JP2021090196A - 振動装置、および振動装置を備える撮像ユニット - Google Patents

振動装置、および振動装置を備える撮像ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】本開示は、透光体の視野を保ちつつ、透光体に付着した異物を透光体の外に排出することができる振動装置、および振動装置を備える撮像ユニットを提供する。【解決手段】本開示は、透光体の視野を保ちつつ、透光体に付着した異物を透光体の外に排出することができる振動装置、および当該振動装置を備える撮像ユニットである。振動装置10は、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13、第2筒状体14、圧電素子15、および振動板16を備える。振動装置10は、貫通方向の透光体の振動を所定の方向へ変位させる非平衡手段をさらに備える。【選択図】図1

Description

本発明は、振動装置、および振動装置を備える撮像ユニットに関する。
近年、車両の前部や後部に撮像素子などを備える撮像ユニットを設けた車両では、当該撮像ユニットで得た画像を利用して安全装置を制御したり、自動運転制御を行ったりすることが行われている。このような撮像ユニットは、車外に設けられることが多いため、外部を覆う透光体(保護カバーやレンズ)に雨滴(水滴)、泥、塵埃等の異物が付着することがある。透光体に異物が付着すると、当該撮像ユニットで得た画像に付着した異物が映り込み、鮮明な画像が得られなくなる。
そこで、特許文献1に記載の撮像ユニットでは、透光体の表面に付着した異物を除去するために透光体を振動させる振動装置を設けている。当該振動装置は、支持体と、支持体の一方主面側に配置されている第1の振動素子と、他方主面側に配置されている第2の振動素子と、を備える構成である。振動装置は、圧電振動子を設けた第2の振動体を振動させることで、透光性を有する第1の振動体を振動させて、透光体の表面に付着した異物を除去する。
また、特許文献2に記載の撮像ユニットでは、筒状振動体の一方の開口部を覆うレンズカバーを振動させるために、筒状のモード変換結合部を筒状振動体とレンズカバーの透光体部との間に設けた振動装置を有している。
特許第6579200号 国際公開WO2017/110563
特許文献1および特許文献2に記載の撮像ユニットでは、透光体の面内の一部を変位させる振動モードを利用する振動装置を設けることを前提にしている。そのため、特許文献1および特許文献2に記載の撮像ユニットでは、当該振動装置を用いて透光体の面内の一部が他部に対して変位が異なるように透光体を振動させる。具体的に、振動装置は、ある振動モードで透光体を振動させた場合、透光体の中央部が最大変位となるように透光体を振動させる。
透光体の中央部が最大変位となるように振動させた場合、振動装置は、透光体の表面に付着した雨滴を透光体の中央部に移動させて霧化することができる。つまり、振動装置で透光体を振動させることにより透光体の変位の大きい位置が親水化するので、変位の小さい位置にある雨滴を表面張力差によって変位の大きい位置に移動させることができる。しかし、振動装置によって透光体を移動できる雨滴の量は、最大変位の位置からの距離と、最大変位の大きさとに依存し、雨滴(異物)を除去する能力は振動装置の振動モードにより大きく変化することになる。また、振動装置は、最大変位となる透光体の位置に雨滴(異物)が集まって来るため、集まった雨滴(異物)が霧化されるまで当該位置での視野を阻害する虞れがあった。さらに、振動装置は、透光体の面内に最大変位が生じるため、振動による霧化以外の方法で雨滴(異物)を透光体の外に排出することが難しかった。
そこで、本発明の目的は、透光体の視野を保ちつつ、透光体に付着した異物を透光体の外に排出することができる振動装置、および振動装置を備える撮像ユニットを提供することである。
本発明の一形態に係る振動装置は、所定の波長の光を透過する透光体と、一方の端で透光体を保持する第1筒状体と、第1筒状体の他方の端を支持する板状のバネ部と、第1筒状体を支持する位置の外側にあるバネ部の位置を一方の端で支持する第2筒状体と、第2筒状体の他方の端に設けられ、第2筒状体の貫通方向に振動する振動体と、貫通方向の透光体の振動を所定の方向へ変位させる非平衡手段と、を備える。
本発明の一形態に係る撮像ユニットは、上記に記載の振動装置と、透光体が視野方向となるように配置された撮像素子と、を備える。
本発明によれば、振動装置、および振動装置を備える撮像ユニットは、バネ部および振動体の少なくとも一つに対して一部の質量を削除、または一部に質量を付加する非平衡手段を備えているので、透光体の視野を保ちつつ、透光体に付着した異物を透光体の外に排出することができる。
本実施の形態1に係る振動装置の斜視図である。 本実施の形態1に係る撮像ユニットの構成を説明するための概略図である。 本実施の形態1に係る切欠き部を設けていない振動装置の振動と比較対象の振動装置の振動とを説明するための図である。 本実施の形態1に係る切欠き部を設けていない振動装置における圧電素子に印加する駆動信号の周波数とインピーダンスとの関係を示す図である。 本実施の形態1に係る保護カバーの厚さの変化によるピストン振動モードの共振周波数と保護カバー振動モードの共振周波数との関係を示すグラフである。 本実施の形態1に係る切欠き部を設けた振動装置における圧電素子に印加する駆動信号の周波数とインピーダンスとの関係を示す図である。 本実施の形態1に係る切欠き部を設けた振動装置の振動を説明するための図である。 本実施の形態1に係る振動装置において保護カバーでの位置と変位量との関係を示すグラフである。 本実施の形態1の変形例における振動装置の断面図である。 本実施の形態2に係る振動装置の斜視図である。 本実施の形態2に係る錘を設けた振動装置における圧電素子に印加する駆動信号の周波数とインピーダンスとの関係を示す図である。 本実施の形態2に係る振動装置において保護カバーでの位置と変位量との関係を示すグラフである。 錘の重さを変更した場合のインピーダンスの変化を示す図である。 本実施の形態3に係る振動装置の斜視図である。 本実施の形態4に係る振動装置の斜視図である。 切欠き部または錘を設ける場所を説明するための図である。 切欠き部または錘を設ける場所を説明するための図である。
以下に、本実施の形態に係る光学ユニットについて図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
(実施の形態1)
以下に、本実施の形態1に係る振動装置、および振動装置を備える撮像ユニットについて図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態1に係る振動装置10の斜視図である。振動装置10は、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13、第2筒状体14、および振動体17を含んでいる。
保護カバー11は、ドーム状の形状を有している。保護カバー11は、所定の波長の光を透過する透光体として透明部材で形成される。保護カバー11の端部は、円筒状の第1筒状体12の端部で保持されている。第1筒状体12は、保護カバー11側と反対側で弾性変形するバネ部としての板バネ13により支持されている。板バネ13は、円筒状の第1筒状体12の底面を支持し、支持した位置から外側に向かって延伸している。板バネ13は、中空円状であり、第1筒状体12の周囲を円形状に囲むように延伸している。
板バネ13は、第1筒状体12を支持する位置の外側にある位置で第2筒状体14により支持されている。第2筒状体14は、円筒状の形態である。第2筒状体14は、一方の端で板バネ13を支持する。第2筒状体14の他方の端には、振動体17が設けられる。振動体17は、第2筒状体14の貫通方向(図中、上下方向)に振動する。振動体17は、圧電素子15と振動板16とを含む。圧電素子15は、中空円状であり、振動板16の下面に設けられる。振動板16は、第2筒状体14の底面を支持し、支持した位置から外側に向かって延伸している。振動板16は、中空円状であり、第2筒状体14の周囲を円形状に囲むように延伸している。圧電素子15が第2筒状体14の貫通方向に振動することにより、振動板16が第2筒状体14の貫通方向に振動する。なお、振動板16の下面に矩形状の圧電素子15を同心円状に複数設けてもよい。また、中空円状の圧電素子15を振動板16の上面に設けてもよい。また、振動板16の上面に矩形状の圧電素子15を同心円状に複数設けてもよい。また、圧電素子15を振動板16の形状に合わせ、圧電素子15と振動板16とを一体的に形成してもよい。
さらに、振動体17の一部に、切欠き部18を設けている。切欠き部18は、振動体17の一部を削ることで形成され、図1では、振動体17の図中左側の一部を削ることで切欠き部18を形成する。振動体17に切欠き部18を設けることで振動装置10の振動のバランスに偏りを生じさせ、後述するように非平衡な状態で保護カバー11を振動させることが可能となる。切欠き部18は、振動装置10を非平衡な状態で保護カバー11を振動させるための非平衡手段の一つである。
第1筒状体12、板バネ13、第2筒状体14、および振動板16は、一体的に形成される。第1筒状体12、板バネ13、第2筒状体14、および振動板16は、たとえば、金属や合成樹脂からなる。なお、第1筒状体12、板バネ13、第2筒状体14、および振動板16を別体で形成してもよいし、別部材で形成してもよい。保護カバー11と第1筒状体12との接合方法は、特に問わない。保護カバー11と第1筒状体12とを、接着剤、溶着、嵌合、圧入、などで接合してもよい。
本実施の形態では、保護カバー11がガラスからなる。もっとも、ガラスに限らず、透明なプラスチックスなどの樹脂により構成されていてもよい。あるいは、透光性のセラミックスにより構成されていてもよい。もっとも、用途によっては、強化ガラスを用いることが好ましい。それによって、強度を高めることができる。樹脂の場合、保護カバー11は、アクリル、シクロオレフィン、ポリカーボネート、ポリエステルなどが考えられる。さらに、保護カバー11は、表面に、強度を高めるために、DLC(Diamond-like Carbon)などからなるコーティング層が形成されていてもよく、表面の防汚や雨滴の除去などを目的に、親水膜、撥水膜、親油、撥油などのコーティング層を形成してもよい。
保護カバー11のドーム状の形状は、半球状の形状に限定されるものではない。半球に、円筒を連ねた形状や、半球よりも小さい曲面形状などを有していてもよい。保護カバー11は、平板でもよい。保護カバー11を透過する光は、可視光か不可視光かは問わない。保護カバー11は、単なるガラス製のカバーであっても、凹レンズ、凸レンズ、平面レンズなどの光学部品で構成してもよい。
圧電素子15は、例えば、厚み方向において分極することで振動する。圧電素子15は、チタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックスからなる。もっとも、(K,Na)NbO3などの他の圧電セラミックスが用いられてもよい。さらにLiTaO3などの圧電単結晶が用いられてもよい。
図2は、本実施の形態1に係る撮像ユニット100の構成を説明するための概略図である。図2の振動装置10は、図1の振動装置10を保護カバー11に対して第2筒状体14の貫通方向(図中、上下方向)に中央で切断した断面図である。撮像ユニット100は、例えば車両の前方、後方などに取り付けられ、被撮像物を撮像するユニットである。なお、撮像ユニット100が取り付けられる場所は、車両に限られず、船舶、航空機などの他の装置に取り付けられてもよい。
撮像ユニット100は、振動装置10と、振動装置10内に収納された撮像素子としてのカメラ1とを含んでいる。カメラ1は、ベース部材3に固定された本体部材5の上端部に固定されている。振動装置10は、ベース部材3に固定された支持部材4により支持されている。
撮像ユニット100は、車両などに取り付けて屋外で使用する場合、カメラ1の視野方向に配置され外部を覆う保護カバー11に雨滴、泥、塵埃等の異物が付着することがある。振動装置10は、保護カバー11に付着した雨滴等の異物を除去するため振動を発生させることができる。
振動装置10は、振動を発生させる駆動信号を圧電素子15に印加する励振回路2を備えている。励振回路2は、圧電素子15と接続されている。圧電素子15は、励振回路2からの駆動信号に基づいて、第2筒状体14の貫通方向に振動する。圧電素子15が振動することによって振動板16が第2筒状体14の貫通方向に振動し、振動板16は、第2筒状体14を第2筒状体14の貫通方向に振動させる。第2筒状体14が振動することによって、板バネ13を介して第1筒状体12に圧電素子15の振動を伝えることができる。振動装置10では、第1筒状体12を振動させることで保護カバー11が振動して、保護カバー11に付着した雨滴等の異物が除去される。
励振回路2は、第1筒状体12と第2筒状体14とが逆位相で第2筒状体14の貫通方向に振動するように、圧電素子15に駆動信号を印加する。励振回路2は、圧電素子15に印加する駆動信号により、第1筒状体12と第2筒状体14とが逆位相で第2筒状体14の貫通方向に振動する以外の振動モードで振動装置10を振動させることができる。
図2に示すように、第1筒状体12の厚みは、板バネ13や第2筒状体14の厚みと比べて薄くなっている。第1筒状体12の厚みは、第1筒状体12を支持する板バネ13の位置から第2筒状体14で支持される板バネ13の位置までの長さより短くなっている。
振動体17の一部に切欠き部18を設けた振動装置10の非平衡な状態の振動を説明する前に、振動体17の一部に切欠き部18を設けていない振動装置10Aの平衡な状態の振動について説明する。図3は、本実施の形態1に係る切欠き部18を設けていない振動装置10Aの振動と比較対象の振動装置210の振動とを説明するための図である。図3(a)は、本実施の形態1に係る切欠き部18を設けていない振動装置10Aの振動例を示し、図3(b)は、比較対象の振動装置210の振動例を示す。本実施の形態1に係る切欠き部18を設けていない振動装置10Aでは、圧電素子15の振動により、第1筒状体12が略均一に上下に変位することにより、保護カバー11の全体が略均一に上下方向に振動する。一方、比較対象の振動装置210では、圧電素子15の振動により、保護カバー11が、中央部では上下方向に最も大きく変位し、周辺部では変位しないような態様で振動する。図3では、振動を開始する前の振動装置10A,210の基準位置を破線で示し、変位後の振動装置10A,210の位置を実線で示す。
図3(a)を参照して、圧電素子15が励振回路2(図2参照)からの信号に基づいて第2筒状体14の貫通方向に振動することにより、振動板16が上方に変位すると、第2筒状体14も上方に変位し、第1筒状体12を支持している板バネ13の位置が下側に沈み込む。第1筒状体12を支持している板バネ13の位置が下側に沈み込むことで、第1筒状体12の全体が下方に変位する結果、第1筒状体12に保持されている保護カバー11の全体も下方に変位する。このとき、ノード(圧電素子15の振動によっても変位しない部分)20は、第2筒状体14の側面に形成される。
図示していないが、圧電素子15が励振回路2(図2参照)からの駆動信号に基づいて第2筒状体14の貫通方向に振動することにより、振動板16が下方に変位すると、第2筒状体14も下方に変位し、第1筒状体12を支持している板バネ13の位置が上側にせり上がる。第1筒状体12を支持している板バネ13の位置が上側にせり上がることで、第1筒状体12の全体が上方に変位する結果、第1筒状体12に保持されている保護カバー11の全体も上方に変位する。このとき、ノード20は、第2筒状体14の側面に形成される。そのため、図2に示す振動装置10では、ノード20が形成される第2筒状体14の側面を支持部材4で支持することで、圧電素子15の振動が支持部材4に伝わらずに、第1筒状体12および保護カバー11に圧電素子15の振動を効率的に伝えることができる。
図3(a)に示すように、本実施の形態1に係る切欠き部18を設けていない振動装置10Aにおいては、圧電素子15の振動により、保護カバー11自体がほぼ変形することなく、保護カバー11の全体が略均一に上下方向に変位する。
一方、図3(b)に示す比較対象の振動装置210は、構造上、保護カバー11の全体が略均一に上下方向に変位するような振動をさせることはできないが、保護カバー11の中央部では上下方向に最も大きく変位するような振動をさせることができる。具体的に、図3(b)を参照して、比較対象の振動装置210は、保護カバー11、第1筒状体212、および圧電素子15を含む。保護カバー11は、円筒状の第1筒状体212の端部で保持されている。第1筒状体212は、圧電素子15が設けられている端部に近い内面に一部凹んだ部分を設けた構造である。圧電素子15が励振回路2(図2参照)からの駆動信号に基づいて第1筒状体212の貫通方向に振動することにより、その振動が第1筒状体212を介して保護カバー11へと伝わり、保護カバー11がその中央部で上方向に最も大きく変位するような態様で振動する。このとき、ノード20は、保護カバー11の周辺部に形成される。図3(b)に示すように、比較対象の振動装置210においては、圧電素子15の振動により、保護カバー11が、中央部では上下方向に最も大きく変位し、周辺部では変位しないような態様で振動する。
本実施の形態1に係る切欠き部18を設けていない振動装置10Aと比較対象の振動装置210とにおける振動の違いは、振動装置10Aと振動装置210との構造上の違いに依る。しかしながら、本実施の形態1に係る振動装置10Aにおいても、構造上、励振する周波数を高くすると比較対象の振動装置210のように、保護カバー11が、中央部では上下方向に最も大きく変位し、周辺部では変位しないような態様で振動する。すなわち、振動装置10は、励振する周波数によって、複数の異なる振動モードで振動させることができる構造である。ここで、振動装置10を励振する周波数は、圧電素子15に印加する駆動信号の周波数を変更することにより調整することができる。以下では、比較対象の振動装置210のような態様、すなわち、保護カバー11が、中央部では上下方向に最も大きく変位し、周辺部では変位しないような態様で振動することを保護カバー振動と称し、そのような振動モードを保護カバー振動モードと称す。これに対し、本実施の形態1に係る振動装置10Aにおいて、保護カバー11の全体が略均一に上下方向に振動することをピストン振動(板バネ振動)と称し、そのような振動モードをピストン振動モードと称す。
図4は、本実施の形態1に係る切欠き部18を設けていない振動装置10Aにおける圧電素子15に印加する駆動信号の周波数とインピーダンスとの関係を示す図である。図4の位置Pで示す部分から分かるように、約36kHz辺りで圧電素子15のインピーダンスが大きく変化している。位置Pは、保護カバー11がピストン振動モードで振動する場合の駆動信号の周波数を示している。以下では、保護カバー11がピストン振動モードで振動する場合の駆動信号の周波数を「ピストン振動モードの共振周波数」と称す。図4の位置Qで示す部分から分かるように、位置Pにおける周波数よりも大きい約47kHz辺りで圧電素子15のインピーダンスが大きく変化している。位置Qは、保護カバー11が保護カバー振動モードで振動する場合の駆動信号の周波数を示している。以下では、保護カバー11が保護カバー振動モードで振動する場合の駆動信号の周波数を「保護カバー振動モードの共振周波数」と称す。
図4で示すように、振動装置10Aでは、圧電素子15に印加する駆動信号の周波数により、振動モードが変化する。ピストン振動モードの共振周波数は約36kHzであるのに対して、保護カバー振動モードの共振周波数は約47kHzと大きい。仮に、ピストン振動モードの共振周波数と、保護カバー振動モードの共振周波数とが近似してくると、振動装置10Aは、ピストン振動モードのみで保護カバー11を振動させることができなくなる。ここで、ピストン振動モードの共振周波数と、保護カバー振動モードの共振周波数との関係は、振動装置10Aの構造により変化する。特に、保護カバー11の厚さにより、ピストン振動モードの共振周波数と、保護カバー振動モードの共振周波数との関係は大きく変化する。
図5は、本実施の形態1に係る保護カバー11の厚さの変化によるピストン振動モードの共振周波数と保護カバー振動モードの共振周波数との関係を示すグラフである。図5では、図4の位置Pのピストン振動モードによる板バネ振動の共振周波数と、位置Qの保護カバー振動モードによる保護カバー振動の共振周波数とがプロットされている。図5では、保護カバー11をドーム状でなく平板として厚さを変化させ、ピストン振動モードの共振周波数で振動装置10Aを振動させた場合の保護カバー11の中央部変位および周辺部変位の変化を示す。ピストン振動モードの共振周波数は、図5から分かるように保護カバー11の厚みが増すに連れて緩やかに下がっている。一方、保護カバー振動モードの共振周波数は、保護カバー11の厚みが増すに連れて上がっている。
保護カバー11の厚みが約1.35mmのときに保護カバー振動モードの共振周波数がピストン振動モードの共振周波数と略同じになっている。つまり、振動装置10Aは、保護カバー11の厚みが約1.35mmのとき、保護カバー振動モードとピストン振動モードとを分離して駆動することができない。共振周波数が略同じとなる点の前後において、保護カバー11の中央部変位は、保護カバー11の厚みとともに増加していた変位が急激に減少する。また、この点の前後において、保護カバー11の周辺部変位は、保護カバー11の厚みとともに緩やかに増加していた変位が急激に増加する。保護カバー11の厚みが約1.35mmよりも厚い領域では、保護カバー振動モードの共振周波数が、ピストン振動モードの共振周波数よりも大きな値となる。なお、前述の例では保護カバー11の厚みを変更して保護カバー振動モードの共振周波数がピストン振動モードの共振周波数よりも大きくなるように構成したが、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13、および第2筒状体14の構造が、保護カバー振動モードの共振周波数がピストン振動モードの共振周波数よりも大きくなるように構成されていればよい。
図5から分かるように、保護カバー振動モードの共振周波数が、ピストン振動モードの共振周波数よりも高くなる領域では、保護カバー11の中央部変位と周辺部変位とが同じ変位に収束し、保護カバー11の全体が変位する。つまり、当該領域では、振動装置10Aは、図3(a)で示したようなピストン振動モードで保護カバー11を振動させることができる。特に、図5の破線Aより右側の領域では、単位電圧当たりの保護カバー11の中央部変位と周辺部変位とが約−500(nm/1V)辺りで収束する。破線Aの保護カバー11の厚みは約1.75mmである。また、破線Aの保護カバー振動モードの共振周波数は、ピストン振動モードの共振周波数の約1.2倍である。保護カバー振動モードの共振周波数が、ピストン振動モードの共振周波数の約1.2倍以上となる場合において、振動装置10Aは、ピストン振動モードで保護カバー11を振動させることができる。破線Aより右側の領域では、保護カバー振動モードの共振周波数が、ピストン振動モードの共振周波数の約1.2倍以上であるので、振動装置10Aは、ピストン振動モードで保護カバー11を振動させやすくなる。なお、前述の例では保護カバー11の厚みを変更して保護カバー振動モードの共振周波数がピストン振動モードの共振周波数の1.2倍となるように構成したが、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13、および第2筒状体14の構造が、保護カバー振動モードの共振周波数がピストン振動モードの共振周波数の1.2倍となるように構成されていればよい。
図5に示すように、保護カバー11の厚みが2.5mm以上のときにより保護カバー11の中央部変位と周辺部変位との変位差が略同じになる。このとき、保護カバー振動モードの共振周波数は、ピストン振動モードの共振周波数の約1.3倍となる。
次に、本実施の形態1に係る切欠き部18を設けた振動装置10の振動について説明する。振動装置10は、振動体17の一部に切欠き部18を設けているため、振動装置10Aのようにピストン振動モードで振動させても、切欠き部18を設けた側と、切欠き部18を設けていない側とで共振周波数に差が生じる。図6は、本実施の形態1に係る切欠き部18を設けた振動装置10における圧電素子に印加する駆動信号の周波数とインピーダンスとの関係を示す図である。図6では、縦軸をインピーダンス、横軸を周波数とし、切欠き部18を設けた振動装置10のグラフを実線で、切欠き部18を設けていない振動装置10Aのグラフを破線でそれぞれ示している。図6から分かるように、切欠き部18を設けていない振動装置10Aの共振周波数は単峰(約37.1kHz)であるが、切欠き部18を設けた振動装置10の共振周波数は2つに分裂している(約36.8kHzと約37.3kHz)。
そのため、切欠き部18を設けた振動装置10は、ピストン振動モードで振動させた場合、保護カバー11の全体が略均一に上下方向に振動する平衡な状態の変位ではなく、保護カバー11が傾いて上下方向に振動する非平衡な状態の変位となる。図7は、本実施の形態1に係る切欠き部を設けた振動装置の振動を説明するための図である。図8は、本実施の形態1に係る振動装置において保護カバーでの位置と変位量との関係を示すグラフである。
図7に示すように、振動装置10の底面に設けた圧電素子15を上方向に振動させる。振動装置10は、圧電素子15が上方向に振動することで、第2筒状体14が上方向に変位し、第1筒状体12を支持している板バネ13の位置が下側に沈み込む。このとき、切欠き部18を設けた側の板バネ13の方が、切欠き部18を設けていない側の板バネ13よりも大きく変位するため、切欠き部18を設けた側の板バネ13の方がより下側に沈み込む。これにより、第1筒状体12は、切欠き部18を設けた側に傾いて沈み込む。保護カバー11は、第1筒状体12の変位差により、全体が均一に変位する平衡な状態から、右下がりに変位する非平衡な状態となる。
図8では、縦軸を変位量、横軸を保護カバー11での位置、切欠き部18を設けた振動装置10のグラフを実線、切欠き部18を設けていない振動装置10Aのグラフを破線でそれぞれ示している。図8に示す0.0mmの位置は、図7における保護カバー11の左端の位置である。図8においては、圧電素子15を上方向に振動させた状態の保護カバー11の変位量を示している。
図8に示すように、切欠き部18を設けていない振動装置10Aは、保護カバー11の略中央の変位量が左右の端の変位量よりも絶対値が僅かに大きくなっているが、略均一に保護カバー11が下側に変位している。一方、切欠き部18を設けた振動装置10は、切欠き部18を設けた側(0.0mmの位置)の変位量が切欠き部18を設けていない側(約23.0mmの位置)の変位量よりも絶対値が小さくなっている。そして、切欠き部18を設けた振動装置10は、保護カバー11の右端に向かうに連れて変位量の絶対値が大きくなり、位置が約13.0mmを超える辺りからは切欠き部18を設けていない振動装置10Aの変位量を超えている。
このように、本実施の形態1に係る振動装置10は、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13、第2筒状体14、圧電素子15、および振動板16を備える。振動装置10は、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13、第2筒状体14、および振動板16の少なくとも一つに対して一部の質量を削除する切欠き部18(非平衡手段)をさらに備える。その結果、振動装置10は、保護カバー11自体がほぼ変形することなく、保護カバー11を一方に傾けて上下方向に振動するため、保護カバー11に付着した異物(例えば、雨滴等)が保護カバー11を傾けた方向に移動するとともに霧化される。振動装置10は、保護カバー11に付着した異物を保護カバー11を傾けた方向に移動するとともに霧化させることができるので、異物を保護カバー11のどこか1箇所に集めた後に霧化させる場合と比較して保護カバー11の視野を阻害することなく、異物を除去することができる。
さらに、振動装置10は、保護カバー11を傾ける方向が重力の方向と同じであれば、保護カバー11上の異物の移動がより簡単になり、霧化しなくても保護カバー11の周辺部から排出できる。具体的に、振動装置10は、図7に示すように変位量(絶対値)が大きくなる方向を重力の方向に合わせるのが好ましく、中央部から図7の右側にかけてほぼ一定振幅となっているため移動速度は小さくなるものの、重力により保護カバー11の周辺部から排出できる。
また、振動装置10は、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13、および第2筒状体14は、保護カバー振動モードの共振周波数がピストン振動モードの共振周波数よりも大きくなるように構成され、圧電素子15を駆動する励振回路2をさらに備えている。励振回路2は、保護カバー11の共振周波数(保護カバー振動モードの共振周波数)が板バネ13の共振周波数(ピストン振動モードの共振周波数)の1.2倍以上ある共振系において、保護カバー11の共振(保護カバー振動)と板バネ13の共振(ピストン振動)とを選択的に励振することができる。すなわち、振動装置10では、保護カバー振動モードとピストン振動モードとを選択的に振動モードを切り替えることができる。これにより、振動装置10は、保護カバー振動モードを用いると、保護カバー11に付着した異物を保護カバー11の中央に集めて霧化させることができ、ピストン振動モードを用いると、保護カバー11に付着した異物を周辺部も含めてその場で一度に霧化させることができる。つまり、振動装置10では、用途に合わせて振動モードを使い分けることにより、保護カバー11の視野を保ちつつ、保護カバー11に付着した異物を除去することができる。
また、第1筒状体12の厚みは、第1筒状体12を支持する板バネ13の位置から第2筒状体14で支持される板バネ13の位置までの長さより短い。これにより、振動装置10は、保護カバー11の視野を保ちつつ、保護カバー11に付着した異物を除去することができる。
図9を参照して、実施の形態1の変形例について説明する。なお、実施の形態1と同様の構成については同じ符号を付して、その説明は繰り返さない。図9は、本実施の形態1の変形例における振動装置10Bの断面図である。振動装置10Bは、振動体17Aが振動装置10Bの内側に向かって延伸している点で振動装置10と異なる。
振動体17Aは、第2筒状体14の他方の端(第2筒状体14は一方の端で板バネ13を支持している)に設けられ、第2筒状体14の貫通方向(図中、上下方向)に振動する。振動体17Aは、圧電素子15Aと振動板16Aとを含む。圧電素子15Aは、中空円状であり、振動板16Aの下面に設けられる。振動板16Aは、第2筒状体14の底面を支持し、支持した位置から内側に向かって延伸している。振動板16Aは中空円状であり、第2筒状体14の内側に設けられる。圧電素子15Aが第2筒状体14の貫通方向に振動することにより、振動板16Aが第2筒状体14の貫通方向に振動する。
振動体17Aの一部には、切欠き部18Aを設けている。切欠き部18Aは、振動体17Aの一部を削ることで形成され、振動体17Aの図中左側の一部を削ることで形成する。
振動装置10Bは、振動装置10と同様に保護カバー11を一方に傾けてピストン振動モードで振動させることができるので、振動装置10と同様の効果を奏する。なお、振動装置10Bにおいて、振動板16Aの下面に矩形状の圧電素子15Aを同心円状に複数設けてもよい。また、中空円状の圧電素子15Aを振動板16Aの上面に設けてもよい。また、振動板16Aの上面に矩形状の圧電素子15Aを同心円状に複数設けてもよい。また、圧電素子15Aを振動板16Aの形状に合わせ、圧電素子15Aと振動板16Aとを一体的に形成してもよい。
(実施の形態2)
図10〜図13を参照して、実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1と同様の構成については同じ符号を付して、その説明は繰り返さない。実施の形態1に係る振動装置10は、振動体17の一部に、切欠き部18を設けている。これに対し、実施の形態2に係る振動装置は、切欠き部に代えて板バネの一部に錘を設けている。錘は、振動装置を非平衡な状態で保護カバーを振動させるための非平衡手段の一つである。
図10は、本実施の形態2に係る振動装置10Cの斜視図である。振動装置10Cは、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13、第2筒状体14、振動体17、および錘19を含んでいる。図10では、錘19を設けた位置が分かるように、第1筒状体12の端部で保持している保護カバー11を図示していない。しかし、振動装置10Cは、図1に示した振動装置10と同様、保護カバー11を含んでいる。
錘19は、第1筒状体12と板バネ13との境界の部分に載置されており、第1筒状体12の全周に配置されず一部に配置されている。錘19は、板バネ13の一部に質量を付加することができれば材質に限定されず、第1筒状体12などと同じ材質であっても、異なる材質であってもよい。
次に、本実施の形態2に係る錘19を設けた振動装置10Cの振動について説明する。振動装置10Cは、振動体17の一部に錘19を設けているため、ピストン振動モードで振動させても、錘19を設けた側と、錘19を設けていない側とで共振周波数に差が生じる。図11は、本実施の形態2に係る錘19を設けた振動装置10Cにおける圧電素子に印加する駆動信号の周波数とインピーダンスとの関係を示す図である。図11では、縦軸をインピーダンス、横軸を周波数とし、錘19を設けた振動装置10Cのグラフを実線で、比較対象の錘19を設けていない振動装置のグラフを破線でそれぞれ示している。図11から分かるように、錘19を設けていない振動装置の共振周波数は単峰(約37kHz)であるが、錘19を設けた振動装置10Cの共振周波数は2つに分裂している(約37kHzと約39.5kHz)。
そのため、錘19を設けた振動装置10Cは、ピストン振動モードで振動させた場合、保護カバー11の全体が略均一に上下方向に振動する平衡な状態の変位ではなく、保護カバー11が傾いて上下方向に振動する非平衡な状態の変位となる。図12は、本実施の形態2に係る振動装置10Cにおいて保護カバーでの位置と変位量との関係を示すグラフである。
振動装置10Cの底面に設けた圧電素子15を上方向に振動させる。振動装置10Cは、圧電素子15が上方向に振動することで、第2筒状体14が上方向に変位し、第1筒状体12を支持している板バネ13の位置が下側に沈み込む。このとき、錘19を設けた側の板バネ13の方が、錘19を設けていない側の板バネ13よりも大きく変位するため、錘19を設けた側の板バネ13の方がより下側に沈み込む。これにより、第1筒状体12は、錘19を設けた側に傾いて沈み込む。保護カバー11は、錘19を設けた側と錘19を設けない側とでの第1筒状体12の変位差により、全体が均一に変位する平衡な状態から、錘19を設けた側に傾いて変位する非平衡な状態となる。
図12では、縦軸を変位量、横軸を保護カバー11での位置、錘19を設けた振動装置10Cのグラフを実線、比較対象の錘19を設けていない振動装置のグラフを破線でそれぞれ示している。図12に示す0.0mmの位置は、図10における錘19を設けていない側の端の位置である。図12においては、圧電素子15を上方向に振動させた状態の保護カバー11(図10では図示せず)のそれぞれの位置での変位量を示している。
図12に示すように、錘19を設けていない振動装置は、略均一に保護カバー11が下側に変位している。一方、錘19を設けた振動装置10Cは、錘19を設けた側(0.0mmの位置)の変位量が錘19を設けていない側(約22.0mmの位置)の変位量よりも絶対値が小さくなっている。そして、錘19を設けた振動装置10Cは、錘19を設けていない側の端に向かうに連れて変位量の絶対値が大きくなり、位置が約15.0mmを超える辺りからは錘19を設けていない振動装置の変位量を超えている。なお、振動装置10Cの振動は、保護カバー11の最小変位が0(ゼロ)であるよりも最小変位が最大変位の半分くらいの大きさがある方が好ましい。最小変位と最大変位との差が大きすぎると雨滴などの異物の移動のために最大変位点を含め大きく駆動する必要があり、その結果、雨滴などの異物が周辺に至る前に霧化してしまう可能性がある。振動装置10Cでは、保護カバー11を傾けて振動させることで雨滴などの異物を周辺部から排出することを目的としているため適切な傾斜で保護カバー11を傾けて振動させることが望ましい。
錘19の重さによってもピストン振動モードの共振周波数は変化する。図13は、錘19の重さを変更した場合のインピーダンスの変化を示す図である。図13では、縦軸をインピーダンス、横軸を周波数、錘19の重さが異なる振動装置の振動を線種を変えてそれぞれ示している。図13から分かるように、錘19の重さを重くすることで、ピストン振動モードの共振周波数が大きくなる方向に変化している。実線で示している振動装置に比べて、一点鎖線で示している振動装置は、約2倍の重さの錘を用いており、共振周波数が約37.5kHzから約39kHzに大きくなっている。逆に、実線で示している振動装置に比べて、破線で示している振動装置は、約0.4倍の重さの錘を用いており、共振周波数が約37.5kHzから約36kHzに小さくなっている。なお、錘の厚みを増やすと比例的に錘の重さも大きくなるが、共振周波数の変化量については必ずしも比例的に変化するものではない。また、錘を厚み方向に増やすのではなく、周方向に増やしても錘の重さは大きくなるが、錘の厚みを増やすことと共振周波数の変化量との関係と異なる関係になる。しかし、錘の重さが大きくなることで、共振周波数が分裂し、その周波数の間隔が大きくなる傾向については同じでありこの効果を錘の配置効果とする。
このように、本実施の形態2に係る振動装置10Cは、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13、第2筒状体14、圧電素子15、および振動板16を備える。振動装置10は、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13、第2筒状体14、および振動板16の少なくとも一つに対して一部の質量を追加する錘19(非平衡手段)をさらに備える。その結果、振動装置10は、保護カバー11自体がほぼ変形することなく、保護カバー11を一方に傾けて上下方向に振動するため、保護カバー11に付着した異物(例えば、雨滴等)が保護カバー11を傾けた方向に移動するとともに霧化される。振動装置10は、保護カバー11に付着した異物を保護カバー11を傾けた方向に移動するとともに霧化させることができるので、異物を保護カバー11のどこか1箇所に集めた後に霧化させる場合と比較して保護カバー11の視野を阻害することなく、異物を除去することができる。
さらに、振動装置10Cは、保護カバー11を傾ける方向が重力の方向と同じであれば、保護カバー11上の異物の移動がより簡単になり、霧化しなくても保護カバー11の周辺部から排出できる。
(実施の形態3)
図14を参照して、実施の形態3について説明する。なお、実施の形態1と同様の構成については同じ符号を付して、その説明は繰り返さない。実施の形態1に係る振動装置10は、第1筒状体12を貫通方向から見た場合に円形状に見える部材で構成されていた(図1参照)。これに対し、実施の形態3に係る振動装置は、第1筒状体を貫通方向から見た場合に矩形状に見える部材で構成される。実施の形態3に係る振動装置は、実施の形態1に係る振動装置10と同様に撮像ユニットに搭載して使用される。
図14は、本実施の形態3に係る振動装置10Dの斜視図である。振動装置10Dは、第1筒状体12Bを貫通方向から見た場合に、保護カバー11B、第1筒状体12B、板バネ13B、第2筒状体14B、および振動体17Bが矩形状である点で振動装置10と異なる。また、振動装置10Dは、振動板16Bの形状に沿って圧電素子15Bが複数配置されている点で振動装置10と異なる。
振動装置10Dは、第1筒状体12Bと板バネ13Bとの境界の部分に錘19Bが載置されている。錘19Bは、第1筒状体12Bの全周に配置されず一部に配置されている。もちろん、実施の形態1で説明したように、振動装置10Dは、錘19Bの代わりに振動体17Bの一部に切欠き部を設けてもよい。
本実施の形態3に係る振動装置10Dの振動でも、実施の形態2に係る振動装置10Cの振動と同様に、錘19Bを設けることで保護カバー11Bを傾けてピストン振動モードで振動させることができる。そのため、本実施の形態3に係る振動装置10Dは、振動装置10と同様の効果を奏する。加えて、振動装置10Dでは、第1筒状体12Bを貫通方向から見た場合に、保護カバー11B、第1筒状体12B、板バネ13B、第2筒状体14B、および振動体17Bが矩形状であることから、部材を無駄なく使用できる上、切削もしやすいので、製造コストを抑制することができる。
なお、振動装置10Dは、第1筒状体12Bを貫通方向から見た場合に、保護カバー11B、第1筒状体12B、板バネ13B、第2筒状体14B、および振動体17Bが矩形状であればよく、正方形でも長方形でも多角形でもよい。
また、振動装置10Dは、振動板16Bの形状に沿った1枚の圧電素子15Bが振動板16Bの下面に設けられてもよい。また、圧電素子15Bは、振動板16Bの上面に設けられてもよい。
また、実施の形態1の変形例で示したように、振動体17Bが振動装置10Dの内側に向かって延伸していてもよい。具体的には、振動板16Bが第2筒状体14Bの底面を支持している位置から内側に向かって延伸し、圧電素子15Bが振動板16Bの上面または下面に設けられてもよい。
第1筒状体12などが円筒の場合、保護カバー11を傾ける方向が360度どの方向でもよいため、傾斜する方向が安定しない虞れがあったが、振動装置10Dのように第1筒状体12Bなどが角筒や矩形筒では、保護カバー11Bを傾ける方向が錘を設けた側に安定する。
(実施の形態4)
図15を参照して、実施の形態4について説明する。なお、実施の形態1と同様の構成については同じ符号を付して、その説明は繰り返さない。実施の形態1に係る振動装置10は、第1筒状体12を貫通方向から見た場合に円形状に見える部材で構成されていた(図1参照)。実施の形態3に係る振動装置10Dは、第1筒状体12Bを貫通方向から見た場合に矩形状に見える部材で構成されていた(図14参照)。これに対し、実施の形態4に係る振動装置は、第1筒状体を貫通方向から見た場合に円形状に見える部材と矩形状に見える部材とから構成される。実施の形態4に係る振動装置は、実施の形態1に係る振動装置10と同様に撮像ユニットに搭載して使用される。
図15は、本実施の形態4に係る振動装置10Eの斜視図である。振動装置10Eは、第1筒状体12を貫通方向から見た場合に、保護カバー11と第1筒状体12とは円形状であるのに対し、板バネ13C、第2筒状体14C、および振動体17Cは矩形状である点で振動装置10と異なる。また、振動装置10Eは、振動板16Cの形状に沿って圧電素子15Cが複数配置されている点で振動装置10と異なる。
振動装置10Eは、第1筒状体12と板バネ13Cとの境界の部分に錘19Cが載置されている。錘19Cは、第1筒状体12の全周に配置されず一部に配置されている。もちろん、実施の形態1で説明したように、振動装置10Eは、錘19Cの代わりに振動体17Cの一部に切欠き部を設けてもよい。
本実施の形態4に係る振動装置10Eの振動でも、実施の形態2に係る振動装置10Cの振動と同様に、錘19Cを設けることで保護カバー11を傾けてピストン振動モードで振動させることができる。そのため、本実施の形態4に係る振動装置10Eは、振動装置10と同様の効果を奏する。加えて、振動装置10Eでは、第1筒状体12を貫通方向から見た場合に、板バネ13C、第2筒状体14C、および振動体17Cが矩形状であることから、部材を無駄なく使用できる上、切削もしやすいので、製造コストを抑制することができる。
なお、振動装置10Eは、第1筒状体12を貫通方向から見た場合に、板バネ13C、第2筒状体14C、および振動体17Cが矩形状であればよく、正方形でも長方形でも多角形でもよい。
また、振動装置10Eでは、板バネ13C、第2筒状体14C、および振動体17Cが第1筒状体12を貫通方向から見た場合に矩形状であったが、これに限られず、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13C、第2筒状体14C、および振動体17Cのうち少なくとも1つが第1筒状体12を貫通方向から見た場合に矩形状であればよい。
また、振動装置10Eでは、保護カバー11および第1筒状体12が第1筒状体12を貫通方向から見た場合に円形状であったが、これに限られず、保護カバー11、第1筒状体12、板バネ13C、第2筒状体14C、および振動体17Cのうち少なくとも1つが第1筒状体12を貫通方向から見た場合に円形状であればよい。
また、振動装置10Eは、振動板16Cの形状に沿った1枚の圧電素子15Cが振動板16Cの下面に設けられてもよい。また、圧電素子15Cは、振動板16Cの上面に設けられてもよい。
また、実施の形態1の変形例で示したように、振動体17Cが振動装置10Eの内側に向かって延伸していてもよい。具体的には、振動板16Cが第2筒状体14Cの底面を支持している位置から内側に向かって延伸し、圧電素子15Cが振動板16Cの上面または下面に設けられてもよい。
(その他の変形例)
前述の実施の形態に係る振動装置では、振動体の一部に切欠き部を設けるか、第1筒状体と板バネとの境界の部分に錘を載置するかで、保護カバーを傾けてピストン振動モードで振動させることを説明した。しかし、切欠き部を設ける場所、錘を載置する場所は、これに限定されない。図16および図17は、切欠き部または錘を設ける場所を説明するための図である。
図16(a)では、第1筒状体12と板バネ13との境界の部分Iに切欠き部または錘を設ける。図16(b)では、板バネ13の裏面の部分Jに切欠き部または錘を設ける。図16(c)では、第2筒状体14と振動板16との境界の部分Kに切欠き部または錘を設ける。図17(a)では、振動板16の表面の部分Lに切欠き部または錘を設ける。図17(b)では、振動板16の端部Mに切欠き部または錘を設ける。図17(c)では、圧電素子15の部分Nに切欠き部または錘を設ける。
なお、振動装置は、図16および図17に示す部分I〜部分Nの場所うち少なくとも1つに切欠き部または錘を設ける。また、前述の実施の形態に係る振動装置では、切欠き部または錘を設ける例を説明したが、切欠き部と錘との両方を設けてもよい。例えば、振動装置は、図16および図17に示す部分I〜部分Nの場所うち少なくとも1つに切欠き部を設け、および部分I〜部分Nの場所うち少なくとも1つに錘を設けてもよい。もちろん、切欠き部は、部分I〜部分Nの場所うち少なくとも1つに複数設けてもよく、錘も、部分I〜部分Nの場所うち少なくとも1つに複数設けてもよい。さらに、切欠き部および錘は、保護カバーに設けてもよい。
前述の実施の形態に係る撮像ユニット100は、カメラ、LiDAR,Raderなどを含んでもよい。また、複数の撮像ユニットを並べて配置するようにしてもよい。
前述の実施の形態に係る撮像ユニット100は、車両に設けられる撮像ユニットに限定されず、振動装置と、透光体が視野方向となるように配置された撮像素子と、を備え、透光体への異物を除去する必要があるどのような撮像ユニットに対しても同様に適用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 カメラ、2 励振回路、10,10A,10B,10C,210 振動装置、11,11B 保護カバー、12,12B 第1筒状体、13,13B,13C 板バネ、14,14B,14C 第2筒状体、15,15A,15B,15C 圧電素子、16,16A,16B,16C 振動板、17,17A,17B,17C 振動体、20 ノード、100 撮像ユニット。

Claims (18)

  1. 所定の波長の光を透過する透光体と、
    一方の端で前記透光体を保持する第1筒状体と、
    前記第1筒状体の他方の端を支持する板状のバネ部と、
    前記第1筒状体を支持する位置の外側にある前記バネ部の位置を一方の端で支持する第2筒状体と、
    前記第2筒状体の他方の端に設けられ、前記第2筒状体の貫通方向に振動する振動体と、
    前記貫通方向の前記透光体の振動を所定の方向へ変位させる非平衡手段と、を備える、振動装置。
  2. 前記貫通方向の前記透光体の振動を前記非平衡手段により変位させる方向を、重力の方向に合わせた、請求項1に記載の振動装置。
  3. 前記非平衡手段は、前記第1筒状体と前記バネ部との境界の部分の一部の質量を削除、または一部に質量を付加する手段である、請求項1または請求項2に記載の振動装置。
  4. 前記非平衡手段は、前記第1筒状体と前記バネ部との境界の部分の一部を切り欠く切欠き部である、請求項3に記載の振動装置。
  5. 前記非平衡手段は、前記第1筒状体と前記バネ部との境界の部分の一部に付加する錘である、請求項3に記載の振動装置。
  6. 前記振動体は、
    前記第2筒状体の他方の端から外側に伸びる板状の振動板と、
    当該振動板の上面または下面に設けられる圧電素子と、を含む、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の振動装置。
  7. 前記振動体は、
    前記第2筒状体の他方の端から内側に伸びる板状の振動板と、
    当該振動板の上面または下面に設けられる圧電素子と、を含む、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の振動装置。
  8. 前記透光体、前記第1筒状体、前記バネ部、および前記第2筒状体の構造は、前記透光体の共振周波数が前記バネ部の共振周波数よりも大きくなるように構成され、
    前記振動体を振動する励振回路をさらに備え、
    前記励振回路は、前記透光体の共振と前記バネ部の共振とを選択的に励振する、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の振動装置。
  9. 前記透光体、前記第1筒状体、前記バネ部、および前記第2筒状体の構造は、前記透光体の共振周波数が前記バネ部の共振周波数の1.2倍以上になるように構成される、請求項8に記載の振動装置。
  10. 前記励振回路は、
    前記第1筒状体と前記第2筒状体とが逆位相で貫通方向に振動するように前記振動体を駆動する、請求項8または請求項9に記載の振動装置。
  11. 前記透光体、前記第1筒状体、前記バネ部、前記第2筒状体、および前記振動体のうち少なくとも1つは、前記第1筒状体を貫通方向から見て円形状である、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の振動装置。
  12. 前記透光体、前記第1筒状体、前記バネ部、前記第2筒状体、および前記振動体のうち少なくとも1つは、前記第1筒状体を貫通方向から見て矩形状である、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の振動装置。
  13. 前記透光体は、ドーム状の形状である、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の振動装置。
  14. 前記透光体は、板状の形状である、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の振動装置。
  15. 前記第1筒状体の厚みは、前記第1筒状体を支持する前記バネ部の位置から前記第2筒状体で支持される前記バネ部の位置までの長さより短い、請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の振動装置。
  16. 前記振動体は、前記振動板の形状に合わせて一体として形成された前記圧電素子が前記振動板に設けられている、請求項6または請求項7に記載の振動装置。
  17. 前記振動体は、前記振動板の形状に沿って矩形状の前記圧電素子が複数配置されている、請求項6または請求項7に記載の振動装置。
  18. 請求項1〜請求項17のいずれか1項に記載の前記振動装置と、
    前記透光体が視野方向となるように配置された撮像素子と、を備える撮像ユニット。
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