JP2021092550A - 三次元形状測定装置及び三次元形状測定方法 - Google Patents

三次元形状測定装置及び三次元形状測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異なる光学装置を用いて測定対象物の形状を測定した場合に測定結果の不一致が生じることを抑制する。【解決手段】基準器具上の基準点の三次元座標を示す複数の予備測定データを作成する予備測定部412と、基準データを作成する基準データ作成部43と、基準データとは一致しない予備測定データと、基準データとに基づいて、補正値を算出する算出部44と、測定対象物の測定点を測定した結果を示す対象測定データを作成する対象測定部411と、基準データとは一致しない予備測定データに対応する測定系における対象測定データを補正値に基づいて補正する補正部45と、補正後の対象測定データを用いて、測定対象物の形状を特定する形状特定部46と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、測定対象物の三次元形状を測定する三次元形状測定装置及び三次元形状測定方法に関する。
光パターン投影法は、三角測量法の原理を利用しており、プロジェクタから縞状のパターンを測定対象物に投影し、測定対象の形状に沿って変形するパターンをカメラ等の光学装置で撮影することにより三次元形状測定を行う。特許文献1には、光パターン投影法において測定対象物に投影されたパターンを複数の光学装置を用いて撮像することが記載されている。
特表2019−516983号公報
特許文献1に記載された方法では、複数の光学装置のうち一方の光学装置を用いて測定対象物の形状を測定した場合と、他方の光学装置を用いて測定対象物の形状を測定した場合とにおいて測定結果が変わるという問題があった。
そこで、本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、異なる光学装置を用いて測定対象物の形状を測定した場合に測定結果の不一致が生じることを抑制することができる三次元形状測定装置及び三次元形状測定方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の三次元形状測定装置は、測定対象物を撮像した撮像画像に基づいて、当該測定対象物の三次元形状を測定する三次元形状測定装置であって、複数の光学装置と、前記複数の光学装置のうち、異なる光学装置の組み合わせからなる複数の測定系において基準器具をそれぞれ撮像することにより、前記基準器具上の基準点の三次元座標を示す複数の予備測定データを作成する予備測定部と、前記複数の予備測定データのうちの一つ以上に基づいて基準データを作成する基準データ作成部と、前記複数の予備測定データのうち、前記基準データとは一致しない前記予備測定データと、前記基準データとに基づいて、補正値を算出する算出部と、前記測定対象物の測定点を前記複数の測定系において測定した結果を示す複数の対象測定データを作成する対象測定部と、前記基準データとは一致しない前記予備測定データに対応する前記測定系における前記対象測定データを前記補正値に基づいて補正する補正部と、前記補正部による補正後の対象測定データを用いて、前記測定対象物の形状を特定する形状特定部と、を備える。
前記予備測定部は、複数の設置位置に設置された前記基準器具を撮像することにより、前記複数の設置位置における前記基準器具の前記基準点の三次元座標を示す前記予備測定データを作成し、前記算出部は、前記複数の設置位置における前記基準点に対応する前記補正値を算出してもよい。前記基準データ作成部は、前記複数の測定系に対応する複数の前記予備測定データが示す前記基準点の三次元座標の統計量を算出することにより、前記基準データを作成してもよい。
前記三次元形状測定装置は、前記基準器具に含まれる複数の前記基準点の位置関係を示す相対位置情報を取得する取得部をさらに備え、前記予備測定部は、前記複数の基準点の三次元座標を示す前記予備測定データを作成し、前記基準データ作成部は、前記相対位置情報が示す位置関係との誤差に基づいて前記複数の基準点の三次元座標を示す前記予備測定データを選択することにより、前記基準データを作成してもよい。
前記予備測定部は、前記基準器具上の複数の前記基準点の三次元座標を示す前記予備測定データを作成し、前記基準データ作成部は、前記複数の測定系に対応する前記複数の予備測定データのいずれかを前記基準点ごとに選択することにより、一つの前記基準データを作成してもよい。
前記基準データ作成部は、前記複数の測定系に対応する複数の前記予備測定データのうち、前記基準点に対する三角測量精度が最も良好となる前記光学装置の組み合わせに対応する前記予備測定データを選択してもよい。前記予備測定部は、前記基準点を特定するためのパターンを含む投影画像を前記基準器具に投影してもよい。前記算出部は、前記基準データと一致しない前記予備測定データに対応する前記測定系により測定される前記測定点の前記三次元座標に対応する前記補正値を算出するための関数を特定し、特定した当該関数を用いて前記補正値を算出してもよい。前記算出部は、前記複数の測定系の測定空間を等間隔の立方格子で区切った個々の格子点の三次元座標と、複数の前記補正値と、前記複数の測定系それぞれを識別するためのインデックスと、を関連付けたテーブルを記憶する記憶部をさらに備え、前記補正部は、前記対象測定データが示す三次元座標に最も近い前記格子点の三次元座標と、当該格子点に対応する前記測定系を示すインデックスとに関連付けられた前記補正値を前記記憶部から読み出し、読み出した前記補正値に基づいて、前記対象測定データを補正してもよい。
本発明の第2の態様の三次元形状測定方法は、測定対象物を撮像した撮像画像に基づいて、当該測定対象物の三次元形状を測定する三次元形状測定方法であって、複数の光学装置のうち、異なる光学装置の組み合わせからなる複数の測定系において基準器具をそれぞれ撮像することにより、前記基準器具上の基準点の三次元座標を示す複数の予備測定データを作成するステップと、前記複数の予備測定データのうちの一つ以上に基づいて基準データを作成するステップと、前記複数の予備測定データのうち、前記基準データとは一致しない前記予備測定データと、前記基準データとに基づいて、補正値を算出するステップと、前記測定対象物の測定点を前記複数の測定系において測定した結果を示す複数の対象測定データを作成するステップと、前記基準データとは一致しない前記予備測定データに対応する前記測定系における前記対象測定データを前記補正値に基づいて補正するステップと、補正後の対象測定データを用いて、前記測定対象物の形状を特定するステップと、を備える。
本発明によれば、異なる光学装置を用いて測定対象物の形状を測定した場合に測定結果の不一致が生じることを抑制するという効果を奏する。
実施形態に係る三次元形状測定装置の概要について説明するための図である。 三次元形状測定装置の構成を示す図である。 測定対象物に投影する2値の縞のパターンを含む投影画像の種類の例を示す図である。 図3(c)〜(f)に示す2値の縞のパターンに対応するグレイコードの例を示す。 正弦波状の輝度分布を有する階調の縞のパターンの例を示す。 絶対投影座標と相対投影座標との関係を示す図である。 第1撮像画素に対応する第2撮像画像のエピポーラ線の例を示す。 基準器具の例を示す図である。 基準器具の測定の様子を示す図である。 三次元形状測定装置による補正値の算出の処理手順を示すフローチャートである。 三次元形状測定装置による測定対象物の三次元形状の特定の処理手順を示すフローチャートである。 基準データ作成部による基準データの作成における測定系の選択の様子を示す図である。
[三次元形状測定装置100の概要]
図1(a)及び図1(b)は、本実施形態に係る三次元形状測定装置100の概要について説明するための図である。図1(a)は、三次元形状測定装置100の構成を示す。三次元形状測定装置100は、第1撮像部1、第2撮像部2及び投影部3を光学装置として備える。三次元形状測定装置100は、これらの光学装置の各種の動作を制御する制御部4を備える。
投影部3は、発光ダイオード又はレーザ等の光源を有している投影装置である。投影部3は、投影座標を特定するためのパターンを含む投影画像を測定対象物の測定面に投影する。投影座標は、投影部3が投影する投影画像を構成する投影画素の位置を示す。投影座標は、投影画像の縦方向又は横方向のいずれか一方の位置を示す一次元座標であってもよく、投影画像の縦方向及び横方向の両方の位置を示す二次元座標であってもよい。パターンは、例えば、縞のパターンである。また、投影部3の数は、1台に限定されず、三次元形状測定装置100は、任意の台数の投影部を備えてもよい。
第1撮像部1は、レンズ11及び撮像素子12を有している。第1撮像部1は、投影部3が投影画像を測定対象物に投影する際に、測定対象物に投影された投影画像を撮像することにより第1撮像画像を生成する。第1撮像部1は、その光軸が投影部3の光軸と所定の角度をなすように配置される。
第2撮像部2は、レンズ21及び撮像素子22を有している。第2撮像部2は、投影部3が投影画像を測定対象物に投影する際に、測定対象物に投影された投影画像を撮像することにより第2撮像画像を生成する。第2撮像部2は、その光軸が投影部3の光軸と所定の角度をなすように配置される。第2撮像部2の光軸は、第1撮像部1の光軸及び投影部3の光軸と同一平面をなしてもよいが、これに限定されない。制御部4は、例えばコンピュータにより実現できる。制御部4は、第1撮像部1及び第2撮像部2が生成した複数の撮像画像に基づいて、測定対象物の三次元形状を測定する。また、撮像部の数は2台に限定されず、三次元形状測定装置100は、任意の台数の撮像部を備えてもよい。
図1(b)は、三次元形状測定装置100の複数の測定系による測定対象物の形状測定における誤差について説明するための図である。三次元形状測定装置100は、異なる光学装置の組み合わせからなる複数の測定系(第1測定系及び第2測定系)により、三次元形状を測定する。
三次元形状測定装置100は、第1測定系を用いる場合、投影部3と第1撮像部1を用いて測定点Pの三次元座標を測定する。図1(b)に示すように、三次元形状測定装置100は、投影部3により投影する投影画像に含まれる投影画素のうち、どの投影画素の光が測定点Pに照射されているかを特定する。図1(b)に示す例においては、特定した投影画素の光が通る光路L3上に測定点Pが存在する。
三次元形状測定装置100は、測定点Pの三次元座標の測定において第1撮像部1が撮像した第1撮像画像に含まれるどの第1撮像画素に測定点Pが写っているかを特定する。
第1撮像画素は、第1撮像画像に含まれる最小単位である。図1(b)に示す例においては、特定した第1撮像画素に対応する光路L1上に測定点Pが存在する。三次元形状測定装置100は、三角測量法を利用して、光路L3と光路L1の交点の位置を求めることにより、測定点Pの三次元座標を測定する。
一方、三次元形状測定装置100は、第2測定系を用いる場合、投影部3と第2撮像部2を用いて測定点Pの三次元座標を測定する。三次元形状測定装置100は、測定点Pの三次元座標の測定において第2撮像部2が撮像した第2撮像画像に含まれるどの第2撮像画素に測定点Pが写っているかを特定する。第2撮像画素は、第2撮像画像に含まれる最小単位である。図1(b)に示す例においては、特定した第2撮像画素に対応する光路L2上に測定点Pが存在する。上述のとおり、測定点Pが光路L3上に存在するので、三次元形状測定装置100は、光路L2と光路L3の交点の位置を求めることにより、測定点Pの三次元座標を測定する。
第1測定系及び第2測定系において誤差がない場合、図1(b)に示すように、光路L1及び光路L2の間の交点と、光路L1及び光路L3の間の交点とはいずれも測定点Pとほぼ一致するので、どちらの測定系により測定点Pを測定したとしても三次元座標の測定結果は変化しない。したがって、三次元形状測定装置100は、例えば複数の測定系の測定結果の平均値を用いることにより測定精度を向上させることができる。
ところが、投影部3のレンズ(不図示)の歪み等に起因して、投影部3の投影画素の光が通る光路に誤差がある場合、三次元形状測定装置100は、図1(b)の破線に示す光路L3’上に測定点Pが存在すると特定する。すなわち、三次元形状測定装置100は、投影部3及び第1撮像部1からなる第1測定系により測定点Pを測定した場合には、光路L1及び光路L3’の交点P1の三次元座標を測定点Pの三次元座標として誤って測定してしまう。
また、三次元形状測定装置100は、投影部3及び第2撮像部2からなる第2測定系により測定点Pを測定した場合には、光路L2及び光路L3’の交点P2の三次元座標を測定点Pの三次元座標として測定してしまう。このように測定点P1と測定点P2との間の差が大きいと、三次元形状測定装置100の測定結果の誤差が大きくなってしまう。
三次元形状測定装置100は、このような三次元座標の測定精度の低下を抑制するため、それぞれの測定系の誤差を補正する。より詳しくは、三次元形状測定装置100は、所定の基準器具を予め測定することにより、複数の測定系における測定データの基準を示す基準データを作成する。
三次元形状測定装置100は、この基準データを用いて、複数の測定系の測定データを補正するための補正値をそれぞれ算出し、算出した補正値を用いて、対応する測定系における測定データをそれぞれ補正する。このようにして、三次元形状測定装置100は、測定点Pの三次元座標の測定精度を向上させ、測定系ごとに測定結果が変化することを抑制することができる。
[三次元形状測定装置の構成]
図2は、三次元形状測定装置100の内部構成を示す図である。三次元形状測定装置100は、図1に示した第1撮像部1、第2撮像部2、投影部3及び制御部4の他に記憶部5を備える。
記憶部5は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等の記憶媒体を含む。記憶部5は、制御部4が実行するプログラムを記憶している。制御部4は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部4は、記憶部5に記憶されたプログラムを実行することにより、測定部41、取得部42、基準データ作成部43、算出部44、補正部45及び形状特定部46として機能する。
測定部41は、所定の光パターンを含む投影画像を投影部3により測定対象物等へ投影する。測定部41は、測定対象物等へ投影した投影画像を第1撮像部1及び第2撮像部2により撮像した撮像画像を生成する。測定部41は、所定の基準器具を撮像した撮像画像を生成する。測定部41は、対象測定部411及び予備測定部412を備える。
対象測定部411は、測定対象物の測定点を複数の測定系において測定することにより、測定結果を示す複数の対象測定データを作成する。複数の測定系は、一例としては、以下の第1測定系〜第4測定系である。
第1測定系:第1撮像部1及び投影部3
第2測定系:第2撮像部2及び投影部3
第3測定系:第1撮像部1、第2撮像部2及び投影部3
第4測定系:第1撮像部1及び第2撮像部2
[第1測定系による測定]
対象測定部411は、第1測定系では、一台の撮像部と一台の投影部との組み合わせにより測定対象物の測定点を測定する。対象測定部411は、所定の光パターンを含む投影画像を投影部3により測定対象物に投影する。図3は、対象測定部411が投影する2値の縞のパターンを含む投影画像の種類の例を示す図である。図3における黒色の領域は、投影部3が光を投影しない非投影領域を示しており、白色の領域は、投影部3が光を投影する光投影領域を示している。
図3(a)は、測定対象物の全体に光を投影しない基準パターン(全黒パターン)である。図3(b)は、測定対象物の全体に光を投影する基準パターン(全白パターン)である。図3(c)〜(f)は、光投影領域及び非投影領域から構成され、投影画像ごとに幅の異なる縞が同一方向に配列された2値の縞のパターンを示している。
図3(c)〜(f)に示す縞のパターンは、グレイコードに対応しており、撮像画像の第1撮像画素に対応する投影画像の投影画素の位置を示す投影座標を特定するために用いられる。図4は、図3(c)〜(f)に示す2値の縞のパターンに対応するグレイコードの例を示す。グレイコードにおける0を非投影領域に対応させ、1を光投影領域に対応させることで、図3(c)〜(f)に示す2値の縞のパターンが生成される。
図3及び図4におけるx方向の各位置は、各グレイコードの対応する位置の0又は1の数字を組み合わせたコード値によって表される。図4における位置0はコード値「0000」に対応し、位置1はコード値「0001」に対応し、位置15はコード値「1000」に対応する。
対象測定部411は、正弦波状の輝度分布を有する階調の縞のパターンを含む投影画像を測定対象物に投影する。図5(a)〜(d)は、正弦波状の輝度分布を有する階調の縞のパターンの例を示す。図3(c)〜(f)の2値の縞のパターンは、黒色の領域と白色の領域とからなる2値画像であるのに対し、図5(a)〜(d)の階調の縞のパターンでは、縞の幅方向に沿って、白色の領域から黒色の領域まで濃淡が正弦波状に変化する。図5(a)〜(d)の階調の縞のパターンの縞の間隔は一定であり、これらの階調の縞のパターンの縞の空間周波数は、例えば、図3(f)の2値の縞のパターンの4倍である。
図5(a)〜(d)の階調の縞のパターンは、輝度分布を示す正弦波の位相がそれぞれ90度ずつ異なる点を除き、互いに同一の輝度分布を示す。対象測定部411は、図3(a)及び(b)に示す2枚の基準パターン、図3(c)〜(f)に示す4枚の2値の縞のパターン、及び図5(a)〜(d)に示す4枚の階調の縞のパターンの合計10枚の投影画像を投影する。図5に示す階調の縞のパターンは、図3に示す縞のパターンとともに、投影座標を特定するために用いられる。
対象測定部411は、第1測定系では、測定対象物に投影された投影画像を第1撮像部1により撮像した第1撮像画像を生成する。対象測定部411は、第1撮像画像に含まれるパターンに基づいて、第1撮像画像の第1撮像画素に対応する投影座標を特定する。例えば、対象測定部411は、第1撮像画像に含まれるパターンにおける濃淡の変化を解析することにより、第1撮像画像に含まれる第1撮像画素に対応する投影画素の位置を示す投影座標を特定する。
対象測定部411は、図3(a)に示す全黒パターンを投影した場合の輝度値と、図3(b)に示す全白パターンを投影した場合の輝度値との平均を画素ごとに中間値として算出する。同様に、対象測定部411は、図3(c)〜図3(f)の2値の縞のパターンを測定対象物に投影した状態の第1撮像画像のそれぞれについて、4枚の第1撮像画像における各第1撮像画素の輝度値をそれぞれ対応する中間値と比較することにより、各第1撮像画素のコード値を特定する。対象測定部411は、コード値を特定することより、各第1撮像画素の位置に、どの位置に向けて投影された2値の縞が写っているかを特定することができる。対象測定部411は、第1撮像画像に含まれる各第1撮像画素が、図4に示す位置0から位置15までのどの位置に含まれるかを特定する。
さらに、対象測定部411は、正弦波状の輝度分布を有する階調の縞のパターンを測定対象物に投影した際の第1撮像画像において第1撮像画素に対応する正弦波の位相を特定し、特定した位相に基づいて、投影座標を特定する。投影画像の階調の縞のパターンは、周期性を有するため、投影画像において複数の投影画素が同じ投影座標を有する。以下、投影画像において周期性を有する投影座標を相対投影座標とも呼ぶ。一方、投影画像において一意に定められる投影座標を特に絶対投影座標とも呼ぶ。
図6は、絶対投影座標と相対投影座標との関係を示す図である。図6の縦軸は、投影座標を示す。図6の横軸は、投影画像に含まれる縞の幅方向における投影画素の位置を示す。幅方向は、縞の延びる方向と直交する方向である。図6の実線が示すように、相対投影座標は周期性を有する。相対投影座標は、正弦波状の輝度分布を有する階調の縞のパターンの繰り返しの1周期ごとに同じ値を示す。一方、図6の斜めに延びる破線が示すように、絶対投影座標は、投影画像において一意に定められる。
対象測定部411は、階調の縞のパターンの濃淡を解析することにより、第1撮像画素に対応する相対投影座標を特定する。対象測定部411は、2値の縞のパターンが示すグレイコードに基づいて、この第1撮像画素が位置0から位置15のどの位置に対応するかを特定する。対象測定部411は、グレイコードにより特定した位置中において相対投影座標が示す相対的な位置に基づいて、第1撮像画素に対応する絶対投影座標を特定する。対象測定部411は、第1撮像画素の二次元座標と、特定した一次元の絶対投影座標とを用いて、三角測量法の原理を利用することにより、第1撮像画素に対応する測定対象物上の測定点の三次元座標を特定する。
対象測定部411は、縞の延びる方向が異なる複数の投影画像を投影してもよく、縞の延びる方向が異なる投影画像ごとに、第1撮像画素に対応する投影座標をそれぞれ特定してもよい。対象測定部411は、縞の延びる方向が異なる複数の投影画像を測定対象物に投影し、縞の延びる方向が異なる投影画像ごとに、第1撮像画素に対応する投影座標をそれぞれ特定してもよい。
[第2測定系による測定]
対象測定部411は、第2測定系において第1測定系と同様にして、第2撮像部2と投影部3との組み合わせにより測定対象物の測定点の三次元座標を測定する。
[第3測定系による測定]
対象測定部411は、第3測定系において第1撮像部1と、第2撮像部2と、投影部3との組み合わせにより測定対象物の測定点を測定する。対象測定部411は、第1測定系と同様にして、第1撮像画像に含まれる第1撮像画素に対応する投影画素の位置を示す投影座標を特定する。対象測定部411は、第2撮像画像に含まれる第2撮像画素に対応する投影画素の位置を示す投影座標を特定する。
図7は、第1撮像画素Aに対応する第2撮像画像のエピポーラ線EBAの例を示す。第1撮像部1のレンズ11の焦点をO1とする。第1撮像画素Aに対応する光路は、焦点O1から測定点MPに延びる直線であり、この光路を示す直線を図7の左側の第2撮像部2の画像平面に投影した直線をエピポーラ線EBAとする。第1撮像画素Aと同じ測定点MPに対応する図7の左側の第2撮像部2の画像平面における第2撮像画素Bは、幾何学的拘束により、エピポーラ線EBA上のいずれかの位置にある。対象測定部411は、記憶部5に予め記憶されている第1撮像部1と第2撮像部2との配置を示す配置情報を読み出し、読み出した配置情報に基づいて、第1撮像画素Aに対応する第2撮像画像のエピポーラ線EBAを特定する。配置情報は、例えば、焦点距離、位置及び向きを示す情報である。
対象測定部411は、図7に示すように、特定したエピポーラ線EBA上に位置する第2撮像画素のうち、第1撮像画素Aと同じ絶対投影座標に対応する第2撮像画素Bを選択する。対象測定部411は、第1撮像画素Aと、選択した第2撮像画素Bとにおいて三角測量法の原理を利用することにより、第1撮像画素Aと選択した第2撮像画素Bとに対応する共通の測定点MPの三次元座標を測定する。
[第4測定系による測定]
対象測定部411は、第4測定系において第1撮像画像の第1撮像画素と第2撮像画像の第2撮像画素との間の対応関係を特定する。対象測定部411は、測定対象物がテクスチャやエッジ等の特徴点を有する場合、投影画像を測定対象物に投影することなく、この特徴点の三次元座標を測定することが可能である。
対象測定部411は、測定対象物の特徴点に対応する第1撮像画素を特定する。また、対象測定部411は、同じ特徴点に対応する第2撮像画素を特定する。対象測定部411は、特徴点に対応する第1撮像画素と、同じ特徴点に対応する第2撮像画素とを用いて三角測量法の原理を利用することにより、この特徴点の三次元座標を測定する。
[二方向の縞パターン]
なお、対象測定部411は、一方向に延びる縞のパターンを含む投影画像のみを用いて対象測定データを作成する例に限定されない。例えば、対象測定部411は、縦方向に延びる縞のパターンを含む投影画像に加えて、横方向に延びる縞のパターンを含む投影画像を測定対象物に投影することにより対象測定データを作成してもよい。対象測定部411は、横方向に延びる縞のパターンを含む投影画像を測定対象物に投影することにより、撮像画素に対応する縦方向の投影座標と、横方向の投影座標との両方を特定することができる。この場合、対象測定部411は、エピポーラ線を用いることなく、撮像画素に対応する投影画素を一意に特定することができる。
[基準器具の測定]
予備測定部412は、複数の光学装置のうち、異なる光学装置の組み合わせからなる複数の測定系において所定の基準器具をそれぞれ撮像することにより、基準器具上の基準点の三次元座標を示す複数の予備測定データを作成する。基準器具には、複数の基準点が配置されている。例えば、予備測定部412は、第1測定系〜第4測定系のそれぞれにおいて対象測定部411と同様の方法により、基準点の三次元座標を測定する。
図8(a)及び図8(b)は、基準器具の例を示す図である。基準器具を上から見た様子を示す。図8(a)は、複数の黒色の円が縦方向及び横方向に整列して配置された基準器具を示す。図8(b)は、市松模様が付された基準器具を示す。図8(a)に示す基準器具を用いる場合、予備測定部412は、黒色の円の中心を基準点として定め、この基準点の三次元座標を示す予備測定データを作成する。図8(b)に示す基準器具を用いる場合、予備測定部412は、市松模様を構成する白色及び黒色の正方形の各頂点を基準点として定め、定めた基準点の三次元座標を示す予備測定データをそれぞれ作成する。予備測定データは、基準器具上の複数の基準点の三次元座標を示す情報をそれぞれ含む。
図9は、基準器具51の測定の様子を示す図である。図9の例では、基準器具51は、平板状の部材であるが、これに限定されず、基準器具として任意の形状のものを用いることができる。予備測定部412は、1回以上にわたって基準器具51を撮像する。基準器具51は、測定において図9の矢印に示す奥行方向の座標が異なる複数の設置位置に順に設置される。基準器具51の設置位置は精密に決める必要はなく概略のものでよい。また、基準器具51の設置位置の三次元座標は予め測定されていなくてもよく、任意の設置位置に基準器具51を設置することが可能である。したがって、三次元形状測定装置100では、基準器具51の位置決めのための器具や別の測定器等を用意する必要がないので、基準器具51の測定を簡便且つ低コストに実施することができる。
予備測定部412は、基準器具51がそれぞれの設置位置に配置された状態において基準器具51を撮像する。予備測定部412は、複数の設置位置に設置された基準器具51の撮像画像に基づいて、複数の設置位置における基準器具51の基準点の三次元座標を示す予備測定データをそれぞれ作成する。また、奥行方向の座標が互いに異なるように基準器具51を平行移動させることにより,複数の設置位置が決定される例に限定されず、基準器具51の姿勢を変えることにより三次元座標が互いに異なるように決定されてもよい。
また、予備測定部412は、基準器具51上に予め配置されている基準点の三次元座標を測定する例に限定されない。例えば、予備測定部412は、基準器具51に対して、特定の位置を基準点として用いるための目印を含む投影画像を投影部3により投影してもよい。予備測定部412は、目印が投影された位置を基準点として定め、この基準点の三次元座標を測定してもよい。
また、予備測定部412は、基準点を特定するためのパターンを含む投影画像を基準器具51に投影してもよい。基準点を特定するためのパターンを含む投影画像は、例えば、一方向に延びる縞パターンを含む投影画像である。予備測定部412は、基準器具51に投影した投影画像を撮像した第1撮像画像及び第2撮像画像を取得してもよい。この場合、予備測定部412は、対象測定部411と同様にして、第1撮像画素に対応する投影座標や、第2撮像画素に対応する投影座標を特定し、第1撮像画素、第2撮像画素及び投影画像の間の対応関係を利用することにより、基準器具51上の特定の位置の三次元座標を測定する。予備測定部412は、この特定の位置を基準点として用いてもよい。つまり、予備測定部412は、基準器具51に縞パターンを投影して、複数の測定系で共通に測定したある特定の位置を基準点として用いることもできる。
また、予備測定部412は、縦方向に延びる縞パターンを含む投影画像と、横方向に延びる縞パターンを含む投影画像とを測定対象物に投影することにより、第1撮像画像に対応する投影座標や、第2撮像画素に対応する投影座標を求めてもよい。この場合、予備測定部412は、縦方向に延びる縞パターンを含む投影画像と、横方向に延びる縞パターンを含む投影画像とを用いることにより、エピポーラ線を用いることなく、第1撮像画素及び第2撮像画素の間の対応関係を求めることができる。このため、予備測定部412は、エピポーラ線を特定する際に誤差が生じて測定精度が低下するリスクを低減させることができる。
取得部42は、基準器具51に含まれる複数の基準点の位置関係を示す相対位置情報を記憶部5から取得する。複数の基準点の位置関係は、他の測定器具により予め測定されているものとする。複数の基準点の位置関係は、例えば、基準器具51の基準点の一つを原点と仮定した場合の他の基準点の二次元座標である。
[基準データの作成]
基準データ作成部43は、複数の測定系に対応する複数の予備測定データのうちの一つ以上に基づいて基準データを作成する。基準データは、複数の測定系それぞれの測定データが、他の測定系における測定データに一致するようにするためのデータである。
例えば、第1測定系において投影部3から特定の基準点の位置までの距離が199ミリメートルであることが示され、第2測定系において投影部3から同じ基準点の位置までの距離が201ミリメートルであることが示され、第3測定系において投影部3から同じ基準点の位置までの距離が200ミリメートルであることが示されたとする。この場合、例えば、基準データ作成部43は、第1測定系で測定された199ミリメートルを基準データとして定め、第2測定系で測定されたデータから2ミリメートルを減算する補正を行い、第3測定系で測定されたデータから1ミリメートルを減算する補正を行うことにより、各測定系の測定データを一致させる。一例として、距離を補正する方法について説明したが、実際には三次元座標を補正することが望ましい。
基準データ作成部43は、例えば、異なる測定系に対応する複数の予備測定データに含まれる同一の基準点の三次元座標の平均値又は中央値等の統計量を算出する。基準データ作成部43は、算出した統計量をこの基準点の三次元座標とする基準データを作成してもよい。例えば、基準データ作成部43は、第1測定系〜第3測定系により測定された同一の基準点の三次元座標の平均値を算出する。基準データ作成部43は、算出した平均値をこの基準点の三次元座標とする基準データを作成する。
また、基準データ作成部43は、取得部42が取得した相対位置情報を参照して、この相対位置情報が示す位置関係と、予備測定データが示す複数の基準点の位置関係との誤差を求め、求めた誤差に基づいて、いずれかの予備測定データを選択してもよい。
例えば、基準データ作成部43は、基準器具51の基準点の一つを原点としたときの相対位置情報における他の基準点の相対座標と、予備測定データにおいて同じ基準点を原点とした場合の他の基準点の相対座標とをそれぞれ求める。基準データ作成部43は、相対位置情報における他の基準点の相対座標と、予備測定データにおける対応する基準点との誤差を基準点ごとに求める。基準データ作成部43は、基準器具51の複数の基準点における誤差の総和や標準偏差等の、誤差の統計量を測定系ごとに求め、複数の測定系のうち、求めた誤差の平均等の統計量が最も小さくなる測定系の予備測定データを選択する。なお、基準データ作成部43は、原点からの相対座標の代わりに、原点からの相対距離を使用してもよい。
また、基準データ作成部43は、複数の基準点が基準器具51における単一の平面上に配置されている場合、最小二乗法等を用いて、予備測定データが示す基準器具51上の複数の基準点との距離の総和が最も小さくなる仮想的な平面を特定する。基準データ作成部43は、異なる測定系に対応する複数の予備測定データにおいてこの平面をそれぞれ特定する。基準データ作成部43は、特定した平面と、この平面に対応する測定系の予備測定データにおける基準器具51上の複数の基準点との距離の総和を測定系ごとに算出する。基準データ作成部43は、算出した距離の総和が最も小さくなる測定系の予備測定データを選択してもよい。
このような構成により、基準データ作成部43は、基準器具51において複数の基準点が配置された平面を最も精度よく再現した測定系の予備測定データを利用することができる。基準データ作成部43は、選択した予備測定データに基づいて、基準データを作成する。例えば、基準データ作成部43は、選択した予備測定データをそのまま基準データとして用いる。
基準データ作成部43は、複数の測定系に対応する複数の予備測定データ間のずれが所定値以上である場合に、基準データの作成を行わず、予備測定データ間のずれが大きいことを示すエラーを表示部(不図示)に表示してもよい。このようにして、基準データ作成部43は、光学装置の向きがずれていること等の不具合に起因して三次元形状の測定精度が低下することを抑制することができる。
[補正値の算出]
算出部44は、基準データに一致しない予備測定データと、基準データ作成部43が作成した基準データとに基づいて、補正値を算出する。基準データに一致しない予備測定データは、例えば、基準データ作成部43が単一の測定系に対応する予備測定データを基準データとして用いる場合には、基準データに対応する測定系とは異なる測定系により測定された予備測定データである。
算出部44は、基準データ作成部43が第3測定系による予備測定データを基準データとして用いたと仮定する。算出部44は、第3測定系とは異なる第1測定系において所定の基準点を示す三次元座標を特定し、基準データにおいて同じ基準点を示す三次元座標を特定する。算出部44は、2つの三次元座標における差分ΔC(x1,i,j, y1,i,j, z1,i,j)を以下の式(1)により求める。
ΔC(x1,i,j, y1,i,j, z1,i,j) = [x1,i,j, y1,i,j, z1,i,j] - [xr,i,j, yr,i,j zr,i,j]...(1)
式(1)中、「x1,i,j」の「1」は、第1測定系であることを示すインデックスである。iは、基準点を識別するためのインデックスである(i = 1, 2, …)。jは、基準器具51の設置位置を識別するためのインデックスである(j = 1, 2, …)。[x1,i,j, y1,i,j, z1,i,j]は、第1測定予備測定データが示す三次元座標である。[xr,i,j, yr,i,j, zr,i,j]は、基準データが示す三次元座標である。
算出部44は、求めた差分ΔC(x1,i,j, y1,i,j, z1,i,j)に基づいて、第1測定系による対象測定データを補正するための補正値を算出する。一例としては、算出部44は、差分ΔC(x1,i,j, y1,i,j, z1,i,j)を補正値として用いるが、差分ΔC(x1,i,j, y1,i,j, z1,i,j)に基づいて、公知の手法により補正値を算出してもよい。
基準データ作成部43が異なる測定系に対応する複数の予備測定データが示す基準点の三次元座標を平均すること等により基準データを作成した場合には、基準データの作成に用いた予備測定データと、基準データとは一致しないことがある。このため、算出部44は、複数の予備測定データが示す基準点の三次元座標を平均すること等により基準データを作成した場合には、基準データの作成に用いた予備測定データが示す基準点の三次元座標と、基準データが示す同じ基準点の三次元座標との差分に基づいて、補正値を算出してもよい。
算出部44は、複数の設置位置に設置された基準器具51の基準点にそれぞれ対応する補正値を算出する。例えば、算出部44は、奥行方向の座標が異なる3か所の設置位置に対応する3つの予備測定データを予備測定部412が作成した場合、この3つの予備測定データに対応する補正値をそれぞれ作成する。算出部44は、基準器具51の設置位置のインデックスと、基準器具51の測定を行った測定系を識別するためのインデックスと、基準点を識別するためのインデックスと、補正値とを関連付けて記憶部5に記憶させる。
また、算出部44は、基準データと一致しない予備測定データに対応する測定系により測定される測定点の三次元座標に対応する補正値を算出するための関数を特定してもよい。例えば、算出部44は、第1測定系による予備測定データと対応する補正値との関係を参照して、第1測定系による対象測定データをこの対象測定データに対応する補正値に変換するための多項式関数を、最小二乗法等の公知の手法を用いて特定してもよい。このとき、関数は予め記憶部5にプログラム等の一部として記憶されており、算出部44は、記憶部5に記憶されている関数の複数の係数を特定する。対象測定データを補正値[Δcm,x Δcm,y Δcm,z]に変換するための関数は、以下の式(2)で表すことができる。式(2)中、(xm, ym, zm)は、測定点の三次元座標である。式(2)の関数では、三次元座標の各成分に対応する補正値がそれぞれ算出される。
[Δcm,x Δcm,y Δcm,z]=[fx(xm, ym, zm) fy(xm, ym, zm) fz(xm, ym, zm)]・・・(2)
この関数は、例えばZ方向(奥行方向)に分割して複数用意されていてもよい。このようにすれば、算出部44は、個々の多項式関数としてより高精度な関数を用いて補正値を算出することができるため、より高精度な補正結果が得られる。
算出部44が基準点に対応する補正値をそれぞれ作成する例について説明した。算出部44は、複数の基準点に対応する複数の補正値に基づいて補間することにより、予備測定データが取得された基準点以外の位置に対応する補正値を算出してもよい。算出部44は、各測定系の測定空間を等間隔の立方格子で区切り、個々の格子点に対応する補正値を、複数の基準点に対応する複数の補正値に基づいて補間することにより算出し、格子点の三次元座標と、測定系を識別するためのインデックスと、算出した補正値とを関連付けたテーブルを記憶部5に記憶させてもよい。算出部44が、このような格子点それぞれの補正値を算出しておくことで、測定対象物の三次元座標を測定した結果を補正する場合に、測定した座標値に最も近い格子点の補正値を利用して補正を行うことができる。
[対象測定データの補正]
補正部45は、基準データと一致しない予備測定データに対応する測定系の対象測定データを補正値に基づいて補正する一例としては、補正部45は、基準データ作成部43が第3測定系による予備測定データを選択することにより基準データを作成した場合、第3測定系とは異なる第1測定系の対象測定データを補正する。補正部45は、対象測定データが示す奥行方向の座標と基準点の奥行方向の座標との差が最小になる設置位置のインデックスと、第1測定系であることを示すインデックスと、対象測定データが示す三次元座標に最も近い三次元座標を有する基準点を示すインデックスとに関連付けられた補正値を記憶部5から読み出す。補正部45は、読み出した補正値に基づいて、第1測定系による対象測定データを補正する。
補正部45は、対象測定データが示す三次元座標に最も近い格子点の三次元座標と、当該格子点に対応する測定系を示すインデックスとに関連付けられた補正値を記憶部5から読み出し、読み出した補正値に基づいて、対象測定データを補正してもよい。補正部45は、対象測定データが示す三次元座標に比較的近い複数の格子点の三次元座標に関連付けられた補正値を記憶部5からそれぞれ読み出し、読み出した複数の補正値を用いる補間処理により、対象測定データに対応する補正値を求めてもよい。また、補正部45は、対象測定データを補正値に変換するための関数を求めた場合には、この関数を用いて対象測定データを補正値に変換し、変換した補正値に基づいて、対象測定データを補正してもよい。
形状特定部46は、補正部45による補正後の対象測定データを用いて、測定対象物の形状を特定する。形状特定部46は、補正後の複数の対象測定データが示す測定点の三次元座標をつなぎ合わせることにより、測定対象物の三次元形状を特定する。形状特定部46は、異なる測定系に対応する複数の対象測定データが示す三次元座標をつなぎ合わせることにより測定対象物の形状を特定してもよい。
補正部45は、基準データに対応する測定系の対象測定データの補正を行わないことがある。このため、形状特定部46は、基準データに対応する測定系の対象測定データを用いる場合には、補正部45による補正が行われていない対象測定データを用いて測定対象物の形状を特定することがあるものとする。形状特定部46は、補正が行われていない基準データに対応する対象測定データが示す測定点の三次元座標と、補正後の対象測定データが示す測定点の三次元座標とをつなぎ合わせることにより測定対象物の形状を特定してもよい。
[補正値の算出の処理手順]
図10は、三次元形状測定装置100による補正値の算出の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順は、三次元形状測定装置100の操作受付部(不図示)が各測定系のキャリブレーションを指示するユーザの操作を受け付けたときに開始する。
まず、予備測定部412は、複数の測定系において所定の基準器具51をそれぞれ撮像した撮像画像を生成する(S101)。予備測定部412は、基準点の三次元座標を測定し、測定した三次元座標を示す予備測定データを作成する(S102)。予備測定部412は、S102において複数の測定系に対応する複数の予備測定データを作成するものとする。基準データ作成部43は、作成した複数の予備測定データのうちの一つ以上に基づいて、基準データを作成する(S103)。
算出部44は、複数の測定系のうち基準データに一致しない予備測定データと、基準データ作成部43が作成した基準データとの差分を算出する。算出部44は、この差分に基づいて、基準データに一致しない予備測定データに対応する測定系により測定した対象測定データを補正するための補正値を算出し(S104)、処理を終了する。
[三次元形状の特定の処理手順]
図11は、三次元形状測定装置100による測定対象物の三次元形状の特定の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順は、三次元形状測定装置100の操作受付部が三次元形状の測定の開始を指示するユーザの操作を受け付けたときに開始する。
まず、対象測定部411は、所定の光パターンを含む投影画像を投影部3により測定対象物等へ投影する(S201)。対象測定部411は、測定対象物に投影された投影画像を第1撮像部1により撮像した第1撮像画像を生成する(S202)。対象測定部411は、測定対象物の測定点を測定することにより、測定結果を示す対象測定データを作成する(S203)。補正部45は、対象測定データを補正値に基づいて補正する(S204)。形状特定部46は、補正部45による補正後の対象測定データに基づいて、測定対象物の形状を特定する(S205)。
[本実施形態の三次元形状測定装置による効果]
本実施形態によれば、補正部45は、複数の測定系について基準データを用いて対象測定データを補正することができる。したがって、補正部45は、測定系における誤差に起因して測定精度が低下することを抑制することができる。
形状特定部46は、複数の測定系の対象測定データを高精度につなぎ合わせて測定することができるため、影や飽和等の影響で、ある測定系で対象測定データが取得できない箇所が生じても、別の測定系の対象測定データを用いて測定対象物の形状を特定することができる。このため、形状特定部46は、より効率的かつ高精度に測定対象物の形状を特定することができる。
[変形例]
本実施形態では、基準データ作成部43は、単一の測定系に対応する予備測定データを用いて複数の基準点の三次元座標を含む基準データを作成する場合の例について説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されない。基準データ作成部43は、異なる測定系に対応する複数の予備測定データのいずれかを基準点ごとに選択することにより、一つの基準データを作成してもよい。例えば、基準データ作成部43は、異なる測定系に対応する複数の予備測定データのうち、基準点に対する三角測量の精度が最も高くなるように、例えば視差が最も大きくなる光学装置の組み合わせからなる測定系に対応する予備測定データを選択してもよい。
図12(a)及び図12(b)は、基準データ作成部43による基準データの作成における測定系の選択の様子を示す図である。基準器具51を上から見た様子を示す。図12の例では、三次元形状測定装置は、第1撮像部1及び第2撮像部2に加え、第3撮像部300を備える。図12の例では、投影部3は、省略されている。例えば、予備測定部412は、基準器具51上の基準点を利用する場合、以下の第4測定系〜第6測定系により予備測定データを作成可能である。
第4測定系:第1撮像部1及び第2撮像部2
第5測定系:第1撮像部1及び第3撮像部300
第6測定系:第2撮像部2及び第3撮像部300
図12(a)は、基準器具51の最下段の右端の基準点に対応する測定系の選択の様子を示す図である。基準データ作成部43は、基準点に対する視差が最も大きくなる光学装置の組み合わせからなる測定系を選択する。基準データ作成部43が第4測定系を選択した場合、最下段の右端の基準点に対し、第1撮像部1及び第2撮像部2がなす視差はα1となる。一方、基準データ作成部43が第5測定系を選択した場合、最下段の右端の基準点に対し、第1撮像部1及び第3撮像部300がなす視差はα2となり、この視差は、第4測定系〜第6測定系において最大となる。このため、基準データ作成部43は、最下段の右端の基準点に対応する基準データの作成において第5測定系により測定した予備測定データを選択する。
図12(b)は、基準器具51の最上段の左端の基準点に対応する測定系の選択の様子を示す図である。基準データ作成部43が第4測定系を選択した場合、最上段の左端の基準点に対し、第1撮像部1及び第2撮像部2がなす視差はβ1となる。一方、基準データ作成部43が第6測定系を選択した場合、最上段の左端の基準点に対し、第2撮像部2及び第3撮像部300がなす視差はβ2となり、この視差は、第4測定系〜第6測定系において最大となる。このため、基準データ作成部43は、最上段の左端の基準点に対応する基準データの作成において第6測定系により測定した予備測定データを選択する。基準データ作成部43は、基準器具51の基準点ごとに選択した予備測定データを組み合わせることにより単一の基準データを作成する。
このような構成により、基準データ作成部43は、各基準点に対する視差が最大となる測定系による予備測定データを用いて基準データを作成するので、三角測量法による三次元座標の測定精度を向上させることができる。
基準データ作成部43は、1台以上の投影部により基準器具51に投影した基準点を利用する場合、2つの撮像部のペアがなす視差が最大となる測定系による予備測定データを基準点ごとに選択する例に限定されない。例えば、基準データ作成部43は、2つの撮像部のペアがなす視差や、投影部と撮像部とのペアがなす視差を考慮し、視差が最大となるペアを含む測定系による予備測定データを基準点ごとに選択してもよい。
複数の撮像部の仕様が互いに異なっていたり、複数の撮像部から基準点までの距離が互いに異なっていたりする状態では、視差が最大となる測定系と、測定精度が最も良くなる測定系とが一致しないことがある。基準データ作成部43は、基準点の三次元座標の概略値と、測定精度が最も良好になる測定系とを関連付けたテーブルを記憶部5から読み出し、このテーブルを参照して、測定精度が最も良好になる測定系の予備測定データを選択してもよい。
また、基準データ作成部43は、原点から基準点までの相対的な距離に基づいて、測定精度が最も良好になる測定系の予備測定データを選択してもよい。基準データ作成部43は、例えば基準器具51を測定した際に、基準器具51上のいずれかの基準点を原点として指定する。基準データ作成部43は、指定した原点から他の基準点Cまでの距離を測定する。一方、基準データ作成部43は、原点から基準点Cまでの距離として予め記憶されている値を記憶部5から読み出す。基準データ作成部43は、測定した距離と、記憶部5から読み出した距離との差が最も小さくなる測定系の予備測定データを基準点Cの測定精度が最も良好なものとして選択してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 第1撮像部
2 第2撮像部
3 投影部
4 制御部
5 記憶部
11 レンズ
12 撮像素子
21 レンズ
22 撮像素子
41 測定部
42 取得部
43 基準データ作成部
44 算出部
45 補正部
46 形状特定部
100 三次元形状測定装置
300 第3撮像部
411 対象測定部
412 予備測定部

Claims (10)

  1. 測定対象物を撮像した撮像画像に基づいて、当該測定対象物の三次元形状を測定する三次元形状測定装置であって、
    複数の光学装置と、
    前記複数の光学装置のうち、異なる光学装置の組み合わせからなる複数の測定系において基準器具をそれぞれ撮像することにより、前記基準器具上の基準点の三次元座標を示す複数の予備測定データを作成する予備測定部と、
    前記複数の予備測定データのうちの一つ以上に基づいて基準データを作成する基準データ作成部と、
    前記複数の予備測定データのうち、前記基準データとは一致しない前記予備測定データと、前記基準データとに基づいて、補正値を算出する算出部と、
    前記測定対象物の測定点を前記複数の測定系において測定した結果を示す複数の対象測定データを作成する対象測定部と、
    前記基準データとは一致しない前記予備測定データに対応する前記測定系における前記対象測定データを前記補正値に基づいて補正する補正部と、
    前記補正部による補正後の対象測定データを用いて、前記測定対象物の形状を特定する形状特定部と、
    を備える、三次元形状測定装置。
  2. 前記予備測定部は、複数の設置位置に設置された前記基準器具を撮像することにより、前記複数の設置位置における前記基準器具の前記基準点の三次元座標を示す前記予備測定データを作成し、
    前記算出部は、前記複数の設置位置における前記基準点に対応する前記補正値を算出する、
    請求項1に記載の三次元形状測定装置。
  3. 前記基準データ作成部は、前記複数の測定系に対応する複数の前記予備測定データが示す前記基準点の三次元座標の統計量を算出することにより、前記基準データを作成する、
    請求項1又は2に記載の三次元形状測定装置。
  4. 前記基準器具に含まれる複数の前記基準点の位置関係を示す相対位置情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記予備測定部は、前記複数の基準点の三次元座標を示す前記予備測定データを作成し、
    前記基準データ作成部は、前記相対位置情報が示す位置関係との誤差に基づいて前記複数の基準点の三次元座標を示す前記予備測定データを選択することにより、前記基準データを作成する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の三次元形状測定装置。
  5. 前記予備測定部は、前記基準器具上の複数の前記基準点の三次元座標を示す前記予備測定データを作成し、
    前記基準データ作成部は、前記複数の測定系に対応する前記複数の予備測定データのいずれかを前記基準点ごとに選択することにより、一つの前記基準データを作成する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の三次元形状測定装置。
  6. 前記基準データ作成部は、前記複数の測定系に対応する複数の前記予備測定データのうち、前記基準点に対する三角測量精度が最も良好となる前記光学装置の組み合わせに対応する前記予備測定データを選択する、
    請求項5に記載の三次元形状測定装置。
  7. 前記予備測定部は、前記基準点を特定するためのパターンを含む投影画像を前記基準器具に投影する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の三次元形状測定装置。
  8. 前記算出部は、前記基準データと一致しない前記予備測定データに対応する前記測定系により測定される前記測定点の前記三次元座標に対応する前記補正値を算出するための関数を特定し、特定した当該関数を用いて前記補正値を算出する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の三次元形状測定装置。
  9. 前記算出部は、前記複数の測定系の測定空間を等間隔の立方格子で区切った個々の格子点の三次元座標と、複数の前記補正値と、前記複数の測定系それぞれを識別するためのインデックスと、を関連付けたテーブルを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記補正部は、前記対象測定データが示す三次元座標に最も近い前記格子点の三次元座標と、当該格子点に対応する前記測定系を示すインデックスとに関連付けられた前記補正値を前記記憶部から読み出し、読み出した前記補正値に基づいて、前記対象測定データを補正する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の三次元形状測定装置。
  10. 測定対象物を撮像した撮像画像に基づいて、当該測定対象物の三次元形状を測定する三次元形状測定方法であって、
    複数の光学装置のうち、異なる光学装置の組み合わせからなる複数の測定系において基準器具をそれぞれ撮像することにより、前記基準器具上の基準点の三次元座標を示す複数の予備測定データを作成するステップと、
    前記複数の予備測定データのうちの一つ以上に基づいて基準データを作成するステップと、
    前記複数の予備測定データのうち、前記基準データとは一致しない前記予備測定データと、前記基準データとに基づいて、補正値を算出するステップと、
    前記測定対象物の測定点を前記複数の測定系において測定した結果を示す複数の対象測定データを作成するステップと、
    前記基準データとは一致しない前記予備測定データに対応する前記測定系における前記対象測定データを前記補正値に基づいて補正するステップと、
    補正後の対象測定データを用いて、前記測定対象物の形状を特定するステップと、
    を備える、三次元形状測定方法。
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