JP2021099212A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Yuichi Okabe
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Abstract

【課題】冷媒配管を流通する冷媒をより効果的に冷却し、更に、外箱の前面に於いて結露防止の効果を高めることが出来る冷蔵庫を提供する。【解決手段】本願発明の冷蔵庫10では、冷媒配管17の一部は、外箱111の前面部281の内側に配置されて幅方向に沿って伸びる第1配管直線部171と、第1配管直線部171の近傍に配置されて幅方向に沿って伸びる第2配管直線部172と、第1配管直線部171の端部と第2配管直線部172の端部とを接続すると共に湾曲形成された湾曲接続部173と、を有する。また、湾曲接続部173は、外箱111の左右側面に沿って配置される。【選択図】図5

Description

本発明は、貯蔵室内に食品等を冷却保存する冷蔵庫に関し、特に、冷凍サイクルの冷媒を流通させる冷媒配管を冷蔵庫外箱の前面近傍に引き回す冷蔵庫に関する。
一般的な冷蔵庫では、冷媒圧縮式の冷凍サイクルで冷却した冷気を冷蔵室等の各貯蔵室に送風することで、各貯蔵室の庫内温度を所定の温度帯域に冷却している。この冷凍サイクルは、圧縮機、凝縮器、乾燥器、毛細管および蒸発器を備えており、これらの各種構成機器は冷媒配管を介して接続されている。冷凍サイクルの冷媒配管は、冷凍サイクルの各構成機器を相互に接続するために、冷蔵庫本体の内部を引き回されている。
図6に、冷凍サイクルの圧縮機により圧縮された高温冷媒を流通させる冷媒配管の一例を説明する。図6(A)は冷媒配管1100を示す斜視図であり、図6(B)は冷蔵庫の断熱扉1106および断熱扉1107の近傍を示す拡大断面図である。
図6(A)を参照して、冷媒配管1100は、ここでは図示しない冷凍サイクルを構成する各機器を相互に接続する金属管であり、冷媒配管1100の内部には圧縮機で圧縮された高温冷媒が流通する。冷媒配管1100は、ここでは図示しない冷蔵庫の外箱前面の内側を引き回されている。このようにすることで、冷蔵庫の外箱前面が、冷媒配管1100の内部を流通する高温冷媒により昇温され、冷蔵庫の外箱前面に結露が発生することが抑制される。また、冷媒配管1100を高温冷媒が放熱しつつ流通することで、高温冷媒を冷却することができる。
冷媒配管1100の一部は、左右方向に沿って直線状に伸びる直線部1101を形成している。直線部1101は、第1配管直線部1102と、第2配管直線部1103と、湾曲接続部1104とから構成されている。第1配管直線部1102および第2配管直線部1103は、左右方向に沿って直線状に伸びている。第1配管直線部1102の左方側端部と、第2配管直線部1103の左方側端部とは、湾曲接続部1104を介して接続されている。冷媒配管1100は、湾曲接続部1104に於いて180度折り返されている。また、湾曲接続部1104は、後述する仕切壁1105の前面部内側に形成されている。
図6(B)を参照して、貯蔵室1110の前方開口は、ガスケット1108を備えた断熱扉1106により閉鎖されている。貯蔵室1111の前方開口は、ガスケット1109を備えた断熱扉1107により閉鎖されている。また、貯蔵室1110と貯蔵室1111とは仕切壁1105で仕切られている。仕切壁1105の前面部の内側に、上記した第1配管直線部1102および第2配管直線部1103が配置されている。
仕切壁1105の前面部と、第1配管直線部1102および第2配管直線部1103の間には、伝熱シート1112が配置されている。伝熱シート1112により、仕切壁1105の前面部後面と、第1配管直線部1102および第2配管直線部1103との間隙が埋められる。伝熱シート1112が存在することで、第1配管直線部1102および第2配管直線部1103から発せられた熱は、伝熱シート1112および仕切壁1105の前面を伝導した後に、外部に放出される。
特開2019−158284号公報
しかしながら、上記した冷媒配管1100の放熱構造では、第1配管直線部1102および第2配管直線部1103の放熱性に関して改善の余地があった。
具体的には、図6(B)を参照して、第1配管直線部1102と第2配管直線部1103とは縦方向に於いて離間している。これは、図6(A)に示すように、第1配管直線部1102と第2配管直線部1103とを接続する湾曲接続部1104の曲率を大きくすることが困難なためである。
第1配管直線部1102と第2配管直線部1103とが離間すると、第1配管直線部1102と貯蔵室1110とが接近する。これにより、第1配管直線部1102から発生する熱が貯蔵室1110に不必要に伝達してしまい、貯蔵室1110の冷却効率が低下してしまう恐れがある。同様に、第2配管直線部1103から発生する熱が、貯蔵室1111に不必要に伝導し、貯蔵室1111の冷却効率が低下してしまう恐れがある。
更に、冷蔵庫を前方から見た場合、ガスケット1108と第1配管直線部1102とが重なり合っている。更に、ガスケット1109と第2配管直線部1103とが重なり合っている。よって、第1配管直線部1102および第2配管直線部1103からの熱の放出が、ガスケット1108およびガスケット1109により阻害され、第1配管直線部1102および第2配管直線部1103の内部を流通する高温冷媒を冷却する効率が低下してしまう恐れがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、冷媒配管を流通する冷媒をより効果的に冷却し、更に、外箱の前面に於いて結露防止の効果を高めることが出来る冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の冷蔵庫は、外箱と、前記外箱と離間した内側に配設されて貯蔵室を形成する内箱と、前記外箱と前記内箱との間に充填された断熱材と、前記貯蔵室に送風される冷気を冷却する冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルを循環する冷媒が流通する冷媒配管と、を具備し、前記冷媒配管の一部は、前記外箱の前面部の内側に配置されて略直線状に伸びる第1配管直線部と、前記第1配管直線部の近傍に配置されて略直線状に伸びる第2配管直線部と、前記第1配管直線部の端部と前記第2配管直線部の端部とを接続すると共に湾曲形成された湾曲接続部と、を有し、前記湾曲接続部は、前記外箱の左右側面に沿って配置されることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記貯蔵室は、第1貯蔵室と、前記貯蔵室とは庫内温度が異なる第2貯蔵室と、を有し、前記第1配管直線部および前記第2配管直線部は、前記第1貯蔵室と前記第2貯蔵室との間に配置される仕切壁の前面部の内側に配置されることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記第1貯蔵室は、第1ガスケットを備えた第1断熱扉により閉鎖され、前記第2貯蔵室は、第2ガスケットを備えた第2断熱扉により閉鎖され、前記外箱を前方から見た場合、前記第1配管直線部および前記第2配管直線部は、前記第1ガスケットおよび前記第2ガスケットと重なり合わないことを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記第1配管直線部および前記第2配管直線部と、前記外箱の前記前面部との間には、伝熱シートが配置されることを特徴とする。
本発明の冷蔵庫は、外箱と、前記外箱と離間した内側に配設されて貯蔵室を形成する内箱と、前記外箱と前記内箱との間に充填された断熱材と、前記貯蔵室に送風される冷気を冷却する冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルを循環する冷媒が流通する冷媒配管と、を具備し、前記冷媒配管の一部は、前記外箱の前面部の内側に配置されて略直線状に伸びる第1配管直線部と、前記第1配管直線部の近傍に配置されて略直線状に伸びる第2配管直線部と、前記第1配管直線部の端部と前記第2配管直線部の端部とを接続すると共に湾曲形成された湾曲接続部と、を有し、前記湾曲接続部は、前記外箱の左右側面に沿って配置されることを特徴とする。これにより、本願発明の冷蔵庫によれば、冷媒配管を流通する冷媒をより効果的に冷却し、更に、外箱の前面に於いて結露防止の効果を高めることが出来る。具体的には、湾曲接続部を外箱の左右側面に沿って配置することで、外箱の前面部の内側において第1配管直線部と第2配管直線部とを接近させることができ、第1配管直線部および第2配管直線部を貯蔵室から離すことができ、第1配管直線部および第2配管直線部を流通する高温冷媒から発せられる熱が不必要に貯蔵室に伝導することを抑制できる。
また、本発明の冷蔵庫では、前記貯蔵室は、第1貯蔵室と、前記貯蔵室とは庫内温度が異なる第2貯蔵室と、を有し、前記第1配管直線部および前記第2配管直線部は、前記第1貯蔵室と前記第2貯蔵室との間に配置される仕切壁の前面部の内側に配置されることを特徴とする。これにより、本願発明の冷蔵庫によれば、第1配管直線部および前記第2配管直線部を、断熱仕切壁により区切られる第1貯蔵室および第2貯蔵室から離すことができ、第1配管直線部および第2配管直線部とこれらの貯蔵室とが不必要に熱交換することを抑制できる。
また、本発明の冷蔵庫では、前記第1貯蔵室は、第1ガスケットを備えた第1断熱扉により閉鎖され、前記第2貯蔵室は、第2ガスケットを備えた第2断熱扉により閉鎖され、前記外箱を前方から見た場合、前記第1配管直線部および前記第2配管直線部は、前記第1ガスケットおよび前記第2ガスケットと重なり合わないことを特徴とする。これにより、本願発明の冷蔵庫によれば、第1配管直線部および第2配管直線部が、第1ガスケットおよび第2ガスケットと重なり合わないことで、第1配管直線部および第2配管直線部からの放熱が第1ガスケットおよび第2ガスケットにより妨げられることがない。
また、本発明の冷蔵庫では、前記第1配管直線部および前記第2配管直線部と、前記外箱の前記前面部との間には、伝熱シートが配置されることを特徴とする。これにより、本願発明の冷蔵庫によれば、第1配管直線部と第2配管直線部とが接近していることから、伝熱シートの面積を小さくし、コストを低減することができる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の断熱箱体を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す側方断面図である。 本発明の実施形態を示す図であり、(A)は冷媒配管を全体的に示す斜視図であり、(B)は冷媒配管の直線部を示す斜視図である。 本発明の実施形態を示す図であり、仕切壁の前端部近傍を示す側方断面図である。 背景技術を示す図であり、(A)は冷媒配管を示す斜視図であり、(B)は仕切壁の前端近傍の側方断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る冷蔵庫10を図面に基づき詳細に説明する。本実施形態の説明では、同一の部材には原則として同一の符番を用い、繰り返しの説明は省略する。また、以下の説明では、上下前後左右の各方向を用いて説明するが、左右とは冷蔵庫10を前方から見た場合の左右である。
図1は、本発明の実施形態に係る冷蔵庫10を、前方右側から見た斜視図である。冷蔵庫10は、断熱箱体11と、断熱箱体11の内部に形成された貯蔵室とを有している。貯蔵室として、上方側から、冷蔵室12および冷凍室13を有している。冷蔵室12の前方開口は、上段部分が断熱扉18で閉鎖され、下段部分が断熱扉19で閉鎖されている。冷凍室13の前方開口は、上段部分が断熱扉20で閉鎖され、下段部分が断熱扉21で閉鎖されている。断熱扉18は回転式の扉であり、断熱扉19、断熱扉20および断熱扉21は引出式の扉である。ここで、冷蔵室12が第1貯蔵室であり、冷凍室13が第2貯蔵室である。
図2は、上記した断熱扉18、断熱扉19、断熱扉20および断熱扉21を取り外した断熱箱体11を示す斜視図である。
冷蔵室12は、上段冷蔵室121および下段冷蔵室122から構成されており、上段冷蔵室121と下段冷蔵室122とは仕切壁27で仕切られている。仕切壁27の前面部271の内側近傍には、後述する冷媒配管17の一部が引き回される。冷媒配管17は、凝縮器の一部である。これにより、前面部271の前面に結露が発生することが抑制される。ここで、下段冷蔵室122は野菜室である。
冷蔵室12と冷凍室13とは、仕切壁28で仕切られている。仕切壁28は、ウレタン等の断熱材が充填された断熱部材である。仕切壁28の前面部281の内側近傍には、後述する冷媒配管17の一部が引き回され、これにより前面部281における結露の発生が抑制される。
冷凍室13は、上段冷凍室131および下段冷凍室132から構成されており、上段冷凍室131と下段冷凍室132との間には、略板状の当接部23が左右方向に沿って架設されている。当接部23の前面部231の内側近傍には、後述する冷媒配管17の一部が引き回され、これにより前面部231の前面に結露が発生することが抑制されている。
図3は、冷蔵庫10を全体的に示す側方断面図である。断熱箱体11は、所定形状に曲折加工された鋼板からなる外箱111と、外箱111と離間した内側に配置された合成樹脂板から成る内箱112と、外箱111と内箱112との間に充填された断熱材113とから構成されている。
上記したように、冷蔵室12は上段冷蔵室121および下段冷蔵室122に区画され、冷凍室13は上段冷凍室131および下段冷凍室132に区画されている。また、上段冷蔵室121の内部には複数の収納棚15が設置されている。上段冷蔵室121と下段冷蔵室122とを区画する仕切壁27は合成樹脂板から成る板状部材であり、仕切壁27の前端部には断熱扉18の下辺部および断熱扉19の上辺部が当接している。
冷蔵室12と冷凍室13とは、断熱構造を有する仕切壁28により区切られており、仕切壁28の前面部には、断熱扉19の下辺部および断熱扉20の上辺部が当接している。また、上段冷凍室131と下段冷凍室132との間には、当接部23が配置されている。当接部23の前面部には、断熱扉20の下辺部および断熱扉21の上辺部が当接している。
冷凍室13の奥側には、冷却室115が形成されており、冷凍室13と冷却室115とは区画板29で区画されている。冷却室115の内部には、冷却器である蒸発器116が配設されている。また、冷蔵庫10の下端側後方には機械室14が区画形成され、機械室14には圧縮機22が配置されている。蒸発器116および圧縮機22は、冷媒圧縮式の冷凍サイクル16を形成している。具体的には、冷凍サイクル16は、圧縮機22、図示しない凝縮器、図示しない乾燥器、図示しない毛細管および蒸発器116を備えている。冷凍サイクル16を運転することで、蒸発器116により冷却室115の内部の冷気を冷却し、この冷気を各貯蔵室に送風することで、各貯蔵室の庫内温度が所定の冷却温度帯域とされる。
冷凍サイクル16を構成する各構成機器は、銅管などの金属管から成る冷媒配管17により相互に接続されている。冷媒配管17の構成は図4を参照して説明する。
冷却室115の内部に於いて、蒸発器116の上方側には送風機35が配置されている。送風機35は、軸流送風機または遠心送風機であり、蒸発器116が冷却した冷却室115の内部の冷気を、冷蔵室12および冷凍室13に向けて送風する。
冷却室115の内部であって、蒸発器116の下方には、除霜ヒータ117が配置される。冷凍サイクル16の運転に伴い、蒸発器116の表面に厚い着霜が生じる。このようになると、図示しない制御手段は、圧縮機22を停止して冷却室115を閉鎖し、除霜ヒータ117を通電して加熱することで、霜を溶融除去する除霜運転を行う。また、ここでは図示しないが、送風機35の近傍には、風路を適宜閉鎖するための遮蔽装置が配設されている。
冷却室115から上方に向かって送風路118が形成されている。送風路118には、冷気を冷蔵室12に吹き出すための開口が形成されている。この開口からは前方に向かって冷気が冷蔵室12に吹き出される。
送風機35で送風された冷気の一部は、区画板29の前部に形成された開口を介して冷凍室13に送風され、冷凍室13を冷却した冷気は、区画板29の下部に形成された開口から冷却室115に帰還する。これにより、冷凍室13は所定の冷凍温度帯域に冷却される。
図4を参照して、上記した冷凍サイクル16で用いられる高温冷媒が流通する冷媒配管17を説明する。図4(A)は、冷媒配管17を示す斜視図であり、図4(B)は冷媒配管17の直線部174を抜き出して示す斜視図である。冷媒配管17の一端側は、ここでは図示しない凝縮器に接続される。また、冷媒配管17の他端は、ここでは図示しない乾燥器に接続されている。
図4(A)を参照して、冷媒配管17の内部は、図示しない圧縮機により圧縮された高温冷媒が流通する。冷媒配管17は、上記した外箱111の左右側面の内側、上面の内側および前面部の内側に引き回される。冷媒配管17の内部を流通する高温冷媒の温度は例えば60℃である。また、前面部271、前面部281および前面部231の近傍では、冷媒配管17の内部を流通する高温冷媒の温度は、例えば35℃ないし40℃である。
このようにすることで、金属板である外箱111を介して放熱が行われ、冷媒配管17の内部を流通する高温冷媒を冷却することができる。更には、外箱111を適度に昇温させ、外箱111の表面に結露が発生することを抑止できる。
冷媒配管17の途中部分には、直線部174が形成されている。直線部174は、第1配管直線部171、第2配管直線部172および湾曲接続部173から成る。第1配管直線部171および第2配管直線部172は、左右方向に沿って略直線状に伸びている。また、第1配管直線部171と第2配管直線部172とは、互いに略平行である。第1配管直線部171の右方側端部と、第2配管直線部172の右方側端部は、湾曲接続部173を介して接続されている。
図4(B)を参照して、湾曲接続部173は、第1配管直線部171と第2配管直線部172との間の冷媒配管17を、略180度湾曲させた部位である。また、上方から見た場合、第1配管直線部171および第2配管直線部172に対して、湾曲接続部173は略90度曲折している。即ち、第1配管直線部171および第2配管直線部172は、図2に示した外箱111の前面部281の後方直近に配置される。一方、湾曲接続部173は、図2に示した外箱111の右方側面の内側近傍に配置される。湾曲接続部173は、曲率を大きくすることが困難であることから、湾曲接続部173の上下方向に於ける寸法を小さくすることは簡単ではない。係る形状の湾曲接続部173を、図2に示した前面部281の外側、即ち外箱111の右側面側に配置することで、第1配管直線部171と第2配管直線部172を上下方向に於いて接近させることが出来る。
上記のように構成することで、第1配管直線部171と第2配管直線部172の上下方向の幅L1を、湾曲接続部173の上下方向の幅L2よりも短くすることができる。これにより、湾曲接続部173の曲率を大きくする必要が無いので、湾曲接続部173を無理に曲折することによる冷媒配管17の断裂等を防止できる。更に、第1配管直線部171と第2配管直線部172とを接近させることで、後述するように、第1配管直線部171および第2配管直線部172の放熱効率を向上することができる。
図5は、仕切壁28の前端近傍を示す側方断面図である。図5を参照して、仕切壁28の前面部281は、鋼板等の金属板から形成されており、前面部281の後方に第1配管直線部171および第2配管直線部172が配置されている。
前面部281の上方部分は、断熱扉19の下辺に沿って配設されたガスケット24が当接している。また、前面部281の下方部分には、断熱扉20の上辺に沿って配設されたガスケット25が当接している。ここで、断熱扉19が第1断熱扉であり、断熱扉20が第2断熱扉であり、ガスケット24が第1ガスケットであり、ガスケット25が第2ガスケットである。
伝熱シート26は、第1配管直線部171および第2配管直線部172と前面部281との間を埋めるシートである。伝熱シート26は、熱伝導性に優れた合成ゴムシートが採用される。
また、図5では、ガスケット24の下端とガスケット25の上端の範囲をL10で示し、伝熱シート26の上下方向に於ける範囲をL11で示し、第1配管直線部171の上端と第2配管直線部172の下端の範囲をL12で示している。ここで、L10、L11およびL12の順で長く形成されている。即ち、L10が最も長く、L12が最も短い。また、L11およびL12は、L10の範囲内である。また、L12は、L11の範囲内である。
前方から冷蔵庫10を見た場合、第1配管直線部171および第2配管直線部172は、ガスケット24およびガスケット25と重なり合わないように配置されている。即ち、第1配管直線部171はガスケット24の下端よりも下方に配置され、第2配管直線部172はガスケット25の上端よりも上方に配置されている。
このようにすることで、第1配管直線部171および第2配管直線部172から発せられる熱が、ガスケット24およびガスケット25により遮られることがない。即ち、第1配管直線部171および第2配管直線部172の内部を流通する高温冷媒から発せられた熱は、伝熱シート26および前面部281に伝導した後に、外気に良好に放熱される。よって、第1配管直線部171および第2配管直線部172の内部を流通する高温冷媒を効果的に冷却することができる。更に、第1配管直線部171および第2配管直線部172から発せられる熱により、前面部281が効果的に昇温されることから、前面部281の前面に結露が発生することを抑制できる。
また、上下方向に於いて第1配管直線部171と第2配管直線部172とは接近している。よって、第1配管直線部171と冷蔵室12とを離すことができ、第1配管直線部171から発せられる熱が冷蔵室12側に不必要に伝導することを抑制し、冷蔵室12の冷却効率が低下することを抑制できる。また、第2配管直線部172と冷凍室13とを離すことができ、第2配管直線部172から発せられる熱が冷凍室13側に不必要に伝導することを抑制し、冷凍室13の冷却効率が低下することを抑制できる。
更に、第1配管直線部171と第2配管直線部172とが接近していることから、第1配管直線部171および第2配管直線部172と前面部281との間に配置される伝熱シート26の面積を小さくし、コストを低減することができる。
伝熱シート26の上端は、ガスケット24の下端よりも下方に配置されている。更に、伝熱シート26の下端はガスケット25の上端よりも上方に配置されている。係る構成により、第1配管直線部171および第2配管直線部172から発せられて伝熱シート26を経由する放熱が、ガスケット24およびガスケット25により阻害されることを抑止できる。
仕切壁28の前端は、板状の被覆部材31と、被覆部材31を前方から被覆する前面部281から構成されている。被覆部材31の上下方向における中央部分を後方に向かって窪ませることで凹状部32が形成されている。凹状部32に、第1配管直線部171および第2配管直線部172が収納されている。本実施形態では、第1配管直線部171と第2配管直線部172とが極めて接近していることから、一つの凹状部32に第1配管直線部171および第2配管直線部172を収納することができ、被覆部材31の形状を簡素化することができる。
ここで、図5に示した第1配管直線部171および第2配管直線部172の構成は、図2に示した前面部271および前面部231にも適用することができる。このようにすることで、前面部271および前面部231に内蔵される第1配管直線部171および第2配管直線部172から外部に良好に放熱できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
例えば、図5に示した第1配管直線部171および第2配管直線部172の構成は、図2に示す外箱111の前面外縁部分にも適用することができる。係る構成により、外箱111の前面外縁部分に於ける結露の発生を抑制すると共に、冷媒配管17を流通する冷媒を効果的に冷却することができる。
10 冷蔵庫
11 断熱箱体
111 外箱
112 内箱
113 断熱材
115 冷却室
116 蒸発器
117 除霜ヒータ
118 送風路
12 冷蔵室
121 上段冷蔵室
122 下段冷蔵室
13 冷凍室
131 上段冷凍室
132 下段冷凍室
14 機械室
15 収納棚
16 冷凍サイクル
17 冷媒配管
171 第1配管直線部
172 第2配管直線部
173 湾曲接続部
174 直線部
18 断熱扉
19 断熱扉
20 断熱扉
21 断熱扉
22 圧縮機
23 当接部
231 前面部
24 ガスケット
25 ガスケット
26 伝熱シート
27 仕切壁
271 前面部
28 仕切壁
29 区画板
281 前面部
31 被覆部材
32 凹状部
35 送風機
1100 冷媒配管
1101 直線部
1102 第1配管直線部
1103 第2配管直線部
1104 湾曲接続部
1105 仕切壁
1106 断熱扉
1107 断熱扉
1108 ガスケット
1109 ガスケット
1110 貯蔵室
1111 貯蔵室
1112 伝熱シート

Claims (4)

  1. 外箱と、前記外箱と離間した内側に配設されて貯蔵室を形成する内箱と、前記外箱と前記内箱との間に充填された断熱材と、前記貯蔵室に送風される冷気を冷却する冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルを循環する冷媒が流通する冷媒配管と、を具備し、
    前記冷媒配管の一部は、前記外箱の前面部の内側に配置されて略直線状に伸びる第1配管直線部と、前記第1配管直線部の近傍に配置されて略直線状に伸びる第2配管直線部と、前記第1配管直線部の端部と前記第2配管直線部の端部とを接続すると共に湾曲形成された湾曲接続部と、を有し、
    前記湾曲接続部は、前記外箱の左右側面に沿って配置されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記貯蔵室は、第1貯蔵室と、前記貯蔵室とは庫内温度が異なる第2貯蔵室と、を有し、
    前記第1配管直線部および前記第2配管直線部は、前記第1貯蔵室と前記第2貯蔵室との間に配置される仕切壁の前面部の内側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記第1貯蔵室は、第1ガスケットを備えた第1断熱扉により閉鎖され、
    前記第2貯蔵室は、第2ガスケットを備えた第2断熱扉により閉鎖され、
    前記外箱を前方から見た場合、前記第1配管直線部および前記第2配管直線部は、前記第1ガスケットおよび前記第2ガスケットと重なり合わないことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第1配管直線部および前記第2配管直線部と、前記外箱の前記前面部との間には、伝熱シートが配置されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の冷蔵庫。


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