JP2021094868A - 水中翼船 - Google Patents

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Abstract

【課題】障害物と衝突した場合であっても、船体に与える影響を小さく抑えることが可能な水中翼船を提供する。【解決手段】水中翼船は、船首から船尾にかけて広がる船底を有する船体と、船体の船首側に設けられた水中翼機構と、を備え、船体には、船首と船底との間で船尾側に向かって凹むことで水中翼機構を収容する収容凹部が形成され、収容凹部における船首側を向く凹部主面と船底との間には、下方に向かうに従って船尾側に向かって延びるとともに船底に接続される後退面が形成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、水中翼船に関する。
水上を航走する輸送機械の一種として、水中翼船が広く知られている。例えば下記特許文献1に記載されているように、水中翼船は、船体と、船底に取り付けられた水中翼機構とを主に備えている。水中翼機構は、船底に取り付けられたフレームと、このフレームによって回動可能に支持されているヨークと、ヨークから下方に向かって延びるストラットと、ストラットの先端に取り付けられた水中翼と、ストラットを船体に対して揺動させる油圧シリンダと、を有している。低速時には船体の喫水線付近に水面が位置している(これを艇走状態と言う。)。一方で、高速時には水中翼が発生させる揚力によって船体を浮上させた状態で航走する(これを翼走状態と言う。)ことが可能である。
ところで、上記の翼走時には、水面や水中を浮遊している障害物に水中翼が衝突する場合がある。この場合、上記のストラットよりも下方の部分が船尾側に向かって引っ張られる。この引張り力によって油圧シリンダのロッドが切断されるか又は脱離する。その結果、ストラットはフレームのみによって支持された状態となる。
実開平6−1180号公報
上記のようにフレームのみによってストラットが支持されている状態では、当該ストラットが支持部を中心として回動し、船体に衝突してしまう可能性がある。その結果、水中翼船の安定的な運用に支障を来たす虞がある。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、障害物と衝突した場合であっても、船体に与える影響を小さく抑えることが可能な水中翼船を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る水中翼船は、船首から船尾にかけて広がる船底を有する船体と、該船体の前記船首側に設けられた水中翼機構と、を備え、前記船体には、前記船首と前記船底との間で前記船尾側に向かって凹むことで前記水中翼機構を収容する収容凹部が形成され、該収容凹部における前記船首側を向く凹部主面と前記船底との間には、下方に向かうに従って前記船尾側に向かって延びるとともに前記船底に接続される後退面が形成されている。
本開示によれば、障害物と衝突した場合であっても、船体に与える影響を小さく抑えることが可能な水中翼船を提供することができる。
本開示の実施形態に係る水中翼船の要部拡大図である。 図1におけるII−II線矢視図である。 本開示の実施形態に係るボルトの構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る船体の第一変形例を示す図である。 本開示の実施形態に係る船体の第二変形例を示す図である。
(水中翼船の構成)
以下、本開示の第一実施形態に係る水中翼船100について、図1から図3を参照して説明する。図1に示すように、水中翼船100は、船体1と、水中翼機構3と、を備えている。
(船体の構成)
船体1は、水中翼船100の航走方向における前方側を向く面である船首11と、後方側を向く面である船尾(不図示)と、船首11から船尾に向かって広がる船底13と、船底13から上方に向かって延びるとともに船首11と船尾とを接続する一対の舷側(不図示)とによって形成されている。なお、以降の説明では、航走方向における前方側を単に「前方側」と呼び、その反対側を単に「後方側」と呼ぶことがある。
船首11は、上下方向を含む断面視で前方側から後方側に向かうに従って下方に向かって広がっている。船底13は、上下方向を含む断面視で前方側から後方側に向かって広がっている。船首11には、後述する水中翼機構3を収容するための収容凹部2が形成されている。収容凹部2は、船首11の下側の端縁11aから後方に向かって広がる凹部上面21aと、当該凹部上面21aに交差するとともに前方側を向く凹部主面21bとによって画成されている。なお、図1の例では凹部上面21aと凹部主面21bとが互いに直交している例を示しているが、これら面は必ずしも直交している必要はない。
凹部主面21bと船底13との間には、後退面12が形成されている。後退面12は、凹部主面21bの下側の端縁(基端12a)を始点として、下方に向かうに従って後方側に向かって延びている。後退面12の下側の端縁(終端12b)は、船底13に接続されている。また、本実施形態では、後退面12は、基端12aから終端12bにかけて一様な平面状をなしている。
(水中翼機構の構成)
次いで、水中翼機構3の構成について説明する。水中翼機構3は、フレーム31と、ヨーク32と、翼旋回装置33と、ストラット34と、水中翼35と、を有している。フレーム31は、ヨーク32を収容凹部2内で支持するために設けられている。具体的には、フレーム31は、凹部上面21aから下方に向かって延びる第一フレーム31Aと、凹部主面21bから前方側に向かって延びる第二フレーム31Bとを含む。
詳しくは図示しないが、これら第一フレーム31A、及び第二フレーム31Bは油圧によって伸縮する油圧シリンダを内蔵している。第一フレーム31Aの下側の端部と第二フレーム31Bの前方側の端部とは互いに交差している。この交差している部分には、ヨーク32が取り付けられている。ヨーク32は、航走方向に直交する方向に延びる第一回転軸A1回りに回動可能な状態とされている。
ヨーク32の下側には、翼旋回装置33が取り付けられている。翼旋回装置33は、後述するストラット34及び水中翼35の姿勢を変化させるための装置である。具体的には、翼旋回装置33は、上下方向に延びる第二回転軸A2回りに回動可能な状態でストラット34を支持している。
ストラット34は、翼旋回装置33の下面(接合面Pc)に対して、後述するボルトBによって結合されている。接合面Pcは、水平面内に広がっている。なお、ここで言う「水平面」とは、水中翼船100に傾きが生じていない状態における水平方向を指している。さらに、この接合面Pcは、図1に示すように、上下方向において後退面12の基端12aと終端12bとの間に位置している。同図の例では、接合面Pcが基端12a側に偏って配置されている例を示している。また、図2に示すように、接合面Pcは上方から見て円形をなしている。接合面Pcの周縁部には、周方向に等間隔をあけて配列された複数のボルトBが取り付けられている。これらのボルトBによってストラット34と翼旋回装置33とが結合されている。ボルトBの構成については後述する。
ストラット34は、翼旋回装置33から下方に向かって延びる柱状をなしている。また、図2に示すように、ストラット34は上下方向から見て翼型の断面形状を有している。ストラット34の下端は、船底13よりも下方に位置している。ストラット34の下端には、水中翼35が取り付けられている。水中翼35は、翼支持部35Aと、翼本体35Bとを有している。翼支持部35Aは、図1及び図2に示すように直方体状をなしている。翼支持部35Aの左右両側にはそれぞれ翼本体35Bが取り付けられている。各翼本体35Bは、翼支持部35Aから左右に突出する板状をなしている。各翼本体35Bは、側面視で翼型の断面形状を有している。
(ボルトの構成)
図3に示すように、各ボルトBは、中心軸A3を中心として円柱状をなす一対の頭部41と、中心軸A3上で頭部41に一体に設けられた一対のテーパ部42と、これらテーパ部42同士を中心軸A3上で接続する小径部43と、を有している。頭部41の外周面にはネジ溝Sが形成されている。このネジ溝Sには不図示のナットが装着される。テーパ部42は、一方側の頭部41から他方側の頭部41に向かうに従って次第にその径寸法が縮小することで円錐状をなしている。小径部43は、このテーパ部42の先端部同士を接続している。小径部43の径寸法はその延在方向の全域にわたって一定である。
(作用効果)
以上のように構成された水中翼船100は、低速時には船体1の喫水線付近に水面が位置している(これを艇走状態と言う。)。一方で、高速時には水中翼35が発生させる揚力によって船体を浮上させた状態で航走する(これを翼走状態と言う。)ことが可能である。
ところで、上記の翼走時には、水面や水中を浮遊している障害物に水中翼が衝突する場合がある。この場合、上記のストラット34よりも下方の部分が船尾側に向かって引っ張られる。この引張り力によってストラット34が急激に船尾側に傾斜したり、又は船体1から脱離したりすることがある。その結果、ストラット34が船体1に衝突し、当該船体1の性能に影響を及ぼす虞がある。そこで、本実施形態に係る水中翼船100では、船体1の収容凹部2に後退面12が形成されている。
上記構成によれば、例えばストラット34及び水中翼35が衝撃等によって脱離したり、船尾側に向かって傾いたりした場合、後退面12としての面によってストラット34を受け止めることができる。その結果、船体1に伝わる衝撃を小さく抑えることができる。一方で、この後退面12が形成されていない場合、つまり船体1に角部が形成されている場合、当該角部を中心として船体に大きな衝撃力が伝わってしまう可能性がある。上記構成によれば、このような可能性を低減することができる。
また、上記構成によれば、後退面12が平面状をなしていることによってより広い範囲で上記の衝撃力を受け止め、分散させることができる。
さらに、上記構成によれば、例えばストラット34及び水中翼35が接合面Pcを境界として脱離した場合であっても、当該接合面Pcは上下方向において後退面12の基端12aと終端12bとの間に位置していることから、船体1から脱離した後、後退面12によって直ちにこれら部材を受け止めることができる。その結果、船体1に影響が及ぶ可能性をさらに低減することができる。
加えて、上記構成によれば、ストラット34は翼旋回装置33に対してボルトBによって結合されている。さらに、このボルトBには小径部43が形成されている。これにより、例えばボルトBに引張り力が加わった場合、当該小径部43が形成されていないボルトに比べてより早期に当該ボルトBを破断させることが可能となる。したがって、ストラット34及び水中翼35は衝撃力の発生後、直ちに船体1から脱離する。その結果、ストラット34及び水中翼35が不完全な状態で船体1に保持されたまま船体1に衝突を繰り返す可能性を低減することができる。
このように、本実施形態によれば、水中翼船100が障害物と衝突した場合であっても、衝撃力が船体1に与える影響を小さく抑えることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上記実施形態では後退面12が平面状に形成されている例について説明した。しかしながら、後退面12の構成は上記実施形態に限定されず、他の例として図4又は図5に示す構成を採ることも可能である。
図4の例(第一変形例)では、後退面12Aは、船首11側(前方側)に向かって凸となる曲面状をなしている。また、当該後退面12Aは、船首11側(基端12a側)から船底13側(終端12b側)にかけて一様な曲率を有している。
上記構成によれば、例えばストラット34及び水中翼35が後退面12Aに衝突した場合であっても、後退面12Aが曲面状をなしていることから、当該後退面12Aにおける局所的な応力集中を抑えることができる。
さらに、図5の例(第二変形例)では、後退面12Bが、基端12a側から終端12b側にかけて一体に接続された突出部P、及び凹没部Rによって形成されている。これら突出部Pと凹没部Rの形状や両者の比率は、設計や仕様に応じて適宜設定される。このような構成によれば、上記の実施形態、及び第一変形例で説明した作用効果を得られることに加えて、後退面12Bによる水切り性能をさらに改善することもできる。
なお、上記実施形態、及び各変形例のいずれの構成を採る場合であっても、後退面12,12A,12Bには角部や段差が形成されていないことが望ましい。言い換えれば、後退面12,12A,12Bは、一様に連続する平面又は曲面によって形成されていることが望ましい。
<付記>
各実施形態に記載の水中翼船は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る水中翼船100は、船首11から船尾にかけて広がる船底13を有する船体1と、該船体1の前記船首11側に設けられた水中翼機構3と、を備え、前記船体1には、前記船首11と前記船底13との間で前記船尾側に向かって凹むことで前記水中翼機構3を収容する収容凹部2が形成され、該収容凹部2における前記船首11側を向く凹部主面21bと前記船底13との間には、下方に向かうに従って前記船尾側に向かって延びるとともに前記船底13に接続される後退面12が形成されている。
上記構成によれば、収容凹部2に後退面12が形成されている。これにより、例えば水中翼機構3の全体又は一部が衝撃等によって脱離したり、船尾側に向かって傾いたりした場合、後退面12としての面によってこれを受け止めることができる。その結果、船体1に伝わる衝撃を小さく抑えることができる。一方で、この後退面12が形成されていない場合、つまり船体1に角部が形成されている場合、当該角部を中心として船体に大きな衝撃力が伝わってしまう可能性がある。上記構成によれば、このような可能性を低減することができる。
(2)第2の態様に係る水中翼船100では、前記後退面12は、平面状をなしている。
上記構成によれば、例えば水中翼機構3の全体又は一部が後退面12に衝突した場合であっても、後退面12が平面状をなしていることによってより広い範囲でその衝撃力を受け止め、分散させることができる。
(3)第3の態様に係る水中翼船100では、前記後退面12Aは、前記船首11側に向かって凸となる曲面状をなしている。
上記構成によれば、例えば水中翼機構3の全体又は一部が後退面12Aに衝突した場合であっても、後退面12Aが曲面状をなしていることから、当該後退面12Aにおける局所的な応力集中を抑えることができる。
(4)第4の態様に係る水中翼船100では、前記後退面12Aは、前記船首11側から前記船底13側にかけて一様な曲率を有する曲面状をなしている。
上記構成によれば、後退面12Aに衝撃力が加わった際の応力集中をさらに抑制することができる。
(5)第5の態様に係る水中翼船100では、前記水中翼機構3は、前記凹部主面21b及び該凹部主面21bに交差する面内に広がる凹部上面21aに取り付けられたフレーム31と、該フレーム31に支持され、前記船首11側から前記船尾側に向かう方向に直交する第一回転軸A1回りに回動可能なヨーク32と、該ヨーク32の下方に設けられ、上下方向に延びる第二回転軸A2回りに回動可能な翼旋回装置33と、該翼旋回装置33から下方に向かって延びるとともに、接合面Pcを介して前記翼旋回装置33に接合されているストラット34と、該ストラット34の下端に設けられた水中翼35と、を有し、前記接合面Pcは、上下方向において、前記後退面12の上側の端縁である基端12aと、下側の端縁である終端12bとの間に位置している。
上記構成によれば、例えばストラット34及び水中翼35が接合面Pcを境界として脱離した場合であっても、当該接合面Pcは上下方向において後退面12の基端12aと終端12bとの間に位置していることから、脱離した後、後退面12によって直ちにこれら部材を受け止めることができる。その結果、船体1に影響が及ぶ可能性をさらに低減することができる。
(6)第6の態様に係る水中翼船100では、前記水中翼機構3は、前記翼旋回装置33と前記ストラット34とを結合するボルトBをさらに有し、該ボルトBは、延在方向における両側に配置された一対の頭部41と、該頭部41同士を接続するとともに、該頭部41よりも小さな径寸法を有する小径部43と、を有する。
上記構成によれば、ストラット34は翼旋回装置33に対してボルトBによって結合されている。さらに、このボルトBには小径部43が形成されている。これにより、例えばボルトBに引張り力が加わった場合、当該小径部43が形成されていないボルトに比べて早期に破断させることが可能となる。したがって、ストラット34及び水中翼35は衝撃の発生後、直ちに船体1から脱離する。その結果、ストラット34及び水中翼35が不完全な状態で船体1に保持されたまま船体1に衝突を繰り返す可能性を低減することができる。
100 水中翼船
1 船体
2 収容凹部
3 水中翼機構
11 船首
11a 端縁
12,12A,12B 後退面
12a 基端
12b 終端
13 船底
21a 凹部上面
21b 凹部主面
31 フレーム
31A 第一フレーム
31B 第二フレーム
32 ヨーク
33 翼旋回装置
34 ストラット
35 水中翼
35A 翼支持部
35B 翼本体
41 頭部
42 テーパ部
43 小径部
A1 第一回転軸
A2 第二回転軸
A3 中心軸
B ボルト
P 突出部
R 凹没部
Pc 接合面
S ネジ溝

Claims (6)

  1. 船首から船尾にかけて広がる船底を有する船体と、
    該船体の前記船首側に設けられた水中翼機構と、
    を備え、
    前記船体には、前記船首と前記船底との間で前記船尾側に向かって凹むことで前記水中翼機構を収容する収容凹部が形成され、
    該収容凹部における前記船首側を向く凹部主面と前記船底との間には、下方に向かうに従って前記船尾側に向かって延びるとともに前記船底に接続される後退面が形成されている水中翼船。
  2. 前記後退面は、平面状をなしている請求項1に記載の水中翼船。
  3. 前記後退面は、前記船首側に向かって凸となる曲面状をなしている請求項1に記載の水中翼船。
  4. 前記後退面は、前記船首側から前記船底側にかけて一様な曲率を有する曲面状をなしている請求項3に記載の水中翼船。
  5. 前記水中翼機構は、
    前記凹部主面及び該凹部主面に交差する面内に広がる凹部上面に取り付けられたフレームと、
    該フレームに支持され、前記船首側から前記船尾側に向かう方向に直交する第一回転軸回りに回動可能なヨークと、
    該ヨークの下方に設けられ、上下方向に延びる第二回転軸回りに回動可能な翼旋回装置と、
    該翼旋回装置から下方に向かって延びるとともに、接合面を介して前記翼旋回装置に接合されているストラットと、
    該ストラットの下端に設けられた水中翼と、
    を有し、
    前記接合面は、上下方向において、前記後退面の上側の端縁である基端と、下側の端縁である終端との間に位置している請求項1から4のいずれか一項に記載の水中翼船。
  6. 前記水中翼機構は、前記翼旋回装置と前記ストラットとを結合するボルトをさらに有し、
    該ボルトは、延在方向における両側に配置された一対の頭部と、
    該頭部同士を接続するとともに、該頭部よりも小さな径寸法を有する小径部と、を有する請求項5に記載の水中翼船。
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