JP2021093793A - 発電システムおよび電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電池を別途設けることなく、外部電源の電力の供給に不具合が生じた異常時でも、発電部の動作を停止させる停止制御を行うことが可能な発電システムを提供する。【解決手段】この発電システム100は、発電を行う発電部10と、コンデンサ21を含み、発電部10により発電された電力を変換する電力変換部20と、発電部10の制御を行う制御装置30と、異常時に電力変換部20のコンデンサ21の電力を制御装置30に供給する電力供給回路60と、を備える。【選択図】図2

Description

この発明は、発電システムおよび電力変換装置に関し、特に、発電部により発電された電力を変換する電力変換部を備える発電システムおよび電力変換装置に関する。
従来、発電部により発電された電力を変換する電力変換部を備える発電システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1では、燃料電池本体(発電部)から発生した直流電流を交流電流に変換する直交変換装置(電力変換部)を備える燃料電池発電装置(発電システム)が開示されている。この燃料電池発電装置では、外部電源から電力を供給しなくても燃料電池の制御を可能とするために、制御機器に電力を供給する蓄電池を備えている。これにより、外部電源の電力の供給に不具合が生じた場合にも、蓄電池からの電力供給により燃料電池本体の動作を停止させる停止制御を行うことが可能である。
特開平8−162136号公報
上記特許文献1の燃料電池発電装置(発電システム)では、外部電源の電力の供給に不具合が生じた場合にも、蓄電池からの電力供給により燃料電池本体(発電部)の停止制御を行うことが可能であるものの、別途蓄電池を設ける必要がある。そこで、蓄電池を別途設けることなく、外部電源の電力の供給に不具合が生じた異常時でも、発電部の動作を停止させる停止制御を行うことが可能な発電システムが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、蓄電池を別途設けることなく、外部電源の電力の供給に不具合が生じた異常時でも、発電部の動作を停止させる停止制御を行うことが可能な発電システムおよび電力変換装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による発電システムは、発電を行う発電部と、コンデンサを含み、発電部により発電された電力を変換する電力変換部と、発電部の制御を行う制御部と、異常時に電力変換部のコンデンサの電力を制御部に供給する電力供給回路と、を備える。
この発明の第1の局面による発電システムは、上記のように、異常時に電力変換部のコンデンサの電力を制御部に供給する電力供給回路を設ける。これにより、外部電源の電力の供給に不具合が生じた場合でも、電力変換部のコンデンサから制御部に電力を供給することができる。その結果、蓄電池を別途設けることなく、外部電源の電力の供給に不具合が生じた異常時でも、発電部の動作を停止させる停止制御を行うことができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、電力変換部のコンデンサは、変換する電力を平滑化する平滑コンデンサである。このように構成すれば、電力の平滑化に用いる電力変換部の平滑コンデンサに蓄えられた電力を、異常時に制御部に供給することができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、発電部は、燃料ガスが供給されて、燃料ガスを化学反応させることにより発電を行う燃料電池を含み、制御部は、燃料電池への燃料ガスの供給を制御するとともに、異常時に電力供給回路を介して電力変換部のコンデンサから電力が供給されて燃料電池への燃料ガスの供給を停止する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、燃料電池の起動時、発電時または停止時に、異常が発生した場合でも、電力変換部のコンデンサからの電力により駆動する制御部により燃料ガスの供給を確実に停止させることができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、制御部は、起動時または停止時に外部電源から電力が供給され、起動時または停止時に外部電源の異常が発生した場合に、電力供給回路を介して電力変換部のコンデンサから電力が供給されるように構成されている。このように構成すれば、起動時または停止時に外部電源に異常が発生した場合に、制御部への電力の供給元を外部電源から電力変換部のコンデンサに切り替えて、制御部への電力の供給を継続することができるので、起動時または停止時に制御部による発電部の制御を継続して行うことができる。
この場合、好ましくは、制御部は、起動時または停止時に外部電源から供給される電力の電力値の異常に基づいて、外部電源との接続を切り離すとともに、電力供給回路を制御して、電力変換部のコンデンサから電力が供給されるように制御するように構成されている。このように構成すれば、外部電源から供給される電力の電力値の異常に基づいて、起動時または停止時に制御部の電力の供給源を迅速に電力変換部のコンデンサに切り替えることができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、起動時に外部電源から電力変換部のコンデンサに電力を供給する充電回路をさらに備え、電力供給回路および充電回路は、電力変換部のコンデンサと制御部との間に並列に設けられている。このように構成すれば、起動時に充電回路を介して電力変換部のコンデンサに充電することができるので、起動途中に異常が発生した場合でも、電力変換部のコンデンサに充電された電力を充電回路と並列に設けられた電力供給回路を介して制御部に供給することができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、電力変換部は、発電部により発電された直流電力の電圧を変換する第1変換部と、第1変換部から出力される直流電力を交流電力に変換する第2変換部とを含み、電力変換部のコンデンサは、第1変換部および第2変換部の間に設けられ、異常時に制御部に直流電力を供給するように構成されている。このように構成すれば、電力変換部のコンデンサから供給する電力を直流に変換することなく、そのまま制御部に供給することができる。
この発明の第2の局面による電力変換装置は、コンデンサを含み、発電部により発電された電力を変換する電力変換部と、発電部の制御を行う制御部と、異常時に電力変換部のコンデンサの電力を制御部に供給する電力供給回路と、を備える。
この発明の第2の局面による電力変換装置は、上記のように、異常時に電力変換部のコンデンサの電力を制御部に供給する電力供給回路を設ける。これにより、外部電源の電力の供給に不具合が生じた場合でも、電力変換部のコンデンサから制御部に電力を供給することができる。その結果、蓄電池を別途設けることなく、外部電源の電力の供給に不具合が生じた異常時でも、発電部の動作を停止させる停止制御を行うことができる。
本発明によれば、上記のように、蓄電池を別途設けることなく、外部電源の電力の供給に不具合が生じた異常時でも、発電部の動作を停止させる停止制御を行うことができる。
本発明の一実施形態による発電システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による発電システムの構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態による発電システムの起動時の回路動作を説明するための第1図である。 本発明の一実施形態による発電システムの起動時の回路動作を説明するための第2図である。 本発明の一実施形態による発電システムの起動時の回路動作を説明するための第3図である。 本発明の一実施形態による発電システムの運転時の回路動作を説明するための第1図である。 本発明の一実施形態による発電システムの運転時の回路動作を説明するための第2図である。 本発明の一実施形態による発電システムの運転時の回路動作を説明するための第3図である。 本発明の一実施形態による発電システムの停止時の回路動作を説明するための第1図である。 本発明の一実施形態による発電システムの停止時の回路動作を説明するための第2図である。 本発明の一実施形態による発電システムの起動処理を説明するためのフロー図である。 本発明の一実施形態による発電システムの運転時処理を説明するためのフロー図である。 本発明の一実施形態による発電システムの発電停止処理を説明するためのフロー図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2を参照して、本実施形態による発電システム100の構成について説明する。
(発電システムの構成)
図1に示すように、発電システム100は、発電部10を備えている。発電部10は、燃料ガス(水素)が供給されて、燃料ガスを化学反応させることにより発電を行う燃料電池(Fuel Cell)からなる。
また、発電システム100は、電力変換部20を備えている。電力変換部20は、発電部10により発電された電力を変換するように構成されている。具体的には、電力変換部20は、発電部10により発電された直流電力を交流電力に変換するように構成されている。電力変換部20は、電力変換に用いるコンデンサ21を含んでいる。コンデンサ21は、変換する電力を平滑化する平滑コンデンサである。また、電力変換部20は、図2に示すように、発電部10により発電された直流電力の電圧を変換する第1変換部22と、第1変換部22から出力される直流電力を交流電力に変換する第2変換部23とを含んでいる。
また、発電システム100は、制御装置30を備えている。制御装置30は、発電部10の制御を行うように構成されている。具体的には、制御装置30は、補機40を制御することにより、発電部10の発電動作を制御するように構成されている。また、制御装置30は、電力変換部20を制御するように構成されている。なお、制御装置30は、特許請求の範囲の「制御部」の一例である。
また、発電システム100は、制御装置30に電力を供給する制御電源31を備えている。具体的には、制御電源31は、外部電源50または発電部10から供給される電力を、制御装置30に供給するように構成されている。
また、発電システム100は、補機40を備えている。補機40は、発電部10に気体や液体などを導入するように構成されている。たとえば、補機40は、発電部10に燃料ガス(水素)を供給する装置を含む。補機40は、外部電源50または発電部10から電力が供給されて駆動するように構成されている。
また、発電システム100は、外部電源50に接続されている。外部電源50は、商用電力系統である。また、発電システム100は、外部電源50に接続(系統連系)して、電力を発電するように構成されている。つまり、発電システム100は、外部電源50から交流電力が供給されるとともに、外部電源50に交流電力を供給する。
また、発電システム100は、外部電源50から供給される電力の電力値を測定する電力測定部51が設けられている。電力測定部51は、外部電源50の交流電圧の実効値を測定する。また、電力測定部51は、測定結果を制御装置30に送信するように構成されている。
ここで、本実施形態では、発電システム100は、図2に示すように、異常時に電力変換部20のコンデンサ21の電力を制御装置30に供給する電力供給回路60を備えている。電力供給回路60は、スイッチ61を含んでいる。スイッチ61は、たとえば、磁石の動作により回路を開閉するマグネットコンダクタである。
また、本実施形態では、発電システム100は、起動時に外部電源50から電力変換部20のコンデンサ21に電力を供給する充電回路70を備えている。充電回路70は、スイッチ71と、抵抗72とを含んでいる。スイッチ71は、たとえば、マグネットコンダクタである。
電力供給回路60および充電回路70は、電力変換部20のコンデンサ21と制御装置30との間に並列に設けられている。つまり、充電時には抵抗72を含む充電回路70に電気が流れる。また、コンデンサ21から制御装置30に電力を供給する時には、抵抗を含まない電力供給回路60に電気が流れる。
また、発電システム100は、電力変換部20および外部電源50の間に、トランス81と、スイッチ82と、スイッチ83とが設けられている。トランス81は、電力変換部20から出力される交流電力を変圧するように構成されている。スイッチ82および83は、たとえば、磁石の動作により回路を開閉するマグネットコンダクタである。
また、発電システム100は、制御電源31および外部電源50の間に、トランス84と、整流回路85とが設けられている。また、整流回路85と、制御電源31との間には、コンデンサ86が設けられている。トランス81は、外部電源50から供給される交流電力を変圧するように構成されている。整流回路85およびコンデンサ86は、トランスから出力される交流電力を整流して直流電力にするように構成されている。整流回路85およびコンデンサ86により整流された直流電力は、制御電源31またはコンデンサ21に供給される。
制御装置30は、起動時または停止時に外部電源50から電力が供給され、起動時または停止時に外部電源50の異常が発生した場合に、電力供給回路60を介して電力変換部20のコンデンサ21から電力が供給されるように構成されている。
また、制御装置30は、通常運転時に、電力変換部20を介して発電部10から電力が供給されるように構成されている。
また、制御装置30は、発電部10への燃料ガスの供給を制御するように構成されている。また、制御装置30は、異常時に電力供給回路60を介して電力変換部20のコンデンサ21から電力が供給されて発電部10への燃料ガスの供給を停止する制御を行うように構成されている。具体的には、制御装置30は、補機40を制御することにより、発電部10への燃料ガスの供給を制御する。そして、外部電源50から電力が供給されない異常時において、補機40を制御することにより発電部10への燃料ガスの供給を停止する制御を行う。これにより、燃料ガスの供給を確実に停止させて発電を停止させることができる。
また、制御装置30は、起動時または停止時に外部電源50から供給される電力の電力値の異常に基づいて、外部電源50との接続を切り離すとともに、電力供給回路60を制御して、電力変換部20のコンデンサ21から電力が供給されるように制御するように構成されている。制御装置30は、電力測定部51により測定した外部電源50の交流電圧の実効値に基づいて、外部電源50から供給される電力の電力値の異常を判断する。具体的には、制御装置30は、取得した外部電源50の電力値が所定のしきい値より小さい場合に異常であると判断する。
電力変換部20のコンデンサ21は、第1変換部22および第2変換部23の間に設けられている。そして、電力変換部20のコンデンサ21は、異常時に制御装置30に直流電力を供給するように構成されている。
(起動時の回路動作)
次に、図3〜図5を参照して、本実施形態による発電システム100の起動時の回路動作について説明する。
図3に示すように、発電システム100が起動される際に、スイッチ61が開状態、スイッチ71が閉状態、スイッチ82が開状態、スイッチ83が閉状態にされる。これにより、外部電源50から制御用の電力が制御装置30に供給される。また、充電回路70を介してコンデンサ21に電力が供給されて、コンデンサ21が充電される。
図4に示すように、コンデンサ21への充電が完了すると、発電部10の立ち上げが開始される。この場合、スイッチ61が開状態、スイッチ71が開状態、スイッチ82が開状態、スイッチ83が閉状態にされる。これにより、外部電源50から制御用の電力が制御装置30に引き続き供給される。
図5に示すように、発電部10の立ち上げ途中に外部電源50に異常が発生した場合、スイッチ61が閉状態、スイッチ71が開状態、スイッチ82が開状態、スイッチ83が開状態にされる。これにより、コンデンサ21から電力供給回路60を介して制御装置30に制御用電力が供給される。そして、発電が停止に移行されるように制御される。
(運転時の回路動作)
次に、図6〜図8を参照して、本実施形態による発電システム100の運転時の回路動作について説明する。
図6に示すように、発電システム100の運転時は、スイッチ61が開状態、スイッチ71が開状態、スイッチ82が閉状態、スイッチ83が閉状態にされる。これにより、発電部10から電力変換部20を介して制御用の電力が制御装置30に供給される。また、発電部10により発電された電力が電力変換部20により変換されて外部電源50に出力される。
図7に示すように、発電部10の運転時に外部電源50に異常が発生した場合、スイッチ61が開状態、スイッチ71が開状態、スイッチ82が閉状態、スイッチ83が開状態にされる。これにより、発電システム100と外部電源50(系統電源)とが切り離される。また、発電部10により発電された電力が電力変換部20により変換されて制御装置30に供給される。つまり、外部電源50(系統電源)の異常時は、発電システム100が待機運転に移行されて発電運転が継続される。また、発電システム100により消費する電力を発電システム100自身により発電を行う状態となる。
図8に示すように、待機運転時に電力変換部20に異常が発生した場合、スイッチ61が閉状態、スイッチ71が開状態、スイッチ82が閉状態、スイッチ83が開状態にされる。これにより、コンデンサ21から電力供給回路60を介して制御装置30に制御用電力が供給される。そして、発電が停止に移行されるように制御される。
なお、待機運転時に外部電源50の異常が解消した場合、図6に示す状態に復帰する。これにより、発電運転が再開する。
(発電停止時の回路動作)
次に、図9および図10を参照して、本実施形態による発電システム100の発電停止時の回路動作について説明する。
図9に示すように、発電停止動作が開始されると、スイッチ61が開状態、スイッチ71が開状態、スイッチ82が開状態、スイッチ83が閉状態にされる。これにより、外部電源50から制御用の電力が制御装置30に引き続き供給される。
図10に示すように、発電停止動作の途中に外部電源50に異常が発生した場合、スイッチ61が閉状態、スイッチ71が開状態、スイッチ82が開状態、スイッチ83が開状態にされる。これにより、コンデンサ21から電力供給回路60を介して制御装置30に制御用電力が供給される。そして、発電が停止に移行されるように制御される。
(起動処理)
次に、図11を参照して、本実施形態による発電システム100の起動処理について説明する。
図11のステップS1おいて、制御電源用ブレーカが投入される。ステップS2において、制御電源が立ち上がる。ステップS3において、発電システム100の装置が起動される。
ステップS4において、電力変換部20のコンデンサ21が充電される。ステップS5においてコンデンサ21の充電が完了する。ステップS6において、スイッチ71が閉状態から開状態に切り替えられて、充電回路70が切り離される。
ステップS7において、発電部10(燃料電池)の立ち上げが開始される。ステップS8において、制御装置30は、外部電源50(系統電源)に異常が発生したか否かを判断する。異常が発生していれば、ステップS11に進み、異常が発生していなければ、ステップS9に進む。
ステップS9において、発電部10(燃料電池)の立ち上げが完了される。ステップS10において、系統連系運転が開始される。その後、起動処理が終了される。
ステップS11において、電力変換部20のコンデンサ21から制御装置30に制御電源が供給される。つまり、スイッチ61が閉状態とされて、電力供給回路を介してコンデンサ21から制御装置30に電力が供給される。ステップS12において、制御装置30は、発電停止処理を行う。つまり、制御装置30は、補機40を制御することにより発電部10への燃料ガスの供給を停止する制御を行う。ステップS13において、発電が停止される。その後、起動処理が終了される。
(運転時処理)
次に、図12を参照して、本実施形態による発電システム100の運転時処理について説明する。
図12のステップS21おいて、系統連系運転が行われている。ステップS22において、制御装置30は、外部電源50(系統電源)に異常が発生したか否かを判断する。異常が発生していれば、ステップS23に進み、異常が発生していなければ、ステップS22の判断を繰り返す。
ステップS23において、待機運転に移行する。つまり、発電システム100により消費する電力を発電システム100自身により発電を行う状態となる。ステップS24において、制御装置30は、電力変換部20に異常が発生したか否かを判断する。異常が発生していれば、ステップS26に進み、異常が発生していなければ、ステップS25に進む。
ステップS25において、外部電源50(系統電源)の異常が復旧したか否かを判断する。異常が復旧すれば、ステップS21に戻り、系統連系運転が再開される。異常が復旧しなければ、ステップS24に戻る。
ステップS26において、電力変換部20のコンデンサ21から制御装置30に制御電源が供給される。つまり、スイッチ61が閉状態とされて、電力供給回路を介してコンデンサ21から制御装置30に電力が供給される。ステップS27において、制御装置30は、発電停止処理を行う。つまり、制御装置30は、補機40を制御することにより発電部10への燃料ガスの供給を停止する制御を行う。ステップS28において、発電が停止される。その後、運転時処理が終了される。
(発電停止処理)
次に、図13を参照して、本実施形態による発電システム100の発電停止処理について説明する。
図12のステップS31おいて、系統連系運転が行われている。ステップS32において、系統連系が解除される。具体的には、スイッチ82が開状態とされる。ステップS33において、制御装置30は、発電部10(燃料電池)の発電停止処理を開始する。
ステップS34において、制御装置30は、外部電源50(系統電源)に異常が発生したか否かを判断する。異常が発生していれば、ステップS36に進み、異常が発生していなければ、ステップS35に進む。ステップS35において、発電部10による発電運転が完了し、発電が停止される。その後、発電停止処理が終了される。
ステップS36において、電力変換部20のコンデンサ21から制御装置30に制御電源が供給される。つまり、スイッチ61が閉状態とされて、電力供給回路を介してコンデンサ21から制御装置30に電力が供給される。ステップS37において、制御装置30は、発電停止処理を行う。つまり、制御装置30は、補機40を制御することにより発電部10への燃料ガスの供給を停止する制御を引き続き行う。ステップS38において、発電が停止される。その後、発電停止処理が終了される。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、異常時に電力変換部20のコンデンサ21の電力を制御装置30に供給する電力供給回路60を設ける。これにより、外部電源50の電力の供給に不具合が生じた場合でも、電力変換部20のコンデンサ21から制御装置30に電力を供給することができる。その結果、蓄電池を別途設けることなく、外部電源50の電力の供給に不具合が生じた異常時でも、発電部10の動作を停止させる停止制御を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、電力変換部20のコンデンサ21は、変換する電力を平滑化する平滑コンデンサである。これにより、電力の平滑化に用いる電力変換部20の平滑コンデンサに蓄えられた電力を、異常時に制御装置30に供給することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御装置30を、発電部10への燃料ガスの供給を制御するとともに、異常時に電力供給回路60を介して電力変換部20のコンデンサ21から電力が供給されて発電部10への燃料ガスの供給を停止する制御を行うように構成する。これにより、発電部10の起動時、発電時または停止時に、異常が発生した場合でも、電力変換部20のコンデンサ21からの電力により駆動する制御装置30により燃料ガスの供給を確実に停止させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御装置30を、起動時または停止時に外部電源50から電力が供給され、起動時または停止時に外部電源50の異常が発生した場合に、電力供給回路60を介して電力変換部20のコンデンサ21から電力が供給されるように構成する。これにより、起動時または停止時に外部電源50に異常が発生した場合に、制御装置30への電力の供給元を外部電源50から電力変換部20のコンデンサ21に切り替えて、制御装置30への電力の供給を継続することができるので、起動時または停止時に制御装置30による発電部10の制御を継続して行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御装置30を、起動時または停止時に外部電源50から供給される電力の電力値の異常に基づいて、外部電源50との接続を切り離すとともに、電力供給回路60を制御して、電力変換部20のコンデンサ21から電力が供給されるように制御するように構成する。これにより、外部電源50から供給される電力の電力値の異常に基づいて、起動時または停止時に制御装置30の電力の供給源を迅速に電力変換部20のコンデンサ21に切り替えることができる。
また、本実施形態では、上記のように、起動時に外部電源50から電力変換部20のコンデンサ21に電力を供給する充電回路70を設け、電力供給回路60および充電回路70を、電力変換部20のコンデンサ21と制御装置30との間に並列に設ける。これにより、起動時に充電回路70を介して電力変換部20のコンデンサ21に充電することができるので、起動途中に異常が発生した場合でも、電力変換部20のコンデンサ21に充電された電力を充電回路70と並列に設けられた電力供給回路60を介して制御装置30に供給することができる。
また、本実施形態では、上記のように、電力変換部20のコンデンサ21を、第1変換部22および第2変換部23の間に設け、異常時に制御装置30に直流電力を供給するように構成する。これにより、電力変換部20のコンデンサ21から供給する電力を直流に変換することなく、そのまま制御装置30に供給することができる。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、発電部として燃料電池が用いられる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、発電部として燃料電池以外を用いてもよい。たとえば、水素以外のガスを化学反応させることにより発電してもよい。
また、上記実施形態では、異常時に電力変換部の平滑コンデンサから制御部に電力を供給する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、電力変換部において平滑用以外に用いられるコンデンサから、異常時に制御部に電力を供給してもよい。
また、上記実施形態では、電力供給回路と、充電回路とが並列に別個に設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、充電回路と電力供給回路とを一体的に設けてもよい。
また、上記実施形態では、異常時に電力変換部の1つのコンデンサから制御部に電力を供給する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、異常時に電力変換部の複数のコンデンサから制御部に電力を供給するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、制御装置(制御部)の処理動作を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
10 発電部
20 電力変換部
21 コンデンサ
22 第1変換部
23 第2変換部
30 制御装置(制御部)
50 外部電源
60 電力供給回路
70 充電回路
100 発電システム

Claims (8)

  1. 発電を行う発電部と、
    コンデンサを含み、前記発電部により発電された電力を変換する電力変換部と、
    前記発電部の制御を行う制御部と、
    異常時に前記電力変換部の前記コンデンサの電力を前記制御部に供給する電力供給回路と、を備える、発電システム。
  2. 前記電力変換部の前記コンデンサは、変換する電力を平滑化する平滑コンデンサである、請求項1に記載の発電システム。
  3. 前記発電部は、燃料ガスが供給されて、燃料ガスを化学反応させることにより発電を行う燃料電池を含み、
    前記制御部は、前記燃料電池への燃料ガスの供給を制御するとともに、異常時に前記電力供給回路を介して前記電力変換部の前記コンデンサから電力が供給されて前記燃料電池への燃料ガスの供給を停止する制御を行うように構成されている、請求項1または2に記載の発電システム。
  4. 前記制御部は、起動時または停止時に外部電源から電力が供給され、起動時または停止時に前記外部電源の異常が発生した場合に、前記電力供給回路を介して前記電力変換部の前記コンデンサから電力が供給されるように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発電システム。
  5. 前記制御部は、起動時または停止時に前記外部電源から供給される電力の電力値の異常に基づいて、前記外部電源との接続を切り離すとともに、前記電力供給回路を制御して、前記電力変換部の前記コンデンサから電力が供給されるように制御するように構成されている、請求項4に記載の発電システム。
  6. 起動時に外部電源から前記電力変換部の前記コンデンサに電力を供給する充電回路をさらに備え、
    前記電力供給回路および前記充電回路は、前記電力変換部の前記コンデンサと前記制御部との間に並列に設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発電システム。
  7. 前記電力変換部は、前記発電部により発電された直流電力の電圧を変換する第1変換部と、前記第1変換部から出力される直流電力を交流電力に変換する第2変換部とを含み、
    前記電力変換部の前記コンデンサは、前記第1変換部および前記第2変換部の間に設けられ、異常時に前記制御部に直流電力を供給するように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の発電システム。
  8. コンデンサを含み、発電部により発電された電力を変換する電力変換部と、
    前記発電部の制御を行う制御部と、
    異常時に前記電力変換部の前記コンデンサの電力を前記制御部に供給する電力供給回路と、を備える、電力変換装置。
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