JP2021074943A - 光プリントヘッドおよび光プリントヘッドを備える画像形成装置 - Google Patents

光プリントヘッドおよび光プリントヘッドを備える画像形成装置 Download PDF

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泰祐 有賀
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Abstract

【課題】 発光素子を駆動する電子部品は電流が流れることにより発熱する。この熱によって電子部品が設けられた基板が変形する虞がある。基板が変形すると基板上に設けられた複数の発光素子のうち、基板の長手方向において基板の端部付近に設けられた発光素子と基板の中央付近に設けられた発光素子とで感光ドラムまでの間隔が変化してしまい、画像形成不良が生じる虞がある。【解決手段】 感光ドラムを露光する光を出射する複数の発光素子と、当該複数の発光素子を駆動する駆動ICと、を有する長尺の基板と、前記複数の発光素子から出射された光を前記感光ドラムに集光するレンズアレイと、前記基板と前記レンズアレイとを保持する保持体と、を有する光プリントヘッドにおいて、前記駆動ICと前記保持体とに接する放熱材を前記基板に設けた。【選択図】 図9

Description

本発明は、光プリントヘッドおよび光プリントヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置において、感光ドラムを露光するための複数の発光素子を有する基板を備えるものがある。発光素子の例としてはLED(Light Emitting Diode)や有機EL(Electro Luminescence)等がある。これらの発光素子は、基板上において感光ドラムの回転軸線方向に沿って複数配列されている。また、基板にはこれらの発光素子を駆動するためのドライバICなどの電子部品が設けられている。
例えば、引用文献1には、表面においてベタパターンが長手方向に沿って形成され、裏面において同一の幅寸法の複数の配線パターンが主に長手方向に沿って形成された長尺の基板が開示されている。このベタパターン上には、直線状または千鳥状に固定された複数のLEDアレイチップが配置されている。
特開2010−177306号公報
発光素子を駆動する電子部品は電流が流れることにより発熱する。この熱によって電子部品が設けられた基板が変形する虞がある。基板が変形すると基板上に設けられた複数の発光素子のうち、基板の長手方向において基板の端部付近に設けられた発光素子と基板の中央付近に設けられた発光素子とで感光ドラムまでの間隔が変化してしまい、画像形成不良が生じる虞がある。
上述した課題を解決するために、本発明に係る光プリントヘッドは、感光ドラムを露光する光を出射する複数の発光素子と、当該複数の発光素子を駆動する駆動ICと、を有する長尺の基板と、前記複数の発光素子から出射された光を前記感光ドラムに集光するレンズアレイと、前記基板と前記レンズアレイとを保持する保持体と、を有し、前記保持体は、前記駆動ICが実装された前記基板の実装面に垂直な方向と前記基板の長手方向との双方に垂直な方向における前記基板の一端に対向する第1対向面と、前記駆動ICが実装された前記基板の実装面に垂直な方向と前記基板の長手方向との双方に垂直な方向における前記基板の他端に対向する第2対向面と、を有し、前記基板には、前記駆動ICと前記第1対向面と前記第2対向面とに接する放熱材が設けられていることを特徴とする。
本発明によると、基板に設けられた電子部品から生じる熱が筐体から効率よく放熱されるため、熱による基板の変形を抑制することができる。
画像形成装置の概略断面図。 画像形成装置のうちドラムユニットおよび現像ユニット周辺の構造について説明するための図。 露光ユニットの概略斜視図。 基板の構成およびレンズアレイについて説明するための図。 基板とレンズアレイ、およびレンズアレイと感光ドラムとの位置関係を説明するための図。 光プリントヘッドが露光位置と離間位置とを移動する様子を説明するための図。 基板の実装面について説明するための図。 保持体に保持された基板の斜視図。 放熱材について説明するための図。 放熱材が塗布された基板と保持体とについて説明するための図。 ドライバIC上の昇温測定結果を示す図。 実施例2の放熱材について説明するための図。 実施例3の放熱材について説明するための図。 エアフローについて説明するための図。
以下にて、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
《実施例1》
(画像形成装置)
まず、画像形成装置1の概略構成を説明する。図1(a)は画像形成装置1の概略断面図である。図1(a)に示す画像形成装置1は読取装置を備えていないカラープリンタ(SFP:Singl Function Printer)であるが、実施の形態は読取装置を備える複写機であってもよい。また、実施の形態は、図1(a)に示すような複数の感光ドラム103を備えるカラー画像形成装置に限られず、1つの感光ドラム103を備えるカラー画像形成装置やモノクロ画像を形成する画像形成装置でも良い。
図1(a)に示す画像形成装置1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する4基の画像形成部102Y、102M、102C、102K(以下、総称して単に「画像形成部102」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、それぞれ感光ドラム103Y、103M、103C、103K(以下、総称して単に「感光ドラム103」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103Y、103M、103C、103Kをそれぞれ帯電させる帯電器104Y、104M、104C、104K(以下、総称して単に「帯電器104」とも称する)を備える。また、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103Y、103M、103C、103Kを露光する光を出射する発光部としてのLED(Light Emitting Diode、以下LEDと記載)露光ユニット520Y、520M、520C、520K(以下、総称して単に「露光ユニット520」とも称する)を備える。さらに、画像形成部102Y、102M、102C、102Kは、感光ドラム103上の静電潜像をトナーによって現像し、感光ドラム103上に各色のトナー像を現像する現像手段としての現像器106Y、106M、106C、106K(以下、総称して単に「現像器106」とも称する)を備える。なお、符号に付されたY、M、C、Kはトナーの色を示している。
図1(a)に示す画像形成装置1は感光ドラム103を下方から露光する、いわゆる「下面露光方式」を採用する画像形成装置である。以下、下面露光方式を採用する画像形成装置を前提として説明を進めるが、実施の形態としては図1(b)に示す画像形成装置2のような感光ドラム103を上方から露光する「上面露光方式」を採用する画像形成装置でも構わない。図1(b)中において図1(a)と同じ構成を示す箇所には同符合を示す。
画像形成装置1は、感光ドラム103に形成されたトナー像が転写される中間転写ベルト107と、感光ドラム103に形成されたトナー像を当該中間転写ベルトに順次転写させる一次転写ローラ108(Y、M、C、K)を備える。また、画像形成装置1は、中間転写ベルト107上のトナー像を給紙部101から搬送されてきた記録紙Pに転写させる、転写手段としての二次転写ローラ109と、二次転写された画像を記録紙Pに定着させる定着器100を備える。
(画像形成プロセス)
露光ユニット520Yは帯電器104Yによって帯電された感光ドラム103Yの表面を露光する。これにより、感光ドラム103Yには静電潜像が形成される。次に、現像器106Yは感光ドラム103Yに形成された静電潜像をイエローのトナーによって現像する。感光ドラム103Yの表面に現像されたイエローのトナー像は、一次転写ローラ108Yによって中間転写ベルト107上に転写される。マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像も同様の画像形成プロセスで中間転写ベルト107に転写される。
中間転写ベルト107上に転写された各色のトナー像は、中間転写ベルト107によって二次転写部T2まで搬送される。二次転写部T2に配置された二次転写ローラ109にはトナー像を記録紙Pに転写するための転写バイアスが印加されている。二次転写部T2まで搬送されたトナー像は、二次転写ローラ109の転写バイアスによって、給紙部101から搬送されてきた記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは定着器100に搬送される。定着器100は、熱と圧力によって記録紙Pにトナー像を定着させる。定着器100によって定着処理がなされた記録紙Pは、排紙部111に排出される。
(ドラムユニットおよび現像ユニット)
画像形成装置1には、感光ドラム103を備えるドラムユニット518Y、518M、518C、518K(以下、総称して単に「ドラムユニット518」とも称する)が取り付けられる。ドラムユニット518は、ユーザやメンテナンス者等の作業者によって交換されるカートリッジである。ドラムユニット518は感光ドラム103を回転可能に支持している。具体的には、感光ドラム103は、ドラムユニット518の枠体によって回転可能に支持されている。なお、ドラムユニット518は帯電器104やクリーニング装置を備えていない構成でも構わない。
また、本実施例の画像形成装置1にはドラムユニット518とは別体の現像ユニット641Y、641M、641C、641K(以下、総称して単に「現像ユニット641」とも称する)が取り付けられている。本実施例の現像ユニット641は、図1(a)に示す現像器106とトナー収容部とが一体化されたカートリッジである。現像器106は、現像剤を担持する現像スリーブ(不図示)を備える。現像ユニット641にはトナーとキャリアを攪拌するためのスクリュを回転させるためのギアが複数設けられている。これらのギアが経年劣化等した際には、作業者が現像ユニット641を画像形成装置1の装置本体から取り外して交換する。なお、ドラムユニット518および現像ユニット641の実施の形態は、上記ドラムユニット518と現像ユニット641が一体化されたプロセスカートリッジでも構わない。
図2(a)は、画像形成装置1が備えるドラムユニット518(Y、M、C、K)周辺および現像ユニット641(Y、M、C、K)周辺の概略構造を示す斜視図である。また、図2(b)はドラムユニット518が装置本体の外側から画像形成装置1に挿入されている様子を示す図である。
図2(a)に示すように画像形成装置1は、板金で形成される前側板642と、同じく板金で形成される後側板643を備える。前側板642は画像形成装置1の手前側に設けられた側壁である。前側板642は画像形成装置1本体の手前側において装置本体の筐体の一部を成す。後側板643は画像形成装置1の後ろ側に設けられた側壁である。後側板643は画像形成装置1本体の奥側において装置本体の筐体の一部を成す。図2(a)に示すように、前側板642と後側板643は対面して配置され、両者の間には梁としての不図示の板金が橋架されている。前側板642と後側板643と不図示の梁とはそれぞれ画像形成装置1の枠体の一部を構成する。ここで、本実施例の画像形成装置1若しくはその構成部材に関して、正面側若しくは手前側とは、ドラムユニット518を装置本体に対して出し入れ(挿抜)する側である。
画像形成装置1の手前側からドラムユニット518、および現像ユニット641を挿抜できるように、前側板642には開口が形成されている。ドラムユニット518、および現像ユニット641は、開口を介して画像形成装置1本体の所定の位置に装着される(装着位置)。また、画像形成装置1は、装着位置に装着されたドラムユニット518と現像ユニット641の双方の手前側を覆うカバー558Y、558M、558C、558K(以下、総称して単に「カバー558」とも称する)を備える。カバー558は、一端がヒンジによって画像形成装置1本体に固定されており、ヒンジによって画像形成装置1本体に対して回動可能となっている。作業者がカバー558を開いて本体内のドラムユニット518あるいは現像ユニット641を取り出し、新しいドラムユニット518あるいは現像ユニット641を挿入してカバー558を閉じることによって交換作業が完了する。
ここで、図2(a)および図2(b)に示すように、以下の説明では装置本体に対して前側板642側を前側(手前側若しくは正面側)、後側板643側を後側(奥側若しくは背面側)と定義する。また、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kを基準としたとき、イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yが配置されている側を右側と定義する。イエローのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Yを基準としたとき、ブラックのトナー像に関する静電潜像が形成される感光ドラム103Kが配置されている側を左側と定義する。さらに、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向上向きを上方向、また、ここで定義した前後方向および左右方向に垂直な方向であって鉛直方向下向きを下方向と定義する。定義した前方向、後方向、右方向、左方向、上方向、下方向を図2に示す。また、以下の本文で記載する感光ドラム103の回転軸線方向とは、図2に示す前後方向と一致する方向である。また、光プリントヘッド105の長手方向についても図2に示す前後方向と一致する方向である。すなわち、感光ドラム103の回転軸線方向と光プリントヘッド105の長手方向とは一致する方向である。
(露光ユニット)
次に、光プリントヘッド105を含む露光ユニット520について説明する。光プリントヘッド105は感光ドラム103の回転軸線方向に延びる長手形状をなす。また、光プリントヘッド105は、保持体505と、レンズアレイ506と、不図示の基板と、を備える。レンズアレイ506と、不図示の基板と、は保持体505によって保持されている。保持体505は、例えば、亜鉛メッキ鋼板や冷間圧延鋼板にメッキ処理が施された板金を折り曲げて形成した金属製の部材である。なお、レンズアレイ506を備える保持体505のことを「光プリントヘッド」と称しても構わない。ここでは、「板金で形成された光プリントヘッド」と言ったときは「保持体505」のことを指すものとする。また、この保持体505は、磁場の中に置かれると磁化される磁性体である。ここで、電子写真方式の画像形成装置に採用される露光方式の一例として、半導体レーザの照射ビームを回転するポリゴンミラーなどで走査しf−θレンズ等を介して感光ドラムを露光するレーザビーム走査露光方式がある。本実施例で説明する「光プリントヘッド105」は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って配列されたLED等の発光素子を用いて感光ドラム103を露光するLED露光方式に用いられるものであって、上記に言うレーザビーム走査露光方式には用いられない。
なお、本実施の形態において発光素子は発光ダイオードである半導体LEDであるが、例えばOLED(Organic Light Emitting Diode)でも構わない。このOLEDは、有機EL(Organic Electro−Luminescence)とも呼ばれており、電流駆動型の発光素子である。OLEDは例えばTFT(Thin Film Transister)基板上で主走査方向(感光ドラム103の回転軸線方向)に沿ってライン上に配置され、同じく主走査方向に沿って設けられた電源配線によって電気的に並列に接続される。
上述したように、本実施の形態において、保持体505は板金を加工して製造されたものであるため金属製であるが、保持体505は樹脂製であっても構わない。一般に樹脂材料の方が金属材料に比べて安価であることが多い。そのため、金属製の保持体505よりも安価に製造できることがある。
一方で、保持体505は発光素子が並べられた基板を有する。発光素子は発光に応じて発熱する。これにより、基板が熱変形してしまう可能性が無視できない。仮に発光素子が並べられた基板が熱変形すると発光素子同士の間隔や配列方向が変化してしまい、これらが画像形成不良の原因となる可能性がある。金属製の保持体505であれば樹脂製の保持体505に比べて伝熱性に優れているため、発光素子や駆動ICが発する熱を効率よく基板から放熱することができる。このように、金属製の保持体505と樹脂製の保持体505とには双方にメリット・デメリットがある。以下の実施例では、金属製の保持体505について主に説明をする。
本実施例で説明する露光ユニット520は、感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向下側に設けられている。保持体505が有する不図示の基板には発光素子としてのLEDが設けられており、これら発光素子が感光ドラム103を下方から露光する。ただし、露光ユニット520が感光ドラム103の回転軸線よりも鉛直方向上側に設けられ、感光ドラム103を上方から露光する構成でも構わない(図1(b)参照)。図3は、本実施例の画像形成装置1が備える露光ユニット520の概略斜視図である。
図3より、露光ユニット520は、光プリントヘッド105と、支持部材526と、第1リンク機構530と、第2リンク機構540と、を備える。
図3に示すように、光プリントヘッド105の保持体505には、当接ピン514と、当接ピン515とが設けられている。当接ピン514と当接ピン515とがドラムユニット518に突き当たることでレンズアレイ506の光出射面(出射面の一例)と感光ドラム103との間に間隙が形成される。こうして、感光ドラム103に対する光プリントヘッド105の位置が決まる。本実施の形態において、当接ピン514および当接ピン515は共に金属製のストレートピンである。また、当接ピン514および当接ピン515とは、金属製の保持体505に溶接によって固定されている。このように、本実施の形態において、当接ピン514および当接ピン515は保持体505と一体化している。なお、当接ピン514および当接ピン515と保持体505との固定は、溶接に限らず、接着剤によって固定されていても構わない。また、当接ピン514および当接ピン515にネジが切られていて、保持体505に螺合することによって締結されていても構わない。
第1リンク機構530はリンク部材535とリンク部材536とを備える。第2リンク機構540はリンク部材537とリンク部材538とを備える。画像形成装置1の手前側に設けられたカバー558の開閉動作に伴い、後述するスライド部材525が前後方向にスライド移動する。スライド部材525のスライド移動に連動してリンク部材535〜538が回動し、光プリントヘッド105が上下に移動する。
本実施の形態において、光プリントヘッド105は感光ドラム103よりも鉛直方向下側に設けられている。すなわち、本実施の形態における画像形成装置1は、光プリントヘッド105が感光ドラム103を鉛直方向下方から露光する。
また、図3に示すように露光ユニット520は、支持部材526を備える。支持部材526は、第1リンク機構530と第2リンク機構540とを介して光プリントヘッド105を支持している。具体的には第1リンク機構530のリンク部材535が保持体505を支持し、第2リンク機構540のリンク部材537が保持体505を支持する。支持部材526は、板金をコの字型に折り曲げることにより形成されている。支持部材526は感光ドラム103の回転軸線方向に延びる長手形状の部材である。支持部材526の長手方向における支持部材526の一端側(手前側)が前側板642に対して固定され、支持部材526の長手方向における支持部材526の他端側(奥側)が後側板643に対して固定される。こうして、支持部材526は画像形成装置1の装置本体に対して固定される。
支持部材526は、支持部材526の長手方向に移動可能なスライド部材525を備える。スライド部材525が支持部材526に対して移動することに応じて、リンク部材535〜538が回動して光プリントヘッド105が支持部材526に対して移動する。
また、支持部材526には、後述する清掃棒600を挿入可能な差し込み部550(挿入ガイドの一例)が固定されている。支持部材526が画像形成装置1の装置本体に固定されるため、差し込み部550も画像形成装置1の装置本体に固定されていることになる。
次に、図4を用いて、光プリントヘッド105の保持体505が保持する基板502とレンズアレイ506について説明する。まず、基板502について説明する。図4(a)は基板502の概略斜視図である。図4(b1)は基板502に設けられた複数のLED503の配列を示し、図4(b2)は図4(b1)の拡大図を示している。
基板502にはLEDチップ639が実装されている。図4(a)に示すように、基板502の一方の面にはLEDチップ639が設けられ、裏面側にコネクタ504が設けられている。基板502には各LEDチップ639に信号を供給するための配線が設けられている。コネクタ504には、不図示のフレクシブルフラットケーブル(FFC)の一端が接続される。画像形成装置1本体には基板が設けられている。基板502は制御部とコネクタとを備える。FFCの他端は、当該コネクタに接続されている。基板502には、画像形成装置1本体の制御部からFFCおよびコネクタ504を介して制御信号が入力される。LEDチップ639は、基板502に入力された制御信号によって駆動される。
基板502に実装されたLEDチップ639についてさらに詳しく説明する。図4(b1)および図4(b2)に示すように、基板502の一方の面には複数のLED503が配置された複数のLEDチップ639−1〜639−29(29個)が配列されている。各LEDチップ639−1〜639−29はそれぞれ、その長手方向に516個のLED(発光素子)が一列に配列されている。LEDチップ639の長手方向において隣り合うLEDの中心間距離k2は画像形成装置1の解像度に対応している。本実施例の画像形成装置1の解像度は1200dpiであるので、LEDチップ639−1〜639−29LEDチップ639の長手方向において、LEDは隣接するLEDの中心間距離が21.16μmとなるように一列に配列されている。そのため、本実施例の光プリントヘッド105の露光範囲は約316mmとなる。感光ドラム103の感光層は316mm以上の幅で形成されている。A4サイズの記録紙の長辺の長さおよびA3サイズの記録紙の短辺の長さは297mmであるため、本実施例の光プリントヘッド105は、A4サイズの記録紙およびA3サイズの記録紙に画像形成可能な露光範囲を有している。
LEDチップ639−1から639−29は、感光ドラム103の回転軸線方向に沿って二列となるよう交互に配置されている。すなわち、図4(b1)に示すように、左側から数えて奇数番目のLEDチップ639−1、639−3、・・・639−29が基板502の長手方向に一列に実装され、偶数番目のLEDチップ639−2、639−4、・・・639−28が基板502の長手方向に一列に実装されている。LEDチップ639をこのように配置することで、図4(b2)に示すように、LEDチップ639の長手方向において、隣り合う異なるLEDチップ639における一方のLEDチップ639の一端と他方のLEDチップ639の他端とに配置されたLEDの中心間距離k1を一つのLEDチップ639上における隣り合うLEDの中心間距離k2と等しくすることができる。
なお、本実施例では露光光源にLEDを用いる構成を例示するが、露光光源として有機EL(Organic Electro Luminescence)を用いても良い。
次に、レンズアレイ506について説明する。図4(c1)はレンズアレイ506を感光ドラム103側から見た時の概略図である。また、図4(c2)はレンズアレイ506の概略斜視図である。図4(c1)に示すように、これら複数のレンズは複数のLED503の配列方向に沿って二列に並べられている。各レンズは、一方の列のレンズの配列方向において隣り合うレンズの両方に接するように他方の列のレンズの一つが配置されるよう交互に配置されている。各レンズは、円柱状の硝子製のロッドレンズであって、LED503から出射された光が入射する入射面と、入射面から入射した光が出射する出射面とを有する。なお、レンズの材質は硝子製に限らず、プラスチック製でも構わない。レンズの形状についても円柱状に限らず、例えば六角柱等の多角柱でも構わない。
図4(c2)に示す点線Zはレンズの光軸を示す。光プリントヘッド105は前述の移動機構640によって当該点線Zで示すレンズの光軸に概ね沿った方向に移動させられる。ここで言うレンズの光軸とは、レンズの光出射面の中心と当該レンズの焦点とを結ぶ線を意味する。レンズアレイ506はLED503から出射された光を感光ドラム103の表面に集光する役割をもつ。
図5は、光プリントヘッド105を光プリントヘッド105の長手方向に対して垂直に切断したときの断面図である。図5に示すように基板502とレンズアレイ506とが対向するように保持体505に保持されている。保持体505は、例えば、亜鉛メッキ鋼板や冷間圧延鋼板にメッキ処理を施した板材である。本実施の形態において、保持体505は板材をコの字形状に折り曲げることによって構成されている。金属製の板材を用いることでコストを抑制しつつ、曲げ加工を施すことで強度を出すことが出来る。
ただし、保持体505の構成としては、金属製の板材に曲げ加工を施す構成に限らず、例えば、いわゆるダイカストであっても構わない。ダイカストとは、金型(キャビティ)に注入した溶融金属を冷却して固めることによって製造した製品もしくはその製造方法のことを言う。製造方法としてダイカストを採用した場合、元となる金型次第で複雑な形状に対応することができる。一方で、金型作製のコストがかかるため、同じ物を大量に製造する必要が無い場合はコストメリットがない、というデメリットもある。本実施の形態において、保持体505は、板金に曲げ加工を施すことにより製造したものであっても、ダイカストを採用し製造したものであっても構わない。
レンズアレイ506は、LED503から出射した光束を等倍正立像として感光ドラム103上に結像する。このとき、LED503からレンズアレイ506の光入射面506bまでの距離とレンズアレイ506の光出射面506aから感光ドラム103表面までの距離はほぼ等しい。
(移動機構)
次に、図6を用いて、スライド部材525のスライド移動に連動して光プリントヘッド105が移動する仕組みについて説明する。図6は露光ユニット520を左側から見た図である。説明を簡単にするため、支持部材526は不図示としている。なお、図6(a)は、光プリントヘッド105が感光ドラム103を露光するときの位置である露光位置に位置する状態を示している。一方、図6(b)は、光プリントヘッド105が露光位置よりも感光ドラム103から離れた離間位置に位置する状態を示している。ここで、本実施の形態において、光プリントヘッド105が露光位置に位置するときの感光ドラム103とレンズアレイ506の光出射面との間隔は約3mmである。
図6に示すように、スライド部材525の長手方向におけるスライド部材525の一端側にはリンク部材535が回動可能に接続されており、スライド部材525の長手方向におけるスライド部材525の他端側にはリンク部材537が回動可能に接続されている。不図示のカバー558を閉じた状態から開いた状態に回動させることに応じてスライド部材525が手前側から奥側にスライド移動する。スライド部材525が手前側から奥側にスライド移動すると、リンク部材535とリンク部材537は図6で言うところの反時計回りに回動する。また、リンク部材535とリンク部材536とは互いに回動可能に接続されている。リンク部材537とリンク部材538も互いに回動可能に接続されている。
リンク部材536は一端側が不図示の支持部材526に対して回動可能に接続されているため、リンク部材535の回動に連動してリンク部材536も支持部材526に対して回動する。また、リンク部材538は一端側が不図示の支持部材526に対して回動可能に接続されているため、リンク部材537の回動に連動してリンク部材538も支持部材526に対して回動する。スライド部材525が手前側から奥側へ向けて移動すると、リンク部材536およびリンク部材538は共に支持部材526に対して時計回りに回動する。ここで、リンク部材535の他端側は保持体505に対して回動可能に接続されており、リンク部材537の他端側は保持体505に対して回動可能に接続されている。そのため、スライド部材525が手前側から奥側に向けてスライド移動することに連動して、リンク部材535とリンク部材537とが反時計回りに回動することで、リンク部材535の他端側およびリンク部材537の他端側がそれぞれ感光ドラム103から離れる方向へ移動する。こうして、光プリントヘッド105は露光位置から離間位置へ向けて移動する。
次に、スライド部材525のスライド移動に連動して、光プリントヘッド105が図6(b)に示す状態から図6(a)に示す状態、すなわち離間位置から露光位置へ向けて移動する様子について説明する。
スライド部材525は、不図示のカバー558が開いた状態から閉じた状態へ回動することに連動して、奥側から手前側へ向けて移動する。スライド部材が奥側から手前側へ向けてスライド移動すると、リンク部材535およびリンク部材537は図6で言うところの時計回りに回動する。同時に、リンク部材536およびリンク部材538は反時計回りに回動する。スライド部材525が奥側から手前側に向けてスライド移動することに連動して、リンク部材535とリンク部材537とが時計回りに回動することで、リンク部材535の他端側およびリンク部材537の他端側がそれぞれ感光ドラム103へ近付く方向へ移動する。こうして、光プリントヘッド105は離間位置から露光位置へ向けて移動する。なお、本実施の形態において、離間位置と露光位置とを移動する光プリントヘッド105の移動方向はレンズアレイ506の光軸方向と略一致する方向である。
スライド部材525のスライド移動に連動して光プリントヘッド105の保持体505が離間位置から露光位置へ向けて移動していくと、保持体505の長手方向において保持体505の一端側に設けられた当接ピン514と、保持体505の他端側に設けられた当接ピン515と、がドラムユニット518に突き当たる。こうして、ドラムユニット518に対する保持体505の位置、すなわち光プリントヘッド105の位置が決まる。
以上のようにしてドラムユニット518に対する保持体505の位置が決まったとき、感光ドラム103とレンズアレイ506の光出射面との間隔も決まり、光プリントヘッド105の露光位置への移動が完了する。
(光プリントヘッドの放熱対策)
次に、本実施例の特徴である光プリントヘッド105の放熱対策について説明する。図7はLED503が実装された基板502を示す斜視図である。本図はFFCコネクタ504が実装されている方向からの斜視図であり、LED503は他方の面に実装されている。
FFCコネクタ504の両端には、LED503を発光、制御するためのドライバIC900(駆動ICの一例)が実装されている。尚、このドライバICが実装されている面(基板の実装面)には、図示しないが、抵抗、コンデンサなどの電子部品が設けられている。本実施例で用いるドライバIC900は8mm角、厚さ0.85mmのICチップであり、ICチップ裏面の複数の電極パッドと基板502上の電極間が、半田によって導通されている。
図8(a)はこの基板502が、保持体505に保持された様子を示した斜視図である。保持体505と基板502は、基板502を所定の位置に調整後、保持体505の基板502両側にある壁面901(第1対向面と第2対向面)と、基板502を複数点接着によって固定している。第1対向面はドライバIC900が実装された基板502の実装面に垂直な方向と基板502の長手方向との双方に垂直な方向における基板502の一端に対向している。また、第2対向面はドライバIC900が実装された基板502の実装面に垂直な方向と基板502の長手方向との双方に垂直な方向における基板502の他端に対向している。
図8(b)は、図8(a)におけるドライバIC900上(図8(a)中の矢印の箇所)で切断した際の断面斜視図である。この図に示すように、ドライバIC900の両側には保持体505の壁面901が位置している。ここで、本実施例における保持体505は金属製の厚み1mm程度の薄板であり、電気亜鉛メッキ鋼板をプレス型で加工した部品となっている。
ドライバIC900は、LED503を発光、制御させる際に発熱する能動素子または受動素子である。よって画像形成中にLED503を発光させると、ドライバIC900が昇温し、基板502の反対面に位置するLED503にその影響が及ぶ。LED503は一般的に周囲環境温度が高くなるにつれ光量が低くなる傾向があり、画像形成を続けるにつれ装置奥行き方向における光量むらが生じてしまう。またLEDチップ639も昇温によって長さが伸びるため、露光位置精度が悪化し、色ずれなどが生じてしまう。
そこで本実施例では、図9の斜視図に示すように、ドライバIC900を放熱材902で覆った構成を取る。放熱材902は保持体505の壁面901とも接触している。放熱材902は例えば、シリコン樹脂やエポキシ樹脂をバインダーとし、アルミナを主成分としたようなペースト状の物質である。特徴として熱伝導率が比較的高く(2〜5W/m・K)、ペースト状であるため塗布工程で基板上の実装部品などの凹凸の内部まで材料が入り込む事が可能である。
放熱材902はドライバIC900の全域を覆うようにして基板502に設けられており、第1対向面と第2対向面と双方とも接触している。ドライバIC900が実装された基板502の実装面に垂直な方向と基板502の長手方向との双方に垂直な方向において保持体505よりも外側から第1対向面もしくは第2対向面を見たとき、放熱材902の全域が第1対向面と第2対向面とに重なっている。ただし、このような形態に限らず、放熱材902の一部が第1対向面および第2対向面から露出していても構わない。
本実施例では図8(b)の状態から、上部より図示せぬディスペンサーにて放熱材902を塗布することにより、図9のようなドライバIC900と、保持体505の壁面901とを接続する。ドライバIC900と金属製の保持体505の壁面901とが放熱材902によって接続されることで、ドライバIC900から放熱された熱が効率的に壁面902へと伝熱する。これにより、ドライバIC900から熱が効率的に放熱される。
図10(a)は図9の拡大斜視図であり、図10(a)のドライバIC900上(図10中の矢印の箇所)で切断した際の断面図を図10(b)に示す。この構成によって、ドライバIC900で生じた発熱は、放熱材902に熱伝導され、さらに保持体505の壁面901に熱伝導される。壁面901に伝わった熱は空気中以外にも、保持体505が装置奥行き方向に長い形状のため、長手方向にも熱伝導される。よって結果的に放熱材902が無い場合と比して、長手方向の昇温による温度むらが抑制される事となる。
尚、本実施例では放熱材902の塗布量に対する温度むら抑制効果を最大化するため、放熱材902から壁面901への熱の受け渡し口が大きくなる形状とするようにディスペンサーで塗布している。すなわち基板502の短手方向において、ドライバIC900中心部から壁面901方向へ向かうにつれて、放熱材902の高さを増している。そして壁面901に接触している放熱材902の高さを壁面901の高さを超えない範囲で高くしている。壁面901の高さは放熱材902の高さより十分高いため、ドライバIC900の発熱量に応じて放熱材902の塗布量をコントロールすれば、目的とした温度むらの抑制効果が得られる。
また、放熱材902をこのようなU字形状で塗布することにより、均一高さで塗布するよりも、同じ塗布量で比較した場合、先の理由で熱伝導の効率が高くなる。また前記の熱伝導以外にも、放熱材902から直接空気中に放熱される経路も存在し、U字形状の方が空気と接触する表面積が増すため、放熱効率が増す。
次に放熱材902の有無によるドライバIC900上の昇温測定結果を示す。図11(a)は画像形成を連続で実施した際の、ドライバIC900上の昇温量を示すグラフである。放熱材902を塗布した方が、昇温量が20℃近く低い事が分かる。
図11(b)はドライバIC900の裏面に位置するLED503の昇温量を示すグラフである。図11(a)と同様に、放熱材902を塗布した方が、昇温量が15度近く低い事が分かる。
図11(c)はドライバIC900の側面に位置する、保持体505の壁面901(外側)の昇温量を示すグラフである。先に述べたように、ドライバIC900で生じた発熱は、放熱材902に熱伝導され、さらに保持体505の壁面901に熱伝導される。よって本グラフが示す通り、放熱材902を塗布した方が、壁面901の昇温量が高い結果となっている。
図11(d)はLED503の温度むらを示すグラフである。先に述べたシミュレーションの結果通り、放熱材902を塗布した方が、基板502の装置奥行き方向における温度むらが抑制されている事が分かる。
《実施例2》
実施例1に対し、その他の変形例を示す。図12は実施例1に対してさらに放熱効果を増すための構成の斜視図である。これをみると、ドライバIC900部のみ、保持体505の壁面901の高さが一部高くなっていることが分かる。またそれに応じて、放熱材902の壁面901との接触部も高さが高くなっている。実施例1に対し、放熱材902から壁面901への熱の受け渡し口が大きくなっているため、より効率的に保持体505に熱伝導され、温度むらの抑制効果を高める事が出来る。
《実施例3》
実施例1、2で温度むらの抑制を目的とし、積極的に金属製の保持体505に熱伝導させる構成を開示した。これによってドライバIC900の発熱は光プリントヘッド105外へ拡散されることになる。
一方で画像形成装置1内の現像器106は内部にトナーを有しており、昇温によって規定以上の温度となるとトナーが内部で溶けて固まるなどの問題が発生する。よって光プリントヘッド105外へ拡散された熱が、結果的に現像器106の昇温に寄与するのは望ましくない。
よって、その場合、図13に示すように、放熱材902が壁面901と接触するのを、現像器106が配置されていない側面のみにするという構成を採用すれば良い。
また、図14の斜視図に示すように、カートリッジカバー558の前方から、現像器106と壁面901の間にエアフロー904を流入させ、壁面901に伝わったドライバIC900の発熱を、本体後方、さらには機外へ排出する方法が考えられる。この方法を採用することで、現像器106を昇温させること無く、光プリントヘッド105の温度むらを抑制することが出来る。
1 画像形成装置
103 感光ドラム
105 光プリントヘッド
502 基板
504 コネクタ
505 保持体
506 レンズアレイ
900 ドライバIC
901 壁面

Claims (6)

  1. 光プリントヘッドであって、
    感光ドラムを露光する光を出射する複数の発光素子と、当該複数の発光素子を駆動する駆動ICと、を有する長尺の基板と、
    前記複数の発光素子から出射された光を前記感光ドラムに集光するレンズアレイと、
    前記基板と前記レンズアレイとを保持する保持体と、を有し、
    前記保持体は、
    前記駆動ICが実装された前記基板の実装面に垂直な方向と前記基板の長手方向との双方に垂直な方向における前記基板の一端に対向する第1対向面と、
    前記駆動ICが実装された前記基板の実装面に垂直な方向と前記基板の長手方向との双方に垂直な方向における前記基板の他端に対向する第2対向面と、を有し、
    前記基板には、前記駆動ICと前記第1対向面と前記第2対向面とに接する放熱材が設けられていることを特徴とする光プリントヘッド。
  2. 前記保持体は金属製であることを特徴とする請求項1に記載の光プリントヘッド。
  3. 前記駆動ICが実装された前記基板の実装面に垂直な方向と前記基板の長手方向との双方に垂直な方向において前記保持体よりも外側から前記第1対向面もしくは前記第2対向面を見たとき、前記放熱材の全域が前記第1対向面と前記第2対向面とに重なっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光プリントヘッド。
  4. 前記駆動ICが実装された前記基板の実装面に垂直な方向と前記基板の長手方向との双方に垂直な方向において前記保持体よりも外側から前記第1対向面もしくは前記第2対向面を見たとき、前記放熱材の一部が前記第1対向面と前記第2対向面とから露出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光プリントヘッド。
  5. 前記放熱材は前記駆動ICの全域を覆っていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の光プリントヘッド。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の光プリントヘッドと、
    前記複数の発光素子から出射された光によって前記感光ドラムの表面に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像ユニットと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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