JP2021082618A - タップ切替装置および負荷時タップ切替柱上変圧器 - Google Patents
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Abstract
【課題】タップ切替時に接点間に発生するアーク電流を効果的に抑制しつつ、高速かつ静かにタップ切替を行えるタップ切替装置と、このタップ切替装置を利用した負荷時タップ切替柱上変圧器とを提供する。【解決手段】タップ上げ用ソレノイドによるプランジャの直線運動を回転運動に変換して駆動軸を回転させるタップ上げ駆動を行うタップ上げ駆動部と、タップ下げ用ソレノイドによるプランジャの直線運動を回転運動に変換して駆動軸を回転させるタップ下げ駆動を行うタップ下げ駆動部と、を備えるタップ切替装置において、タップ上げまたはタップ下げを1回行うための駆動軸の回転を停止させる際に、駆動軸の回転速度を漸減させる停止手段を設けた。またこのようなタップ切替装置を搭載した負荷時タップ切替柱上変圧器とした。【選択図】図2
Description
本発明は、タップ付の変圧コイル部のタップの切り替えを行うタップ切替装置、および、このタップ切替装置を搭載する負荷時タップ切替柱上変圧器に関するものである。
タップ切替装置を搭載する負荷時タップ切替柱上変圧器は、例えば、一次側が高圧配電線に、二次側が単相三線式の低圧配電線にそれぞれ接続される。単相三線式の低圧配電線はさらに低圧引込線を介して低圧需要家と接続される。柱上変圧器は高圧配電線から6600Vの高圧で供給された電力を、例えば105V(または210V)という供給電圧まで降圧して単相三線式の低圧配電線を介して一般家庭や事業所である低圧需要家に供給する。
低圧需要家の受電端における供給電圧は、電気事業法により101V±6Vに維持することが求められている。このため、柱上変圧器のタップを切り替えて適切な電圧に調整することが必要となる。この場合、柱上変圧器の電源を遮断して停電状態でタップ切替作業を行なうことは需要者に多大の迷惑をかけるため、無停電でタップの切替作業を行うことが望ましい。このような、無停電でタップの切替作業を行うための従来のタップ切替装置として、例えば下記の特許文献1に記載の構成が知られている。この特許文献に記載の構成は、モータを用いずにソレノイドにより接続を切り替えてタップ上げおよびタップ下げを行うものである。
近年、電力需要は年々増大する傾向にあり、配電系統に設備される柱上変圧器の容量も増加させる必要がある。柱上変圧器の容量が大きくなると、タップ切替時に接点間に発生するアーク電流が大きくなる。したがって、タップ切替時に接点が開路(解離)または投入(接触)するときに、接点間で発生するアークを消弧する手段を設けなければならない、という課題がある。
アークを消弧するための構成上の工夫としては、例えば、以下のようなものが挙げられるが、それぞれに問題がある。まず、接点と直列に限流抵抗を挿入することが考えられるが、抵抗値を大きくすると抵抗損失が増大し、発熱の要因となるという問題がある。あるいは、接点の先端にアークチップを設けることも考えられるが、アークチップは高価であり、また、アークチップは硬度が高いので摺動する相手側接点の摩耗が早くなるという問題がある。また、接点の開閉速度を速くすることも考えられるが、接点を移動して所定位置に停止させる際に、大きな衝撃力が加わり、操作音が大きくなったり、装置の寿命が短くなったりするという問題がある。
そこで、本発明はこれらの課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ソレノイドを用いたタップ切替装置であって、タップ切替時に接点間に発生するアーク電流を効果的に抑制しつつ、高速かつ静かにタップ切替を行えるタップ切替装置と、このタップ切替装置を利用した負荷時タップ切替柱上変圧器とを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の構成に係るタップ切替装置は、
ベース体と、
ベース体に対して回動可能に軸支される駆動軸と、
ベース体に対して一端が回動可能に支持されるタップ上げ用リンクと、タップ上げ用リンクの他端に設けられるタップ上げ用爪と、タップ上げ用リンクを回動させてタップ上げ用爪を移動させるタップ上げ用ソレノイドと、駆動軸に取り付けられており歯間に噛み合うタップ上げ用爪の押送により回転して一方向に駆動軸を回転させるタップ上げ用ラックと、を有するタップ上げ駆動部と、
ベース体に対して一端が回動可能に支持されるタップ下げ用リンクと、タップ下げ用リンクの他端に設けられるタップ下げ用爪と、タップ下げ用リンクを回動させてタップ下げ用爪を移動させるタップ下げ用ソレノイドと、駆動軸に取り付けられており歯間に噛み合うタップ下げ用爪の押送により回転して他方向に駆動軸を回転させるタップ下げ用ラックと、を有するタップ下げ駆動部と、
ベース体に固定される支持部と、支持部により回転可能に支持されるとともに駆動軸が中心軸として連結される回動子と、回動子の周部に沿いつつ支持部に設けられるn個(nは3以上の自然数である)の固定側主接点(n)と、回動子の円周に設けられる可動側主接点と、可動側主接点の両側であって回動子の円周に設けられる二個の可動側限流抵抗接点と、二個の可動側限流抵抗接点に電気的に接続される限流抵抗と、限流抵抗の中間部から引き出されて可動側主接点と電気的に接続される接続部と、を有し、駆動軸の回転によりタップ上げまたはタップ下げを行うタップ盤と、
外部からタップ上げ制御がなされたときにタップ上げ駆動部のタップ上げ用ソレノイドを駆動してタップ上げ駆動を行い、また、外部からタップ下げ制御がなされたときにタップ下げ駆動部のタップ下げ用ソレノイドを駆動してタップ下げ駆動を行うソレノイド駆動部と、
タップ上げまたはタップ下げを1回行うための駆動軸の回転を停止させる際に、駆動軸の回転速度を漸減させる停止手段と、
を備える。
ベース体と、
ベース体に対して回動可能に軸支される駆動軸と、
ベース体に対して一端が回動可能に支持されるタップ上げ用リンクと、タップ上げ用リンクの他端に設けられるタップ上げ用爪と、タップ上げ用リンクを回動させてタップ上げ用爪を移動させるタップ上げ用ソレノイドと、駆動軸に取り付けられており歯間に噛み合うタップ上げ用爪の押送により回転して一方向に駆動軸を回転させるタップ上げ用ラックと、を有するタップ上げ駆動部と、
ベース体に対して一端が回動可能に支持されるタップ下げ用リンクと、タップ下げ用リンクの他端に設けられるタップ下げ用爪と、タップ下げ用リンクを回動させてタップ下げ用爪を移動させるタップ下げ用ソレノイドと、駆動軸に取り付けられており歯間に噛み合うタップ下げ用爪の押送により回転して他方向に駆動軸を回転させるタップ下げ用ラックと、を有するタップ下げ駆動部と、
ベース体に固定される支持部と、支持部により回転可能に支持されるとともに駆動軸が中心軸として連結される回動子と、回動子の周部に沿いつつ支持部に設けられるn個(nは3以上の自然数である)の固定側主接点(n)と、回動子の円周に設けられる可動側主接点と、可動側主接点の両側であって回動子の円周に設けられる二個の可動側限流抵抗接点と、二個の可動側限流抵抗接点に電気的に接続される限流抵抗と、限流抵抗の中間部から引き出されて可動側主接点と電気的に接続される接続部と、を有し、駆動軸の回転によりタップ上げまたはタップ下げを行うタップ盤と、
外部からタップ上げ制御がなされたときにタップ上げ駆動部のタップ上げ用ソレノイドを駆動してタップ上げ駆動を行い、また、外部からタップ下げ制御がなされたときにタップ下げ駆動部のタップ下げ用ソレノイドを駆動してタップ下げ駆動を行うソレノイド駆動部と、
タップ上げまたはタップ下げを1回行うための駆動軸の回転を停止させる際に、駆動軸の回転速度を漸減させる停止手段と、
を備える。
また、本発明の第2の構成に係るタップ切替装置は、第1の構成に係るタップ切替装置において、
停止手段が、絶縁媒体中での駆動軸の回転に抵抗力を与えるフィンであることを特徴とする。
停止手段が、絶縁媒体中での駆動軸の回転に抵抗力を与えるフィンであることを特徴とする。
また、本発明の第3の構成に係るタップ切替装置は、第2の構成に係るタップ切替装置において、
フィンが、駆動軸の側方、および、回動子において可動側主接点が設けられた面の裏面、の少なくとも一方に接合されたことを特徴とする。
フィンが、駆動軸の側方、および、回動子において可動側主接点が設けられた面の裏面、の少なくとも一方に接合されたことを特徴とする。
また、本発明の第4の構成に係るタップ切替装置は、第1〜3のいずれかの構成に係るタップ切替装置において、
駆動軸とともに回転するように取り付けられ、回転の中心から同一半径上に(n−1)個(nは3以上の自然数であってk,k+1はnに含まれる自然数である)の孔部が設けられる可動体と、
可動体の孔部の半径上に設けられ、孔部にプランジャの先端部を出し入れする固定用ソレノイドと、
を含む接点保持機構を備え、
固定側主接点(k)および固定側主接点(k+1)と可動側主接点とが接続される(n−1)箇所の位置で可動体の孔部にプランジャの先端部が入れられて可動側主接点の位置を保持し、
停止手段は、ソレノイド駆動部において、可動側主接点が接続される固定側主接点(k)および固定側主接点(k+1)のうち可動体の回転方向において前方にある固定側主接点から、二個の可動側限流抵抗接点のうち可動体の回転方向において前方にある可動側限流抵抗接点が離間する前に、タップ上げ用ソレノイドまたはタップ下げ用ソレノイドの駆動を終了する、ことを特徴とする。
駆動軸とともに回転するように取り付けられ、回転の中心から同一半径上に(n−1)個(nは3以上の自然数であってk,k+1はnに含まれる自然数である)の孔部が設けられる可動体と、
可動体の孔部の半径上に設けられ、孔部にプランジャの先端部を出し入れする固定用ソレノイドと、
を含む接点保持機構を備え、
固定側主接点(k)および固定側主接点(k+1)と可動側主接点とが接続される(n−1)箇所の位置で可動体の孔部にプランジャの先端部が入れられて可動側主接点の位置を保持し、
停止手段は、ソレノイド駆動部において、可動側主接点が接続される固定側主接点(k)および固定側主接点(k+1)のうち可動体の回転方向において前方にある固定側主接点から、二個の可動側限流抵抗接点のうち可動体の回転方向において前方にある可動側限流抵抗接点が離間する前に、タップ上げ用ソレノイドまたはタップ下げ用ソレノイドの駆動を終了する、ことを特徴とする。
また、本発明の負荷時タップ切替柱上変圧器は、
一次側が高圧配電線路に接続され、かつ、二次側が低圧配電線路に接続されるタップ付の変圧コイル部のタップを切り換えるために、第1〜第4のいずれかの構成に係るタップ切替装置を備え、さらに、
タップ付の変圧コイル部の二次側の電圧を計測用電圧信号に変換する変換部と、
計測用電圧信号を計測用電圧データとして入力し、高圧時のタップ上げまたは低圧時のタップ下げが必要か否かを判定し、タップ上げが必要なときにタップ上げ制御信号を、また、タップ下げが必要なときにタップ下げ制御信号を出力する信号処理部と、
を備え、
タップ切替装置のソレノイド駆動部は、タップ上げ制御信号が入力されたときにタップ上げ駆動部のタップ上げ用ソレノイドを駆動してタップ上げ駆動を行い、また、タップ下げ制御信号が入力されたときにタップ下げ駆動部のタップ下げ用ソレノイドを駆動してタップ下げ駆動を行う。
一次側が高圧配電線路に接続され、かつ、二次側が低圧配電線路に接続されるタップ付の変圧コイル部のタップを切り換えるために、第1〜第4のいずれかの構成に係るタップ切替装置を備え、さらに、
タップ付の変圧コイル部の二次側の電圧を計測用電圧信号に変換する変換部と、
計測用電圧信号を計測用電圧データとして入力し、高圧時のタップ上げまたは低圧時のタップ下げが必要か否かを判定し、タップ上げが必要なときにタップ上げ制御信号を、また、タップ下げが必要なときにタップ下げ制御信号を出力する信号処理部と、
を備え、
タップ切替装置のソレノイド駆動部は、タップ上げ制御信号が入力されたときにタップ上げ駆動部のタップ上げ用ソレノイドを駆動してタップ上げ駆動を行い、また、タップ下げ制御信号が入力されたときにタップ下げ駆動部のタップ下げ用ソレノイドを駆動してタップ下げ駆動を行う。
本発明によれば、駆動ソレノイドを用いたタップ切替装置であって、タップ切替時に接点間に発生するアーク電流を効果的に抑制しつつ、高速かつ静かにタップ切替を行えるタップ切替装置と、このタップ切替装置を利用した負荷時タップ切替柱上変圧器とを提供することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態の一例について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るタップ切替装置1の側面図である。
タップ切替装置1は、図1に示すように、天板11、座板12、底板13、支持シャフト14、ナット15、駆動軸16、タップ上げ用ソレノイド17、プランジャ18、延長リンク19、タップ上げ用リンク20、タップ上げ用爪21、タップ下げ用ソレノイド23、プランジャ24、延長リンク25、タップ下げ用リンク26、タップ下げ用爪27、タップ下げ用ラック28、支持部29、ラッチ板33、固定用ソレノイド34を備える。
天板11、座板12、底板13、複数の支持シャフト14、支持部29によりナット15で固定されて構造体が形成される。なお、図1において、支持シャフト14やナット15については一部のみ符号を付して、同じ図であらわしたものは同一のものであるとして図面を見やすくしている。板状の天板11と板状の座板12とを複数の支持シャフト14によりナット15で上下で固定する。さらに座板12と板状の支持部29とを複数の支持シャフト14によりナット15で上下で固定する。さらに支持部29と板状の底板13とを複数の支持シャフト14によりナット15で上下で固定する。この構造体は本発明のベース体の具体例となっている。
なお、本形態では、タップ盤の一部である支持部29がベース体の一部に一体化して組み込まれる構成としているが、これに代えて天板11、座板12、底板13、支持シャフト14のみでベース体を形成し、支持部29は別途このベース体に取り付けるような機械構造を採用しても良い。
駆動軸16は、回転体構造による長尺のシャフトであり、座板12と支持部29とをそれぞれ貫通孔にて通過し、さらにベース部の天板11と底板13とに設けられた軸受部(図示せず)により回動可能に枢支されている。この駆動軸16は、後述するタップ上げ駆動部(図4参照)や、タップ下げ駆動部(図5参照)の駆動を行う。
また、駆動軸16には、図1に示すように、座板12の下に位置する箇所に、ピン91が設けられている。そして、座板12の裏面には、駆動軸16が回転した際にピン91に当接して駆動軸16の回転範囲を制限するために、複数のストッパ(図示せず)が設けられている。これらにより、本タップ切替装置が極限タップ位置を超えて動作しないように、駆動軸16の回転角度が所定の範囲に制限されている。なお、本実施形態のタップ切替装置は、1回の切替動作で駆動軸16が45度回転し、同一方向への連続切替は最大4回まで可能である。したがって、駆動軸16の回転角度は、ストッパによって180度以内に制限されている。また、このようなピン91およびストッパによる構造的な制御だけでなく、タップ切替装置の制御器には、同一方向の連続切替を4回までに制限する機能を設けている。
また、駆動軸16は、図2(a)および図2(b)に示すように、支持部29よりも下側に、複数のフィン16aを備えている。図2(a)は、駆動軸16の構成を示す側面図である。図2(a)に示すように、駆動軸16は、支持部29の下面に位置する部分に、円板状の回動子49を備えている。図2(b)は、フィン16aが上を向くように配置した状態の、回動子49およびフィン16aの構成を表す斜視図である。図2(b)に示すように、回動子49の裏面には、複数のフィン16aが設けられている。図2(b)の例では、回動子49に、開口部49aが設けられている。開口部49aは、後に説明する可動側主接点32(図7参照)を収容する。また、開口部49aの両側に、2つの開口部49bが設けられている。これら2つの開口部49bは、後に説明する可動側限流抵抗接点50a・50b(図7参照)を収容する。ただし、これらの開口部は必須ではない。
本タップ切替装置は、詳しくは後述するように、負荷時タップ切替柱上変圧器内で絶縁油内に配置される。駆動軸16が回転する際に、フィン16aが絶縁油を攪拌することにより、駆動軸16には、回転方向と逆方向の抵抗力が作用する。これにより、変圧器の容量が大きくなることに伴って接点の開閉速度を向上させて駆動軸16を高速に回転させた場合においても、接点を所定位置に停止させる際の衝撃力が緩和される。この結果、タップ切替装置の操作音を小さくすることができ、装置の寿命も長くすることができる、という効果がある。
なお、図2(a)および図2(b)の例では、5枚のフィン16aを備えた構成を例示した。しかし、フィン16aの枚数はこれに限定されない。フィン16aの枚数および大きさは、変圧器の容量に応じて適宜に設定することができる。また、図2(a)および図2(b)の例では、フィン16aは、駆動軸16および回動子49の両方に接合されており、駆動軸16の回転中心から放射状に延びているが、フィンが駆動軸16には接合されず、回動子49の裏面から下方へ延びる形状としても良い。あるいは、フィンが回動子49には接合されず、駆動軸16にのみ取り付けられた態様としても良い。すなわち、フィンは、駆動軸16および回動子49の少なくともいずれか一方に取り付けられていれば良い。
例えば、図3(a)に、フィン16aの一変形例を示す。図3(a)に示した例では、フィン16aは、駆動軸16には接合されておらず、回動子49にのみ取り付けられている。また、図3(b)に示した変形例では、フィン16aは、駆動軸16のみに取り付けられており、回動子49には接していない。
次に、タップ上げ駆動部とタップ下げ駆動部の構成について、図4および図5を参照しながら説明する。図4は、タップ上げ駆動部の構造のみを取り出して示した構造図である。図5は、タップ下げ駆動部の構造のみを取り出して示した構造図である。
タップ上げ駆動部は、図4に示すように、タップ上げ用ソレノイド17、プランジャ18、延長リンク19、タップ上げ用リンク20、タップ上げ用爪21、タップ上げ用ラック22、支軸ピン35、ねじりばね36、係止ピン37、ストッパピン38、支軸ピン39、ねじりばね40、係止ピン41を備える。
タップ上げ用ソレノイド17は、図示しないが天板11にねじ止めされており、ソレノイド駆動部111(図8参照)からの電力供給駆動によりプランジャ18を強い力で引き込むようになされている。プランジャ18の先端には延長リンク19の一端が回転可能に枢支されており、この延長リンク19の他端ではさらに支軸ピン35が枢支され、さらにこの支軸ピン35にはタップ上げ用リンク20およびタップ上げ用爪21が枢支されている。タップ上げ用リンク20の他端では支軸ピン39により枢支されている。この支軸ピン39は天板11と座板12とに渡される。なお、タップ上げ用リンク20は、図1で示すように上下二枚有しており、二個の支軸ピン35,39とでリンク体を構成している。
支軸ピン35に挿通されるとともに、タップ上げ用爪21側の係止ピン37とタップ上げ用リンク20の係止ピン37とにより留められるねじりばね36により、タップ上げ用爪21の先端が、タップ上げ用ラック22の二枚の歯の間に向く状態を維持するように矢印a方向に付勢される。この場合、タップ上げ用爪21側の係止ピン37が延長リンク19の側面と当接しており、タップ上げ用爪21の位置決めがなされている。
また、支軸ピン39に挿通されるとともに、天板11と座板12とに渡される係止ピン41とタップ上げ用リンク20の係止ピン41とにより留められるねじりばね40により、タップ上げ用リンク20が、タップ上げ用ラック22から離れるように矢印b方向に付勢される。タップ上げ用ソレノイド17が駆動されていないときは、この付勢力により、タップ上げ用爪21とタップ上げ用ラック22とは離間するように作用する。なお、タップ上げ用リンク20には、ベース体の一部であって近くにある支持シャフト14が当接して、ある距離以上離間しないようにしている。このようなタップ上げ駆動部によるタップ上げ動作については、後述する。
続いてタップ下げ駆動部について説明する。タップ下げ駆動部は、図5に示すように、タップ下げ用ソレノイド23、プランジャ24、延長リンク25、タップ下げ用リンク26、タップ下げ用爪27、タップ下げ用ラック28、支軸ピン42、ねじりばね43、係止ピン44、ストッパピン45、支軸ピン46、ねじりばね47、係止ピン48を備える。
タップ下げ用ソレノイド23は、座板12にねじ止めされており、ソレノイド駆動部111(図8参照)からの電力供給駆動によりプランジャ24を強い力で引き込むようになされている。プランジャ24の先端には延長リンク25の一端が回転可能に枢支されており、この延長リンク25の他端ではさらに支軸ピン42が枢支され、さらにこの支軸ピン42にはタップ下げ用リンク26およびタップ下げ用爪27が枢支されている。タップ下げ用リンク26の他端では支軸ピン46により枢支されている。この支軸ピン46は天板11と座板12とに渡される。なお、タップ下げ用リンク26は、図1で示すように上下二枚有しており、二個の支軸ピン42,46とでリンク体を構成している。
支軸ピン42に挿通されるとともに、タップ下げ用爪27側の係止ピン44とタップ下げ用リンク26の係止ピン44とにより留められるねじりばね43によりタップ下げ用爪27の先端が、タップ下げ用ラック28の二枚の歯の間に向く状態を維持するように矢印c方向に付勢される。この場合、タップ下げ用爪27側の係止ピン44が延長リンク25の側面と当接しており、位置決めがなされている。
また、支軸ピン46に挿通されるとともに、天板11と座板12とに渡される係止ピン48とタップ下げ用リンク26の係止ピン48とにより留められるねじりばね47によりタップ下げ用リンク26が、タップ下げ用ラック28から離れるように矢印d方向に付勢される。タップ下げ用ソレノイド23が駆動されていないときはこの付勢力によりタップ下げ用爪27とタップ下げ用ラック28とは離間するように作用する。なお、タップ下げ用リンク26にはベース体の一部であって近くにある支持シャフト14が当接してある距離以上離間しないようにしている。このようなタップ下げ駆動部によるタップ下げ動作については後述する。
続いて、接点保持機構について説明する。図6は接点保持機構の説明図である。ラッチ板33は、図6で示すように、板体であって同一径上に複数(本形態では5個)の孔部33a,33b,33c,33d,33eが形成されている。また、ラッチ板33には駆動軸16が固定されている。孔部33a,33b,33c,33d,33eは、この駆動軸16の中心軸から同一半径状に位置しており、駆動軸16が回動すると、孔部33a,33b,33c,33d,33eは同一径上を移動する。これら孔部33a,33b,33c,33d,33eには図1で示す固定用ソレノイド34のプランジャの先端部が嵌め込まれるようになされており、ラッチ板33が回動して何れかの孔部がプランジャの先端部の直下まで移動し、プランジャの先端部が下降して固定がなされる。各孔部の位置は、後述するが、2個の固定側主接点と可動側主接点とが電気的に接続される位置にあるように駆動軸16を固定する。
続いて、タップ盤について説明する。図7はタップ盤の説明図である。板状の支持部29はベース体の一部であるシャフト14によりベース体に固定される。この支持部29には円形の孔が形成されており、この孔に回動体である回動子49が回動可能に支持されている。回動子49は、図2(a)に示したように、駆動軸16に固定されている。支持部29の孔の周りには複数の固定側主接点[1]_30a、固定側主接点[2]_30b、固定側主接点[3]_30c、固定側主接点[4]_30d、固定側主接点[5]_30e、固定側主接点[6]_30fが配置され、ねじ(図示せず)により固定されている。これらの固定側主接点には、電線(図示せず)も接続される。
回動子49には、略T字形の可動側主接点32が配置され、隣接する2個の固定側主接点を電気的に接続させるようになされている。図7では、例示的に固定側主接点[3]_30cおよび固定側主接点[4]_30dと可動側主接点32とが電気的に接続されている。そして可動側主接点32の両側には二個の可動側限流抵抗接点50が配置されており、二個の可動側限流抵抗接点50は限流抵抗51と電気的に接続される。限流抵抗51のほぼ中央からは接続部51aが引き出されており、可動側主接点32と電気的に接続されている。このような回動子49を回転させるとき、限流抵抗51により大電流が流れないように接続を切り替えながらタップ上げやタップ下げを行う。この接続の切り替えについては後述する。
続いて制御駆動系について説明する。図8は、制御駆動系を示すブロック図である。中央処理部110にはソレノイド駆動部111が接続されており、さらにこのソレノイド駆動部111には、タップ上げ用ソレノイド17、タップ下げ用ソレノイド23、固定用ソレノイド34が接続されている。中央処理部110が制御信号をソレノイド駆動部111に出力すると、ソレノイド駆動部111は制御信号に応じてタップ上げ用ソレノイド17、タップ下げ用ソレノイド23、固定用ソレノイド34に電力供給して駆動し、接点固定・解錠を行いつつタップ上げやタップ下げを行う。
続いてこのようなタップ切替装置によるタップ切替動作について説明する。図9はタップ上げ駆動部の動作の説明図である。ここではタップ上げ動作について説明する。タップ上げを行う前では図9(a)で示すように、タップ上げ用リンク20は矢印e方向に付勢されて支持シャフト14と当接してホームポジションに位置している。また、タップ上げ用爪21は矢印f方向に付勢されて、タップ上げ用爪21の係止ピン37が延長リンク19の側面と当接してホームポジションに位置している。
このような状況下で、図9(b)で示すように矢印g方向へプランジャ18を引っ張ると、タップ上げ用爪21の先端がタップ上げ用ラック22の二枚の歯の間に入り込み、そして図9(c)で示すように、タップ上げ用爪21の先端がタップ上げ用ラック22の歯と噛み合ってタップ上げ用ラック22の回転を開始させ、矢印h方向にタップ上げ用ラック22および駆動軸16が回転していく。そして、図9(d)で示すようにストッパピン38とタップ上げ用ラック22の歯とが当接してタップ上げ用ラック22の回転を停止させる。このストッパピン38により駆動軸16の回転は所定角度となるように機械的に制限される。
この後、ソレノイド駆動部111(図8)が電力供給駆動を止めるとタップ上げ用ソレノイド17が駆動力をなくすため、タップ上げ用リンク20は付勢力により矢印e方向(図9(a)参照)に回転し、その結果、図9(e)で示すように、タップ上げ用爪21が矢印i方向へ移動する。この際、タップ上げ用爪21の先端がタップ上げ用リンク22の歯面に当接するためタップ上げ用爪21は矢印j方向に逃げながら移動する。そして、最終的に図9(f)で示すように、タップ上げ用リンク20が支持シャフト14に当接して停止する。ここにタップ上げ用リンク20は、矢印e方向(図9(a)参照)に付勢されているため、支持シャフト14と当接してホームポジションに停止する。同様にタップ上げ用爪21も矢印f方向(図9(a)参照)に付勢されているため、タップ下げ用爪21側の係止ピン37が延長リンク19の側面と当接してホームポジションに停止する。以下同様の動作により、所定角度毎にタップ上げ用リンク20および駆動軸16を回転させてタップ上げを行うこととなる。
続いて、タップ盤における動作について説明する。図10はタップ盤の動作の説明図である。このタップ盤の動作は先に説明したタップ上げ動作と対応している。まず最初に可動側主接点32は、図10(a)で示すように、固定側主接点[1]_30aおよび固定側主接点[2]_30bと電気的に接続されている。この際、限流抵抗51はいずれの固定側主接点とも接続されていない。矢印k方向へ駆動軸16の回転が進むと、図10(b)で示すように、固定側主接点[1]_30aおよび固定側主接点[2]_30bと可動側主接点32との電気的接続がなされたまま、固定側主接点[1]_30aと可動側限流抵抗接点50との接続がなされる。続いて、図10(c)に示すように、固定側主接点[1]_30aおよび固定側主接点[2]_30bと可動側主接点32との電気的接続がなされ、かつ、固定側主接点[1]_30aと可動側限流抵抗接点50aとの電気的接続がなされたまま、固定側主接点[3]_30cと可動側限流抵抗接点50bとの電気的接続がなされる。次に、図10(d)に示すように、固定側主接点[1]_30aと可動側主接点32とが切断される。しかし、このとき、固定側主接点[2]_30b、接続部51a、限流抵抗51、可動側限流抵抗接点50a・50bおよび固定側主接点[1]_30a・[3]_30cが電気的に接続されて急激に電圧が変化しないようにしているため、固定側主接点[1]_30aと固定側主接点[2]_30bとの間で大電流は流れない。
駆動軸16の回転がさらに進むと、図10(e)で示すように、固定側主接点[1]_30aおよび固定側主接点[3]_30cと二個の可動側限流抵抗接点50a・50bとの接続がなされたまま、可動側主接点32が固定側主接点[3]_30cと接続する。この状態においても、先の限流抵抗の接続により固定側主接点[2]_30bと固定側主接点[3]_30cとの間で急激に電圧が変化しないようにしているため、大電流は流れない。駆動軸16の回転がさらに進むと、図10(f)で示すように、固定側主接点[1]_30aから可動側限流抵抗接点50aが離れ、さらにその後、図10(g)に示すように、固定側主接点[3]_30cから可動側限流抵抗接点50bが離れ、図10(h)に示すように、固定側主接点[2]_30bおよび固定側主接点[3]_30cと可動側主接点32との接続がなされ、タップ上げが終了する。
これを一般化すれば、ソレノイド駆動部111は、n個(nは3以上の自然数であって後述するi−1,i,i+1はnに含まれる自然数である)の固定側主接点のうち、隣接する固定側主接点(i−1)および固定側主接点(i)の接続から隣接する固定側主接点(i)および固定側主接点(i+1)の接続に切り替るタップ上げを行うときに、タップ上げ用爪21がタップ上げ用ラック22を押送して駆動軸16を所定角度回転駆動していき、
隣接する固定側主接点(i−1)および固定側主接点(i)と可動側主接点32との接続状態から、
固定側主接点(i−1)と可動側限流抵抗接点50とを接続して固定側主接点(i−1)と固定側主接点(i)との間に可動側限流抵抗接点50や限流抵抗51の直列接続をして急激な電圧変化による大電流が流れないようにした状態での固定側主接点(i−1)と可動側主接点32との切断、
固定側主接点(i)と固定側主接点(i+1)との間に可動側限流抵抗接点50や限流抵抗51の直列接続をして急激な電圧変化による大電流が流れないようにした状態での隣接する固定側主接点(i+1)と可動側主接点32との接続、
可動側限流抵抗接点50と固定側主接点(i+1)との切断、
固定側主接点(i)および固定側主接点(i+1)と可動側主接点32との接続、
と順次切り替えてタップ上げ駆動を行うものである。
隣接する固定側主接点(i−1)および固定側主接点(i)と可動側主接点32との接続状態から、
固定側主接点(i−1)と可動側限流抵抗接点50とを接続して固定側主接点(i−1)と固定側主接点(i)との間に可動側限流抵抗接点50や限流抵抗51の直列接続をして急激な電圧変化による大電流が流れないようにした状態での固定側主接点(i−1)と可動側主接点32との切断、
固定側主接点(i)と固定側主接点(i+1)との間に可動側限流抵抗接点50や限流抵抗51の直列接続をして急激な電圧変化による大電流が流れないようにした状態での隣接する固定側主接点(i+1)と可動側主接点32との接続、
可動側限流抵抗接点50と固定側主接点(i+1)との切断、
固定側主接点(i)および固定側主接点(i+1)と可動側主接点32との接続、
と順次切り替えてタップ上げ駆動を行うものである。
続いて、接点保持機構における動作について説明する。図11は接点保持機構の動作を説明する説明図、図12はソレノイドのタイミングチャートである。この動作は先に説明したタップ上げ駆動部の動作やタップ盤の動作と対応している。まず最初にラッチ板33は、図11(a)で示すように、固定側主接点[1]_30aおよび固定側主接点[2]_30bとを固定する位置にて停止している。この場合、可動側主接点32は固定により移動しないため、接続が維持されることとなる。そして、タイミングT1(図12参照)では、固定用ソレノイド34を駆動してプランジャを上昇させて固定を解除する。
そして駆動軸16とともに、ラッチ板33が矢印l方向に回動すると孔部33aが移動していくが、タイミングT2(図12参照)では、図11(b)で示すように、二個の孔部33a,33bの中間位置で固定用ソレノイド34を駆動してプランジャを下降させる。この場合、プランジャの先端部はラッチ板33に接したままラッチ板33の移動が進む。そして、図11(c)で示すようにプランジャの直下に孔部33bが位置するときに、プランジャの先端部が孔部33bに入り込んで固定がなされ、固定側主接点[2]_30bおよび固定側主接点[3]_30cを固定する位置にて停止する。これにより、プランジャ先端部が確実に孔部に入り込むようにしている。そして、図11(d)で示すように、タイミングT3(図12参照)では、タップ上げ用ソレノイド23への電力供給が停止され、ばね力によりタップ上げ用爪22がホームポジションに戻ることとなるが、この戻る間は固定側主接点[2]_30bおよび固定側主接点[3]_30cの固定を維持する。
なお、図12に示すt1〜t8の各タイミングは、図10の(a)〜(h)のそれぞれに対応している。図12に示すように、本実施形態においては、タップ切替動作の途中において、具体的にはタイミングt6の時点(図10(f)の状態)において、ソレノイド駆動部111がタップ上げ用ソレノイド34への出力電圧の印加を終了することが、一つの特徴である。すなわち、タイミングt1〜t6までは、アークを消弧するために所定の切替速度が必要とされるため、タップ上げ用ソレノイド34へ一定の出力電圧を印加する。しかし、図10(f)で示したように可動側限流抵抗接点50aが固定側主接点[1]_30aから離れた時点で、可動側限流抵抗接点50bが固定側主接点[3]_30cから離間する前に、ソレノイド駆動部111がタップ上げ用ソレノイド17の駆動を停止する。
これにより、タイミングt6以降においては、タップ上げ用ソレノイド17からの駆動力が無くなり、回転時に接点部に発生する摺動抵抗がブレーキとして作用することで、駆動軸16の回転速度が低下する。この結果、回転動作終了位置(タイミングt8)での衝撃力が緩和される。この効果は特に、変圧器の容量が大きく、タップ切替動作が高速に行われる場合に、動作音の抑制や装置構成への衝撃の緩和において、有効である。
このタップ盤と接点保持機構との位置関係について説明する。図13はタップ盤と接点保持機構との動作タイミングを説明する説明図である。
図13(a)で示すように、可動側主接点32が固定側主接点[1]_30aおよび固定側主接点[2]_30bを固定する位置にて停止しているとき、ラッチ板33の孔部33aにて固定されている。
また、図13(b)で示すように、可動側主接点32が固定側主接点[2]_30bおよび固定側主接点[3]_30cを固定する位置にて停止しているとき、ラッチ板33の孔部33bにて固定されている。
また、図13(c)で示すように、可動側主接点32が固定側主接点[3]_30cおよび固定側主接点[4]_30dを固定する位置にて停止しているとき、ラッチ板33の孔部33cにて固定されている。
また、図13(d)で示すように、可動側主接点32が固定側主接点[4]_30dおよび固定側主接点[5]_30eを固定する位置にて停止しているとき、ラッチ板33の孔部33dにて固定されている。
また、図13(e)で示すように、可動側主接点32が固定側主接点[5]_30eおよび固定側主接点[6]_30fを固定する位置にて停止しているとき、ラッチ板33の孔部33eにて固定されている。
タップ上げ駆動はこのようにして行われる。
図13(a)で示すように、可動側主接点32が固定側主接点[1]_30aおよび固定側主接点[2]_30bを固定する位置にて停止しているとき、ラッチ板33の孔部33aにて固定されている。
また、図13(b)で示すように、可動側主接点32が固定側主接点[2]_30bおよび固定側主接点[3]_30cを固定する位置にて停止しているとき、ラッチ板33の孔部33bにて固定されている。
また、図13(c)で示すように、可動側主接点32が固定側主接点[3]_30cおよび固定側主接点[4]_30dを固定する位置にて停止しているとき、ラッチ板33の孔部33cにて固定されている。
また、図13(d)で示すように、可動側主接点32が固定側主接点[4]_30dおよび固定側主接点[5]_30eを固定する位置にて停止しているとき、ラッチ板33の孔部33dにて固定されている。
また、図13(e)で示すように、可動側主接点32が固定側主接点[5]_30eおよび固定側主接点[6]_30fを固定する位置にて停止しているとき、ラッチ板33の孔部33eにて固定されている。
タップ上げ駆動はこのようにして行われる。
なお、タップ下げ駆動については上記説明の反対動作であり、動作を容易に推察できるものであるため説明を一部省略し、タップ盤の動作の一般化された動作について説明する。ソレノイド駆動部111は、n個(nは3以上の自然数であって後述するj−1,j,j+1はnに含まれる自然数である)の固定側主接点のうち、隣接する固定側主接点(j)および固定側主接点(j+1)の接続から隣接する固定側主接点(j−1)および固定側主接点(j)の接続に切替るタップ下げを行うときにタップ下げ用爪27がタップ下げ用ラック28を押送して駆動軸16を所定角度回転駆動していき、
隣接する固定側主接点(j)および固定側主接点(j+1)と可動側主接点32との接続状態から、
固定側主接点(j+1)と可動側限流抵抗接点50とを接続して固定側主接点(j+1)と固定側主接点(j)との間に可動側限流抵抗接点50や限流抵抗51の直列接続をして急激な電圧変化による大電流が流れないようにした状態での固定側主接点(j+1)と可動側主接点32との切断、
固定側主接点(j)と固定側主接点(j−1)との間に可動側限流抵抗接点50や限流抵抗51の直列接続をして急激な電圧変化による大電流が流れないようにした状態での隣接する固定側主接点(j−1)と可動側主接点32との接続、
可動側限流抵抗接点50と固定側主接点(j−1)との切断、
固定側主接点(j−1)および固定側主接点(j)と可動側主接点32との接続、
と順次切り替えてタップ下げ駆動を行うものである。
隣接する固定側主接点(j)および固定側主接点(j+1)と可動側主接点32との接続状態から、
固定側主接点(j+1)と可動側限流抵抗接点50とを接続して固定側主接点(j+1)と固定側主接点(j)との間に可動側限流抵抗接点50や限流抵抗51の直列接続をして急激な電圧変化による大電流が流れないようにした状態での固定側主接点(j+1)と可動側主接点32との切断、
固定側主接点(j)と固定側主接点(j−1)との間に可動側限流抵抗接点50や限流抵抗51の直列接続をして急激な電圧変化による大電流が流れないようにした状態での隣接する固定側主接点(j−1)と可動側主接点32との接続、
可動側限流抵抗接点50と固定側主接点(j−1)との切断、
固定側主接点(j−1)および固定側主接点(j)と可動側主接点32との接続、
と順次切り替えてタップ下げ駆動を行うものである。
以上、本形態のタップ切替装置について説明した。本形態によれば、駆動軸16にフィン16aを設けたことにより、接点の切替動作時に駆動軸16が回転を停止する際の衝撃が緩和されるという効果がある。また、切替動作の途中でタップ上げ用ソレノイド17またはタップ下げ用ソレノイド23の駆動を停止することによっても、駆動軸16が回転を停止する際の衝撃が緩和される。この結果、高速かつ静かにタップ切替を行うことができる。
続いて本発明のタップ切替装置を搭載した負荷時タップ切替柱上変圧器について図を参照しつつ説明する。図14はタップ切替装置を搭載した負荷時タップ切替柱上変圧器の外観を説明する外観図であり、図14(a)は平面図、図14(b)は正面図、図14(c)は背面図である。図15は本形態の負荷時タップ切替柱上変圧器の接続例を説明する配線図である。図16は本形態の負荷時タップ切替柱上変圧器のブロック回路図である。本形態では先に図1〜図13を用いて説明したソレノイドにより駆動軸を回動させてタップ上げ、タップ下げを行うタップ切替装置1を搭載している。
負荷時タップ切替柱上変圧器100は、図14に示すように、絶縁保護カバー101、一次側ブッシング102、一次側接続線103、二次側ブッシング104、二次側接続線105、接地端子106、制御箱107、ハンガー座108を備えている。
絶縁保護カバー101は、絶縁体により形成された略有底円筒状の収容体であり、本形態のタップ切替装置に加え絶縁用の油が入れられた状態で蓋により外界から密封されるようになされている。前述したように、この絶縁用の油が、駆動軸16が回転する際に、フィン16aに対して回転方向と逆方向の抵抗力を作用させる。一次側ブッシング102は、絶縁を確保しつつ絶縁保護カバー101から一次側接続線103を引き出すようになされている。一次側接続線103は、高圧側に接続される電線である。
二次側ブッシング104は、絶縁を確保しつつ絶縁保護カバー101から二次側接続線105を引き出すようになされている。二次側接続線105は、低圧側に接続される電線である。接地端子106は、変圧器二次側の中性点を接地する第2種接地線であり、中性点Nに接続される端子である。
制御箱107は後述するタップ切替制御を行う各種構成が収容されている箱体である。詳細な構成については後述する。ハンガー座108は、負荷時タップ切替柱上変圧器100を電柱(図示せず)から吊り下げるハンガー装柱を行う際に用いられる取付部である。
このような負荷時タップ切替柱上変圧器100は、例えば図15で示すように、高圧配電から低圧配電へ変圧するような場合に用いられる。図15において、負荷時タップ切替柱上変圧器100は、一次側が高圧配電線200に接続され、二次側が低圧配電線300に接続される。さらに、接地抵抗600は、負荷時タップ切替柱上変圧器100の二次側の中性点Nと電気的に接続されている接地端子106と一方が接続され、また、他方が接地されており、第2種接地線を構成する。中性点Nは接地中性線Nとなる。なお、図15および後述する図16における端子の符号「+」、「−」は、ある瞬間の電圧の極性を例示したものである。
高圧配電線200は6600Vの高圧配電線路であり、低圧配電線300は、100/200V単相3線式の低圧配電線路である。低圧配電線300は、配電線P1とP2間は200V、中性線Nと配電線P1またはP2間は100Vの電圧を得る配電方式である。負荷500は例えばビル内の需要家の負荷であり、また、取引用電力量計(WHM)400は負荷500での使用電力量を計量する取引用電力量計(WHM)である。この配電方式は例えばビル内配電に採用されている。
負荷時タップ切替柱上変圧器100は、フェランチ現象により高圧配電線の負荷側となる負荷時タップ切替柱上変圧器100の受電端電圧が上昇した場合にはタップ切替が行われる。このタップ切替については後述する。
続いて制御系について説明する。制御系は、図16に示すように、変換部112、整流部113、A/D変換部114、中央処理部110、ソレノイド駆動部111を備える。ソレノイド駆動部111には、タップ上げ用ソレノイド17、タップ下げ用ソレノイド23、固定用ソレノイド34を備える。これら整流部113、A/D変換部114、中央処理部110は本発明の信号処理部となる。
変換部112は、タップ付の変圧コイル部109の二次側の電圧を計測用電圧信号に変換する。整流部113は、交流信号を直流信号の計測用電圧信号にさらに変換する。A/D変換部114は、計測用電圧信号を計測用電圧データとして入力する。中央処理部110は、計測用電圧データとして入力し、計測用電圧データが上限設定値(例えば107V)を上回る時間が所定時間(例えば60秒)ならば高圧時のタップ上げが必要と判断し、また、計測用電圧データが下限設定値(例えば95V)を下回る時間が所定時間(例えば60秒)ならば低圧時のタップ下げが必要と判断し、タップ上げが必要なときにタップ上げ制御信号またはタップ下げが必要なときにタップ下げ信号をそれぞれ出力する。ソレノイド駆動部111は、タップ上げ信号やタップ下げ信号を受けて、予め設定されたシーケンス制御によりタップ上げ用ソレノイド17、タップ下げ用ソレノイド23、固定用ソレノイド34を駆動して、タップ上げやタップ下げを行う。本形態の負荷時タップ切替柱上変圧器100はこのようなものである。
これらのような負荷時タップ切替柱上変圧器100は、駆動機構を減少させた簡易な構成としつつ、高速かつ静かにタップ切替を行える小型のタップ切替装置を採用しているため、電気事業法の規定を逸脱するような電力が需要家に供給される事態を排除するのは勿論のこと、静音型であるため近隣周辺に迷惑をかけない点も優れており、さらに低コストで省スペース型であるため、装柱しやすい負荷時タップ切替柱上変圧器を提供することができた。
以上、本発明のタップ切替装置や負荷時タップ切替柱上変圧器について説明した。本発明によれば、変圧器の容量が大きい場合であっても、高速かつ静かにタップ切替を行える小型のタップ切替装置を提供することができる。また、本発明によれば、このようなタップ切替装置を採用して安価で静音省スペース型の負荷時タップ切替柱上変圧器を提供することができる。
なお、上記の実施形態においては、タップ上げまたはタップ下げを1回行うための駆動軸16の回転を停止させる際に、駆動軸16の回転速度を漸減させる停止手段の具体的構成として、(1)媒体中(絶縁油中)での駆動軸16の回転に抵抗力を与えるフィン16a、および、(2)タップ切替動作の途中において、タップ上げ用ソレノイド34またはタップ下げ用ソレノイド23への出力電圧の印加を終了するソレノイド駆動部111、の両方を備えたタップ切替装置を例示した。しかし、停止手段としては、上記(1)のフィン16aおよび(2)のソレノイド駆動部111の少なくとも一方を具備していれば、変圧器の容量が大きい場合であっても高速かつ静かにタップ切替を行うという、所与の効果を達成することができる。
1:タップ切替装置
11:天板
12:座板
13:底板
14:支持シャフト
15:ナット
16:駆動軸
16a:フィン
17:タップ上げ用ソレノイド
18:プランジャ
19:延長リンク
20:タップ上げ用リンク
21:タップ上げ用爪
22:タップ上げ用ラック
23:タップ下げ用ソレノイド
24:プランジャ
25:延長リンク
26:タップ下げ用リンク
27:タップ下げ用爪
28:タップ下げ用ラック
29:支持部
30:固定側主接点
31:ねじ部
32:可動側主接点
33:ラッチ板
34:固定用ソレノイド
35:支軸ピン
36:ねじりばね
37:係止ピン
38:ストッパピン
39:支軸ピン
40:ねじりばね
41:係止ピン
42:支軸ピン
43:ねじりばね
44:係止ピン
45:ストッパピン
46:支軸ピン
47:ねじりばね
48:係止ピン
49:回動子
50:可動側限流固定接点
51:限流抵抗
91:ピン
100:負荷時タップ切替柱上変圧器
101:絶縁保護カバー
102:一次側ブッシング
103:一次側接続線
104:二次側ブッシング
105:二次側接続線
106:接地端子
107:制御箱
108:ハンガー座
109:変圧コイル部
110:中央処理部
111:ソレノイド駆動部
112:変換部
113:整流部
114:A/D変換部
200:高圧配電線
300:低圧配電線路
400:取引用WHM
500:負荷
600:接地抵抗
11:天板
12:座板
13:底板
14:支持シャフト
15:ナット
16:駆動軸
16a:フィン
17:タップ上げ用ソレノイド
18:プランジャ
19:延長リンク
20:タップ上げ用リンク
21:タップ上げ用爪
22:タップ上げ用ラック
23:タップ下げ用ソレノイド
24:プランジャ
25:延長リンク
26:タップ下げ用リンク
27:タップ下げ用爪
28:タップ下げ用ラック
29:支持部
30:固定側主接点
31:ねじ部
32:可動側主接点
33:ラッチ板
34:固定用ソレノイド
35:支軸ピン
36:ねじりばね
37:係止ピン
38:ストッパピン
39:支軸ピン
40:ねじりばね
41:係止ピン
42:支軸ピン
43:ねじりばね
44:係止ピン
45:ストッパピン
46:支軸ピン
47:ねじりばね
48:係止ピン
49:回動子
50:可動側限流固定接点
51:限流抵抗
91:ピン
100:負荷時タップ切替柱上変圧器
101:絶縁保護カバー
102:一次側ブッシング
103:一次側接続線
104:二次側ブッシング
105:二次側接続線
106:接地端子
107:制御箱
108:ハンガー座
109:変圧コイル部
110:中央処理部
111:ソレノイド駆動部
112:変換部
113:整流部
114:A/D変換部
200:高圧配電線
300:低圧配電線路
400:取引用WHM
500:負荷
600:接地抵抗
Claims (5)
- ベース体と、
ベース体に対して回動可能に軸支される駆動軸と、
ベース体に対して一端が回動可能に支持されるタップ上げ用リンクと、タップ上げ用リンクの他端に設けられるタップ上げ用爪と、タップ上げ用リンクを回動させてタップ上げ用爪を移動させるタップ上げ用ソレノイドと、駆動軸に取り付けられており歯間に噛み合うタップ上げ用爪の押送により回転して一方向に駆動軸を回転させるタップ上げ用ラックと、を有するタップ上げ駆動部と、
ベース体に対して一端が回動可能に支持されるタップ下げ用リンクと、タップ下げ用リンクの他端に設けられるタップ下げ用爪と、タップ下げ用リンクを回動させてタップ下げ用爪を移動させるタップ下げ用ソレノイドと、駆動軸に取り付けられており歯間に噛み合うタップ下げ用爪の押送により回転して他方向に駆動軸を回転させるタップ下げ用ラックと、を有するタップ下げ駆動部と、
ベース体に固定される支持部と、支持部により回転可能に支持されるとともに駆動軸が中心軸として連結される回動子と、回動子の周部に沿いつつ支持部に設けられるn個(nは3以上の自然数である)の固定側主接点(n)と、回動子の円周に設けられる可動側主接点と、可動側主接点の両側であって回動子の円周に設けられる二個の可動側限流抵抗接点と、二個の可動側限流抵抗接点に電気的に接続される限流抵抗と、限流抵抗の中間部から引き出されて可動側主接点と電気的に接続される接続部と、を有し、駆動軸の回転によりタップ上げまたはタップ下げを行うタップ盤と、
外部からタップ上げ制御がなされたときにタップ上げ駆動部のタップ上げ用ソレノイドを駆動してタップ上げ駆動を行い、また、外部からタップ下げ制御がなされたときにタップ下げ駆動部のタップ下げ用ソレノイドを駆動してタップ下げ駆動を行うソレノイド駆動部と、
タップ上げまたはタップ下げを1回行うための駆動軸の回転を停止させる際に、駆動軸の回転速度を漸減させる停止手段と、
を備えることを特徴とするタップ切替装置。 - 停止手段が、絶縁媒体中での駆動軸の回転に抵抗力を与えるフィンである、請求項1記載のタップ切替装置。
- フィンが、駆動軸の側方、および、回動子において可動側主接点が設けられた面の裏面、の少なくとも一方に接合された、請求項2記載のタップ切替装置。
- 駆動軸とともに回転するように取り付けられ、回転の中心から同一半径上に(n−1)個(nは3以上の自然数であってk,k+1はnに含まれる自然数である)の孔部が設けられる可動体と、
可動体の孔部の半径上に設けられ、孔部にプランジャの先端部を出し入れする固定用ソレノイドと、
を含む接点保持機構を備え、
固定側主接点(k)および固定側主接点(k+1)と可動側主接点とが接続される(n−1)箇所の位置で可動体の孔部にプランジャの先端部が入れられて可動側主接点の位置を保持し、
停止手段は、ソレノイド駆動部において、可動側主接点が接続される固定側主接点(k)および固定側主接点(k+1)のうち可動体の回転方向において前方にある固定側主接点から、二個の可動側限流抵抗接点のうち可動体の回転方向において前方にある可動側限流抵抗接点が離間する前に、タップ上げ用ソレノイドまたはタップ下げ用ソレノイドの駆動を終了する、
請求項1〜3のいずれか一項に記載のタップ切替装置。 - 一次側が高圧配電線路に接続され、また、二次側が低圧配電線路に接続されるタップ付の変圧コイル部と、
タップ付の変圧コイル部のタップを切り換える請求項1〜4のいずれか一項に記載のタップ切替装置と、
タップ付の変圧コイル部の二次側の電圧を計測用電圧信号に変換する変換部と、
計測用電圧信号を計測用電圧データとして入力し、高圧時のタップ上げまたは低圧時のタップ下げが必要か否かを判定し、タップ上げが必要なときにタップ上げ制御信号を、また、タップ下げが必要なときにタップ下げ制御信号を出力する信号処理部と、
を備え、
タップ切替装置のソレノイド駆動部は、タップ上げ制御信号が入力されたときにタップ上げ駆動部のタップ上げ用ソレノイドを駆動してタップ上げ駆動を行い、また、タップ下げ制御信号が入力されたときにタップ下げ駆動部のタップ下げ用ソレノイドを駆動してタップ下げ駆動を行う、負荷時タップ切替柱上変圧器。
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