JP2021098343A - Liquid jet head and liquid jet recording device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、液体噴射ヘッド及び液体噴射記録装置に関する。 The present invention relates to a liquid injection head and a liquid injection recording device.
従来、記録紙等の被記録媒体に液滴状のインクを吐出して、被記録媒体に画像や文字を記録する装置として、インクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタがある。 Conventionally, there is an inkjet printer provided with an inkjet head as a device for ejecting droplet-shaped ink onto a recording medium such as recording paper and recording an image or characters on the recording medium.
先行技術のインクジェットヘッドは、例えば、特許文献1等に記載されているインクジェットヘッドのように、ノズル列におけるノズル孔の並び方向の実質延長線上にインク供給源から供給されたインクを各ノズル孔に分配するためにノズル列に沿って長く形成された共通インク室におけるインクの流れ方向の最下流側に対応する部位には、気泡排出用の排気口が少なくとも2個設けられ、少なくとも2個の排気口は、同一の排気用流通路を介して、共通インク室における最下流の部位に接続され、排気口の1個当たりの開口面積は、前記各ノズルの開口面積と実質同等または、それ以下に形成され、2個以上の排気口を含む排気用流通路の流路抵抗は、ノズル孔を含むインク流通路の流路抵抗よりも低くされているインクジェットヘッドが知られている。
In the inkjet head of the prior art, for example, like the inkjet head described in
特許文献1に記載の発明のように、ノズル孔が開口する面に排気口を有する構造において、排気口からの気泡の排出効率を向上させることが望まれる。しかしながら、近年のインクジェットヘッドでは全体の小型化や記録の高密度化に伴い、インクジェットヘッド全体の表面積は小さくなるのに対して、ノズル孔数やノズル列数は増加しているため、画像記録用のノズル孔の列間が狭くなる傾向にある。前述の特許文献1では、気泡排出用の排気口が複数設けられ、前記排気口の1個当たりの開口面積は、各ノズル孔の開口面積と実質上同等またはそれ以下に形成されているが、特許文献1に記載の発明のようにインク吐出溝の形状と気泡排出用の排気口の形状が同じ場合、ノズル列の延長線上に気泡排出用の排気口を複数設けると、インク吐出溝と排気口の位置精度を出すことが困難である。
したがって、従来の構成では、インク吐出溝と気泡の排気口の位置精度の点で未だ改善の余地があった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、インク吐出溝と気泡の排気口の位置精度の向上を図ることができる液体噴射ヘッド及び液体噴射記録装置を提供することを目的とする。
As in the invention described in
Therefore, in the conventional configuration, there is still room for improvement in terms of the positional accuracy of the ink ejection groove and the air bubble exhaust port.
The present invention has been made in consideration of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a liquid injection head and a liquid injection recording device capable of improving the positional accuracy of the ink ejection groove and the exhaust port of bubbles. To do.
上記課題を解決するために本発明の一態様に係る液体噴射ヘッドは、噴射するための液体が充填されているチャネルが形成された吐出部と、前記吐出部に接着されたノズルプレートとを備え、前記ノズルプレートは、複数のノズル孔が列状に配置されることによって形成されたノズル列を含み、前記ノズル孔は前記吐出部のチャネルに連通し、前記ノズル列は複数の気泡排出ノズル孔を含み、前記気泡排出ノズル孔がそれぞれノズル列の延在方向に対し垂直に配置されている。 In order to solve the above problems, the liquid injection head according to one aspect of the present invention includes a discharge portion in which a channel filled with a liquid for injection is formed, and a nozzle plate adhered to the discharge portion. , The nozzle plate includes a nozzle row formed by arranging a plurality of nozzle holes in a row, the nozzle holes communicate with a channel of the discharge portion, and the nozzle row is a plurality of bubble discharge nozzle holes. The bubble discharge nozzle holes are arranged perpendicular to the extending direction of the nozzle row.
この構成によれば、上述の排気口に相当する気泡排出ノズル孔が、ノズルプレートに形成されたノズル列の延在方向に対して垂直に配置される。これにより、ノズルプレートの接着の際に、吐出部のチャネルとノズル孔の位置精度に影響を与えずに、気泡の排出性を向上し、かつ組立ての歩留まりを向上させることができる。 According to this configuration, the bubble discharge nozzle hole corresponding to the exhaust port described above is arranged perpendicular to the extending direction of the nozzle row formed in the nozzle plate. As a result, when the nozzle plate is adhered, the air bubble discharge property can be improved and the assembly yield can be improved without affecting the positional accuracy of the channel of the discharge portion and the nozzle hole.
本発明の一態様によれば、ノズルプレートの接着の際に、吐出部のチャネルとノズル孔の位置精度に影響を与えずに、気泡の排出性を向上し、組立ての歩留まりを向上させることができる。 According to one aspect of the present invention, when the nozzle plate is adhered, it is possible to improve the discharge property of air bubbles and improve the yield of assembly without affecting the positional accuracy of the channel of the discharge portion and the nozzle hole. it can.
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。 Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawings used in the following description, the scale of each member is appropriately changed in order to make each member recognizable.
(液体噴射記録装置)
図1は、液体噴射記録装置1の構成を示す斜視図である。同図に示すように、液体噴射
記録装置1は、記録紙等の被記録媒体Sを搬送する一対の搬送手段2,3と、被記録媒体
Sに図示しないインク(液体)を噴射する液体噴射ヘッド4と、液体噴射ヘッド4にイン
クを供給するインク供給手段5と、液体噴射ヘッド4を被記録媒体Sの搬送方向Yと直交
する走査方向Xに走査させる走査手段6と、を備える。なお、本実施形態では、搬送方向
Yおよび走査方向Xの2方向に直交する方向を上下方向Zとする。
(Liquid injection recording device)
FIG. 1 is a perspective view showing the configuration of the liquid
一対の搬送手段2,3は、搬送方向Yに間隔をあけて配置されており、一方の搬送手段2が搬送方向Yの上流側に位置し、他方の搬送手段3が搬送方向Yの下流側に位置している。これら搬送手段2,3は、走査方向Xに延設されたグリッドローラ2a,3aと、このグリッドローラ2a,3aに対して平行に配置されると共に、グリッドローラ2a,3aとの間で被記録媒体Sを挟み込むピンチローラ2b,3bと、グリッドローラ2a,3aをその軸回りに回転させるモータ等の図示しない駆動機構と、をそれぞれ備えている。そして、一対の搬送手段2,3のグリッドローラ2a,3aを回転させることで、被記録媒体Sを搬送方向Yに沿った矢印A方向に搬送することが可能とされている。
The pair of transport means 2 and 3 are arranged at intervals in the transport direction Y, one transport means 2 is located on the upstream side of the transport direction Y, and the other transport means 3 is located on the downstream side of the transport direction Y. Is located in. These transport means 2 and 3 are arranged parallel to the
インク供給手段5は、インクが収容されたインクタンク10と、インクタンク10と液体噴射ヘッド4とを接続するインク配管11と、を備えている。図示の例では、インクタンク10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の四色のインクがそれぞれ収容されたインクタンク10Y,10M,10C,10Bが搬送方向Yに並んで配置されている。インク配管11は、例えば可撓性を有するフレキシブルホースであり、液体噴射ヘッド4を支持するキャリッジ16の動作(移動)に追従可能とされている。
The ink supply means 5 includes an
走査手段6は、走査方向Xに延び、搬送方向Yに間隔をあけて互いに平行に配置された一対のガイドレール15と、これら一対のガイドレール15に沿って移動可能に配置されたキャリッジ16と、このキャリッジ16を走査方向Xに移動させる駆動機構17と、を備えている。
The scanning means 6 includes a pair of
駆動機構17は、一対のガイドレール15の間に配置され、走査方向Xに間隔をあけて配置された一対のプーリ18と、これら一対のプーリ18の間に巻回されて走査方向Xに移動する無端ベルト19と、一方のプーリ18を回転駆動させる駆動モータ20と、を備えている。
The
キャリッジ16は、無端ベルト19に連結されており、一方のプーリ18の回転駆動による無端ベルト19の移動に伴って走査方向Xに移動可能とされている。また、キャリッジ16には、複数の液体噴射ヘッド4が走査方向Xに並んだ状態で搭載されている。図示の例では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各インクをそれぞれ噴射する4つの液体噴射ヘッド4、すなわち液体噴射ヘッド4Y,4M,4C,4Bが搭載されている。
The
(液体噴射ヘッド)
図2は、液体噴射ヘッド4の斜視図である。図3は、液体噴射ヘッド4において、一部を透視した別の斜視図である。なお、液体噴射ヘッド4Y,4M,4C,4Bは、供給されるインクの色以外は何れも同等の構成である。そのため、以下の説明では液体噴射ヘッド4について説明する。
図2、図3に示すように、本実施形態の液体噴射ヘッド4は、ジェットモジュール30A,30B(図3参照)やダンパ31、ノズルプレート32(図2参照)、ノズルガード33等がベース部材38に搭載されて構成されている。
(Liquid injection head)
FIG. 2 is a perspective view of the
As shown in FIGS. 2 and 3, the
(ベース部材)
図4は、液体噴射ヘッド4において、ベース部材38と第1ジェットモジュール30Aの分解斜視図である。
図4に示すように、ベース部材38は、Z方向を厚さ方向とし、X方向を長手方向とする板状に形成されている。ベース部材38は、各ジェットモジュール30A,30Bを保持するベース本体部41と、ベース部材38をキャリッジ16(図1参照)に固定するためのキャリッジ固定部42と、を有している。なお、本実施形態において、ベース部材38は、金属材料により一体で形成されている。
(Base member)
FIG. 4 is an exploded perspective view of the
As shown in FIG. 4, the
ベース本体部41には、モジュール収容部(第1モジュール収容部44A及び第2モジュール収容部44B)が形成されている。各モジュール収容部44A,44Bは、ジェットモジュール30A,30Bに対応してY方向に2つ並んで形成されている。各モジュール収容部44A,44Bは、ベース本体部41をZ方向に貫通している。各モジュール収容部44A,44Bには、対応するジェットモジュール30A,30Bがそれぞれ差込可能とされている。すなわち、ジェットモジュール30A,30Bは、−Z方向端部が各モジュール収容部44A,44B内に差し込まれることで、ベース部材38から+Z方向に起立した状態でベース本体部41に保持されている。
A module accommodating portion (first
ベース本体部41において、各モジュール収容部44A,44B間に位置する部分には、各モジュール収容部44A,44B間を仕切る仕切部46が形成されている。
ベース本体部41におけるX方向で対向する一対の短辺部45a,45bには、X方向の内側に向けて突出する突出壁47が形成されている。突出壁47は、X方向で対向する突出壁47同士を1組として、各モジュール収容部44A,44B毎に形成されている。
In the base
A pair of
第1短辺部45aには第1付勢部材48が設けられている。第1付勢部材48は、各モジュール収容部44A,44Bに対応して設けられている。各第1付勢部材48は、第1短辺部45aと各ジェットモジュール30A,30Bとの間にそれぞれ介在する板ばね状に形成されている。各第1付勢部材48は、各ジェットモジュール30A,30Bを第2短辺部45bに向けて(−X方向)付勢する。
A first urging
キャリッジ固定部42は、ベース本体部41の+Z方向端部からXY平面に張り出している。キャリッジ固定部42には、ベース部材38をキャリッジ16(図1参照)に取り付けるための取付孔等が形成されている。
The
(ジェットモジュール)
図3に示すように、ジェットモジュール30Aは、Y方向を厚さ方向とする板状に形成されている。ジェットモジュール30Aは、インクタンク10(図1参照)から供給されるインクを被記録媒体Sに向けて吐出可能に構成されている。ジェットモジュール30Aは、ベース部材38上に搭載されている。
(Jet module)
As shown in FIG. 3, the
本実施形態の液体噴射ヘッド4では、ジェットモジュール30A,30Bのうち、各ジェットモジュールで1色ずつインクを吐出するようになっている。なお、ベース部材38に搭載されるジェットモジュール30A,30Bの数や、ジェットモジュール30A,30Bから吐出するインクの色、種類等は、適宜変更が可能である。各ジェットモジュール30A,30Bは、同一の構成からなるジェットモジュール同士がY方向で互いに逆向きでベース部材38に搭載されている。したがって、以下の構成では、第1ジェットモジュール30Aを例にして説明する。
In the
図5は、第1ジェットモジュール30Aの分解斜視図である。
図5に示すように、第1ジェットモジュール30Aは、吐出部50と、吐出部50を間に挟んでY方向で対向する第1流路部材51A及び第2流路部材51Bと、を主に備えている。
FIG. 5 is an exploded perspective view of the
As shown in FIG. 5, the
(吐出部)
図6は、吐出部50の分解斜視図である。
図6に示すように、吐出部50は、第1ヘッドチップ52Aと、第1ヘッドチップ52Aに対して+Y方向に積層された第2ヘッドチップ52Bと、を有している。各ヘッドチ
ップ52A,52Bは、後述する吐出チャネル57における延在方向(Z方向)の端部からインクを吐出する、いわゆるエッジシュートタイプのものである。
(Discharge part)
FIG. 6 is an exploded perspective view of the
As shown in FIG. 6, the
第1ヘッドチップ52Aは、第1アクチュエータプレート55及び第1カバープレート56がY方向に重ね合わされて構成されている。
The
第1アクチュエータプレート55は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等により形成された圧電基板である。第1アクチュエータプレート55は、分極方向が厚さ方向(Y方向)に沿って一方向に設定されている。なお、第1アクチュエータプレート55は、分極方向がY方向で異なる2枚の圧電基板を積層して形成しても構わない(いわゆる、シェブロンタイプ)。
The
第1アクチュエータプレート55には、−Y方向を向く面(以下、「表面」という。)で開口する複数のチャネル57,58が、X方向に間隔をあけて並設されている。各チャネル57,58は、それぞれZ方向に沿って直線状に形成されている。各チャネル57,58は、第1アクチュエータプレート55における−Z方向端面上で開口している。なお、各チャネル57,58は、Z方向に対して傾いて延在していても構わない。
On the
図7は、図6のVII−VII線に沿う断面図である。
図6、図7に示すように、上述した複数のチャネル57,58は、インクが充填される吐出チャネル57、及びインクが充填されない非吐出チャネル58である。吐出チャネル57及び非吐出チャネル58は、X方向に交互に並んで配置されている。各チャネル57,58は、第1アクチュエータプレート55からなる駆動壁61によってそれぞれX方向に仕切られている。なお、チャネル57,58の内面には、駆動電極59が形成されている。駆動電極59は、第1アクチュエータプレート55の+Z方向端部において、第1アクチュエータプレート55の表面に形成された駆動端子(不図示)に接続されている。
また駆動電極59は、図7に示すように、後述する気泡排出ノズル孔241が配置されているチャネル57,58の内面には形成されていない。
FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line VII-VII of FIG.
As shown in FIGS. 6 and 7, the plurality of
Further, as shown in FIG. 7, the
第1カバープレート56は、−Y方向を向く面(以下、「表面」という。)で開口する共通インク室62と、+Y方向を向く面(以下、「裏面」という。)で開口する複数のスリット63と、を有している。
共通インク室62は、Z方向において、吐出チャネル57の+Z方向端部に対応する位置に形成されている。共通インク室62は、第1カバープレート56の表面から+Y方向に向けて窪むとともに、X方向に延設されている。共通インク室62には、第1流路部材51A(図5参照)を通してインクが流入する。
スリット63は、共通インク室62のうち、吐出チャネル57とY方向で対向する位置に形成されている。スリット63は、共通インク室62内と各吐出チャネル57内とを各別に連通している。したがって、非吐出チャネル58は、共通インク室62内には連通していない。
The
The
The
第2ヘッドチップ52Bは、第2アクチュエータプレート71及び第2カバープレート72がY方向に重ね合わされて構成されている。以下の説明では、第2ヘッドチップ52Bにおける第1ヘッドチップ52Aと同様の構成について、第1ヘッドチップ52Aと同一の符号を付して説明を省略する。
The
第2アクチュエータプレート71は、第1アクチュエータプレート55のうち、+Y方向を向く面(以下、「裏面」という。)に接合されている。第2ヘッドチップ52Bの吐出チャネル57及び非吐出チャネル58は、第1ヘッドチップ52Aの吐出チャネル57及び非吐出チャネル58の配列ピッチに対して半ピッチずれて配列されている。すなわち、各ヘッドチップ52A,52Bの吐出チャネル57同士及び非吐出チャネル58同士は、それぞれ千鳥状に配列されている。
The
吐出部50において、チャネル57,58が配列された領域を吐出領域Q1とし、吐出領域Q1に対してX方向の両側に位置する領域(最外のチャネル57,58よりも外側の領域)を一対の非吐出領域Q2とする。非吐出領域Q2には、吐出部50(各ヘッドチップ52A,52B)をY方向に貫通する連通孔73(図6,7では、一方の連通孔73のみを示す)が形成されている。連通孔73は、各ヘッドチップ52A,52B(アクチュエータプレート55,71及びカバープレート56,72)をY方向に貫通し、各ヘッドチップ52A,52Bの共通インク室62同士を連通させている。なお、連通孔73の数や位置、形状等は適宜変更が可能である。
In the
(ノズルプレート)
上述したノズルプレート32は、ポリイミド等の樹脂材料により形成されている。ノズルプレート32は、ベース本体部41の−Z方向端面や吐出部50の−Z方向端面(モジュール収容部44A,44Bから露出した部分)に接着剤等を介して固定されている。ノズルプレート32は、各ジェットモジュール30A,30Bの吐出部50を−Z方向からまとめて覆っている。
(Nozzle plate)
The
図6、図7に示すように、ノズルプレート32には、ノズルプレート32をZ方向に貫通する複数のノズル孔240が列状に形成されている。ノズル孔240は、各ヘッドチップ52A,52Bの吐出チャネル57にZ方向で対向する位置に各別に形成されている。
As shown in FIGS. 6 and 7, a plurality of nozzle holes 240 penetrating the
なお、ノズル孔240及び気泡排出ノズル孔241A,241B内のインクは、ノズル孔240及び気泡排出ノズル孔241A,241Bそれぞれの内面で作用する表面張力等により適正(凹面状)なメニスカスが形成される。すなわち、本実施形態の液体噴射記録装置1では、インクタンク10の液面とメニスカスの液面との水頭差により、吐出チャネル57内の圧力を所望の負圧に保持している。これにより、上述したメニスカスが保持され、インクが不意に漏れ出ないようになっている。
The ink in the
なお、ノズルプレート32は、樹脂材料に限らず、金属材料(ステンレス等)で形成してもよく、樹脂材料と金属材料の積層構造としても構わない。本実施形態では、1枚のノズルプレート32が各ジェットモジュール30A,30Bをまとめて覆う構成について説明したが、この構成のみに限らず、複数枚のノズルプレート32で各ジェットモジュール30A,30Bを個別に覆う構成でも構わない。
The
上述の通り、ノズルプレート32は、ベース本体部41の−Z方向端面や吐出部50の−Z方向端面(モジュール収容部44A,44Bから露出した部分)に接着剤等を介して固定されている。
吐出部50は、図8に示すような、従来の構成において、ノズルプレート32はノズル列34の延長線上(X方向)の最端に、ノズル孔240の内径と実質上同等またはそれ以下に形成された2個の気泡排出ノズル孔241’が配置されている。
しかしこの構成では、ノズル数やノズル列数の増加に伴うチャネル間の高密度化を図る上で、チャネル57、58の(X方向の)幅の寸法は限られているため、吐出部のチャネル57、58とノズル孔240とのX方向の位置精度を出すことが困難になる。そのため、図8に示すように、ノズル列34の延長線上に配置された気泡排出ノズル孔241’と連通するチャネル57、58の幅を広げる必要があった。その結果、幅寸法の異なるチャネル57、58をアクチュエータプレート55、71に形成する必要があるため、アクチュエータプレート55、71の製造が煩雑になるという課題があった。
As described above, the
In the conventional configuration as shown in FIG. 8, the
However, in this configuration, the width dimension of the
本実施形態では、図9に示すように、ノズルプレート32において、気泡排出ノズル孔241をノズル列34(図6参照)の最端に、ノズル列34の延在方向に対して垂直(Y方向)に2個配置することにより、吐出部のチャネル57、58とノズル孔240とのX方向の位置精度に影響を与えずに気泡の排出効率を向上させることができ、更にノズル数やノズル列数の高密度化が可能になる。その結果、液体噴射ヘッド4の組立ての歩留まりを向上させることができる。また、従来の構成(図8参照)のように、幅寸法の異なるチャネル57、58をアクチュエータプレート55、71に形成する必要がなくなるため、アクチュエータプレート55、71の製造が容易になる。
In the present embodiment, as shown in FIG. 9, in the
また、本実施形態では上述のように、気泡排出ノズル孔241が配置されているチャネル57,58の内面に、駆動電極59が形成されていない。これは、気泡排出ノズル孔241は、インクに含まれている気泡を排出するためのノズル孔であり、インクを吐出するためのものではないからである。駆動電極59を当該チャネル57,58の内面に形成してもよいが、その際は気泡排出ノズル孔241からインクを吐出しないように液体噴射ヘッド4を制御することが必要である。そのため、当該チャネル57,58の内面に駆動電極59を形成しないことによって、液体噴射ヘッド4の制御を容易にすることができる点で、本実施形態は優れている。
Further, in the present embodiment, as described above, the
本実施形態の気泡排出ノズル孔241の内径(開口面積)は、ノズル孔240の内径と同等である。但し各気泡排出ノズル孔241の内径及び配置する数は、適宜変更が可能である。また、各気泡排出ノズル孔241は、丸孔である場合に限られない。
The inner diameter (opening area) of the bubble
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、液体噴射装置の一例として、インクジェットプリンタ1を例に挙げて説明したが、プリンタに限られるものではない。例えば、ファックスやオンデマンド印刷機等であっても構わない。
The technical scope of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
For example, in the above-described embodiment, the
上述した実施形態では、ベース部材38上にジェットモジュール30A,30Bが2つ搭載された構成について説明したが、この構成のみに限られない。ベース部材38に搭載するジェットモジュールの数は、1つでも3つ以上の複数でも構わない。
In the above-described embodiment, the configuration in which two
上述した実施形態では、エッジシュートのヘッドチップについて説明したが、これに限られない。例えば、吐出チャネルにおける延在方向の中央部からインクを吐出する、いわゆるサイドシュートタイプのヘッドチップに本発明を適用しても構わない。
また、インクに加わる圧力の方向と、インクの吐出方向と、を同一方向とした、いわゆるルーフシュートタイプのヘッドチップに本発明を適用しても構わない。
In the above-described embodiment, the head tip of the edge chute has been described, but the present invention is not limited to this. For example, the present invention may be applied to a so-called side shoot type head tip that ejects ink from the central portion of the ejection channel in the extending direction.
Further, the present invention may be applied to a so-called roof chute type head chip in which the direction of pressure applied to ink and the direction of ink ejection are the same.
上述した実施形態では、1つのジェットモジュールに2つのヘッドチップ52A,52Bが搭載された構成について説明したが、この構成のみに限られない。すなわち、1つのジェットモジュールに1つのヘッドチップが搭載された構成であっても構わない。
In the above-described embodiment, the configuration in which the two
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせても構わない。 In addition, it is possible to replace the constituent elements in the above-described embodiments with well-known constituent elements as appropriate without departing from the spirit of the present invention, and the above-mentioned modifications may be appropriately combined.
1…液体噴射記録装置
4…液体噴射ヘッド
30A…第1ジェットモジュール
30B…第2ジェットモジュール
32…ノズルプレート
34…ノズル列
57、58…チャネル
240…ノズル孔
241…気泡排出ノズル孔
1 ... Liquid
Claims (3)
前記吐出部に接着されたノズルプレートと、
を備え、
前記ノズルプレートは、複数のノズル孔が列状に配置されることによって形成されたノズル列を含み、
前記ノズル孔は前記吐出部のチャネルに連通し、
前記ノズル列は複数の気泡排出ノズル孔を含み、
前記気泡排出ノズル孔がそれぞれノズル列の延在方向に対し垂直に配置される
ことを特徴とする液体吐出噴射ヘッド。 A discharge part with a channel filled with liquid for injection, and a discharge part
The nozzle plate adhered to the discharge part and
With
The nozzle plate includes a nozzle row formed by arranging a plurality of nozzle holes in a row.
The nozzle hole communicates with the channel of the discharge portion,
The nozzle row includes a plurality of bubble discharge nozzle holes.
A liquid discharge injection head characterized in that the bubble discharge nozzle holes are arranged perpendicular to the extending direction of the nozzle row.
請求項1に記載の液体噴射ヘッド。 The liquid injection head according to claim 1, wherein an electrode for injecting a liquid is formed in the channel of the discharge portion, and the electrode is not formed in the channel in which the bubble discharge nozzle hole is arranged.
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019232298A Pending JP2021098343A (en) | 2019-12-24 | 2019-12-24 | Liquid jet head and liquid jet recording device |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2021098343A (en) |
-
2019
- 2019-12-24 JP JP2019232298A patent/JP2021098343A/en active Pending
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