JP2021089847A - 電力線、給電ケーブル、コネクタ付給電ケーブル、および電力線の製造方法 - Google Patents

電力線、給電ケーブル、コネクタ付給電ケーブル、および電力線の製造方法 Download PDF

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【課題】効率良く導電体を冷却できる電力線、電力線を内蔵する給電ケーブル及びコネクタ付給電ケーブル、および電力線の製造方法を提供。【解決手段】冷却管11と、複数の素線によって形成されて冷却管11を囲繞する導電体12と、導電体12を囲繞する絶縁体と、を有し、冷却管11の外周に導電体12の一部が入り込む溝11bが形成されている電力線、電力線を内蔵する給電ケーブル及びコネクタ付給電ケーブル、および電力線の製造方法を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、電力線、電力線を内蔵した給電ケーブル及びコネクタ付給電ケーブル、および電力線の製造方法に関するものである。
近年、電気自動車などの普及に伴い、電気自動車のバッテリーを充電するために例えば250〜600A程度の大電流を通電可能な給電ケーブルが求められている。この種の給電ケーブルでは、大電流の通電に伴う給電ケーブル表面の温度上昇が問題となる。給電ケーブル表面の温度は、規格遵守(例えばIEC62196−1−16.5など)のために、所定の温度以下に抑える必要がある。
通電に伴う給電ケーブル表面の温度上昇を抑えるために、従来から、下記特許文献1に示されるような給電ケーブルが知られている。
特許文献1の給電ケーブルは、可撓性の冷却管と、冷却管を中心に集合撚りされた複数の導電線によって形成された導電体と、導電体を囲繞する絶縁体とを有する電力線を複数備え、各電力線を介在物とともにシースによって一体に被覆したものである。
この給電ケーブルでは、複数の電力線のそれぞれにおいて通電によって発熱した導電体を冷却管によって冷却するため、導電体の冷却を効率良く行なえる。しかも、各電力線では、導電体をその内側から冷却管によって冷却するので、給電ケーブル表面の温度むらも抑制できる。
特許第6078198号公報
給電ケーブルについては、電気自動車への充電を短時間で行うためにより大きい電流での給電の要求がある。給電ケーブルに通電する電流が大きくなれば通電に伴う導電体の発熱量も多くなる。冷却管を内蔵する給電ケーブルにおいては、導電体の発熱量の増大に対して冷却能力を高め、導電体の冷却効率を向上できる技術の開発が求められていた。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、効率良く導電体を冷却できる電力線、電力線を内蔵する給電ケーブル及びコネクタ付給電ケーブル、および電力線の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用できる。
第1の態様の電力線は、可撓性を有する樹脂製の冷却管と、前記冷却管を囲繞する導電体と、前記導電体を囲繞する絶縁体とを有し、前記冷却管の外周には前記導電体の一部が入り込む溝が形成されている。
前記溝は、前記冷却管の外周に螺旋状に形成されていても良い。
前記導電体は複数の導体線が前記冷却管を中心として集合撚りされて形成され、前記溝は前記複数の導体線の各々に対応して形成されても良い。
第2の態様の給電ケーブルは、上記の電力線と、前記電力線の周囲に配設された介在物と、前記電力線と前記介在物とを一体に被覆するシースと、を備える。
第3の態様のコネクタ付き給電ケーブルは、上記の給電ケーブルと、給電対象物に接続されるコネクタと、を備える。
第4の態様の電力線の製造方法は、樹脂製の冷却管の周囲に複数の導体線を螺旋状に巻き付ける工程と、前記複数の導体線の周囲に絶縁体を押出成型する工程と、前記絶縁体を加熱して架橋させるとともに、前記冷却管の外周面に溝を形成する工程と、を備える。
本発明に係る電力線によれば、導電体を構成する素線を冷却管の外周面に当接させるだけでなく、冷却管の外周面の溝に入り込ませることで、導体線の冷却管に対する接触部分を増大できる。その結果、電力線は冷却能力を高めることができ、導電体の冷却効率を向上できる。
また、電力線をシース内側に有する給電ケーブルについても効率良く冷却できる。このことは、給電ケーブルの長手方向一端部に給電対象物に接続されるコネクタが設けられたコネクタ付き給電ケーブルの給電ケーブル部分についても同様である。
また、本発明に係る電力線の製造方法によれば、冷却能力を高めることができ、導電体の冷却効率を向上できる電力線を製造することができる。
第1実施形態の給電ケーブルの構成を示す横断面図である。 図1の給電ケーブルの電力線の冷却管外周に形成された溝と導電体を構成する導体線との関係を示す横断面図である。 第1実施形態の給電ケーブルを備えたコネクタ付給電ケーブルの構成を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る電力線、給電ケーブル、コネクタ付給電ケーブル、および電力線の製造方法について図面を参照して説明する。
(電力線、給電ケーブル)
図1は、第1実施形態の電力線10、及びこの電力線10を用いて構成された給電ケーブル1を示す。図1に示すように、給電ケーブル1は、複数の電力線10と、介在物2と、複数の補助線3と、シース4と、を備えている。本実施形態では、給電ケーブル1は電力線10を2本(偶数個)備えている。
給電ケーブル1は、例えば電気自動車用バッテリーを急速充電可能なCHAdeMO規格に準拠した給電ケーブルである。給電ケーブル1の使用時には、例えば250〜600A程度あるいはそれ以上の大電流が電力線10を流れる。給電ケーブル1の使用時には、シース4の表面に使用者が直接触れる場合があるため、シース4表面の温度を所定の範囲内に抑える必要がある。
また、給電ケーブル1は、不使用時には部分的に巻かれるなどして収容される場合がある。このため、給電ケーブル1全体に、摩擦に対する耐久性、曲げに対する耐久性、および可撓性などが求められる。
ここで本実施形態では、給電ケーブル1の中心軸Oに沿う方向を長手方向という。また、中心軸Oに直交する断面における横断面視において、中心軸線Oに直交する方向を径方向といい、中心軸線O周りに周回する方向を周方向という。
複数の電力線10および複数の補助線3は、横断面視において、給電ケーブル1の中心軸線Oを通る直線に対して線対称な位置に配設されている。複数の補助線3は、横断面視において、中心軸線Oを回避した位置に配設されている。各電力線10および各補助線3は、中心軸線Oを中心として撚り合わされた状態でシース4内に配設されている。
シース4は、各電力線10および各補助線3を、介在物2と一体に被覆している。シース4としては、例えばクロロプレンゴムを用いることができる。
介在物2は、電力線10および補助線3の周囲に配設されている。介在物2は、電力線10および補助線3をシース4で被覆する際に、これらの内容物の形を円柱状に整えるために用いられる。また、介在物2は、例えば給電ケーブル1が車体に踏まれるなどした場合に、電力線10や補助線3が破損しないように保護する緩衝材として機能する。
複数の電力線10は、横断面視において、シース4内に間隔を設けて配設されている。介在物2は、給電ケーブル1において複数の電力線10同士の間にも設けられている。
電力線10間に設けられた介在物2は、電力線10間の相対的な位置関係を安定に保つ役割を果たす。
補助線3は、充電器と電気自動車などの給電対象物(以下、単に給電対象物という)との間の通信に用いられる。その他、コネクタのロック機構の制御、給電時に点灯するLEDの電源線、コネクタが温度センサーを備えている場合はその信号線として用いられる。さらには、補助線3の一部が給電対象物への補助給電線として使用される場合もある。
電力線10は、冷却管11と、導電体12と、絶縁体13と、を有する。絶縁体13は電力線10の外装体の役割を果たす。電力線10は、冷却管11と、冷却管11を囲繞する導電体12とを、導電体12を囲繞する絶縁体13の内側に有する、電力線である。
また、電力線10は、絶縁体13の内周側に、導電体12を囲繞する押さえ巻きテープ14が設けられていてもよい。押さえ巻きテープ14は、導電体12の周囲に巻き付けられて、導電体12を冷却管11に押さえ込む役割を果たす。
冷却管11は、電力線10の中心部に配設されている。図1に示すように冷却管11は円筒状に形成されている。冷却管11としては、例えばナイロン12からなる可撓性のチューブを用いることができる。ナイロン12は、耐熱性や絶縁性に優れているため、通電により発熱する導電体12に接触する冷却管11の材質として適している。また、ナイロン12は可撓性や機械強度にも優れているため、可撓性や耐久性が求められる給電ケーブル1内の材質として適している。
冷却管11は、冷却管11の可撓性確保、軽量化の点で樹脂製であることが好ましい。冷却管11の材質としては上述したナイロン12(融点:176℃)の他、例えばシリコーン樹脂(熱分解温度:約500℃)、フッ素樹脂(融点:327℃、熱分解温度:約390℃)、ポリウレタン(熱分解温度:90〜130℃)、ポリオレフィン(融点:90〜170℃)などの他の材質を適宜用いてもよい。
冷却管11の内部には、液体冷媒が充填されている。液体冷媒としては、例えば水、油、フッ素系液体などの冷媒が充填されている。冷却管11内の冷媒は、不図示の循環装置によって流動する。
冷却管11は、例えば外径が4.0mm程度、内径が外径の半分程度のものを用いることができる。このように内径が小さい冷却管11内を流動させる冷媒としては低粘度のものが適している。また、給電ケーブル1は寒冷地で用いられる場合もあるため、不凍液である冷媒が適している。なお、冷却管11の寸法および冷媒の性質は上記に限定されず、適宜変更してもよい。
導電体12は、冷却管11を囲繞している。導電体12は、複数の導体線12bが冷却管11を中心として集合撚りされて形成されている。本実施形態における導電体12は、34本の素線12aを束ねて撚った導体線12bを10本、冷却管11の周囲に螺旋状に巻き付けて形成されている。これにより、導電体12は、冷却管11の周囲に偏りなく配設されている。また、電力線10の横断面視において隣り合う導体線12b同士は、互いに接触している。
導体線12bを構成する各素線12aとしては、例えば錫めっき軟銅線を用いることができる。本実施形態における導電体12には、例えば250〜600A、あるいはそれ以上の直流電流が流れる。なお、冷却管11の周囲に配設する導体線12bの数や、導体線12bを構成する各素線12aの材質は適宜変更することができる。
導電体12bは、押さえ巻きテープ14により覆われていてもよい。押さえ巻きテープ14を設けることで、冷却管11に巻き付けられた各導体線12bの冷却管11に対する姿勢を安定させることができる。押さえ巻きテープ14としては、例えば紙などの薄いシート材を用いることができる。
絶縁体13は、導電体12を被覆(囲繞)している。絶縁体13の材質としては、ゴム材料および樹脂材料などを用いることができる。ゴム材料としては、例えばエチレンプロピレンゴム(EPゴム)を用いてもよい。樹脂材料としては、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、熱収縮性チューブなどを用いてもよい。なお、上記した材質以外の材質を適宜用いて絶縁体13を形成してもよい。導電体12を押さえ巻きテープ14で覆った場合は、押さえ巻きテープ14の外周を被覆(囲繞)するように絶縁体13を形成する。
絶縁体13は、ゴム材料、樹脂材料等によって柔軟に形成される。絶縁体13は、電力線10が曲げられた際に柔軟に変形する。絶縁体13は、給電ケーブル1の繰り返し曲げられたとしても柔軟に変形して破損しにくく、その内側に導体線12b等を収容した状態を安定に保つことができる。
図2は、電力線10における冷却管11の外周面11a付近を拡大して示した図である。
図2に示すように、冷却管11にはその外周面11aから内側へ窪む溝11bが複数形成されている。溝11bは、冷却管11の外周面11aの周方向の互いに離間する複数箇所に形成されている。溝11bは、冷却管11の中心軸回りに螺旋状に形成されている。また、複数の溝11bは、冷却管11の外周面11aの周方向における間隔を一定に維持して、冷却管11の外周面11aに延在形成されている。
冷却管11の外周には、導電体12を構成する複数の導体線12bと同数の溝11bが形成されている。図2に示すように、複数の導体線12bは冷却管11の外周面11aにおいてそれぞれ溝11bと整合する位置で溝11bに沿って冷却管11の周囲に螺旋状に設けられている。冷却管11の外周面11aに形成された溝11bは、複数の導体線12bのそれぞれに対応して形成されている。
図2に示すように、導電体12を構成する導体線12bは、その外周の一部が溝11bに収容された状態で冷却管11の周囲に設けられており、溝11bの内面と導体線12bの外周とが面接触している。
図2に示すように、溝11bには、導体線12bの周方向全周の半分未満の領域が収容される。溝11bは、導体線12bの周方向全周の5〜30%程度の領域を収容する構成であることが好ましい。
電力線10の横断面において冷却管11の周方向に互いに隣り合う導体線12bは互いに当接されている。
電力線内10の導体線12bは冷却管11を流れる冷媒により冷却される。これにより、電力線10に大電流が流れてジュール熱が発生したとしても、電力線10内の導体線12bを冷却することができる。また、冷却管10は導体線12bに囲繞されているため、導体線12bから構成される導電体12を内側から偏りなく冷却し、電力線10に温度むらが生じることを抑制して効率よく冷却することができる。
また、冷却管11の外周には溝11bが形成されているため、溝11bが形成されていない冷却管に比べて、冷却管11と導電体12との接触面積が大きい。その結果、外周に溝11bが形成された冷却管を採用した電力線10は、冷却管11内を流れる冷媒による導体線12bの冷却効率を高めることができる。さらに、例えば電力線10に曲げが与えられたときに、冷却管11の外周の溝11bに入り込んだ導体線12bが溝11bに案内されながら溝11bの延在方向に摺動する。このため、導体線12bが冷却管11の周方向に移動しにくくなり、導電体12の形状を安定に保つことができる。
(電力線の製造方法)
次に、電力線10の製造方法について説明する。
電力線10の製造方法は、まず、樹脂製の冷却管11の周囲に、例えば10本の導体線12bを螺旋状に巻き付ける。これにより、冷却管11の周囲に導電体12が形成される。
冷却管11に巻き付けられた各導体線12bの周囲に、押さえ巻きテープ14を巻き付けてもよい。これにより、冷却管11の周囲に螺旋状に巻き付けられた各導体線12bの断面形状を維持することができる。
次に、冷却管11、導電体12を、絶縁体13で被覆する。例えば絶縁体13としてゴム材料を用いる場合には、各部材11、12、14の周囲に、このゴム材料を円筒状に押出成形し、加熱して架橋する(加熱工程)。このとき、冷却管11の熱分解を防ぐために、架橋温度は冷却管11の融点よりも低い温度とする。例えば、冷却管11としてナイロン12を用いた場合には、ナイロン12の融点が約176℃であるため、176℃よりも低い温度で絶縁体13を加熱する。以上の工程によって、冷却管11を内蔵した電力線10が製造される。
絶縁体13を押出成型し、加熱して架橋する工程においては、上述したとおり冷却管11は熱分解しないものの、冷却管11を構成する樹脂は軟化する。そのため、冷却管11の周囲に巻き付けられた複数の導体線12bからの押圧を受けて、冷却管11の外周面11aに溝11bが形成される。溝11bの形成と同時に、各導体線12bの一部が溝11bに収容され、溝11bの内面と導体線12bとが面接触した状態となる。溝11bは、複数の導体線12bの各々に対応して形成される。
電力線10の横断面において、冷却管11を囲繞する複数本(図1では10本)の導体線12bは、隣り合う導体線12b同士が互いに接触するように冷却管11に巻き付けられる。これにより、冷却管11の周囲に導体線12bを巻き付ける際に、この導体線12bに張力を作用させたとしても、この張力の一部が隣り合う導体線12b同士によって互いに受け止められることで、各導体線12bの冷却管11への押し付け力を均等化することができる。従って、電力線10の製造にて絶縁体13を加熱する加熱工程を実施する際に、冷却管11外周に、概ね同様のサイズの溝11bを複数形成することができ、横断面視において隣り合う導体線12b同士が互いに接触する状態を安定確保できる。
電力線10の横断面において、冷却管10の外周面11に形成された溝11bの形状は適宜変更可能である。溝11bの形成は、電力線の製造における加熱工程での冷却管11への導体線12bの押し付けの他、例えば、冷却管11へのレーザ照射や、切削工具を用いた機械加工によって溝加工しても良い。
次に、このようにして作成された複数の電力線10を、介在物2および複数の信号線3とともにシース4内に収容する。この際、複数の電力線10および複数の信号線3は、互いに撚り合わされた状態にされる。以上の工程により、給電ケーブル1が製造される。
また、この給電ケーブル1の一方の端部において、各冷却管11の端部同士を接続管11aで接続し、コネクタ20内に収容することで、後述するコネクタ付給電ケーブル30が製造される。
(コネクタ付給電ケーブル)
図3は、給電ケーブル1を備えたコネクタ付給電ケーブル30を、中心軸Oに沿って切断した縦断面図である。図3に示すように、コネクタ付給電ケーブル30は、給電ケーブル1と、給電ケーブル1の一方の端部に配設された給電コネクタ(以下、単にコネクタ20という)と、を備えている。コネクタ20は、例えば電気自動車等の給電対象物に接続される。
図3に示すように、2本の電力線10内の冷却管11は、給電ケーブル1の一方の端部においてジョイント部品16を介して接続管15により互いに接続されている。また、給電ケーブル1の他方の端部において、各冷却管11は、冷媒を循環させる機能を備えた不図示の充電器に接続されている。これにより、各冷却管11内は冷媒の往路若しくは復路となり、給電ケーブル1内および接続管15内を冷媒が循環する。なお、図3では給電ケーブル1と先述の充電器との接続部の図示を省略している。
給電ケーブル1が給電対象物(例えば電気自動車等)に接続されて給電が開始されると、それぞれの電力線10の導電体12が発熱する。この導電体12の内側には冷却管11が配設されており、冷却管11内を冷媒が流動するため、導電体12は内側から冷却される。
給電ケーブル1は、冷却管11を有する2本の電力線10を内蔵する構成により、各冷却管11を冷媒の往路または復路とすることで、給電ケーブル1の外側に冷却管11を配設せずに冷媒を循環させることができる。これにより、給電ケーブル1全体の外径や冷却管11の全長を小さく抑えた、コンパクトな給電ケーブル1を提供することができる。
ジョイント部品16は、例えば、冷却管11先端からその内側に挿入する挿入管を有する構成のものや、冷却管11先端面に密着する封止部材を有するもの等、を採用できる。
なお、本発明の技術的範囲は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、1A、1B…給電ケーブル、2…介在物、3…補助線、4…シース、10…電力線、11…冷却管、11a…外周面、11b…溝、12…導電体、12a…素線、12b…導体線、13…絶縁体、14…押さえ巻きテープ、15…接続管、16…ジョイント部品、20…コネクタ、30…コネクタ付給電ケーブル。

Claims (6)

  1. 可撓性を有する樹脂製の冷却管と、前記冷却管を囲繞する導電体と、前記導電体を囲繞する絶縁体とを有し、
    前記冷却管の外周には前記導電体の一部が入り込む溝が形成されている電力線。
  2. 前記溝は、前記冷却管の外周に螺旋状に形成されている請求項1に記載の電力線。
  3. 前記導電体は複数の導体線が前記冷却管を中心として集合撚りされて形成され、前記溝は前記複数の導体線の各々に対応して形成されている請求項1または請求項2に記載の電力線。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力線と、前記電力線の周囲に配設された介在物と、前記電力線と前記介在物とを一体に被覆するシースと、を備える給電ケーブル。
  5. 請求項4に記載の給電ケーブルと、給電対象物に接続されるコネクタと、を備えるコネクタ付給電ケーブル。
  6. 樹脂製の冷却管の周囲に複数の導体線を螺旋状に巻き付ける工程と、
    前記複数の導体線の周囲に絶縁体を押出成型する工程と、
    前記絶縁体を加熱して架橋させるとともに、前記冷却管の外周面に溝を形成する工程と、
    を備えた電力線の製造方法。
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