JP2021076498A - 物体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉塵侵入防止用部材のメンテナンスが不要で、容器内の物体を正確に安定して測定できる物体検出装置を提供する。【解決手段】本発明の物体検出装置100は、容器200または搬送路に形成された開口201に設置される環状の本体部と、本体部の内部に全周にわたり形成される環状の空洞と、本体部の中央部に向かって漸次降下する傾斜面と、傾斜面の適所から前記空洞に通じる環状のスリットと、本体部の外周面から空洞に通じる貫通孔とを有し、貫通孔からスリットを通じて圧縮ガスを供給する粉塵侵入防止装置300と、粉塵侵入防止装置300の本体部に取り付けられ、外気を取り入れるための貫通孔401が形成された外気取入部材400と、外気取入部材400に取り付けられるガイドパイプ500と、ガイドパイプ500を介して設置される検出波の送受信装置600と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、容器内または搬送路上の物体を検出する物体検出装置に関する。
焼却炉や溶融炉、高炉、コークス炉等では、炉内に廃棄物や石炭(装入物)を装入し、熱処理することが行われている。その際、装入物を効率よく熱処理するために、装入物の堆積高を検出することが行われているが、炉内は高温で、粉塵が浮遊していたり、各種ガスが充満しており、装入物の堆積高を測定するために、測定部からマイクロ波やミリ波を炉内に送信し、装入物の表面で反射された反射波を受信して測定部から装入物までの距離を測定する検出装置も知られている。
例えば、特許文献1に記載された廃棄物溶融炉では、図10に示すように、溶融炉1の天井面の開口にマイクロ波送受信装置3を備える検出装置2を装着している。そして、検出装置2のマイクロ波送受信装置3から炉内に向けてマイクロ波の送信波5を送信し、廃棄物の表面で反射された反射波6をマイクロ波送受信装置3で受信することにより、マイクロ波送受信装置3から廃棄物の表面までの距離を測定し、廃棄物の堆積高を検知している。また、溶融炉1の開口に多孔質セラミック板4を設置し、溶融炉1と遮断して炉内の粉塵や各種ガスの検出装置2への侵入を防止している。
特開2000−304233号公報
特許文献1では溶融炉1の開口を多孔質セラミック板4で塞いでいるが、経時的に炉側の面に粉塵が付着してマイクロ波が減衰して正確な測定ができなくなる。そのため、多孔質セラミック板4の定期的な清掃が必要になり、清掃のために溶融炉1の操業を停止しなければならず、メンテナンス上の問題がある。
そこで本発明は、多孔質セラミック板のような粉塵侵入防止用部材のメンテナンスが不要で、容器内の物体を正確に安定して測定できる物体検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、下記の物体検出装置を提供する。
(1)容器または搬送路にて検出波の送受信を行い、前記容器の内部または前記搬送路の搬送面上に存在する物体を検出する物体検出装置において、
前記容器または前記搬送路の測定個所の壁面に形成された開口に設置される環状の本体部と、前記本体部の内部に全周にわたり形成される環状の空洞と、前記本体部の中央部に向かって漸次降下する傾斜面と、前記傾斜面の適所から前記空洞に通じる環状のスリットと、前記本体部の外周面から前記空洞に通じる貫通孔とを有し、前記貫通孔から前記スリットを通じて圧縮ガスを供給する粉塵侵入防止装置と、
前記粉塵侵入防止装置の前記本体部に取り付けられ、外気を取り入れるための貫通孔が形成された外気取入部材と、
前記外気取入部材に取り付けられるガイドパイプと、
前記ガイドパイプを介して設置される前記検出波の送受信装置と、
を備えることを特徴とする物体検出装置。
(2)前記物体検出装置が、前記容器の内部に装入された前記物体の堆積高さを測定するための装置であって、
前記粉塵侵入防止装置を前記開口に装着して前記検出波を前記容器の内部に送信し、前記容器の内部に存在する前記物体の表面で反射された前記検出波を受信して、前記送受信装置から前記物体までの距離を検出することを特徴とする上記(1)記載の物体検出装置。
(3)前記物体検出装置が、前記容器の内部に装入された前記物体の堆積高さを測定するための装置であって、
前記送受信装置を、送信装置と受信装置とで構成するともに、
前記送信装置と前記受信装置とを前記容器の側壁に対向配置して前記検出波の送受信を行い、前記受信装置による受信信号が途絶えたときに、前記検出波が送受信されている位置よりも高く前記物体が堆積していることを検知することを特徴とする上記(1)記載の物体検出装置。
(4)前記物体検出装置が、前記搬送路の搬送面上に存在する前記物体を検知するための装置であって、
前記搬送路の測定個所に設けられた橋状部材の開口に装着して前記検出波を前記搬送路に向けて送信し、前記測定個所に搬送されてきた前記物体の表面で反射された前記検出波を受信して、前記測定個所に前記物体が存在することを検知することを特徴とする上記(1)記載の物体検出装置。
(5)前記物体検出装置が、前記搬送路の搬送面上に存在する前記物体を検知するための装置であって、
前記送受信装置を、送信装置と受信装置とで構成するともに、
前記送信装置と前記受信装置とを前記搬送路を挟んで対向配置して前記検出波の送受信を行い、前記受信装置による受信信号が途絶えたときに、前記測定個所に前記物体が存在することを検知することを特徴とする上記(1)記載の物体検出装置。
(6)前記容器がコークス炉であることを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか1項に記載の物体検出装置。
(7)前記コークス炉の天井面を移動する装炭車の石炭投入シュートに装着され、前記石炭投入シュートの内部を通じて炉内との間で前記検出波の送受信を行うことを特徴とする上記(6)記載の物体検出装置。
(8)鋼板製造工程において、前記搬送路を移動する鋼片を検知することを特徴とする上記(1)、(3)または(4)記載の物体検出装置。
(9)前記検出波が、マイクロ波またはミリ波であることを特徴とする上記(1)〜(8)の何れか1項に記載の物体検出装置。
本発明の物体検出装置を示す断面図である。 図1に示す物体検出装置の粉塵侵入防止装置を、その直径に沿って示す断面図である。 物体検出装置の粉塵侵入防止装置の上面図である。 物体検出装置を容器に装着した一態様(第1実施形態)を示す図である。 物体検出装置を容器に装着した他の態様(第2実施形態)を示す図である。 物体検出装置を搬送路に装着した一態様(第3実施形態)を示す図である。 物体検出装置を搬送路に装着した他の態様(第4実施形態)を示す図である。 物体検出装置を送炭車に装着した一態様(第5実施形態)を示す図である。 物体検出装置を高炉に装着した一態様(第6実施形態)を示す図である。 特許文献1に記載された廃棄物溶融炉を示す断面図である。
以下、本発明に関して図面を参照して詳細に悦明する。
(物体検出装置)
図1は、本発明の物体検出装置100の全体構成を示す断面図である。物体検出装置100は、容器200の天井面に形成された開口201に装着される。開口201には粉塵侵入防止装置300が装着され、粉塵侵入防止装置300には外気取入部材400を介してガイドパイプ500が装着されている。
外気取入部材400は筒状部材であり、その周壁には全面にわたり、複数の貫通孔401が形成されている。貫通孔401を通じて、外気が外気取入部材400に流入する。
外気は、空気の他、不活性ガスでもよい。不活性ガスの場合は、外気取入部材400を包囲する容器(不図示)を設置し、そこに不活性ガスを供給する。また、同じく図示は省略するが、外気取入部材400と粉塵侵入防止装置300とを包囲し、容器200の開口201まで延びる容器を付設してもよく、それにより、容器200の内部からの火炎や有毒ガスが外気取入部材400の貫通孔401を通じて外部に噴出することを防止できる。その際、容器200の内部の空気を外気取入部材400の貫通孔401から取り入れてもよい。
ガイドパイプ500は筒状部材であり、その内部に検出波の送受信装置600に接続するアンテナ601が収容されている。検出波としては、マイクロ波やミリ波が好適である、また、アンテナ601は、例えばホーンアンテナとし、その開口面には検出波の指向性を高めるために誘電体レンズ602が付設されている。
送受信装置600は、制御装置(図示せず)、演算装置(図示せず)及び外部電源に接続しており、マイクロ波やミリ波の送受信を制御する。
粉塵侵入防止装置300は、図2に示すように、容器200の開口201の周縁に載置される環状の本体部301を有する。この本体部301の内部には、本体部301の全周にわたり環状の空洞302が形成されている。また、本体部301には、その中央部に向かって漸次降下する傾斜面303が形成されている。傾斜面303は平坦面(断面が直線)でもよく、湾曲面(断面が曲線)でもよい。この傾斜面303の適所には、本体部301の空洞302に通じる環状のスリット304が形成されている。
このように構成される粉塵侵入防止装置300には、本体部301の外周面に設けた圧縮ガス供給口310を通じて空洞302に圧縮ガスが供給され、供給された圧縮ガスがスリット304から噴出され、本体部301の中央部に向かって流下する。また、図3は粉塵侵入防止装置300の上面図であるが、圧縮ガスはスリット304から本体部301の中央部に向かって放射状に流れる。尚、図中の矢印は、圧縮ガスの流れを示している。
圧縮ガスとしては、圧縮空気や圧縮不活性ガスを用いることができる。
図1に矢印で示すように、圧縮ガスは傾斜面303に沿うように本体部301の中央部に向かって流れ、このような圧縮ガスの流れに伴って本体部301の中央部に低圧領域が形成される。そして、外気取入部材400の貫通孔401を通じて流入した外気も粉塵侵入防止装置300の本体部301の中央部、更には容器200の開口201に向かって流れ、容器200の内部へと流入する。そのため、容器200の内部に浮遊している粉塵や蒸気が、開口201を通じて物体検出装置100に侵入することが防止される。更に、物体検出装置100を高温から保護することもできる。
物体検出装置100に侵入する粉塵や蒸気を防ぐために、ガイドパイプ500にパージガスを供給することも考えられるが、多量のパージガスが必要になる。これに対して上記の粉塵侵入防止装置300によれば、圧縮ガスは本体部301の小容積の空洞302に供給されるため、極めて少量で済む。
(第1実施形態)
上記の物体検出装置100は、例えば図4に示すように、容器200の天井面202の上面に設置される。天井面202の中央部には開口201が形成しており、開口201の直上に物体検出装置100が設置される。
そして、送受信装置600からアンテナ601を介してマイクロ波やミリ波が送信され、ガイドパイプ500を伝搬して粉塵侵入防止装置300を通って、開口201を通じて容器200の内部に送信される(送信波T)。送信波Tは、容器200に装入され、堆積している物体10の表面で反射され(反射波R)、送信波Tと同じ伝搬経路を逆に巡って送受信装置600で受信される。送信波Tと反射波Rは、例えばFM−CW方式で処理され、送信波Tと反射波Rとの周波数差(ビート周波数)からアンテナ601と物体10の表面との間の距離が測定され、物体10の堆積高を求めることができる。
(第2実施形態)
容器200の内部の物体10の堆積高を求めるには、図5に示すように、容器200の側壁203Aに開口210Aを形成し、側壁203Aと対向する側壁203Bに開口210Aと対向する個所に開口210Bを形成するとともに、一方の開口(ここでは210A)にマイクロ波やミリ波の送信装置610を設置し、他方の開口(ここでは210B)に受信装置620を設置する。そして、送信装置610からマイクロ波やミリ波を容器200の内部に送信し、受信装置620で受信する。送信経路を、図中に符号Lで示す。
容器200には物体10が装入され、その堆積高が送信経路Lよりも高い場合は、送信装置610から送信されたマイクロ波やミリ波が遮断され、受信装置620で受信されなくなる。従って、受信装置620の受信信号が途絶えていれば、送信経路Lよりも高く物体10が堆積しており、十分な量の物体10が容器200に装入されていると判断することができる。
上記した第1実施形態及び第2実施形態において、粉塵侵入防止装置300により、容器200の開口201、210A、210Bを通じて粉塵が侵入するのを防止することができる。
また、物体検出装置100は、溶融炉や焼却炉、高炉、コークス炉等の物体10である廃棄物や石炭を高温で熱処理する用途に好適である。即ち、容器200として、これらの炉になる。廃棄物や石炭は高温で熱処理されるため、炉内での粉塵の浮遊量が多く、物体検出装置100への粉塵が侵入するのを防止する効果がより顕著に顕れる。
(第3実施形態)
第1実施形態及び第2実施形態は、共に容器200の内部における物体10の堆積高を検出しているが、搬送路を移動する物体を検出することもできる。
鋼板の製造工程では、高温の鋼片をローラで搬送して圧延等の各種後工程に送られるが、例えば鋼片を冷却またはディスケーリングのために水を掛けると水蒸気、更には水蒸気に混じった粉塵が多量に発生する。そこで、本発明の物体検出装置100を搬送路に設置する。
図6に示すように、紙面に対して垂直な方向に沿って多数のローラ30が配設されており、ローラ30で構成されている搬送路を鋼片20(物体10に相当)が移動している。また、ローラ30の両側には、鋼片20が落ちないようにガイド板40が付設している。そして、測定個所には搬送路を跨ぐように橋状部材35が設けてられており、橋状部材35のローラ30の幅の中央直上には開口36が形成されており、開口36に物体検出装置100が設置される。
物体検出装置100からはマイクロ波やミリ波がローラ30に向けて常時送信されており(送信波T)、鋼片20が物体検出装置100の直下に到達した時に、マイクロ波やミリ波が鋼片20で反射されて物体検出装置100に至り、反射波Rが受信される。
(第4実施形態)
また、図7に示すように、ローラ30の両側のガイド板40のそれぞれに開口220A、220Bを対向して形成し、一方の開口(ここでは220A)にマイクロ波やミリ波の送信装置610を設置し、他方の開口(ここでは220B)に受信装置620を設置する。そして、送信装置610からマイクロ波やミリ波を搬送路に向けて常時送信しておき(送信波T)、マイクロ波やミリ波の送信位置に鋼片20が到達した時に、マイクロ波やミリ波が鋼片20で遮断されて受信装置620からの受信信号が途絶える。
このように、第3実施形態及び第4実施形態では、搬送路に存在する物体の有無を検知することができ、その際に粉塵侵入防止装置300により粉塵の侵入を防いで正確に、安定して検知することができる。
(第5実施形態)
物体検出装置100は、コークス炉の装炭車にも適用することができる。図8に示すように、装炭車50は、受炭ホッパー60の石炭Cを、給炭装置61により石炭投入シュート62に送るための装置であり、コークス炉70の上面に固定されたレール71に沿って、例えば図示されるように紙面に対して垂直方向に移動する。そして、装炭車50は、石炭投入シュート62が、コークス炉70の装炭口72の直上に至ったときに停車し、石炭Cを炉内に投下する。石炭投入シュート62の下方端部にはスリーブ65が外装されており、石炭Cがこのスリーブ65を通じて装炭口72に確実に投下されるようになっている。
そして、装炭車50から投下されたコークス炉70の石炭C′の堆積高を物体検出装置100で測定する。物体検出装置100は、石炭投入シュート62の天井面63の開口64に装着される。従って、装炭車50及びコークス炉70が「容器200」に相当する。
また、ガイドパイプ500は、L字管で構成されている。アンテナ601は、ガイドパイプ500の直管部501に収容され、直管部501の下端の90°屈曲部には第1の反射板550になっている。第1の反射板550には水平部502が連続しており、水平部502の端部の90°屈曲部には第2の反射板551が形成されている。第2の反射板551には石炭投入シュート62の天井面63に向かう垂下部503が連続している。
尚、図示は省略するが、ガイドパイプ500は直管にすることもできるが、このようなL字管にすることにより、粉塵が侵入したとしても、パイプ長が長くなることによりアンテナ601に到達し難くなるとともに、電子部品である送受信装置600へのコークス炉70からの高熱の影響が少なくなる。
ガイドパイプ500の垂下部503には、外気取入部材400及び粉塵侵入防止装置300が連続しており、粉塵侵入防止装置300が石炭投入シュート62の天井面63に装着される。
そして、測定時には、図中に矢印で示すように、送受信装置600からのマイクロ波やミリ波は、アンテナ601から送信されてガイドパイプ500の直管部501を伝搬して第1の反射板550で反射された後、水平部502を伝播して第2の反射板551で再度反射され、その後、垂下部503を伝搬し、外気取入部材400、粉塵侵入防止装置300を経て石炭投入シュート62へと進行する。次いで、石炭投入シュート62からコークス炉70の装炭口72を通じて炉内へと進み(送信波T)、コークス炉内に堆積している石炭C´の表面で反射されて(反射波R)が、同じ経路を逆に辿って送受信装置600で受信される。
その際、粉塵侵入防止装置300により、粉塵の侵入を防いで正確に、安定して測定することが行われる。
(第6実施形態)
高炉用の物体検出装置100として、図9に示すものが知られている。尚、同図の(A)は軸線に沿った断面図であり、(B)は軸線に沿って上方から見た断面図である。
図1に示す物体検出装置100の容器200に相当するガイド部701が、図中の符号Fで示すように、高炉700に向かって移動(前進)したり、外部に向かって移動(後退)する。図示されるように、ガイド部701の一方の先端の周壁の一部(図の例ではほぼ下半分)が所定の長さにわたり切欠して開口部702を形成しており、この開口部702に反射板800が設置されている。また、ガイド部701の他方の端部には、反射板800と対向してアンテナ601が設置されており、アンテナ601には送受信装置600が接続している。
ガイド部701の外周には、ガイド部側ギア710が取り付けられている。ガイド部側ギア710は、ガイド部側モータ750で駆動されるガイド部側モータギア751と噛合しており、ガイド部側モータ750を駆動してガイド部701を、その軸線Cを中心にして矢印Y方向に所定角度で回動させる。
また、反射板800の直径両端には、ピン状の支軸801,801が突出しており、この支軸801,801がガイド部701の開口部702の近傍の内壁に回動自在に支持されている。また、支軸801の一方には、リンク機構900が連結しており、リンク機構900にはピストンロッド901が連結している。ピストンロッド901の他端にはラックギア902が取り付けられており、このラックギア902はガイド部701の外側に設置したピストンロッド側モータ911のピストンロッド側ギア910に噛合している。そして、ピストンロッド側モータ911を駆動して所定角度でピストンロッド側ギア910を回動させると、ラックギア902が前進または後退し、それに合わせてピストンロッド901が、F方向に前進または後退する。それに伴って、リンク機構900を介して反射板800がX方向に所定角度で傾斜する。
測定時には、高炉700の仕切弁705、706を開き、ガイド部701を前進させて開口部702を炉内に突出させる。そして、ガイド部701のY方向への回動と、反射板800のX方向への回動とを組み合わせることにより、マイクロ波やミリ波を炉内に堆積している装入物(図示せず)の表面を面状、線状に走査する。
尚、非測定時には、ガイド部701を後退させて、仕切弁705、706を閉じる。
また、測定時には、高炉700からの粉塵がガイド部701の開口部702を通じて侵入するため、粉塵侵入防止装置300で防止する。粉塵侵入防止装置300には、圧縮ガス供給口310から、ガイド部701に供給される窒素ガスよりも高圧の窒素ガスを供給し、ガイド部701にもガス供給口730から窒素ガスを供給する。
10 物体(廃棄物や石炭)
20 鋼片
30 ローラ
36 開口
40 ガイド板
50 装炭車
70 コークス炉
100 物体検出装置
200 容器
201、210A、210B、220A、220B 開口
300 粉塵侵入防止装置
301 本体部
302 空洞
303 傾斜面
304 スリット
400 外気取入部材
500 ガイドパイプ
600 送受信装置
601 アンテナ
610 送信装置
620 受信装置
700 高炉
701 ガイド部
800 反射板
900 リンク機構

Claims (9)

  1. 容器または搬送路にて検出波の送受信を行い、前記容器の内部または前記搬送路の搬送面上に存在する物体を検出する物体検出装置において、
    前記容器または前記搬送路の測定個所の壁面に形成された開口に設置される環状の本体部と、前記本体部の内部に全周にわたり形成される環状の空洞と、前記本体部の中央部に向かって漸次降下する傾斜面と、前記傾斜面の適所から前記空洞に通じる環状のスリットと、前記本体部の外周面から前記空洞に通じる貫通孔とを有し、前記貫通孔から前記スリットを通じて圧縮ガスを供給する粉塵侵入防止装置と、
    前記粉塵侵入防止装置の前記本体部に取り付けられ、外気を取り入れるための貫通孔が形成された外気取入部材と、
    前記外気取入部材に取り付けられるガイドパイプと、
    前記ガイドパイプを介して設置される前記検出波の送受信装置と、
    を備えることを特徴とする物体検出装置。
  2. 前記物体検出装置が、前記容器の内部に装入された前記物体の堆積高さを測定するための装置であって、
    前記粉塵侵入防止装置を前記開口に装着して前記検出波を前記容器の内部に送信し、前記容器の内部に存在する前記物体の表面で反射された前記検出波を受信して、前記送受信装置から前記物体までの距離を検出することを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
  3. 前記物体検出装置が、前記容器の内部に装入された前記物体の堆積高さを測定するための装置であって、
    前記送受信装置を、送信装置と受信装置とで構成するともに、
    前記送信装置と前記受信装置とを前記容器の側壁に対向配置して前記検出波の送受信を行い、前記受信装置による受信信号が途絶えたときに、前記検出波が送受信されている位置よりも高く前記物体が堆積していることを検知することを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
  4. 前記物体検出装置が、前記搬送路の搬送面上に存在する前記物体を検知するための装置であって、
    前記搬送路の測定個所に設けられた橋状部材の開口に装着して前記検出波を前記搬送路に向けて送信し、前記測定個所に搬送されてきた前記物体の表面で反射された前記検出波を受信して、前記測定個所に前記物体が存在することを検知することを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
  5. 前記物体検出装置が、前記搬送路の搬送面上に存在する前記物体を検知するための装置であって、
    前記送受信装置を、送信装置と受信装置とで構成するともに、
    前記送信装置と前記受信装置とを前記搬送路を挟んで対向配置して前記検出波の送受信を行い、前記受信装置による受信信号が途絶えたときに、前記測定個所に前記物体が存在することを検知することを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
  6. 前記容器がコークス炉であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の物体検出装置。
  7. 前記コークス炉の天井面を移動する装炭車の石炭投入シュートに装着され、前記石炭投入シュートの内部を通じて炉内との間で前記検出波の送受信を行うことを特徴とする請求項6記載の物体検出装置。
  8. 鋼板製造工程において、前記搬送路を移動する鋼片を検知することを特徴とする請求項1、3または4記載の物体検出装置。
  9. 前記検出波が、マイクロ波またはミリ波であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の物体検出装置。
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