JP2021081088A - シャッターアッセンブリ、それを用いた冷凍・冷蔵ショーケース、スライドエンド、およびスライド扉 - Google Patents

シャッターアッセンブリ、それを用いた冷凍・冷蔵ショーケース、スライドエンド、およびスライド扉 Download PDF

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【課題】上方に開口したケースに用いるためのシャッターアッセンブリを提供する。【解決手段】長方形状の枠体と、その枠体の開口を開閉するシャッター本体とを備えたシャッターアッセンブリであって、シャッター本体のスライド扉21に、左枠11のガイド溝の上下の溝壁31aとそれぞれ相対する上下摺動面からそれぞれ突出した摺動突部27cがスライド扉21の前後方向に離間して2つ設けられているシャッターアッセンブリ。【選択図】図4

Description

本発明は、ショーケースに用いられるシャッターアッセンブリ、それを用いた冷凍・冷蔵ショーケース、スライドエンド、およびスライド扉に関する。
スーパーやコンビニエンスストア等で冷凍食品やアイスクリーム等を陳列するために用いられる上方に開口した冷凍・冷蔵ショーケースが知られている。このように上方に開口させることにより、顧客はショーケースに収容されている食品の全体を見渡すことができ、かつ、選択した食品の取り出しが簡単である。
これらのショーケースは、通常、営業時間において、開放されており、扉や蓋等は設けられていない。営業時間に扉などで閉じると、消費者が開閉操作を行わなければならず、商品の売れ行きに大きく影響する。特に、消費者は、買い物籠を持ちながら買い物を行うため、ショーケースの扉の開閉は、消費者にとって非常に大きな負担となる。
一方、開放されている冷蔵用ショーケースの設置場所によって、店舗内のエネルギーの消費が大きく変わる。つまり、外部と近い入り口付近に設置するとエネルギーの消費が非常に大きくなるため、外部から遠い奥に設置されている場合が多い。奥に設置することにより、エネルギーの消費を抑えることができるが、店舗の奥が消費者にとって寒くなりすぎるという問題もある。
このような上方が開口している冷蔵庫の開口部を開閉する一つの手段として、スライド式の扉が知られている。このようなスライド式の扉の摩擦力を低減する方法として、下面にローラが設けられたショーケースの引戸枠(特許文献1)、下面にスライドピースが設けられ、スライドピースの細径部を軸としてローラを回転可能に取り付けた引戸(特許文献2)が知られている。さらに、特許文献3に示すように、側方に突出するガイドピン(ローラ状のエレメント)を備えた湾曲している前側の部分カバーであって、ガイドピンをガイドレールと係合させ、湾曲している前側の部分カバーを湾曲しているガイドレールに沿ってスライドさせるものが知られている。
実開昭48−87995号 実公昭39−18254号 特許第6391707号
しかし、スーパーなどに設置される場合、ショーケースの開閉操作は非常に頻繁に行われることが予想される。このように頻繁にスライドさせる場合、ローラ等の部品が外れるなどの故障のおそれがある。
また開閉操作の摩擦を低減させるためには、スライド扉を軽量化する必要があるが、その状態でスライド扉をスライドさせると、スライド扉が枠体の溝にひっかかり、スライド扉が上下に揺れながらスライドするおそれが生じる。この場合、スライド扉と溝とがひっかかることにより、スライド扉や溝が損傷したり、スライドに余計な摩擦抵抗が生じたりすることがある。
さらに、本出願人は、上方が開口した平型式の冷蔵用ショーケースは、前方が開口した多段式の冷蔵用ショーケースに比べて、冷気漏れが少ないことが知られており、多段式の冷蔵用ショーケースに比べて扉を設けることのメリットは小さいと考えられているなか、平型式の冷蔵用ショーケースであっても、営業時間に扉を設けることにより、省エネ効果が高いことを見出した。
本発明は、上方に開口したショーケースに用いるためのシャッターアッセンブリ、それを用いた冷凍・冷蔵ショーケース、それに用いるためのスライドエンド、およびスライド扉を提供することを目的としている。
本発明のシャッターアッセンブリは、上方に開口したショーケースに用いるシャッターアッセンブリであって、長方形状の枠体と、その枠体の開口を開閉するシャッター本体とからなり、前記枠体は、平行に相対する一対の左右枠と、平行に相対する一対の前後枠とを有し、前記一対の左右枠の内面には、それぞれ長手方向に延びる直線状のガイド溝が形成されており、前記シャッター本体は、前記ガイド溝に沿って前後方向にスライドする長方形状のスライド扉を有し、前記スライド扉には、前記ガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面からそれぞれ突出した上摺動突部および下摺動突部が設けられていることを特徴としている。
本発明のシャッターアッセンブリであって、前記上摺動突部および前記下摺動突部がそれぞれ前記スライド扉の前後方向に離間した状態で少なくとも2つ設けられているものが好ましい。
本発明のシャッターアッセンブリであって、前記上摺動突部および前記下摺動突部の前後方向の断面形状が円弧状であるものが好ましい。
本発明のシャッターアッセンブリであって、前記ガイド溝の少なくとも下側の溝壁の内側端部に、ガイド溝の開口を狭めるように上方向に突出した閉止壁が設けられているものが好ましい。
本発明のシャッターアッセンブリであって、前記スライド扉は、板本体と、その左右側辺に固定される一対のスライド部材とを備え、前記スライド部材に、それぞれ前記上摺動突部および前記下摺動突部が設けられているものが好ましい。
本発明のシャッターアッセンブリであって、前記スライド部材は、前記板本体の前端に設けられた前方のスライドエンドと、前記板本体の後端に設けられた後方のスライドエンドとを有し、前記前方のスライドエンドおよび前記後方のスライドエンドに、それぞれ前記上摺動突部および前記下摺動突部が設けられているものが好ましい。この場合、前記前方のスライドエンドおよび前記後方のスライドエンドは、合成樹脂製であり、前記上摺動突部および下摺動突部が一体に成形されているものが好ましい。
本発明の冷凍・冷蔵ショーケースは、冷却装置を備えた上方に開口したケースと、その開口部に取り付けられた本発明のシャッターアッセンブリとを有することを特徴としている。
本発明のスライドエンドは、上方に開口した長方形状の枠体の開閉に用いられる長方形状のスライド扉の板本体の4角に固定される合成樹脂製のスライドエンドであって、前記板本体と連結する板連結部と、前記枠体のガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面とを有し、前記上摺動面および前記下摺動面からそれぞれ突出した上摺動突部および下摺動突部が一体に設けられていることを特徴としている。
本発明のスライド扉は、上方に開口した長方形状の枠体の開閉に用いられる長方形状のスライド扉であって、長方形状の板本体と、その左右側辺に固定される一対のスライド部材とを備え、前記スライド部材は、前記枠体のガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面を有し、前記スライド部材の上摺動面および下摺動面に、それぞれ上摺動面および下摺動面から突出した上摺動突部および下摺動突部が設けられていることを特徴としている。
本発明のシャッターアッセンブリの第2の態様は、上方に開口したショーケースに用いるシャッターアッセンブリであって、長方形状の枠体と、その枠体の開口を開閉するシャッター本体とからなり、前記枠体は、平行に相対する一対の左右枠と、平行に相対する一対の前後枠とを有し、前記一対の左右枠の内面には、それぞれ長手方向に延びる直線状のガイド溝が形成されており、前記シャッター本体は、前記ガイド溝に沿って前後方向にスライドする長方形状のスライド扉を有し、前記スライド扉には、前記ガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の下側の溝壁とそれぞれ相対する下摺動面から突出した下摺動突部が設けられており、前記ガイド溝の下側の溝壁の内側端部に、ガイド溝の開口を狭めるように上方向に突出した閉止壁が設けられていることを特徴としている。
本発明のシャッターアッセンブリは、スライド扉に、枠体のガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面からそれぞれ突出した上摺動突部および下摺動突部が設けられているため、下摺動突部がガイド溝の下側の溝壁と当接してスライド扉を支持する。またスライド操作を行うとき、スライド扉がガイド溝とひっかかって上方に浮いても、上摺動突部がガイド溝の上側の溝壁と当接するため、摩擦抵抗は大きくならない。また上下に摺動突部が設けられているため、上下のぶれが大きくならず、安定してスライド操作が可能である。
本発明のシャッターアッセンブリの第2の態様は、スライド扉の枠体のガイド溝の下側の溝壁とそれぞれ相対する下摺動面に、下摺動突部が設けられており、枠体のガイド溝の下側の溝壁の内側端部に、ガイド溝の開口を狭めるように上方向に突出した閉止壁が設けられているため、スライド扉が枠体から脱離しにくい。
図1aは本発明のシャッターアッセンブリの第1実施形態であって、シャッターアッセンブリが閉じた状態を示す斜視図であり、図1bは開いた状態を示す斜視図である。 図2aは図1のシャッターアッセンブリ100の枠体を示す斜視図であり、図2bはそのX1−X1線断面図であり、図2cはそのX2−X2線断面図であり、図2dはそのX3−X3線断面図である。 図3aは図1のシャッターアッセンブリのシャッター本体のスライド扉を示す斜視図であり、図3bはそのY1−Y1線断面図であり、図3cはそのY2−Y2線断面図であり、図3dはスライドエンドを示す斜視図であり、図3eはスライドエンドを示す左側面図である。 図4aは図1のスライド扉の一部を示す平面図であり、図4bは左枠とスライド扉の関係を示す概略図である。 図5aはシャッターアッセンブリが閉じた状態の概略の一部を示す側面断面図であり、図5bはシャッターアッセンブリが開いた状態の概略の一部を示す側面断面図であり、図5cは図5bの一部拡大図であり、図5dは図5aの一部拡大図である。 図6aは本発明のシャッターアッセンブリの第2実施形態を示す斜視図であり、図6bはそのスライド扉を示す斜視図であり、図6cはそのスライドエンドを示す側面図であり、図6dは本発明のスライド扉の他の実施形態を示す斜視図であり、図6e、図6gは本発明の冷凍・冷蔵ショーケースの他の実施形態を示す斜視図であり、図6fは本発明のシャッターアッセンブリの他の実施形態を示す断面図である。
図1a、図1bは、上方に開口したショーケースに用いるためのシャッターアッセンブリ100である。シャッターアッセンブリ100は、長方形状の枠体10と、その枠体の開口を開閉するシャッター本体20とを備えている。図1aに示すように、枠体10の開口を閉じた状態では、シャッター本体20を構成する4枚のスライド扉21が前後方向に階段状に並ぶ。また、図1bに示すように、枠体10の開口を開いた状態では、スライド扉21が上下に重なる。
例えば、シャッターアッセンブリ100と、冷却装置(図示せず)を備え、上方に開口したケースAとで、冷凍・冷蔵ショーケース1を構成する。
枠体10は、図2aに示すように、平行に相対する一対の左枠11および右枠12と、平行に相対する一対の前枠13および後枠14とからなる。また左枠11および右枠12と前枠13とを連結する一対の前コーナー15および左枠11および右枠12と後枠14とを連結する一対の後コーナー16を有している。
次に、左右枠について説明する。
図2bに示すように、左枠11の内面11aには、左枠の前後方向に直線状に延びるガイド溝31が4本上下平行に形成されている。ガイド溝31の数は、特に限定されるものではなく、シャッター本体の扉の数に応じて適宜選択する。
ガイド溝31は、前後方向に水平に延び、内面11aから内側に突出した上下平行な一対の溝壁31aによって構成される。また溝壁31aの内側端部は、ガイド溝31の開口を狭めるように上下一対の閉止壁31bが前後方向に延びている。詳しくは、ガイド溝31を構成する下側の溝壁31aから上方に突出した閉止壁31bと、ガイド溝31を構成する上側の溝壁31aから下方に突出した閉止壁31bとからなる。この閉止壁31bが、後述するようにスライド扉21のガイド溝31からの脱離を防止する。このガイド溝31は、前後方向に水平に延びているが、前後に向かって若干傾斜していてもよい。
この実施形態では、内面11aから突出している一つの溝壁31aが上下に隣接しているガイド溝31の溝壁を兼ねている。詳しくは、溝壁31aの上面が上側のガイド溝31の下側の溝を構成し、溝壁31aの下面が下側のガイド溝31の上側の溝を構成している。しかし、ガイド溝31ごとに溝壁を一対ずつ設けてもよい。またガイド溝31は、内面11aを凹ませて形成してもよい。
左枠11の下端には、内側に向かって突出する支持壁11bが形成されている。この支持壁11bは、ケースAの枠の上面と当接、あるいは、スペーサー(図6eの符号70)等を介して連結する。このように支持壁11bを設けることにより、ケースAと枠体10の大きさが多少異なっていても、容易に取り付けることができる。
右枠12は、左枠11と左右対称のものであり、同様にガイド溝31が形成され、下端には支持壁が形成されている。そして、左右枠のガイド溝31は、それぞれ同じ高さに形成されている。そして、左右一対のガイド溝31で、1枚のスライド扉21を支持し、かつ、スライド扉21の前後移動を案内する。
前枠13は、図2aに示すように、左枠11、右枠12および後枠14より若干低くなっている。これは、一番前側のスライド扉21を前枠13と当接させたとき、スライド扉21のハンドル21aを前枠13上に位置させるためである(図1参照)。このようにハンドル21aを配置することにより、一番前のスライド扉21を前方向に引く操作がしやすい。また前枠が低い方が、消費者にとって、ショーケース内の目的物を取りやすい。
図2cに示すように、前枠13の前面13cは、外側に突出した湾曲面となっている。
また前枠13の内面13a(後側)には、左右方向に延びる衝撃吸収体18(点線)を固定する吸収体固定部13bが形成されている。衝撃吸収体18は、図5a、図5bに示すように、一番手前のスライド扉21と前枠13との間に設けられる。衝撃吸収体18は、シャッター本体20を開閉するとき、スライド扉21による枠体10への衝撃を吸収し、シャッター本体20の開閉に伴う音を和らげる。
後枠14は、図2dに示すように、上面に、商品表示用連結部14aが設けられている。商品表示用連結部14aは、上面の前後両端に左右方向に延びている一対のレール14a1からなる。レール14a1には、相対するレール方向に向かって突出する引っ掛け部14a2が形成されている。商品表示19は、例えば、図2dに示すように、平板状の基部19aと、その基部から上方に延びる平板状の表示部19bとからなる。そして、レール14a1の引っ掛け部14a2によって、基部19aを抑える。しかし、商品表示19の種類、および、連結部14aと商品表示19の連結構造は特に限定されるものではない。
また後枠14の下端にも、内側に向かって突出する支持壁14bが設けられている。
前コーナー15は、図2aに示すように、前面15aが若干外方に突出した湾曲した斜面となっている。この前面15aおよび前枠13の前面13cによって、消費者は、シャッターアッセンブリ100の前部において開放感を感じることができる。
左枠11、右枠12、前枠13、後枠14は、図2bから図2dに示すように、中空状のものである。これらはアルミニウム、アルミニウム合金等の金属から押出成型によって成形される。しかし、これらの材質は特に限定されるものではない。例えば、合成樹脂製の中実体であってもよい。
一方、一対の前コーナー15および一対の後コーナー16は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂(ABS樹脂)、アクリロニトリル・スチレン・アクリルゴム共重合合成樹脂(ASA樹脂)、ポリカーボネート等の合成樹脂から射出成形される。しかし、これらの材質および製法も、特に、限定されるものではない。
枠体10の大きさは、ケースAの大きさに応じて適宜選択することができる。特に、枠体10の各枠(左右枠および前後枠)を押出成型で成形できるため、各枠の長さを調整することにより、種々の大きさのケースAに対応させることができる。枠体10の大きさとしては、一般的に前後の長さが300〜1500mm、好ましくは600〜1100mmであり、左右の幅が300〜1200mm、好ましくは600〜1000mmである。高さは、スライド扉の枚数にも起因するが、例えば、30〜150mm、好ましくは50〜80mmである。
図1に戻って、シャッター本体20は、4枚のスライド扉21と、上下に隣接しているスライド扉を連動させる連動機構とを備えている。スライド扉21は、枠体10のガイド溝31に沿って前後方向にスライドする。また、一番下のスライド扉21の上面の前側にはハンドル21aが設けられている。
スライド扉21は、図3aに示すように、光透過性の板本体22と、板本体の左右側辺に設けられた左スライドカバー23および右スライドカバー24と、板本体の前後辺に設けられた前カバー25および後カバー26と、スライド扉21の四隅に設けられるスライドエンド27とを有する。左スライドカバー23は、右スライドカバー24を左右反転させたものである。前カバー25は、後カバー26を前後反転させたものである。図3aの点線で示す符号21aは、ハンドルであり、一番下のスライド扉に設けられている。他のスライド扉21は、ハンドル21aを有さない。ハンドル21aは、前枠13の上面の中央から上方に、かつ、前方にせりだして設けられている。しかし、ハンドル21aの形状は特に限定されるものではない。ハンドル21aは、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の金属、または、合成樹脂のいずれでもよい。
スライド扉21は、幅が左枠11および右枠12の距離と実質的に同じであり、長さが前枠13および後枠14の距離の約1/4の長さである長方形状の平板である。
このように構成されるスライド扉21において、図4aに示すように、左前のスライドエンド27、左スライドカバー23、左後のスライドエンド27の左側の上下面が、左枠11のガイド溝31の上下の溝壁31aとそれぞれ相対する上摺動面(図4aの網部S)および下摺動面となる。そして、左前のスライドエンド27と、左スライドカバー23と、左後のスライドエンド27とによって、スライド扉の左側のスライド部材を構成する。
図3aに戻って、板本体22は、光透過性を有するガラスまたは合成樹脂からなる平板である。特に、透明な強化ガラスが好ましい。
板本体22の厚さは、1〜7mm、好ましくは3mm〜5mmである。
スライド扉21において、板本体22の領域は、若干凹んでいる。
左スライドカバー23は、図3bに示すように、左側面が開口しており、左側は板本体を受け入れる板連結部23aとなっている。板連結部23aは、厚みが小さくなるように緩やかな段部を伴って左側に突出している。また左スライドカバー23の前後面(図3bの表裏方向)も開口しており、それぞれスライドエンド27の雄型連結部を受け入れる雌型連結部23b、23cとなっている。
前カバー25は、図3cに示すように、後側が開口しており、後側は板本体を受け入れる板連結部25aとなっている。この板連結部25aの上面および下面は、前方の上段部25a1と、後方の下段部25a2となっており、後方に向かって凹んでいる。また前側には、下方に突出する隔壁25bが形成されている。さらに、前カバー25の隔壁25bの内側には、左右方向に延びる隙間部材25cが設けられている。隙間部材25cは、各スライド扉21の間の空間を埋めるものであり、冷気の漏れを最小限にするものである。隙間部材25cは、接着剤あるいはシール等によって接着されている。隙間部材25cとしては、モヘアなどが挙げられる。なお、一番下のスライド扉には、隙間部材は設けなくてもよい。
後カバー26は、隙間部材25cが設けられていないこと以外は、前述した通り、前カバー25を前後反転したものである。
左スライドカバー23、右スライドカバー24、前カバー25および後カバー26は、中空状のものであり、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属から押出成型によって成形される。このように左右スライドカバーおよび前後カバーを押出成型体とすることにより、これらの長さを調整するだけで様々な大きさのケースAに合わせることができる。しかし、その材質および製法は特に限定されるものではない。
左前のスライドエンド27は、図3d、図3eに示すように、左側に突出して板本体を受け入れる板連結部27aと、後側に突出した雄型連結部27bと、右側の上下摺動面(点線の領域S1)からそれぞれ突出する摺動突部27c(上摺動突部27c1および下摺動突部27c2)と、その右側の上下摺動面(点線の領域S1)に対して左側の領域から上下それぞれ突出するストッパ壁27dとを有する。図4aに示すように、摺動突部27cが形成されている右側の上下摺動面(点線の領域S1)は、スライド扉21を枠体に係合させたとき、ガイド溝31の上下の溝壁31aとそれぞれ相対する上下摺動面(図4aの網部)の一部を構成する。
板連結部27aは、スライドエンド27の前後方向の真ん中から後方に掛けて左側に突出している。そして、板連結部27aの上面および下面は、前方の上段部27a1と、後方の下段部27a2とからなり、後方に向かって凹んでいる。
摺動突部27c(上摺動突部27c1および下摺動突部27c2)は、前後方向の断面形状が円弧状になっている。上摺動突部27c1と下摺動突部27c2は、前後方向において同じ位置に設けられている。このように円弧状となっているため、摺動突部27cは、ガイド溝31の溝壁31aとスライド方向と垂直な線L(図3d参照)で当接する。そのため、スライド扉21をスライドさせたとき、摺動突部27cによって溝壁31aを傷つけることなく、摩擦抵抗を小さくして摺動させることができる。
なお、摺動突部27cの高さは、溝壁31aの閉止壁31bの高さより高くなっている。そのため、図4bに示すように、スライドエンド27の上下摺動面をガイド溝31に挿入したとき、下摺動突部27c2が下側の溝壁31aと当接してスライド扉21を支持する。さらに、上下に閉止壁31bを有しているため、スライド扉21が傾いたりしても、閉止壁31bが上摺動突部27c1および/または下摺動突部27c2と係止し、スライド扉21のガイド溝31からの脱離を防止する。
ストッパ壁27dは、左右方向と平行に設けられた直方体状のものである(図3e参照)。しかし、平行な表裏面を前後に備えていれば、特に限定されない。このストッパ壁27dは、後述するように上下隣接するスライド扉21の連動機構を構成する。
スライドエンド27は、厚み方向の中心面C(図3e参照)を中心に、上下対称となっている。つまり、前後左右のスライドエンド27は、全て同じものである。詳しくは、前後のスライドエンド27は、スライドエンド27を前後反転させたものであり、左右のスライドエンドは、スライドエンド27を左右反転させたものである。
このようにスライドエンド27は、スライド扉21の4角に設けられているため、金型を一つにすることができ、生産効率が高い。
スライドエンド27は、ポリアセタール(POM)、ポリエチレンテレフタレート等の硬質の合成樹脂から射出成形によって一体に成形される。このようにスライドエンド27を一体成形とすることにより、繰り返される開閉操作に対して摺動突部27c(上摺動突部27c1および下摺動突部27c2)の耐久性が高い。しかし、その材質および製法は特に限定されるものではない。なお、摺動突部27cに、潤滑剤、例えば、シリコーンオイルを散布するのが好ましい。それにより、一層摩擦力を低減させることができる。
シャッターアッセンブリ100において、ハンドル21aの中心にプッシュプルゲージを取り付け、プッシュプルゲージを操作することによって、図1bのシャッターアッセンブリ100の開いた状態から1枚のスライド扉21を引くのに必要な力は、1.5kgF以下、好ましくは1.0kgF以下、特に好ましくは、0.7kgF以下である。3枚のスライド扉を引くのに必要な力は、3.0kgF以下、好ましくは2.0kgF、特に好ましくは1.5kgF以下である。
一方、図1aのシャッターアッセンブリ100の閉じた状態から1枚のスライド扉を押して開くときに必要な力は、2kgF以下、好ましくは1.5kgF以下、特に好ましくは0.7kgF以下である。3枚のスライド扉を押すのに必要な力は、3.5kgF、好ましくは2.0kgF、特に好ましくは1.5kgFである。
このようにスライド扉21は構成されているため、図4bに示すように、下摺動突部27c2がガイド溝31の下側の溝壁31aと当接し、スライド扉21を支持する。特に、摺動突部27cが上下に設けられているため、スライド扉21の上下のぶれを減少させる。たとえ、スライド扉21とガイド溝31とがひっかかり、スライド扉21が上方に浮いたとしても、上摺動突部27c1が上側の溝壁31aと当接し、スライド扉21やガイド溝等が損傷することが防止される。さらに、スライド扉21が上方に浮いたとしても、それによるスライド操作の摩擦抵抗も小さくできる。そのため、非常に軽い力でスライド操作ができる。また溝壁31aの閉止壁31bが、摺動突部27cのガイド溝31からの脱離を防止し、かつ、摺動突部27cのガイドとしても作用する。つまり、摺動突部27cおよび閉止壁31bによって、スライド扉21の左右のぶれも防止される。
次に、シャッター本体20の開閉動作を説明する。
シャッター本体20の開いた状態では、図1b、図5bに示すように、4枚のスライド扉21は上下に重なった状態となっている。詳しくは、図5cに示すように、上側のスライド扉21の後下側のストッパ壁27dの前面と、下側のスライド扉21の後上側のストッパ壁27dの後面とが実質的に当接した状態となっている。なお、一番下のスライド扉21とその上側のスライド扉21とは、一番下のスライド扉21のハンドル21aがその上のスライド扉21の前カバー25と当接している。そのため、ケースAの上部開口の3/4を開くことができる(図1b参照)。
このシャッター本体20の開いた状態から一番下のスライド扉21のハンドル21aを掴み、一番下のスライド扉21を前方(図5bの左側)に移動させる。すると、一番下のスライド扉21の後上側のストッパ壁27dは、その上方のスライド扉21の下側の前後一対のストッパ壁27dの間を前方に移動する。そして、一番下のスライド扉21の後上側のストッパ壁27dが、その上方のスライド扉21の前下側のストッパ壁27dと当接する。さらに、一番下のスライド扉21を前方に移動させると、上下のスライド扉21は一体となって前方に移動する。
同様にして、この上下一体となったスライド扉21を前方に移動させると、さらにその上のスライド扉21が一体となる。そして、4枚のスライド扉21が一体となったときが、シャッター本体20の閉じた状態となる。
シャッター本体20の閉じた状態では、図1a、図5aに示すように、4枚のスライド扉21が階段状に前後方向に並んだ状態となる。詳しくは、図5dに示すように、下方のスライド扉21の後上側のストッパ壁27dが、上方のスライド扉21の前下側のストッパ壁27dと当接している。
またこの状態において、上側のスライド扉21の隙間部材25cは、スライドエンド27の板連結部27aより後方の領域および前カバー25の板連結部25aの上段部25a1と当接している。そのため、スライド扉21の間の冷気の漏れを最小限に抑えることができる。なお、スライド扉21がスライドしているとき、隙間部材25cは、板本体22と接しない寸法となっている。
再度、シャッター本体20を開く場合は、一番下のスライド扉21のハンドル21aを掴み、スライド扉21を後方に移動させる。これにより、前方向の移動とは逆に、順次上方のスライド扉21が一番下のスライド扉21と一体となり、シャッター本体20を開くことができる。
なお、スライド扉21を移動させるとき、隙間部材25cの下端は、スライドエンド27の板連結部の上段部27a1から下段部27aを介して左右スライドカバー23の板連結部23aの上方に移動し、かつ、前カバー25の板連結部の上段部25a1から下段部25a2を介して板本体22の上方を移動するため、スライドの抵抗にはならない。
このようにストッパ壁27dが、上下に隣接するスライド扉21の連動機構を構成する。ここでは、上側のスライド扉21の後下側のストッパ壁27dと、下側のスライド扉21の前上側のストッパ壁27dと、下側のスライド扉21の後上側のストッパ壁27dとが連動機構を構成し、左右に連動機構が設けられている。
このようにシャッターアッセンブリ100は、4枚のスライド扉21を用いて開口を開閉するため、ケースAの開口を広く開けることができ、冷凍食品等の収容が簡単にできる。
開閉操作を開始するときは、一番下のスライド扉21だけを動かすことになるため、開閉操作を小さい力で開始できる。特に、各スライド扉21が上下に摺動突部27cを有しているため、スライド操作における枠体との摩擦も小さく、スーパー等における消費者でも簡単に操作できる。
各スライド扉21は上下にも左右にもぶれにくく、安定して前後にスライドさせることができるため、複数のスライド扉21が一体となったときでも安定に移動させることができる。
これまで図1のシャッターアッセンブリ100について、説明してきたが、シャッターアッセンブリ100は、上記形状または構成に限られるものではない。次に、シャッターアッセンブリ100の変形例について説明する。なお、変形例以外の変更を妨げるものではない。
図1のシャッターアッセンブリ100では、一番低いスライド扉21にハンドル21aを設けているが、例えば、図6eの符号21aのように、一番高いスライド扉21にハンドル21aを設けてもよい。その場合、図1のシャッターアッセンブリ100とは逆に、スライド扉21は、上から順番にスライドして閉まる。
図1のシャッターアッセンブリ100では、全てのスライド扉21をスライド可能としているが、一番後ろを固定してもよい。例えば、一番上側のガイド溝31に固定片等を固定し、一番上のスライド扉21が動かないようにするなどが考えられる。
図1のシャッターアッセンブリ100では、スライド部材を、スライドエンド、スライドカバー、スライドエンドの3つの部材によって構成しているが、上摺動面および下摺動面からそれぞれ上摺動突部および下摺動突部がスライド部材の前後方向に離間した状態で少なくとも2つ設けられていれば、一体としてもよい。またスライド部材を2つ、あるいは、4つ以上の部材から構成してもよい。スライド部材を一体とする場合、上摺動突部および下摺動突部を前後方向に離間した状態で3つ以上等間隔に設けることができ、摩擦抵抗は大きくなるが、スライド自体は安定する。
図1のシャッターアッセンブリ100では、各スライド扉21には連動機構に不要なストッパ壁が設けられている。例えば、一番下のスライド扉21の前後下側のストッパ壁27d、および、各スライド扉21の前上側のストッパ壁27dが挙げられる。これらは省略してもよい。しかし、これらを残すことにより、スライドエンドをスライド扉21の4角に採用することができ生産性は高い。
図1のシャッターアッセンブリ100では、摺動突部27cの形状を前後方向の断面形状を円弧としているが、特に限定されない。例えば、円錐、円錐台、多角錐、多角錐台のように上方に向かって小さくなる形状や、円柱や多角柱などが挙げられる。前後方向の断面形状を円弧とする場合、当接する溝壁31aに傷等を形成しにくく、かつ、摩擦抵抗も小さくできて好ましい。また上下の摺動突部27cは、前後方向において同じ位置に設けられているが、前後にずれていてもよい。
次に第2実施形態の説明をする。
図6aのシャッターアッセンブリ200は、上方に開口したショーケースに用いるためのものであり、長方形状の枠体50と、その枠体の開口を開閉するシャッター本体60とを備えている。枠体50の開口を閉じた状態では、シャッター本体20の2枚のスライド扉61が階段状に並ぶ。一方、枠体10の開口を開いた状態では、2枚のスライド扉61が上下に重なる(図示せず)。このシャッターアッセンブリ200は、連動機構を備えていない点で図1のシャッターアッセンブリ100と異なる。
枠体50は、ガイド溝31の数が2本であり、上側のガイド溝31内にスライド扉61を固定する固定子62が左右枠に設けられている。そのため、上側のスライド扉61は固定されている。その他は、図1のシャッターアッセンブリ100の枠体10と実質的に同じものである。
スライド扉61は、図6bに示すように、ストッパ壁を備えておらず、左右枠が長くなっている点以外は、図1のシャッターアッセンブリ100のスライド扉21と実質的に同じものである。つまり、板本体22、前カバー25、後カバー26は、図1のスライド扉21と実質的に同じである。左スライドカバー23、右スライドカバー24は、長さが長くなっている。スライドエンド63は、図6cに示すように、板連結部27a、雄型連結部27b、摺動突部27cを備えている。このスライドエンド63も、図1のスライドエンド27と同様に、厚み方向の中心面Cを中心に上下対称となっており、スライド扉61の四隅に採用されている。
このようにシャッターアッセンブリ200も、スライド扉61が上下に摺動突部27cを備えているため、スライド扉61の上下のぶれを減少させる。またスライド扉61がガイド溝31とひっかかり、上方に浮いたとしても、スライド扉61やガイド溝31等の損傷を防止し、かつ、それによるスライド操作の摩擦も小さくできる。そのため、スライド扉61のスライド操作を軽くすることができる。また枠体50のガイド溝31に閉止壁31bが形成されているため、摺動突部65のガイド溝31からの脱離を防止し、かつ、摺動突部65のガイドとしても作用し、スライド扉61の左右のぶれも防止できる。
このように本発明は、連動機構を有する複数のスライド扉から構成されるシャッター本体を備えたシャッターアッセンブリに限られることなく、一枚だけスライドさせるシャッター本体を備えたものも含む。また真ん中の扉を固定し、その両側に真ん中の扉に向かうようにスライド可能なスライド扉を有するシャッター本体を備えたものも含む。
次に他の実施形態について説明する。
図1のシャッターアッセンブリ100または図6aのシャッターアッセンブリ200では、スライドエンドに摺動突部を設けているが、図6dに示すように、スライド扉のスライドカバー23、24に、摺動突部65を設けてもよい。ここではスライド扉を支持できるように、摺動突部は、前後方向に所定の長さを有している。このようにスライド扉を水平に保持できれば、摺動突部は左右のスライド部材に各1個だけとしてもよい。
図1のシャッターアッセンブリ100または図6aのシャッターアッセンブリ200では、摺動突部を上下に設けているが、図6fに示すように、スライド扉の下摺動面のみに摺動突部66を設け、枠体10のガイド溝の下側の溝壁31aの内側端部のみに、ガイド溝の開口を狭めるように上方に突出した閉止壁31bを設けてもよい。この場合、スライド扉が上下にぶれた場合、摩擦抵抗が大きくなるが、スライド扉が枠体から脱離することは防止できる。
図1のシャッターアッセンブリ100または図6のシャッターアッセンブリ200では、枠体10または枠体60をショーケースAの開口に直接取り付けているが、図6eのように、ショーケースAとシャッターアッセンブリ100との間に、スペーサー70を設け、冷蔵・冷凍ショーケース1aを構成してもよい。スペーサー70を設けることにより、シャッターアッセンブリの高さを調整できる。さらに、図6gのように、一つのショーケースAに、2つまたは2以上のシャッターアッセンブリ100を並列させた冷蔵・冷凍ショーケース1bを構成してもよい。
次に示す部品を組み立てて図1のシャッターアッセンブリ100を製造した。枠体のサイズは、幅870mm、長さ830mmであり、スライド扉のサイズは、幅843mm、長さ203.9mmである。
枠体10の左枠11、右枠12、前枠13、後枠14は、アルミニウム原料からを押出成型によって成形した。
枠体10の前コーナー15および後コーナー16は、ASA樹脂原料から射出成形によって成形した。
スライド扉21の板本体22として、強化ガラスを準備した。
スライド扉21の左スライドカバー23、右スライドカバー24、前カバー25および後カバー26は、アルミニウム原料から押出成型によって成形した。
スライド扉21のスライドエンド27は、POM樹脂材料から射出成形によって成形した。
隙間部材25cとして、ポリプロピレン製のモヘアを準備した。
[開閉試験]
2台のシャッターアッセンブリ100を組み立て、それぞれ実施例1、2とする。
これらの実施例1、2のシャッターアッセンブリ100において、ハンドル21aの中心にプッシュプルゲージを取り付け、開時および閉時に必要な力を測定した。
測定方法は、プッシュプルゲージを取り付け、シャッターアッセンブリ100を図1aの閉めた状態から、スライド扉21を一枚押すときの力を測定する。そのまま押して、2枚押すときの力、3枚押すとの力を測定する。反対に、図1bの開いた状態からスライド扉21を1枚引くときの力を測定し、順番に2枚引くときの力、3枚引くときの力を測定する。この測定を2回ずつ繰り返した。
その結果を次の表1に示す。
Figure 2021081088
この試験において、3枚のスライド扉を押すときが最大値を示し、その値は、1.82kgFであった。これにより女性でも容易に開閉できることが確認できた。
[消費電力試験]
シャッターアッセンブリ100を取り付けた冷凍ショーケース(実施例1)と、何も取り付けず上方を開放させた状態の冷凍ショーケース(比較例1)の消費電力の違いを確認した。それぞれの測定は、冷凍ショーケースの電源にセンサーを結線し、エコパワーメータで消費電力を測定した。
測定した日の外気温は27℃〜31℃で、湿度は50%〜90%であった。実施例1の冷凍ショーケースの消費電力は、19.88kWhであるのに対し、比較例1の冷凍ショーケースの消費電力は、23.45kWhであった。このように比較的冷気の漏れが少ないとされる平型のケースにおいても約15%の節電効果が見られ、シャッターアッセンブリ100を取り付ける効果が確認できた。
1 冷凍・冷蔵用ショーケース
A ケース
100、200 シャッターアッセンブリ
10 枠体
11 左枠
11a 内面
11b 支持壁
12 右枠
13 前枠
13a 内面
13b 吸収体固定部
13c 前面
14 後枠
14a 商品表示用連結部
14a1 レール
14a2 引っ掛け部
15 前コーナー
15a 前面
16 後コーナー
18 衝撃吸収体
19 商品表示
19a 基部
19b 表示部
20 シャッター本体
21 スライド扉
21a ハンドル
22 板本体
23 左スライドカバー
23a 板連結部
23b、23c 雌型連結部
24 右スライドカバー
25 前カバー
25a 板連結部
25b 隔壁
25c 隙間部材
26 後カバー
27 スライドエンド
27a 板連結部
27a1 上段部
27a2 下段部
27b 雄型連結部
27c 摺動突部
27c1 上摺動突部
27c2 下摺動突部
27d ストッパ壁
31 ガイド溝
31a 溝壁
31b 閉止壁
50 枠体
60 シャッター本体
61 スライド扉
62 固定子
63 スライドエンド

Claims (11)

  1. 上方に開口したショーケースに用いるシャッターアッセンブリであって、
    長方形状の枠体と、その枠体の開口を開閉するシャッター本体とからなり、
    前記枠体は、平行に相対する一対の左右枠と、平行に相対する一対の前後枠とを有し、
    前記一対の左右枠の内面には、それぞれ長手方向に延びる直線状のガイド溝が形成されており、
    前記シャッター本体は、前記ガイド溝に沿って前後方向にスライドする長方形状のスライド扉を有し、
    前記スライド扉には、前記ガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面からそれぞれ突出した上摺動突部および下摺動突部が設けられている、
    シャッターアッセンブリ。
  2. 前記上摺動突部および前記下摺動突部は、それぞれ前記スライド扉の前後方向に離間した状態で少なくとも2つ設けられている、
    請求項1記載のシャッターアッセンブリ。
  3. 前記上摺動突部および前記下摺動突部の前後方向の断面形状が円弧状である、
    請求項1または2記載のシャッターアッセンブリ。
  4. 前記ガイド溝の少なくとも下側の溝壁の内側端部に、ガイド溝の開口を狭めるように上方向に突出した閉止壁が設けられている、
    請求項1から3のいずれかに記載のシャッターアッセンブリ。
  5. 前記スライド扉は、板本体と、その左右側辺に固定される一対のスライド部材とを備え、
    前記スライド部材に、前記上摺動突部および前記下摺動突部が設けられている、
    請求項1から4のいずれかに記載のシャッターアッセンブリ。
  6. 前記スライド部材は、前記板本体の前端に設けられた前方のスライドエンドと、前記板本体の後端に設けられた後方のスライドエンドとを有し、
    前記前方のスライドエンドおよび前記後方のスライドエンドに、それぞれ前記上摺動突部および前記下摺動突部が設けられている、
    請求項1から5のいずれか記載のシャッターアッセンブリ。
  7. 前記前方のスライドエンドおよび前記後方のスライドエンドは、合成樹脂製であり、
    前記上摺動突部および前記下摺動突部が一体に成形されている、
    請求項6記載のシャッターアッセンブリ。
  8. 冷却装置を備えた上方に開口したケースと、その開口部に取り付けられた請求項1から7のいずれかに記載のシャッターアッセンブリとを有する、
    冷凍・冷蔵ショーケース。
  9. 上方に開口した長方形状の枠体の開閉に用いられる長方形状のスライド扉の板本体の4角に固定される合成樹脂製のスライドエンドであって、
    前記板本体と連結する板連結部と、前記枠体のガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面とを有し、
    前記上摺動面および下摺動面からそれぞれ突出した上摺動突部および下摺動突部が一体に設けられている、
    スライドエンド。
  10. 上方に開口した長方形状の枠体の開閉に用いられる長方形状のスライド扉であって、
    長方形状の板本体と、その左右側辺に固定される一対のスライド部材とを備え、
    前記スライド部材は、前記枠体のガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の上下の溝壁とそれぞれ相対する上摺動面および下摺動面を有し、
    前記スライド部材の上摺動面および下摺動面に、それぞれ上摺動面および下摺動面から突出した上摺動突部および下摺動突部が設けられている、
    スライド扉。
  11. 上方に開口したショーケースに用いるシャッターアッセンブリであって、
    長方形状の枠体と、その枠体の開口を開閉するシャッター本体とからなり、
    前記枠体は、平行に相対する一対の左右枠と、平行に相対する一対の前後枠とを有し、
    前記一対の左右枠の内面には、それぞれ長手方向に延びる直線状のガイド溝が形成されており、
    前記シャッター本体は、前記ガイド溝に沿って前後方向にスライドする長方形状のスライド扉を有し、
    前記スライド扉には、前記ガイド溝に前記スライド扉を取り付けたとき、前記ガイド溝の下側の溝壁とそれぞれ相対する下摺動面から突出した下摺動突部が設けられており、
    前記ガイド溝の下側の溝壁の内側端部に、ガイド溝の開口を狭めるように上方向に突出した閉止壁が設けられている、
    シャッターアッセンブリ。
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