JP2021096185A - 検査システム - Google Patents

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和朗 ▲高▼山
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真起 高橋
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真起 高橋
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Yutaka Hasebe
豊 長谷部
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栄嗣 川崎
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Abstract

【課題】検査装置又はベルトコンベヤを、操作者が移動しながら操作できるようにする。【解決手段】検査システム9は、図1に示す矢印に沿って場外Lから場内Hへ入場しようとする客P2の荷物Jを搬送して検査する。検査システム9は、受付装置1、表示装置2、検査装置3、及び改札装置5を備える。受付装置1は、監視員P1による操作を受付けて、その操作を示す信号を検査装置3に送信することにより、検査装置3を操作する装置である。受付装置1は、検査装置3と無線で通信可能に接続されている。そのため、監視員P1は、受付装置1を手に持ったまま、移動しつつ、検査装置3を操作することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、コンベヤにより搬送される荷物を連続して検査する検査装置を有する検査システムの技術に関する。
コンベヤにより搬送される荷物を連続して検査する検査装置を有する検査システムにおいて、検査装置の入口側を目視で監視する監視員を不要とする技術が検討されている。例えば、特許文献1には、検査装置の、荷物が搬入される入口を撮像し、表示される領域の属性が荷物の検査結果又はコンベヤに載置した荷物の載置状態の異常の程度に応じて切り替わるように、撮像した画像と荷物の検査結果とを表示装置の表示画面に表示し、表示画面は検査装置の出口側にいる監視員に向けられている検査システムが記載されている。
特許第6568634号
しかし、従来の検査システムで、監視員は検査装置の出口側に配置されたまま、移動することができず、移動して対応しなければならない作業を行うためには、他の人員が必要であった。
本発明の目的の一つは、検査装置又はベルトコンベヤを、操作者が移動しながら操作できるようにすることである。
上述した課題を解決するため、本発明は、連続して稼働するベルトコンベヤにより搬送される荷物を検査装置により検査する検査システムであって、移動する操作者から、前記検査装置又は前記ベルトコンベヤの操作を受付ける受付装置を有する検査システム、を第1の態様として提供する。
第1の態様の検査システムによれば、検査装置又はベルトコンベヤを、操作者が移動しながら操作できる。
第1の態様の検査システムにおいて、前記受付装置は、可搬型の筐体に、前記検査装置又は前記ベルトコンベヤを動作させる動作スイッチと、停止させる停止スイッチと、を収容する、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
第2の態様の検査システムによれば、移動する操作者が、検査装置又はベルトコンベヤを動作又は停止させることができる。
第2の態様の検査システムにおいて、前記動作スイッチ、及び前記停止スイッチは、互いに異なる立体形状を有する、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
第3の態様の検査システムによれば、操作者は受付装置を見なくても、検査装置又はベルトコンベヤを動作又は停止させることができる。
第1の態様の検査システムにおいて、前記受付装置は、操作対象が停止中に操作すると前記操作対象が動作し、前記操作対象が動作中に操作すると前記操作対象が停止するオルタネイトスイッチである、という構成が第4の態様として採用されてもよい。
第4の態様の検査システムによれば、操作者は、1つの操作で検査装置又はベルトコンベヤを動作又は停止させることができる。
第1乃至第4のいずれかの態様の検査システムにおいて、前記検査装置による検査結果を表示する表示装置を有し、前記受付装置は、前記検査装置に前記検査結果を切り替えさせる切替スイッチを有する、という構成が第5の態様として採用されてもよい。
第5の態様の検査システムによれば、表示される検査結果を切り替えさせることができる。
第5の態様の検査システムにおいて、前記受付装置は、前記表示装置を含む、という構成が第6の態様として採用されてもよい。
第6の態様の検査システムによれば、操作者は、受付装置で検査結果を見ることができる。
第5又は第6の態様の検査システムにおいて、前記表示装置は、前記操作者の頭部に装着される透過型ヘッドマウントディスプレイである、という構成が第7の態様として採用されてもよい。
第7の態様の検査システムによれば、操作者は、検査装置による検査結果を確認するために、手を用いなくてもよい。
第7の態様の検査システムにおいて、前記検査装置は複数台であり、前記透過型ヘッドマウントディスプレイは、前記複数の検査装置のうち、前記操作者が見ている方向に応じた検査装置による検査結果を表示する、という構成が第8の態様として採用されてもよい。
第8の態様の検査システムによれば、操作者は、見る方向によって複数台の検査装置のうち検査結果を表示させる検査装置を決めることができる。
第1乃至第8のいずれかの態様の検査システムにおいて、前記荷物に異常があると前記検査装置が判断した場合、音又は振動によりその旨を操作者に通知する通知装置を有する、という構成が第9の態様として採用されてもよい。
第9の態様の検査システムによれば、操作者は、荷物に異常があることを、音や振動により気付く。
第1乃至第9のいずれかの態様の検査システムにおいて、前記受付装置は、非常時に前記検査装置又は前記ベルトコンベヤを停止する非常停止スイッチを有する、という構成が第10の態様として採用されてもよい。
第10の態様の検査システムによれば、操作者は、非常時に検査装置又はベルトコンベヤを停止することができる。
第4の態様の検査システムにおいて、前記受付装置は複数台であり、前記オルタネイトスイッチは、前記複数の受付装置のそれぞれに配置される、という構成が第11の態様として採用されてもよい。
第11の態様の検査システムによれば、操作者は、複数台の受付装置のそれぞれから、1つの操作によって、操作対象を、停止中に動作させ、かつ、動作中に停止させることができる。
本発明の第1実施形態に係る検査システム9の構成の例を示す図。 検査装置3の構成を示す図。 受付装置1の構成の例を示す図。 受付装置1の外観の例を示す図。 表示装置2の構成の例を示す図。 表示装置2の外観の例を示す図。 表示装置2の動作の流れの例を示すフロー図。 検査結果を示す画像の例を示す図。
<実施形態>
以下、図において、各構成が配置される空間をxyz右手系座標空間として表す。空間においてx軸、y軸、z軸に沿う方向をそれぞれx軸方向、y軸方向、z軸方向という。
<検査システムの構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る検査システム9の構成の例を示す図である。検査システム9は、交通機関やコンサートホール、公会堂等、入場した客P2にサービスを提供する場所において、その入場の際に客P2の荷物Jを検査するシステムである。
図1には、検査システム9を上から見下ろした様子の概略が示されている。図1に示す客P2は、場外Lで荷物Jを手放して改札装置5による入場の可否判定を受け、入場が許可されると、場内Hに入り、検査済みの荷物Jを監視員P1から受け取る。監視員P1は、客P2に対して荷物Jの検査結果に応じた対応をするため場内Hに立っている。
図1に示す検査システム9は、図1に示す矢印に沿って場外Lから場内Hへ入場しようとする客P2の荷物Jを搬送して検査する。検査システム9は、受付装置1、表示装置2、検査装置3、及び改札装置5を備える。
なお、図1には、受付装置1、表示装置2、検査装置3、及び改札装置5のそれぞれが1つずつ示されているが、これらの数は複数でもよい。以下の説明では、検査システム9が有する検査装置3は複数台である。また、検査装置3は改札装置5と対になっているため、検査システム9において、改札装置5は、検査装置3と同数だけ存在している。
改札装置5は、客P2の入場の可否を判定する装置である。客P2は、集積回路(IC: Integrated Circuit)を内蔵したICカードを所持する。このICカードには、客P2を識別する識別情報や、客P2が保有する電子マネー等の金額等、客P2に関する情報が記憶されている。
改札装置5は、客P2が所持するICカードが所定の距離内に近づいたときに、そのICカードとの間で、例えば、ISO/IEC 18092規格に準拠した近接無線通信をして情報の遣り取りをし、そのICカードから受信した情報に基づいて客P2が場外Lから場内Hへ入場することの可否を判定する。
改札装置5は、客P2の入場を許可しない場合に、図1に示すゲートGを駆動して閉鎖し、客P2の進行を妨げる。また、改札装置5は、客P2の入場を許可する場合には、ゲートGを開放したままにする。なお、ゲートGは、上述した改札装置5の判定のほか、検査装置3の動作状態に連動して駆動されてもよい。また、ゲートGは、監視員P1の操作に応じて駆動されてもよい。
受付装置1は、監視員P1による操作を受付けて、その操作を示す信号を検査装置3に送信することにより、検査装置3を操作する装置である。図1に示す受付装置1は、検査装置3と無線で通信可能に接続されている。そのため、図1に示す監視員P1は、受付装置1を手に持ったまま、移動しつつ、検査装置3を操作することができる。
なお、受付装置1が検査装置3と有線で通信可能に接続されている場合、監視員P1は、例えば、通信に用いられるコードの届く範囲内で移動することができる。つまり、この実施形態における監視員P1は、移動する操作者の例である。また、この受付装置1は、移動する操作者から、検査装置の操作を受付ける受付装置の例である。
表示装置2は、検査装置3による検査結果を表示する装置である。表示装置2は、検査装置3から検査結果を示す画像等を受信して、これを表示して監視員P1に見せる。図1に示す表示装置2は、検査装置3と無線で通信可能に接続されている。そのため、図1に示す監視員P1は、表示装置2とともに移動しつつ、移動先で表示装置2により表示される検査結果を確認することができる。図1に示す表示装置2は、監視員P1の頭部に装着されるデバイスであり、いわゆる透過型ヘッドマウントディスプレイ等である。
検査装置3は、搬送される荷物Jを、連続して検査する装置である。図1に示す検査装置3は、荷物Jを検査する機器である検査部37と、この検査部37に上述した荷物Jを連続して搬送する装置であるベルトコンベヤ36と、を有する。ベルトコンベヤ36、及び検査部37については後述する。
<検査装置の構成>
図2は、検査装置3の構成を示す図である。検査装置3は、プロセッサ31、メモリ32、通信部33、ベルトコンベヤ36、及び検査部37を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
プロセッサ31は、メモリ32に記憶されているコンピュータプログラム(以下、単にプログラムという)を読出して実行することにより検査装置3の各部を制御する。プロセッサ31は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
通信部33は、有線又は無線により検査装置3を、受付装置1、及び表示装置2に、それぞれ通信可能に接続する通信回路である。図2に示す通信部33は、無線により検査装置3を、受付装置1、及び表示装置2にそれぞれ接続する。
メモリ32は、プロセッサ31に読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する記憶手段である。メモリ32は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を有する。なお、メモリ32は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等を有してもよい。
ベルトコンベヤ36は、上述したとおり荷物Jを検査部37に搬送する装置である。図1に示すベルトコンベヤ36は、下側の場外Lから上側の場内Hに向かって+y方向に荷物Jを搬送する。ベルトコンベヤ36は、受付装置1が受付けた監視員P1の操作に応じて稼働又は停止する。
連続して稼働するベルトコンベヤ36は、客P2によって置かれた荷物Jを検査部37の入口に搬入し、検査部37の内部を搬送して検査部37により検査を受ける位置を通過させ、検査を経た後に検査部37の出口から搬出する。
ベルトコンベヤ36は、一体のベルトコンベヤによって構成されてもよく、また、複数のベルトコンベヤによって構成されてもよい。ベルトコンベヤ36は、例えば検査部37よりも上流側の領域と、検査部37の内部の領域と、検査部37よりも下流側の領域と、にそれぞれ分かれたベルトコンベヤ等が協働する構成でもよい。
検査部37は、上述したとおり連続して稼働するベルトコンベヤ36により搬送される荷物Jに向けて、例えば、X線を照射し、その透過光の強度を測定することにより、荷物Jを検査する。なお、この実施形態において検査装置3は、ベルトコンベヤ36を有しているが、検査部37を有する検査装置3は、荷物Jを搬送するベルトコンベヤと別体であってもよい。この場合、受付装置1は、検査装置3と別体であるベルトコンベヤの操作を受付けてもよい。つまり、この場合における受付装置1は、移動する操作者から、ベルトコンベヤの操作を受付ける受付装置の例である。そして、検査システム9は、連続して稼働するベルトコンベヤにより搬送される荷物を検査装置により検査する。
<受付装置の構成>
図3は、受付装置1の構成の例を示す図である。受付装置1は、プロセッサ11、メモリ12、通信部13、及び操作部14を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
プロセッサ11は、メモリ12に記憶されているプログラムを読出して実行することにより受付装置1の各部を制御する。プロセッサ11は、例えばCPUである。
通信部13は、有線又は無線により受付装置1を、表示装置2、及び検査装置3とそれぞれ通信可能に接続する通信回路である。図3に示す通信部13は、無線により受付装置1を、表示装置2、及び検査装置3にそれぞれ接続する。
メモリ12は、プロセッサ11に読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する記憶手段である。メモリ12は、RAMやROMを有する。なお、メモリ12は、ソリッドステートドライブ等を有してもよい。
操作部14は、各種の指示をするためのスイッチ等、操作子を備えており、操作を受付けてその操作内容に応じた信号をプロセッサ11に送る。図3に示す操作部14は、動作スイッチ141、及び停止スイッチ142を有する。
図4は、受付装置1の外観の例を示す図である。図4に示す受付装置1は、可搬型の筐体10に、動作スイッチ141と、停止スイッチ142と、を収容する。動作スイッチ141は、監視員P1に押されると、検査装置3を動作させる信号を通信部13に送信させるスイッチである。停止スイッチ142は、監視員P1に押されると、検査装置3を停止させる信号を通信部13に送信させるスイッチである。なお、動作スイッチ141は、検査装置3のベルトコンベヤ36を動作させる信号を通信部13に送信させてもよい。また、停止スイッチ142は、検査装置3のベルトコンベヤ36を停止させる信号を通信部13に送信させてもよい。
<表示装置の構成>
図5は、表示装置2の構成の例を示す図である。表示装置2は、プロセッサ21、メモリ22、通信部23、表示部25、及び計測部26を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
プロセッサ21は、メモリ22に記憶されているプログラムを読出して実行することにより表示装置2の各部を制御する。プロセッサ21は、例えばCPUである。
通信部23は、有線又は無線により表示装置2を、受付装置1、及び検査装置3に通信可能にそれぞれ接続する通信回路である。図5に示す通信部23は、無線により表示装置2を、受付装置1、及び検査装置3にそれぞれ接続する。
メモリ22は、プロセッサ21に読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する記憶手段である。メモリ22は、RAMやROMを有する。なお、メモリ22は、ソリッドステートドライブ等を有してもよい。
表示部25は、プロセッサ21の制御の下、検査装置3から送信されたデータに基づいて、検査装置3が荷物Jを検査した結果を示す画像を表示する。つまり、表示装置2は、検査装置3による検査結果を表示する。
図6は、表示装置2の外観の例を示す図である。図6に示す表示装置2は、利用者の頭部に装着される、いわゆる透過型ヘッドマウントディスプレイである。図6に示す表示装置2は、スマートグラス等と呼ばれるメガネ型の形状を有する。この表示装置2を装着した監視員P1の眼球の前には、例えば、それぞれハーフミラーを含むレンズ、又はガラス等の透明素材が配置される。
図5、図6に示す表示部25は、例えば、このハーフミラーに向けて、上述した画像を示す光を照射することで、この画像に応じた虚像を投影する。これにより、監視員P1は、透明素材を透過して見える実像に重ねて、検査装置3の検査結果を示す画像を見る。なお、表示部25は、表示装置2を装着した監視員P1の網膜に直接、画像を投影する機構であってもよい。
図5に示す計測部26は、表示装置2を装着した監視員P1が見ている範囲を計測する装置である。例えば、計測部26は、表示装置2の位置、及び姿勢を測定する。計測部26は、例えば全地球航法衛星システム(GNSS: Global Navigation Satellite System)により、表示装置2の位置を測定する。また、計測部26は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ジャイロスコープ等の角速度センサを有し、表示装置2の姿勢・向きを測定する。プロセッサ21は、計測部26が測定した表示装置2の位置、及び姿勢に基づいて、監視員P1が見ている範囲を計測、特定する。
<表示装置の動作>
図7は、表示装置2の動作の流れの例を示すフロー図である。表示装置2のプロセッサ21は、計測部26が測定した表示装置2の位置、及び姿勢に基づいて、監視員P1が見ている範囲を計測する。そして、プロセッサ21は、検査システム9が有する複数の検査装置3のうち、計測したその範囲に存在する検査装置3を特定する(ステップS101)。
メモリ22は、例えば、検査システム9が有する複数の検査装置3の、それぞれの座標を記憶している。プロセッサ21は、表示装置2の位置を示す座標と、表示装置2の姿勢から、表示装置2の視野に、その座標が含まれる検査装置3を特定する。
次に、プロセッサ21は、監視員P1が手に持っている受付装置1と通信して、受付装置1が監視員P1による操作が有ったか否かを判定する(ステップS102)。操作が有ったと判定する場合(ステップS102;YES)、プロセッサ21は、ステップS101で特定した検査装置3の識別情報を受付装置1に伝える。そして、プロセッサ21は、その検査装置3に向けて、受付けた操作に応じた操作信号を受付装置1が送信するよう指示し(ステップS103)、処理をステップS104に進める。
一方、操作が無かったと判定する場合(ステップS102;NO)、プロセッサ21は、処理をステップS104に進める。
プロセッサ21は、特定した検査装置3が荷物Jに異常がある、と判断したか否かを判定する(ステップS104)。検査装置3が荷物Jに異常がない、と判断したと判定する場合(ステップS104;NO)、プロセッサ21は、処理をステップS101に戻す。
一方、検査装置3が荷物Jに異常がある、と判断したと判定する場合(ステップS104;YES)、プロセッサ21は、その検査装置3による検査結果を表示部25により表示する(ステップS105)。この検査結果は、例えば、X線の透過画像と、警告文等である。
図8は、検査結果を示す画像の例を示す図である。図8(a)には、異常を検知しないときの検査結果を示す画像の例が示されている。検査装置3のプロセッサ31は、検査部37が生成した荷物JのX線透過画像に対して、例えば、ソーベル法やキャニー法等のエッジ検出アルゴリズムを用いて、その内容物の輪郭を検出する。そして、プロセッサ31は、検出した輪郭を、予め決められたパターンと照合して、その一致度により、荷物Jに異常があるか否かを判断する。図8(a)に示す通り、異常が認められない場合、検査装置3は、透過画像をそのまま検査結果を示す結果画像D1として出力する。
図8(b)には、異常を検知したときの検査結果を示す画像の例が示されている。図8(b)に示す通り、異常が認められる場合、検査装置3は、透過画像に「WARNING!!」という警告文を重ねた画像を生成し、この画像を結果画像D2として出力する。
表示装置2は、監視員P1が見ている方向に応じた検査装置3が「荷物Jに異常がある」と判断した場合、その検査装置3が出力する結果画像D2を表示する。その結果、監視員P1は、実像として表示装置2の透明素材越しに見える客P2や検査装置3に重ねて、結果画像D2を視認する。
すなわち、表示装置2は、複数の検査装置3のうち、操作者が見ている方向に応じた検査装置による検査結果を表示する。
以上、説明した動作により、検査システム9において監視員P1(操作者)は、移動していても検査装置3に対して操作をすることができる。また、監視員P1は、見ている方向に応じた検査装置3、つまり、見ている検査装置3における検査結果を見ることができる。また、監視員P1は、見ている検査装置3に対して操作をすることができる。
<変形例>
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例は組み合わされてもよい。
<1>
上述した実施形態において、検査システム9は、複数の検査装置3を有していたが、検査システム9が有する検査装置3は、1つであってもよい。検査システム9は、移動する操作者から検査装置又はベルトコンベヤの操作を受付ける受付装置を有していればよい。
<2>
上述した実施形態において、表示装置2は、透過型ヘッドマウントディスプレイであったが、これに限られない。例えば、表示装置2は、ノートパソコンや、スマートフォン、タブレットPC等であってもよい。
<3>
上述した実施形態において、計測部26は、表示装置2の位置、及び姿勢を測定していたが、表示装置2を装着する操作者(監視員P1)の見ている方向を計測、特定できればよい。例えば、図10に破線で示す枠Cには、例えばシール等が貼られており、このシールには、検査装置3の識別情報を符号化した一次元コード、二次元コード等の符号化画像が描かれている。
そして、表示装置2は、監視員P1の視野の範囲を撮像するデジタルスチルカメラ等の撮像素子を有している。表示装置2のプロセッサ21は、撮像素子が撮像した画像から、上述した符号化画像を読取って、検査装置3の識別情報を解読すればよい。
<4>
上述した実施形態において、表示装置2のプロセッサ21は、特定した検査装置3が荷物Jに異常がある、と判断したか否かを判定していたが、検査装置3から画像を示す画像データを受信したか否かを判定してもよい。この場合、検査装置3は、検査した荷物Jに異常がある、と判断した場合に、その検査結果の画像を示す画像データを表示装置2に送信すればよい。
<5>
上述した実施形態において、受付装置1の操作部14が有する動作スイッチ141、及び停止スイッチ142は、同じ形状であったが、互いに異なる立体形状を有してもよい。立体形状が異なることにより、監視員P1は、これらのスイッチを触っただけで識別することができるため、受付装置1を見なくても操作を間違え難い。
<6>
上述した実施形態において、受付装置1の操作部14は、動作スイッチ141と、停止スイッチ142と、をそれぞれ1つずつ有していたが、これらの機能を1つのスイッチで実現してもよい。例えば、操作部14は、操作対象が停止中に操作するとその操作対象が動作し、操作対象が動作中に操作するとその操作対象が停止するオルタネイトスイッチであってもよい。
また、検査システム9が有する受付装置1は、複数台であってもよい。そして、操作部14が上述したオルタネイトスイッチである場合、このオルタネイトスイッチは、複数の受付装置のそれぞれに配置されていてもよい。
<7>
上述した実施形態において、受付装置1の操作部14は、動作スイッチ141と、停止スイッチ142と、を有していたが、操作部14が有する操作子は、これに限られない。
例えば、操作部14は、検査装置3に検査結果を切り替えさせる切替スイッチを有してもよい。監視員P1がこの切替スイッチを操作すると、その操作に応じた操作信号が検査装置3に送信される。この操作信号を受信した検査装置3は、この操作信号に応じて例えば、検査したタイミングが異なる他の検査結果を出力する。また、検査装置3が荷物JのX線透過画像に加えて、荷物Jの白色光下における外観を撮像した画像(外観画像)を出力している場合、検査装置3は、上述した操作信号に応じて、外観画像とX線透過画像とを切り替えて出力してもよい。
<8>
また、受付装置1の操作部14は、非常時に検査装置又はベルトコンベヤを停止する非常停止スイッチを有してもよい。
<9>
上述した実施形態において、受付装置1と、表示装置2とは、別体であったが、一体であってもよい。例えば、受付装置1は表示装置2を含んでいてもよい。
<10>
上述した実施形態において、監視員P1が見ている検査装置3が荷物Jに異常がある、と判断した場合に、表示装置2は、その検査結果を示す結果画像D2を表示していたが、異常を伝える方法は、これに限られない。例えば、表示装置2は、音を出力するスピーカ等の放音部や、振動によって情報を伝える振動子等を有してもよい。この場合、表示装置2は、検査装置3が荷物Jに異常がある、と判断した場合に、放音部が出力する音、又は振動子の振動により、その旨を通知してもよい。つまり、これら放音部や、振動子等は、荷物に異常があると検査装置が判断した場合、音又は振動によりその旨を操作者に通知する通知装置の一例である。
<11>
受付装置1のプロセッサ11、及び表示装置2のプロセッサ21によって実行されるプログラムは、磁気テープ及び磁気ディスク等の磁気記録媒体、光ディスク等の光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリ等の、コンピュータ装置が読取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムは、インターネット等の通信回線経由でダウンロードされてもよい。なお、上述したプロセッサ11、及びプロセッサ21によって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサ等が用いられる。
1…受付装置、10…筐体、11…プロセッサ、12…メモリ、13…通信部、14…操作部、141…動作スイッチ、142…停止スイッチ、2…表示装置、21…プロセッサ、22…メモリ、23…通信部、25…表示部、26…計測部、3…検査装置、31…プロセッサ、32…メモリ、33…通信部、36…ベルトコンベヤ、37…検査部、5…改札装置、9…検査システム、D1…結果画像、D2…結果画像、P1…監視員、P2…客。

Claims (11)

  1. 連続して稼働するベルトコンベヤにより搬送される荷物を検査装置により検査する検査システムであって、
    移動する操作者から、前記検査装置又は前記ベルトコンベヤの操作を受付ける受付装置を有する検査システム。
  2. 前記受付装置は、可搬型の筐体に、前記検査装置又は前記ベルトコンベヤを動作させる動作スイッチと、停止させる停止スイッチと、を収容する
    請求項1に記載の検査システム。
  3. 前記動作スイッチ、及び前記停止スイッチは、互いに異なる立体形状を有する
    請求項2に記載の検査システム。
  4. 前記受付装置は、操作対象が停止中に操作すると前記操作対象が動作し、前記操作対象が動作中に操作すると前記操作対象が停止するオルタネイトスイッチである
    請求項1に記載の検査システム。
  5. 前記検査装置による検査結果を表示する表示装置を有し、
    前記受付装置は、前記検査装置に前記検査結果を切り替えさせる切替スイッチを有する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の検査システム。
  6. 前記受付装置は、前記表示装置を含む
    請求項5に記載の検査システム。
  7. 前記表示装置は、前記操作者の頭部に装着される透過型ヘッドマウントディスプレイである
    請求項5又は6に記載の検査システム。
  8. 前記検査装置は複数台であり、前記透過型ヘッドマウントディスプレイは、前記複数の検査装置のうち、前記操作者が見ている方向に応じた検査装置による検査結果を表示する
    請求項7に記載の検査システム。
  9. 前記荷物に異常があると前記検査装置が判断した場合、音又は振動によりその旨を操作者に通知する通知装置を有する
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の検査システム。
  10. 前記受付装置は、非常時に前記検査装置又は前記ベルトコンベヤを停止する非常停止スイッチを有する
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の検査システム。
  11. 前記受付装置は複数台であり、前記オルタネイトスイッチは、前記複数の受付装置のそれぞれに配置される請求項4に記載の検査システム。
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