JP2021090266A - ソーラー充電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ソーラーパネルの発電電力を有効に活用してシステムの充電効率を向上するソーラー充電システムを提供する。【解決手段】ソーラー充電システム1は、ソーラーパネル10と、ソーラーパネルの発電電力を一時的に蓄積するための第1バッテリ(ソーラーバッテリ)30と、第1バッテリと異なる第2バッテリ(補機系バッテリ)40の電力で駆動し、第1バッテリを冷却するための冷却ファン60と、第1バッテリの温度に基づいて、第1バッテリの充電制御及び冷却ファンの動作制御を行う制御装置(電源制御ECU)20と、を備える。制御装置は、第1バッテリの温度が第1閾値未満である場合、ソーラーパネルの発電電力で第1バッテリを充電可能に制御し、冷却ファンを停止させ、第1バッテリの温度が第1閾値以上である場合、ソーラーパネルの発電電力で第1バッテリを充電不可能、かつ、第2バッテリを充電可能に制御し、冷却ファンを動作させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ソーラーパネルの発電電力を用いたバッテリの充電を制御するソーラー充電システムに関する。
ソーラーパネルで発電された電力をソーラーバッテリに一時的に蓄電し、一定量が蓄電されるとソーラーバッテリから補機系バッテリなどへ電力を供給する、ソーラー充電システムが様々に開発されている。このようなソーラー充電システムは、太陽から日射を受けて高温となることが多いため、システムの安定な動作を確保するために適切な温度管理が要求される。
特許文献1に記載のソーラー充電システムでは、ソーラーバッテリの温度が所定値よりも高い場合に、ソーラーパネルの発電を禁止してソーラーバッテリの充電を停止し、高充電率(SOC)状態によるソーラーバッテリの劣化促進を防止することで、ソーラーバッテリを保護する手法が開示されている。
また、特許文献2に記載のソーラー充電システムでは、充電制御用の電子制御装置(ECU)の温度上昇を抑えるため、充電開始時の車室内温度が高いほどソーラーパネルからバッテリへの充電時間を短くして電子制御装置の発熱量を少なくすることで、電子制御装置の動作性能の低下を抑制する手法が開示されている。
特開2018−117436号公報 特開2017−165274号公報
特許文献1のように充電を停止してソーラーバッテリを保護する手法では、例えば夏季の高温となる車室内に設置されているなどソーラーバッテリの周囲温度が高い場合、充電を停止して発熱をなくした後でもソーラーバッテリの温度がなかなか低下せず、ソーラーバッテリが充電できる状態に回復するまでに時間が掛かるおそれがある。充電できる状態に回復するまでの時間が長ければ長いほど、ソーラーバッテリを充電する機会を逃すことになり、システムの充電効率が低下する。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ソーラーパネルの発電電力を有効に活用してシステムの充電効率を向上させることができるソーラー充電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様のソーラー充電システムは、ソーラーパネルと、ソーラーパネルの発電電力を一時的に蓄積するための第1バッテリと、第1バッテリと異なる第2バッテリの電力で駆動し、第1バッテリを冷却するための冷却ファンと、第1バッテリの温度に基づいて、第1バッテリの充電制御及び冷却ファンの動作制御を行う制御装置と、を備え、制御装置は、第1バッテリの温度が第1閾値未満である場合、ソーラーパネルの発電電力で第1バッテリを充電可能に制御し、冷却ファンを停止させ、第1バッテリの温度が第1閾値以上である場合、ソーラーパネルの発電電力で第1バッテリを充電不可能、かつ、第2バッテリを充電可能に制御し、冷却ファンを動作させる、ソーラー充電システムである。
上記本発明のソーラー充電システムによれば、ソーラーパネルの発電電力を有効に活用してシステムの充電効率を向上させることができる。
本実施形態に係るソーラー充電システムの概略構成図 電源制御ECUが実行する充電制御の処理フローチャート
[実施形態]
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るソーラー充電システム1の概略構成を示すブロック図である。図1に例示した本実施形態に係るソーラー充電システム1は、ソーラーパネル10と、電源制御ECU20と、ソーラーバッテリ30と、補機系バッテリ40と、高圧系バッテリ50と、冷却ファン60と、を備えている。このソーラー充電システム1は、車両などに搭載することができる。以下、ソーラー充電システム1が車両に搭載された場合を一例に説明を行う。
ソーラーパネル10は、太陽光の照射を受けて発電する発電装置であり、典型的には太陽電池セルの集合体である太陽電池モジュールである。ソーラーパネル10で発電される電力の量は、日射強度に依存する。ソーラーパネル10で発生した電力は、電源制御ECU20に出力される。このソーラーパネル10は、例えば車両のルーフなどに設置することができる。
ソーラーバッテリ30は、例えばリチウムイオン電池やニッケル水素電池などの、充放電可能に構成された二次電池である。このソーラーバッテリ30は、ソーラーパネル10で発生した電力を一時的に蓄電するための第1バッテリであり、日射強度に依存して大きさが変動しやすいソーラーパネル10の発電電力を安定して高圧系バッテリ50に給電できるようするバッファの役割を有している。ソーラーバッテリ30は、ソーラーパネル10で発生した電力によって充電可能に、また自らが蓄えている電力を補機系バッテリ40や高圧系バッテリ50へ供給可能に、電源制御ECU20と接続されている。
補機系バッテリ40は、例えばリチウムイオン電池や鉛蓄電池などの、充放電可能に構成された二次電池である。この補機系バッテリ40は、少なくとも車両の走行中においてソーラーパネル10で発生した電力を充電するための第2バッテリである。補機系バッテリ40は、ソーラーパネル10で発生した電力によって充電可能に電源制御ECU20と接続されている。車両に搭載される補機系バッテリ40としては、ヘッドランプや室内灯などの灯火類、ヒーターやクーラーなどの空調類、及び自動運転や先進運転支援の装置などの、車両を駆動させるため以外の補機的な機器(図示せず)の動作に必要な電力を供給することができる、いわゆる12V系バッテリを例示できる。また、補機系バッテリ40は、冷却ファン60を駆動させる電力を供給する電源として機能する。
高圧系バッテリ50は、例えばリチウムイオン電池やニッケル水素電池などの、充放電可能に構成された二次電池である。この高圧系バッテリ50は、少なくとも車両の駐車中においてソーラーバッテリ30に一時的に蓄えられた電力を充電するための第3バッテリである。高圧系バッテリ50は、ソーラーバッテリ30に蓄えられた電力によって充電可能に電源制御ECU20と接続されている。車両に搭載される高圧系バッテリ50としては、スタータモーターや電動モーターなどの、車両を駆動させるための主機的な機器(図示せず)の動作に必要な電力を供給することができる、いわゆる駆動用バッテリを例示できる。
電源制御ECU20は、ソーラーパネル10と、ソーラーバッテリ30、補機系バッテリ40、及び高圧系バッテリ50とを接続し、ソーラーパネル10、ソーラーバッテリ30、補機系バッテリ40、及び高圧系バッテリ50の間で行われる充放電や冷却ファン60の動作を制御することができる電子制御装置(Electronic Control Unit)である。この電子制御装置は、典型的にはプロセッサ、メモリ、及び入出力インタフェースなどを含んで構成され、メモリに格納されたプログラムをプロセッサが読み出して実行することによって様々な制御を実施する。
本実施形態に係る電源制御ECU20は、第1のDC−DCコンバータ回路21、第2のDC−DCコンバータ回路22、第3のDC−DCコンバータ回路23、マイコン24、電流モニタ回路25、電圧モニタ回路26、遮断スイッチ27、及びバッテリ監視回路28を、構成に含んでいる。
第1のDC−DCコンバータ回路21は、ソーラーパネル10で発電された電力を、第2のDC−DCコンバータ回路22、第3のDC−DCコンバータ回路23、及びソーラーバッテリ30に供給する。この第1のDC−DCコンバータ回路21は、ソーラーDC−DCコンバータとも呼ばれる。電力供給の際、第1のDC−DCコンバータ回路21は、入力電圧であるソーラーパネル10の発電電圧を、後述するマイコン24からの指示(PWM信号のデューティー比)に基づく所定の電圧に変換(昇圧/降圧)して、第2のDC−DCコンバータ回路22、第3のDC−DCコンバータ回路23、及びソーラーバッテリ30に出力することができる。
第2のDC−DCコンバータ回路22は、ソーラーバッテリ30に蓄えられた電力を、遮断スイッチ27を介して高圧系バッテリ50に供給する。この第2のDC−DCコンバータ回路22は、高圧DC−DCコンバータとも呼ばれる。電力供給の際、第2のDC−DCコンバータ回路22は、入力電圧であるソーラーバッテリ30の出力電圧を、後述するマイコン24からの指示(PWM信号のデューティー比)に基づく所定の電圧に変換(昇圧)して、高圧系バッテリ50に出力することができる。
第3のDC−DCコンバータ回路23は、第1のDC−DCコンバータ回路21が出力する電力を、補機系バッテリ40に供給する。この第3のDC−DCコンバータ回路23は、補機DC−DCコンバータとも呼ばれる。電力供給の際、第3のDC−DCコンバータ回路23は、入力電圧である第1のDC−DCコンバータ回路21の出力電圧を、後述するマイコン24からの指示(PWM信号のデューティー比)に基づく所定の電圧に変換(降圧)して、補機系バッテリ40に出力することができる。
電流モニタ回路25は、発電によってソーラーパネル10から第1のDC−DCコンバータ回路21へ流れる電流を検出する。この電流モニタ回路25には、例えば電流センサを用いることができる。電流モニタ回路25で検出された電流値は、マイコン24に出力される。
電圧モニタ回路26は、発電によってソーラーパネル10の出力端に現れる電圧(閉回路電圧、開回路電圧)を検出する。この電圧モニタ回路26には、例えば電圧センサを用いることができる。電圧モニタ回路26で検出された電圧値は、マイコン24に出力される。
遮断スイッチ27は、ソーラーバッテリ30と、第1のDC−DCコンバータ回路21、第2のDC−DCコンバータ回路22、及び第3のDC−DCコンバータ回路23の接続点との間に設けられるスイッチである。この遮断スイッチ27は、後述するマイコン24からの指示に基づいて、ソーラーバッテリ30と各DC−DCコンバータ回路との導通/遮断の状態を切り替える。具体的には、ソーラーバッテリ30の充放電制御が必要な場合に、遮断スイッチ27がオンされて、ソーラーバッテリ30が各DC−DCコンバータ回路に電気的に接続され、ソーラーバッテリ30の充放電制御が不要な場合に、遮断スイッチ27がオフされて、ソーラーバッテリ30が各DC−DCコンバータ回路から切り離される。
バッテリ監視回路28は、ソーラーバッテリ30の状態を検出する。検出するソーラーバッテリ30の状態としては、電圧、通電電流、温度、及び蓄電率(SOC:State Of Charge)などが例示できる。ソーラーバッテリ30の蓄電率は、電圧及び通電電流から導出することが可能である。バッテリ監視回路28で検出したソーラーバッテリ30の状態は、マイコン24に出力される。
マイコン24は、電源制御ECU20の各種制御を実施する。具体的には、マイコン24は、電流モニタ回路25から取得する電流値及び電圧モニタ回路26から取得する電圧値によって導出されるソーラーパネル10の発電電力に基づいて、第1のDC−DCコンバータ回路21、第2のDC−DCコンバータ回路22、第3のDC−DCコンバータ回路23、及び遮断スイッチ27に対して動作の指示を行い、ソーラー充電システム1における電力供給を制御する。
冷却ファン60は、ソーラーバッテリ30を冷却するため送風装置である。冷却ファン60は、好ましくはソーラーバッテリ30の近傍に設けられる。この冷却ファン60は、マイコン24からの動作指示に基づいて内蔵するファンを回転させ、回転によって取り込んだ外気をソーラーバッテリ30に当てることで、ソーラーバッテリ30を強制的に冷却する。
<制御>
次に、図2をさらに参照して、本ソーラー充電システム1で行われる制御を説明する。図2は、本実施形態に係るソーラー充電システム1の電源制御ECU20が実行する充電制御の処理手順を説明するフローチャートである。
図2に示した充電制御処理は、ソーラー充電システム1が起動することによって開始され、ソーラー充電システム1が停止するまで繰り返し実行される。とりわけ、本ソーラー充電システム1は、車両に搭載されている場合においては、車両の状態(走行、停車、駐車など)を判断して、車両が駐車状態にある期間に本充電制御処理を実行すると好適である。なお、充電制御処理を開始した直後の初期状態は、遮断スイッチ27がオン(導通)、かつ、冷却ファン60がオフ(停止)とする。
ステップS201:電源制御ECU20は、ソーラーパネル10で発電可能な日射があるか否かを判断する。この判断は、ソーラーバッテリ30、補機系バッテリ40、及び高圧系バッテリ50に対して効率的な充電を実施できるほどにソーラーパネル10が十分に発電を行うことができるか否かを判断するために行われる。ソーラーパネル10で発電可能な日射があるか否かは、例えば、ソーラーパネル10の出力電圧(開回路電圧)が、ソーラーバッテリ30、補機系バッテリ40、及び高圧系バッテリ50の効率的な充電のために予め定められた電圧値以上であるか否かによって、判断することができる。
ソーラーパネル10で発電可能な日射がある場合は(ステップS201、はい)、ステップS202に処理が進み、ソーラーパネル10で発電可能な日射がない場合は(ステップS201、いいえ)、ステップS201の処理を繰り返す。
ステップS202:電源制御ECU20は、ソーラーバッテリ30の温度が第1閾値以上であるか否かを判断する。この判断は、ソーラーバッテリ30の温度が、充電制御によって劣化が促進されるおそれがある温度であるか否かを判断するために行われる。よって、第1閾値は、充電制御を継続して行うとソーラーバッテリ30の劣化が促進してしまう温度(例えば47℃)に設定される。
ソーラーバッテリ30の温度が第1閾値以上である場合は(ステップS202、はい)、ステップS203に処理が進み、ソーラーバッテリ30の温度が第1閾値未満である場合は(ステップS202、いいえ)、ステップS204に処理が進む。
ステップS203:電源制御ECU20は、ソーラーバッテリ30の充放電制御を停止する。このソーラーバッテリ30の充放電制御の停止では、マイコン24の指示に従って、遮断スイッチ27がオフ(遮断)に制御され、かつ、冷却ファン60がオン(動作)に制御される。さらに、マイコン24は、第1のDC−DCコンバータ回路21を停止する制御を行ってもよい。このように、ソーラーバッテリ30の充放電制御を停止することによって、ソーラーバッテリ30の内部発熱がなくなると共に、冷却ファン60による強制冷却によってソーラーバッテリ30の温度低下が促進される。すなわち、ソーラーバッテリ30が保護される。ソーラーバッテリ30の充放電制御が停止されると、ステップS201に処理が戻って繰り返し判断が行われる。
なお、電源制御ECU20は、ソーラーバッテリ30の充放電制御を停止している間、第1のDC−DCコンバータ回路21及び第3のDC−DCコンバータ回路23を動作させて、ソーラーパネル10の発電電力を補機系バッテリ40に充電するように制御してもよい。このように制御することで、ソーラーパネル10の発電電力を補機系バッテリ40に充電することができるので、発電電力が無駄にならない。また、冷却ファン60の動作電力を補機系バッテリ40から供給している場合には、このように制御することで、駐車中における冷却ファン60の電力消費によって、補機系バッテリ40が上がってしまうことを抑制することができる。
ステップS204:電源制御ECU20は、ソーラーバッテリ30の充放電制御を実施する。このソーラーバッテリ30の充放電制御の実施では、マイコン24の指示に従って、遮断スイッチ27がオン(導通)に制御され、かつ、冷却ファン60がオフ(停止)に制御される。ソーラーバッテリ30の充放電制御が実施されると、ステップS201に処理が戻って繰り返し判断が行われる。このソーラーバッテリ30の充放電制御の実施中では、マイコン24によって、ソーラーバッテリ30の蓄電率(SOC)に基づく、第1のDC−DCコンバータ回路21、第2のDC−DCコンバータ回路22、及び第3のDC−DCコンバータ回路23の制御が、次のように実行される。
(1)充放電制御を開始したときのソーラーバッテリ30の蓄電率が上限閾値以下の場合
この場合には、第1のDC−DCコンバータ回路21が動作し、第2のDC−DCコンバータ回路22及び第3のDC−DCコンバータ回路23が停止するように制御され、ソーラーパネル10の発電電力がソーラーバッテリ30に供給される。これにより、ソーラーバッテリ30が充電されて、ソーラーバッテリ30の蓄電率が上昇してゆく。上限閾値は、一例として「70%」とすることができる。
(2)充放電制御を開始したときのソーラーバッテリ30の蓄電率が上限閾値を超えている場合、又は上記(1)の充電制御によってソーラーバッテリ30の蓄電率が上限閾値に達した場合
この場合には、第2のDC−DCコンバータ回路22が動作し、第1のDC−DCコンバータ回路21及び第3のDC−DCコンバータ回路23が停止するように制御され、ソーラーバッテリ30に蓄えられた電力が高圧系バッテリ50に供給される。これにより、ソーラーバッテリ30が放電されて、ソーラーバッテリ30の蓄電率が下降してゆく。なお、高圧系バッテリ50へ電力を充電するために起動が必要なシステムへの電力を補機系バッテリ40から供給している場合には、第3のDC−DCコンバータ回路23を動作させて、ソーラーバッテリ30に蓄えられた電力の一部を、補機系バッテリ40に充電するように制御してもよい。
(3)上記(2)の放電制御によってソーラーバッテリ30の蓄電率が下限閾値に達した場合
この場合には、上記(1)と同様に、第1のDC−DCコンバータ回路21が動作し、第2のDC−DCコンバータ回路22及び第3のDC−DCコンバータ回路23が停止するように制御され、ソーラーパネル10の発電電力がソーラーバッテリ30に供給される。これにより、ソーラーバッテリ30が充電されて、ソーラーバッテリ30の蓄電率が再び上昇してゆく。下限閾値は、一例として「30%」とすることができる。
以後、ステップS204のソーラーバッテリ30の充放電制御においては、上記(2)で述べたソーラーバッテリ30の放電制御と、上記(3)で述べたソーラーバッテリ30の充電制御とが、繰り返し実行される。
<作用・効果>
以上のように、本発明の一実施形態に係るソーラー充電システム1によれば、ソーラーバッテリ30を冷却するため冷却ファン60を備え、ソーラーバッテリ30の温度が第1閾値よりも高い場合に、冷却ファン60を用いてソーラーバッテリ30を強制的に冷却して、ソーラーバッテリ30の温度低下を促進させる。
この制御によって、自然冷却に比べて、ソーラーバッテリ30が充電できる状態に回復するまでの時間を短くできるので、ソーラーパネル10の発電電力を有効に活用してシステムの充電効率を向上させることができる。また、ソーラーバッテリ30の充電を停止している間も冷却ファン60に電力を供給する補機系バッテリ40を充電することができるので、ソーラーパネル10の発電電力を有効に活用してシステムの充電効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係るソーラー充電システム1は、夏季の猛暑日にソーラーバッテリ30の温度が上昇し易くかつ下降し難い状況にあるような場合(例えば車両に搭載された場合)などに、好適である。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、ソーラー充電システムだけでなく、ソーラー充電システムが行う充電制御方法、その充電制御方法の制御プログラム、その制御プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体、ソーラー充電システムを含むソーラー充電システム、そのソーラー充電システムを備えた車両などとして捉えることが可能である。
本発明は、ソーラーパネルで発電された電力を利用してバッテリを充電する車両などに利用可能である。
1 ソーラー充電システム
10 ソーラーパネル
20 電源制御ECU
21 第1のDC−DCコンバータ回路
22 第2のDC−DCコンバータ回路
23 第3のDC−DCコンバータ回路
24 マイコン
25 電流モニタ回路
26 電圧モニタ回路
27 遮断スイッチ
28 バッテリ監視回路
30 ソーラーバッテリ
40 補機系バッテリ
50 高圧系バッテリ
60 冷却ファン

Claims (1)

  1. ソーラーパネルと、
    前記ソーラーパネルの発電電力を一時的に蓄積するための第1バッテリと、
    前記第1バッテリと異なる第2バッテリの電力で駆動し、前記第1バッテリを冷却するための冷却ファンと、
    前記第1バッテリの温度に基づいて、前記第1バッテリの充電制御及び前記冷却ファンの動作制御を行う制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1バッテリの温度が第1閾値未満である場合、前記ソーラーパネルの発電電力で前記第1バッテリを充電可能に制御し、前記冷却ファンを停止させ、
    前記第1バッテリの温度が前記第1閾値以上である場合、前記ソーラーパネルの発電電力で前記第1バッテリを充電不可能、かつ、前記第2バッテリを充電可能に制御し、前記冷却ファンを動作させる、
    ソーラー充電システム。
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