JP2021097650A - 駆除システム、検知装置、駆除プログラムおよび駆除方法 - Google Patents

駆除システム、検知装置、駆除プログラムおよび駆除方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検知効率を向上することができる。【解決手段】駆除システムは、第1装置と、検知装置と、第1装置と独立した第2装置とを備える。第1装置は、監視対象を監視する。検知装置は、第1装置から取得した情報に基づいて害虫を検知する。第2装置は、検知装置が検知した害虫を駆除する。【選択図】図2

Description

開示の実施形態は、駆除システム、検知装置、駆除プログラムおよび駆除方法に関する。
害虫の検知と駆除を行う駆除装置が知られている。
特開2018−61513号公報 特開2016−136916号公報
実施形態の一態様に係る駆除システムは、第1装置と、検知装置と、前記第1装置と独立した第2装置とを備える。第1装置は、監視対象を監視する。検知装置は、前記第1装置から取得した情報に基づいて害虫を検知する。第2装置は、前記検知装置が検知した前記害虫を駆除する。
図1は、第1の実施形態に係る駆除システムの概略を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る駆除システムの構成を示すブロック図である。 図3は、検知処理の一例を示す説明図である。 図4は、第1の実施形態に係る駆除システムが実行する駆除処理の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、第2の実施形態に係る駆除システムの構成を示す図である。 図6は、第3の実施形態に係る駆除システムの構成を示す図である。 図7は、第4の実施形態に係る駆除システムの構成を示す図である。 図8は、第5の実施形態に係る駆除システムの構成を示す図である。 図9は、第6の実施形態に係る駆除システムの構成を示す図である。 図10は、監視装置の変形例を示す図である。 図11は、検知装置の変形例を示す図である。 図12は、駆除装置の第1変形例を示す図である。 図13は、駆除装置の第2変形例を示す図である。
従来の駆除装置では死角が生じやすく、検知効率に改善の余地があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、検知効率を向上することができる駆除システム、検知装置、駆除プログラムおよび駆除方法を提供することを目的とする。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する駆除システム、検知装置、駆除プログラムおよび駆除方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る駆除システムの概略を示す図である。図1に示すように、駆除システム100は、監視装置10と、検知装置20と、駆除装置40とを備える。
実施形態の一態様によれば、検知効率を向上することができる。
監視装置10は、監視対象70を監視する。監視装置10は、監視対象70を撮像した監視画像を検知装置20に送信する。検知装置20は、監視装置10から受信した監視画像に基づいて害虫1を検知し、駆除装置40に通知する。害虫1の検知を通知された駆除装置40は、薬剤を放出し、害虫1を駆除する。
このように、駆除システム100は、害虫1の検知と駆除を、独立した複数の装置を用いて行うシステムである。なお、検知装置20は、監視装置10および駆除装置40と通信可能に接続されていればよく、検知装置20の配置は監視対象70の内外を問わない。
監視対象70は、例えば住居、倉庫、工場、飲食店といった閉鎖空間である。また、監視対象70は、貨物船や貨物車といった移動体であってもよい。
また、害虫1は、例えばゴキブリやハエといったいわゆる衛生害虫や食品害虫のほか、例えば不快害虫など、屋内に侵入したあらゆる虫を含む。害虫1は、必ずしも昆虫に限られない。
次に、図2を用いて駆除システム100の構成についてさらに説明する。図2は、第1の実施形態に係る駆除システムの構成を示すブロック図である。
まず、監視装置10について説明する。監視装置10は、通信部11と、撮像部12と、制御部13と、記憶部15とを有する。監視装置10は、第1装置の一例である。
通信部11は、検知装置20との間で有線通信または無線通信を行う。通信部11は、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブル等の通信線30を介して検知装置20と有線通信を行ってもよいし、WiFi(登録商標)、赤外線、Bluetooth(登録商標)等を用いた無線通信を行ってもよい。
撮像部12は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)といった撮像素子を備え、静止画像等の各種画像を監視画像として取得可能なデジタルカメラである。監視装置10は、撮像部12が広範囲の監視対象70を撮像することができるよう配置される。監視装置10は、撮像方向を変えることで撮像領域を互いに異ならせた複数の撮像部12を有してもよい。
制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。
制御部13は、撮像制御部14を有する。撮像制御部14は、撮像部12の動作を制御する制御信号を出力する処理部である。また、撮像制御部14は、撮像部12が撮像した撮像画像を、通信部11を介して検知装置20に送信する処理部である。
記憶部15は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子等の記憶装置によって実現される。記憶部15は、制御部13での処理に用いる情報を記憶する。
次に、検知装置20について説明する。検知装置20は、通信部21と、制御部22と、記憶部27とを有する。
通信部21は、監視装置10との間で有線通信または無線通信を行う。また、通信部21は、駆除装置40との間で有線通信または無線通信を行う。通信部21は、例えば、LANケーブル等の通信線31を介して駆除装置40と有線通信を行ってもよいし、WiFi(登録商標)、赤外線、Bluetooth(登録商標)等を用いた無線通信を行ってもよい。通信線31は、通信線30と同じであってもよく、異なってもよい。
制御部22は、例えば、CPUやMPU等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部22は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されるようにしてもよい。
制御部22は、取得部23と、検知部24と、通知部25と、位置推定部26とを有する。取得部23は、監視装置10から受信した監視画像を取得する処理部である。取得部23は、後述する駆除装置40から受信した画像および情報を取得する処理部である。
検知部24は、取得部23が取得した監視画像に基づいて害虫1を検知する処理部である。取得部23は、撮像部12によって連続して撮像された監視画像を比較し、監視画像の動きを検出することで害虫1を検知する。ここで、図3を参照し、取得部23における害虫検知について説明する。
図3は、検知処理の一例を示す説明図である。取得部23が監視装置10から取得した連続する監視画像60A、60Bには、正体不明の物体1a、1bが、不図示の背景とともにそれぞれ映り込んでいる。監視画像60A、60Bの差分を取った差分画像60Cでは、背景画像は相殺される一方、物体1a、1bが、位置1c1から位置1c2に移動する害虫1の軌跡画像1cであると判定される。これにより、検知部24は、害虫1を検知することができる。
図2に戻り、さらに説明する。通知部25は、駆除装置40に対し、害虫検知の情報を通知する処理部である。通知部25は、検知部24が害虫1を検知したことを契機として、駆除装置40に害虫1の駆除を指令する。害虫検知の情報には、例えば、位置推定部26が推定した害虫1の位置情報が含まれてもよい。
位置推定部26は、害虫1の位置を推定する処理部である。位置推定部26は、取得部23が取得した監視画像に基づき、害虫1の位置を推定する。位置推定部26が推定する害虫1の位置は、例えば監視装置10から見た害虫1の位置、すなわち方向および距離であってもよく、駆除装置40から見た害虫1の位置であってもよい。
記憶部27は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子等の記憶装置によって実現される。記憶部27は、制御部22での処理に用いる情報を記憶する。また、記憶部27に監視装置10の位置に関する情報を記憶させてもよい。
次に、駆除装置40について説明する。駆除装置40は、通信部41と、カメラ部42と、駆動部43と、駆除部44と、制御部47と、記憶部52とを有する。駆除装置40は、第2装置の一例である。
通信部41は、検知装置20との間で有線通信または無線通信を行う。
カメラ部42は、例えばCCDやCMOSといった撮像素子を備え、静止画像等の各種画像を取得する。カメラ部42は、撮像部12と同じデジタルカメラであってもよく、異なるものであってもよい。
駆動部43は、自装置である駆除装置40を駆動する。駆動部43は、制御部47からの制御信号に応じて駆動し、駆除装置40を所定の位置まで移動させる。本実施形態に係る駆除装置40は、監視対象70内の床面上を走行可能な移動体である。
駆除部44は、害虫1を駆除する。駆除部44は、貯留部45と放出部46とを有する。貯留部45は、害虫1を駆除する薬剤を貯留するタンクである。放出部46は、制御部47からの制御信号に応じて、貯留部45に貯留された薬剤を放出する。かかる薬剤は、例えば液滴として放出される。なお、薬剤は、例えば気体として放出されてもよい。また、薬剤は、いわゆる殺虫剤に限らず、例えば忌避剤であってもよい。
制御部47は、例えば、CPUやMPU等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部47は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されるようにしてもよい。
制御部47は、取得部48と、駆動制御部49と、距離推定部50と、駆除制御部51とを有する。取得部48は、カメラ部42が撮像した画像を取得する処理部である。また、取得部48は、検知装置20から受信した情報を取得する処理部である。
駆動制御部49は、駆動部43の駆動を制御する制御信号を出力する処理部である。駆動制御部49は、取得部48が取得した情報に応じて、駆動部43の駆動を制御する。また、駆動制御部49は、距離推定部50が推定した害虫1との距離に基づいて駆動部43の駆動を制御する。
距離推定部50は、駆除装置40と害虫1との距離を推定する処理部である。距離推定部50は、カメラ部42が撮像した害虫1の画像に基づき、駆除装置40と害虫1との距離を推定する。また、距離推定部50は、推定する駆除装置40と害虫1との距離が、予め定められた適正距離を満たすか否かを判定する。
駆除制御部51は、放出部46の開閉を制御する制御信号を出力する処理部である。駆除制御部51は、駆除装置40と害虫1との推定距離が、予め定められた適正距離を満たすと判定されたことを契機として、放出部46を開放する。放出部46の開放は、例えば1秒以下であってもよく、例えば5〜10秒程度であってもよい。
記憶部52は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子等の記憶装置によって実現される。記憶部52は、制御部47での処理に用いる情報を記憶する。また、駆除部44に関する情報、例えば放出部46を開放したときに貯留部45から放出される薬剤が到達する範囲、あるいは駆除装置40が害虫1を駆除するのに適した駆除装置40と害虫1との適正距離、に関する情報を記憶部52に記憶させてもよい。
このように、第1の実施形態に係る駆除システム100は、監視対象70の監視と害虫1の駆除とをそれぞれ別の装置で行う。このため、検知効率を向上させることができる。
上述した駆除システム100は、CPUとRAM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリなどを有するコンピュータが、所定の記録媒体に登録された制御プログラムを読み取り、読み取った制御プログラムを実行することにより、実現されてもよい。
次に、図4を用いて、駆除システム100が各装置を制御して害虫1を駆除する処理手順の一例を説明する。図4は、第1の実施形態に係る駆除システムが実行する駆除処理の処理手順を示すフローチャートである。
まず、取得部23は、撮像部12が撮像した監視画像を順次取得する(ステップS11)。次に、検知部24は、取得部23が取得した連続する監視画像を比較し(ステップS12)、監視画像の動きの有無を判定する(ステップS13)。監視画像に動きがない場合(ステップS13,No)、ステップS11の処理に戻る。
一方、監視画像に動きがある場合(ステップS13,Yes)、通知部25は、害虫1の検知を駆除装置40に通知する(ステップS14)。次に、距離推定部50は、取得部48がカメラ部42から取得した画像に基づいて駆除装置40と害虫1との距離を推定する(ステップS15)。
また、距離推定部50は、駆除装置40と害虫1との推定距離が適正か否かを判定する(ステップS16)。推定距離が適正でない場合(ステップS16,No)、駆動制御部49は、駆除装置40を移動させて(ステップS18)、ステップS15以降の処理を繰り返す。一方、推定距離が適正な場合(ステップS16,Yes)、駆除制御部51は、放出部46を開放し、薬剤を放出し(ステップS17)、一連の駆除処理手順を終了する。
上述してきたように、第1の実施形態に係る駆除システム100は、第1装置としての監視装置10と、検知装置20と、第1装置と独立した第2装置としての駆除装置40とを備える。第1装置は、監視対象を監視する。検知装置20は、第1装置から取得した情報に基づいて害虫1を検知する。第2装置は、検知装置20が検知した害虫1を駆除する。このため、第1の実施形態に係る駆除システム100によれば、検知効率を向上することができる。
<第2の実施形態>
図5は、第2の実施形態に係る駆除システムの構成を示す図である。図5に示す駆除システム100Aは、監視装置10として、複数の監視装置10−1〜10−mを備える点で駆除システム100と相違する。このように複数の監視装置10−1〜10−mを備えることにより、監視対象70における死角がさらに低減し、検知能力が向上する。
<第3の実施形態>
図6は、第3の実施形態に係る駆除システムの構成を示す図である。図6に示す駆除システム100Bは、駆除装置40として、複数の駆除装置40−1〜40−nを備える点で駆除システム100と相違する。このように複数の駆除装置40−1〜40−nを備えることにより、例えば複数の害虫1が検知された場合であっても、検知された複数の害虫1をそれぞれ駆除することができ、駆除能力が向上する。
なお、図5、図6に示す実施形態では、監視装置10または駆除装置40の一方を複数備えるとして説明したが、これに限らず、監視装置10および駆除装置40の両方を複数備える構成としてもよい。かかる場合、監視装置10および駆除装置40は同数であってもよく、異数であってもよい。
<第4の実施形態>
図7は、第4の実施形態に係る駆除システムの構成を示す図である。図7に示す駆除システム100Cは、検知装置20を介さずに監視装置10と駆除装置40との間で通信線32を介した有線通信または無線通信を行う点で駆除システム100と相違する。このように監視装置10および駆除装置40を直接通信可能に接続することにより、例えば監視装置10または駆除装置40の一方と検知装置20との通信が一時的に遮断された場合であっても、害虫1の検知および駆除を適切に行うことができる。
<第5、第6の実施形態>
図8は、第5の実施形態に係る駆除システムの構成を示す図である。図9は、第6の実施形態に係る駆除システムの構成を示す図である。図8に示す駆除システム100Dは、監視装置10および検知装置20を搭載した第1装置80を有し、第1装置80と駆除装置40との間で通信線33を介した有線通信または無線通信を行う点で駆除システム100と相違する。また、図9に示す駆除システム100Eは、駆除装置40および検知装置20を搭載した第2装置81を有し、監視装置10と第2装置81との間で通信線34を介した有線通信または無線通信を行う点で駆除システム100と相違する。このように検知装置20を監視装置10または駆除装置40と一体化することにより、例えば検知装置20の常設スペースが不要となる。
なお、図9では、監視装置10と第2装置81とを通信可能に接続した駆除システム100Eについて説明したが、監視装置10との接続に代えて、複数の第2装置81をそれぞれ通信可能に接続した駆除システムを適用してもよい。かかる場合、駆除装置40が有するカメラ部42を、監視画像の取得に適用することにより、害虫1の検知および駆除を適切に行うことができる。
また、図8、図9に示す実施形態では、第1装置80または第2装置81の一方が検知装置20の機能を有するとして説明したが、これに限らず、第1装置80および第2装置81の両方で検知装置20の機能を分担する構成としてもよい。
<監視装置の変形例>
図10は、監視装置の変形例を示す図である。図10に示す監視装置10Aは、監視装置10Aを駆動する駆動部16および駆動部16の駆動を制御する制御信号を出力する駆動制御部17を備え、移動可能な移動体である点で監視装置10と相違する。このように駆除システムが自走する監視装置10Aを備えることにより、害虫1の検知能力が向上する。
なお、監視装置10Aの駆動は、例えば記憶部15に予め記憶した対象情報15Aおよび/または経路情報15Bに基づいて実行することができる。対象情報15Aは、例えば監視対象70の形状やレイアウト、監視対象70に予め配置された障害物等に関する情報である。経路情報15Bは、監視装置10Aの移動経路に関する情報である。なお、監視装置10Aは、監視対象70を走行可能な移動体であってもよく、監視対象70を飛行可能な飛行体であってもよい。
<検知装置の変形例>
図11は、検知装置の変形例を示す図である。図11に示す検知装置20Aは、記憶部27に画像データ28が記憶されている点で検知装置20と相違する。画像データ28は、害虫1の特徴に関するデータである。検知装置20Aの検知部24は、取得部23が取得した監視画像を用いた画像認識により害虫1を検知することができる。
<駆除装置の変形例>
図12は、駆除装置の第1変形例を示す図である。図12に示す駆除装置40Aは、駆動部43および駆動制御部49を有さず、固定して使用される点で駆除装置40と相違する。このように駆除装置40Aが駆動しない場合であっても、害虫1を駆除することができる。かかる場合、例えば複数の駆除装置40Aを適用する、あるいは移動可能な駆除装置40と併用すると、駆除性能が向上する。
図13は、駆除装置の第2変形例を示す図である。図13に示す駆除装置40Bは、害虫1を駆除する薬剤に代えて、電撃発生部53を備える点で駆除装置40と相違する。駆動制御部49は、電撃発生部53に通電させた状態で駆除装置40を害虫1に接近させることにより害虫1を駆除する。このように駆除装置40Bによれば、例えば薬剤に対して耐性を有する害虫1を駆除する場合、あるいは種類の異なる複数の害虫1を駆除する場合であっても、より確実に害虫1を駆除することができる。
<その他の変形例>
上記した各実施形態に係る駆除装置40は、監視対象70内の床面上を走行可能な移動体であるとして説明したが、これに限らず、例えば監視対象70内を飛行可能な飛行体であってもよい。
上記した各実施形態において、位置推定部26は、取得部23が取得した監視画像に基づいて害虫1の位置を推定するとして説明したが、これに限らず、例えば監視装置10に接続された距離センサを用いて害虫1の位置を測定する構成としてもよい。また、距離推定部50は、カメラ部42が撮像した害虫1の画像に基づいて駆除装置40と害虫1との距離を推定するとして説明したが、これに限らず、例えば駆除装置40に接続された距離センサを用いて害虫1との距離を測定する構成としてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 害虫
10 監視装置
20 検知装置
24 検知部
40 駆除装置
44 駆除部
46 放出部
70 監視対象
100 駆除システム

Claims (13)

  1. 監視対象を監視する第1装置と、
    前記第1装置から取得した情報に基づいて害虫を検知する検知装置と、
    前記検知装置が検知した前記害虫を駆除する、前記第1装置と独立した第2装置と
    を備える駆除システム。
  2. 前記第1装置は、所定の領域を撮像し、
    前記第2装置は、前記第1装置が撮像した監視画像に基づいて前記害虫を駆除する
    請求項1に記載の駆除システム。
  3. 複数の前記第1装置を備える
    請求項1または2に記載の駆除システム。
  4. 前記第1装置は、少なくとも1つが移動可能な移動体である
    請求項3に記載の駆除システム。
  5. 前記第1装置は、少なくとも1つが飛行可能な飛行体である
    請求項3または4に記載の駆除システム。
  6. 前記第1装置は、撮像領域が異なる複数の撮像部を有する
    請求項1〜5のいずれか1つに記載の駆除システム。
  7. 前記第2装置は、移動可能な移動体である
    請求項1〜6のいずれか1つに記載の駆除システム。
  8. 前記第2装置は、前記害虫を駆除する薬剤を放出する
    請求項1〜7のいずれか1つに記載の駆除システム。
  9. 前記第2装置は、電撃を発生させて前記害虫を駆除する
    請求項1〜7のいずれか1つに記載の駆除システム。
  10. 前記第1装置および前記第2装置は、有線回路または無線回路を介して通信可能に接続されている
    請求項1〜9のいずれか1つに記載の駆除システム。
  11. 監視対象を監視する第1装置から取得した情報に基づいて害虫を検知する検知部と、
    前記検知部の害虫検知に応じて、前記第1装置と独立して前記害虫を駆除する第2装置に対し、前記害虫検知の情報を通知する通知部と
    を備える検知装置。
  12. 複数の独立した装置に、
    監視対象を監視する監視手順と、
    前記監視手順により取得した情報に基づいて害虫を検知する検知手順と、
    検知された前記害虫を駆除する駆除手順と
    を実行させる駆除プログラム。
  13. 監視対象を監視する監視工程と、
    前記監視工程により取得した情報に基づいて害虫を検知する検知工程と、
    検知された前記害虫を駆除する駆除工程と
    を複数の独立した装置で実行する駆除方法。
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