JP2013245957A - モータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】低温環境下においても、使用頻度の低いモータを速やかに回転できるようにする。
【解決手段】クロノグラフ針117、118、113を回転駆動するクロノモータ110と、時刻針114、115、116を回転駆動する時刻モータ111と、各モータ110、111を駆動する制御手段とを有し、クロノモータ110は時刻モータ111よりも低い頻度で駆動されるアナログ電子時計において、前記制御手段は、クロノモータ110を駆動しない非駆動モードのとき、クロノモータ110によってクロノグラフ針117、118、113が回転されないようにクロノモータ110を駆動してクロノモータ110を振動させる。
【選択図】 図1
【解決手段】クロノグラフ針117、118、113を回転駆動するクロノモータ110と、時刻針114、115、116を回転駆動する時刻モータ111と、各モータ110、111を駆動する制御手段とを有し、クロノモータ110は時刻モータ111よりも低い頻度で駆動されるアナログ電子時計において、前記制御手段は、クロノモータ110を駆動しない非駆動モードのとき、クロノモータ110によってクロノグラフ針117、118、113が回転されないようにクロノモータ110を駆動してクロノモータ110を振動させる。
【選択図】 図1
Description
本発明はモータ制御回路、ムーブメント及び時刻等をアナログ表示するアナログ電子時計に関する。
従来から、クロノグラフ時計をはじめとして、時刻表示用モータ以外のモータを用いて時刻以外の時間を表示する電子腕時計等、複数のモータを用いたアナログ電子時計が開発されている。
例えばクロノグラフ時計として、時刻情報の表示を基本機能として時間計測(クロノグラフ)動作を行うクロノグラフ計測機能を有しており、時刻や計測時間を表示する各指針の駆動は駆動モータによって電気的に行い、クロノグラフ針の帰零をハートカムなどの機械的機構によって行うものが開発されている(特許文献1〜4参照)。
例えばクロノグラフ時計として、時刻情報の表示を基本機能として時間計測(クロノグラフ)動作を行うクロノグラフ計測機能を有しており、時刻や計測時間を表示する各指針の駆動は駆動モータによって電気的に行い、クロノグラフ針の帰零をハートカムなどの機械的機構によって行うものが開発されている(特許文献1〜4参照)。
時刻表示用の時刻針を駆動する時刻モータは、その計測単位が通常1secであるので、1パルス/1secで前記モータを駆動している。
しかし、クロノグラフ針を駆動するクロノモータは、時間計測機能等を使用する場合に初めて駆動されものであり、その使用頻度は時刻モータほど高くはない。
ところで、アナログ電子時計は、モータのロータの回転を数種の歯車からなる輪列を介して針を駆動させる。それぞれの機構部分が接する部分にはその摩擦負荷を減らすために、適切な油が注油される。クロノモータ等のように使用頻度の低いモータは、低温環境において油の粘性が上がることによりモータの負荷が増大し、駆動が開始されても直ちには回転させることができない恐れがある。
しかし、クロノグラフ針を駆動するクロノモータは、時間計測機能等を使用する場合に初めて駆動されものであり、その使用頻度は時刻モータほど高くはない。
ところで、アナログ電子時計は、モータのロータの回転を数種の歯車からなる輪列を介して針を駆動させる。それぞれの機構部分が接する部分にはその摩擦負荷を減らすために、適切な油が注油される。クロノモータ等のように使用頻度の低いモータは、低温環境において油の粘性が上がることによりモータの負荷が増大し、駆動が開始されても直ちには回転させることができない恐れがある。
本発明は前記問題に鑑み成されたもので、低温環境下においても、使用頻度の低いモータを速やかに回転できるようにすることを課題としている。
本発明の第1の視点によれば、第1対象物を回転駆動する第1モータと、第2対象物を回転駆動する第2モータと、前記各モータを駆動する制御手段とを有し、前記第1モータは前記第2モータよりも低い頻度で使用されるアナログ電子時計において、前記制御手段は、前記第1モータを駆動しない非駆動モードのとき、前記1モータによって前記第1対象物が回転されないように前記第1モータを駆動して前記第1モータに振動を加えることを特徴とするアナログ電子時計が提供される。
本発明の第2の視点によれば、前記第1モータ、第2モータ及び制御手段を備えたムーブメントが提供される。
本発明の第3の視点によれば、前記制御手段を備えたモータ制御回路が提供される。
本発明の第2の視点によれば、前記第1モータ、第2モータ及び制御手段を備えたムーブメントが提供される。
本発明の第3の視点によれば、前記制御手段を備えたモータ制御回路が提供される。
本発明に係るアナログ電子時計によれば、低温環境下においても、使用頻度の低いモータを速やかに回転させることができる。
図1は、本発明の第1、第2の実施の形態に共通するアナログ電子時計のブロック図で、クロノグラフ時計の例を示している。
本第1、第2の実施の形態に係るクロノグラフ時計は、腕時計の形態に構成されており、時計ケース123を備えている。時計ケース123の外面側には、現在時刻を表示する時刻針(時刻時針114、時刻分針115及び時刻秒針(図1では小秒針)116)を備えると共に、計測時間を表示するクロノグラフ針(クロノグラフ時針117、クロノグラフ分針118及びクロノグラフ秒針(図1では1/5秒針)113)を有する表示部112が配設されている。時計ケース123の内部にはムーブメント124が配設されている。
本第1、第2の実施の形態に係るクロノグラフ時計は、腕時計の形態に構成されており、時計ケース123を備えている。時計ケース123の外面側には、現在時刻を表示する時刻針(時刻時針114、時刻分針115及び時刻秒針(図1では小秒針)116)を備えると共に、計測時間を表示するクロノグラフ針(クロノグラフ時針117、クロノグラフ分針118及びクロノグラフ秒針(図1では1/5秒針)113)を有する表示部112が配設されている。時計ケース123の内部にはムーブメント124が配設されている。
また、クロノグラフ時計は、時間計測(クロノグラフ)動作の開始及び停止を指示するためのスタート/ストップボタン1211、時間計測動作から、クロノグラフ時計1によるクロノグラフ動作のリセットすなわち初期状態への復帰(帰零)を指示するリセットボタン1212、竜頭1210を備えている。
クロノグラフ動作のリセットとは、クロノグラフ針117、118、113の初期位置(正時位置)への強制的な復帰(帰零)、並びにクロノグラフ針117、118、113の運針の規正及びクロノグラフ針117、118、113の電気的な位置情報のリセットを指す。
クロノグラフ動作のリセットとは、クロノグラフ針117、118、113の初期位置(正時位置)への強制的な復帰(帰零)、並びにクロノグラフ針117、118、113の運針の規正及びクロノグラフ針117、118、113の電気的な位置情報のリセットを指す。
リセットボタン1212の操作によりリセット動作が行われ、クロノグラフ針117、118、113の電気的な位置情報のリセット動作と、クロノグラフ針117、118、113の正時位置への帰零動作等のリセット動作が行われる。リセット動作では、リセットボタン1212の操作により、クロノグラフ針117、118、113の電気的な位置情報のリセット処理が電気的に行われる。クロノグラフ針117、118、113の正時位置への帰零も、クロノモータ110を逆回転させることによって電気的に行うように構成することができる。
尚、クロノグラフ針117、118、113の正時位置への強制的な帰零や運針の規正を機械的要素によって構成するようにしてもよい。この場合、クロノグラフ針117、118、113の正時位置への強制的な帰零を行う機構や運針の規正を行う機構あるいは、クロノグラフ針117、118、113の電気的な位置情報のリセットを行う回路構成は、前記特許文献1〜4に記載された構成を用いることができる。これらの構成は当業者に周知であるため詳細な説明は省略する。
竜頭1210を1段引出した状態で回すことにより時刻針114、115を回転することができるように構成されている。
クロノグラフ針117、118、113は、クロノモータ110によって電気的に駆動制御され、機械的構成によって帰零制御するように構成することができる。
スタート/ストップボタン1211を押圧操作することにより、クロノグラフ時計によるクロノグラフ動作の開始、停止が指示される。より詳しくは、クロノグラフ動作の開始/停止とは、クロノグラフ針117、118、113の運針の開始/停止を指し、電気的な駆動系の動作及びクロノグラフ針117、118、113の電気的な位置情報の保持が行われる。
クロノグラフ針117、118、113は、クロノモータ110によって電気的に駆動制御され、機械的構成によって帰零制御するように構成することができる。
スタート/ストップボタン1211を押圧操作することにより、クロノグラフ時計によるクロノグラフ動作の開始、停止が指示される。より詳しくは、クロノグラフ動作の開始/停止とは、クロノグラフ針117、118、113の運針の開始/停止を指し、電気的な駆動系の動作及びクロノグラフ針117、118、113の電気的な位置情報の保持が行われる。
また、クロノグラフ時計は、所定周波数の信号を発生する発振回路101、発振回路101からの信号を分周して計時動作の基準となる時計信号を出力する分周回路102、クロノグラフ時計の各回路要素等の制御を行う制御回路103を備えている。
また、クロノグラフ時計は、加振パルス(SP)発生回路122、クロノモータ110や時刻モータ111を駆動するための駆動パルスPを発生する駆動パルス発生回路104、クロノモータ110を回転駆動するモータ駆動回路105、時刻モータ111を回転駆動するモータ駆動回路106、指針(時刻針114、115、116、クロノグラフ針117、118、113)を回転駆動する指針駆動部109を備えている。
詳細は後述するが、加振パルス発生回路122は、制御回路103の加振パルス制御信号に応答して、クロノモータ110を実質的に回転させずにクロノモータ110に振動を加えるための加振パルスSPを発生する。
また、クロノグラフ時計は、加振パルス(SP)発生回路122、クロノモータ110や時刻モータ111を駆動するための駆動パルスPを発生する駆動パルス発生回路104、クロノモータ110を回転駆動するモータ駆動回路105、時刻モータ111を回転駆動するモータ駆動回路106、指針(時刻針114、115、116、クロノグラフ針117、118、113)を回転駆動する指針駆動部109を備えている。
詳細は後述するが、加振パルス発生回路122は、制御回路103の加振パルス制御信号に応答して、クロノモータ110を実質的に回転させずにクロノモータ110に振動を加えるための加振パルスSPを発生する。
指針駆動部109は、モータ駆動回路105によって回転駆動されクロノグラフ針117、118、113を回転駆動するクロノモータ110、クロノモータ110の回転をクロノグラフ針に117、118、113に伝達して回転駆動するクロノ針輪列119を備えている。また指針駆動部109は、モータ駆動回路106によって回転駆動され時刻針114、115、116を回転駆動する時刻モータ111、時刻モータ111の回転を時刻針114、115、116に伝達して回転駆動する時刻針輪列120を備えている。クロノモータ110及び時刻モータ111には、周知の時計用ステッピングモータが使用できる。竜頭1210、スタート/ストップボタン1211及びリセットボタン1212によって構成される外部操作部材121が、クロノ針輪列119、時刻針輪列120に連結されている。
尚、クロノグラフ針117、118、113は第1対象物、第1針を構成し、時刻針114、115、116は第2対象物、第2針を構成している。クロノグラフ針117、118、113が表示する計測時間は第1情報、時刻針114、115、116が表示する現在時刻は第2情報である。表示部112は表示手段を構成し、指針駆動部109は指針駆動手段を構成している。加振パルス発生回路122は加振パルス発生手段を構成している。
発振回路101、分周回路102、制御回路103、駆動パルス発生回路104、加振パルス発生回路122、モータ駆動回路105、106は制御手段を構成している。クロノモータ110は第1モータを構成し、時刻モータ111は第2モータを構成している。竜頭1210、スタート/ストップボタン1211、リセットボタン1212は操作手段を構成している。また、竜頭1210、スタート/ストップボタン1211、リセットボタン1212から成る外部操作部材121も操作手段を構成している。また、発振回路101、分周回路102、制御回路103、駆動パルス発生回路104、加振パルス発生回路122、モータ駆動回路105、106はモータ制御回路を構成している。
また、発振回路101、分周回路102、制御回路103、駆動パルス発生回路104、加振パルス発生回路122、モータ駆動回路105、106、指針駆動部109はムーブメントの構成要素である。
一般に、時計の動力源、時間基準などの装置からなる時計の機械体をムーブメントと称する。電子式のものをモジュールと呼ぶことがある。時計としての完成状態では、ムーブメントには文字板、針が取り付けられ、時計ケースの中に収容される。
また、発振回路101、分周回路102、制御回路103、駆動パルス発生回路104、加振パルス発生回路122、モータ駆動回路105、106、指針駆動部109はムーブメントの構成要素である。
一般に、時計の動力源、時間基準などの装置からなる時計の機械体をムーブメントと称する。電子式のものをモジュールと呼ぶことがある。時計としての完成状態では、ムーブメントには文字板、針が取り付けられ、時計ケースの中に収容される。
図2は本発明の第1〜第3の実施の形態に共通するアナログ電子時計の状態遷移図であり、時間計測動作の状態遷移図である。
図1及び図2において、リセット(RESET)モードにおいてスタート/ストップボタン1211を操作すると、時間計測(RUN)モードに遷移する。時間計測モードにおいてリセットボタン1212を操作すると、リセットモードに遷移する。時間計測モードにおいて、クロノグラフ時計が計測可能な最大時間である最大計測時間を計測すると、自動的にリセット(AUTORESET)モードに遷移する。時間計測モードにおいて、スタート/ストップボタン1211を操作すると、計測停止(STOP)モードに遷移する。計測停止モードにおいてスタート/ストップボタン1211を操作すると、時間計測モードに遷移する。また、計測停止モードにおいてリセットボタン1212を操作すると、リセットモードに遷移する。
図1及び図2において、リセット(RESET)モードにおいてスタート/ストップボタン1211を操作すると、時間計測(RUN)モードに遷移する。時間計測モードにおいてリセットボタン1212を操作すると、リセットモードに遷移する。時間計測モードにおいて、クロノグラフ時計が計測可能な最大時間である最大計測時間を計測すると、自動的にリセット(AUTORESET)モードに遷移する。時間計測モードにおいて、スタート/ストップボタン1211を操作すると、計測停止(STOP)モードに遷移する。計測停止モードにおいてスタート/ストップボタン1211を操作すると、時間計測モードに遷移する。また、計測停止モードにおいてリセットボタン1212を操作すると、リセットモードに遷移する。
上記動作を図1に沿って説明すると、先ず、計時動作は次のようにして行われる。
即ち、発振回路101が発生する所定周波数の信号は、分周回路102によって分周されて、時計信号として制御回路103に入力される。
制御回路103は、前記時計信号を計数して所定周期で、駆動パルス発生回路104に時刻制御信号を出力する。駆動パルス発生回路104は、前記時刻制御信号に応答して、モータ駆動回路106に時針駆動用の駆動パルスPjを出力する。モータ駆動回路106は駆動パルスPjにより時刻モータ111を回転駆動する。
即ち、発振回路101が発生する所定周波数の信号は、分周回路102によって分周されて、時計信号として制御回路103に入力される。
制御回路103は、前記時計信号を計数して所定周期で、駆動パルス発生回路104に時刻制御信号を出力する。駆動パルス発生回路104は、前記時刻制御信号に応答して、モータ駆動回路106に時針駆動用の駆動パルスPjを出力する。モータ駆動回路106は駆動パルスPjにより時刻モータ111を回転駆動する。
時刻モータ111の回転は、時刻針輪列120を介して時刻針114、115、116に伝達され、時刻針114、115、116が運針駆動される。前記動作を所定周期で繰り返すことにより、随時、時刻針114、115、116によって現在時刻が表示される。
時刻針114、115、116の時刻調整は、外部操作部材121に含まれる竜頭1210を1段引きして回転させることにより、時刻針輪列120を介して時刻針114、115を回転させ、時刻調整を行う。
時刻針114、115、116の時刻調整は、外部操作部材121に含まれる竜頭1210を1段引きして回転させることにより、時刻針輪列120を介して時刻針114、115を回転させ、時刻調整を行う。
時間計測動作を行う場合、リセットモードでスタート/ストップボタンを操作することにより時間計測モードに遷移させて時間計測動作を開始する。この状態では、制御回路103は、前記時計信号を計数して所定周期で、駆動パルス発生回路104にクロノ制御信号を出力する。駆動パルス発生回路104は、前記クロノ制御信号に応答して、モータ駆動回路105にクロノグラフ針駆動用の駆動パルスPcを出力する。モータ駆動回路105は駆動パルスPcによりクロノモータ110を回転駆動する。クロノモータ110の回転は、クロノ針輪列119を介してクロノグラフ針117、118、113に伝達され、クロノグラフ針117、118、113が運針駆動され、計測時間が表示される。
時間計測モード中にスタート/ストップボタン1211を操作することによって時間計測動作が停止して計測停止モードになる。
クロノグラフ針117、118、113の調整は,外部操作部材121に含まれる、竜頭1210、スタート/ストップボタン1211、リセットボタン1212を操作することにより、クロノモータ110を回転させ、クロノ針輪列119を介してクロノグラフ針117、118、113を回転させることにより行うことが出来る。すなわち、竜頭1210を一段引きにしてスタート/ストップボタン1211を押下すれば、クロノモータ110を正転駆動させ、リセットボタン1212を押下すればクロノモータ110を逆転駆動させることでクロノグラフ針117、118、113を回転させる。また、リセットボタン1212の操作に応答して、制御回路103は、計測時間のリセット処理等の電気的なリセット処理を行う。
クロノグラフ針117、118、113の調整は,外部操作部材121に含まれる、竜頭1210、スタート/ストップボタン1211、リセットボタン1212を操作することにより、クロノモータ110を回転させ、クロノ針輪列119を介してクロノグラフ針117、118、113を回転させることにより行うことが出来る。すなわち、竜頭1210を一段引きにしてスタート/ストップボタン1211を押下すれば、クロノモータ110を正転駆動させ、リセットボタン1212を押下すればクロノモータ110を逆転駆動させることでクロノグラフ針117、118、113を回転させる。また、リセットボタン1212の操作に応答して、制御回路103は、計測時間のリセット処理等の電気的なリセット処理を行う。
図4は、本発明の第1〜第3の実施の形態に共通するアナログ電子時計のモード遷移を行う際の処理を示すフローチャートである。
図4において、制御回路103は、外部操作部材121のスタート/ストップボタン1211又はリセットボタン1212のいずれか(KEY)が操作されたか否かを判定する(ステップS400)。
制御回路103は処理ステップS400においていずれかのKEY(スタート/ストップボタン1211又はリセットボタン1212)が操作されたと判定すると、操作されたのはスタート/ストップボタンが否かを判定する(ステップS401)。
図4において、制御回路103は、外部操作部材121のスタート/ストップボタン1211又はリセットボタン1212のいずれか(KEY)が操作されたか否かを判定する(ステップS400)。
制御回路103は処理ステップS400においていずれかのKEY(スタート/ストップボタン1211又はリセットボタン1212)が操作されたと判定すると、操作されたのはスタート/ストップボタンが否かを判定する(ステップS401)。
制御回路103は処理ステップS401においてスタート/ストップボタン1211が操作されたと判定すると、現在の動作モードを確認する(ステップS402)。
次に制御回路103は、現在の動作モードがリセットモード(リセットボタン1212によるリセットモード又は最大計測時間の計測による自動リセットモード)と判定すると(ステップS403)、時間計測動作を開始し(ステップS404)、モードを時間計測モードに設定する。
次に制御回路103は、現在の動作モードがリセットモード(リセットボタン1212によるリセットモード又は最大計測時間の計測による自動リセットモード)と判定すると(ステップS403)、時間計測動作を開始し(ステップS404)、モードを時間計測モードに設定する。
制御回路103は、処理ステップS403において現在の動作モードがリセットモードではないと判定すると、時間計測モードか否かを判定する(ステップS408)。
制御回路103は、処理ステップS408において現在の動作モードが計測モードと判定すると、計測動作を停止し(ステップS409)、モードを計測停止モードに設定する(ステップS410)。
制御回路103は、処理ステップS408において現在の動作モードが計測モードと判定すると、計測動作を停止し(ステップS409)、モードを計測停止モードに設定する(ステップS410)。
制御回路103は、処理ステップS408において現在の動作モードが時間計測モードではないと判定すると、処理ステップS404に移行する。
一方、制御回路103は、処理ステップS401においてリセットボタン1212が操作されたと判定すると、時間計測モードを終了し(ステップS406)、リセットモード(RESETモード)にする(ステップS407)。
一方、制御回路103は、処理ステップS401においてリセットボタン1212が操作されたと判定すると、時間計測モードを終了し(ステップS406)、リセットモード(RESETモード)にする(ステップS407)。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るアナログ電子時計のタイミング図であり、クロノモータ110を回転させることなく振動させる際の動作を示している。
また、図5は、本発明の第1の実施の形態に係るアナログ電子時計のフローチャートであり、クロノモータ110を回転させることなく振動させる際の動作を示している。
以下、図1〜図5を用いて、クロノモータ110を回転させることなく振動させる際の動作を詳細に説明する。
また、図5は、本発明の第1の実施の形態に係るアナログ電子時計のフローチャートであり、クロノモータ110を回転させることなく振動させる際の動作を示している。
以下、図1〜図5を用いて、クロノモータ110を回転させることなく振動させる際の動作を詳細に説明する。
先ず、制御回路103は、現在の動作モードが時間計測モードか否か、即ち本実施の形態では、クロノモータ110を駆動していない非駆動モード(本実施の形態ではリセットモード、計測停止モード、自動リセットモード)か否かを判定する(図5のステップS500)。
制御回路103は、処理ステップS500において現在のモードが時間計測モードと判定すると処理を終了する(ステップS505)。
制御回路103は、処理ステップS500において現在のモードが時間計測モードと判定すると処理を終了する(ステップS505)。
制御回路103は、処理ステップS500において現在のモードが時間計測モードではない(クロノモードがリセットモード、計測停止モード又は自動リセットモードのいずれかのモード(非駆動モード))と判定した場合、制御回路103内部に設けられ加振パルスSPの発生タイミングを決定する時間カウンタ(図示せず)の計数動作を開始する(ステップS501)。
制御回路103は、前記時間カウンタが所定時間計測して加振パルスの発生タイミング(時刻T1)が到来したと判定すると(ステップS502)、クロノモータ110を加振パルスSPで駆動するように加振パルス発生回路122に加振パルス制御信号を出力する。
制御回路103は、前記時間カウンタが所定時間計測して加振パルスの発生タイミング(時刻T1)が到来したと判定すると(ステップS502)、クロノモータ110を加振パルスSPで駆動するように加振パルス発生回路122に加振パルス制御信号を出力する。
加振パルス発生回路122は、制御回路103からの加振パルス制御信号に応答して、モータ駆動回路105を介してクロノモータ110にn(正の整数であり、本実施の形態ではn=1)発の正転駆動用の駆動パルスPsを供給することによって、正転駆動用の駆動パルスPsでクロノモータ110をn回正転駆動する(ステップS503)。尚、正転駆動用の駆動パルスPsは、時間計測モードにおいて、クロノモータ110を正転させる際に使用するパルスであり、図3では、クロノモータ110の駆動コイルの一方の端子M10に1個の駆動パルスPsが供給されている。
次に、加振パルス発生回路122は、制御回路103からの加振パルス制御信号に応答して、モータ駆動回路105を介してクロノモータ110にn発の逆転駆動用の駆動パルスPrを供給することによって、逆転駆動用の駆動パルスPrでクロノモータ110をn回逆転駆動した後(ステップS504)、処理を終了する(ステップS505)。尚、逆転駆動用の駆動パルスPrは、リセット動作時等に、クロノモータ110を逆転させる際に使用する駆動パルスであり、図3では、クロノモータ110の駆動コイルの一方の端子M10に供給される1個のパルスと他方の端子M11に供給される複数個のパルスによって構成されている。
処理ステップS503、S504における正転駆動用の駆動パルスPsと逆転駆動用の駆動パルスPrは加振パルスSPを構成している。正転と逆転の駆動回数が等しいため、結果として、クロノモータ110は回転せず、正逆方向に振動することになる。図3のタイミング図は、n=1の例であり、正転駆動用の駆動パルスPsで1回駆動した後、逆転駆動用の駆動パルスPrで1回駆動している。
前記動作を所定周期で行うことにより、所定タイミングでクロノモータ110に対する加振動作が行われる。クロノグラフ時計が時間計測モードになった場合には、加振パルスSPの発生時刻が到来しても(時刻T2)、加振パルスSPによる加振動作は行われず、時間計測動作及び駆動パルスPsによるクロノモータ110の駆動動作が行われる。
前記動作を所定周期で行うことにより、所定タイミングでクロノモータ110に対する加振動作が行われる。クロノグラフ時計が時間計測モードになった場合には、加振パルスSPの発生時刻が到来しても(時刻T2)、加振パルスSPによる加振動作は行われず、時間計測動作及び駆動パルスPsによるクロノモータ110の駆動動作が行われる。
これより、クロノグラフ時計が時間計測モードではないとき、即ち、クロノモータ110が駆動状態ではないときに、所定周期で、クロノモータ110を実質的に回転させることなく振動させることができる。加振パルスSPによる駆動中はクロノグラフ針117、118、113が動くことになるが、加振パルスSPによる加振動作完了後にはクロノグラフ針117、118、113は加振動作開始前の状態に戻ることになり、結果としてクロノグラフ針117、118、113は実質的に回転することなく運針停止状態を維持することになる。
以上の通り本第1の実施の形態によれば、低温環境下においても、時刻モータ11に比べて使用頻度の低いクロノモータ110を速やかに回転できるようにすることができる。また、加振パルスSPとして、クロノモータ110を通常駆動する駆動パルスを用いているため、特別な駆動パルスを用いる必要がなく構成が簡単になるという効果を奏する。
以上の通り本第1の実施の形態によれば、低温環境下においても、時刻モータ11に比べて使用頻度の低いクロノモータ110を速やかに回転できるようにすることができる。また、加振パルスSPとして、クロノモータ110を通常駆動する駆動パルスを用いているため、特別な駆動パルスを用いる必要がなく構成が簡単になるという効果を奏する。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るアナログ電子時計のフローチャートであり、クロノモータ110を回転させることなく振動させる際の動作を示している。
また、図7は、本発明の第2の実施の形態に係るアナログ電子時計のタイミング図であり、クロノモータ110を回転させることなく振動させる際の動作を示している。
また、図7は、本発明の第2の実施の形態に係るアナログ電子時計のタイミング図であり、クロノモータ110を回転させることなく振動させる際の動作を示している。
尚、図6、図7において、各々、図5、図3と同一部分には同一符号を付している。
前記第1の実施の形態では、加振パルスSPとして、正転駆動用の駆動パルスPs及び前記駆動パルスPsと同数の逆転駆動用の駆動パルスPrによって構成したパルスを用いたが、本第2の実施の形態では、クロノモータ110を回転させることができない小さいエネルギのパルス(例えば時間幅が狭い駆動パルス)を使用している。
前記第1の実施の形態では、加振パルスSPとして、正転駆動用の駆動パルスPs及び前記駆動パルスPsと同数の逆転駆動用の駆動パルスPrによって構成したパルスを用いたが、本第2の実施の形態では、クロノモータ110を回転させることができない小さいエネルギのパルス(例えば時間幅が狭い駆動パルス)を使用している。
以下、本発明の第2の実施の形態について、前記第1の実施の形態と異なる部分の動作を説明する。
制御回路103はクロノモータ110を駆動しない非駆動モードにおいて、所定時間計測して加振パルスの発生タイミング(時刻T1)が到来したと判定すると(ステップS502)、クロノモータ110を加振パルスSPで駆動するように加振パルス発生回路122に加振パルス制御信号を出力し(ステップS600)、処理を終了する(ステップS601)。
制御回路103はクロノモータ110を駆動しない非駆動モードにおいて、所定時間計測して加振パルスの発生タイミング(時刻T1)が到来したと判定すると(ステップS502)、クロノモータ110を加振パルスSPで駆動するように加振パルス発生回路122に加振パルス制御信号を出力し(ステップS600)、処理を終了する(ステップS601)。
加振パルスSPは、クロノモータ110を回転させることは出来ないが振動させることが可能なエネルギのパルスであり、本実施の形態では、時間幅が正転用の駆動パルスPsよりも狭い、極小幅の駆動パルスを用いている。
加振パルス発生回路122は前記加振パルス制御信号に応答して、モータ駆動回路105を介してクロノモータ110に加振パルスSPを供給することによって、クロノモータ110を駆動する。加振パルスはエネルギが弱く、クロノモータ110を回転させることはできないが正逆転方向に一定強度の振動を与える。
加振パルス発生回路122は前記加振パルス制御信号に応答して、モータ駆動回路105を介してクロノモータ110に加振パルスSPを供給することによって、クロノモータ110を駆動する。加振パルスはエネルギが弱く、クロノモータ110を回転させることはできないが正逆転方向に一定強度の振動を与える。
前記動作を所定周期で行うことにより、所定タイミングでクロノモータ110に対する加振動作が行われる。クロノグラフ時計が時間計測モードになった場合には、加振パルスSPの発生時刻が到来しても(時刻T2)、加振パルスSPによる加振動作は行われず、通常の時間計測動作及び駆動パルスPsによるクロノモータ110の駆動動作等が行われる。
これより、クロノグラフ時計が時間計測モードではないとき、即ち、クロノモータ110が駆動状態でないときに、所定周期で、クロノモータ110を回転させることなく振動させることができる。
本第2の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様に、低温環境下においても、使用頻度の低いクロノモータ110を速やかに回転できるようにすることができる。また、加振パルスSPによる駆動が行われた場合でも、クロノグラフ針117、118、113が動かないため、異常な動きをすることがないという効果を奏する。
本第2の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様に、低温環境下においても、使用頻度の低いクロノモータ110を速やかに回転できるようにすることができる。また、加振パルスSPによる駆動が行われた場合でも、クロノグラフ針117、118、113が動かないため、異常な動きをすることがないという効果を奏する。
図8は、本発明の第3の実施の形態に係るアナログ電子時計のブロック図であり、図1と同一機能を有する部分には同一符号を付している。
本第3の実施の形態に係るアナログ電子時計は、前記特許文献1〜4に記載されているように、各指針の駆動はモータによって電気的に行い、クロノグラフ針117、118、113の帰零をハートカムなどの機械的機構によって行う構成のものであり、時間計測モード以外の状態(非駆動時)においてクロノモータ110の回転をクロノグラフ針117、118、113に伝達させないためのスリップ機構801が設けられている。
本第3の実施の形態に係るアナログ電子時計は、前記特許文献1〜4に記載されているように、各指針の駆動はモータによって電気的に行い、クロノグラフ針117、118、113の帰零をハートカムなどの機械的機構によって行う構成のものであり、時間計測モード以外の状態(非駆動時)においてクロノモータ110の回転をクロノグラフ針117、118、113に伝達させないためのスリップ機構801が設けられている。
スリップ機構801は、当業者にとって周知のものであるため詳細な説明は省略するが、リセットボタン1212の操作によって移行したリセットモード(所定状態)において、クロノグラフ針117、118、113の帰零位置でクロノモータ110がクロノグラフ針117、118、113を回転させないようにするための機構である。時間計測モードではクロノモータ110の回転をクロノ針輪列119を介してクロノグラフ針117、118、113に伝達するが、前記リセットモードではスリップ機構801がスリップして、クロノモータ110の回転をクロノグラフ針117、118、113に伝達しないように構成されている。これにより、クロノグラフ針117、118、113は正時位置に保持されるように構成されている。
他の構成は前記第1、第2の実施の形態と同じである。尚、スリップ機構801自体は前記第1、第2の実施の形態でも用いるように構成することができる。
前記第1、第2の実施の形態では、加振パルスSPでクロノモータ110を駆動した場合に、結果としてクロノモータ110が回転しないように構成している。本第3の実施の形態では、加振パルスSPでステッピングモータ110を駆動した場合にクロノモータ110は回転するが、スリップ機構801によって、クロノモータ110の回転がクロノグラフ針117、118、113に伝達されないように構成している。
前記第1、第2の実施の形態では、加振パルスSPでクロノモータ110を駆動した場合に、結果としてクロノモータ110が回転しないように構成している。本第3の実施の形態では、加振パルスSPでステッピングモータ110を駆動した場合にクロノモータ110は回転するが、スリップ機構801によって、クロノモータ110の回転がクロノグラフ針117、118、113に伝達されないように構成している。
本第3の実施の形態の動作を説明すると、制御回路103は、前記第2の実施の形態と同様に非駆動モードにおいて、所定時間計測して加振パルスの発生タイミング(時刻T1)が到来したと判定すると、クロノモータ110を加振パルスSPで駆動するように加振パルス発生回路122に加振パルス制御信号を出力し、処理を終了する。本第3の実施の形態では、加振パルスSPとして、時間計測モードにおいてクロノモータ110を正転駆動する駆動パルスPsを用いている。
加振パルス発生回路122は加振パルス制御信号に応答して、モータ駆動回路105を介してクロノモータ110に加振パルスSPを供給し、これによって、クロノモータ110を駆動する。加振パルスSPでの駆動により、クロノモータ110は回転する。しかしながら、スリップ機構801によって、クロノモータ110の回転はクロノグラフ針117、118、113に伝達されないため、クロノグラフ針117、118、113は回転しない。その結果実質的に、クロノモータ110に加振動作のみが行われたのと同じになる。
前記動作を所定周期で行うことにより、所定タイミングでクロノモータ110に対する加振動作が行われる。クロノグラフ時計が時間計測モードになった場合には、加振パルスSPの発生時刻が到来しても(時刻T2)、加振パルスSPによる加振動作は行われず、通常の時間計測動作及び駆動パルスPsによるクロノモータ110の駆動動作等が行われる。
これより、クロノグラフ時計が時間計測モードではないとき、即ち、クロノモータ110が非駆動モードのときに、所定周期で、クロノモータ110を振動させることができる。
これより、クロノグラフ時計が時間計測モードではないとき、即ち、クロノモータ110が非駆動モードのときに、所定周期で、クロノモータ110を振動させることができる。
本第3の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様に、低温環境下においても、時刻モータ111よりも使用頻度の低いクロノモータ110を速やかに回転できるようにすることができる。また、加振パルスSPによる駆動が行われた場合でも、クロノグラフ針117、118、113が動かないため、異常な動きをすることがない。更に、加振パルスSPとして、クロノモータ110を通常駆動する駆動パルスPsを用いているため、特別な駆動パルスを用いる必要がなく構成が簡単になるという効果を奏する。
以上述べたように、本発明の各実施の形態に係るアナログ電子時計は、第1対象物としてのクロノグラフ針117、118、113を回転駆動する第1モータとしてのクロノモータ110と、第2対象物としての時刻針114、115、116を回転駆動する第2モータとしての時刻モータ111と、各モータ110、111を駆動する制御手段とを有し、クロノモータ110は時刻モータ111よりも低い頻度で使用されるアナログ電子時計において、前記制御手段は、クロノモータ110を駆動しない非駆動モードのとき、クロノモータ110によってクロノグラフ針117、118、113が回転されないようにクロノモータ110を駆動してクロノモータ110を振動させることを特徴としている。
ここで、前記第1対象物は第1情報を表示する第1針としてのクロノグラフ針117、118、113であると共に前記第2対象物は第2情報を表示する第2針としての時刻針114、115、116であり、クロノモータ110の駆動の開始指示を行うスタート/ストップボタン1211とを有し、クロノモータ110、時刻モータ111は、各々、クロノグラフ針117、118、113、時刻針114、115、116回転駆動用のモータであり、前記制御手段は、スタート/ストップボタン1211による開始指示に応答してクロノモータ110を駆動する駆動モードに移行しクロノモータ110を駆動開始すると共に、クロノモータ110が非駆動モードのとき、クロノグラフ針117、118、113を運針させずにクロノモータ110を振動させるように駆動するよう構成することができる。
また、前記制御手段は、前記非駆動モードのとき、クロノモータ110を正逆方向に各同回数回転させることによりクロノモータ110を振動させるように駆動するよう構成することができる。
また、前記制御手段は、前記非駆動モードのとき、クロノモータ110が回転しない大きさのエネルギの駆動パルスで駆動することによりクロノモータ110を振動させるように駆動するよう構成することができる。
また、前記制御手段は、前記非駆動モードのとき、クロノモータ110が回転しない大きさのエネルギの駆動パルスで駆動することによりクロノモータ110を振動させるように駆動するよう構成することができる。
また、前記非駆動モードのときクロノモータ110がクロノグラフ針117、118、113を回転させないようにするスリップ機構801を有し、前記制御手段は、前記非駆動モードのとき、クロノグラフ針117、118、113を運針させるための駆動パルスを用いてクロノモータ110を駆動することにより、クロノグラフ針117、1118、113がスリップ機構801によって回転しないようにしてクロノモータ110を振動させるように駆動するよう構成することができる。
したがって、低温環境下においても、使用頻度の低いモータを速やかに回転させることが可能になる等の効果を奏することができ、正確に運針させることが可能になる。
また、本発明の各実施の形態に係るムーブメントは、クロノモータ110、時刻モータ111及び制御手段、又は、クロノモータ110、時刻モータ111、制御手段及びスリップ機構801を備えて成ることを特徴としているため、低温環境下においても、使用頻度の低いモータを速やかに回転させることが可能になる等の効果を奏するアナログ電子時計を構築することができる。
また、本発明の各実施の形態に係るモータ制御回路は、前記制御手段を備えて成ることを特徴としているので、低温環境下においても、使用頻度の低いモータを速やかに回転させることが可能になる等の効果を奏する。
したがって、低温環境下においても、使用頻度の低いモータを速やかに回転させることが可能になる等の効果を奏することができ、正確に運針させることが可能になる。
また、本発明の各実施の形態に係るムーブメントは、クロノモータ110、時刻モータ111及び制御手段、又は、クロノモータ110、時刻モータ111、制御手段及びスリップ機構801を備えて成ることを特徴としているため、低温環境下においても、使用頻度の低いモータを速やかに回転させることが可能になる等の効果を奏するアナログ電子時計を構築することができる。
また、本発明の各実施の形態に係るモータ制御回路は、前記制御手段を備えて成ることを特徴としているので、低温環境下においても、使用頻度の低いモータを速やかに回転させることが可能になる等の効果を奏する。
尚、前記各実施の形態は、クロノグラフ時計の例で説明したが、使用頻度が異なる複数のモータを有するアナログ電子時計に適用可能である。
また、前記各実施の形態では、対象物をクロノグラフ針117、118、113や時刻針114、115、116として説明したが、他の対象物であってもよい。
また、使用するモータとして、クロノモータ110と時刻モータの例で説明したが、その他のモータであってもよい。
また、駆動パルスのエネルギ変更態様としては、矩形波状駆動パルスの時間幅を変更する他、複数の櫛歯パルスによって構成された駆動パルスの櫛歯の数を変更する、あるいは、電圧を変更する等、種々の態様が適用可能である。
また、前記各実施の形態では、対象物をクロノグラフ針117、118、113や時刻針114、115、116として説明したが、他の対象物であってもよい。
また、使用するモータとして、クロノモータ110と時刻モータの例で説明したが、その他のモータであってもよい。
また、駆動パルスのエネルギ変更態様としては、矩形波状駆動パルスの時間幅を変更する他、複数の櫛歯パルスによって構成された駆動パルスの櫛歯の数を変更する、あるいは、電圧を変更する等、種々の態様が適用可能である。
クロノグラフ時計をはじめとして、使用頻度が異なる複数のモータを有するアナログ電子時計に利用することができる。
101・・・発振回路
102・・・分周回路
103・・・制御回路
104・・・駆動パルス発生回路
105、106・・・モータ駆動回路
109・・・指針駆動部
110・・・クロノモータ
111・・・時刻モータ
112・・・表示部
113・・・クロノグラフ秒針
114・・・時刻時針
115・・・時刻分針
116・・・時刻秒針
117・・・クロノグラフ時針
118・・・クロノグラフ分針
119・・・クロノ針輪列
120・・・時刻針輪列
121・・・外部操作部材
122・・・加振パルス発生回路
123・・・時計ケース
124・・・ムーブメント
1210・・・竜頭
1211・・・スタート/ストップボタン
1212・・・リセットボタン
801・・・スリップ機構
102・・・分周回路
103・・・制御回路
104・・・駆動パルス発生回路
105、106・・・モータ駆動回路
109・・・指針駆動部
110・・・クロノモータ
111・・・時刻モータ
112・・・表示部
113・・・クロノグラフ秒針
114・・・時刻時針
115・・・時刻分針
116・・・時刻秒針
117・・・クロノグラフ時針
118・・・クロノグラフ分針
119・・・クロノ針輪列
120・・・時刻針輪列
121・・・外部操作部材
122・・・加振パルス発生回路
123・・・時計ケース
124・・・ムーブメント
1210・・・竜頭
1211・・・スタート/ストップボタン
1212・・・リセットボタン
801・・・スリップ機構
Claims (8)
- 第1対象物を回転駆動する第1モータと、第2対象物を回転駆動する第2モータと、前記各モータを駆動する制御手段とを有し、前記第1モータは前記第2モータよりも低い頻度で使用されるアナログ電子時計において、
前記制御手段は、前記第1モータを駆動しない非駆動モードのとき、前記第1モータによって前記第1対象物が回転されないように前記第1モータを駆動して前記第1モータを振動させることを特徴とするアナログ電子時計。 - 前記第1対象物は第1情報を表示する第1針であると共に前記第2対象物は第2情報を表示する第2針であり、
前記第1モータの駆動の開始指示を行う操作手段とを有し、
前記第1モータ、第2モータは、各々、前記第1針、第2針回転駆動用のモータであり、
前記制御手段は、前記操作手段による前記開始指示に応答して前記第1モータを駆動する駆動モードに移行し前記第1モータを駆動開始すると共に、前記第1モータが非駆動モードのとき、前記第1針を運針させずに前記第1モータが振動するように駆動することを特徴とする請求項1記載のアナログ電子時計。 - 前記第1針は計測時間を表示するクロノグラフ針であり、前記第2針は現在時刻を表示する時刻針であることを特徴とする請求項2記載のアナログ電子時計。
- 前記制御手段は、前記非駆動モードのとき、前記第1モータを正逆方向に各同回数回転させることにより前記第1モータを振動させるように駆動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のアナログ電子時計。
- 前記制御手段は、前記非駆動モードのとき、前記第1モータが回転しない大きさのエネルギの駆動パルスで駆動することにより前記第1モータを振動させるように駆動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のアナログ電子時計。
- 前記非駆動モードのとき前記第1モータが第1針を回転させないようにするスリップ機構を有し、
前記制御手段は、前記非駆動モードのとき、前記第1針を運針させるための駆動パルスを用いて前記第1モータを駆動することにより、前記第1針が前記スリップ機構によって回転しないようにして前記第1モータを振動させるように駆動することを特徴とする請求項2又は3記載のアナログ電子時計。 - 請求項1乃至5のいずれか一における第1モータ、第2モータ、制御手段、又は、請求項6における第1モータ、第2モータ、制御手段、スリップ機構を備えて成ることを特徴とするムーブメント。
- 請求項1乃至6のいずれか一における制御手段を備えて成ることを特徴とするモータ制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012117879A JP2013245957A (ja) | 2012-05-23 | 2012-05-23 | モータ制御回路、ムーブメント及びアナログ電子時計 |
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Publications (1)
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JP (1) | JP2013245957A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017090362A (ja) * | 2015-11-16 | 2017-05-25 | シチズン時計株式会社 | 電子時計及び電波修正機能付き電子時計 |
JP2019164162A (ja) * | 2019-06-03 | 2019-09-26 | シチズン時計株式会社 | 電子時計 |
-
2012
- 2012-05-23 JP JP2012117879A patent/JP2013245957A/ja active Pending
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