JP2021076978A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】Webブラウザが保持するWebサイトから取得した情報を、他のWebサイトが取得可能にし、Webサイト間で情報を共有した連携を行えるようにする。【解決手段】Webサイトのコンテンツを表示する情報処理装置にて、取得した第1のWebサイトのコンテンツに記述された所定のデータを抽出し、抽出された所定のデータを記憶部に保存する。第2のWebサイトのコンテンツに記載されたスクリプトにより所定のデータの取得が要求される場合、指定された所定のデータを記憶部から取得するようにして、Webブラウザで保存した情報を選択して利用できるようにしWebサイト間で情報を共有した連携を行えるようにする。【選択図】図2
Description
本発明は、Webブラウザで保存したデータをWebサイトで使用する処理技術に関する。
写真共有サイトやSNS(Social Network Service)等様々なサービスのWebサイトが提供されている。これらWebサイトは、単独はもとより、複数のサイトが連携することでユーザに更なる利便性を与えている。複数のWebサイトの連携のためにOAuthを利用した認証方式がある。Webサイトがこの方式に対応することにより、ユーザは一方のWebサイトの認証情報(ユーザ名やパスワード)を他方のWebサイトに渡すことなく連携することができる。ただし、OAuthによる連携を行うためには、WebサイトがOAuthに対応している必要がある。
この課題に対して、例えば非特許文献1に記載の技術がある。非特許文献1に記載の技術では、WebサイトのデータをWebブラウザに保存し、他のWebサイトを表示する際にWebブラウザが保存したデータを提示することにより、他のWebサイトで扱っているデータを利用できるようにする。例えば、友達情報を持つSNSと画像共有サイトとを利用していた場合、SNSにアクセスした際にメール等の連絡先情報を保持しておき、画像共有サイトにアクセスした際にその連絡先情報を使用して画像共有できるようにする。
非特許文献1で扱うWebサイトのHTML文書にはデータの意味を表現するメタ情報が付与されている。Webブラウザは、一方のWebサイトにアクセスした際にデータの意味を表現する情報を保存しておき、他のWebサイトにアクセスした際に必要なデータを判断して利用できるようにする。個人が使用するWebブラウザに個人用の情報を集約することにより、OAuthに対応していないWebサイトが他のサイトの情報を利用することが可能となる。なお、このようにWebコンテンツにデータの意味を表現してプログラムに情報の収集や解釈をできるようにする構想をSemantic Webという。これ以降、意味付けされた情報のことをSemanticデータ(セマンティックデータ)と呼ぶ。
また、ユーザ個人の情報を保持するWebブラウザとして、他のWebサイトにアクセスした際の送信パケットを業務履歴として保持する技術が提案されている(特許文献1)。この技術では、Webブラウザはアクセス先のURLと送信したパケット情報とを関連付けて保持する。
"The Web Browser Personalization with the Client Side Triplestore." The Semantic Web ISWC 2014. Springer International Publishing, 2014, 470-485.
しかしながら、非特許文献1に記載の技術では、アクセスしたWebサイトに対してWebブラウザに保存したデータを提示するのはWebブラウザが担う処理であり、アクセスするWebサイトをWebブラウザが分析した上でデータを提示していた。そのため、Webブラウザが提示したデータが、Webサイトが意図したものではないことがある。また、特許文献1の記載の技術でも、Webブラウザに情報が保持されるものの、Webサイトの意図を考慮して効果的に表示されるものではなかった。
本発明は、Webブラウザが保持するWebサイトから取得した情報を、他のWebサイトが取得可能にし、Webサイト間で情報を共有した連携を行えるようにすることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、Webサイトのコンテンツを表示する情報処理装置であって、取得した第1のWebサイトのコンテンツから該コンテンツに記述された所定のデータを抽出する解析手段と、前記解析手段により抽出された前記所定のデータを記憶部に保存する保存手段と、第2のWebサイトのコンテンツに記載されたスクリプトにより前記所定のデータの取得が要求される場合、指定された前記所定のデータを前記記憶部から取得する取得手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、Webブラウザが保持するWebサイトから取得した情報を他のWebサイトが取得して、Webサイト間で情報を共有した連携を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に関わる本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせてのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<実施形態1>
図1は、実施形態1における情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。本実施形態における情報処理装置100は、コントローラ部110、操作部120、表示部130、記憶部140、及び通信部150を有する。
図1は、実施形態1における情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。本実施形態における情報処理装置100は、コントローラ部110、操作部120、表示部130、記憶部140、及び通信部150を有する。
コントローラ部110は、情報処理装置全体の制御を司る。コントローラ部110は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、及びRAM(Random Access Memory)113を有する。CPU111は、情報処理装置100における各機能処理部の処理を実行する。ROM112には、CPU111が実行する各種プログラムや、プログラムを実行する際に必要とするデータ等が記憶されている。RAM113は、例えばSRAM、DRAM等で構成され、プログラム制御変数等を格納する。また、各種ワーク用バッファもRAM113に格納される。
操作部120は、キーボードやタッチパネル等で構成され、ユーザが各種入力操作を行うためのものである。表示部130は、LCDやLED等でユーザに表示通知するためのものである。記憶部140は、ハードディスク等で構成され、文書や画像等のファイルデータを格納するためのものである。通信部150は、ネットワークに接続するためのインタフェースであり、例えばLAN(Local Area Network)、USB(Universal Serial Bus)等の規格に準拠したインタフェースである。
本実施形態における情報処理装置100は、例えばURL(Uniform Resource Locator)で指定されたWebコンテンツにアクセスし、Webコンテンツを解釈して描画するアプリケーションの処理を実行する。Webコンテンツは、HTML(HyperText Markup Language)文書、JavaScript(ジャバスクリプト)(登録商標)、CSS(Cascading Style Sheets)等を含む。アプリケーションプログラムはROM112もしくは記憶部140に格納され、RAM113に読みだしてCPU111にて処理が実行される。アプリケーションを構成するGUI(Graphical User Interface)、Webコンテンツは表示部130に表示され、操作部120からの入力に伴いユーザからの指示が入力される。ネットワーク経由のWebコンテンツ取得は通信部150を介して処理される。
図2は、実施形態1における情報処理装置100の機能構成例を模式的に示すブロック図である。情報処理装置100は、入力部210、HTMLパーサ220、JavaScriptエンジン230、CSSパーサ240、データ処理部250、レンダーツリー生成処理部260、レイアウト処理部270、及び描画処理部280を有する。図2には、情報処理装置100において、Webブラウザの処理を実行するための機能構成例を示しているが、他の処理を実行するための機能部を有していてもよい。
入力部210は、ユーザがWebブラウザに対してWebサイトの表示を指示すると、ユーザから指定されたURLにアクセスしてWebサーバからHTML文書、JavaScript、CSS等のWebコンテンツを取得する。入力部210が取得したHTML文書、JavaScript、CSSは、それぞれHTMLパーサ220、JavaScriptエンジン230、CSSパーサ240で処理される。
Webサイトによってはコンテンツの取得時に、ユーザ名、パスワードといった所定の情報を用いて認証を求めるものがある。認証例として例えば、ベーシック認証、ダイジェスト認証などがある。これらは、HTTPの認証方法であり、HTTP通信のヘッダ情報から認証実施の有無を判断することができる。入力部210は、WebコンテンツとともにWebサイトのURL及び利用に対して認証が必要であったか否かの認証情報をデータ解析部250に渡す。なお、認証の必要性の有無については、HTTPを認証なし通信、HTTPSを認証された通信としてもよい。
HTMLパーサ220は、HTML文書に含まれる要素や属性について逐次解析処理を行いDOM(Document Object Model)ツリーを作成する。JavaScriptエンジン230は、HTMLパーサ220での逐次解析処理の過程で検出したJavaScriptを解釈実行する。JavaScriptエンジン230は、取得部231を有する。取得部231は、WebコンテンツのJavaScriptにて、Semantic(セマンティック)データの取得を要求するインタフェースの呼び出しがあった場合に指定されたSemanticデータを記憶部140から取得する。Semanticデータは、意味付けされた所定の情報である。取得部231は、データ取得の許可を判定する処理を行う判断部232を有する。CSSパーサ240は、WebコンテンツのCSSを処理し、HTMLのGUI部品の装飾情報であるスタイルルールを生成する。
データ処理部250は、HTML文書に記載のあるSemanticデータを保存する処理を行う。データ処理部250は、データ解析部251及び保存部252を有する。データ解析部251は、HTMLパーサ220で生成したDOMツリーからSemanticデータを抽出する処理を行う。ここでDOMツリーでは、マークアップ言語の構成要素である要素や属性等がツリー状に構成されており、特定の要素や属性を検索することができる。データ解析部251は、DOMツリーにおいてSemanticデータを示す記述ルールを解釈してSemanticデータの要素の検索及び抽出を行う。保存部252は、データ解析部251が抽出したSemanticデータを記憶部140に保存する。保存部252は、例えば、RDB(リレーショナルデータベース)のデータとしてSemanticデータを記憶部140に保存する。
レンダーツリー生成処理部260は、HTMLパーサ220で生成したDOMツリー及びCSSパーサ240で生成したスタイルルールからレンダーツリーを生成する。レンダーツリーは視覚的要素を表示順に並べたツリー構造である。レイアウト処理部270は、レンダーツリー生成処理部260で生成したレンダーツリーの各ノードに対し、表示する際の座標を割り当てる。描画処理部280は、レイアウト処理部270によって割り当てられた座標を用いてWebコンテンツに含まれる要素の描画処理を行う。
図3は、Webコンテンツ及びSemanticデータを説明する図である。図3(a)には、Semanticデータを含むWebコンテンツを示しており、図3(b)には、図3(a)に示すWebコンテンツから抽出されたSemanticデータを示している。
図3(a)では、schema.org(http://schema.org)で定義した語彙を用いてHTML文書をマークアップしてSemanticデータを表現している。schema.orgでは、さまざまな情報について型が定義されており、それぞれの型は複数のプロパティを有している。図3(a)に示した例では、Person型とそのプロパティであるname,email,telephone,imageを用いてHTML文書にSemanticデータを表現している。301、306のtypeof=“Person”は、この情報が「人物」に関する情報であることを示している。302、307のproperty=“name”は人名であることを表し、303、308のproperty=“email”はメールアドレスであることを表す。304、309のproperty=“telephone”は電話番号であることを表し、305、310のproperty=“image”はその人に関連する画像であることを表す。
図3(a)に例示したWebコンテンツではPerson型データが2つ表現されている。一つは各プロパティの値として“Bob”、“bob@example.org”、“(012)345−6789”、“http://example.org/img/bob.jpg”を持つデータである。もう一つは、各プロパティの値として“Jane”、“jane@example.org”、“(012)345−6788”、“http://example.org/img/jane.jpg”を持つデータである。図3(a)に例示したWebコンテンツから抽出したSemanticデータは、図3(b)に示す構成で抽出される。すなわち、Person情報として、name,email,telephone,imageの値が紐づいた関係で表される。
図4は、Webブラウザの記憶部140に保存されたSemanticデータを利用するWebサイトのJavaScriptの例を示す図である。図4に示すJavaScriptでは、データ取得用のインタフェースを呼び出して記憶部140に保存されたSemanticデータを取得する。本実施形態では、getStoredData関数をデータ取得用のインタフェースとして説明する。
401のgetStoredData(“Person”,“http://schema.org/”)は、記憶部140に保存されたschema.orgで定義されたPerson型のオブジェクトを取得するコードである。402のdata[i].nameは、そのPerson型のオブジェクトのnameプロパティの値を取得することを示す。同様に、403、404、405は、それぞれemailプロパティ,telephoneプロパティ,imageプロパティの各値を取得することを示す。記憶部140に複数のPerson型のデータが保存されている場合、複数のオブジェクトを取得する。図4に示した例の場合、401のgetStoredData(“Person”,“http://schema.org/”)によって複数のオブジェクトを取得すると、for文のループにより各Personオブジェクト毎にプロパティの値が出力される。
図5は、データ処理部250の保存部252が保存したSemanticデータを記憶するRDBのデータテーブルの例を示す図である。このデータテーブルはPerson型のデータを記憶するテーブルであり、図5には3つのデータが保管されている状態を示している。各列について説明する。ID列はPerson型データを一意に管理するための情報であるID(識別子)を保存する。認証列は、このデータを含むHTML文書を取得する際に認証が必要であったか否かの情報を保存する。認証が必要であった場合にはTRUEを記録し、不要であった場合にはFALSEを記録する。本実施形態では、入力部210で判断した認証の要否の情報を記録する。ドメイン列は、このデータを取得したWebサイトのドメイン情報を記録する。本実施形態では、入力部210がWebコンテンツを取得する際のURL情報から得たドメイン名を記録する。
name列、email列、telephone列、image列は、それぞれPerson型データのプロパティであるname、email、telephone、imageの各値を記録する。図5に示した例において、ID1、ID2のデータは図3(a)のデータを受信した際に記録したデータである。なお、Webコンテンツは、URL“http://example.org/page/”にアクセスし、ダイジェスト認証を経た上で取得したコンテンツとする。ドメインにはWebサイトのURLの“example.org”、認証には“TRUE”、name列、email列、telephone列、image列には図3(b)に示したSemanticデータを保存される。ID3のデータは、Person型のSemanticデータを持つ他のドメインにアクセスした場合に保存されたデータ例である。認証処理なしに取得したWebコンテンツを処理した例であり、認証列はFALSEが記録されている。
図6は、実施形態1におけるデータ処理部250の処理例を示すフローチャートである。前述したように、データ処理部250は、HTMLパーサ220の出力であるDOMツリーからSemanticデータを抽出して保存する処理を行う。
ステップS601では、データ処理部250のデータ解析部251が、DOMツリー上のノードを走査してSemanticデータ型を宣言したノードを順次検索する。データ解析部251は、Semanticデータ型を宣言したノードが検出された場合(YES)にはステップS602の処理に進み、検出できない場合(NO)には図6に示す処理を終了する。
ステップS602では、データ解析部251が、ステップS601において検出したノードの子要素についてSemanticデータとしてプロパティ属性情報を抽出し、ステップS603に進む。
ステップS603では、データ処理部250の保存部252が、ステップS602において抽出されたSemanticデータとしてのプロパティ属性と入力部210から得た認証情報及びドメイン情報とを記憶部140に保存し、ステップS601に戻る。
以下、一例として図3(a)に示したWebコンテンツに表されたSemanticデータを図5に示したPerson型のデータテーブルに保存する流れを説明する。図3(a)に示したWebコンテンツのDOMツリーからSemanticデータ型を検索するため、データ解析部251が、vocab=“http://schema.org”、typeof属性を持つノードを検索する。まず、301の要素が検出される(S601のYES)。
そして、データ解析部251が、検出した要素の子要素についてプロパティ属性とその情報を抽出する。具体的には、name,email,telephone,imageと各値Bob、bob@example.org、(012)345−6789、http://example.org/img/bob.jpgを抽出する(S602)。抽出したこれらのSemanticデータは、301でPerson型であることを示しているから、保存部252は、RDBのPersonテーブルに保存する(S503)。入力部210から得た認証情報及びドメイン情報も併せて保存したのがID1の情報である。
続いて、ステップS601に戻り、データ解析部251が、DOMツリーについて次のSemanticデータ型を検索すると、306の要素が検出される。この要素についても同様に、データ解析部251及び保存部252が、ステップS602、S603の処理を行い、ID2のデータとしてRDBに保存される。続いて、ステップS601に戻り、DOMツリーを検索すると他のSemanticデータ型が検出されないため処理を終了する(S601のNO)。
図7は、実施形態1における取得部231及びそれが有する判断部232の処理例を示すフローチャートである。前述したように、取得部231は、Webコンテンツに記載されているJavaScriptからSemanticデータの取得を要求するインタフェースの呼び出しがあった場合に、指定されたSemanticデータを記憶部140から取得する。判断部232は、取得を許可するデータを判定する処理を行う。WebコンテンツのJavaScriptでSemanticデータを取得するインタフェース呼び出しがあると、図7に示すフローチャートに従って処理が実行される。
ステップS701では、取得部231の判断部232は、データ取得を許可するか否かのユーザ入力を受け付けるダイアログを表示し、ユーザがデータ取得を許可する旨を入力した場合(YES)にはステップS702に進む。一方、ユーザがデータ取得を許可しない旨を示す入力をした場合(NO)にはステップS705に進む。
ステップS702では、判断部232は、JavaScriptで呼び出しを行っているWebコンテンツを取得する際の認証情報を入力部210から取得する。判断部232は、取得した情報に基づいて、認証を伴っているサイトからの呼び出しであると判定した場合(YES)にはステップS703に進み、認証を伴っていないサイトからの呼び出しであると判定した場合(NO)にはステップS704に進む。
ステップS703では、取得部231は、JavaScriptのデータ取得インタフェース呼び出しで指定されたSemanticデータ型のデータを取得して、JavaScriptのオブジェクトとして返す。その後、ステップS705に進む。
ステップS704では、取得部231は、JavaScriptのデータ取得インタフェース呼び出しで指定されたSemanticデータ型の中で認証の値がFALSEのものを取得する。その後、ステップS705に進む。
ステップS705では、取得部231は、取得したSemanticデータを持つJavaScriptオブジェクトを生成し、インタフェース呼び出しの戻り値として返す。その後、処理を終了する。なお、Semanticデータを取得できない場合には、取得部231は、配列0のオブジェクトを返す。
以下、一例として図5に示したPerson型のデータテーブルが保存されている状態において、図4に示したJavaScriptが呼ばれた場合の処理の流れを説明する。
図4に示したJavaScriptにおいて、401のgetStoredData(“Person”,“http://schema.org/”)が呼ばれる。すると、判断部232が、“Person”型のSemanticデータの取得が求められたことを示すダイアログボックスを表示する。ダイアログボックスには、取得を許可するか否かを入力するボタンがあり、拒否を示す入力があると配列0のオブジェクトが返る(S701のNO、S705)。
図4に示したJavaScriptにおいて、401のgetStoredData(“Person”,“http://schema.org/”)が呼ばれる。すると、判断部232が、“Person”型のSemanticデータの取得が求められたことを示すダイアログボックスを表示する。ダイアログボックスには、取得を許可するか否かを入力するボタンがあり、拒否を示す入力があると配列0のオブジェクトが返る(S701のNO、S705)。
一方、ダイアログボックスにおいてデータの取得を許可する入力があると、次にデータの取得を行う(S701のYES)。図4に示したJavaScriptが、例えば、ダイジェスト認証を経て取得したものであれば、Semanticデータ型の指定のみに従いデータを取得する。つまり、この例ではID1、ID2、ID3の3つのデータを持つオブジェクトが返る(S702のYES、S703、S705)。一方、JavaScriptが認証なしに取得したコンテンツであれば、認証がFALSEであることを条件に入れてPerson型のデータを取得する。つまり、この例ではJavaScriptの呼び出しに対してID3のデータを持つオブジェクトだけが返る(S702のNO、S704、S705)。
以上説明した実施形態1によれば、Webブラウザに保存されたSemanticデータは、別のWebサイトであってもWebコンテンツのJavaScriptを介して所望のデータを選択して利用することが可能になる。写真共有サイトやSNS等において家族や友達といった同様の情報を扱うことがあるが、それぞれのサイト別に情報が管理されており、あるサイトで登録している友人の情報が他のサイトでは登録していないといったことが発生しユーザには不便な面があった。本実施形態によれば、あるWebサイトで管理された家族や友達等の情報が、他のWebサイトでも意図した情報を指定、選択して利用することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。さらに、ユーザが許可するステップ、認証の有無によりSemanticデータの利用するサイトの限定、データ型、認証レベルでの限定が可能になり、不必要にデータを取得させることを低減させることができる。
なお、本実施形態ではDOMツリーからSemanticデータを検出したが、これに限らず例えば、HTMLパーサ220で逐次的に要素や属性を解析する処理を行う際にSemanticデータに該当する情報を取得して保存するようにしてもよい。また、本実施形態では、Webコンテンツ取得時の認証の有無を記録し、取得するSemanticデータの選定を認証の有無の一致で判断していたが、これに限らず、認証方式の種類に応じて選定を行ってもよい。例えば、認証方式を記憶部140に保存し、呼び出し元のWebコンテンツを取得する際の認証方式が一致するSemanticデータを取得する。
<実施形態2>
以下に説明する実施形態2では、判断部232がSemanticデータの取得に関してさらに別の判断基準に基づいてデータ取得を制御する例について説明する。実施形態2では、判断部232は、そのWebコンテンツが有するSemanticデータと同型のデータに限り取得を可能にする。つまり、Person型のSemanticデータが定義されたWebコンテンツにはPerson型のデータの取得のみを許可する。これにより、Webサイトで必要になっている型のデータを取得させてデータ量を補強することを可能にする一方で、不必要にデータを取得させることを低減させることができる。なお、以下では、第2の実施形態における情報処理装置において、前述した第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
以下に説明する実施形態2では、判断部232がSemanticデータの取得に関してさらに別の判断基準に基づいてデータ取得を制御する例について説明する。実施形態2では、判断部232は、そのWebコンテンツが有するSemanticデータと同型のデータに限り取得を可能にする。つまり、Person型のSemanticデータが定義されたWebコンテンツにはPerson型のデータの取得のみを許可する。これにより、Webサイトで必要になっている型のデータを取得させてデータ量を補強することを可能にする一方で、不必要にデータを取得させることを低減させることができる。なお、以下では、第2の実施形態における情報処理装置において、前述した第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図8は、実施形態2における取得部231及びそれが有する判断部232の処理例を示すフローチャートである。WebコンテンツのJavaScriptでSemanticデータを取得するインタフェース呼び出しがあると、図8に示すフローチャートに従って処理が実行される。
ステップS801では、取得部231の判断部232は、データ取得を許可するか否かのユーザ入力を受け付けるダイアログを表示し、ユーザがデータ取得を許可する旨を入力した場合(YES)にはステップS802に進む。一方、ユーザがデータ取得を許可しない旨を示す入力をした場合(NO)にはステップS806に進む。
ステップS802では、判断部232は、データ取得を指示された型と一致する型のSemanticデータを提供しているか否かを判定し、提供している場合(YES)にはステップS803に進む。一方、データ取得を指示された型と一致する型のSemanticデータを提供していない場合(NO)にはステップS806に進む。同型のデータを提供しているか否かは、Semanticデータを保存したRDBに対して、このWebコンテンツのドメインで同型のSemanticデータが登録されているかの取得を試み、取得できた場合には提供可能と判断する。
例えば、図5に示したPersonテーブルが記憶部140に保存されている状態において、example.orgドメインのWebコンテンツがPerson型の取得を試みたとする。この場合、Personテーブルにexample.orgが登録されているためデータ取得がなされるので、ステップS803に進む。一方で、Personテーブルのドメイン列にないドメインのWebコンテンツが同様にデータ取得を試みた場合にはデータは取得できないため、ステップS806に進む。
ステップS803では、判断部232は、JavaScriptで呼び出しを行っているWebコンテンツを取得する際の認証情報を入力部210から取得する。判断部232は、取得した情報に基づいて、認証を伴っているサイトからの呼び出しであると判定した場合(YES)にはステップS804に進み、認証を伴っていないサイトからの呼び出しであると判定した場合(NO)にはステップS806に進む。
ステップS804では、取得部231は、JavaScriptのデータ取得インタフェース呼び出しで指定されたSemanticデータ型のデータを取得して、JavaScriptのオブジェクトとして返す。その後、ステップS806に進む。
ステップS805では、取得部231は、JavaScriptのデータ取得インタフェース呼び出しで指定されたSemanticデータ型の中で認証の値がFALSEのものを取得する。その後、ステップS806に進む。
ステップS806では、取得部231は、取得したSemanticデータを持つJavaScriptオブジェクトを生成し、インタフェース呼び出しの戻り値として返す。その後、処理を終了する。なお、Semanticデータを取得できない場合には、取得部231は、配列0のオブジェクトを返す。
(本発明の他の実施形態)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:情報処理装置 110:コントローラ部 111:CPU 112:ROM 113:RAM 120:操作部 130:表示部 140:記憶部 150:通信部 210:入力部 220:HTMLパーサ 230:JavaScriptエンジン 231:取得部 232:判断部 240:CSSパーサ 250:データ処理部 251:データ解析部 252:保存部 260:レンダーツリー生成処理部 270:レイアウト処理部 280:描画処理部
Claims (10)
- Webサイトのコンテンツを表示する情報処理装置であって、
取得した第1のWebサイトのコンテンツから該コンテンツに記述された所定のデータを抽出する解析手段と、
前記解析手段により抽出された前記所定のデータを記憶部に保存する保存手段と、
第2のWebサイトのコンテンツに記載されたスクリプトにより前記所定のデータの取得が要求される場合、指定された前記所定のデータを前記記憶部から取得する取得手段とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記取得手段による前記記憶部からのデータ取得の許可を判定する判断手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記保存手段は、前記解析手段により抽出された前記所定のデータとともに前記第1のWebサイトに係る認証情報を前記記憶部に保存し、
前記判断手段は、前記所定のデータの取得を許可するユーザ入力がある場合にデータ取得の処理を許可し、さらに、前記認証情報と前記第2のWebサイトに係る認証情報に基づいて前記記憶部から取得するデータを判断することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記判断手段は、前記第2のWebサイトのコンテンツに記載されたスクリプトにより指定された前記所定のデータの型と前記記憶部に保存されている前記所定のデータの型とが一致する場合に前記記憶部から前記所定のデータを取得すると判断することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
- 前記保存手段は、前記解析手段により抽出された前記所定のデータとともに、前記第1のWebサイトに係る認証情報及びドメイン情報の少なくとも1つを前記記憶部に保存することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記解析手段は、前記第1のWebサイトのコンテンツのDOMツリーを検索して前記所定のデータを抽出することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記所定のデータは、データに対する意味付けがされているデータであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、前記第2のWebサイトのコンテンツに記載されたスクリプトから前記所定のデータの取得を要求するインタフェースの呼び出しがある場合、指定された前記所定のデータを前記記憶部から取得することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の情報処理装置。
- Webサイトのコンテンツを表示する情報処理装置の情報処理方法であって、
取得した第1のWebサイトのコンテンツから該コンテンツに記述された所定のデータを抽出する解析工程と、
前記解析工程にて抽出された前記所定のデータを記憶部に保存する保存工程と、
第2のWebサイトのコンテンツに記載されたスクリプトにより前記所定のデータの取得が要求される場合、指定された前記所定のデータを前記記憶部から取得する取得工程とを有することを特徴とする情報処理方法。 - Webサイトのコンテンツを表示する情報処理装置のコンピュータに、
取得した第1のWebサイトのコンテンツから該コンテンツに記述された所定のデータを抽出する解析ステップと、
前記解析ステップにて抽出された前記所定のデータを記憶部に保存する保存ステップと、
第2のWebサイトのコンテンツに記載されたスクリプトにより前記所定のデータの取得が要求される場合、指定された前記所定のデータを前記記憶部から取得する取得ステップとを実行させるためのプログラム。
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JP2019201664A JP2021076978A (ja) | 2019-11-06 | 2019-11-06 | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
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