JP2021071393A - 電子時計、電子時計の制御方法および電子時計の検査方法 - Google Patents

電子時計、電子時計の制御方法および電子時計の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】搭載される製品の仕様に応じて、必要な制御の改造を効率良く行うことが可能な電子時計を提供する。【解決手段】腕時計1は第1時針5を駆動する第1モーター22と、第1モーター22と電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する第1制御回路16と、第1モーター22と電気的に接続され、第2モーター駆動信号を出力する第2制御回路17と、を備え、第1制御回路16が第1モーター駆動信号を出力する場合、第2制御回路17を第1モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態とし、第2制御回路17が第2モーター駆動信号を出力する場合、第1制御回路16を第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態とする。【選択図】図2

Description

本発明は、電子時計、電子時計の制御方法および電子時計の検査方法に関するものである。
アナログ電子時計にはステッピングモーターが組み込まれている。アナログ電子時計のように小型で電源となる電池が小さい電子機器では、ステッピングモーターを駆動するエネルギーを小さくすることで省電力化を図ることが好ましい。省電力化を図った電子時計が特許文献1に開示されている。それによると、モーターを駆動する駆動信号の波形はパルス波形であり、パルス波形のパルス幅が短い程モーターが消費するエネルギーを小さくできる。当該電子時計には、毎秒運針を行うための駆動信号を出力する駆動回路が形成された駆動IC(Integrated Circuit)が用いられている。当該駆動回路は、秒針、分針、時針の3針を備えた単機能のアナログウォッチ等に用いられるものと推察される。
他方、多機能時計や、電波修正時計等の高機能な時計では、例えば、標準電波を受信して時刻合わせを行う場合、秒針等を早送りする制御が求められる。
特開2003−259692号公報
しかしながら、特許文献1の駆動回路では、このような制御を行うことは困難であった。また、当該駆動回路を改造して、早送り制御機能を追加することも考えられるが、駆動ICの大型化や、コスト高となってしまい、単機能のアナログウォッチに採用することは困難であった。駆動回路を改造するための高額なイニシャル費用も必要であった。つまり、搭載される製品の仕様に応じて、必要な制御の改造を効率良く行うことが可能な電子時計、及び電子時計の制御方法を提供することを課題とする。
電子時計は、指針を駆動するモーターと、前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する第1制御回路と、前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号を出力する第2制御回路と、を備え、前記第1制御回路が前記第1モーター駆動信号を出力する場合、前記第2制御回路を前記第1モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態とし、前記第2制御回路が前記第2モーター駆動信号を出力する場合、前記第1制御回路を前記第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態とする、ことを特徴とする。
上記の電子時計では、前記第1モーター駆動信号は前記モーターを回転させる第1パルス波形を有し、前記第1パルス波形が所定の時間間隔で出力されて前記モーターを回転させ、前記第2モーター駆動信号はパルス幅の異なる複数のパルス波形の中から選択された前記モーターを回転させる第2パルス波形を有し、前記第2パルス波形が前記所定の時間間隔より短い時間間隔で出力されて前記モーターを回転させることが好ましい。
上記の電子時計では、前記第1制御回路及び前記第2制御回路には複数の前記モーターが電気的に接続されることが好ましい。
電子時計の制御方法は、指針を駆動するモーターと、前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する第1制御回路と、前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号を出力する第2制御回路と、を備える電子時計の制御方法であって、前記第1モーター駆動信号の入力に対して前記第2制御回路をハイインピーダンス状態にし、前記第1制御回路が前記第1モーター駆動信号を前記モーターに出力し、前記第1制御回路が前記第1モーター駆動信号を停止し、前記第2モーター駆動信号の入力に対して前記第1制御回路をハイインピーダンス状態にし、前記第2制御回路が前記第2モーター駆動信号を前記モーターに出力することを特徴とする。
電子時計は、指針を駆動するモーターと、前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する制御回路と、前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号が入力される検査端子と、を備え、前記検査端子に前記第2モーター駆動信号が入力されるとき、前記制御回路は前記第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態になることを特徴とする。
電子時計の検査方法は、指針を駆動するモーターと、前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する制御回路と、前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号が入力される検査端子と、を備える電子時計の検査方法であって、前記第2モーター駆動信号の入力に対して前記制御回路をハイインピーダンス状態にし、前記検査端子から入力される前記第2モーター駆動信号が前記モーターを駆動することを特徴とする。
第1の実施形態にかかわる電子時計の構成を示す模式平面図。 電子時計の回路構成を示すブロック図。 モーターの構造を示す模式平面図。 第1制御回路の回路構成を示すブロック図。 駆動波形の制御方法を説明するためのフロー図。 モーターの回転検出を説明するためのタイムチャート。 第2制御回路の回路構成を示すブロック図。 駆動波形の制御方法を説明するためのフロー図。 モーターの回転検出を説明するためのタイムチャート。 スイッチ回路の構成を示す回路図。 スイッチの状態と各端子の電圧を説明するための図。 第2の実施形態にかかわる電子時計及び検査装置の回路構成を示すブロック図。 モーターの検査方法を説明するためのフロー図。
第1の実施形態
本実施形態では、電子時計と、この電子時計を駆動する駆動方法との特徴的な例について、図に従って説明する。第1の実施形態にかかわる電子時計について図1〜図11に従って説明する。図1は、電子時計の構成を示す模式平面図である。図1に示すように、電子時計としての腕時計1はケース2を備えている。ケース2の図中上側と下側にはバンド3が配置されている。ケース2及びバンド3が輪を形成し、腕に設置して輪の大きさを調整することにより腕時計1が腕に固定される。
図中中央ではケース2内に円板状の文字盤4が配置されている。文字盤4には同心円状に第1目盛4aが配置されている。文字盤4の中心には時刻を示す指針としての第1時針5、指針としての第1分針6、指針としての秒針7が配置されている。第1目盛4aは第1時針5、第1分針6、秒針7が時刻を示す目盛である。
文字盤4の図中右側には曜日を示す曜日指示針8が配置されている。曜日指示針8の周りには曜日指示針8の目盛である第2目盛4bが同心円状に配置されている。第2目盛4bは、例えば、日曜を示す「SUN」のように曜日を三文字のアルファベットで略したスリーレターコードで表示されている。
文字盤4の図中下側には指針としての第2時針9及び指針としての第2分針11が配置されている。第2時針9及び第2分針11の周りには第3目盛4cが同心円状に配置されている。第3目盛4cは第2時針9及び第2分針11が時刻を示す目盛である。腕時計1は第1時針5及び第1分針6が示す時刻と第2時針9及び第2分針11が示す時刻との2つの時刻を示す。腕時計1は地球上の2つの地点の時刻を表示する。
第1目盛4aの外周側にはベゼル12が配列されている。ベゼル12にはタイムゾーンの代表都市名を表す都市情報が表示されている。都市情報は、例えば、東京を示す「TYO」のように都市名11aを三文字のアルファベットで略したスリーレターコードで表示されている。操作者はベゼル12あるいは後述の操作ボタン15を操作して、第2時針9及び第2分針11が示す時刻のタイムゾーンを指示できる。
文字盤4の図中左側にはモード指示針13が配置されている。モード指示針13の周りには第4目盛4dが同心円状に配置されている。第4目盛4dはモード指示針13がモード内容を示す目盛である。腕時計1は衛星電波を受信して時刻を修正する機能を備える。第4目盛4dには衛星電波を受信するモードが示されている。
ケース2の図中右側には竜頭14が配置されている。第1時針5及び第1分針6が示す時刻を調整するときに竜頭14が用いられる。操作者は竜頭14を引き出して回転することにより第1時針5及び第1分針6を回転させることができる。
ケース2の図中右上側及び右下側には操作ボタン15が配置されている。操作者は操作ボタン15を操作することにより腕時計1に各種の機能を行わせることができる。例えば、衛星電波を受信する機能を行わせるとき、操作者は操作ボタン15を操作して受信のスタート、ストップ等を腕時計1に行わせる。
図2は電子時計の回路構成を示すブロック図である。図2に示すように、腕時計1は第1制御回路16及び第2制御回路17を備える。腕時計1は電池18を備える。電池18の陽極は第1配線19により第1制御回路16及び第2制御回路17と電気的に接続される。電池18の陰極は第2配線21により第1制御回路16及び第2制御回路17と電気的に接続される。電池18の電力は第1制御回路16及び第2制御回路17に供給される。
腕時計1は第1時針5を駆動するモーターとしての第1モーター22を備える。第1モーター22は第3配線23及び第4配線24により第1制御回路16と電気的に接続される。第1制御回路16は第1モーター22に第1モーター駆動信号を出力して第1モーター22を駆動する。第1モーター22は第3配線23及び第4配線24により第2制御回路17とも電気的に接続される。第2制御回路17は第1モーター22に第2モーター駆動信号を出力して第1モーター22を駆動する。第1モーター22は第1制御回路16及び第2制御回路17に駆動される。尚、第1モーター駆動信号は第1制御回路16から出力される駆動信号であり、第2モーター駆動信号は第2制御回路17から出力される駆動信号である。
腕時計1は第1分針6を駆動するモーターとしての第2モーター25を備える。第2モーター25は第5配線26及び第6配線27により第1制御回路16と電気的に接続される。第2モーター25は第5配線26及び第6配線27により第2制御回路17とも電気的に接続される。第2モーター25は第1制御回路16及び第2制御回路17に駆動される。
腕時計1は秒針7を駆動するモーターとしての第3モーター28を備える。第3モーター28は第7配線29及び第8配線31により第1制御回路16と電気的に接続される。第3モーター28は第7配線29及び第8配線31により第2制御回路17とも電気的に接続される。第3モーター28は第1制御回路16及び第2制御回路17に駆動される。
腕時計1は第2時針9を駆動するモーターとしての第4モーター32を備える。第4モーター32は第9配線33及び第10配線34により第1制御回路16と電気的に接続される。第4モーター32は第9配線33及び第10配線34により第2制御回路17とも電気的に接続される。第4モーター32は第1制御回路16及び第2制御回路17に駆動される。
腕時計1は第2分針11を駆動するモーターとしての第5モーター35を備える。第5モーター35は第11配線36及び第12配線37により第1制御回路16と電気的に接続される。第5モーター35は第11配線36及び第12配線37により第2制御回路17とも電気的に接続される。第5モーター35は第1制御回路16及び第2制御回路17に駆動される。
第1制御回路16及び第2制御回路17には第1モーター22〜第5モーター35が電気的に接続される。
腕時計1は曜日指示針8を駆動する第6モーター38を備える。第6モーター38は第13配線39及び第14配線41により第1制御回路16と電気的に接続される。腕時計1はモード指示針13を駆動する第7モーター42を備える。第7モーター42は第15配線43及び第16配線44により第1制御回路16と電気的に接続される。第6モーター38及び第7モーター42は第1制御回路16に駆動される。
図3はモーターの構造を示す模式平面図である。第1モーター22〜第7モーター42は略同じ構造である。第1モーター22の構造を説明し、第2モーター25〜第7モーター42の説明は省略する。図3に示すように、第1モーター22は磁心45にコイル46がまかれた電磁石47を備える。磁心45は直線状であり、磁心45と平行にステーター48が配置される。磁心45及びステーター48は純鉄等の磁性材料により形成されている。
ステーター48は中程に貫通孔48aが形成されている。貫通孔48aにはローター49が配置される。ローター49の中心には軸49aが配置される。軸49aは一対の軸受けにより回転可能に支持される。ローター49は軸49aと直交する方向に着磁されている。ローター49には一対のN極とS極とが形成されている。
貫通孔48aには一対のノッチ48bが形成されている。ノッチ48bでは貫通孔48aが半径方向にへこんでいる。ノッチ48b付近ではステーター48の断面積が狭くなっている。
コイル46に電流を流すとき、磁心45に磁力線が発生する。磁力線は磁心45からステーター48へ進行する。ノッチ48bでは磁力線の密度が高くなるので、磁力線の一部が貫通孔48aに漏れ出す。漏れ出した磁力線がローター49に作用することにより、ローター49が回転する。ローター49はローター49とステーター48との間に作用する電磁力により安定する場所で停止する。コイル46には流れる方向を交互に替えたパルス波形の電流が流される。1パルスの電流によりローター49が半回転する。
図4は第1制御回路の回路構成を示すブロック図である。図4に示すように、第1制御回路16は発振回路51を備える。発振回路51は音叉型水晶振動子を備え、音叉型水晶振動子は源振にして例えば32768Hzで発振する。発振回路51は発振信号を形成する。発振回路51は分周回路52と電気的に接続される。
分周回路52は発振信号を入力する。分周回路52は発振信号を入力して順次分周する。分周回路52は1秒毎に立ち上がる秒信号を形成する。分周回路52はアップダウンカウンター53及び第1制御信号形成回路54と電気的に接続される。分周回路52は秒信号をアップダウンカウンター53及び第1制御信号形成回路54に出力する。
アップダウンカウンター53は秒信号を60回計数して1分毎に分信号を第1制御信号形成回路54に出力する。さらに、アップダウンカウンター53は分信号を60回計数して1時間毎に時信号を第1制御信号形成回路54に出力する。他にも、アップダウンカウンター53は第1制御信号形成回路54が出力する信号のパルス数を計数する機能を備える。
第1制御信号形成回路54は時刻を演算して所定のタイミングで第1モーター22〜第7モーター42を駆動する駆動指示信号を出力する。第1制御信号形成回路54には第1駆動回路55及び第1検出回路56が電気的に接続される。第1駆動回路55及び第1検出回路56には第1スイッチ回路57が電気的に接続される。第1スイッチ回路57には第3配線23及び第4配線24を介して第1モーター22が電気的に接続される。
第1モーター22は第1時針5を駆動するモーターである。第1制御信号形成回路54は時信号を1時間毎に第1駆動回路55に出力する。第1制御回路16が第1モーター22を駆動するとき第1スイッチ回路57がオン状態になっている。第1スイッチ回路57〜第5スイッチ回路70がオン状態のとき、それぞれ第1モーター22〜第5モーター35に信号を出力できる。第1駆動回路55は時信号を入力して第1スイッチ回路57を介して第1モーター22に第1モーター駆動信号を出力する。第1モーター22は第1モーター駆動信号により駆動される。第1検出回路56は第1スイッチ回路57を介して第1モーター22を流れる電流を検出する。第1検出回路56は第1モーター22が回転したか否かを検出し、検出結果を示す回転信号を第1制御信号形成回路54に出力する。第1制御信号形成回路54は回転信号を入力して第1モーター22を制御する。
第1制御信号形成回路54には第2駆動回路58及び第2検出回路59が電気的に接続される。第2駆動回路58及び第2検出回路59には第2スイッチ回路61が電気的に接続される。第2スイッチ回路61には第5配線26及び第6配線27を介して第2モーター25が電気的に接続される。
第2モーター25は第1分針6を駆動するモーターである。第1制御信号形成回路54は分信号を1分毎に第2駆動回路58に出力する。第1制御回路16が第2モーター25を駆動するとき第2スイッチ回路61がオン状態になっている。第2駆動回路58は分信号を入力して第2スイッチ回路61を介して第2モーター25に第1モーター駆動信号を出力する。第2モーター25は第1モーター駆動信号により駆動される。第2検出回路59は第2スイッチ回路61を介して第2モーター25を流れる電流を検出する。第2検出回路59は第2モーター25が回転したか否かを検出し、検出結果を示す回転信号を第1制御信号形成回路54に出力する。第1制御信号形成回路54は回転信号を入力して第2モーター25を制御する。
第1制御信号形成回路54には第3駆動回路62及び第3検出回路63が電気的に接続される。第3駆動回路62及び第3検出回路63には第3スイッチ回路64が電気的に接続される。第3スイッチ回路64には第7配線29及び第8配線31を介して第3モーター28が電気的に接続される。
第3モーター28は秒針7を駆動するモーターである。第1制御信号形成回路54は秒信号を1秒毎に第3駆動回路62に出力する。第1制御回路16が第3モーター28を駆動するとき第3スイッチ回路64がオン状態になっている。第3駆動回路62は秒信号を入力して第3スイッチ回路64を介して第3モーター28に第1モーター駆動信号を出力する。第3モーター28は第1モーター駆動信号により駆動される。第3検出回路63は第3スイッチ回路64を介して第3モーター28を流れる電流を検出する。第3検出回路63は第3モーター28が回転したか否かを検出し、検出結果を示す回転信号を第1制御信号形成回路54に出力する。第1制御信号形成回路54は回転信号を入力して第3モーター28を制御する。
第1制御信号形成回路54には第4駆動回路65及び第4検出回路66が電気的に接続される。第4駆動回路65及び第4検出回路66には第4スイッチ回路67が電気的に接続される。第4スイッチ回路67には第9配線33及び第10配線34を介して第4モーター32が電気的に接続される。
第4モーター32は第2時針9を駆動するモーターである。第1制御信号形成回路54は時信号を1時間毎に第4駆動回路65に出力する。第1制御回路16が第4モーター32を駆動するとき第4スイッチ回路67がオン状態になっている第4駆動回路65は時信号を入力して第4スイッチ回路67を介して第4モーター32に第1モーター駆動信号を出力する。第4モーター32は第1モーター駆動信号により駆動される。第4検出回路66は第4スイッチ回路67を介して第4モーター32を流れる電流を検出する。第4検出回路66は第4モーター32が回転したか否かを検出し、検出結果を示す回転信号を第1制御信号形成回路54に出力する。第1制御信号形成回路54は回転信号を入力して第4モーター32を制御する。
第1制御信号形成回路54には第5駆動回路68及び第5検出回路69が電気的に接続される。第5駆動回路68及び第5検出回路69には第5スイッチ回路70が電気的に接続される。第5スイッチ回路70には第11配線36及び第12配線37を介して第5モーター35が電気的に接続される。
第5モーター35は第2分針11を駆動するモーターである。第1制御信号形成回路54は分信号を1分毎に第5駆動回路68に出力する。第1制御回路16が第5モーター35を駆動するとき第5スイッチ回路70がオン状態になっている。第5駆動回路68は分信号を入力して第5スイッチ回路70を介して第5モーター35に第1モーター駆動信号を出力する。第5モーター35は第1モーター駆動信号により駆動される。第5検出回路69は第5スイッチ回路70を介して第5モーター35を流れる電流を検出する。第5検出回路69は第5モーター35が回転したか否かを検出し、検出結果を示す回転信号を第1制御信号形成回路54に出力する。第1制御信号形成回路54は回転信号を入力して第5モーター35を制御する。
第1スイッチ回路57〜第5スイッチ回路70は第1スイッチ制御回路71と電気的に接続される。第1制御回路16が第1モーター22〜第5モーター35を駆動するとき、第1スイッチ制御回路71は第1スイッチ回路57〜第5スイッチ回路70をすべてオン状態にする。
第1制御信号形成回路54には第6駆動回路72が電気的に接続される。第6駆動回路72には第13配線39及び第14配線41を介して第6モーター38が電気的に接続される。
第6モーター38は曜日指示針8を駆動するモーターである。第1制御信号形成回路54は曜日信号を1日毎に第6モーター38に出力する。第6駆動回路72は曜日信号を入力して第6モーター38に第1モーター駆動信号を出力する。第6モーター38は第1モーター駆動信号により駆動される。
第1制御信号形成回路54には第7駆動回路73が電気的に接続される。第7駆動回路73には第15配線43及び第16配線44を介して第7モーター42が電気的に接続される。
第7モーター42はモード指示針13を駆動するモーターである。腕時計1が衛星電波を受信するとき、第1制御信号形成回路54はモード切替信号を第7駆動回路73に出力する。第7駆動回路73はモード切替信号を入力して第7モーター42に第1モーター駆動信号を出力する。第7モーター42は第1モーター駆動信号により駆動される。
第1制御信号形成回路54はパルス幅が異なる8種類のパルス波形の信号を記憶している。時信号、分信号、秒信号ではモーターの負荷に応じてパルス幅が切り替えられる。パルス波形のパルス幅は、例えば、2.20msec〜3.91msecまで0.24msec毎に8種類用意されている。第1モーター駆動信号のパルス幅は第1制御信号形成回路54が出力する時信号のパルス幅と同じになっている。第1モーター駆動信号は第1モーター22を回転させる第1パルス波形を有する。第1パルス波形が所定の時間間隔で出力されて第1モーター22を回転させる。第1パルス波形は第1モーター22が回転可能なパルス幅の範囲の中で短いパルス幅に調整された波形であり、第1制御回路16は1時間毎の時間間隔で第1モーター22を回転させる。第1制御回路16における第2モーター25〜第5モーター35の回転制御方法は第1モーター22と同様の回転制御が行われる。第1モーター22の制御方法を説明して、第2モーター25〜第5モーター35の制御方法の説明を省略する。第1制御回路16は所定の時間間隔で第2モーター25〜第5モーター35を回転させる。
図5は駆動波形の制御方法を説明するためのフロー図である。図5において、ステップS1は駆動信号出力工程である。この工程では、第1制御信号形成回路54が時信号のパルス幅を設定して第1駆動回路55に出力する。第1駆動回路55は時信号と同じパルス幅の第1モーター駆動信号を第1モーター22に出力して第1モーター22を駆動する。次にステップS2に移行する。
ステップS2は回転検出工程である。この工程は、第1検出回路56が第1モーター22の回転を検出する工程である。第1モーター22を流れる電流量から第1検出回路56が第1モーター22の回転を検出する。次にステップS3に移行する。ステップS3は回転判定工程である。第1モーター22が回転しないときステップS4に移行する。第1モーター22が回転するときステップS5に移行する。
ステップS4はパルス幅拡張工程である。この工程は、第1制御信号形成回路54が時信号のパルス幅を拡張する工程である。第1制御信号形成回路54は時信号のパルス幅を0.24msec拡張する。パルス幅が3.91msecに到達したときにはパルス幅を3.91msecにする。次にステップS1に移行する。ステップS1では拡張された第1モーター駆動信号により第1モーター22が駆動される。
ステップS5はパルス幅短縮工程である。この工程は、第1制御信号形成回路54が時信号のパルス幅を短縮する工程である。第1制御信号形成回路54は時信号のパルス幅を0.24msec短縮する。パルス幅が2.20msecに到達したときにはパルス幅を2.20msecにする。第1制御信号形成回路54はアップダウンカウンター53に第1モーター22が回転したときのパルス数をカウントさせる。第1モーター22が回転したので、アップダウンカウンター53のカウント数に1を加算する。次にステップS6に移行する。
ステップS6は終了判断工程である。この工程は、第1モーター22の駆動を継続するか終了するかを判断する工程である。アップダウンカウンター53のカウント数が予定のカウント数と一致するとき終了し、アップダウンカウンター53のカウント数が予定のカウント数より少ないとき継続する。継続するとき、次にステップS1に移行する。ステップS1では短縮された第1モーター駆動信号により第1モーター22が駆動される。終了するときは第1モーター22を駆動する工程が終了する。
第1モーター22が回転するとき、ステップS5において第1モーター駆動信号は短縮される。従って、第1モーター駆動信号は第1モーター22が回転可能なパルス幅の範囲の中で短いパルス幅に調整された第1パルス波形になっている。
第1制御回路16が第1モーター22に出力する第1モーター駆動信号は第1時針5を1時間の間隔で回転させる。第1モーター駆動信号は第1モーター22が回転可能なパルス幅の範囲の中で短いパルス幅に調整された第1パルス波形である。第1モーター22は低い消費電力で回転するので、効率良く駆動される。第1モーター駆動信号を出力する第1制御回路16は改造する可能性が小さい。
図6はモーターの回転検出を説明するためのタイムチャートである。図6にはタイムチャートが2つ示されている。横軸は時間の推移を示し、時間は図中左側から右側へ推移する。上段の縦軸は駆動電圧を示し、図中上側が下側より高い電圧になっている。第1パルス波形としての第1モーター駆動波形74は第1駆動回路55が第1モーター22に出力する第1モーター駆動信号の波形を示す。下段の縦軸は電流を示し横軸の上側と下側とでは電流の流れる方向が逆方向となっている。第1電流波形75は第1モーター駆動波形74に対応してコイル46に流れる電流の波形を示す。
第1モーター駆動波形74のパルス幅は第1制御信号形成回路54により設定されている。ステップS1において、第1モーター駆動波形74の第1モーター駆動信号がコイル46に印加される。第1モーター駆動波形74が立ち上がるとき、第1電流波形75が立ち上がる。次に、第1モーター駆動波形74が降下するとき、第1電流波形75が降下する。第1電流波形75が降下した後において第1モーター22ではローター49が揺動するのでコイル46に誘導電流が流れる。
第1電流波形75が降下した後、第1電流波形75は電流値が0の線に対して上下に変動する。第1電流波形75の変動におけるピークを発生順に第1ピーク75a、第2ピーク75b、第3ピーク75cとする。図中実線の第1電流波形75はローター49が回転しなかったときの波形を示す。図中破線の第1電流波形75はローター49が回転したときの波形を示す。
ローター49が回転したときは回転しなかったときに比べて第1電流波形75は第3ピーク75cの電流値の絶対値が大きい。第1検出回路56にはローター49の回転を判定するための電流判定値76が記憶されている。ステップS2では第1検出回路56が第3ピーク75cの電流値を電流判定値76と比較する。第3ピーク75cの電流値の絶対値が電流判定値76より大きいとき第1制御信号形成回路54はローター49が回転したと判定する。第3ピーク75cの電流値の絶対値が電流判定値76より小さいとき第1検出回路56はローター49が回転しなかったと判定する。
図7は第2制御回路の回路構成を示すブロック図である。図7に示すように、第2制御回路17は運針制御回路77及び第2制御信号形成回路78を備える。運針制御回路77と第2制御信号形成回路78とは電気的に接続される。運針制御回路77は第1モーター22〜第5モーター35を駆動する運針指示信号を第2制御信号形成回路78に出力する。
操作者が竜頭14や操作ボタン15を操作して第1時針5、第1分針6、秒針7、第2時針9または第2分針11を早送りするとき、運針制御回路77が運針指示信号を第2制御信号形成回路78に出力する。第1制御回路16は時、分、秒毎のタイミングで第1モーター22〜第5モーター35を回転させる。第2制御回路17は第2パルス波形を有する。第2パルス波形は時、分、秒毎の時間間隔より短い時間間隔で第1モーター22〜第5モーター35を回転させる。
第2制御信号形成回路78は第1固定パルス形成回路79、第2固定パルス形成回路81、選択回路82及び電流制御駆動回路83を備える。第1固定パルス形成回路79及び第2固定パルス形成回路81は選択回路82と電気的に接続される。第1固定パルス形成回路79は第1固定パルス波形を形成して選択回路82に供給する回路である。第2固定パルス形成回路81は第2固定パルス波形を形成して選択回路82に供給する回路である。
第1固定パルス波形のパルス幅は第2固定パルス波形のパルス幅より長くなっている。負荷の大きなモーターは第1固定パルス波形により駆動される。負荷の小さいモーターは第2固定パルス波形により駆動される。電流制御駆動回路83は各モーターに供給する波形をどちらの波形にするかを判定する回路である。電流制御駆動回路83は選択回路82と電気的に接続される。電流制御駆動回路83は判定結果を選択回路82に出力する。
運針制御回路77が出力する運針指示信号に応じて第1モーター22〜第5モーター35を駆動する駆動指示信号を第2制御信号形成回路78が出力する。第2制御信号形成回路78には第8駆動回路84及び第8検出回路85が電気的に接続される。第8駆動回路84及び第8検出回路85には第6スイッチ回路86が電気的に接続される。第6スイッチ回路86には第3配線23及び第4配線24を介して第1モーター22が電気的に接続される。
第1モーター22は第1時針5を駆動するモーターである。第2制御信号形成回路78は第1時針5を早送りする早送り信号を第8駆動回路84に出力する。第2制御回路17が第1モーター22を駆動するとき第6スイッチ回路86がオン状態になっている。第6スイッチ回路86〜第10スイッチ回路99がオン状態のとき、それぞれ第1モーター22〜第5モーター35に信号を出力できる。第8駆動回路84は早送り信号を入力して第6スイッチ回路86を介して第1モーター22に第2モーター駆動信号を出力する。第1モーター22は第2モーター駆動信号により駆動される。第8検出回路85は第6スイッチ回路86を介して第1モーター22を流れる電流を検出する。第8検出回路85は第1モーター22のコイル46に流れる電流を検出し、検出結果を示す電流信号を電流制御駆動回路83に出力する。電流制御駆動回路83は電流信号を入力して第1モーター22に供給する波形を選択する。
第2制御信号形成回路78には第9駆動回路87及び第9検出回路88が電気的に接続される。第9駆動回路87及び第9検出回路88には第7スイッチ回路89が電気的に接続される。第7スイッチ回路89には第5配線26及び第6配線27を介して第2モーター25が電気的に接続される。
第2モーター25は第1分針6を駆動するモーターである。第2制御信号形成回路78は第1分針6を早送りする早送り信号を第9駆動回路87に出力する。第2制御回路17が第2モーター25を駆動するとき第7スイッチ回路89がオン状態になっている。第9駆動回路87は早送り信号を入力して第7スイッチ回路89を介して第2モーター25に第2モーター駆動信号を出力する。第2モーター25は第2モーター駆動信号により駆動される。第9検出回路88は第7スイッチ回路89を介して第2モーター25を流れる電流を検出する。第9検出回路88は第2モーター25のコイル46に流れる電流を検出し、検出結果を示す電流信号を電流制御駆動回路83に出力する。電流制御駆動回路83は電流信号を入力して第2モーター25に供給する波形を選択する。
第2制御信号形成回路78には第10駆動回路91及び第10検出回路92が電気的に接続される。第10駆動回路91及び第10検出回路92には第8スイッチ回路93が電気的に接続される。第8スイッチ回路93には第7配線29及び第8配線31を介して第3モーター28が電気的に接続される。
第3モーター28は秒針7を駆動するモーターである。第2制御信号形成回路78は秒針7を早送りする早送り信号を第10駆動回路91に出力する。第2制御回路17が第3モーター28を駆動するとき第8スイッチ回路93がオン状態になっている。第10駆動回路91は早送り信号を入力して第8スイッチ回路93を介して第3モーター28に第2モーター駆動信号を出力する。第3モーター28は第2モーター駆動信号により駆動される。第10検出回路92は第8スイッチ回路93を介して第3モーター28を流れる電流を検出する。第10検出回路92は第3モーター28のコイル46に流れる電流を検出し、検出結果を示す電流信号を電流制御駆動回路83に出力する。電流制御駆動回路83は電流信号を入力して第3モーター28に供給する波形を選択する。
第2制御信号形成回路78には第11駆動回路94及び第11検出回路95が電気的に接続される。第11駆動回路94及び第11検出回路95には第9スイッチ回路96が電気的に接続される。第9スイッチ回路96には第9配線33及び第10配線34を介して第4モーター32が電気的に接続される。
第4モーター32は第2時針9を駆動するモーターである。第2制御信号形成回路78は第2時針9を早送りする早送り信号を第11駆動回路94に出力する。第2制御回路17が第4モーター32を駆動するとき第9スイッチ回路96がオン状態になっている。第11駆動回路94は早送り信号を入力して第9スイッチ回路96を介して第4モーター32に第2モーター駆動信号を出力する。第4モーター32は第2モーター駆動信号により駆動される。第11検出回路95は第9スイッチ回路96を介して第4モーター32を流れる電流を検出する。第11検出回路95は第4モーター32のコイル46に流れる電流を検出し、検出結果を示す電流信号を電流制御駆動回路83に出力する。電流制御駆動回路83は電流信号を入力して第4モーター32に供給する波形を選択する。
第2制御信号形成回路78には第12駆動回路97及び第12検出回路98が電気的に接続される。第12駆動回路97及び第12検出回路98には第10スイッチ回路99が電気的に接続される。第10スイッチ回路99には第11配線36及び第12配線37を介して第5モーター35が電気的に接続される。
第5モーター35は第2分針11を駆動するモーターである。第2制御信号形成回路78は第2分針11を早送りする早送り信号を第12駆動回路97に出力する。第2制御回路17が第5モーター35を駆動するとき第10スイッチ回路99がオン状態になっている。第12駆動回路97は早送り信号を入力して第10スイッチ回路99を介して第5モーター35に第2モーター駆動信号を出力する。第5モーター35は第2モーター駆動信号により駆動される。第12検出回路98は第10スイッチ回路99を介して第5モーター35を流れる電流を検出する。第12検出回路98は第5モーター35のコイル46に流れる電流を検出し、検出結果を示す電流信号を電流制御駆動回路83に出力する。電流制御駆動回路83は電流信号を入力して第5モーター35に供給する波形を選択する。
第6スイッチ回路86〜第10スイッチ回路99は第2スイッチ制御回路101と電気的に接続される。第2制御回路17が第1モーター22〜第5モーター35を駆動するとき、第2スイッチ制御回路101は第6スイッチ回路86〜第10スイッチ回路99をすべてオン状態にする。第1制御回路16では第1スイッチ制御回路71が第1スイッチ回路57〜第5スイッチ回路70をすべてオフ状態にする。
第1制御回路16が第1モーター22〜第5モーター35を駆動するとき、第2スイッチ制御回路101は第6スイッチ回路86〜第10スイッチ回路99をすべてオフ状態にする。第1制御回路16では第1スイッチ制御回路71が第1スイッチ回路57〜第5スイッチ回路70をすべてオン状態にする。
第1スイッチ回路57〜第5スイッチ回路70をすべてオフ状態にするとき、第2制御回路17から第1制御回路16に電流が流れない。この状況をハイインピーダンス状態とする。同様に、第6スイッチ回路86〜第10スイッチ回路99をすべてオフ状態にするとき、第1制御回路16から第2制御回路17に電流が流れない。この状況をハイインピーダンス状態とする。
第1モーター22において、第1制御回路16が第1モーター駆動信号を出力する場合、第2制御回路17を第1モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態とする。第2制御回路17が第2モーター駆動信号を出力する場合、第1制御回路16を第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態とする。第2モーター25〜第5モーター35においても、第1制御回路16及び第2制御回路17はハイインピーダンス状態を切り替える。
第2モーター駆動信号はパルス幅の異なる複数のパルス波形の中で選択された第1モーター22を回転可能なパルス波形である。第2制御回路17における第2モーター25〜第5モーター35の回転制御方法は第1モーター22と同様の回転制御が行われる。第1モーター22の制御方法を説明して、第2モーター25〜第5モーター35の制御方法の説明を省略する。
図8は駆動波形の制御方法を説明するためのフロー図である。図8において、ステップS11及びステップS12は並行して行われる。ステップS11は駆動信号出力工程である。この工程では、選択回路82が第1固定パルス波形と第2固定パルス波形とのいずれかの固定パルス波形を第8駆動回路84に出力する。第8駆動回路84は固定パルス波形と同じパルス幅の第2モーター駆動信号を第1モーター22に出力して第1モーター22を駆動する。次にステップS13に移行する。
ステップS12は負荷検出工程である。この工程では、電流制御駆動回路83が第1モーター22の負荷を検出する工程である。第1モーター22を流れる電流量の推移から電流制御駆動回路83が第1モーター22の負荷を検出する。次にステップS13に移行する。ステップS13は負荷判定工程である。電流制御駆動回路83が負荷を判定する。第1モーター22の負荷が大きいときステップS14に移行する。第1モーター22の負荷が小さいときステップS17に移行する。
ステップS14は第1運針工程である。この工程では、運針制御回路77が第1モーター22の駆動を指示する駆動指示信号を送信し、選択回路82は駆動指示信号を入力する。選択回路82が第1固定パルス波形を選択する。選択回路82は第1固定パルス波形を第8駆動回路84に送信する。第8駆動回路84が第2モーター駆動信号のパルス幅を第1固定パルス波形のパルス幅にする。
第8駆動回路84が第2モーター駆動信号を第1モーター22に出力して第1モーター22を駆動する。第1モーター22により第1時針5が早送りされる。第1時針5は移動予定の場所へ向かって移動する。次にステップS15に移行する。
ステップS15は第1終了判定工程である。この工程は、腕時計1の駆動を終了するか継続するかを判定する工程である。腕時計1の駆動を終了するとき、終了する判定をし、第1モーター22を駆動する工程を終了する。腕時計1の駆動を継続するとき、次にステップS16に移行する。
ステップS16は第1再設定判定工程である。この工程は、固定パルス波形の再設定をするか否かを判定する工程である。選択回路82は第1モーター22の駆動時間を判定時間と比較する。第1モーター22の駆動時間が判定時間を超えないとき、第1固定パルス波形の使用を継続する判定をする。次にステップS14に移行する。第1モーター22の駆動時間が判定時間を超えるとき、固定パルス波形を再設定する判定をする。次にステップS11及びステップS12に移行する。
ステップS17は第2運針工程である。この工程では、運針制御回路77が第1モーター22の駆動を指示する駆動指示信号を送信し、選択回路82は駆動指示信号を入力する。選択回路82が第2固定パルス波形を選択する。選択回路82は第2固定パルス波形を第8駆動回路84に送信する。第8駆動回路84が第2モーター駆動信号のパルス幅を第2固定パルス波形のパルス幅にする。
第8駆動回路84が第2モーター駆動信号を第1モーター22に出力して第1モーター22を駆動する。第1モーター22により第1時針5が早送りされる。第1時針5は移動予定の場所へ向かって移動する。次にステップS18に移行する。
ステップS18は第2終了判定工程である。この工程は、腕時計1の駆動を終了するか継続するかを判定する工程である。腕時計1の駆動を終了するとき、終了する判定をし、第1モーター22を駆動する工程を終了する。腕時計1の駆動を継続するとき、次にステップS19に移行する。
ステップS19は第2再設定判定工程である。この工程は、固定パルス波形の再設定をするか否かを判定する工程である。選択回路82は第1モーター22の駆動時間を判定時間と比較する。第1モーター22の駆動時間が判定時間を超えないとき、第2固定パルス波形の使用を継続する判定をする。次にステップS17に移行する。第1モーター22の駆動時間が判定時間を超えるとき、固定パルス波形を再設定する判定をする。次にステップS11及びステップS12に移行する。
第2制御回路17が第1モーター22に出力する第2パルス波形は1時間より短い時間間隔で回転させる。第2パルス波形には時針を早送りする信号が含まれる。第2パルス波形はパルス幅の異なる2つのパルス波形の中で選択されたモーターを回転可能なパルス波形である。第1モーター22は低い消費電力で回転するので、効率良く駆動される。第2パルス波形を出力する第2制御回路は改造される可能性が大きい。従って、第2モーター駆動信号を出力する回路を改造する場合には、第1制御回路は改造せずに第2制御回路を改造するので効率良く改造できる。
図9はモーターの回転検出を説明するためのタイムチャートである。図9にはタイムチャートが2つ示されている。横軸は時間の推移を示し、時間は図中左側から右側へ推移する。上段の縦軸は駆動電圧を示し、図中中央が0Vである。縦軸の上側が正電圧を示し、下側が負電圧を示す。第2パルス波形としての第2モーター駆動波形102は第8駆動回路84が第1モーター22に出力する第2モーター駆動信号の波形を示す。下段の縦軸は電流を示し横軸の上側と下側とでは電流の流れる方向が逆方向となっている。第2電流波形103は第2モーター駆動波形102に対応してコイル46に流れる電流の波形を示す。
ステップS11において、第2モーター駆動波形102の第2モーター駆動信号がコイル46に印加される。本ステップでは第2モーター駆動波形102は電流制御駆動回路83が制御する。第2モーター駆動波形102が立ち上がるとき、第2電流波形103が立ち上がる。
ステップS12において、第8検出回路85がコイル46に流れる電流を検出して、検出した電流値を電流制御駆動回路83へ出力する。電流制御駆動回路83は上限判定値104、下限判定値105及び時間判定値106を記憶する。電流制御駆動回路83は第2電流波形103が上限判定値104に達したとき第2モーター駆動波形102を0Vまで下げる。電流制御駆動回路83は第2電流波形103が減少して下限判定値105に達するまでの時間である経過時間107を計測する。第2電流波形103が下限判定値105に達したとき、電流制御駆動回路83は経過時間107を時間判定値106と比較する。
経過時間107が時間判定値106より短いとき電流制御駆動回路83は第2モーター駆動波形102を上昇させる。電流制御駆動回路83は第2モーター駆動波形102の上昇と下降とを繰り返す。ローター49の回転角度の増加に伴い経過時間107が長くなる。ローター49が半回転するとき、経過時間107が時間判定値106より長くなる。経過時間107が時間判定値106より長くなったとき、第6スイッチ回路86がコイル46に流れる電流の極性を変更する。これにより、第2電流波形103は急降下する。
電流制御駆動回路83は第2電流波形103の立ち上がりから急降下するまでの時間である駆動時間108を計測する。ステップS13において電流制御駆動回路83は駆動時間108を負荷判定時間と比較する。駆動時間108が負荷判定時間より長いとき第1モーター22の負荷が大きいと判定する。駆動時間108が負荷判定時間より短いとき第1モーター22の負荷が小さいと判定する。尚、第2モーター25〜第5モーター35においても同様の方法により負荷が測定される。そして、各モーターを駆動する波形が設定される。
図10はスイッチ回路の構成を示す回路図である。第1スイッチ回路57〜第5スイッチ回路70は同様な構成である。第1スイッチ回路57の構成を説明し、第2スイッチ回路61〜第5スイッチ回路70の説明を省略する。同様に、第6スイッチ回路86〜第10スイッチ回路99は同様な構成である。第6スイッチ回路86の構成を説明し、第7スイッチ回路89〜第10スイッチ回路99の説明を省略する。
図10に示すように、第1スイッチ回路57では、第1スイッチ109と第2スイッチ111とが直列接続されている。第3スイッチ112と第4スイッチ113とが直列接続されている。第1スイッチ109及び第2スイッチ111で構成される組は第3スイッチ112及び第4スイッチ113で構成される組と並列接続されている。
第1スイッチ109及び第3スイッチ112はP型チャネルのMOSFET(metal−oxide−semiconductor field−effect transistor)である。第2スイッチ111及び第4スイッチ113はN型チャネルのMOSFETである。
第1スイッチ109〜第4スイッチ113のゲートは第1駆動回路55と電気的に接続される。第1スイッチ109及び第3スイッチ112のソースは電源端子114と電気的に接続される。第1スイッチ109のドレイン、第2スイッチ111のドレイン及び第1端子115が電気的に接続される。第1端子115には第3配線23が電気的に接続される。第3スイッチ112のドレイン、第4スイッチ113のドレイン及び第2端子116が電気的に接続される。第2端子116には第4配線24が電気的に接続される。
第2スイッチ111のソース、第4スイッチ113のソース及び第1抵抗117の一端が電気的に接続される。第1抵抗117の他端はグランド端子118と電気的に接続される。第1抵抗117の両端が第1検出回路56と電気的に接続される。第1抵抗117に流れる電流が第1抵抗117により電圧に変換される。第1検出回路56は第1抵抗117の両端の電圧を検出する。
第6スイッチ回路86では第5スイッチ119と第6スイッチ121とが直列接続されている。第7スイッチ122と第8スイッチ123とが直列接続されている。第5スイッチ119及び第6スイッチ121で構成される組は第7スイッチ122及び第8スイッチ123で構成される組と並列接続されている。
第5スイッチ119及び第7スイッチ122はP型チャネルのMOSFETである。第6スイッチ121及び第8スイッチ123はN型チャネルのMOSFETである。
第5スイッチ119〜第8スイッチ123のゲートは第8駆動回路84と電気的に接続される。第5スイッチ119及び第7スイッチ122のソースは電源端子114と電気的に接続される。第5スイッチ119のドレイン、第6スイッチ121のドレイン及び第3端子124が電気的に接続される。第3端子124には第3配線23が電気的に接続される。第7スイッチ122のドレイン、第8スイッチ123のドレイン及び第4端子125が電気的に接続される。第4端子125には第4配線24が電気的に接続される。
第6スイッチ121のソース、第8スイッチ123のソース及び第2抵抗126の一端が電気的に接続される。第2抵抗126の他端はグランド端子118と電気的に接続される。第2抵抗126の両端が第8検出回路85と電気的に接続される。第2抵抗126に流れる電流が第2抵抗126により電圧に変換される。第8検出回路85は第2抵抗126の両端の電圧を検出する。
図11はスイッチの状態と各端子の電圧を説明するための図である。図11において上側の4段は第1端子115〜第4端子125の状態を示すタイムチャートである。縦軸は電圧を示す。縦軸の“H”は高いレベルの電圧を示す。高いレベルの電圧は電源端子114の電圧に近い電圧である。縦軸の“L”は低いレベルの電圧を示す。低いレベルの電圧はグランド端子118の電圧に近い電圧である。
図中の下側はスイッチの状態を示す表である。表における“ON”はスイッチがオン状態であることを示す。表における“OFF”はスイッチがオフ状態であることを示す。第1スイッチ109〜第4スイッチ113のいずれか2つがオン状態のとき、第1スイッチ回路57がオン状態になっているという。第5スイッチ119〜第8スイッチ123のいずれか2つがオン状態のとき、第6スイッチ回路86がオン状態になっているという。
表の左端から順に1から10のスイッチ状態番号が付番されている。スイッチ状態番号が1番から5番のとき第6スイッチ回路86がオフ状態になっている。このとき、第3端子124及び第4端子125から第2制御回路17に電流が入らないハイインピーダンス状態になっている。図中上段の第3端子124及び第4端子125のチャートが示す波線はハイインピーダンス状態を示す。このように、第2制御回路17は第1モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態にする。
スイッチ状態番号が1番のとき、第2スイッチ111及び第4スイッチ113がオン状態であり、第1スイッチ109及び第3スイッチ112がオフ状態になっている。このとき、第1端子115及び第2端子116はLレベルになる。第1モーター22には電流が流れない。
スイッチ状態番号が2番のとき、第1スイッチ109及び第4スイッチ113がオン状態であり、第2スイッチ111及び第3スイッチ112がオフ状態になっている。このとき、第1端子115はHレベルになり、第2端子116はLレベルになる。このとき、第1モーター22には第1端子115から第2端子116へ電流が流れる。
スイッチ状態番号が3番のとき、第1スイッチ109〜第4スイッチ113はスイッチ状態番号が1番のときと同じであり、第1端子115及び第2端子116はLレベルになる。このとき、第1モーター22には電流が流れない。
スイッチ状態番号が4番のとき、第2スイッチ111及び第3スイッチ112がオン状態であり、第1スイッチ109及び第4スイッチ113がオフ状態になっている。このとき、第1端子115はLレベルになり、第2端子116はHレベルになる。このとき、第1モーター22には第2端子116から第1端子115へ電流が流れる。
スイッチ状態番号が5番のとき、第1スイッチ109〜第4スイッチ113はスイッチ状態番号が1番のときと同じであり、第1端子115及び第2端子116はLレベルになる。このとき、第1モーター22には電流が流れない。スイッチ状態番号が1番から4番の状態を反復することにより、第1モーター22には電圧が反転するパルス波形が印加される。第1制御回路16がパルス波形の第1モーター駆動信号を第1モーター22に出力し、第1モーター22が回転する。
スイッチ状態番号が6番から10番のとき第1スイッチ回路57がオフ状態になっている。このとき、第1端子115及び第2端子116は第1制御回路16に電流が入らないハイインピーダンス状態になっている。図中上段の第1端子115及び第2端子116のチャートが示す波線はハイインピーダンス状態を示す。第1制御回路16は第1モーター駆動信号の出力を停止する。第1制御回路16は第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態にする。
スイッチ状態番号が6番のとき、第6スイッチ121及び第8スイッチ123がオン状態であり、第5スイッチ119及び第7スイッチ122がオフ状態になっている。このとき、第3端子124及び第4端子125はLレベルになる。このとき、第1モーター22には電流が流れない。
スイッチ状態番号が7番のとき、第5スイッチ119及び第8スイッチ123がオン状態であり、第6スイッチ121及び第7スイッチ122がオフ状態になっている。このとき、第3端子124はHレベルになり、第4端子125はLレベルになる。このとき、第1モーター22には第3端子124から第4端子125へ電流が流れる。
スイッチ状態番号が8番のとき、第5スイッチ119〜第8スイッチ123はスイッチ状態番号が6番のときと同じであり、第3端子124及び第4端子125はLレベルになる。このとき、第1モーター22には電流が流れない。
スイッチ状態番号が9番のとき、第6スイッチ121及び第7スイッチ122がオン状態であり、第5スイッチ119及び第8スイッチ123がオフ状態になっている。このとき、第3端子124はLレベルになり、第4端子125はHレベルになる。このとき、第1モーター22には第4端子125から第3端子124へ電流が流れる。
スイッチ状態番号が10番のとき、第5スイッチ119〜第8スイッチ123はスイッチ状態番号が6番のときと同じであり、第3端子124及び第4端子125はLレベルになる。このとき、第1モーター22には電流が流れない。スイッチ状態番号が6番から9番の状態を反復することにより、第1モーター22には電圧が反転するパルス波形が印加される。第2制御回路17がパルス波形の第2モーター駆動信号を第1モーター22に出力し、第1モーター22が回転する。
制御回路が1つのときには回路の規模が大きくなるので改造にかかる労力が大きい。制御回路が2つの回路で構成されるときには各回路の規模を小さくできる。回路の規模が小さいとき改造にかかる労力が小さい。腕時計1の構成で上記の制御を行う方法では、第1制御回路16に改造する可能性の小さい通常運針の機能が搭載される。第2制御回路17には改造する可能性の大きい早送り機能が搭載される。このようにすると、制御回路を改造する場合に、第2制御回路17の改造に留める可能性を高くできる。従って、効率良く制御回路を改造することができる。
第1制御回路16及び第2制御回路17には複数のモーターが電気的に接続される。第1制御回路16は複数のモーターを駆動する機能のうち改造する可能性の小さい機能が搭載されている。第2制御回路17は複数のモーターを駆動する機能のうち改造する可能性の大きい機能が搭載されている。従って、複数のモーターを制御する回路においても、効率良く制御回路を改造することができる。
第2の実施形態
本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、モーターを制御回路と検査装置とが駆動する点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図12は電子時計及び検査装置の回路構成を示すブロック図である。図12に示すように、電子時計としての腕時計131は制御回路132を備える。腕時計131は複数の検査端子を備える。検査端子は制御回路132と電気的に接続される。モーターの検査を行うとき、検査装置133のプローブを検査端子に接触させて、電気的に接続する。
腕時計131は電池18を備える。電池18の陽極は第1配線19により第1電源端子134と電気的に接続される。電池18の陰極は第2配線21により第2電源端子135と電気的に接続される。
腕時計131は検査制御端子136を備え、検査制御端子136は第15配線137により制御回路132と電気的に接続される。検査制御端子136はプローブを介して検査装置133と電気的に接続する。検査装置133がモーターの検査を行うとき、検査装置133は検査制御端子136を介してテスト開始信号を制御回路132に送信する。検査装置133がモーターの検査を終了するとき、検査装置133は検査制御端子136を介してテスト終了信号を制御回路132に送信する。
腕時計131は第1時針5を駆動する第1モーター22を備える。第1モーター22は第3配線23及び第4配線24により制御回路132と電気的に接続される。制御回路132は第1モーター22に第1モーター駆動信号を出力して第1モーター22を駆動する。第1モーター22は第3配線23を介して検査端子としての第1検査端子138と電気的に接続される。さらに、第1モーター22は第4配線24を介して検査端子としての第2検査端子139と電気的に接続される。
検査装置133は第1モーター22に第2モーター駆動信号を出力して第1モーター22を駆動する。このとき、第1検査端子138及び第2検査端子139に第2モーター駆動信号が入力される。第3配線23及び第4配線24は第1スイッチ回路57と電気的に接続される。尚、第1モーター駆動信号は制御回路132から出力される駆動信号であり、第2モーター駆動信号は検査装置133から出力される駆動信号である。
腕時計131は第1分針6を駆動する第2モーター25を備える。第2モーター25は第5配線26及び第6配線27により制御回路132と電気的に接続される。制御回路132は第2モーター25に第1モーター駆動信号を出力して第2モーター25を駆動する。第2モーター25は第5配線26を介して検査端子としての第3検査端子140と電気的に接続される。さらに、第2モーター25は第6配線27を介して検査端子としての第4検査端子141と電気的に接続される。
検査装置133は第2モーター25に第2モーター駆動信号を出力して第2モーター25を駆動する。このとき、第3検査端子140及び第4検査端子141に第2モーター駆動信号が入力される。第5配線26及び第6配線27は第2スイッチ回路61と電気的に接続される。
腕時計131は秒針7を駆動する第3モーター28を備える。第3モーター28は第7配線29及び第8配線31により制御回路132と電気的に接続される。制御回路132は第3モーター28に第1モーター駆動信号を出力して第3モーター28を駆動する。第3モーター28は第7配線29を介して検査端子としての第5検査端子142と電気的に接続される。さらに、第3モーター28は第8配線31を介して検査端子としての第6検査端子143と電気的に接続される。
検査装置133は第3モーター28に第2モーター駆動信号を出力して第3モーター28を駆動する。このとき、第5検査端子142及び第6検査端子143に第2モーター駆動信号が入力される。第7配線29及び第8配線31は第3スイッチ回路64と電気的に接続される。
腕時計131は第2時針9を駆動する第4モーター32を備える。第4モーター32は第9配線33及び第10配線34により制御回路132と電気的に接続される。制御回路132は第4モーター32に第1モーター駆動信号を出力して第4モーター32を駆動する。第4モーター32は第9配線33を介して検査端子としての第7検査端子144と電気的に接続される。さらに、第4モーター32は第10配線34を介して検査端子としての第8検査端子145と電気的に接続される。
検査装置133は第4モーター32に第2モーター駆動信号を出力して第4モーター32を駆動する。このとき、第7検査端子144及び第8検査端子145に第2モーター駆動信号が入力される。第7検査端子144及び第8検査端子145は第4スイッチ回路67と電気的に接続される。
腕時計131は第2分針11を駆動する第5モーター35を備える。第5モーター35は第11配線36及び第12配線37により制御回路132と電気的に接続される。制御回路132は第5モーター35に第1モーター駆動信号を出力して第5モーター35を駆動する。第5モーター35は第11配線36を介して検査端子としての第9検査端子146と電気的に接続される。さらに、第5モーター35は第12配線37を介して検査端子としての第10検査端子147と電気的に接続される。
検査装置133は第5モーター35に第2モーター駆動信号を出力して第5モーター35を駆動する。このとき、第9検査端子146及び第10検査端子147に第2モーター駆動信号が入力される。第9検査端子146及び第10検査端子147は第5スイッチ回路70と電気的に接続される。
検査制御端子136から制御回路132にテスト開始信号が入力されるとき、第1スイッチ制御回路71は第1スイッチ回路57から第5スイッチ回路70をハイインピーダンス状態にする。これにより、第1検査端子138及び第2検査端子139に第2モーター駆動信号が入力されるとき、制御回路132は第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態になる。第2モーター駆動信号は第1モーター22に入力され、制御回路132には入力されない。
同様に、第3検査端子140から第10検査端子147に第2モーター駆動信号が入力されるとき、制御回路132は第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態になる。第2モーター駆動信号は第2モーター25から第5モーター35に入力され、制御回路132には入力されない。
検査装置133は第2モーター駆動信号の信号波形の波形や周波数をかえて第1モーター22の特性を検査する。このとき、電流が第1モーター22に流れて制御回路132へは流れない為、精度良く第1モーター22の特性を検査することができる。
同様に、検査装置133は第2モーター駆動信号の信号波形の波形や周波数をかえて第2モーター25から第5モーター35の特性を検査する。このとき、電流が第2モーター25から第5モーター35に流れて制御回路132へは流れない為、精度良く第2モーター25から第5モーター35の特性を検査することができる。
図13はモーターの検査方法を説明するためのフロー図である。図13において、ステップS21は検査装置接続工程である。この工程では、検査装置133のプローブを第1電源端子134〜第10検査端子147に接触させて、検査装置133と腕時計131とを電気的に接続させる。
ステップS22はテスト開始信号交信工程である。この工程では、検査装置133が検査制御端子136及び第15配線137を介して制御回路132にテスト開始信号を送信する工程である。制御回路132はテスト開始信号を受信する。
ステップS23は第1スイッチ切替工程である。この工程では、第1スイッチ制御回路71が第1スイッチ回路57から第5スイッチ回路70をハイインピーダンス状態にする。制御回路132は第1モーター22〜第5モーター35を駆動する第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態になる。次に、制御回路132は第15配線137及び検査制御端子136を介して検査装置133へ検査準備完了信号を出力する。次にステップS24に移行する。
ステップS24はモーターテスト工程である。この工程では、第1検査端子138及び第2検査端子139から入力される第2モーター駆動信号が第1モーター22を駆動する。検査装置133は第1モーター22に印加する電圧や周波数を切り替えて、第1モーター22に流れる電流を測定する。検査装置133は第1モーター22の特性を測定する。同様の方法にて検査装置133は第2モーター25から第5モーター35の特性を測定する。次にステップS25に移行する。
ステップS25はテスト終了信号交信工程である。この工程では、検査装置133が検査制御端子136及び第15配線137を介して制御回路132にテスト終了信号を送信する工程である。制御回路132はテスト終了信号を受信する。
ステップS26は検査装置離脱工程である。この工程では、検査装置133のプローブを第1電源端子134〜第10検査端子147から離して、検査装置133と腕時計131とを電気的に切断させる。
ステップS27は第2スイッチ切替工程である。この工程では、第1スイッチ制御回路71が第1スイッチ回路57から第5スイッチ回路70を伝送可能状態にする。制御回路132は第1モーター22〜第5モーター35を駆動する第1モーター駆動信号を出力できる状態になる。以上の工程によりモーターの特性を測定する工程が終了する。
腕時計131の検査方法によれば、検査装置133は第2モーター駆動信号の信号波形の波形や周波数をかえて第1モーター22の特性を検査することができる。このとき、第1モーター22を流れる電流が制御回路132へは流れない為、精度良く第1モーター22の特性を検査することができる。
変形例1
第1の実施形態では腕時計1は第1制御回路16及び第2制御回路17を備えた。制御回路の数は2つに限らない。3つ以上でも良い。
変形例2
第1の実施形態では第1モーター22〜第7モーター42はステップモーターであった。モーターの種類はステップモーターに限らない。直流モーターでも良く、交流モーターでも良い。
変形例3
第1制御回路16はモーターが回転可能なパルス幅において短いパルス幅の波形を第1モーター駆動信号に選択した。第1制御回路16はパルス幅が変化しない波形を第1モーター駆動信号に設定しても良い。第1制御回路16を簡易な回路にすることができる。
以下に、実施形態から導きだされる内容を記載する。
電子時計は、指針を駆動するモーターと、前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する第1制御回路と、前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号を出力する第2制御回路と、を備え、前記第1制御回路が前記第1モーター駆動信号を出力する場合、前記第2制御回路を前記第1モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態とし、前記第2制御回路が前記第2モーター駆動信号を出力する場合、前記第1制御回路を前記第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態とする、ことを特徴とする。
この構成によれば、指針を駆動するモーターには第1制御回路及び第2制御回路が電気的に接続される。第1制御回路がモーターに第1モーター駆動信号を出力する場合、第2制御回路は第1モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態になる。ハイインピーダンス状態は電流が流れない状態を示す。従って、第1モーター駆動信号により電流がモーターに流れても、第2制御回路へは電流が流れない。
第2制御回路がモーターに第2モーター駆動信号を出力する場合、第1制御回路は第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態になる。従って、第2モーター駆動信号による電流がモーターに流れても、第1制御回路へは電流が流れない。モーターを第1制御回路及び第2制御回路が制御する。尚、第1制御回路及び第2制御回路はそれぞれ異なる回路素子に形成される。
制御回路が1つのときには回路の規模が大きくなるので改造にかかる労力が大きい。制御回路が2つの回路で構成されるときには各回路の規模を小さくできる。回路の規模が小さいとき改造にかかる労力が小さい。第1制御回路に改造する可能性の小さい機能を搭載し、第2制御回路に改造する可能性の大きい機能を搭載する。このようにすると、制御回路を改造する場合に、第2制御回路の改造に留める可能性を高くできる。従って、効率良く制御回路を改造することができる。
上記の電子時計では、前記第1モーター駆動信号は前記モーターを回転させる第1パルス波形を有し、前記第1パルス波形が所定の時間間隔で出力されて前記モーターを回転させ、前記第2モーター駆動信号はパルス幅の異なる複数のパルス波形の中から選択された前記モーターを回転させる第2パルス波形を有し、前記第2パルス波形が前記所定の時間間隔より短い時間間隔で出力されて前記モーターを回転させることが好ましい。
この構成によれば、第1制御回路が出力する第1モーター駆動信号の第1パルス波形は指針を所定の時間間隔で回転させる。指針が時針のとき所定の時間間隔は1時間である。指針が分針のとき所定の時間間隔は1分間である。指針が秒針のとき所定の時間間隔は1秒間である。第1モーター駆動信号はモーターが回転可能なパルス幅の範囲の中で短いパルス幅に調整されたパルス波形である。第1モーター駆動信号を出力する第1制御回路は改造する可能性が小さい。
第2制御回路が出力する第2モーター駆動信号の第2パルス波形は所定の時間間隔より短い時間間隔でモーターを回転させる。第2モーター駆動信号には時針、分針、秒針を早送りする信号が含まれる。第2パルス波形はパルス幅の異なる複数のパルス波形の中で選択されたモーターを回転可能なパルス波形である。第2モーター駆動信号の第2パルス波形を出力する第2制御回路は改造される可能性が大きい。従って、第2モーター駆動信号を出力する回路を改造する場合には、第1制御回路は改造せずに第2制御回路を改造するので効率良く改造できる。
上記の電子時計では、前記第1制御回路及び前記第2制御回路には複数の前記モーターが電気的に接続されることが好ましい。
この構成によれば、第1制御回路及び第2制御回路には複数のモーターが電気的に接続される。第1制御回路は複数のモーターを駆動する機能のうち改造する可能性の小さい機能が搭載されている。第2制御回路は複数のモーターを駆動する機能のうち改造する可能性の大きい機能が搭載されている。従って、複数のモーターを制御する回路においても、効率良く制御回路を改造することができる。
電子時計の制御方法は、指針を駆動するモーターと、前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する第1制御回路と、前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号を出力する第2制御回路と、を備える電子時計の制御方法であって、前記第1モーター駆動信号の入力に対して前記第2制御回路をハイインピーダンス状態にし、前記第1制御回路が前記第1モーター駆動信号を前記モーターに出力し、前記第1制御回路が前記第1モーター駆動信号を停止し、前記第2モーター駆動信号の入力に対して前記第1制御回路をハイインピーダンス状態にし、前記第2制御回路が前記第2モーター駆動信号を前記モーターに出力することを特徴とする。
この電子時計の制御方法によれば、電子時計はモーターに第1モーター駆動信号を出力する第1制御回路と第2モーター駆動信号を出力する第2制御回路とを備える。第1モーター駆動信号の入力に対して第2制御回路がハイインピーダンス状態になる。次に、第1制御回路が第1モーター駆動信号をモーターに出力する。第1モーター駆動信号による電流がモーターに流れて第2制御回路へは流れない。
第1制御回路が第1モーター駆動信号を停止する。第2モーター駆動信号の入力に対して第1制御回路がハイインピーダンス状態になる。次に、第2制御回路が第2モーター駆動信号をモーターに出力する。第2モーター駆動信号による電流がモーターに流れて第1制御回路へは流れない。モーターを第1制御回路及び第2制御回路が制御する。
制御回路が1つのときには回路の規模が大きくなるので改造にかかる労力が大きい。制御回路が2つの回路で構成されるときには各回路の規模を小さくできる。回路の規模が小さいとき改造にかかる労力が小さい。第1制御回路に改造する可能性の小さい機能を搭載し、第2制御回路に改造する可能性の大きい機能を搭載する。このようにすると、制御回路を改造する場合に、第2制御回路の改造に留める可能性を高くできる。従って、効率良く制御回路を改造することができる。
電子時計では、指針を駆動するモーターと、前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する制御回路と、前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号が入力される検査端子と、を備え、前記検査端子に前記第2モーター駆動信号が入力されるとき、前記制御回路は前記第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態になることを特徴とする。
この構成によれば、指針を駆動するモーターには制御回路及び検査端子が電気的に接続される。検査端子からモーターに第2モーター駆動信号を出力する場合、制御回路は第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態になる。従って、第2モーター駆動信号により電流がモーターに流れて制御回路へは流れない。
第2モーター駆動信号の信号波形の波形や周波数をかえてモーターの特性を検査することができる。このとき、電流がモーターに流れて制御回路へは流れない為、精度良くモーターの特性を検査することができる。
電子時計の検査方法は、指針を駆動するモーターと、前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する制御回路と、前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号が入力される検査端子と、を備える電子時計の検査方法であって、前記第2モーター駆動信号の入力に対して前記制御回路をハイインピーダンス状態にし、前記検査端子から入力される前記第2モーター駆動信号が前記モーターを駆動することを特徴とする。
この電子時計の検査方法によれば、電子時計はモーターに第1モーター駆動信号を出力する制御回路と第2モーター駆動信号が入力される検査端子とを備える。第2モーター駆動信号の入力に対して制御回路がハイインピーダンス状態になる。次に、検査端子から第2モーター駆動信号をモーターに出力する。第2モーター駆動信号による電流がモーターに流れて制御回路へは流れない。
第2モーター駆動信号の信号波形の波形や周波数をかえてモーターの特性を検査することができる。このとき、電流がモーターに流れて制御回路へは流れない為、精度良くモーターの特性を検査することができる。
1,131…電子時計としての腕時計、5…指針としての第1時針、6…指針としての第1分針、7…指針としての秒針、9…指針としての第2時針、11…指針としての第2分針、16…第1制御回路、17…第2制御回路、22…モーターとしての第1モーター、25…モーターとしての第2モーター、28…モーターとしての第3モーター、32…モーターとしての第4モーター、35…モーターとしての第5モーター、74…第1パルス波形としての第1モーター駆動波形、102…第2パルス波形としての第2モーター駆動波形、132…制御回路、138…検査端子としての第1検査端子、139…検査端子としての第2検査端子、140…検査端子としての第3検査端子、141…検査端子としての第4検査端子、142…検査端子としての第5検査端子、143…検査端子としての第6検査端子、144…検査端子としての第7検査端子、145…検査端子としての第8検査端子、146…検査端子としての第9検査端子、147…検査端子としての第10検査端子。

Claims (6)

  1. 指針を駆動するモーターと、
    前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する第1制御回路と、
    前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号を出力する第2制御回路と、を備え、
    前記第1制御回路が前記第1モーター駆動信号を出力する場合、前記第2制御回路を前記第1モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態とし、
    前記第2制御回路が前記第2モーター駆動信号を出力する場合、前記第1制御回路を前記第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態とする、ことを特徴とする電子時計。
  2. 請求項1に記載の電子時計であって、
    前記第1モーター駆動信号は前記モーターを回転させる第1パルス波形を有し、前記第1パルス波形が所定の時間間隔で出力されて前記モーターを回転させ、
    前記第2モーター駆動信号はパルス幅の異なる複数のパルス波形の中から選択された前記モーターを回転させる第2パルス波形を有し、前記第2パルス波形が前記所定の時間間隔より短い時間間隔で出力されて前記モーターを回転させることを特徴とする電子時計。
  3. 請求項1または2に記載の電子時計であって、
    前記第1制御回路及び前記第2制御回路には複数の前記モーターが電気的に接続されることを特徴とする電子時計。
  4. 指針を駆動するモーターと、
    前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する第1制御回路と、
    前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号を出力する第2制御回路と、を備える電子時計の制御方法であって、
    前記第1モーター駆動信号の入力に対して前記第2制御回路をハイインピーダンス状態にし、
    前記第1制御回路が前記第1モーター駆動信号を前記モーターに出力し、
    前記第1制御回路が前記第1モーター駆動信号を停止し、
    前記第2モーター駆動信号の入力に対して前記第1制御回路をハイインピーダンス状態にし、
    前記第2制御回路が前記第2モーター駆動信号を前記モーターに出力することを特徴とする電子時計の制御方法。
  5. 指針を駆動するモーターと、
    前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する制御回路と、
    前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号が入力される検査端子と、を備え、
    前記検査端子に前記第2モーター駆動信号が入力されるとき、前記制御回路は前記第2モーター駆動信号の入力に対してハイインピーダンス状態になることを特徴とする電子時計。
  6. 指針を駆動するモーターと、
    前記モーターと電気的に接続され、第1モーター駆動信号を出力する制御回路と、
    前記モーターと電気的に接続され、第2モーター駆動信号が入力される検査端子と、を備える電子時計の検査方法であって、
    前記第2モーター駆動信号の入力に対して前記制御回路をハイインピーダンス状態にし、
    前記検査端子から入力される前記第2モーター駆動信号が前記モーターを駆動することを特徴とする電子時計の検査方法。
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