JP2021089242A - センサ装置及び気流方向・速度測定システム - Google Patents

センサ装置及び気流方向・速度測定システム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成によって適切に気流方向・速度を測定可能とする。【解決手段】三次元空間の異なる少なくとも3位置に配置され、気流を受けて温度に応じてインピーダンスを変化させる温度センサと前記温度センサを定電流制御または定電圧制御或いは温度制御する制御手段と、前記温度センサのインピーダンス変化を検出するインピーダンス検出部または前記制御手段の制御出力を検出する制御出力検出部により構成される検出部20とを具備するセンサ装置110と、前記検出部20から取り込んだ信号をディジタル化するディジタル化手段と、前記ディジタル化された少なくとも3位置のディジタル値の差に基づき気流方向・速度を算出する気流方向・速度算出手段310、500とを具備する。【選択図】図7

Description

この発明は、センサ装置及び気流方向・速度測定システムに関するものである。
従来、気流を測定する場合には、レーザ、線香、ドライアイスなどを用いて肉眼により或いは可視化する装置を用いて気流を検出していた。また、可視化の場合には実際に生じている気流を人が見ることになり、長時間の計測が困難であった。また、レーザを用いた装置では、定量性の確保や長時間の計測が可能であるものの、装置が高価となる問題点があった。
特許文献1には、網目状の骨組みを有する球殻状のセンサであって、骨組みの経線方向の線材と緯線方向の線材との交点にセンサを設けるものである。風が吹く場合に上記センサで検出を行って、検出値が同一値となる2点を結ぶ方向に風が吹いていることを検出でき、測定値の大きさで風力を測定するものである。しかし、2点を結ぶ線分のいずれの方向から風が吹いていることまでは特定できない。
特許文献2には、供給電流により熱を発生するヒータ素子と、流速に応じて変化する前記ヒータ素子からの熱の温度を検出する測温素子とを有する流速検出部とからなる流体の流速及び流量を計測する熱式流速・流量センサが開示されている。この特許文献2には、風向に関する測定に関しては、開示がなされていない。
更に、特許文献3には、風速及び風向を測定するために超音波トランスデューサを使用するシステムが開示されている。風速計は、互いに離間した関係で取り付けられた少なくとも3つの電気音響変換手段を含み、変換手段の隣接する対の間の複数の線形音響信号伝搬経路を規定するものである。この場合、伝播経路は多角形を形成し、各変換手段は多角形の頂点にあり、伝播経路の隣接するペアに関連付けられたものである。変換手段のそれぞれは、関連する伝搬経路のペアに沿って音響信号を送受信するように構成されている。
特開2011−2315号公報 特許第6332932号公報 米国特許第5343744号明細書
本発明は、簡単な構成によって適切に気流方向・速度を測定可能なセンサ装置及び気流方向・速度測定システムを提供する。
本発明の実施形態に係る気流方向・速度測定システムは、三次元空間の異なる少なくとも3位置に配置され、気流を受けて温度に応じてインピーダンスを変化させる温度センサと、前記温度センサを定電流制御または定電圧制御或いは温度制御する制御手段と、前記温度センサのインピーダンス変化を検出するインピーダンス検出部または前記制御手段の制御出力を検出する制御出力検出部により構成される検出部を備えるセンサ装置と、前記検出部から取り込んだ信号をディジタル化するディジタル化手段と、前記ディジタル化された少なくとも3位置のディジタル値の差に基づき気流方向・速度を算出する気流方向・速度算出手段とを備える演算装置とを具備することを特徴とする。
本発明の第1の実施形態に係る気流方向・速度測定システムの機能ブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るセンサ装置の回路ブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るエッジデバイス部の斜視図。 本発明の第1の実施形態に係るセンサ保持筐体の要部透視斜視図。 本発明の第1の実施形態に係るセンサ保持筐体の要部展開図。 本発明の第2の実施形態に係るエッジデバイス部の斜視図。 本発明の第2の実施形態に係るセンサ装置の回路ブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る気流方向・速度測定システムにおいて予測モデルを作成するための教師データを得るための装置構造を示す斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る気流方向・速度測定システムにおいて予測モデルを作成するための教師データの一例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る気流方向・速度測定システムが有する気流方向・速度算出手段が備える予測モデルを作成するための構成の機能ブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る気流方向・速度測定システムの動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態に係る気流方向・速度測定システムにおいて、予測モデルを用いた機械学習により第2日目で得られた予想値と実測値をプロットした図。 本発明の第1の実施形態に係る気流方向・速度測定システムにおいて、予測モデルを用いた機械学習により、例えば第17日目で得られた予想値と実測値をプロットした図。 本発明の第1の実施形態に係る気流方向・速度測定システムにおいて表示された拡張現実画像の例を示す図。 本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる気流方向・速度算出手段の機能ブロック図。 本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる温度センサが設けられる正四面体の斜視図。 本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる気流方向・速度算出の3次元直交座標の一例を示す図。 本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる正四面体用のメモリテーブルの一例を示す図。 本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる正六面体の斜視図。 本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる正六面体用のメモリテーブルの一例を示す図。 本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる正八面体の斜視図。 本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる正八面体用のメモリテーブルの一例を示す図。 本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる正十二面体の斜視図。 本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる正二十面体の斜視図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態に係るセンサ装置及び気流方向・速度測定システムを説明する。各図において同一構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1に、第1の実施形態に係る気流方向・速度測定システム300の機能ブロック図を示す。この気流方向・速度測定システム300は、センサ装置110を含むエッジデバイス部100と、このエッジデバイス部100からのセンサデータを受信する受信端末200とを備える。
図2に、第1の実施形態に係るセンサ装置110の回路ブロック図を示す。このセンサ装置110は、気流を受けて変動する温度に応じてインピーダンスを変化させる複数の温度センサ11−1〜11−6を用いる。このため、センサ装置110は、複数の温度センサ11−1〜11−6に対応したセンサ装置110−1〜110−6が用いられる。
図3に、第1の実施形態に係るエッジデバイス部100Aの斜視図を示す。センサ装置110−1〜110−6に用いられる温度センサ11−1〜11−6が設けられるセンサ保持筐体160は、正六面体である。6個の温度センサ11−1〜11−6は、正六面体のセンサ保持筐体160の各面に1個づつ設ける。従って、温度センサは、三次元空間の異なる少なくとも3位置に配置されることになる。
図4は、温度センサ11−1〜11−6が設けられた正六面体のセンサ保持筐体160の透視斜視図であり、図5は、図3に示すセンサ保持筐体160の展開図である。温度センサ11−1〜11−6は、正六面体の各面の中央に1個設けられる。以上では、センサ保持筐体160を正六面体としたが、三角面体や八面体などの多面体であっても良い。
また、図3に示すようにセンサ保持筐体160は、基台13−1から延びる支柱14に取り付けられている。基台13−1には、上記温度センサ11−1〜11−6それぞれを定電流制御または定電圧制御或いは所定温度制御する制御手段を含むセンサ回路部15と、信号処理・送信部180と、が備えられている。
図2に示すようにセンサ装置110−1〜110−6は、同一の構成であるので、主にセンサ装置110−1について説明を行う。センサ装置110−1は、上記温度センサ11−1と、温度センサ11−1に対応するセンサ回路部15−1と、備える。
センサ回路部15−1は、定電流制御部18−1〜18−6と、検出部20−1〜20−6と、を備える。定電流制御部18−1〜18−6を構成する破線枠内の回路構成は同様であり、各センサ装置110−1〜110−6において同様の構成であり、温度センサの数(ここでは、6)だけ設けられる。図4では破線枠内において、温度センサ11−1に対する回路構成のみを示している。図示のように、温度センサ11−1に対定電流を流す定電流制御部18−1として定電流回路16−1が備えられ、温度センサ11−1の電圧を検出部20−1において取り出す。このため、インピーダンス検出端子17−1が温度センサ11−1の電圧を取り出すための検出端子である。
インピーダンス検出端子17−1は、インピーダンス変化を検出するインピーダンス変化検出部である検出部20−1へ接続されている。温度センサ11−2〜11−6に関するセンサ回路部15−1〜15−6の構成も同様であり、インピーダンス検出端子17−2〜17−6が検出部20−2〜20−6へ接続されている。従って、図3に示したセンサ回路部15は、センサ回路部15−1〜15−6を統括して1つの回路として示したものである。検出部20−1〜20−6は6つの温度センサ11−1〜11−6にそれぞれ設けられる。検出部20−1〜20−6は、アナログ信号をサンプリングホールドする回路により構成することができる。上記では制御手段として定電流回路16−1〜16−6を用いたが、定電圧回路で温度センサに所定電圧を印加し、温度センサに流れる電流を測定してインピーダンス変化を検出する構成であってもよい。
図6は、第2の実施形態に係るエッジデバイス部100Bの一部透視斜視図である。エッジデバイス部100Bは、複数の温度センサ(図中、丸で表示)を複数面を交差させて形成した交差面体の各面に設けたもので、具体的には、縦方向に長い4枚の板31−1〜31−4を、概ね円錐台形状の基台13−2に立設させた構造を採用する。4枚の板31−1〜31−4が隣接する板において互いに直交するように接続させることにより、板の裏表を含めて8面が生成される。板31−1の一方の面の上端付近に温度センサ32−1を設ける。この温度センサ32−1が設けられた面を表面とする。
4枚の板31−1〜31−4の結合部分を軸として当該板31−1〜31−4を90度左回転させ、90度左回転前の板31−1の温度センサ32−1が設けられた面と同じ位置にある、板31−2の上端付近(温度センサ32−1と同位置)に温度センサ32−2を設ける。同じように90度左回転させて、板31−3の同様の位置に温度センサ32−3を設け、更に90度左回転させて、板31−4の同様の位置に温度センサ32−4を設ける。板31−1の裏面の、温度センサ32−1が設けられた位置から下方に所定寸法の位置に対応する位置に温度センサ33−1を設ける。同様に、板31−2の裏面の、温度センサ32−2が設けられた位置から下方に所定寸法の位置に対応する位置に温度センサ33−2を設け、板31−3の裏面の、温度センサ32−3が設けられた位置から下方に所定寸法の位置に対応する位置に温度センサ33−3を設け、板31−4の裏面の、温度センサ32−4が設けられた位置から下方に所定寸法の位置に対応する位置に温度センサ33−4を設ける。以上の構成により、三次元空間の異なる少なくとも3位置に配置され、気流を受けて温度に応じてインピーダンスを変化させる温度センサ32−1〜32−4、33−1〜33−4が実現される。本実施形態では、図の上下方向(Z軸方向)の気流を、同じ板の上方と下方に設けた温度センサによって検出可能とするものである。
図6に示すように基台13−2には、上記温度センサ32−1〜32−4と温度センサ33−1〜33−4とそれぞれを所定温度に定温度制御する制御手段を含むセンサ回路部41と、エッジデバイス部100−2の信号処理・送信部180が設けられている。
図7に、第2の本実施形態のセンサ装置110B(110B−1〜110B−8)の回路ブロック図を示す。センサ装置110B−1〜110B−8は、上記温度センサ32−1〜32−4、33−1〜33−4に対応するサーミスタ30−1〜30−8と、サーミスタ30−1〜30−8に対応するセンサ回路部41−1〜41−8と、を備える。なお、ここでも信号処理・送信部180を省略する。
センサ回路部41−1〜41−8は、検出部20B−1〜20B−8と、温度一定化制御部40−1〜40−8と、を備える。温度一定化制御部40−1〜40−8を構成する破線枠内の回路構成及び検出部20B−1〜20B−8の回路構成はそれぞれ同様であり、温度センサの数(ここでは、8)だけ設けられる。図7では、温度センサ32−1、32−2、…、33−4に対するサーミスタ30−1〜30−8の回路構成のみを示してある。
図示するように、温度センサ32−1に対する回路構成は、この例では温度センサ32−1に相当するサーミスタ30−1と温度一定化制御回路43−1と温度一定化制御部40−1としての温度一定化制御回路43−1とを備える。サーミスタ30−1の温度を一定にする温度一定化制御回路43−1は、当該サーミスタ30−1の温度変化に応じて印加電圧を変化させる。即ち、温度一定化制御回路43−1は、上記温度センサ32−1であるサーミスタ30−1を所定温度制御する制御手段として機能する。この所定温度制御により変化させた印加電圧(制御手段の制御出力)を制御出力端子42−1から検出部20B−1が取り込む。この検出部20B−1は、上記制御手段の制御出力を検出する制御出力検出部として構成される。ここで、上記温度センサ32−2〜32−4、33−1〜33−4のそれぞれを、サーミスタ30−2〜30−8によって構成することができる。温度センサ32−2〜32−4と温度センサ33−1〜33−4に関するセンサ回路部41−2〜41−8の構成も同様であり、制御出力端子42−2〜42−8が検出部20B−2〜20B−8へ接続されている。検出部20B−1〜20B−8は、アナログ信号をサンプリングホールドする回路により構成することができる。
図1に示した実施形態の気流方向・速度測定システム300においては、センサ装置110−1〜110−6、110B−1〜110B−8を区別せず単にセンサ装置110と記載する。ここでセンサ装置110は、温度センサ11−1〜11−6を含んだ図2の回路、または温度センサ32−1〜32−4、33−1〜33−4に相当するサーミスタ30−1〜30−8を含んだ図7の回路に相当する。また、エッジデバイス部100は、図1に明らかな通り、センサ装置110の出力信号をディジタル化するディジタル化手段を構成するAD変換部120、AD変換部120の出力データを受けてデータ処理を行うマイクロコンピュータ(以下、マイコン)130及びマイコン130により処理されたデータを受信端末200へ送信する送信部140を含む信号処理・送信部180、並びに各部へ電力を供給する電源部150を備える。
受信端末200は、センサ装置110を含んだエッジデバイス部100と別に設けられるものであり、当然にセンサ回路部15やセンサ回路部41とは別に設けられる。受信端末200は、CPU210が主メモリ220に記憶されているプログラムやデータに基づき各部を制御する装置である。このCPU210には、主メモリ220の他に、センサ装置110から送られるデータを受信する受信部230、コマンドやデータ等を入力するための入力部240、文字や画像を表示するためのLCDなどの表示手段250、前方の被写体を撮像して被写体の画像データを取得する撮像手段であるカメラ部260が接続されている。
主メモリ220には、CPU210がプログラムを実行してその機能が実現される気流方向・速度算出手段310、気流方向・速度画像作成手段320、及び表示制御手段330が備えられている。
気流方向・速度算出手段310は、ディジタル化された少なくとも3位置のディジタル値の差に基づき気流方向・速度を算出するものである。気流方向・速度画像作成手段320は、上記気流方向・速度算出手段310により得られた気流方向・速度を用いて視認可能な画像生成する。より具体的には、気流方向・速度画像作成手段320は、上記気流方向・速度算出手段310により得られた気流方向・速度を示す画像を上記センサ装置110に係る画像に組み込んだ画像データを作成するものである。センサ装置に係る画像とは、センサ装置が実現される構造体の画像を言うものとし、本実施形態では、エッジデバイス部100A、100Bの画像もセンサ装置の画像と称する場合がある。従って、センサ装置をセンサ装置のみによって構成した構造体として作成した場合には、センサ装置に係る画像は、センサ装置のみの画像を指すことになる。
更に詳細には、気流方向・速度画像作成手段320は、撮像手段であるカメラ部260により撮像された上記センサ装置110の画像に上記気流方向・速度算出手段310により得られた気流方向・速度を視覚的に示す画像を組み込んだ拡張現実画像の画像データを作成するものである。表示制御手段330は、上記気流方向・速度画像作成手段320により作成された画像データに基づき上記表示手段250に画像を表示するものである。
上記受信端末200は、パーソナルコンピュータにより実現できることは勿論であり、スマートフォンやPDA(パーソナル・ディジタル・アシスタント)によっても実現することができる。上記受信端末200をスマートフォンにより実現する場合には、図1の構成に、通話処理部及び電話による送受信部などが追加される。
上記気流方向・速度算出手段310は、気流方向及び/または気流速度を異ならせた気流状態を作り出し、この気流状態において上記センサ装置110により得られた信号をディジタル化したディジタル値と、このときの気流方向及び/または気流速度とを対応付けて記憶した教師データ群を用いた機械学習により得られた図10に示す予測モデル390を有する。
次に、図8を用いて予測モデル390を作成する上で必要な教師データの作成方法について説明する。
図8は、気流方向・速度測定システム300において用いる予測モデル390を作成するための教師データを得るための装置構造を示す斜視図であり、一例として温度センサ11−1〜11−6を備えるエッジデバイス部100Aを採用した。図示するようにエッジデバイス部100Aのセンサ保持筐体160における上部から、支柱14が基台13−1より突出した位置までを半径とする半円弧のレール50上を、最上位点Aから最下位点Bまでを移動するDCファン44を用いる。そして、DCファン44を所定の距離ずつ移動させた位置で気流速度(風速)を異ならせて温度センサ11−1〜11−6及びセンサ回路部15で測定を行う。
また、エッジデバイス部100Aを矢印C(図中、破線)の如く水平回転するターンテーブルに載置して、ターンテーブルを所定角度ずつ回転させて、上記測定を行う。この測定時のDCファン44における吹き出しの中心からセンサ保持筐体160の中心へ向かう線分方向が気流方向(実風向)であり、半円弧のレール50を回転させて生じる球の緯度経度を気流方向(実風向)として教師データを得るための測定を行うことができる。風速はDCファン44からの実風速(毎秒何メートル)としても良く、またはDCファン44からの実風速に所定の定数を掛けて補正した値を用いても良い。
図9は気流方向・速度測定システム300において採用する予測モデルを作成するための教師データの一例を示す図である。センサ装置110においては、各温度センサ11−1〜11−6で得られたインピーダンスに対応する電圧値をディジタル化し図9に示す温度センサaa〜ffの欄に格納する。以上のようにして得たデータを後述する図10中の教師データ記憶手段380に記憶する。
図10は、気流方向・速度算出手段310が備える予測モデル390を作成するための機能ブロック図である。教師データ記憶手段380で記憶された教師データを用い、図9の実風速と実風向を目的変数、そして温度センサaa〜ffの値を説明変数、として予測モデル作成手段385による機械学習で予測モデル390を得る。この場合の機械学習の手法は、ランダムフォレストやディープランニングなど公知のものを用いることができる。予測モデル作成手段385が機械学習を行って予測モデル390を得て、この予測モデル(ソフトウエア)390を気流方向・速度算出手段310に備えさせる。この予測モデル390は、センサ装置110により得られる信号をディジタル化したディジタル値を説明変数として機械学習により気流方向・速度を得るもので、演算処理はニューラルネットワークを用いて行うことができる。得られる気流方向については、教師データを収集する場合と同じく、前述のDCファン44における吹き出しの中心からセンサ保持筐体160の中心へ向かう線分方向が気流方向として、半円弧のレール50を回転させて生じる球の緯度経度を用いることができる。予測モデル作成手段385は、本システムが備えても良いし、別のシステムが備えても良い。
図11は、以上のように構成された、例えばエッジデバイス部100Aと受信端末200との動作を示したフローチャートである。気流方向・速度測定システム300が起動すると現在の気流方向・速度が算出される。すなわち、まず三次元空間の異なる少なくとも3位置に配置された温度センサからインピーダンス変化に対応する測定値を取得し、AD変換する(S11)。次に、ステップS11において取得しAD変換した測定値からノイズ除去する(S12)。このノイズ除去はマイコン130において、ディジタルフィルタやニューラルネットワークフィルタを用いて行っても良い。以上のように処理されたディジタルデータは、送信部140から受信端末200の受信部230へ送られる(S13)。
受信部230は送られたデータを受信し、CPU210がこれを検知する(S14)。受信部230が受け取ったディジタルデータは、図9の温度センサaa〜ffの値に対応するデータである。これを用いてCPU210は、気流方向・速度算出手段310として、上記センサ装置110により得られる信号に基づき予測モデル390を用いて現在の気流方向・速度を算出する(S15)。つまり、予測モデル390は、受信部230が受け取ったディジタルデータを説明変数として機械学習により目的変数である気流方向・速度を出力する。
上記のようにして得られた気流方向・速度の内、気流の速度について予測モデル390により得られた予測値を縦軸とし、実測値を横軸にとって、XYZ軸の3軸についてプロットした結果を図12、及び図13に示す。ここで図12は、毎分1[個]の教師データを取得・記憶し、合計“2200個”の教師データに基づき作成した予測モデル390(第1予測モデル)により得られたデータであり、図13は、図12と同様の手法で取得した合計“25000”の教師データに基づき作成した予測モデル390(第2予測モデル)により得られたデータである。すなわち、図12は使用を開始した初日のAM0:00から約36時間後、換言すれば2日後に得られた予測モデル390(第1予測モデル)により得られたデータであり、図13は使用を開始して約416時間後、換言すれば17日後に得られた予測モデル390(第2予測モデル)により得られたデータである。図12から明らかなように、予測値と実測値とが一致するデータがあるものの、誤差(隔たり)がやや大きいことが判る。これに対し、図13のデータは、図12のデータに比べて予測値と実測値とが一致するケースが極めて多くなっていることが判る。図13に示したデータでは、誤差は概ね±10%の範囲に入っていることが確認でき、予測精度の向上を確認できた。このように誤差を抑制し、予測精度を向上できた理由として教師データの点数を増加させ学習させたことのみならず、最適な予測モデル390であることが一因として挙げられる。また、第2の予測モデルを第1予測モデルの更新したモデルとすることも可能である。即ち、予測モデルの予測精度を向上或いは低下させないために、予測モデルを更新する更新プログラムが知られている。本実施形態では、この更新プログラムを使用するものであっても良い。
なお、上記図12及び図13では時間と共に教師データを増加させた場合について説明したが、これに限られず、例えば自動的に風向、風速、温度等を変化させる装置を用いて教師データを取得し、データ量及び予測モデル390の内容を変えることで上記図12及び図13のようなデータを得ても良い。
このようにして予測モデル390から出力された気流方向・速度は、気流方向・速度画像作成手段320へ与えられ、気流方向・速度画像作成が行われる(S16)。
気流方向・速度画像作成手段320により作成された気流方向・速度画像データは、表示制御手段330に送られ、表示制御手段330は、画像データに基づき上記表示手段250に画像を表示する(S17)。例えば、表示手段250に予め定められた背景画像(センサ装置110−1が置かれた部屋の静止画像でどの方向から撮像したものかが分かる画像)を表示し、この中に気流方向・速度画像として矢印で画像を表示する。
上記矢印は、気流方向・速度算出手段310に得られる気流方向が、前述のDCファン44における吹き出しの中心からセンサ保持筐体160の中心へ向かう線分方向が気流方向として、半円弧のレール50を回転させて生じる球の緯度経度であるから、上記線分を矢印に変更して作成することができる。また、矢印の長さが気流速度を表すようにすることができる。また、上記背景画像の中心をセンサ保持筐体160の中心と一致させて、矢印画像データを作成する。
また、別の実施形態では、上記気流方向・速度画像作成手段320は、例えばセンサ装置110をカメラ部260によって撮像した映像を背景として、気流方向・速度マークを上記背景映像に組み込んだ拡張現実画像の画像データを作成する。この場合には、被写体であるエッジデバイス部100Aに対し、どの方向から撮像したかを検出する。例えば、ある高さの360度の点からエッジデバイス部100Aを撮像した映像を予め備える。この映像には、所定の1映像を0度として、映像に360度の角度を与えておく。これを角度付映像データという。0度の映像は、気流方向・速度算出手段310に得られる気流方向を緯度経度で表した経度が0度の位置とする。
実際に、エッジデバイス部100Aをカメラ部260によって撮像した映像が得られると、この現在映像と上記角度付映像データの映像を用いて画像処理により一致する角度の角度付映像を特定し、撮像角度を得る。この撮像角度分だけ、気流方向・速度算出手段310に得られた気流方向である緯度経度の経度を変更した情報に基づき気流方向を得て、矢印画像を得る。現在映像の中に気流方向・速度画像として矢印で画像を表示する。
図14は、このようにして表示された拡張現実画像の例である。この実施形態によれば、エッジデバイス部100Aをカメラ部260によって撮像しながら、エッジデバイス部100Aの周囲を移動して気流方向・速度を検出するものである。
<変形例>
上記第1、第2の実施形態においては、気流方向・速度算出手段310が機械学習によって気流方向・速度の算出を行ったが、これに限定されず数値演算を用いて気流方向・速度の算出を行っても良い。以下では、図15乃至図24を用いて第1、第2の実施形態に係る変形例の説明をする。図15は、本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる気流方向・速度算出手段の機能ブロック図である。図16は、本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる温度センサが設けられる正四面体の斜視図である。図17は、本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる気流方向・速度算出の3次元直交座標の一例を示す図である。図18は、本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる正四面体用のメモリテーブルの一例を示す図である。
まず、温度センサ11−1〜11−6(32−1〜32−4、33−1〜33−4)が、三次元空間の異なる少なくとも3位置に配置される(より具体的には、多面体または複数面を交差させて形成した交差面体の各面に設けられる)ことから、各温度センサが3次元直交座標におけるXYZの3軸のいずれの軸方向の成分を検出するか決定しておく。つまり、各温度センサが3次元直交座標におけるXYZの3軸のいずれの軸方向の成分をどのような演算で検出するかを示すルールを記憶したメモリテーブル510を、気流方向・速度算出手段500が備える(図15)。
例えば、図16に示されるようなA1〜D1の4面により形成される正四面体の各面の中心に温度センサが設けられる場合には、図1の支柱14が底面D1の中央から延びるように設けられる。また、正四面体の重心に0点を有する図17のようなXYZ軸を有する直交座標を想定する。この場合、Y軸は、上記0点から底面D1に平行な線分であって、面A1の三角形を2等分するように、頂点から底辺へ向かう線分と交差する線分とし、Z軸は、上記0点から正四面体の頂点へ延びる線分とし、X軸は、上記Y軸及びZ軸に直交する線分であって、面B1方向へ延びる線分である。
図18に正四面体の場合のメモリテーブル510を示す。A1〜D1は温度センサの値を示し、軸方向と逆方向から気流を受ける場合には、値をマイナスとする。この例では、C1とD1はマイナスである。図15のXYZ成分取得手段520は、メモリテーブル510のルールに基づきXYZ成分を取得する。
図15のXYZベクトル取得手段530は、上記XYZ成分取得手段520が取得したXYZ軸の値から3次元ベクトルを取得する。XYZ成分が(X,Y,Z)であれば、この成分を有するベクトルを取得する。大きさは、√(X+Y+Z)である。
XYZベクトル取得手段530が求めたベクトルは、上記3次元直交座標の0点から外方向へ向かうものであるが、気流の方向は逆であるから上記ベクトル向きを逆にしたベクトルが気流方向と速度を表す。このベクトルを図11のフローチャートにより説明した矢印に変換して、前述と同様に画像表示を行うことができる。ベクトルを図11のフローチャートにより説明した矢印に変換するには、上記ベクトルを延長或いは縮小して、半円弧のレール50を回転させて生じる球の緯度経度を求めることで、第1、第2の実施形態と同様に矢印による方向と速度の表示が可能である。
図19は、本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる正六面体の斜視図である。例えば図19に示されるようなA2〜F2の6面により形成される正六面体の各面の中心に温度センサが設けられる場合には、図1の支柱14が面E2の中央から延びるように設けられる。また、正六面体の重心に0点を有するXYZ軸を有する直交座標を想定する。この場合、Y軸は、上記0点から面A2の中心に延びる線分とし、Z軸は、上記0点から面F2の中心へ延びる線分とし、X軸は、上記Y軸及びZ軸に直交する線分であって、上記0点から面B2の中心に延びる線分とする。図20に正六面体の場合のメモリテーブル510を示す。この場合であっても、同様に3次元直交座標の座標値として、気流の方向と速度が得られ、第1、第2の実施形態と同様に矢印による方向と速度の表示が可能である。
図21は、本発明の変形例に係る気流方向・速度測定システムにおいて用いられる正八面体の斜視図である。図21に示されるようなA3〜H3の8面により形成される正八面体の各面の中心に温度センサが設けられる場合には、図1の支柱14が正八面体の下側頂点から延びるように設けられる。図22に正六面体の場合のメモリテーブル510を示す。この場合であっても、同様に3次元直交座標の座標値として、気流の方向と速度が得られ、第1、第2の実施形態と同様に矢印による方向と速度の表示が可能である。
以下同様に、図23に示す正十二面体や図24に示す正二十面体についても、適切なメモリテーブル510に各温度センサが3次元直交座標におけるXYZの3軸のいずれの軸方向の成分をどのような演算で検出するかを示すルールを記憶しておき、気流の方向と速度が得られ、第1、第2の実施形態と同様に矢印による方向と速度の表示が可能である。勿論、正多面体に限定されず、多面体を用いることができる。多面体または複数面を交差させて形成した交差面体の面は、気流を不通とする板等であっても良いし、気流を通過させるメッシュ状のシートなどであっても良い。
なお、上記では第1の実施形態に係るエッジデバイス部100Aのセンサ装置110−1〜110−6を用いた例を示したが、第2の実施形態に係るエッジデバイス部100Bのセンサ装置110B−1〜110B−8を用いて教師データを得ることもでき、また当該教師データを用いてセンサ装置110に対応する気流方向・速度測定システム300を構築することができることは当然である。
また、上記第1の実施形態、第2の実施形態及び変形例にて、気流方向・速度算出手段310及び500の機能は主メモリ220が実現する旨説明したが、エッジデバイス部100−1及び100−2のマイコン130が実現しても構わない。
本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示するものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11−1〜11−6・・・温度センサ、13−1、13−2・・・基台、14・・・支柱、15・・・センサ回路部、16−1〜16−6・・・定電流回路、17−1〜17−6・・・インピーダンス検出端子、20−1〜20−6、20B−1〜20B−8・・・検出部、30−1〜30−8・・・サーミスタ、31−1〜31−4・・・板、32−1〜32−4・・・温度センサ、33−1〜33−4・・・温度センサ、40・・・レール、41−1〜41−8・・・センサ回路部、44・・・DCファン、42−1〜42−8・・・制御出力端子、43−1〜43−8・・・温度一定化制御回路、100、100A、100B・・・エッジデバイス部、110−1〜110−6、110B−1〜110B−8・・・センサ装置、120・・・AD変換部、130・・・マイコン、140・・・送信部、160・・・センサ保持筐体、150・・・電源部、180・・・信号処理・送信部、200・・・受信端末、220・・・主メモリ、230・・・受信部、240・・・入力部、250・・・表示手段、260・・・カメラ部、300・・・気流方向・速度測定システム、310、500・・・気流方向・速度算出手段、320・・・気流方向・速度画像作成手段、330・・・表示制御手段、380・・・教師データ記憶手段、385・・・予測モデル作成手段、390・・・予測モデル、510・・・メモリテーブル、520・・・XYZ成分取得手段、530・・・XYZベクトル取得手段。

Claims (10)

  1. 三次元空間の異なる少なくとも3位置に配置され、気流を受ける温度に応じてインピーダンスを変化させる温度センサと、
    前記温度センサを定電流制御または定電圧制御或いは温度制御する制御手段と、
    前記温度センサのインピーダンス変化を検出するインピーダンス検出部または前記制御手段の制御出力を検出する制御出力検出部により構成される検出部と
    を具備することを特徴とするセンサ装置。
  2. 多面体または複数面を交差させて形成した交差面体の各面に、前記温度センサを設けたことを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記検出部から取り込んだ信号をディジタル化するディジタル化手段と、
    前記ディジタル化された少なくとも3位置のディジタル値の差に基づき気流方向・速度を算出する気流方向・速度算出手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1または2に記載のセンサ装置。
  4. 前記気流方向・速度算出手段は、
    気流方向及び/または気流速度を異ならせた気流状態を作り出してこの気流状態において前記センサ装置により得られた信号をディジタル化したディジタル値と、このときの気流方向及び/または気流速度とを対応付けて記憶した教師データ群を用いた機械学習による得られた予測モデルと、を有し、前記検出部により検出される前記インピーダンス変化または前記制御出力に基づき前記予測モデルを用いて気流方向・速度を算出することを特徴とする請求項3に記載のセンサ装置。
  5. 三次元空間の異なる少なくとも3位置に配置され、気流を受ける温度に応じてインピーダンスを変化させる温度センサと、
    前記温度センサを定電流制御または定電圧制御或いは温度制御する制御手段と、
    前記温度センサのインピーダンス変化を検出するインピーダンス検出部または前記制御手段の制御出力を検出する制御出力検出部により構成される検出部と
    を備えるセンサ装置と、
    前記検出部から取り込んだ信号をディジタル化するディジタル化手段と、
    前記ディジタル化された少なくとも3位置のディジタル値の差に基づき気流方向・速度を算出する気流方向・速度算出手段と、
    を備える演算装置と
    を具備することを特徴とする気流方向・速度測定システム。
  6. 前記センサ装置は、
    多面体、または複数面を交差させて形成した交差面体、の各面に、前記温度センサを設けた構造であることを特徴とする請求項5に記載の気流方向・速度測定システム。
  7. 前記気流方向・速度算出手段は、
    気流方向及び/または気流速度を異ならせた気流状態を作り出してこの気流状態において前記センサ装置により得られた信号をディジタル化したディジタル値と、このときの気流方向及び/または気流速度とを対応付けて記憶した教師データ群を用いた機械学習により得られた予測モデルと、を有し、前記センサ装置により得られる信号に基づき前記予測モデルを用いて気流方向・速度を算出することを特徴とする請求項5または6に記載の気流方向・速度測定システム。
  8. 画像を表示する表示手段と、
    前記気流方向・速度算出手段により得られた気流方向・速度を示す画像の画像データを作成する気流方向・速度画像作成手段と、
    前記気流方向・速度画像作成手段により作成された画像データに基づき前記表示手段に画像を表示する表示制御手段と
    を具備することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の気流方向・速度測定システム。
  9. 前記気流方向・速度画像作成手段は、前記気流方向・速度算出手段により得られた気流方向・速度を示す画像を前記センサ装置に係る画像に組み込んだ画像データを作成することを特徴とする請求項8に記載の気流方向・速度測定システム。
  10. 前記表示手段と前記表示制御手段と前記気流方向・速度画像作成手段と共に、前方の被写体を撮像して被写体の画像データを取得する撮像手段が設けられ、
    前記気流方向・速度画像作成手段は、前記撮像手段により撮像された前記センサ装置の画像に前記気流方向・速度算出手段により得られた気流方向・速度に係る画像を組み込んだ拡張現実画像の画像データを作成することを特徴とする請求項9に記載の気流方向・速度測定システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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