JP2021072017A - サポート方法、サポートシステムおよびコンピュータプログラム - Google Patents

サポート方法、サポートシステムおよびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造を効率的に行うためのサポート方法、サポートシステムおよびコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】 本発明のサポート方法は、複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造をサポートするサポート方法であって、情報処理装置に抽出ステップを実行させ、サポート方法は、さらに、一覧出力ステップと、選択受付ステップと、選択出力ステップと、可否受付ステップと、入力出力ステップと、回答受付ステップと、送信ステップとを含む。【選択図】 図4

Description

本発明は、サポート方法、サポートシステムおよびコンピュータプログラムに関し、特に、複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造をサポートするためのサポート方法、サポートシステムおよびコンピュータプログラムに関する。
近年、インターネットに接続して様々なサービスを受けることが可能なデバイスが増加し始めている。このようなデバイスは、IoT(Internet of Things)デバイスと呼ばれる。
このようなIoTデバイスは、それぞれが専用のプライベートクラウドに接続されるのが一般的であるため、通常、異なるメーカにより製造された、仕様の異なるIoTデバイスは同じプライベートクラウドには接続することができない。
近年では、クラウドへの接続のためのAPI(Application Programing Interface)を公開したり、SDK(Software Development kit)等を提供したりすることで、様々なメーカのIoTデバイスを接続させることが可能なIoTハブと呼ばれるIoTクラウドサービスも提供されている(非特許文献1、非特許文献2等)。
"Azure IoT Hub"、Microsoft社、[令和1年6月2日検索]、インターネット<https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/iot-hub/> "AWS IoT"、Amazon Web Services社、[令和1年6月2日検索]、インターネット<https://aws.amazon.com/jp/iot/>
上記のようなIoTクラウドサービスは存在するものの、各サービス間での連携は限られており、IoTデバイスの事業者はサービス毎に異なる専用の接続用プログラムを開発し、デバイスに組み込む必要があった。
そして、本発明者らは、プライベートクラウドごとにサイロ化状態になっている暮らしのIoTを、インターネットを介して自由に相互接続して魅力的なサービスを提供するためのIoTハブに関するアイデアを提案している。
ここで、複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造しようとする際、一例として、自社のデバイスを他社のデバイスと組み合わせることでサービスを創り出そうとうするサービス創造者は、どこの会社のデバイスのどのような機能が自社のデバイスの機能と組み合わせることができるかを検討し、対象のデバイスの会社へ連携の申し込みを行い連携の受諾を得る必要がある。
今後のIoTデバイスの普及に伴い、IoTハブに接続されるデバイスは膨大な数になる。そのときに、連携の申込および受諾の作業はサービス創造者にとって大いなる負担であり、新たなサービスの創出の妨げとなるおそれがある。
そのため、本発明の目的は、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することである。本発明のより具体的な目的の一つは、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造を効率的に行うためのサポート方法、サポートシステムおよびコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明のサポート方法は、複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造をサポートするサポート方法であって、情報処理装置に、IoTハブに接続された複数のデバイスの中から、第一のユーザが求める機能を実現可能な少なくとも一のデバイスを抽出する、または、第一のユーザからの指定に基づいて少なくとも一のデバイスを抽出する、抽出ステップを実行させ、サポート方法は、さらに、抽出ステップにおいて抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、第一のユーザが確認可能に出力する一覧出力ステップと一覧出力ステップにおいて出力された操作項目の一覧の中からの第一のユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力を受け付ける選択受付ステップと、選択受付ステップにおいて受け付けられた入力に基づいて、第一のユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、抽出ステップにおいて抽出されたデバイスの管理者である第二のユーザが確認可能に出力する選択出力ステップと、選択出力ステップにおいて出力された選択に対する、第二のユーザによる使用可否の入力を受け付ける可否受付ステップと、可否受付ステップにおいて受け付けられた入力を、第一のユーザが確認可能に出力する入力出力ステップと、入力出力ステップにおいて出力された入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、第一のユーザによる一の回答の入力を受け付ける回答受付ステップと、回答受付ステップにおいて受け付けられた回答を第二のユーザが確認可能に出力する送信ステップとを含むことを特徴とする。
一覧出力ステップは、情報処理装置が、抽出ステップにおいて抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、第一のユーザが確認可能な第一のユーザ端末に出力するステップとすることができる。
選択受付ステップは、情報処理装置が、一覧出力ステップにおいて出力された操作項目の一覧の中からの第一のユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力を第一のユーザ端末から受け付けるステップとすることができる。
入力出力ステップは、情報処理装置が、可否受付ステップにおいて受け付けられた入力を、第一のユーザが確認可能な第一のユーザ端末に出力するステップとすることができる。
回答受付ステップは、情報処理装置が、入力出力ステップにおいて出力された入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、第一のユーザによる一の回答の入力を第一のユーザ端末を介して受け付けるステップとすることができる。
選択出力ステップは、情報処理装置が、選択受付ステップにおいて受け付けられた入力に基づいて、第一のユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、抽出ステップにおいて抽出されたデバイスの管理者である第二のユーザが確認可能な第二のユーザ端末に出力するステップとすることができる。
可否受付ステップは、情報処理装置が、選択出力ステップにおいて出力された選択に対する、第二のユーザによる使用可否の入力を第二のユーザ端末から受け付けるステップとすることができる。
送信ステップは、情報処理装置が、回答受付ステップにおいて受け付けられた回答を第二のユーザが確認可能な第二のユーザ端末に出力するステップとすることができる。
本発明のサポートシステムは、複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造をサポートするサポートシステムであって、情報処理装置を備え、当該情報処理装置は、IoTハブに接続された複数のデバイスの中から、第一のユーザが求める機能を実現可能な少なくとも一のデバイスを抽出する、または、第一のユーザからの指定に基づいて少なくとも一のデバイスを抽出する抽出部と、抽出部において抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、第一のユーザが確認可能に出力する一覧出力部と一覧出力部において出力された操作項目の一覧の中からの第一のユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力を受け付ける選択受付部と、選択受付部において受け付けられた入力に基づいて、第一のユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、抽出部において抽出されたデバイスの管理者である第二のユーザが確認可能に出力する選択出力部と、選択出力部において出力された選択に対する、第二のユーザによる使用可否の入力を受け付ける可否受付部と、可否受付部において受け付けられた入力を、第一のユーザが確認可能に出力する入力出力部と、入力出力部において出力された入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、第一のユーザによる一の回答の入力を受け付ける回答受付部と、回答受付部において受け付けられた回答を第二のユーザが確認可能に出力する送信部とを備えることを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造をサポートするコンピュータプログラムであって、情報処理装置に、IoTハブに接続された複数のデバイスの中から、第一のユーザが求める機能を実現可能な少なくとも一のデバイスを抽出する、または、第一のユーザからの指定に基づいて少なくとも一のデバイスを抽出する、抽出機能と、抽出機能により抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、第一のユーザが確認可能に出力する一覧出力機能と、一覧出力機能により出力された操作項目の一覧の中からの第一のユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力を受け付ける選択受付機能と、選択受付機能により受け付けられた入力に基づいて、第一のユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、抽出機能により抽出されたデバイスの管理者である第二のユーザが確認可能に出力する選択出力機能と、選択出力機能により出力された選択に対する、第二のユーザによる使用可否の入力を受け付ける可否受付機能と、可否受付機能により受け付けられた入力を、第一のユーザが確認可能に出力する入力出力機能と、入力出力機能により出力された入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、第一のユーザによる一の回答の入力を受け付ける回答受付機能と、回答受付機能により受け付けられた回答を第二のユーザが確認可能に出力する送信機能とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。また、本発明によれば、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造を効率的に行うことができるようになる。
本発明の実施形態に係るサポートシステムの構成の一例を示したシステム構成図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す構成図である。 本発明の実施形態に係るサポート方法のフローの一例を示したフロー図である。 本発明の実施形態に係るメニュー票の一例を示した概念図である。 本発明の実施形態に係るメニュー票の一例を示した概念図である。 本発明の実施形態に係るメニュー票の一例を示した概念図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す構成図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置の回路構成の一例を示す回路構成図である。 本発明の実施形態に係るIoTハブを含むIoT接続システムの構成の一例を示したシステム構成図である。 本発明の実施形態に係るIoT接続システムの複数のプライベートクラウドの一例を示したイメージ図である。 本発明の実施形態に係るIoT接続システムのプライベートクラウドに接続される複数の第一のデバイスの一例を示したイメージ図である。 本発明の実施形態に係るIoT接続システムで提供されるサービスの流れの一例を示したイメージ図である 本発明の実施形態に係るIoT接続システムで提供されるサービスの流れの一例を示したイメージ図である 本発明の実施形態に係るIoT接続システムで提供されるサービスの流れの他の例を示したイメージ図である 本発明の実施形態に係るIoT接続システムで提供される仮想ドライバ機能の流れの一例を示したイメージ図である 本発明の実施形態に係るIoT接続システムで提供される仮想ドライバ機能の流れの他の例を示したイメージ図である
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明を行う。
初めに、本発明のサポート方法の実施形態について、説明する。
本発明のサポート方法は、複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造をサポートするサポート方法である。
上記サポート方法は、図1に示すサポートシステムにおいて実行される。図1に示すサポートシステム100は、情報処理装置110と、ユーザ側端末120と、管理者側端末130とを備えることができる。
<ハードウェア構成>
ここで、図2を用いて、サポートシステム100に含まれる情報処理装置110のハードウェア構成について説明する。情報処理装置110は、プロセッサ111と、メモリ112と、ストレージ113と、入出力インタフェース(入出力I/F)114と、通信インタフェース(通信I/F)115とを含む。各構成要素は、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置110は、プロセッサ111と、メモリ112と、ストレージ113と、入出力I/F114と、通信I/F115との協働により、本実施形態に記載される機能、方法を実現することができる。
プロセッサ111は、ストレージ113に記憶されるプログラムに含まれるコード又は命令によって実現する機能、及び/又は、方法を実行する。プロセッサ111は、例えば、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1又は複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSI等と呼称されることもある。
メモリ112は、ストレージ113からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ111に対して作業領域を提供する。メモリ112には、プロセッサ111がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ112は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む。
ストレージ113は、プログラムを記憶する。ストレージ113は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等を含む。
通信I/F115は、ネットワークアダプタ等のハードウェアや通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、ネットワークを介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F115は、ネットワークを介して、他の情報処理装置との通信を実行する。通信I/F115は、各種データをプロセッサ111からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F115は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ111に伝達する。
入出力I/F114は、情報処理装置110に対する各種操作を入力する入力装置、及び、情報処理装置110で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F114は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ111に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、又は、その組み合わせにより実現される。入力装置は、例えば、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力装置は、プロセッサ111で処理された処理結果を出力する。出力装置は、例えば、タッチパネル、スピーカ等を含む。なお、情報処理装置110、ユーザ側端末120、管理者側端末130も特筆すべき場合を除き、図2と同様のハードウェア構成で構成されることができる。
以下、連携の申し込みを行う接続事業者(B社)を第一のユーザ、当該第一のユーザが連携を申し込む先の接続事業者(A社)を第二のユーザ、これら第一のユーザおよび第二のユーザの間を仲介する事業者(C社)を第三のユーザとして説明を行う。
一例として、第一のユーザは顔認証デバイスを提供するユーザであり、第二のユーザは電子錠デバイスを提供するユーザであるものとする。
そして、第一のユーザは、顔認証デバイスの機能である顔認証機能と、電子錠デバイスの機能である扉の錠の開閉機能とを連携させて、顔認証機能により許可された際に扉の錠を開ける、というサービスを創造しようとしている者とする。
ここで、本発明のサポート方法は、図3に示すように、情報処理装置110に抽出ステップS1を実行させる。
抽出ステップS1は、IoTハブに接続された複数のデバイスの中から、ユーザ(第一のユーザ)が求める機能を実現可能な少なくとも一のデバイスを抽出する。
例えば、第一のユーザが求める機能が扉の錠の開閉機能である場合には、かかる機能を備えるデバイス、例えば第二のユーザの電子錠デバイスを抽出する。なお、扉の錠の開閉機能を備えるデバイスとして複数のデバイスが抽出されてもよい。
そして、上記抽出を行うために、情報処理装置110が有するまたは当該情報処理装置110と接続された記憶装置に、デバイス情報に関するデータベースを記憶しておくものとする。
上記データベースには、デバイス情報としてデバイスのID、名称、機能、提供者などの情報が互いに関連付けられているものとする。なお、デバイス情報に含まれる情報はこれらに限られるものではなく、様々な情報をデバイス情報として関連付けておくことができる。
また、第一のユーザによる求める機能の入力は、予め準備された提供可能な機能項目から選択させてもよい。かかる機能項目は、上記データベースに基づいて自動的に生成されることができる。
あるいは、抽出ステップS1は、IoTハブに接続された複数のデバイスの中から、ユーザからの指定に基づいて少なくとも一のデバイスを抽出するものとする。
上記構成は、第一のユーザが予め連携を希望するデバイスを特定している場合に効果的である。
そして、本発明のサポート方法は、図3に示されるように、さらに、一覧出力ステップS2と、選択受付ステップS3と、選択出力ステップS4と、可否受付ステップS5と、入力出力ステップS6と、回答受付ステップS7と、送信ステップS8とを含む。
一覧出力ステップS2は、抽出ステップS1において抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、ユーザが確認可能に出力する。
図4は、操作項目の一覧を含む連携項目メニュー票兼申込書140(以下、「メニュー票140」と呼ぶ。)のイメージを示したものである。かかるメニュー票140は、ユーザが確認可能なユーザ側端末120に出力され、当該ユーザ側端末120の表示画面に表示されるものとするが、紙媒体に出力して用いることも可能である。図3において、第一のユーザはB社、第二のユーザはA社、第三のユーザはC社として示されている。
そして、図3において、操作項目の一覧は「操作・取得項目」の欄に記載されている。なお、「取得項目」とは、情報を取得するという操作として本発明における操作項目に含まれるものとする。
また、操作項目に関連付けて、かかる項目が「操作」に関するものか「情報取得」に関するものかも記載される。また、連携時に必要となる「コマンド名称」または「コマンドコード」も予め記載されていてもよい。
そして、選択受付ステップS3は、一覧出力ステップS2において出力された操作項目の一覧の中からのユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力を受け付ける。
一例として、ユーザは、図4に示すように、メニュー票140における連携申込欄に「〇」または「×」の入力を行う。かかる入力は、ユーザ側端末120に対する操作により行われることもできるし、出力された紙媒体に記入することにより行われることもできる。後者の場合には、紙媒体に記入された選択は、第三のユーザにより情報処理装置110に入力されるのが好ましい。
選択出力ステップS4は、選択受付ステップS3において受け付けられた入力に基づいて、ユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、抽出ステップにおいて抽出されたデバイスの管理者が確認可能に出力する。
一例として、図4に示す連携申込欄が記入済みのメニュー票140は、管理者が確認可能な管理者側端末130に出力され、管理者側端末130の表示画面に表示されるものとするが、紙媒体に出力して用いることも可能である。
可否受付ステップS5は、選択出力ステップS4において出力された選択に対する、管理者による使用可否の入力を受け付ける。
一例として、管理者は、図5に示すように、メニュー票140における許諾判定欄に「Y(YES)」、「N(NO)」または「n/a(not available)」の入力を行う。かかる入力は、管理者側端末130に対する操作により行われることもできるし、出力された紙媒体に記入することにより行われることもできる。後者の場合には、紙媒体に記入された選択は、第三のユーザにより情報処理装置110に入力されるのが好ましい。
入力出力ステップS6は、可否受付ステップS5において受け付けられた入力を、ユーザが確認可能に出力する。
一例として、図5に示す許諾判定欄が記入済みのメニュー票140は、ユーザが確認可能なユーザ側端末120に出力され、ユーザ側端末120の表示画面に表示されるものとするが、紙媒体に出力して用いることも可能である。
回答受付ステップS7は、入力出力ステップS6において出力された入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、ユーザによる一の回答の入力を受け付ける。
一例として、ユーザは、「<甲>:判定結果のとおり連携実施」、「<乙>:申込内容を変えて再協議」または「<丙>:協議打ち切り」の中から回答を選択する。かかる選択の入力は、ユーザ側端末120に対する操作により行われることができるし、出力された紙媒体に記入することにより行われることもできる。このとき、紙媒体に記入された選択は、第三のユーザにより情報処理装置110に入力されるのが好ましい。
送信ステップS8は、回答受付ステップS7において受け付けられた回答を管理者に確認可能に出力する。
一例として、図6に示す回答が記入済みのメニュー票140は、管理者が確認可能な管理者側端末130に出力され、管理者側端末130の表示画面に表示されるものとするが、紙媒体に出力して用いることも可能である。
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。また、以上の構成によれば、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造を効率的に行うことができるようになる。
また、抽出ステップS1が、IoTハブに接続された複数のデバイスの中から、ユーザ(第一のユーザ)が求める機能を実現可能な少なくとも一のデバイスを自動的に抽出することで、連携先のデバイスを抽出する作業負担を軽減することができ、新たなサービスの創造を効率的に行うことができるようになる。
また、情報処理装置(第三のユーザ)がメニュー票を仲介することで、契約に係る作業負担も軽減することができ、新たなサービスの創造を効率的に行うことができるようになる。
また、本発明の一実施形態として、上述したように、一覧出力ステップS2は、情報処理装置が、抽出ステップにおいて抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、ユーザが確認可能なユーザ側端末に出力してもよい。
また、選択受付ステップS3は、情報処理装置110が、一覧出力ステップS2において出力された操作項目の一覧の中からのユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力をユーザ側端末120から受け付けてもよい。
また、入力出力ステップS6は、情報処理装置110が、可否受付ステップS5において受け付けられた入力を、ユーザが確認可能なユーザ側端末120に出力してもよい。
また、回答受付ステップS7は、情報処理装置110が、入力出力ステップS6において出力された入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、ユーザによる一の回答の入力をユーザ側端末120を介して受け付けてもよい。
また、選択出力ステップS4は、情報処理装置110が、選択受付ステップS3において受け付けられた入力に基づいて、ユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、抽出ステップS1において抽出されたデバイスの管理者が確認可能な管理者側端末130に出力してもよい。
また、可否受付ステップS5は、情報処理装置110が、選択出力ステップS4において出力された選択に対する、管理者による使用可否の入力を管理者側端末130から受け付けてもよい。
また、送信ステップS8は、情報処理装置110が、回答受付ステップS7において受け付けられた回答を管理者が確認可能な管理者側端末130に出力してもよい。
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。また、以上の構成によれば、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造を効率的に行うことができるようになる。
続いて、本発明の実施形態に係るサポートシステム100について説明を行う。
本発明のサポートシステム100は、図1に示すように、複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造をサポートするサポートシステム100であって、情報処理装置110を備える。
そして、情報処理装置110は、図7に示すように、抽出部11と、一覧出力部12と、選択受付部13と、選択出力部14と、可否受付部15と、入力出力部16と、回答受付部17と、送信部18とを備える。
抽出部11は、IoTハブに接続された複数のデバイスの中から、第一のユーザが求める機能を実現可能な少なくとも一のデバイスを抽出する、または、第一のユーザからの指定に基づいて少なくとも一のデバイスを抽出する。かかる処理は、上述した抽出ステップS1において実行されることができる。
一覧出力部12は、抽出部11において抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、第一のユーザが確認可能に出力する。かかる処理は、上述した一覧出力ステップS2において実行されることができる。
選択受付部13は、一覧出力部12において出力された操作項目の一覧の中からの第一のユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力を受け付ける。かかる処理は、上述した選択受付ステップS3において実行されることができる。
選択出力部14は、選択受付部13において受け付けられた入力に基づいて、第一のユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、抽出部11において抽出されたデバイスの管理者である第二のユーザが確認可能に出力する。かかる処理は、上述した選択出力ステップS4において実行されることができる。
可否受付部15は、選択出力部14において出力された選択に対する、第二のユーザによる使用可否の入力を受け付ける。かかる処理は、上述した可否受付ステップS5において実行されることができる。
入力出力部16は、可否受付部15において受け付けられた入力を、第一のユーザが確認可能に出力する。かかる処理は、上述した可否受付ステップ5において実行されることができる。
回答受付部17は、入力出力部16において出力された入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、第一のユーザによる一の回答の入力を受け付ける。かかる処理は、上述した回答受付ステップ7において実行されることができる。
送信部18は、回答受付部17において受け付けられた回答を第二のユーザが確認可能に出力する。かかる処理は、上述した送信ステップS8において実行されることができる。
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。また、本発明によれば、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造を効率的に行うことができるようになる。
続いて、本発明の実施形態に係るコンピュータプログラムについて説明を行う。
本発明のコンピュータプログラムは、複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造をサポートするコンピュータプログラムであって、情報処理装置110に、抽出機能と、一覧出力機能と、選択受付機能と、選択出力機能と、可否受付機能と、入力出力機能と、回答受付機能と、送信機能とを実行させる。
抽出機能は、IoTハブに接続された複数のデバイスの中から、第一のユーザが求める機能を実現可能な少なくとも一のデバイスを抽出する、または、第一のユーザからの指定に基づいて少なくとも一のデバイスを抽出する。
一覧出力機能は、抽出機能により抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、第一のユーザが確認可能に出力する。
選択受付機能は、一覧出力機能により出力された操作項目の一覧の中からの第一のユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力を受け付ける。
選択出力機能は、選択受付機能により受け付けられた入力に基づいて、第一のユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、抽出機能により抽出されたデバイスの管理者である第二のユーザが確認可能に出力する。
可否受付機能は、選択出力機能により出力された選択に対する、第二のユーザによる使用可否の入力を受け付ける。
入力出力機能は、可否受付機能により受け付けられた入力を、第一のユーザが確認可能に出力する。
回答受付機能は、入力出力機能により出力された入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、第一のユーザによる一の回答の入力を受け付ける。
送信機能は、回答受付機能により受け付けられた回答を第二のユーザが確認可能に出力する。
上記機能は、図8に示す抽出回路1と、一覧出力回路2と、選択受付回路3と、選択出力回路4と、可否受付回路5と、入力出力回路6と、回答受付回路7と、送信回路8により実現されるものとする。各部の詳細については上述したとおりである。
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。また、本発明によれば、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造を効率的に行うことができるようになる。
最後に、本発明の実施形態に係るIoTハブを含むIoT接続システム1000の一例について図面を参照しながら説明する。
図9に示すように、本発明のIoT接続システム1000は、IoTハブ200およびIoTルータ300を備えるものとする。
IoTハブ200は、クラウド上で実現されるものとする。具体的には、IoTハブ200は、クラウド内でホストされているマネージドサービスであり、IoTアプリケーション(以下「IoTアプリ」という。)とIoTデバイスとの間の双方向通信に対する中継器として機能する。
IoTルータ300は、ローカルにあり、IoTハブ200とWAN(Wide Area Network)により接続されるものとする。
具体的には、IoTルータ300は、宅内ネットワークなどインターネットに接続されていないIoTデバイスがIoTハブ200に接続することを実現するものである。
そして、IoTハブ200は、第一のドライバ210と、第二のドライバ220とを有する。
第一のドライバ210および第二のドライバ220は、各IoTデバイスのメーカごとの仕様の違いを吸収するものである。
第一のドライバ210は、第一のデバイス410が接続可能なプライベートクラウド400と当該IoTハブ200とを接続するためのものである。
一例として、第一のデバイス410とプライベートクラウド400とはLAN(Local Area Network)による接続とし、プライベートクラウド400と第一のドライバ210とはWANによる接続とするのが好ましい。
プライベートクラウド400は、第一のデバイス410の事業者により提供されるものである。図1ではプライベートクラウド400が一つである場合が示されているが、この数は一つに限られるものではなく、複数のプライベートクラウド400がIoTハブ200に接続されることができる。また、IoTハブ200は、複数の第一のドライバ210を有してもよい。
図10は、異なる事業者A,Bにより提供される2つのプライベートクラウド400A,400Bの詳細を示したものである。図10に示されるように、プライベートクラウド400Aは、事業者Aが提供するアプリケーションA(以下、「アプリA」とする。)と接続され、第一のデバイス410に対してアプリAによるサービスを提供するものである。
同様に、プライベートクラウド400Bは、事業者Bが提供するアプリケーションB(以下、「アプリB」とする。)と接続され、第一のデバイス410に対してアプリBによるサービスを提供するものである。
なお、図9、10ではプライベートクラウド400に第一のデバイス410が一つだけ接続されている例が示されているが、図11に示すように、一つのプライベートクラウド400に複数の第一のデバイス410が接続されてもよい。
第一のデバイス410は、事業者がプライベートクラウドを提供しているデバイスとすることができる。一例として、リモートロック機能を有する電子錠、AIスピーカ、リモート操作が可能な介護ベッドなどが挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
第二のドライバ220は、第二のデバイス510とIoTハブ200とを直接接続するためのものである。
一例として、第二のデバイス510と第二のドライバ220とはLANによる接続とするのが好ましい。
なお、図9では第二のドライバ220に第二のデバイス510が一つだけ接続されている例が示されているが、一つの第二のドライバ220に複数の第二のデバイス510が接続されてもよい。また、IoTハブ200は複数の第二のドライバ220を有してもよい。
第二のデバイス510は、事業者がプライベートクラウドを提供していないデバイスとすることができる。一例として、扇風機、エアコン、窓、カーテン、照明などとすることができるが、特にこれらに限定されるものではない。
そして、IoTルータ300は、第三のドライバ310を有する。また、IoTルータ300は、複数の第三のドライバ310を有してもよい。
第三のドライバ310は、第三のデバイス610と当該IoTルータ300とを接続するためのものである。
一例として、第三のデバイス610と第三のドライバ310とはLANによる接続とし、IoTルータ300とIoTハブ200とはWANによる接続とするのが好ましい。
第三のデバイス610は、上述したとおり、宅内ネットワークなどインターネットに接続されていないIoTデバイスとすることができる。また、第三のデバイス610は、セキュリティ、プライバシーおよびセーフティ上の観点で、直接IoTハブ200と接続すべきでないデバイスとすることができる。一例として、ガスコンロ、顔認証デバイス、センサ情報収集用データロガーなどとすることができるが、特にこれに限定されるものではない。
このように、本発明のIoT接続システム1000は、すべてのデバイスをクラウド上のIoTハブ200に直接的に接続させるものではなく、一部のデバイスをローカル上のIoTルータ300に接続させるハイブリッドタイプのIoT接続システムである。
以上によれば、直接接続されたIoTデバイス同士のみならず、従来のプライベートクラウドに接続されたIoTデバイス同士も、容易に相互接続させることが可能となる。
これにより、決まったメーカのIoTデバイス同士しか繋がっていなかった従来とは異なり、様々なメーカのIoTデバイスを容易に相互接続させることができる。また、様々なメーカのIoTデバイスを相互接続させることにより、従来にはなかったユニークなサービスを創造することができるようになる。
例えば、本発明のIoT接続システム1000によれば、図12に示すように、外部のサーバからの緊急地震速報を受信したら、ガスコンロに消火信号を送り、玄関ドアのカギを解錠するといったサービスを実現することも容易に可能である。
そして、本発明のIoT接続システム1000は、第一のドライバ210、第二のドライバ220および第三のドライバ310を作成するのにユーザが記述すべき情報は、デバイス定義およびコマンド定義に関する情報に限られることを特徴とする。
ここで、第一のドライバ210、第二のドライバ220および第三のドライバ310を作成する方法について説明を行う。なお、作成者は、IoTデバイスの製造開発に関するユーザ、あるいは、本発明のIoT接続システムの提供に関するユーザとすることができる。
なお、第一のドライバ210および第二のドライバ220と、第三のドライバ310とは、同内容の情報が記述されればよく、プログラミング言語が異なるものであってもよい。
初めに、作成者は、デバイス定義として、利用機器一覧を定義する。一例として、利用機器として「気象センサ」、「屋内センサ」、「屋外センサ」、「不審者センサ」、「承認センサ」、「電力センサ」を定義する場合には、これらの名称およびそのIDとなる「weather」、「inhouse」、「outdoor」、「security」、「approve」、「power」を記述する。
続いて、作成者は、コマンド定義として、利用可能コマンドを定義する。一例として、「屋外センサ」の利用可能コマンドを定義する場合には、センサ値の観測コマンドを記述する。観測コマンドは、一例として、「観測」,「ゲット」,「屋外を観測します」などとすることができる。
以上のデバイス適宜およびコマンド定義に関する情報を、作成者が穴埋め形式でプログラムに埋めていくことにより、第一のドライバ210、第二のドライバ220、第三のドライバ310を完成させることができる。その他の部分については、SDKとして提供者から提供されることができる。
SDK部分は、受信したコマンドでのデバイス操作処理に関する部分、収集したセンサデータ/操作結果データの前処理に関する部分、IoTハブへのデータ送信処理に関する部分を含むものとする。
以上の構成によれば、様々な形態のIoTデバイスに対するドライバを簡易に完成させることができるため、IoTデバイスを柔軟にかつ容易に接続可能なIoT接続システムを実現することが可能となる。
通常、デバイスの開発に係るエンジニアは、Web開発のエンジニアとは取得している技術の分野が異なり、デバイスをIoTハブに繋ぐことができる技術レベルを有していない者も多い。
そのため、本発明のように、どのドライバ用プログラムに対しても共通の穴埋め形式の簡易な手法で作成が可能であることは、非常に有益である。これにより、IoTデバイスのIoTハブへの接続に係る開発コストや開発期間を従来よりも抑えることができる。
また、開発コストの低減により、扇風機とエアコンのように掛けられるコストの許容値に差がある場合であっても、平等にIoTハブへの接続を実現することができる。
続いて、本発明のIoT接続システム1000に係るIoTハブ200とIoTアプリとの接続について説明する。
図9に示されているように、IoTハブ200は、IoTアプリ700を利用するためのWebAPI230を有することができる。なお、図9に示すように、IoTアプリ700はサービスの数だけ接続されることができ、それぞれがWebAPI230を使用して接続されることができる。
IoTアプリ700は、アプリ内にIoTデバイス(センサ)からのデータ取得ロジックおよび/またはIoTデバイスの操作ロジックを記述することで作成される。
データ取得ロジックは、取得したセンサデータの前処理を行う部分と、IoTハブ200のAPIへの送信を行う部分とで構成される。必要な情報は、IoT接続システム1000の運営者から提供される接続先URL、運営者から提供されるAPIキー、デバイス情報および実行コマンドである。
デバイスの操作ロジックは、操作したいデバイスコマンドの前処理を行う部分と、IoTハブ200のAPIへの送信を行う部分とで構成される。必要な情報は、IoT接続システム1000の運営者から提供される接続先URL、運営者から提供されるAPIキー、デバイス情報および実行コマンドである。
図13は、IoTサービス利用者(エンドユーザ)が、IoTデバイス事業者により提供されたIoTデバイスを用いて、IoTサービス提供事業者からIoTサービスの提供を受けるフローを示した図である。図13に示すように、初めに第一のデバイス410からイベントの通知があると、プライベートクラウド400、第一のドライバ210、WebAPI230、IoTアプリ700を介してエンドユーザにイベントが通知される。
続いて、エンドユーザがアクションを決定すると、IoTアプリ700、WebAPI230、第二のドライバ220を介して第二のデバイス510にアクションの実行が指示される。
IoTデバイスの連携は、「〜がこうなったら〇〇する」といったイベント駆動型のプログラムで表現することができる。そして、この処理をマイクロサービスとして部品化し、共通化して使えるようにしたうえで、FaaS(Function as a Service)の関数として実装することができる。
また、図14に示すように、本発明のIoTハブ200は、関所エンジン800と接続されることができる。この関所エンジン800は、IoTハブ200がデバイスに指示する内容をチェックし、不適切なアクションが実行されることを防ぐためのものである。
例えば、“外気が爽やかなら、エアコンを止めて窓を開ける”、といったIoTサービスを提供する場合、直後にゲリラ豪雨に見舞われると室内が濡れてしまうおそれがあるが、上記関所エンジン800は、このようなIoT由来の脅威を未然に防ぐためのものである。
また、本発明の第一のドライバ210、第二のドライバ220および第三のドライバ310の少なくとも一つは、仮想デバイス機能を実現することができる。
この仮想デバイス機能は、第一のデバイス410、第二のデバイス510または第三のデバイス610を仮想的に再現するものである。
図15は、本発明の第二のドライバ220が仮想デバイス機能を実現する例を示したものである。図15に示すように、第二のドライバ220に、第二のデバイス510のコマンドの送受信を再現可能な仮想デバイス900を設けることにより、仮に第二のデバイス510が接続されていなくても、第二のデバイス510を用いるIoTアプリの開発が可能となる。また、動作不良があった場合、現地に赴かずとも第二のデバイス510とIoTハブ200のどちらが故障しているのか故障切り分けを容易に行うことができる。
また、本発明では、図16に示すように、ドライバではなくIoTハブ200に仮想デバイス機能を実現させてもよい。これは、ローカルに存在するIoTルータ300に接続される第三のデバイス610の故障切り分けに有効な手段である。
また、本発明のIoT接続システム1000に係るIoTハブ200は、ディレクトリ機能を実現することができる。
ディレクトリ機能は、第一のデバイス410、第二のデバイス510および第三のデバイス610、ならびに、IoTハブ200を介して利用可能なIoTサービスを連携させるためのものである。
すなわち、ディレクトリ機能は、あるモノ(デバイス)からあるサービスへ、あるサービスからあるモノへ、あるモノからあるモノへ、モノまたはサービスを特定し、モノまたはサービスへ指示する機能を実現するものである。
具体的には、ディレクトリ機能は、第一のデバイス410、第二のデバイス510または第三のデバイス610あるいはIoTサービスを特定する、あるいは、第一のデバイス410、第二のデバイス510または第三のデバイス610あるいはIoTサービスに指示することができる。
また、本発明のIoT接続システム1000において、第一のデバイス410、第二のデバイス510または第三のデバイス610から取得される情報は、IoTハブ200では保存されないものとすることができる。
本発明のIoT接続システム1000は、電気通信事業者により運営されることを想定している。電気通信事業者は、通信の秘密を遵守する義務が課せられるため、各種デバイスから取得される情報を、他の利活用を目的として保存することはしない。
これら情報は有益な情報であるため、各社のプライベートクラウドではかかる情報を独占的に取得すべく、IoTデバイスの囲い込みを行うのが通常である。
一方で、本発明のIoT接続システム1000は、運営を電気通信事業者が行うことにより、各IoTデバイスおよびIoTアプリを中立の立場で相互接続させ、IoTビジネスを促進させることができる。
また、IoT相互接続サービスの継続性は利用する企業のIoTサービスの継続性に影響するため、利用企業が共同で相互接続インフラを共有するのが好ましい。
また、本発明のIoT接続システム1000において、IoTハブ200に接続できるのはAPIキーと認証スキームにより許可されたデバイスやIoTアプリのみとすることができる。すなわち、本発明のIoT接続システム1000は、インターネット上にIoT通信専用の閉域網を構築することができる。また、通信経路も暗号化され、MDM(Mobile Device Management)によりIoTルータも管理するため、新たな攻撃方法やOSやアプリの脆弱性対応も可能とする。
また、IoT化されていないデバイスをIoTハブ200に接続するには、BaaS(Backend as a service)やSDKを活用することで、短期間での開発を行うことができる。
また、IoT接続システム1000の提供者は、IoTデバイスの相互接続支援サービスを提案することができる。具体的には、ビジネスマッチング、コンサルティングサービスを提供することができる。すなわち、付加価値を追加するために、必要な相手を探し、価値創出パターンとベストプラクティスを紹介するなどを行うことができる。
また、他社のデバイスやアプリと組み合わせることで魅力的なサービスを創出し、付加価値を訴求することでビジネスを拡大することができる。
また、上述した実施形態に係るサーバ装置又は端末装置として機能させるために、コンピュータ又は携帯電話などの情報処理装置を好適に用いることができる。このような情報処理装置は、実施形態に係るサーバ装置又は端末装置の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、情報処理装置の記憶部に格納し、情報処理装置のCPUによって当該プログラムを読み出して実行させることによって実現可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウェア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウェア手段を構築し、このソフトウェア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。記憶部は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。
100 サポートシステム
110 情報処理装置
120 ユーザ側端末
130 管理者側端末
1000 IoT接続システム
200 IoTハブ
210 第一のドライバ
220 第二のドライバ
230 WebAPI
300 IoTルータ
310 第三のドライバ
400 プライベートクラウド
410 第一のデバイス
510 第二のデバイス
610 第三のデバイス
700 IoTアプリ
800 関所エンジン
900 仮想デバイス

Claims (10)

  1. 複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造をサポートするサポート方法であって、
    情報処理装置に、
    前記IoTハブに接続された複数のデバイスの中から、第一のユーザが求める機能を実現可能な少なくとも一のデバイスを抽出する、または、前記第一のユーザからの指定に基づいて少なくとも一のデバイスを抽出する、抽出ステップを実行させ、
    前記サポート方法は、さらに、
    前記抽出ステップにおいて抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、前記第一のユーザが確認可能に出力する一覧出力ステップと
    前記一覧出力ステップにおいて出力された前記操作項目の一覧の中からの前記第一のユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力を受け付ける選択受付ステップと、
    前記選択受付ステップにおいて受け付けられた入力に基づいて、前記第一のユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、前記抽出ステップにおいて抽出されたデバイスの管理者である第二のユーザが確認可能に出力する選択出力ステップと、
    前記選択出力ステップにおいて出力された前記選択に対する、前記第二のユーザによる使用可否の入力を受け付ける可否受付ステップと、
    前記可否受付ステップにおいて受け付けられた入力を、前記第一のユーザが確認可能に出力する入力出力ステップと、
    前記入力出力ステップにおいて出力された前記入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、前記第一のユーザによる一の回答の入力を受け付ける回答受付ステップと、
    前記回答受付ステップにおいて受け付けられた回答を前記第二のユーザが確認可能に出力する送信ステップと
    を含むサポート方法。
  2. 前記一覧出力ステップは、前記情報処理装置が、前記抽出ステップにおいて抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、前記第一のユーザが確認可能な第一のユーザ端末に出力するステップであることを特徴とする請求項1に記載のサポート方法。
  3. 前記選択受付ステップは、前記情報処理装置が、前記一覧出力ステップにおいて出力された前記操作項目の一覧の中からの前記第一のユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力を前記第一のユーザ端末から受け付けるステップであることを特徴とする請求項2に記載のサポート方法。
  4. 前記入力出力ステップは、前記情報処理装置が、前記可否受付ステップにおいて受け付けられた入力を、前記第一のユーザが確認可能な前記第一のユーザ端末に出力するステップであることを特徴とする請求項2または3に記載のサポート方法。
  5. 前記回答受付ステップは、前記情報処理装置が、前記入力出力ステップにおいて出力された前記入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、前記第一のユーザによる一の回答の入力を前記第一のユーザ端末を介して受け付けるステップであることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のサポート方法。
  6. 前記選択出力ステップは、前記情報処理装置が、前記選択受付ステップにおいて受け付けられた入力に基づいて、前記第一のユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、前記抽出ステップにおいて抽出されたデバイスの管理者である前記第二のユーザが確認可能な第二のユーザ端末に出力するステップであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のサポート方法。
  7. 前記可否受付ステップは、前記情報処理装置が、前記選択出力ステップにおいて出力された前記選択に対する、前記第二のユーザによる使用可否の入力を前記第二のユーザ端末から受け付けるステップであることを特徴とする請求項6に記載のサポート方法。
  8. 前記送信ステップは、前記情報処理装置が、前記回答受付ステップにおいて受け付けられた回答を前記第二のユーザが確認可能な前記第二のユーザ端末に出力するステップであることを特徴とする請求項6または7に記載のサポート方法。
  9. 複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造をサポートするサポートシステムであって、
    情報処理装置を備え、当該情報処理装置は、
    前記IoTハブに接続された複数のデバイスの中から、第一のユーザが求める機能を実現可能な少なくとも一のデバイスを抽出する、または、前記第一のユーザからの指定に基づいて少なくとも一のデバイスを抽出する抽出部と、
    前記抽出部において抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、前記第一のユーザが確認可能に出力する一覧出力部と
    前記一覧出力部において出力された前記操作項目の一覧の中からの前記第一のユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力を受け付ける選択受付部と、
    前記選択受付部において受け付けられた入力に基づいて、前記第一のユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、前記抽出部において抽出されたデバイスの管理者である第二のユーザが確認可能に出力する選択出力部と、
    前記選択出力部において出力された前記選択に対する、前記第二のユーザによる使用可否の入力を受け付ける可否受付部と、
    前記可否受付部において受け付けられた入力を、前記第一のユーザが確認可能に出力する入力出力部と、
    前記入力出力部において出力された前記入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、前記第一のユーザによる一の回答の入力を受け付ける回答受付部と、
    前記回答受付部において受け付けられた回答を前記第二のユーザが確認可能に出力する送信部と
    を備えるサポートシステム。
  10. 複数のデバイスが接続されたIoTハブを介して、複数のデバイスの機能を組み合わせた新たなサービスの創造をサポートするコンピュータプログラムであって、情報処理装置に、
    前記IoTハブに接続された複数のデバイスの中から、第一のユーザが求める機能を実現可能な少なくとも一のデバイスを抽出する、または、前記第一のユーザからの指定に基づいて少なくとも一のデバイスを抽出する、抽出機能と、
    前記抽出機能により抽出されたデバイスの操作項目の一覧を、前記第一のユーザが確認可能に出力する一覧出力機能と、
    前記一覧出力機能により出力された前記操作項目の一覧の中からの前記第一のユーザによる少なくとも一の操作項目の選択の入力を受け付ける選択受付機能と、
    前記選択受付機能により受け付けられた入力に基づいて、前記第一のユーザにより選択された少なくとも一の操作項目を、前記抽出機能により抽出されたデバイスの管理者である第二のユーザが確認可能に出力する選択出力機能と、
    前記選択出力機能により出力された前記選択に対する、前記第二のユーザによる使用可否の入力を受け付ける可否受付機能と、
    前記可否受付機能により受け付けられた入力を、前記第一のユーザが確認可能に出力する入力出力機能と、
    前記入力出力機能により出力された前記入力に対する複数の回答の選択肢の中からの、前記第一のユーザによる一の回答の入力を受け付ける回答受付機能と、
    前記回答受付機能により受け付けられた回答を前記第二のユーザが確認可能に出力する送信機能と
    を実行させるコンピュータプログラム。
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