JP2021077133A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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芳央 小笹
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Abstract

【課題】従来、組織の構成員が入力する入力情報と目標達成に関する目標達成情報との関係が把握し難かった。【解決手段】組織の構成員が入力した情報である2以上の入力情報が格納される入力情報格納部と、組織または構成員の目標の達成に関する目標達成情報が格納される目標達成情報格納部と、入力情報格納部に格納されている2以上の入力情報に対して統計処理を行い、統計処理の結果である入力統計処理結果を取得する入力統計処理部と、目標達成情報と、入力統計処理結果とを対応付けて出力する統計処理結果出力部とを具備する情報処理装置により、組織の構成員が入力する入力情報と目標達成に関する目標達成情報との関係が容易に把握できる。【選択図】図29

Description

本発明は、組織の状況を適切に把握するための情報処理装置等に関するものである。
従来、集団に属する各個人に対し、集団および個人の状態を良くするための行動のアドバイスができるシステムがあった(特許文献1参照)。
また、対象組織に適合する施策を提案する組織改善活動支援シネテムであって、組織のユ−ザからの組織特性に関する質間項目に対する回答の人力を受け付け、当該回答を集計し、組織特性の取り得る内容の各々に対する相性の善し悪しを定量化した組織適合度を算出し、推奨する施策を提示する組織改善友援システムがあった(特許文献2参照)。
特許第5854988号公報 特開2016−053898号公報
しかしながら、従来技術においては、組織の構成員が入力する入力情報と目標達成に関する目標達成情報との関係が把握し難かった。
本第一の発明の情報処理装置は、組織の構成員が入力した情報である2以上の入力情報が格納される入力情報格納部と、組織または構成員の目標の達成に関する目標達成情報が格納される目標達成情報格納部と、入力情報格納部に格納されている2以上の入力情報に対して統計処理を行い、統計処理の結果である入力統計処理結果を取得する入力統計処理部と、目標達成情報と、入力統計処理結果とを対応付けて出力する統計処理結果出力部とを具備する情報処理装置である。
かかる構成により、組織の構成員が入力する入力情報と目標達成に関する目標達成情報との関係が容易に把握できる。
また、本第二の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、入力情報格納部において、組織の構成員を識別する構成員識別子または属性値に対応付けられて、構成員が入力した情報である2以上の入力情報が格納され、目標達成情報格納部において、組織の構成員を識別する構成員識別子または属性値に対応付けられて、目標の達成に関する目標達成情報が格納され、1以上の属性値を特定する出力対象情報を受け付ける出力対象情報受付部をさらに具備し、入力統計処理部は、出力対象情報が特定する1以上の属性値ごとに、入力情報格納部に格納されている2以上の入力情報に対して統計処理を行い、統計処理の結果である入力統計処理結果を取得し、統計処理結果出力部は、1以上の各属性値に対応する目標達成情報と、1以上の各属性値に対応する入力統計処理結果とを対応付けて出力する情報処理装置である。
かかる構成により、組織の構成員が入力する入力情報と目標達成に関する目標達成情報との関係が、構成員の属性値ごとに、容易に把握できる。
また、本第三の発明の情報処理装置は、第一または第二の発明に対して、入力情報格納部において、構成員の1以上の属性値に対応付けられて、構成員が入力した情報である2以上の入力情報が格納され、構成員が端末装置を用いて入力情報を入力する場合に、構成員の属性値ではない他属性値に関する条件を端末装置から受信する条件受付部と、条件に対応する1以上の入力情報を取得する入力情報取得部と、1以上の入力情報を端末装置に送信する入力情報出力部とをさらに具備し、入力情報出力部が送信した1以上の入力情報は、端末装置に入力される入力情報の作成のために使用される情報処理装置である。
かかる構成により、組織の構成員の入力情報の入力を支援できる。
また、本第四の発明の情報処理装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、入力情報は、組織内での業務上の報告に関する報告情報である情報処理装置である。
かかる構成により、組織の構成員が入力する報告情報と目標達成に関する目標達成情報との関係が容易に把握できる。
また、本の発明の情報処理装置は、組織の構成員に対する設問の回答を示す情報である2以上の組織回答情報が格納される組織回答情報格納部と、組織における制度上、組織の構成員が入力しなければならない情報であり、組織の構成員が入力した情報である2以上の入力情報が格納される入力情報格納部と、組織回答情報格納部に格納されている2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、統計処理の結果である回答統計処理結果を取得する回答統計処理部と、入力情報格納部に格納されている2以上の入力情報に対して統計処理を行い、統計処理の結果である入力統計処理結果を取得する入力統計処理部と、回答統計処理結果と入力統計処理結果とを出力する統計処理結果出力部とを具備する情報処理装置である。
かかる構成により、組織の構成員に対する設問への回答の統計処理結果と、組織の構成員が入力しなければならない入力情報の統計処理結果とを出力することにより、組織の状況を適切に把握できる。
また、本発明の情報処理装置は、上記の発明に対して、組織回答情報格納部の2以上の各組織回答情報は、回答の時期を特定する第一時期情報が対応付いており、入力情報格納部の2以上の各入力情報は、入力した時期を特定する第二時期情報が対応付いており、回答統計処理部は、2以上の時期ごとに、2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、回答統計処理結果を取得し、入力統計処理部は、2以上の時期ごとに、2以上の入力情報に対して統計処理を行い、入力統計処理結果を取得し、統計処理結果出力部は、同一の時期の回答統計処理結果と入力統計処理結果とを対比可能な態様で出力する情報処理装置である。
かかる構成により、組織の構成員に対する設問への一の時期における回答の統計処理結果と、組織の構成員が入力しなければならない一の時期における入力情報の統計処理結果とを出力することにより、組織の状況を適切に把握できる。
また、本発明の情報処理装置は、上記の発明に対して、組織回答情報格納部の2以上の各組織回答情報は、回答した構成員の1以上の属性値に対応付いており、入力情報格納部の2以上の各入力情報は、入力した構成員の1以上の属性値に対応付いており、回答統計処理部は、1以上の属性値ごとに、2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、回答統計処理結果を取得し、入力統計処理部は、1以上の属性値ごとに、2以上の入力情報に対して統計処理を行い、入力統計処理結果を取得し、統計処理結果出力部は、1以上の属性値ごとに、回答統計処理結果と入力統計処理結果とを出力する情報処理装置である。
かかる構成により、組織の構成員の属性毎の回答の統計処理結果と、組織の構成員の属性毎の入力情報の統計処理結果とを出力することにより、組織の構成員の状況を適切に把握できる。
また、本発明の情報処理装置は、上記発明に対して、組織回答情報格納部の2以上の各組織回答情報は、組織を識別する組織識別子に対応付いており、回答統計処理部は、組織識別子ごとに、2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、回答統計処理結果を取得し、入力統計処理部は、組織識別子ごとに、2以上の入力情報に対して統計処理を行い、入力統計処理結果を取得し、入力情報格納部の2以上の各入力情報は、組織を識別する組織識別子に対応付いており、組織識別子を受け付ける受付部と、回答統計処理部が取得した回答統計処理結果の中から、第一の条件を満たす回答統計処理結果に対応する組織識別子を選択する組織選択部とをさらに具備し統計処理結果出力部は、受付部が受け付けた組織識別子に対応する入力統計処理結果と、組織選択部が選択した組織識別子に対応する入力統計処理結果とを、対比する態様で出力する情報処理装置である。
かかる構成により、一の組織の入力情報の統計処理結果と、予め決められた条件を満たす別の組織の入力情報の統計処理結果とを出力することにより、一の組織の状況を適切に把握できる。
また、本発明の情報処理装置は、上記の発明に対して、入力情報は、組織内で業務上の報告に関する報告情報である情報処理装置である。
かかる構成により、組織の構成員に対する設問への回答の統計処理結果と、組織の構成員が入力しなければならない報告情報の統計処理結果とを出力することにより、組織の状況を適切に把握できる。
本発明による情報処理装置によれば、組織の構成員が入力する入力情報と目標達成に関する目標達成情報との関係が容易に把握できる。
実施の形態1における情報システムAの概念図 同情報システムAのブロック図 同情報処理装置1の動作例について説明するフローチャート 同スコア算出処理について説明するフローチャート 同属性値加味総合スコアを取得する他の処理例について説明するフローチャート 同項目情報管理表を示す図 同組織回答情報を示す図 同個別スコア表を示す図 同組織情報管理表を示す図 同出力例を示す図 実施の形態2における情報システムBの概念図 同情報システムBのブロック図 同情報処理装置3のブロック図 同情報処理装置3の動作例について説明するフローチャート 同第一の統計処理の例について説明するフローチャート 同第二の統計処理の例について説明するフローチャート 同第三の統計処理の例について説明するフローチャート 同組織選択処理について説明するフローチャート 同組織状態情報管理表を示す図 同入力情報格納部の入力情報の例を示す図 同第一の統計処理結果の例を示す図 同総合スコア管理表を示す図 同構成員管理表を示す図 同第二の統計処理結果の例を示す図 同総合スコア変化量管理表を示す図 同第三の統計処理結果の例を示す図 実施の形態3における情報システムCの概念図 同情報システムCのブロック図 同情報処理装置5のブロック図 同情報処理装置5の動作例について説明するフローチャート 同入力統計処理の例について説明するフローチャート 同端末装置6の動作例について説明するフローチャート 同構成員情報管理表を示す図 同入力情報管理表を示す図 同入力統計処理結果管理表を示す図 同目標達成情報管理表を示す図 同処理管理表を示す図 同入力画面例を示す図 同出力例を示す図 上記実施の形態におけるコンピュータシステムの概観図 同コンピュータシステムのブロック図
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、組織属性値に応じた組織の総合スコアである属性値加味総合スコアを算出し、出力する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。なお、組織の総合的なスコアは、エンゲージメントスコアと言っても良い。また、情報システムは、エンゲージメントシステムと言っても良い。また、情報処理装置は、エンゲージメント装置と言っても良い。
また、本実施の形態において、1以上の組織属性値と総合スコアとを有する2以上の組織情報が格納されており、当該組織の属性値に応じて、同じ絶対的な総合スコアでも、異なる属性値加味総合スコアを算出し、出力する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、同一の組織属性値と対になる組織回答情報のみを用いて、属性値加味総合スコアを算出し、出力する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、複数の設問に対する構成員の回答を用いて、総合的な構成員のモチベーションを示す総合スコアを算出する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。なお、複数の設問は、例えば、組織の構成員の項目に対する期待度および満足度を測るための設問である。
また、本実施の形態において、診断領域ごとの期待度と満足度についての得点を算出し、当該得点を用いて、総合スコアを算出する情報システムについて説明する。
さらに、本実施の形態において、組織、仕事、上司、職場のうちの1以上に対する満足度の情報も使用して総合スコアを算出する情報システムについて説明する。
なお、上記の総合スコアは、絶対的な総合スコア、属性値加味総合スコアのうちの1以上である。
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、情報処理装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。情報処理装置1は、ここではいわゆるサーバ装置である。情報処理装置1は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。端末装置2は、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話等の携帯端末、いわゆるパソコン等であり、そのタイプは問わない。
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。
情報システムAを構成する情報処理装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。
格納部11は、例えば、項目情報格納部111、組織回答情報格納部112、個別スコア表格納部113、および組織情報格納部114を備える。受付部12は、出力指示受付部121を備える。処理部13は、項目スコア取得部131、および総合スコア取得部132を備える。総合スコア取得部132は、例えば、複数スコア取得手段1321、および属性値加味総合スコア取得手段1322を備える。出力部14は、例えば、項目スコア出力部141、および総合スコア出力部142を備える。
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する項目情報、後述する組織回答情報、後述する個別スコア表である。なお、個別スコア表は、エンゲージメントスコア表などと言っても良い。
項目情報格納部111は、2以上の項目情報が格納される。項目情報は、組織の項目に関する情報である。組織の項目は、組織に関する事項と言っても良い。項目は、組織に関する質問であっても良い。また、項目は、組織に関する質問に対応付いていても良い。2以上の項目には、例えば、組織の総合的な事項に関する総合的項目と組織の個別的な項目である個別項目とがある。なお、総合的項目は、通常、抽象度の高い質問に対する項目である。また、個別項目は、通常、抽象度がより低い質問(より具体的な質問)に対する項目である。また、項目情報格納部111の2以上の項目情報は、例えば、4つの総合的項目の項目情報と64の個別項目の項目情報とを有する。また、項目は、例えば、2以上のうちのいずれかの対象に対応する。対象は、ファクターと言っても良い。また、対象は、組織に関わる事項と言っても良い。また、項目情報は、例えば、項目を識別する項目識別子、質問情報を有する。また、項目識別子は、例えば、ID、項目名等である。項目識別子は、質問情報そのものでも良い。質問情報は、質問を示す情報である。なお、質問とは、通常、アンケートの質問である。なお、事項は、対象や項目と言っても良い。
組織回答情報格納部112には、2以上の各組織の組織回答情報が格納される。組織回答情報は、組織の構成員に対する設問の回答を示す情報である。設問は、問題や項目と言っても良い。
また、組織回答情報は、通常、組織を識別する組織識別子に対応付いている。組織識別子は、組織名、組織を識別するID等である。また、組織回答情報は、例えば、組織の1以上の属性値である組織属性値に対応付いている。組織属性値は、例えば、組織の業種を示す業種識別子(例えば、銀行、アパレル、メーカーなど)、組織の規模を分類する規模識別子(例えば、大企業、中小企業、零細企業、個人事業など)、組織の経営状況に基づく組織のカテゴリー(例えば、黒字企業、赤字企業など)を示す情報、本社の地域を示す地域識別子、組織内の部門を識別する部門識別子(例えば、人事、経理、研究所、技術部門、営業部門、製造部門等)、上場しているか否かを示す上場識別子、組織のステージを示すステージ識別子(例えば、創成期、拡大期、多角化期、再生期など)、事業モデルを示す事業モデル識別子(例えば、複数の種類の事業を行うイノベーター、一つ等の少ない種類の事業を行いかつ人に依存する事業であるプロフェッショナル、一つ等の少ない種類の事業を行いかつ仕組みに依存する事業であるオペレーター等)等である。なお、業種は、金融、メーカー、商社、サービス等の大きな分類でも良いし、銀行、証券、電気メーカー、食品メーカー、機械メーカー等の小さな分類でも良い。業種の分け方等は問わないことは言うまでもない。
一の組織回答情報は、一の組織の2以上の構成員の回答の情報の集合である。一の組織回答情報は、2以上の各構成員に対応する2以上の構成員回答情報を有する。構成員回答情報は、構成員が項目に対する質問に回答した結果を含む情報である。構成員回答情報は、2以上の項目回答情報を有する。構成員回答情報は、通常、項目の数分の項目回答情報を有する。項目回答情報は、項目識別子と回答情報とを有する。回答情報は、質問に対する回答に関する情報である。回答情報は、例えば、満足度情報を有する。満足度情報とは、項目に対する構成員の満足の度合いに関する回答を示す情報である。満足とは、充足、到達、優良等の類似するポジティブなことでも良い。満足度情報は、例えば、項目に対する満足度を特定する情報である。満足度情報は、2以上のクラスに分類される。満足度情報は、例えば、1から5のいずれかの自然数を採り得る。ただし、満足度情報は、例えば、A、B、Cといった、ランクや順序を有する評価値でも良いし、1から100までのいずれかの自然数等でも良い。また、回答情報は、例えば、満足度情報と期待度情報とを有する。期待度情報は、項目に対する構成員の期待の度合いに関する回答を示す情報である。期待は、欲求、重視、願望等の類似することでも良い。期待度情報は、例えば、項目に対する期待度を特定する情報である。期待度情報は、2以上のクラスに分類される。期待度情報は、例えば、1から5のいずれかの自然数を採り得る。ただし、期待度情報は、例えば、A、B、Cといった、ランクや順序を有する評価値でも良いし、1から100までのいずれかの自然数等でも良い。なお、項目や質問等の内容は問わない。また、構成員とは、例えば、企業の従業員、学校の職員、役所の職員等であるが、企業の役員等も含んでいても良い。構成員は、アルバイトでも良い。
なお、総合的項目は、例えば、会社に満足している度合いを示す会社満足度、仕事に満足している度合いを示す仕事満足度、上司に満足している度合いを示す上司満足度、職場に満足している度合いを示す職場満足度等である。また、個別項目は、例えば、自社の事業優位性、戦略目標の発信と伝達、全体的な連帯感、評価・給与の妥当性等である。
個別スコア表格納部113には、個別スコア表が格納される。個別スコア表は、ここでは、満足度情報と期待度情報とを与えた場合に、項目スコアが決定される情報である。個別スコア表は、ここでは、例えば、満足度情報の軸と期待度情報の軸とを有する表であり、表の各セルに個別スコアが記載され、満足度情報と期待度情報とが決定した場合に、項目スコアが決定される表である。かかる個別スコア表は、満足度情報が示す満足度が大きいほど、大きい項目スコアが取得され、期待度情報が示す期待度が小さいほど、大きい項目スコアが取得される表であることは好適である。
なお、満足度情報と期待度情報とをパラメータとする演算式により項目スコアが決定されても良い。なお、かかる演算式は、満足度情報をパラメータとする増加関数であり、期待度情報をパラメータとする減少関数であることは好適である。
また、満足度情報と期待度情報と項目スコアとのセットを複数、機械学習により学習させ、取得した学習情報(学習器と言っても良い)を用いて、項目スコアが決定されても良い。かかる場合、満足度情報と期待度情報とを学習情報に適用し、機械学習により、項目スコアが取得される。なお、ここでの機械学習は、例えば、SVR、深層学習、決定木、ランダムフォレスト等が利用可能である。ただし、機械学習のアルゴリズムは問わない。また、満足度情報と期待度情報と項目スコアとのセットを複数、機械学習の関数(例えば、TinySVM、fastText、tensorflowのライブラリ)に与え、当該関数を動作させ、学習処理を行うことにより、満足度情報と期待度情報とを入力とした場合に項目スコアを出力するために使用される学習器が構成される。また、満足度情報と期待度情報とを学習情報に適用することは、通常、機械学習の関数(例えば、TinySVM、fastText、tensorflowのライブラリ)に、満足度情報と期待度情報と学習情報とを与え、当該関数を動作させる(予測処理を行う)ことにより、項目スコアを取得することである。
組織情報格納部114には、2以上の組織情報が格納される。組織情報は、組織に関する情報である。組織情報は、組織識別子と組織属性値とを有する。組織情報は、組織識別子と、組織属性値と、組織に対する総合的なスコアである総合スコアとを有することは好適である。ここでの総合スコアは、組織属性値に依存しない絶対的な総合スコアでも良い。
受付部12は、各種の情報や指示を受け付ける。各種の情報や指示とは、例えば、後述する出力指示、組織回答情報、アンケートの回答情報(構成員回答情報)等である。また、ここで、受け付けとは、通常、端末装置2からの受信であるが、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念として捕らえても良い。
出力指示受付部121は、出力指示を受け付ける。出力指示は、組織のスコアを出力する指示であり、組織識別子を有する指示である。また、出力指示は、例えば、属性値加味総合スコア、絶対的な総合スコア、項目スコアのうちで、1種類以上のスコアを出力する指示である。出力指示は、属性値加味総合スコアの取得に使用する属性識別子を含んでも良い。属性識別子は、属性を識別する情報である。属性識別子は、例えば、「業種」「規模」「地域」「経営状況」「部門」「上場」「ステージ」「事業モデル」等である。属性識別子が「業種」である場合、属性値加味総合スコアの取得に業種識別子を使用する。属性識別子が「規模」である場合、属性値加味総合スコアの取得に規模識別子を使用する。属性識別子が「地域」である場合、属性値加味総合スコアの取得に地域識別子を使用する。属性識別子が「経営状況」である場合、属性値加味総合スコアの取得に経営状況識別子を使用する。属性識別子が「部門」である場合、属性値加味総合スコアの取得に部門識別子を使用する。属性識別子が「上場」である場合、属性値加味総合スコアの取得に上場識別子を使用する。属性識別子が「ステージ」である場合、属性値加味総合スコアの取得にステージ識別子を使用する。属性識別子が「事業モデル」である場合、属性値加味総合スコアの取得に事業モデル識別子を使用する。
また、出力指示は、属性値を含んでも良い。属性値は、例えば、「メーカー」「商社」「大企業」「東京」「赤字」「研究所」「非上場」「拡大期」「プロフェッショナル」等である。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、項目スコア取得部131、総合スコア取得部132等が行う処理である。各種の処理とは、例えば、受信された組織回答情報、受信されたアンケートの回答情報、受信された組織情報等を格納部11に蓄積する処理である。
項目スコア取得部131は、2以上の各組織回答情報に含まれる2以上の各項目の構成員の分の回答情報を統計処理し、項目スコアを組織ごと及び項目ごとに取得する。
項目スコア取得部131は、例えば、組織ごとに、当該組織の組織回答情報に含まれる2以上の各項目の回答情報に含まれる満足度情報を統計処理し、項目スコアを組織ごと及び項目ごとに取得する。項目スコア取得部131は、例えば、組織ごと及び項目ごとに、満足度情報の平均値を算出し、かかる平均値を項目スコアとして、項目識別子と対に、図示しないバッファまたは格納部11に蓄積しても良い。また、項目スコア取得部131は、例えば、組織ごと及び項目ごとに、構成員の属性値に応じて、異なる重み付けをして、満足度情報の加重平均値を算出し、かかる加重平均値を項目スコアとして、項目識別子と対に、図示しないバッファまたは格納部11に蓄積しても良い。なお、構成員の属性値は、例えば、役職、勤続年数、性別等である。例えば、項目スコア取得部131は、勤続年数が長い従業員の満足度情報を、短い従業員の満足度情報と比較して、重みを重くして、加重平均を算出しても良い。
項目スコア取得部131は、例えば、少なくとも一部の項目に対して、満足度情報と期待度情報とを用いて、組織ごとに項目スコアを取得する。なお、満足度情報と期待度情報とを用いて項目スコアを取得する対象の項目は、例えば、個別項目である。
項目スコア取得部131は、例えば、満足度情報が高ければ高いスコアになり、期待度情報が低ければ高いスコアになるように、項目スコアを取得することは好適である。
項目スコア取得部131は、例えば、2以上の各組織について、2以上の各項目について、回答情報が有する満足度情報の平均値と回答情報が有する期待度情報の平均値とを算出し、2つの平均値を用いて、項目ごとに項目スコアを取得する。
項目スコア取得部131は、例えば、個別スコア表に、満足度情報と期待度情報とを適用し、項目ごとに、項目スコアを取得しても良い。また、項目スコア取得部131は、例えば、個別スコア表に、満足度情報の統計処理結果と期待度情報の統計処理結果とを適用し、項目ごとに、項目スコアを取得しても良い。項目スコア取得部131は、例えば、個別スコア表に、満足度情報の平均値と期待度情報の平均値とを適用し、項目ごとに、項目スコアを取得しても良い。項目スコア取得部131は、例えば、個別スコア表に、満足度情報の加重平均値と期待度情報の加重平均値とを適用し、項目ごとに、項目スコアを取得しても良い。なお、加重平均値は、構成員の属性値に基づく、加重平均値である。
項目スコア取得部131は、例えば、満足度情報の平均値をパラメータとする増加関数であり、期待度情報の平均値をパラメータとする減少関数を用いて、項目ごとに、項目スコアを算出しても良い。
上記では、項目スコア取得部131が、いわゆる絶対的な項目スコアを算出する処理を説明した。絶対的な項目スコアは、業種等の組織識別子に依存しない項目スコアであり、通常、一の組織の組織識別子に対応する回答情報のみから取得される。
ただし、項目スコア取得部131は、いわゆる相対的な項目スコアを算出しても良い。つまり、項目スコア取得部131は、例えば、組織属性値に応じた項目スコアを取得する。かかる場合、項目スコア取得部131は、例えば、当該組織の各項目の絶対的な項目スコアを算出する。そして、項目スコア取得部131は、例えば、当該組織の組織属性値と同一の組織属性値(例えば、同一の業種)と対になる1以上の組織識別子に対応する回答情報から取得された1以上の項目スコアを用いて相対的な項目スコアを算出する。
項目スコア取得部131は、例えば、当該組織の絶対的な項目スコアの偏差値を、当該組織と同一の組織属性値と対になる1以上の組織識別子で識別される組織の項目スコアを用いて算出する。なお、複数の絶対的な項目スコアを用いて、一の絶対的な項目スコアの偏差値である相対的な項目スコアを算出技術は周知技術である。
また、項目スコア取得部131は、例えば、当該組織の組織属性値と同一の組織属性値と対になる1以上の組織識別子に対応する回答情報から取得された2以上の絶対的な項目スコアの平均値を算出し、当該平均値と、当該組織の絶対的な項目スコアとの差を用いて、相対的な項目スコアとして取得する等しても良い。なお、かかる相対的な項目スコアは、項目スコアの平均値と当該組織の絶対的な項目スコアとの差そのものでも良いし、当該差をパラメータとして演算式に代入して算出される値でも良い。
つまり、同一の組織属性値に対応する複数の組織の絶対的な項目スコアを用いて、一の組織の相対的な項目スコアの算出方法は種々考えられる。同一の組織属性値とは、1または2以上の組織属性値が同一であることである。項目スコア取得部131は、例えば、各項目について、同一業種の複数企業の中における、着目する企業の相対的な項目スコアを算出しても良いし、同一業種および同様の規模の範疇に入る複数企業の中における、着目する企業の相対的な項目スコアを算出しても良い。
総合スコア取得部132は、2以上の各組織回答情報に対して、2以上の項目スコアを用いて、総合スコアを取得する。総合スコアは、各組織に対する総合的なスコアである。総合スコア取得部132は、通常、2以上の各項目スコアが良好なスコアほど、高い総合スコアを取得する。
総合スコア取得部132は、出力指示が有する組織識別子により識別される組織のスコアであり、当該組織識別子と対になる1または2以上の組織属性値に応じた当該組織のスコアである属性値加味総合スコアを、複数の組織回答情報を用いて取得する。
つまり、総合スコア取得部132は、例えば、1または2以上の組織属性値を用いて構成される条件に合致する複数の組織の中における、一の組織の相対的な総合スコアである属性値加味総合スコアを取得しても良い。例えば、総合スコア取得部132は、例えば、業種識別子が「メーカー」であり、かつ部門識別子が「研究所または技術部門」である複数の組織の中における、特定の組織(例えば、A社)の研究所または技術部門に属する従業員の回答情報から、メーカーであるA社の「研究所+技術部門」の属性値加味総合スコアを取得しても良い。かかる場合、条件は「(業種識別子=メーカー) AND (部門識別子=研究所 OR 技術部門)」である。 総合スコア取得部132は、例えば、2以上の絶対的な項目スコアを用いて、絶対的な総合スコアを取得する。
また、総合スコア取得部132は、例えば、2以上の相対的な項目スコアを用いて、相対的な総合スコアである属性値加味総合スコアを取得する。
総合スコア取得部132は、以下のようにスコア調整機能を用いて、総合スコアを取得することは好適である。スコア調整機能は、満足度情報と期待度情報との相関の度合いに関する相関情報を用いてスコアを調整する機能である。なお、ここで、スコア調整機能は、満足度情報と期待度情報との相関が大きいほど、高い総合スコアとなるようにすることは好適である。
総合スコア取得部132は、例えば、組織ごとに、2以上の項目スコアを用いて、各組織に対する仮の総合的なスコアである仮総合スコアを取得し、2以上の各項目の満足度情報と期待度情報との相関の度合いに関する相関情報を取得し、当該相関情報を用いて、相関の度合いが大きいほど、スコアが大きくなるように、仮総合スコアから総合スコアを取得する。なお、相関情報は、2以上の項目の満足度情報の集合と期待度情報の集合との相関値であっても良いし、2以上の各項目の満足度情報と2以上の各項目の期待度情報との差異が閾値以下の項目数をパラメータとする増加関数とする演算式により算出される値でも良いし、2以上の各項目の満足度情報と2以上の各項目の期待度情報との差異が閾値以下であり、満足度情報の方が小さい項目数をパラメータとする減少関数とする演算式により算出される値でも良い。つまり、相関情報を取得するアルゴリズムは問わない。
総合スコア取得部132は、総合的項目に対する項目スコアと個別項目に対する項目スコアとの両方を用いて、かつ総合的項目に対する項目スコアを個別項目に対する項目スコアと比較して、重みを大きくして、総合スコアを取得することは好適である。なお、かかる場合も、絶対的な項目スコアを用いれば、総合スコア取得部132は、絶対的な総合スコアを取得できる。また、相対的な項目スコアを用いれば、総合スコア取得部132は、属性値加味総合スコアを取得できる。
総合スコア取得部132は、例えば、「総合スコア=α×総合的項目に対する項目スコアの統計的スコア+β×個別項目に対する項目スコアの統計的スコア」により、総合スコアを算出しても良い。なお、ここで、(α>β)であることは好適である。つまり、総合スコア取得部132は、総合的項目に対する項目スコアを個別項目に対する項目スコアと比較して、重みを大きくして、総合スコアを取得することは好適である。また、例えば、「α=0.7,β=0.3」である。なお、総合的項目に対する項目スコアの統計的スコアは、例えば、総合的項目に対する項目スコアの平均値、または加重平均等である。個別項目に対する項目スコアの統計的スコアは、例えば、個別項目に対する項目スコアの平均値、または加重平均等である。
また、総合スコア取得部132は、例えば、「仮総合スコア=α×総合的項目に対する項目スコアの統計的スコア+β×個別項目に対する項目スコアの統計的スコア」により、仮総合スコアを算出し、さらに上記のスコア調整機能により、スコア調整を行い、総合スコアを算出しても良い。さらに、総合スコア取得部132は、例えば、複数の組織の総合スコアを用いて、各組織の総合スコアの偏差値を算出し、かかる偏差値を、最終的な総合スコアとしても良い。
総合スコア取得部132は、出力指示が有する組織識別子と対になる総合スコアと組織属性値とを取得し、当該総合スコアと組織属性値とを用いて、組織属性値に応じた組織のスコアである属性値加味総合スコアを取得する。なお、属性値加味総合スコアは、組織属性値に依存する相対的な総合スコアである、と考えても良い。また、属性値加味総合スコアは、相対的なエンゲージメントスコアと言っても良い。なお、かかる場合の組織属性値は、1または2以上の組織属性値である。
総合スコア取得部132は、例えば、出力指示が有する組織識別子により識別される組織のスコアであり、組織識別子と対になる組織属性値に応じた組織のスコアである属性値加味総合スコアを、複数の組織回答情報を用いて取得する。
総合スコア取得部132は、出力指示が有する組織識別子と対になる総合スコアと組織属性値とを取得し、総合スコアと組織属性値とを用いて属性値加味総合スコアを取得する。ここでの総合スコアは、絶対的な総合スコアであり、属性値加味総合スコアは相対的な総合スコアである。
総合スコア取得部132は、項目スコア取得部131が取得した2以上の相対的な項目スコアを用いて、属性値加味総合スコアを取得する。総合スコア取得部132は、通常、相対的な項目スコアが大きいほど、大きな属性値加味総合スコアを取得する。総合スコア取得部132は、例えば、項目スコア取得部131が取得した2以上の相対的な項目スコアをパラメータとする増加関数(例えば、平均値、加重平均、和など)により、属性値加味総合スコアを取得する。例えば、格納部11に、2以上の相対的な項目スコアの集合と、属性値加味総合スコアとの対応表が格納されており、総合スコア取得部132は、当該対応表を参照し、項目スコア取得部131が取得した2以上の相対的な項目スコアに対応する属性値加味総合スコアを当該対応表から取得する。
複数スコア取得手段1321は、出力指示が有する組織識別子と対になる組織属性値を取得し、当該組織属性値と対になる2以上の総合スコアを組織情報格納部114から取得する。
属性値加味総合スコア取得手段1322は、複数スコア取得手段1321が取得した2以上の総合スコアを用いて、属性値加味総合スコアを取得する。
属性値加味総合スコア取得手段1322は、例えば、複数スコア取得手段1321が取得した2以上の総合スコアの中における、出力指示が有する組織識別子と対になる総合スコアの相対的なスコアである属性値加味総合スコアを取得する。
属性値加味総合スコア取得手段1322は、例えば、複数スコア取得手段1321が取得した2以上の総合スコアの中における、出力指示が有する組織識別子と対になる総合スコアの偏差値である属性値加味総合スコアを取得する。
属性値加味総合スコア取得手段1322は、例えば、複数スコア取得手段1321が取得した2以上の総合スコアの平均値を取得し、当該平均値と出力指示が有する組織識別子と対になる総合スコアとの差を用いて、属性値加味総合スコアを取得する。なお、属性値加味総合スコアは、前記差であっても良いし、前記差をパラメータとする演算式により算出されたスコアでも良い。
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、属性値加味総合スコアである。各種の情報とは、例えば、項目識別子と項目スコアとの対の情報の集合である。なお、項目スコアは、絶対的な項目スコアでも、相対的な項目スコアでも良い。また、各種の情報とは、例えば、絶対的な総合スコアである。ここで、出力とは、通常、端末装置2等の外部装置への送信である。ただし、出力は、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であると考えても良い。
項目スコア出力部141は、1または2以上の項目スコアを出力する。項目スコア出力部141は、通常、項目識別子に対応付けて、当該項目識別子で識別される項目の項目スコアを出力する。なお、項目スコアは、上述した絶対的な項目スコアでも良いし、相対的な項目スコアでも良い。
項目スコア出力部141は、例えば、出力指示が有する組織識別子と対になる項目スコアを、項目識別子に対応付けて出力する。項目スコア出力部141は、組織識別子に対応付けて、1以上の項目スコアを出力することは好適である。また、項目スコア出力部141は、総合的項目の項目スコアと、個別項目の項目スコアとを視覚的に区別可能な態様で、項目スコアを出力することは好適である。
総合スコア出力部142は、属性値加味総合スコアを出力する。総合スコア出力部142は、組織識別子に対応付けて、属性値加味総合スコアを出力することは好適である。
総合スコア出力部142は、絶対的な総合スコアを出力しても良い。総合スコア出力部142は、組織識別子に対応付けて、絶対的な総合スコアを出力することは好適である。
端末装置2を構成する端末格納部21は、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザの組織を識別する組織識別子である。各種の情報は、例えば、端末受信部25が受信した情報である。なお、組織識別子は、ユーザを識別する情報と考えても良い。
端末受付部22は、各種の指示や情報等を受け付ける。ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。各種の指示や情報等とは、例えば、出力指示、組織回答情報、アンケートの回答情報、組織識別子と組織属性値とを有する組織情報等である。
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受信部25が受信した情報を表示されるデータに構成する処理である。各種の処理とは、例えば、端末受付部22が受け付けた指示等を送信する指示等に構成する処理である。
端末送信部24は、各種の指示や情報等を情報処理装置1に送信する。各種の指示や情報等とは、例えば、端末処理部23が構成した指示、端末受付部22が受け付けた指示や情報等である。
端末受信部25は、各種の情報を情報処理装置1から受信する。各種の情報とは、例えば、属性値加味総合スコア、絶対的または相対的な項目スコア、絶対的な総合スコアである。
端末出力部26は、各種の情報を取得する。各種の情報とは、例えば、端末受付部22が受け付けた情報、端末受信部25が受信した情報、端末処理部23が構成した情報である。各種の情報とは、例えば、属性値加味総合スコア、絶対的または相対的な項目スコア、総合スコアである。
格納部11、項目情報格納部111、組織回答情報格納部112、個別スコア表格納部113、組織情報格納部114、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受付部12、出力指示受付部121、および端末受信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部13、項目スコア取得部131、総合スコア取得部132、複数スコア取得手段1321、属性値加味総合スコア取得手段1322、および端末処理部23は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部14、項目スコア出力部141、総合スコア出力部142、および端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムAの動作について説明する。まず、情報処理装置1の動作例について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、組織回答情報格納部112には、複数の組織の組織回答情報が格納されている、とする。また、個別スコア表格納部113には、個別スコア表が格納されている、とする。
(ステップS301)処理部13は、絶対的な総合スコアを算出するタイミングであるか否かを判断する。絶対的な総合スコアの算出のタイミングである場合はステップS302に行き、絶対的な総合スコアの算出のタイミングでない場合はステップS312に行く。なお、絶対的な総合スコアの算出のタイミングとは、例えば、ユーザや管理者等からの指示の入力があった場合、予め決められたタイミングになった場合、2以上の組織回答情報が受信され、組織回答情報格納部112に蓄積された場合等である。
(ステップS302)処理部13は、組織回答情報格納部112の2以上の組織回答情報等の中に、i番目の組織識別子が存在するか否かを判断する。i番目の組織識別子が存在する場合はステップS303に行き、i番目の組織識別子が存在しない場合はステップS301に戻る。
(ステップS303)処理部13は、i番目の組織識別子と対になる組織回答情報を組織回答情報格納部112から取得する。
(ステップS304)処理部13は、ステップS303で取得した組織回答情報を用いて、i番目の組織識別子に対応する各種のスコアを算出する。なお、各種のスコアには、絶対的な総合スコアが含まれる。また、スコアの算出とは、スコアの取得と同意義である、とする。また、かかるスコア算出処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。さらに、算出された絶対的な総合スコアは、組織識別子に対応付けて、組織情報格納部114に蓄積される、とする。
(ステップS305)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS302に戻る。
(ステップS306)出力指示受付部121は、出力指示を受け付けたか否かを判断する。出力指示を受け付けた場合はステップS307に行き、出力指示を受け付けない場合はステップS301に戻る。なお、出力指示の受け付けとは、例えば、端末装置2からの出力指示の受信である。
(ステップS307)複数スコア取得手段1321は、ステップS306で受け付けられ出力指示が有する組織識別子を取得する。
(ステップS308)複数スコア取得手段1321は、ステップS307で取得した組織識別子と対になる組織属性値を組織情報格納部114から取得する。なお、複数スコア取得手段1321は、受け付けられた出力指示により特定される種類の1以上の組織属性の組織属性値を組織情報格納部114から取得しても良い。かかる場合、出力指示は、組織属性の種類を特定する情報(例えば、「業種」「業種,規模」等)を有する。
(ステップS309)複数スコア取得手段1321は、ステップS308で取得した組織属性値と対になる1または2以上の総合スコアを組織情報格納部114から取得する。
(ステップS310)属性値加味総合スコア取得手段1322は、ステップS307で取得された組織識別子と対になる総合スコアを取得する。
(ステップS311)属性値加味総合スコア取得手段1322は、ステップS309で取得された1以上の総合スコアと、ステップS310で取得された総合スコアとを用いて、ステップS307で取得した組織識別子により識別される組織の、相対的な総合スコアである属性値加味総合スコアを取得する。
(ステップS312)総合スコア出力部142は、ステップS311で取得された属性値加味総合スコアを出力する。なお、ここでの出力は、例えば、出力指示を送信してきた端末装置2への送信である。
なお、ステップS312で、総合スコア出力部142は、ステップS310で取得された絶対的な総合スコアをも出力しても良い。また、項目スコア出力部141は、ステップS307で取得され組織識別子と対になる各項目の項目スコアをも出力しても良い。
また、属性値加味総合スコアを算出するタイミングは問わない。総合スコア出力部142は、予め属性値加味総合スコアを算出し、組織情報格納部114に蓄積しても良い。かかる場合、総合スコア取得部132は、組織情報格納部114に格納されている属性値加味総合スコアを読み出すだけである。
また、図3のフローチャートにおいて、組織回答情報格納部112への組織回答情報の蓄積ルート等は問わない。
さらに、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS304のスコア算出処理の例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)項目スコア取得部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS402)項目スコア取得部131は、ステップS303で取得された組織回答情報の中に、i番目の個別項目の項目識別子が存在するか否かを判断する。i番目の個別項目の項目識別子が存在する場合はステップS403に行き、存在しない場合はステップS409に行く。
(ステップS403)項目スコア取得部131は、ステップS307で取得した組織回答情報の中の、i番目の個別項目の項目識別子と対になる、すべての構成員の満足度情報を取得する。
(ステップS404)項目スコア取得部131は、ステップS403で取得した満足度情報を統計処理し、統計満足度情報を算出する。なお、ここで、項目スコア取得部131は、例えば、ステップS403で取得した満足度情報の平均値である統計満足度情報を算出する。そして、項目スコア取得部131は、i番目の個別項目の項目識別子と対に、算出した統計満足度情報を格納部11または図示しないバッファに蓄積する。
(ステップS405)項目スコア取得部131は、ステップS307で取得した組織回答情報の中の、i番目の個別項目の項目識別子と対になる、すべての構成員の期待度情報を取得する。
(ステップS406)項目スコア取得部131は、ステップS405で取得した期待度情報を統計処理し、統計期待度情報を算出する。なお、ここで、項目スコア取得部131は、例えば、ステップS403で取得した期待度情報の平均値である統計期待度情報を算出する。そして、項目スコア取得部131は、i番目の個別項目の項目識別子と対に、算出した統計期待度情報を格納部11または図示しないバッファに蓄積する。
(ステップS407)項目スコア取得部131は、統計満足度情報と統計期待度情報とを用いて、着目している組織のi番目の個別項目の項目スコアを取得する。なお、項目スコア取得部131は、統計満足度情報と統計期待度情報とを、個別スコア表格納部113の個別スコア表に適用し、i番目の個別項目の項目スコアを取得する。そして、項目スコア取得部131は、i番目の個別項目の項目識別子と対に、取得した項目スコアを格納部11または図示しないバッファに蓄積する。
(ステップS408)項目スコア取得部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS402に戻る。
(ステップS409)項目スコア取得部131は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS410)項目スコア取得部131は、ステップS307で取得した組織回答情報の中に、j番目の総合的項目の項目識別子が存在するか否かを判断する。j番目の総合的項目の項目識別子が存在する場合はステップS411に行き、存在しない場合はステップS414に行く。
(ステップS411)項目スコア取得部131は、ステップS307で取得した組織回答情報の中の、j番目の総合的項目の項目識別子と対になる、すべての構成員の満足度情報を取得する。
(ステップS412)項目スコア取得部131は、ステップS411で取得した満足度情報を統計処理し、統計満足度情報を算出する。なお、ここで、項目スコア取得部131は、例えば、ステップS411で取得した満足度情報の平均値である統計満足度情報を算出する。そして、項目スコア取得部131は、j番目の総合的項目の項目識別子と対に、算出した統計満足度情報を格納部11または図示しないバッファに蓄積する。
(ステップS413)項目スコア取得部131は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS410に戻る。
(ステップS414)総合スコア取得部132は、個別項目のすべての項目スコアを、格納部11または図示しないバッファから取得する。なお、個別項目の項目スコアは、ステップS407で取得されたスコアである。
(ステップS415)総合スコア取得部132は、ステップS414で取得したすべての項目スコアから、個別項目の総合的なスコアを取得する。例えば、総合スコア取得部132は、ステップS414で取得したすべての項目スコアの平均値を算出し、当該平均値を個別項目の総合的なスコアとして取得する。
(ステップS416)総合スコア取得部132は、総合的項目のすべての項目の統計満足度情報を、格納部11または図示しないバッファから取得する。
(ステップS417)総合スコア取得部132は、ステップS416で取得したすべての項目の統計満足度情報を統計処理し、総合的項目の統計満足度情報を算出する。総合スコア取得部132は、例えば、ステップS416で取得したすべての項目の統計満足度情報の平均値を算出し、総合的項目の統計満足度情報として取得する。
(ステップS418)総合スコア取得部132は、ステップS415で取得した個別項目の総合的なスコアと、ステップS417で取得した総合的項目の統計満足度情報とから、仮総合スコアを算出する。なお、総合スコア取得部132は、例えば、演算式「仮総合スコア=α×総合的項目の統計満足度情報+β×個別項目の総合的なスコア」により、仮総合スコアを算出する。
(ステップS419)総合スコア取得部132は、すべての個別項目の満足度情報の集合と、すべての個別項目の期待度情報の集合とから、満足度情報の集合と期待度情報の集合と相関に関する相関情報を取得する。
(ステップS420)総合スコア取得部132は、ステップS419で取得した相関情報を用いて、ステップS418で取得した仮総合スコアを調整し、総合スコアを取得する。上位処理にリターンする。なお、総合スコア取得部132は、相関情報が示す相関の度合いが大きいほど、高い総合スコアとなるように、総合スコアを取得する。
図3、図4における動作例は、各組織について、絶対的な総合スコアを算出した後、着目する組織の組織識別子と同一の組織識別子に対応する他の1以上の組織の1以上の絶対的な総合スコアを用いて、属性値加味総合スコアを取得する場合である。
ただし、各組織の項目ごとの項目スコアから、着目する組織の項目ごとの相対的な項目スコアを算出し、当該2以上の相対的な項目スコアを用いて、相対的な総合スコアである属性値加味総合スコアを取得しても良い。
つまり、属性値加味総合スコアは、着目する組織の組織属性値と同一の組織属性値に対応する複数の組織の中での相対的な総合スコアを示す値であれば良く、その算出過程は問わない。
また、相対的な項目スコアを算出した後に、属性値加味総合スコアを取得する処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、図5のフローチャートにおいて、図3のフローチャートと同一の処理について、説明を省略する。また、図5のフローチャートにおいて、各組織において、絶対的な項目スコアは算出済みであり、格納部11に組織識別子と項目識別子に対応付けられて格納されている、とする。
(ステップS501)項目スコア取得部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS502)項目スコア取得部131は、i番目の項目識別子が存在するか否かを判断する。i番目の項目識別子が存在する場合はステップS503に行き、i番目の項目識別子が存在しない場合はステップS507に行く。
(ステップS503)項目スコア取得部131は、ステップS308で取得された組織属性値と対になる1または2以上の絶対的な項目スコアであり、i番目の項目識別子に対応する1以上の絶対的な項目スコアを取得する。
(ステップS504)項目スコア取得部131は、ステップS307で取得された組織識別子により識別される組織の、i番目の項目識別子に対応する絶対的な項目スコアを取得する。
(ステップS505)項目スコア取得部131は、ステップS503で取得した1以上の絶対的な項目スコアと、ステップS504で取得した絶対的な項目スコアとを用いて、当該組織の相対的な項目スコアを算出する。なお、項目スコア取得部131は、算出した相対的な項目スコアを、当該組織の組織識別子およびi番目の項目識別子に対応付けて、格納部11に蓄積することは好適である。
(ステップS506)項目スコア取得部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
(ステップS507)総合スコア取得部132は、ステップS505で算出された2以上の相対的な項目スコアを用いて、属性値加味総合スコアを算出する。ステップS306に戻る。
次に、端末装置2の動作について説明する。端末装置2の端末受付部22は、各種の指示や情報等を受け付ける。次に、端末処理部23は、端末受付部22が受け付けた指示等を送信する指示等に構成する。端末送信部24は、端末処理部23が構成した指示等を情報処理装置1に送信する。として、端末受信部25は、指示等の送信に応じて、情報処理装置1から情報を受信する。次に、端末処理部23は、端末受信部25が受信した情報を出力されるデータに構成する。次に、端末出力部26は、端末処理部23により構成された情報を出力する。
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作について説明する。情報システムAの概念図は図1である。
今、項目情報格納部111には、図6に示す項目情報管理表が格納されている、とする。項目情報管理表は、組織(ここでは、企業)の構成員(ここでは、従業員)に対するアンケートの項目を示す多数の項目情報を管理する表である。項目情報は、ここでは、「設問No」「種類」「ファクター」「項目」「質問:期待度」「質問:満足度」を有する。「設問No」は設問を識別するIDであり、項目識別子の一例である。「種類」は項目の種類を示す情報であり、ここでは、総合的項目または個別項目のいずれかを採り得る。「ファクター」は項目の中位概念であり、対象と言っても良い。「項目」は項目の内容を示す情報である。なお、「項目」を項目識別子である、と考えても良い。「質問:期待度」は期待度情報を取得するための質問である。「質問:満足度」は満足度情報を取得するための質問である。
また、組織回答情報格納部112には、例えば、図7に示すような構造を有する組織回答情報が格納されている。組織回答情報格納部112には、2以上の組織回答情報が格納されている。図7は、組織識別子「A社」で識別される組織の組織回答情報である。また、701は、組織識別子「A社」で識別される組織の一の従業員の構成員回答情報である。組織識別子「A社」で識別される組織の組織回答情報は、2以上の従業員の構成員回答情報を含む。構成員回答情報は、「項目識別子」「期待度情報」「満足度情報」を有するレコードを多数(ここでは、63以上)有する。なお、項目識別子が1〜4の項目のレコードは、総合的項目のレコードであり、期待度情報を有さない。そして、701の構成員回答情報を構成する期待度情報、満足度情報は、従業委員が、図6に示す項目情報管理表の「質問:期待度」「質問:満足度」に対して行った回答から取得された情報である。そして、かかる回答は、ここでは、1から5までの自然数のいずれかによる回答である。また、ここでは、「質問:期待度」に対する期待度情報が1である場合、期待度が最も低く、5である場合、期待度が最も高い。また、「質問:満足度」に対する満足度情報が1である場合、満足度が最も低く、5である場合、満足度が最も高い。また、組織識別子「A社」で識別される組織の業種である組織属性値は「メーカー」である、とする。なお、業種は、組織属性の一例である。また、組織回答情報格納部112には、組織属性値「メーカー」に対応する組織の組織回答情報が、複数格納されている、とする。
また、個別スコア表格納部113には、図8に示す個別スコア表が格納されている。個別スコア表は、「期待度情報」「満足度情報」「スコア」を有する2以上のレコードを管理している。「期待度情報」は、例えば、期待度情報の平均値である。「期待度情報」は、例えば、期待度情報の平均値の範囲を示す情報でも良い。「期待度情報」の属性値である「期待度の値1」「期待度の値2」・・・「期待度の値N」は、具体的な値または範囲の情報である。また、「満足度情報」は、例えば、満足度情報の平均値である。「満足度情報」は、例えば、満足度情報の平均値の範囲を示す情報でも良い。「満足度情報」の属性値である「満足度の値1」「満足度の値2」・・・「満足度の値N」は、具体的な値または範囲の情報である。「スコア」は、ここでは、項目スコアを示す情報である。「スコア」の属性値である「スコア1」「スコア2」・・・「スコアN」は、具体的な値である。
さらに、組織情報格納部114には、図9に示す組織情報管理表が格納されている。組織情報管理表は、組織情報を管理する表である。組織情報管理表は、「ID」「組織識別子」「組織属性値」「絶対的な総合スコア」等を有するレコードを2以上有する。「組織属性値」は、ここでは「業種識別子」「規模識別子」「地域識別子」「経営状況識別子」等を有する。「業種識別子」は、業種を識別する情報であり、ここでは、例えば、メーカー、商社、銀行等である。「規模識別子」は、組織の規模を識別する情報であり、例えば、大企業、中小企業、零細企業、個人事業等である。「地域識別子」は、組織(企業等)の本社の所在地を識別する情報であり、例えば、都道府県のいずれかである。「経営状況識別子」は、経営の状況を識別する情報であり、例えば、黒字または赤字等である。
かかる状況において、情報処理装置1の管理者は、スコア等算出の指示を入力した、とする。すると、受付部12は、スコア等算出の指示を受け付ける。次に、処理部13は、スコア等算出のタイミングである、と判断する。なお、ここでのスコア等算出の指示は、各組織の絶対的な項目スコア、および絶対的な総合スコアを算出する指示である。
次に、処理部13は、「A社」を始め、各組織識別子と対になる組織回答情報を用いて、各項目の項目スコア、および絶対的な総合スコアを算出する。以下、「A社」を例にとり、絶対的な項目スコア、および総合スコアの算出について説明する。
つまり、項目スコア取得部131は、組織識別子「A社」と対になる構成員回答情報を取得する。そして、項目スコア取得部131は、取得した構成員回答情報から、個別項目ごとに、すべての構成員の満足度情報を取得する。次に、項目スコア取得部131は、取得した満足度情報の平均値を、各個別項目の統計満足度情報として取得する。また、項目スコア取得部131は、取得した期待度情報の平均値を、各個別項目の統計期待度情報として取得する。次に、項目スコア取得部131は、統計満足度情報と統計期待度情報とを、図8の個別スコア表に適用し、各個別項目の絶対的な項目スコアを取得する。そして、項目スコア取得部131は、各個別項目の項目識別子と対に、取得した項目スコアをバッファに蓄積する。
次に、項目スコア取得部131は、各総合的項目の項目識別子に対応するすべての構成員の満足度情報を取得する。そして、項目スコア取得部131は、総合的項目ごとに、取得した満足度情報の平均値を算出し、当該平均値を統計満足度情報として取得する。次に、項目スコア取得部131は、各総合的項目の項目識別子と対にして、各総合的項目の統計満足度情報をバッファに蓄積する。
次に、総合スコア取得部132は、すべての個別項目のすべての項目スコアの総合的なスコアを取得する。ここでは、総合スコア取得部132は、すべての個別項目のすべての項目スコアの平均値を取得する。
次に、総合スコア取得部132は、すべての項目の統計満足度情報を統計処理し、総合的項目の統計満足度情報を算出する。ここでは、総合スコア取得部132は、すべての項目の統計満足度情報の平均値を、総合的項目の統計満足度情報として取得する。
次に、総合スコア取得部132は、演算式「仮総合スコア=0.7×総合的項目の統計満足度情報+0.3×個別項目の総合的なスコア」により、仮総合スコアを算出する。
次に、総合スコア取得部132は、すべての個別項目の満足度情報の集合と、すべての個別項目の期待度情報の集合とから、満足度情報の集合と期待度情報の集合と相関に関する相関情報を取得する。
次に、総合スコア取得部132は、取得した相関情報を用いて、取得した仮総合スコアを調整する。また、総合スコア取得部132は、他社の仮総合スコアを調整した値をも用いて、偏差値を取得する。かかる偏差値が総合スコアである。ここで、総合スコア取得部132は、組織識別子「A社」で識別される組織の総合スコアを「68.0」と算出した、とする。そして、総合スコア取得部132は、組織識別子「A社」に対応付けて、総合スコア「68.0」を、図9の組織情報管理表に蓄積する。なお、他社の仮総合スコアを調整した値の算出は、「A社」の値の算出と同様に行う。
そして、以上の処理が、他の組織回答情報に対しても行われる。そして、すべての組織回答情報(組織)に対して、各個別項目の絶対的な項目スコア、および絶対的な総合スコアが算出され、図9の組織情報管理表に蓄積された、とする。なお、図9において、各個別項目の項目スコアは図示されていないが、項目スコアは、企業識別子と項目識別子とに対応付けて蓄積された、とする。
かかる状況において、「A社」のユーザは、端末装置2に出力指示を端末装置2に入力した、とする。なお、出力指示は、ここでは、属性値加味総合スコアの取得に使用する属性識別子「業種,規模」を含むとする。
次に、端末装置2は、出力指示を受け付け、組織識別子「A社」および属性識別子「業種,規模」を有する出力指示を構成する。そして、端末装置2は、かかる出力指示を情報処理装置1に送信する。
次に、情報処理装置1の受付部12は、出力指示を端末装置2から受信する。次に、複数スコア取得手段1321は、出力指示が有する組織識別子「A社」を取得する。次に、複数スコア取得手段1321は、出力指示が有する属性識別子「業種,規模」を取得する。次に、複数スコア取得手段1321は、出力指示が有する属性識別子「業種,規模」に対応する属性値であり、組織識別子「A社」と対になる業種識別子「メーカー」、規模識別子「大企業」を取得する。
次に、複数スコア取得手段1321は、業種識別子「メーカー」および規模識別子「大企業」と対になる2以上の絶対的な総合スコアを図9の組織情報管理表から取得する。なお、複数スコア取得手段1321は、「ID=1」「ID=4」「ID=5」等の総合スコアを図9の組織情報管理表から読み出す。
次に、属性値加味総合スコア取得手段1322は取得された組織識別子「A社」と対になる絶対的な総合スコア「68.0」を図9の組織情報管理表から取得する。
次に、属性値加味総合スコア取得手段1322は、取得された2以上の絶対的な総合スコアの中における、A社の絶対的な総合スコア「68.0」の偏差値である属性値加味総合スコアを算出する。ここで、算出された属性値加味総合スコアは「48.5」であった、とする。なお、偏差値の算出方法は公知技術であるので、説明を省略する。
次に、処理部13は、組織識別子「A社」と対になる各項目の絶対的な項目スコアを格納部11または図示しないバッファから取得する。
次に、処理部13は、取得した情報から、出力する情報を構成する。そして、出力部14は、構成された情報を「A社」のユーザの端末装置2に送信する。なお、かかる情報には、属性値加味総合スコア「48.5」、絶対的な総合スコア「68.0」、および各項目の絶対的な項目スコアが含まれる。なお、「A社」の各項目の相対的な項目スコアが算出され、構成された情報に含まれることは好適である。
次に、当該端末装置2の端末受信部25は、情報処理装置1から情報を受信する。次に、端末処理部23は、端末受信部25が受信した情報を出力されるデータに構成する。次に、端末出力部26は、端末処理部23により構成された情報を出力する。
かかる出力例は、図10である。図10の1001は、A社の絶対的な総合スコア「68.0」である。図10の1002は、属性値加味総合スコア「48.5」である。また、1003は、各総合的項目の項目スコアである。ここで、総合的項目は、会社、上司、仕事、職場である。また、図10において、1004は、個別項目の期待度情報の平均値である。1005は、個別項目の満足度情報の平均値である。
以上、本実施の形態によれば、1または2以上の組織属性値に応じて、組織の適切なスコアを出力できる。そのため、企業等の組織にとって、適切な対策を打つことができる。なお、かかる技術は、例えば、従業員が組織の目標達成に向けて、自発的に自らの力を発揮しようとし、社員も組織も成長するというエンゲージメントにおいて、極めて有用な技術である。
また、本実施の形態によれば、相対的なエンゲージメントスコア、および絶対的なエンゲージメントスコアのうちの1以上のエンゲージメントスコアを取得でき、いわゆるエンゲージメント装置として利用可能な情報処理装置1を提供できる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、例えば、組織を識別する組織識別子および当該組織の属性値を示す組織属性値と対になる情報であり、当該組織の構成員に対する設問の回答を示す複数の組織回答情報が格納される組織回答情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、組織のスコアを出力する指示であり、組織識別子を有する指示である出力指示を受け付ける出力指示受付部と、前記出力指示が有する組織識別子により識別される組織のスコアであり、当該組織識別子と対になる組織属性値に応じた当該組織のスコアである属性値加味総合スコアを、前記複数の組織回答情報を用いて取得する総合スコア取得部と、前記属性値加味総合スコアを出力する総合スコア出力部として機能させるためのプログラムである。
(実施の形態2)
本実施の形態において、構成員へのアンケートの回答に対する統計処理結果と、組織の構成員が入力しなければならない入力情報に対する統計処理結果とを対比できる態様で出力する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。なお、本実施の形態において、統計処理結果は、時間的な推移の情報であることは好適である。また、本実施の形態において、統計処理結果は、構成員の特定の1以上の属性値に対応する情報であることは好適である。また、入力情報は、例えば、組織内で業務上の報告に関する報告情報である。なお、報告情報は、例えば、日報、週報などである。
また、本実施の形態において、一の組織の入力情報に対する統計処理結果と、他の組織の入力情報に対する統計処理結果とを対比できる態様で出力する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。なお、他の組織は、構成員へのアンケートの回答に対する統計処理結果が予め決められた条件を満たすほど改善された組織であることは好適である。
図11は、本実施の形態における情報システムBの概念図である。情報システムBは、情報処理装置3、および1または2以上の端末装置4を備える。情報処理装置3は、ここではいわゆるサーバ装置である。情報処理装置3は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。端末装置4は、例えば、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話等の携帯端末、いわゆるパソコン等であり、そのタイプは問わない。端末装置4は、例えば、組織の構成員が使用する装置である。
図12は、本実施の形態における情報システムBのブロック図である。図13は、本実施の形態における情報処理装置3のブロック図である。
情報システムBを構成する情報処理装置3は、格納部31、受付部32、処理部33、および出力部34を備える。
格納部31は、項目情報格納部111、組織回答情報格納部112、個別スコア表格納部113、組織情報格納部114、入力情報格納部311、回答統計処理結果格納部312、および入力統計処理結果格納部313を備える。
受付部32は、組織回答情報受付部321、入力情報受付部322、および統計処理指示受付部323を備える。
処理部33は、入力情報蓄積部331、回答統計処理部332、入力統計処理部333、および組織選択部334を備える。
出力部34は、項目スコア出力部141、総合スコア出力部142、および統計処理結果出力部341を備える。
端末装置4は、端末格納部41、端末受付部42、端末処理部43、端末送信部44、端末受信部45、および端末出力部46を備える。
情報処理装置3を構成する格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、項目情報、組織回答情報、個別スコア表、組織情報、後述する入力情報、後述する回答統計処理結果、後述する入力統計処理結果である。
入力情報格納部311には、2以上の入力情報が格納される。入力情報は、組織の構成員が入力しなければならない情報である。入力情報は、例えば、組織における制度上、組織の構成員が入力しなければならない情報である。組織における制度とは、組織におけるルール上または決め毎等を含む。つまり、入力情報は、例えば、組織におけるルール上または決め毎の上で、組織の構成員が入力する情報である、と言える。入力情報は、組織の構成員が入力した情報である。入力情報は、例えば、構成員が定期的に入力する情報である。入力情報は、例えば、構成員が職務の遂行上、入力しなければならない情報、または入力すべき情報である。入力情報は、例えば、組織内で業務上の報告に関する報告情報である。報告情報は、例えば、週報の報告情報、日報の報告情報、月報の報告情報、顧客の要望を報知する報告情報である。入力情報は、例えば、上司と部下との面談記録の情報、構成員が組織に対して提案する情報である提案情報である。入力情報は、通常、入力した構成員を識別する構成員識別子に対応付いている。入力情報は、通常、構成員が属する組織の組織識別子に対応付いている。入力情報は、例えば、入力された時を特定する時識別子が対応付いている。時識別子は、例えば、日付、日時である。入力情報は、例えば、入力情報の種類を特定する種類情報に対応付いている。種類情報は、例えば、「週報」「日報」「顧客要望報告」「面談記録」「提案」「フィードバック」「目標共有」「情報共有」等である。種類情報「顧客要望報告」は、対応付く入力情報が顧客の要望を報知する報告情報であることを示す。種類情報「面談記録」は、対応付く入力情報が上司と部下の面談を記録するための入力情報であることを示す。種類情報「提案」は、対応付く入力情報が提案情報であることを示す。種類情報「フィードバック」は、対応付く入力情報が上司から部下へチームとして大切にしている基準の浸透のための入力情報であることを示す。種類情報「目標共有」は、対応付く入力情報がチーム内での目標の共有と達成に向けた軌道修正のための入力情報であることを示す。種類情報「情報共有」は、対応付く入力情報がチーム内での情報の蓄積と共有のための入力情報であることを示す。入力情報のデータ構造やデータタイプ等は問わないことは言うまでもない。入力情報は、例えば、テキスト、HTML、XML、画像等である。
回答統計処理結果格納部312には、1または2以上の回答統計処理結果が格納される。回答統計処理結果は、2以上の組織回答情報に対して統計処理を行って取得された情報である。回答統計処理結果は、例えば、上述した総合スコア、上述した属性値加味総合スコア、上述した項目スコアである。回答統計処理結果格納部312の回答統計処理結果は、例えば、組織識別子に対応付いている。また、回答統計処理結果格納部312の回答統計処理結果は、例えば、構成員識別子に対応付いている。組織識別子は、部門識別子でも良い。つまり、組織識別子により識別される組織は、例えば、企業でも、部門でも、学校等でも良い。また、回答統計処理結果が項目スコアである場合、回答統計処理結果格納部312の回答統計処理結果は、例えば、項目識別子に対応付いている。
入力統計処理結果格納部313には、1または2以上の入力統計処理結果が格納される。入力統計処理結果は、2以上の入力情報に対して統計処理を行って取得された情報である。入力統計処理結果は、例えば、単位期間(例えば、1週間、1ヶ月など)の入力情報の入力数(投稿数)である。入力統計処理結果は、例えば、単位期間(例えば、1週間、1ヶ月など)の入力情報の入力割合(投稿割合)である。入力割合は、「単位期間に入力された数/単位期間に入力が期待されている数」である。入力割合は、「入力情報を入力した組織(例えば、グループ)の数/全組織(例えば、全グループ)の数」である。入力統計処理結果は、例えば、単位期間の入力情報のデータ量の総和である。データ量は、例えば、バイト数、文字数、文の数、段落数、項目数等である。入力統計処理結果は、例えば、特定の組織識別子に対応する単位期間の入力情報の入力数(投稿数)である。入力統計処理結果は、例えば、構成員の1以上の属性値に関する条件に対応する入力情報に対して統計処理を行って取得された情報である。入力統計処理結果は、例えば、入社10年目以内の構成員が入力した入力情報に対して統計処理を行って取得された情報である。
受付部32は、各種の情報や指示等を受け付ける。受付部32は、例えば、組織識別子を受け付ける。ここで受け付けとは、例えば、端末装置4からの受信である。
受付部32は、通常、有線または無線の受信手段により実現される。ただし、各種の情報や指示の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。かかる場合、受付部32は、例えば、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
組織回答情報受付部321は、組織回答情報を受け付ける。組織回答情報受付部321は、例えば、端末装置4から組織回答情報を受信する。組織回答情報受付部321は、例えば、構成員識別子に対応付けて、組織回答情報を受け付ける。組織回答情報受付部321は、例えば、組織識別子に対応付けて、組織回答情報を受け付ける。
入力情報受付部322は、入力情報を受け付ける。入力情報受付部322は、例えば、端末装置4から入力情報を受信する。入力情報受付部322は、例えば、構成員識別子に対応付けて、入力情報を受け付ける。入力情報受付部322は、例えば、組織識別子に対応付けて、入力情報を受け付ける。
統計処理指示受付部323は、統計処理指示を受け付ける。統計処理指示受付部323は、例えば、端末装置4から統計処理指示を受信する。統計処理指示とは、統計処理を行う指示である。統計処理とは、例えば、後述する回答統計処理部332が行う統計処理、後述する入力統計処理部333が行う統計処理である。統計処理指示は、例えば、処理条件を有する。処理条件とは、統計処理の対象となる組織回答情報の条件、および/または統計処理の対象となる入力情報の条件である。
統計処理指示は、例えば、第一の統計処理指示、第二の統計処理指示、第三の統計処理指示を含む複数の統計処理指示のうちのいずれかである。第一の統計処理指示とは、後述する第一の統計処理結果を出力する指示である。また、第二の統計処理指示とは、後述する第二の統計処理結果を出力する指示である。また、第三の統計処理指示とは、後述する第三の統計処理結果を出力する指示である。
処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、入力情報蓄積部331、回答統計処理部332、入力統計処理部333、組織選択部334が行う処理である。
処理部33は、例えば、組織回答情報受付部321が受け付けた組織回答情報を組織回答情報格納部112に蓄積する。
入力情報蓄積部331は、入力情報受付部322が受け付けた入力情報を入力情報格納部311に蓄積する。
回答統計処理部332は、組織回答情報格納部112に格納されている2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、統計処理の結果である回答統計処理結果を取得する。
回答統計処理部332は、例えば、統計処理指示受付部323が受け付けた統計処理指示が有する処理条件に対応する1または2以上の組織回答情報を組織回答情報格納部112から取得し、当該1以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、回答統計処理結果を取得する。
回答統計処理部332は、例えば、上述した項目スコア取得部131と同じ処理を行う。つまり、回答統計処理部332は、例えば、2以上の各組織回答情報に含まれる2以上の各項目の構成員の分の回答情報を統計処理し、項目スコアを組織ごと及び項目ごとに取得する。
回答統計処理部332は、例えば、上述した総合スコア取得部132と同じ処理を行う。つまり、回答統計処理部332は、例えば、2以上の各組織回答情報に対して、2以上の項目スコアを用いて、総合スコアを取得する。総合スコアは、各組織に対する総合的なスコアである。回答統計処理部332は、通常、2以上の各項目スコアが良好なスコアほど、高い総合スコアを取得する。また、回答統計処理部332は、例えば、1または2以上の組織属性値を用いて構成される条件に合致する複数の組織の中における、一の組織の相対的な総合スコアである属性値加味総合スコアを取得しても良い。
回答統計処理部332は、2以上の時期ごとに、2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、回答統計処理結果を取得する。回答統計処理部332は、2以上の時期ごとの2以上の組織回答情報を用いて、統計処理を行い、回答統計処理結果を取得する。回答統計処理部332は、例えば、1ヶ月ごとの2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、回答統計処理結果を取得する。回答統計処理部332は、例えば、2以上の時期ごとに、項目スコア取得部131と同じ処理を行い、項目スコアを組織ごと及び項目ごとに取得する。また、回答統計処理部332は、例えば、2以上の時期ごとに、上述した総合スコア取得部132と同じ処理を行い、各組織に対する総合スコアを取得する。なお、上記の2以上の時期ごととは、例えば、1年ごと、1ヶ月ごと、半期ごと、四半期ごと、1週間ごと等である。
回答統計処理部332は、例えば、1以上の属性値ごとに、2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、回答統計処理結果を取得する。1以上の属性値ごととは、1以上の属性値を用いて構成される条件ごとと言っても良い。属性値は、例えば、構成員が所属する部門の部門識別子、構成員の性別、構成員の年齢層である。回答統計処理部332は、例えば、予め決められた属性値に関する条件(例えば、「入社10年未満」、「30歳代女性」、「入社10年未満および役職なし」、「50歳以上および役職が部長以下」)に対応する2以上の組織回答情報を組織回答情報格納部112から取得し、当該2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、回答統計処理結果を取得する。なお、回答統計処理結果は、例えば、総合スコア、属性値加味総合スコア、または項目スコアである。
回答統計処理部332は、組織識別子ごとに、2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、回答統計処理結果を取得する。回答統計処理部332は、例えば、一の組織識別子に対応する2以上の組織回答情報を組織回答情報格納部112から取得し、当該2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、回答統計処理結果を取得する。なお、回答統計処理結果は、例えば、総合スコア、属性値加味総合スコア、または項目スコアである。
回答統計処理部332は、通常、取得した回答統計処理結果を回答統計処理結果格納部312に蓄積する。
入力統計処理部333は、入力情報格納部311に格納されている2以上の入力情報に対して統計処理を行い、統計処理の結果である入力統計処理結果を取得する。入力統計処理結果は、例えば、単位期間の入力情報の入力数、単位期間の入力情報のデータ量である。
入力統計処理部333は、例えば、統計処理指示受付部323が受け付けた統計処理指示が有する処理条件に対応する1または2以上の入力情報を入力情報格納部311から取得し、当該1以上の入力情報に対して統計処理を行い、入力統計処理結果を取得する。
入力統計処理部333は、例えば、2以上の時期ごとに、2以上の入力情報に対して統計処理を行い、入力統計処理結果を取得する。入力統計処理部333は、例えば、2以上の各時期に対応する時情報と対になる入力情報の数を取得する。入力統計処理部333は、例えば、2以上の各時期に対応する時情報と対になる入力情報のデータ量を取得する。
入力統計処理部333は、例えば、1以上の属性値ごとに、2以上の入力情報に対して統計処理を行い、入力統計処理結果を取得する。入力統計処理部333は、例えば、属性値に関する条件に合致する1以上の属性値と対になる入力情報を決定し、当該入力情報の数を取得する。入力統計処理部333は、例えば、単位期間ごとに、属性値に関する条件に合致する1以上の属性値と対になる入力情報を決定し、当該入力情報の数を単位期間ごとに取得する。
入力統計処理部333は、例えば、組織識別子ごとに、2以上の入力情報に対して統計処理を行い、入力統計処理結果を取得する。入力統計処理部333は、例えば、一の組織識別子と対になる入力情報を決定し、当該入力情報の数を取得する。また、入力統計処理部333は、例えば、単位期間ごとに、一の組織識別子と対になる入力情報を決定し、当該入力情報の数を単位期間ごとに取得する。
組織選択部334は、回答統計処理部332が取得した回答統計処理結果の中から、第一の条件を満たす回答統計処理結果に対応する組織識別子を選択する。組織選択部334は、通常、回答統計処理部332が取得した回答統計処理結果の中から、第一の条件を満たす回答統計処理結果を決定し、当該回答統計処理結果と対になる組織識別子を選択する。
なお、第一の条件は、例えば、格納部31に格納されている。また、第一の条件は、例えば、回答統計処理結果が予め決められた条件を満たすほど良好なことである。第一の条件は、例えば、最近の総合スコアが閾値以上または閾値より大きいことである。また、第一の条件は、例えば、回答統計処理結果が予め決められた条件を満たすほど良好さが増していることである。第一の条件は、例えば、予め決められたスコア(例えば、特定の項目スコア、総合スコア等)が最大であることである。また、第一の条件は、例えば、予め決められたスコア(例えば、特定の項目スコア、総合スコア等)の上昇率が最大であることである。第一の条件は、例えば、1年前と比較して、総合スコアが閾値以上または閾値より大きく上昇していることである。第一の条件は、例えば、前回のアンケートに対応する総合スコアと比較し、今回のアンケートに対応する総合スコアの上昇率が閾値以上または閾値より大きいことである。第一の条件は、例えば、前回のアンケートに対応する一の項目の項目スコアと比較し、今回のアンケートに対応する一の項目の項目スコアの上昇率が閾値以上または閾値より大きいことである。
なお、処理部33は、第一の統計処理結果を取得しても良い。第一の統計処理結果とは、回答統計処理部332が取得した2以上の時期ごとの回答統計処理結果の時間的な推移と、入力統計処理部333が取得した2以上の時期ごとの入力統計処理結果の時間的な推移とを対比可能な態様で表される情報である。なお、対比可能な態様は、例えば、グラフである。
また、処理部33は、第二の統計処理結果を取得しても良い。第二の統計処理結果とは、回答統計処理部332が取得した2以上の回答統計処理結果であり、2以上の属性値ごとに取得された2以上の回答統計処理結果、および入力統計処理部333が取得した2以上の入力統計処理結果であり、2以上の属性値ごとに取得された2以上の入力統計処理結果を対比可能な態様で表される情報である。なお、対比可能な態様は、例えば、一画面に表示される態様である。
また、処理部33は、第三の統計処理結果を取得しても良い。第三の統計処理結果とは、一の組織識別子に対応する入力統計処理結果、および組織選択部334が選択した組織識別子に対応する入力統計処理結果を対比可能な態様で表される情報である。なお、対比可能な態様は、例えば、一の組織識別子に対応する入力統計処理結果の時間的な推移のグラフと、組織選択部334が選択した組織識別子に対応する入力統計処理結果の時間的な推移のグラフとを対比する形態で表した図である。
出力部34は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、回答統計処理結果、入力統計処理結果、第一の統計処理結果、第二の統計処理結果、第三の統計処理結果、項目スコア、総合スコア、属性値加味総合スコアである。各種の情報とは、例えば、項目識別子と項目スコアとの対の情報の集合である。なお、項目スコアは、絶対的な項目スコアでも、相対的な項目スコアでも良い。また、各種の情報とは、例えば、絶対的な総合スコアである。ここで、出力とは、通常、端末装置4等の外部装置への送信である。ただし、出力は、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であると考えても良い。なお、出力部34が各種の情報を出力する態様は問わないことは言うまでもない。
統計処理結果出力部341は、回答統計処理結果と入力統計処理結果とを出力する。統計処理結果出力部341は、回答統計処理結果と入力統計処理結果とを対比可能な態様で出力することは好適である。ただし、回答統計処理結果と入力統計処理結果の出力態様は問わない。統計処理結果出力部341は、第一の統計処理結果、第二の統計処理結果、第三の統計処理結果のうち1または2以上の情報を出力することは好適である。
なお、対比可能な態様とは、例えば、一画面に出力すること、一画面に隣接して出力すること、一のグラフの中に、時間的な回答統計処理結果の推移と、時間的な入力統計処理結果の推移を出力すること、簡単に切り替えながら閲覧できること等である。つまり、対比可能な態様とは、ユーザが回答統計処理結果と入力統計処理結果の両方の情報を得ることができる状況であれば良い。
統計処理結果出力部341は、同一の時期の回答統計処理結果と入力統計処理結果とを対比可能な態様で出力することは好適である。なお、同一の時期とは、対応する時期でも良い。例えば、統計処理結果出力部341は、2019年9月30日に行ったアンケートの回答に対する回答統計処理結果と、2019年4月1日から2019年9月30日までに入力された入力情報の入力統計処理結果とを、対比可能な態様で出力することは好適である。例えば、統計処理結果出力部341は、2019年4月1日から2019年9月30日までの間に行った2回以上のアンケートの回答に対する回答統計処理結果と、2019年4月1日から2019年9月30日までに入力された入力情報の入力統計処理結果とを、対比可能な態様で出力することは好適である。
統計処理結果出力部341は、回答統計処理結果の時間的な推移と入力統計処理結果の時間的な推移とを表現するグラフを出力しても良い。グラフは、例えば、折れ線グラフ、棒グラフ等であり、その種類は問わない。なお、かかるグラフは、例えば、第一の統計処理結果である。
統計処理結果出力部341は、同一の時期の回答統計処理結果と入力統計処理結果とを有するレコードを2以上有する表を出力しても良い。かかる場合、レコードは、各時期に対応する。
統計処理結果出力部341は、1以上の属性値ごとに、回答統計処理結果と入力統計処理結果とを出力することは好適である。なお、かかる出力は、例えば、第二の統計処理結果である。
統計処理結果出力部341は、受付部32が受け付けた組織識別子に対応する入力統計処理結果と、組織選択部334が選択した組織識別子に対応する入力統計処理結果とを、対比する態様で出力することは好適である。なお、かかる出力は、例えば、第三の統計処理結果である。
端末装置4を構成する端末格納部41には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、構成員が所属する組織を識別する組織識別子である。各種の情報とは、例えば、構成員識別子である。各種の情報は、例えば、端末受信部45が受信した情報である。各種の情報とは、例えば、端末受付部42が受け付けた情報である。なお、組織識別子は、ユーザを識別する情報と考えても良い。
端末受付部42は、各種の指示や情報等を受け付ける。ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。各種の指示や情報等とは、例えば、統計処理指示、組織回答情報、入力情報、組織識別子と組織属性値とを有する組織情報等である。
端末処理部43は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受信部45が受信した情報を、表示されるデータに構成する処理である。各種の処理とは、例えば、端末受付部42が受け付けた指示や情報等を、送信する指示や情報等に構成する処理である。
端末送信部44は、各種の指示や情報等を情報処理装置3に送信する。各種の指示や情報等とは、例えば、端末処理部43が構成した指示や情報等、端末受付部42が受け付けた指示や情報等である。
端末受信部45は、各種の情報を情報処理装置3から受信する。各種の情報とは、例えば、回答統計処理結果、入力統計処理結果、属性値加味総合スコア、絶対的または相対的な項目スコア、絶対的な総合スコアである。
端末出力部46は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、回答統計処理結果、入力統計処理結果、属性値加味総合スコア、絶対的または相対的な項目スコア、絶対的な総合スコアである。各種の情報は、例えば、端末受付部22が受け付けた情報、端末受信部45が受信した情報、端末処理部43が構成した情報である。
格納部31、入力情報格納部311、回答統計処理結果格納部312、入力統計処理結果格納部313、および端末格納部41は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部31等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部31等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部31等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部31等で記憶されるようになってもよい。
処理部33、入力情報蓄積部331、回答統計処理部332、入力統計処理部333、組織選択部334、および端末処理部43は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部33等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部34、統計処理結果出力部341、および端末送信部44は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末受付部42は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
受付部32、組織回答情報受付部321、入力情報受付部322、および統計処理指示受付部323、端末受信部45は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
端末出力部46は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部46は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムBの動作例について説明する。まず、情報処理装置3の動作例について、図14のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1401)組織回答情報受付部321は、端末装置4から組織回答情報を受信したか否かを判断する。組織回答情報を受信した場合はステップS1402に行き、組織回答情報を受信しなかった場合はステップS1403に行く。なお、組織回答情報受付部321が受信する組織回答情報は、通常、構成員識別子に対応付いている。
(ステップS1402)処理部33は、ステップS1401で受信された組織回答情報を組織回答情報格納部112に蓄積する。ステップS1401に戻る。なお、処理部33は、通常、構成員識別子に対応付けて、組織回答情報を組織回答情報格納部112に蓄積する。
(ステップS1403)入力情報受付部322は、端末装置4から入力情報を受信したか否かを判断する。入力情報を受信した場合はステップS1404に行き、入力情報を受信しなかった場合はステップS1405に行く。なお、入力情報受付部322が受信する入力情報は、通常、構成員識別子に対応付いている。
(ステップS1404)入力情報蓄積部331は、ステップS1403で受信された入力情報を入力情報格納部311に蓄積する。ステップS1401に戻る。なお、入力情報蓄積部331は、通常、構成員識別子に対応付けて、入力情報を入力情報格納部311に蓄積する。
(ステップS1405)統計処理指示受付部323は、端末装置4から統計処理指示を受信したか否かを判断する。統計処理指示を受信した場合はステップS1406に行き、統計処理指示を受信しなかった場合はステップS1401に戻る。
(ステップS1406)処理部33は、第一の統計処理を行い、第一の統計処理結果を取得する。第一の統計処理の例について、図15のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1407)処理部33は、第二の統計処理を行い、第二の統計処理結果を取得する。第二の統計処理の例について、図16のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1408)処理部33は、第三の統計処理を行い、第三の統計処理結果を取得する。第三の統計処理の例について、図17のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1409)統計処理結果出力部341は、ステップS1406で取得された第一の統計処理結果、ステップS1407で取得された第二の統計処理結果、およびステップS1408で取得された第三の統計処理結果を、統計処理指示を送信してきた端末装置4に送信する。ステップS1401に戻る。
なお、図14のフローチャートにおいて、第一の統計処理結果、第二の統計処理結果、第三の統計処理結果が取得され、出力された。しかし、例えば、第一の統計処理結果、第二の統計処理結果、第三の統計処理結果のうち、1または2つの情報が取得され、出力されても良い。
また、図14のフローチャートにおいて、ユーザの指示に応じた統計処理結果が取得され、出力されることは好適である。
さらに、図14のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS1406の第一の統計処理の例について、図15のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1501)処理部33は、統計処理指示に含まれる処理条件を取得する。
(ステップS1502)回答統計処理部332は、組織回答情報格納部112に格納されている組織回答情報の中から、ステップS1501で取得された処理条件に対応する2以上の組織回答情報を決定する。なお、処理条件に対応する2以上の組織回答情報とは、例えば、処理条件を満たす1以上の属性値と対になる2以上の組織回答情報である。また、2以上の組織回答情報を決定する処理は、例えば、2以上の組織回答情報を取得する処理、または2以上の組織回答情報を識別する情報を取得する処理等である。
(ステップS1503)回答統計処理部332は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1504)回答統計処理部332は、i番目の時期があるか否かを判断する。i番目の時期がある場合はステップS1505に行き、i番目の時期がない場合はステップS1508に行く。なお、i番目の時期とは、統計処理を行う対象の組織回答情報に対応するi番目の時期である。i番目の時期は、例えば、組織回答情報と対になるアンケートの回数を示す情報に対応する。また、i番目の時期は、例えば、予め決められたi番目の期間に対応する。
回答統計処理部332は、例えば、組織回答情報に対応付くアンケートの回数の識別子の中で、i番目の識別子が存在するか否かを判断する。また、回答統計処理部332は、例えば、格納部31に格納されている時期識別子の中で、i番目の時期識別子が存在するか否かを判断する。その他、i番目の識別子が存在するか否かを判断する方法は問わない。
(ステップS1505)回答統計処理部332は、ステップS1502で決定した2以上の組織回答情報の中から、i番目の時期に対応する組織回答情報を取得する。
回答統計処理部332は、例えば、アンケートの回数のi番目の識別子と対になる組織回答情報を取得する。回答統計処理部332は、例えば、i番目の期間に含まれる日付と対になる組織回答情報を取得する。その他、i番目の時期に対応する組織回答情報を決定する方法は問わない。
次に、ステップS304に行く。なお、ステップS304では、ステップS1504で取得された組織回答情報を用いて、上述したように、各種のスコアが取得される。
(ステップS1506)回答統計処理部332は、ステップS304で取得された各種のスコアを、i番目の時期に対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、ここで、各種のスコアは、回答統計処理結果の例である。
(ステップS1507)回答統計処理部332は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1504に戻る。
(ステップS1508)入力統計処理部333は、入力情報格納部311に格納されている入力情報の中から、ステップS1501で取得された処理条件に対応する2以上の入力情報を決定する。なお、処理条件に対応する2以上入力情報とは、例えば、処理条件を満たす1以上の属性値と対になる2以上の入力情報である。また、2以上の入力情報を決定する処理は、例えば、2以上の入力情報を取得する処理、2以上の入力情報を識別する情報を取得する処理等である。
(ステップS1509)入力統計処理部333は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS1510)入力統計処理部333は、j番目の時期があるか否かを判断する。j番目の時期がある場合はステップS1511に行き、j番目の時期がない場合はステップS1514に行く。なお、j番目の時期に対応する時期の考え方と、i番目の時期に対応する時期の考え方とは同じでも異なっていても良い。j番目の時期とは、統計処理を行う対象の入力情報に対応するj番目の時期である。また、j番目の時期は、例えば、予め決められたj番目の期間に対応する。
(ステップS1511)入力統計処理部333は、j番目の時期に対応する入力情報の入力統計処理結果(例えば、j番目の時期の入力情報の投稿数)を取得する。
入力統計処理部333は、例えば、j番目の時期が示す期間の中の日付と対になる入力情報に対する統計処理結果である入力統計処理結果を取得する。
(ステップS1512)入力統計処理部333は、j番目の時期に対応付けて、ステップS1511で取得した入力統計処理結果を図示しないバッファに一時蓄積する。
(ステップS1513)入力統計処理部333は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS1510に戻る。
(ステップS1514)処理部33は、図示しないバッファ内に一時蓄積された情報を用いて、第一の統計処理結果を構成する。上位処理にリターンする。
処理部33は、例えば、バッファ内の各時期に対応するスコアを用いて、時系列のスコアの変化を示すグラフを構成する。また、処理部33は、例えば、バッファ内の各時期に対応する入力統計処理結果を用いて、時系列の入力統計処理結果の変化を示すグラフを構成する。
次に、ステップS1407の第二の統計処理の例について、図16のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1601)処理部33は、統計処理指示に含まれる処理条件を取得する。
(ステップS1602)回答統計処理部332は、組織回答情報格納部112に格納されている組織回答情報の中から、ステップS1601で取得された処理条件に対応する2以上の組織回答情報を決定する。
(ステップS1603)回答統計処理部332は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1604)回答統計処理部332は、i番目の属性値条件があるか否かを判断する。i番目の属性値条件がある場合はステップS1605に行き、i番目の属性値条件がない場合はステップS1608に行く。なお、i番目の属性値条件とは、統計処理を行う対象の組織回答情報を取得するための条件であり、1以上の属性値を用いた条件である。なお、1以上の属性値は、組織回答情報に対応付けられている。属性値条件を構成する1以上の属性値は、例えば、組織回答情報を入力した構成員の属性値(例えば、組織識別子、年齢、性別、所属する部門識別子等)である。
回答統計処理部332は、例えば、格納部31に格納されているi番目の属性値条件が存在するか否かを判断する。かかる場合、例えば、1以上の属性値条件が予め決められている。
回答統計処理部332は、例えば、ステップS1601で取得した処理条件に含まれる属性値条件の中に、i番目の属性値条件が存在するか否かを判断する。かかる場合、例えば、ユーザが1以上の属性値条件を入力し、当該1以上の属性値条件が処理条件に含まれている。
(ステップS1605)回答統計処理部332は、ステップS1602で決定した2以上の組織回答情報の中から、i番目の属性値条件に対応する組織回答情報を取得する。ステップS304に行く。
なお、ここで、i番目の属性値条件がNULLである場合、回答統計処理部332は、着目する組織の組織識別子と対になるすべての組織回答情報を取得しても良い。
また、ステップS304では、ステップS1605で取得された組織回答情報を用いて、各種のスコアが取得される。なお、ここで、回答統計処理部332は、例えば、総合スコアのみを取得しても良い。ここで、取得されるスコアの種類は問わない。
(ステップS1606)回答統計処理部332は、ステップS304で取得された各種のスコアを、i番目の属性値条件に対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、i番目の属性値条件がNULLである場合、回答統計処理部332は、ステップS304で取得された各種のスコアを、単に、図示しないバッファに一時蓄積するだけでも良い。
(ステップS1607)回答統計処理部332は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1604に戻る。
(ステップS1608)入力統計処理部333は、入力情報格納部311に格納されている入力情報の中から、ステップS1601で取得された処理条件に対応する2以上の入力情報を決定する。なお、処理条件に対応する2以上入力情報とは、例えば、処理条件を満たす1以上の属性値と対になる2以上の入力情報である。また、2以上の入力情報を決定する処理は、例えば、2以上の入力情報を取得する処理、2以上の入力情報を識別する情報を取得する処理等である。
(ステップS1609)入力統計処理部333は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS1610)入力統計処理部333は、j番目の属性値条件があるか否かを判断する。j番目の属性値条件がある場合はステップS1611に行き、j番目の属性値条件がない場合はステップS1614に行く。なお、j番目の属性値条件に対応する属性値条件の考え方と、i番目の属性値条件に対応する属性値条件の考え方とは同じでも異なっていても良い。j番目の属性値条件とは、統計処理を行う対象の入力情報に対応するj番目の属性値条件である。また、j番目の属性値条件は、例えば、予め決められたj番目の期間に対応する。
(ステップS1611)入力統計処理部333は、j番目の属性値条件に対応する入力情報の入力統計処理結果を取得する。
(ステップS1612)入力統計処理部333は、j番目の属性値条件に対応付けて、ステップS1611で取得した入力統計処理結果を図示しないバッファに一時蓄積する。
(ステップS1613)入力統計処理部333は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS1610に戻る。
(ステップS1614)処理部33は、図示しないバッファ内に一時蓄積された情報を用いて、第二の統計処理結果を構成する。上位処理にリターンする。
なお、図16のフローチャートにおいて、統計処理のために使用される属性値条件は、一つでも、2以上でも良い。
次に、ステップS1408の第三の統計処理の例について、図17のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1701)組織選択部334は、組織識別子を取得し、図示しないバッファに蓄積する。組織識別子は、例えば、統計処理指示に含まれる。組織識別子は、例えば、統計処理指示に含まれる構成員識別子と対に格納部31に格納されている。
(ステップS1702)組織選択部334は、組織選択処理を行う。組織選択処理について、図18のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1703)入力統計処理部333は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1704)入力統計処理部333は、統計処理結果を取得するi番目の組織の組織識別子が存在するか否かを判断する。i番目の組織の組織識別子が存在する場合はステップS1705に行き、i番目の組織の組織識別子が存在しない場合はステップS1711に行く。なお、i番目の組織の組織識別子は、ステップS1701で取得された組織識別子、またはステップS1702で取得された組織識別子のうちのi番目の組織の組織識別子である。つまり、i番目の組織の組織識別子は、図示しないバッファに格納されているうちのi番目の組織の組織識別子である。
(ステップS1705)入力統計処理部333は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS1706)入力統計処理部333は、j番目の時期があるか否かを判断する。j番目の時期がある場合はステップS1707に行き、j番目の時期がない場合はステップS1710に行く。なお、j番目の時期とは、統計処理を行う対象の入力情報に対応するj番目の時期である。また、j番目の時期は、例えば、予め決められたj番目の期間に対応する。j番目の時期があるか否かの判断の方法は、上述した通り、問わない。
(ステップS1707)入力統計処理部333は、i番目の組織識別子およびj番目の時期に対応する入力情報の入力統計処理結果(例えば、j番目の時期の入力情報の投稿数)を取得する。
(ステップS1708)入力統計処理部333は、i番目の組織識別子およびj番目の時期に対応付けて、ステップS1707で取得した入力統計処理結果を図示しないバッファに一時蓄積する。
(ステップS1709)入力統計処理部333は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS1706に戻る。
(ステップS1710)入力統計処理部333は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1704に戻る。
(ステップS1711)入力統計処理部333は、図示しないバッファ内に一時蓄積された情報を用いて、第三の統計処理結果を構成する。上位処理にリターンする。
次に、ステップS1702の組織選択処理について、図18のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1801)組織選択部334は、第一の条件を取得する。なお、第一の条件は、例えば、受信された統計処理指示に含まれる。また、第一の条件は、例えば、格納部31に格納されている。
(ステップS1802)組織選択部334は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1803)組織選択部334は、i番目の組織識別子が存在するか否かを判断する。i番目の組織識別子が存在する場合はステップS1804に行き、i番目の組織識別子が存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS1804)組織選択部334は、i番目の組織識別子と対になり、第一の条件で使用されているスコアを取得する。なお、スコアは、組織識別子に対応付けられて、格納部31に格納されている、とする。また、スコアは、例えば、事前に、処理部33により取得されているものとする。
(ステップS1805)組織選択部334は、ステップS1804で取得したスコアが第一の条件を満たすか否かを判断する。第一の条件を満たす場合はステップS1806に行き、第一の条件を満たさない場合はステップS1807に行く。
(ステップS1806)組織選択部334は、i番目の組織識別子を図示しないバッファに追記する。
(ステップS1807)組織選択部334は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1803に戻る。
なお、図18のフローチャートにおいて、各組織のスコアの各々が第一の条件に合致するか否かを判断した。しかし、例えば、スコアが最大の組織の組織識別子を取得する場合やスコアの変化が最大の組織の組織識別子を取得する場合等の、他の組織のスコアに関する情報との関係で取得すべき組織識別子が決定される場合は、上記のアルゴリズムに依らないことは言うまでもない。
次に、端末装置4の動作について説明する。端末装置4の端末受付部42は、各種の指示や情報等を受け付ける。なお、各種の指示や情報等とは、例えば、組織回答情報、入力情報、統計処理指示である。次に、端末処理部43は、受け付けられた指示や情報等を送信するデータ構造にする。次に、端末送信部44は、端末処理部43が送信するデータ構造にした指示や情報等を情報処理装置3に送信する。なお、かかる指示や情報等は、例えば、組織回答情報、入力情報、統計処理指示である。そして、指示や情報等の送信に応じて、端末受信部45は、情報処理装置3から情報を受信する。次に、端末処理部43は、受信された情報を表示するデータ構造に変更する。次に、端末出力部46は、端末処理部43が変更した情報を出力する。なお、出力される情報は、例えば、統計処理結果である。統計処理結果は、例えば、第一の統計処理結果、第二の統計処理結果、第三の統計処理結果である。
以下、本実施の形態における情報システムBの具体的な動作について説明する。情報システムBの概念図は図11である。以下、3つの具体例について説明する。具体例1は第一の統計処理結果を出力する場合、具体例2は第二の統計処理結果を出力する場合、具体例3は第三の統計処理結果を出力する場合である。
(具体例1)
今、回答統計処理結果格納部312には、図19に示す2以上の組織状態情報管理表が格納されている。なお、図19に示す組織状態情報管理表は、「組織識別子」「部門識別子」「構成員識別子」「組織状態情報」を有するレコードを1以上格納している表である。「部門識別子」「構成員識別子」は、「−」(空)であっても良い。「組織状態情報」は、ここでは、「スコア識別子」「スコア」の組である。「スコア識別子」が採り得る値は、ここでは「期待度」または「満足度」である。「期待度」は、対応する「スコア」が実施の形態1で説明した統計期待度情報であることを示す。「満足度」は、対応する「スコア」が実施の形態1で説明した統計満足度情報であることを示す。また、図19の「スコア」は、実施の形態1で説明したアルゴリズムにより取得された「統計期待度情報」または「統計満足度情報」である。また、図19に示すように、2以上の各組織状態情報管理表は、時期を識別する時期識別子に対応付いている。図19において、一番前の組織状態情報管理表は、時期識別子「2/26」に対応付いている。この組織状態情報管理表は、2/26に実施されたアンケートに対する組織回答情報を統計処理された結果であることを示す。
また、入力情報格納部311には、図20に示すように、多数の入力情報が属性値に対応付けられて格納されている。ここでの入力情報は、構成員が作成した週報である。また、属性値は、構成員が入力情報を情報処理装置3に送信した日付を特定する「日付情報」、当該構成員が属する組織を識別する「組織識別子」、当該構成員が属する部門を識別する「部門識別子」、当該構成員を識別する「構成員識別子」、入力情報の種類を特定する「種類情報」である。また、図20において、「入力情報」はファイルであるが、データベースのレコード等、そのデータ構造は問わないことは言うまでもない。なお、「種類情報」は、例えば、値「週報」「日報」等を採り得る。
かかる状況において、ユーザは、端末装置4に対して、第一の統計処理指示を入力した、とする。なお、この第一の処理指示は、処理条件「組織識別子「C1」、種類情報「週報」」を有する、とする。なお、この処理条件は、組織識別子「C1」で識別される組織の統計処理を行うこと、および入力統計処理は「週報」の入力情報を対象として行うことを示す。なお、ここで用いられる回答統計処理結果は、ここでのデフォルトの統計期待度情報と統計満足度情報である、とする。
次に、端末受付部42は、第一の統計処理指示を受け付ける。次に、端末処理部43は、受け付けられた第一の統計処理指示を送信する第一の統計処理指示の構造にする。次に、端末送信部44は、当該第一の統計処理指示を情報処理装置3に送信する。
次に、情報処理装置3の統計処理指示受付部323は、端末装置4から第一の統計処理指示を受信する。
そして、処理部33は、第一の統計処理指示に含まれる処理条件「組織識別子「C1」、種類情報「週報」」を取得する。
次に、回答統計処理部332は、時期ごと(例えば、11/2から毎週)の、組織識別子「C1」と部門識別子「−」と構成員識別子「−」と対になる統計期待度情報の「スコア」、および組織識別子「C1」と部門識別子「−」と構成員識別子「−」と対になる統計満足度情報の「スコア」を図19の組織状態情報管理表から取得し、時期に対応付けて、取得した2種類のスコアを図示しないバッファに一時蓄積する。
次に、回答統計処理部332は、バッファに一時蓄積した情報を用いて、統計期待度情報の「スコア」の時間的推移を示すグラフを構成する。また、回答統計処理部332は、バッファに一時蓄積した情報を用いて、統計満足度情報の「スコア」の時間的推移を示すグラフを構成する。
次に、入力統計処理部333は、時期ごと(例えば、11/2から毎週)の、組織識別子「C1」と対になる入力情報の数(レコード数)を、入力情報格納部311(図20参照)から取得し、時期に対応付けて、取得した入力情報の数を図示しないバッファに一時蓄積する。
次に、入力統計処理部333は、バッファに一時蓄積した情報を用いて、入力情報(週報)投稿数の時間的推移を示すグラフを構成する。
以上の処理の結果、第一の統計処理結果が構成される。なお、第一の統計処理結果は、統計期待度情報の「スコア」の時間的推移を示すグラフ、統計満足度情報の「スコア」の時間的推移を示すグラフ、および入力情報(週報)投稿数の時間的推移を示すグラフを有する。
そして、統計処理結果出力部341は、構成された第一の統計処理結果を端末装置4に送信する。
次に、端末装置4の端末受信部45は、情報処理装置3から第一の統計処理結果を受信する。そして、端末処理部43は、端末受信部45が受信した第一の統計処理結果を、表示される第一の統計処理結果に構成する。次に、端末出力部46は、当該第一の統計処理結果を出力する。
なお、出力された第一の統計処理結果の例は、図21である。図21の2101は、統計期待度情報の「スコア」の時間的推移を示すグラフである。2102は、統計満足度情報の「スコア」の時間的推移を示すグラフである。2103は、入力情報(週報)投稿数の時間的推移を示すグラフである。
具体例1において、回答統計処理結果の元になるスコアは、統計期待度情報等であったが、問わない。回答統計処理結果は、2以上の組織回答情報に対して統計処理を行った結果の情報であれば良い。また、具体例1において、入力統計処理結果は、入力情報の投稿数を元にする情報であったが、問わないことは上述した通りである。
(具体例2)
今、入力情報格納部311には、図20に示すように、多数の入力情報が属性値に対応付けられて格納されている。なお、図20において、週報だけではなく、日報も管理されている、とする。
また、回答統計処理結果格納部312には、図22に示す総合スコア管理表が格納されている、とする。総合スコア管理表は、組織識別子に対応付けられた総合スコアが管理される表である。組織識別子ごとの総合スコアの算出方法については、実施の形態1で説明した。なお、総合スコアは、絶対的な総合スコアでも、属性値加味総合スコアでも良い。
さらに、格納部31には、図23に示す構成員管理表が格納されている、とする。構成員管理表は、構成員に関する情報を管理する表である。図23に示す構成員管理表は、組織識別子「C1」に対応する構成員(「C1」の組織の構成員)の管理表である、とする。図23において、構成員管理表は、「構成員識別子」「性別」「部門識別子」「部門名」を有する2以上のレコードが管理されている。
かかる状況において、ユーザは、端末装置4に対して、第二の統計処理指示を入力した、とする。なお、この第二の統計処理指示は、処理条件「組織識別子「C1」」を有する、とする。なお、この処理条件は、組織識別子「C1」で識別される組織の統計処理を行うことを示す。また、ここでは、入力統計処理は「日報」および「週報」の入力情報を対象として行うもの、とする。また、ここで用いられる回答統計処理結果は、総合スコアである、とする。
次に、端末受付部42は、第二の統計処理指示を受け付ける。次に、端末処理部43は、受け付けられた第二の統計処理指示を送信する第二の統計処理指示の構造にする。次に、端末送信部44は、当該第二の処統計理指示を情報処理装置3に送信する。
次に、情報処理装置3の統計処理指示受付部323は、端末装置4から第二の統計処理指示を受信する。
そして、処理部33は、第二の統計処理指示に含まれる処理条件「組織識別子「C1」」を取得する。
次に、回答統計処理部332は、組織識別子「C1」と対になる総合スコア「3.8」を図22に示す総合スコア管理表から取得する。
また、入力統計処理部333は、図20と図23とを参照し、属性値ごと(ここでは、性別ごと、および部門識別子ごと)に、日報および週報の投稿率を算出する。
つまり、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」に対応し、性別「男性」と対になるすべての構成員識別子を図23の構成員管理表から取得する。
次に、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」と対になる入力情報であり、所定期間の入力情報であり、性別「男性」と対になるいずれかの構成員識別子と対になる入力情報であり、種類情報「日報」と対になる入力情報を図20から検索し、検索できた件数(日報の総数)を取得する。次に、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」に対応し、性別「男性」と対になるすべての構成員識別子の数を取得する。また、入力統計処理部333は、所定期間であり、日報を提出すべき勤務日の数を取得する。そして、入力統計処理部333は、「構成員識別子の数×日報を提出すべき勤務日の数=最大日報数」を算出する。なお、日報を提出すべき勤務日の数は、予め格納部31に格納されていても良いし、出勤のカレンダー情報(図示しない)から取得しても良いし、構成員の勤怠情報(図示しない)から取得しても良い。次に、入力統計処理部333は、「(検索できた件数(日報の総数)/最大日報数)×100=100%」を取得した、とする。なお、この「100%」は、組織識別子「C1」の組織の属性値「男性」の日報の投稿率である。
同様に、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」の組織の属性値「女性」の日報の投稿率「90%」を算出した、とする。また、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」の組織の属性値「男性」の週報の投稿率「90%」を算出した、とする。また、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」の組織の属性値「女性」の週報の投稿率「70%」を算出した、とする。また、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」、部門識別子「B1」(東京営業所)の組織の日報の投稿率「60%」を算出した、とする。また、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」、部門識別子「B1」(東京営業所)の組織の週報の投稿率「80%」を算出した、とする。また、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」、部門識別子「B2」(名古屋営業所)の組織の日報の投稿率「35%」を算出した、とする。また、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」、部門識別子「B2」(名古屋営業所)の組織の週報の投稿率「40%」を算出した、とする。また、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」、部門識別子「B3」(大阪営業所)の組織の日報の投稿率「35%」を算出した、とする。さらに、入力統計処理部333は、組織識別子「C1」、部門識別子「B3」(大阪営業所)の組織の週報の投稿率「50%」を算出した、とする。
次に、入力統計処理部333は、取得した情報を用いて、第二の統計処理結果を構成する情報であり、出力される情報を構成する。ここでは、入力統計処理部333は、属性値と種類情報と入力統計処理結果である投稿率とを対比できる対応の情報を構成した、とする。
次に、統計処理結果出力部341は、取得された第二の統計処理結果を端末装置4に送信する。なお、第二の統計処理結果は、総合スコア「3.8」、属性値毎の入力統計処理結果を有する。
次に、端末装置4の端末受信部45は、情報処理装置3から第二の統計処理結果を受信する。そして、端末処理部43は、端末受信部45が受信した第二の統計処理結果を、表示される第二の統計処理結果に構成する。次に、端末出力部46は、当該第二の統計処理結果を出力する。
なお、出力された第二の統計処理結果の例は、図24である。図24において、2401は、回答統計処理結果の例である総合スコアである。また、2402は、属性値毎の入力統計処理結果の例である。
(具体例3)
今、回答統計処理結果格納部312には、図25に示す総合スコア変化量管理表が格納されている、とする。総合スコア変化量管理表は、組織識別子ごとの総合スコア変化量を管理する表である。総合スコア変化量とは、総合スコアの変化量を示す情報である。ここでは、総合スコア変化量は、最新の総合スコアと前回の総合スコアとの差異である、とする。また、最新の総合スコアとは、最近のアンケートの組織回答情報から取得された総合スコアである。また、前回の総合スコアとは、最近のアンケートの1回前のアンケートの組織回答情報から取得された総合スコアである。なお、総合スコアの算出方法は、実施の形態1で説明した。
また、入力情報格納部311には、図20に示すように、多数の入力情報が属性値に対応付けられて格納されている、とする。
かかる状況において、ユーザは、端末装置4に対して、第三の統計処理指示を入力した、とする。なお、この第三の統計処理指示は、処理条件「組織識別子「C1」」を有する、とする。また、この処理条件は、組織識別子「C1」で識別される組織の統計処理を行うことを示す。なお、ここで用いられる入力統計処理結果は、入力情報の投稿数の時間的推移を示す情報である、とする。
次に、端末受付部42は、第三の統計処理指示を受け付ける。次に、端末処理部43は、受け付けられた第三の統計処理指示を送信する第三の統計処理指示の構造にする。次に、端末送信部44は、当該第三の統計処理指示を情報処理装置3に送信する。
次に、情報処理装置3の統計処理指示受付部323は、端末装置4から第三の統計処理指示を受信する。
そして、組織選択部334は、は、第三の統計処理指示に含まれる組織識別子「C1」を取得し、図示しないバッファに一時蓄積する。
また、組織選択部334は、以下のような組織選択処理を行う。つまり、組織選択部334は、第一の条件「最大の総合スコア変化量」を格納部31から取得する。次に、組織選択部334は、図25の総合スコア変化量管理表を参照し、第一の条件「最大の総合スコア変化量」に合致する組織識別子「C2」を取得し、図示しないバッファに一時蓄積する。
次に、入力統計処理部333は、図示しないバッファから組織識別子「C1」を取得する。そして、入力統計処理部333は、時期ごとの、組織識別子「C1」と対になる入力情報の数(レコード数)を、入力情報格納部311(図20参照)から取得し、時期に対応付けて、取得した入力情報の数を図示しないバッファに一時蓄積する。
また、入力統計処理部333は、図示しないバッファから組織識別子「C2」を取得する。そして、入力統計処理部333は、時期ごとの、組織識別子「C2」と対になる入力情報の数(レコード数)を、入力情報格納部311(図20参照)から取得し、時期に対応付けて、取得した入力情報の数を図示しないバッファに一時蓄積する。
次に、入力統計処理部333は、バッファに一時蓄積した情報を用いて、2つの組織ごとに、入力情報(週報)投稿数の時間的推移を示すグラフを構成する。以上の処理により、第三の統計処理結果が得られる。なお、第三の統計処理結果は、組織識別子「C1」で識別される組織の入力情報の投稿数の推移のグラフと、組織識別子「C2」で識別される組織の入力情報の投稿数の推移のグラフとを有する。
次に、統計処理結果出力部341は、取得された第三の統計処理結果を端末装置4に送信する。
次に、端末装置4の端末受信部45は、情報処理装置3から第三の統計処理結果を受信する。そして、端末処理部43は、端末受信部45が受信した第三の統計処理結果を、表示される第三の統計処理結果に構成する。次に、端末出力部46は、当該第三の統計処理結果を出力する。
なお、出力された第三の統計処理結果の例は、図26である。図26の2601は、組織識別子「C1」で識別される組織の入力情報の投稿数の推移のグラフである。2602は、組織識別子「C2」で識別される組織の入力情報の投稿数の推移のグラフである。
以上、本実施の形態によれば、組織の構成員に対する設問への回答の統計処理結果と、組織の構成員が入力しなければならない入力情報の統計処理結果とを出力することにより、組織の状況を適切に把握できる。
また、本実施の形態によれば、組織の構成員に対する設問への一の時期における回答の統計処理結果と、組織の構成員が入力しなければならない一の時期における入力情報の統計処理結果とを出力することにより、組織の状況を適切に把握できる。
また、本実施の形態によれば、組織の構成員の属性毎の回答の統計処理結果と、組織の構成員の属性毎の入力情報の統計処理結果とを出力することにより、組織の構成員の状況を適切に把握できる。
さらに、本実施の形態によれば、一の組織の入力情報の統計処理結果と、予め決められた条件を満たす別の組織の入力情報の統計処理結果とを出力することにより、一の組織の状況を適切に把握できる。
なお、本実施の形態において、情報処理装置3は、実施の形態1で説明した情報処理装置1の機能を一部または全部を含んでも良い。
また、本実施の形態における情報処理装置3を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、組織の構成員に対する設問の回答を示す情報である2以上の組織回答情報が格納される組織回答情報格納部と、前記組織における制度上、前記組織の構成員が入力しなければならない情報であり、前記組織の構成員が入力した情報である2以上の入力情報が格納される入力情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、前記組織回答情報格納部に格納されている2以上の組織回答情報に対して統計処理を行い、当該統計処理の結果である回答統計処理結果を取得する回答統計処理部と、前記入力情報格納部に格納されている2以上の入力情報に対して統計処理を行い、当該統計処理の結果である入力統計処理結果を取得する入力統計処理部と、前記回答統計処理結果と前記入力統計処理結果とを対比可能な態様で出力する統計処理結果出力部として機能させるためのプログラムである。
(実施の形態3)
本実施の形態において、チームアクションと言える入力情報(例えば、日報、週報など)に対する統計処理結果と、目標達成情報とを対応付く態様で出力する情報処理装置を有する情報システムについて説明する。なお、本実施の形態において、出力される統計処理結果は、構成員の特定の属性値に対応する入力情報に対する統計処理結果でも良い。また、本実施の形態において、出力される目標達成情報は、特定の属性値の構成員に対応する目標達成情報でも良い。
さらに、本実施の形態において、日報、週報などの入力情報の入力時に、例えば、同じチームの所定の属性値のユーザが入力した所定の情報が引用できることにより、入力情報の入力を支援できる情報システムについて説明する。
図27は、本実施の形態における情報システムCの概念図である。情報システムCは、情報処理装置5、および1または2以上の端末装置6を備える。情報処理装置5は、ここではいわゆるサーバ装置である。情報処理装置5は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。端末装置6は、例えば、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話等の携帯端末、いわゆるパソコン等であり、そのタイプは問わない。端末装置6は、例えば、組織の構成員が使用する装置である。
図28は、本実施の形態における情報システムCのブロック図である。図29は、本実施の形態における情報処理装置5のブロック図である。
情報システムCを構成する情報処理装置5は、格納部51、受付部52、処理部53、および出力部54を備える。格納部51は、入力情報格納部311、入力統計処理結果格納部313、および目標達成情報格納部511を備える。受付部52は、条件受付部521、および出力対象情報受付部522を備える。処理部53は、入力情報取得部531、入力情報蓄積部331、および入力統計処理部333を備える。出力部54は、入力情報出力部541、および統計処理結果出力部542を備える。
端末装置6は、端末格納部61、端末受付部62、端末処理部63、端末送信部64、端末受信部65、および端末出力部66を備える。
情報処理装置5を構成する格納部51には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、入力情報、入力統計処理結果、後述する目標達成情報である。
目標達成情報格納部511には、目標達成情報が格納される。目標達成情報は、組織または構成員の目標の達成に関する情報である。目標達成情報は、例えば、目標達成率、目標達成した項目数、目標達成した構成員の数などである。目標達成情報格納部511の目標達成情報は、構成員等により入力された情報でも良いし、自動算出された情報でも良い。目標達成情報は、例えば、組織識別子に対応付いている。また、目標達成情報は、例えば、構成員識別子に対応付いている。また、目標達成情報は、例えば、条件に対応付いている。条件は、例えば、構成員識別子または/および組織識別子に関する条件である。なお、後述する処理部53は、例えば、目標達成情報を取得し、目標達成情報格納部511に蓄積する。
受付部52は、各種の情報や指示等を受け付ける。受付部52は、例えば、出力指示、後述する条件、後述する出力対象情報を受け付ける。出力指示とは、目標達成情報と入力統計処理結果とを対応付けて出力する指示である。また、出力指示は、例えば、後述する出力対象情報を含む。また、ここで受け付けとは、例えば、端末装置6からの受信である。
受付部52は、通常、有線または無線の受信手段により実現される。ただし、受付部52は、ユーザからの各種の情報や指示等の入力を受け付けても良い。かかる場合、各種の情報や指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。かかる場合、受付部52は、例えば、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
条件受付部521は、条件を端末装置6から受信する。ここでの条件は、例えば、構成員が端末装置6を用いて入力情報を入力する場合に、再利用される対象を特定する条件である。条件は、例えば、構成員が端末装置6を用いて入力情報を入力する場合に、構成員の属性値ではない他属性値に関する条件である。他属性値に関する条件は、他属性値と項目を特定する情報を含む条件であることは好適である。他属性値に関する条件は、例えば、「上司が入力した入力情報」である。また、他属性値に関する条件は、例えば、「上司が入力した入力情報のうちの特定の情報」である。他属性値に関する条件は、例えば、「上司が入力した入力情報のうち項目「目標」に対応する情報」である。なお、条件は、例えば、ユーザである構成員が過去に入力した入力情報の全部または一部でも良い。
出力対象情報受付部522は、1または2以上の出力対象情報を受け付ける。出力対象情報は、処理対象の入力情報を特定する条件である、と言える。出力対象情報は、構成員識別子または1以上の属性値を特定するための情報である。出力対象情報は、対応付けて出力される目標達成情報と入力統計処理結果とに対応する構成員識別子または1以上の属性値を特定する情報である、と言える。なお、構成員識別子または1以上の属性値は、構成員識別子および1以上の属性値であっても良いことは言うまでもない。出力対象情報は、出力される目標達成情報に対応する構成員識別子または1以上の属性値を特定する情報である、と言える。出力対象情報は、出力される入力統計処理結果の取得の元になる入力情報に対応付けられた構成員識別子または1以上の属性値を特定する情報である、と言える。
処理部53は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、入力情報取得部531、入力情報蓄積部331、入力統計処理部333が行う処理である。
処理部53は、目標達成情報を目標達成情報格納部511から取得する。また、処理部53は、例えば、受け付けられた1以上の各出力対象情報に対応する目標達成情報を目標達成情報格納部511から取得する。
処理部53は、例えば、格納部51に格納されている情報を用いて、目標達成情報を取得し、目標達成情報格納部511に蓄積する。処理部53は、例えば、格納部51に格納されている売上目標値と格納部51に格納されている売上結果とを用いて、例えば、演算式「目標達成率=売上結果/売上目標値」により、目標達成情報を算出し、当該目標達成情報を目標達成情報格納部511に蓄積する。また、処理部53は、例えば、格納部51に格納されている構成員の総数と格納部51に格納されている一人あたりの構成員の目標売上高と格納部51に格納されている各構成員の売上高のうちの2以上の情報を用いて、目標を達成した構成員の数(「各構成員の売上高>=一人あたりの構成員の目標売上高」を満たす構成員の数、または目標を達成した構成員の割合(目標を達成した構成員の数/構成員の総数)、または演算式「目標達成率=各構成員の売上高の和/(一人あたりの構成員の目標売上高*構成員の総数)」により算出した目標達成率を取得し、目標達成情報格納部511に蓄積しても良い。
処理部53は、例えば、取得された目標達成情報と取得された入力統計処理とを用いて、出力情報を構成する。出力情報は、目標達成情報と入力統計処理結果とが対応付けられている情報である。
入力情報取得部531は、条件受付部521が受け付けた条件に対応する1以上の入力情報の全部または一部を取得する。なお、入力情報の一部とは、例えば、入力情報の一部の項目の情報(例えば、タグ<目標>に対応する情報)である。入力情報取得部531は、例えば、条件受付部521が受け付けた条件に合致する属性値に対応する入力情報の全部または一部を入力情報格納部311から取得する。なお、入力情報の取得とは、入力情報を特定するだけでも良い。入力情報の特定とは、例えば、入力情報の識別子(例えば、ファイル名、ID)を取得することである。
出力部54は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、他の人の入力情報、入力統計処理部333が取得した統計処理結果、出力情報である。
ここで、出力とは、通常、端末装置6等の外部装置への送信である。ただし、出力は、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であると考えても良い。なお、出力部54が各種の情報を出力する態様は問わないことは言うまでもない。
入力情報出力部541は、1または2以上の入力情報の全部または一部を端末装置6に送信する。入力情報出力部541は、入力情報取得部531が取得した1以上の入力情報の全部または一部を端末装置6に送信する。入力情報出力部541は、条件受付部521が受け付けた条件に対応する1以上の入力情報の全部または一部を端末装置6に送信する。
統計処理結果出力部542は、目標達成情報格納部511の目標達成情報と、入力統計処理部333が取得した入力統計処理結果とを対応付けて出力する。対応付けて出力することは、通常、ユーザが対比可能な態様で出力することである。また、対応付けて出力することは、例えば、隣接する位置に出力すること、一画面に出力すること、同じ位置に切り替えながら出力すること等である。対応付けて出力することは、ユーザが対比できる態様で出力されれば足り、その態様は問わない。
統計処理結果出力部542は、構成員識別子または1以上の属性値に対応する目標達成情報と、構成員識別子または1以上の属性値に対応する入力統計処理結果とを対応付けて出力する。
統計処理結果出力部542は、上述した出力情報を出力する。
端末装置6を構成する端末格納部61には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、構成員が所属する組織を識別する組織識別子、構成員識別子である。各種の情報は、例えば、端末受信部65が受信した情報である。各種の情報とは、例えば、端末受付部62が受け付けた情報である。
端末受付部62は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等とは、例えば、出力指示、入力情報、条件等である。ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
端末処理部63は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受信部65が受信した情報を、表示される情報に構成する処理である。各種の処理とは、例えば、端末受付部62が受け付けた指示や情報等を、送信する指示や情報等に構成する処理である。
端末送信部64は、各種の指示や情報等を情報処理装置5に送信する。各種の指示や情報等とは、例えば、端末処理部63が構成した指示や情報等、端末受付部62が受け付けた指示や情報等である。各種の指示や情報等とは、例えば、出力指示、入力情報、条件等である。
端末受信部65は、各種の情報を情報処理装置3から受信する。各種の情報とは、例えば、入力情報、目標達成情報、統計処理結果である。
端末出力部66は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、入力情報、目標達成情報、統計処理結果である。各種の情報は、例えば、端末受付部62が受け付けた情報、端末受信部65が受信した情報、端末処理部63が構成した情報である。
格納部51、目標達成情報格納部511、および端末格納部61は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部51等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部51等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部51等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部51等で記憶されるようになってもよい。
受付部52、条件受付部521、出力対象情報受付部522、および端末受信部65は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部53、入力情報取得部531、および端末処理部63は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部53等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部54、入力情報出力部541、統計処理結果出力部542、および端末送信部64は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末出力部66は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部66は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムCの動作例について説明する。まず、情報処理装置5の動作例について、図30のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS3001)受付部52は、端末装置6から出力指示を受信したか否かを判断する。出力指示を受信した場合はステップS3002に行き、出力指示を受信しなかった場合はステップS3007に行く。
(ステップS3002)処理部53は、ステップS3001で受信された出力指示から出力対象情報を取得する。なお、ここで、出力指示に出力対象情報が含まれない場合、処理部53は、例えば、格納部51に格納されているデフォルトの出力対象情報を取得する。また、出力指示に2以上の出力対象情報が含まれていても良い。
(ステップS3003)入力統計処理部333は、ステップS3002で取得した出力対象情報に対応する入力情報を用いて、入力統計処理を行う。入力統計処理とは、入力情報に対する統計処理である。入力統計処理の例について、図31のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS3004)処理部53は、ステップS3002で取得した出力対象情報に対応する目標達成情報を目標達成情報格納部511から取得する。ここで、出力指示に2以上の出力対象情報が含まれる場合、処理部53は、2以上の各出力対象情報が含まれる目標達成情報を目標達成情報格納部511から取得する。
(ステップS3005)処理部53は、ステップS3004で取得された目標達成情報とステップS3003で取得された入力統計処理とを用いて、出力情報を構成する。ここで、出力指示に2以上の出力対象情報が含まれる場合、処理部53は、出力対象情報ごとに、ステップS3004で取得された目標達成情報とステップS3003で取得された入力統計処理とを対応付けて、出力情報を構成する。出力情報は、端末装置6で出力される元になる情報である。出力情報は、通常、目標達成情報と入力統計処理とを対応付けた情報である。
(ステップS3006)統計処理結果出力部542は、ステップS3005で取得された出力情報を端末装置6に送信する。ステップS3001に戻る。
(ステップS3007)受付部52は、端末装置6から入力情報を受信したか否かを判断する。入力情報を受信した場合はステップS3008に行き、入力情報を受信しなかった場合はステップS3009に行く。なお、受付部52は、通常、構成員識別子または組織識別子に対応付けて、入力情報を受信する。
(ステップS3008)入力情報蓄積部331は、ステップS3009で受信された入力情報を入力情報格納部311に蓄積する。ステップS3001に戻る。なお、入力情報蓄積部331は、通常、構成員識別子または組織識別子に対応付けて、入力情報を入力情報格納部311に蓄積する。
(ステップS3009)受付部52は、端末装置6から条件を受信したか否かを判断する。条件を受信した場合はステップS3010に行き、条件を受信しなかった場合はステップS3001に戻る。
(ステップS3010)入力情報取得部531は、ステップS3009で受信された条件に合致する入力情報の全部または一部を取得する。
(ステップS3011)入力情報出力部541は、ステップS3010で取得された入力情報の全部または一部を、条件を送信してきた端末装置6に送信する。ステップS3001に戻る。
なお、図30のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS3003の入力統計処理の例について、図31のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS3101)入力統計処理部333は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS3102)入力統計処理部333は、受信された出力対象情報の中に、i番目の出力対象情報が含まれるか否かを判断する。i番目の出力対象情報が含まれる場合はステップS3103に行き、i番目の出力対象情報が含まれない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS3103)入力統計処理部333は、i番目の出力対象情報に対応する入力情報を特定する。入力統計処理部333は、通常、i番目の出力対象情報に合致する構成員識別子または属性値と対になる入力情報を特定する。なお、入力情報の特定とは、入力情報の取得、入力情報の識別子の取得等である。
(ステップS3104)入力統計処理部333は、ステップS3103で特定した入力情報に対して統計処理を行い、i番目の入力統計処理結果を取得し、i番目の出力対象情報に対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、入力統計処理結果は、例えば、単位期間の入力情報の入力数、単位期間の入力情報のデータ量である。また、入力統計処理部333の処理については上述したので、ここでの説明は省略する。
(ステップS3105)入力統計処理部333は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS310戻る。
次に、端末装置6の動作例について、図32のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS3201)端末受付部62は、出力指示を受け付けたか否かを判断する。出力指示を受け付けた場合はステップS3202に行き、出力指示を受け付けなかった場合はステップS3207に行く。
(ステップS3202)端末処理部63は、ステップS3201で受け付けた出力指示を用いて、送信する出力指示を構成する。なお、端末処理部63は、例えば、ステップS3201で受け付けた出力指示に端末格納部61の構成員識別子を付加して、送信する出力指示を構成する。
(ステップS3203)端末送信部64は、ステップS3202で構成された出力指示を情報処理装置5に送信する。
(ステップS3204)端末受信部65は、出力情報を受信したか否かを判断する。出力情報を受信した場合にはステップS3205に行き、出力情報を受信しなかった場合にはステップS3204に戻る。
(ステップS3205)端末処理部63は、ステップS3204で受信した出力情報を用いて、出力する情報を構成する。なお、出力する情報は、目標達成情報と入力統計処理結果とが対応付いた情報である。
(ステップS3206)端末出力部66は、ステップS3205で構成された情報であり、目標達成情報と入力統計処理結果とが対応付いた情報を出力する。ステップS3201に戻る。
(ステップS3207)端末受付部62は、入力情報を受け付けたか否かを判断する。入力情報を受け付けた場合はステップS3208に行き、入力情報を受け付けなかった場合はステップS3210に行く。
(ステップS3208)端末処理部63は、ステップS3206で受け付けた入力情報を用いて、送信する入力情報を構成する。なお、端末処理部63は、例えば、ステップS3207で受け付けた入力情報に端末格納部61の構成員識別子を付加して、送信する入力情報を構成する。
(ステップS3209)端末送信部64は、ステップS3208で構成された入力情報を情報処理装置5に送信する。ステップS3201に戻る。
(ステップS3210)端末受付部62は、条件を受け付けたか否かを判断する。条件を受け付けた場合はステップS3211に行き、条件を受け付けなかった場合はステップS3201に戻る。
(ステップS3211)端末処理部63は、ステップS3210で受け付けた条件を用いて、送信する条件を構成する。なお、端末処理部63は、例えば、ステップS3210で受け付けた条件に端末格納部61の構成員識別子を付加して、送信する入力情報を構成する。
(ステップS3212)端末送信部64は、ステップS3211で構成された条件を情報処理装置5に送信する。
(ステップS3213)端末受信部65は、入力情報の一部または全部を受信したか否かを判断する。入力情報の一部または全部を受信した場合はステップS3214に行き、入力情報の一部または全部を受信しなかった場合はステップS3213に戻る。
(ステップS3214)端末処理部63は、ステップS3213で受信された入力情報の一部または全部を画面上に取り込む。ステップS3201に戻る。
なお、画面上に情報を取り込むことは、例えば、入力情報の入力画面の中の予め決められた領域に表示することである。また、入力情報の入力画面の中に、受信された入力情報の一部または全部を取り込むことにより、ユーザの入力情報の作成の際に、受信された入力情報の一部または全部を利用できることになる。
なお、図32のフローチャートにおいて、端末装置6が、出力指示、入力情報、条件以外のユーザからの指示等を受け付けた場合、端末装置6は、当該指示等に応じた処理を行うことは言うまでもない。
また、図32のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報システムCの具体的な動作について説明する。情報システムCの概念図は図27である。
今、格納部51には、図33に示す構成員情報管理表が格納されている。構成員情報管理表は、構成員の情報を管理する表である。構成員情報管理表は、「構成員識別子」「組織識別子」「役職」を有する2以上のレコードが格納されている。「組織識別子」は構成員が所属する組織の識別子であり、ここでは部門識別子である。また、「役職」が「−」である構成員は、役職の無い社員であることを示す。「役職」が「チームリーダー」である構成員は、同チームの役職の無い社員の上司であることを示す。
また、入力情報格納部311には、図34に示す構造を有する入力情報管理表が格納されている。入力情報管理表には、多数の入力情報が属性値に対応付けられて格納されている。ここでの入力情報は、例えば、構成員が作成した日報である。また、属性値は、構成員が入力情報を情報処理装置5に送信した日付を特定する「日付情報」、当該構成員を識別する「構成員識別子」、入力情報の種類を特定する「種類情報」である。また、図34において、「入力情報」はファイルであるが、データベースのレコード等、そのデータ構造は問わないことは言うまでもない。なお、「種類情報」は、例えば、値「日報」「週報」等を採り得る。
また、入力統計処理結果格納部313には、図35に示す構造を有する入力統計処理結果管理表が格納されている。入力統計処理結果管理表は、「ID」「組織識別子」「入力統計処理結果」を有する1以上のレコードが格納されている。「ID」はレコードを識別する情報である。「入力統計処理結果」は、例えば、「前期の日報投稿率(%)」を有する。「前期の日報投稿率(%)」とは、本日(例えば、2019/10/3)に対する前期(例えば、2019/4/1〜2019/9/30の間)において、構成員により日報が投稿された率である。日報投稿率は、構成員の総勤務日数に対する日報の数の割合いである、と言える。
また、目標達成情報格納部511には、図36に示す構造を有する目標達成情報管理表が格納されている。目標達成情報管理表は、「ID」「組織識別子」「売上目標(円)」「総売上(円)」「目標達成情報(%)」を有する1以上のレコードが格納される。なお、「ID」はレコードを識別する情報である。また、「目標達成情報(%)」は、ここでは、売上目標に対する達成率である。また、例えば、「組織識別子」に対応する「売上目標(円)」「総売上(円)」は、ユーザにより入力された情報であり、「目標達成情報(%)」は処理部53により算出された情報である。処理部53は、例えば、「y/x*100=110(%)」を算出する。
さらに、格納部51には、図37に示す処理管理表が格納されている。処理管理表は、入力画面の1以上の各ボタンに対応する処理を定義する表である。入力画面は、ここでは、入力情報の入力のための画面である。
処理管理表は、「ボタンID」「処理識別子」を有する。「ボタンID」は、入力画面のボタンを識別する情報である。「処理識別子」は、対応するボタンが指示された場合に実行される処理を特定する情報である。つまり、図37に示す処理管理表には、「ボタンID」で識別されるボタンが指示された場合に、「処理識別子」で識別される処理が実行されることを示す1以上のレコードが格納されている。
図37の処理識別子「getcalendar($Today)」は、変数「$Today」で特定される本日の日付が含まれる月のカレンダー情報を取得する関数(メソッド等と言っても良い)の識別子である。なお、かかる関数は公知技術である。図37において、ボタンID「1」のボタンが指示された場合に、「getcalendar($Today)」実行される。
図37の処理識別子「selectTaskInformation($構成員識別子)」は、変数「$構成員識別子」で特定される構成員識別子と対になる<タスク>の情報を格納部51から取得する関数の識別子である。なお、<タスク>の情報は、例えば、入力情報に含まれる。
図37の処理識別子「selectBossDiary($構成員識別子,“目標”)」は、変数「$構成員識別子」で特定される構成員識別子の上司が投稿した入力情報に含まれる<目標>の項目の情報を取得する関数の識別子である。「selectBossDiary($構成員識別子,“目標”)」の実行により、入力情報取得部531は、変数「$構成員識別子」の値である構成員識別子と対になる組織識別子と役職を構成員情報管理表から取得し、当該組織識別子と対になり、取得された役職が上位の役職と対になる構成員識別子(上司の構成員識別子)を構成員情報管理表から取得し、当該上司の構成員識別子と対になる入力情報から、例えば、タグ<目標>に対応する情報を取得する。
図37の処理識別子「selectLastDiary($構成員識別子)」は、変数「$構成員識別子」で特定される構成員識別子と対になる日報の中で、最新の日報を取得する関数の識別子である。「selectLastDiary($構成員識別子)」の実行により、入力情報取得部531は、変数「$構成員識別子」の値である構成員識別子と対になる入力情報であり、更新日付が最も新しい入力情報を入力情報格納部311から取得する。
かかる状況において、以下の2つの具体例について説明する。具体例1は、入力情報の入力支援技術について説明する例である。具体例2は、目標達成情報と入力統計処理結果とを対応付けて出力する例である。
(具体例1)
まず、構成員識別子「M1」で識別される構成員は、端末装置6に対して、日報入力アプリを起動させる指示をした、とする。なお、端末装置6には、日報入力アプリが格納されている、とする。
すると、端末装置6では、日報入力アプリが起動され、図38に示す画面が端末装置6に表示される。図38において、3801はボタンID「1」に対応するボタンであり、3802はボタンID「2」に対応するボタンであり、3803はボタンID「3」に対応するボタンであり、3804はボタンID「4」に対応するボタンである。
次に、構成員「M1」は、図38のボタン3803を指示した、とする。すると、端末受付部62は、ボタン3803に対応されているボタンID「3」を画面情報から取得し、当該ボタンID「3」を有する条件を取得する。次に、端末処理部63は、端末格納部61の構成員識別子「M1」を取得する。そして、端末処理部63は、送信する条件「ボタンID「3」,構成員識別子「M1」」を構成する。次に、端末送信部64は、条件「ボタンID「3」,構成員識別子「M1」」を情報処理装置5に送信する。なお、画面情報とは、図38に示す画面を構成するための情報であり、例えば、HTMLで記述されたスクリプトである。
次に、情報処理装置5の受付部52は、端末装置6から条件「ボタンID「3」,構成員識別子「M1」」を受信する。
次に、入力情報取得部531は、条件が有する「ボタンID「3」」と対になる処理識別子「selectBossDiary($構成員識別子,“目標”)」を取得する。また、入力情報取得部531は、条件が有する構成員識別子「M1」を図37の処理管理表から取得する。
取得する。
そして、入力情報取得部531は、「selectBossDiary(M1,“目標”)」を構成し、実行する。つまり、入力情報取得部531は、構成員識別子「M1」と対になる組織識別子「営業Aチーム」を図33の構成員情報管理表から取得する。次に、入力情報取得部531は、組織識別子「営業Aチーム」および役職「チームリーダー」と対になる構成員識別子「M3」を図33の構成員情報管理表から取得する。次に、入力情報取得部531は、構成員識別子「M3」と対になる入力情報の中から、タグ<目標>に対応する情報(入力情報の一部)を取得する。ここで、取得された入力情報の一部は「目標10件/日」であった、とする。
次に、入力情報出力部541は、取得された入力情報の全部または一部「目標10件/日」を、条件を送信してきた端末装置6に送信する。
次に、端末装置6の端末受信部65は、入力情報の一部「目標10件/日」を受信する。次に、端末処理部63は、受信された入力情報の一部「目標10件/日」を入力情報の入力画面に取り込む。取り込まれた情報は、図38の3805である。
そして、構成員「M1」は、取り込まれた情報「目標10件/日」を使用し、日報を作成する。次に、構成員「M1」は、日報の送信指示を端末装置6に入力した、とする。すると、端末受付部62は、入力された入力情報(画面上の入力情報)を取得する。また、端末処理部63は、画面に対応する種類識別子「日報」を画面情報から取得する。次に、端末処理部63は、当該入力情報と構成員識別子「M1」と種類識別子「日報」とを対応付け、送信する入力情報を構成する。次に、端末送信部64は、構成された入力情報を情報処理装置5に送信する。
次に、情報処理装置5の受付部52は、端末装置6から、構成員識別子「M1」と種類識別子「日報」とに対応付いた入力情報を受信する。そして、入力情報蓄積部331は、図示しない時計から本日の日付を取得する。次に、入力情報蓄積部331は、構成員識別子「M1」と種類識別子「日報」と本日の日付と受信された入力情報とを有するレコードを構成し、当該レコードを入力情報管理表(図34参照)に蓄積する。
以上、本具体例において、ユーザは、入力情報の入力の支援を容易に受けながら、日報等の報告情報を入力できる。
(具体例2)
今、端末装置6のユーザは、3つの組織識別子「営業Aチーム,営業Bチーム,営業Cチーム」を有する出力対象情報を含む出力指示を端末装置6に入力した、とする。すると、端末装置6の端末受付部62は、「営業Aチーム,営業Bチーム,営業Cチーム」を有する出力対象情報を含む出力指示を受け付ける。次に、端末処理部63は、当該出力指示を用いて、送信する出力指示を構成する。次に、端末送信部64は、構成された出力指示を情報処理装置5に送信する。
次に、情報処理装置5の受付部52は、出力対象情報を「営業Aチーム,営業Bチーム,営業Cチーム」を含む出力指示を端末装置6から受信する。
次に、処理部53は、受信された出力指示から出力対象情報「営業Aチーム,営業Bチーム,営業Cチーム」を取得する。
次に、入力統計処理部333は、取得した出力対象情報「営業Aチーム,営業Bチーム,営業Cチーム」に対応する入力情報等を用いて、入力統計処理を行う。
つまり、入力統計処理部333は、第一の出力対象情報「営業Aチーム」と対になる構成員識別子(例えば、「M1,M3,・・・」)を図33の構成員管理表から取得する。次に、入力統計処理部333は、取得した構成員識別子(例えば、「M1,M3,・・・」)のいずれかと対になり、かつ前期(2019/4/1〜2019/9/30)のいずれかの日付情報と対になり、種類情報「日報」と対になる入力情報の数(a)を、図34の入力情報管理表から取得する。また、入力統計処理部333は、図示しない格納部に格納されている各構成員の勤務情報から、取得した各構成員識別子の前期(2019/4/1〜2019/9/30)における勤務日数を取得し、当該勤務日数の和(b)を算出する。なお、この勤務日数の和が、投稿すべき日報の数である。次に、入力統計処理部333は、前期の日報投稿率(%)「a/b×100=80」を算出した、とする。
次に、入力統計処理部333は、第二の出力対象情報「営業Bチーム」と対になる構成員識別子(例えば、「M2,M5,・・・」)を図33の構成員管理表から取得する。次に、入力統計処理部333は、取得した構成員識別子(例えば、「M2,M5,・・・」)のいずれかと対になり、かつ前期(2019/4/1〜2019/9/30)のいずれかの日付情報と対になり、種類情報「日報」と対になる入力情報の数(a)を、図34の入力情報管理表から取得する。また、入力統計処理部333は、図示しない格納部に格納されている各構成員の勤務情報から、取得した各構成員識別子の前期(2019/4/1〜2019/9/30)における勤務日数を取得し、当該勤務日数の和(b)を算出する。なお、この勤務日数の和が、投稿すべき日報の数である。次に、入力統計処理部333は、前期の日報投稿率(%)「a/b×100=50」を算出した、とする。
次に、入力統計処理部333は、第三の出力対象情報「営業Cチーム」と対になる構成員識別子(例えば、「M4,・・・」)を図33の構成員管理表から取得する。次に、入力統計処理部333は、取得した構成員識別子(例えば、「M4,・・・」)のいずれかと対になり、かつ前期(2019/4/1〜2019/9/30)のいずれかの日付情報と対になり、種類情報「日報」と対になる入力情報の数(a)を、図34の入力情報管理表から取得する。また、入力統計処理部333は、図示しない格納部に格納されている各構成員の勤務情報から、取得した各構成員識別子の前期(2019/4/1〜2019/9/30)における勤務日数を取得し、当該勤務日数の和(b)を算出する。なお、この勤務日数の和が、投稿すべき日報の数である。次に、入力統計処理部333は、前期の日報投稿率(%)「a/b×100=30」を算出した、とする。
次に、処理部53は、取得した出力対象情報「営業Aチーム,営業Bチーム,営業Cチーム」の各々に対応する目標達成情報「110,90,70」を目標達成情報管理表(図36)から取得する。なお、処理部53は、組織識別子に対応付けられて蓄積された売上目標(円)と総売上(円)とを用いて、各チームの目標達成情報「110,90,70」を算出し、目標達成情報格納部511に蓄積していた、ものとする。
次に、処理部53は、取得された目標達成情報「110,90,70」と取得された入力統計処理「80,50,30」の各々を対応付けて、出力情報を構成する。
次に、統計処理結果出力部542は、構成された出力情報を端末装置6に送信する。
次に、端末受信部65は、情報処理装置5から出力情報を受信する。次に、端末処理部63は、受信された出力情報を用いて、出力する情報を構成する。次に、端末出力部66は、構成された情報であり、目標達成情報と入力統計処理結果とが対応付いた情報を出力する。なお、かかる出力例は、図39である。図39において、各チームの目標達成情報(ここでは、目標達成率)と入力統計処理結果(ここでは、日報投稿率)とが対応付けて出力されている。
以上、本実施の形態によれば、組織の構成員が入力する入力情報と目標達成に関する目標達成情報との関係が容易に把握できる。その結果、入力情報の適切な投稿を促すことができる。
また、本実施の形態によれば、組織の構成員が入力する入力情報と目標達成に関する目標達成情報との関係が、構成員の属性値ごとに、容易に把握できる。その結果、例えば、ある組織に対して、入力情報の適切な投稿を促すことができる。
さらに、本実施の形態によれば、組織の構成員の入力情報の入力を支援できる。
なお、本実施の形態における情報処理装置5を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、組織の構成員が入力した情報である2以上の入力情報が格納される入力情報格納部と、前記組織または前記構成員の目標の達成に関する目標達成情報が格納される目標達成情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、前記入力情報格納部に格納されている2以上の入力情報に対して統計処理を行い、当該統計処理の結果である入力統計処理結果を取得する入力統計処理部と、前記目標達成情報と、前記入力統計処理結果とを対応付けて出力する統計処理結果出力部として機能させるためのプログラムである。
また、図40は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図40は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図41は、システム300のブロック図である。なお、図40、図41は、エンゲージメントシステムを実現するコンピュータの外観等を示す図であるとも言える。
図40において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図41において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD−ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置5等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置5等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。つまり、情報処理装置5は、スタンドアロンで動作しても良い。情報処理装置5がスタンドアロンで動作する場合、受付部12は、ユーザ等から指示や情報等を受け付ける。また、出力部14は、情報等を表示、音出力、表示装置へ送信したりする。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、組織の構成員に対する設問への回答の統計処理結果と、組織の構成員が入力しなければならない入力情報の統計処理結果とを出力することにより、組織の状況を適切に把握できるという効果を有し、エンゲージメントシステム等として有用である。
A、B、C 情報システム
1、3、5 情報処理装置
2、4、6 端末装置
11、31、51 格納部
12、32、52 受付部
13、33、53 処理部
14、34、54 出力部
21、41、61 端末格納部
22、42、62 端末受付部
23、43、63 端末処理部
24、44、64 端末送信部
25、45、65 端末受信部
26、46、66 端末出力部
111 項目情報格納部
112 組織回答情報格納部
113 個別スコア表格納部
114 組織情報格納部
121 出力指示受付部
131 項目スコア取得部
132 総合スコア取得部
141 項目スコア出力部
142 総合スコア出力部
311 入力情報格納部
312 回答統計処理結果格納部
313 入力統計処理結果格納部
321 組織回答情報受付部
322 入力情報受付部
323 統計処理指示受付部
331 入力情報蓄積部
332 回答統計処理部
333 入力統計処理部
334 組織選択部
341、542 統計処理結果出力部
511 目標達成情報格納部
521 条件受付部
522 出力対象情報受付部
531 入力情報取得部
541 入力情報出力部
1321 複数スコア取得手段
1322 属性値加味総合スコア取得手段

Claims (6)

  1. 組織の構成員が入力した情報である2以上の入力情報が格納される入力情報格納部と、
    前記組織または前記構成員の目標の達成に関する目標達成情報が格納される目標達成情報格納部と、
    前記入力情報格納部に格納されている2以上の入力情報に対して統計処理を行い、当該統計処理の結果である入力統計処理結果を取得する入力統計処理部と、
    前記目標達成情報と、前記入力統計処理結果とを対応付けて出力する統計処理結果出力部とを具備する情報処理装置。
  2. 前記入力情報格納部において、組織の構成員を識別する構成員識別子または属性値に対応付けられて、前記2以上の各入力情報が格納され、
    前記目標達成情報格納部において、組織の構成員を識別する構成員識別子または属性値に対応付けられて、目標達成情報が格納され、
    構成員識別子または1以上の属性値を特定する出力対象情報を受け付ける出力対象情報受付部をさらに具備し、
    前記入力統計処理部は、
    前記出力対象情報が特定する構成員識別子または1以上の属性値に対応する2以上の入力情報であり、前記入力情報格納部に格納されている2以上の入力情報に対して統計処理を行い、当該統計処理の結果である入力統計処理結果を取得し、
    前記統計処理結果出力部は、
    前記構成員識別子または1以上の属性値に対応する目標達成情報と、前記構成員識別子または1以上の属性値に対応する入力統計処理結果とを対応付けて出力する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記入力情報格納部において、構成員の1以上の属性値に対応付けられて、前記2以上の入力情報が格納され、
    前記構成員が端末装置を用いて入力情報を入力する場合に、当該構成員の属性値ではない他属性値に関する条件を前記端末装置から受信する条件受付部と、
    前記条件に対応する1以上の入力情報の全部または一部を取得する入力情報取得部と、
    前記1以上の入力情報の全部または一部を前記端末装置に送信する入力情報出力部とをさらに具備し、
    前記入力情報出力部が送信する1以上の入力情報の全部または一部は、前記端末装置に入力される入力情報の作成のために使用される請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記入力情報は、組織内での業務上の報告に関する報告情報である請求項1から請求項3いずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 組織の構成員が入力した情報である2以上の入力情報が格納される入力情報格納部と、前記組織または前記構成員の目標の達成に関する目標達成情報が格納される目標達成情報格納部と、入力統計処理部と、統計処理結果出力部とにより実現される情報処理方法であって、
    前記入力統計処理部が、前記入力情報格納部に格納されている2以上の入力情報に対して統計処理を行い、当該統計処理の結果である入力統計処理結果を取得する入力統計処理ステップと、
    前記統計処理結果出力部が、前記目標達成情報と、前記入力統計処理結果とを対応付けて出力する統計処理結果出力ステップとを具備する情報処理方法。
  6. 組織の構成員が入力した情報である2以上の入力情報が格納される入力情報格納部と、前記組織または前記構成員の目標の達成に関する目標達成情報が格納される目標達成情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、
    前記入力情報格納部に格納されている2以上の入力情報に対して統計処理を行い、当該統計処理の結果である入力統計処理結果を取得する入力統計処理部と、
    前記目標達成情報と、前記入力統計処理結果とを対応付けて出力する統計処理結果出力部として機能させるためのプログラム。
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