JP2021083571A - 電動車椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 風雨を避けることが可能な電動車椅子を提供する。【解決手段】 全長、全幅及び全高が歩行者と認定され得る所定範囲内に規定される電動車椅子は、床部及びルーフパネルを有するボディと、前記ボディの前記床部の上側にある座席と、前記ボディに設けられ、前記座席の右側及び/又は左側にある、乗降のためのドアとを有する。前記ボディは、前記ドアと協働して、前記座席の前側、後側、左側、右側、及び、上側に風防を形成する。【選択図】図3

Description

この発明は、電動車椅子に関する。
例えば高齢者等による交通事故が社会的問題となってきている。自動車運転免許を返上し、又は、返上を考慮する高齢者等が急速に増えてきている。高齢者等の移動手段がなくなると、高齢者等の生活の質を著しく低下させる可能性がある。
特開2009−78740号公報
物体の衝突の衝撃は速度の2乗に比例する。このため、車両は、移動速度が遅ければ遅いほど安全になる。例えば大きさ(全長、全幅、全高)や最高速度といった法的な基準を満たした電動車椅子は、動かすのに自動車運転免許が不要で、歩行者扱いとなる。電動車椅子の法的速度は現在、6km/hに抑えられているが、人が歩く速度と同等又はそれ以上の速度を出すことができる。このため、電動車椅子は、例えば高齢者等の生活の質を向上させることに繋がり得る。
現在、販売されている電動車椅子は、雨の日にはレインコート等が必要なことがあり、高齢者等が移動するのが難しくなる場合がある。晴れの日、雨の日、暑い日、寒い日にかかわらず、高齢者等が移動することができ、生活の質を向上させることができる電動車椅子が求められている。
この発明は、風雨を避けることが可能な電動車椅子を提供することを目的とする。
この発明の一態様に係る、全長、全幅及び全高が歩行者と認定され得る所定範囲内に規定される電動車椅子は、床部及びルーフパネルを有するボディと、前記ボディの前記床部の上側にある座席と、前記ボディに設けられ、前記座席の右側及び/又は左側にある、乗降のためのドアとを有する。前記ボディは、前記ドアと協働して、前記座席の前側、後側、左側、右側、及び、上側に風防を形成する。
この発明によれば、風雨を避けることが可能な電動車椅子を提供することができる。
図1は、実施形態に係る電動車椅子を前方から見た様子を示す概略図である。 図2は、実施形態に係る電動車椅子を後方から見た様子を示す概略図である。 図3は、実施形態に係る電動車椅子を左方から見た様子を示す概略的な部分断面図である。 図4は、実施形態に係る電動車椅子を上方から見た様子を示す概略的な部分断面図である。 図5は、電動車椅子の座席の座部の下面を支持する支持部を示し、(A)は腕部に対して第1係合部が付勢部材に抗して下方に押圧されて下方にある状態を示す部分断面図であり、(B)は腕部に対して第1係合部が付勢部材により上方に位置する状態を示す部分断面図であり、(C)は(B)中の矢印5Cの方向から支持部を見た状態を示す概略的な部分断面図である。 図6は、補助輪を用いて電動車椅子が段差を乗り越える状態を示し、(A)は補助輪が段差の横断歩道と歩道との間の壁面に当接した状態を示し、(B)は補助輪が段差を乗り越え歩道に当接しているとき、前輪が壁面及び/又は歩道に当接した状態を示し、(C)は前輪が段差を乗り越え歩道に当接した状態を示す概略図である。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための形態について説明する。
電動車椅子は、例えば各国ごと、法的な基準を満たすための規定がある。特に、法的な基準を満たした電動車椅子の大きさ(全長Lo、全幅Wo、全高Ho)には制限がある。
ここで、日本国の道路交通法で「原動機を用いる身体障害者用の車いす」、日本工業規格で「ハンドル形車いす」というカテゴリーの乗り物がある。日本国内の電動車椅子の規格は変わる可能性があるが、現在、全長Loは1200mm、全幅Woは700mm、全高Hoは1200mmの範囲である。日本国内の電動車椅子の最高速度は変わる可能性があるが、現在、6km/hである。
一般に販売されている法的な基準を満たした電動車椅子に屋根や風防等を取り付けると、特に全高Hoにおいて、規定の大きさを超えてしまうことが想定される。
本実施形態に係る電動車椅子10は、全長Lo、全幅Wo及び全高Hoが歩行者と認定され得る所定範囲内に規定される。本実施形態に係る電動車椅子10は、現在の日本の規格に合わせたものとして説明する。電動車椅子10の全長Lo、全幅Wo及び全高Hoは、各国の規格に合わせて変化し得る。電動車椅子10の最高速度は、各国の規格に合わせて変化し得る。
図1から図4に示すように、本実施形態に係る電動車椅子10は、電動車椅子10を真上から見て進行方向が上になるように配置したときの上側を前側(前方)、下側を後側(後方)、左側を電動車椅子10の左側とし、右側を電動車椅子10の右側とする。このため、電動車椅子10は、座席18にユーザUが座った状態で、ユーザUの左側を電動車椅子10の左側とし、ユーザUの右側を電動車椅子10の右側とする。
本実施形態に係る電動車椅子10は、所定の大きさの範囲内のボディ(モノコック構造体)12と、ボディ12に支持された左右1対の前輪14a,14bと、ボディ12に支持された左右1対の後輪16a,16bと、ボディ12に支持される座席18と、ユーザUが操作する操作部20とを有する。
ボディ12は、例えばモノコック構造を採用できる。ボディ12は、例えばアルミニウム合金又はカーボン繊維(CFRP)製の骨格を持つ。ボディ12の少なくとも一部は、カーボン繊維シートを有する。すなわち、ボディ12の少なくとも一部は、CFRPで形成されている。このため、電動車椅子10の軽量化を図りながら、例えば自動車等に衝突されたときのためのボディ12の剛性が適宜に保持される。
ボディ12は、略矩形状の床部32と、床部32に一体化され床部32から上側に延びた1対のフロントピラー34a,34bと、1対のフロントピラー34a,34b間を連結するフロント側クロスメンバー36と、床部32に一体化され床部32から上側に延びた1対のリヤピラー38a,38bと、1対のリヤピラー38a,38b間を連結するリヤ側クロスメンバー40と、フロントピラー34a,34b及びリヤピラー38a,38bに一体化されたルーフパネル42と、床部32、フロントピラー34b及びリヤピラー38bの間に設けられたサイドメンバー44とを有する。
フロントピラー34aは、床部32の例えば前端部の左端部から上方に延びている。フロントピラー34bは、床部32の例えば前端部の右端部から上方に延びている。リヤピラー38aは、床部32の例えば後端部の左端部から上方に延びている。リヤピラー38bは、床部32の例えば後端部の右端部から上方に延びている。サイドメンバー44は、床部32の右端、フロントピラー34b及びリヤピラー38bに一体化されていることが好適である。この場合、ボディ12により形成される電動車椅子10の室内空間(内部空間)が最大に形成される。
ボディ12は、法的な大きさの範囲内であることを満たした上で、できるだけ大きな室内空間を確保するため、略直方体状に形成されていることが好適である。
座席18は、床部32に支持される。本実施形態では、サイドメンバー44は座席18の右側にある。サイドメンバー44は座席18の左側にあってもよい。ボディ12は、フロント側クロスメンバー36、リヤ側クロスメンバー40、及び、サイドメンバー44により、ユーザUの三方を囲っている。このため、ボディ12は、サイドメンバー44が存在せず、フロント側クロスメンバー36及びリヤ側クロスメンバー40を有する場合よりも剛性を高くすることができる。また、ボディ12は、フロント側クロスメンバー36、リヤ側クロスメンバー40、及び、サイドメンバー44に加えて、床部32及びルーフパネル42により、座席18(ユーザU)を囲う。このため、ボディ12は、ルーフパネル42が存在しない場合よりも剛性を高くすることができる。
サイドメンバー44は、一体化されたボディ12の一部である。このため、同じ素材を用いた場合、左側のドア46に比べて、薄肉にすることができる。後述するように座席18の右側に荷物配置部60の空間があるため、ボディ12の右側の衝撃吸収性は、左側よりも高くなり得る。
ボディ12には、ユーザUが乗降するためのドア46がボディ12に対して開閉可能に支持されている。ドア46はヒンジ式でもよく、スライド式でもよい。
ドア46は、サイドメンバー44とは反対側に配置される。本実施形態では、座席18の左側にヒンジ式のドア46がある例を示している。座席18の左側にサイドメンバー44がある場合、右側にドア46がある。ドア46の配置は、ユーザUにより選択可能である。
本実施形態に係る電動車椅子10では、左サイド及び右サイドの一方にドア46を配置している。電動車椅子10の開口部はドア46の部位であり、ボディ12は、座席18に対してフロント側、右サイド、リヤ側、上側が一体化されている。このため、本実施形態に係る電動車椅子10は、シェル構造となり、左サイド及び右サイドの両方にドアを配置する場合よりも剛性を高くすることができる。
1対のフロントピラー34a,34bと、フロント側クロスメンバー36と、ルーフパネル42との間には、フロントウィンドウ52が配設されている。1対のリヤピラー38a,38bと、リヤ側クロスメンバー40と、ルーフパネル42との間には、リヤウィンドウ54が配設されている。フロントピラー34bと、リヤピラー38bと、サイドメンバー44と、ルーフパネル42との間には、サイドウィンドウ56が配設されている。ドア46には、サイドウィンドウ58が配設されている。ボディ12は、ドア46及びサイドウィンドウ58と協働して、座席18の前側、後側、左側、右側、及び、上側に風防を形成する。このため、ユーザUが本実施形態に係る電動車椅子10に乗車し、運転する場合、風雨を避けることができる。すなわち、本実施形態によれば、風雨を避けることが可能な電動車椅子10が提供される。
フロントウィンドウ52、リヤウィンドウ54、サイドウィンドウ56,58は、例えば透明な板材で形成される。フロントウィンドウ52、リヤウィンドウ54、サイドウィンドウ56,58は、好ましくは、ポリカーボネートで形成される。この素材を用いることで、フロントウィンドウ52、リヤウィンドウ54、サイドウィンドウ56,58は、適宜の断熱性を得ながら、結露を抑制することができる。
電動車椅子10の最高速度は例えば6km/hのような低速である。このため、フロントウィンドウ52及びリヤウィンドウ54に対してワイパーは不要となり得る。
サイドウィンドウ56,58は例えばそれぞれ複数に分割され、前後にスライド可能に形成されている。このため、電動車椅子10は、外気を取り込みながら、走行することができる。サイドウィンドウ56,58は、スイッチ操作により、例えば電動で上下にスライド可能に形成されていてもよい。
座席18の例えば背面など、少なくとも一部は例えばカーボン繊維で形成されている。すなわち、座席18の少なくとも一部は、CFRPで形成されている。このため、座席18は、適宜の剛性を保持しつつ、座席18を薄肉化し、軽量化を図ることができる。
座席18は、座部72と、背もたれ74と、ヘッドレスト76とを有する。ボディ12にはユーザUを保護するため、シートベルトがあってもよい。
ボディ12の床部32には、可動部62が設けられている。本実施形態では、可動部62は、ボディ12の床部32に支持されたシリンダ64を有する。シリンダ64は床部32から上方に延びている。シリンダ64の上端には、座席18の座部72が支持されている。座席18の座部72は、シリンダ64の中心軸Cの軸回りに回動可能である。座席18の座部72は、シリンダ64の中心軸Cの軸方向に昇降可能である。シリンダ64の上端部と座席18の座部72との間には図示しない高さ調整レバーが配設されている。ユーザUは一般的なオフィスチェアと同様に、高さ調整レバーを操作しながら、座席18の座部72の上下位置を調整することができる。図3中の座席18の座部72は、最も下側に配置した状態を示している。座席18の座部72の位置を調整することで、背もたれ74及びヘッドレスト76も座部72と一緒に昇降する。このため、ユーザUは、乗降の際に、座席18の前方をドア46による開口位置に向けて、高さ調整レバーを操作しながら、乗車又は降車することができる。
本実施形態に係る電動車椅子10では、シリンダ64の上端には、座席18の座部72の左後方部が支持されている。このため、座席18の幅方向中央から左後方部にずれた位置にシリンダ64の中心軸Cがある。可動部62は、中心軸Cの軸回りに回動することで、座席18の座部72の前方をドア46の開口位置に配置可能である。可動部62は、中心軸Cの軸回りに回動することで、座席18の座部72の前方が電動車椅子10の前方を向く位置に配置可能である。このように、可動部62による座席18の回動範囲は所定の範囲(図4中の実線位置と破線位置との間の範囲)内に規定される。
シリンダ64には、例えばエアシリンダが用いられる。可動部62は、図示しないモータ等を用いて電動で座席18を回動及び昇降させてもよい。可動部62は、座席18の前方をドア46の開口位置に配置した状態で、座席18を手動又は自動で昇降し、ユーザUが乗車及び降車するのを補助してもよい。もちろんユーザUは、電動車椅子10を運転する際に、適宜の位置に座席18を昇降可能である。
ボディ12のサイドメンバー44には、床部32に対して座席18の座部72の下面を支持する支持部66が設けられている。支持部66は、サイドメンバー44に支持されているのではなく、床部32に支持されていてもよい。支持部66は、床部32に対して座席18を支持(ロック)し、支持解除(ロック解除)可能である。このため、座席18は、図4中に実線で示すロック位置と、図4中に破線で示す位置との間を自在に移動可能である。
図5(A)及び図5(B)は、電動車椅子10の前方から後方に向けて支持部66を見た状態を示す。図5(C)は、電動車椅子10の左方から支持部66を見た状態を示す。
図5(A)から図5(C)に示すように、支持部66は、一端がサイドメンバー44に支持され上側に略L字状に延びた腕部82と、腕部82の上側に配設され、上下方向に移動可能な第1係合部84と、腕部82と第1係合部84との間に配設された付勢部材86とを有する。
腕部82はサイドメンバー44から幅方向(左方向)に延出され、さらに上方向に延出されている。腕部82のうち、上方向に延出された位置の外周には、付勢部材86が配設されている。付勢部材86の下端は、腕部82に固定されている。付勢部材86の上端は第1係合部84に固定されている。付勢部材86は、第1係合部84を例えば上側に向けて付勢する。図5(C)に示すように、第1係合部84の天井面は、電動車椅子10の前側に向かうほど床部32に近づく傾斜面88として形成されている。
座部72の下面には、支持部66の第1係合部84に係合可能な第2係合部78が配設されている。第1係合部84と第2係合部78との係合には、公知の適宜の係合機構が用いられる。第1係合部84と第2係合部78との間の係合機構は、機械式、電子式、その他、例えば磁石等によってもよい。第1係合部84と第2係合部78との間の係合は、例えば座部72の下側のロック解除レバー(シートロックレバー)の操作により解除可能である。
支持部66の第1係合部84が座部72の第2係合部78に係合されているとき、第1係合部84は、可動部62のシリンダ64により、座席18の座部72が上下方向に移動するのに応じて、上下方向に自在に移動可能である。
このように、支持部66は、座席18の座部72に対して固定/固定解除可能である。このため、支持部66は、電動車椅子10の動作中に座席18の座部72が可動部62のシリンダ64の中心軸Cの軸回りに意図せず回動するのを規制する。
第1係合部84と第2係合部78との間の連結が、電動車椅子10のスイッチの一部であることが好適である。後述する制御部102は、第1係合部84と第2係合部78との間が連結状態にあるとき、後述するモータ108a,108b,108c,108dを駆動可能で、第1係合部84と第2係合部78との間が非連結状態にあるとき、モータ108a,108b,108c,108dを駆動させず、ブレーキ状態とすることが好適である。
支持部66は、可動部62のシリンダ64と協働して、座席18の座部72を支持する。本実施形態では、可動部62と支持部66とが座席18の座部72の幅方向中央の軸Chに対して対称の位置又はその近傍に配置される。可動部62が座席18の座部72の幅方向中央の軸Ch上に配置されていなくても、軸Chに対して可動部62のシリンダ64に対称な支持部66が存在することで、電動車椅子10は、乗り心地に影響を与えるのを防止する。
電動車椅子10を動かす場合、座席18の前方が電動車椅子10の前方を向く位置で、床部32に対して座席18を固定する。この場合、支持部66の第1係合部84に対して座席18の座部72の第2係合部78を係合させる。
座席18の座部72の下面の第2係合部78と、支持部66の第1係合部84の高さが揃っていない状態で、シリンダ64の中心軸Cの軸回りに座席18の座部72を回動させることがある。このとき、座席18の座部72に対して第1係合部84の傾斜面88が当接する。座席18の座部72に第1係合部84を当接させると、座席18の座部72により第1係合部84を下側に押圧する。このため、座席18の座部72により、付勢部材86の付勢力に抗して、第1係合部84の上端位置が低下し、座席18の座部72の下面の第2係合部78と、支持部66の第1係合部84の高さが揃えられる。したがって、第1係合部84と第2係合部78とが係合され、座席18は、床部32に対して固定(ロック)される。この状態で、電動車椅子10が動かされる。
ユーザUが高さ調整レバーを操作し、座部72の高さを調整すると、支持部66の第1係合部84が連動して上下動する。付勢部材86は、第1係合部84を上側に付勢しているため、座部72は、シリンダ64及び支持部66により適宜の高さに支持される。
座席18のロックを解除する場合、例えば座席18の右側下方のロック解除レバーを操作する。このとき、第1係合部84と第2係合部78との係合が解除される。このため、座席18の座部72が、シリンダ64の中心軸Cの軸回りに回動可能である。
電動車椅子10は、座席18の右側(ドア46とは反対側)に、荷物配置部60を有する。すなわち、床部32の上側であって、座席18とサイドメンバー44との間には、荷物配置部60が形成されている。このため、ユーザUだけでなく、荷物配置部60の荷物も、風雨から保護される。
図4中、本実施形態では、操作部20は、ステアリングホイールを示している。操作部20がステアリングホイールである場合、図示しないペダルを有する1ペダル方式であることが好適である。1つのペダルは、踏み込むことで電動車椅子10を所望の方向に走行させ、踏み込みを解除するにしたがって減速し、踏込を完全に解除すると停止させ、停止状態を維持する。
操作部20は、ステアリングホイールの他、ジョイスティックでもよい。ジョイスティックは、例えば荷物配置部60の位置に配置することができる。この場合、ステアリングホイールを除去することができるため、荷物配置部60を、座席18の前方に形成することができる。
操作部20は、移動時にユーザUの操作を不要とする、いわゆる自動運転を行う場合、不要になり得る。
図3及び図4に示すように電動車椅子10の全長をLo、全幅をWo、全高をHoとする。電動車椅子10の室内長をLi、室内幅をWi、室内高をHiとする。床部32の厚さをTaとし、ルーフパネル42の厚さをTbとする。フロント側クロスメンバー36の厚さをTcとし、リヤ側クロスメンバー40の厚さをTdとする。
座席18の座部72のヒップポイントPまでの、床部32の前端からの長さをLa、床部32からの高さをHaとする。座席18の座部72の幅をWaとする。
地面Gから床部32の下面までの最低地上高をHbとする。荷物配置部60の長さをLbとする。
現在のJIS規格及びISO規格は、全長Loが1200mm以内、全幅Woが700mm以内、全高Hoが1200mm以内である。
本実施形態に係る電動車椅子10では、最低地上高Hbを80mmとし、床部32の厚さTaを10mmとし、ルーフパネル42の厚さTbを10mmとする。このとき、室内高Hiは1100mmである。
全長Loは1200mmの範囲内である。本実施形態に係る電動車椅子10では、全長Loから前後に適宜の余裕を持たせ、室内長Liを1150mmにする。フロント側クロスメンバー36の厚さTcと、リヤ側クロスメンバー40の厚さTdは同じであってもよいし、異なっていてもよい。同じである場合、両者は25mmとなる。
全幅Woは、700mmの範囲内である。本実施形態に係る電動車椅子10では、座席18の幅Waを400mmとすると、座席18の右側に、長さLbが1000mm、幅Wbが200mmの荷物配置部60の空間を取ることができる。
一例として、ドア46の厚さTe、サイドメンバー44の厚さTfをそれぞれ50mmとする。
例えば、身長が180cmの人間を想定する。下肢長、座高は平均とする。図3に示すように、ユーザUのヒップポイントPを床部32の前端から後方に834mm、床部32から292mmの位置とする。このとき、本実施形態に係る電動車椅子10は、一般的な180cmの人が乗ることができる寸法になる。地上GからヒップポイントPまでの高さ(最低ヒップポイント高さ)Hpは、一例として、382mmである。
地上Gから座席18のヒップポイントPの高さHpは、地上Gからボディ12の地上最低高Hb、床部32の厚さTa、ルーフパネル42の厚さTb、及び、室内高Hiから規定される。このため、ヒップポイントPの高さHpは、これら地上最低高Hb、床部32の厚さTa、ルーフパネル42の厚さTb、及び、室内高Hiにより変動する。ボディ12の前面からヒップポイントPまでの距離Lpは、一例として、1175mmである。ボディ12の前面からヒップポイントPまでの距離Lpは、フロント側クロスメンバー36の厚さTc、リヤ側クロスメンバー40の厚さTd、及び、室内長Liから規定される。このため、ヒップポイントPの前後位置は、これらフロント側クロスメンバー36の厚さTc、リヤ側クロスメンバー40の厚さTd、及び、室内長Liにより変動する。電動車椅子10の全長Loが1200mm、全幅Woが700mm、全高Hoが1200mmの規格において、上述したボディ12の内寸は、座席18の前方、後方、上方(屋根)、右側方(右側)を囲っても、身長が180cmの人間が座れるサイズであることが確認された。
上述したボディ12の内寸の場合、例えば180cmの人の頭上の空間は狭くなり得る。このため、ルーフパネル42があるボディ12は、ドア46を開けても乗降が難しいことがあり得る。本実施形態では、座席18とボディ12との間には、可動部62が設けられている。可動部62は、ユーザUが座席18の座部72に着座(乗車)/離座(降車)するときに座席18の座部72の前方の一部をボディ12の外側に出すことができる。
ここで、床部32の上面はフラットである。例えば180cmの身長のユーザUが乗車する場合、まず、電動車椅子10の外に足を配置した状態で座席18の座部72に着座する。このとき、座部72の位置を最も低い位置に配置する。その後、ユーザUは、座部72を中心軸Cの軸回りに回転させながら特に右足をドア46の開口位置から床部32の上面に配置し、床部32の上面で足を右方にスライドする。そして、第1係合部84と第2係合部78とを係合させ、座席18の座部72の前方と、電動車椅子10の前方とを一致させる。
例えば180cmの身長のユーザUが降車する場合、座部72の位置を最も低い位置に配置し、第1係合部84と第2係合部78との係合を解除する。そして、座席18の座部72をドア46の開口位置に向けながら、左足から地面Gに着地させ、右足を床部32にスライドさせて左方に移動させ、右足を地面Gに着地させる。ユーザUは、必要に応じて、高さ調整レバーを操作して、座部72の位置を上昇させながら、離席し、立ち上がる。その後、ユーザUは、座部72を中心軸Cの軸回りに回転させ、第1係合部84と第2係合部78とを係合させる。
例えば180cmの身長のユーザUは、このように電動車椅子10から乗降することができる。
一例として、電動車椅子10は、電動車椅子10に対しユーザUが降車するとき、ユーザUの身長によっては、座席18の座部72の高さを走行時よりも高くする。上述した例では、高さ調整レバーを操作することで、ユーザUが降車するとき、座席18の座部72の高さを調整する例について説明した。座席18の座部72がドア46の開口位置に向けられるにつれて、電動により座部72の位置を上昇させ、ユーザUが立ち上がりやすくしてもよい。
電動車椅子10の規定の大きさ、例えば最大全長Lo及び最大全高Hoが例えば100mm延びると、ボディ12の内寸を大きくすることができる。このため、最大全長Lo及び最大全高Hoが例えば100mm延びると、一般に、身長にかかわらず、風防を有する電動車椅子10に乗車することができるといえる。
ボディ12には、例えば1対のミラー90a,90b、例えば1対のヘッドライト92、フロント側方向指示器94a,94b、リヤ側方向指示器96a,96b、及び、例えば1対の尾灯98が配設されている。
ボディ12の最大全幅Woは、ボディ12にミラー90a,90bを配置すると、1対のミラー90a,90bの幅方向の出張り分だけ、ボディ12の全幅Woを小さくする。
左右1対の前輪14a,14bは、例えば図示しないサスペンションを介してボディ12に支持されている。1対の前輪14a,14bは、タイヤを含む。左右1対の後輪16a,16bは、例えば図示しないサスペンションを介してボディ12に支持されている。サスペンションはそれぞれ床部32に支持されている。1対の後輪16a,16bは、タイヤを含む。前輪14a,14b、後輪16a,16bの大きさは、例えば地上最低高Hb及びボディ12の室内長との関係で規定される。
1対の前輪14a,14bには、それぞれインホイールモータ(駆動用モータ)108a,108bが取り付けられている。1対の後輪16a,16bには、それぞれインホイールモータ108c,108dが取り付けられている。前輪14a,14b、及び、後輪16a,16bは能動的に駆動可能である。本実施形態に係る電動車椅子10は、4輪駆動である。例えば前輪14a,14b及び後輪16a,16bの、例えば1つの車輪14aが脱輪等しても、電動車椅子10は、残りの車輪14b,16a,16bにより、脱輪から脱出し、移動することができる。
インホイールモータ108a,108b,108c,108dを用いることで、ボディ12にドライブシャフトを通す必要がない。このため、床部32をフラットに形成することができる。したがって、荷物を、床部32に載置することができる。また、ユーザUは、乗降の際に、床部32に対して足を動かしやすい。
前輪14a,14b、及び、後輪16a,16bはそれぞれ独立して駆動される。左前輪14aと右前輪14bとの駆動量は同一でもよく異なっていてもよい。左後輪16aと右後輪16bとの駆動量は同一でもよく異なっていてもよい。
ボディ12には、制御部102、バッテリ104、及び、モータ108a,108b,108c,108dの回転数を制御するインバータ106が配設されている。制御部102、及び、バッテリ104は例えば床部32に配置されていることが好適である。インバータ106は、例えば床部32と荷物配置部60との間に配設されている。インバータ106は座席18の下側に配置されていてもよい。
図1、図3及び図4に示すように、前輪14a,14bのさらに前側には、例えば段差Sを越えるのをガイドする補助輪114a,114bが設けられている。補助輪114a,114bは、電動車椅子10の全長Lo及び全幅Woの規定の範囲内に配置される。補助輪114a,114bは、本実施形態では能動的には回転せず、受動的に回転する。
補助輪114a,114bの直径は前輪14a,14bの直径よりも小さい。補助輪114a,114bの底面は、前輪14a,14bの底面よりも上側にある。補助輪114a,114bの回転軸Csは、前輪14a,14bの回転軸Cmより、例えば高さHαだけ高い位置にある。高さHαは補助輪114a,114bの半径より小さい。
前輪14a,14bの回転軸Cm及び補助輪114a,114bの回転軸Csは平行である。説明の簡略化のため、前輪14aの回転軸Cm及び補助輪114aの回転軸Csの位置関係は定距離を維持する。同様に、前輪14bの回転軸Cm及び補助輪114bの回転軸Csの位置関係は定距離を維持する。前輪14a,14bの回転軸Cmは、同一軸であるとする。補助輪114a,114bの回転軸Csは、同一軸であるとする。
図6(A)から図6(C)に示すように、例えば横断歩道Saと歩道Sbとの間に前輪14a,14bの半径と同じ、又は、それより高い高さHβの段差Sがあるとする。補助輪114a,114bの回転軸Csは、段差Sの高さHβと同じか、段差Sの高さHβより高さHγだけ高い位置に設定する。
図6(A)に示すように、前輪14a,14b及び後輪16a,16bが回転して、電動車椅子10が前進しているとき、補助輪114a,114bの回転軸Csと同じか、回転軸Csよりも下側の部位が段差Sの横断歩道Saと歩道Sbとの間の壁面Scに当接することがある。このとき、モータ108a,108b,108c,108dによる前輪14a,14b及び後輪16a,16bの回転により、壁面Sc及び/又は歩道Sbに対して、補助輪114a,114bを押し当てる。このため、補助輪114a,114bは壁面Sc及び/又は歩道Sbからグリップ力を得て、前進する方向に受動的に回転する。
図6(B)に示すように、補助輪114a,114bが受動的に回転すると、前輪14a,14bが壁面Scに向かって近づく。仮に、前輪14a,14bが横断歩道Sa及び壁面Scから離れても、後輪16a,16bが前輪14a,14bと同方向に回転しているので、前輪14a,14bは、壁面Sc及び/又は歩道Sbに当接する。
補助輪114a,114bが段差Sを乗り越えた後、補助輪114a,114bは歩道Sbに当接する。補助輪114aが歩道Sbに当接しているとき、前輪14a,14bが壁面Sc及び/又は歩道Sbに当接する。このとき、前輪14a,14bの回転軸Cmの位置は、歩道Sbより上側の位置にある。前輪14a,14bは壁面Sc及び/又は歩道Sbに対して駆動力を発揮する。
図6(C)に示すように、前輪14a,14bが歩道Sbに当接すると、前輪14a,14bは、前輪14a,14bの駆動力、及び、後輪16a,16bの駆動力により、段差Sを容易に乗り越える。
図示しないが、前輪14a,14bが歩道Sbにある場合、後輪16a,16bの回転軸が歩道Sbよりも下側の位置(横断歩道Sa)にあっても、前輪14a,14bの駆動力により、追従して段差Sを乗り越え、後輪16a,16bが歩道Sbに到達する。
例えば、補助輪114a,114bが存在せず、前輪14a,14bの回転軸Cmが横断歩道Saと歩道Sbとの間の位置にある場合、歩道Sbの位置は回転軸Cmよりも上側にあるため、段差Sを乗り越えられないか、前輪14a,14bで段差Sを乗り越えるのに大きな出力を必要とする。
本実施形態に係る電動車椅子10のように、補助輪114a,114bを用いる場合、前輪14a,14bだけでは乗り越えられない段差Sであっても、段差Sが補助輪114a,114bの回転軸Csの高さよりも低い場合、容易に乗り越えることができる。このため、補助輪114a,114bを用いることで、段差Sに対して前輪14a,14bを乗り越えさせることが容易になる。前輪14a,14b及び補助輪114a,114bの4つの輪による段差Sの乗り越えは、このようにして行われる。
したがって、本実施形態に係る電動車椅子10によれば、進行路に前輪14a,14bだけでは容易に乗り越えられない高さの段差Sがあっても、それが補助輪114a,114bの回転軸Csの高さより低い場合には、これを容易に乗り越えることができる。したがって、電動車椅子10は、適宜の段差Sを乗り越えながら、所望の進行方向に進行することができる。
補助輪114a,114bの直径(半径)は前輪14a,14bより小さい場合を例示したが、これと同じ大きさもの、またはこれより大きいものを使用してもよい。
補助輪114a,114bにインホイールモータを用いてもよい。この場合、補助輪114a,114bが段差Sを形成する壁Scに接触し、例えば4輪駆動の電動車椅子10が段差を乗り越えるのが困難なとき、ユーザUは、インホイールモータを回転させて補助輪114a,114bに能動的駆動力を与え、段差Sを乗り越えることができる。
補助輪114aと前輪14aとが等距離を保った状態で、例えばサスペンションにより、ボディ12に対して適宜の範囲内を可動であってもよい。補助輪114bと前輪14bとが等距離を保った状態で、例えばサスペンションにより、ボディ12に対して適宜の範囲内を可動であってもよい。
フロント側クロスメンバー36及びリヤ側クロスメンバー40には、制御部102に電気的に接続された図示しないセンサーが配設されていることが好適である。壁や、人を含む物体に電動車椅子10が衝突しようとすると、制御部102は、モータ108a,108b,108c,108dを制御し、電動車椅子10を自動停止させる。また、これらセンサーは、カメラを含む。センサーは、いわゆる自動運転に用いることができる。
電動車椅子10のバッテリ104の充電は非接触式であることが好適である。非接触充電の地上側コイルは例えば駐車スペースの定位置に設置する。電動車椅子10は、地上側コイルをまたいで停車させる。非接触のコイル同士の位置合わせのための装置として地上側コイルは可動式とする。電動車椅子10の運転に慣れない人でも確実にコイル同士を向き合わせることができる。
本実施形態に係る電動車椅子10は、一例として最高速度が時速6kmであるとして説明した。例えば、モータ108a,108b,108c,108d、制御部102及びインバータ106の調整により、電動車椅子10の最高速度は、適宜に調整することができる。
これまで、一実施形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施形態を含む。
10…電動車椅子、12…ボディ、14a,14b…前輪、16a,16b…後輪、18…座席、20…操作部、32…床部、34a,34b…フロントピラー、36…フロント側クロスメンバー、38a,38b…リヤピラー、40…リヤ側クロスメンバー、42…ルーフパネル、44…サイドメンバー、46…ドア、52…フロントウィンドウ、54…リヤウィンドウ、56…サイドウィンドウ、58…サイドウィンドウ、60…荷物配置部、62…可動部、64…シリンダ、66…支持部、72…座部、74…背もたれ、76…ヘッドレスト、78…第2係合部、82…腕部、84…第1係合部、86…付勢部材、88…傾斜面、102…制御部、104…バッテリ、106…インバータ、114a,114b…補助輪。

Claims (10)

  1. 全長、全幅及び全高が歩行者と認定され得る所定範囲内に規定される電動車椅子であって、
    床部及びルーフパネルを有するボディと、
    前記ボディの前記床部の上側にある座席と、
    前記ボディに設けられ、前記座席の右側及び/又は左側にある、乗降のためのドアと
    を有し、
    前記ボディは、前記ドアと協働して、前記座席の前側、後側、左側、右側、及び、上側に風防を形成する、電動車椅子。
  2. 前記座席の前側、右側、及び、左側の風防は、透明な板材で形成されている、請求項1に記載の電動車椅子。
  3. 前記ボディは、フロント側クロスメンバーと、リヤ側クロスメンバーとを有し、
    地上からの前記座席のヒップポイントPの高さHpは、地上から前記ボディの地上最低高Hb、前記床部の厚さTa、前記ルーフパネルの厚さTb、及び、室内高Hiから規定され、
    前記ボディの前面から前記ヒップポイントPまでの距離Lpは、前記フロント側クロスメンバーの厚さTc、前記リヤ側クロスメンバーの厚さTd、及び、室内長Liから規定される、請求項1又は請求項2に記載の電動車椅子。
  4. 前記床部と前記座席との間にあり、ユーザが乗降するときに前記座席の前方を前記ドアの方向に向かって回動可能な可動部を有する、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電動車椅子。
  5. 前記可動部は、前記座席の高さを所定の範囲内で上下に移動可能である、請求項4に記載の電動車椅子。
  6. 前記ボディに支持される、能動的に駆動可能な前輪と、
    前記ボディに支持される、能動的に駆動可能な複数の後輪と、
    前記前輪のさらに前方にあり、段差を上るのをガイドする補助輪と
    を有する、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の電動車椅子。
  7. 前記前輪及び前記複数の後輪のそれぞれに取り付けられた駆動用モータを有する、請求項6に記載の電動車椅子。
  8. 前記ボディは、アルミニウム合金又はカーボン繊維製の骨格を持ち、前記ボディの少なくとも一部がカーボン繊維シートを有する、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の電動車椅子。
  9. 前記座席の少なくとも一部はカーボン繊維で形成されている、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の電動車椅子。
  10. 前記座席の側方に荷物配置部を有する、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の電動車椅子。
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