JP2021076147A - 車両用有段自動変速機の制御装置 - Google Patents

車両用有段自動変速機の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】油圧式の有段自動変速機において、無駄な油圧学習を抑制して演算負荷を軽減することができるようにする。【解決手段】車両の車速を含むパラメータで規定された変速機動作点が変速線を超えたら変速制御を開始する変速制御部12Aと、変速線に対して前記変速機動作点の移動方向手前に設定された学習開始線を前記変速機動作点が超えたら当該変速に係る油圧の学習制御を開始する学習制御部12Bと、学習制御の開始後に第1所定時間が経過しても当該学習制御が完了しない場合は前記学習制御を中止する学習制御中止部12Dと、学習制御の開始時点の車速と加速度とから、第1所定時間よりも短い第2所定時間後の前記車両の車速を推定し、推定した車速が前記変速線上の車速以上でない場合は学習を停止する学習制御停止部12Eと、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、有段副変速機構付き無段変速機に用いて好適の車両用有段自動変速機の制御装置に関するものである。
油圧式の有段自動変速機では、変速(変速段の切替)の際に摩擦係合要素へ供給する油圧を学習制御することが知られている。これは、変速時に解放側の摩擦係合要素で滑りを開始する油圧や、係合側の摩擦係合要素でトルク伝達を開始する油圧が摩擦係合要素の経年劣化などによって変化するからである。
無段変速機構(バリエータ)に有段の副変速機構(有段副変速機ともいう)を組み合わせた副変速機構付き無段変速機(有段副変速機付きCVT)においても、かかる学習制御が知られている。
例えば特許文献1には、Lowブレーキの係合で達成される1速(Low)とHighクラッチの係合で達成される2速(High)との2段の変速段を備えた副変速機において、LowからHighへ変速させる際に、Lowブレーキで滑りを開始する油圧及びHighクラッチでトルク伝達を開始する油圧を学習することが記載されている。
この油圧学習では、副変速機を1速から2速へ変速させるモード切替線の少しLow側に学習開始線を設定し、車両運転状態(変速機の運転状態)が学習開始線をHigh側へ超えたときに学習を開始し、その後に実際の変速が開始されるようになっている。
国際公開第2016/152327号
ところで、油圧式の有段自動変速機では、変速制御時に、解放側摩擦係合要素の油圧を緩やかなランプ状に減少させることで解放側摩擦係合要素の解放を行い、解放側摩擦係合要素の滑りが開始したら、係合側摩擦係合要素の油圧をプリチャージしてから係合側摩擦係合要素が係合を開始する棚圧に戻し、その後緩やかなランプ状に増加させて係合を強めていく。これによって、摩擦係合要素のスリップを利用して変速を滑らかに実施できる。
しかし、変速制御に時間が掛かって例えば解放側摩擦係合要素が長時間スリップするとこの摩擦係合要素の摩耗劣化が促進されてしまう。そこで、変速開始後所定時間が経過しても変速が完了できない場合、変速フィーリング(滑らかな変速)よりも摩擦係合要素の摩耗劣化の抑制を重視して、上記の変速制御を停止し、例えば係合側摩擦係合要素の油圧を即座に上昇させて変速を完了させるようにしている。
これに合わせて、上記油圧学習も、変速開始後所定時間が経過しても学習が完了しない場合には、学習は中止され、学習にかかる演算処理はすべてキャンセルされてしまう。
一方、近年の自動変速機用制御装置(コンピュータ,CPU等の演算装置)では、上記学習制御の他、変速時の摩擦要素への油圧制御等、複雑な制御プログラムが多数用いられており、装置の演算負荷が増大しており、上記無駄な学習制御(途中でキャンセルされる制御)は装置に大きな(無駄な)演算負荷を掛けることとなる。
本発明は、このような課題に着目して創案されたもので、油圧式の有段変速機において、無駄な油圧学習を抑制して演算負荷を軽減することができるようにした車両用有段自動変速機の制御装置を提供することを目的としている。
本発明の車両用有段自動変速機の制御装置は、油圧によって係合,解放を制御される複数の摩擦要素を備え、複数の前記摩擦要素を係合,解放することにより変速を行う車両用有段自動変速機の制御装置であって、車両の車速を含むパラメータで規定された変速機動作点が変速線を越えたら変速制御を開始する変速制御部と、所定の学習開始前提条件が成立し、前記変速線に対して前記変速機動作点の移動方向手前に設定された学習開始線を前記変速機動作点が超えたら当該変速に係る油圧の学習制御を開始する学習制御部と、前記学習制御の開始後に第1所定時間が経過しても当該学習制御が完了しない場合は前記学習制御を中止する学習制御中止部と、前記学習制御中止部は、前記学習制御の開始時点の車速と加速度とから、前記学習制御の開始から前記第1所定時間よりも短い第2所定時間後の時点での前記車両の車速を推定し、推定した車速が前記変速線上の車速以上でない場合は学習を停止する学習制御停止部と、を備えていることを特徴としている。
前記変速制御部は、前記変速制御の開始後に所定時間が経過しても当該変速が完了しない場合は前記変速制御を停止する変速制御停止部を備え、前記第1所定時間には前記所定時間が適用されていることが好ましい。
前記車両用有段自動変速機は、無段変速機に直列に駆動連結され、1速と2速との前進2段を有する有段変速機であることが好ましい。
前記変速機動作点,前記変速線及び前記学習開始線は、前記車両の運転状態のパラメータである車速と前記無段変速機への入力回転とで規定される二次元マップに沿って規定されていることが好ましい。
前記学習開始前提条件には、前記車両の駆動力が一定又は略一定である安定走行条件が含まれていることが好ましい。
本発明によれば、無駄な学習演算を防止できるので、制御装置の演算負荷が軽減される。
一実施形態にかかる車両の駆動系およびその制御装置を示す構成図である。 一実施形態にかかる制御装置の記憶装置に格納された変速マップである。 一実施形態にかかる車両の駆動系の副変速機構において1速から2速に変速する場合の油圧変化等の一例を示すタイムチャートである。 一実施形態にかかる制御装置による学習制御の意義について説明するタイムチャートである。 一実施形態にかかる制御装置の機能ブロック図である。 一実施形態にかかる制御装置による学習制御の許可及び停止について説明する変速マップの要部拡大図であり、(a)は学習制御を許可する場合を示し、(b)は学習制御を停止する場合を示す。 一実施形態にかかる制御装置による学習制御を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明にかかる車両用有段自動変速機の制御装置の実施形態を説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。かかる実施形態を部分的に用いて実施したり、一部を変更して実施したり、同等の機能を有する他の機構や装置に置き換えて実施したりすることができるものである。
また、以下の説明において、「変速比」は、無段変速機構において、当該変速機構の入力回転速度を当該変速機構の出力回転速度で割って得られる値である。また、「最Low変速比」は当該変速機構の変速比が車両の発進時などに使用される最大変速比である。「最High変速比」は当該変速機構の最小変速比である。
図1に示すように、この車両は駆動源としてエンジン1を備え、エンジン1の出力回転は、ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ2、第1ギヤ列3、無段変速機(以下、単に「変速機」ともいう)4、第2ギヤ列5、差動装置6を介して駆動輪7へと伝達されるようになっている。
変速機4には、エンジン1の回転が入力されエンジン1の動力の一部を利用して駆動されるメカオイルポンプ10mと、バッテリ13から電力供給を受けて駆動される電動オイルポンプ10eとが設けられている。また、変速機4には、メカオイルポンプ10mあるいは電動オイルポンプ10eから吐出される油によって発生する油圧を調圧して変速機4の各部位に供給する油圧制御回路11が設けられている。
変速機4は、ベルト式無段変速機構(以下、「バリエータ」ともいう)20と、副変速機構30とを備え、バリエータ20と副変速機構30は、エンジン1から駆動輪7に至るまでの動力伝達経路において直列に設けられている。ただし、副変速機構30は、この例のようにバリエータ20の出力軸に直接接続されていてもよいし、その他の変速ないし動力伝達機構(例えば、ギヤ列)を介して接続されていてもよい。あるいは、副変速機構30はバリエータ20の前段(入力軸側)に接続されていてもよい。
バリエータ20は、プライマリプーリ21と、セカンダリプーリ22と、プーリ21、22の間に掛け回されるVベルト23とを備える。バリエータ20は、プライマリプーリ21、セカンダリプーリ22に油圧を給排することで、変速比を無段階に変化させる。
副変速機構30は前進2段・後進1段の有段変速機構(車両用有段自動変速機)である。副変速機構30は、2つの遊星歯車のキャリアを連結したラビニョウ型遊星歯車機構31と、ラビニョウ型遊星歯車機構31を構成する複数の回転要素に接続され、それらの連係状態を変更する複数の摩擦係合要素(Lowブレーキ32、Highクラッチ33、Revブレーキ34)とを備える。
各摩擦係合要素32〜34への供給油圧を調整し、各摩擦係合要素32〜34の係合・解放状態を変更すると、副変速機構30の変速段が変更される。以下の説明では、副変速機構30の変速段が1速(Low)である場合に「変速機4が低速モードである」と表現し、2速(High)である場合に「変速機4が高速モードである」と表現する。運転者によりアクセルペダルが踏み込まれた状態における副変速機構30の1速から2速への変速段の切り替えは、準備フェーズ、トルクフェーズ、イナーシャフェーズ、終了フェーズの順に進行する。
準備フェーズでは、Highクラッチ33への油圧のプリチャージを行い、Highクラッチ33を係合直前の状態で待機させる。トルクフェーズでは、Lowブレーキ32への供給油圧を低下させるとともにHighクラッチ33への供給油圧を上昇させ、トルクの伝達を受け持つ摩擦係合要素をLowブレーキ32からHighクラッチ33へと移行させる。イナーシャフェーズでは、変速比が変速前変速段の変速比から変速後変速段の変速比まで変化する。終了フェーズでは、Lowブレーキ32への供給油圧をゼロとしてLowブレーキ32を完全解放させるとともにHighクラッチ33への供給油圧を上昇させてHighクラッチ33を完全係合(締結)させる。
コントローラ12は、CPU121と、RAM・ROMからなる記憶装置122と、入力インターフェース123と、出力インターフェース124と、これらを相互に接続するバス125とから構成され、変速機4のバリエータ20の変速比及び推力の制御並びに副変速機構30の変速段の切替制御を実施する機能(変速制御部12A)を備えている。
入力インターフェース123には、アクセルペダルの操作量であるアクセル開度APOを検出するアクセルペダル開度センサ41の出力信号、変速機4の入力回転速度(=プライマリプーリ21の回転速度、以下、「プライマリ回転速度(或いは、プライマリ回転数)Npri」という)を検出するプライマリ回転速度センサ42の出力信号、セカンダリプーリ22の出力回転速度(以下、「セカンダリ回転速度(或いは、セカンダリ回転数)Nsec」という)を検出するセカンダリ回転速度センサ43の出力信号、車速VSPを検出する車速センサ44の出力信号等が入力される。
記憶装置122には、エンジン1の制御プログラム、変速機4の変速制御プログラム、これらプログラムで用いられる各種マップ・テーブルが格納されている。
CPU121は、記憶装置122に格納されているプログラムを読み出して実行し、入力インターフェース123を介して入力される各種信号に対して各種演算処理を施して、燃料噴射量信号、点火時期信号、スロットル開度信号、変速制御信号、電動オイルポンプ10eの駆動信号などを生成し、生成した信号を、出力インターフェース124を介してエンジン1、油圧制御回路11、電動オイルポンプ10eのモータドライバに出力する。CPU121が演算処理で使用する各種値、その演算結果は記憶装置122に適宜格納される。
油圧制御回路11は複数の流路、複数の油圧制御弁で構成される。油圧制御回路11は、コントローラ12からの変速制御信号に基づき、複数の油圧制御弁を制御して油圧の供給経路を切り替えるとともにメカオイルポンプ10mまたは電動オイルポンプ10eから吐出された作動油の油圧を必要な油圧を調圧し、これを変速機4の各部位に供給する。これにより、バリエータ20の変速比、副変速機構30の変速段が変更され、変速機4の変速が行われる。
図2は記憶装置122に格納される変速マップの一例を示している。コントローラ12は、この変速マップに基づき、車両の運転状態(この実施形態では車速VSP、プライマリ回転速度Npri、アクセル開度APO)に応じて、バリエータ20、副変速機構30を制御する。
この変速マップは、車速VSPとプライマリ回転速度Npriとをパラメータとする二次元マップであり、変速機4の動作点(変速機動作点)が車速VSPとプライマリ回転速度Npriとにより定義される。変速機4の動作点と変速マップ左下隅の零点を結ぶ線の傾き(車速VSPを示す横軸からの角度)が変速機4の変速比(バリエータ20の変速比に副変速機構30の変速比を掛けて得られる全体の変速比、以下、「スルー変速比」という)に対応する。
この変速マップには、従来のベルト式無段変速機の変速マップと同様に、アクセル開度APO毎に変速線が設定されており、変速機4の変速はアクセル開度APOに応じて選択される変速線に従って行われる。なお、図2には便宜上、全負荷線(アクセルペダル開度APO=8/8の場合の変速線)、パーシャル線(アクセル開度APO=4/8の場合の変速線)、コースト線(アクセル開度APO=0/8の場合の変速線)のみが示されている。
変速機4が低速モードの場合は、変速機4はバリエータ20の変速比を最Low変速比にして得られる低速モード最Low線とバリエータ20の変速比を最High変速比にして得られる低速モード最High線との間で変速することができる。この場合、変速機4の動作点はA領域とB領域内を移動する。
一方、変速機4が高速モードの場合は、変速機4はバリエータ20の変速比を最Low変速比にして得られる高速モード最Low線とバリエータ20の変速比を最High変速比にして得られる高速モード最High線との間で変速することができる。この場合、変速機4の動作点はB領域とC領域内を移動する。
副変速機構30の各変速段の変速比は、低速モード最High線に対応する変速比(低速モード最High変速比)が高速モード最Low線に対応する変速比(高速モード最Low変速比)よりも小さくなるように設定される。これにより、低速モードでとりうる変速機4のスルー変速比の範囲(図中、「低速モードレシオ範囲」)と高速モードでとりうる変速機4のスルー変速比の範囲(図中、「高速モードレシオ範囲」)とが部分的に重複し、変速機4の動作点が高速モード最Low線と低速モード最High線で挟まれるB領域にある場合は、変速機4は低速モード、高速モードのいずれのモードも選択可能になっている。
本実施形態は、車両の運転状態に応じて変速機4の変速(副変速機構30を1速から2速へ切り替える変速)を行う変速線(以下、モード切替変速線ともいう)が、低速モード最High線上に重なるように設定されている。変速線をこのように設定するのは、バリエータ20の変速比が小さいほど副変速機構30への入力トルクが小さくなり、副変速機構30で変速段を切り替える際の変速ショックを抑えられるからである。ただし、B領域内であれば変速は可能である。
ところで、副変速機構30の変速は、油圧によって行われる。
本実施形態では、変速線に基づいて副変速機構30の変速段を1速から2速に変更する際に、Lowブレーキ32で滑りを開始する油圧、及びHighクラッチ33でトルク伝達を開始する油圧を学習する。これは、Lowブレーキ32で滑りを開始する油圧、Highクラッチ33でトルク伝達を開始する油圧が経年劣化等によって変化するからである。
学習を行わない場合には、油圧が適正に制御されなくなるので、変速段を切り替える際に発生するショックが大きくなったり、バリエータ20のトルク容量よりも大きいトルクがバリエータ20に入力されることによりバリエータ20でベルト滑りが発生したりするおそれがある。これらを防ぐために、Lowブレーキ32で滑りを開始する油圧、及びHighクラッチ33でトルク伝達を開始する油圧の学習を行っている。
コントローラ12は、この学習を実施する機能(学習制御部12B、図5参照)を備えている。図2に示すように、変速線に対して変速機動作点の移動方向手前(すなわち、矢印で示す低車速側)に所定量(速度差DV)だけずらした学習開始線が設定されており、学習制御部12Bは、所定の学習開始前提条件が成立していると、変速機4の動作点が変速線をLow側からHigh側へ超える前に学習を開始する。学習開始前提条件とは、車両の駆動力が一定又は略一定である安定走行条件であり、ここでは、アクセル開度APOが一定又は略一定であることとしている。
図3は副変速機構30の変速段が1速から2速に変更される場合の油圧変化などを示すタイムチャートであり、時点t0でアクセルペダルが踏み込まれた後はアクセル開度APOは一定である。アクセルペダルが踏み込まれると車速が上がるため、変速機4の動作点が変速線をLow側からHigh側へ超えることになり、ここでは、時点t1において、変速機4の動作点がモード切替変速線をLow側からHigh側へ超えて副変速機30の変速(1速から2速への変速)を開始している。
変速機4の動作点は、モード切替変速線をLow側からHigh側へ超える前に学習開始線を超えるため、Lowブレーキ32で滑りを開始する油圧の学習は、時点t1よりも前の時点t01に開始され、Lowブレーキ32の指示圧Pbiを徐々に低下させる。これにより、Lowブレーキ32の実圧Pbaが徐々に低下する。係合時のLowブレーキ32の油圧は、副変速機構30に入力するトルクに対して滑りが発生しないように安全率を考慮して設定されている。そのため、Lowブレーキ32の指示圧Pbiの低下を開始しても、Lowブレーキ32で直ぐに滑りが発生するわけではない。図3においては、Lowブレーキ32の指示圧Pbiを細実線で示し、Lowブレーキ32の実圧Pbaを細破線で示す。
時点t02において、セカンダリ回転速度Nsecが増加すると、Lowブレーキ32の実圧Pbaの低下によりLowブレーキ32で滑りが発生しているものと判定される。この時のLowブレーキ32の指示圧(目標圧)Pbiが、Lowブレーキ32で滑りを開始する油圧として学習される。なお、図3において、セカンダリ回転速度Nsecの実際の変化は実線で、1速時にLowブレーキ32で滑りが生じない場合のセカンダリ回転速度Nsec1の変化は細破線で、2速時にHighクラッチ33で滑りが生じない場合のセカンダリ回転速度Nsec2の変化は太破線で、それぞれ示している。
次に時点t1において、変速機4の動作点がモード切替変速線をLow側からHigh側へ超えるように変化し、変速が開始される。まず、準備フェーズが開始され、Highクラッチ33の指示圧Pciを一端高くした後に所定圧まで低くして所定圧に保持するプリチャージが行われ、Highクラッチ33の実圧Pcaが増加する。図3においては、Highクラッチ33の指示圧(目標圧)Pciを太破線で示し、Highクラッチ33の実圧Pcaを太実線で示す。
時点t2において、セカンダリ回転速度Nsecが低下すると、Highクラッチ33の実圧Pcaの増加によりHighクラッチ33でトルク伝達が開始されたと判定される。このときのHighクラッチ33の油圧がクラッチミートポイントを規定する。準備フェーズを開始した後のトルク伝達開始タイミングとセカンダリ回転速度Nsecの変化速度とから、Highクラッチ33でトルク伝達を開始する油圧を学習し、Highクラッチ33のプリチャージ圧が補正される。
例えば、図4に示すように、Highクラッチ33におけるトルク伝達開始タイミングが早い場合(早いミート)には、プリチャージ圧が低くなるように補正される。また、Highクラッチ33におけるトルク伝達開始タイミングが遅い場合(遅いミート)には、プリチャージ圧が高くなるように補正される。
その後は、トルクフェーズ、イナーシャフェーズ、終了フェーズが実施されて、変速機4の変速が終了する。
ところで、油圧式の有段変速機では、変速制御時に、上記のように種々のフェーズを実行しながら解放側摩擦係合要素の油圧を緩やかなランプ状に減少させることで解放側摩擦係合要素の解放を行い、解放側摩擦係合要素の滑りが開始したら、係合側摩擦係合要素の油圧をプリチャージしてから係合側摩擦係合要素が係合を開始する棚圧に戻し、その後緩やかなランプ状に増加させて係合側摩擦係合要素の係合を緩やかに強めていくことによって、摩擦係合要素のスリップを利用して変速を滑らかに実施できる。
しかし、変速制御に時間が掛かって例えば解放側摩擦係合要素が長時間スリップするとこの摩擦係合要素の摩耗劣化が促進されてしまう。そこで、コントローラ12は、変速開始後所定時間(例えば5秒)が経過しても変速が完了できない場合、変速フィーリング(滑らかな変速)よりも摩擦係合要素の摩耗劣化の抑制を重視して、上記の変速制御を停止させ、例えば係合側摩擦係合要素の油圧を即座に上昇させ速やかに係合させて変速を完了させるか或いは変速を中止して直前の変速段を維持する機能(変速制御停止部12C)を備えている。
コントローラ12は、この変速制御の停止に合わせて、油圧の学習制御も、変速開始後に第1所定時間が経過しても学習が完了しない場合には、学習を中止し、学習にかかる演算処理はすべてキャンセルする機能(学習制御中止部12D)を備えている。この場合の第1所定時間は、変速制御の停止を判断する所定時間(例えば5秒)に対応して設定される。ここでは、第1所定時間を変速制御の停止を判断する所定時間と一致させているが、必ずしも一致させる必要はない。
しかし、このように、学習制御がタイムオーバーで中止されると、長い演算時間を要しながら何の結果も得られないことになり、制御装置に大きな(無駄な)演算負荷を掛けることになる。
そこで、本装置では、このように時間内に学習が完了しないと予測される場合には、この予測した時点で、学習制御を停止させて制御装置への演算負荷を軽減させるようにする機能(学習制御停止部12E)を有している。
学習制御は、車両の駆動力(ここでは、アクセル開度APO)が一定又は略一定であることを前提に、変速機4の動作点がモード切替変速線(ここでは、1速から2速に変更する変速線)に接近している(即ち、一定の速度上昇がある)状態で動作点が学習開始点を超えたら開始されるので、学習制御の開始時には、車両は一定の加速度を有している。しかし、車両の走行路が登坂路であったり、車両の搭載重量が大きかったりすると、加速度は低く動作点が学習開始点を超えた後に変速線に到達するまでに時間がかかる場合がある。
このような動作点の車速方向への移動(速度上昇)は、車両の速度上昇状態(加速状態)等から把握できる。本装置の学習制御停止部12Eでは、動作点が学習開始点を超えた時点から第2所定時間内にモード切替変速線に到達するか否かを演算して時間内学習が完了するか否かを推定する。また、第2所定時間は、第1所定時間より短い値(ここでは、3秒)に設定することで、学習制御停止部12Eの演算自体が過剰な演算負荷とならないようにしている。
図5は本実施形態にかかる制御装置の機能ブロック図である。図5に示すように、コントローラ12内には、変速制御部12A,学習制御部12B,変速制御停止部12C,学習制御中止部12D及び学習制御停止部12Eの各機能要素が設けられている。
学習制御停止部12Eは、車速VSPと、加速度と、学習制御開始時点からの想定時間(第2所定時間、ここでは3秒)とから、想定時間における車速(=3s後車速)VSPを計算する。また、3s後車速から3秒後の変速機4の出力回転数を演算することができ、3s後車速とアクセル開度APOとから3秒後の目標出力回転数を演算でき、これらから、3秒後の変速機4の変速比(スルー変速比)である3s後Dratioを演算できる。3s後車速と3s後Dratioとから変速機4の動作点を推定する。
ただし、アクセル開度が一定であれば低車速域を除いて変速機4の動作点の移動は車速方向が主体となるので、最もシンプルには、その時点の車速と加速度とから、想定時間後の車速を推定するだけで、想定時間後の動作点の位置を推定することができる。
図6(a),(b)は、アクセル開度APO一定値APOnで車速VSPが上昇している状況で学習制御が開始された場合に、学習制御停止部12Eで演算される学習制御開始時点からの想定時間(3秒)後の動作点(3s後動作点)P2,P3の位置の例を示すものである。図6(a)に示すように、3s後動作点P2が変速線(点P0参照)を超えた位置にあれば、学習制御を許可し、図6(b)に示すように、3s後動作点P3が変速線(点P0参照)よりも手前の位置にあれば、学習制御を停止する。
本制御装置は、上記のように構成されているので、例えば図7のフローチャートに示すように、副変速機30の油圧制御にかかる学習制御が行われる。なお、図7のフローは所定周期で繰り返されるものとする。
図7に示すように、学習開始前提条件(スロットル開度APOが一定)が成立しているか否かを判断する(ステップS10)。学習開始前提条件が成立していなければタイマを0リセットして(ステップS120)この周期の処理を終えリターンする。学習開始前提条件が成立してれば、変速機4の動作点が学習制御開始線を越えたか否かを判断する(ステップS20)。
動作点が学習制御開始線を越えなければタイマを0リセットして(ステップS120)この周期の処理を終えリターンする。一方、動作点が学習制御開始線を超えたら、タイマカウントを実施し(ステップS30)、学習制御を実施する(ステップS40)。さらに、その時点の車速と加速度を取得して(ステップS50)、学習制御開始時点から第2所定時間後(ここでは、3秒後)の車速を推定し(ステップS60)、推定車速に到達しても動作点が変速線(モード切替線)を越えないか否か(推定車速が変速線上の車速以上でないか否か)を判断する(ステップS70)。
ただし、学習制御開始時点から第2所定時間が経過したら、ステップS70では常に否定判定(No)され、ステップS70からステップS90に進むことになる。
推定車速に到達しても動作点が変速線を越えない(推定車速が変速線上の車速以上でない)と判断したら、学習制御を停止し(ステップS80)、タイマを0リセットして(ステップS130)この周期の処理を終える。なお、学習制御を停止したら所定のインターバル時間(所定周期数)だけフローの処理を休止する。一方、推定車速に到達したら動作点が変速線を超えると判断したら、タイマ値が第1所定時間(ここでは、5秒)よりも小さいか否かを判断する(ステップS90)。
タイマ値が第1所定時間よりも小さいと判断した場合は、学習が完了したか否かを判断し(ステップS100)、学習が完了したと判断した場合は、タイマを0リセットして(ステップS130)この周期の処理を終える。この場合も、学習制御を停止したら所定のインターバル時間(所定周期数)だけフローの処理を休止する。
学習が完了していないと判断した場合は、この周期の処理を終えリターンする。
タイマ値が第1所定時間以上であると判断した場合は、学習制御を中止し(ステップS110)、タイマを0リセットして(ステップS130)この周期の処理を終える。この場合も、学習制御を停止したら所定のインターバル時間(所定周期数)だけフローの処理を休止する。
なお、例えば学習制御の開始を判定した制御周期で、推定車速に到達しても動作点が変速線を越えない(推定車速が変速線上の車速以上でない)と判断したら、学習制御の開始同時に学習制御を停止することになり、実質的には学習制御は開始されないことになる。また、学習制御の開始を判定した制御周期では、推定車速に到達したら動作点が変速線を越える(推定車速が変速線上の車速以上である)と判断したが、その直後の加速度の低下により、その後の制御周期で、推定車速に到達しても動作点が変速線を越えない(推定車速が変速線上の車速以上でない)と判断する場合もあり、この場合は、学習制御を一旦開始した後に学習制御を停止することになる。
このようにして、動作点が制御開始点を超えて学習制御を開始したら、制御開始時点から所定時間後の動作点位置を周期的に推定し、動作点が変速線を越えない(推定車速が変速線上の車速以上でない)と判断したら、その時点で学習制御を停止するので、無駄な学習制御を続行することが防止されて制御装置12の演算負荷を軽減することができる。
制御装置12は、様々な処理を行っているので、かかる演算負荷の軽減により、他の処理を速やか且つ適正に実施できるようになる(以上、効果1)。
また、道路勾配、車重、空気抵抗、道路状況などに起因して、車速が想定通りに上がらない場合には、動作点が変速線を越えない(推定車速が変速線上の車速以上でない)と判断されないままで、変速制御の開始後に所定時間が経過しても当該変速が完了しない場合がある。この場合には、変速制御停止部12Cが変速制御を停止するので、摩擦係合要素のスリップを利用した変速制御が長引くことによって発生する摩擦係合要素の摩耗劣化を抑制することができる。アップシフト側への変速制御の停止時に、変速を中止する場合、低速段による動力性能を維持でき、車両もたつきがない効果もある。
また、これと共に、学習制御中止部12Dが学習制御を中止するので、誤った学習を回避することができる(以上、効果2)。
本実施形態のように、バリエータ(無段変速機構)20に直列に駆動連結され、1速と2速との前進2段を有する有段変速機である副変速機を対象とする場合、誤学習を減らすことによって、1速モード(低速モード)と2速モード(高速モード)とが重複する領域における変速を適切に実施できるようになり、スルー変速比を滑らかに変更でき変速性能が向上する(以上、効果3)。
また、車両の運転状態のパラメータである車速と無段変速機への入力回転とで規定される二次元マップに沿って規定される変速機動作点,変速線及び学習開始線を用いて変速や学習を制御することにより、変速制御に対して適切に学習制御を実施することができる(以上、効果4)。
また、学習開始前提条件には、車両の駆動力が一定又は略一定である安定走行条件が含まれているので、変速開始から変速完了までがもたつくことなく完了しやすい状況で学習が開始される。このため、学習を適切かつ確実に行うことができる(以上、効果5)。
〔その他〕
以上実施形態を説明したが、上記実施形態は一例であり本発明は他の態様で実施することもできる。
例えば、上記実施形態では、学習制御停止部12Eが学習制御の開始を判定してから第2所定時間が経過するまでの間は、周期的に制御開始時点から第2所定時間後の動作点位置(車速)を推定して学習の許可と停止とを判定しているが、学習制御停止部12Eが学習制御の開始を判定した時点でのみ制御開始時点から第2所定時間後の動作点位置(車速)を推定して学習の許可と停止とを判定するようにしてもよい。この場合は、実質的には、学習制御を開始しないことになる。
また、上記実施形態では1速から2速への変速を例示したが、本発明はこれに限らず種々の変速に適用することができる。
さらに、本発明は、上記副変速機構に限らず、車両用有段自動変速機に広く適用することができる。
1 駆動源としてのエンジン
2 ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ
3 第1ギヤ列
4 無段変速機(変速機)
5 第2ギヤ列
6 差動装置
7 駆動輪
10m メカオイルポンプ
10e 電動オイルポンプ
11 油圧制御回路
12 コントローラ
12A 変速制御部
12B 学習制御部
12C 変速制御停止部
12D 学習制御中止部
12E 学習制御停止部
121 CPU
122 記憶装置
123 入力インターフェース
124 出力インターフェース
125 バス
20 ベルト式無段変速機構(バリエータ)
21 プライマリプーリ
22 セカンダリプーリ
23 Vベルト
30 副変速機構
31 ラビニョウ型遊星歯車機構
32 Lowブレーキ
33 Highクラッチ
34 Revブレーキ
41 アクセルペダル開度センサ
42 プライマリ回転速度センサ
43 セカンダリ回転速度センサ
44 車速センサ

Claims (5)

  1. 油圧によって係合,解放を制御される複数の摩擦要素を備え、複数の前記摩擦要素を係合,解放することにより変速を行う車両用有段自動変速機の制御装置であって、
    車両の車速を含むパラメータで規定された変速機動作点が変速線を越えたら変速制御を開始する変速制御部と、
    所定の学習開始前提条件が成立し、前記変速線に対して前記変速機動作点の移動方向手前に設定された学習開始線を前記変速機動作点が超えたら当該変速に係る油圧の学習制御を開始する学習制御部と、
    前記学習制御の開始後に第1所定時間が経過しても当該学習制御が完了しない場合は前記学習制御を中止する学習制御中止部と、
    前記学習制御中止部は、前記学習制御の開始時点の車速と加速度とから、前記学習制御の開始から前記第1所定時間よりも短い第2所定時間後の時点での前記車両の車速を推定し、推定した車速が前記変速線上の車速以上でない場合は学習を停止する学習制御停止部と、を備えている
    ことを特徴とする車両用有段自動変速機の制御装置。
  2. 前記変速制御部は、前記変速制御の開始後に所定時間が経過しても当該変速が完了しない場合は前記変速制御を停止する変速制御停止部を備え、
    前記第1所定時間には前記所定時間が適用されている
    ことを特徴とする請求項1に記載された車両用有段自動変速機の制御装置。
  3. 前記車両用有段自動変速機は、無段変速機に直列に駆動連結され、1速と2速との前進2段を有する有段変速機である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載された車両用有段自動変速機の制御装置。
  4. 前記変速機動作点,前記変速線及び前記学習開始線は、前記車両の運転状態のパラメータである車速と前記無段変速機への入力回転とで規定される二次元マップに沿って規定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載された車両用有段自動変速機の制御装置。
  5. 前記学習開始前提条件には、前記車両の駆動力が一定又は略一定である安定走行条件が含まれている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載された車両用有段自動変速機の制御装置。
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