JP2021095195A - 印字検査装置を備えた製袋充填包装機 - Google Patents

印字検査装置を備えた製袋充填包装機 Download PDF

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祐 梓澤
博久 山本
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博久 山本
宏行 窪井
Hiroyuki Kuboi
宏行 窪井
健太 中澤
Kenta Nakazawa
健太 中澤
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Abstract

【課題】帯状包装材を挟んで対向する検査本体と検査背景板との間隔を広げることで、帯状包装材を検査本体と検査背景板との間の隙間に通す作業や印字検査装置のメンテナンス作業の作業性を改善することができる印字検査装置を備えた製袋充填包装機を提供する。【解決手段】印字検査装置16の検査背景板18は、帯状包装材Fwを挟んで検査本体16と対向しており外部光が検査本体17内へ入り込むのを遮断する対向位置P1と、ガイドローラ64bの回りに回動して、検査本体17との間に間隔G1が広がる方向に離反している離反位置P2との間で移動可能である。検査背景板18が離反位置P2を取るときには、隙間G1から帯状包装材Fwを引き出すこと及び隙間G1に帯状包装材Fwを差し入れる取扱い作業が容易になるとともに、印字検査装置16のメンテナンスを行う場合に検査本体17と検査背景板18にそれぞれにアクセスすることが容易になる。【選択図】図1

Description

この発明は、印字検査装置を備えた製袋充填包装機、特に、製品を包装する包装袋を製作するために供給される帯状包装材に印字が施され、当該帯状包装材に施された印字を印字検査装置によって検査をする製袋充填包装機に関する。
従来、包装材ロールから繰り出される帯状包装材が供給され、帯状包装材から包装袋を製造しながら製品を当該包装袋に収容し、当該包装袋を封鎖して袋包装体を連続的に製造する製袋充填包装機においては、製品の製造材料や内容量等のような、製造される袋包装体のロットによって変化することがない情報内容は、予め包装材ロールの製造時に印刷によって帯状包装材に印刷される。しかしながら、製造日時や消費期限等のようなその時々によって変化する情報内容の場合には、そのような情報は、製袋充填包装機による製品の実際の包装に合わせて、供給途上の帯状包装材に対して印刷装置によって直接に印字される。帯状包装材上に当該印刷された表示は、製品が包装された袋包装体の袋外側面に現れるので、消費者等はその表示内容を確認することができる。
現状の包装機に備わる印字装置は、文字等を帯状包装材に印字する印字機と、当該印字機による印字を確実・鮮明にするため、帯状包装材の裏側に添えられる態様で配置されており印字の際の衝撃力を受ける裏当てとなるアンビルを備えている。印字機については、袋包装体における印字位置の調整のため、モータ等の駆動源の駆動によって帯状包装材に対する設定位置が調整されている。印字に関する設定が決められれば、通常、包装材ロールを使い切るまでは、印字機とアンビルの位置は変更されることがない。また、印字が施された帯状包装材は、帯状包装材の供給方向下流側に配設されている印字検査装置によって、印字が正しい位置に且つ明瞭に印字がされているか等の印字の品質が検査される。
図5には、印字装置を備えた従来の製袋充填包装機の一般的な例が示されている。図5に示す縦型製袋充填包装機50は、供給される帯状包装材Fwから包装袋Bを製造しながら製品Sを当該包装袋に収容し、当該包装袋Bをシール等で封鎖して袋包装体Bpを連続的に製造する包装機部51と、包装機部51の後方(図では左側)に配置されており、帯状包装材Fwを巻き取って成る横置きされた包装材ロールFrから繰り出した帯状包装材Fwを包装機部51に供給する包装材供給部52とを備えている。
包装機部51は、帯状包装材Fwから略筒状に湾曲成形する製筒器(フォーマ)53と、製筒器53内を通して配置されており、包装すべき製品Sが投入される充填筒54と、充填筒54の前側に配設されており略筒状に湾曲成形された帯状包装材Fwの両側縁部分をシールして筒状包装材Ftを成形する縦シール装置55と、充填筒54の下方に配設されており、筒状包装材Ftを前後方向に横断するシールを施して、先行して製作され且つ製品が投入された包装袋Bの頭部を封鎖するとともに、後続の包装袋Bの底部を形成する横シール装置56と、充填筒54の両側方(一方のみ図示する)に配設されており筒状包装材Ftを吸引するなどしながら下方に送る包装材搬送部57を備えている。縦シール装置55、横シール装置56及び包装材搬送部57について相互間でタイミングを取って運転することで、製品が包装された袋包装体Bpが連続して製造される。
包装材供給部52は、包装材ロールFrから繰り出された帯状包装材Fwを所定の範囲の長さ分を貯留する包装材貯留部としてのダンサーローラ部58と、ダンサーローラ部58の下流側に配設されていて帯状包装材Fwを繋ぐ際に用いられる紙継ぎ装置59と、紙継ぎ装置59の下流側に配置されていて帯状包装材Fwに印字を施す印字機61を有する印字装置60と、印字装置60の直ぐ下流に配置されていて正しく印字されているか否かを検査する印字検査装置63と、印字検査装置63の更に下流側に配置されていて包装機部51に送られる帯状包装材Fwを案内するガイドローラ64(この例では3つのガイドローラ64a〜64c)を備えている。包装材供給部52は、包装機部51における帯状包装材Fwの消費に伴って、間欠的又は連続的に帯状包装材Fwを包装機部51に順次供給する。
ダンサーローラ部58は、並んだ配置位置が固定された複数(この例では三つ)の定位置ローラ65a〜65cを有する定位置ローラ群65と、定位置ローラ群65の隣り合う二つの定置ローラ65aと65bの間、及び65bと65cの間に入り込むことができる複数(この例では二つ)の移動ローラ66a,66bを有する移動ローラ群66と、移動ローラ66a,66bを櫛歯68a,68bの先端に有する回動レバー67とを備えている。帯状包装材Fwが定位置ローラ群65と移動ローラ群66との間に掛け渡されているので、回動レバー67が実線で図示するように下方に回動した状態では、ダンサーローラ部58に相当長さの帯状包装材が貯留される。回動レバー67が想像線で図示するように上方に跳ね上がった状態では、ダンサーローラ部58に蓄えられた帯状包装材Fwが包装機部51に向かって供給される。
包装材供給部52において、ダンサーローラ部58から供給される帯状包装材Frの供給経路は、下から上へストレートに向かう縦送り経路Wsである。縦送り経路Wsに沿って、上記した紙継ぎ装置59、印字装置60及び印字検査装置63が順次、配設されている。紙継ぎ装置59は、使い終わりの帯状包装材Fwをカットして終端を形成するとともに新旧の帯状包装材Fwを繋ぐのに用いられる。紙継ぎ装置59は、図示のように撥ね上げ可能となっており、紙継ぎの際には、撥ね上げた台上において、新しい帯状包装材の始端と旧い帯状包装材の終端とを突き合わせ状態に並べることができ、新旧帯状包装材の突き合わされた両端部に亙って紙継ぎテープを貼ることで、新旧帯状包装材の紙継ぎを可能にしている。印字装置60の印字機61は、帯状包装材Fwの一側(表側;袋包装体Bpの外側)に配置されていて、通過する帯状包装材Fwに製造日時や消費期限等の実際の包装の際の情報内容の印字を施す。帯状包装材Fwに近接し且つ帯状包装材Fwを挟んで印字機61に対向した位置には、印字機61による帯状包装材Fwへの印字に対する裏当てとなるアンビル62が配置されている。
包装材供給部52において、印字検査装置63の更に下流に配置されていて帯状包装材Fwを案内するガイドローラ64のうち、ガイドローラ64aを上下方向に可変とすることにより、帯状包装材Fwが包装機部51に至るまでに辿る経路長さが変更可能である。これにより、印字装置60から包装機部51に到達するまでの帯状包装材Fwの長さが調整可能となるので、縦送り経路Wsにおいて印字装置60の包装材送り方向の設置位置を変えなくても、包装機部51へ送り込まれて包装袋Bに形作られる帯状包装材Fwにおいて、印字装置60が印字した印字位置と帯状包装材Fwの袋単位に施されているレジマーク位置とを包装袋Bの仕様に合致させることができる。その後、帯状包装材Fwは、二つのガイドローラ64b,64cによって形成される横送り経路Whを経て包装機部51に送り込まれる。
横送り経路Whは、包装材供給部52における最終供給部分であって、包装材供給部52が包装機部51に接続される至る接続スペースScに設けられている。最も下流側のガイドローラ64cは、想像線で図示しているように、横送り経路Whの長手方向に配置位置が変更可能である。ガイドローラ64cの位置を変更することにより、帯状包装材Fwの製筒器53への送り込み角度θを製筒器53での帯状包装材Fwの曲成にとって最適な角度に調整することができる。
印字検査装置63は、検査本体63aと、帯状包装材Fwを挟んで検査本体63aと対向配置されている検査背景板63bとを備えている。例えば、印字が施される帯状包装材Fwの領域が透明なフィルム部分である場合、検査本体63aが帯状包装材Fw上の印字を撮影するときに、当該透明なフィルム部分を通して外部の光が検査本体63aに入斜し、外部背景の映り込みが発生して、印字の品質の検査に支障が生じる。そこで、検査本体63aに外部光が入射するのを防止するため、帯状包装材Fwを挟んで検査本体63aに対向する位置に検査背景板63bが配設されている。
印字検査装置を配設した製袋充填包装機においては、帯状包装材を包装機に最初にセットする場合、或いは印字検査装置から帯状包装材を取り外して印字検査装置のメンテナンスや修理を実行した場合には、検査本体と検査背景板との間の隙間にセットしたい新しい帯状包装材を通す、或いは取り外したい帯状包装材を当該隙間から引き抜く必要がある。検査本体と検査背景板との間の隙間は非常に狭い隙間であるので、帯状包装材の通し作業は手間と時間が掛かり作業となり、非常に作業性が悪い。
特許文献1には、繰り出されたシートに印字装置によって製造年月日、賞味期限を印字し、印字装置のシート送り方向下流にテレビカメラからなる印字検査装置を配設して、印字装置がシート上に印字した文字をテレビカメラで撮像し、撮像した文字パターンを印字検査装置に予め登録されている文字パターンと比較解析して、不適合な場合には警告装置を作動させる充填包装装置が開示されている。
特開平05−112335号公報
そこで、印字検査装置を備えた製袋充填包装機においては、帯状包装材を挟んで対向する検査本体と検査背景板との間の間隔を容易に広げることを可能にする点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、上記課題を解決することであり、帯状包装材を挟んで対向する検査本体と検査背景板との間隔を広げることで、帯状包装材を検査本体と検査背景板との間の隙間に通す作業や印字検査装置のメンテナンス作業の作業性を改善することができる印字検査装置を備えた製袋充填包装機を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機は、
帯状包装材の供給経路に沿って配設されていて当該帯状包装材に印字を施す印字装置と当該印字装置よりも前記帯状包装材の供給方向下流に配設されていて前記印字装置が施した前記印字を検査する印字検査装置を有している包装材供給部と、
当該包装材供給部から供給される前記帯状包装材から包装袋を製作しつつ前記包装袋内に製品を収容し前記製品を収容した前記包装袋を封鎖することを順次繰り返して袋包装体を連続的に製造する製袋充填包装機部と
を備えており、
前記印字検査装置は、前記帯状包装材の一側に近接して配設されていて前記帯状包装材に施された前記印字の検査を行う検査本体と、外部の光が前記検査本体に入り込むのを防止するため前記帯状包装材を挟んで前記検査本体の反対側に配設されている検査背景板とを有していることから成る印字検査装置を備えた製袋充填包装機であって、
前記検査背景板は、前記帯状包装材に近接し且つ前記検査本体に対向配置されている対向位置と、前記検査本体との間隔が前記対向位置を占めるときよりも広がる方向に離反している離反位置との間で移動可能としたことから成っている。
この印字検査装置を備えた製袋充填包装機によれば、印字検査装置に備わっており帯状包装材に施された印字の検査を行う検査本体が帯状包装材の一側に近接して配設されており、検査背景板が帯状包装材を挟んで検査本体の反対側に配設されている。検査背景板は、帯状包装材に近接し且つ検査本体に対向配置されている対向位置と、検査本体との間隔が対向位置を取るときよりも広がる方向に離反している離反位置との間で移動可能であるので、検査背景板が対向位置にあるときには、検査背景板は検査本体による印字の検査の際に外部の光の検査本体内への入り込みを遮断する遮蔽板となり、検査本体は外部光に邪魔されることなく帯状包装材の印字を検査することができる。検査背景板が離反位置にあるときには、検査背景板と検査本体との間には充分な間隔が形成されるので、当該隙間から帯状包装材を引き出すこと及び当該充分広がった隙間に帯状包装材を差し入れることが容易になる。また、検査背景板が離反位置を占めるときには、検査本体と検査背景板が充分離れているので、印字検査装置のメンテナンスを行う場合に検査本体と検査背景板にそれぞれにアクセスすることが容易になる。
この印字検査装置を備えた製袋充填包装機において、前記包装材供給部から製袋充填包装機部への前記帯状包装材の供給は、前記製袋充填包装機部に接続される前記包装材供給部の接続スペースにおいて前記帯状包装材の送り方向に離間して配置された二つのガイドローラによって前記帯状包装材を横方向に案内するべく定められる横送り経路を通して行われており、前記印字検査装置を、前記横送り経路において、上流側の前記ガイドローラ側に寄って配置することができる。
この印字検査装置を備えた製袋充填包装機によれば、包装材供給部から製袋充填包装機部へ帯状包装材を供給する経路は、製袋充填包装機部に接続される包装材供給部の接続スペースに通された経路であり、この経路は帯状包装材の送り方向に離間して配置された二つのガイドローラによって帯状包装材を横方向に案内するべく定められる横送り経路とされる。印字検査装置は当該横送り経路に沿って配置されるので、横送り経路を通る帯状包装材に対向させるように印字検査装置を設置すれば良く、設置作業が容易と成るのみならず印字検査装置のメンテナンスにも有利である。しかも、印字検査装置は、横送り経路において上流側のガイドローラ側に寄って配置されているので、下流側のガイドローラが製袋充填包装機部への送り込み角度の調整のために水平方向に位置変更される場合であっても、当該下流側のガイドローラとの干渉が生じない。
この印字検査装置が横送り経路に配置されている製袋充填包装機において、前記印字検査装置の前記検査背景板は、前記上流側のガイドローラの回動支軸の回りに回動することによって、前記離反位置に移動させることができる。
この印字検査装置を備えた製袋充填包装機によれば、検査背景板は上流側のガイドローラの回動支軸の回りに回動されるので、ガイドローラの回動支軸を検査背景板の回動に兼用して構造の簡素化を図ることができる。また、オペレータは、片手で検査背景板を持って上げ下げ操作し、もう片方の手で帯状包装材を扱うことで、検査背景板の開閉と帯状包装材の通しの作業性が向上する。
この印字検査装置が横送り経路に配置されている製袋充填包装機において、前記印字検査装置の前記検査背景板は、前記横送り経路を送られる前記帯状包装材の上側に配置されており、前記印字検査装置の前記検査背景板が占める前記離反位置を、前記対向位置から前記検査本体に対する対向姿勢を維持しながらスライド後退した位置とすることができる。
この印字検査装置を備えた製袋充填包装機によれば、印字検査装置の検査背景板は横送り経路を送られる帯状包装材の上側に配置されており、検査背景板は対向位置から検査本体に対する対向姿勢を維持しながら帯状包装材の更に上方にスライド移動することで離反位置に至る。検査背景板は対向位置からスライド後退されるので、例えば、オペレータは、片手で検査背景板を持って上げ下ろしをし、残る片手で帯状包装材の抜き取りや差し入れ等の扱いをするという、検査背景板の開閉と帯状包装材の通しの作業を容易に行うことができ、作業性が向上する。
この印字検査装置が横送り経路に配置されている製袋充填包装機において、前記離反位置に移動された前記検査背景板を、当該検査背景板の自重によって、前記対向位置に向かってスライドして戻る方向に付勢させることができる。
この印字検査装置を備えた製袋充填包装機によれば、スライドによって離反位置に移動された検査背景板は、当該検査背景板の自重によって対向位置に向かって降りる方向にスライド付勢されているので、離反位置に移動された検査背景板から手を離すことで、検査背景板を自然に対向位置に向けて戻すことができる。
この印字検査装置を備えた製袋充填包装機において、前記帯状包装材の前記供給経路は、前記帯状包装材が巻き取られている包装材ロールから繰り出された前記帯状包装材が縦に送られる縦送り経路を含んでおり、前記印字装置と前記印字検査装置を当該縦送り経路に沿って配置し、前記印字検査装置を前記印字装置の直ぐ下流に配置することができる。 この印字検査装置を備えた製袋充填包装機によれば、包装材供給部における帯状包装材の供給経路に含まれる縦送り経路において、印字装置と印字検査装置が配置されており、しかも印字検査装置を印字装置の直ぐ下流に配置しているので、印字検査装置の配置スペースを可及的にコンパクトにするとともに、印字検査装置は印字装置が施した印字を直ちに検査することができる。
この印字検査装置が縦送り経路に配置されている製袋充填包装機において、前記印字検査装置の前記検査背景板を回動支軸の回りに回動することによって、前記離反位置に移動することができる。
検査背景板は、回動支軸の回りに回動させることによって、印字装置と印字検査装置との間に回動支軸を配置させるためのスペースを設ける必要がなくなり、検査背景板を印字装置に対して直近に配置させることが可能になるとともに、離反位置を占めるときの検査背景板は、オペレータが検査本体のみならず印字装置へアクセスするときの支障になることがない。
この印字検査装置が縦送り経路に配置されている製袋充填包装機において、前記印字検査装置の前記検査背景板が占める前記離反位置を、前記対向位置から前記検査本体に対する対向姿勢を維持しながらスライド後退した位置とすることができる。
この印字検査装置を備えた製袋充填包装機によれば、対向位置を占めている検査背景板を、その対向姿勢を維持しながらスライド後退させて離反位置まで移動させることができる。検査背景板は対向姿勢のままスライド後退するので、検査背景板を印字装置に対して直ぐ下流に近接して配置させることが可能になるとともに、離反位置を占めるときの検査背景板は、オペレータが検査本体のみならず印字装置へアクセスするときの支障になることがない。
この回動支軸の回りに回動支持された印字検査装置を備えた製袋充填包装機において、前記離反位置に移動された前記検査背景板を、当該検査背景板の自重によって、前記回動支軸の回りに前記対向位置に向かって戻る方向に回動付勢させることができる。
この印字検査装置を備えた製袋充填包装機によれば、回動支軸の回りに回動させて離反位置に移動された検査背景板を、当該検査背景板の自重によって対向位置に向かって戻る方向に回動付勢させているので、離反位置に移動された検査背景板から手を離すことで、検査背景板を自然に対向位置に向けて戻すことができる。縦送り経路が下から上方へ帯状包装材を送る経路であるときは、回動支軸は当該経路の下流側(上側)の端部に設けることができる。
この印字検査装置を備えた製袋充填包装機によれば、印字検査装置に備わっており帯状包装材に施された印字の検査を行う検査本体が帯状包装材の一側に近接して配設され、検査背景板が帯状包装材を挟んで検査本体の反対側に配設されている。検査背景板は、帯状包装材に近接し且つ検査本体に対向配置されている対向位置と検査本体との間隔が広がった離反位置との間で移動可能である。したがって、検査背景板が対向位置にあるときには、検査背景板は検査本体による印字の検査の際に外部の光の検査本体内への入り込みを遮断する遮蔽板となり、検査本体は外部光に邪魔されることなく帯状包装材の印字を検査することができる。検査背景板が離反位置にあるときには検査背景板と検査本体との間には充分な間隔が形成されるので、検査本体と検査背景板との間の狭い隙間に帯状包装材を通すというような作業の必要がなくなり、帯状包装材を当該充分広がった隙間に通すことが容易になり、当該隙間から帯状包装材を引き出す又は当該隙間に差し入れる作業性が向上する。また、検査背景板が離反位置にあるときには、広い隙間を通して検査本体と検査背景板それぞれにアクセスすることが容易となり、検査本体の点検・修理等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
図1は、この発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機の一実施例を示す図である。 図2は、この発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機の別の実施例の要部を拡大して示す図である。 図3は、この発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機の更に別の実施例の要部を拡大して示す図である。 図4は、この発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機の他の実施例の要部を拡大して示す図である。 図5は、従来の印字検査装置を備えた製袋充填包装機の一例を示す概略図である。
以下、添付した図面に基づいて、この発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機の実施例を説明する。図1はこの発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機の一実施例を示す図であって、製袋充填包装機は縦型の製袋充填包装機である。図1(a)は製袋充填包装機に備わる印字検査装置の検査背景板が対向位置を占めていて、通常の包装動作が可能な状態を示しており、図1(b)は当該検査背景板が離反位置を占めている状態を示している。
この発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機(以下、「包装機」と略す。)10は、基本的に、例えば、図5に示した従来の製袋充填包装機50と同様の構成を備えている。即ち、包装機10は、帯状包装材Fwから包装袋Bを製作しつつ包装袋B内に製品Sを収容し製品Sを収容した包装袋Bを封鎖することを順次繰り返して袋包装体Bpを連続的に製造する製袋充填包装機部(以下、「包装機部」と略す。)11と、包装機部11に帯状包装材Fwを供給する包装材供給部12を備えている。包装機部11と包装材供給部12の基本的な構成については、印字検査装置に関する構造を除いて図5に示す製袋充填包装機50の包装機部51と包装材供給部52の構成と同様であるので、かかる構成の構成要素と同じものには図5に用いた符号と同じ符号を付すことで再度の詳細な説明を省略する。
図1に示す実施例の包装材供給部12には、従来の包装機と同様、帯状包装材Fwの縦送り経路Wsに帯状包装材Fwに印字を施す印字装置60が配設されている。この実施例において、印字装置60が施した印字を検査する印字検査装置16は、印字装置60の下流の経路である包装材供給部12の最終供給部分において、ガイドローラ64bとガイドローラ64cとの間に形成される横送り経路Whに沿って配設されている。印字検査装置16は、横送り経路Whの下側に配設されている検査本体17と、横送り経路Whを挟んで検査本体17の反対側(帯状包装材Fwの上面側)に配設されている検査背景板18を有している。検査本体17は、横送り経路Whを走行する帯状包装材Fwの下面に近接して帯状包装材Fwに施された印字の検査を行う。検査背景板18は、外部の光が検査本体17に入り込むのを防止する役割を担う。なお、印字装置60は取付けフレーム13の取付けフレーム部14に、また印字検査装置16は取付けフレーム13の取付けフレーム部15に、それぞれ取り付けられている。また、印字装置60のアンビルについては、図1〜図4に示す各実施例において図示を省略している。
検査背景板18は、横送り経路Whと平行な位置であって帯状包装材Fwに近接し且つ検査本体17に対向配置されている対向位置P1(図1(a))と、横送り経路Whから跳ね上がって検査本体17から離反し、検査本体17との間で広がった隙間G1を形成する離反位置P2(図1(b))との間で移動可能である。検査背景板18は、ガイドローラ64bの回転軸線と同軸の軸線回りに回動可能である。例えば、ガイドローラ64bが固定支持軸の回りに回転するローラであれば、その固定支持軸の回りに検査背景板18を回動自在に支持し、固定支持軸を査背景板18の回動のための回動軸19に兼用して構造の簡素化を図ることができる。オペレータは、片手で検査背景板18を持って上げ下げ操作をして検査背景板18をガイドローラ64bの軸線回りに回動させることで、対向位置P1と離反位置P2との間で移動可能である。
検査背景板18が図1(a)に示す対向位置P1にあるときには、検査背景板18は検査本体17による印字検査の際に外部光が検査本体17内へ入り込むのを防止する遮蔽板となる。検査本体17は外部光に邪魔されることなく帯状包装材Fwの印字を検査することができる。検査背景板18が図1(b)に示す離反位置P2にあるときには、検査背景板18は検査本体17から離反し、検査本体17との間隔G1が充分な間隔に広がっている。検査背景板18が離反位置P2を占めているときには、オペレータは、もう片方の手で隙間G1から帯状包装材Fwを引き出すこと、及び隙間G1に帯状包装材Fwを差し入れて帯状包装材Fwを印字検査装置16に通すという帯状包装材Fwの取扱い作業を容易に行うことができ、帯状包装材Fwの通し作業性が向上する。帯状包装材Fwを間隔G1から引き出した状態では、隙間G1を通して検査本体16と検査背景板17それぞれにアクセスすることが容易になり、検査本体17と検査背景板18のメンテナンス作業を行うのも容易となる。
検査背景板18は、ガイドローラ64bの回転軸線と同軸の軸線回りに回動可能となっているので、検査背景板18は自重によって当該軸線回りに戻り回動するように付勢されている。したがって、オペレータが検査背景板18から手を離すと、検査背景板18は、この戻り回動によって対向位置P1に自然に復帰する。検査背景板18が対向位置P1で停止するように、適宜のストッパを設けることができる。検査背景板18の回動に若干の抵抗を与えることで、対向位置P1への戻りの際の勢いを緩和させることができる。検査背景板18には、開閉ロック機構まで用いられていないので、帯状包装材を通す際にロックの解除や再ロックの作業が必要となることはない。
包装材供給部12から包装機部11への帯状包装材Fwの供給は、包装機部11に接続される包装材供給部12の接続スペースScに設けられており、二つのガイドローラ64b,64cによって経路が定められる横送り経路Whを通して行われている。印字検査装置16は横送り経路Whに沿って配置されるので、横送り経Whを通る帯状包装材Fwを上下に挟んで対向させるように印字検査装置16を設置すれば良く、設置作業が容易となる。また、印字検査装置16は、横送り経路Whにおいて、上流側のガイドローラ64b側に寄って配置されているので、下流側のガイドローラ64cが包装機部11への送り込み角度θの調整のために水平方向に位置変更される場合(図5と同様、想像線で示す)であっても、当該下流側のガイドローラ64cとの干渉が生じない。
図2はこの発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機の別の実施例を示す図である。図1はこの発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機の一実施例を示す図であって、製袋充填包装機は縦型の製袋充填包装機である。図2(a)は製袋充填包装機に備わる印字検査装置の検査背景板が対向位置を占めていて、通常の包装動作が可能な状態を示しており、図2(b)は当該検査背景板が離反位置を占めている状態を示している。図2に示す印字検査装置を備えた製袋充填包装機(以下、「包装機」と略す。)20は、基本的に、図1に示した包装機10と同様の構成を備えている。即ち、包装機20は、印字検査装置26に関する構造、特に検査背景板28を移動させる構造を除いて、包装機部11及び包装材供給部12と同様の包装機部21と包装材供給部22を備えており、したがって、これらの構成は図5に示す製袋充填包装機50の包装機部51と包装材供給部52の構成と同様であるので、かかる構成の構成要素と同じものには図5に用いた符号と同じ符号を付すことで再度の詳細な説明を省略する。また、印字装置60と印字検査装置26を機枠に取り付けるための取付けフレーム部24と取付けフレーム部25から成る取付けフレーム23についても、それぞれ図1に示す取付けフレーム部14、取付けフレーム部15及び取付けフレーム13と同様である。
印字装置60が施した印字を検査する印字検査装置26は、先の実施例と同様、横送り経路Whに沿って配設されており、横送り経路Whの下側に配設されていて横送り経路Whを走行する帯状包装材Fwに施された印字の検査を行う検査本体27と、横送り経路Whの上側、即ち、横送り経路Whを挟んで検査本体27の反対側(帯状包装材Fwの上面側)に配設されており、検査時に外部の光が検査本体27に入り込むのを防止する検査背景板28とを有している。
検査背景板28を検査本体27に対して進退させるため、平行な二本のガイド棒29,29が、横送り経路Whの上側のガイドローラ64b寄りの位置に設けられている。ガイド棒29,29は、横送り経路Whの経路方向に互いに隔置し且つそれぞれが横送り経路Whに対して直交する方向に延びるように適宜のフレームに立設されている。検査背景板28は、ガイド棒29,29に案内されて横送り経路Whに向かって進退するように上下方向にスライド可能である。検査背景板28は、横送り経路Whと平行であるが横送り経路Whに近接した最も下の位置であって且つ検査本体27に対向配置されている対向位置P1(図2(a))と、検査本体27に対する対向姿勢を維持しながら対向位置P1から後退した離反位置P2(図2(b))との間で、スライド移動することができる。
検査背景板28は、対向位置P1を占めている状態では、検査本体27に外部光が入り込むのを防止する遮蔽板として機能する。検査背景板28が離反位置P2を占めている状態では、検査本体27(又はそれに近接している帯状包装材Fw)との間には広がった隙間G2が形成される。オペレータが片手で検査背景板28を持ちながらガイド棒29,29に沿ってスライド移動させるように上げ下げ操作することで、検査背景板28は対向位置P1と離反位置P2との間で移動可能である。オペレータは、片手で検査背景板28を離反位置P2に保持しながら、もう片方の手で隙間G2から帯状包装材Fwを引き出すこと、及びこの広がった隙間G2に帯状包装材Fwを差し入れるというような帯状包装材Fwの取扱い作業を容易に行うことができる。また、オペレータは、検査本体27や検査背景板28のメンテナンスのため、隙間G2を通してのアクセスも容易になる。このように、検査背景板28の開閉と帯状包装材Fwの通しの作業を容易に行うことができ、作業性を向上することができる。
検査背景板28はガイド棒29,29によって案内されているだけであるので、離反位置P2に移動された検査背景板28は、その自重によって、対向位置P1に向かってスライドしながら下りる方向に付勢されている。したがって、オペレータは、離反位置P2に移動された検査背景板28を手から離すことで、検査背景板28を自然に対向位置P1に向けて戻すことができる。ガイド棒29,29には、検査背景板28が対向位置P1を位置決めする適宜のストッパを設けることができる。印字検査装置26が接続スペースScに配置されていること、及び横送り経路Whにおいて上流側のガイドローラ64b側に寄って配置されていて、包装機部11への送り込み角度θの調整のために水平方向に位置変更される下流側のガイドローラ64cと干渉しないことについては、図1に示す実施例の場合と同様である(送り込み角度θの想像線による調整については図示を省略する)。
図3はこの発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機の更に別の実施例を示す図である。図3(a)は製袋充填包装機に備わる印字検査装置の検査背景板が対向位置を占めていて、通常の包装動作が可能な状態を示しており、図3(b)は当該検査背景板が離反位置を占めている状態を示している。図3に示す印字検査装置を備えた製袋充填包装機(以下、「包装機」と略す。)30は、基本的に、図1に示した包装機10と同様の構成を備えている。即ち、包装機30は、印字検査装置36に関する構造、特に印字検査装置36の配置位置を除いて、包装機部11及び包装材供給部12と同様の包装機部31と包装材供給部32を備えており、したがって、これらの構成は図5に示す製袋充填包装機50の包装機部51と包装材供給部52の構成と同様であるので、かかる構成の構成要素と同じものには図5に用いた符号と同じ符号を付すことで再度の詳細な説明を省略する。なお、図3では紙継ぎ装置59と送り込み角度θの想像線による調整についての図示を省略している。また、印字装置60と印字検査装置36を機枠に取り付けるため、取付けフレーム部34と取付けフレーム部35から成る取付けフレーム33が設けられている。
印字装置60が施した印字を検査する印字検査装置36は、縦送り経路Wsに沿って印字装置60の直下流(上下方向では直近上方)に配設されている。印字検査装置36は、縦送り経路Whの一側(帯状包装材Fwの表側)に配設されていて縦送り経路Wsを走行する帯状包装材Fwに施された印字の検査を行う検査本体37と、縦送り経路Whの他側、即ち、縦送り経路Wsを挟んで検査本体37が設けられる側とは反対側(帯状包装材Fwの裏面側)に配設されており検査時に外部の光が検査本体37に入り込むのを防止する検査背景板38を有している。印字検査装置36は印字装置60の直下流に可及的にコンパクトに配置されて省スペースに寄与するとともに、印字検査装置36は印字装置60が施した印字を直ちに検査することができる。
検査背景板38は、縦送り経路Wsと平行な位置であって帯状包装材Fwに近接し且つ検査本体37に対向配置されている対向位置P1(図1(a))と、縦送り経路Wsから跳ね上がって検査本体37から離反し、検査本体37(又はそれに近接する帯状包装材Fw)との間で広がった隙間G3を形成する離反位置P2(図1(b))との間で移動可能である。検査背景板38は、その下流側に配置されている回動支軸39回りに回動可能となっている。オペレータが片手で検査背景板38を持って回動支軸39回りに回動操作をすることで、検査背景板38は対向位置P1と離反位置P2との間で移動可能である。
検査背景板38が対向位置P1にあるときには、検査背景板38は検査本体37による印字の検査の際に外部光が検査本体37内へ入り込むのを防止する遮蔽板となり、検査本体37は外部光に邪魔されることなく帯状包装材Fwの印字を検査することができる。検査背景板38が離反位置P2にあるときには、検査背景板38と検査本体37(又はそれに近接する帯状包装材Fw)との間に充分に広がった間隔G3が形成される。この状態では、オペレータは、もう片方の手で隙間G3を通して帯状包装材Fwの出し入れ等の取扱い作業が容易になり、帯状包装材Fwの印字検査装置36に対する通し作業性が向上する。帯状包装材Fwを引き出した状態では、隙間G3を通して検査本体37と検査背景板38それぞれにアクセスすることが容易になり、検査本体37と検査背景板38のメンテナンス作業を行うのも容易となる。
回動支軸39は、検査背景板38の上端部に設けられている。したがって、検査背景板38は、自重によって振り子の態様にて回動支軸39回りに回動付勢されている。オペレータが検査背景板38から手を離すと、検査背景板38は、この戻り回動によって対向位置P1に自然に復帰する。検査背景板38が対向位置P1で停止するように、適宜のストッパを設けることができる。検査背景板38の回動に若干の抵抗を与えることで、対向位置P1への戻りの際の勢いを緩和させることもできる。また、回動支軸39は縦送り経路Wsの検査本体37側に回り込んで配置されているので離反位置P2にあるときの隙間G3を大きく取ることができる。回動支軸39のこうした配置構造によって、検査背景板38を印字装置60に対して直ぐ下流に近接してコンパクトに配置させることができ、離反位置P2を占めるときの検査背景板38は、オペレータが検査本体37のみならず印字装置60へアクセスするときの支障になることもない。
図4はこの発明による印字検査装置を備えた製袋充填包装機の更に別の実施例を示す図である。図4(a)は製袋充填包装機に備わる印字検査装置の検査背景板が対向位置を占めていて、通常の包装動作が可能な状態を示しており、図4(b)は当該検査背景板が離反位置を占めている状態を示している。図4に示す印字検査装置を備えた製袋充填包装機(以下、「包装機」と略す。)40は、基本的に、図1に示した包装機10と同様の構成を備えている。即ち、包装機40は、印字検査装置46に関する構造、特に印字検査装置46の配置位置と離反のための構造を除いて、包装機部11及び包装材供給部12と同様の包装機部41と包装材供給部42を備えており、したがって、これらの構成は図5に示す製袋充填包装機50の包装機部51と包装材供給部52の構成と同様であるので、かかる構成の構成要素と同じものには図5に用いた符号と同じ符号を付すことで再度の詳細な説明を省略する。なお、図4では、図3の場合と同様、紙継ぎ装置59と送り込み角度θの想像線による調整についての図示を省略している。また、印字装置60と印字検査装置46を機枠に取り付けるため、取付けフレーム部44と取付けフレーム部45から成る取付けフレーム43が設けられている。
印字装置60が施した印字を検査する印字検査装置46は、図3に示した実施例と同様、縦送り経路Wsに沿って配設されており、縦送り経路Wsの一側に配設されていて縦送り経路Wsを走行する帯状包装材Fwに施された印字の検査を行う検査本体47と、縦送り経路Wsの他側、即ち、縦送り経路Wsを挟んで検査本体47の反対側(帯状包装材Fwの裏面側)に配設されており、検査時に外部の光が検査本体47に入り込むのを防止する検査背景板48とを有している。
検査背景板48を検査本体47に対して進退させるため、縦送り経路Wsに沿って印字装置60の直下流の位置で且つ帯状包装材Fwの裏側となる側に、互いに平行な二本のガイド棒49,49が設けられている。ガイド棒49,49は、縦送り経路Wsの経路方向に互いに隔置し且つそれぞれが縦送り経路Wsに対して直交する方向に延びるように適宜のフレームに横設されている。検査背景板48は、ガイド棒49,49に案内されて縦送り経路Wsに向かって進退するようにスライド可能である。検査背景板48は、縦送り経路Wsと平行であるが縦送り経路Wsに近接した位置であって且つ検査本体47に対向配置されている対向位置P1(図2(a))と、検査本体47に対する対向姿勢を維持しながら対向位置P1から横移動されることで、スライド後退した離反位置P2(図2(b))との間で、スライド移動することができる。
検査背景板48は、対向位置P1を占めている状態では、検査本体47に外部光が入り込むのを防止する遮蔽板として機能している。また、検査背景板48が離反位置P2を占めている状態では、検査本体47(又はそれに近接している帯状包装材Fw)との間には広がった隙間G4が形成される。オペレータが片手で検査背景板48を持ちながらガイド棒49,49に沿ってスライド移動させることで、検査背景板48は対向位置P1と離反位置P2との間で移動可能である。また、オペレータは、片手で検査背景板48を離反位置P2に保持しながら、もう片方の手で隙間G4から帯状包装材Fwを引き出すこと、及び隙間G4に帯状包装材Fwを差し入れるという帯状包装材Fwの取扱い作業を容易に行うことができる。また、オペレータは、検査本体47や検査背景板48のメンテナンスのため隙間G4を通してのアクセスも容易になり、印字装置60へのアクセスするときの支障になることもない。このように、検査背景板28の開閉と帯状包装材Fwの通しの作業やメンテナンス作業を容易に行うことができ、作業性を向上することができる。
離反位置P2に移動された検査背景板28を対向位置P1に向かってスライド付勢するために、ガイド棒49,49に弱いばね(図示を省略)を配設することができる。オペレータが離反位置P2に移動された検査背景板48を手から離すと、検査背景板48は、ばねの復元力によって対向位置P1に向けて戻すことができる。ガイド棒49,49には、検査背景板28が対向位置P1を位置決めする適宜のストッパを設けることができる。
10,20,30,40 製袋充填包装機
11,21,31,41 製袋充填包装機部(包装機部)
12,22,32,42 包装材供給部
13,23,33,43 取付けフレーム
14,24,34,44 取付けフレーム部
15,25,35,45 取付けフレーム部
16,26,36,46 印字検査装置
17,27,37,47 検査本体
18,28,38,48 検査背景板
19,39 回動軸
29,49 ガイド棒
50 製袋充填包装機 51 包装機部
52 包装材供給部 53 製筒器(フォーマ)
54 充填筒 55 縦シール装置
56 横シール装置 57 包装材搬送部
58 ダンサーローラ部 59 紙継ぎ装置
60 印字装置 61 印字機
62 アンビル 63 印字検査装置
63a 検査本体 63b 検査背景板
64(64a〜64c) ガイドローラ
65 定位置ローラ群 65a〜65c 定位置ローラ
66 移動ローラ群 66a,66b 移動ローラ
67 回動レバー 68a,68b 櫛歯
Fr 包装材ロール Fw 帯状包装材
Ft 筒状包装材 S 製品
B 包装袋 Bp 袋包装体
Ws 縦送り経路 Wh 横送り経路
P1 対向位置 P2 離反位置
Sc 接続スペース θ 送り込み角度
G1,G2,G3,G4 隙間

Claims (9)

  1. 帯状包装材の供給経路に沿って配設されていて当該帯状包装材に印字を施す印字装置と当該印字装置よりも前記帯状包装材の供給方向下流に配設されていて前記印字装置が施した前記印字を検査する印字検査装置を有している包装材供給部と、
    当該包装材供給部から供給される前記帯状包装材から包装袋を製作しつつ前記包装袋内に製品を収容し前記製品を収容した前記包装袋を封鎖することを順次繰り返して袋包装体を連続的に製造する製袋充填包装機部と
    を備えており、
    前記印字検査装置は、前記帯状包装材の一側に近接して配設されていて前記帯状包装材に施された前記印字の検査を行う検査本体と、外部の光が前記検査本体に入り込むのを防止するため前記帯状包装材を挟んで前記検査本体の反対側に配設されている検査背景板とを有していることから成る印字検査装置を備えた製袋充填包装機において、
    前記検査背景板は、前記帯状包装材に近接し且つ前記検査本体に対向配置されている対向位置と、前記検査本体との間隔が前記対向位置を占めるときよりも広がる方向に離反している離反位置との間で移動可能としたこと
    から成る印字検査装置を備えた製袋充填包装機。
  2. 前記包装材供給部から製袋充填包装機部への前記帯状包装材の供給は、前記製袋充填包装機部に接続される前記包装材供給部の接続スペースにおいて前記帯状包装材の送り方向に離間して配置された二つのガイドローラによって前記帯状包装材を横方向に案内するべく定められる横送り経路を通して行われており、
    前記印字検査装置は、前記横送り経路において、上流側の前記ガイドローラ側に寄って配置されていること
    から成る請求項1に記載の印字検査装置を備えた製袋充填包装機。
  3. 前記印字検査装置の前記検査背景板は、前記上流側のガイドローラの回動支軸の回りに回動することによって、前記離反位置に移動すること
    から成る請求項2に記載の印字検査装置を備えた製袋充填包装機。
  4. 前記印字検査装置の前記検査背景板は、前記横送り経路を送られる前記帯状包装材の上側に配置されており、
    前記印字検査装置の前記検査背景板が占める前記離反位置は、前記対向位置から前記検査本体に対する対向姿勢を維持しながらスライド後退した位置であること
    から成る請求項2に記載の印字検査装置を備えた製袋充填包装機。
  5. 前記離反位置に移動された前記検査背景板は、当該検査背景板の自重によって、前記対向位置に向かってスライドして戻る方向に付勢されていること
    から成る請求項4に記載の印字検査装置を備えた製袋充填包装機。
  6. 前記帯状包装材の前記供給経路は、前記帯状包装材が巻き取られている包装材ロールから繰り出された前記帯状包装材が縦に送られる縦送り経路を含んでおり、
    前記印字装置と前記印字検査装置は当該縦送り経路に沿って配置されており、
    前記印字検査装置は前記印字装置の直ぐ下流に配置されていること
    から成る請求項1に記載の印字検査装置を備えた製袋充填包装機。
  7. 前記印字検査装置の前記検査背景板は回動支軸の回りに回動することによって、前記離反位置に移動すること
    から成る請求項6に記載の印字検査装置を備えた製袋充填包装機。
  8. 前記印字検査装置の前記検査背景板が占める前記離反位置は、前記対向位置から前記検査本体に対する対向姿勢を維持しながらスライド後退した位置であること
    から成る請求項6に記載の印字検査装置を備えた製袋充填包装機。
  9. 前記離反位置に移動された前記検査背景板は、当該検査背景板の自重によって、前記回動支軸の回りに前記対向位置に向かって戻る方向に付勢されていること
    から成る請求項3又は7に記載の印字検査装置を備えた製袋充填包装機。
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