JP2021075924A - 鉄筋結束機 - Google Patents

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匡輔 松野
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祐太 朝倉
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Abstract

【課題】スリーブの初期位置が前進位置にある場合の鉄筋結束機の不具合を解消することができる技術を開示する。【解決手段】鉄筋結束機は、ワイヤを用いて鉄筋を結束してもよい。鉄筋結束機は、モータと、スクリューシャフトと、スリーブと、保持部材と、本体と、バンパと、を備えていてもよい。スクリューシャフトは、モータの回転によって回転してもよい。前後方向に関して、スリーブは、スクリューシャフトの回転に伴い前進位置と後退位置との間を移動してもよい。保持部材は、スリーブが前進位置から後退位置に向かって移動するときにワイヤを保持してもよい。本体は、モータと、スクリューシャフトと、スリーブと、を収容してもよい。スリーブが前進位置にあるとき、バンパは、前側で本体に当接し、後側でスリーブに当接してもよい。【選択図】図8

Description

本明細書で開示する技術は、鉄筋結束機に関する。
特許文献1には、鉄筋結束機が開示されている。鉄筋結束機は、ワイヤを用いて鉄筋を結束する。鉄筋結束機は、モータと、スクリューシャフトと、スリーブと、保持部材と、本体と、バンパと、を備えている。モータは、モータケーシングの内部に配置されている。スクリューシャフトは、モータの駆動によって回転する。スリーブは、スクリューシャフトの回転に伴い前進位置と後退位置との間を移動する。保持部材は、スリーブが後退位置から前進位置に向かって移動するときにワイヤを保持する。本体は、モータとスクリューシャフトとスリーブとを収容する。バンパは、スリーブとモータケーシングとの間に配置されている。バンパは、スリーブが後退位置にあるときに、スリーブとモータケーシングとに当接することによって、スリーブを後退位置に位置決めし、また、スリーブがモータケーシングに直接当接することを抑制する。
特開2010−185184号公報
スリーブが前進位置から後退位置に向かって移動するときにワイヤを保持する構成を有する鉄筋結束機では、鉄筋結束機が結束動作を実行する前の状態において、スリーブの初期位置が前進位置にある。モータケーシングはスリーブよりも後方に配置されているから、従来の鉄筋結束機のような、スリーブとモータケーシングとの間に配置されるバンパでは、スリーブを前進位置に位置決めすることができず、スリーブが前進位置に位置するときに本体等の他の部材に直接衝突することを抑制することができない。本明細書では、スリーブの初期位置が前進位置にある場合の鉄筋結束機の不具合を解消することができる技術を開示する。
本明細書は、鉄筋結束機を開示する。鉄筋結束機は、ワイヤを用いて鉄筋を結束する。鉄筋結束機は、モータと、スクリューシャフトと、スリーブと、保持部材と、本体と、バンパと、を備えている。スクリューシャフトは、モータの回転によって回転する。前後方向に関して、スリーブは、スクリューシャフトの回転に伴い前進位置と後退位置との間を移動する。保持部材は、スリーブが前進位置から後退位置に向かって移動するときにワイヤを保持する。本体は、モータと、スクリューシャフトと、スリーブと、を収容する。スリーブが前進位置にあるとき、バンパは、前側で本体に当接し、後側でスリーブに当接する。
上記の構成では、スリーブが前進位置にあるとき、バンパは前側で本体に当接するとともに後側でスリーブに当接するので、スリーブを初期位置に復帰させる場合に、スリーブが本体に直接衝突することを抑制することができる。
また、本明細書は、鉄筋結束機を開示する。鉄筋結束機は、ワイヤを用いて鉄筋を結束する。鉄筋結束機は、モータと、スクリューシャフトと、スリーブと、保持部材と、本体と、位置決め部材と、を備えている。スクリューシャフトは、モータの回転によって回転する。前後方向に関して、スリーブは、スクリューシャフトの回転に伴い前進位置と後退位置との間を移動する。保持部材は、スリーブが前進位置から後退位置に向かって移動するときにワイヤを保持する。本体は、モータと、スクリューシャフトと、スリーブと、を収容する。位置決め部材は、スリーブを前進位置に位置決めする。
スリーブの初期位置が前進位置からずれた位置にある状態で、その後にワイヤを鉄筋に結束する結束動作が実行された場合、保持部材がワイヤを正確に保持できないことがある。上記の構成では、位置決め部材によりスリーブを前進位置に位置決めすることによって、その後に実行される結束動作において、保持部材によるワイヤの保持不良を抑制することができる。
実施例の鉄筋結束機2の斜視図である。 実施例の鉄筋結束機2について、左側本体4aと、左側グリップ6aと、左側バッテリ取付部8aと、カバー20と、を外した状態の左側面図である。 実施例の鉄筋結束機2の捩り機構44の斜視図である。 実施例の鉄筋結束機2のスクリューシャフト68と、クランプガイド70と、保持部材76と、付勢部材72との上面図である。 実施例の鉄筋結束機2のアウタスリーブ102が前進位置にある状態の捩り部64の断面斜視図である。 図4のVI−VI線における断面図である。 実施例の鉄筋結束機2について、アウタスリーブ102が後退位置にある状態の捩り部64の上側断面図である。 実施例の鉄筋結束機2について、アウタスリーブ102が前進位置にある状態の捩り部64の上側断面図である。
1つまたはそれ以上の実施形態において、鉄筋結束機は、モータと、スクリューシャフトと、スリーブと、保持部材と、本体と、バンパと、を備えていてもよい。スクリューシャフトは、モータの回転によって回転してもよい。前後方向に関して、スリーブは、スクリューシャフトの回転に伴い前進位置と後退位置との間を移動してもよい。保持部材は、スリーブが前進位置から後退位置に向かって移動するときにワイヤを保持してもよい。本体は、モータと、スクリューシャフトと、スリーブと、を収容してもよい。スリーブが前進位置にあるとき、バンパは、前側で本体に当接し、後側でスリーブに当接してもよい。
上記の構成では、スリーブが前進位置にあるとき、バンパは前側で本体に当接するとともに後側でスリーブに当接するので、スリーブを初期位置に復帰させる場合に、スリーブが本体に直接衝突することを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、バンパは、本体に支持されていてもよい。
上記の構成では、スリーブ側の構成を簡素化することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、スリーブは、外周面に段差部を有していてもよい。スリーブが前進位置にあるとき、バンパは、後側で段差部に当接してもよい。
上記の構成では、スリーブに段差部を形成する簡易な構成によって、前進位置において、スリーブをバンパに当接させることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、鉄筋結束機は、本体の内面からスリーブに向かって延びる壁部をさらに備えていてもよい。スリーブが前進位置にあるとき、壁部は、スリーブの外周面を覆っていてもよい。
鉄筋結束機が使用される現場では、鉄粉や土埃等の粉塵が舞うことがある。この場合、粉塵が鉄筋結束機の内部に侵入してモータに到達すると、モータの動作不良が発生することがある。上記の構成では、本体の内面から延びる壁部がスリーブの外周面を覆うので、壁部によって、粉塵が鉄筋結束機の内部に侵入してモータに到達することを抑制することができる。これにより、モータの動作不良が発生することを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、壁部は、スリーブ側に第1溝部を有していてもよい。バンパは、第1溝部に嵌合していてもよい。
上記の構成では、壁部を利用することによって本体にバンパを取り付けることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、第1溝部は、前側に位置する第1面と、後側に位置する第2面と、を有していてもよい。第1面は、第2面よりもスリーブ側まで延びていてもよい。スリーブが前進位置にあるとき、バンパは、前側で第1面に当接し、後側で第2面と段差部に当接してもよい。
上記の構成では、第1溝部を用いることによって、バンパを嵌合させることができるとともに、バンパを第1溝部の第1面とスリーブの段差部に当接させることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、スリーブが前進位置にあるとき、第2面は、段差部よりも径方向外側に配置されていてもよい。
上記の構成では、段差部が第2面に当接することを抑制することができる。これにより、スリーブが後退位置から前進位置に移動するときにスリーブが本体に衝突することを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、鉄筋結束機は、本体に対してスリーブを前後方向に移動可能に支持する支持部材をさらに備えていてもよい。
鉄筋結束機が支持部材を備えていない場合、スリーブは、モータによってのみ支持されるため、モータと反対側におけるスリーブの端部は、前後方向に直交する上下方向と左右方向に関して正確に位置決めされない。これにより、保持部材を正確に位置決めすることができない。上記の構成では、支持部材が本体に対してスリーブを前後方向に移動可能に支持するので、上下方向と左右方向に関して、スリーブを正確に位置決めすることができる。これにより、保持部材を正確に位置決めすることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、壁部は、スリーブ側に第2溝部を有していてもよい。支持部材は、第2溝部に嵌合していてもよい。
上記の構成では、壁部を利用することによって本体に支持部材を取り付けることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、支持部材は、バンパよりも前側に配置されていてもよい。
上記の構成では、支持部材によって、粉塵が支持部材よりもバンパ側に侵入してモータに到達することを抑制することができる。これにより、モータの動作不良が発生することを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、バンパは、円環形状を有していてもよい。
上記の構成では、スリーブの外周面の周方向に関する段差部の位置によらず、バンパは、前側から本体に当接することができるとともに、後側からスリーブに当接することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、バンパは、弾性材料から成っていてもよい。
上記の構成では、バンパは、本体とスリーブとに当接する場合に弾性変形する。これにより、スリーブから本体に付与される衝撃を緩和することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、スリーブが前進位置にあるとき、保持部材は、ワイヤを保持しない開状態に維持されていてもよい。
スリーブが前進位置にあるときに保持部材がワイヤを保持する閉状態に維持されていた場合、ワイヤを保持するためには、保持部材を開状態に切り替える動作が追加で必要となる。上記の構成では、保持部材の状態を切り替える動作を少なくすることができる。
また、1つまたはそれ以上の実施形態において、鉄筋結束機は、モータと、スクリューシャフトと、スリーブと、保持部材と、本体と、位置決め部材と、を備えていてもよい。スクリューシャフトは、モータの回転によって回転してもよい。前後方向に関して、スリーブは、スクリューシャフトの回転に伴い前進位置と後退位置との間を移動してもよい。保持部材は、スリーブが前進位置から後退位置に向かって移動するときにワイヤを保持してもよい。本体は、モータと、スクリューシャフトと、スリーブと、を収容してもよい。位置決め部材は、スリーブを前進位置に位置決めしてもよい。
スリーブの初期位置が前進位置からずれた位置にある状態で、その後にワイヤを鉄筋に結束する結束動作が実行された場合、保持部材がワイヤを正確に保持できないことがある。上記の構成では、位置決め部材によりスリーブを前進位置に位置決めすることによって、その後に実行される結束動作において、保持部材によるワイヤの保持不良を抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前進位置では、位置決め部材は、スリーブに当接して変形してもよい。
上記の構成では、位置決め部材はスリーブに当接して変形するため、スリーブから本体に付与される衝撃を緩和することができる。
(実施例)
図1から図8を参照して、実施例の鉄筋結束機2を説明する。鉄筋結束機2は、複数の鉄筋RをワイヤWを用いて結束する。例えば、鉄筋結束機2は、直径が16mm以下の細径の鉄筋Rや、直径が16mmよりも大きい(例えば直径が25mmまたは32mm)の太径の鉄筋RをワイヤWを用いて結束する。ワイヤWの直径は、例えば0.5mmから2.0mmの間の値である。
図1に示すように、鉄筋結束機2は、本体4と、グリップ6と、バッテリ取付部8と、制御部10(図2参照)と、収容部16と、を備えている。本体4は、左側本体4aと、右側本体4bと、を備えている。左側本体4aは、本体4の左半分の外形形状を形成している。右側本体4bは、本体4の右半分の外形形状を形成している。左側本体4aと右側本体4bとは、ねじ5によって固定されている。なお、本実施例では、後述する捩り部64(図2参照)の長手方向を前後方向と呼び、前後方向に直交する方向を上下方向と呼び、前後方向および上下方向に直交する方向を左右方向と呼ぶ。
グリップ6は、作業者によって把持される。グリップ6は、本体4の後部下側に配置されている。グリップ6は、本体4と一体的に形成されている。グリップ6は、左側グリップ6aと、右側グリップ6bと、を備えている。左側グリップ6aは、グリップ6の左半分の外形形状を形成している。右側グリップ6bは、グリップ6の右側の外形形状を形成している。左側グリップ6aと右側グリップ6bとは、ねじ7によって固定されている。
グリップ6の前側上部には、トリガ12が配置されている。トリガ12が押し込まれると、ワイヤWを使用して鉄筋Rを結束する結束動作が開始される。
バッテリ取付部8は、グリップ6の下側に配置されている。バッテリ取付部8は、グリップ6と一体的に形成されている。バッテリ取付部8は、左側バッテリ取付部8aと、右側バッテリ取付部8bと、を備えている。左側バッテリ取付部8aは、バッテリ取付部8の左半分の外形形状を形成している。右側バッテリ取付部8bは、バッテリ取付部8の右半分の外形形状を形成している。左側バッテリ取付部8aと右側バッテリ取付部8bとは、ねじ9a、9bによって固定されている。
バッテリ取付部8には、バッテリBが着脱可能に取り付けられる。バッテリBは、例えばリチウムイオンバッテリ等の二次電池である。図2に示すように、バッテリ取付部8は、制御部10を収容する。制御部10は、トリガ12が押し込まれると、ワイヤWを用いて鉄筋Rを結束する結束動作を開始するための制御を実行する。
図1に示すように、リール26を収容するための収容部16が、本体4の下側であって、グリップ6よりも前側に配置されている。収容部16は、保持部18と、カバー20と、を備えている。保持部18は、ねじ25によって本体4の前側下部に取り付けられており、ねじ9bによってバッテリ取付部8の前部に取り付けられている。保持部18は、左側面に開口28(図2参照)を有している。カバー20は、保持部18の開口28を閉じることができる。保持部18とカバー20との間に収容室30(図2参照)が形成される。図2に示すように、収容室30には、ワイヤWが巻回されているリール26が配置されている。
鉄筋結束機2は、送り機構40と、切断機構42と、捩り機構44と、を備えている。送り機構40は、送りモータ48と、送り部52と、案内部54と、を備えている。送りモータ48は、図示省略の配線を介して制御部10に接続されている。送りモータ48は、バッテリBから供給される電力によって回転する。送りモータ48は、制御部10によって、正回転状態と逆回転状態とに切り替わる。
送り部52は、送りモータ48が正回転すると、リール26に巻回されたワイヤWを案内部54に送り出す。また、送り部52は、送りモータ48が逆回転すると、案内部54からワイヤWをリール26に向けて引き戻す。
案内部54は、送り部52よりも前側かつ上側に配置されている。案内部54は、送り部52から送り出されたワイヤWを、鉄筋Rの周りに円環状に案内する。
切断機構42は、本体4に収容されている。切断機構42は、図示省略のカッタを備えている。カッタは、捩り機構44の動作に連動して回転することによって、ワイヤWを切断する。
捩り機構44は、本体4に収容されている。捩り機構44は、送り部52と切断機構42よりも上側に配置されている。図3に示すように、捩り機構44は、捩りモータ60と、減速部62と、捩り部64と、を備えている。なお、図3では、捩り機構44と、後述する支持部材138およびバンパ140との位置関係を理解し易くするために、支持部材138とバンパ140が図示されている。捩りモータ60は、図示省略の配線を介して制御部10に接続されている。捩りモータ60は、バッテリBから供給される電力によって回転する。捩りモータ60は、制御部10によって、正回転状態と逆回転状態とに切り替わる。
減速部62は、捩りモータ60に連結している。減速部62は、複数の減速ギヤによって捩りモータ60の回転を減速する。
図3から図5に示すように、捩り部64は、スクリューシャフト68と、クランプガイド70と、付勢部材72と、スリーブ74と、保持部材76と、を備えている。
スクリューシャフト68は、減速部62に連結されている。スクリューシャフト68を後側から見たとき、スクリューシャフト68は、捩りモータ60が正回転すると左ねじの方向に回転し、捩りモータ60が逆回転すると右ねじの方向に回転する。
図4に示すように、スクリューシャフト68は、太径部80と、細径部82と、を備えている。太径部80は、スクリューシャフト68の後部に位置しており、細径部82は、スクリューシャフト68の前部に位置している。太径部80の外周面には、螺旋状のボール溝84が形成されている。ボール溝84には、ボール86が嵌合する。太径部80と細径部82との段差には、円環状のワッシャ88が配置されている。細径部82の前部には、係合溝90が形成されている。
図5に示すように、細径部82の前部は、クランプガイド70の受け溝92に挿入されている。なお、図5では、後述する支持部材138とバンパ140の位置を理解し易くするために、支持部材138とバンパ140が図示されている。図6に示すように、クランプガイド70の係合ピン94は、スクリューシャフト68の細径部82の係合溝90に入り込んでおり、係合溝90の底面と僅かに離れている。係合ピン94は、係合溝90内を前後方向に相対的に移動可能であり、係合溝90の前側面と後側面に係合する。これにより、スクリューシャフト68とクランプガイド70とが係合する。図5に示すように、クランプガイド70の外周面には、段差部96が形成されている。段差部96よりも後側にあるクランプガイド70の外周面は、段差部96よりも前側にあるクランプガイド70の外周面よりも大径である。
また、細径部82は、付勢部材72に挿通している。付勢部材72は、ワッシャ88とクランプガイド70との間に配置されている。付勢部材72は、クランプガイド70をワッシャ88から離れる方向に付勢する。
スクリューシャフト68とクランプガイド70とは、スリーブ74に挿入されている。スリーブ74は、インナスリーブ100と、アウタスリーブ102と、を備えている。インナスリーブ100には、スクリューシャフト68の太径部80が挿入されている。インナスリーブ100には、ボール穴104(図7、図8参照)が形成されている。ボール穴104には、ボール86が嵌合する。インナスリーブ100は、ボール溝84とボール穴104との間に嵌合したボール86を介して、即ち、ボールねじを介してスクリューシャフト68と連結している。ボール溝84が形成されている範囲では、スクリューシャフト68がインナスリーブ100に対して回転すると、インナスリーブ100は、前後方向に移動する。
アウタスリーブ102には、スクリューシャフト68とクランプガイド70とインナスリーブ100とが挿入されている。アウタスリーブ102は、止めねじ108によって、インナスリーブ100に固定されている。アウタスリーブ102は、前後方向に延びる円筒形状を有する。アウタスリーブ102の内周面には、段差部106が形成されている。段差部106よりも前側にあるアウタスリーブ102の内周面は、段差部106よりも後側にあるアウタスリーブ102の内周面よりも小径である。また、アウタスリーブ102の外周面には、段差部110が形成されている。段差部110よりも前側にあるアウタスリーブ102の外周面は、段差部110よりも後側にあるアウタスリーブ102の外周面よりも小径である。アウタスリーブ102は、インナスリーブ100とともに動作(即ち、移動または回転)する。ボール溝84が形成されている範囲では、スクリューシャフト68がインナスリーブ100に対して回転すると、アウタスリーブ102は、インナスリーブ100とともに、前進位置と後退位置との間を前後方向に移動する。
保持部材76は、上部分114と、下部分116と、を備えている。上部分114と下部分116とは、上下方向に重なり合っている。上部分114と下部分116は、アウタスリーブ102が前進位置から後退位置に向かって移動すると、左右方向に関して互いに近づく方向に移動する。これにより、保持部材76は、開状態から半開状態を経て閉状態に切り替わる。また、上部分114と下部分116は、アウタスリーブ102が後退位置から前進位置に向かって移動すると、左右方向に関して互いに離れる方向に移動する。これにより、保持部材76は、閉状態から半開状態を経て開状態に切り替わる。保持部材76が開状態から半開状態に切り替わると、鉄筋Rの周りのワイヤWの一点が保持される。保持部材76が半開状態から閉状態に切り替わると、鉄筋Rの周りのワイヤWの他の一点がさらに保持される。
図7および図8に示すように、鉄筋結束機2は、壁部122を備えている。壁部122は、第1リブ122aと、第2リブ122bと、第3リブ122cと、第4リブ122dと、第5リブ122eと、を備えている。5個のリブ122a、122b、122c、122d、122eは、本体4の内面からアウタスリーブ102に向かって延びている。アウタスリーブ102の径方向に関して、第1リブ122aと第3リブ122cと第4リブ122dの先端部は、それぞれ同一の位置に配置されている。また、アウタスリーブ102の径方向に関して、第2リブ122bと第5リブ122eの先端部は、第1リブ122aと第3リブ122cと第4リブ122dの先端部よりも径方向外側に配置されている。5個のリブ122a、122b、122c、122d、122eは、アウタスリーブ102の外周面を覆っている。前側から後側に向かって、第1リブ122a、第2リブ122b、第3リブ122c、第4リブ122d、第5リブ122eが順番に配置されている。5個のリブ122a、122b、122c、122d、122eは、アウタスリーブ102の外周面から離れている。壁部122は、第1溝部126と、第2溝部128と、を有する。第1溝部126は、第1リブ122aと第3リブ122cとの間に配置されており、第2溝部128は、第4リブ122dと第5リブeとの間に配置されている。第1溝部126と第2溝部128は、壁部122のアウタスリーブ102側の端部に形成されている。第1溝部126は、第2溝部128よりも後側に配置されている。第1溝部126は、前側に位置する前面132(第1面の一例である)と、後側に位置する後面134(第2面の一例である)と、を有している。前後方向に直交する方向において、前面132は、後面134よりもアウタスリーブ102側まで延びている。図8に示すように、アウタスリーブ102が前進位置にあるとき、前面132は、アウタスリーブ102の段差部110よりも前側に配置されており、後面134は、アウタスリーブ102の段差部110よりも後側に配置されている。アウタスリーブ102の径方向に関して、前面132の先端部は、段差部110よりも後側のアウタスリーブ102の外周面よりも径方向内側に配置されており、段差部110よりも前側のアウタスリーブ102の外周面よりも径方向外側に配置されている。また、アウタスリーブ102の径方向に関して、後面134の先端部は、段差部110よりも後側のアウタスリーブ102の外周面と段差部110よりも前側のアウタスリーブ102の外周面の両方よりも径方向外側に配置されている。
鉄筋結束機2は、支持部材138と、バンパ140と、をさらに備えている。図3に示すように、支持部材138は、円環形状を有している。図7および図8に示すように、支持部材138は、第1リブ122aと第3リブ122cとによって、前後方向に対して位置決めされている。また、支持部材138は、第2リブ122bによって、アウタスリーブ102の径方向に対して位置決めされている。支持部材138は、第2溝部128に嵌合している。これにより、支持部材138は、本体4に支持されている。支持部材138の内径は、アウタスリーブ102の段差部110よりも前側の外径よりも僅かに大きい。支持部材138には、アウタスリーブ102が前進位置にある場合とアウタスリーブ102が後退位置にある場合の両方ともに、アウタスリーブ102が挿通している。支持部材138は、アウタスリーブ102を前進位置と後退位置との間で前後方向に移動可能に支持している。これにより、捩り部64が捩りモータ60のみによって支持される事態を回避することができる。この結果、保持部材76の位置が、上下方向と左右方向にずれることを抑制することができる。支持部材138は、アウタスリーブ102が前進位置にある場合であっても、アウタスリーブ102の段差部110よりも前側に配置されている。
図3に示すように、バンパ140は、円環形状を有している。図7および図8に示すように、バンパ140は、第4リブ122dと第5リブ122eとによって、前後方向に対して位置決めされている。バンパ140は、第1溝部126に嵌合している。バンパ140は、前側で第1溝部126の前面132に当接しており、後側で後面134に当接している。これにより、バンパ140は、本体4に支持されている。バンパ140の内径は、アウタスリーブ102の段差部110よりも前側の外径よりも僅かに大きく、アウタスリーブ102の段差部110よりも後側の外径よりも小さい。バンパ140は、例えば、弾性材料から成る。バンパ140は、外部から力を受けると変形する。アウタスリーブ102が前進位置にある場合であっても、また、アウタスリーブ102が後退位置にある場合であっても、バンパ140には、アウタスリーブ102が挿通している。即ち、バンパ140は、アウタスリーブ102の外周面の一部を覆っている。アウタスリーブ102が前進位置にあるとき、アウタスリーブ102の段差部110が第1溝部126の前面132よりも後側、かつ、後面134よりも前側に配置されるので、バンパ140は、前面132と段差部110との間に挟まれる。即ち、バンパ140は、前側で前面132に当接しており、後側で段差部110と後面134に当接している。アウタスリーブ102が後退位置にあるとき、アウタスリーブ102の段差部110が後面134よりも後側にあるので、バンパ140は、アウタスリーブ102の段差部110に当接していない。
次に、鉄筋結束機2による結束動作を説明する。結束動作が実行される前、即ち、トリガ12が押し込まれる前では、図5に示すように、アウタスリーブ102は、初期位置である前進位置にあり、保持部材76は、開状態に維持されている。図2に示すように、作業者によって鉄筋結束機2が鉄筋Rにセットされた状態でトリガ12が押し込まれると、制御部10は、結束動作のための処理を開始する。まず、送りモータ48が正回転して、リール26に巻回されたワイヤWが案内部54に送り出される。ワイヤWは、案内部54によって、鉄筋Rの周りに円環状に案内される。
この状態から、送りモータ48の回転が停止し、捩りモータ60が正回転すると、スリーブ74が前進位置から後側に移動し、保持部材76が開状態から半開状態に切り替わる。これにより、ワイヤWの先端部が保持部材76によって保持される。
この状態から、捩りモータ60の回転が停止し、送りモータ48が逆回転すると、ワイヤWがリール26に引き戻される。ワイヤWの先端部が保持部材76によって保持されているので、ワイヤWの引き戻しに伴い、鉄筋Rの周りのワイヤWの円環が縮まり、ワイヤWが鉄筋Rの周りに密着する。
この状態から、送りモータ48が停止し、捩りモータ60が正回転すると、スリーブ74がさらに後側に移動し、保持部材76が半開状態から閉状態に切り替わる。これにより、ワイヤWの後端部が保持部材76によって保持される。さらに捩りモータ60が正回転すると、切断機構42のカッタの回動によって、ワイヤWが後端部よりもリール26側の位置で切断される。
この状態から、捩りモータ60がさらに正回転すると、図7に示すように、スリーブ74がさらに後側に移動し、アウタスリーブ102の段差部106がクランプガイド70の段差部96に当接する。これにより、スリーブ74がクランプガイド70と一体となって後側に移動する。この結果、保持部材76が後側に移動し、鉄筋Rの周りのワイヤWが鉄筋Rから離れる方向に引っ張られる。アウタスリーブ102が後退位置まで移動すると、アウタスリーブ102は、スクリューシャフト68と一体となって回転する。これにより、クランプガイド70が回転し、ワイヤWが捩られる。
この状態から、捩りモータ60が逆回転すると、アウタスリーブ102は、所定の角度回転した後、回転することなく後退位置から前進位置に向かって移動する。アウタスリーブ102が後退位置から前進位置に向かって移動すると、保持部材76は、閉状態から半開状態を経て開状態に切り替わる。アウタスリーブ102が前進位置の近傍まで移動すると、アウタスリーブ102の段差部110が、バンパ140の後面に当接する。その後、図8に示すように、アウタスリーブ102は、バンパ140の後面を前側に押し込みながら僅かに前側に移動し、その後停止する。これにより、バンパ140によって、アウタスリーブ102が本体4に直接当接することなく、前進位置に位置決めされる。
本実施例の鉄筋結束機2は、ワイヤWを用いて鉄筋Rを結束する。鉄筋結束機2は、捩りモータ60と、スクリューシャフト68と、スリーブ74と、保持部材76と、本体4と、バンパ140と、を備えている。スクリューシャフト68は、捩りモータ60の回転によって回転する。前後方向に関して、スリーブ74は、スクリューシャフト68の回転に伴い前進位置と後退位置との間を移動する。保持部材76は、スリーブ74が前進位置から後退位置に向かって移動するときにワイヤWを保持する。本体4は、捩りモータ60と、スクリューシャフト68と、スリーブ74と、を収容する。図8に示すように、スリーブ74が前進位置にあるとき、バンパ140は、前側で本体4に当接し、後側でスリーブ74に当接する。この構成では、スリーブ74が前進位置にあるとき、バンパ140は、前側で本体4に当接するとともに後側でスリーブ74に当接するので、スリーブ74を初期位置である前進位置に復帰させる場合に、スリーブ74が本体4に直接衝突することを抑制することができる。
また、図8に示すように、バンパ140は、本体4に支持されている。この構成では、スリーブ74側の構成を簡素化することができる。
また、図8に示すように、スリーブ74は、外周面に段差部110を有している。スリーブ74が前進位置にあるとき、バンパ140は、後側で段差部110に当接する。この構成では、スリーブ74に段差部110を形成する簡易な構成によって、前進位置においてスリーブ74をバンパ140に当接させることができる。
また、図8に示すように、鉄筋結束機2は、本体4の内面からスリーブ74に向かって延びる壁部122をさらに備えている。スリーブ74が前進位置にあるとき、壁部122は、スリーブ74の外周面を覆っている。一般的に、鉄筋結束機2が使用される現場では、鉄粉や土埃等の粉塵が舞っていることがある。この場合、粉塵が鉄筋結束機2の内部に侵入して捩りモータ60に到達すると、捩りモータ60の動作不良が発生することがある。上記の構成では、本体4の内面から延びる壁部122がスリーブ74の外周面を覆うので、壁部122によって、粉塵が鉄筋結束機2の内部に侵入して捩りモータ60に到達することを抑制することができる。これにより、捩りモータ60の動作不良が発生することを抑制することができる。
また、図8に示すように、壁部122は、スリーブ74側に第1溝部126を有している。バンパ140は、第1溝部126に嵌合する。この構成では、壁部122を利用することによって本体4にバンパ140を取り付けることができる。
また、図8に示すように、第1溝部126は、前側に位置する前面132と、後側に位置する後面134と、を有している。前面132は、後面134よりもスリーブ74側まで延びている。スリーブ74が前進位置にあるとき、バンパ140は、前側で前面132に当接し、後側で後面134と段差部110に当接する。この構成では、第1溝部126を用いることによって、バンパ140を嵌合させることができるとともに、バンパ140を第1溝部126の前面132とスリーブ74の段差部110に当接させることができる。
また、図8に示すように、スリーブ74が前進位置にあるとき、後面134は、段差部110よりも径方向外側に配置されている。この構成では、段差部110が後面134に当接することを抑制することができる。これにより、スリーブ74が後退位置から前進位置に移動するときにスリーブ74が本体4に衝突することを抑制することができる。
また、図8に示すように、鉄筋結束機2は、本体4に対してスリーブ74を前後方向に移動可能に支持する支持部材138をさらに備えている。仮に、鉄筋結束機2が支持部材138を備えていない場合、スリーブ74は、捩りモータ60によってのみ支持されるため、捩りモータ60と反対側におけるスリーブ74の端部は、前後方向に直交する上下方向と左右方向に関して正確に位置決めされない。これにより、上下方向と左右方向に関して、保持部材76を正確に位置決めすることができない。上記の構成では、保持部材76が本体4に対してスリーブ74を前後方向に移動可能に支持するので、上下方向と左右方向に関して、スリーブ74を正確に位置決めすることができる。これにより、保持部材76を正確に位置決めすることができる。
また、図8に示すように、壁部122は、スリーブ74側に第2溝部128を有している。支持部材138は、第2溝部128に嵌合している。この構成では、壁部122を利用することによって本体4に支持部材138を取り付けることができる。
また、図8に示すように、支持部材138は、バンパ140よりも前側に配置されている。この構成では、支持部材138によって、粉塵が支持部材138よりもバンパ140側に侵入して捩りモータ60に到達することを抑制することができる。これにより、捩りモータ60の動作不良が発生することを抑制することができる。
また、図5に示すように、バンパ140は、円環形状を有している。この構成では、スリーブ74の外周面の周方向に関する段差部110の位置によらず、バンパ140は、前側から本体4に当接することができるとともに、後側からスリーブ74に当接することができる。
また、バンパ140は、弾性材料から成る。この構成では、バンパ140は、本体4とスリーブ74に当接する場合に弾性変形する。これにより、スリーブ74から本体4に付与される衝撃を緩和することができる。
また、スリーブ74が前進位置にあるとき、保持部材76は、ワイヤWを保持しない開状態に維持されている。仮にスリーブ74が前進位置にあるときに保持部材76がワイヤWを保持する閉状態に維持されていた場合、ワイヤWを保持するためには、保持部材76を開状態に切り替える動作が追加で必要となる。上記の構成では、保持部材76の状態を切り替える動作を少なくすることができる。
また、本実施例の鉄筋結束機2は、ワイヤWを用いて鉄筋Rを結束する。鉄筋結束機2は、捩りモータ60と、スクリューシャフト68と、スリーブ74と、保持部材76と、本体4と、バンパ140と、を備えている。スクリューシャフト68は、捩りモータ60の回転によって回転する。前後方向に関して、スリーブ74は、スクリューシャフト68の回転に伴い前進位置と後退位置との間を移動する。保持部材76は、スリーブ74が前進位置から後退位置に向かって移動するときにワイヤWを保持する。本体4は、捩りモータ60と、スクリューシャフト68と、スリーブ74と、を収容する。バンパ140は、スリーブ74を前進位置に位置決めする。仮に、スリーブ74の初期位置が前進位置からずれた位置にある状態で、その後にワイヤWを鉄筋Rに結束する結束動作が実行された場合、保持部材76がワイヤWを正確に保持できないことがある。上記の構成では、位置決め部材であるバンパ140によってスリーブ74を前進位置に位置決めすることによって、その後に実行される結束動作において、保持部材76によるワイヤWの保持不良を抑制することができる。
また、図8に示すように、前進位置では、バンパ140は、スリーブ74に当接して変形する。この構成では、バンパ140はスリーブ74に当接して変形するため、スリーブ74から本体4に付与される衝撃を緩和することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
一実施形態に係るバンパ140は、本体4に支持されておらず、アウタスリーブ102に支持されていてもよい。バンパ140は、アウタスリーブ102とともに前後方向に移動してもよい。また、バンパ140は、アウタスリーブ102に支持されているとき、常にアウタスリーブ102の段差部110に当接していてもよい。バンパ140は、アウタスリーブ102が前進位置にあるときに、前側から第1溝部126の前面132に当接してもよい。
一実施形態に係るバンパ140は、第1溝部126に嵌合しておらず、例えば、接着剤によって、本体4に支持されていてもよい。
一実施形態に係る鉄筋結束機2は、支持部材138を備えていなくてもよい。
一実施形態に係る支持部材138は、第2溝部128に嵌合しておらず、例えば、接着剤によって、本体4に支持されていてもよい。
一実施例に係るアウタスリーブ102の外周面には、段差部110が形成されておらず、外周面から突出する突出部が形成されていてもよい。突出部は、アウタスリーブ102の外周面を円周方向に覆っていてもよく、または覆っていなくてもよい。
一実施例に係るバンパ140は、円環形状を有していなくてもよい。バンパ140は、アウタスリーブ102の外周面を円周方向に覆っておらず、複数個の部材が周方向に分離して配置されている形状を有していてもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :鉄筋結束機
4 :本体
6 :グリップ
8 :バッテリ取付部
10 :制御部
16 :収容部
26 :リール
40 :送り機構
42 :切断機構
44 :捩り機構
48 :送りモータ
52 :送り部
54 :案内部
60 :捩りモータ
62 :減速部
64 :捩り部
68 :スクリューシャフト
70 :クランプガイド
74 :スリーブ
76 :保持部材
100 :インナスリーブ
102 :アウタスリーブ
106、110:段差部
122 :壁部
126 :第1溝部
128 :第2溝部
132 :前面
134 :後面
138 :支持部材
140 :バンパ

Claims (15)

  1. ワイヤを用いて鉄筋を結束する鉄筋結束機であって、
    モータと、
    前記モータの回転によって回転するスクリューシャフトと、
    前後方向に関して、前記スクリューシャフトの回転に伴い前進位置と後退位置との間を移動するスリーブと、
    前記スリーブが前記前進位置から前記後退位置に向かって移動するときに前記ワイヤを保持する保持部材と、
    前記モータと、前記スクリューシャフトと、前記スリーブと、を収容する本体と、
    前記スリーブが前記前進位置にあるとき、前側で前記本体に当接し、後側で前記スリーブに当接するバンパと、備える、鉄筋結束機。
  2. 前記バンパは、前記本体に支持されている、請求項1に記載の鉄筋結束機。
  3. 前記スリーブは、外周面に段差部を有しており、
    前記スリーブが前記前進位置にあるとき、前記バンパは、後側で前記段差部に当接する、請求項1または2に記載の鉄筋結束機。
  4. 前記本体の内面から前記スリーブに向かって延びる壁部をさらに備えており、
    前記スリーブが前記前進位置にあるとき、前記壁部は、前記スリーブの前記外周面を覆っている、請求項3に記載の鉄筋結束機。
  5. 前記壁部は、前記スリーブ側に第1溝部を有しており、
    前記バンパは、前記第1溝部に嵌合している、請求項4に記載の鉄筋結束機。
  6. 前記第1溝部は、前側に位置する第1面と、後側に位置する第2面と、を有しており、
    前記第1面は、前記第2面よりも前記スリーブ側まで延びており、
    前記スリーブが前記前進位置にあるとき、前記バンパは、前側で前記第1面に当接し、後側で前記第2面と前記段差部に当接する、請求項5に記載の鉄筋結束機。
  7. 前記スリーブが前記前進位置にあるとき、前記第2面は、前記段差部よりも径方向外側に配置されている、請求項6に記載の鉄筋結束機。
  8. 前記本体に対して前記スリーブを前後方向に移動可能に支持する支持部材をさらに備えている、請求項4から7のいずれか一項に記載の鉄筋結束機。
  9. 前記壁部は、前記スリーブ側に第2溝部を有しており、
    前記支持部材は、前記第2溝部に嵌合している、請求項8に記載の鉄筋結束機。
  10. 前記支持部材は、前記バンパよりも前側に配置されている、請求項8または9に記載の鉄筋結束機。
  11. 前記バンパは、円環形状を有する、請求項1から10のいずれか一項に記載の鉄筋結束機。
  12. 前記バンパは、弾性材料から成る、請求項1から11のいずれか一項に記載の鉄筋結束機。
  13. 前記スリーブが前記前進位置にあるとき、前記保持部材は、前記ワイヤを保持しない開状態に維持されている、請求項1から12のいずれか一項に記載の鉄筋結束機。
  14. ワイヤを用いて鉄筋を結束する鉄筋結束機であって、
    モータと、
    前記モータの回転によって回転するスクリューシャフトと、
    前後方向に関して、前記スクリューシャフトの回転に伴い前進位置と後退位置との間を移動するスリーブと、
    前記スリーブが前記前進位置から前記後退位置に向かって移動するときに前記ワイヤを保持する保持部材と、
    前記モータと、前記スクリューシャフトと、前記スリーブと、を収容する本体と、
    前記スリーブを前記前進位置に位置決めする位置決め部材と、をさらに備えている、鉄筋結束機。
  15. 前記前進位置では、前記位置決め部材は、前記スリーブに当接して変形する、請求項14に記載の鉄筋結束機。
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