JP2021085381A - 学習機能付き給水装置、学習機能付き給水システム - Google Patents

学習機能付き給水装置、学習機能付き給水システム Download PDF

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Abstract

【課題】人々のライフスタイルに合わせて、現在時刻の適切な様子見運転時間を決定し、省エネ効果を高め、ポンプの始動頻度過多を防止できる給水装置の提供。【解決手段】学習機能付き給水装置は、ポンプの吐出側の水の使用量が少なくなった少水量状態を検知したときに、少水量状態が継続していることを確認するポンプの様子見運転を経て、ポンプを停止させる少水量停止動作を実行させる制御装置40を備え、制御装置40は、ポンプの吐出側の水の使用頻度に基づいて、少水量停止動作にてポンプが様子見運転する様子見運転時間の要否ないしその長さを、時間帯毎に学習する学習部42と、学習部42よる学習結果と、入力された現在時刻と、に基づいて、様子見運転時間の要否ないしその長さを決定する決定部43と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、学習機能付き給水装置、学習機能付き給水システムに関するものである。
下記特許文献1〜2には、ポンプを使用して、集合住宅やオフィスビルなどの建物に水を供給する給水装置が開示されている。この給水装置は、ポンプと、該ポンプの吐出側に設けた少水量検出手段及び圧力検出手段と、ポンプ制御手段とを具備し、該ポンプ制御手段は、前記少水量検出手段が少水量検知信号を発生して、ある少水量検知時間保持してから(以下、この時間を様子見運転時間と称する)、前記ポンプを蓄圧運転させた後、前記ポンプを停止する機能と、前記ポンプ停止中に前記圧力検出手段により圧力信号がポンプ始動圧力設定値以下になった時に、前記ポンプを始動する機能とを有する。
特開平7−71060号公報 特開平9−96278号公報
上記少水量停止動作の目的は、ポンプの締切運転によるモータの過熱防止、および無駄な運転時間の削減である。しかしながら、この少水量停止動作が多すぎると(ポンプの始動停止の頻度を増やすと)、少水量停止前の蓄圧による急激な圧力上昇が頻繁に発生し、給水装置としての機械的寿命に問題を及ぼすとともに、負荷(給水端)側の圧力変動等の問題も生じる。逆に、この少水量停止動作が少なすぎると(ポンプの始動停止の頻度を減らすと)、その間のポンプの継続運転によって消費電力が増大する。
ポンプの始動停止の頻度は、少水量停止動作の様子見運転時間の長さに依存する。上記従来技術では、この少水量停止動作の様子見運転時間を、給水装置の直近の運転状況のデータ、例えば、前回ポンプ停止時間や、直前ポンプ運転時間などに基づいて決定していた。しかしながら、給水端での水の使用頻度(給水パターン)は、人々のライフスタイルに応じて千差万別、多種多様である。このため、給水パターンが急激に変化する場合があり、直近の運転状況データからでは、現在時刻の適切な様子見運転時間を決定できない場合がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、人々のライフスタイルに合わせて、現在時刻の様子見運転時間を決定し、省エネ効果を高め、ポンプの始動頻度過多を防止できる学習機能付き給水装置、学習機能付き給水システムの提供を目的とする。
本発明の一態様に係る学習機能付き給水装置は、水を吐出するポンプと、前記ポンプの吐出側の圧力を計測する圧力センサと、前記ポンプの吐出側の流量を計測する流量センサと、前記ポンプの吐出側の圧力が低下したとき、前記ポンプを始動させ、前記吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させる給水動作、及び、前記ポンプの吐出側の水の使用量が少なくなった少水量状態を検知したときに、前記少水量状態が継続していることを確認する前記ポンプの様子見運転を経て、前記ポンプの吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させる前記ポンプの蓄圧運転の後に、前記ポンプを停止させる少水量停止動作を実行させる制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記ポンプの吐出側の水の使用頻度に基づいて、前記少水量停止動作にて前記ポンプが様子見運転する様子見運転時間の要否ないしその長さを、時間帯毎に学習する学習部と、前記学習部による学習結果と、入力された現在時刻と、に基づいて、前記様子見運転時間の要否ないしその長さを決定する決定部と、を有する。
上記学習機能付き給水装置においては、前記学習部は、曜日毎に分けて、前記学習を行っており、前記決定部は、前記学習結果、前記現在時刻、さらに、入力された曜日、に基づいて、前記様子見運転時間の要否ないしその長さを決定してもよい。
上記学習機能付き給水装置においては、前記学習部は、前記水の使用頻度を表す状態変数として、前記流量センサの出力がOFFからONに切り替わった回数、すなわち使用された水の流量の増加を検知した回数を、時間帯毎に取得してもよい。
上記学習機能付き給水装置においては、前記学習部は、前記水の使用頻度を表す状態変数として、前記流量センサの出力がOFFとなっている(流量が少ない状態の)継続時間を、時間帯毎に取得してもよい。
上記学習機能付き給水装置においては、前記学習部は、前記水の使用頻度を表す状態変数として、1日当たりの前記様子見運転時間の累計を取得してもよい。
上記学習機能付き給水装置においては、前記学習部は、前記水の使用頻度を表す状態変数として、単位時間当たりの前記ポンプの起動回数を、時間帯毎に取得してもよい。
上記学習機能付き給水装置においては、前記学習部は、予め設定された、単位時間当たりの前記ポンプの最大起動可能回数を制約事項として、1日当たりの前記様子見運転時間の累計が最小となるように、前記様子見運転時間の要否ないしその長さを、時間帯毎に学習してもよい。
上記学習機能付き給水装置においては、前記学習部は、さらに、予め設定された、前記蓄圧運転での蓄圧目標圧力上限値及び蓄圧目標圧力下限値を制約事項として、1日当たりの前記様子見運転時間の累計が最小となるように、前記蓄圧運転での蓄圧目標値を学習してもよい。
本発明の一態様に係る学習機能付き給水システムは、水を吐出するポンプと、前記ポンプの吐出側の圧力を計測する圧力センサと、前記ポンプの吐出側の流量を計測する流量センサと、前記ポンプの吐出側の圧力が低下したとき、前記ポンプを始動させ、前記吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させる給水動作、及び、前記ポンプの吐出側の水の使用量が少なくなった少水量状態を検知したときに、前記少水量状態が継続していることを確認する前記ポンプの様子見運転を経て、前記ポンプの吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させる前記ポンプの蓄圧運転の後に、前記ポンプを停止させる少水量停止動作を実行させる制御装置と、を備える、給水装置と、前記ポンプの吐出側の水の使用頻度に基づいて、前記少水量停止動作にて前記ポンプが様子見運転する様子見運転時間の要否ないしその長さを、時間帯毎に学習する学習装置と、を備え、前記給水装置は、前記学習装置よる学習結果と、入力された現在時刻と、に基づいて、前記様子見運転時間の要否ないしその長さを決定する。
上記本発明の態様によれば、人々のライフスタイルに合わせて、現在時刻の様子見運転時間を決定し、省エネ効果を高め、ポンプの始動頻度過多を防止できる学習機能付き給水装置、学習機能付き給水システムを提供できる。
第1実施形態に係る給水装置を示す模式図である。 第1実施形態に係るポンプの運転状態を示すグラフである。 第1実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る制御装置に入力される学習の入力パラメータ、学習の制約事項、学習の出力パラメータを示す説明図である。 第1実施形態に係る給水装置の始動頻度基準の一例を示す説明図である。 第1実施形態に係る学習結果の一例を示す説明図である。 第1実施形態に係るポンプの運転状態を示すグラフであって様子見運転時間を(長)に設定した例である。 第1実施形態に係るポンプの運転状態を示すグラフであって様子見運転時間を(短)に設定した例である。 第1実施形態に係る学習部での学習過程を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る入力パラメータ(状態変数)と学習との関係を説明する説明図である。 第2実施形態に係る制御装置に入力される学習の入力パラメータ、学習の制約事項、学習の出力パラメータを示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る学習機能付き給水装置1を示す模式図である。
図1に示す学習機能付き給水装置1の吸込側は、水道管4に接続されている。また、学習機能付き給水装置1の吐出側は、給水管7に接続されている。給水管7は、図示しない建物の各階の給水端(例えば蛇口)に連通している。学習機能付き給水装置1は、水道管4の水を増圧して建物の各給水端に水を供給する。
学習機能付き給水装置1は、ポンプ2と、このポンプ2を駆動する駆動装置としてのモータ3と、モータ3を可変速駆動する周波数変換器としてのインバータ20と、ポンプ2の吸込側に配置された逆流防止装置25と、逆流防止装置25の吸込側に配置された圧力センサ21と、ポンプ2の吐出側に配置された逆止弁22と、逆止弁22の吐出側に配置された圧力センサ26、フロースイッチ24(流量センサ)、および圧力タンク28と、を備えている。これら構成要素は、学習機能付き給水装置1のキャビネット30内に収容されている。なお、キャビネット30を備えていないタイプの給水装置もある。また、インバータ20とモータ3を一体化したインバータ一体型モータを使用してもよい。
ポンプ2の吸込口には、吸込管5が接続され、ポンプ2の吐出口には、吐出管32が接続されている。バイパス管8は、水道管4の圧力のみで給水を行うための配管であり、吸込管5と吐出管32との間を接続している。このバイパス管8には、逆止弁23が設けられている。
図1に示す学習機能付き給水装置1には、ポンプ2、モータ3、逆止弁22、およびフロースイッチ24が2組設けられ、これらは並列に設けられている。なお、学習機能付き給水装置1には、1組、または3組以上のポンプ2、モータ3、逆止弁22、およびフロースイッチ24が設けられていても構わない。
また、図1に示す学習機能付き給水装置1は、ポンプ2が吸込管5を介して水道管4に接続される直結式の給水装置であるが、受水槽式の給水装置であってもよい。受水槽式の場合、ポンプ2は、吸込管5を介して受水槽に接続される。この受水槽式の場合、図1に示す逆流防止装置25、吸込側の圧力センサ21、及びバイパス管8は設けなくても構わない。
逆止弁22は、吐出管32に設けられており、ポンプ2が停止したときの水の逆流を防止する。フロースイッチ24は、吐出管32を流れる水の流量が所定の値にまで低下したことを検知する流量検知器である。圧力センサ26は、吐出側圧力(すなわち、学習機能付き給水装置1に加わる背圧)を測定するための水圧測定器である。圧力タンク28は、ポンプ2が停止している間の吐出側圧力を保持するための圧力保持器である。
学習機能付き給水装置1は、ポンプ2の動作を制御する制御装置40を備えている。インバータ20、フロースイッチ24、圧力センサ21、圧力センサ26は、制御装置40に信号線を介して接続されている。制御装置40は、ポンプ2の吐出側の圧力が低下したとき、ポンプ2を始動させ、吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させる給水動作、及び、ポンプ2の吐出側の水の使用量が少なくなった少水量状態を検知したときに、少水量状態が継続していることを確認するポンプ2の様子見運転を経て、ポンプ2の吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させるポンプ2の蓄圧運転の後に、ポンプ2を停止させる少水量停止動作を実行させる。
すなわち、ポンプ2が停止している状態で水が建物内で使用されると、ポンプ2の吐出側圧力が低下する。この吐出側圧力、すなわち圧力センサ26の出力値が所定の始動圧力値にまで低下すると、制御装置40は、ポンプ2を始動させる。ポンプ2の運転中は、圧力センサ26の出力値に基づいて推定末端圧力一定制御や吐出側圧力一定制御などの圧力制御が行われる。
建物での水の使用が停止されると、ポンプ2から吐き出される水の流量が低下する。フロースイッチ24は、ポンプ2からの水の流量が所定の値まで低下したことを検出すると、流量低下信号を制御装置40に送る。制御装置40は、この流量低下信号を受け、インバータ20に指令を出して吐出側圧力が所定の停止圧力に達するまでポンプ2の回転速度を増加させ、その後、ポンプ2を停止させる。
図2は、一実施形態に係るポンプ2の運転状態を示すグラフである。なお、図2において、縦軸はポンプ2の回転速度を表し、横軸は時間を表している。
ポンプ2の吐出側圧力が低下して所定の始動圧力値に達すると、制御装置40は、ポンプ2を始動させる(時間T1)。制御装置40は、ポンプ2の吐出側圧力が目標圧力に昇圧するように圧力センサ26の出力値に基づいてポンプ2の回転速度を制御する。
給水端での水の使用が低下して水の流量が所定の値に達すると、フロースイッチ24は、流量低下信号を制御装置40に送信する(T2)。つまり、時間T1から時間T2までは、ポンプ2が給水動作を行う。制御装置40は、流量低下信号を受けても直ちには蓄圧運転を行わず、ある所定の時間だけ様子見運転を行う(T2からT3まで)。
この様子見運転は、水の使用量が少ない状態が継続していることを確認するための運転であり、ポンプ2の頻繁な停止および起動を避けるため、およびフロースイッチ24の流量低下検出の精度を高めるために行われる。
この様子見運転中に、吐出側圧力が概ね一定に保たれている場合は、制御装置40は、ポンプ2の目標圧力を一時的に上昇させて圧力タンク28に蓄圧し(T3からT4まで)、そして所定の時間だけポンプ2の目標圧力を一定に保つ圧力保持運転を行い(T4からT5まで)、その後、ポンプ2を停止させる(T5)。
このように、少水量停止動作は、吐出側圧力を監視する様子見運転、ポンプ2を増速させて圧力タンク28に蓄圧する蓄圧運転、圧力タンク28に蓄圧した後にポンプ2の目標圧力を一定に保って吐出側圧力を保持する圧力保持運転、およびポンプ2の停止から構成される。なお、圧力保持運転は、後述する図8に示すように、少水量停止動作において必須ではなく、無くても構わない。
ところで、このような少水量停止動作を行うにはある程度の時間が掛かり、省エネルギーの観点からは好ましくない。特に、水の使用頻度が少ない時間帯で、長い時間をかけて少水量停止動作を行うことは好ましくない。
そこで、制御装置40は、ポンプ2の吐出側の水の使用頻度に基づいて、少水量停止動作にてポンプ2が様子見運転する様子見運転時間t1(T2からT3まで)の要否ないしその長さを、時間帯毎に学習し、その学習結果と、入力された現在時刻と、に基づいて、様子見運転時間t1の要否ないしその長さを決定する。
以下、制御装置40の構成について、詳しく説明する。
図3は、第1実施形態に係る制御装置40の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、制御装置40は、指令部41と、学習部42と、決定部43と、を有している。制御装置40は、CPUと、メモリと、インタフェイスなどを備えている。CPUは、制御装置40の種々の機能を実行するための演算処理を実行する。メモリは、ROM、RAMおよび不揮発性メモリを備えている。ROMには、制御装置40の機能を制御するプログラムが格納されている。RAMは、種々のセンサの出力値およびCPUの演算結果などが一時的に記憶するために使用される。メモリには、インバータ20(ポンプ2)に対する指令を作成するための制御プログラムおよび種々のパラメータなどが格納されている。
指令部41は、インバータ20(ポンプ2)に対する動作指令を出力する。指令部41は、メモリに記憶されている動作プログラムおよびパラメータに従って動作指令を作成する。指令部41によって作成される動作指令には、上述した少水量停止動作における様子見運転時間t1の要否ないしその長さが含まれており、この様子見運転時間t1は、後述する決定部43によって決定される補正処理によって補正される。
学習部42は、ポンプ2の吐出側の水の使用頻度に基づいて、上述した少水量停止動作における様子見運転時間t1の要否ないしその長さを学習する。学習部42は、水の使用頻度を表す状態変数として、フロースイッチ24の出力がOFFからONに切り替わった回数、フロースイッチ24の出力がOFFとなっている継続時間、1日当たりの様子見運転時間t1の累計、単位時間当たりのポンプ2の起動回数を取得する。
決定部43は、学習部42による学習結果と、入力された現在時刻と、に基づいて、様子見運転時間t1の要否ないしその長さを決定する。なお、本実施形態では、学習部42は、曜日毎に分けて、学習を行っており、決定部43は、学習結果、現在時刻、さらに、入力された曜日、に基づいて、様子見運転時間t1の要否ないしその長さを決定するようになっている。
図4は、第1実施形態に係る制御装置40に入力される学習の入力パラメータ、学習の制約事項、学習の出力パラメータを示す説明図である。
図4に示すように、学習の入力パラメータは、「時間」、「曜日」、「フローSWのOFF→ON回数」、「フローSWのOFF継続時間」、「様子見運転時間の累計(24時間)」、「起動回数」である。また、学習の制約事項は、単位時間当たりのポンプ2の「最大起動可能回数」であって、学習の出力パラメータは、「様子見運転時間」である。
「時間」は、制御装置40が有する時計機能の入力パラメータである。
また、「曜日」は、制御装置40が有するカレンダー機能の入力パラメータである。
「フローSWのOFF→ON回数」は、フロースイッチ24がポンプ2の吐出側の流量増加を検知した回数であって、曜日及び時間帯と紐付けられた入力パラメータである。
「フローSWのOFF継続時間」は、ポンプ2の吐出側の流量が少ない若しくはポンプ2の吐出側の流れが無い状態の継続時間であって、曜日及び時間帯と紐付けられた入力パラメータである。
「様子見運転時間の累計(24時間)」は、1日当たりの様子見運転時間t1の累計であって、曜日と紐付けられた入力パラメータである。
「起動回数」は、上述した給水動作によってポンプ2が起動する、単位時間当たりのポンプ2の起動回数であって、曜日及び時間帯と紐付けられた入力パラメータである。
図5は、一実施形態に係るポンプ2の最大起動可能回数の一例を示す説明図である。
図5に示すように、ポンプ2の最大起動可能回数は、7.5kW以下の場合は6回/h、11〜15kWの場合は4回/h、26kW以上の場合は3回/hと設定されている。起動頻度過多の場合、ポンプ2の主軸のキーの摩耗、主軸のねじれによる疲労、モータ3や軸受などの劣化が早まる。つまり、ポンプ2の機械的寿命が短くなる。なお、本実施形態のようにインバータ20を実装し、ソフトスタートを行うものは、劣化が少なくなるため、出力に関係なく6回/hとする。
例えば、ポンプ2の最大起動可能回数が6回/hの場合、様子見運転時間t1が10分あれば、ポンプ2の最大起動可能回数を超えることはない。よって、このポンプ2の最大起動回数を超えない範囲において、様子見運転時間t1が学習される。これにより、学習機能付き給水装置1の機械的寿命が短くなることを防止できる。なお、このポンプ2の最大起動可能回数は、試験や長年の実践経験により設定するとよい。
図6は、第1実施形態に係る学習結果の一例を示す説明図である。
図6に示す学習結果は、曜日ごとに分かれ、さらに、月〜金の平日のカテゴリー、土、日の休日のカテゴリーに分かれている。また、学習結果の様子見運転時間t1は、(長)、(中)、(短)の3段階で設定されている。この学習結果は、例えば、オフィスビル(学校などであってもよい)に設置された学習機能付き給水装置1が学習したものである。
月〜金の6〜8時の時間帯は、朝の通勤時間であり、オフィスビルに居る人数は未だ少なく、水の使用頻度は低い。したがって、この時間帯での様子見運転時間t1は、(短)に設定されている。
月〜金の9〜18時の時間帯は、勤務時間であり、オフィスビルに居る人数は多く、水の使用頻度は高い。したがって、この時間帯での様子見運転時間t1は、(長)に設定されている。
月〜金の19〜21時の時間帯は、夜間であるが、残業などでオフィスビルには一定数の人数がおり、水の使用頻度は中程度である。したがって、この時間帯での様子見運転時間t1は、(中)に設定されている。
月〜金の0〜5時、22〜24時の時間帯は、早朝、深夜であり、オフィスビルに居る人数は少なく、水の使用頻度は低い。したがって、この時間帯での様子見運転時間t1は、(短)に設定されている。
対して、土、日は、休日でオフィスビルにいる人数は少なく、前時間帯で水の使用頻度は低い。したがって、土、日の全時間帯での様子見運転時間t1は、(短)に設定されている。
図7は、第1実施形態に係るポンプ2の運転状態を示すグラフであって様子見運転時間t1を(長)に設定した例である。図7に示す様子見運転時間t1(長)は、上述した図2に示す様子見運転時間t1(中)よりも長くなっている。
図8は、第1実施形態に係るポンプ2の運転状態を示すグラフであって様子見運転時間t1を(短)に設定した例である。図8には、様子見運転時間t1を極端に短くした場合の例であって、様子見運転時間t1(短)は0になっている。なお、様子見運転時間t1(短)は、0でなく、図2に示す様子見運転時間t1(中)より短ければよい。
制御装置40の決定部43は、上述した月〜金の6〜8時の時間帯、月〜金の0〜5時、22〜24時の時間帯、及び、土、日の全時間帯では、水の使用頻度が低いことから、図6に示す学習結果を参照し、様子見運転時間t1を(短)に決定する(図8参照)。この構成によれば、ポンプ2の始動頻度が少なくなる時間帯で、ポンプ2が直ぐに停止するため、ポンプ2の締切運転によるモータ3の過熱防止でき、また、無駄な運転時間を削減でき、高い省エネ効果が得られる。
また、制御装置40の決定部43は、上述した月〜金の9〜18時の時間帯では、水の使用頻度が高いことから、図6に示す学習結果を参照し、様子見運転時間t1を(長)に決定する(図7参照)。この構成によれば、ポンプ2の始動頻度が多くなる時間帯で、ポンプ2が直ぐに停止しないため、少水量停止前の蓄圧による急激な圧力上昇が頻繁に生じず、給水端側での圧力変動を抑制することができる。また、学習機能付き給水装置1としての機械的寿命も延ばすことができる。
次に、学習部42での学習過程の一例について説明する。
図9は、第1実施形態に係る学習部42での学習過程を示すフローチャートである。
図9に示すように、学習が開始されると、学習部42は、予め設定された行動価値関数を更新する(ステップS1)。行動価値関数には、任意の初期値が入力される。次に、学習部42は、入力された状態変数に応じて、動作指令の補正量を決定する。学習の初期段階では、決定部43が、ランダムに動作指令の補正量を決定してもよい。
図10は、第1実施形態に係る入力パラメータ(状態変数)と学習との関係を説明する説明図である。
図10に示すように、学習部42は、入力された状態変数の「フローSWのOFF→ON回数」が、上述した「最大起動可能回数」以下の場合、様子見運転時間t1を短くする。また、学習部42は、上述した「フローSWのOFF→ON回数」が「最大起動可能回数」を超える場合、様子見運転時間t1を長くする。
上述した様子見運転時間t1の補正量は、「最大起動可能回数」と「フローSWのOFF→ON回数」との差に応じて決定する。したがって、「最大起動可能回数」と「フローSWのOFF→ON回数」とが一致する場合には、補正量は0で、様子見運転時間t1はそのままである。
また、学習部42は、入力された状態変数の「フローSWのOFF継続時間」が、予め設定した「基準時間」より短ければ、様子見運転時間t1を長くする。また、学習部42は、上述した「フローSWのOFF継続時間」が「基準時間」より長ければ、様子見運転時間t1を短くする。なお、「基準時間」は、水の使用頻度の高い低い、を判定する基準となる時間であって、試験や長年の実践経験により設定するとよい。
上述した様子見運転時間t1の補正量は、「フローSWのOFF継続時間」と「基準時間」との差に応じて決定する。したがって、「フローSWのOFF継続時間」と「基準時間」とが一致する場合には、補正量は0で、様子見運転時間t1はそのままである。
なお、「フローSWのOFF→ON回数」による補正量の重みは、「フローSWのOFF継続時間」による補正量の重みより大きく設定されている。
また、学習部42は、入力された状態変数の「様子見運転時間の累計(24時間)」を、上述した様子見運転時間t1を短くする際の重みの調整に使用する。すなわち、学習部42は、「様子見運転時間の累計(24時間)」が、予め設定した「基準累計時間」より長ければ、上述した様子見運転時間t1を短くする際の重みを大きくする。
また、学習部42は、「様子見運転時間の累計(24時間)」が、「基準累計時間」より短ければ、上述した様子見運転時間t1を短くする際の重みを小さくする。なお、「基準累計時間」は、様子見運転時間t1の累計が長い短い、を判定する基準となる累計時間であって、試験や長年の実践経験により設定するとよい。
また、学習部42は、入力された状態変数の「起動回数」を、上述した様子見運転時間t1を長くする際の重みの調整に使用する。すなわち、学習部42は、「起動回数」が大きくなる程、上述した様子見運転時間t1を長くする際の重みをより大きくする。
図9に戻り、以上のように状態変数に応じて補正量を決定したら、次に、学習部42は、1日当たりの様子見運転時間t1の累計が、前回よりも短縮されたか否かを判定する(ステップS3)。「前回」とは、例えば、曜日毎に学習を行っている場合、一週間前の同じ曜日の1日当たりの様子見運転時間t1の累計のことを言う。
1日当たりの様子見運転時間t1の累計が短縮された場合、当該行動に対する報酬を増大させる(ステップS4)。他方、1日当たりの様子見運転時間t1の累計が延長された場合、当該行動に対する報酬を減少させる(ステップS5)。
ステップS4、ステップS5における報酬計算の後、ステップS1に戻り、行動価値関数を更新する。以上のような処理は、学習部42による学習効果が十分に得られるまで繰り返し実行される。
このように、学習機能付き給水装置1に、人々のライフスタイルに応じた水の使用頻度(給水パターン)を時間帯毎に学習させ、その給水パターンから、現在時刻の最適な少水量停止動作の様子見運転時間t1を決定する。これによって、給水端での圧力変動を起こすことなく、また、ポンプ2が無駄に運転される事も防ぐことができる。
このように、上述した本実施形態によれば、水を吐出するポンプ2と、ポンプ2の吐出側の圧力を計測する圧力センサ26と、ポンプ2の吐出側の流量を計測するフロースイッチ24と、ポンプ2の吐出側の圧力が低下したとき、ポンプ2を始動させ、吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させる給水動作、及び、ポンプ2の吐出側の水の使用量が少なくなった少水量状態を検知したときに、少水量状態が継続していることを確認するポンプ2の様子見運転を経て、ポンプ2の吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させるポンプ2の蓄圧運転の後に、ポンプ2を停止させる少水量停止動作を実行させる制御装置40と、を備え、制御装置40は、ポンプ2の吐出側の水の使用頻度に基づいて、少水量停止動作にてポンプ2が様子見運転する様子見運転時間t1の要否ないしその長さを、時間帯毎に学習する学習部42と、学習部42による学習結果と、入力された現在時刻と、に基づいて、様子見運転時間t1の要否ないしその長さを決定する決定部43と、を有する、という構成を採用することによって、人々のライフスタイルに合わせて、現在時刻の適切な様子見運転時間t1を決定し、省エネ効果を高め、ポンプ2の始動頻度過多を防止できる学習機能付き給水装置1を提供できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図11は、第2実施形態に係る制御装置40に入力される学習の入力パラメータ、学習の制約事項、学習の出力パラメータを示す説明図である。
図11に示すように、第2実施形態では、学習の制約事項として、「蓄圧目標圧力上限値」及び「蓄圧目標圧力下限値」が追加され、また、学習の出力パラメータとして、「蓄圧目標値」が追加されている。
「蓄圧目標圧力上限値」は、上述した図2に示す蓄圧運転での蓄圧目標圧力上限値である。蓄圧運転での蓄圧圧力が、「蓄圧目標圧力上限値」を超えると、図1に示す吐出管32や、吐出管32に付属する機器類の寿命が短くなる。但し、「蓄圧目標圧力上限値」を超えない範囲で、蓄圧目標値を上げることは、圧力タンク28のみで給水できる時間が長くなることから、ポンプ2の起動頻度を下げることができる。
「蓄圧目標圧力下限値」は、上述した図2に示す蓄圧運転での蓄圧目標圧力下限値である。蓄圧運転での蓄圧圧力が、「蓄圧目標圧力下限値」を下回ると、ポンプ2が起動頻度過多になり、ポンプ2の主軸のキーの摩耗、主軸のねじれによる疲労、モータ3や軸受などの劣化が早まる。
第2実施形態の学習部42は、第1実施形態に係る学習に加え、さらに、予め設定された、蓄圧運転での蓄圧目標圧力上限値及び蓄圧目標圧力下限値を制約事項として、1日当たりの様子見運転時間t1の累計が最小となるように、蓄圧運転での蓄圧目標値を学習する。具体的に、学習部42は、上述した「起動回数」が「最大起動可能回数」以下の場合、「様子見運転時間の累計(24時間)」が最小となるように、「蓄圧目標値」を増加、あるいは減少させる。このような学習は、「様子見運転時間の累計(24時間)」が最小、かつ「蓄圧目標値」が最小になる様に、出力パラメータを調整するとよい。
以上、本発明の好ましい実施形態を記載し説明してきたが、これらは本発明の例示的なものであり、限定するものとして考慮されるべきではないことを理解すべきである。追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、特許請求の範囲によって制限されている。
例えば、上述した制御装置40の学習機能(学習部42)を、別個の学習装置として、制御装置40(給水装置)から隔離した場所に設けてもよい。この場合、この学習装置は、ネットワークを介して制御装置40に接続される。あるいは、当該学習装置は、クラウドサーバーに存在していてもよい。このように、給水装置と学習装置とを分けた学習機能付き給水システムであってもよい。インバータ20とモータ3を一体化したインバータ一体型モータを使用する場合、インバータ部内に制御装置40の機能も搭載してクラウドサーバーと通信することで、学習機能付きのインバータ一体型モータ使用ポンプとしてもよい。この場合、インバータ一体型モータ使用ポンプをコンパクトにしつつネットワークを介して高度な学習機能を有することが可能となる。
また、例えば、上述した学習部42は、公知の「教師あり学習」、「教師なし学習」、「強化学習」などの学習モデルを使用してもよい。また、「教師あり学習」、「教師なし学習」、「強化学習」での価値関数の近似アルゴリズムとして、ニューラルネットワークを用いてもよい。また、その他の公知の方法、例えば遺伝的プログラミング、機能論理プログラミング、サポートベクターマシンなどに従って学習を実行してもよい。なお、上述した給水装置の学習モデルとして、「強化学習」を使用する場合、Q学習、Sarsa、モンテカルロ法などのアルゴリズムを使用してもよい。
また、例えば、上述した学習部42は、水の使用頻度を表す状態変数として、「フローSWのOFF→ON回数」、「フローSWのOFF継続時間」、「様子見運転時間の累計(24時間)」、「起動回数」を取得すると説明したが、水の使用頻度を表す状態変数としては、これらのうちの少なくとも1つを取得すればよい。
1 学習機能付き給水装置
2 ポンプ
3 モータ
4 水道管
5 吸込管
7 給水管
8 バイパス管
20 インバータ
21 圧力センサ
22 逆止弁
23 逆止弁
24 フロースイッチ(流量センサ)
25 逆流防止装置
26 圧力センサ
28 圧力タンク
30 キャビネット
32 吐出管
40 制御装置
41 指令部
42 学習部
43 決定部
t1 様子見運転時間

Claims (9)

  1. 水を吐出するポンプと、
    前記ポンプの吐出側の圧力を計測する圧力センサ26と、
    前記ポンプの吐出側の流量を計測するフロースイッチ24と、
    前記ポンプの吐出側の圧力が低下したとき、前記ポンプを始動させ、前記吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させる給水動作、及び、前記ポンプの吐出側の水の使用量が少なくなった少水量状態を検知したときに、前記少水量状態が継続していることを確認する前記ポンプの様子見運転を経て、前記ポンプの吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させる前記ポンプの蓄圧運転の後に、前記ポンプを停止させる少水量停止動作を実行させる制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記ポンプの吐出側の水の使用頻度に基づいて、前記少水量停止動作にて前記ポンプが様子見運転する様子見運転時間の要否ないしその長さを、時間帯毎に学習する学習部と、
    前記学習部による学習結果と、入力された現在時刻と、に基づいて、前記様子見運転時間の要否ないしその長さを決定する決定部と、を有する、ことを特徴とする学習機能付き給水装置。
  2. 前記学習部は、曜日毎に分けて、前記学習を行っており、
    前記決定部は、前記学習結果、前記現在時刻、さらに、入力された曜日、に基づいて、前記様子見運転時間の要否ないしその長さを決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の学習機能付き給水装置。
  3. 前記学習部は、前記水の使用頻度を表す状態変数として、前記流量センサの出力がOFFからONに切り替わった回数を、時間帯毎に取得する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の学習機能付き給水装置。
  4. 前記学習部は、前記水の使用頻度を表す状態変数として、前記流量センサの出力がOFFとなっている継続時間を、時間帯毎に取得する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の学習機能付き給水装置。
  5. 前記学習部は、前記水の使用頻度を表す状態変数として、1日当たりの前記様子見運転時間の累計を取得する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の学習機能付き給水装置。
  6. 前記学習部は、前記水の使用頻度を表す状態変数として、単位時間当たりの前記ポンプの起動回数を、時間帯毎に取得する、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の学習機能付き給水装置。
  7. 前記学習部は、予め設定された、単位時間当たりの前記ポンプの最大起動可能回数を制約事項として、1日当たりの前記様子見運転時間の累計が最小となるように、前記様子見運転時間の要否ないしその長さを、時間帯毎に学習する、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の学習機能付き給水装置。
  8. 前記学習部は、さらに、予め設定された、前記蓄圧運転での蓄圧目標圧力上限値及び蓄圧目標圧力下限値を制約事項として、1日当たりの前記様子見運転時間の累計が最小となるように、前記蓄圧運転での蓄圧目標値を学習する、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の学習機能付き給水装置。
  9. 水を吐出するポンプと、
    前記ポンプの吐出側の圧力を計測する圧力センサと、
    前記ポンプの吐出側の流量を計測する流量センサと、
    前記ポンプの吐出側の圧力が低下したとき、前記ポンプを始動させ、前記吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させる給水動作、及び、前記ポンプの吐出側の水の使用量が少なくなった少水量状態を検知したときに、前記少水量状態が継続していることを確認する前記ポンプの様子見運転を経て、前記ポンプの吐出側の圧力を所定の圧力まで昇圧させる前記ポンプの蓄圧運転の後に、前記ポンプを停止させる少水量停止動作を実行させる制御装置と、を備える、給水装置と、
    前記ポンプの吐出側の水の使用頻度に基づいて、前記少水量停止動作にて前記ポンプが様子見運転する様子見運転時間の要否ないしその長さを、時間帯毎に学習する学習装置と、を備え、
    前記給水装置は、前記学習装置よる学習結果と、入力された現在時刻と、に基づいて、前記様子見運転時間の要否ないしその長さを決定する、ことを特徴とする学習機能付き給水システム。
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