JP2021086281A - 勤務表作成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】過去の勤務表データから勤務予定表を自動作成する。【解決手段】勤務表作成システムは、過去の勤務表データを読み込む勤務表データ取得部と、読み込んだ勤務表データから、日別に勤務種類毎の配置人数を集計した日別シフト勤務パターンを生成し、生成された日別シフト勤務パターンを出現頻度の高い順に配列した勤務パターンテーブルを作成する勤務パターン作成部と、各職員の休暇希望及び出勤希望を受け付ける入力部と、受け付けた各職員の休暇希望及び出勤希望を作成対象月の勤務予定表に配置した後、勤務予定表の各日に配置された勤務種類毎の出勤予定人数を集計し、勤務パターンテーブルの上位から順に日別シフト勤務パターンを読み出して、集計された各日の勤務種類毎の出勤予定人数を満たすと判定された日別シフト勤務パターンを勤務予定表の該当する日にそれぞれ配置した勤務予定表データを作成する勤務予定表作成部を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、勤務表作成システムに関し、特に、病院や介護施設のようなシフト勤務体制をとる職場に対応した勤務表を作成する勤務表作成システムに関する。
従来、病院、介護施設、ホテルなど、シフト勤務を要する職場では、職員のシフト勤務の割振りを計画して勤務表(厳密には、勤務予定表)を作成する際に、様々な制約条件を考慮しなければならない。すなわち、労働基準法などの法律や条例による制約や、職務上の要請、各種行事、勤務者に求められる資格や能力、勤務者個人の希望など、多くの諸条件を考慮する必要があり、このために、勤務表の作成には多くの時間と労力を必要とする。また、勤務表は、一旦作成した後も修正が行われ得る。
そこで、勤務表の作成を支援する各種のシステムが提案されている。例えば、特許文献1には「勤務表作成支援システム」が開示されている。この技術は、病院を含む広い業務形態を対象として、予め入力された勤務表作成のための基本情報及び作成条件(割付条件)に従って、所定のアルゴリズムを利用して日々の出勤休暇区分の割付を実行する。しかし、この従来技術では、膨大な条件データを演算処理するのに時間が掛かるという問題がある。また、割付結果が作成条件を超えている場合には、勤務表作成者に対して警告が表示され、この場合、勤務表作成者が再度勤務表の配置を見直すために全てが再計算されるので、最終的な勤務表作成までに多大の労力を要するという問題があった。
特開2000−99569号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、シフト勤務の職場において、表計算ソフトで作成された過去の複数月の勤務表データを利用して、翌月以降の勤務予定表が簡単に作成できる勤務表作成システムを提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による勤務表作成システムは、シフト勤務制の職場において、表計算ソフトで作成された過去の複数月の勤務表データから、前記職場の勤務予定表を自動作成する勤務表作成システムであって、過去の複数月の勤務表データを所定の記憶手段から読み込む勤務表データ取得部と、前記読み込んだ勤務表データ及び各種データが格納される記憶部と、前記読み込んだ勤務表データから、出勤者の勤務種類毎の配置人数を日別に集計した日別シフト勤務パターンを生成し、前記生成された日別シフト勤務パターンを出現頻度の高い順に配列した勤務パターンテーブルを生成する勤務パターン生成部と、前記職場の各職員の休暇希望及び出勤希望を受け付ける入力部と、前記受け付けた各職員の休暇希望及び出勤希望の情報に基づいて、前記情報で指定された各職員の各希望日に対応する勤務種類を前記作成対象月の勤務予定表に配置した後、前記勤務予定表の各日に配置された勤務種類毎の出勤予定人数を集計し、前記勤務パターンテーブルの上位から順に日別シフト勤務パターンを読み出して、前記集計された各日の勤務種類毎の出勤予定人数を満たすか否かを判定し、満たすと判定された日別シフト勤務パターンを前記勤務予定表の当該日にそれぞれ配置した勤務予定表データを作成する勤務予定表作成部と、前記作成された勤務予定表データを含む各種情報を表示する表示部と、前記各機能部及びシステム全般の制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記作成された勤務予定表データを所定の表形式で前記表示部に表示させるように制御することを特徴とする。
前記勤務予定表作成部は、前記集計された各日の勤務種類毎の出勤予定人数を満たす日別シフト勤務パターンが存在しない場合、不足人数が最も少ない日別シフト勤務パターンを選択して前記勤務予定表の該当日に、所定のフラグを付けて配置し、前記制御部は、前記勤務予定表の前記所定のフラグが付けられた該当日に不足する勤務種類を所定の強調表示形式で前記表示部に表示させるように制御し得る。
前記記憶部には、前記職場の各職員の氏名、対応可能な勤務種類、前記勤務種類の時給、及び勤務制約条件を含む職員マスターデータがさらに格納され、前記制御部は、前記作成された勤務予定表データの各日の日別シフト勤務パターンに含まれる各勤務種類に合致する職員をそれぞれ前記職員マスターデータから選択し、前記選択された各職員に対応する時給に基づいて人件費を算出し、前記算出された人件費及び前記選択された各職員の氏名を含む前記勤務予定表データを所定の表形式で前記表示部に表示させるように制御し得る。
本発明の一実施形態で、前記入力部は、前記勤務予定情報として、新たな日別シフト勤務パターンの入力を受け付けると、前記勤務パターンデータ作成部は、前記新たな日別シフト勤務パターンを前記勤務パターンテーブルの最上位に配列し得る。
また、前記制御部は、前記記憶部に格納された前記各職員の勤務種類に基づく制約条件を参照し、前記作成された勤務予定表データに含まれる勤務種類に合致する職員として、前記制約条件に該当しない職員を選択し得る。
前記勤務予定表作成部は、前記日別シフト勤務パターンを用いて前記勤務予定表に配置する機能とは独立して、入力部から所定の職員に対して、特定の日に、所定の勤務種類で配置する指示入力を受け付けると、他の職員の勤務配置に影響を与えないように前記所定の職員を前記勤務予定表に自動配置し得る。
前記制御部は、前記勤務予定表データ作成のための入力画面を生成して、前記表示部に出力し、前記入力画面で複数の情報を表示するための副次的な表示ウインドウを、移動、退避、再表示させる機能を制御し得る。
また、前記制御部は、前記作成された勤務予定表データをガントチャート形式で前記表示部に表示させ、前記ガントチャート形式の表示画面で入力された前記勤務予定表への変更入力を前記勤務予定表作成部に送信し、前記勤務予定表作成部は、前記変更入力に基づいて前記勤務予定表データを再作成し得る。
本発明によれば、勤務表作成のためのマスターデータを予め準備する必要がなく、表計算ソフトで作成された過去の勤務表データから直ちに新たな勤務表(勤務予定表)が自動作成されるため、勤務表作成に要する労力や時間を大幅に短縮できる。
また、過去の勤務表データから、勤務者の職務種、資格、職位等に基づく区分に従って集計された日別シフト勤務パターンが自動生成されるため、自動作成された日別シフト勤務パターンのデータが、職員の作業負担が大きい人件費計算等に提供可能となることで作業時間が大幅に短縮され、業務効率が向上するとともに、費用対効果の高い人員配置を加味した勤務予定表を簡単に作成することができる。
本発明の一実施形態による勤務表作成システムの全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態による勤務表作成システムの勤務予定表作成手段に対応した機能的構成を示すブロック図である。 本実施形態による勤務表作成システムにより、日別シフト勤務パターンを生成する方法を示すフローチャート。 本実施形態による勤務表作成システムで生成されたシフト勤務者の日別集計表の一例を示す図である。 本実施形態による勤務表作成システムで生成された勤務パターンテーブルを示す図である。 本発明の他の実施形態による勤務表作成システムの全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態による勤務表作成システムで勤務予定表データを作成する方法を示すフローチャートである。 個別勤務予定の情報入力に使用する作成対象職場の希望入力表の一例を示す図である。 本実施形態による勤務表作成システムで生成された作業表及びリンクテーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態による勤務表作成システムで、勤務表作成処理を実行する段階での作業表に副次的な表示ウインドウが重ねて表示された例を示す図である。 本発明の一実施形態による勤務表作成システムで、作成された勤務予定表データをガントチャート形式で表示部に表示させた例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による勤務表作成システムの全体構成を示す図である。本実施形態においては、病院の給食施設を例として、この施設に勤務する栄養士、調理師、配膳スタッフ等のシフト勤務者を対象に説明する。
図1に示す本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、汎用のコンピュータシステムで構成され、中央処理装置(CPU)並びにROM及びRAM(図示せず)等を有して、データ転送、データ演算、及び一時データを格納して所定のプログラムを実行する制御部12と、各種のプログラム及びデータを格納するHDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等からなる記憶部14と、キーボードやタッチパネル等の入力装置(図示せず)を介してユーザからの指令や各種データの入力を受け付ける入力部16と、液晶ディスプレイ等を含む表示部17と、紙媒体への書き込みを行うプリンタまたはコンピュータ読み取り可能な記録媒体への書き込みを行うデータ書き込み装置等を含む出力部18と、を備える。さらに、外部のクライアント端末20等とのネットワーク接続を行う通信部15を備える。入力部16、表示部17、及び出力部18は、コンピュータに接続された外部装置13として構成されるか又はコンピュータ内に一体に含まれる形態で構成され得る。
勤務表作成システム10は、制御部12がROM、RAM、又はHDD/SSD等に格納されたOS(Operating System)、勤務表作成プログラム、及び各種データを読み込んで実行することにより、勤務表作成処理を行う。本実施形態における勤務表作成プログラムは、過去に作成された勤務表データを、例えば、表計算ソフトのExcel(登録商標)をインターフェイスに利用して読み込む構成とすることで、ユーザが簡単な操作で本システムを動作させることができる。但し、本発明において適用可能な表計算ソフトは、これに限定されない。
本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、単独のコンピュータで構成される形態に限定されるものではなく、ネットワークに接続された複数台のコンピュータによって構成され得る。或いは、勤務表作成システム10は、外部のクライアント端末(例えば、ユーザPC)20からの要求に応答して、勤務表作成処理を実行し、処理結果をクライアント端末20に送信する形態で構成され得る。
記憶部14には、各種データが格納され、汎用の記憶領域とは別に、データの属性やカテゴリーに応じた記憶領域として、職員マスター記憶部14a、勤務別月間回数マスター記憶部14b、勤務記号マスター記憶部14c、勤務パターンテーブル記憶部14d、及び勤務希望テーブル記憶部14eが設けられる。本実施形態において、記憶部14は、単一コンピュータに備えられたHDD又はSSD等の不揮発性の記憶装置として説明するが、記憶部14は、1台の記憶装置である必要はなく、ネットワークに接続されて複数台に分散された記憶装置又はサーバコンピュータであってもよい。すなわち、記憶部14は、勤務表作成システム10に内蔵されるか、またはネットワーク接続された外部のデータサーバで構成され得る。
本実施形態において、勤務表データは、例えば、勤務表作成システム10を構成するコンピュータ内、又は外部のユーザ所有のコンピュータ(以下、クライアント端末20と呼ぶ)内にインストールされた一般的な表計算ソフトを利用して、月単位で作成され得る。なお、月初の設定、すなわち、1日始まりとするか、途中始まりとするかは、任意に選択可能である。
作成された勤務表データは、データテーブル形式で勤務表作成システム10の記憶部14(汎用の記憶領域)、又はクライアント端末20の記憶手段に格納される。なお、勤務表データがクライアント端末20で作成される場合、作成された勤務表データは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に保存された形態で勤務表作成システム10に提供されるか、又はクライアント端末20からネットワーク接続を介して勤務表作成システム10に提供されてもよい。
勤務表を構成するデータ項目には、例えば、職員名、職員番号、勤務記号、職名(資格や職制に対応)、序列(職責やスキルに対応)などが含まれる。勤務表データの作成において、シフト勤務の勤務時間帯や勤務時間などの勤務形態による区分(以下、職務種という)に関する個別的内容は、事業所ごとに任意に設定可能である。但し、同じ勤務種でも、責任(職責)及び能力(資格やスキル)を有する職員が行う勤務と、補助者的な職員が行う勤務とは区別する必要がある。そこで、本実施形態における勤務表データでは、このような「勤務種類」をより明確に区別するため、勤務記号が用いられる。勤務記号は、職務種と職員の属性(職名や序列)との組み合わせに対して、それぞれ割り当てられる。
記憶部14内に設けられた個別の記憶領域のうち、職員マスター記憶部14aには、勤務予定表の作成対象職場に所属する各職員について、氏名、対応可能な勤務種、職名、序列、並びに職務種別の時給及び職務上の制約条件を含む職員情報が格納される。これらの職員情報のうち、職務種別の時給及び職務上の制約条件以外は、勤務表作成システム10が、読み取った過去の勤務表データから抽出して、職員マスターとして登録される。勤務表データに含まれない、職務種別の時給及び職務上の制約条件は、入力部16を介して個別に登録される。なお、職員情報に含まれる項目は、任意に追加や更新が可能であり、職員マスターに含まれる複数のデータ項目の中から勤務表作成に使用する項目は、ユーザが任意に選択可能である。
記憶部14内の勤務別月間回数マスター記憶部14bには、勤務種ごとの月間の勤務回数の上限が登録される。また、連続勤務の最大日数や夜勤の間隔及び夜勤前後の禁則勤務などの情報が格納される。
記憶部14内の勤務記号マスター記憶部14cには、職務種と、職員の属性との組み合わせに対応した勤務記号が格納される。勤務記号は、勤務種類を表すものであるため、例えば、同じ職員が異なるシフトに就く場合には、勤務表上では異なる勤務記号が付される。
記憶部14内の勤務パターンテーブル記憶部14dには、過去の複数月に亘る勤務表データに基づいて生成された日別シフト勤務パターンが格納される。具体的には、複数月の勤務表データを日別に分割し、勤務記号毎の配置人数を集計して配列した日別シフト勤務パターンが出現頻度順に並べられた日別シフト勤務パターンテーブルが格納される。
記憶部14内の勤務希望テーブル記憶部14eは、各職員の希望する休暇日及び勤務日、また勤務の際の希望勤務種を含む勤務希望データが格納される。
以下、本発明の一実施形態による勤務表作成システムで、表計算ソフトを利用して作成された過去の複数月の勤務表データから日別シフト勤務パターンを生成する方法について、図2及び図3を参照しながら説明する。
図2は、本発明の一実施形態による勤務表作成システムの勤務予定表作成手段に対応した機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、制御部12で実行される勤務表作成プログラム100で具現されるシステムである。
勤務表作成プログラム100は、入力データとして、CSVデータ形式又はExcel(登録商標)形式で作成された過去の勤務表データを読み込む手段と、当該勤務表作成プログラム100の実行によって作成された勤務表のデータ(以下、勤務予定表データという)を出力する手段とを兼ねるインターフェイスモジュール100a、勤務予定表データ作成のための所定の演算処理を実行する手段である勤務表作成モジュール100b、及びインターフェイスモジュール100aと勤務表作成モジュール100bとを連携させるツールである連携モジュール100cを含む。
また、インターフェイスモジュール100aは、勤務表データ取得部として機能し、勤務表作成モジュール100bは、勤務予定表作成部として機能し、連携モジュール100cは、後述する各種データ処理を担うと共に勤務パターン生成部として機能する。
インターフェイスモジュール100aには、例えば、表計算ソフトのExcel(登録商標)が利用され、勤務表作成モジュール100bには、予め作成された勤務パターン配置プログラムが使用され、連携モジュール100cには、読み込まれた勤務表データを所定のデータ項目に分類、集計、及び登録管理する処理等を実行するためのプログラムが予め作成されて使用される。但し、本発明において適用可能なプログラムモジュールは、これらに限定されない。
図3は、本実施形態による勤務表作成システムにより、日別シフト勤務パターンを生成する方法を示すフローチャートである。
図3を参照すると、勤務表作成システム10が起動されると、勤務表作成システム10の制御部12は、勤務表作成プログラム100を実行して、勤務表データ取得部を機能させ、過去の複数月の勤務表データを読み込む(ステップS100)。本実施形態において、過去の複数月の勤務表データは、例えば、勤務予定表の作成対象となる事業所または職場の過去3ヵ月に亘る月単位の勤務実績を記録したデータ(以下、勤務表データという)であり、一般的な表計算ソフトを利用して作成され、CSV形式またはExcel(登録商標)形式で提供される。
なお、勤務表作成システム10は、起動後に、勤務表作成システム10が実行する処理又は機能を選択するための画面又はグラフィカルユーザインターフェース(図示せず)を表示部17に表示させ、このような表示に基づいて、入力部16で受け付けた指令及び情報入力に基づく処理又は機能を実行するように構成され得る。
勤務表データが、勤務表作成システム10を構成するコンピュータ内に実装された表計算ソフトから出力される場合、ユーザは、当該表計算ソフトに対して勤務表データを出力させる指令と、勤務表データを読み込む勤務表作成プログラム100のインターフェイスモジュール100aのマクロを実行させる指令とを勤務表作成システム10の入力部16に入力する。これら2つのユーザ入力に応答して、勤務表作成システム10の勤務表データ取得部は、表計算ソフトから出力される勤務表データを勤務表作成システム10に読み込むステップS100を実行する。
一方、勤務表データが、ネットワーク接続されたデータサーバ(図示せず)から出力される場合、ユーザは、勤務表作成システム10の通信部15を介して、データサーバに対して勤務表データの出力を要請する指令を送信し、勤務表データを受信する勤務表作成システム10のインターフェイスモジュール100aのマクロを実行させる指令を勤務表作成システム10に入力する。これらの2つのユーザ入力により、勤務表作成システム10の勤務表データ取得部は、データサーバから出力された勤務表データを勤務表作成システム10に読み込むステップS100を実行する。
その後、勤務表作成システム10の勤務表データ取得部は、受信した過去の勤務表データを記憶部14に格納する。なお、勤務表データは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された形態で提供されて、入力部16に接続された読み取り装置を使用して受信することもできる。
次に、勤務表作成システム10は、ステップS100で受信した過去の勤務表データから、所定のデータ項目毎に、それぞれマスターデータを生成する(S110)。マスターデータとするデータ項目は、勤務表作成システム10が予め登録された候補(項目リスト)の中から、自動設定する。これらの処理は、制御部12において、インターフェイスモジュール100aと連携モジュール100cとを連携して行うように構成される。
勤務表データに含まれるデータには、例えば、事業所名、職員名、勤務記号などのシフト勤務に対応した人員配置を構成するためのデータ項目がユーザごとに設定されている。ステップS110において、勤務表作成システム10の連携モジュール100cは、勤務表データからデータ項目毎に個々のデータを分類し、予め登録されたマスター項目の候補リストの中から、一致または類似する項目があるか否かを判定し、一致または類似する項目をマスターデータに登録する。この処理は、勤務表作成システム10によって、自動的に実行される。但し、データ項目の設定及びマスターデータの登録方法は、これに限定されない。例えば、ユーザが入力部16に、キーボードやタッチパネル等の入力装置を介して、手動で特定のデータ項目及びマスターデータを入力してもよい。
その後、勤務表作成システム10は、ステップS110で登録されたマスターデータを利用して日別のシフト勤務者の集計処理を行う(ステップS120)。具体的に、勤務表作成システム10の連携モジュール100cは、過去複数月の勤務表データから、各シフト出勤者の勤務記号(勤務種類を表す記号)毎の配置人数を日別に集計して、以下に示す集計表を生成する。
図4は、本実施形態による勤務表作成システムで生成されたシフト勤務者の日別集計表の一例を示す図であり、図5は、本実施形態による勤務表作成システムで生成された勤務パターンテーブルの一例を示す図である。
勤務表作成システム10の連携モジュール100cは、勤務パターン生成部として、図4に示すシフト勤務者の日別集計表201から、集計された各日の勤務種類(勤務記号「A1」、「A2]などで表される)毎の人数を、勤務記号をデータ区分として順に配列した数列からなる日別シフト勤務パターンを生成する(ステップS130)。例えば、勤務パターン生成部は、図4の日別集計表201の左端の日(すなわち、列201a)における勤務記号毎の勤務者が、A1、A2、・・・、Fの順に、3名、2名、・・・、0名であるのに対応した日別シフト勤務パターンとして、「3210000」を生成する。なお、勤務記号に対応付けられた勤務内容の一例(職務種の部分)を、図4の勤務記号テーブル202に示す。
その後、勤務表作成システム10の勤務パターン生成部は、生成された日別シフト勤務パターンの出現頻度を計数して、図5に示すように、出現頻度の高い順に並べ換えた勤務パターンテーブル203を作成する。なお、日別シフト勤務パターンは、平日と土日及び祝日とで、別個に出現頻度の計数などの処理を行って、平日に対応した勤務パターンテーブルと、土日及び祝日に対応した勤務パターンテーブルとを、それぞれ作成してもよい。
本実施形態による日別シフト勤務パターン生成方法は、勤務表作成システム10が、勤務表作成プログラム100を実行して、ステップS100からステップS130までの一連のステップを、自動的に進行させるため、ユーザによる操作は、上述した表計算ソフトに対する勤務表データの出力指令及び勤務表データを受信する勤務表作成システム10のインターフェイスモジュール100aのマクロを実行させる指令の2つのみに簡略化される。したがって、ユーザは、個別的な初期設定を必要とせずに、該当職場の日別シフト勤務パターンを生成することができる。
なお、本実施形態による日別シフト勤務パターン生成方法において、日別シフト勤務パターンは、過去の勤務表データから生成されたパターンだけでなく、手動により、これまでにない日別シフト勤務パターンを追加することも可能である。ユーザが入力部16から手動で追加した日別シフト勤務パターンは、図5に示す勤務パターンテーブルの最上位に自動的に挿入され得る。但し、勤務パターンテーブル中の配置順は、任意に変更が可能である。
図6は、本発明の他の実施形態による勤務表作成システムの全体構成を示す図である。
先の説明において、本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、単独のコンピュータで構成される形態について示したが、本発明の他の実施形態による勤務表作成システム10は、図6に示すように、複数のクライアントPC(パーソナルコンピュータ)(21〜23)からのアクセス要求に応答して、サーバ30のデータベースから勤務表データを送信し、クライアントPC(21〜23)で勤務表作成処理を実行し、処理結果をサーバ30に送信する形態で構成され得る。或いは、複数のクライアントPC(21〜23)からのアクセス要求に応答して、サーバ30がデータベースに格納された勤務表データを使用して勤務表作成処理を実行し、処理結果を要求元のクライアントPCに送信する形態で構成され得る。
以下、本発明の一実施形態による勤務表作成システムにおいて、生成された日別シフト勤務パターンを用いて、勤務予定表データを作成する方法について詳細に説明する。具体的には、作成対象職場に所属する各職員の休暇希望及び出勤希望を含む個別勤務予定の情報入力に基づいて、翌月以降の作成対象月の勤務表(以下、勤務予定表という)を作成する方法を説明する。
図7は、本発明の一実施形態による勤務表作成システムで勤務予定表データを作成する方法を示すフローチャートであり、図8は、個別勤務予定の情報入力に使用する作成対象職場の希望入力表の一例を示す図である。この例では、事業所Aの1月度を対象月間とする希望入力表を示す。
図8に示す希望入力表300は、勤務表作成システム10の表示部17に表示されるインターフェイスモジュール100aへの入力用テーブルであり、具体的には、行方向を日にち、列方向を職員名とする行列表からなり、例えば、第1のデータ行301には、所属する職員1の出勤希望の情報(出勤日及び希望職務種に対応する勤務記号「B、A’など」)が、行方向に沿って指定期間内の希望日に対応するセルに入力される。また、第3のデータ行303には所属する職員3の休暇希望の情報(記号「/」で示す)が、行方向に沿った指定の期間内の希望日に対応するセルに入力される。同様にして、作成対象職場に所属する各職員の休暇及び出勤に関する希望情報が入力される。なお、休暇及び出勤に関する希望の申し出のない職員については、セルへの入力は不要であり、空欄のセルは、データとして0(ゼロ)が付与される。また、希望入力表300には、入力用テーブルに入力された希望情報を日別に勤務記号ごとに集計した結果表が、入力用テーブルの下方に並べて表示される(図8の集計テーブル)。
図7に示すように、勤務表作成システム10の制御部12は、入力部16を介してユーザから作成対象月の勤務予定表を作成する指令を受信する(ステップS200)と、勤務表作成プログラム100を実行して、勤務予定表作成部を機能させ、対象職場の各職員の勤務希望に関する情報入力を受け付ける希望入力表300(図8を参照)を表示部17に表示させる(ステップS210)。希望入力表300の入力用テーブルは、インターフェイスモジュール100aの所定のマクロに対応付けられ、希望入力表300に入力された勤務希望情報は、所定のマクロにより、希望日における勤務種類(勤務記号で表される)毎の出勤予定者の人数として集計される(ステップS220)。
なお、ステップS200において、作成対象月の勤務予定表を作成する指令には、作成対象月及び作成する勤務表の開始日を指定する情報が含まれる。勤務表作成システム10の勤務予定表作成部は、ユーザから入力された作成対象月の月開始日(本実施例では、1月16日)に従って勤務予定表に対応する行列表、すなわち、行方向を日にち、列方向を勤務記号とする行列表(以下、作業表という)を生成し、生成された作業表に、希望入力表300に入力された勤務希望情報を集計して得られた日別の勤務記号毎の出勤予定者の人数を、対応する各日に割り当てる(ステップS230)。これと同時に、勤務表作成システム10の勤務予定表作成部は、職員マスター記憶部14aを参照して、特定の職員に付与された職務上の制約条件に基づいて、該当する特定の職員を作業表の該当日に、制約条件で指定された勤務記号で配置する。この機能の詳しい説明は後述する。
図9は、本実施形態による勤務表作成システムで生成された作業表及びリンクテーブルの一例を示す図である。作業表及びリンクテーブルを表示する画面400は、例えば、表示部17の画面に表示される選択用タグ400aのうちの「配置作業」を選択する指示を、所定の入力装置を介して入力部16に入力することで、希望入力表300を表示した画面から任意に切り換えることができるように構成される。
ステップS230の後、勤務表作成システム10の勤務予定表作成部は、勤務パターンテーブル記憶部14dに格納された作成対象職場の勤務パターンテーブルの上位から順に、すなわち、出現頻度が高い順に日別シフト勤務パターンを読み出して、読み出した日別シフト勤務パターンが、図9に示す作業表401の各日に割り当てられた勤務種類(勤務記号で表される)毎の出勤予定者の人数を満たすか否かを判定する。例えば、読み出された日別シフト勤務パターン「0000120001100」に対応する勤務種類(勤務記号)毎の出勤者の人数(A=0名、B=0名、・・、E=1名、F=2名、・・・、B’=1名、AB=1名、EC=0名、A’B=0名)が、作業表401の「16日」に割り当てられた同じ勤務記号の人数を満たす場合、この日別シフト勤務パターン(日別シフト勤務パターンAとする)は、適用可能パターンと判定される。
一方、読み出された日別シフト勤務パターン(日別シフト勤務パターンA)に対応する勤務種類(勤務記号)毎の出勤者のうちのいずれかの人数が、作業表401の該当日に割り当てられた同じ勤務記号の人数よりも少ない場合、この日別シフト勤務パターン(日別シフト勤務パターンA)は、適用不可パターンと判定され、次の順位の日別シフト勤務パターン(例えば、日別シフト勤務パターンB)を読み出して、作業表401の該当日に割り当てられた勤務種類(勤務記号)毎の出勤予定人数を満たすか否かを判定する。同様に、作業表401の各日に対して、勤務種類(勤務記号)毎の出勤予定人数を満たす日別シフト勤務パターンを決定する(ステップS240)。
ステップS240において、勤務種類(勤務記号)別出勤予定者の人数を満たす日別シフト勤務パターンが存在しない場合、勤務表作成システム10の勤務予定表作成部は、不足人数が最も少ない日別シフト勤務パターンを選択して、作業表401の該当日に割り当てるとともに、不足している勤務種類(勤務記号)がユーザに分かるようにフラグを付けて、所定の表示形式で作業表401の該当するセルに警告表示を行うようにしてもよい。
なお、勤務希望が入力されていない日に対しては、出現頻度の高い日別シフト勤務パターンが自動的に割り当てられる。
これと並行して、勤務表作成システム10の制御部12は、各日に割り当てられた日別シフト勤務パターンに基づいて、日別シフト勤務パターンに含まれる勤務種類(勤務記号)に就ける職員を、職員マスターから選択し、作業表401にリンクした所定の別表、すなわち、リンクテーブル402の該当日に配置して勤務記号で表示する(ステップS250)。
なお、図9に示すように、作業表401の特定セル、例えば、欠員が生じている日の該当する勤務記号のセルは、警告を示す強調色で表示され得る。
その後、勤務表作成システム10の制御部12は、リンクテーブル402に基づいて、各日に配置された職員ごとに、月間の勤務回数及び勤務時間を積算し、記憶部14に格納された勤務別月間回数マスターから該当するデータを読み出して比較し、所定の基準内であるか否かを判定する(ステップS260)。配置された全ての職員の月間勤務回数及び勤務時間が所定の基準内であると判定されると、勤務表作成システム10の制御部12は、リンクテーブル402を、作成が完了した勤務予定表として、表示部17に表示するとともに、対応する表データを作成が完了した勤務予定表データとして記憶部14に格納する。
本発明の一実施形態による勤務表作成システム10によれば、クライアントの事業所の勤務形態に即した、実績データに基づく勤務予定表が、事前のマスターデータ設定等の準備作業なしに、作成されるため、直ちに初期稼働できる簡素化された勤務表作成システムを提供することができる。
次に、本発明の一実施形態による勤務表作成システムが備える他の機能について説明する。
本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、人件費見積り機能を備える。具体的には、勤務予定表の作成段階において、シフト勤務の職員構成に応じた人件費を算出する機能を備える。勤務表作成システム10の制御部12は、図7に示す勤務予定表データを作成する段階のステップS250において、各日に割り当てられた日別シフト勤務パターンの各勤務記号に割り当てられた職員に対し、職員マスターに登録された各職員の勤務記号に対応した時間給に基づいて、それぞれ日給を算出する。そして、各日の全勤務記号の各職員の日給を合計した金額を単日の人件費とし、さらに単日の人件費を月単位で合計した金額を単月の人件費として集計し、これらの計算結果を記憶部14に保存すると共に、図9のリンクテーブル402に付帯する所定の欄若しくはセルに表示させるか又は独立したウィンドウに表示させることができる。
本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、上述した人件費見積り機能を備えることにより、費用対効果の高い人員配置を加味した勤務予定表を、簡易に作成することができる。また、集計された人件費を、施設利用料や入院基本料などの算出に利用することができる。
また、本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、役割配置機能を備える。具体的には、勤務予定表の作成段階において、特定の役割を担当する職員は、その役割を担当する日時の勤務に自動配置する機能を備える。なお、特定の役割とは、会議を主催することや、職場の活動を指導する業務を行う責務を担うことなどを指す。
役割配置機能を具現するために、勤務表作成システム10の制御部12は、入力部16を介してユーザから作成対象月の勤務予定表を作成する指令を受信すると(図7のステップS200)、勤務表作成プログラム100を実行して、職員マスター記憶部14aの職員マスターデータを参照し、職務上の制約条件、すなわち、特定の役割を担当する職員を検索する。そして、勤務予定表作成部を機能させ、特定の役割を担当する職員については、対象職場の各職員の勤務希望に関する情報入力を受け付ける希望入力表300の該当日に、その役割を果たすことができる勤務種類で勤務を割り当てる(図7のステップS230)。これにより、作業表及びリンクテーブルの該当セル(例えば、図9に示す暗背景のセル)に、対応するデータが登録される。
さらに、本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、作成済みの勤務予定表データに対し、手動による個別修正を受け付けて、修正を行った日以降の勤務予定表データを、他の職員の勤務配置に影響を与えないように再度自動配置する機能を備える。具体的には、勤務表作成システム10の制御部12は、入力部16から、勤務予定表データの修正を指示する指令を受け付けると、記憶部14から該当する勤務予定表データを読み出して、表示部17に作業表401及びリンクテーブル402を表示させる。そして、入力部16を介して、ユーザから特定の職員を、特定の日時に、特定の勤務種類で配置する指示入力を受け付けると、勤務予定表作成部を機能させ、指定された職員を作成された勤務予定表の指定された日時に指定された勤務記号で配置した後、指定された日以降の期間に対して、図7のステップS240以降の処理を実行させる。この際、各日に設定された職員配置の変更が最小となるように日別シフト勤務パターンを選択して勤務予定表データを作成する。あるいは、既存のデータと対比して、作業表401上で、修正により変更が必要になるセルを警告表示するようにしてもよい。
本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、上述した再配置機能を備えることにより、急な変更が必要になった場合でも、柔軟かつ簡単に勤務予定表を修正することができる。
なお、勤務表作成にはさまざまな情報を同時に参照しながら作業する必要があり、そのため、画面に多種のデータを表示するウインドウが表示される機能が必要となる。
図10は、本発明の一実施形態による勤務表作成システムで、勤務表作成処理を実行する段階での作業表に副次的な表示ウインドウが重ねて表示された例を示す図である。
本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、作業表全体の欄の列方向の配置を守りながらドラッグして、見やすくできるなど、すべての副次的な表示ウインドウを、移動・退避・再表示できる機能を有している。また、日付や曜日や催事を専門に表示する物差し的なバーを用意し、任意の職員の行にあてることにより、間違いの少ない迅速な配置ができる。これらの表示機能は、制御部12によって制御される。
さらに、本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、作成された勤務予定表データをガントチャート形式で表示部17に表示させる機能を備える。
勤務予定表データの作成において、勤務種に不足が発生する日が生じたものの、希望や勤務実績による制約から解決する手段がない場合がある。この場合、不足日に配置される職員の勤務時間を延長する等により、人員不足を解消することを試行することができると便利である。
図11は、本発明の一実施形態による勤務表作成システムで、作成された勤務予定表データをガントチャート形式で表示部に表示させた例を示す図である。
本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、制御部12が図11に示すガントチャートを表示部17に表示させるように制御することにより、ユーザが、人員が不足する時間帯を視覚的に確認できるようにし、また、勤務表作成システム10の制御部12は、表示部17に表示されたガントチャートに基づく入力を、任意の入力手段を介して受け付けて、ユーザが勤務時間の延伸を行うことで、当該日の人員不足を解消させるとともに、総労働時間計算へ延長時間の情報を自動的に反映させることができる。
ガントチャートを利用した勤務予定表データの修正機能を備えることにより、本発明の一実施形態による勤務表作成システム10は、勤務予定表データ全体の再計算を必要とせず、ユーザに分かり易く、コンピュータの演算負荷が少ない修正が可能となる。
上述した勤務表作成方法は、C、C++、C#、Java(登録商標)などのレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語などで記述されたコンピュータによる実行可能なプログラムにより実現でき、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD、SDカード、USBメモリなどコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して頒布することができる。
上述した本発明の勤務表作成システムによれば、事前の条件設定が大幅に簡素化され、表計算ソフトで作成された過去の勤務表データから、勤務表作成に最低限必要な条件を読み取り、自動的にマスターとして設定して、直ちに初期稼働できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
10 勤務表作成システム
12 制御部
12a CPU
13 外部装置
14 記憶部
14a 職員マスター記憶部
14b 勤務別月間回数マスター記憶部
14c 勤務記号マスター記憶部
14d 勤務パターンテーブル記憶部
14e 勤務希望テーブル記憶部
16 入力部
17 表示部
18 出力部
20 クライアント端末(ユーザPC)
21〜23 クライアントPC
30 サーバ
100 勤務表作成プログラム
100a インターフェイスモジュール
100b 勤務表作成モジュール
100c 連携モジュール
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による勤務表作成システムは、シフト勤務制の職場において、表計算ソフトで作成された過去の複数月の勤務表データから、前記職場の勤務予定表を自動作成する勤務表作成システムであって、過去の複数月の勤務表データを所定の記憶手段から読み込む勤務表データ取得部と、前記読み込んだ勤務表データ及び各種データが格納される記憶部と、前記読み込んだ勤務表データから、出勤者の勤務種類毎の配置人数を日別に集計した日別シフト勤務パターンを生成し、前記生成された日別シフト勤務パターンを出現頻度の高い順に配列した勤務パターンテーブルを生成する勤務パターン生成部と、前記職場の各職員の休暇希望及び出勤希望を受け付ける入力部と、前記受け付けた各職員の休暇希望及び出勤希望の情報に基づいて、前記情報で指定された各職員の各希望日に対応する勤務種類を前記作成対象月の勤務予定表に配置した後、前記勤務予定表の各日に配置された勤務種類毎の出勤予定人数を集計し、前記勤務パターンテーブルの上位から順に日別シフト勤務パターンを読み出して、前記集計された各日の勤務種類毎の出勤予定人数を満たすか否かを判定し、満たすと判定された日別シフト勤務パターンを前記勤務予定表の該当日にそれぞれ配置した勤務予定表データを作成する勤務予定表作成部と、前記作成された勤務予定表データを含む各種情報を表示する表示部と、前記勤務表データ取得部、前記記憶部、前記勤務パターン生成部、前記入力部、前記勤務予定表作成部、前記表示部、及びシステム全般の制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記作成された勤務予定表データを所定の表形式で前記表示部に表示させるように制御することを特徴とする。

Claims (3)

  1. シフト勤務制の職場において、表計算ソフトで作成された過去の複数月の勤務表データから、前記職場の勤務予定表を自動作成する勤務表作成システムであって、
    過去の複数月の勤務表データを所定の記憶手段から読み込む勤務表データ取得部と、
    前記読み込んだ勤務表データ及び各種データが格納される記憶部と、
    前記読み込んだ勤務表データから、出勤者の勤務種類毎の配置人数を日別に集計した日別シフト勤務パターンを生成し、前記生成された日別シフト勤務パターンを出現頻度の高い順に配列した勤務パターンテーブルを生成する勤務パターン生成部と、
    前記職場の各職員の休暇希望及び出勤希望の情報、並びに作成対象月を指定する入力を受け付ける入力部と、
    前記受け付けた各職員の休暇希望及び出勤希望の情報に基づいて、前記情報で指定された各職員の各希望日に対応する勤務種類を前記作成対象月の勤務予定表に配置した後、前記勤務予定表の各日に配置された勤務種類毎の出勤予定人数を集計し、前記勤務パターンテーブルの上位から順に日別シフト勤務パターンを読み出して、前記集計された各日の勤務種類毎の出勤予定人数を満たすか否かを判定し、満たすと判定された日別シフト勤務パターンを前記勤務予定表の当該日にそれぞれ配置した勤務予定表データを作成する勤務予定表作成部と、
    前記作成された勤務予定表データを含む各種情報を表示する表示部と、
    前記各機能部及びシステム全般の制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記作成された勤務予定表データを所定の表形式で前記表示部に表示させるように制御することを特徴とする勤務表作成システム。
  2. 前記勤務予定表作成部は、前記集計された各日の勤務種類毎の出勤予定人数を満たす日別シフト勤務パターンが存在しない場合、不足人数が最も少ない日別シフト勤務パターンを選択して前記勤務予定表の該当日に、所定のフラグを付けて配置し、
    前記制御部は、前記勤務予定表の前記所定のフラグが付けられた該当日に不足する勤務種類を、所定の強調表示形式で前記表示部に表示させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の勤務表作成システム。
  3. 前記記憶部には、前記職場の各職員の氏名、対応可能な勤務種類、前記勤務種類の時給、及び勤務制約条件を含む職員マスターデータがさらに格納され、
    前記制御部は、前記作成された勤務予定表データの各日の日別シフト勤務パターンに含まれる各勤務種類に合致する職員をそれぞれ前記職員マスターデータから選択し、前記選択された各職員に対応する時間給に基づいて人件費を算出し、前記算出された人件費及び前記選択された各職員の氏名を含む前記勤務予定表データを所定の表形式で前記表示部に表示させるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の勤務表作成システム。
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