JP2021086493A - 捜査支援システムおよび捜査支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一般市民等の不特定多数の人物へのSNSを利用した情報提供の協力要請を効率的に支援し、警察官の捜査効率を向上できる。【解決手段】捜査支援システムにおいて、クライアント端末は、通報により得られた事件等に関する関連情報を用いて、事件等の捜査に関わる人物あるいは車両の検索をサーバに要求し、サーバは、複数のカメラのそれぞれと通信可能に接続され、カメラから送られた撮像映像データを記憶し、要求に応じて、撮像映像データを用いて検索した人物あるいは車両のサムネイル画像を検索結果としてクライアント端末に送信し、クライアント端末は、受信された検索結果から、SNSへの投稿に使用するサムネイル画像を選択し、関連情報とサムネイル画像とを用いてSNSへの投稿データを生成し、不特定多数の人物が所持する通信表示端末からアクセス可能であってSNSを提供するSNSサーバに投稿データを送信する。【選択図】図1

Description

本開示は、捜査支援システムおよび捜査支援方法に関する。
特許文献1には、事件等に関する犯罪関連情報を収集するサーバ装置と、犯罪関連情報を表示するクライアント装置とが接続された情報表示システムが開示されている。この情報表示システムの構成において、サーバ装置は、一般市民の投稿情報を蓄積したSNSサーバにアクセスし、投稿情報の中から犯罪関連語を含む投稿情報を収集し、犯罪関連情報として犯罪の発生地点、発生時刻、犯罪種別を含む属性毎に統計データを算出し、クライアント装置からの要求に応じて、犯罪関連情報の統計データから抽出した犯罪データと地図データとをクライアント装置に送信する。また、クライアント装置は、サーバ装置から送信された犯罪データ及び地図データを受信し、地図データ上に犯罪発生地点に対応する位置にプロットし、属性毎の犯罪データを表示する。
特開2018−61216号公報
上述した特許文献1の情報表示システムの構成では、サーバ装置が設置された警察署内のユーザ(例えば警察官)の入力操作に基づいて、一般市民の投稿情報を蓄積したSNS(Social Networking Service)サーバから犯罪関連語を含む投稿情報を収集可能である。しかし、特許文献1では、収集された投稿情報に関連しそうな新たな情報の提供を広く一般市民に協力要請することはできなかった。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、一般市民等の不特定多数の人物へのSNSを利用した情報提供の協力要請を効率的に支援し、警察官の捜査効率を向上する捜査支援システムおよび捜査支援方法を提供することを目的とする。
本開示は、クライアント端末とサーバとが互いに通信可能に接続された捜査支援システムであって、前記クライアント端末は、通報により得られた事件等に関する関連情報を用いて、前記事件等の捜査に関わる人物あるいは車両の検索を前記サーバに要求し、前記サーバは、複数のカメラのそれぞれと通信可能に接続され、前記カメラから送られた撮像映像データを記憶し、前記要求に応じて、前記撮像映像データを用いて検索した前記人物あるいは前記車両のサムネイル画像を検索結果として前記クライアント端末に送信し、前記クライアント端末は、受信された前記検索結果から、SNS(Social Network Service)への投稿に使用するサムネイル画像を選択し、前記関連情報と前記サムネイル画像とを用いて前記SNSへの投稿データを生成し、不特定多数の人物が所持する通信表示端末からアクセス可能であって前記SNSを提供するSNSサーバに前記投稿データを送信する、捜査支援システムを提供する。
また、本開示は、クライアント端末とサーバとが互いに通信可能に接続された捜査支援方法であって、通報により得られた事件等に関する関連情報を用いて、前記事件等の捜査に関わる人物あるいは車両の検索を要求し、複数のカメラのそれぞれと通信可能に接続され、前記カメラから送られた撮像映像データを記憶し、前記要求に応じて、前記撮像映像データを用いて検索した前記人物あるいは前記車両のサムネイル画像を検索結果として抽出し、前記検索結果から、SNS(Social Network Service)への投稿に使用するサムネイル画像を選択し、前記関連情報と前記サムネイル画像とを用いて前記SNSへの投稿データを生成し、不特定多数の人物が所持する通信表示端末からアクセス可能であって前記SNSを提供するSNSサーバに前記投稿データを送信する、捜査支援方法を提供する。
本開示によれば、一般市民等の不特定多数の人物へのSNSを利用した情報提供の協力要請を効率的に支援し、警察官の捜査効率を向上できる。
実施の形態1に係る捜査支援システムの全体構成例を示す図 実施の形態1に係るカメラの内部構成例を示す図 実施の形態1に係る検索サーバおよびクライアント端末の内部構成例を示す図 実施の形態1に係る映像レコーダの内部構成例を示す図 検索結果画面の一例を示す図 事件等に関する関連情報の一例を示す図 投稿文章の生成例を説明する図 実施の形態1に係る捜査支援システムの動作手順例を説明するシーケンス図 投稿データの生成例を説明する図 実施の形態1の変形例に係る捜査支援システムの動作手順例を説明するシーケンス図 投稿データに使用される複数の項目のそれぞれの選択例を説明する図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る捜査支援システムおよび捜査支援方法の構成および作用を具体的に開示した各実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
また、以下の説明で使用される用語は、例示であり限定を意図していない。例えば、用語「事件等」は、事故、行方不明者の捜索等を含む。
(実施の形態1)
図1を参照して、実施の形態1に係る捜査支援システム100の構成例およびユースケース例について説明する。図1は、実施の形態1に係る捜査支援システム100の全体構成例を示す図である。捜査支援システム100は、道路の交差点、路上等の屋外あるいは施設等の屋内等を撮像可能に設置された複数のカメラ10a,…のそれぞれと、警察署内に設置された検索サーバ20、映像レコーダ30およびクライアント端末40と、地図管理サーバ50と、複数のSNS(Social Networking Service)サーバ60a,…のそれぞれと、複数の通信表示端末70a,…のそれぞれと、ネットワークNW1と、を含んで構成される。
なお、以下の説明において、検索サーバ20および映像レコーダ30は、警察署内でのオンプレミスによる管理でなく、インターネット等の通信回線を介して接続されるオンラインストレージとして設けられてもよい。また、図1において警察署内に設置された検索サーバ20、映像レコーダ30およびクライアント端末40は、それぞれ1つが設置される例を示しているが、複数設置されてよい。
捜査支援システム100における複数のカメラ10a,…のそれぞれは、例えば交差点、歩道等の屋外あるいは店舗、施設等の屋内に設置され、車両あるいは人物を撮像する。なお、カメラ10a,…のそれぞれは、少なくとも通信部と、プロセッサと、メモリと、撮像部とからなる同一の構成を含む。よって、カメラ10a,…のそれぞれは、これらの同一の構成を含んでいればよく、例えば複数の撮像部を含んで構成されるカメラであってもよい。カメラ10a,…のそれぞれは、イントラネットの通信回線等のネットワークNW1を介して、警察署内の検索サーバ20および映像レコーダ30との間でそれぞれ通信可能に接続される。
複数のカメラ10a,…のそれぞれは、設置された際に設定された撮像画角で被写体(例えば車両、人物等)を撮像可能な監視カメラであり、検索サーバ20および映像レコーダ30のそれぞれに、撮像された撮像映像のデータを送信する。撮像映像のデータには、単に撮像映像のデータに限らず、その撮像映像を撮像したカメラの識別情報(言い換えると、カメラごとに設定され、カメラを識別可能にするための識別番号、カメラが設置された位置情報)および撮像日時の情報が含まれる。
ネットワークNW1は、有線通信回線(例えば、光ファイバを用いた光通信網)により構成される。なお、ネットワークNW1は有線通信回線に限定されず、例えば無線通信網によって構成されてよい。
検索サーバ20(サーバの一例)は、例えば警察署内に設置され、その警察署の管轄地域内の全てあるいは一部に設置された複数のカメラ10a,…のそれぞれ、映像レコーダ30およびクライアント端末40との間で、ネットワークNW1を介して通信可能に接続される。検索サーバ20は、複数のカメラ10a,…のそれぞれから送信された撮像映像のデータを受信し、車両あるいは人物を検出し、車型、車色あるいは性別等の特徴を画像認識により認識して記憶する。また、検索サーバ20は、クライアント端末40から通報者の通報内容に基づいて作成された事件等に関する関連情報を受信する。検索サーバ20は、受信された事件等に関する関連情報(図6参照)を、警察官が捜査すべきターゲットごとに記憶する。
ここで、事件等に関する関連情報について説明する。事件等に関する関連情報は、例えば日時、場所、ターゲット、目撃情報等の通報者の通報内容に基づき、事件等に関連する情報を複数の項目のそれぞれにより示した情報である。事件等に関する関連情報は、通報者から通報を受けたユーザ(例えば、警察署内の警察官あるいは担当者)により作成され、検索サーバ20に送信される。
なお、検索サーバ20に記憶された事件等に関する関連情報は、ユーザによる同一のターゲットに関する関連情報であることの視認の後、ユーザ操作により編集可能であってよい。具体的に、既に検索サーバ20に記憶された事件等に関する関連情報は、同一のターゲット(事件等)について複数の通報者から通報がある場合には、複数の通報者のそれぞれから得られた目撃情報(例えば、ボンネットに傷がある、車両の右側面に凹み傷がある等)を追加可能であってよい。なお、事件等に関する関連情報は、上述の例に限定されず、例えば被害者の情報、犯罪種別(例えば、強盗、スリ、傷害、ひき逃げ、事故等)、それぞれの事件等を識別可能な管理番号等を含んでよい。
また、検索サーバ20は、クライアント端末40から検索対象(つまりターゲットの情報)、日時、場所等の検索条件を含む検索要求(つまり、ターゲット(車両あるいは人物)に関する検索要求)を受信すると、検索条件に基づく撮像画像あるいは撮像映像のデータの検索を実行する。検索サーバ20は、撮像映像のデータのうち検索条件と類似あるいは一致する複数の撮像画像をそれぞれ抽出し、これらの複数の撮像画像を検索結果としてクライアント端末40に送信する。
さらに、検索サーバ20は、クライアント端末40から既に検索サーバ20に記憶された複数の事件等に関する関連情報のそれぞれについての検索条件を含む検索要求(つまり、事件等に関する関連情報についての検索要求)を受信すると、検索条件に基づく検索を実行する。検索サーバ20は、記憶された複数の事件等に関する関連情報のそれぞれのうち、検索条件を含む事件等に関する関連情報をそれぞれ抽出し、これらの事件等に関する関連情報を検索結果としてクライアント端末40に送信する。
映像レコーダ30は、例えば警察署内に設置され、その警察署の管轄地域内の全てあるいは一部の地域内に設置された複数のカメラ10a,…のそれぞれから撮像映像のデータを受信し、保存する。映像レコーダ30は、ユーザ操作に応じたクライアント端末40からの要求により、撮像映像のデータをクライアント端末40に送信し、保存されている複数のカメラ10a,…のそれぞれによって撮像された撮像映像のデータをクライアント端末40で再生することができる。なお、警察署内に設置される検索サーバ20、映像レコーダ30およびクライアント端末40は、警察署内のイントラネット等のネットワーク(図示略)を介して相互に通信可能に接続されてよい。
クライアント端末40は、警察署内あるいはコールセンタ内の職員(即ち、ユーザである警察官あるいは担当者)により使用される。ユーザは、事件等の目撃した通報者よってその事件等の発生を通報するための電話があった場合、ヘッドセットHDS(図3参照)を装着して電話に応対する。ヘッドセットHDSは、クライアント端末40に接続されて使用され、ユーザの発する音声を収音して音声コマンドによって検索等の操作を行ったり、通報者の発した音声を自動で文章に変換し、目撃情報として追加したりする。なお、ヘッドセットHDSはクライアント端末40に接続されておらず、別のシステムに接続されていてもよいし、ヘッドセットHDSの代わりに電話機が使用されてもよい。
クライアント端末40は、ユーザ操作に基づいて、警察官が事件等の捜査において捜査対象とするターゲット(車両あるいは人物)の撮像画像あるいは撮像映像のデータを検索するための検索要求を生成し、検索サーバ20に送信する。クライアント端末40は、検索サーバ20から送信された検索結果を受信すると、検索結果としての複数の撮像画像のそれぞれあるいは複数の撮像映像のデータのサムネイル画像を一覧表示する。
また、クライアント端末40は、ユーザ操作に基づいて、検索サーバ20に既に記憶された複数の事件等の関連情報のそれぞれのうち、通報された事件等の関連情報であって、他の通報者による通報に基づいて生成された他の関連情報を検索するための検索要求を生成し、検索サーバ20に送信する。クライアント端末40は、検索サーバ20から送信された検索結果を受信すると、検索結果として取得された事件等に関する他の関連情報を表示する。クライアント端末40は、検索サーバ20に既に同一の事件等に関する関連情報が記憶(格納)されている場合、ユーザによる視認の後、ユーザ操作に基づいて、その関連情報を編集可能であってよい。
さらに、クライアント端末40は、事件等に関する関連情報のうち事件等が発生した場所の情報を地図管理サーバ50に送信する。クライアント端末40は、地図管理サーバ50から受信された地図画像データを表示する。また、クライアント端末40は、事件等に関する関連情報にターゲットの逃走方向の情報が含まれる場合、ユーザ操作に基づいて、受信された地図画像データ上にターゲットの逃走方向を示すアイコン(例えば矢印等)を重畳する。クライアント端末40は、地図画像データを事件等に関する関連情報として検索サーバ20に送信し、記憶させる。
地図管理サーバ50は、地図データを管理するサーバであって、クライアント端末40との間でネットワークNW1を介して通信可能に接続される。地図管理サーバ50は、クライアント端末40から送信された事件等が発生した場所を検索し、この場所を含む所定のエリア(例えば事件等が発生した場所を中心とした半径1km内のエリア)の地図画像データを生成して、クライアント端末40に送信する。なお、地図管理サーバ50はインターネット上に公開されている地図サービスであっても良い。
SNSサーバ60a,…のそれぞれは、社会的ネットワークを構築可能なサービスあるいはウェブサイトである。ここでいうSNSは、例えばLINE(登録商標)、Facebook(登録商標)、Instagram(登録商標)、LinkedIn(登録商標)、WhatsApp Messenger(登録商標)等である。なお、本実施の形態1に係る捜査支援システム100におけるSNSは、Twitter(登録商標)あるいはNextdoor(登録商標)等を含んでよい。また、本実施の形態1に係る捜査支援システム100におけるSNSは、上述した例に限定されず、例えば会員制あるいは有料制のサービスであってもよい。複数のSNSサーバ60a,…のそれぞれは、特定あるいは不特定多数の人物が所持する通信表示端末70a,…のそれぞれによって閲覧可能であればよい。SNSサーバ60a,…のそれぞれは、クライアント端末40および複数の通信表示端末70a,…のそれぞれとの間で、ネットワークNW1を介して通信可能に接続される。
複数の通信表示端末70a,…のそれぞれは、不特定多数の人物が所持する例えばPC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末等である。通信表示端末70a,…のそれぞれは、少なくとも1つのSNSサーバとの間で、ネットワークNW1を介して通信可能に接続される。複数の通信表示端末70a,…のそれぞれは、クライアント端末40によって生成され、SNSサーバに投稿された投稿データを表示する。
図2は、実施の形態1に係るカメラ10a,…の内部構成例を示す図である。上述したように、カメラ10a,…はそれぞれ同一の構成を有し、以下、カメラ10aを例示して説明する。
カメラ10aは、所定の設置角度で道路の交差点、路上等の屋外あるいは施設等の屋内等を撮像可能に設置され、撮像領域内の車両あるいは人物を撮像する。カメラ10aは、通信部11と、プロセッサ12と、メモリ13と、撮像部14と、記録部15と、を含んで構成される。
通信部11は、ネットワークNW1を介して検索サーバ20における通信部21および映像レコーダ30における通信部31との間でデータ通信可能に接続される。通信部11は、撮像部14によって撮像された撮像映像のデータを検索サーバ20および映像レコーダ30のそれぞれに送信する。
プロセッサ12は、例えばCPU(Central Processing unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて構成され、メモリ13と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、プロセッサ12はメモリ13に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ12は、撮像部14によって撮像され、入力された撮像映像のデータをメモリ13に記憶するとともに、通信部11に出力する。
また、プロセッサ12は、記録部15に記録された撮像映像のデータを、通信部11を介して検索サーバ20および映像レコーダ30に繰り返して送信する。ここで、繰り返して送信するとは、定められた一定周期の時間経過の度に送信することに限定されず、一定周期ではなく定められた不規則な時間間隔の経過の度に送信することも含まれてよく、複数回にわたって送信することを含む。なお、記録部15はネットワーク帯域不足あるいは障害等が発生した場合、つまり不測の事態に備えて使われるものであり、必須ではない。
メモリ13は、例えばプロセッサ12の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)と、プロセッサ12の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROM(Read Only Memory)とを有する。RAMには、プロセッサ12により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、プロセッサ12の動作を規定するプログラムが書き込まれている。メモリ13は、撮像部14によって撮像された撮像画像を記憶する。また、メモリ13は、カメラ10aの識別情報(例えばシリアル番号)、設置場所(位置情報)、設置方角、撮像エリア、各種設定情報等を記憶する。
撮像部14は、少なくともレンズ(不図示)とイメージセンサ(不図示)とを有して構成される。イメージセンサは、例えばCCD(Charged−coupled device)あるいはCMOS(Complementary metal−oxide−semiconductor)等の固体撮像素子であり、撮像面に結像した光学像を電気信号に変換する。撮像部14は、撮像された撮像画像(撮像映像のデータ)をプロセッサ12に出力する。
記録部15は、カメラ10aに内蔵される半導体メモリ(例えばフラッシュメモリ)、またはカメラ10aに内蔵されないメモリカード(例えばSDカード)等の外部記憶媒体を用いて構成される。記録部15は、プロセッサ12により生成された撮像映像のデータをカメラ10aの識別情報および撮像日時の情報と対応付けて記録する。記録部15は、所定時間(例えば30秒)分の撮像映像のデータを常時プリバッファリングして保持し、現在時刻より所定時間(例えば30秒)前までの撮像映像のデータを上書きしながら蓄積し続ける。なお、記録部15がメモリカードで構成される場合、カメラ10aの筐体に挿抜自在に装着されてよい。
図3は、実施の形態1に係る検索サーバ20およびクライアント端末40の内部構成例を示す図である。検索サーバ20とクライアント端末40と映像レコーダ30とは、ともに警察署内に設けられた有線LAN(Local Area Network)等のイントラネット(図示略)あるいはネットワークNW1を用いて接続されるが、無線LAN等の無線ネットワークを介して接続されてもよい。
検索サーバ20は、通信部21と、プロセッサ22と、メモリ23と、解析部24と、タグ付与部25と、蓄積部26と、検索部29と、を含んで構成される。解析部24、タグ付与部25、および検索部29は、例えばCPU、GPU(Graphics Processing Unit)、MPU、DSP、FPGA等のプロセッサ22により構成される。
通信部21は、イントラネット等のネットワークNW1を介して接続された複数のカメラ10a,…のそれぞれとの間で通信を行い、複数のカメラ10a,…からそれぞれ送信された撮像映像(つまり、車両あるいは人物を撮像した映像)のデータを受信する。また、通信部21は、警察署内に設けられたイントラネット等のネットワーク(図示略)あるいはネットワークNW1を介して、クライアント端末40との間で通信を行い、クライアント端末40から送信された、各種検索要求(ターゲットに関する検索要求、事件等に関する関連情報についての検索要求)を受信する。また、通信部21は、これらの検索要求に基づいて抽出(検索)された車両、人物等の撮像画像あるいは撮像映像のデータあるいは事件等に関する関連情報を検索結果としてクライアント端末40に送信する。
プロセッサ22は、メモリ23と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、プロセッサ22はメモリ23に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。なお、ここでいう各部は、解析部24、タグ付与部25および検索部29である。
メモリ23は、例えばプロセッサ22の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAMと、プロセッサ22の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROMとを有する。RAMには、プロセッサ22により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、プロセッサ22の動作を規定するプログラムが書き込まれている。
解析部24は、例えば複数のカメラ10a,…のそれぞれからの撮像映像のデータが蓄積部26に保持される度に、その保持された撮像映像のデータを順に解析し、その撮像映像に映る車両(言い換えると、カメラの撮像エリアに進入あるいは逃走した車両)に関する情報(車両情報)を抽出して取得する。解析部24は、車両情報として、例えば、車両の車種、車型、車色、ナンバープレート等の情報、車両に乗車している人物情報、乗車人数、さらに、その車両の逃走方向(具体的には、撮像エリアへの進入方向と、その撮像エリアからの逃走方向)を取得してタグ付与部25に送る。
また、解析部24は、例えば複数のカメラ10a,…のそれぞれからの撮像映像のデータがメモリ23に保持される度に、その保持された撮像映像のデータを順に解析し、その撮像映像に映る人物(言い換えると、カメラの撮像エリアに進入あるいは逃走した人物)に関する情報(人物情報)を抽出して取得する。解析部24は、人物情報として、例えば、人物の年齢、身長、性別、服の色、髪の色あるいは長さ、肌の色等の情報、その人物の逃走方向(具体的には、撮像エリアへの進入方向と、その撮像エリアからの逃走方向)を取得してタグ付与部25に送る。また、解析部24は、車両情報として、例えば、車型、車種、車色、ナンバープレート、タイヤの数等の情報、その車両の逃走方向等を取得してタグ付与部25に送る。
解析部24は、例えば撮像映像のデータのうち、複数枚の撮像画像のフレームの時間的な差分に基づいて、車両あるいは人物を追跡し、逃走方向を解析可能である。逃走方向は、例えばカメラごとの位置情報、設置方角、あるいは撮像エリアに基づいて、撮像された車両あるいは人物が撮像エリアの東西南北(つまり、撮像画像上の上下左右)のうちいずれの方向に通過したかを示す。なお、解析部24が解析可能な方角は、上述した4方位に限定されず、例えば8方位、16方位であってよい。また、解析部24は、追跡した車両あるいは人物からベストショットを切り出し、サムネイルとして蓄積部26に保存する。
タグ付与部25は、解析部24により得られた車両情報あるいは人物情報と解析部24が解析に用いたカメラの識別情報と、撮像された撮像映像の撮像日時および位置情報とを対応付け(タグ付けの一例)して蓄積部26の検知情報DB(Database)27に記録する。これにより、検索サーバ20は、どのカメラでいつの時点で撮像された撮像映像にどのような車両情報あるいは人物情報が付与されたのかを明確に判別可能となる。なお、タグ付与部25の処理は、解析部24により実行されてもよい。このような場合、タグ付与部25の構成は不要となり、省略されてよい。
検索部29は、クライアント端末40から送られた各種検索要求に受信に基づいて、蓄積部26に記録されているデータの中から、検索要求に含まれる検索条件に類似あるいは合致する撮像映像のデータ、撮像画像あるいは事件等に関する関連情報を抽出(検索)する。
ターゲットに関する検索要求は、日時、場所(位置情報)、ターゲット(車両、人物、人物の顔等)のうち少なくともいずれかの検索条件を含む。検索部29は、検索条件に類似あるいは合致する車両あるいは人物の撮像画像(撮像映像のデータ)を抽出し、検索結果として取得する。
事件等に関する関連情報についての検索要求は、日時、場所(位置情報)、ターゲット(車両、人物)の特徴、犯罪種別(例えば、強盗、スリ、傷害、ひき逃げ、事故等)のうち少なくともいずれかの検索条件を含む。検索部29は、検索条件に類似あるいは合致する事件等に関する関連情報を抽出し、検索結果として取得する。
検索部29は、取得された検索結果を通信部21に出力する。なお、検索部29は、取得された検索結果と検索条件とを関連付けてメモリ23に記憶してよい。
蓄積部26は、例えばハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)またはソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)を用いて構成される。蓄積部26は、複数のカメラ10a,…の識別情報(言い換えると、対応するカメラが設置された位置情報あるいはIPアドレス等)を記録する。また、蓄積部26は、解析部24によって追跡した車両あるいは人物からベストショットが切り出され、サムネイルとして保存する。また、蓄積部26は、地図情報を記憶し、複数のカメラ10a,…のそれぞれが設置された位置情報を地図情報に関連付けて記録する。蓄積部26は、例えば道路あるいは建物の新規建設もしくはメンテナンス工事等によって地図情報の情報更新が行われる度に、更新後の地図情報の情報を記録するとともに、複数のカメラ10a,…のそれぞれの位置情報を更新後の地図情報に記憶する。
また、蓄積部26は、検知情報DB27および関連情報DB28を有する。
検知情報DB27は、タグ付与部25の出力(つまり、解析部24によりカメラの撮像映像が解析された結果として得られる車両情報あるいは人物情報と、カメラの識別情報と、解析に使用された撮像映像の日時および位置情報とのセット)を格納する。検知情報DB27は、例えば検索部29から入力されるターゲットに関する検索要求が入力され、検索要求に含まれる検索条件に類似あるいは合致する撮像画像あるいは撮像映像のデータの抽出の際に参照される。
関連情報DB28は、クライアント端末40によって生成されて送信され、警察官による事件等の捜査対象となる事件等あるいはターゲット(つまり車両、人物等)ごとに生成された事件等に関する関連情報を格納する。関連情報DB28は、例えば検索部29から入力される事件等に関する関連情報についての検索要求が入力され、検索要求に含まれる検索条件と類似あるいは合致する事件等の関連情報の抽出の際に参照される。
クライアント端末40は、例えば警察署内に設置され、その警察署内の職員(つまり、警察署内のユーザである警察官)により使用され、例えばPC、スマートフォン、タブレット端末等である。ユーザは、例えば事件等が発生した場合、その事件等の発生を警察署に通報した通報者からの電話により聞き取ったその事件等に関する通報内容を、クライアント端末40を操作することでその事件等の関連情報として記録する。クライアント端末40は、上述した通報内容に類似あるいは合致する車両(つまり、事件等を引き起こした被疑者等の人物が乗車している逃走車両)、人物、その事件等に関する他の関連情報の検索を検索サーバ20に実行させるための検索要求を検索サーバ20に送信し、その検索結果を受信してディスプレイ45に表示する。
クライアント端末40は、通信部41と、プロセッサ42と、メモリ43と、操作部44と、ディスプレイ45と、記録部46とを含んで構成される。クライアント端末40は、警察署内の職員(即ち、ユーザである警察官)により使用される。ユーザは、事件等の通報者(目撃者)等によってその事件等の発生を通報するための電話があった場合、ヘッドセットHDSを装着して電話に応対する。ヘッドセットHDSは、クライアント端末40に接続されて使用され、ユーザの発する音声を収音したり、話し相手(即ち、通報者)の発した音声を出力したりする。
通信部41は、イントラネット等のネットワークNW1を介して検索サーバ20あるいは映像レコーダ30との間で通信可能に接続される。例えば、通信部41は、検索サーバ20に対してプロセッサ42により生成された各種検索要求あるいは事件等の関連情報を検索サーバ20に送信したり、検索サーバ20から送信された各種検索結果を受信したりする。また、通信部41は、映像レコーダ30に対してプロセッサ42が作成した撮像映像の取得要求を送信したり、映像レコーダ30から送られた撮像映像を受信したりする。
プロセッサ42は、例えばCPU、MPU、DSPまたはFPGAを用いて構成され、メモリ43と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、プロセッサ42はメモリ43に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、各種検索要求の生成、事件等の関連情報の生成等の各部の機能を実現する。
プロセッサ42は、メモリ43に記憶されたプログラムおよびデータにしたがって動作する。プロセッサ42は、動作時にメモリ43を使用し、現在の時刻情報を取得したり、検索サーバ20から送られた各種検索結果、あるいは映像レコーダ30から送信された撮像映像をディスプレイ45に表示したりする。
また、プロセッサ42は、操作部44により入力された検索条件に基づいて、各種検索要求を生成する。プロセッサ42は、生成された各種検索要求をメモリ43に記憶するとともに、通信部41を介して検索サーバ20に送信する。
メモリ43は、例えばプロセッサ42の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAMと、プロセッサ42の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROMとを有する。RAMには、プロセッサ42により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、プロセッサ42の動作を規定するプログラムが書き込まれている。メモリ43は、例えばクライアント端末40を識別する識別情報(例えばシリアル番号)および各種設定情報を記憶する。
操作部44は、ユーザによる操作を受け付けるユーザインターフェース(UI:User Interface)であり、例えばマウス、キーボード、タッチパネル、タッチパッド、ポインティングデバイス等を用いて構成される。操作部44は、ユーザの操作に基づく信号をプロセッサ42に出力する。操作部44は、例えば通報者の通報内容に基づく事件等の関連情報の生成に際のユーザの入力操作、各種検索要求の生成の際の検索条件のユーザの入力操作、ユーザが捜査する事件等に関する撮像映像のデータを要求するためのユーザの操作等を受け付ける。
ディスプレイ45は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electroluminescence)等の表示デバイスを用いて構成され、プロセッサ42から送られた各種のデータを表示する。
記録部46は、例えばハードディスクドライブまたはソリッドステートドライブを用いて構成される。記録部46は、複数のカメラ10a,…のそれぞれが設置された位置情報を示す地図情報を記録し、例えば道路あるいは建物の新規建設もしくはメンテナンス工事等によって地図の情報更新が行われる度に、更新後の地図情報を記録する。また、記録部46は、地図情報に例えばカメラの識別情報と位置情報とを対応付けて記憶する。したがって、記録部46は、カメラの撮像映像のデータを、撮像日時の情報、カメラの識別情報および位置情報と対応付けて記録している。
図4は、実施の形態1に係る映像レコーダ30の内部構成例を示す図である。映像レコーダ30は、イントラネット等のネットワークNW1を介して複数のカメラ10a,…のそれぞれとの間で通信可能に接続されるとともに、検索サーバ20およびクライアント端末40との間で通信可能に接続されている。
映像レコーダ30は、通信部31と、プロセッサ32と、メモリ33と、映像記録処理部34と、映像検索部36と、映像蓄積部35とを含んで構成される。
通信部31は、イントラネット等のネットワークNW1を介して接続された複数のカメラ10a,…のそれぞれとの間でデータ通信を行い、複数のカメラ10a,…のそれぞれから送信された撮像映像(つまり、車両あるいは人物が撮像された撮像映像)のデータを受信する。また、通信部31は、警察署内に設けられたイントラネット等のネットワークNW1を介して、クライアント端末40との間で通信を行い、クライアント端末40から送られた映像要求を受信したり、その映像要求の応答を送信したりする。なお、警察署内のネットワークと複数のカメラ10a,…のそれぞれとの間でデータ通信を可能とするネットワークとは、異なるネットワークであってよい。
メモリ33は、例えばプロセッサ32の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAMと、プロセッサ32の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROMとを有する。RAMには、プロセッサ32により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、プロセッサ32の動作を規定するプログラムが書き込まれている。メモリ33は、例えば映像レコーダ30を識別する識別情報(例えばシリアル番号)および各種設定情報を記憶する。
プロセッサ32は、例えばCPUまたはFPGAを用いて構成され、メモリ33と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、プロセッサ32はメモリ33に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。ここでいう各部は、映像検索部36および映像記録処理部34である。
映像検索部36は、クライアント端末40から送信された検索要求に基づいて、その検索要求に類似あるいは合致するカメラの撮像映像を、映像蓄積部35を検索することで抽出する。映像検索部36は、抽出された撮像映像のデータを、通信部31を介してクライアント端末40に送信する。
映像記録処理部34は、例えば複数のカメラ10a,…のそれぞれからの撮像映像のデータが通信部31において受信される度に、その受信された撮像映像のデータを映像蓄積部35に記録する。
映像蓄積部35は、例えばハードディスクまたはソリッドステートドライブを用いて構成される。映像蓄積部35は、複数のカメラ10a,…のそれぞれから送信された撮像映像のデータを、その撮像映像を撮像したカメラの識別情報(言い換えると、対応するカメラが設置された位置情報)と撮像日時の情報とを対応付けて記録する。
図5は、検索結果画面Mn1の一例を示す図である。検索結果画面Mn1は、検索タブSC10と、サムネイル画像欄Mn11とを含んで構成される。なお、図5に示す検索結果画面Mn1は、ターゲットが車両である場合を示す。よって、検索タブSC10に含まれる複数の検索条件の入力欄のそれぞれは、車両に関する検索条件を設定するための入力欄が示されている。よって、ターゲットが人物である場合、あるいは事件等に関する関連情報の検索条件をセット(設定)する場合、複数の検索条件の入力欄のそれぞれは、人物あるいは事件等に関わる関連情報を検索可能な検索条件の入力欄が表示され、セット(設定)可能となってよい。
検索タブSC10は、検索要求に含まれる検索条件を指定するための複数の検索条件の入力欄のそれぞれを含む。検索タブSC10により特定される複数の検索条件の入力欄のそれぞれには、例えば日時入力欄SC11、「Latest」アイコンSC12、車型入力欄SC13、車色入力欄SC14、車型あいまい検索バーSC15、車色あいまい検索バーSC16および検索アイコンSC20が含まれる。
日時入力欄SC11は、例えばターゲットとなる車両を検索サーバ20に検索させるために、その検索の対象となる車両の存在の開始(起点)となる日時あるいは存在の終了となる日時をして、ユーザ操作により入力される。日時入力欄SC11には、図5において例えば開始日時として「2019年6月18日 18:13」が入力され、終了日時として「2019年6月18日 18:23」がユーザ操作により入力される。プロセッサ42は、開始日時および終了日時に関する検索条件として日時入力欄SC11に入力された開始日時をセット(設定)する。なお、日時入力欄SC11は、開始日時および終了日時のうちいずれか一方が入力されてもよい。検索サーバ20は、検索条件として開始日時のみがセット(設定)されている場合には、その開始日時から最新日時までの検索を実行し、検索条件として終了日時のみがセット(設定)されている場合には、検索サーバ20に記憶された最古日時から終了日時までの間の時間について検索を実行する。
「Latest」アイコンSC12は、検索日時を最新日時に設定するためのアイコンである。ユーザ操作により押下されると、プロセッサ42は、検索条件(例えば、期間)として最新日時(例えば、押下された時点の日時から10分前の期間)をセット(設定)する。
車型入力欄SC13は、ターゲットとしての車両を検索サーバ20に検索させるために、ターゲットとしての車両の車型(つまり、車両の車体の形状)として、複数の選択肢の中からユーザ操作により入力される。なお、図5において、車型の選択肢のそれぞれは3種類のアイコンで示されるが、アイコンの数および選択可能な種類の数はこれに現例されない。車型の選択肢のそれぞれは、例えばセダン(Sedan)、ワゴン(Van)、スポーツカー(SUV)、バイク(Bike)、トラック(Truck)、バス(Bus)、ピックアップトラック(Pickup Truck)等であって、これらの車型が選択可能であってよい。車型入力欄SC13は、これらの複数の車型の選択肢のそれぞれから少なくとも1つがユーザ操作により選択されて入力される。プロセッサ42は、車型に関する検索条件として車型入力欄SC13に入力された車型をセット(設定)する。
車色入力欄SC14は、ターゲットとしての車両を検索サーバ20に検索させるために、ターゲットとしての車両の車色(つまり、車両の車体の色)として、ユーザ操作により入力される。車色の選択肢は、具体的には、灰色(Gray/Silver)、白(White)、赤(Red)、黒(Black)、青(Blue)、緑(Green)、茶色(Brown)、黄色(Yellow)、紫(Purple)、ピンク(Pink)、橙(Orange)等である。これらのうちから少なくとも1つがユーザ操作により選択されて入力される。図5においては、車色入力欄SC14は、灰色が選択されたことを示すアイコンが示されている。プロセッサ42は、車色に関する検索条件として車色入力欄SC14に入力された車色をセット(設定)する。
車型あいまい検索バーSC15は、ユーザ操作により、車型の検索精度として、狭い(Narrow)精度の検索と全て(All)の車型を含む精度の検索とを調整可能なスライドバーである。狭い(Narrow)側に調整された場合、プロセッサ42は、車型入力欄SC13と同一の車型を検索条件(例えば、車型)としてセット(設定)する。一方、全て(All)側に調整された場合、プロセッサ42は、車型入力欄SC13に入力された車型に限らず、選択肢の全ての車型を含めて検索条件(例えば、車型)をセット(設定)する。
車色あいまい検索バーSC16は、ユーザ操作により、車色の検索精度として、狭い(Narrow)精度の検索と全て(All)の車色を含む精度の検索とを調整可能なスライドバーである。狭い(Narrow)側に調整された場合、プロセッサ42は、車色入力欄SC14と同一の車色を検索条件(例えば、車色)としてセット(設定)する。一方、全て(All)側に調整された場合、プロセッサ42は、車色入力欄SC14に入力された車色に限らず、選択肢の全ての車色を含めて検索条件(例えば、車色)をセット(設定)する。
検索アイコンSC20は、ユーザ操作により入力された各種の検索条件が全て適正に入力された時点で押下可能にプロセッサ42により表示される。ユーザ操作により検索アイコンSC20が押下されると、プロセッサ42は、その押下を検知し、入力された各種の検索条件を含む車両情報要求を生成し、通信部41を介して検索サーバ20に送る。プロセッサ42は、車両情報要求に基づく検索サーバ20の検索結果を、通信部41を介して受信して取得する。
サムネイル画像欄Mn11は、検索サーバ20により抽出(検索)された検索結果としての複数の撮像映像のデータあるいは複数の撮像画像をサムネイル化した複数のサムネイル画像のそれぞれを含んで構成される。サムネイル画像欄Mn11は、複数のサムネイル画像のそれぞれを一覧表示する。
カーソルCr1は、ユーザによる操作部44への操作と連動して移動し、ユーザ操作による入力位置あるいは現在の操作位置を指し示す。
ユーザは、サムネイル画像欄Mn11上において、視聴したい撮像映像あるいは閲覧したい撮像画像のサムネイル画像を選択する。プロセッサ42は、操作部44から出力されたユーザ操作によって選択された撮像映像あるいは撮像画像をディスプレイ45に拡大して表示する。プロセッサ42は、サムネイル画像欄Mn11に含まれる複数のサムネイル画像のそれぞれのうち、ユーザ操作によって操作されるカーソルCr1がサムネイル画像上に重畳されると、カーソルCr1が重畳されたサムネイル画像に再生ボタンBt1を表示する。プロセッサ42は、ユーザ操作により撮像映像Img1上の再生ボタンBt1、あるいはサムネイル画像そのものが表示された表示領域が押下(選択)された場合には、撮像映像Img1を再生する。プロセッサ42は、ユーザ操作によるサムネイル画像の選択を受け付けると、サムネイルとしての撮像画像が撮像された撮像時刻と撮像画像が撮像されたカメラの情報とが合致する撮像映像Img1を再生する。なお、プロセッサ42は、ユーザ操作により選択されたサムネイル画像と合致する撮像映像Img1を映像レコーダ30に要求し、映像レコーダ30から取得(受信)された撮像映像Img1を再生してもよい。
また、プロセッサ42は、撮像映像あるいは撮像画像上においてユーザにより所定の操作があった場合、「Export」ボタンBt2とSNS投稿ボタンBt3とを押下可能に表示する。なお、「Export」ボタンBt2およびSNS投稿ボタンBt3は、カーソルCr1が所定の撮像映像あるいは撮像画像上に所定時間以上位置する場合に、押下可能にプロセッサ42により自動表示されてもよい。
「Export」ボタンBt2は、ユーザによって選択された撮像映像あるいは撮像画像を外部出力あるいは保存する。ユーザ操作により「Export」ボタンBt2が押下されると、プロセッサ42は、その押下を検知し、カーソルCr1が指し示す(つまり選択された)撮像映像あるいは撮像画像を外部出力あるいはメモリ43に保存する。なお、事件等に関する関連情報が表示されている場合にユーザ操作により「Export」ボタンBt2が押下されると、プロセッサ42は、その押下を検知し、カーソルCr1が指し示す(つまり選択された)事件等に関する関連情報をCSV(comma−separated values)形式で外部出力あるいはメモリ43に保存する。
SNS投稿ボタンBt3は、ユーザによって選択された撮像映像あるいは撮像画像を用いて、所定のSNSサーバ60aへ投稿する投稿データを生成する。ユーザ操作によりSNS投稿ボタンBt3が押下されると、プロセッサ42は、その押下を検知し、カーソルCr1が指し示す(つまり選択された)撮像映像あるいは撮像画像を用いて、投稿データを生成して表示する。なお、事件等に関する関連情報が表示されている場合にユーザ操作によりSNS投稿ボタンBt3が押下されると、プロセッサ42は、その押下を検知し、カーソルCr1が指し示す(つまり選択された)事件等に関する関連情報に用いて投稿データを生成して表示する。なお、図5において、SNS投稿ボタンBt3は、1つだけ押下可能に表示される例を示すが、投稿可能な複数のSNSサーバ60a,…のそれぞれが押下可能に表示されてよい。このような場合、SNS投稿ボタンBt3は、複数のSNSサーバ60a,…のそれぞれの名称(例えばLINE(登録商標)、Facebook(登録商標)、Instagram(登録商標)、LinkedIn(登録商標)、WhatsApp Messenger(登録商標)、およびTwitter(登録商標)等)が示されたそれぞれのボタンが押下可能に表示される。これにより、ユーザは、情報提供の協力要請を行いたい種類のSNSを選択できる。
なお、上述の例において、ユーザは1つの撮像映像あるいは撮像画像を選択する例にてついて説明したが、複数の撮像映像あるいは撮像画像のそれぞれが選択されてよいことは言うまでもない。
図6は、事件等に関する関連情報Dt1の一例を示す図である。事件等に関する関連情報Dt1は、通報者によって通報された通報内容に基づいて、ユーザ操作により生成される。
事件等に関する関連情報Dt1は、事件等の内容を示す複数の項目のそれぞれを含み、ターゲット(例えば車両、人物)ごとに生成される。プロセッサ42は、ユーザ操作によって作成された事件等に関する関連情報Dt1をメモリ43に記憶するとともに、検索サーバ20に送信する。事件等に関する関連情報Dt1は、事件等の内容を示す複数の項目のそれぞれとして、「日時」、「場所」、「ターゲット」、「逃走方向(方角、地図)」、「特徴(色、型、服装、年齢、性別)」、「ナンバープレート」、「目撃情報」等の項目を含む。なお、これらの項目は、図6に示す例に限定されず、例えば被害者の情報、犯罪種別(例えば、強盗、スリ、傷害、ひき逃げ、事故等)、それぞれの事件等を識別可能な管理番号等の項目を含んでよい。
項目「日時」は、事件等が発生した日付と時刻とを示し、例えば「2019年8月30日16時43分」のようにユーザ操作により入力される。なお、項目「日時」に入力される情報は、単に「2019年8月30日」のように日付が入力されてもよいし、「2019年8月30日 夕方」、「2019年8月30日 16時ごろ」のようにおおよその時刻を示す情報が入力されてもよい。これにより、ユーザは、捜査の際に時刻に関する検索要求を生成でき、検索サーバ20に記憶された撮像映像、撮像画像あるいは事件等に関する他の関連情報を効率的に検索できる。
項目「場所」は、事件等が発生した場所(つまり事件現場)を示し、例えば「Wolfe&Homestead」のようにユーザ操作により入力される。なお、項目「場所」に入力される情報は、住所、建物名、目印となる場所(例えばバス停名、駅名、噴水、公園)等であってよい。これにより、ユーザは、捜査の際に場所に関する検索要求を生成でき、検索サーバ20に記憶された撮像映像、撮像画像あるいは事件等に関する他の関連情報を効率的に検索できる。
プロセッサ42は、項目「場所」がユーザ操作により入力されたことを検知すると、この事件等が発生した場所の情報を含む地図データを要求する要求信号を生成し、ネットワークNW1を介して地図管理サーバ50に送信する。プロセッサ42は、地図管理サーバ50から送信された地図データを取得すると、事件等が発生した場所を中心とした所定範囲を切り出した地図画像を生成する。なお、プロセッサ42は、この地図画像に事件等が発生した場所にマーカあるいはアイコンを重畳してよい。これにより、事件現場が地図画像上において可視化されるため、ユーザは、地図画像から事件現場を容易に把握できる。
項目「ターゲット」は、事件等の捜査対象が車両あるいは人物のいずれであるかを指し示す。図6において、項目「ターゲット」は、ユーザ操作により「車両」と入力されている。なお、項目「ターゲット」は、複数の人物による事件等である場合、「複数の人物」、「2名の人物」等のように入力されてよい。また、項目「ターゲット」は、複数の人物による事件等である場合、ターゲットとなる人物ごとに1つの事件等に関する関連情報を生成し、同一の事件等であることを示すための識別情報(例えば共通の管理番号)を付与、あるいはこれらの事件等に関する関連情報に管理番号のそれぞれを付与し、同一の事件等であることを示す情報(例えば、同一の事件等の複数の事件等に関する関連情報ごとの管理番号の情報)とともに記憶する。
項目「逃走方向」は、項目「ターゲット」が事件現場に進入した進入方向(方角)と、事件現場から逃走した逃走方向(方角)とを示す。項目「逃走方向」は、通報者の通報内容に基づいて、ユーザ操作により入力される。
プロセッサ42は、項目「逃走方向」がユーザ操作により入力されたことを検知すると、地図画像における事件等が発生した場所を中心としてターゲットの進入方向および逃走方向を示すマーカあるいはアイコンを重畳した地図画像を生成する(図9参照)。なお、プロセッサ42は、項目「逃走方向」のうちターゲットの進入方向および逃走方向のいずれか一方しか入力されない場合には入力された方向のみを重畳する。また、図6に示す項目逃走方向」は、単に進入方向と逃走方向とが入力された例を示しているが、上述した地図画像が添付され可視化されてよい。これにより、プロセッサ42は、生成された地図画像によりターゲットの逃走方向を可視化できる。
項目「特徴」は、さらに詳細な複数の小項目のそれぞれを含み、ターゲットの特徴を示す。項目「特徴」は、通報者の通報内容に基づいてユーザ操作により入力される。項目「特徴」は、例えばターゲット(車両)に関する特徴として小項目「色」、「型(車型)」を含む。図6において、項目「特徴」は、「色:黒、型:バン」が入力される。なお、ターゲットが人物である場合、項目「特徴」は、例えば人物の年齢、身長、性別、服の色等の小項目であってよい。これにより、ユーザは、複数のカメラ10a,…のそれぞれによって撮像された複数の撮像映像あるいは撮像画像のそれぞれからターゲットの捜索が容易になる。
項目「ナンバープレート」は、ターゲットとなる車両のナンバープレートを示す。項目「ナンバープレート」は、ターゲットが車両の場合に通報者の通報情報に基づいて、ユーザ操作により入力される。図6において項目「ナンバープレート」は、「6GIH461」と入力される。これにより、ユーザは、複数のカメラ10a,…のそれぞれによって撮像された複数の撮像映像あるいは撮像画像のそれぞれに映る車両からターゲットの捜索が容易になる。
項目「目撃情報」は、通報者の通報内容に基づいて、ターゲットについて得られたさらなる特徴が示される。図6において、ユーザ操作により入力され、項目「目撃情報」は、「ボンネットに傷あり」と入力される。
これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、ユーザが事件等を捜査する際にターゲットに関する情報の管理を効率的に支援するとともに、ターゲットに関する情報を一目で把握でき、警察官の捜査効率を向上できる。なお、図6に示す事件等に関する関連情報Dt1に含まれる複数の項目のそれぞれは、一例であり、これに限定されないことは言うまでもない。
図7は、投稿文章Msg1の生成例を説明する図である。投稿文章Msg1は、定型文データTmp1と、事件等に関する関連情報Dt1とを用いて、クライアント端末40により生成される。なお、図7における投稿文章Msg1は、ターゲットが車両の例を示すが、これに限定されないことは言うまでもない。
定型文データTmp1は、事件等に関する関連情報に含まれる複数の項目のそれぞれに対応付けられた複数の定型項目のそれぞれと、定型文とを含んで構成される。定型文データTmp1は、クライアント端末40におけるメモリ43に記憶される。なお、メモリ43には、SNSサーバの種類ごとに異なる複数の定型項目のそれぞれおよび定型文を含んで構成された複数の投稿文章のそれぞれが記憶される。これにより、ユーザは、複数のSNSサーバ60a,…のそれぞれのうち、ユーザが一般市民等の不特定多数の人物への情報提供の協力要請を行いたいSNSサーバごとの投稿文章を容易に生成できる。
図7に示す定型文データTmp1は、例えば「こちらXXXX警察です。[[日時]]頃に[[場所]]を通過した[[ターゲット]]を探しています。(if target = 車両)[[色]]の[[型]]、ナンバープレートは[[ナンバープレート]]です。(if target = 人物)年齢は[[年齢]]くらい、性別は[[性別]]、[[色]]色の服装、マスクは[[マスク]]です。見かけた方は[[管轄連絡先]]まで電話してください。」である。図7に示す定型文データTmp1における複数の定型項目のそれぞれは、[[日時]]、[[場所]]、[[ターゲット]]等を含み、ターゲットが車両である場合には車両の特徴を示す[[色]]、[[型]]、[[ナンバープレート]]等の定型項目と、ターゲットが人物である場合には人物の特徴を示す[[年齢]]、[[性別]]、[[色]]、[[マスク]]等の定型項目を含む。なお、「XXXX警察」は、SNSに登録されたアカウント名あるいは警察署名等であってもよい。
定型項目[[日時]]は、事件等に関する関連情報に含まれる項目「日時」と対応付けられ、事件等が発生した時刻情報を示す。定型項目[[場所]]は、事件等に関する関連情報に含まれる項目「場所」と対応付けられ、事件等が発生した場所を示す。定型項目[[ターゲット]]は、事件等に関する関連情報に含まれる項目「ターゲット」と対応付けられ、ユーザが捜査すべき対象を示す。
事件等に関する関連情報に含まれる項目「ターゲット」が車両である場合の各定型項目について説明する。定型項目[[色]]は、事件等に関する関連情報に含まれる項目「特徴」のうちの「色」と対応付けられ、車両の色の情報を示す。定型項目[[型]]は、事件等に関する関連情報に含まれる項目「特徴」のうちの「型」と対応付けられ、車両の車型の情報を示す。定型項目[[ナンバープレート]]は、事件等に関する関連情報に含まれる項目「ナンバープレート」と対応付けられ、車両のナンバープレートの情報を示す。
次に、事件等に関する関連情報に含まれる項目「ターゲット」が人物である場合の各定型項目について説明する。定型項目[[年齢]]は、事件等に関する関連情報に含まれる項目「特徴」のうちの「年齢」と対応付けられ、人物の年齢(想定される年齢)の情報を示す。定型項目[[性別]]は、事件等に関する関連情報に含まれる項目「特徴」のうちの「性別」と対応付けられ、人物の性別の情報を示す。定型項目[[色]]は、事件等に関する関連情報に含まれる項目「特徴」のうちの「色」と対応付けられ、人物の服の色の情報を示す。定型項目[[マスク]]は、事件等に関する関連情報に含まれる項目「特徴」の「服装」あるいは項目「目撃情報」と対応付けられ、人物がマスクをしていたか否かの情報を示す。なお、上述した項目は一例であり、図6および図7に示す例に限定されない。
なお、所定のSNSサーバにおける投稿条件に文字数制限が含まれる場合、定型文データは、ターゲットに応じて異なる定型文データを選択可能に記憶されていてもよい。このような場合、プロセッサ42は、ユーザによって選択された事件等に関する関連情報に含まれる項目「ターゲット」に示された情報(つまり車両あるいは人物)に基づいて、使用する定型文データを選択し、投稿文章Msg1を生成する。
定型項目[[管轄連絡先]]は、事件等に関する関連情報に含まれる項目「場所」の情報に基づいて、その場所を管轄とする警察署あるいは交番等の連絡先(例えば電話番号、メールアドレス等)が入力される。なお、各警察署あるいは交番が管轄するエリアに関する情報および各警察署あるいは交番の連絡先の情報は、予めメモリ43に記憶されていてよい。
投稿文章Msg1は、定型文データTmp1と、ユーザが一般市民等の不特定多数の人物へのSNSを利用した情報提供の協力要請を行いたい事件等に関する関連情報とを用いて、クライアント端末40におけるプロセッサ42により生成される。具体的に、投稿文章Msg1は、ユーザが情報提供の協力要請を行いたい事件等に関する関連情報を選択すると、その事件等に関する関連情報に含まれる複数の項目のそれぞれが、プロセッサ42によって対応付けられた定型文データTmp1に含まれる複数の定型項目のそれぞれに自動入力され、生成される。
ここで、図7に示す投稿文章Msg1の生成において、事件等に関する関連情報は、項目「日時」に「2019年8月30日16時43分」、項目「場所」に「Wolfe&Homestead」、項目「ターゲット」に「車両」が入力されており、さらに項目「特徴」のうち「色」に「赤」、「型」に「セダン」、「ナンバープレート」に「不明」が入力され、項目「場所」に示される位置情報を管轄エリアとする警察署あるいは交番の連絡先が「123−4567」である例を示す。
上述した事件等に関する関連情報と、定型文データTmp1とが使用された場合、投稿文章Msg1は、例えば「こちらXXXX警察です。2019年8月30日16時43分頃にWolfe&Homesteadを通過した車両を探しています。赤のセダン、ナンバープレートは不明です。見かけた方は123−4567まで電話してください。」のように生成される。
以上により、実施の形態1に係るクライアント端末40は、ユーザ操作により選択された事件等に関する情報提供の協力要請を行いたい事件等に関する関連情報と、定型文データとを使用して、自動で投稿文章Msg1を生成できる。これにより、ユーザは、事件等に関する情報提供の協力要請するための投稿文章Msg1を容易に作成できる。つまり、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、一般市民等の不特定多数の人物へのSNSを利用した情報提供の協力要請を効率的に支援し、警察官の捜査効率を向上できる。
図8および図9を参照して、捜査支援システム100の動作手順例について説明する。図8は、実施の形態1に係る捜査支援システム100の動作手順例を説明するシーケンス図である。図9は投稿データDt2の生成例を説明する図である。なお、図8に示す動作手順では、既に事件等に関する関連情報と地図画像とが生成されている。
クライアント端末40は、ターゲットに関する撮像映像あるいは撮像画像と、事件等に関する他の関連情報とを検索するための検索条件のセット(設定)に関するユーザの入力操作を受け付ける(St1)。
クライアント端末40は、ユーザの入力操作によりセット(設定)された1以上の検索条件の検索を要求する検索要求を生成し、ネットワークNW1を介して検索サーバ20に送信する(St2)。
検索サーバ20は、クライアント端末40から送信された検索要求を受信し、受信された検索要求に含まれる1以上の検索条件に基づいて、ターゲットに関する撮像映像あるいは撮像画像と、事件等に関する他の関連情報とを検索し、検索条件と類似あるいは同一の撮像映像、撮像画像あるいは事件等に関する関連情報を検索結果として抽出する(St3)。
検索サーバ20は、検索結果をメモリ23に記憶するとともに、クライアント端末40に送信する(St4)。
クライアント端末40は、検索サーバ20から送信された検索結果を受信し、受信された検索結果をディスプレイ45に表示する(St5)。ここで、検索結果としての撮像映像あるいは撮像画像は、サムネイル画像として一覧表示される。また、検索結果としての事件等に関する関連情報は、各事件等に関する関連情報のタイトル(例えば管理番号、場所、日時、ターゲット等の情報を含む)が一覧表示されてよい。
クライアント端末40は、検索結果としての撮像映像あるいは撮像画像のサムネイル画像のそれぞれうち、事件等に関する情報提供の協力要請するために所定のSNSへ投稿される撮像映像あるいは撮像画像のサムネイル画像について、ユーザによる選択操作を受け付ける(St6)。なお、ここでは、図9に示すサムネイル画像Sm1が選択された例について説明する。
クライアント端末40は、さらにユーザ操作によるSNS投稿ボタンの選択(押下)を受け付ける(St7)。
クライアント端末40は、ステップSt4において受信された検索結果として得られた複数の事件等に関する関連情報のそれぞれのうち、ユーザが情報提供の協力要請を行いたい事件等の関連情報と同一の事件等について他の関連情報(つまり事件等に関する他の関連情報)があるか否かを判定する(St8)。なお、この判定は、ユーザによる目視確認の結果を示すユーザ操作に基づいて、実行されてよい。
クライアント端末40は、ステップSt8の処理において、ユーザが情報提供の協力要請を行いたい事件等の関連情報と同一の事件等について他の関連情報がある場合(St8,YES)、クライアント端末40により生成されている現在の事件等に関する関連情報に他の関連情報の情報を追加する(St9)。
なお、ここで実行される追加処理は、同一の事件等に関する関連情報に含まれる複数の項目のそれぞれのうち未入力の項目、あるいは項目「目撃情報」に、他の関連情報の情報を追加して上書きする処理であってもよい。また、投稿文章に含まれる複数の定型項目のそれぞれのうち対応する複数の項目のそれぞれにおいて未入力の項目に情報を追加する処理であってもよい。さらに、同一の事件等に関する関連情報に他の関連情報の情報を追加して上書きする処理の場合、上書きされた事件等に関する関連情報を最新の件等に関する関連情報としてメモリ43に記憶するとともに、検索サーバ20に送信して記憶させてもよい。
これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、同一の事件等について複数の通報者から通報を受けた場合であっても、複数の通報内容のそれぞれを1つの事件等に関する関連情報にまとめて管理でき、検索結果として取得される同一の事件等に関する関連情報の件数を少なくできる。よって、ユーザは、捜査の際の事件等に関する関連情報の管理および検索において、複数の通報者から通報された場合であっても、1つの事件等に関する関連情報に基づいて、複数の通報内容のそれぞれを把握できる。
クライアント端末40は、事件等に関する関連情報に基づく投稿文章Msg2を生成する。また、クライアント端末40は、ステップSt6においてユーザ操作により選択されたサムネイル画像と、生成された投稿文章Msg2とに基づいて、投稿データDt2を生成する(St10)。クライアント端末40は、生成された投稿データDt2と、投稿ボタンBt4と、投稿中止ボタンBt5とを含む投稿内容確認画面Mn2を生成し、ディスプレイ45に表示する。
ここで、ステップSt10の処理において生成される投稿内容確認画面Mn2について説明する。図9に示す投稿内容確認画面Mn2は、投稿文章Msg2、サムネイル画像Sm1、および地図画像Sm2からなる投稿データDt2と、投稿ボタンBt4と、投稿中止ボタンBt5とを含んで構成される。投稿文章Msg2は、事件等に関する関連情報に基づいて、例えば「2019年8月30日16時43分頃にWolfe&Homesteadを通過した車両を探しています。見かけた方は123−4567まで電話してください。」のように情報提供の協力要請内容を含んで生成される。サムネイル画像Sm1は、ユーザ操作により選択される。また、地図画像Sm2は、位置情報事件現場への車両(ターゲット)の進入方向を示すアイコンD1および逃走方向を示すアイコンD2が重畳される。
投稿ボタンBt4は、投稿データDt2をSNSへ投稿(送信)する際にユーザ操作により押下(選択)される。クライアント端末40は、ユーザ操作による投稿ボタンBt4の押下(選択)を検知すると、投稿データDt2をSNSサーバ60aに送信する。
投稿中止ボタンBt5は、投稿データDt2をSNSへ投稿(送信)しない場合にユーザ操作により押下(選択)される。クライアント端末40は、ユーザ操作による投稿中止ボタンBt5の押下(選択)を検知すると、投稿データDt2をSNSサーバ60aに送信せずに削除する。なお、図8に示す動作手順において省略しているが、クライアント端末40は、ユーザ操作による投稿中止ボタンBt5の押下(選択)を検知すると、ステップSt1の処理に戻って検索条件のセット(設定)画面をディスプレイ45に表示してもよいし、ステップSt6の処理に戻ってサムネイル画像の選択画面をディスプレイ45に表示してもよい。
クライアント端末40は、ユーザ操作による投稿ボタンBt4の押下(選択)を検知すると、投稿データDt2をSNSサーバ60aに送信する(St11)。
SNSサーバ60aは、クライアント端末40から送信された投稿データDt2を記憶するとともに投稿データDt2について投稿処理(つまり、投稿画面Mn3の生成)を実行する(St12)。なお、ここで実行される投稿処理により、投稿画面Mn3は、不特定多数の人物が所持する通信表示端末70a,…のそれぞれにおいて表示可能となる。
ここで、投稿画面Mn3について説明する。投稿画面Mn3は、例えば複数のアカウント情報Ac1,Ac2,Ac3のそれぞれと、投稿時間TMと、投稿文章Msg2と、サムネイル画像Sm1と、地図画像Sm2とを含んで構成される。なお、図9に示す投稿画面Mn3は、一例であって、SNSサーバの種類により変更されてよいことは言うまでもない。
アカウント情報Ac1は、ユーザを識別可能なアイコン(例えば画像)である。アカウント情報Ac2は、SNSサーバ上に登録されたユーザの名称を示し、例えば「XXPublic Safety」のようにユーザによって設定される。アカウント情報Ac3は、所謂ID(Identification)であって、例えば「AXPolice」のようにユーザによって設定され、SNSを利用する複数の利用者のそれぞれを識別可能な情報である。投稿時間TMは、投稿画面Mn3が生成された時間を示す。
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1に係る捜査支援システムでは、事件等に関する関連情報に含まれる複数の項目のそれぞれの情報に基づいて、SNSへ投稿される投稿データを生成する例について説明した。実施の形態1の変形例に係る捜査支援システムでは、事件等に関する関連情報に含まれる複数の項目のそれぞれのうち、投稿文章の生成に使用される複数の項目のそれぞれをユーザ操作により選択可能な例について説明する。
図10は、実施の形態1の変形例に係る捜査支援システム100の動作手順例を説明するシーケンス図である。図11は、投稿データに使用される複数の項目のそれぞれの選択例を説明する図である。なお、実施の形態1の変形例に係る捜査支援システム100の動作手順例は、ステップSt1〜ステップSt9およびステップSt11〜ステップSt12において、図8に示す実施の形態1に係る捜査支援システム100の動作手順例とほぼ同一の処理が実行される。よって、実施の形態1と同一の動作手順については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
選択画面Mn4は、事件等に関する関連情報Dt3に含まれる複数の項目のそれぞれのうち、投稿文章の生成に使用される複数の項目のそれぞれについてユーザ操作を受け付ける際に生成され、ディスプレイ45に表示される。選択画面Mn4は、事件等に関する関連情報Dt3と、選択欄CHと、選択完了ボタンBt6と、選択中止ボタンBt7とを含んで構成される。
図11に示す事件等に関する関連情報Dt3は、項目「日時」、項目「場所」、項目「ターゲット」および項目「逃走方向」を含む。項目「日時」は、事件等が発生した日時の情報「2019年8月30日16時43分」を示す。項目「場所」は、事件等が発生した場所の情報「Wolfe&Homestead」を示す。項目「ターゲット」は、ユーザの捜査対象の情報「車両」を示す。項目「逃走方向(方角、地図)」は、項目「場所」が示す事件等が発生した場所を含む地図上に、項目「ターゲット」が示す車両の進入方向を示すアイコンD3と逃走方向を示すアイコンD4とが重畳された地図画像Sm3を示す。なお、図11において、ユーザは、事件等に関する関連情報Dt3に含まれる複数の項目のそれぞれのうち項目「日時」、項目「場所」、および項目「ターゲット」を選択する例について説明する。また、地図画像Sm3は、単なる地図画像であって、車両の進入方向を示すアイコンD3と逃走方向を示すアイコンD4とが重畳されていなくてもよい。
選択欄CHは、投稿データの生成に使用される項目についてユーザ操作を受け付ける。選択欄CHは、事件等に関する関連情報Dt3に含まれる複数の項目のそれぞれに対応付けて選択領域のそれぞれが生成され、ディスプレイ45に表示される。
選択完了ボタンBt6は、ユーザ操作により投稿データの生成に使用される項目の選択が完了した場合に、ユーザ操作により押下(選択)される。クライアント端末40におけるプロセッサ42は、選択完了ボタンBt6がユーザ操作により押下(選択)されたことを検知すると、選択欄CHのうち選択された複数の項目のそれぞれの情報を使用して、投稿データを生成する。
選択中止ボタンBt7は、ユーザ操作により投稿データの生成に使用される項目の選択を中止する場合に、ユーザ操作により押下(選択)される。クライアント端末40におけるプロセッサ42は、選択中止ボタンBt7がユーザ操作により押下(選択)されたことを検知すると、選択欄CHのうち選択された複数の項目のそれぞれの情報を使用して、投稿データを生成する。
図10に示す動作手順例において、クライアント端末40は、事件等に関する関連情報Dt3に含まれる複数の項目のうちSNSへ投稿する投稿データに使用される項目のユーザ操作(選択)を受け付ける(St10A)。具体的に、クライアント端末40は、複数の項目のそれぞれと対応付けられた選択欄CHにおいて、ユーザ操作(つまり選択操作)を受け付ける。
クライアント端末40は、ステップSt10Aの処理において、ユーザ操作により選択された複数の項目のそれぞれ(図11における項目「日時」、項目「場所」、および項目「ターゲット」)に基づく投稿文章を生成する。また、クライアント端末40は、ステップSt6においてユーザ操作により選択されたサムネイル画像と、生成された投稿文章とに基づいて、投稿データDt2を生成する。クライアント端末40は、生成された投稿データDt2と、投稿ボタンBt4と、投稿中止ボタンBt5とを含む投稿内容確認画面Mn2を生成し(St10B)、ディスプレイ45に表示する。
以上により、実施の形態1の変形例に係る捜査支援システム100は、ユーザ操作により選択された複数の項目のそれぞれを使用した投稿データを生成し、SNSへ投稿できる。これにより、実施の形態1の変形例に係る捜査支援システム100は、一般市民等の不特定多数の人物へのSNSを利用した情報提供の協力要請を効率的に支援し、ユーザ(の捜査効率を向上できる。
以上により、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、クライアント端末40と検索サーバ20とが互いに通信可能に接続される。クライアント端末40は、通報により得られた通報内容に基づいて生成された事件等に関する関連情報Dt1を用いて、事件等の捜査に関わる人物あるいは車両の検索を検索サーバ20に要求する。検索サーバ20は、複数のカメラのそれぞれと通信可能に接続され、カメラから送られた撮像映像データを記憶し、要求に応じて、撮像映像データを用いて検索した人物あるいは車両のサムネイル画像を検索結果としてクライアント端末40に送信する。クライアント端末40は、受信された検索結果から、SNS(Social Network Service)への投稿に使用するサムネイル画像を選択し、事件等に関する関連情報(つまり、事件等に関する関連情報に含まれる複数の項目のそれぞれに入力された入力内容)とサムネイル画像とを用いてSNSへの投稿データを生成し、不特定多数の人物が所持する通信表示端末からアクセス可能であってSNSを提供するSNSサーバ60aに投稿データを送信する。
これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、発生した事件等の通報内容に基づいて、事件等に関する関連情報を生成できるとともに、生成された事件等に関する関連情報を用いて一般市民等の不特定多数の人物へのSNSを利用した情報提供の協力要請できる。よって、捜査支援システム100は、一般市民等の不特定多数の人物へのSNSを利用した情報提供の協力要請を効率的に支援し、ユーザの捜査効率を向上できる。
また、実施の形態1に係る捜査支援システム100におけるクライアント端末40は、複数の異なる人物あるいは車両のサムネイル画像の一覧(サムネイル画像欄Mn11)を含む検索結果(例えば検索結果画面Mn1)を表示し、ユーザ操作に基づく1以上のサムネイル画像を選択する。これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、ユーザ操作により選択されたサムネイル画像を用いた情報提供の協力要請を生成できる。よって、ユーザは、例えば複数の撮像画像のそれぞれに映るターゲットのうち、情報提供を得やすくなるようにより良画質の画像を選択できる。
また、実施の形態1に係る捜査支援システム100におけるクライアント端末40は、SNSへの投稿に使用される、事件等に関する関連情報Dt1に含まれる複数の項目のそれぞれ(例えば図6に示す事件等に関する関連情報Dt1に含まれる複数の項目「日時」、「場所」、「ターゲット」、「逃走方向(方角、地図)」、「特徴」等)と対応付けられた複数の定型項目(例えば図7に示す定型文データTmp1に含まれる複数の定型項目[[日時]]、[[場所]]、[[ターゲット]]、[[色]]、[[型]]、[[ナンバープレート]]等)と、定型文と、を含む定型文データTmp1を記憶し、複数の定型項目のそれぞれに対応する関連情報に含まれる複数の項目のそれぞれを埋め込んだ投稿文章Msg1とサムネイル画像Sm1とを含む投稿データDt2を生成する。これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、通報内容に基づいて生成された事件等に関する関連情報Dt1により、SNSへ投稿される投稿データDt2を生成できる。よって、ユーザは、投稿データDt2を作成する必要がなく、生成された投稿データDt2を利用して情報提供の協力要請を効率的に行える。つまり、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、ユーザの捜査効率を向上できる。
また、実施の形態1に係る捜査支援システム100におけるクライアント端末40は、異なるSNSの種類ごとに、種類のSNSの投稿条件を満たす関連情報の項目と定型文とを含む定型文データを記憶し、ユーザ操作により選択されたSNSの種類に対応する定型文データを用いて投稿データを生成する。これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、SNSの種類ごとに投稿条件(例えば画像の容量、文字数等)が異なる場合であっても、通報内容に基づいて生成された事件等に関する関連情報Dt1により、SNSサーバへ投稿される投稿データDt2を生成できる。つまり、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、複数の異なるSNSサーバを利用して、より多くの人物への情報提供の協力要請を効率的に支援できる。
また、実施の形態1に係る捜査支援システム100におけるクライアント端末40は、通報された事件等に関する関連情報と同一の事件等に関する他の関連情報の検索を検索サーバ20に要求する。検索サーバ20は、複数のクライアント端末40のそれぞれと通信可能に接続され、クライアント端末40から送られた複数の事件等に関する関連情報を記憶し、要求に応じて、事件等に関する関連情報を用いて検索した事件等に関する関連情報と同一の事件等に関する他の関連情報をクライアント端末40に送信する。これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、同一の事件等について複数の通報者から通報を受けた場合であっても、複数の通報内容のそれぞれを1つの事件等に関する関連情報にまとめて管理でき、検索結果として取得される同一の事件等に関する関連情報の件数を少なくできる。よって、ユーザは、捜査の際の事件等に関する関連情報の管理および検索において、複数の通報者から通報された場合であっても、1つの事件等に関する関連情報に基づいて、複数の通報内容のそれぞれを容易に把握できる。
また、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、クライアント端末40は、同一の事件等に関する他の関連情報がない場合、事件等に関する関連情報と選択されたサムネイル画像Sm1とを用いて投稿データDt2を作成する。これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、同一の事件等に関する他の関連情報がない場合であっても、事件等に関する関連情報を用いて投稿データDt2を生成できる。
また、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、クライアント端末40は、関連情報が事件等の場所に関する情報を含む場合、クライアント端末40との間で通信可能に接続された地図管理サーバ50から場所を含む地図画像を取得し、関連情報とサムネイル画像と他の関連情報と地図画像とを用いて、投稿データDt2を生成する。これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、一般市民等の不特定多数の人物が事件等の発生場所(つまり事件現場)を把握するにあたって、その場所の把握をより容易にするよう支援できる。
また、実施の形態1に係る捜査支援システム100におけるクライアント端末40は、事件等に関する関連情報Dt1に含まれる項目「逃走方向(方角、地図)」に人物あるいは車両の逃走方向に関する情報を含む場合、逃走方向(アイコンD1,D2等)を重畳した地図画像Sm2を生成する。これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、一般市民等の不特定多数の人物に、ターゲットの逃走方向を可視化できる。よって、一般市民等の不特定多数の人物は、ターゲットの逃走方向を容易に把握できる。つまり、ユーザは、一般市民等の不特定多数の人物からより正確な情報提供を受けることができる。
また、実施の形態1に係る捜査支援システム100におけるクライアント端末40は、事件等に関する関連情報Dt1に事件等の場所(つまり事件現場)に関する情報(つまり項目「場所」)を含む場合、場所に応じてその場所を管轄エリアとする警察署あるいは交番等の連絡先情報を含む投稿データを生成する。これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、捜査において管轄エリアについてより詳しく知っている警察署あるいは交番等に、より早く情報が提供されるように支援できる。つまり、ユーザ(警察官)の捜査効率を向上できる。
また、実施の形態1の変形例に係る捜査支援システム100におけるクライアント端末40は、複数の定型項目のそれぞれにユーザ操作により選択された事件等に関する関連情報および同一の事件等に関する他の関連情報を埋め込んだ投稿文章とサムネイル画像とを含む投稿データを生成する。これにより、実施の形態1に係る捜査支援システム100は、ユーザによって必要と判断される情報を選択可能にする。また、ユーザは、例えば文字数等の投稿条件がある種類のSNSにおいて、一般市民等の不特定多数の人物への情報提供の協力要請に必要な情報を選択できる。さらに、ユーザは、ユーザ自身が受け付けた通報だけでなく、他の複数の通報者によって通報された複数の通報内容に基づいて生成された同一の事件等に関する他の関連情報を用いて投稿データを生成できる。したがって、捜査支援システム100は、ユーザ操作により選択された事件等に関する関連情報あるいは他の関連情報に基づく投稿データを生成して投稿できるため、一般市民等の不特定多数の人物への情報提供の協力要請を効率的に支援し、警察官の捜査効率を向上できる。
以上、添付図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、一般市民等の不特定多数の人物へのSNSを利用した情報提供の協力要請を効率的に支援し、警察官の捜査効率を向上する捜査支援システムおよび捜査支援方法の提示として有用である。
10a カメラ
11,21,31,41 通信部
12,22,32,42 プロセッサ
13,23,33,43 メモリ
20 検索サーバ
30 映像レコーダ
40 クライアント端末
50 地図管理サーバ
60a SNSサーバ
70a 通信表示端末
100 捜査支援システム
CH 選択欄
Dt1,Dt3 事件等に関する関連情報
Dt2 投稿データ
D1,D2 アイコン
NW1 ネットワーク
Sm1 サムネイル画像
Sm2 地図画像
Tmp1 定型文データ

Claims (11)

  1. クライアント端末とサーバとが互いに通信可能に接続された捜査支援システムであって、
    前記クライアント端末は、
    通報により得られた事件等に関する関連情報を用いて、前記事件等の捜査に関わる人物あるいは車両の検索を前記サーバに要求し、
    前記サーバは、
    複数のカメラのそれぞれと通信可能に接続され、前記カメラから送られた撮像映像データを記憶し、
    前記要求に応じて、前記撮像映像データを用いて検索した前記人物あるいは前記車両のサムネイル画像を検索結果として前記クライアント端末に送信し、
    前記クライアント端末は、
    受信された前記検索結果から、SNS(Social Network Service)への投稿に使用するサムネイル画像を選択し、
    前記関連情報と前記サムネイル画像とを用いて前記SNSへの投稿データを生成し、不特定多数の人物が所持する通信表示端末からアクセス可能であって前記SNSを提供するSNSサーバに前記投稿データを送信する、
    捜査支援システム。
  2. 前記クライアント端末は、
    複数の異なる人物あるいは車両のサムネイル画像の一覧を含む検索結果を表示し、
    ユーザ操作に基づく1以上のサムネイル画像を選択する、
    請求項1に記載の捜査支援システム。
  3. 前記クライアント端末は、
    前記SNSへの投稿に使用される、前記事件等に関する前記関連情報に含まれる複数の項目のそれぞれと対応付けられた複数の定型項目と定型文とを含む定型文データを記憶し、
    前記複数の定型項目のそれぞれに対応する前記関連情報に含まれる前記複数の項目のそれぞれを埋め込んだ投稿文章と前記サムネイル画像とを含む前記投稿データを生成する、
    請求項1に記載の捜査支援システム。
  4. 前記クライアント端末は、
    異なるSNSの種類ごとに、前記種類のSNSの投稿条件を満たす前記関連情報の項目と前記定型文とを含む定型文データを記憶し、
    ユーザ操作により選択された前記SNSの種類に対応する前記定型文データを用いて前記投稿データを生成する、
    請求項3に記載の捜査支援システム。
  5. 前記クライアント端末は、
    通報された前記事件等に関する前記関連情報と同一の前記事件等に関する他の関連情報の検索を前記サーバに要求し、
    前記サーバは、
    複数のクライアント端末のそれぞれと通信可能に接続され、前記クライアント端末から送られた複数の事件等に関する関連情報を記憶し、
    前記要求に応じて、前記事件等に関する前記関連情報を用いて検索した前記事件等に関する前記関連情報と同一の前記事件等に関する前記他の関連情報を前記クライアント端末に送信する、
    請求項1に記載の捜査支援システム。
  6. 前記クライアント端末は、
    前記事件等に関する前記他の関連情報がない場合、前記関連情報と前記サムネイル画像とを用いて前記投稿データを作成する、
    請求項5に記載の捜査支援システム。
  7. 前記クライアント端末は、
    前記関連情報が前記事件等の場所に関する情報を含む場合、前記クライアント端末との間で通信可能に接続された地図管理サーバから前記場所を含む地図画像を取得し、
    前記関連情報と前記サムネイル画像と前記他の関連情報と前記地図画像とを用いて、前記投稿データを生成する、
    請求項5に記載の捜査支援システム。
  8. 前記クライアント端末は、
    前記関連情報が前記人物あるいは前記車両の逃走方向に関する情報を含む場合、前記逃走方向を前記地図画像に重畳する、
    請求項7に記載の捜査支援システム。
  9. 前記クライアント端末は、
    前記関連情報が前記事件等の場所に関する情報を含む場合、前記場所に応じた連絡先情報を含む前記投稿データを生成する、
    請求項1に記載の捜査支援システム。
  10. 前記クライアント端末は、
    前記複数の定型項目のそれぞれにユーザ操作により選択された前記関連情報および前記他の関連情報を埋め込んだ投稿文章と前記サムネイル画像とを含む前記投稿データを生成する、
    請求項5に記載の捜査支援システム。
  11. クライアント端末とサーバとが互いに通信可能に接続された捜査支援方法であって、
    通報により得られた事件等に関する関連情報を用いて、前記事件等の捜査に関わる人物あるいは車両の検索を要求し、
    複数のカメラのそれぞれと通信可能に接続され、前記カメラから送られた撮像映像データを記憶し、
    前記要求に応じて、前記撮像映像データを用いて検索した前記人物あるいは前記車両のサムネイル画像を検索結果として抽出し、
    前記検索結果から、SNS(Social Network Service)への投稿に使用するサムネイル画像を選択し、
    前記関連情報と前記サムネイル画像とを用いて前記SNSへの投稿データを生成し、不特定多数の人物が所持する通信表示端末からアクセス可能であって前記SNSを提供するSNSサーバに前記投稿データを送信する、
    捜査支援方法。
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