JP2021081781A - サーバ装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1、2には、関連する技術として、FANを用いて装置内部を冷却する技術が開示されている。
そのため、サーバ装置では、内部における空気が所望の方向と逆向きに流れることを早急に検出することのできる技術が求められている。
<実施形態>
本発明の一実施形態によるサーバ装置1は、サーバ装置1においてエアフロー(空気の流れ)に逆流が生じた場合に、その逆流が生じたことを報知する装置である。
本発明の一実施形態によるサーバ装置1は、図1に示すように、マザーボード10、ハードディスクドライブユニット20(以下、「HDDユニット20」と記載)、電源ユニット30、ファンユニット40(以下、「FANユニット40」と記載)、風量センサ部50、PCI(Peripheral Component Interconnect)拡張デバイス60、オプションユニット70、エアダクト80、装置状態表示LED(Light Emitting Diode)90を備える。
メモリ102は、サーバ装置1における記憶処理などを行う。
温度センサ103は、マザーボード10上に備えられる。温度センサ103は、マザーボード10における温度を測定する。
電源ユニット30は、外部から供給される電力を、サーバ装置1の内部に備えられるユニットやデバイスを動作させる電力に変換する。電源ユニット30は、変換後の電力をサーバ装置1の内部に備えられるユニットやデバイスに供給する。電源ユニット30は、図1に示すように、温度センサ301、電源FANユニット302を備える。
電源FANユニット302は、空気を電源ユニット30の内部を通過させ、サーバ装置1の背面の第1の箇所から排出させるファンである。電源FANユニット302は、電源ユニット30の内部に備えられる。電源FANユニット302は、温度センサ301により測定された温度値に応じて適切な風量の空気が電源ユニット30の内部に供給されるように、CPU101によって制御される。
風量センサ50a及び風量センサ50bは、順方向からの風量及び逆方向からの風量を測定する。
例えば、風量センサ50a及び風量センサ50bのそれぞれは、順方向からの風量に比例して最小電圧値(例えば、0.5ボルト)から最大電圧値(例えば、3.0ボルト)までの電圧を出力する。また、風量センサ50a及び風量センサ50bのそれぞれは、逆方向からの風量に対しては最小電圧値の電圧を出力する。
なお、風量センサ部50のそれぞれは、検出した風量を対応するアナログ電圧に変換し、アナログ電圧をAD変換してデジタル電圧値として電圧を出力する。
例えば、装置状態表示LED90は、逆流エアフローが発生した場合に、CPU101による制御の下、点灯または点滅する。
図2は、サーバ装置1における正常時のエアフローの一例を示す図である。図2に示す正常時には、FANユニット40と電源FANユニット302のそれぞれによって生じるエアフローは、エアダクト80によって分離される。その結果、サーバ装置1の内部の空気は、サーバ装置1の所定の位置から排出される。
例えば、図2に示すサーバ装置1の内部では、2つのエアフローが生じる。具体的には、サーバ装置1の前面の2か所から空気が取り込まれ、サーバ装置1の内部の空気は、サーバ装置1の背面の2か所(すなわち、背面の第1の箇所及び第2の箇所)から排出される。
そのため、本発明の一実施形態では、サーバ装置1において逆流エアフローが生じた場合、サーバ装置1は、逆流エアフローが生じたこと(すなわち、エアフローに異常が発生したこと)を報知する。また、サーバ装置1において逆流エアフローが生じた場合、サーバ装置1は、その逆流エアフローに影響を及ぼすFANユニットの回転数を制御して逆流エアフローと逆向きのエアフローを生じさせる。
ここでは、図4に示すサーバ装置1の処理フローについて説明する。
なお、サーバ装置1は、エアダクト80を備えるが、図3について上述したように、エアダクト80の取り付けの不備やエアダクト80の破損など何等かの理由により、エアダクト80に不具合が発生し、エアダクト80が機能していないものとする。
また、電源FANユニット302が電源ユニット30を介してサーバ装置1の背面から空気を排出させる能力よりも、FANユニット40の送風能力により電源ユニット30から空気をFANユニット40へ吸い込む能力の方が高く、図3に示すように、サーバ装置1の電源ユニット30において逆流エアフローが生じているものとする。
例えば、CPU101は、エラーを示す装置状態表示LED90を点灯させる。また、例えば、CPU101は、表示装置(図示せず)に風向が所望の風向でないことを文字で表示する。また、例えば、CPU101は、音声で風向が所望の風向でないことを報知する。
例えば、CPU101は、0.5ボルトの電圧値を風量センサ50aから受信し、0.5ボルト〜3.0ボルトの電圧値を風量センサ50bから受信して、風量センサ部50が設けられている位置における風向が所望の風向と逆方向であると判定した場合、電源FANユニット302の回転数を上昇させる。
こうすることで、各FANの回転を可能な限り抑えて省電力、静音を実現することができる。
サーバ装置1は、風量センサ50a(第1風量センサの一例)、風量センサ50b(第2風量センサの一例)、CPU101を備える。風量センサ50aは、空気の風量を第1風量として感知する。風量センサ50bは、風量センサ50bと近接する位置に第1風量センサと逆向きに配置され、空気の逆向きの風量を第2風量として感知する。CPU101は、第1風量と、第2風量とに基づいて、風量センサ50a及び第2風量センサ50bの近傍の空気の風向が所望の風向であるか否かを判定する。
こうすることで、サーバ装置1は、サーバ装置1における風向が所望の風向でないことを早急に検出することができる。その結果、サーバ装置1は、サーバ装置1における風向が所望の風向でないことを報知することができ、早急に対応することができる。
こうすることで、サーバ装置1は、サーバ装置1における風向が所望の風向でないことを早急に報知することができる。
こうすることで、サーバ装置1は、サーバ装置1における風向が所望の風向でない場合であっても、サーバ装置1内を冷却することができる。
本発明の実施形態による最小構成のサーバ装置1は、図5に示すように、第1風量センサ50a、第2風量センサ50b、CPU101を備える。
第1風量センサ50aは、空気の風量を第1風量として感知する。
第2風量センサ50bは、前記第1風量センサと近接する位置に第1風量センサ50aと逆向きに配置され、前記空気の逆向きの風量を第2風量として感知する。
CPU101は、前記第1風量と、前記第2風量とに基づいて、第1風量センサ50a及び第2風量センサ50bの近傍の空気の風向が所望の風向であるか否かを判定する。
こうすることで、サーバ装置1は、サーバ装置1における風向が所望の風向でないことを早急に検出することができる。その結果、サーバ装置1は、サーバ装置1における風向が所望の風向でないことを報知することができ、早急に対応することができる。
図6は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ5は、図6に示すように、CPU101、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述のサーバ装置1、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU101は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU101は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
5・・・コンピュータ
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10・・・マザーボード
20・・・ハードディスクドライブユニット
30・・・電源ユニット
40・・・ファンユニット
50・・・風量センサ部
50a、50b・・・風量センサ
60・・・PCI拡張デバイス
70・・・オプションユニット
80・・・エアダクト
90・・・装置状態表示LED
101・・・CPU
102・・・メモリ
103、301・・・温度センサ
302・・・電源FANユニット
Claims (5)
- 空気の風量を第1風量として感知する第1風量センサと、
前記第1風量センサと近接する位置に前記第1風量センサと逆向きに配置され、前記空気の逆向きの風量を第2風量として感知する第2風量センサと、
前記第1風量と、前記第2風量とに基づいて、前記第1風量センサ及び前記第2風量センサ近傍の空気の風向が所望の風向であるか否かを判定するCPUと、
を備えるサーバ装置。 - 前記CPUは、
前記第1風量センサが前記所望の風向を順方向の風量として検出し、前記第2風量センサが前記所望の風向を逆方向の風量として検出するように配置された場合、前記第1風量が最小風量以上であると判定し、かつ、前記第2風量が前記最小風量であると判定したときに前記第1風量センサ及び前記第2風量センサ近傍の空気の風向が所望の風向であると判定し、前記第1風量が前記最小風量であると判定し、かつ、前記第2風量が前記最小風量以上であると判定したときに前記第1風量センサ及び前記第2風量センサ近傍の空気の風向が所望の風向と逆方向であると判定する、
請求項1に記載のサーバ装置。 - 回転数が上昇するにつれて前記所望の風向の風量を増大させるファン、
を備え、
前記CPUは、
前記第1風量センサ及び前記第2風量センサ近傍の空気の風向が所望の風向と逆方向であると判定した場合に、前記ファンの回転数を上昇させる、
請求項2に記載のサーバ装置。 - 空気の風量を第1風量として感知することと、
前記空気の逆向きの風量を第2風量として感知することと、
前記第1風量と、前記第2風量とに基づいて、前記空気の風向が所望の風向であるか否かを判定することと、
を含む判定方法。 - 空気の風量を第1風量として感知する第1風量センサと、前記第1風量センサと近接する位置に前記第1風量センサと逆向きに配置され、前記空気の逆向きの風量を第2風量として感知する第2風量センサと、を備えるサーバ装置のCPUに、
前記第1風量と、前記第2風量とに基づいて、前記第1風量センサ及び前記第2風量センサ近傍の空気の風向が所望の風向であるか否かを判定すること、
を実行させるプログラム。
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JP2019206221A JP6885626B2 (ja) | 2019-11-14 | 2019-11-14 | サーバ装置、制御方法及びプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022239809A1 (ja) | 2021-05-13 | 2022-11-17 | 住友電気工業株式会社 | 融着接続機 |
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2019
- 2019-11-14 JP JP2019206221A patent/JP6885626B2/ja active Active
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