JP2021078295A - 充電装置、電池診断システム、及び、充電方法 - Google Patents

充電装置、電池診断システム、及び、充電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電池パックの状態の診断に用いられる情報を、電池パックの充電時において容易に取得可能にする充電装置を提供すること。【解決手段】実施形態によれば、充電装置は、1つ以上の電池を備える電池パックを充電し、コントローラを備える。コントローラは、直流である基準電流に所定の周波数の電流波形を重畳させた重畳電流を、重畳電流が流れる方向が経時的に継続して基準電流が流れる方向と一致する状態に、設定する。コントローラは、設定した重畳電流が出力される状態に電池パックへの出力電流を制御し、出力電流によって電池パックを充電する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、充電装置、電池診断システム、及び、充電方法に関する。
近年、車両等の機器に、1つ以上の電池(二次電池)を備える電池パックが搭載されている。このような機器では、電池パックが比較的短い時間で迅速に充電されることが、求められている。また、電池パックを搭載した機器では、電池パックのインピーダンス特性等を取得し、インピーダンス特性等に基づいて、電池パックの状態(劣化状態)を適切に診断することが求められている。
電池パックのインピーダンス特性の算出等を含む電池パックの状態の診断には、電池パックに電流を供給すること等よって計測した情報が、用いられる。そして、電池パックの状態の診断に用いられる情報は、電池パックの充電時において容易に取得されることが、求められている。
特開2014−126532号公報
本発明が解決しようとする課題は、電池パックの状態の診断に用いられる情報を、電池パックの充電時において容易に取得可能にする充電装置及び充電方法を提供することにある。また、その充電装置を備える電池診断システムを提供することにある。
実施形態によれば、充電装置は、1つ以上の電池を備える電池パックを充電し、コントローラを備える。コントローラは、直流である基準電流に所定の周波数の電流波形を重畳させた重畳電流を、重畳電流が流れる方向が経時的に継続して基準電流が流れる方向と一致する状態に、設定する。コントローラは、設定した重畳電流が出力される状態に電池パックへの出力電流を制御し、出力電流によって電池パックを充電する。
実施形態によれば、充電方法によって、1つ以上の電池を備える電池パックを充電する。充電方法では、直流である基準電流に所定の周波数の電流波形を重畳させた重畳電流を、重畳電流が流れる方向が経時的に継続して基準電流が流れる方向と一致する状態に、設定する。充電方法では、設定した重畳電流が出力される状態に電池パックへの出力電流を制御し、出力電流によって電池パックを充電する。
図1は、第1の実施形態に係る電池診断システムを示す概略図である。 図2は、図1の電池診断システムの制御系及び通信系を概略的に示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態に係る充電装置のコントローラによって設定される基準電流の一例を示す概略図である。 図4は、第1の実施形態に係る充電装置のコントローラによって設定される電流波形の一例を示す概略図である。 図5Aは、図3の基準電流に図4の電流波形を重畳させた重畳電流を示す概略図である。 図5Bは、図5Aの領域B1を拡大して示す概略図である。 図6Aは、第1の実施形態に係る充電装置において、図5A及び図5Bの重畳電流が電池パックへの出力電流として出力された場合の、出力電圧の経時的な変化の理論モデルを示す概略図である。 図6Bは、図6Aの領域B2を拡大して示す概略図である。 図7は、第1の実施形態に係る充電装置のコントローラによって行われる、電池パックの充電に関する処理を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施形態に係る診断サーバのフーリエ変換器及び演算器のそれぞれで行われる処理を示す概略図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電池診断システム1を示す。図1に示すように、電池診断システム1は、機器である車両2、充電装置3及び診断サーバ5を備える。車両2には、電池パック6が搭載される。充電装置3から電池パック6に電力が供給されることにより、電池パック6が充電される。また、充電装置3及び診断サーバ5は、有線又は無線で、互いに対して情報交換可能である。
図2は、電池診断システム1の制御系及び通信系を示す。図2に示すように、車両2に搭載される電池パック6は、電池7を1つ以上備える。図2の一例では、電池パック6において、複数の電池7が電気的に直列に接続される。1つ以上の電池7のそれぞれは、例えばリチウムイオン電池等の二次電池である。なお、ある一例では、電池パック6に、電池7が1つのみ設けられてもよい。また、別のある一例では、電池パック6において、複数の電池7が電気的に並列に接続される。さらに、別のある一例では、電池パック6において、複数の電池7が電気的に直列に接続される直列接続構造、及び、複数の電池7が電気的に接続される並列接続構造の両方が、形成される。
また、車両2には、電気接点A1が形成され、充電装置3には、電気接点A2が形成される。ある一例では、充電装置3の給電プラグ(図示しない)を車両2の給電口(図示しない)に接続することにより、電気接点A1,A2が互いに対して電気的に接続される。これにより、充電装置3から車両2の電池パック6(1つ以上の電池7)へ電力を供給可能になり、電池パック6を充電可能になる。
充電装置3は、電源回路11、駆動回路12、電流検出回路13、電圧検出回路15、コントローラ20及び通信回路30を備える。駆動回路12は、電流生成回路17及び出力回路18を備える。電流生成回路17は、変換回路を備え、変換回路は、電池パック6の充電時において、電源回路11から供給された電力を電池パック6へ出力する電力へ変換する。電流生成回路17は、電池パック6へ出力する電力への電力変換によって、電池パック6への出力電流、すなわち、電池パック6の充電電流を生成する。
出力回路18は、電池パック6の充電時において、電流生成回路17の変換回路によって変換された電力を、電池パック6に出力する。これにより、電流生成回路17で生成された出力電流(充電電流)が、電池パック6へ供給される。また、電池パック6には、出力回路18からの出力電流が供給されることに同期して、出力回路18からの出力電圧、すなわち、電池パック6の充電電圧が印加される。電流検出回路13は、出力回路18からの出力電流(電池パック6の充電電流)を検出する。また、電圧検出回路15は、出力回路18からの出力電圧(電池パック6の充電電圧)を検出する。
コントローラ20は、例えば、コンピュータを構成する。コントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等を含むプロセッサ又は集積回路(制御回路)、及び、メモリ等の記憶媒体を備える。コントローラ20に設けられるプロセッサ又は集積回路は、1つであってもよく、複数であってもよい。コントローラ20は、記憶媒体等に記憶されるプログラム等を実行することにより、処理を行う。
コントローラ20は、基準電流設定部21、電流波形設定部22、電流波形重畳部23、出力電流設定部25、電流監視部27及び電圧監視部28を備える。基準電流設定部21、電流波形設定部22、電流波形重畳部23、出力電流設定部25、電流監視部27及び電圧監視部28のそれぞれは、コントローラ20のプロセッサ等によって行われる処理の一部を実施する。
基準電流設定部21は、出力回路18からの出力電流に関して、基準となる基準電流を設定する。基準電流設定部21は、基準電流設定部21によって設定される基準電流は、直流である。基準電流が流れる方向は、電池パック6の充電において電流が流れる方向と同一であり、電池パック6からの放電において電流が流れる方向とは反対方向である。基準電流設定部21は、指令電流値を取得し、基準電流の電流値が指令電流値と一致する状態に、基準電流(基準電流軌跡)を設定する。
ここで、ある一例では、車両2又は充電装置3のユーザインタフェース(図示しない)において、充電に関する操作指令が作業者等によって入力される。そして、基準電流設定部21は、充電に関する操作指令に基づいて、指令電流値を取得する。別のある一例では、コントローラ20は、充電される電池パック6が搭載された車両2の種類を取得する。そして、コントローラ20は、記憶媒体等に記憶されたデータから、充電開始から経過時間に対する出力電流(充電電流)の関係について、車両の種類に対応したモデルを選択する。そして、コントローラは20、選択したモデルに基づいて指令電流値を設定し、基準電流設定部21は、設定された指令電流値を取得する。
電流波形設定部22は、波形設定指令か取得可能である。電流波形設定部22は、波形設定指令を取得したことに基づいて、周波数(所定の周波数)faの電流波形を設定する。電流波形は、半周期(1/2fa)ごとに電流が流れる方向が変化する交流である。ある一例では、周波数faの矩形波電流が、電流波形として設定される。電流波形重畳部23は、電流波形が設定されたことに基づいて、基準電流設定部21が設定した基準電流に、電流波形設定部22が設定した電流波形を重畳させる。これにより、基準電流に周波数faの電流波形が重畳された重畳電流が、設定される。そして、電流波形重畳部23は、設定した重畳電流(重畳電流軌跡)を、出力電流設定部25へ伝達する。
ここで、ある一例では、コントローラ20は、前述のユーザインタフェースで入力された充電に関する操作指令に基づいて、電流波形を基準電流に重畳させるタイミングを取得する。そして、コントローラ20は、電流波形を重畳させるタイミングにおいて波形設定指令を生成し、電流波形設定部22は、生成された波形設定指令を取得する。別のある一例では、コントローラ20は、記憶媒体等に記憶されたデータから、電流波形を基準電流に重畳させるタイミングについて、車両の種類に対応したモデルを選択する。そして、コントローラ20は、選択したモデルに基づいて、電流波形を重畳させるタイミングにおいて波形設定指令を生成し、電流波形設定部22は、生成された波形設定指令を取得する。また、波形設定指令が電流波形設定部22によって取得されない場合、すなわち、電流波形を基準電流に重畳させるタイミングでない場合は、電流波形設定部22は、電流波形を設定せず、電流波形重畳部23は、基準電流に電流波形を重畳させない。このため、基準電流設定部21によって設定された基準電流が、出力電流設定部25に伝達される。
図3は、基準電流設定部21によって設定される基準電流(基準電流軌跡)の一例を示し、図4は、電流波形設定部22によって設定される電流波形の一例を示す。図5Aは、図3の基準電流に図4の電流波形を重畳させ重畳電流(重畳電流軌跡)を示し、図5Bは、図5Aの領域B1を拡大して示す。図3乃至図5Bでは、横軸に充電開始時を基準とする時間tを示し、縦軸に電流Iを示す。図3乃至図5Bでは、基準電流が流れる方向を正方向として示す。図3の一例では、基準電流設定部21は、時間taと時間tbとの間において電流値(指令電流値)が値Iaで経時的に一定になる状態に、基準電流を設定する。また、図4の一例では、電流波形設定部22は、時間taと時間tbの間において、周波数faの矩形波電流を、電流波形として設定する。
ここで、設定された電流波形の振幅Ibは、時間taと時間tbとの間における基準電流の電流値(Ia)に比べて、小さい。ある一例では、電流波形設定部22は、電流波形(矩形波電流)の振幅Ibを、基準電流の電流値Iaの5%以下に設定する。すなわち、電流波形のピーク−ピーク値(2Ib)が、基準電流の電流値Iaの10%以下に設定される。波形設定指令には、電流波形の振幅に関する情報が含まれる。電流波形設定部22は、取得した電流波形の振幅に関する情報に基づいて、電流波形の振幅を設定する。
前述のように電流波形が設定されるため、図5A及び図5Bに示すように、重畳電流は、重畳電流が流れる方向が経時的に継続して基準電流が流れる方向と一致する状態に、設定される。すなわち、基準電流が流れる方向への電流の電流値を正とし、かつ、基準電流が流れる方向とは反対方向への電流の電流値を負とした場合、重畳電流の電流値は、経時的に継続してゼロより大きく(正の値で)維持される。このため、図5A及び図5Bの一例では、時間taと時間tbとの間のいずれの時点においても、重畳電流が流れる方向は、基準電流が流れる方向と一致する。なお、図5A及び図5Bの重畳電流では、時間taと時間tbとの間において、値Iaを中心として、すなわち、上限値(Ia+Ib)と下限値(Ia−Ib)との間で周期的に変化する電流波形(矩形波電流)が、設定される。そして、設定される電流波形は、1/faを一周期として、周期的に変化する。
なお、図3乃至図5Bの一例では、基準電流において電流値が経時的に一定になる領域に電流波形が重畳されるが、これに限るものではない。ある一例では、基準電流において電流値が経時的に減少している領域に電流波形が重畳される。この場合も、重畳電流は、重畳電流が流れる方向が経時的に継続して基準電流が流れる方向と一致する状態に、設定される。そして、電流波形(矩形波電流)の振幅は、基準電流の電流値の5%以下に設定される。
出力電流設定部25は、出力回路18から電池パック6への出力電流の目標電流値(目標軌跡)を設定する。そして、出力電流設定部25は、設定した目標電流値で出力電流が出力される状態に、電流生成回路17の駆動を制御し、電池パック6への出力を制御する。ここで、波形設定指令によって電流波形設定部22が電流波形を設定した場合は、出力電流設定部25は、電流波形重畳部23によって設定された重畳電流が出力回路18から出力される状態に、電池パック6への出力電流を制御する。この場合、重畳電流の経時的な変化の軌跡が、出力電流の経時的な変化の目標軌跡となる。一方、電流波形設定部22によって電流波形が設定されていない場合は、出力電流設定部25は、基準電流設定部21によって設定された基準電流が出力回路18から出力される状態に、電池パック6への出力電流を制御する。この場合、基準電流の経時的な変化の軌跡が、出力電流の経時的な変化の目標軌跡となる。
電流監視部27は、出力回路18からの出力電流(電池パック6の充電電流)について、電流検出回路13での検出結果を取得する。すなわち、電流監視部27は、出力電流の検出電流値を取得する。電圧監視部28は、出力回路18からの出力電流(電池パック6の充電電流)に同期する出力電圧(充電電圧)のについて、電圧検出回路15での検出結果を取得する。すなわち、電圧監視部28は、出力電圧の検出電圧値を取得する。
また、出力電流設定部25は、電流監視部27から出力電流の検出電流値を取得する。そして、出力電流設定部25は、出力電流について、設定した目標電流値と検出電流値とを比較し、目標電流値と検出電流値との偏差を取得する。そして、出力電流設定部25は、偏差がゼロに近づく状態に、電流生成回路17の駆動を制御し、出力回路18からの出力電流を制御する。すなわち、出力電流設定部25は、出力電流(充電電流)の出力に関して、フィードバック制御を行う。例えば、図5A及び図5B等の重畳電流が設定された場合は、出力電流設定部25は、出力電流が設定した重畳電流に近づく状態に、出力電流のフィードバック制御を行う。また、基準電流の電流値に対して電流波形の振幅が5%以下になる重畳電流が設定された場合は、出力電流設定部25は、出力電流の電流値と基準電流の電流値(指令電流値)との差が5%以下に収まる状態に、フィードバック制御を行う。
電流監視部27は、取得した出力電流の検出電流値に基づいて、出力電流の経時的な変化を検出する。これにより、出力電流の経時的な変化が、取得及び計測される。ここで、設定した重畳電流が出力される状態に出力電流の制御が行われても、実際に出力される出力電流には、基準電流に重畳される周波数faの電流波形の成分に加えて、電流波形の高調波の成分、及び、ノイズ等が含まれ得る。このため、出力電流の経時的な変化は、設定された重畳電流の経時的な変化とは、異なり得る。ある状況では、基準電流に周波数faの矩形波を重畳させた重畳電流が設定されても、基準電流に三角波又は鋸波に近い電流波形が重畳された計測データが、出力電流の経時的な変化として取得され得る。ここで、電流波形の高調波の成分には、周波数faの奇数倍の周波数(3fa,5fa等)の成分等が挙げられる。
図6Aは、図5A及び図5Bの重畳電流が出力電流として出力された場合の、出力電圧の経時的な変化の理論モデルを示し、図6Bは、図6Aの領域B2を拡大して示す。図6A及び図6Bでは、横軸に充電開始時を基準とする時間tを示し、縦軸に電圧Vを示す。図6A及び図6Bの出力電圧の理論モデルでは、時間taと時間tbとの間において、電流波形(矩形波電流)に対応する周波数faの成分が、現れる。ここで、電流波形が重畳されない図3の基準電流が出力電流として出力された場合の理論モデルでは、出力電圧は、時間taと時間tbとの間において、関数Va(t)のように経時的に変化する。図6A及び図6Bの出力電圧の理論モデルでは、周波数faの成分が現れるため、時間taと時間tbとの間に、関数Va(t)を中心として周期的に変化する電圧波形が、形成される。そして、時間taと時間tbとの間の電圧波形は、1/faを一周期として、周期的に変化する。
電圧監視部28は、取得した出力電圧の検出電圧値に基づいて、出力電流に同期する出力電圧の経時的な変化を検出する。これにより、出力電圧の経時的な変化が、取得及び計測される。ここで、設定した重畳電流が出力される状態に出力電流の制御が行われても、実際に計測される出力電圧には、出力電流と同様に、電流波形に対応する周波数faの成分に加えて、周波数faの成分の高調波の成分、及び、ノイズ等が含まれ得る。このため、出力電圧の経時的な変化は、設定された重畳電流に対応する理論モデルでの経時的な変化とは、異なり得る。ある状況では、図5A及び図5Bの重畳電流が出力される状態に制御が行われても、図6A及び図6Bの理論モデルとは異なる計測データが、出力電圧の経時的な変化として取得され得る。ここで、周波数faの高調波の成分には、周波数faの奇数倍の周波数(3fa,5fa等)の成分等が挙げられる。
電流監視部27は、取得した出力電流の経時的な変化の計測データ等の出力電流の経時的な変化に関する情報を、通信回路30を介して、充電装置3の外部へ出力する。また、電圧監視部28は、取得した出力電圧の経時的な変化の計測データ等の出力電圧の経時的な変化に関する情報を、通信回路30を介して、充電装置3の外部へ出力する。これにより、出力電流及び出力電圧のそれぞれの経時的な変化に関する情報等が、充電装置3の外部のコンピュータ等に送信される。
また、コントローラ20は、出力電流及び出力電圧のそれぞれの経時的な変化に関する情報を、充電装置3の外部へ出力する代わりに、又は、充電装置3の外部に出力することに加えて、記憶媒体等に記憶してもよい。この際、前述の情報は、記憶媒体等に一時的に記憶されてもよい。
図7は、コントローラ20によって行われる電池パック6の充電に関する処理を示す。図7に示す処理では、コントローラ20は、電池パック6への充電指令が生成されているか否か、すなわち、充電指令がONであるか否かを判断する(S101)。ある一例では、前述のユーザインタフェースで入力された操作指令に基づいて、充電指令が生成される。別のある一例では、給電プラグが車両2の給電口(図示しない)に接続され、電気接点A1,A2が互いに対して電気的に接続さていることに基づいて、充電指令が生成される。
充電指令が生成されている場合は(S101−Yes)、基準電流設定部21は、電池パック6への出力電流(充電電流)に関して、指令電流値を取得する(S102)。そして、基準電流設定部21は、取得した指令電流値を基準電流の電流値として設定し、基準電流を設定する(S103)。そして、電流波形設定部22は、波形設定指令が生成されているか否か、すなわち、波形設定指令がONであるか否かを判断する(S104)。波形設定指令は、前述した例のいずれかと同様にして、生成される。
波形設定指令が生成されている場合は(S104−Yes)、電流波形設定部22は、波形設定指令を取得し、波形設定指令に基づいて、周波数(所定の周波数)faの電流波形を設定する(S105)。電流波形の振幅等は、前述した例のいずれかと同様にして、設定される。そして、電流波形重畳部23は、S103で設定された基準電流にS105で設定された電流波形を重畳する(S106)。これにより、基準電流に周波数faの電流波形が重畳された重畳電流が、設定される。重畳電流は、重畳電流が流れる方向が経時的に継続して基準電流が流れる方向と一致する状態に、設定される。そして、出力電流設定部25は、設定した重畳電流が出力される状態に、電流生成回路17の駆動を制御し、出力回路18から電池パック6への出力を制御する(S107)。すなわち、設定した重畳電流が出力される状態に、出力電流が制御される。
一方、波形設定指令が生成されていない場合は(S104−No)、出力電流設定部25は、S103で設定された基準電流が出力される状態に、電流生成回路17の駆動を制御し、出力回路18から電池パック6への出力を制御する(S108)。すなわち、設定した基準電流が出力される状態に、出力電流が制御される。
そして、S107又はS108の出力制御が行われている状態において、電流監視部27は、出力電流の検出電流値を取得し、電圧監視部28は、出力電圧の検出電圧値を取得する(S109)。そして、処理は、S101へ進む。そして、充電指令が生成されている場合は(S101−Yes)、S102以降の処理が再び行われる。そして、S107又はS108の出力制御が行われている状態では、目標電流値と検出電流値との偏差等に基づく前述のフィードバック制御が行われる。この際、出力電流設定部25は、出力電流の電流値(検出電流値)と基準電流の電流値(指令電流値)との差が5%以下に収まる状態に、フィードバック制御を行ってもよい。
S101において充電指令が生成されていない場合は(S101−No)、コントローラ20(出力電流設定部25)は、出力回路18から電池パック6への出力を停止させる(S110)。これにより、電池パック6の充電が停止される。
図2に示すように、診断サーバ5は、フーリエ変換器31及び演算器32を備える。フーリエ変換器31及び演算器32のそれぞれは、CPU、ASIC又はFPGA等を含むプロセッサ又は集積回路(演算回路)、及び、メモリ等の記憶媒体を備え、後述する演算処理を行う。フーリエ変換器31及び演算器32のそれぞれは、診断サーバ5によって行われる処理、すなわち、電池パック6(1つ以上の電池7)の状態(劣化状態)の診断に関する処理の一部を実施する。
図8は、フーリエ変換器31及び演算器32のそれぞれで行われる処理を示す。図8に示すように、診断サーバ5のフーリエ変換器31は、充電装置3の通信回路30から、出力電流の経時的な変化に関する情報Iα(t)を取得する。ある一例では、情報Iα(t)は、電流監視部27によって計測された出力電流の経時的な変化の計測データである。ここで、出力電流の経時的な変化の計測データでは、周波数faの電流波形の部分等は、ゼロを中心とする電流波形に対して、基準電流の電流値と同一又は略同一の大きさだけずれる。このため、別のある一例では、周波数faの電流波形の部分等の前述のずれに対応させて、前述の計測データが補正される。そして、計測データから前述の補正を行ったデータが、フーリエ変換器31において、情報Iα(t)として取得される。
そして、フーリエ変換器31は、情報Iα(t)をフーリエ変換する(S121)。これにより、出力電流についての周波数スペクトルIβ(f)が生成され、出力電流の周波数特性が算出される。ここで、fは、周波数を示す変数である。周波数スペクトルIβ(f)は、周波数(所定の周波数)faの成分、及び、周波数faの整数倍の1つ以上の周波数の成分を含む。ある一例では、出力電流の周波数スペクトルIβ(f)は、周波数faの成分、及び、周波数faの奇数倍の周波数(3fa,5fa等)の成分を含む。
また、フーリエ変換器31は、充電装置3の通信回路30から、出力電圧の経時的な変化に関する情報Vα(t)を取得する。ある一例では、情報Vα(t)は、電圧監視部28によって計測された出力電圧の経時的な変化の計測データである。また、別のある一例では、出力電流の計測データが前述のように情報Iα(t)へ補正され、情報Iα(t)への補正に対応させて、前述の出力電圧の計測データが補正される。そして、計測データから前述の補正を行ったデータが、フーリエ変換器31において、情報Vα(t)として取得される。
そして、フーリエ変換器31は、情報Vα(t)をフーリエ変換する(S122)。これにより、出力電圧についての周波数スペクトルVβ(f)が生成され、出力電圧の周波数特性が算出される。周波数スペクトルVβ(f)は、周波数(所定の周波数)faの成分、及び、周波数faの整数倍の1つ以上の周波数の成分を含む。ある一例では、出力電圧の周波数スペクトルVβ(f)は、周波数faの成分、及び、周波数faの奇数倍の周波数(3fa,5fa等)の成分を含む。
そして、演算器32は、出力電流の周波数スペクトルIβ(f)及び出力電圧の周波数スペクトルVβ(f)を取得し、周波数スペクトルIβ(f),Vβ(f)を用いて演算を行う(S123)。S123での演算では、周波数スペクトルIβ(f)から、出力電流の経時的な変化に関する情報Iα(t)の自己相関関数Corr(I,I)が、算出される。そして、周波数スペクトルIβ(f),Vβ(f)から、出力電流の経時的な変化に関する情報Iα(t)と出力電圧の経時的な変化に関する情報Vα(t)との相互相関関数Corr(I,V)が、算出される。
そして、演算器32は、算出した自己相関関数Corr(I,I)及び相互相関関数Corr(I,V)を用いて演算を行う(S124)。S124の演算によって、電池パック6(1つ以上の電池7)のインピーダンス特性が算出される。ある一例では、相互相関関数Corr(I,V)を自己相関関数Corr(I,I)で除算することにより、周波数スペクトルIβ(f),Vβ(f)に成分(スペクトル成分)が含まれる周波数のそれぞれについて、インピーダンスが算出される。診断サーバ5は、算出したインピーダンス特性に基づいて、電池パック6の状態(劣化状態)を診断する。
なお、出力電流の計測データを情報Iα(t)として用いた場合は、周波数faの電流波形の部分等がゼロを中心とする電流波形に対してずれた情報Iα(t)が、フーリエ変換される。この場合、フーリエ変換によって取得された周波数スペクトルIβ(f)のデータを、周波数faの電流波形の部分等の前述のずれに対応させて、補正する。そして、周波数スペクトルIβ(f)のデータから前述の補正を行ったデータを用いて、インピーダンス特性を算出する。また、出力電圧の計測データを情報Vα(t)として用い、フーリエ変換によって周波数スペクトルVβ(f)を取得した場合も、出力電流の計測データを情報Iα(t)として用いた場合と同様に、周波数スペクトルVβ(f)のデータを適宜補正する。そして、周波数スペクトルVβ(f)のデータから前述の補正を行ったデータを用いて、インピーダンス特性を算出する。
前述のように、本実施形態では、いわゆる矩形波インピーダンス法と同様にして、情報Iα(t),Vα(t)から電池パック6のインピーダンス特性が算出される。ここで、矩形波インピーダンス法、及び、インピーダンス特性に基づく電池(電池パック)の状態の診断については、特開2014−126532号公報(特許文献1)及び参照文献1(Electrochimica Acta vol.246 (2017) p.800‐p.811)に示される。本実施形態では、電池パック6への出力電流が制御される。このため、インピーダンス特性の算出では、出力電流の経時的な変化に関する情報Iα(t)の自己相関関数Corr(I,I)が、用いられる。
前述のように、本実施形態では、直流である基準電流に周波数faの電流波形(矩形波電流)が重畳された重畳電流が、電流波形重畳部23によって設定される。そして、出力電流設定部25は、設定した重畳電流が出力される状態に電池パック6への出力電流を制御し、出力電流によって電池パック6を充電する。前述のようにして出力電流を制御することにより、出力電流の経時的な変化の計測データ、及び、出力電流に同期する出力電圧の経時的な変化の計測データを、電池パック6のインピーダンス特性の算出等の電池パック6の状態の診断に用いることが可能になる。このため、電池パック6の状態の診断に用いられる情報を、電池パック6の充電時において容易に取得可能になる。
また、本実施形態では、電流波形重畳部23は、重畳電流が流れる方向が経時的に継続して基準電流が流れる方向と一致する状態に、重畳電流を設定する。このため、重畳電流が出力される状態に出力電流が制御されても、電池パック6に経時的に継続して出力電流が供給され、電池パック6が経時的に継続して充電される。これにより、電池パック6が、適切に充電される。
また、本実施形態では、電流波形設定部22は、電流波形の振幅を、基準電流の電流値に対して5%以下に設定する。このため、重畳電流が出力される状態に出力電流を制御することにより、出力電流の電流値と基準電流の電流値(充電における指令電流値)との偏差が小さくなる。したがって、電池パック6が、より適切に充電される。
また、本実施形態では、出力電流設定部25は、目標電流値と検出電流値との偏差がゼロに近づく状態に、出力電流についてフィードバック制御を行う。例えば、基準電流の電流値に対して電流波形の振幅が5%以下になる重畳電流が設定された場合は、出力電流設定部25は、出力電流の電流値(検出電流値)と基準電流の電流値(充電における指令電流値)との差が5%以下に収まる状態に、フィードバック制御を行う。これにより、出力電流の電流値と基準電流の電流値(充電における指令電流値)との偏差がさらに小さくなり、電池パック6が、より適切に充電される。
また、本実施形態では、波形設定指令が生成されない場合等は、電流波形が設定されず、出力電流設定部25は、設定した基準電流が出力される状態に、電池パック6への出力電流を制御する。このため、電池パック6の診断に用いられる情報を取得する必要があるか否か等の状況に応じて、電池パック6への出力電流に関する制御モードを、選択可能である。
また、本実施形態では、診断サーバ5は、出力電流の経時的な変化の計測データ、及び、出力電圧の経時的な変化の計測データから、前述のようにして電池パック6のインピーダンス特性を算出する。このため、計測データを用いてインピーダンス特性が適切に算出され、電池パック6の状態が適切に診断される。
(変形例)
なお、ある変形例では、電流波形設定部22は、周波数(所定の周波数)faの電流波形に加えて、周波数faの整数倍の1つ以上の周波数の電流波形を、設定する。そして、電流波形重畳部23は、周波数faの電流波形に加えて、周波数faの整数倍の1つ以上の周波数の電流波形を基準電流に重畳させて、重畳電流を設定する。本変形例でも、出力電流設定部25は、設定した重畳電流が出力される状態に、電池パック6への出力電流を制御する。
本変形例では、周波数faの電流波形に加えて、周波数faの整数倍の1つ以上の周波数の電流波形も重畳された重畳電流を出力させる制御が、行われる。このため、前述の実施形態等のように出力電流の周波数スペクトルIβ(f)及び出力電圧の周波数スペクトルVβ(f)を算出することにより、周波数スペクトルIβ(f),Vβ(f)のそれぞれにおいて、周波数faの整数倍の周波数の中のより多くの周波数で、成分(スペクトル成分)を取得可能になる。これにより、周波数faの整数倍の周波数の中のより多くの周波数でインピーダンスが算出され、電池パック6の状態(劣化状態)がより適切に診断される。
ある一例では、周波数(第1の周波数)faの電流波形に加えて、周波数faの整数倍の2つの周波数fb,fc(fc>fb)の電流波形が基準電流に重畳された重畳電流が、設定される。そして、設定した重畳電流が出力される状態に、電池パック6への出力電流が制御される。この場合、周波数(第2の周波数)fbは、周波数faの偶数倍であることが好ましく、例えば、周波数2faである。そして、周波数(第3の周波数)fcは、周波数faの偶数倍で、かつ、周波数fbの偶数倍であることが好ましく、例えば、周波数4fa(=2fb)である。
前述のように周波数fa〜fcを設定することにより、周波数faの奇数倍の周波数のそれぞれは、周波数fb、周波数fbの奇数倍の周波数、周波数fc、及び、周波数fcの奇数倍の周波数のいずれとも異なる。これにより、前述の実施形態等のようにして算出した周波数スペクトルIβ(f),Vβ(f)のそれぞれにおいて、周波数faの整数倍の周波数の中のより多くの周波数で、成分を取得可能になる。これにより、周波数faの整数倍の周波数の中のより多くの周波数でインピーダンスが算出され、電池パック6の状態(劣化状態)がより適切に診断される。
また、ある変形例では、フーリエ変換器31及び演算器32が充電装置3に搭載されてもよい。本変形例では、充電装置3で、出力電流の周波数特性、及び、出力電圧の周波数特性が算出され、電池パック6のインピーダンス特性が算出される。また、別のある変形例では、フーリエ変換器31及び演算器32の一方が充電装置3に搭載されてもよい。
また、前述した電池パック6への出力電流(充電電流)の制御は、車両2の電池パック6の充電のみではなく、車両2以外の機器に搭載される電池パックの充電にも、適用可能である。
これらの少なくとも一つの実施形態又は実施例によれば、充電装置及び充電方法は、直流である基準電流に所定の周波数の電流波形を重畳させた重畳電流が、重畳電流が流れる方向が経時的に継続して基準電流が流れる方向と一致する状態 に、設定される。そして、設定した重畳電流が出力される状態に電池パックへの出力電流が制御され、出力電流によって電池パックが充電される。これにより、電池パックの状態の診断に用いられる情報を、電池パックの充電時において容易に取得可能にする充電装置及び充電方法を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…電池診断システム、2…車両、3…充電装置、5…診断サーバ、6…電池パック、7…電池、12…駆動回路、20…コントローラ、21…基準電流設定部、22…電流波形設定部、23…電流波形重畳部、25…出力電流設定部、27…電流監視部、28…電圧監視部、31…フーリエ変換器、32…演算器。

Claims (9)

  1. 1つ以上の電池を備える電池パックを充電する充電装置であって、
    直流である基準電流に所定の周波数の電流波形を重畳させた重畳電流を、前記重畳電流が流れる方向が経時的に継続して前記基準電流が流れる方向と一致する状態に、設定し、
    設定した前記重畳電流が出力される状態に前記電池パックへの出力電流を制御し、前記出力電流によって前記電池パックを充電する、
    コントローラを具備する、充電装置。
  2. 前記コントローラは、前記所定の周波数の矩形波電流を、前記基準電流に重畳させる前記電流波形として設定する、請求項1の充電装置。
  3. 前記コントローラは、前記基準電流に重畳させる前記電流波形の振幅を、前記基準電流の電流値に対して5%以下に設定する、請求項1又は2の充電装置。
  4. 前記コントローラは、前記所定の周波数の電流波形に加えて、前記所定の周波数の整数倍の1つ以上の周波数の電流波形を前記基準電流に重畳させて、前記重畳電流を設定する、請求項1乃至3のいずれか1項の充電装置。
  5. 前記コントローラは、前記出力電流の経時的な変化、及び、前記出力電流の供給に同期して前記電池パックに印加される出力電圧の経時的な変化を、計測及び取得する、請求項1乃至4のいずれか1項の充電装置。
  6. 前記コントローラは、前記出力電流の経時的な変化に関する情報、及び、前記出力電圧の経時的な変化に関する情報について、記憶及び外部への出力の少なくとも一方を行う、請求項5の充電装置。
  7. 前記請求項5又は6の充電装置と、
    前記出力電流の経時的な変化に関する情報をフーリエ変換することにより、前記出力電流について、前記所定の周波数の成分及び前記所定の周波数の整数倍の1つ以上の周波数の成分を含む周波数特性を算出するとともに、前記出力電流に同期する前記出力電圧の経時的な変化に関する情報をフーリエ変換することにより、前記出力電圧について、前記所定の周波数の成分及び前記所定の周波数の整数倍の1つ以上の周波数の成分を含む周波数特性を算出するフーリエ変換器と、
    前記出力電流の前記周波数特性、及び、前記出力電流に同期する前記出力電圧の前記周波数特性に基づいて、前記電池パックのインピーダンス特性を算出する演算器と、
    を具備する、電池診断システム。
  8. 前記フーリエ変換器及び前記演算器の少なくとも一方は、前記充電装置に搭載される、請求項7の電池診断システム。
  9. 1つ以上の電池を備える電池パックを充電する充電方法であって、
    直流である基準電流に所定の周波数の電流波形を重畳させた重畳電流を、前記重畳電流が流れる方向が経時的に継続して前記基準電流が流れる方向と一致する状態に、設定することと、
    設定した前記重畳電流が出力される状態に前記電池パックへの出力電流を制御し、前記出力電流によって前記電池パックを充電することと、
    を具備する、充電方法。
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