JP2021081088A - シャッターアッセンブリ、それを用いた冷凍・冷蔵ショーケース、スライドエンド、およびスライド扉 - Google Patents
シャッターアッセンブリ、それを用いた冷凍・冷蔵ショーケース、スライドエンド、およびスライド扉 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021081088A JP2021081088A JP2019206298A JP2019206298A JP2021081088A JP 2021081088 A JP2021081088 A JP 2021081088A JP 2019206298 A JP2019206298 A JP 2019206298A JP 2019206298 A JP2019206298 A JP 2019206298A JP 2021081088 A JP2021081088 A JP 2021081088A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide
- guide groove
- slide door
- shutter assembly
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000007710 freezing Methods 0.000 title description 13
- 230000008014 freezing Effects 0.000 title description 13
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 11
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 11
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 8
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 5
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 4
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Natural products C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 3
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 3
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 3
- NLHHRLWOUZZQLW-UHFFFAOYSA-N Acrylonitrile Chemical compound C=CC#N NLHHRLWOUZZQLW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- KAKZBPTYRLMSJV-UHFFFAOYSA-N Butadiene Chemical compound C=CC=C KAKZBPTYRLMSJV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 2
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 2
- 235000013611 frozen food Nutrition 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 210000000050 mohair Anatomy 0.000 description 2
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 2
- 239000005341 toughened glass Substances 0.000 description 2
- 229930182556 Polyacetal Natural products 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 description 1
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 description 1
- 229920000800 acrylic rubber Polymers 0.000 description 1
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 235000015243 ice cream Nutrition 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229920003217 poly(methylsilsesquioxane) Polymers 0.000 description 1
- 229920000058 polyacrylate Polymers 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
- Refrigerator Housings (AREA)
Abstract
Description
これらのショーケースは、通常、営業時間において、開放されており、扉や蓋等は設けられていない。営業時間に扉などで閉じると、消費者が開閉操作を行わなければならず、商品の売れ行きに大きく影響する。特に、消費者は、買い物籠を持ちながら買い物を行うため、ショーケースの扉の開閉は、消費者にとって非常に大きな負担となる。
一方、開放されている冷蔵用ショーケースの設置場所によって、店舗内のエネルギーの消費が大きく変わる。つまり、外部と近い入り口付近に設置するとエネルギーの消費が非常に大きくなるため、外部から遠い奥に設置されている場合が多い。奥に設置することにより、エネルギーの消費を抑えることができるが、店舗の奥が消費者にとって寒くなりすぎるという問題もある。
また開閉操作の摩擦を低減させるためには、スライド扉を軽量化する必要があるが、その状態でスライド扉をスライドさせると、スライド扉が枠体の溝にひっかかり、スライド扉が上下に揺れながらスライドするおそれが生じる。この場合、スライド扉と溝とがひっかかることにより、スライド扉や溝が損傷したり、スライドに余計な摩擦抵抗が生じたりすることがある。
さらに、本出願人は、上方が開口した平型式の冷蔵用ショーケースは、前方が開口した多段式の冷蔵用ショーケースに比べて、冷気漏れが少ないことが知られており、多段式の冷蔵用ショーケースに比べて扉を設けることのメリットは小さいと考えられているなか、平型式の冷蔵用ショーケースであっても、営業時間に扉を設けることにより、省エネ効果が高いことを見出した。
本発明は、上方に開口したショーケースに用いるためのシャッターアッセンブリ、それを用いた冷凍・冷蔵ショーケース、それに用いるためのスライドエンド、およびスライド扉を提供することを目的としている。
本発明のシャッターアッセンブリであって、前記上摺動突部および前記下摺動突部の前後方向の断面形状が円弧状であるものが好ましい。
本発明のシャッターアッセンブリであって、前記ガイド溝の少なくとも下側の溝壁の内側端部に、ガイド溝の開口を狭めるように上方向に突出した閉止壁が設けられているものが好ましい。
本発明のシャッターアッセンブリであって、前記スライド扉は、板本体と、その左右側辺に固定される一対のスライド部材とを備え、前記スライド部材に、それぞれ前記上摺動突部および前記下摺動突部が設けられているものが好ましい。
本発明のシャッターアッセンブリであって、前記スライド部材は、前記板本体の前端に設けられた前方のスライドエンドと、前記板本体の後端に設けられた後方のスライドエンドとを有し、前記前方のスライドエンドおよび前記後方のスライドエンドに、それぞれ前記上摺動突部および前記下摺動突部が設けられているものが好ましい。この場合、前記前方のスライドエンドおよび前記後方のスライドエンドは、合成樹脂製であり、前記上摺動突部および下摺動突部が一体に成形されているものが好ましい。
本発明のスライドエンドは、上方に開口した長方形状の枠体の開閉に用いられる長方形状のスライド扉の板本体の4角に固定される合成樹脂製のスライドエンドであって、前記板本体と連結する板連結部と、前記枠体のガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面とを有し、前記上摺動面および前記下摺動面からそれぞれ突出した上摺動突部および下摺動突部が一体に設けられていることを特徴としている。
本発明のスライド扉は、上方に開口した長方形状の枠体の開閉に用いられる長方形状のスライド扉であって、長方形状の板本体と、その左右側辺に固定される一対のスライド部材とを備え、前記スライド部材は、前記枠体のガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面を有し、前記スライド部材の上摺動面および下摺動面に、それぞれ上摺動面および下摺動面から突出した上摺動突部および下摺動突部が設けられていることを特徴としている。
本発明のシャッターアッセンブリの第2の態様は、スライド扉の枠体のガイド溝の下側の溝壁とそれぞれ相対する下摺動面に、下摺動突部が設けられており、枠体のガイド溝の下側の溝壁の内側端部に、ガイド溝の開口を狭めるように上方向に突出した閉止壁が設けられているため、スライド扉が枠体から脱離しにくい。
例えば、シャッターアッセンブリ100と、冷却装置(図示せず)を備え、上方に開口したケースAとで、冷凍・冷蔵ショーケース1を構成する。
図2bに示すように、左枠11の内面11aには、左枠の前後方向に直線状に延びるガイド溝31が4本上下平行に形成されている。ガイド溝31の数は、特に限定されるものではなく、シャッター本体の扉の数に応じて適宜選択する。
ガイド溝31は、前後方向に水平に延び、内面11aから内側に突出した上下平行な一対の溝壁31aによって構成される。また溝壁31aの内側端部は、ガイド溝31の開口を狭めるように上下一対の閉止壁31bが前後方向に延びている。詳しくは、ガイド溝31を構成する下側の溝壁31aから上方に突出した閉止壁31bと、ガイド溝31を構成する上側の溝壁31aから下方に突出した閉止壁31bとからなる。この閉止壁31bが、後述するようにスライド扉21のガイド溝31からの脱離を防止する。このガイド溝31は、前後方向に水平に延びているが、前後に向かって若干傾斜していてもよい。
この実施形態では、内面11aから突出している一つの溝壁31aが上下に隣接しているガイド溝31の溝壁を兼ねている。詳しくは、溝壁31aの上面が上側のガイド溝31の下側の溝を構成し、溝壁31aの下面が下側のガイド溝31の上側の溝を構成している。しかし、ガイド溝31ごとに溝壁を一対ずつ設けてもよい。またガイド溝31は、内面11aを凹ませて形成してもよい。
右枠12は、左枠11と左右対称のものであり、同様にガイド溝31が形成され、下端には支持壁が形成されている。そして、左右枠のガイド溝31は、それぞれ同じ高さに形成されている。そして、左右一対のガイド溝31で、1枚のスライド扉21を支持し、かつ、スライド扉21の前後移動を案内する。
図2cに示すように、前枠13の前面13cは、外側に突出した湾曲面となっている。
また前枠13の内面13a(後側)には、左右方向に延びる衝撃吸収体18(点線)を固定する吸収体固定部13bが形成されている。衝撃吸収体18は、図5a、図5bに示すように、一番手前のスライド扉21と前枠13との間に設けられる。衝撃吸収体18は、シャッター本体20を開閉するとき、スライド扉21による枠体10への衝撃を吸収し、シャッター本体20の開閉に伴う音を和らげる。
また後枠14の下端にも、内側に向かって突出する支持壁14bが設けられている。
一方、一対の前コーナー15および一対の後コーナー16は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂(ABS樹脂)、アクリロニトリル・スチレン・アクリルゴム共重合合成樹脂(ASA樹脂)、ポリカーボネート等の合成樹脂から射出成形される。しかし、これらの材質および製法も、特に、限定されるものではない。
スライド扉21は、幅が左枠11および右枠12の距離と実質的に同じであり、長さが前枠13および後枠14の距離の約1/4の長さである長方形状の平板である。
このように構成されるスライド扉21において、図4aに示すように、左前のスライドエンド27、左スライドカバー23、左後のスライドエンド27の左側の上下面が、左枠11のガイド溝31の上下の溝壁31aとそれぞれ相対する上摺動面(図4aの網部S)および下摺動面となる。そして、左前のスライドエンド27と、左スライドカバー23と、左後のスライドエンド27とによって、スライド扉の左側のスライド部材を構成する。
板本体22の厚さは、1〜7mm、好ましくは3mm〜5mmである。
スライド扉21において、板本体22の領域は、若干凹んでいる。
後カバー26は、隙間部材25cが設けられていないこと以外は、前述した通り、前カバー25を前後反転したものである。
板連結部27aは、スライドエンド27の前後方向の真ん中から後方に掛けて左側に突出している。そして、板連結部27aの上面および下面は、前方の上段部27a1と、後方の下段部27a2とからなり、後方に向かって凹んでいる。
なお、摺動突部27cの高さは、溝壁31aの閉止壁31bの高さより高くなっている。そのため、図4bに示すように、スライドエンド27の上下摺動面をガイド溝31に挿入したとき、下摺動突部27c2が下側の溝壁31aと当接してスライド扉21を支持する。さらに、上下に閉止壁31bを有しているため、スライド扉21が傾いたりしても、閉止壁31bが上摺動突部27c1および/または下摺動突部27c2と係止し、スライド扉21のガイド溝31からの脱離を防止する。
このようにスライドエンド27は、スライド扉21の4角に設けられているため、金型を一つにすることができ、生産効率が高い。
一方、図1aのシャッターアッセンブリ100の閉じた状態から1枚のスライド扉を押して開くときに必要な力は、2kgF以下、好ましくは1.5kgF以下、特に好ましくは0.7kgF以下である。3枚のスライド扉を押すのに必要な力は、3.5kgF、好ましくは2.0kgF、特に好ましくは1.5kgFである。
シャッター本体20の開いた状態では、図1b、図5bに示すように、4枚のスライド扉21は上下に重なった状態となっている。詳しくは、図5cに示すように、上側のスライド扉21の後下側のストッパ壁27dの前面と、下側のスライド扉21の後上側のストッパ壁27dの後面とが実質的に当接した状態となっている。なお、一番下のスライド扉21とその上側のスライド扉21とは、一番下のスライド扉21のハンドル21aがその上のスライド扉21の前カバー25と当接している。そのため、ケースAの上部開口の3/4を開くことができる(図1b参照)。
同様にして、この上下一体となったスライド扉21を前方に移動させると、さらにその上のスライド扉21が一体となる。そして、4枚のスライド扉21が一体となったときが、シャッター本体20の閉じた状態となる。
またこの状態において、上側のスライド扉21の隙間部材25cは、スライドエンド27の板連結部27aより後方の領域および前カバー25の板連結部25aの上段部25a1と当接している。そのため、スライド扉21の間の冷気の漏れを最小限に抑えることができる。なお、スライド扉21がスライドしているとき、隙間部材25cは、板本体22と接しない寸法となっている。
なお、スライド扉21を移動させるとき、隙間部材25cの下端は、スライドエンド27の板連結部の上段部27a1から下段部27aを介して左右スライドカバー23の板連結部23aの上方に移動し、かつ、前カバー25の板連結部の上段部25a1から下段部25a2を介して板本体22の上方を移動するため、スライドの抵抗にはならない。
このようにストッパ壁27dが、上下に隣接するスライド扉21の連動機構を構成する。ここでは、上側のスライド扉21の後下側のストッパ壁27dと、下側のスライド扉21の前上側のストッパ壁27dと、下側のスライド扉21の後上側のストッパ壁27dとが連動機構を構成し、左右に連動機構が設けられている。
開閉操作を開始するときは、一番下のスライド扉21だけを動かすことになるため、開閉操作を小さい力で開始できる。特に、各スライド扉21が上下に摺動突部27cを有しているため、スライド操作における枠体との摩擦も小さく、スーパー等における消費者でも簡単に操作できる。
各スライド扉21は上下にも左右にもぶれにくく、安定して前後にスライドさせることができるため、複数のスライド扉21が一体となったときでも安定に移動させることができる。
図1のシャッターアッセンブリ100では、一番低いスライド扉21にハンドル21aを設けているが、例えば、図6eの符号21aのように、一番高いスライド扉21にハンドル21aを設けてもよい。その場合、図1のシャッターアッセンブリ100とは逆に、スライド扉21は、上から順番にスライドして閉まる。
図1のシャッターアッセンブリ100では、全てのスライド扉21をスライド可能としているが、一番後ろを固定してもよい。例えば、一番上側のガイド溝31に固定片等を固定し、一番上のスライド扉21が動かないようにするなどが考えられる。
図1のシャッターアッセンブリ100では、スライド部材を、スライドエンド、スライドカバー、スライドエンドの3つの部材によって構成しているが、上摺動面および下摺動面からそれぞれ上摺動突部および下摺動突部がスライド部材の前後方向に離間した状態で少なくとも2つ設けられていれば、一体としてもよい。またスライド部材を2つ、あるいは、4つ以上の部材から構成してもよい。スライド部材を一体とする場合、上摺動突部および下摺動突部を前後方向に離間した状態で3つ以上等間隔に設けることができ、摩擦抵抗は大きくなるが、スライド自体は安定する。
図1のシャッターアッセンブリ100では、各スライド扉21には連動機構に不要なストッパ壁が設けられている。例えば、一番下のスライド扉21の前後下側のストッパ壁27d、および、各スライド扉21の前上側のストッパ壁27dが挙げられる。これらは省略してもよい。しかし、これらを残すことにより、スライドエンドをスライド扉21の4角に採用することができ生産性は高い。
図1のシャッターアッセンブリ100では、摺動突部27cの形状を前後方向の断面形状を円弧としているが、特に限定されない。例えば、円錐、円錐台、多角錐、多角錐台のように上方に向かって小さくなる形状や、円柱や多角柱などが挙げられる。前後方向の断面形状を円弧とする場合、当接する溝壁31aに傷等を形成しにくく、かつ、摩擦抵抗も小さくできて好ましい。また上下の摺動突部27cは、前後方向において同じ位置に設けられているが、前後にずれていてもよい。
図6aのシャッターアッセンブリ200は、上方に開口したショーケースに用いるためのものであり、長方形状の枠体50と、その枠体の開口を開閉するシャッター本体60とを備えている。枠体50の開口を閉じた状態では、シャッター本体20の2枚のスライド扉61が階段状に並ぶ。一方、枠体10の開口を開いた状態では、2枚のスライド扉61が上下に重なる(図示せず)。このシャッターアッセンブリ200は、連動機構を備えていない点で図1のシャッターアッセンブリ100と異なる。
スライド扉61は、図6bに示すように、ストッパ壁を備えておらず、左右枠が長くなっている点以外は、図1のシャッターアッセンブリ100のスライド扉21と実質的に同じものである。つまり、板本体22、前カバー25、後カバー26は、図1のスライド扉21と実質的に同じである。左スライドカバー23、右スライドカバー24は、長さが長くなっている。スライドエンド63は、図6cに示すように、板連結部27a、雄型連結部27b、摺動突部27cを備えている。このスライドエンド63も、図1のスライドエンド27と同様に、厚み方向の中心面Cを中心に上下対称となっており、スライド扉61の四隅に採用されている。
このように本発明は、連動機構を有する複数のスライド扉から構成されるシャッター本体を備えたシャッターアッセンブリに限られることなく、一枚だけスライドさせるシャッター本体を備えたものも含む。また真ん中の扉を固定し、その両側に真ん中の扉に向かうようにスライド可能なスライド扉を有するシャッター本体を備えたものも含む。
図1のシャッターアッセンブリ100または図6aのシャッターアッセンブリ200では、スライドエンドに摺動突部を設けているが、図6dに示すように、スライド扉のスライドカバー23、24に、摺動突部65を設けてもよい。ここではスライド扉を支持できるように、摺動突部は、前後方向に所定の長さを有している。このようにスライド扉を水平に保持できれば、摺動突部は左右のスライド部材に各1個だけとしてもよい。
図1のシャッターアッセンブリ100または図6aのシャッターアッセンブリ200では、摺動突部を上下に設けているが、図6fに示すように、スライド扉の下摺動面のみに摺動突部66を設け、枠体10のガイド溝の下側の溝壁31aの内側端部のみに、ガイド溝の開口を狭めるように上方に突出した閉止壁31bを設けてもよい。この場合、スライド扉が上下にぶれた場合、摩擦抵抗が大きくなるが、スライド扉が枠体から脱離することは防止できる。
図1のシャッターアッセンブリ100または図6のシャッターアッセンブリ200では、枠体10または枠体60をショーケースAの開口に直接取り付けているが、図6eのように、ショーケースAとシャッターアッセンブリ100との間に、スペーサー70を設け、冷蔵・冷凍ショーケース1aを構成してもよい。スペーサー70を設けることにより、シャッターアッセンブリの高さを調整できる。さらに、図6gのように、一つのショーケースAに、2つまたは2以上のシャッターアッセンブリ100を並列させた冷蔵・冷凍ショーケース1bを構成してもよい。
枠体10の左枠11、右枠12、前枠13、後枠14は、アルミニウム原料からを押出成型によって成形した。
枠体10の前コーナー15および後コーナー16は、ASA樹脂原料から射出成形によって成形した。
スライド扉21の板本体22として、強化ガラスを準備した。
スライド扉21の左スライドカバー23、右スライドカバー24、前カバー25および後カバー26は、アルミニウム原料から押出成型によって成形した。
スライド扉21のスライドエンド27は、POM樹脂材料から射出成形によって成形した。
隙間部材25cとして、ポリプロピレン製のモヘアを準備した。
2台のシャッターアッセンブリ100を組み立て、それぞれ実施例1、2とする。
これらの実施例1、2のシャッターアッセンブリ100において、ハンドル21aの中心にプッシュプルゲージを取り付け、開時および閉時に必要な力を測定した。
測定方法は、プッシュプルゲージを取り付け、シャッターアッセンブリ100を図1aの閉めた状態から、スライド扉21を一枚押すときの力を測定する。そのまま押して、2枚押すときの力、3枚押すとの力を測定する。反対に、図1bの開いた状態からスライド扉21を1枚引くときの力を測定し、順番に2枚引くときの力、3枚引くときの力を測定する。この測定を2回ずつ繰り返した。
その結果を次の表1に示す。
シャッターアッセンブリ100を取り付けた冷凍ショーケース(実施例1)と、何も取り付けず上方を開放させた状態の冷凍ショーケース(比較例1)の消費電力の違いを確認した。それぞれの測定は、冷凍ショーケースの電源にセンサーを結線し、エコパワーメータで消費電力を測定した。
測定した日の外気温は27℃〜31℃で、湿度は50%〜90%であった。実施例1の冷凍ショーケースの消費電力は、19.88kWhであるのに対し、比較例1の冷凍ショーケースの消費電力は、23.45kWhであった。このように比較的冷気の漏れが少ないとされる平型のケースにおいても約15%の節電効果が見られ、シャッターアッセンブリ100を取り付ける効果が確認できた。
A ケース
100、200 シャッターアッセンブリ
10 枠体
11 左枠
11a 内面
11b 支持壁
12 右枠
13 前枠
13a 内面
13b 吸収体固定部
13c 前面
14 後枠
14a 商品表示用連結部
14a1 レール
14a2 引っ掛け部
15 前コーナー
15a 前面
16 後コーナー
18 衝撃吸収体
19 商品表示
19a 基部
19b 表示部
20 シャッター本体
21 スライド扉
21a ハンドル
22 板本体
23 左スライドカバー
23a 板連結部
23b、23c 雌型連結部
24 右スライドカバー
25 前カバー
25a 板連結部
25b 隔壁
25c 隙間部材
26 後カバー
27 スライドエンド
27a 板連結部
27a1 上段部
27a2 下段部
27b 雄型連結部
27c 摺動突部
27c1 上摺動突部
27c2 下摺動突部
27d ストッパ壁
31 ガイド溝
31a 溝壁
31b 閉止壁
50 枠体
60 シャッター本体
61 スライド扉
62 固定子
63 スライドエンド
Claims (11)
- 上方に開口したショーケースに用いるシャッターアッセンブリであって、
長方形状の枠体と、その枠体の開口を開閉するシャッター本体とからなり、
前記枠体は、平行に相対する一対の左右枠と、平行に相対する一対の前後枠とを有し、
前記一対の左右枠の内面には、それぞれ長手方向に延びる直線状のガイド溝が形成されており、
前記シャッター本体は、前記ガイド溝に沿って前後方向にスライドする長方形状のスライド扉を有し、
前記スライド扉には、前記ガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面からそれぞれ突出した上摺動突部および下摺動突部が設けられている、
シャッターアッセンブリ。 - 前記上摺動突部および前記下摺動突部は、それぞれ前記スライド扉の前後方向に離間した状態で少なくとも2つ設けられている、
請求項1記載のシャッターアッセンブリ。 - 前記上摺動突部および前記下摺動突部の前後方向の断面形状が円弧状である、
請求項1または2記載のシャッターアッセンブリ。 - 前記ガイド溝の少なくとも下側の溝壁の内側端部に、ガイド溝の開口を狭めるように上方向に突出した閉止壁が設けられている、
請求項1から3のいずれかに記載のシャッターアッセンブリ。 - 前記スライド扉は、板本体と、その左右側辺に固定される一対のスライド部材とを備え、
前記スライド部材に、前記上摺動突部および前記下摺動突部が設けられている、
請求項1から4のいずれかに記載のシャッターアッセンブリ。 - 前記スライド部材は、前記板本体の前端に設けられた前方のスライドエンドと、前記板本体の後端に設けられた後方のスライドエンドとを有し、
前記前方のスライドエンドおよび前記後方のスライドエンドに、それぞれ前記上摺動突部および前記下摺動突部が設けられている、
請求項1から5のいずれか記載のシャッターアッセンブリ。 - 前記前方のスライドエンドおよび前記後方のスライドエンドは、合成樹脂製であり、
前記上摺動突部および前記下摺動突部が一体に成形されている、
請求項6記載のシャッターアッセンブリ。 - 冷却装置を備えた上方に開口したケースと、その開口部に取り付けられた請求項1から7のいずれかに記載のシャッターアッセンブリとを有する、
冷凍・冷蔵ショーケース。 - 上方に開口した長方形状の枠体の開閉に用いられる長方形状のスライド扉の板本体の4角に固定される合成樹脂製のスライドエンドであって、
前記板本体と連結する板連結部と、前記枠体のガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面とを有し、
前記上摺動面および下摺動面からそれぞれ突出した上摺動突部および下摺動突部が一体に設けられている、
スライドエンド。 - 上方に開口した長方形状の枠体の開閉に用いられる長方形状のスライド扉であって、
長方形状の板本体と、その左右側辺に固定される一対のスライド部材とを備え、
前記スライド部材は、前記枠体のガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面を有し、
前記スライド部材の上摺動面および下摺動面に、それぞれ上摺動面および下摺動面から突出した上摺動突部および下摺動突部が設けられている、
スライド扉。 - 上方に開口したショーケースに用いるシャッターアッセンブリであって、
長方形状の枠体と、その枠体の開口を開閉するシャッター本体とからなり、
前記枠体は、平行に相対する一対の左右枠と、平行に相対する一対の前後枠とを有し、
前記一対の左右枠の内面には、それぞれ長手方向に延びる直線状のガイド溝が形成されており、
前記シャッター本体は、前記ガイド溝に沿って前後方向にスライドする長方形状のスライド扉を有し、
前記スライド扉には、前記ガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の下側の溝壁とそれぞれ相対する下摺動面から突出した下摺動突部が設けられており、
前記ガイド溝の下側の溝壁の内側端部に、ガイド溝の開口を狭めるように上方向に突出した閉止壁が設けられている、
シャッターアッセンブリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019206298A JP7466887B2 (ja) | 2019-11-14 | 2019-11-14 | シャッターアッセンブリ、それを用いた冷凍・冷蔵ショーケース、スライドエンド、およびスライド扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019206298A JP7466887B2 (ja) | 2019-11-14 | 2019-11-14 | シャッターアッセンブリ、それを用いた冷凍・冷蔵ショーケース、スライドエンド、およびスライド扉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021081088A true JP2021081088A (ja) | 2021-05-27 |
JP7466887B2 JP7466887B2 (ja) | 2024-04-15 |
Family
ID=75964675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019206298A Active JP7466887B2 (ja) | 2019-11-14 | 2019-11-14 | シャッターアッセンブリ、それを用いた冷凍・冷蔵ショーケース、スライドエンド、およびスライド扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7466887B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019122489A (ja) | 2018-01-12 | 2019-07-25 | 株式会社サンヤマト | シャッターアセンブリおよびそれを用いた冷凍・冷蔵ショーケース |
-
2019
- 2019-11-14 JP JP2019206298A patent/JP7466887B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7466887B2 (ja) | 2024-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8651600B2 (en) | Shelf and refrigerator with the same | |
US9016482B2 (en) | Shelf for display of goods | |
RU2384286C2 (ru) | Бытовой прибор с телескопическим выдвижным механизмом | |
CN104034119B (zh) | 冰箱 | |
US7766437B2 (en) | Refrigerator | |
CN108366679B (zh) | 商品陈列搁板 | |
US20100060124A1 (en) | Elevation adjustment apparatus for shelf in refrigerator | |
US7578088B2 (en) | Tag holder profile or a mother profile for fastening a removable tag holder | |
EP2184570B1 (en) | Refrigerating appliance | |
US2895779A (en) | Cabinet with self-closing doors | |
JP2021081088A (ja) | シャッターアッセンブリ、それを用いた冷凍・冷蔵ショーケース、スライドエンド、およびスライド扉 | |
JP2019122489A (ja) | シャッターアセンブリおよびそれを用いた冷凍・冷蔵ショーケース | |
JP2009066296A (ja) | ショーケースの扉構造 | |
KR200454116Y1 (ko) | 진열대 가변 확장식 진열장 | |
JP7273074B2 (ja) | スライド式の蓋を備えたカバーを冷蔵商品貯蔵ユニットに取り付ける方法 | |
KR101413092B1 (ko) | 상품 진열 선반 | |
KR100949574B1 (ko) | 쇼케이스용 선반 경사구조체 | |
JP3109546U (ja) | スライド棚板位置決め装置 | |
KR101732443B1 (ko) | 쇼케이스 냉장고의 롤러선반 및 장착장치 | |
KR101432292B1 (ko) | 냉장고 | |
CN216020233U (zh) | 一种便于拆装的展柜 | |
KR20140124120A (ko) | 냉장고 | |
US11828530B2 (en) | Shelf assembly | |
CN219962415U (zh) | 一种商品零售贸易用陈列柜 | |
JP2020162790A (ja) | キャビネット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20191202 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20200207 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20200414 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20200414 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231011 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240327 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7466887 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |