JP2021093133A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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【課題】ボットの運用形態を区別可能に、ボットの履歴を保存する。【解決手段】 情報処理装置は、ユーザから入力を受け付けるユーザ端末に接続する情報処理装置が、前記ユーザ端末に入力される入力情報を取得する入力情報取得部と、前記入力情報に対する応答情報を検索する検索部と、前記入力情報に対して、前記応答情報に基づく応答メッセージを前記ユーザ端末に応答する応答部と、前記入力情報取得部、前記検索部、及び、前記応答部による対話を実行する複数のモードを設定するモード設定部と、前記対話が実行されるときのモードごとに前記対話の履歴を保存する保存部とを備える。【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、コンピュータ等の装置が質問等の入力に対して答弁を行う、いわゆるチャットボット(単に「ボット」等と呼ばれる場合もある。)が知られている。
例えばチャットボットシステムにおいて、質問が入力されると、質問が属する分野を推論する方法は従来から知られている(例えば、特許文献1等を参照)。また、チャットボットシステムにおいて、ボットによる答弁が行われた後に、ボットの答弁に対する満足度をユーザに入力させる方法は従来から知られている。
また、チャットボットシステムにおいて、ボットによるチャットの履歴を保存して、例えば、履歴に対して統計処理等の解析を行い、解析結果に基づいて回答の精度を向上させる方法は従来から知られている。
しかしながら、従来の方法では、例えば、ボットを実際に運用する前等に、ボットの動作確認又はデバッグ等を目的としてテストが行われる等、実際の運用とは異なる形態でボットが運用される場合が多い。従来の方法では、複数の形態のそれぞれで運用されるときのボットの履歴を区別せずに保存してしまう問題があった。その結果、従来の方法では、例えば、ボットの運用履歴に対する統計処理の精度が低下する場合がある。
本発明の一実施形態は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ボットの運用形態を区別可能に、ボットの履歴を保存することを目的とする。
本発明の一実施形態による情報処理装置は、ユーザから入力を受け付けるユーザ端末に接続する情報処理装置であって、
前記ユーザ端末に入力される入力情報を取得する入力情報取得部と、
前記入力情報に対する応答情報を検索する検索部と、
前記入力情報に対して、前記応答情報に基づく応答メッセージを前記ユーザ端末に応答する応答部と、
前記入力情報取得部、前記検索部、及び、前記応答部による対話を実行する複数のモードを設定するモード設定部と、
前記対話が実行されるときのモードごとに前記対話の履歴を保存する保存部とを備える。
ボットの運用形態を区別して、ボットの履歴を保存できる。
全体構成例を示す図である。 ユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。 管理者端末のハードウェア構成例を示す図である。 サーバ装置のハードウェア構成例を示す図である。 シナリオ情報に基づく対話の流れの例を示す図である。 カテゴリ情報の例を示す図である。 質問−回答情報の例を示す図である。 問い合わせ履歴情報の例を示す図である。 対話履歴情報の例を示す図である。 機能構成例を示す図である。 全体処理例を示す図である。 モードに基づく設定例を示す図である。 モード設定部による判断例を示す図である。 統計結果の表示例を示す図である。
<全体構成例>
図1は、全体構成例を示す図である。例えば、情報処理システムの例であるチャットボットシステム100は、情報処理装置の例であるサーバ装置1、及び、ユーザ端末2等を有するシステム構成である。なお、図示するように、チャットボットシステム100は、管理者端末3等のように、サーバ装置1及びユーザ端末2以外の装置を更に有してもよい。
サーバ装置1は、チャットボットサービスを提供する情報処理装置の例である。
ユーザ端末2は、チャットボットサービスにおいて、ユーザが質問を入力する等の操作を行う情報処理装置である。なお、チャットボットシステム100は複数のユーザ端末2を有する構成であってもよい。また、ユーザ端末2は、常に通信網4に接続された状態でなくともよい。
管理者端末3は、サーバ装置1等を管理するため、管理者等が入力等の操作を行う情報処理装置である。
サーバ装置1、ユーザ端末2、及び管理者端末3は、例えば、通信網4等を介して互いに接続する。
例えば、通信網4は、インターネット等である。通信網4は、有線通信又は無線を行う、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、近距離通信、又はこれらの組み合わせとなる通信網等でもよい。
サーバ装置1は、ユーザ端末2及び管理者端末3等と通信を行う。例えば、サーバ装置1は、ユーザが入力する質問等を示す入力情報に対して、回答等となる応答メッセージを応答する、いわゆるチャットボットサービス等を提供する。
また、サーバ装置1は、複数のユーザ間においてメッセージの送受信を行う、いわゆるチャット等のサービスを提供する。サーバ装置1は、複数のユーザ間においてインスタントメッセージサービス等を提供する。なお、様々なサービスは、複数の情報処理装置が提供してもよい。以下では、1台の情報処理装置であるサーバ装置1がサービスを提供する例を説明する。
チャットボットサービスでは、ユーザが質問等を示す文字等(以下「入力情報」という。)をユーザ端末2に入力する。サーバ装置1は、ユーザ端末2に入力された入力情報を、通信網4等を介して、ユーザ端末2から取得する。次に、サーバ装置1は、入力情報が示す質問に対する回答等となる情報(以下「応答情報」という。)を検索する。サーバ装置1は、入力情報に対する応答情報に基づいて応答メッセージを生成し、応答メッセージをユーザ端末2に通信網4等を介して応答する。ユーザ端末2は、入力情報に対する応答情報をメッセージ等の形式で表示する。チャットボットサービスを利用したユーザは、表示されたメッセージ等を確認することで、質問に対する回答を得る。
チャットボットサービスを実現するのに用いられるサーバ装置1、ユーザ端末2、及び管理者端末3は、例えば、以下のようなハードウェア構成である。
<ユーザ端末の例>
図2は、ユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。例えば、ユーザ端末2は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、メモリ204、通信I/F205、操作I/F206、及び、表示装置207を含むハードウェア構成である。また、ユーザ端末2が有するハードウェアは、例えば、バス等を介して互いに接続する。なお、ユーザ端末2が有するハードウェアは、有線又は無線の通信によって他の装置等と接続してもよい。
ユーザ端末2は、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン又はタブレット等の情報処理装置である。
CPU201は、演算部及び制御部等の機能を実現する。また、CPU201は、制御装置及び演算装置の例である。
ROM202は、不揮発性半導体による記憶装置等である。
RAM203は、揮発性半導体による記憶装置等である。
メモリ204は、主記憶装置の例である。例えば、メモリ204は、通信網4を介して取得された情報を記憶する。なお、ユーザ端末2は、ハードディスク又はSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置を更に有してもよい。また、ROM202、RAM203及びメモリ204等は、記憶部の機能を実現する。
通信I/F205は、通信部等の機能を実現する。例えば、通信I/F205は、接続端子及び通信回路等である。
操作I/F206は、入力部等の機能を実現する。例えば、操作I/F206は、ボタン、キーボード、ダイヤル、キー、タッチパネル及びマイク等の入力装置である。
表示装置207は、出力部の機能を実現する。例えば、表示装置207は、液晶パネル、有機EL(Electroluminescence)及び無機EL等の出力装置である。なお、表示装置207及び操作I/F206は、タッチパネルのように一体の構成でもよい。
なお、プログラムは、ROM202及びメモリ204に限らず、例えば、補助記憶装置等に格納されもよい。また、プログラムは、通信網4等を介して取得されてもよい。
<管理者端末の例>
図3は、管理者端末のハードウェア構成例を示す図である。例えば、管理者端末3は、CPU301、ROM302、RAM303、メモリ304、通信I/F305、操作I/F306、及び、表示装置307を含むハードウェア構成である。以下では、管理者端末3がユーザ端末2と同一のハードウェア構成である例を説明し、重複する説明を省略する。ただし、管理者端末3は、ユーザ端末2及びサーバ装置1等と異なるハードウェア構成でもよい。
<サーバ装置の例>
図4は、サーバ装置のハードウェア構成例を示す図である。例えば、サーバ装置1は、CPU101、ROM102、RAM103、メモリ104、通信I/F105、操作I/F106、及び、表示装置107を含むハードウェア構成である。以下では、サーバ装置1がユーザ端末2と同一のハードウェア構成である例を説明し、重複する説明を省略する。ただし、サーバ装置1は、ユーザ端末2及び管理者端末3等と異なるハードウェア構成でもよい。
<データベース(以下「DB」という。)の例>
チャットボットシステム100がチャットボットサービスを行う場合、サーバ装置1は、例えば、以下のようなDBをあらかじめ構築する。以下では、サーバ装置1が、キーワードDB、類義語DB、対話シナリオDB、カテゴリDB、質問−回答DB、問い合わせ履歴DB、対話履歴DB、及び、契約情報DBを有する例を説明する。
キーワードDBは、質問及び回答の特徴を示す文字例を、いわゆるキーワードとして記憶する。なお、キーワードは、単語、フレーズ及び文であってもよい。また、キーワードDBは、質問−回答情報以外に関連するキーワードを記憶してもよい。
例えば、サーバ装置1は、質問を構成する文字列を単語に分解する。次に、サーバ装置1は、それぞれの単語をキーワードDBが記憶する単語と照合して、質問のキーワードを検索する。次に、サーバ装置1は、質問−回答DBにおける「質問」の文字列から、キーワードと一致する単語を検索して、質問に対応する質問−回答情報を検索する。このように、サーバ装置1は質問が示すキーワードを抽出するためにキーワードDBを用いる。
類義語DBは、キーワード等に対する類義語情報を記憶する。例えば、類義語情報は、互いに意味が類似する文字列を対応付けする情報である。なお、文字列は、単語、フレーズ及び文であってもよい。また、互いに意味が類似する文字列は、意味が類似する文字列に限定されない。例えば、互いに意味が類似する文字列は、一方から他方を推定可能な文字列、一方が他方の一部である文字列、又は。使用される場面が類似する文字列でもよい。また、ユーザ等は類義語情報を、使用環境に応じて任意に定義してもよい。
サーバ装置1は、入力情報が示す質問を構成する文字列を単語に分解する。次に、サーバ装置1は、それぞれの単語を類義語DBと照合し、類義語となる文字列を抽出する。このように、サーバ装置1は、質問に含まれる単語及び単語の類義語をキーワードDB等に照合して、質問のキーワードを推定する。
対話シナリオDBは、入力情報に応じた対話を実現するシナリオ情報を記憶する。例えば、サーバ装置1は、対話シナリオDBにあらかじめ入力されるシナリオに沿って、ユーザとの対話が実現するようにシナリオ情報を生成する。
図5は、シナリオ情報に基づく対話の流れの例を示す図である。例えば、ユーザが質問を行う入力情報を受け付け、質問に対する応答メッセージを応答する流れは、シナリオ情報によって以下のようになる。
<シナリオ情報に基づく対話の流れの例>
例えば、管理者は、図示するような流れとなるように、あらかじめチャットボットシステム100にシナリオ情報を入力する。チャットボットシステム100は、シナリオ情報に基づいて、ユーザと対話を行う。具体的に、管理者は図示するような流れに従ってコミュニケーションができるように、チャットボットシステム100に、シナリオ情報、データベース及びGUI(Graphical User Interface)等を、あらかじめ設定する。以下では図5に示した流れの詳細を説明する。
ステップS31では、まず、チャットボットシステム100は、質問の検索方法となる選択メニューをユーザ端末2に表示する。例えば、選択メニューは、「全てのカテゴリから検索」、「カテゴリから選んで検索」及び「よくある質問から検索」の3つの選択肢のうちの1つを選択する操作をユーザから受け付けるGUIである。なお、チャットボットシステム100は、4つ以上の選択肢又は2つ以下の選択肢の選択メニューを表示してもよい。
選択メニューによって「全てのカテゴリから検索」が選択されると(図における「全てのカテゴリから検索」である。)、チャットボットシステム100は、ステップS32の処理に進む。また、選択メニューによって「よくある質問から検索」が選択されると(図における「よくある質問から選ぶ」である。)、チャットボットシステム100は、ステップS37の処理に進む。選択メニューによって「カテゴリから選んで検索」(図における「カテゴリから選ぶ」である。)が選択されると、チャットボットシステム100は、ステップS39の処理に進む。
ステップS32では、チャットボットシステム100は、ユーザに文字を使用して質問を入力するように促すメッセージをユーザ端末2に表示する。また、チャットボットシステム100は、テキストボックス等のGUIをユーザ端末2に表示し、質問となる文字を入力する操作をユーザから受け付ける。次に、質問が入力されると(図における「任意の質問文字を入力」である。)、チャットボットシステム100は、ステップS33の処理に進む。
ステップS33では、チャットボットシステム100は、質問を示す文字列を解析する。そして、チャットボットシステム100は、質問−回答DBを検索して、質問に対して回答となりうる候補(以下単に「候補」という。)を抽出する。なお、チャットボットシステム100は、検索の結果、候補を複数取得してもよい。
ステップS33による検索の結果、候補が1つ(図における「候補が1つ」である。)であると、チャットボットシステム100は、検索された候補を応答情報にして応答する。また、ステップS33による検索の結果、候補が2つ以上(図における「候補が2つ以上」である。)であると、チャットボットシステム100は、ステップS34の処理に進む。ステップS33による検索の結果、候補が検出できない場合(図における「候補が検出できなかった」である。)であると、チャットボットシステム100は、ステップS36の処理に進む。
ステップS34では、チャットボットシステム100は、複数の候補のうち、いずれかを選択させる操作、又は、いずれの候補も非選択とする操作のうち、いずれかの操作をユーザに行わせるGUIをユーザ端末2に表示する。
ステップS35では、チャットボットシステム100は、候補のうち、いずれかを選択する操作が行われると(図における「候補を選択」である。)、選択された候補を応答情報にして応答する。一方で、非選択を選択する操作が行われると(図における「該当するものが存在しない」である。)、チャットボットシステム100は、例えば、今の段階では質問に対する回答を表示できない等を示す謝罪のメッセージをユーザ端末2に表示する。
ステップS36では、チャットボットシステム100は、謝罪を示すメッセージ及び再検索を行う促すメッセージをユーザ端末2に表示して、ステップS31の処理に戻る。
ステップS37では、チャットボットシステム100は、問い合わせ履歴DBを参照して、他のユーザ等から問い合わせ頻度の高い1つ以上の質問(例えば、3つ程度である。)を抽出する。そして、チャットボットシステム100は、質問を一覧にしてユーザ端末2に表示する。さらに、チャットボットシステム100は、他の検索方法を選択させるためのGUIをユーザ端末2に表示する。
ステップS38では、質問が選択されると(図における「よくある質問を選択」である。)、チャットボットシステム100は、選択された質問に対する回答を質問−回答DBから検索した結果を応答情報として応答する。一方で、ステップS38では他の検索方法が選択されると(図における「別の方法で検索を選択」である。)、チャットボットシステム100は、ステップS31の処理に戻る。
ステップS39では、チャットボットシステム100は、カテゴリ名を一覧にしてユーザ端末2に表示する。そして、カテゴリ名の一覧からカテゴリを選択する操作が行われると(図における「カテゴリを選択」である。)、チャットボットシステム100は、ステップS40の処理に進む。
ステップS40では、チャットボットシステム100は、質問となる文字を入力する操作をユーザから受け付ける。次に、質問が入力されると(図における「任意の質問文字を入力」である。)、チャットボットシステム100は、質問を示す入力情報を取得する。そして、チャットボットシステム100は、ステップS41の処理に進む。
ステップS41では、チャットボットシステム100は、質問−回答DBを検索して、候補を抽出する。次に、チャットボットシステム100は、候補が1つ(図における「回答が1つ」である。)であると、検索された候補を応答情報にして応答する。また、候補が2つ以上(図における「候補が2つ以上」である。)であると、チャットボットシステム100は、ステップS42の処理に進む。候補が検出できない場合(図における「候補が検出できなかった」である。)、チャットボットシステム100は、ステップS44の処理に進む。
ステップS42では、チャットボットシステム100は、複数の候補のうち、いずれかを選択させる操作、又は、いずれの候補も非選択とする操作のうち、いずれかの操作をユーザに行わせるGUIをユーザ端末2に表示する。
ステップS43では、チャットボットシステム100は、候補のうち、いずれかを選択する操作がユーザにより行われると(図における「候補を選択」である。)、選択された候補を応答情報にして応答する。一方で、非選択を選択する操作がユーザにより行われると(図における「該当するものが存在しない」である。)、チャットボットシステム100は、例えば、今の段階では質問に対する回答を表示できない等を示す謝罪のメッセージをユーザ端末2に表示する。
ステップS44では、チャットボットシステム100は、謝罪を示すメッセージ及び再検索を行う促すメッセージをユーザ端末2に表示して、ステップS31の処理に戻る。
ユーザは、例えば、以上のような対話の流れを想定してシナリオ情報を入力する。すなわち、シナリオ情報は、対話の流れの中で用いられるGUIの種類、メッセージ及びGUI等を出力させる順序等を管理者が設定した結果等を示す。
カテゴリDBは、質問を分類するためのカテゴリ情報を記憶する。例えば、カテゴリ情報は、以下のような情報である。
図6は、カテゴリ情報の例を示す図である。例えば、図示するように、カテゴリ情報は、「ID」、「カテゴリ名」及び「更新日時」を含む情報である。
「カテゴリ名」は、質問が該当するカテゴリを示す。
「ID」は、ID(Identification)、すなわち、それぞれのカテゴリの識別情報を示す。
「更新日時」は、各情報が更新された日時を示す。
質問−回答DBは、質問と、質問に対する回答を対応付けした情報(以下「質問−回答情報」という。)を記憶する。例えば、質問−回答情報は、あらかじめ管理者等によって作成され、質問−回答DBに記憶される。例えば、質問−回答情報は、以下のような情報である。
図7は、質問−回答情報の例を示す図である。例えば、図示するように、質問−回答情報は、「ID」、「質問」、「類似質問」、「回答」、「カテゴリID」及び「更新日時」を含む情報である。
「ID」は、ID、すなわち、それぞれの質問−回答情報の識別情報を示す。
「質問」は、質問の内容を示す。
「類似質問」は、「質問」に入力される質問と類似の内容となる質問を示す。
「回答」は、質問に対する回答を示す。
「カテゴリID」は、質問が該当するカテゴリを特定できるカテゴリのIDを示す。
「更新日時」は、各情報が更新された日時を示す。
問い合わせ履歴DBは、以前にユーザによって入力された質問を示す情報(以下「問い合わせ履歴情報」という。)を記憶する。例えば、問い合わせ履歴情報は、以下のような情報である。
図8は、問い合わせ履歴情報の例を示す図である。図示するように、問い合わせ履歴情報は、「ID」、「セッションID」、「ヒットした質問に紐づくカテゴリのID」、「ヒットした質問のID」、「ユーザ入力」、「フィードバック」及び「日時」を含む情報である。
「ID」は、ID、すなわち、それぞれの問い合わせ履歴情報の識別情報を示す。
「セッションID」は、質問が行われた対話セッションを特定できる識別情報を示す。
「ヒットした質問に紐づくカテゴリのID」は、質問が該当するカテゴリを特定できるカテゴリのIDを示す。
「ヒットした質問のID」は、質問のIDを示す。
「ユーザ入力」は、ユーザが入力した質問を示す。
「フィードバック」は、質問に対する回答に、ユーザがフィードバックをしたか否かを示す。
「日時」は、対話が行われた日時を示す。
対話セッションは、ユーザ端末2とサーバ装置1の間で行われた対話の集合である。例えば、同一の対話セッションとなる対話は、ユーザ端末2において、チャット形式等の対話に用いる画面が立ち上げられてから閉じられるまでの間に行われた対話である。また、同一の対話セッションとなる対話は、ユーザ端末2において、当該画面が立ち上げられてからセッションタイムアウトにより当該画面が強制的に閉じられるまでの間に行われた対話等である。
なお、セッションタイムアウトは、あらかじめ設定される所定時間内に、ユーザ端末2に対してアクションがない場合に発生する。そして、セッションタイムアウトは、対話に用いる画面等を終了させる処理である。
なお、対話セッションは、上記の例に限定されない。例えば、対話セッションは質問の入力から、回答の応答が行われた後、回答に対してユーザがフィードバックを入力するまでが1つの対話セッションでもよい。この場合、対話セッションは、ユーザからフィードバックが得られると、1つの対話セッションが完了する。
対話履歴DBは、ユーザ端末2とサーバ装置1の間で行われる対話において、ユーザ端末2に入力された発言内容及びサーバ装置1が出力した内容の履歴を示す情報(以下「対話履歴情報」という。)を記憶する。例えば、対話履歴情報は、以下のような情報である。
図9は、対話履歴情報の例を示す図である。図示するように、対話履歴情報は、「ID」、「セッションID」、「発言種別」、「発言内容」、「発言タイプID」、「コンテントID」、「日時」及び「モード」を含む情報である。
「ID」は、ID、すなわち、それぞれの対話履歴情報の識別情報を示す。
「セッションID」は、対話が行われた対話セッションを特定できるIDを示す。
「発言種別」は、発言者の種別を示す。具体的に、図9の「発言種別」に入力される値は、「0」又は「1」のいずれかである。「0」は、管理者による発言であることを示す。一方で、「1」は、ユーザによる発言であることを示す。
「発言内容」は、発言された内容を示す。
「発言タイプID」は、例えば、「5−0」、「5−1」及び「5−2」のように入力される。これらの入力に基づいて、「発言タイプID」は、「カテゴリ」、「質問−回答情報」及び「シナリオ」のうち、「発言内容」がいずれかに対応して発言されたかを示す。
「コンテントID」は、発言タイプがシナリオである場合に、シナリオで設定された発言を示す。また、「コンテントID」は、発言タイプが質問−回答情報である場合に、質問−回答情報のIDを示す。さらに、「コンテントID」は、発言タイプがカテゴリである場合に、カテゴリを選択する発言を示す。
「日時」は、対話が行われた日時を示す。
「モード」は、対話がどのモードで行われたかを示す。モードの詳細は後述する。
契約情報DBは、ユーザとあらかじめ結ばれた契約の内容を記憶する。例えば、契約の内容には、有人対応を行うか否か、及び、対応を行う期間等の情報が含まれる。また、サーバ装置1は、取得された契約の内容等の情報をテナントID等と対応付けて保持してもよい。
なお、DBの種類、及び、構成は、上記の例に限られない。すなわち、DBは、他の形式であってもよい。また、DBは、複数の装置が分散してデータを保持して構成してもよい。さらに、各DBは、必須でない。すなわち、シナリオを実現できるデータが揃うのであれば、DBの形式等は問わない。
<機能ブロック図>
図10は、機能構成例を示す図である。例えば、チャットボットシステム100は、入力情報取得部1001、検索部1002、応答部1003、モード設定部1004、保存部1005、生成部1006、及び、統計処理部1007等を備える機能構成である。
入力情報取得部1001は、ユーザ端末2に入力される入力情報を取得する入力情報取得手順を行う。
検索部1002は、入力情報に対する応答情報を検索する検索手順を行う。
応答部1003は、入力情報に対して応答情報をユーザ端末2に応答する応答手順を行う。
入力情報取得部1001、検索部1002、及び、応答部1003は、入力部2001を介して入力される入力情報に対する応答情報を出力部2002から出力することで、対話、すなわち、ボットを実現する。
例えば、入力情報取得部1001は、通信I/F105等によって、入力情報をユーザ端末2から取得する。また、検索部1002は、例えば、CPU101等によって、入力情報に対する応答情報を検索する。さらに、応答部1003は、通信I/F105等によって、応答情報をユーザ端末2に応答する。
モード設定部1004は、入力情報取得部1001、検索部1002、及び、応答部1003による対話を複数のモードで実行するモード設定手順を行う。例えば、モード設定部1004は、CPU101等によって、モード情報を取得し、保持しているモード情報に基づいて、モードが第1モードであるか第2モードであるかを判断する。そして、モード設定部1004は、以降に行われる対話の履歴を保存するように設定するか、又は、以降に行われる対話が履歴を保存せず、除外されるように設定する。
保存部1005は、対話の履歴をモードに基づいて分けて保存する保存手順を行う。例えば、保存部1005は、メモリ104等によって、対話の内容等の履歴を記憶する。
生成部1006は、モードを分けて対話を実行するためのコードを生成する生成手順を行う。例えば、生成部1006は、CPU101等によって、モード設定部1004が実行する複数のモードに応じて、それぞれのモードごとに、コードを生成する。
統計処理部1007は、履歴を統計処理して、第1モードにおける統計結果を示す統計処理手順を行う。例えば、統計処理部1007は、CPU101等によって、保存部1005によって記憶された履歴等に基づいて統計処理を行う。
なお、サーバ装置1には、CPU101等で実現する、演算部、及び、制御部等の機能が更にあってもよい。ほかにも、サーバ装置1には、入力部、出力部、記憶部及び通信部等の機能が更にあってもよい。さらに、ユーザ端末2には、演算部、制御部、記憶部、入力部、出力部及び通信部等の機能があってもよい。
<全体処理例>
図11は、全体処理例を示す図である。以下では、チャットボットサービスを実現する処理をサーバ装置1が単独で行う例を説明する。
ステップS101では、ユーザ端末2の入力部2001は、ボットを起動させる操作を受け付ける。例えば、ユーザ端末2の入力部2001は、表示中のWebページに含まれる所定のアイコンを押下する操作、ユーザ端末2にインストールされた対話アプリケーションを起動する操作、又は対話アプリケーションの所定のボタンを押下する操作を受け付ける。
ステップS102では、ホームページ500は、ユーザ端末2に対して、ボットの起動要求に応答する。具体的に、ホームページ500は、あらかじめコードがホームページのソースコードに埋め込まれる。そして、ステップS102では、ユーザ端末2は、埋め込まれたコードに基づいて処理が実行可能な状態となる。
コードは、モードごとに異なるように生成される。具体的に、第1モードの例である実行モードと、第2モードの例であるテストモードでは、異なるURL(Uniform Resource Locator)が生成されるのが望ましい。生成部1006は、モード設定部1004が実行する複数のモードに応じて、それぞれのモードごとに、コードを生成する。
なお、モードは、3種類以上あってもよい。以下では、モードが2種類である例で説明する。
そして、テストを行う場合に、ホームページ500は、テストモード用の埋め込みコードが埋め込まれる。一方で、実際に運用する場合に、ホームページ500は、実行モード用のコードが埋め込まれる。
ステップS103では、ユーザ端末2の演算部は、コードを実行する。例えば、ユーザ端末2の演算部は、ホームページ500にあらかじめ埋め込まれたテストモード用の埋め込みコードを実行する。
コードは、生成部1006がモードごとに異なるように生成する。このため、モード設定部1004は、コードに基づいて、実行するモードを切り替えることができる。したがって、以降の処理において、モード設定部1004は、対話等がどのモードにおいて行われているかを識別できる。
ステップS104では、ユーザ端末2の通信部は、コードに基づいて、JavaScript(登録商標)等で作成されるスクリプトデータを要求する。ユーザ端末2の通信部は、例えば、サーバ装置1に対して、テストモード用のスクリプトデータを要求する。
ステップS105では、サーバ装置1の通信部は、ステップS104で要求されるスクリプトデータをユーザ端末2に送信する。例えば、サーバ装置1の通信部はテストモード用のスクリプトデータをユーザ端末2に送信する。
ステップS106では、ユーザ端末2の演算部は、スクリプトデータを実行する。例えば、ユーザ端末2の演算部はテストモード用のスクリプトデータを実行する。
ステップS107では、ユーザ端末2の通信部は、ボットのコンテンツ要求及びボットの契約者(テナント)を識別するテナントIDをサーバ装置1に送信する。ユーザ端末2の通信部は、テストモードを示すモード情報を送信する。また、モード設定部1004は、送信されたモード情報を保持しておく。
テナントIDは、ユーザ端末2があらかじめ保持している情報である。なお、テナントIDは、ボットに用いられるブラウザが保持してもよいし、又は、チャット機能を実現するアプリケーションが保持してもよい。
ステップS108では、サーバ装置1の演算部は、テナントIDに対応する契約等の情報を契約情報DBから取得する。そして、サーバ装置1の演算部は、テナントIDに基づいて契約状態等を判断する。以下では、契約がチャットボットサービスを利用可能な状態であると判断した例を説明する。
ステップS109では、サーバ装置1は、例えば、モードに基づいて以下のように処理を行う。
図12は、モードに基づく設定例を示す図である。なお、図示するような処理が実行されるタイミングは、ステップS109のタイミングに限られない。例えば、図示するような処理が実行されるタイミングは、ステップS103又はボットが起動するタイミング等でもよい。
ステップS901では、モード設定部1004は、モード情報を取得する。実行されるコードに基づいてモードが識別されるため、モード設定部1004は、どのモードを実行するかを把握できる。
ステップS902では、モード設定部1004は、保持しているモード情報に基づいて、モードが第1モードであるか第2モードであるかを判断する。生成部1006はテストモード用の埋め込みコード及び実行モード用の埋め込みコードを、あらかじめ以下のように生成する。
図13は、コードを生成する画面の例を示す図である。図示する画面は、テスト用の埋め込みコードを生成する操作画面の一例である。
第1コードCD1は、実行モード用の埋め込みコードの例である。第2コードCD2は、テストモード用の埋め込みコードの例である。図示するように、第1コードCD1は、URLの末尾が「chat.js」である。第2コードCD2は、URLの末尾が「chat_test3.js」である。このように、生成部1006はモードごとにURLの末尾が異なるコードを生成する。
生成部1006は第2コードCD2を、例えば、以下のように生成する。
まず、テナントを管理する管理者は管理者端末3を操作してテストケース名等を入力する。図における「作成」ボタンがクリックされると、生成部1006は埋め込みコードを生成する。そして、管理者は埋め込みコードをホームページ500に埋め込み、ホームページ500を公開する。すると、図11に示すステップS103において、ユーザ端末2はホームページ500に埋め込まれたテストモード用の埋め込みコードを実行する。その結果、ステップS104において、ユーザ端末2はサーバ装置1からテストモード用のスクリプトデータ(この例の場合は「chat_test3.js」を取得する)。
ステップS106では、ユーザ端末2はテストモード用のスクリプトデータを実行する。次に、ステップS107では、ユーザ端末2はチャットボットコンテンツを要求、かつ、テストモードであることを、サーバ装置1に通知する。モード設定部1004は、通知されたモード情報に基づいて実行モードであるかテストモードであるかを判断する。
また、テスト用の埋め込みコードを埋め込むホームページ500は、本番のホームページとは限らない。管理者は、一般ユーザに公開しないテスト用のホームページ等にテスト用の埋め込みコードを埋め込み、テストを行ってもよい。
なお、管理者は複数のテストモード用のスクリプトを作成し、複数のテスト用の埋め込みコードを異なるホームページに埋め込むことで、複数のテストを同時に行うこともできる。例えば、管理者は作成済みのテストモード用の埋め込みコードとコードIDと対応付けて登録しておくことで、登録済みのコードIDを、図13の画面の作成済みテスト用埋め込みコード欄に表示する。管理者が、作成済みテスト用埋め込みコード「test1」と「test2」のうち、いずれかを選択すると、管理者端末3は選択されたコードIDに対応するテストモード用の埋め込みコードをテキストボックスに表示する。また、この場合、図9の対話履歴のモード項目に記憶されるテストごとの識別情報は、例えば、テストモード「1」、テストモード「2」等である。
次に、モードが第1モードであると判断すると(ステップS902で「第1モード」)、モード設定部1004は、ステップS903の処理に進む。一方で、モードが第2モードであると判断すると(ステップS902で「第2モード」)、モード設定部1004は、ステップS904の処理に進む。
ステップS903では、モード設定部1004は、以降に行われる対話の履歴を保存するように設定する。
ステップS904では、モード設定部1004は、以降に行われる対話の履歴を保存せず、対話の履歴から除外するように設定する。
なお、モード設定部1004は、第1モードと第2モードで分けて履歴を保存できるように設定すればよく、第2モードで発生した対話の履歴を第1モードの履歴と分けて保存してもよいし、破棄してもよい。
モード設定部1004は、第1モードと第2モードに分けて対話の履歴を保存する場合に、例えば、図9のように各履歴のモード項目に、いずれかのモードを示す情報を登録する。
また、モード設定部1004は、モードに基づいて、対話の履歴の保存以外について設定してもよい。すなわち、テスト環境は、実際の運用される環境と異なるように設定してもよい。例えば、DB、スクリプト、UI、FAQ、又は、シナリオ等はモードによって切り替わるように設定してもよい。
一方で、第2モードでは、第1モードと同一の入力、検索、及び、応答が行われるのが望ましい。テストは、できるだけ実際の運用と同一の処理が実行されるのが望ましい場合が多いためである。このように、第2モードにおいて第1モードと同一の処理を行うことで、テストでは実際の運用中に発生する不具合又はバグ等を発見しやすくできる。
例えば、以上のように、サーバ装置1はステップS109の処理を行う。
ステップS110では、サーバ装置1の通信部は、ボットによる対話を行うため、コンテンツの情報等をユーザ端末2に送信する。
ステップS111では、ユーザ端末2の出力部2002は、ボットによる対話を行うためのコンテンツ等を表示する。
あらかじめ管理者は、チャットボットサービスを開始させる操作用のアイコンを表示するように設定できる。チャットボットサービスを開始させる操作用のアイコンを表示する設定の場合(図における「アイコンを表示する場合」である。)には、チャットボットシステム100は、ステップS112の処理に進む。一方で、アイコンを表示しない設定である場合には、チャットボットシステム100は、ステップS114の処理に進む。
ステップS112では、ユーザURは、例えば、チャットボットサービスを開始するアイコンを押す操作を行う。したがって、ユーザ端末2の入力部2001は、アイコンを押す操作を受け付ける。
ステップS113では、ユーザ端末2の出力部2002は、シナリオ等に基づいてボットによる対話を開始する。以下では、シナリオをユーザが選択して対話を開始する場合の例を説明する。
ステップS114では、ユーザURは、シナリオを選択する操作を行う。シナリオが複数設定される場合には、ユーザ端末2の出力部2002は、複数のシナリオのうち、1つをユーザURに選択させるGUIを表示する。
ステップS115では、サーバ装置1の入力部2001は、ステップS114で行われるシナリオを選択する操作を受け付ける。そして、サーバ装置1の通信部は、選択されたシナリオを示す通知をサーバ装置1に対して行う。
ステップS116では、サーバ装置1の制御部は、設定情報により特定されるシナリオに基づいて、対話で表示する内容を特定する。
例えば、「全てのカテゴリから選ぶ」という選択肢がステップS114で選ばれると、サーバ装置1の制御部はステップS109で切り替えられた設定情報における「カテゴリID」等で設定されるカテゴリの「カテゴリ名」等を応答するように内容を特定する。
また、「よくある質問から選ぶ」という選択肢がステップS114で選ばれると、サーバ装置1の制御部は、まず、所定期間内に発生した問い合わせ履歴情報に基づいて、例えば、上位5位程度の質問等を抽出する。
例えば、「内線電話を調べる」というシナリオ等がステップS114では選択されると、サーバ装置1の制御部は、例えば、「名前を入力してください」等のようなあらかじめ設定されるメッセージを応答するように、内容を特定する。
ステップS117では、サーバ装置1の通信部は、表示させるコンテンツ等をユーザ端末2に送信する。
ステップS118では、ユーザ端末2の出力部2002は、ステップS117で送信されるコンテンツ等を表示する。以下では、ステップS109の処理等で定まるシナリオ等によって、例えば、図5に示すように、質問、検索、及び、応答が行われるとする。
ステップS119では、ユーザURは、ユーザ端末2に対して質問を入力する操作を行う。したがって、ステップS119では、ユーザ端末2の入力部2001は、質問の入力を受け付ける。そして、ユーザ端末2の入力部2001は受け付けた質問等を示す入力情報を生成する。
ステップS120では、サーバ装置1の入力情報取得部1001は、入力情報をユーザ端末2から取得する。
ステップS121では、検索部1002は、入力情報に対する応答情報を検索する。
ステップS122では、応答部1003は、応答情報をユーザ端末2に応答する。ここで、応答部1003は、応答情報に対して所定の加工を施した応答メッセージをユーザ端末2に応答してもよい。すなわち、応答部1003は応答情報に基づく応答メッセージをユーザ端末2に応答してもよい。
ステップS123では、ユーザ端末2の出力部2002は、応答情報に基づいて、質問に対する回答等を表示する。
上記ステップS119乃至ステップS123の処理は、繰り返し行われてもよい。なお、回答が応答された後、すなわち、ステップS123の処理が行われた後、チャットボットシステム100はステップS124乃至ステップS128の処理を行ってもよい。
ステップS124では、ユーザ端末2の出力部2002は、ボットに対する満足度を調査するための入力項目を表示する。すなわち、ユーザ端末2の出力部2002は、ステップS123等で得られた回答についてユーザURの満足度を調査するため、アンケート等によりユーザURに満足度を入力させるGUIを表示する。
ステップS125では、ユーザURは、満足度を入力する操作を行う。
ステップS126では、ユーザ端末2の通信部は、ステップS125でユーザURにより入力された内容、すなわち、アンケートの結果等をサーバ装置1に通知する。
ステップS127では、保存部1005は、ステップS126で通知された内容又は対話の内容等の履歴を記憶する。
ステップS128では、ユーザ端末2の制御部は、例えば、ステップS112又はステップS114の処理に戻る。すなわち、ユーザ端末2の制御部は、チャットボットサービスの初期画面に戻る。なお、ステップS128では、チャットボットシステム100は、ボットを終了させてもよい。
以上のように、履歴等が保存された後、チャットボットシステム100はステップS129以降の処理を行う。例えば、管理者ADが統計結果を表示させる操作を行うと、チャットボットシステム100はステップS129以降の処理を行う。
ステップS129では、管理者端末3の通信部は、統計処理の実行開始をサーバ装置1に通知する。
ステップS130では、統計処理部1007は、ステップS127等で記憶された履歴等に基づいて統計処理を行う。
ステップS131では、統計処理部1007は、統計結果を管理者端末3に送信する。その後、管理者端末3の出力部は、統計結果を出力する。例えば、管理者端末3の出力部は、統計結果を以下のように出力する。
図14は、統計結果の表示例を示す図である。例えば、管理者端末3は、図示するようなグラフ等によって、統計結果を表示する。
「チャットボットの回答状況」は、ステップS125でユーザURが入力した満足度を統計処理した結果の例である。具体的に、管理者端末3は、管理者AD等に対して、所定の期間におけるボットによる対話の満足度をグラフ等によって表示する。例えば、ユーザURは「満足した」、「不満足があった」、「回答できなかった」又は「評価無し」等のような満足度を入力する。このような満足度を統計処理した結果がフィードバックされると、管理者AD等は客観的にボットに対する満足度を知ることができる。
統計処理部1007は、どういったカテゴリの質問が多くされるか、又は、どういった種類の質問が多いか等のように、履歴が示す質問の内容を分析した結果等を統計処理によってまとめてもよい。統計処理部1007は「カテゴリ別の質問数の推移(件数)」及び「問い合わせの多い質問」等から、どういったカテゴリの質問が多くされるか、又は、どういった種類の質問が多いか等を、統計処理してもよい。また、「カテゴリ別の回答状況(件数)」のように、統計処理部1007はカテゴリごとに統計処理を行ってもよい。
以上のように、本実施形態に係るチャットボットシステム100は履歴をモードに基づいて分けて保存する。例えば、上記のように統計処理をするのに、履歴からテストの対話が除外されているため、本実施形態に係るチャットボットシステム100は実際の運用でユーザURが入力した満足度等を統計処理できる。すなわち、本実施形態に係るチャットボットシステム100はテスト中に入力された満足度等を含まない統計結果を生成できる。
テストは、管理者又はテストのための作業者等が対話等を行う。また、テストでは、満足度等も管理者又はテストのための作業者等が入力する場合がある。このような履歴又は入力は、テスト用であるため、除外されるのが望ましい。つまり、統計処理は、ユーザUR以外の満足度等が混ざると、統計結果の精度が悪化する場合がある。
また、統計処理の結果、満足度が低い場合には、FAQ等がユーザURの質問等に対して適切でない場合がある。そのため、満足度が低い場合には管理者ADに通知するようにしてもよい。満足度等の精度が高いと、管理者ADはユーザURの満足度が高くなるようにFAQ等を適切に改善できる。したがって、本実施形態に係るチャットボットシステム100は、ユーザURのボットに対する満足度を高くすることができる。
一方で、チャットボットシステム100はテスト用に別途ボットを設置する、又は、統計結果からユーザURの入力を取り除く等の作業を行うようにすると、作業が増え、テストを行う負荷が大きくなる。そこで、上記のような構成により、本実施形態に係るチャットボットシステム100はモードに基づいて、履歴等を分けて保存する。そのため、本実施形態に係るチャットボットシステム100は、テストの後、実際に運用された場合に、テストで入力された履歴等を容易に取り除くことができる。そして、本実施形態に係るチャットボットシステム100はテストで入力された履歴等を除外する作業がなくとも、統計結果を精度よく生成できる。そのため、本実施形態に係るチャットボットシステム100はテスト等を簡易に実行しやすくなり、ボットのテストを簡易化できる。
また、ボットは動作確認又はデバッグ等を目的として、テストが行われる等の実際の運用とは異なる形態で運用される場合がある。このように、複数の形態で運用されたボットの履歴を区別せずに保存してしまうと、例えば、履歴に対する統計処理の精度は低下する場合がある。そこで、本実施形態に係るチャットボットシステム100はボットの運用形態をモード等によって区別可能にして、ボットの履歴を保存する。すなわち、上記のような構成の情報処理システムは、ボットの運用形態を区別して、ボットの履歴を保存できる。
<その他の実施形態>
情報処理システムで行う、上記に示す情報処理方法における各手順は、複数の情報処理装置等で、並列、分散又は冗長して行われてもよい。また、情報処理システムは、いわゆるクラウドコンピューティング等を利用する構成でもよい。
また、各装置は、1つの装置でなくともよい。すなわち、各装置は、複数の装置の組み合わせであってもよい。なお、情報処理システムには、上記に説明する装置以外の装置が更に含まれる構成であってもよい。
また、情報処理システム及び情報処理装置は、AI(Artificial Intelligence)等を利用してもよい。例えば、情報処理システム及び情報処理装置は、文字の入力等において、機械学習等を行い、認識精度を向上させる構成等でもよい。
なお、本発明に係る各処理の全部又は一部は、コンピュータ言語で記述され、コンピュータに情報処理方法を実行させるためのプログラムによって実現されてもよい。すなわち、プログラムは、情報処理装置又は情報処理システム等のコンピュータに情報処理方法を実行させるためのコンピュータプログラムである。
したがって、プログラムに基づいて情報処理方法が実行されると、コンピュータが有する演算装置及び制御装置は、各手順を実行するため、プログラムに基づいて演算及び制御を行う。また、コンピュータが有する記憶装置は、各手順を実行するため、プログラムに基づいて、処理に用いられるデータを記憶する。
また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録されて頒布することができる。なお、記憶媒体は、磁気テープ、フラッシュメモリ、光ディスク、光磁気ディスク又は磁気ディスク等のメディアである。さらに、プログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
以上、実施形態における一例について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されない。すなわち、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
1 サーバ装置
2 ユーザ端末
3 管理者端末
4 通信網
100 チャットボットシステム
500 ホームページ
1001 入力情報取得部
1002 検索部
1003 応答部
1004 モード設定部
1005 保存部
1006 生成部
1007 統計処理部
UR ユーザ
AD 管理者
特開2018−195298号公報

Claims (11)

  1. ユーザから入力を受け付けるユーザ端末に接続する情報処理装置であって、
    前記ユーザ端末に入力される入力情報を取得する入力情報取得部と、
    前記入力情報に対する応答情報を検索する検索部と、
    前記入力情報に対して、前記応答情報に基づく応答メッセージを前記ユーザ端末に応答する応答部と、
    前記入力情報取得部、前記検索部、及び、前記応答部による対話を実行する複数のモードを設定するモード設定部と、
    前記対話が実行されるときのモードごとに前記対話の履歴を保存する保存部とを備える
    情報処理装置。
  2. 前記対話を実行するための埋め込みコードを前記モードごとに生成する生成部とを備え、
    前記モード設定部は、
    前記埋め込みコードに基づいて前記対話を実行する前記モードを設定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記埋め込みコードは、
    前記モードごとに異なるURLである
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記複数のモードには、
    前記ユーザが用いる第1モードと、前記対話をテストする第2モードとが含まれ、
    前記保存部は、
    前記第1モードで生じる前記履歴を保存する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記対話が実行されるときのモードに基づき、前記対話の履歴に対する統計処理を実行する統計処理部を更に有する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記統計処理部は、
    前記第1モードにおける前記対話の履歴のみに対する統計処理を実行した結果を示す
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記結果には、前記ユーザの満足度が含まれる
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1モード及び前記第2モードのいずれでも、
    前記入力情報取得部、前記検索部、及び、前記応答部は、同一の処理を行う
    請求項4乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. ユーザから入力を受け付けるユーザ端末と、前記ユーザ端末と接続する1以上の情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記ユーザ端末に入力される入力情報を取得する入力情報取得部と、
    前記入力情報に対する応答情報を検索する検索部と、
    前記入力情報に対して、前記応答情報に基づく応答メッセージを前記ユーザ端末に応答する応答部と、
    前記入力情報取得部、前記検索部、及び、前記応答部による対話を実行する複数のモードを設定するモード設定部と、
    前記対話が実行されるときのモードごとに前記対話の履歴を保存する保存部とを備える
    情報処理システム。
  10. ユーザから入力を受け付けるユーザ端末に接続する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    情報処理装置が、前記ユーザ端末に入力される入力情報を取得する入力情報取得手順と、
    情報処理装置が、前記入力情報に対する応答情報を検索する検索手順と、
    情報処理装置が、前記入力情報に対して、前記応答情報に基づく応答メッセージを前記ユーザ端末に応答する応答手順と、
    情報処理装置が、前記入力情報取得手順、前記検索手順、及び、前記応答手順による対話を実行する複数のモードを設定するモード設定手順と、
    情報処理装置が、前記対話が実行されるときのモードごとに前記対話の履歴を保存する保存手順とを含む
    情報処理方法。
  11. 請求項10に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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