式は、パスワードやジェスチャーといった生体情報以外を照合する方式でも良いが、制御部100が取得する照合方式の少なくとも一つは、生体情報を用いた照合方式であることが望ましい。つまり、登録シナリオは、一つの照合方式または複数の照合方式の組み合わせから成り、生体データを用いた照合方式を少なくとも一つ含むことが望ましい。
また、登録シナリオはサービスに対応付いている。本発明におけるサービスとは、予め登録された情報と、ユーザから新たに取得した情報とを照合した結果、当該ユーザが予め登録された人物と同一であるとの認証がされた場合に、当該ユーザが受けることができるサービスである。具体的には、銀行であれば、金銭の預入れ、引出し、振込み、残高照会等がサービスに該当する。また、電子商取引であれば、商品の購入、出品、決済等の仲介がサービスに該当する。なお、本発明におけるサービスは、銀行や電子商取引において提供されるものに限られない。
登録シナリオとサービスが対応付いているとは、照合方式を特定できるデータと、サービスを特定できるデータとが例えば図3に示されるように対応付けられていることをいう。登録シナリオを特定できるデータとサービスを特定できるデータは、制御部100がこれらのデータを取得した際に、既に関連付けられていても良い。または、制御部100がこれらのデータを取得した後に、制御部100または他の構成要素が、これらのデータを対応付けてもよい。
また、制御部100は、取得した登録シナリオに共通して含まれる照合方式を共通照合方式として特定し、前記共通照合方式についての一の登録用生体データを取得する。生体データとは、指紋画像データ、静脈画像データ、顔画像データ、虹彩画像データ、音声データ等の、人間の生体的特徴または行動的特徴を表すデータをいう。照合方式についての生体データとは、当該照合方式において用いられる生体データをいう。例えば照合方式についての生体データは、照合方式が指紋照合方式であれば指紋画像データであり、照合方式が顔照合方式であれば顔画像データでよい。
また、制御部100は、取得部から登録用生体データを取得しても良い。取得部は、生体データ登録支援装置10内の構成要素でも良いし、生体データ登録支援装置10に接続された他の装置内の構成要素でも良い。取得部を実現するハードウェア装置は、指紋、静脈、顔、又は虹彩等を撮像して画像データを生成するカメラ、スキャナ等で良い。また、取得部は、マイクから入力した音声から音声データを生成する装置でも良い。
例えば制御部100が2つの登録シナリオを取得した場合に、1つ目の登録シナリオが指紋照合方式及びパスワード照合方式から成り、2つ目の登録シナリオが指紋照合方式及び静脈照合方式から成るとする。この場合、制御部100は、2つの登録シナリオに共通して含まれる指紋照合方式を、共通照合方式として特定する。そして、制御部100は、共通照合方式である指紋照合方式についての一の生体データ、すなわち一の指紋画像データを取得するよう取得部を制御する。そして制御部100は、取得部から一の指紋画像データを取得する。以下、制御部100が取得部から取得する生体データを登録用生体データと呼ぶ。
さらに制御部100は、取得した登録シナリオに含まれる照合方式のうち、共通照合方式以外の照合方式についての一の登録用生体データを取得部から取得する。つまり、制御部100は、上述の2つの登録シナリオに共通して含まれる照合方式ではない静脈方式についての一の生体データ、すなわち一の静脈画像データを取得する。なお、パスワード照合方式も共通照合方式以外の照合方式であるが、生体データを利用しない照合方式である。そのため、制御部100は、パスワード照合方式についての生体データを取得部に取得させる必要はない。
なお、制御部100は、取得部から複数の生体データを逐次取得しても良いが、それらのうちの一つ以外を記憶部から削除し、又は複数の生体データを合成することにより、最終的にひとつの照合方式について一の生体データを取得しても良い。
送信部101は、制御部100が取得した登録用生体データと、複数の登録シナリオとを送信する。送信部101が送信した登録用生体データは、例えばユーザ認証の際に取得される生体データと照合される。つまり、本実施形態にて送信部101が送信する生体データは、サービスを受けるユーザについて登録される生体データである。
本実施形態によれば、登録シナリオに含まれる照合方式についての生体データを過不足なく取得するため、複数の照合方式を用いた認証における生体データの登録を効率的に行う生体データ登録支援装置を提供することができる。
(第一実施形態の構成)
<生体データの登録>
上述の構成でも本発明を実施することが可能であるが、以下にさらに具体的な構成例を説明する。本構成例では、銀行システムにおいて顧客の生体データを登録又は照合する場合を想定する。図2は、第一実施形態の生体データ登録支援システム1000の構成例を示すブロック図である。生体データ登録支援システム1000は、生体データ登録支援装置11と、カメラ12と、指紋スキャナ13と、表示装置14と、サーバ15と、生体データ照合支援装置16とを有する。生体データ登録支援システム1000は、銀行において顧客の情報を登録又は照合する際に用いられる銀行システムである。
各生体データ登録支援装置11は銀行の支店等に配置されており、生体データ照合支援装置16及びサーバ15とネットワークを介して接続している。また、生体データ登録支援装置11は、カメラ12、指紋スキャナ13、表示装置14と通信可能に接続されている。カメラ12は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ、イメージプロセッサ等を有するカメラである。カメラ12内の取得部120は、CCDセンサやCMOSセンサが受光した被写体からの光を変換して顔画像データ生成する。指紋スキャナ13も同様にCCDセンサ、CMOSセンサ、イメージプロセッサ等を有する装置であるが、特に指紋の撮像に適した構造を有する。指紋スキャナ13内の取得部130は、CCDセンサやCMOSセンサが受光した被写体からの光を変換して指紋画像データ生成する。
表示装置14は、例えば液晶ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ等の表示部140を備える装置で良い。また、表示装置14は、外部からの接触による入力が可能なタッチパネル等の入力部を備えていても良い。サーバ15は複数のクライアント端末と情報をやり取りすることが可能なコンピュータで良い。生体データ照合支援装置16は、スキャナ、カメラ、録音装置等の、生体データを生成・取得できる装置を備える。生体データ照合支援装置16は、銀行サービスを提供するATM等で良い。
生体データ登録支援装置11内の制御部111は、少なくとも一つの照合方式から成る候補シナリオを取得する。候補シナリオとは、登録シナリオの候補としてユーザに表示指されるシナリオである。制御部111は、記憶部が記憶している候補シナリオを読み出すことで、候補シナリオを取得しても良い。記憶部は生体データ登録支援装置11内の構成要素であっても良いし、外部の装置の構成要素であっても良い。または、制御部111は、受信部110が外部の装置から受信した候補シナリオを取得しても良い。
そして、制御部111は、表示装置14を制御し、取得した候補シナリオを表示部140に表示させる。このとき、制御部111は、候補シナリオと、当該候補シナリオに対応付けられたサービスとを対応付けて表示するよう、表示装置14を制御する。なお、制御部111が候補シナリオを取得した時点で、候補シナリオがサービスに対応付けられていても良い。または、制御部111が候補シナリオを取得した後に、制御部111が、候補シナリオに対してサービスを対応付けても良い。候補シナリオとサービスが対応付いているとは、候補シナリオを特定できるデータと、サービスを特定できるデータとが対応付いていることをいう。
また、制御部111は、受信部110が表示装置14から受信した候補シナリオを登録シナリオとして取得し、当該登録シナリオに対応付けられたサービスを取得する。その後、制御部111は、「第一実施形態の概要」にて説明した動作を経て、登録シナリオに含まれる共通照合方式についての登録用生体データを取得する。さらに制御部111は、取得した登録用生体データと、複数の登録シナリオと、当該登録シナリオに対応付けられたサービスと、を送信部112に送信させる。
受信部110は、顧客の希望に従って行員が選択した候補シナリオを表示装置14から受信し、制御部111に送信する。
送信部112は、制御部111が取得した候補シナリオを表示装置14に送信する。また、送信部112は、制御部111が取得した登録用生体データと、複数の登録シナリオと、当該登録シナリオに対応付けられたサービスと、をサーバ15に送信する。
表示部140は、制御部111から取得した候補シナリオをサービスに対応付けて表示する。その後、表示装置14内の入力部は、表示部140が表示した候補シナリオうち、行員が選択した候補シナリオを入力する。そして、表示装置14は、行員が選択した候補シナリオを入力部から取得し、取得した候補シナリオを対応するサービスとともに生体データ登録支援装置11に送信する。
指紋スキャナ13は、制御部111からの信号を受け取ると起動する。取得部130は、顧客が指紋スキャナ13に置いた指の指紋を撮像し、指紋画像データを生成・取得する。なお、取得部130による指紋の撮像は、制御部111からの信号に応じて行われても良い。
カメラ12は、制御部111からの信号を受け取ると起動する。取得部120は、制御部111からの信号に応じて顧客の顔を撮像し、顔画像データを生成・取得する。なお、取得部120による顔の撮像は、カメラ12に設けられたボタン等が押下されたことを契機に行われても良い。
サーバ15内の顧客DB150は、サーバ15内の受信部が受信した登録用生体データと、登録シナリオと、サービスと、を対応付けて記憶する。顧客DB150が記憶するデータの一例を図3に示す。図3より、例えば、ID123456の顧客では、「引出し」のサービスに指紋照合方式及びパスワード照合方式が対応付けられており、「振込み」のサービスに指紋照合方式、パスワード照合方式、及び顔照合方式が対応付けられている。さらに、ID123456には、当該顧客の生体情報として指紋画像データと、顔画像データが対応付けられている。なお、図3における生体データの形式はBMP(Bitmap Image)であるが、生体データの形式はこれに限られない。
<生体データの照合>
生体データ支援登録システム1000における生体データの照合について説明する。生体データ照合支援装置16は、銀行支店、コンビニエンスストア、スーパーマーケット等に設置されたATMで良い。ATMは顧客からの入力を受付け、銀行サービスを提供する装置である。
生体データ照合支援装置16は、取得部161及び表示部160を有する。取得部161は、顧客の生体データを取得する。例えば取得部161は、指紋、静脈、顔、又は虹彩等を撮像して画像データを生成するカメラ、スキャナ等で良い。または、取得部161は、マイクから入力した音声から音声データを生成する装置でも良い。表示部16は、例えば液晶ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ等を備える装置で良い。表示部16は、外部からの接触による入力が可能なタッチパネル等の入力部を備えていても良い。図2では、取得部161の例として指紋スキャナ1610が記載されている。
生体データ照合支援装置16内の制御部は、顧客がキャッシュカード又は銀行通帳を生体データ照合支援装置16に挿入すると、当該顧客のID番号を認識する。なお、制御部はID番号の代わりに、又はID番号とともに、口座番号や顧客の氏名等を認識しても良い。そして、制御部は、生体データ照合支援装置16が当該顧客に提供可能なサービスの一覧を表示部160に表示させる。顧客が生体データ照合支援装置16内の入力部を介してサービスを選択すると、制御部は、ID番号と選択されたサービスを送信部を介してサーバ15に送信する。
サーバ15はDB150を検索し、受信したID番号及び受信したサービスに対応付けられた登録シナリオと登録用生体データとを生体データ照合支援装置16に送信する。例えば、ID番号が「123546」であり、顧客が選択したサービスが「引出し」である場合、図3より、サーバ15は「指紋照合方式」及び「パスワード照合方式」から成る登録シナリオと、指紋画像データ「aaa.bmp」を送信する。さらにサーバ15は、ID番号「123546」に対応付けられたパスワードを送信してもよい。パスワードは、指紋画像データ等とともにDB150に記憶されていても良いし、他のDBに記憶されていても良い。生体データ照合支援装置16は、サーバ15から受信した登録シナリオについての生体データを顧客から取得するための表示を行う。つまり、表示部160は、顧客に対して指紋画像データの提供を促す表示を行う。
表示部160による表示の一例を図4に示す。図4に示すように、表示部160は例えば、「あなたが登録しているのは、「指紋」と「パスワード」を用いた照合方式です。パスワードを入力した上で、取得部161である指紋スキャナに指を置いてください。」との表示をする。当該表示を見た顧客は、タッチパネル等の入力部を用いて自身が正しいと思うパスワードを入力する。そして顧客は、自身の指を指紋スキャナに載置する。取得部161は、顧客の指が載置された後に、指紋画像データを生成する。なお、ユーザによる生体データ及びパスワードの入力の順番はこれに限られない。
そして、生体データ照合支援装置16内の制御部は、入力部が入力したパスワードと、サーバ15から受信したパスワードとを照合する。さらに制御部は、取得部161から取得した指紋画像データと、サーバ15から受信した指紋画像データとを照合する。パスワードの照合と、指紋画像データの照合が共に成功した場合、制御部は、顧客に対してサービスを提供する。例えば、顧客が銀行に預入れた金銭等の、振込先口座への振込みを実行する。パスワードの照合、指紋画像データ照合の少なくともいずれか一方が失敗した場合、制御部は、パスワード又は指紋画像データが誤っている旨、及びパスワード及び指紋画像データの再入力を促す表示を再度表示部160に表示させる。
ここで、顧客が何らかの事情で生体データを入力できない場合、または入力を拒否する場合を想定する。例えば、指を怪我しており、顧客から鮮明な指紋画像データを取得することが困難な場合がある。このとき、顧客が指紋照合方式を他の照合方式に変更することができることが好ましい。照合方式の変更は、例えば、図4に示す「照合方式の変更」を顧客が選択することで実現されても良い。生体データ照合支援装置16内の制御部は、「照合方式の変更」が選択されたことを認識すると、予め登録された顧客のメールアドレスにワンタイムパスワードを送信し、当該ワンタイムパスワードを用いた照合を行っても良い。
照合方式の変更の態様はこれに限られず、予め登録された第二、第三のパスワードを用いた照合方式に変更されてもよいし、顧客のみが知りうる情報(ペットの名前、出身校等)を用いた照合方式に変更されても良い。または、照合方式は変更不可とし、登録シナリオに含まれる照合方式を顧客が用いることができない場合は、生体データ照合支援装置16を介したサービスの提供を中止し、窓口に誘導することとしても良い。登録シナリオに含まれる照合方式を顧客が拒否する場合、生体データ照合支援装置16は、全ての顧客に対して一律の処理を行っても良い。
(第一実施形態の動作)
図5は、生体データを登録する際の第一実施形態の動作の例を示すシーケンス図である。表示装置14は、タッチパネルを有するディスプレイであるとする。まず、銀行の顧客は、銀行支店の窓口に出向き、生体情報を用いた個人認証の登録を希望する旨を行員に伝える。そして行員は、生体データ登録支援装置11が予め記憶しているアプリケーションを起動する操作を行う。その後、行員は生体データ登録支援装置11に顧客のID番号を入力し、顧客の生体データを登録する処理を開始する。すると、生体データ登録支援装置11内の制御部111は、少なくとも一つの照合方式から成る候補シナリオを取得する(S1)。制御部111は、記憶部が記憶している候補シナリオを読み出すことで、候補シナリオを取得しても良い。または、制御部111は、受信部110が外部装置から受信した候補シナリオを取得しても良い。
そして、制御部111は、表示装置14を制御し、取得した候補シナリオを表示部140に表示させる(S2)。このとき、制御部111は、候補シナリオと、当該候補シナリオに対応付けられたサービスとを対応付けて表示するよう、表示装置14を制御する。なお、制御部111が候補シナリオを取得した時点で、候補シナリオがサービスに対応付けられていても良い。または、制御部111が候補シナリオを取得した後に、制御部111が、候補シナリオに対してサービスを対応付けても良い。
図6に、表示装置14による表示の一例を示す。図6には、「各サービスを受けるのに必要な個人認証で使用するシナリオを選択してください。」との案内文とともに、候補シナリオを選択できる表示が示されている。図6より、「引出し」のサービスは、指紋照合方式、パスワード照合方式から成る一つ目の候補シナリオと、指紋照合方式、静脈照合方式からなる二つ目の候補シナリオと、指紋照合方式、パスワード照合、顔照合方式から成る三つ目の候補シナリオに対応付けられている。また、「振込み」のサービスは、指紋照合方式、静脈照合方式から成る四つ目の候補シナリオと、指紋照合方式、パスワード照合方式、顔照合方式からなる五つ目の候補シナリオに対応付けられている。
次に、行員は、表示装置14を確認し、各サービスを受けるに際してどの候補シナリオを用いたいかの希望を顧客に聞く。例えば当該顧客は、血行が悪く、鮮明な静脈画像を取ることができないことを認識しているとする。そのため、当該顧客は、静脈認証方式を含まず、かつ、少ない数の認証方式から成る候補シナリオを用いたいと要望する。そして、行員は、顧客の希望する候補シナリオをサービス毎に選択するため、表示装置14が表示するラジオボタンを選択する。図6は、行員が「引出し」のサービスに対しては一つ目の候補シナリオを選択し、「振込み」のサービスに対しては五つ目の候補シナリオを選択した場合の表示装置14の表示を示す。そして行員は、候補シナリオの選択が完了すると「決定」ボタンを選択する。
表示部140上の入力部は、行員がタッチパネルを介して選択した候補シナリオを入力する(S3)。そして、表示装置14は、行員が選択した候補シナリオを、対応するサービスとともに生体データ登録支援装置11に送信する。生体データ登録支援装置11内の制御部111は、受信部110が受信した候補シナリオを、当該候補シナリオとともに送信されたサービスに対応づいた登録シナリオとして取得する(S4)。つまり、制御部111は、指紋照合方式及びパスワード照合方式から成る一つ目の登録シナリオと、指紋照合方式、パスワード照合方式、及び顔照合方式から成る二つ目の登録シナリオと、を取得する。図6より、一つ目の登録シナリオは「引出し」のサービスに対応づいており、二つ目の登録シナリオは「振込み」のサービスに対応づいている。
次に、制御部111は、取得した複数の登録シナリオに共通して含まれる照合方式共通照合方式として特定する(S5)。例えば、制御部111は、前述の一つ目の登録シナリオと二つ目の登録シナリオに共通して含まれる照合方式である指紋照合方式を、共通照合方式として特定する。
そして、制御部111は、共通照合方式についての一の登録用生体データと、共通照合方式以外の照合方式についての一の登録用生体データと、を取得部120及び取得部130に取得させる(S6、S8)。例えば制御部111は、指紋スキャナ13を制御し、共通照合方式についての一の生体データ、つまり指紋画像データを取得部130に取得させる。具体的には、指紋スキャナ13は、制御部111からの信号を受け取ると起動する。そして、取得部130は、顧客が指紋スキャナ13に指を置いた後に、顧客の指紋を撮像し、指紋画像データを生成・取得する。なお、取得部130による指紋の撮像は、制御部111からの信号に応じて行われても良い。
さらに制御部111は、カメラ12を制御し、共通照合方式以外の照合方式についての一の登録用生体データ、つまり顔画像データを取得部120に取得させる。具体的には、カメラ12は、制御部111からの信号を受け取ると起動する。そして、取得部120は、制御部111からの信号に応じて顧客の顔を撮像し、顔画像データを生成・取得する。なお、取得部120による顔の撮像は、カメラ12に設けられたボタン等が押下されたことを契機に行われても良い。なお、パスワード認証方式も共通照合方式以外の照合方式であるが、パスワード認証方式では生体データを使用しないため、パスワード照合方式についての生体データは取得されない。
取得部120及び取得部130が取得した生体データは、送信部によって生体データ登録支援装置11に送信される(S7,S9)。そして、生体データ登録支援装置11内の制御部111は、一の指紋画像データと、一の顔画像データを受信部110から取得する。なお、制御部111は、指紋スキャナ13又はカメラ12から複数の生体データを逐次取得しても良いが、それらのうちの一つ以外を記憶部から削除し、又はそれらを合成することにより、最終的にはひとつの照合方式について一の登録用生体データを取得する。
次に、制御部111は、指紋認証方式についての一の指紋画像データと、顔認証方式についての一の顔画像データと、前述の一つ目の登録シナリオと、二つ目の登録シナリオと、を送信部112に送信させる(S8)。例えば、送信部112は、一の指紋画像データと、一の顔画像データと、一つ目の登録シナリオと、二つ目の登録シナリオと、をサーバ15に送信する。このとき制御部111は、顧客を識別するための情報、例えばID番号を送信部12に送信させても良い。
そして、サーバ15は、ID番号と、一の指紋画像データと、一の顔画像データと、一つ目の登録シナリオと、二つ目の登録シナリオと、を顧客DB(データベース)に記憶しても良い。以上の動作により、顧客の生体データの登録が完了する。
本実施形態では、ひとつのサービスについて複数の候補シナリオを取得し、表示することができるため、生体データ登録支援装置11の利用者は、複数の候補シナリオの中から利用したい候補シナリオを選択し、登録することができる。そのため、利用者は、自身の生体の特性を加味したシナリオや、抵抗を感じにくいシナリオを選択することができる。よって、本実施形態の体データ登録支援装置11は、より利用者の利便性を向上することができる。
なお、本実施形態では表示装置14をタッチパネルを有するディスプレイとしたが、生体登録支援装置11が表示装置14に相当するディスプレイを有していても良い。生体登録支援装置11は、デスクトップPC(パーソナルコンピュータ)、スマートフォン、ノートPC等でよい。また、入力部は、マウス、キーボード等の入力装置によって実現されても良い。
また、生体データを取得するための装置をカメラ及び指紋スキャナとしたが、これに限られない。例えば、掌紋画像を撮像するための掌紋スキャナ、静脈画像を撮像するための静脈スキャナ、声紋を取得する録音装置等が生体データを取得しても良い。また、生体データを取得するための装置および表示装置は、生体データ登録支援装置11内にあってもよい。例えば、タブレット端末が有する指紋スキャナやカメラが生体データを取得しても良い。
また、生体登録支援装置11は、取得した生体データと登録シナリオを、サーバ15以外の装置に送信しても良い。例えば、生体登録支援装置11は、取得した登録シナリオ及び生体データをサーバ15とは異なる特定の装置に送信しても良い。当該特定の装置は、顧客のキャッシュカードの記憶部、例えばIC(Integrated Circuit)チップに対して登録用生体データを記憶させる装置でも良い。この場合、サーバには顧客の登録用生体データは記憶されない。そのため、生体データ照合支援装置16が、顧客のICカードから登録用生体データを読み取り、顧客から取得した生体データと照合を行うことで、認証を行っても良い。
さらに、本実施形態では生体データ登録支援装置11を銀行の行員が操作するものとしたが、顧客自身が生体データ登録支援装置11を操作して生体データの登録作業をしてもよい。また、本実施形態では顧客が生体データ照合支援装置16を操作するものとしたが、行員が生体データ照合支援装置16を操作してもよい。
また、本実施形態では生体データ照合支援装置16をATMとしたが、これに限られない。例えば、本発明が電子商取引に適用される場合等は、生体データ照合支援装置16は、デスクトップPC,ノートPC,タブレット端末、スマートフォン等でもよい。
<提案シナリオ>
次に、第一実施形態の変形例について説明する。第一実施形態の変形例において、制御部111は、少なくとも一つの照合方式から成る提案シナリオをサービスに対応付けて表示部140に表示させる。制御部111は、第一実施形態における候補シナリオの表示に先立って、表示部140に提案シナリオを表示させる。提案シナリオとは、少なくとも一つの照合方式から成る点では候補シナリオと同様であるが、一のサービスについて一の提案シナリオが対応付いていることが好ましい。つまり、提案シナリオは、生体データ登録支援端末11が、顧客に対して提案するシナリオである。 図7は、表示部140による提案シナリオの表示の一例を示す。図7より、表示部140は、「引出し」のサービスに対応付けて、指紋照合方式及び静脈照合方式から成る提案シナリオを表示している。また、表示部140は、「振込み」のサービスに対応付けて、指紋照合方式、パスワード照合方式、及び顔照合方式から成る提案シナリオを表示している。
そして、制御部111は、入力部が提案シナリオの修正指示を入力した場合、修正指示が入力されたサービスに対応する候補シナリオを表示部140に表示させる。例えば、顧客からの要望を聞いた行員が入力部を介して「引き出し」のサービスについての提案シナリオの「修正」ボタンを選択(修正指示)した場合、表示部140は、「引き出し」のサービスに対応する候補シナリオを表示する。
変形例における表示部140による候補シナリオの表示例を図8に示す。制御部111は、第一実施形態と同様の動作により「引き出し」のサービスに対応する候補シナリオを取得し、「引出し」のサービスに対応付けて、取得した候補シナリオを表示部140に表示させる。ただし、制御部111は、第一実施形態とは異なり、修正が選択されていない「振込み」のサービスについては候補シナリオを表示する必要はない。また、制御部111は、修正指示がなされた提案シナリオと同一の照合方式からなる候補シナリオについては、表示部140に表示させなくても良い。なお、候補シナリオを表示した後の生体データ登録支援1000の動作は第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
制御部111は、入力部が提案シナリオの決定指示を入力した場合、提案シナリオを登録シナリオとして取得する。つまり、第一実施形態とは、S3及びS4の処理が異なる。変形例ではS3において、入力部は、顧客の要望に応じて行員が入力した「決定」ボタンを選択(決定指示)する。そして、表示装置14は、提案シナリオを、対応するサービスとともに生体データ登録支援装置11に送信する。生体データ登録支援装置11内の制御部111は、受信部110が受信した提案シナリオを、当該提案シナリオとともに送信されたサービスに対応づいた登録シナリオとして取得する。その他の生体データ登録支援1000の動作は第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第一実施形態の変形例では、まず提案シナリオを表示し、修正指示が入力された場合に候補シナリオを表示する。つまり生体データ登録支援装置11の利用者は、提案シナリオを気に入った場合は決定指示を入力するだけで良く、提案シナリオを気にいらない場合には候補シナリオの中から好みの候補シナリオを選択することができる。そのため、利用者の操作負担が軽減され、生体データの登録に要する時間が短縮される。
(第二実施形態)
(第二実施形態の構成)
第二実施形態の構成例について説明する。図9は、第二実施形態の生体データ登録支援システム1001の構成例を示すブロック図である。生体データ登録支援システム1001は、生体データ登録支援装置17と、生体データ照合支援装置18と、表示装置19と、静脈スキャナ20を有している点で第一実施形態と異なる。本実施形態では、これらの構成の第一実施形態と異なる部分について説明し、それ以外の部分については適宜説明を省略する。
制御部113は、少なくとも一つの照合方式から成る候補シナリオを取得する。制御部113は、記憶部が記憶している候補シナリオを読み出すことで、候補シナリオを取得しても良い。または、制御部113は、受信部110が外部装置から受信した候補シナリオを取得しても良い。
そして、制御部113は、表示装置19を制御し、取得した候補シナリオを表示部190に表示させる。このとき、制御部113は、候補シナリオと、当該候補シナリオに対応付けられたサービスとを対応付けて表示するよう、表示装置19を制御する。なお、制御部113が候補シナリオを取得した時点で、候補シナリオがサービスに対応付けられていても良い。または、制御部113が候補シナリオを取得した後に、制御部113が、候補シナリオに対してサービスを対応付けても良い。候補シナリオとサービスが対応付いているとは、候補シナリオを特定できるデータと、サービスを特定できるデータとが対応付いていることをいう。
また、制御部113は、表示装置19内の入力部が入力した候補シナリオを登録シナリオとして取得し、当該登録シナリオに対応付けられたサービスを取得する。さらに、本実施形態の制御部113は、登録シナリオの取得に加えて、表示装置19内の入力部が入力した予備シナリオを取得する。予備シナリオは、登録シナリオ及び候補シナリオと同様、少なくとも一つの照合方式から成る。予備シナリオは登録シナリオが使用できなかった場合の予備のシナリオとして用いられる。また、予備シナリオは、登録シナリオと同一のサービスに対応付いている。
制御部113は、登録シナリオと予備シナリオが対応付いている場合には、予備シナリオに対応付けられたサービスを別途取得しなくても良い。一方、登録シナリオと予備シナリオが対応付いていない場合には、制御部113は、予備シナリオと、予備シナリオに対応付けられたサービスをそれぞれ取得する。
その後、制御部113は、第一実施形態と同様の動作を経て、登録用生体データを取得する。さらに、本実施形態の制御部113は、予備シナリオが含む照合方式のうち登録シナリオに含まれない照合方式についての一の生体データを、登録用生体データとして、取得部120又は取得部130から取得する。つまり、予備シナリオが含む照合方式のうち登録シナリオに含まれない照合方式がある場合、制御部113は、取得部120又は130を制御して当該照合方式についての生体データを取得させる。一方、予備シナリオが含む照合方式の全てが取得した登録シナリオに含まれる場合、制御部113は、別途予備シナリオについての生体データを取得する必要はない。
また、制御部113は、複数の予備シナリオに共通して含まれる共通照合方式を特定する。そして、制御部113は、当該共通照合方式が登録シナリオに含まれていない場合、当該共通照合方式についての一の生体データを、登録用生体データとして、取得部120又は130から取得する。さらに、予備シナリオに含まれる当該共通照合方式以外の照合方式が登録シナリオに含まれていない場合、当該照合方式についての一の生体データを、登録用生体データとして、取得部120又は130から取得する。
そして、制御部113は、取得した登録用生体データと、複数の登録シナリオと、当該登録シナリオに対応付けられたサービスと、予備シナリオと、を送信部112に送信させる。
なお、制御部113は、登録シナリオと予備シナリオに共通して含まれる照合方式を、共通照合方式として特定してもよい。そして、当該共通照合方式についての一の生体データと、当該共通照合以外の照合方式についての一の生体データを取得部120又は130から取得しても良い。
表示装置19内の表示部190は、制御部113から取得した候補シナリオをサービスに対応付けて表示する。その後、表示装置19内の入力部は、表示部190が表示した候補シナリオうち、行員が選択した候補シナリオを入力する。さらに本実施形態の入力部は、候補シナリオのうち、行員が予備シナリオとして選択したシナリオを入力する。そして、表示装置19内の送信部は、行員が選択した候補シナリオ及び予備シナリオを入力部から取得し、候補シナリオ及び予備シナリオに対応するサービスとともに生体データ登録支援装置17に送信する。
送信部112は、制御部113が取得した登録用生体データと、複数の登録シナリオと、予備シナリオと、当該登録シナリオ及び予備シナリオに対応付けられたサービスと、をサーバ15に送信する。
サーバ15内の顧客DB151は、受信部が受信した登録用生体データと、登録シナリオと、予備シナリオと、サービスと、を対応付けて記憶する。顧客DB151が記憶するデータの一例を図10に示す。図10に示すデータは、図3に示す顧客DB151内のデータと比較すると、ID番号123456の顧客が受ける各サービスに対して、予備シナリオが対応付けられている点が異なる。
図10では図3に示すデータに加えて、ID123456の顧客の「引出し」のサービスに、静脈照合方式、パスワード照合方式から成る予備シナリオが対応付けられている。さらに、「振込み」のサービスに、静脈照合方式、パスワード照合方式、顔照合方式からなる予備シナリオが対応付けられている。また、ID123456には、当該顧客の生体情報として静脈画像データがさらに対応付けられている。なお、一部のサービスについてのみ予備シナリオが対応付けられていても良い。また、全てのID番号に対して登録シナリオ及び予備シナリオが対応付けられていても良い。
<生体データの照合>
生体データ登録システム1001における生体データの照合に関わる構成について、第一実施形態と異なる部分を説明する。第一実施形態と同様の部分については適宜説明を省略する。
サーバ15は、DB150を検索し、受信したID番号及び受信したサービスに対応付けられた登録シナリオと、予備シナリオと、登録用生体データとを生体データ照合支援装置18に送信する。受信したID番号及び受信したサービスに対応付けられた予備シナリオがDB150に存在しない場合、サーバ15は、予備シナリオを送信しなくても良い。さらにサーバ15は、ID番号に対応付けられたパスワードを送信してもよい。パスワードは、指紋画像データ等とともにDB150に記憶されていても良いし、他のDBに記憶されていても良い。
生体データ照合支援装置18は、サーバ15から受信した登録シナリオが含む照合方式についての生体データを顧客から取得するための表示を行う。つまり、生体データ照合支援装置18内の制御部は、顧客に対して生体データの提供を促す表示を行うよう表示部180を制御する。ここで、本実施形態の表示部180は、顧客が照合方式を変更したい場合、すなわち登録シナリオを変更したい場合に、登録シナリオの代わりに予備シナリオを用いて照合を行うための表示を行う。
例えば、表示部180は、顧客に対して生体データの提供を促す表示と共に、「変更」のアイコンを表示する。そして、顧客が入力部を介して「変更」を選択すると、制御部は、予備シナリオに含まれる照合方式についての生体データの提供を促す表示を行うよう表示部180を制御する。そして、制御部は、生体データ照合支援装置18内の取得部181を制御し、予備シナリオに含まれる照合方式についての生体データを取得させる。制御部181は、取得部181から生体データを取得し、サーバ15から送信された登録用生体データと照合を行う。図9では、第一実施形態と同様、取得部181の例として指紋スキャナ1810が記載されている。
なお、顧客が入力部を介して「変更」を選択せず、登録シナリオに含まれる照合方式についての生体データを提供した場合、制御部180は、予備シナリオに含まれる照合方式についての生体データを取得しなくて良い。この場合、生体データ照合支援装置18は、第一実施形態と同様の処理を行う。
(第二実施形態の動作)
<生体データの登録>
図11は、第二実施形態の生体データ登録に関する動作の例を示すシーケンス図である。本実施形態でも、第一実施形態と同様に、銀行の顧客が窓口に出向き、行員を介して生体データの登録を行う場面を想定する。なお、第一実施形態と同様の動作については説明を省略する。
制御部113は、取得した候補シナリオをサービスに対応付けて表示部190に表示させる(S11)。このとき、制御部113は、予備シナリオの登録が可能である旨を表示部190に表示させる。予備シナリオとは、登録シナリオの代わりに顧客が利用することができるシナリオである。表示部190による表示の一例を図12に示す。図12には、「各サービスを受けるのに必要な個人認証で使用するシナリオを選択してください。必要に応じて、予備のシナリオを選択してください。」との案内文とともに、登録シナリオと予備シナリオを同一画面で選択できるような表示例が示されている。
ここで、顧客が、指先が荒れた場合等、指紋画像データが鮮明に撮影できない場合に備えて予備シナリオの登録を行員に要望したとする。すると行員は、顧客からの希望を聞きつつ、登録シナリオとして選択する候補シナリオと、予備シナリオとして登録する予備シナリオを、表示装置19に含まれる入力部を介して選択する(S12)。
すると、制御部113は、入力部が入力した登録シナリオと、予備シナリオと、これらに対応付けられたサービスを取得する(S13)。例えば、図12に示す通りに登録シナリオと予備シナリオが選択されたとすると、制御部113は、「引出し」のサービスに対応した、指紋照合方式、パスワード照合方式から成る登録シナリオと、静脈照合方式、パスワード照合方式から成る予備シナリオと、を取得する。また、制御部113は、「振込み」のサービスに対応した、指紋照合方式、パスワード照合方式、及び顔照合方式から成る登録シナリオと、静脈照合方式、パスワード照合方式、及び顔照合方式から成る予備シナリオを取得する。
その後、制御部113は、取得した2つの登録シナリオ及び2つの予備シナリオに共通して含まれる照合方式を、共通照合方式として特定する(S14)。例えば制御部113は、「引出し」と「振込み」のサービスに対応付けて取得した4つのシナリオのうち、少なくとも2つのシナリオに共通する照合方式として、指紋照合方式、静脈照合方式、顔照合方式、パスワード照合方式の3つを、共通照合方式として特定する。
そして、制御部113は、各共通照合方式についての生体データを、取得部120及び取得部130に取得させる。また、制御部113は、当該4つのシナリオに含まれる照合方式の内、共通照合方式以外の各照合方式についての生体データを取得する。本実施形態の例では、共通照合方式以外の照合方式が存在しないため、制御部113は、共通照合方式以外の照合方式についての生体データを取得しなくて良い。
本実施形態では、第一実施形態の例で取得した指紋画像データ及び顔画像データに加えて、静脈画像データを取得する。制御部113は、静脈スキャナ2000を制御して静脈画像データを取得させる。具体的には、静脈スキャナ200は、制御部113からの信号を受け取ると起動する。静脈スキャナ200は、顧客が静脈スキャナ200に指を載置し、又はかざした後に、顧客の静脈を撮像して静脈画像データを生成・取得する(S15)。指紋画像データ及び顔画像データの取得については第一実施形態と同様である。なお、パスワード認証方式も共通照合方式であるが、パスワード認証方式では生体データを使用しないため、パスワード照合方式についての生体データは取得されなくてよい。
取得部120、取得部130、及び取得部200が取得した生体データは、送信部によって生体データ登録支援装置17に送信される(S7、S9,S16)。そして、制御部113は、それぞれの共通照合方式についての一の生体データを登録用生体データとして取得する。なお、制御部113は、取得部120、130、200のそれぞれから複数の生体データを逐次取得しても良いが、一の照合方式について一の生体データが取得されるよう、記憶部から生体データを削除し、又は2以上の生体データを合成してもよい。
そして、制御部113は、取得した登録用生体データと、複数の登録シナリオと、当該登録シナリオに対応付けられたサービスと、予備シナリオと、を送信部112に送信させる。送信部112は、これらの情報をサーバ15に送信する(S17)。このとき制御部113は、顧客を識別するための情報、例えばID番号を送信部112に送信させても良い。
サーバ15は、登録用生体データと、登録シナリオと、予備シナリオと、サービスと、を対応付けて顧客DB15に記憶させる。サーバ15は、これらの情報に対応付けて、顧客のID番号を記憶しても良い。以上の動作により、顧客の生体データの登録が完了する。
<生体データの照合>
図13は、第二実施形態の生体データの照合に関する動作の例を示すフローチャートである。
生体データ照合支援装置18内の制御部は、顧客がキャッシュカード又は銀行通帳を生体データ照合支援装置18に挿入すると、当該キャッシュカード又は通帳を読み取って顧客のID番号を取得する(S20)。なお、制御部はID番号の代わりに、又はID番号とともに、口座番号や顧客の氏名等を認識しても良い。そして、制御部は、生体データ照合支援装置18が提供するサービスの一覧を表示部180に表示させる。顧客が入力部を介してサービスを選択すると、制御部は、顧客が選択したサービスを取得する(S21)。制御部は、ID番号と選択されたサービスを送信部を介してサーバ15に送信する。
サーバ15は、DB150を検索し、受信したID番号及び受信したサービスに対応付けられた登録シナリオと、予備シナリオと、登録用生体データと、を生体データ照合支援装置18に送信する。そして、生体データ照合支援装置18内の制御部は、受信部が受信した登録シナリオと、予備シナリオと、生体データと、を取得する(S22)。
生体データ照合支援装置18内の制御部は、表示部180を介し、登録シナリオに含まれる照合方式についての生体データの提供を促す表示をする(S23)。登録シナリオに生体データを用いない照合方式、例えばパスワード照合方式が含まれる場合は、制御部は、表示部180を介して生体データ以外の情報の入力を促す表示をしても良い。
ここで顧客は、何らかの理由で登録シナリオを変更したいと考えた場合、入力部を介して登録シナリオの修正指示を入力したとする(S24)。入力部が修正指示を入力した場合、制御部は、表示部180を介して、予備シナリオに含まれる照合方式についての生体データを顧客から取得するための表示をする(S25)。また、予備シナリオにパスワード照合方式等の生体データを用いない照合方式が含まれる場合は、制御部は、表示部180を介して生体データ以外の情報の入力を促す表示をしても良い。
取得部181は、制御部の制御に基づいて、予備シナリオに含まれる照合方式についての生体データを顧客から取得する(S26)。そして、制御部は、取得部181から取得した生体データと、サーバ15から取得した登録用生体データと、を照合する(S27)。制御部は、予備シナリオに生体データを用いない照合方式、例えばパスワード照合方式が含まれる場合、顧客が入力部を介して入力したパスワードと、サーバ15から取得したパスワードと、を照合する。制御部は、予備シナリオに含まれる全ての照合方式についての生体データ、及び生体データ以外の情報についての照合が成功した場合、顧客に対してサーバ15から取得したサービスを提供する(S28)。照合が失敗した照合方式がある場合は、制御部は、表示部180を介して再度生体データの入力を促す表示を行う。
S24において、修正指示が入力されなかった場合、取得部181は、制御部の制御に基づいて、登録シナリオに含まれる照合方式についての生体データを顧客から取得する(S29)。そして、制御部は、取得部181から取得した生体データと、サーバ15から取得した登録用生体データと、を照合する(S30)。制御部は、登録シナリオに含まれる全ての照合方式についての生体データ、及び生体データ以外の情報についての照合が成功した場合、顧客に対してサーバ15から取得したサービスを提供する(S28)。照合が失敗した照合方式がある場合は、制御部は、表示部180を介して再度生体データの入力を促す表示を行う。
第二実施形態では、登録シナリオの予備となる予備シナリオを用意し、予備シナリオに含まれる照合方式についての生体データを取得・照合することができる。また、顧客は生体データの登録時に、任意の予備シナリオを選択することができる。これにより、顧客の生体の状態が登録時とは変化し、特定の生体データの取得に適さなくなった場合でも、顧客は異なる照合方式を選択することができるため、迅速にサービスを受けることが可能になる。
なお、生体データ登録支援装置17は、候補シナリオの取得及び表示しなくても良い。生体データ登録支援装置17内の制御部113は、記憶部が記憶している登録シナリオ及び予備シナリオを読み出して取得し、送信部112を介してサーバ15に送信しても良い。
また、予備シナリオは、登録シナリオに含まれない認証方式を含むことが望ましい。予備シナリオは、サービス毎に一律に定められており、顧客が選択できないものとしてもよい。また、予備シナリオは、希望する顧客のみ設定が可能としてもよいし、全ての顧客に対して設定させるものとしても良い。
サーバ15は、登録シナリオについての変更指示が生体データ照合支援装置18に入力された後に、予備シナリオを生体データ照合支援装置18へ送信しても良い。つまり、サーバ15は、登録シナリオと予備シナリオを別時に生体データ照合装置18に送信しても良い。
(第三実施形態)
第三実施形態について説明する。第三実施形態の構成例を示すブロック図は、図2又は図9と同様であるが、サーバ15の動作が第一実施形態及び第二実施形態と異なっている。本実施形態では主に、第一実施形態及び第二実施形態と異なるサーバ15の機能について説明し、それ以外の構成については適宜説明を省略する。
まず、生体データ登録支援装置11内の制御部111は、生体データ登録用のアプリケーションが起動されると、一又は複数の照合方式を取得する。制御部111は、生体データ登録支援装置11内の記憶部から照合方式を取得しても良い。または、制御部111は、外部装置から受信部が受信した照合方式を取得しても良い。そして、制御部111は、取得した照合方式を送信部112を介して表示装置14に送信し、表示部140に当該照合方式を表示させる。
表示部140の表示を見た利用者は、入力部を介して、表示部140に表示された一又は複数の照合方式を選択する。そして、制御部111は、入力部から取得した複数の照合方式を、送信部112を介してサーバ15に送信する。
サーバ15内の制御部は、受信部が受信した一又は複数の照合方式を選択してシナリオを生成する。制御部は、取得した照合方式をランダムに選択してシナリオを生成してもよい。そして、サーバ15内の制御部は、生成したシナリオを、送信部を介して生体データ登録支援装置1000に送信する。
生体データ登録支援装置1000内の制御部111は、受信部110がサーバ15から受信したシナリオを、登録シナリオとして取得する。または、制御部111は、サーバ15から取得したシナリオを、候補シナリオまたは提案シナリオとして取得してもよい。この場合、制御部111は、サーバ15から取得したシナリオを候補シナリオ又は提案シナリオとして表示部140を介して表示する。そして、制御部111は、利用者が候補シナリオまたは提案シナリオを選択した場合に、選択された候補シナリオまたは提案シナリオを登録シナリオとして取得しても良い。登録シナリオを取得した後の制御部111の動作は、第一実施形態および第二実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態の生体データ登録支援装置1000は、利用者が選択した照合方式からシナリオを生成し、登録シナリオ、候補シナリオ、又は提案シナリオとすることができる。したがって、利用者は、予め自身の生体の特性を加味した照合方式や、抵抗を感じにくい照合方式を選択することができる。そのため、本実施形態は、より利用者の要望に沿った生体データの照合を実現することができる。
以下に、サーバ15によるシナリオの生成の具体例を説明する。図14は、サーバ15の構成例を示す図である。サーバ15は、顧客DB151と、照合方式DB152と、受信部153と、制御部154と、送信部155と、を含む。ここで、照合方式DB152と区別するために、便宜上、上述のサーバ15内のDBを顧客DB151と呼ぶことにする。
受信部153は、生体データ登録支援装置11から、一又は複数の照合方式を受信する。受信部153が受信する照合方式は、生体データ登録支援端末11の利用者が選択した照合方式でよい。
制御部154は、受信部153が受信した一又は複数の照合方式を取得する。そして、制御部154は、照合方式DBを参照し、取得した照合方式に対応付けられたセキュリティ値を取得する。セキュリティ値とは、照合方式のセキュリティの高さを示す値であり、各照合方式に対応付けられて照合方式DBに記憶されている。セキュリティの高さとは、銀行の顧客になりすましてサービスを受けようとする攻撃者についての照合が失敗する程度を示す。つまり、セキュリティ値が高い場合は、攻撃者の生体データ等についての照合が失敗しやすく、セキュリティ値が低い場合は、攻撃者の生体データ等についての照合が成功しやすい。例えばセキュリティ値は、攻撃者についての照合が成功する確率でよい。
そして、制御部154は、照合方式について取得したセキュリティ値に基づいて、シナリオのセキュリティの高さを示すシナリオセキュリティ値を算出する。シナリオは、制御部154が一又は複数の照合方式からランダムで作成したもので良い。または、制御部154は、取得した一又は複数の照合方式の中から、一又は複数の照合方式を選択する全ての場合についてのシナリオを作成し、シナリオセキュリティ値を算出しても良い。
制御部154は、例えば、シナリオを構成する照合方式に対応付けられたセキュリティ値を乗算又は加算することで、シナリオセキュリティ値を算出しても良い。シナリオを構成する照合方式が一つの場合は、当該照合方式のセキュリティ値がシナリオセキュリティ値とされても良い。
例えば、あるシナリオが指紋照合方式、及び静脈照合方式から成るとする。また、指紋照合方式のセキュリティ値がpであり、静脈照合方式のセキュリティ値がqであるとする。この場合、制御部154は、当該シナリオのシナリオセキュリティ値を、p×qとして算出する。
さらに、制御部154は、算出したシナリオセキュリティ値がサービスについての所定の条件を満たす場合、当該シナリオを当該サービスに対応づけて送信部155に送信させる。所定の条件は、シナリオセキュリティ値がサービスについて定められた閾値より大きいことでも良い。つまり、制御部154は、シナリオセキュリティ値があるサービスについての閾値を超える場合に、当該シナリオを当該サービスに対応付けて送信しても良い。換言すると、シナリオは、サービスの提供に際して要求させるセキュリティの高さを満たす場合に、当該サービスに対応付けられて送信されても良い。
制御部154は、所定の条件をサービスDB156から読み出す。そして、制御部154は、算出したシナリオセキュリティ値が、読みだした所定の条件を満たすか否かを判定する。制御部154は、例えば、サービスDB156に記憶された全てのサービスについての所定の条件を読み出し、生成した全てのシナリオセキュリティ値について、総当たり的に所定の条件を満たすか否かを判定しても良い。または、制御部154は、予め取得した特定のサービスについての所定の条件をサービスDB156から読み出し、生成したシナリオセキュリティ値と比較しても良い。
照合方式DB152は、各照合方式に対応付けてセキュリティ値を記憶する。照合方式DB152が記憶するデータの一例を図15に示す。図15より、指紋照合方式、静脈照合方式、顔照合方式、パスワード照合方式に対応付けられたセキュリティ値はそれぞれ、P,Q,R,Sである。セキュリティ値は、過去の経験、流行っている攻撃、攻撃の増加の予測等に基づいて定まり、又は更新される値で良い。例えば、シリコンを用いた精巧な指紋フィルムが散見されるようになった場合、指紋照合方式に対応付けるセキュリティ値が小さい値に更新されても良い。
サービスDB156は、各サービスに対応付けて所定の条件を記憶する。所定の条件は例えば、あるシナリオをあるサービスに対応付けられるか否かを、シナリオセキュリティ値と閾値との関係によって定めるもので良い。サービスDB156が記憶するデータの一例を図16に示す。図16より、振込み、引出しに対応付けられた所定の条件はそれぞれ、シナリオセキュリティ値>p、シナリオセキュリティ値>qである。また、預入れ、残高照会に対応づけられた所定の条件はそれぞれ、シナリオセキュリティ値>r、シナリオセキュリティ値>sである。すなわち、あるシナリオを図16に示すそれぞれのサービスに対応付けられるか否かの閾値は、p,q,r,sである。
例えば、銀行における「振込み」や「引出し」といったサービスを利用者になりすました攻撃者が受けると、利用者の銀行口座から金銭が引き出され、甚大な被害が生じることがある。一方、「預入れ」や「残高照会」といったサービスを攻撃者が受けたとしても、直ちに甚大な被害が生じることは少ない。したがって、「振込み」や「引出し」といったサービスには、「預入れ」や「残高照会」といったサービスの閾値よりも高い閾値が設定されることが望ましい。
送信部155は、制御部154の制御のもと、サービスについての所定の条件を満たしたシナリオを、当該サービスに対応付けて生体データ登録支援装置1000に送信する。
本具体例では、シナリオについてのセキュリティ値がサービスについて定められた条件を満たす場合に、生体データ登録支援装置が、当該サービスに対応付けられた当該シナリオを取得する。したがって、生体データ登録支援システムの利用者は、利用者が受けるサービスに対して十分なセキュリティを有するシナリオについての生体データを登録することができるため、サービス提供の安全性が高まる。
(ハードウェア構成)
以下に、第一実施形態から第三実施形態のハードウェア構成について説明する。
図17は、上述した生体データ登録支援装置10,11および17のハードウェア構成の第一の例を示すブロック図である。以下、このハードウェア構成の第一の例を、生体データ登録支援装置21と呼ぶ。生体データ登録支援装置21は、あらゆる一般的なコンピュータで良い。例えば、生体データ登録支援装置21は、ノートPC、デスクトップPC,サーバ、ワークステーション、ブレードサーバ、などで良い。また、生体データ登録支援装置21は、サーバや、他のコンピュータ等と通信可能に接続していても良い。
図17より、生体データ登録支援装置21は、プロセッサ1402、メモリ1404、ストレージ1406、メモリ1404と接続するノースブリッジ1408、拡張スロット1410を含む。また、生体データ登録支援装置21はさらに、通信インターフェース1414及びストレージ1406に接続するサウスブリッジ1412を含む。これらの構成要素は、互いにバスによって接続され、マザーボードに固定されている。
プロセッサ1402は、メモリ1404、ストレージ1406等に記憶された命令を読み出して実行する。プロセッサ1402は、表示装置14に映像を表示するために命令を実行してもよい。制御部211は、プロセッサ1402によって実現されても良い。すなわち、プロセッサ1402は、メモリ1404、ストレージ1406に記憶されたプログラムを読み出すことで、制御部211の動作を実現する。プロセッサ1402は、CPU(Central Processing Unit)、ASICs(Applicaion Specific Integrated Circuits)等の回路でも良い。
メモリ1404は、情報を記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。メモリ1404は、RAM等の揮発性の記憶媒体でも良いし、ROM等の不揮発性の記憶媒体でも良い。また、メモリ1404は、光学ディスク、磁気ディスク等でもよい。ストレージ1406は、大容量なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体で良い。ストレージ1406は、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ、光学ディスク、フラッシュメモリ等で良い。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が記憶するコンピュータプログラムが含む命令は、実行されることで上述の実施形態を実現する。
ノースブリッジ1408は、例えばCPUやメモリなどコンピュータの頭脳となる部分をつなぎ、データを転送するタイミングや速度などをコントロールする。ノースブリッジ1408は、主に高速に動作する装置との間でデータの橋渡しをする。一方、サウスブリッジ1412は、比較的低速な装置との間でデータの橋渡しをする。例えばノースブリッジ1408は、メモリ1404、表示装置14、拡張カードを受け入れ可能な拡張スロット1410と接続されていても良い。また、サウスブリッジ1412は、ストレージ1406、通信インターフェース1414と接続されていても良い。
通信インターフェース1414は、USB,Bluetooth(登録商標)、Ethernet(登録商標),wireless Ethernet等の様々なコミュニケーションポートを含んでも良い。また、これらのコミュニケーションポートは、一つまたは複数の入出力装置、例えばキーボード、ポインティングデバイス、スキャナ、無線LAN(Local Area Network)アダプター、ルーター等の通信機器、と接続されても良い。また、通信インターフェース1414は、無線LANアダプターを含んでいても良い。通信インターフェース1414は、受信部210及び送信部212の機能を実現しても良い。
図18は、生体データ登録支援装置10、11および17のハードウェア構成の第二の例を示すブロック図である。以下このハードウェア構成の第二の例を、生体データ登録支援装置22と呼ぶ。生体データ登録支援装置22は、携帯電話、スマートフォン、PDA(personal digital assistant)等の携帯端末で良い。
生体データ登録支援装置22は、ディスプレイ1454、トランシーバ1468、オーディオコーデック1460、コントロールインターフェース1458、ディスプレイインターフェース1456、を有していても良い。また、生体データ登録支援装置22は、通信インターフェース1466、プロセッサ1452、GPS(Grobal Positioning System)受信モジュール1470、増設メモリ1474、メモリ1464、外部インターフェース1462をさらに有していても良い。
ディスプレイ1454は、例えば、TFT LCD(Thin−film―Transistor Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode )ディスプレイ、その他のディスプレイで良い。また、ディスプレイは、コントロールインターフェース1458や、ディスプレイインターフェース1456と接続されていても良い。プロセッサ1452は、コントロールインターフェース1458やディスプレイインターフェース1456を介して、生体データ登録支援装置22の利用者と情報をやりとりしてもよい。
ディスプレイインターフェース1456は回路によって構成されても良い。ディスプレイインターフェース1456は、映像や他の情報を利用者に表示するためにディスプレイを制御する。コントロールインターフェース1458は利用者からのコマンドを受け取る。そして、コントロールインターフェース1458は、受け取ったコマンドをプロセッサ1452に受け渡すために変換しても良い。
また、生体データ支援装置22は、プロセッサ1402との通信を可能にする外部インターフェース1462を有していても良い。外部インターフェース1462は、生体データ支援装置22の周辺機器と生体データ支援装置22との通信を可能とする。外部インターフェース1462は、有線通信又は無線通信を提供しても良い。
増設メモリ1474は、増設インターフェース1472を介して生体データ登録支援装置22に接続しても良い。また、増設メモリ1474は、例えばSIMM(Single In Line Memory Module)カードインターフェースを含んでいても良い。また、増設メモリ1474は、生体データ登録支援装置22に追加の記憶領域を与え、アプリケーションやその他の情報を記憶しても良い。さらに、増設メモリ1474
は、セキュリティに関する情報を記憶していても良い。つまり、増設メモリ1474は、生体データ登録支援装置22のセキュリティ管理機器として機能してもよい。例えば増設メモリ1474には、生体データ登録支援装置22の安全な利用を実現する命令がプログラムされていても良い。
生体データ登録支援装置22は、通信インターフェース1466を介して無線通信を行う。通信インターフェース1466は、デジタル信号処理回路を含んでも良い。通信インターフェース1466は、GMS(Global System for Mobile Communication)、SMS(Short Message Service),EMS(Enhanced Messaging Service)等のモード、プロトコルの下で通信を実現しても良い。または、通信インターフェース1466は、MMS(Multimedia Messaging Service),CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(time division multiple access)等のモード、プロトコルの下で通信を実現しても良い。
さらに、通信インターフェース1466は、PDC(Personal Digital Cellular),WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、GPRS(General packet radio service)等のモード、プロトコルの下で通信を実現しても良い。上述の通信は、例えばトランシーバ1468を介して発生する。また、狭域の通信、例えばBluetooth,Wi−Fi(登録商標)等を利用した通信も、トランシーバ1468を介して発生しても良い。通信インターフェース1466は、送信部212及び受信部210を実現しても良い。
GPS受信モジュール1470は、生体データ登録支援装置22で動作するアプリケーションで利用されるデータを提供しても良い。当該データは、例えば位置やナビゲーションに関連したデータで良い。
また、生体データ登録支援装置22は、オーディオコーデック1460を介して音声通信を行っても良い。オーディオコーデック1460は、利用者から音声情報を取得し、それをデジタル情報として利用可能に変換する。さらに、オーディオコーデ・BR>Bク1460は利用者が聞き取り可能な音声を生成する。オーディオコーデック1460が扱う情報は、音声通話、録音された音(ボイスメッセージ、音楽ファイルなど)、生体データ登録支援装置22上のアプリケーションが生成した音、等でも良い。
プロセッサ1452、及びメモリ1464については、生体データ登録支援装置22と同様であるため説明を省略する。プロセッサ1452は、制御部211を実現しても良い。また、受信部210及び送信部212は、外部インターフェース1462によって実現されても良い。
図19は、上述したサーバ15のハードウェア構成の一例を示す。サーバ15は、あらゆる一般的なコンピュータで良い。例えば、サーバ15は、ノートPC、デスクトップPC,サーバ、ワークステーション、ブレードサーバ、などで良い。また、サーバ15は、他のサーバや、他のコンピュータ等と通信可能に接続していても良い。
図19より、サーバ15は、プロセッサ1402、メモリ1404、ストレージ1406、メモリ1404と接続するノースブリッジ1408、拡張スロット1410を含む。
また、サーバ15はさらに、通信インターフェース1414及びストレージ1406に接続するサウスブリッジ1412を含む。これらの構成要素は、互いにバスによって接続され、マザーボードに固定されている。上記のハードウェア構成は生体データ登録支援装置22と同様であるため、説明を省略する。
なお、受信部153及び送信部155は通信インターフェース1414によって実現されても良い。また、顧客DB151、照合方式DB152、サービスDB156は、ストレージ1406によって実現されても良い。
図20は、上述した生体データ照合支援装置16および18のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。以下このハードウェア構成を生体データ照合支援装置23と呼ぶ。生体データ照合支援装置23は、あらゆる一般的なコンピュータで良い。例えば、生体データ照合支援装置23は、ノートPC、デスクトップPC,サーバ、ワークステーション、ブレードサーバ、などで良い。また、生体データ照合支援装置23は、サーバや、他のコンピュータ等と通信可能に接続していても良い。
図20より、生体データ照合支援装置23は、プロセッサ1402、メモリ1404、ストレージ1406、メモリ1404と接続するノースブリッジ1408、拡張スロット1410を含む。また、生体データ照合支援装置23はさらに、通信インターフェース1414及びストレージ1406に接続するサウスブリッジ1412、撮像装置231を含む。これらの構成要素は、互いにバスによって接続され、マザーボードに固定されている。
撮像装置231は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサ、CMOS(Complementary Meta Oxide Semiconductor)センサ、イメージプロセッサ等を有する。撮像装置231は、CCDセンサやCMOSセンサが受光した被写体からの光を変換して、画像データ生成する。被写体は、顔、指紋、静脈、虹彩等の生体の一部または生体の全体で良い。撮像装置231は、各被写体を撮影するのに適した構造を有していても良い。また、撮像装置231は、生体を照らす光源、生体を載置する載置部等を有していても良い。
撮像装置231以外のハードウェア構成については生体データ登録支援装置22と同様であるため、説明を省略する。なお、表示部2300は表示装置230によって実現されても良い。また、取得部2310は撮像装置231によって実現されても良い。制御部211はプロセッサ1402によって実現されても良い。受信部210及び送信部212は、通信インターフェース1414によって実現されても良い。
上述した各実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内であれば、種々変更することができるものである。
本出願は、2016年3月31日に日本に出願された特願2016−69991号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 生体データ登録支援装置
11 生体データ登録支援装置
12 カメラ
13 指紋スキャナ
14 表示装置
15 サーバ
16 生体データ照合支援装置
17 生体データ登録支援装置
18 生体データ照合支援装置
19 表示装置
20 静脈スキャナ
21 生体データ登録支援装置
22 生体データ登録支援装置
23 生体データ照合支援装置
100 制御部
101 送信部
110 受信部
111 制御部
112 送信部
113 制御部
120 取得部
130 取得部
140 表示部
150 DB
151 DB
152 照合方式DB
153 受信部
154 制御部
155 送信部
156 サービスDB
160 表示部
161 取得部
180 表示部
181 取得部
190 表示部
200 取得部
210 受信部
211 制御部
212 送信部
230 表示装置
231 撮像装置
1000 生体データ登録支援システム
1001 生体データ登録支援システム
1402 プロセッサ
1404 メモリ
1406 ストレージ
1408 ノースブリッジ
1410 拡張スロット
1412 サウスブリッジ
1414 通信インターフェース
1452 プロセッサ
1454 ディスプレイ
1456 ディスプレイインターフェース
1458 コントロールインターフェース
1460 オーディオコーデック
1466 通信インターフェース
1468 トランシーバ
1462 外部インターフェース
1464 メモリ
1470 GPS受信モジュール
1472 増設インターフェース
1474 増設メモリ
1610 指紋スキャナ
1810 指紋スキャナ
2300 表示部
2310 取得部

Claims (3)

  1. サービスに関連づいた登録シナリオに含まれる照合方式を用いた照合を行うための情報の入力を促す表示をさせる第1制御手段と、
    前記照合方式について所定の条件を満たした場合、予め登録されたユーザにワンタイムパスワードを送信する第2制御手段と、
    を備えた制御システム。
  2. サービスに関連づいた登録シナリオに含まれる照合方式を用いた照合を行うための情報の入力を促す表示をし、
    前記照合方式について所定の条件を満たした場合、予め登録されたユーザにワンタイムパスワードを送信する、
    制御方法。
  3. 制御システムのコンピュータを、
    サービスに関連づいた登録シナリオに含まれる照合方式を用いた照合を行うための情報の入力を促す表示をさせる第1制御手段、
    前記照合方式について所定の条件を満たした場合、予め登録されたユーザにワンタイムパスワードを送信する第2制御手段、
    として機能させるプログラム。
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