JP2021090401A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ペットの飼い主などに対して有用な情報を提供することができる情報処理装置および情報処理方法を提供する。【解決手段】実施形態の一態様に係る情報処理装置においては、取得部と、提供部とを備える。取得部は、所定のペットと所定のペットとは異なる他のペットとの相性に関する相性情報を取得する。提供部は、取得部によって取得された相性情報に応じた情報を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法に関する。
従来、ペットの位置情報を取得し、取得した位置情報を飼い主に対して提供する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−258325号公報
しかしながら、従来技術には、ペットの飼い主などに対して有用な情報を提供するという点で改善の余地があった。
すなわち、例えば、ペットの散歩を行う飼い主にとって、自分のペットと相性の悪いペットの位置などの情報は、相性の悪いペットとの遭遇を回避しながら散歩することが可能になるため、有用な情報である。また、自分のペットと相性の良いペットの位置などの情報も、相性の良いペットを探して一緒に散歩することなどが可能になるため、飼い主にとって有用な情報である。しかしながら、従来技術は、このような有用な情報を提供するものではなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ペットの飼い主などに対して有用な情報を提供することができる情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、情報処理装置において、取得部と、提供部とを備える。取得部は、所定のペットと前記所定のペットとは異なる他のペットとの相性に関する相性情報を取得する。提供部は、前記取得部によって取得された前記相性情報に応じた情報を提供する。
本発明によれば、ペットの飼い主などに対して有用な情報を提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す図である。 図2は、情報処理装置を含む情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 図3は、情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、画像情報の一例を示す図である。 図5は、ペット情報の一例を示す図である。 図6は、危険場所情報の一例を示す図である。 図7は、施設情報の一例を示す図である。 図8は、参考相性情報について説明する図である。 図9は、トラブル情報の一例を示す図である。 図10は、推定部による推定を説明するための図である。 図11は、情報が提供されたユーザ端末のディスプレイを示す図である。 図12Aは、提供部から提供される情報を説明するための図である。 図12Bは、提供部から提供される情報を説明するための図である。 図13は、情報処理装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する情報処理装置および情報処理方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.情報処理方法の概要>
以下では先ず、実施形態に係る情報処理方法の概要について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す図である。
実施形態に係る情報処理方法は、例えば情報処理システム1に含まれる情報処理装置20によって実行される。具体的に説明すると、図1に示すように、情報処理システム1は、車載装置10と、上記した情報処理装置20と、ユーザ端末100とを備える。
車載装置10は、車両Cに搭載される。車載装置10は、例えばドライブレコーダである。具体的には、車載装置10は、カメラ、マイク、GPS(Global Positioning System)センサ、加速度センサなどの各種センサ、記憶デバイス、マイクロコンピュータなどを有する装置である。
上記したカメラは、例えば車両Cの周囲を撮像して画像情報として出力することができる。なお、画像情報には、撮像された日時を示す日時情報が含まれる。また、例えば、車両Cが散歩中のペットPa,Pbや飼い主Ua,Ubの付近を走行すると、撮像された画像情報には、ペットPa,Pbや飼い主Ua,Ubの画像が含まれることがある。なお、画像情報は、動画であっても、静止画であってもよい。
マイクは、車両Cの周囲の音声を集音し、集音された音声を画像情報に対応付けて出力することができる。集音された音声には、ペットPa,Pbや飼い主Ua,Ubの音声が含まれることがある。
GPSセンサは、例えばGPS衛星からの信号に基づいて車両Cの位置を示す位置情報を検出する。車載装置10は、上記したカメラで撮像されるときに車両Cの位置情報を検出し、検出された位置情報を、撮像位置情報として画像情報に対応付けて記憶デバイスに記憶させることができる。
車載装置10は、日時情報および撮像位置情報が対応付けられた画像情報を情報処理装置20へ送信することができる。なお、車載装置10から情報処理装置20への画像情報の送信は、定期的にあるいは不定期に行われてもよいし、情報処理装置20からの要求に応じて行われてもよい。
情報処理装置20は、画像情報の解析や情報の提供など各種の処理を実行可能なサーバである。例えば、情報処理装置20は、車載装置10から画像情報を収集する(ステップS1)。なお、図1の例では、情報処理装置20は、1台の車載装置10から画像情報を収集しているが、複数台の車載装置10から画像情報を収集してもよい。
情報処理装置20は、収集した画像情報を解析し、ペットに関連するペット情報を生成する(ステップS2)。例えば、情報処理装置20は、画像情報の中から、解析処理により、散歩しているペットPa,Pb、飼い主Ua,Ubなどの情報を抽出する。情報処理装置20は、抽出された情報に基づいて、ペットの種類、犬種や猫種、ペットのサイズ、特徴、ペットの移動方向、飼い主に関する情報、ペット等の情報が抽出された画像情報が撮像された日時、位置など各種の情報を含むペット情報を生成する。
すなわち、情報処理装置20は、車載装置10の画像情報から、ペットや飼い主、ペットの散歩状況に関する情報などを抽出して、ペット情報を生成する。
ペット情報には、ペット同士の相性に関する相性情報が含まれてもよい。かかる相性情報は、所定のペットと所定のペットとは異なる他のペットとの相性に関する情報である。ここで、所定のペットとしては、特定のペット(例えば飼い主Uaが飼っているペットPaなど)であってもよいし、特定のペットの種類(例えば犬、猫など)、特定の犬種などであってもよい。
他のペットとしては、特定のペット(例えば飼い主Ubが飼っているペットPbなど)であってもよいし、特定のペットの種類(例えば犬、猫など)、特定の犬種などであってもよい。
相性情報には、相性が良いことを示す情報、および、相性が悪いことを示す情報が両方含まれるが、これに限られず、いずれか一方の情報のみが含まれてもよい。以下、相性が良いペットを「友達ペット」、相性が悪いペットを「苦手ペット」と記載する場合がある。
なお、上記した相性情報は、例えば飼い主Uaや飼い主Ubなどによって設定(登録)されるが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、情報処理装置20は、画像情報の解析によりペット同士の相性を推定し、推定された相性を相性情報として設定してもよい。なお、上記した相性を推定する処理については、後に詳説する。
ここでは、一例として、所定のペットが「ペットPa」、他のペットが「ペットPb」であり、「ペットPa」の苦手ペットとして「ペットPb」が設定されているものとする。
情報処理装置20は、上記したペット情報を用いて、ペットの飼い主などに対して有用な情報を提供することができる。例えば、情報処理装置20は、散歩に関する散歩情報を提供することができる。
ここでは、飼い主UaがペットPaの散歩中に、散歩情報を所望した場合を例とって説明する。飼い主Uaが散歩情報を所望すると、飼い主Uaのユーザ端末100から情報処理装置20へ散歩情報の要求がなされる(ステップS3)。
情報処理装置20は、散歩情報の要求を受け付けると、ペット情報に含まれる、ペット同士の相性に関する相性情報を取得する(ステップS4)。具体的には、情報処理装置20は、相性情報を取得し、ペットPaの友達ペット情報、および、苦手ペット情報を取得する。なお、上記したように、苦手ペット情報には「ペットPb」が設定されている。
情報処理装置20は、取得された相性情報に応じた情報を、散歩情報として提供する(ステップS5)。例えば、情報処理装置20は、ペット情報に基づいて、苦手ペットである「ペットPb」に関する情報をユーザ端末100へ提供する。
ここでは、ペット情報には、「ペットPb」の位置や移動方向など、「ペットPb」も散歩していることを示す情報が含まれるものとする。従って、情報処理装置20は、苦手ペットである「ペットPb」の位置情報を、相性情報に応じた情報として提供する。
図1においては、苦手ペットである「ペットPb」の位置情報が提供されたユーザ端末100のディスプレイ101を示している。なお、図1では、飼い主Uaが飼っているペットPaの位置をマークAaで示し、苦手ペットである「ペットPb」の位置をマークAbで示している。
このように、相性情報に応じた情報が提供されることで、飼い主Uaは、自分のペットPaと相性の悪いペットPbの位置を把握できるため、ペットPbとの遭遇を回避しながら散歩することが可能になる。
ペット情報には、自分のペットPaやペットPbの位置や移動方向などが含まれている。従って、情報処理装置20は、例えば、ペットPaの移動方向の先にペットPbが存在することを示す情報がペット情報に含まれるような場合、ユーザ端末100に「この先に苦手なペットがいます」などのアラート情報を表示させるようにしてもよい。これにより、情報処理装置20は、飼い主Uaに対し、移動方向の先に相性の悪いペットPbが存在することを容易に把握させることが可能となる。
なお、図示は省略するが、ペット情報に、友達ペットとして設定されたペットの位置や移動方向などが含まれる場合、情報処理装置20は、友達ペットの位置情報を、相性情報に応じた情報としてユーザ端末100へ提供してもよい。これにより、飼い主Uaは、自分のペットPaと相性の良いペットを探して一緒に散歩することなどが可能になる。
このように、本実施形態に係る情報処理装置20にあっては、ペットの飼い主(例えばペットPaの飼い主Ua)などに対して有用な情報を提供することができる。
<2.情報処理装置を含む情報処理システムの構成>
次に、実施形態に係る情報処理装置20を含む情報処理システム1の構成について、図2を用いて説明する。図2は、情報処理装置20を含む情報処理システム1の構成例を示すブロック図である。なお、図2などのブロック図では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2などのブロック図に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
図2に示すように、情報処理システム1は、上記した車載装置10と、情報処理装置20と、監視カメラ60と、読取装置70と、ユーザ端末100とを含み、これらはインターネット網などの通信ネットワークNを介して通信可能に接続される。また、情報処理システム1は、読取装置70に対応するIC(Integrated Circuit)タグ71を含んでもよい。
車載装置10は、上記したように、車両Cの周囲を撮像した画像情報であって、日時情報や撮像位置情報が対応付けられた画像情報を情報処理装置20へ送信する。
監視カメラ60は、例えば、ペットや飼い主が散歩する道や道路、ペット等が立ち寄る施設(公園やペットショップ)などに設置されるカメラである。
監視カメラ60は、周辺を撮像し、撮像されたが画像情報を記録することができる。監視カメラ60によって撮像される画像情報には、ペットや飼い主などの画像が含まれることがある。そして、監視カメラ60は、撮像された画像情報を情報処理装置20へ送信することができる。また、監視カメラ60の画像情報には、画像が撮像された位置(すなわち監視カメラ60の位置)を示す位置情報や、画像が撮像された日時を示す日時情報などが含まれてもよい。監視カメラ60の画像情報は、動画であっても、静止画であってもよい。
このように、本実施形態にあっては、監視カメラ60の画像情報を用いることで、情報処理装置20は、比較的広範な範囲の画像情報を収集することができ、よって画像情報から得られるペット情報の正確性などを向上させることが可能になる。
なお、上記した情報処理システム1では、監視カメラ60を含むようにしたが、これに限定されるものではなく、監視カメラ60を含まない構成であってもよい。
ICタグ71には、ペットや飼い主を識別する情報が記録されている。例えば、ICタグ71には、ペットの名前、ペットの種類、犬種や猫種、ペットのサイズ、特徴、飼い主に関する情報などが記録されている。なお、ICタグ71には、上記した情報の全部が記録される必要はなく、一部が記録されてもよく、また、その他の情報が記録されてもよい。上記したICタグ71は、ペットに取り付けられたり、飼い主に携帯されたりするものとする。
読取装置70は、上記したICタグ71に記録された情報を無線通信によって読み取り可能な装置である。例えば、読取装置70は、ICタグ71へ向けて電波を送信し、情報が乗った反射波を受信することで、ICタグ71の情報を読み取ることができる。
読取装置70は、例えば、ペットや飼い主が散歩する道や道路、ペット等が立ち寄る施設(公園やペットショップ)などに設置される。従って、例えばICタグ71を有するペットや飼い主が散歩中に読取装置70の前を通過するなどしたときに、読取装置70はICタグ71の情報を読み取ることができる。
読取装置70は、読み取ったICタグ71の情報、すなわちペットや飼い主を識別する情報を情報処理装置20へ送信することができる。また、読取装置70は、ICタグ71から情報を読み取った位置(すなわち読取装置70の位置)を示す位置情報や、情報を読み取った日時を示す日時情報などを含めて、情報処理装置20へ送信することができる。
そして、情報処理装置20は、読取装置70から送信された情報をペット情報として記憶する。ICタグ71には、ペットや飼い主に関して正確な情報が記録されることから、情報処理装置20は、ICタグ71の情報を用いることで、ペット情報の正確性などを向上させることが可能になる。
なお、上記した情報処理システム1では、読取装置70やICタグ71を含むようにしたが、これに限定されるものではなく、読取装置70等を含まない構成であってもよい。
ユーザ端末100は、例えば飼い主によって利用される端末装置である。ユーザ端末100としては、例えばスマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータなどを用いることができるが、これに限定されるものではない。
ユーザ端末100は、飼い主が散歩情報を所望する際に飼い主の操作により、散歩情報の要求を情報処理装置20へ出力することができる。また、ユーザ端末100は、ディスプレイ101(図1参照)を備え、情報処理装置20から送信される各種の情報(例えば散歩情報)を表示して、飼い主へ提供することができる。
ユーザ端末100には、車載装置10と同様、GPSセンサなどが含まれる。ユーザ端末100に含まれるGPSセンサは、GPS衛星からの信号に基づいてユーザ端末100の位置、言い換えると、飼い主の位置を示す位置情報を検出する。
ユーザ端末100は、検出された飼い主の位置を示す位置情報を情報処理装置20へ送信することができる。なお、飼い主とペットが一緒にいる場合、ユーザ端末100は、検出された飼い主の位置を示す位置情報を、ペットの位置を示す位置情報として情報処理装置20へ送信してもよい。なお、ユーザ端末100は、位置情報に、ユーザ端末100を識別する情報を対応付けして送信する。なお、ユーザ端末100に読取装置70の機能を持たせるように構成してもよい。
このように、本実施形態にあっては、ユーザ端末100の位置情報を用いることで、情報処理装置20は、飼い主とペットの正確な位置情報を収集することができ、よってユーザ端末100から得られるペット情報の正確性などを向上させることが可能になる。
次いで、情報処理装置20の構成について図3を参照して具体的に説明する。
<3.情報処理装置の構成>
図3は、情報処理装置20の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、情報処理装置20は、通信部21と、制御装置30とを備える。
通信部21は、通信ネットワークNに双方向通信可能に接続する通信インターフェイスであり、車載装置10、監視カメラ60、読取装置70およびユーザ端末100等との間で情報の送受信を行う。
制御装置30は、制御部40と、記憶部50とを備える。制御部40は、収集部41と、解析部42と、推定部43と、受付部44と、予測部45と、取得部46と、提供部47とを備える。
ここで、制御装置30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部40の収集部41、解析部42、推定部43、受付部44、予測部45、取得部46および提供部47として機能する。
また、制御部40の収集部41、解析部42、推定部43、受付部44、予測部45、取得部46および提供部47の少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部50は、例えば、不揮発性メモリやデータフラッシュ、ハードディスクドライブといった記憶デバイスで構成される記憶部である。かかる記憶部50には、画像情報51、ペット情報52、危険場所情報53、施設情報54、参考相性情報55、トラブル情報56、地図情報57、各種プログラムなどが記憶される。
画像情報51は、車載装置10や監視カメラ60で撮像された画像等を示す情報である。ここで、図4を用いて、画像情報51について説明する。図4は、画像情報51の一例を示す図である。図4に示すように、画像情報51には、「画像ID」、「画像情報」、「日時」および「位置」等の項目が含まれ、これら各項目の情報は互いに関連付けられている。
「画像ID」は、画像情報を識別する識別情報である。「画像情報」は、撮像された画像の情報である。なお、図4に示す例では、便宜上、「画像情報」を「画像C01」といったように抽象的な記載とするが、「画像C01」には具体的な情報が記憶されるものとする。以下、他の情報についても抽象的に記載する場合がある。
「日時」は、撮像画像が撮像された日時を示す日時情報である。「位置」は、撮像画像が撮像された位置を示す撮像位置情報である。図4に示す例において、画像ID「B01」で識別されるデータは、画像情報が「画像C01」、日時が「D01」、位置が「位置E01」であることを示している。
図3の説明に戻ると、ペット情報52は、ペットに関連する情報である。例えば、ペット情報52は、ペットや飼い主、ペットの散歩状況、ペット同士の相性などに関する情報である。ペット情報52における各種の情報には、例えば、車載装置10や監視カメラ60の画像情報の解析によって得られた情報、ICタグ71から読み取って送信された情報、ユーザ端末100から送信された情報、飼い主などによって入力された情報などが含まれるが、これらに限定されるものではない。
ここで、図5を用いて、ペット情報52について説明する。図5は、ペット情報52の一例を示す図である。図5に示すように、ペット情報52には、「ペットID」、「名前」、「ペット種」、「種類」、「サイズ」、「特徴」、「位置」、「日時」、「移動方向」、「飼い主」、「散歩コース」、「友達ペット」および「苦手ペット」等の項目が含まれ、これら各項目の情報は互いに関連付けられている。
「ペットID」は、ペットを識別する識別情報である。「名前」は、ペットの名前を示す情報である。「ペット種」は、ペットの種類を示す情報である。「ペット種」は、動物の種類であり、例えば犬、猫、馬などである。「種類」は、ペットの種類が犬の場合は犬種、猫の場合は猫種を示す情報である。「サイズ」は、ペットのサイズ(大きさ)を示す情報である。
「特徴」は、ペットの特徴を示す情報である。例えば「特徴」は、ペットの身体的特徴や外観的特徴などであり、具体的には、毛の色、毛の模様、しっぽの形、首輪の色や形状などを示す情報である。なお、後述する画像情報の解析処理では、かかる特徴との一致度などを用いて、画像に写ったペットを識別することができる。
「位置」は、ペットの位置(例えば現在位置)を示す位置情報である。なお、例えば、「位置E11」で撮像された画像情報の解析により得られたペット情報におけるペットの位置情報は、撮像された位置と同じ「位置E11」とされる。また、例えば「位置E12」に設置された読取装置70により読み取られたペット情報におけるペットの位置情報は、読取装置70の設置位置と同じ「位置E12」とされる。
「日時」は、「位置」の情報に対応し、当該「位置」にペットが存在したときの日時を示す日時情報である。従って、例えば、「日時D11」に撮像された画像情報の解析により得られたペット情報に対応する日時情報は、撮像された日時と同じ「日時D11」とされる。また、例えば「日時D12」に読取装置70により読み取られたペット情報に対応する日時情報は、読取装置70が読み取った日時と同じ「日時D12」とされる。
「移動方向」は、ペットの移動方向を示す情報であり、例えば散歩しているペットが移動する方向を示す情報である。「飼い主」は、飼い主に関する情報である。例えば「飼い主」には、飼い主を識別する情報(ID)や、飼い主が有するユーザ端末100を識別する情報(ID)などが含まれてもよい。
「散歩コース」は、ペットの散歩コースを示す情報である。「散歩コース」には、例えば、ペットがいつも行く散歩コースや、行く頻度が比較的高い散歩コースを示す情報が含まれるが、これに限定されるものではない。「散歩コース」は、飼い主により登録されてもよいし、ペットの散歩時の位置情報の履歴から推定されてもよい。
「友達ペット」および「苦手ペット」は、ペット同士の相性に関する相性情報の一例である。「友達ペット」は、相性が良いペットを示す情報である。「友達ペット」は、ペットIDで識別されるような特定のペットの情報であってもよいし、犬種やペットのサイズ、ペットの性格などのその他の情報であってもよい。
「苦手ペット」は、相性が悪いペットを示す情報である。「苦手ペット」は、ペットIDで識別されるような特定のペットの情報であってもよいし、犬種やペットのサイズ、ペットの性格などのその他の情報であってもよい。
「友達ペット」および「苦手ペット」については、飼い主により登録されてもよいし、画像情報の解析によって得られる情報から相性が推定されて登録されてもよい。
図5に示す例において、ペットID「F01」で識別されるデータは、名前が「XXX」、ペット種が「犬」、種類が「柴犬」、サイズが「中型」、特徴が「特徴G01」、位置が「位置E11」、日時が「日時D11」、移動方向が「方向H01」、飼い主が「飼い主I01」、散歩コースが「コースJ01」、友達ペットが「ペットID:F11、柴犬」、苦手ペットが「ペットID:F21、大型犬」であることを示している。
図3の説明に戻ると、危険場所情報53は、ペットや飼い主が散歩する際に危険と感じる場所を示す情報であり、言い換えると、飼い主が散歩中に注意すべき場所を示す情報である。
ここで、図6を用いて、危険場所情報53について説明する。図6は、危険場所情報53の一例を示す図である。図6に示すように、危険場所情報53には、「危険場所ID」、「位置」、「日時」および「危険内容」等の項目が含まれ、これら各項目の情報は互いに関連付けられている。
「危険場所ID」は、危険場所の情報を識別する識別情報である。「位置」は、危険場所の位置を示す位置情報である。「日時」は、飼い主等が危険と感じた日時を示す日時情報である。
「危険内容」は、飼い主等が危険と感じた内容を示す情報である。「危険内容」は、例えば、犬が庭から吠える、犬が飛び掛かるなどであるが、これらはあくまでも例示であって限定されるものではない。
危険場所情報53については、飼い主や飼い主以外のユーザにより登録されてもよいし、画像情報の解析によって得られる情報から危険と推定されるような場所が登録されてもよい。
図6に示す例において、危険場所ID「K01」で識別されるデータは、位置が「位置E21」、日時が「日時D21」、危険内容が「犬が庭から吠える」であることを示している。
図3の説明に戻ると、施設情報54は、ペットに関連する施設を示す情報である。例えば、施設情報54には、ペットや飼い主が散歩する道や道路に隣接する施設、公園内の施設などが含まれるが、これらに限定されるものではない。
ここで、図7を用いて、施設情報54について説明する。図7は、施設情報54の一例を示す図である。図7に示すように、施設情報54には、「施設ID」、「位置」、「施設名」および「立ち寄り履歴」等の項目が含まれ、これら各項目の情報は互いに関連付けられている。
「施設ID」は、施設の情報を識別する識別情報である。「位置」は、施設の位置を示す位置情報である。「施設名」は、施設の名称を示す情報である。「立ち寄り履歴」は、ペットや飼い主が施設に立ち寄った履歴に関する情報である。例えば、「立ち寄り履歴」には、施設に立ち寄ったペット等の数、ペットの種類、犬種や猫種、立ち寄った日時、立ち寄る頻度などであるが、これらに限定されるものではない。
施設情報54については、飼い主や飼い主以外のユーザにより登録されてもよいし、画像情報の解析によって得られる施設の情報が登録されてもよい。
図7に示す例において、施設ID「L01」で識別されるデータは、位置が「位置E31」、施設名が「ペットショップ」、立ち寄り履歴が「履歴M01」であることを示している。
図3の説明に戻ると、参考相性情報55は、ペット同士の相性の参考情報である。例えば、参考相性情報55は、ペット同士の相性を推定する処理が行われるときに利用される参考情報である。例えば、参考相性情報55には、ペットの種類、犬種や猫種、ペットの大きさなどに応じた、相性の傾向を示す情報が含まれる。
参考相性情報55については、飼い主や飼い主以外のユーザにより登録されてもよいし、画像情報の解析によって得られる相性の傾向の情報が登録されてもよい。
ここで、図8を用いて、参考相性情報55について説明する。図8は、参考相性情報55の一例を示す図である。図8に示すように、参考相性情報55には、「参考相性ID」、「対象ペット」および「相性の傾向」等の項目が含まれ、これら各項目の情報は互いに関連付けられている。
「参考相性ID」は、相性の傾向の情報を識別する識別情報である。「対象ペット」は、対象となるペットを示す情報である。「相性の傾向」は、相性を示す情報である。例えば、「相性の傾向」には、対応する「対象ペット」を組み合わせたときの相性の傾向を示す情報である。
図8に示す例において、参考相性ID「N01」で識別されるデータは、対象ペットが「チワワとプードル」、相性の傾向が「相性が良い」であることを示している。すなわち、チワワとプードルとは、相性が良い傾向にあることを示している。また、図8に示す例において、参考相性ID「N02」で識別されるデータは、対象ペットが「小型犬と大型犬」、相性の傾向が「相性が悪い」であることを示している。すなわち、小型犬と大型犬とは、相性が悪い傾向にあることを示している。
図3の説明に戻ると、トラブル情報56は、ペットのトラブルに関する情報である。ここで、図9を用いて、トラブル情報56について説明する。図9は、トラブル情報56の一例を示す図である。図9に示すように、トラブル情報56には、「トラブルID」、「対象ペット」および「トラブル内容」等の項目が含まれ、これら各項目の情報は互いに関連付けられている。
「トラブルID」は、ペットのトラブルに関する情報を識別する識別情報である。「対象ペット」は、トラブルの対象となったペットを示す情報である。「トラブル内容」は、発生したトラブルの内容を示す情報である。
トラブル情報56については、飼い主や飼い主以外のユーザにより登録されてもよいし、画像情報の解析によって得られるトラブルの情報が登録されてもよい。
図9に示す例において、トラブルID「Q01」で識別されるデータは、対象ペットが「ペットID:F41とペットID:F42」、トラブル内容が「ペット同士のケンカ」であることを示している。
図3の説明に戻ると、地図情報57は、地図を示す情報である。例えば、地図情報57には、ペットや飼い主が散歩する道や道路を含む地図、道等の形状(例えば分岐のない一本道、分岐のある道の形状など)が含まれる。
続いて、制御部40について説明する。制御部40の収集部41は、車載装置10や監視カメラ60から画像情報を収集する。収集部41は、収集された画像情報を記憶部50に画像情報51として記憶させる。
収集部41は、ユーザ端末100から飼い主の位置情報を収集する。例えば、収集部41は、後述する画像情報51の解析などにより、飼い主とペットとが一緒にいると推定される場合、飼い主の位置情報をペットの位置情報として収集し、記憶部50にペット情報52として記憶させることができる。
すなわち、ユーザ端末100の位置情報には、ユーザ端末100を識別する情報が含まれる。かかる識別情報が、ペット情報52において、ユーザ端末100を有する飼い主のペットと対応付けられていれば、飼い主の位置情報をペットの位置情報として収集し、記憶部50に記憶させることができる。
収集部41は、読取装置70で読み取られたICタグ71の情報、すなわちペットや飼い主を識別する情報を収集する。このとき、収集部41は、ICタグ71から情報を読み取った読取装置70の位置置情報、情報を読み取った日時を示す日時情報なども含めて収集する。収集部41は、収集された情報を記憶部50にペット情報52として記憶させる。
解析部42は、画像情報を解析することができる。例えば、解析部42は、記憶部50の画像情報51から撮像画像を読み込む。解析部42は、読み込んだ撮像画像について、エッジ検出処理、検出されたエッジのフィルタリング処理・連結処理、モデルを用いた画像認識処理など各種の適宜な処理により解析を行うことで、撮像画像に含まれるペットや飼い主の画像を検出することができる。なお、解析部42において解析に用いられる処理は、上記に限定されるものではない。
解析部42は、検出されたペットや飼い主の画像をさらに解析し、ペットの身体的特徴や外観的特徴(例えば、毛の色、毛の模様、しっぽの形、首輪の色や形状など)の検出処理を行う。そして、解析部42は、検出されたペットの身体的特徴や外観的特徴と、ペット情報52に登録される「特徴」との一致度や類似度に基づいて、撮像画像に写ったペットが登録されたペットである否かの判定を行う。例えば、解析部42は、一致度や類似度が所定値以上の場合に、撮像画像に写ったペットが登録されたペットであると判定し、画像情報に含まれる位置情報や日時情報を、対応するペット情報52に記憶させる。
また、解析部42は、撮像画像に写ったペットや飼い主の姿勢や顔の向きに基づいて、ペットや飼い主の移動方向を推定し、推定された移動方向をペット情報52の「移動方向」として記憶させる。なお、移動方向は、上記に限らず、例えば、位置情報の履歴に基づいて、将来の移動方向を推定するなどその他の手法で求めてもよい。
また、解析部42は、画像情報を解析して得られる情報から危険と推定されるような場所を危険場所とし、危険場所情報53として記憶部50に記憶させるようにしてもよい。例えば、解析部42は、画像情報を解析して得られる情報に、犬などのペットが飛び掛かるような様子が含まれる場合、当該場所を危険場所とし、記憶部50に記憶させてもよい。また、例えば解析部42は、画像情報に含まれる音声から、犬が吠える音声や飼い主が驚くような音声が検出された場合、当該場所を危険場所とし、記憶部50に記憶させてもよい。
また、解析部42は、画像情報を解析して得られる情報に、ペットに関する施設が含まれる場合、かかる施設を施設情報54として記憶部50に記憶させるようにしてもよい。
また、解析部42は、画像情報を解析して得られる情報に基づき、相性の傾向を推定し、推定された相性の傾向を参考相性情報55として記憶部50に記憶させるようにしてもよい。
すなわち、例えば、解析部42は、画像情報を解析して得られる情報に、所定の犬種が一緒に散歩しているような様子が比較的多く検出される場合、当該犬種同士は、相性が良い傾向にあると推定し、参考相性情報55に記憶させてもよい(図8の参考相性ID「N01」参照)。また、例えば、解析部42は、画像情報を解析して得られる情報に、小型犬と大型犬など所定サイズのペットと所定サイズとは異なるサイズのペットとが接近するときにケンカしたり、一方が逃げたりするような様子が比較的多く検出される場合、当該サイズのペット同士は、相性が悪い傾向にあると推定し、参考相性情報55に記憶させてもよい(図8の参考相性ID「N02」参照)。
また、解析部42は、画像情報を解析して得られる情報に基づき、トラブルが発生したと推定される場合、かかるトラブル、および、画像情報に写ったペットについて、トラブル情報56として記憶部50に記憶させるようにしてもよい。例えば、解析部42は、画像情報を解析して得られる情報に、犬同士がケンカするような様子が含まれる場合、当該ペットと、トラブルの内容をトラブル情報56に記憶させてもよい。
推定部43は、ペット同士の相性を推定することができる。そして、推定部43は、推定された相性に基づいて、ペット情報52の相性情報、すなわち、友達ペットや苦手ペットを設定してもよい。
具体的には、推定部43は、画像情報の解析結果、あるいは、収集された位置情報に基づいて、同じ場所にいるペット同士の位置関係や、飼い主同士の位置関係を検出する。ここで、位置関係は、ペット同士の距離や飼い主同士の距離などであるが、これに限定されるものではなく、例えばペット同士あるいは飼い主同士が所定範囲内にいるか否かで表される位置関係、言い換えると、接近しているか否かで表される位置関係などであってもよい。
そして、推定部43は、検出されたペット同士の位置関係や、飼い主同士の位置関係に基づいて、ペット同士の相性を推定してもよい。例えば、推定部43は、ペット同士の位置関係が接近し、かつ、飼い主同士の位置関係が接近している場合、一緒に散歩していることから、当該ペット同士は相性が良いと推定し、当該ペット同士をペット情報52の相性情報である「友達ペット」に設定することができる。
なお、推定部43は、ペット同士の位置関係、および、飼い主同士の位置関係のいずれか一方に基づいて、ペット同士の相性を推定してもよい。
このように、推定部43は、ペット同士の位置関係や、飼い主同士の位置関係に基づいて相性を推定して相性情報とするようにした。これにより、本実施形態にあっては、飼い主による登録によらずに、友達ペットの設定等を行うことができ、利便性を向上させることができる。
また、推定部43は、ペット同士の相性を推定する際、参考相性情報55を利用してもよい。すなわち、例えば、推定部43は、ペット同士の位置関係、飼い主同士の位置関係、および、参考相性情報55に基づいてペット同士の相性を推定してもよい。
例えば、推定部43は、ペット同士の位置関係が接近し、飼い主同士の位置関係が接近している状況であり、かつ、参考相性情報55に、当該ペット同士の相性が良い傾向にあることを示す情報が含まれる場合に、ペット同士の相性が良いと推定してもよい。
逆に、例えば、推定部43は、ペット同士の位置関係が接近し、飼い主同士の位置関係が接近している状況であっても、参考相性情報55に、当該ペット同士の相性が良い傾向にあることを示す情報が含まれない場合、あるいは相性が悪い傾向にあることを示す情報が含まれる場合、ペット同士の相性が良いと推定しないようにする。
このように、推定部43は、参考相性情報55を利用することで、ペット同士の相性を誤って推定してしまうことを抑制でき、よってペット同士の相性の推定精度を向上させることができる。
また、推定部43は、ペット同士の相性を推定する際、トラブル情報56を利用してもよい。すなわち、例えば、推定部43は、ペット同士の位置関係、飼い主同士の位置関係、および、トラブル情報56に基づいてペット同士の相性を推定してもよい。
例えば、推定部43は、ペット同士の位置関係が接近し、飼い主同士の位置関係が接近している状況であっても、ペットのうちの一方がトラブル情報56に登録されていて、トラブルを起こし易いペットである場合、ペット同士の相性が良いと推定しないようにする。
このように、推定部43は、トラブル情報56を利用することで、ペット同士の相性を慎重に推定することができ、よってペット同士の相性の推定精度を向上させることができる。
また、推定部43は、ペット同士の位置関係が接近し、かつ、飼い主同士の位置関係が離れているような場合、当該ペット同士は相性が悪いと推定してもよい。かかる推定について、図10を参照しつつ説明する。図10は、推定部43による推定を説明するための図である。
図10に示すように、推定部43は、ペットPa,Pb同士が第1所定距離R1内に存在する位置関係であり、かつ、飼い主Ua,Ub同士が第1所定距離R1より長く設定された第2所定距離R2以上離れて存在する位置関係である場合、ペットPa,Pb同士がケンカしていて、飼い主Ua,UbがペットPa(Pb)を相手ペットPb(Pa)から離そうとしている状況であると判定し、当該ペットPa,Pb同士は相性が悪いと推定する。
このように、推定部43は、ペット同士の位置関係のみならず、飼い主同士の位置関係に基づいて相性を推定することで、ペット同士の相性を精度良く推定することが可能になる。
なお、上記した第1所定距離R1は、任意の値に設定可能であるが、例えばペット同士がケンカしていると推定可能な値に設定される。また、第2所定距離R2も、任意の値に設定可能であるが、例えば飼い主が自分のペットを相手ペットから引き離そうとしていると推定可能な値に設定される。
図3の説明に戻ると、受付部44は、ユーザ端末100から散歩情報の要求を受け付ける。受付部44は、散歩情報の要求を受け付けると、要求を受け付けたことを示す要求情報を予測部45、取得部46および提供部47へ出力する。
予測部45は、ペットの移動コースを予測する。例えば、予測部45は、要求情報が入力されると、ペット情報52における、散歩時の位置情報の履歴、移動方向、登録されている「散歩コース」などに基づいて、ペットの移動コースを予測する。移動コースを予測するペットは、任意に設定できるが、ここでは、散歩情報を提供予定のペットPa(図1参照)や、かかるペットPaと相性が悪いペットPb(図1参照)に設定されるものとする。
そして、予測部45は、予測したペットPaの移動コース、および、相性の悪いペットPbの移動コースを示す情報を提供部47へ出力する。
取得部46は、ペット同士の相性に関する相性情報を取得する。例えば、取得部46は、要求情報が入力されると、ペット情報52にアクセスして、ペットPaと相性の良い友達ペット、および、相性が悪い苦手ペット(例えばペットPb)の情報を取得して、提供部47へ出力する。
例えば、取得部46は、ペットPaと相性の良い友達ペット、および、相性が悪い苦手ペット(例えばペットPb)の位置情報を取得して、提供部47へ出力する。また、取得部46は、危険場所情報53や施設情報54にアクセスして、危険場所や施設に関する情報を提供部47へ出力してもよい。
提供部47は、相性情報に応じた情報を提供する。例えば、提供部47は、散歩情報を要求している飼い主Uaにより指定された情報について、相性情報に応じた情報を提供する。
具体的には、提供部47は、相性が良いことを示す情報に応じた情報として提供する。例えば、提供部47は、友達ペットの位置情報を地図情報に重ねてユーザ端末100へ提供する。
ここで、友達ペットの位置情報が提供されたユーザ端末100について、図11を参照しつつ説明する。図11は、情報が提供されたユーザ端末100のディスプレイ101を示す図である。なお、図11では、図1と同様、飼い主Uaが飼っているペットPaの位置をマークAaで示している。
図11に示すように、ユーザ端末100のディスプレイ101においては、友達ペットの位置情報がマークT1で示される。これにより、例えば飼い主Uaは、自分のペットPaと相性の良いペット(ここではマークT1に対応するペット)を探して一緒に散歩することなどが可能になる。このように、本実施形態にあっては、ペットPaの飼い主Uaに対して有用な情報を提供することができる。
また、提供部47は、相性が悪いことを示す情報に応じた情報を提供する。例えば、提供部47は、苦手ペットの位置情報を地図情報に重ねてユーザ端末100へ提供する。なお、図11では、苦手ペットである「ペットPb」の位置をマークAbで示している。
これにより、飼い主Uaは、自分のペットPaと相性の悪いペットPbの位置を把握できるため、ペットPbとの遭遇を回避しながら散歩することが可能になる。このように、本実施形態にあっては、ペットPaの飼い主Uaに対して有用な情報を提供することができる。
また、提供部47は、ペットPaと苦手ペットPbとが所定の範囲内に存在する場合に、苦手ペットPbの位置情報を提供するようにしてもよい。すなわち、ペットPaと苦手ペットPbとが比較的離れている場合、飼い主Uaにとって苦手ペットPbの位置情報は、あまり必要がない、言い換えると、有用性が低い。
そこで、本実施形態にあっては、例えば、ペットPaと苦手ペットPbとが所定の範囲内に存在するようになり、飼い主Uaにとって苦手ペットPbの位置情報が必要になるタイミングで、苦手ペットPbの位置情報を提供するようにした。これにより、飼い主Uaにとって適切なタイミングで、苦手ペットPbの位置情報を提供することができる。
提供部47は、ペットに関連する施設の情報を地図情報に重ねてユーザ端末100へ提供してもよい。なお、図11では、施設の位置をマークT2で示している。これにより、本実施形態にあっては、散歩している飼い主Uaに対し、近くに存在する有用な施設の情報を提供することができる。
また、施設情報54(図7参照)には、ペットや飼い主が施設に立ち寄った履歴に関する情報が含まれる。そこで、提供部47は、施設情報54の立ち寄り履歴の情報に基づいて施設の人気度を算出し、算出された人気度の結果を地図情報に重ねてユーザ端末100へ提供してもよい。なお、図11では、人気度について表示欄T2aに示されるようにした。
このように、本実施形態にあっては、施設への立ち寄り履歴に応じた情報を用いることで、散歩している飼い主Uaに対し、近くに存在する有用な施設に関する情報を提供することができる。なお、施設に関する情報の一例として、上記では施設の人気度を挙げたが、これに限定されるものではなく、例えば立ち寄り履歴から得られた、施設に立ち寄るペットの傾向や施設の混雑度などその他の情報であってもよい。
提供部47は、危険場所の情報を地図情報に重ねてユーザ端末100へ提供してもよい。なお、図11では、危険場所をマークT3で示している。これにより、本実施形態にあっては、散歩している飼い主Uaに対し、近くに存在する危険な場所などの有用な情報を提供することができる。
提供部47は、予測部45によって予測された、ペットPaの移動コースVa、および、他のペットPb、すなわち、苦手ペットの移動コースVbの情報を提供することができる。これについて、図12Aを参照して説明する。図12Aは、提供部47から提供される情報を説明するための図である。
図12Aに示すように、提供部47は、ペットPaの移動コースVa、および、苦手ペットの移動コースVbをユーザ端末100へ提供し、ディスプレイ101に各移動コースVa,Vbが表示される。
これにより、例えば飼い主Uaは、予測された移動コースVa、すなわち、いつもの散歩するコースVaを通った場合に、苦手ペットに遭遇するか否かを容易に判断することができる。
また、提供部47は、移動コースVa,Vbに基づき、飼い主がこのまま移動コースVaを進んだ場合に、苦手ペットに遭遇すると判定される場合、苦手ペットに遭遇しない回避ルートの情報を提供してもよい。
また、提供部47は、ペットPaの移動コースVa、および、苦手ペットの移動コースVbに応じた情報を提供することができる。例えば、提供部47は、ペットPaおよび苦手ペットがこのまま移動コースVa,Vbを進んだ場合に遭遇すると推定される場合、移動コースVa,Vbに応じた情報、例えば苦手ペットに遭遇するまでの時間を示す情報を提供してもよい。なお、図12Aでは、苦手ペットに遭遇するまでの時間を示す情報が表示欄T4に示されるようにした。
これにより、本実施形態にあっては、飼い主Uaは、苦手ペットとの遭遇を回避する行動(例えば移動コースの変更)をどのタイミングまでにする必要があるかを容易に把握することができる。
なお、ペットの歩くスピードは、ペットのサイズや犬種などによって異なる。すなわち、ペットの歩くスピードは、大型犬が早く、小型犬は遅い。そこで、提供部47は、ペットのサイズや犬種などペットの情報に基づいて、ペットの歩くスピードを推定し、推定されたスピードに基づいて、苦手ペットに遭遇するまでの時間を変更してもよい。すなわち、提供部47は、推定されるペットの歩くスピードに応じて、提供する情報の内容を変更してもよい。これにより、提供部47は、例えば、精度の良い、苦手ペットに遭遇するまでの時間を飼い主Uaに提供することが可能になる。
提供部47は、ペットPaの移動コースVa、および、苦手ペットの移動コースVbの少なくともいずれかのコースにおける道の形状に応じて、提供する情報の内容を変更することができる。これについて、図12Bを参照して説明する。図12Bは、提供部47から提供される情報を説明するための図である。
図12Bの例では、道の形状として、例えばペットPaが苦手ペットの移動コースVbの通る道に進入すると、途中に分岐路のない一本道になっている。そのため、ペットPaの飼い主は、横道に逃げて苦手ペットとの遭遇を回避するなどの行動をとることができない。
そこで、本実施形態に係る提供部47は、道の形状に応じて、提供する情報の内容を変更するようにした。すなわち、図12Bの例のように、提供部47は、苦手ペットとの遭遇を回避するなどの行動をとることができなくなる前に、具体的には、ペットPaが苦手ペットの移動コースVbの通る一本道に進入する前に、提供する情報の内容を、回避行動を直ぐにとることを促す内容に変更する。より具体的には、提供部47は、提供する情報の内容を、表示欄T5に示されるように、「このまま進むと苦手ペットがいます。次の角を曲がって下さい」など、回避行動を直ぐにとることを促す内容に変更する。
これにより、飼い主は、提供された情報に従って角を曲がることで、苦手ペットとの遭遇を確実に回避しながら散歩することが可能になる。なお、上記では、提供部47は、各種の情報を表示により提供したが、これに限定されるものではなく、例えば音声による提供などその他の手法を用いて提供してもよい。
<4.実施形態に係る情報処理装置の制御処理>
次に、情報処理装置20における具体的な処理手順について図13を用いて説明する。図13は、情報処理装置20が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図13に示すように、情報処理装置20の制御部40は、車載装置10や監視カメラ60から画像情報や、読取装置70で読み取られたICタグ71の情報などの各種情報を収集する(ステップS10)。次いで、制御部40は、収集された各種情報に基づいて、相性情報(友達ペットや苦手ペット)を含むペット情報を生成する(ステップS11)。
次いで、制御部40は、ユーザ端末100から散歩情報の提供の要求があるか否かを判定する(ステップS12)。制御部40は、散歩情報の提供の要求がないと判定された場合(ステップS12,No)、以降の処理をスキップする。
他方、制御部40は、散歩情報の提供の要求があると判定された場合(ステップS12,Yes)、相性情報などを取得する(ステップS13)。そして、制御部40は、相性情報に応じた情報、例えば、友達ペットや苦手ペットの位置情報などを提供する(ステップS14)。
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置20は、取得部46と、提供部47とを備える。取得部46は、所定のペットと所定のペットとは異なる他のペットとの相性に関する相性情報を取得する。提供部47は、取得部46によって取得された相性情報に応じた情報を提供する。これにより、ペットの飼い主などに対して有用な情報を提供することができる。
なお、上記では、ペットに関する情報をユーザ端末100を有する飼い主に提供するようにしたが、これに限定されるものではない。すなわち、ペットに関する情報には、ペットの散歩状況などペットの移動動態に関する情報が含まれるため、ペットに関する情報を、ペット関連の企業などへ提供するように構成してもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
20 情報処理装置
41 収集部
42 解析部
43 推定部
44 受付部
45 予測部
46 取得部
47 提供部

Claims (10)

  1. 所定のペットと前記所定のペットとは異なる他のペットとの相性に関する相性情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記相性情報に応じた情報を提供する提供部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記相性情報は、
    前記所定のペットと前記他のペットとの相性が悪いことを示す情報を含み、
    前記提供部は、
    前記相性が悪いことを示す情報に応じた情報を提供すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、
    前記所定のペットと相性が悪い前記他のペットの位置情報を取得し、
    前記提供部は、
    前記取得部によって取得された前記他のペットの位置情報を、前記相性が悪いことを示す情報に応じた情報として提供すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記提供部は、
    前記所定のペットと前記他のペットとが所定の範囲内に存在する場合に、前記他のペットの位置情報を、前記相性が悪いことを示す情報に応じた情報として提供すること
    を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記所定のペットと前記他のペットとの位置関係、および、前記所定のペットの飼い主と前記他のペットの飼い主との位置関係の少なくともいずれかに基づいて、前記所定のペットと前記他のペットとの相性を推定して前記相性情報とする推定部
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記推定部は、
    前記所定のペットと前記他のペットとが第1所定距離内に存在する位置関係であり、かつ、前記所定のペットの飼い主と前記他のペットの飼い主とが前記第1所定距離より長く設定された第2所定距離以上離れて存在する位置関係である場合、前記所定のペットと前記他のペットとの相性が悪いと推定すること
    を特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記所定のペットの移動コース、および、前記所定のペットと相性が悪い前記他のペットの移動コースの少なくともいずれかを予測する予測部
    を備え、
    前記提供部は、
    前記予測部によって予測された、前記所定のペットの移動コース、および、前記他のペットの移動コースの少なくともいずれかに応じた情報を提供すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  8. 前記提供部は、
    前記所定のペットの移動コース、および、前記他のペットの移動コースの少なくともいずれかのコースにおける道の形状に応じて、提供する情報の内容を変更すること
    を特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記相性情報は、
    前記所定のペットと前記他のペットとの相性が良いことを示す情報を含み、
    前記提供部は、
    前記相性が良いことを示す情報に応じた情報を提供すること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  10. 所定のペットと前記所定のペットとは異なる他のペットとの相性に関する相性情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記相性情報に応じた情報を提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
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