JP2021092536A - センサーユニット、電子機器および移動体 - Google Patents

センサーユニット、電子機器および移動体 Download PDF

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竜児 木原
健太郎 依田
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Abstract

【課題】振動ノイズの影響を受け難く、優れた検出特性を有するセンサーユニット、電子機器および移動体を提供すること。【解決手段】センサーユニットは、基板と、前記基板に搭載されている慣性センサーモジュールと、前記基板および前記慣性センサーモジュールを収納する収納空間を有する容器と、前記基板と前記容器とを非接触とした状態で、前記容器と前記基板とを接続している接続部材と、を有する。そして、前記接続部材は、弾性を有し、前記接続部材の弾性率は、前記容器の弾性率よりも小さい。【選択図】図1A

Description

本発明は、センサーユニット、電子機器および移動体に関する。
例えば、特許文献1に記載されているセンサーユニットでは、慣性センサーが搭載されたセンサーモジュールがアウターケースに対してネジで固定されている。また、アウターケースとセンサーモジュールとの間には柔軟な接合部材が設けられており、この接合部材を介してアウターケースとセンサーモジュールとが接合されている。
特開2016−118421号公報
しかしながら、このような構成のセンサーユニットでは、センサーモジュールがアウターケースに対してネジで固定されているため、アウターケースに生じるノイズ振動がネジを介して慣性センサーに伝わり易い。そのため、センサーモジュールの検出特性が低下するおそれがある。
本発明のセンサーユニットは、基板と、
前記基板に搭載されている慣性センサーモジュールと、
前記基板および前記慣性センサーモジュールを収納する収納空間を有する容器と、
前記基板と前記容器とを非接触とした状態で、前記容器と前記基板とを接続している接続部材と、を有し、
前記接続部材は、弾性を有し、
前記接続部材の弾性率は、前記容器の弾性率よりも小さい。
本発明の第1実施形態に係るセンサーユニットを示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るセンサーユニットを示す断面図である。 慣性センサーモジュールを示す分解斜視図である。 慣性センサーモジュールが有する回路基板を示す斜視図である。 センサーユニットの収納空間内を示す平面図である。 接続部材を示す断面図である。 接続部材の変形例を示す斜視図である。 接続部材の変形例を示す斜視図である。 接続部材の変形例を示す斜視図である。 接続部材の変形例を示す斜視図である。 接続部材を示す分解断面図である。 第2実施形態に係るセンサーユニットが有する接続部材を示す分解断面図である。 第3実施形態に係るセンサーユニットが有する接続部材を示す断面図である。 第4実施形態に係るセンサーユニットが有する接続部材を示す断面図である。 第5実施形態に係るセンサーユニットが有する接続部材を示す断面図である。 第6実施形態に係るセンサーユニットが有する接続部材を示す断面図である。 第7実施形態に係るセンサーユニットを示す断面図である。 第8実施形態に係るスマートフォンを示す斜視図である。 第9実施形態に係る移動体測位装置の全体システムを示すブロック図である。 図18に示す移動体測位装置の作用を示す図である。 第10実施形態に係る移動体を示す斜視図である。
以下、本発明のセンサーユニット、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1Aおよび図1Bは、本発明の第1実施形態に係るセンサーユニットを示す断面図である。図2は、慣性センサーモジュールを示す分解斜視図である。図3は、慣性センサーモジュールが有する回路基板を示す斜視図である。図4は、センサーユニットの収納空間内を示す平面図である。図5は、接続部材を示す断面図である。図6ないし図9は、それぞれ、接続部材の変形例を示す斜視図である。図10は、接続部材を示す分解断面図である。
なお、説明の便宜上、図1Aから図10の各図には、互いに直交する3軸であるX軸、Y軸およびZ軸を示す。また、X軸に沿う方向をX軸方向とも言い、Y軸に沿う方向をY軸方向とも言い、Z軸に沿う方向をZ軸方向とも言う。また、Z軸方向のプラス側を「上」とも言い、マイナス側を「下」とも言う。また、Z軸方向からの平面視を、単に「平面視」とも言う。
図1Aおよび図1Bに示すセンサーユニット1は、例えば、自動車、農業機械、建設機械、ロボットおよびドローンなどの移動体の姿勢や、挙動を検出する慣性計測装置である。センサーユニット1は、慣性センサーとして3軸の角速度を検出する角速度センサーおよび3軸の加速度センサーを備えた6軸モーションセンサーとして機能させたり、3軸の加速度を検出する加速度センサーを備えた3軸モーションセンサーとして機能させたりすることができる。また、センサーユニット1は、平面視形状が矩形形状の直方体であり、X軸方向に沿った長辺の長さが約120mm、Y軸方向に沿った短辺の長さが約40mm、Z軸方向に沿った厚さが約30mmのサイズである。ただし、センサーユニット1のサイズは、特に限定されない。
図1Aおよび図1Bに示すように、センサーユニット1は、内部に収納空間Sを有する容器2と、収納空間Sに収納されている慣性センサーモジュール5および基板6と、収納空間Sに充填されているゲル材Gと、を有する。
まず、慣性センサーモジュール5について説明する。図2に示すように、慣性センサーモジュール5は、アウターケース51と、インナーケース52と、を有し、アウターケース51の内部にインナーケース52を挿入し、これらを接合部材53によって接合した構成となっている。また、インナーケース52には、後述するコネクター541を露出させるための開口521が形成されている。
また、慣性センサーモジュール5は、インナーケース52に支持され、アウターケース51とインナーケース52との間に収納されている回路基板54を有する。図3に示すように、回路基板54には、開口521から露出しているコネクター541と、X軸まわりの角速度を検出する角速度センサー542xと、Y軸まわりの角速度を検出する角速度センサー542yと、Z軸まわりの角速度を検出する角速度センサー542zと、X軸、Y軸およびZ軸の各軸方向の加速度を検出する加速度センサー543と、制御IC544と、が実装されている。
制御IC544は、MCU(Micro Controller Unit)であり、慣性センサーモジュール5の各部を制御する。制御IC544中の図示しない記憶部には、加速度および角速度を検出するための順序と内容を規定したプログラムや、検出データをデジタル化してパケットデータに組込むプログラム、付随するデータなどが記憶されている。なお、回路基板54にはその他にも複数の電子部品が実装されている。
次に、基板6について説明する。基板6は、回路基板である。図1Aおよび図1Bに示すように、基板6は、慣性センサーモジュール5の下側すなわちZ軸方向マイナス側に位置し、慣性センサーモジュール5を支持している。また、基板6は、慣性センサーモジュール5のコネクター541と電気的に接続されている。なお、慣性センサーモジュール5は、コネクター541の接続だけによって基板6に固定されていてもよいし、その他、例えば、基板6にねじ止めされたり、接着剤で接着されたりしていてもよい。
基板6には、制御回路とI/F回路とが含まれている。制御回路は、例えば、MCU(Micro Controller Unit)であり、不揮発性メモリーを含む記憶部、A/Dコンバーター等を内蔵し、センサーユニット1の各部を制御する。I/F回路は、センサーユニット1と他のセンサーや回路ユニットとのインターフェイス機能を有する。ただし、基板6の構成としては、特に限定されず、例えば、I/F回路を基板6とは別の基板として収納空間Sに収納してもよい。
次に、容器2について説明する。図1Aおよび図1Bに示すように、容器2は、上面に開口し、収納空間Sを形成する凹部311を備えるベース3と、凹部311の開口を塞ぐようにベース3に固定されている蓋4と、を有する。そして、収納空間Sに、慣性センサーモジュール5が基板6に支持された状態で収納されている。これにより、慣性センサーモジュール5および基板6を保護することができる。
図1Aおよび図1Bに示すように、ベース3は、本体31と、本体31からX軸方向の両側に突出している一対のフランジ38、39と、を有する。本体31は、Z軸方向からの平面視でX軸方向に延在する長手形状である。また、本体31は、上面に開口する有底の凹部311を有する。そして、この凹部311内に前述した慣性センサーモジュール5が基板6に支持された状態で収納されている。また、基板6は、3つの接続部材8を介して凹部311の底面に設置されている。これにより、慣性センサーモジュール5が容器2に固定され、容器2内での慣性センサーモジュール5の不要な変位を抑制することができる。そのため、慣性センサーモジュール5の検出精度の低下を抑制することができる。なお、接続部材8については、後に詳述する。
また、本体31のX軸方向プラス側に位置している側壁にはコネクター33が取り付けられている。コネクター33は、容器2の内部と外部との電気的な接続を行う機能を有し、配線を介して基板6と電気的に接続されている。ここで、Z軸方向からの平面視で、コネクター33は、フランジ38と重なっている。このように、フランジ38と重なる位置にコネクター33を配置することにより、容器2の小型化を図ることができる。
フランジ38は、本体31の上端部からX軸方向プラス側に突出している。一方、フランジ39は、本体31の上端部からX軸方向マイナス側、すなわち、フランジ38とは逆側に突出している。つまり、ベース3は、本体31からY軸方向に突出するフランジを有さない。このように、X軸方向を長手方向とする本体31から、X軸方向両側に向けてフランジ38、39を突出させることにより、容器2のY軸方向の長さを効果的に抑えることができる。そのため、容器2の小型化を図ることができる。
また、図1Aおよび図1Bに示すように、フランジ38、39と本体31との接続部では、フランジ38、39の下面と本体31の側面とが凹湾曲面で接続されている。そのため、当該部分は、フランジ38、39の厚さがフランジ38、39の先端側に向けて漸減するテーパー状となっている。このような構成とすることにより、フランジ38、39と本体31との接続部の機械的強度を高めることができると共に、当該部分への応力集中を低減することができる。そのため、機械的強度に優れ、壊れ難い容器2となる。
また、図4に示すように、フランジ38、39には貫通孔381、391が形成されており、この貫通孔381、391を介して容器2が対象物にねじ止めされる。
ベース3および蓋4は、それぞれ、アルミニウムで構成されている。これにより、十分に硬質な容器2となる。ただし、ベース3および蓋4の構成材料としては、それぞれ、アルミニウムに特に限定されず、例えば、亜鉛、ステンレス等の他の金属材料、各種セラミックス、各種樹脂材料、金属材料と樹脂材料との複合材料などを用いることもできる。また、ベース3と蓋4とで構成材料を異ならせてもよい。
なお、容器2の構成としては、上記の構成に限定されない。例えば、フランジ38、39は、Y軸方向両側に突出していてもよい。また、フランジ38、39の基端部がテーパー状でなく、厚さがほぼ等しいフラットな形状となっていてもよい。また、フランジ38、39を省略してもよい。また、蓋4を省略してもよい。
次に、接続部材8について説明する。前述したように、接続部材8は、基板6と凹部311の底面とを接続している。これにより、基板6が容器2に固定され、慣性センサーモジュール5の姿勢が安定する。そのため、慣性センサーモジュール5の検出特性が安定する。
図1Aおよび図1Bに示すように、基板6は、接続部材8を介して凹部311の底面に接続された状態では、凹部311の底面から浮き、容器2と非接触である。また、接続部材8は、弾性を有し、十分に柔らかい。具体的には、接続部材8の弾性率E1は、容器2の弾性率、特に、接続部材8が容器2に接触している部分であるベース3の弾性率E2よりも小さい。すなわち、E1<E2である。また、E2/E1≧10であることが好ましく、E2/E1≧100であることがより好ましい。なお、本明細書では、「弾性率」とは、ヤング率を意味する。
このように、弾性を有する接続部材8を介して基板6と容器2とを接続し、かつ、基板6と容器2とを非接触とすることにより、容器2から基板6に振動ノイズが伝わり難くなる。具体的には、容器2から基板6への振動ノイズの伝達経路としては、容器2から基板6に直接伝達する第1経路と、接続部材8を介して容器2から基板6に伝達する第2経路とがある。このうち、第1経路からの振動ノイズの伝達は、基板6と容器2とを非接触とすることにより、効果的に抑制することができる。一方、第2経路からの振動ノイズの伝達は、弾性を有する接続部材8を用い、接続部材8によって振動ノイズを吸収、緩和することにより、効果的に抑制することができる。そのため、本実施形態では、第1、第2経路の両方からの振動ノイズの伝達を抑制することができ、容器2から基板6への振動ノイズの伝達を効果的に抑制することができる。そのため、慣性センサーモジュール5の検出特性の低下を効果的に抑制することができる。
なお、弾性率(ヤング率)E1としては、特に限定されないが、例えば、1GPa以下であるのが好ましく、0.1GPa以下であることがさらに好ましく、0.01GPa以下であることがより好ましい。これにより、接続部材8に、振動ノイズを吸収、緩和するのに十分な弾性を付与することができる。そのため、上述の効果をより顕著に発揮することができる。
また、接続部材8は、自然状態で配置されている。自然状態とは、基板6および慣性センサーモジュール5の重さや、ゲル材Gから受ける圧力以外の力に起因したZ軸方向への圧縮応力または引っ張り応力が実質的に加わっていないことを意味する。圧縮応力または引っ張り応力が加わって接続部材8が変形すると、その変形によっては、接続部材8が有する振動ノイズの吸収、緩和特性が低下するおそれがある。したがって、接続部材8を自然状態で配置することにより、所望の振動ノイズの吸収、緩和特性を安定して発揮することができる。
なお、接続部材8の構成材料としては、特に限定されず、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。このような材料によれば、十分な弾性を有する接続部材8を容易に形成することができる。
また、図4に示すように、本実施形態では、3つの接続部材8によって基板6と凹部311の底面とが接続されている。Z軸方向からの平面視で、各接続部材8は、慣性センサーモジュール5の外側、すなわち、慣性センサーモジュール5と重ならないように配置されている。このような配置とすることにより、接続部材8によって振動ノイズを吸収しきれず、振動ノイズの一部が基板6に伝わったとしても、振動ノイズの伝達箇所を慣性センサーモジュール5から遠ざけることができるため、振動ノイズが慣性センサーモジュール5に伝わり難くなる。したがって、慣性センサーモジュール5への振動ノイズの伝達を効果的に抑制することができる。
また、Z軸方向からの平面視で、3つの接続部材8のうちの2つの接続部材8は、慣性センサーモジュール5よりもX軸方向プラス側に位置し、残りの1つの接続部材8は、慣性センサーモジュール5よりもX軸方向マイナス側に位置している。また、X軸方向プラス側に位置する2つの接続部材8は、Y軸方向に並んで配置されている。3つの接続部材8をこのように配置することにより、慣性センサーモジュール5を中心に置いて、基板6を面で支持することができるため、容器2内での慣性センサーモジュール5の姿勢がより安定する。また、接続部材8の数を、基板6を面で支持することのできる最小数である3つとすることにより、前述した第2経路の数を少なくすることができ、容器2から基板6への振動ノイズの伝達を効果的に抑制することができる。ただし、接続部材8の数としては、特に限定されず、1つ、2つ、または、4つ以上であってもよい。また、接続部材8の配置としても、特に限定されない。
図5に示すように、接続部材8は、基板6と凹部311の底面との間に位置している基部81と、基板6と係合する第1係合部82と、容器2と係合する第2係合部83と、を有する。基部81は、基板6と凹部311の底面との間に空隙Q1を形成するスペーサーとして機能し、基板6と容器2とを非接触とする。このような構成によれば、接続部材8が簡単な構成となる。
第1係合部82は、基部81から基板6側すなわちZ軸方向プラス側に突出している第1突起821で構成されている。基板6には、厚さ方向に貫通する第1孔60が形成され、この第1孔60に第1突起821が挿入されている。このような構成によれば、接続部材8と基板6とを簡単な方法で係合させることができる。なお、第1孔60は、貫通孔ではなくて、基板6の下面に開口する有底の凹部であってもよい。一方、第2係合部83は、基部81から凹部311の底面側すなわちZ軸方向マイナス側に突出している第2突起831で構成されている。容器2には、凹部311の底面に開口する第2孔30が形成され、この第2孔30に第2突起831が挿入されている。このような構成によれば、接続部材8と容器2とを簡単な方法で係合させることができる。
なお、本実施形態では、基部81、第1突起821および第2突起831は、それぞれ、Z軸方向からの平面視形状が円形であり、互いに同心的に配置されている。ただし、接続部材8の形状としては、特に限定されない。例えば、図6に示す変形例では、基部81、第1突起821および第2突起831の平面視形状がそれぞれ矩形である。また、図7に示す変形例では、基部81の平面視形状が矩形で、第1突起821および第2突起831の平面視形状がそれぞれ円形である。また、図8に示す変形例では、基部81の平面視形状が円形で、第1突起821および第2突起831の平面視形状がそれぞれ矩形である。また、図9に示す変形例では、第1突起821および第2突起831が、それぞれ基部81に対して偏心して配置されている。また、平面視で、第1突起821および第2突起831は、互いの軸同士が重ならないように、基部81の中心を介して対向して配置されている。
ここで、本実施形態では、図10に示すように、第1孔60の直径R1よりも第1突起821の直径R2が大きい。つまり、R1<R2であり、第1突起821は、圧縮された状態で第1孔60に挿入されている。そのため、第1突起821は、第1孔60に圧嵌されている。これにより、接続部材8と基板6との摩擦抵抗が増大し、これらをより強固に固定することができる。同様に、第2孔30の直径R3よりも第2突起831の直径R4が大きい。つまり、R3<R4であり、第2突起831は、圧縮された状態で第2孔30に挿入されている。そのため、第2突起831は、第2孔30に圧嵌されている。これにより、接続部材8とベース3との摩擦抵抗が増大し、これらをより強固に固定することができる。なお、図6および図8に示したように、第1突起821および第2突起831の平面視形状が円形でない場合、前述した直径R2、R4は、それぞれ、最大幅と読み替えることができる。
次に、ゲル材Gについて説明する。図1Aに示すように、ゲル材Gは、収納空間Sに充填されている。つまり、収納空間Sの全域にゲル材Gが配置されている。そのため、基板6および慣性センサーモジュール5がゲル材Gで覆われている。これにより、基板6および慣性センサーモジュール5を湿気、水分から保護することができる。また、ゲル材Gを収納空間Sに充填することにより、接続部材8と共に、ゲルGによっても基板6を容器2に対して支持することができる。そのため、慣性センサーモジュール5の姿勢がより安定する。また、基板6と凹部311の底面との間にある空隙Q1や基板6と蓋4との間にある空隙Q2であって、特に、Z軸方向からの平面視で慣性センサーモジュール5と重なる部分、すなわち、3つの接続部材8を結ぶ三角形で囲まれた部分にもゲル材Gが充填されるため、ゲル材Gがない場合と比べて、Z軸方向の加速度が加わった際の基板6の厚さ方向への撓みを抑制することができる。そのため、基板6の撓みに起因した振動ノイズの発生を抑制することができ、慣性センサーモジュール5の検出特性の低下を効果的に抑制することができる。
なお、ゲル材Gは収納空間Sの全域に配置されていると説明したが、慣性センサーモジュール5がずれない程度にゲル材Gが収納空間Sに配置されていればよい。すなわち、図1Bに示すように収納空間S内の一部にゲル材Gが配置されていない空間が存在している場合に、ゲル材Gの硬さや、ゲル材Gと容器2の内壁面との間の接着力が慣性センサーモジュール5の重さを支えるに必要な力以上あればよく、例えば、収納空間Sに対向する容器2の内壁面積において、ゲル材Gが容器2に張り付いている面積が、ゲル材Gが容器2に張り付いていない面積より大きく、かつ、慣性センサーモジュール5がゲル材Gに覆われていてもよい。
ゲル材Gの針入度としては、特に限定されないが、30以上100以下であることが好ましく、40以上90以下であることがより好ましく、50以上70以下であることがさらに好ましい。これにより、適度な硬さを有するゲル材Gとなり、基板6を容器2に対してより安定した姿勢で支持することができる。また、ゲル材Gを介した容器2から基板6への振動ノイズの伝達を効果的に抑制することもできる。また、前述した基板6の厚さ方向への撓みを効果的に抑制することができる。なお、針入度は、JIS K2207に準拠した試験方法により測定することができる。このようなゲル材Gの構成材料としては、特に限定されないが、例えば、シリコーンゲル、各種グリス等を用いることができる。
なお、空隙Q1、Q2にゲル材G以外のもの、例えば、液体が充填されていてもよく、さらには、空隙Q1、Q2に何も充填されていなくてもよい。
以上、センサーユニット1について説明した。このようなセンサーユニット1は、前述したように、基板6と、基板6に搭載されている慣性センサーモジュール5と、基板6および慣性センサーモジュール5を収納する収納空間Sを有する容器2と、容器2と基板6とを非接触とした状態で、容器2と基板6とを接続している接続部材8と、を有する。また、接続部材8は、弾性を有し、接続部材8の弾性率E1は、容器2を主に構成するベース3の弾性率E2よりも小さい。このような、弾性を有する接続部材8を用いて基板6と容器2とを接続し、かつ、基板6と容器2とを非接触とすることにより、容器2から基板6に振動ノイズが伝わり難くなる。そのため、慣性センサーモジュール5の検出特性の低下を効果的に抑制することができる。
また、前述したように、接続部材8は、自然状態で配置されている。圧縮応力または引っ張り応力が加わって接続部材8が変形すると、その変形によっては、振動ノイズの吸収、緩和特性が低下するおそれがある。したがって、接続部材8を自然状態で配置することにより、所望の振動ノイズの吸収、緩和特性を安定して発揮することができる。
また、前述したように、接続部材8は、基板6の平面視、すなわち、Z軸方向の平面視で、慣性センサーモジュール5の外側に位置している。これにより、接続部材8によって振動ノイズを吸収しきれず、振動ノイズの一部が基板6に伝わったとしても、振動ノイズの伝達箇所を慣性センサーモジュール5から遠ざけることができるため、振動ノイズが慣性センサーモジュール5に伝わり難くなる。したがって、容器2から基板6への振動ノイズの伝達を効果的に抑制することができるセンサーユニット1となる。
また、前述したように、接続部材8は、基板6と容器2との間に位置し、基板6と容器2との間に空隙Q1を形成する基部81と、基板6と係合する第1係合部82と、容器2と係合する第2係合部83と、を有する。これにより、接続部材8が簡単な構成となる。
また、前述したように、空隙Q1に配置されているゲル材Gを有する。これにより、Z軸方向の加速度が加わった際の基板6の厚さ方向への撓みを抑制することができる。そのため、基板6の撓みに起因した振動ノイズの発生を効果的に抑制することができ、慣性センサーモジュール5の検出特性の低下を効果的に抑制することができる。
また、前述したように、第1係合部82は、基部81から基板6側に突出し、基板6に設けられている第1孔60に挿入されている第1突起821を有する。また、第2係合部83は、基部81から容器2側に突出し、容器2に設けられている第2孔30に挿入されている第2突起831を有する。このような構成によれば、接続部材8と基板6とを簡単な方法で係合させることができ、接続部材8と容器2とを簡単な方法で係合させることができる。
また、前述したように、センサーユニット1は、3つの接続部材8を有する。これにより、基板6を安定した姿勢で支持することができる。
<第2実施形態>
図11は、第2実施形態に係るセンサーユニットが有する接続部材を示す分解断面図である。
本実施形態に係るセンサーユニット1は、接続部材8の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のセンサーユニット1と同様である。なお、以下の説明では、第2実施形態のセンサーユニット1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図11では、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、3つの接続部材8は、互いに同様の構成であるため、以下では、1つの接続部材8について代表して説明する。
図11に示すように、本実施形態の接続部材8では、第1突起821の先端部が先細りしている。つまり、第1突起821の先端部では、先端側に向けて直径R2が漸減している。そして、先端の直径R2tは、第1孔60の直径R1よりも小さくなっている。これにより、第1突起821を第1孔60に挿入し易くなる。同様に、第2突起831の先端部が先細りしている。つまり、第2突起831の先端部では、先端側に向けて直径R4が漸減している。そして、先端の直径R4tは、第2孔30の直径R3よりも小さくなっている。これにより、第2突起831を第2孔30に挿入し易くなる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図12は、第3実施形態に係るセンサーユニットが有する接続部材を示す断面図である。
本実施形態に係るセンサーユニット1は、接続部材8の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のセンサーユニット1と同様である。なお、以下の説明では、第3実施形態のセンサーユニット1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図12では、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、3つの接続部材8は、互いに同様の構成であるため、以下では、1つの接続部材8について代表して説明する。
図12に示すように、本実施形態の接続部材8は、第1突起821からの基板6の離脱を規制する規制部84を有する。規制部84を設けることにより、接続部材8からの基板6の意図しない離脱を抑制することができる。そのため、容器2に対する慣性センサーモジュール5の姿勢がより安定する。規制部84は、基部81との間に基板6を挟み込むようにして、第1突起821の先端部に設けられている。また、規制部84は、先端側に向けて直径が漸減するテーパー状をなし、下端部に位置する最大直径R5maxは、第1孔60の直径R1よりも大きい。つまり、R5max>R1である。これにより、基板6が規制部84に引っ掛かり、第1突起821からの基板6の離脱を効果的に抑制することができる。一方で、規制部84の上端部に位置する最小直径R5minは、直径R1よりも小さい。つまり、R5min<R1である。これにより、第1孔60に第1突起821を挿入し易くなる。
以上のように、本実施形態の接続部材8は、第1突起821からの基板6の離脱を規制する規制部84を有する。これにより、基板6の接続部材8からの意図しない離脱を効果的に抑制することができる。そのため、容器2に対する慣性センサーモジュール5の姿勢がより安定する。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。ただし、規制部84の構成としては、上述の機能を発揮することができれば、特に限定されない。また、接続部材8は、第2孔30からの第2突起831の離脱を規制する規制部を有していてもよい。この場合、規制部84と同様の構成とすることができる。
<第4実施形態>
図13は、第4実施形態に係るセンサーユニットが有する接続部材を示す断面図である。
本実施形態に係るセンサーユニット1は、接続部材8の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のセンサーユニット1と同様である。なお、以下の説明では、第4実施形態のセンサーユニット1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図13では、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、3つの接続部材8は、互いに同様の構成であるため、以下では、1つの接続部材8について代表して説明する。
図13に示すように、本実施形態の接続部材8では、第1孔60の直径R1よりも第1突起821の直径R2が小さい。つまり、R1>R2であり、第1突起821は、第1孔60に遊嵌されている。言い換えると、第1突起821は、遊びを持った状態で第1孔60に挿入されている。これにより、基板6が、ゲル材Gによって規制されつつも第1突起821に対してZ軸方向に変位可能となる。そのため、例えば、Z軸方向に過度な衝撃が加わった際には、基板6が第1突起821に対してZ軸方向に変位し、これにより、基板6や慣性センサーモジュール5に加わる衝撃を和らげることができる。なお、第2突起831は、前述した第1実施形態と同様に、第2孔30に圧嵌されている。これにより、前記衝撃によって、基板6が接続部材8ごと容器2から離脱してしまうのを効果的に抑制することができる。
以上のように、本実施形態のセンサーユニット1では、第1突起821は、第1孔60に遊嵌され、第2突起831は、第2孔30に圧嵌されている。そのため、Z軸方向に過度な衝撃が加わった際には、基板6が第1突起821に対してZ軸方向に変位し、これにより、基板6に加わる衝撃を和らげることができる。また、前記衝撃によって第2孔30から接続部材8が離脱することを効果的に抑制することができる。
このような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、前述した第3実施形態の規制部84を本実施形態の接続部材8に組み合わせてもよい。この場合、規制部84と基部81との離間距離を基板6の厚さよりも大きくし、規制部84と基部81との間で基板6がZ軸方向に変位可能としておくことが好ましい。
<第5実施形態>
図14は、第5実施形態に係るセンサーユニットが有する接続部材を示す断面図である。
本実施形態に係るセンサーユニット1は、接続部材8の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のセンサーユニット1と同様である。なお、以下の説明では、第5実施形態のセンサーユニット1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図14では、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、3つの接続部材8は、互いに同様の構成であるため、以下では、1つの接続部材8について代表して説明する。
図14に示すように、本実施形態の接続部材8では、第1係合部82は、基部81の上面に開口する凹部822で構成されている。基板6には、下方に突出する突起600が形成され、この突起600が凹部822に挿入されている。このような構成によれば、接続部材8と基板6とを簡単な方法で係合させることができる。一方、第2係合部83は、基部81の下面に開口する凹部832で構成されている。ベース3には、凹部311の底面から上方に突出する突起300が形成され、この突起300が凹部832に挿入されている。このような構成によれば、接続部材8と容器2とを簡単な方法で係合させることができる。
このような第5実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第6実施形態>
図15は、第6実施形態に係るセンサーユニットが有する接続部材を示す断面図である。
本実施形態に係るセンサーユニット1は、接続部材8の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のセンサーユニット1と同様である。なお、以下の説明では、第5実施形態のセンサーユニット1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図15では、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、3つの接続部材8は、互いに同様の構成であるため、以下では、1つの接続部材8について代表して説明する。
図15に示すように、本実施形態の接続部材8では、前述した第1実施形態の構成から第1係合部82および第2係合部83が省略されている。つまり、接続部材8は、基部81で構成されている。そして、接続部材8は、接合部材B1を介して基板6と接合されており、接合部材B2を介して凹部311の底面と接合されている。接合部材B1、B2としては、特に限定されず、例えば、各種接着剤を用いることができる。
このような第6実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第7実施形態>
図16は、第7実施形態に係るセンサーユニットを示す断面図である。
本実施形態に係るセンサーユニット1は、ゲル材Gが省略されていること以外は、前述した第1実施形態のセンサーユニット1と同様である。なお、以下の説明では、第7実施形態のセンサーユニット1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図16では、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図16に示すように、本実施形態のセンサーユニット1は、前述した第1実施形態の構成からゲル材Gが省略された構成となっている。これにより、例えば、前述した第1実施形態の構成と比べて、部品点数が減り、低コストのセンサーユニット1となる。
このような第7実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第8実施形態>
図17は、第8実施形態に係るスマートフォンを示す斜視図である。
図17に示す電子機器としてのスマートフォン1200は、センサーユニット1と、センサーユニット1から出力される検出信号に基づいて制御を行う制御回路1210と、が内蔵されている。センサーユニット1によって検出された検出データは、制御回路1210に送信され、制御回路1210は、受信した検出データからスマートフォン1200の姿勢や挙動を認識して、表示部1208に表示されている画像を変化させたり、警告音や効果音を鳴らしたり、振動モーターを駆動して本体を振動させることができる。
このような電子機器としてのスマートフォン1200は、センサーユニット1と、センサーユニット1から出力される検出信号に基づいて制御を行う制御回路1210と、を有する。そのため、前述したセンサーユニット1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、電子機器は、前述したスマートフォン1200の他にも、例えば、パーソナルコンピューター、デジタルスチールカメラ、タブレット端末、時計、スマートウォッチ、インクジェットプリンター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)等のウェアラブル端末、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器、魚群探知機、各種測定機器、移動体端末基地局用機器、車両、航空機、船舶等の各種計器類、フライトシミュレーター、ネットワークサーバー等に適用することができる。
<第9実施形態>
図18は、第9実施形態に係る移動体測位装置の全体システムを示すブロック図である。図19は、図18に示す移動体測位装置の作用を示す図である。
図18に示す移動体測位装置3000は、移動体に装着して用い、当該移動体の測位を行うための装置である。なお、移動体としては、特に限定されず、自転車、自動車、自動二輪車、電車、飛行機、船等のいずれでもよいが、本実施形態では移動体として四輪自動車を用いた場合について説明する。
移動体測位装置3000は、センサーユニット1と、演算処理部3200と、GPS受信部3300と、受信アンテナ3400と、位置情報取得部3500と、位置合成部3600と、処理部3700と、通信部3800と、表示部3900と、を有する。
演算処理部3200は、センサーユニット1からの加速度データおよび角速度データを受け、これらのデータに対して慣性航法演算処理を行い、移動体の加速度および姿勢を含む慣性航法測位データを出力する。GPS受信部3300は、受信アンテナ3400を介してGPS衛星からの信号を受信する。また、位置情報取得部3500は、GPS受信部3300が受信した信号に基づいて、移動体測位装置3000の位置(緯度、経度、高度)、速度、方位を表すGPS測位データを出力する。このGPS測位データには、受信状態や受信時刻等を示すステータスデータも含まれている。
位置合成部3600は、演算処理部3200から出力された慣性航法測位データおよび位置情報取得部3500から出力されたGPS測位データに基づいて、移動体の位置、具体的には移動体が地面のどの位置を走行しているかを算出する。例えば、GPS測位データに含まれている移動体の位置が同じであっても、図19に示すように、地面の傾斜θ等の影響によって移動体の姿勢が異なっていれば、地面の異なる位置を移動体が走行していることになる。そのため、GPS測位データだけでは移動体の正確な位置を算出することができない。そこで、位置合成部3600は、慣性航法測位データを用いて、移動体が地面のどの位置を走行しているのかを算出する。
位置合成部3600から出力された位置データは、処理部3700によって所定の処理が行われ、測位結果として表示部3900に表示される。また、位置データは、通信部3800によって外部装置に送信されるようになっていてもよい。
<第10実施形態>
図20は、第10実施形態に係る移動体を示す斜視図である。
図20に示す移動体としての自動車1500は、エンジンシステム、ブレーキシステムおよびキーレスエントリーシステムの少なくとも何れかのシステム1510と、センサーユニット1と、制御回路1502と、が内蔵されており、センサーユニット1によって車体の姿勢を検出することができる。センサーユニット1の検出信号は、制御回路1502に供給され、制御回路1502は、その信号に基づいてシステム1510を制御することができる。
このように、移動体としての自動車1500は、センサーユニット1と、センサーユニット1から出力される検出信号に基づいて制御を行う制御回路1502と、を有する。そのため、自動車1500は、前述したセンサーユニット1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、センサーユニット1は、他にも、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。また、移動体としては、自動車1500に限定されず、例えば、飛行機、ロケット、人工衛星、船舶、AGV(無人搬送車)、二足歩行ロボット、ドローン等の無人飛行機等にも適用することができる。
以上、本発明のセンサーユニット、電子機器および移動体について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1…センサーユニット、2…容器、3…ベース、30…第2孔、300…突起、31…本体、311…凹部、33…コネクター、38…フランジ、381…貫通孔、39…フランジ、391…貫通孔、4…蓋、5…慣性センサーモジュール、51…アウターケース、52…インナーケース、521…開口、53…接合部材、54…回路基板、541…コネクター、542x…角速度センサー、542y…角速度センサー、542z…角速度センサー、543…加速度センサー、544…制御IC、6…基板、60…第1孔、600…突起、8…接続部材、81…基部、82…第1係合部、821…第1突起、822…凹部、83…第2係合部、831…第2突起、832…凹部、84…規制部、1200…スマートフォン、1208…表示部、1210…制御回路、1500…自動車、1502…制御回路、1510…システム、3000…移動体測位装置、3200…演算処理部、3300…GPS受信部、3400…受信アンテナ、3500…位置情報取得部、3600…位置合成部、3700…処理部、3800…通信部、3900…表示部、B1、B2…接合部材、G…ゲル材、Q1、Q2…空隙、R1、R2、R2t、R3、R4、R4t…直径、R5max…最大直径、R5min…最小直径、S…収納空間、θ…傾斜

Claims (11)

  1. 基板と、
    前記基板に搭載されている慣性センサーモジュールと、
    前記基板および前記慣性センサーモジュールを収納する収納空間を有する容器と、
    前記基板と前記容器とを非接触とした状態で、前記容器と前記基板とを接続している接続部材と、を有し、
    前記接続部材は、弾性を有し、
    前記接続部材の弾性率は、前記容器の弾性率よりも小さいことを特徴とするセンサーユニット。
  2. 前記接続部材は、自然状態で配置されている請求項1に記載のセンサーユニット。
  3. 前記接続部材は、前記基板の平面視で、前記慣性センサーモジュールの外側に位置している請求項1または2に記載のセンサーユニット。
  4. 前記接続部材は、
    前記基板と前記容器との間に位置し、前記基板と前記容器との間に空隙を形成する基部と、
    前記基板と係合する第1係合部と、
    前記容器と係合する第2係合部と、を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載のセンサーユニット。
  5. 前記空隙に配置されているゲル材を有する請求項4に記載のセンサーユニット。
  6. 前記第1係合部は、前記基部から前記基板側に突出し、前記基板に設けられている第1孔に挿入されている第1突起を有し、
    前記第2係合部は、前記基部から前記容器側に突出し、前記容器に設けられている第2孔に挿入されている第2突起を有する請求項4または5に記載のセンサーユニット。
  7. 前記第1突起は、前記第1孔に遊嵌され、
    前記第2突起は、前記第2孔に圧嵌されている請求項6に記載のセンサーユニット。
  8. 前記接続部材は、前記第1突起からの前記基板の離脱を規制する規制部を有する請求項6または7に記載のセンサーユニット。
  9. 3つの前記接続部材を有する請求項1ないし8のいずれか1項に記載のセンサーユニット。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のセンサーユニットと、
    前記センサーユニットから出力される検出信号に基づいて制御を行う制御回路と、を有することを特徴とする電子機器。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のセンサーユニットと、
    前記センサーユニットから出力される検出信号に基づいて制御を行う制御回路と、を有することを特徴とする移動体。
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