JP2021079668A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙の印刷の開始前にリング状の綴じ部材のカット処理を行うリング製本処理において、綴じ部材のカット処理の開始後、給紙指示中に製本処理が中止される場合がある。その場合、カット済みの綴じ部材及び印刷用紙はユーザが取り除く必要があり、その処理が完了するまでは後続のジョブが印刷できず生産性が落ちてしまう。そこで綴じ部材のカット処理の開始後、給紙指示中の製本処理中止時に綴じ処理を行い排出することによって、カット済みの綴じ部材と印刷用紙を取り除く手間を省き、生産性の低下を防ぐことが考えられる。この時、製本された成果物に中止した製本処理をされた未完成品が混在することになり、未完成品が混在されていないかを後工程において選別する必要があり無駄な時間がかかっていた。【解決手段】 綴じ部材のカット処理の後、給紙指示中に製本処理が中止された場合、最後まで給紙完了した場合に製本する綴じ量とは異なる綴じ量で製本する。【選択図】 図12

Description

本発明は、画像形成装置、及びその制御方法及びプログラムに関する。
画像形成装置が実行可能な後処理の一つとして、リング製本処理がある。リング製本処理とは、印刷された各用紙に対して穿孔(パンチ)処理を施し、該穿孔処理によって穿孔されたリング状の綴じ部材を差し込み、用紙を束ねることにより製本成果物を得るものである。この処理は綴じ処理に用いる綴じ部材の形状から、リング製本処理やワイヤ製本処理などと呼ばれる。
綴じ部材を使用し様々な用紙サイズのリング製本を行うために、用紙サイズに合わせて綴じ部材をカットし、製本成果物を生成するリング製本装置が知られている(特許文献1、特許文献2参照)。
特開2002−200875号公報 特開2009−190180号公報
用紙の印刷の開始前にリング状の綴じ部材のカット処理を行うリング製本処理において、綴じ部材のカット処理後、給紙指示中に製本処理が中止される場合がある。その場合、カット済みの綴じ部材及び印刷用紙はユーザが取り除く必要があり、その処理が完了するまでは後続のジョブが印刷できず生産性が落ちてしまう。
そこで綴じ部材のカット処理後、給紙指示中の製本処理中止時に綴じ処理を行い排出することによって、カット済みの綴じ部材と印刷用紙を取り除く手間を省き、生産性の低下を防ぐことが考えられる。この時、製本された成果物に中止した製本処理をされた未完成品が混在することになり、未完成品が混在されていないかを後工程において選別する必要があり無駄な時間がかかっていた。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、
用紙上に画像形成を行う印刷装置と、
用紙に綴じ部材を貫通させるための穿孔処理を行う穿孔装置と、
複数の用紙を束ねて綴じ部材を貫通させ用紙束を綴じる製本処理を行う製本装置を有する画像形成装置であって、
印刷データから用紙情報を取得する手段と、
用紙サイズに応じた長さで綴じ部材のカット処理を行う手段と、
カットされた綴じ部材を保持する手段と、
複数毎の用紙を綴じ部材に差し込んで積載する積載手段と、
綴じ部材を変形させることで用紙束を綴じ製本物を得る綴じ手段と、
綴じ手段により綴じられる量を指定する綴じ量指定手段と、
製本物を外部へ排出する排出手段を備え、
全ての用紙の印刷処理が完了した場合には、綴じ量1を指定し、
印刷処理が途中で中止された場合には、綴じ量2を指定して
積載済みの用紙に対して前記綴じ手段による綴じ処理と前記排出手段による排出処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、排出された綴じ手段による製本物から、印刷処理が途中で中止された未完成品を容易に判別することが可能となり、後処理による選別作業の時間が短縮される。
画像処理システムのハード構成の全体図 画像処理システムのシステム構成を示すブロック図 穿孔装置とリング製本装置の構成の模式図 穿孔処理の模式図 綴じ部材の模式図 用紙積載部の近傍の模式図 綴じ部の形状の模式図 綴じ部材の除去のためにリング製本装置の左カバーを開ける前を示す図 綴じ部材の除去のためにリング製本装置の左カバーを開けた状態を示す図 外部コントローラが印刷データを投入する処理の流れを示すフローチャート 印刷装置のリング製本処理の流れを示すフローチャート 実施例1においてユーザが指示するジョグキャンセル指示画面の一例 実施例1においてユーザがリング製本処理のキャンセル処理の流れを示すフロー 実施例1においてユーザが指定する綴じ量の調整値を入力する画面の一例 本発明を実施した場合の概念図
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
以下の説明における外部コントローラとは、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ、DFEなどと呼ばれることもある。画像形成装置とは、複合機、マルチファンクションペリフェラル、MFPと呼ばれることもある。
<画像処理システムの全体構成>
図1は、本実施形態に係る画像処理システムのハード構成の全体図である。
画像処理システムは、画像形成装置101と外部コントローラ102を備える。画像形成装置101と外部コントローラ102は内部LAN105とビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。外部コントローラ102は外部LAN104を介してクライアントPC103と通信可能に接続されており、PC103から外部コントローラ102に対して印刷指示が行われる。
クライアントPC103には印刷データを外部コントローラ102で処理可能な印刷記述言語に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行うユーザは各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を行うことができる。プリンタドライバはユーザからの印刷指示に基づいて外部コントローラ102に対して印刷データを送信する。外部コントローラ102はPC103から印刷指示を受け取ると、データ解析やラスタライズ処理を行い、画像形成装置101に対して印刷データを投入し印刷指示を行う。
次に画像形成装置101について説明する。
画像形成装置101には複数の異なる機能を持つ装置が接続され、製本などの複雑な印刷処理が可能なように構成されている。
給紙装置107は、画像形成装置101で印刷するための用紙を積載する装置である。給紙装置107には複数の給紙段が備えられており、それぞれの給紙段に異なる用紙を設定することが可能である。
印刷装置108は、給紙装置107または印刷装置108の下部にある給紙部から搬送される用紙に対してトナーを用いて画像を形成する。この印刷装置108の構成及び動作原理は次のとおりである。画像データに応じて変調された、レーザ光などの光線をポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射して走査光として感光ドラムに照射する。このレーザ光により感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像され、転写ドラムに貼り付けられた用紙に、そのトナー像を転写する。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することにより、用紙上にフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写ドラム上の用紙は定着器へ搬送される。定着器は、ローラーやベルト等を含み、ローラー内にハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、トナー像が転写された用紙上のトナーを、熱と圧力によって溶解して用紙に定着させる。
穿孔装置109は、搬送された用紙に対して穿孔処理を施すための装置である。
リング製本装置110は、穿孔装置109によって加工された穿孔処理済みの用紙に対して、綴じ部材を穿孔部分に貫通させ、さらに綴じ部材を変形させることによって、リング製本された成果物を得ることが可能となる装置である。
排紙装置111は、印刷された用紙を積載する装置である。排紙装置111には、穿孔処理や綴じ処理、折り処理などの後処理が可能な装置が内蔵されているものもある。
図1で説明した画像形成処理装置101の構成においては、リング製本処理が施された用紙はリング製本装置110の排紙部に積載され、それ以外の用紙は排紙装置111に積載される。画像形成装置101に接続可能な装置には他にも、例えば用紙を挿入するための用紙挿入装置、くるみ綴じ製本を行うためのくるみ製本装置など、図1に記載のもの以外に存在する。本実施形態の画像形成処理装置は、リング製本装置110が接続された構成であれば、図1に記載の構成に限定するものではない。
また、図1で説明した画像処理システムは画像形成装置101に外部コントローラ102が接続された構成であるが、本発明は外部コントローラ102の接続された構成に限定されない。すなわち、画像形成装置101を外部LAN104に接続し、クライアントPC103から、画像形成装置101が処理可能な印刷データを送信する構成でもよい。この場合、画像形成装置101において、データ解析やラスタライズ処理が行われ、印刷処理が実行される。
<画像処理システムの機能構成>
図2は、画像形成装置101、外部コントローラ102、及びクライアントPC103のシステム構成を表すブロック図である。
まず画像形成装置101の印刷装置108の構成について説明する。画像形成装置101の印刷装置108は、通信I/F224、LANI/F225、ビデオI/F226、HDD227、CPU228、メモリ229、操作部230、ディスプレイ231で構成される。さらに画像形成装置101は、原稿露光部232、レーザ露光部233、作像部234、定着部235、給紙搬送部236を備える。それぞれの構成要素はシステムバス237を介して接続される。
通信I/F224は通信ケーブル256を介して給紙装置107、穿孔処理装置109、リング製本処理装置110、及び排紙装置111と接続され、それぞれの装置の制御のための通信が行われる。
LANI/F225は内部LAN105を介して外部コントローラ102と接続され、印刷データなどの通信が行われる。
ビデオI/F226はビデオケーブル106を介して外部コントローラ102と接続され、画像データなどの通信が行われる。
HDD227は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU228はHDD227に保存されたプログラム等に基づいて、画像処理制御や印刷の制御を包括的に行う。メモリ229は、CPU228が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。
操作部230は、ユーザからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける。ディスプレイ231には、画像処理装置の設定情報や印刷ジョブの処理状況などが表示される。
原稿露光部232は、コピー機能やスキャン機能を使用する際に原稿を読み込む処理を行う。ユーザにより設置された用紙に対して露光ランプを照らしながらCCDカメラで画像を撮影することで原稿データを読み込む。
レーザ露光部233は、トナー像を転写するために感光ドラムにレーザ光を照射するための一次帯電や、レーザ露光を行う装置である。レーザ露光部233においては、まず感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電が行われる。次にレーザードライバーによってレーザ光を、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射される。これにより照射した部分のマイナス電荷が中和され、静電潜像が形成される。
作像部234は、用紙に対してトナーを転写するための装置であり、現像ユニット、転写ユニット、トナー補給部等により構成され、感光ドラム上のトナーを用紙に転写する。現像ユニットにおいては、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラム表面の静電潜像に付着させ、可視像化する。転写ユニットにおいては、一次転写ローラーにプラス電位を印可し感光ドラム表面のトナーを転写ベルトに転写する一次転写、二次転写外ローラーにプラス電位を印可し転写ベルト上のトナーを用紙に転写する二次転写が行われる。
定着部235は用紙上のトナーを熱と圧力で用紙に溶解固着するための装置であり、加熱ヒーター、定着ベルト、加圧ベルト等で構成される。
給紙搬送部236は用紙を搬送するための装置であり、ローラーや各種センサーにより用紙の給紙動作、搬送動作が制御される。
次に画像形成装置101の給紙装置107の構成について説明する。
画像形成装置101の給紙装置107は、通信I/F217、CPU218、RAM219、ROM221、給紙制御部222で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス223を介して接続される。通信I/F217は通信ケーブル256を介して印刷装置108と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU218は、RAM219に格納された制御プログラムに応じて、給紙に必要な各種制御を行う。RAM219はCPU218が各種処理を行う際に必要となるプログラムがROM221から読み込まれ、ワークエリアとして動作する。ROM221は、制御プログラムが保存された記憶装置である。給紙制御部222は、CPU218からの指示に基づき、ローラーとセンサーを制御しながら、用紙の給紙、搬送を制御する。
次に画像形成装置101の穿孔装置109の構成について説明する。
画像形成装置101の穿孔装置109は、通信I/F238、CPU239、RAM240、ROM241、穿孔制御部242で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス243を介して接続される。通信I/F238は通信ケーブル256を介して印刷装置108と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU239は、RAM240に格納された制御プログラムに応じて、穿孔に必要な各種制御を行う。RAM240はCPU239が各種処理を行う際に必要となるプログラムがROM241から読み込まれ、ワークエリアとして動作する。ROM241は、制御プログラムが保存された記憶装置である。穿孔制御部242は、CPU239からの指示に基づき、搬送された用紙に対して穿孔処理を制御する。穿孔装置109の処理の詳細は図3で後述する。
次に画像形成装置101のリング製本装置110の構成について説明する。
画像形成装置101のリング製本装置110は、通信I/F244、CPU245、RAM246、ROM247、製本制御部248で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス249を介して接続される。通信I/F244は通信ケーブル256を介して印刷装置108と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU245は、RAM246に格納された制御プログラムに応じて、リング製本に必要な各種制御を行う。RAM246はCPU245が各種処理を行う際に必要となるプログラムがROM247から読み込まれ、ワークエリアとして動作する。ROM247は、制御プログラムが保存された記憶装置である。製本制御部248は、CPU245からの指示に基づき、綴じ部材の切断、搬送処理、用紙の穿孔部への貫通処理、加工による綴じ処理、用紙積載部への搬送処理を制御する。さらに製本制御部248は綴じ量を制御することが可能である。リング製本装置110の処理の詳細は図3で後述する。
次に画像形成装置101の排紙装置111の構成について説明する。
画像形成装置101の排紙装置111は、通信I/F250、CPU251、RAM252、ROM253、排紙制御部254で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス255を介して接続される。通信I/F250は通信ケーブル256を介して印刷装置108と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU251は、RAM252に格納された制御プログラムに応じて、給紙に必要な各種制御を行う。RAM252はCPU251が各種処理を行う際に必要となるプログラムがROM253から読み込まれ、ワークエリアとして動作する。ROM253は、制御プログラムが保存された記憶装置である。給紙制御部254は、CPU251からの指示に基づき、ローラーとセンサーを制御しながら、用紙の搬送、排紙を制御する。
次に外部コントローラ102の構成について説明する。
外部コントローラ102は、CPU208、メモリ209、HDD210、キーボード211、ディスプレイ212、LANI/F213,LANI/F214、ビデオI/F215で構成され、システムバス216を通して接続されている。CPU208は、HDD210に保存されたプログラムやデータに基づいてクライアントPC103からの印刷データの受信、RIP処理、画像形成装置101への印刷データの送信などの処理を包括的に実行する。メモリ209は、CPU208が各種処理を行う際に必要なプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD230には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード211は、外部コントローラ102の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ212には、外部コントローラ102の実行アプリケーション等の情報を静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F213は、外部LAN104を介してクライアントPC103と接続され、印刷指示などの通信が行われる。LANI/F214は、内部LAN105を介して画像形成装置101と接続され、印刷指示などの通信が行われる。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して画像形成装置と接続され、印刷データなどの通信が行われる。
次にクライアントPC103の構成について説明する。
クライアントPC103は、CPU201、メモリ202、HDD203、キーボード204、ディスプレイ205、LANI/F206で構成され、システムバス207を介して接続されている。CPU201は、HDD203に保存された文書処理プログラム等に基づいて印刷データの作成や印刷指示を実行する。またCPU201は、システムバスに接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ202は、CPU201が各種処理を行う際に必要となるプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD203には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード204はPC103の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ205には、クライアントPC103の実行アプリケーション等の情報が静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F206は、外部LAN104と接続されており、印刷指示などの通信が行われる。
以上の説明において、外部コントローラ102と画像形成装置101は内部LAN1905とビデオケーブル106が接続されているが、印刷に必要なデータの送受信が行える構成であればよく、例えば、ビデオケーブルのみの接続構成でもよい。また、メモリ202、メモリ229、RAM219、RAM240、RAM246、RAM252、ROM221、ROM241、ROM247、ROM253はそれぞれ、データやプログラムを保持するための記憶装置であればよい。たとえば、揮発性のRAM、不揮発性のROM、内蔵HDD、外付けHDD、USBメモリなどで代替した構成でもよい。
<穿孔装置109とリング製本装置110の構成>
図3は、穿孔装置109とリング製本装置110の構成を示す模式図である。なお、図3において示される二対の円形状の部材は用紙を搬送するためのローラーを示している。
穿孔装置109においては、穿孔処理の有無に応じて用紙は異なる搬送路に導かれる。すなわち、処理を不要とする場合には搬送路404を経由して後段の装置であるリング製本装置110内に導かれる。一方で、同装置による穿孔処理を要する場合には、搬送路405を経由し加工部412に導かれる。用紙に対する搬送路の切り替えはフラッパ411によって所定の搬送路に用紙が導かれるような位置に制御される。加工部412においては、導かれた用紙の所定の位置に対して穿孔処理が実行される。穿孔屑積載部413により示された部位は、穿孔屑を積載する箇所である。加工部412によって加工された用紙は搬送路406を経由して後段の装置であるリング製本装置110内に導かれる。
リング製本装置110内に導かれた用紙は、搬送路407を経由した後、同装置による製本処理の有無に応じ、異なる搬送路に導かれる。前記搬送路の切り替えはフラッパ414が所定の搬送路に用紙が導かれるような位置に制御されることによって為される。すなわち、製本処理を不要とする場合には、搬送路408によって示される搬送路を経由し後段の装置に用紙を排出する。一方で製本処理を必要とする場合には搬送路409に用紙が導かれるよう制御される。搬送路409に導かれた用紙は用紙積載部415に導かれる。積載部415には綴じ部材417および積載中用紙418が示されている。後述するが、本発明の形態による製本処理においては、穿孔処理によって穿孔加工が施された用紙に対して綴じ部材417を貫通させ、さらに綴じ部材417を変形加工することによって製本成果物を得る方式である。従って、搬送路409を経由し積載部415に導かれる用紙は所定の様式により穿孔処理が施されたものである必要がある。具体的には綴じ部材417が穿孔済み用紙の穿孔加工部に対し貫通可能な形態によって穿孔処理されたものである必要がある。綴じ部材417および穿孔処理の様式については図4で後述する。また、綴じ部材417はその保持部419から用紙の加工に必要な長さ分を引き出した上で切断し、前述した積載部415の所定の位置に正確に配置するための綴じ部材供給部420を有する。
リング製本処理を要する全ての用紙の積載が完了したら加工部416によって綴じ部材417の変形加工処理が行われる。この装置および処理の結果によって綴じ処理が施された製本成果物が得られる。完成済みの製本成果物は搬送路421を介して成果物トレイ422に導かれる。同図においては完成済みの製本成果物423が同トレイ内に格納された状態を示している。
図4は、穿孔装置109における、加工部412によって用紙に対して施される穿孔処理の詳細を説明するための図である。
加工部412には、ダイ501と呼ばれる穿孔の型が交換可能な装置が配置されている。加工対象用紙505は加工対象の用紙であり図3における搬送路405を経由し加工部412に導かれた用紙を示している。穿孔部502は支柱503によって配置が強固に固定されており、ダイの上方から圧力を加えることによって穿孔部502が下方に押し出される。穿孔部502の先端は穿孔処理に適した鋭利な形状であり、ダイ501の下方に配置された用紙505に対して穿孔処理が行われる。ダイ501は、リング製本処理に適するものの他にも、2穴用、多穴用など、穿孔の形状や数等に応じて各種用意されており、交換可能なように構成される。
用紙506には、リング製本処理に適するダイ501によって穿孔加工が施される必要がある。具体的には、穿孔の大きさや間隔が綴じ部材417と合致していなければならない。穿孔の間隔511と綴じ部材417の貫通部の間隔512が合致し、さらに穿孔の大きさ513よりも綴じ部材417の貫通部のサイズ514が小さくなければならない。これは、リング製本装置110における綴じ処理において、綴じ部材417を用紙506の穿孔部に貫通させ、さらに綴じ部材417を変形させる処理を要するためである。
図5は、綴じ部材417の長さが用紙サイズに応じて異なることを示した図である。
綴じ部材417はどの用紙サイズでも共通で使用されるため、図4の貫通部の間隔512や貫通部のサイズ514はどの用紙サイズでも共通である。図5に示す通り、用紙サイズ毎に綴じ部材417のカットする長さを変えることによって、用紙サイズに合わせた成果物を得ることが可能となる。
図6は積載部415の近傍の模式図であり、本発明におけるリング製本処理の仕組みの概要を説明するためのものである。
図6(A)は処理開始前の積載部415の状態を示している。綴じ部材固定具601と綴じ具602の間には、綴じ部材搬送具603があり、これに用紙サイズに合わせて切断された綴じ部材417を固定し、a方向に搬送され配置及び固定される。綴じ部材搬送具603には、図4で示した綴じ部材417の間隔512および515の溝があり、この溝に沿って綴じ部材417は綴じ部材搬送具603に固定される。
図6(B)によって示す通り、綴じ部材417が積載部415に供給された後は綴じ部材固定部601に綴じ具602がb方向に移動することによって所定の位置に正確に配置及び固定される。次に図6(C−1)によって示す通り、この状態に対して穿孔加工済みの用紙418が綴じ部材417に貫通されながら積載される。綴じ部材417は搬送された用紙418の穿孔数や位置に対し、綴じ部材417が貫通するよう正確に配置されるよう制御される。図6(C−2)は、(C−1)を横からみた図である。綴じ部材417は予め2か所の曲げ加工がされ、凹の字のようになっており、これを綴じ具602が綴じ部材固定具601方向に移動し綴じ部材417を曲げる。綴じ具602は、底部と上部が円弧状になっており、綴じ部材417をリング状にすることが可能である。綴じ部602はステッピングモータM604で制御され、ステップ数の違いにより、曲げ量を変えることが可能である。図6(D−1)に示すようなリング製本成果物が得られる。ステッピングモータM604のステップ数が多いと図6(D−2)のように曲げ量が多くなりリング径が小さくなり、ステップ数が少ないと図6(D−4)のように曲げ量が少なくなりリング径が大きくなる。通常は、図6(D−3)のようにオーバーラップが無い状態に後述するステッピングモータM604のステップ数を調整する。
なお、積載部415、及びそこに構成される部材や綴じ部材417の形状は本発明に依る製本処理の仕組みを説明するために簡略されたものであり、穿孔の間隔、形状等について、図6に示した形状に限定されるものではない。
図7は、本発明における製本処理を実施した結果得られる成果物の綴じ部417の形状について説明するための図である。
図7(A)によって示す図は、綴じ成果物の綴じ部の方向からの成果物を表す図である。最初の用紙701、2番目の用紙702、それ以降の用紙703という順序で積載部415に積載され、綴じ処理が施された状態を示している。綴じ部材417に貫通したこれらの用紙を、綴じ部材417を折り曲げ、リング状にすることによって束ねる方式である。従って、図7(A)に示す通り、綴じ部材417の底部707と貫通部、すなわち上部708が交互に配置された形状として綴じ部材417を形成することになる。しかしながら、成果物として綴じ部材417の底部707と上部708が交互に露呈する様式の成果物は、主に見た目の品位を損なう。そのため、図7(B)で示すように綴じ処理実行後の成果物の最初の用紙701をリング製本成果物の反対方向にめくることによって、図7(A)に示したような底部707と上部708が露呈した状態を解消し、見た目の品位の高い成果物を得ることができる。なお、このように成果物の完成後に最初の用紙701を反対方向にめくるためには、最終ページ、1ページ目、2ページ目、・・・、最後から2番目のページというように、印刷の順序を変更する必要がある。本発明においては、図7(A)に示すような見た目の品位に劣る状態の成果物と図7(B)に示すような見た目の品位に優れる成果物のどちらも発明の対象とする。
また、綴じ部材417のサイズはあらかじめ定められたものがリング製本装置110に供給される一方で、製本成果物を構成する用紙の枚数、もしくは束厚は印刷データのページ数や使用する用紙種類に応じて可変である。このようなことを想定し、様々な束厚のリング製本成果物を得るために、本発明におけるリング製本装置110は、サイズの異なる綴じ部材417を交換可能とすることにより、異なる束厚の製本成果物であっても、適切に処理可能なように構成される。
図8は、製本処理が途中でキャンセルされた場合に、リング製本装置110から綴じ部材417と搬送済みの用紙418を除去する際のユーザの手順を示す図である。
図8(A)は左カバー801および右カバー802は閉じた状態であり、リング製本装置110が製本処理を行う動作中はこの図8(A)の状態である。左カバー801は主に綴じ部材の供給や、製本中の成果物の除去を行う際に開け、右カバー802は完成済みの製本成果物423を取り除く際に開けられる。図8(B)は左カバー801を開けた状態であり、左カバー801は、切断済みの綴じ部材417や積載中の用紙418を除去するために開けられる。なお図8(B)のようにカバーが開いた状態では、リング製本装置110は製本処理を行うことはできず、もし製本処理中に左カバー801や右カバー802が開けられた場合は、リング製本装置110は製本処理を中断する。
<実施例1>
本発明の実施例についてフローチャートを用いて説明する。
図9は、外部コントローラ102がクライアントPC103から印刷データを受信し、画像形成装置101に印刷データを投入する際の処理の流れを示すフローチャートである。
図9の処理は、外部コントローラ102のCPU208が実行する。
外部コントローラ102は、901で、クライアントPC103から印刷データを受信すると、902で、印刷データを解析する。印刷データの解析は、インタープリットとも呼ばれ、受信した印刷データを解析し、印刷設定の抽出やアウトライン化、フォントの呼び出しなどが行われる。外部コントローラ102が解析可能な印刷データには、PS(PostScript)、PDF(Portable Document Format)、PCL(Printer Control Language)などがある。902の印刷データの解析により、外部コントローラ102は、印刷データに設定された用紙サイズやリング製本処理指定の有無を判断することができる。
次に903に進み外部コントローラ102は、ラスタライズ処理を行う。ラスタライズ処理はRIP(Raster Image Processor)、ビットマップ化とも呼ばれ、画像形成装置101に投入するラスタライズ画像の生成が行われる。903では、印刷データに付与された画像設定等に応じて外部コントローラ102の独自の色変換処理等が行われ、画像形成装置101が解釈可能なCMYK等のラスタライズ画像が生成される。
次に904に進み、外部コントローラ102は、画像形成装置101に投入する印刷データを生成する。印刷データには、903で生成したラスタライズ画像や、印刷コマンドが含まれる。印刷コマンドにはジョブ名称や後処理設定などのジョブ全体の設定や各ページの設定情報などが含まれる。
次に905で、外部コントローラ102は画像形成装置101に印刷データを投入する。905においては、印刷コマンドは内部LAN105を通して、ラスタライズ画像はビデオケーブル106を通して、画像形成装置101に送信される。
次に906で、外部コントローラ102は画像形成装置101が印刷処理を完了したかを判断する。外部コントローラ102は画像形成装置101の印刷状況を内部LANを介して通信を行うことによって監視し、処理状況はディスプレイ202に表示される。印刷処理が完了すれば、外部コントローラ102は処理を終了する。
図10は、画像形成装置101の印刷装置108が外部コントローラ102からリング製本処理指示を含む印刷データを受信し印刷する際の処理の流れを示すフローチャートである。
図10の処理は、印刷装置108のCPU228が実行する。
1001で、印刷装置108は外部コントローラ102から印刷データを受信し印刷データを解析する。次に1002に進み、印刷装置108は、1001で受信した印刷データから用紙情報(用紙サイズ、用紙種類)を取得する。
次に1003に進み、印刷装置108は、リング製本装置110に綴じ部材のカット処理の指示を行う。1003の綴じ部材のカット指示には、印刷データに設定された用紙サイズ情報が含まれる。リング製本装置110における綴じ部材のカットを用紙サイズに合わせて行うためである。綴じ部材417はその保持部419から用紙の加工に必要な長さだけ引き出した上で切断され、綴じ部材供給部420に導かれる。
次に1004に進み、印刷装置108は、リング製本装置110に綴じ部材の用紙積載部415への移動指示を行う。これにより、綴じ部材417は綴じ部材供給部420から、積載部415の所定の位置に移動し、用紙を積載するための準備が整う。
次に1005に進み、印刷装置108は、1004で指示した綴じ部材417の用紙積載部415への移動が完了したかを判断する。1005で移動が完了した場合、1006に進む。
1006で、印刷装置108は、給紙装置107に給紙の指示を行う。
1006の給紙指示には、複数の給紙段のうちどの給紙段から用紙を給紙するかの情報が含まれる。印刷装置108は、給紙装置107の用紙残量や印刷ジョブに設定された用紙種類や用紙サイズ等に応じて、給紙装置107の複数の給紙段から適切な給紙段を指定する。1006の給紙指示により、印刷に使用する用紙が、給紙、搬送され、印刷装置108に導かれる。
次に1007で、印刷装置108は、印刷処理を行う。1007の印刷処理では、1001で受信した印刷データに応じて、レーザ露光部233によるレーザ露光処理、作像部234により作像処理、定着部235により定着処理を経て、用紙にトナー像が転写される。また、1001で受信した印刷データの指定に基づき、用紙の片面又は両面に印刷されるよう、給紙搬送部236により適切に給紙、搬送が行われ、用紙は穿孔装置109に導かれる。
次に1008で、印刷装置108は、穿孔装置109に穿孔処理の指示を行う。1008で、穿孔装置109が穿孔処理の指示を受けると、搬送された用紙に対して、穿孔処理が行われ、用紙は後続のリング製本装置110に導かれる。
次に1009で、印刷装置108は、リング製本装置110に用紙の積載指示を行う。1009で、リング製本装置110が用紙の積載指示を受けると、搬送された用紙はリング製本装置110の用紙積載部415に導かれ、綴じ部材417に貫通し積載される。
次に1010で印刷装置108は、一部分の束の用紙の積載が完了したかを判断する。1010で一部分の束の用紙の積載が完了した場合は、1011に進む。1010で一部分の束の用紙の積載が完了していない場合は、1006に進み、次の用紙の給紙、印刷処理を行う。
1011で印刷装置108は、リング製本装置110に対してステッピングモータM604の後述するステップ数1303を指定し綴じ処理指示を行う。1011でリング製本装置110は指定されたステップ数に応じて綴じ処理が指示されると、用紙積載部415において、綴じ部材417を変形加工することで綴じ処理を行い、搬送路421を介して成果物を成果物トレイ422に導く。ここで指定するステッピングモータM604のステップ数は、図6(D−3)となるように調整されたステップ数である。
次に1012で印刷装置108は、綴じ処理を行った部がジョブの最終部であるかを判断する。1012でジョブの最終部でなければ、1003に進み、次の部の綴じ部材のカット指示を行う。1012でジョブの最終部であれば、印刷装置108はリング製本処理を終了する。
図12は、画像形成装置101の印刷装置108がキャンセル処理を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
図12の処理は、印刷装置108のCPU208が実行する。
印刷装置108は図10のリング製本処理の任意のタイミングでキャンセル処理を受け付けることが可能である。キャンセル処理は印刷装置108の操作部230や外部コントローラ102からユーザにより指示をすることが出来る。また、ユーザからの指示が無くとも、印刷装置108のCPU208が、リング製本処理が継続できないと判断した場合にキャンセル処理が行われることもある。
図11は、印刷装置108の操作部230を介して投入されたリング製本ジョブをキャンセルするジョブキャンセル指示画面の一例である。
ユーザが図11の印刷ジョブリストにおいて印刷ジョブを選択すると、図示のように、選択された印刷ジョブはハイライト表示(反転表示)される。
図11に示す例では、リング製本ジョブ1が選択されている。“キャンセル”ボタンは印刷ジョブリストで選択された印刷ジョブのキャンセルを指示するためのボタンである。キャンセルボタンが押されると、選択されたリング製本ジョブ1のキャンセル指示が行われる。
1201で印刷装置108がキャンセル指示を受信すると、1202に進む。ここでは印刷装置108のCPU208は、リング製本処理において図10のフローチャートのうちどの処理を行っているかを判断する。1202で、印刷装置108のCPU208は給紙指示が済んでいるかを判断する。1202で、給紙指示済みと判断されるのは、印刷装置108がキャンセル指示を受けた時点が、図10のフローチャートにおいて1006から1012の間の処理を行っている場合である。1202で給紙指示済みの場合は、1206に進む。
1206で、印刷装置108のCPU208は、給紙指示済みの用紙の印刷、積載が完了した後に、リング製本装置110に対して綴じ処理指示を行う。1206で途中まで印刷された用紙束に対してステッピングモータM604の後述するステップ数1306を指定して綴じ処理が行われ、成果物トレイ422に導かれる。ここで指定するステッピングモータM604のステップ数は、図6(D−3)となるように調整されたステップ数1303とは異なるステップ数であり、例えば図(D−2)となるステップ数である。1206においては、図8で示したようにユーザがリング製本装置110の左カバー801を開いて取り除く必要がなくなる為、途中まで印刷された用紙束に対して綴じ処理を行うことで、ユーザの操作なしに次のジョブが印刷可能な状態にする。
次に1205に進み、印刷装置108は、ジョブの残りの印刷のキャンセル処理を行い、リング製本処理のキャンセル処理を終了する。
1202で、給紙指示済みでなければ1203に進む。
1203で、印刷装置108のCPU208は、綴じ部材のカット指示済みであるかを判断する。1203で綴じ部材カット指示済みであると判断されるのは、印刷装置108がキャンセル指示を受けた時点が、図10のフローチャートにおいて、1003から1005の間である場合である。1203で綴じ部材カット指示済みでないと判断されるのは、印刷装置108がキャンセル指示を受けた時点が、図10のフローチャートにおいて、1001から1002の間である場合である。
1203で綴じ部材カット指示済みでない場合には、1204に進む。この場合は、リング製本装置110の用紙積載部415には、カット済みの綴じ部材417も積載済みの用紙418も存在せず、除去する必要が無い。1205で、印刷装置108は、ジョブの残りの印刷のキャンセル処理を行い、リング製本処理のキャンセル処理を終了する。
1203で綴じ部材カット指示済みである場合には、1207に進む。1207では、綴じ部材のカット指示の後でありかつ給紙の指示を行う前である。そのため、リング製本装置110の用紙積載部415には、カット済みの綴じ部材417だけが存在し、積載済みの用紙418は存在しない。
1207で印刷装置108は、綴じ部材417の用紙集積部415への移動までを行う。1208で、印刷装置108は、給紙装置107に給紙の指示を行う。1208の給紙指示には、印刷データに設定された用紙情報(用紙サイズ、用紙種類)が含まれる。印刷装置108は、給紙装置107の用紙残量や指定された用紙サイズ等に応じて、給紙装置107の複数の給紙段から適切な給紙段を指定する。
そして1206に進み1206で、印刷装置108のCPU208は、給紙指示済みの用紙1枚の積載が完了した後に、リング製本装置110に対して綴じ処理指示を行う。1206で1枚の積載用紙に対して綴じ処理が行われ、成果物トレイ422に導かれる。この場合も1206においては、図8で示したようにユーザがリング製本装置110の左カバー801を開いて取り除く必要がなくなる。このようにカット済みの綴じ部材417を給紙した用紙に対して綴じ処理を行うことで、ユーザの操作なしに次のジョブが印刷可能な状態にする。
そして1205に進み、印刷装置108は、ジョブの残りの印刷のキャンセル処理を行い、リング製本処理のキャンセル処理を終了する。
図13は、図6(C−2)のステッピングモータM604による綴じ量を調整するためのディスプレイ231の画面を示している。
製本時の調整量は−6から+6までの13段階である。これはリング製本する場合のリング形状を整形するもので、装置の各々の部品のばらつき誤差により生じる形状誤差を補正するための補正値を調整する。すなわち設置時などの初期設定として設定する必要はあるが、ジョブごとに調整するものではない。1301は調整値をマイナス方向へ移動するキーであり、タッチするたびにマイナス方向へ1303のカーソルを移動する。1302はプラス方向へ移動するキーであり、タッチするたびにプラス方向へ1303のカーソルを移動する。図13では、1303は−1を示しており、調整値は、ステッピングモータM604の綴じ量の調整値として採用される。つまり、プログラムされたステップ数から1を減算したステップ数で綴じ具602を移動して綴じ部材417を綴じる動作を行う。この調整値は、図2のHDD227に記憶し、図10のステップ1011に置いて、図2の通信ケーブル256を経由し、印刷装置108からリング製本装置110の製本制御部248へ通知する。
製本を中止する場合の調整量は−6から+6までの13段階である。1304は調整値をマイナス方向へ移動するキーであり、タッチするたびにマイナス方向へ1306のカーソルを移動する。1305はプラス方向へ移動するキーであり、タッチするたびにプラス方向へ1306のカーソルを移動する。図13では、1306は+5を示しており、調整値は、ステッピングモータM604の綴じ量の調整値として採用される。つまり、製本を中止した場合はプログラムされたステップ数に5を加算したステップ数で綴じ具602を移動して綴じ部材417を綴じる動作を行う。この調整値は、図2のHDD227に記憶し、図12のステップ1206に置いて、図2の通信ケーブル256を経由し、印刷装置108からリング製本装置110の製本制御部248へ通知する。
図14は、本発明を実施した場合の概念図である。
1401はジョブ1の成果物で完成品であり、調整値1303で製本されている。1402はジョブ2の成果物で未完成品であり、調整値1306で製本されている。1403、1404はジョブ3、ジョブ4の成果物であり、調整値1303で製本されている。1411、1412、1413、1414は、それぞれ1401、1402、1403、1404をaの方向から見た図である。
1411、1413、1414のリング径より、1412のリング径が小さくなる。1422、1424は、それぞれ1402、1404をbの方向から見た図である。1422は図6(D−2)のようになり、1424は図6(D−3)のようになる。よって、見た目及び触り具合あるいは径の計測により、1402が未完成品であることが容易にわかる。
<実施例2>
実施例1においては、図13の中止した場合の調整値1306は、計算値として採用してもよい。こうすることで、ユーザはリング製本として完成品となる調整値1303だけを意識し、未完成品となる製本物の形状を意識する必要がない。
((調整値の最大値)−(調整値1303) ・・・(ア)
((調整値の最小値)−(調整値1303))×(−1) ・・・(イ)
(ア)が(イ)と等しいか大きい時は、調整値の最大値を中止時の綴じ量調整値1306の値とし、小さい時は、調整値の最小値の値を中止時の綴じ量調整値1306の値として採用してもよい。すなわち、調整値が、−6から0までの範囲であれば、+6を調整値1306とし、+1から+6までの範囲であれば−6を調整値1306とする。
<発明の効果>
排出された綴じ手段による製本物から、印刷処理が途中で中止された未完成品を容易に判別することが可能となり、後処理による選別作業の時間が短縮される。
[他の実施例]
実施例1および実施例2において、印刷装置108は、外部コントローラ102と接続されている構成について説明したが、この構成に限定しない。すなわち、印刷装置108は外部コントローラを介さず、内部LAN105を介して外部ネットワークから印刷データが受信可能な構成であっても良い。
101 画像形成装置、108 印刷装置、109 穿孔装置、110 製本装置

Claims (2)

  1. 用紙上に画像形成を行う印刷装置(108)と、
    用紙に綴じ部材を貫通させるための穿孔処理を行う穿孔装置(109)と、
    複数の用紙を束ねて綴じ部材を貫通させ用紙束を綴じる製本処理を行う製本装置(110)を有する画像形成装置(101)であって、
    印刷データから用紙情報(用紙サイズ、用紙種類)を取得する手段(S1002)と、
    用紙サイズに応じた長さで綴じ部材のカット処理を行う手段(420)と、
    カットされた綴じ部材を保持する手段(603)と、
    複数枚の用紙を綴じ部材に差し込んで積載する積載手段(601)と、
    綴じ部材を変形させることで用紙束を綴じ製本物を得る綴じ手段(602)と、
    綴じ手段により綴じられる量を指定する綴じ量指定手段(図13)と、
    製本物を外部へ排出する排出手段(421)を備え、
    製本処理が中止された場合(図12)に、
    全ての用紙の印刷処理が完了した時に綴じ部材を変形させる第一の量(1303)とは別の変形させる第二の量(1306)を用いて前記綴じ手段(602)による綴じ処理と前記排出手段による排出処理を行う(S1206)ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 綴じ部材を変形させる第二の量は、第一の量から所定の範囲の中で相対距離が一番遠い値をもった量とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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