JP2021069857A - 測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】測定精度を向上可能にした測定装置を提供する。【解決手段】測定装置1は、ユーザの体に光を照射した際にユーザの体から反射する光に基づき、体の中の特定の成分を測定する。測定装置1は、光を透過するカバー10に接触又は近接する検出部位2にカバー10を介して光を当てる光源20と、カバー10に対して光源20と同じ側に設けられ、ユーザの体からの反射光を受光する受光部30と、を備えている。また、測定装置1は、カバーで反射して受光部30に向かう光の量を抑制する抑制機構50を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、人体中の特定の成分を測定する光学式の測定装置に関する。
従来、ユーザの体の一部に光を照射して、体から反射した光を分析することにより、体内中の特定の成分を測定する測定装置が周知である。特許文献1には、人の指などの検出部位に光を照射して、体内を通過して反射した反射光から血中アルコール濃度を測定する測定装置が記載されている。この測定装置では、検出部位に光を照射した際に検出部位を通って出た反射光を受光する受光部が設けられている。受光部の受光量は、体内を通った際に血液成分に吸収された光の量に関係している。受光部は、受光量に応じて変化する信号を制御部に出力し、血中アルコール濃度を算出させる。検出部位に光を当てる光源と受光部とは、光を透過する透明のカバーを介して検出部位と対向するように配置されている。
ところで、光を照射する光源と検出部位との間にあるカバーによって反射した光が受光部に入射されると、体内を通って出てきた光を分析する上でノイズになる。これにより、測定精度が低下することがあった。
本発明の目的は、測定精度を向上可能にした測定装置を提供することにある。
上記課題を解決するための測定装置は、ユーザの体に光を照射した際に前記ユーザの体から反射する光に基づき、前記ユーザの体の中の特定の成分を測定する測定装置であって、光を透過するカバーに接触又は近接する前記ユーザの体に対し、前記カバーを介して光を照射する光源と、前記カバーに対して前記光源と同じ側に設けられ、前記ユーザの体からの反射光を受光する受光部と、前記カバーで反射して前記受光部に入射する光の量を抑制する抑制機構と、を備える。
本発明の測定装置は、測定精度を向上可能にする。
<第1実施形態>
以下、測定装置の第1実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、測定装置1は、例えばユーザの体の一部である検出部位2に光を照射して、体から反射する光を分析することにより、体内中の特定の成分を測定するものである。本例の場合、測定装置1は、体内中の特定の成分として、例えば血中アルコール濃度を測定する。検出部位2は、例えば人体の指であることが好ましい。
以下、測定装置の第1実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、測定装置1は、例えばユーザの体の一部である検出部位2に光を照射して、体から反射する光を分析することにより、体内中の特定の成分を測定するものである。本例の場合、測定装置1は、体内中の特定の成分として、例えば血中アルコール濃度を測定する。検出部位2は、例えば人体の指であることが好ましい。
測定装置1は、光を透過するカバー10と、カバー10を介して検出部位2に光を当てる光源20と、光を受光する受光部30とを備えている。カバー10は、光の透過性を有するガラスや樹脂などの部材であって、板状に形成されている。カバー10は、表面11と表面11の反対側の裏面12とを有している。測定装置1の測定時、カバー10の表面11に接触又は近接するように検出部位2がかざされる。測定装置1は、例えば図示しない車両に搭載され、ユーザの飲酒状態の判別に用いられる。カバー10は、測定装置1が車載用の場合、例えば車内のエンジンスイッチのノブ自体、又はノブ表面を形成する部材であることが好ましい。
光源20及び受光部30は、カバー10の裏面12側に設けられている。したがって、光源20及び受光部30は、カバー10を介して検出部位2と対向する。また、光源20及び受光部30は、図示しないケース内に収容されている。カバー10の表面11は、ケースから露出している。
光源20は、所定の波長域の光をカバー10の裏面12側から検出部位2へ向けて照射する。光源20が照射する光の波長域は、赤外領域を含むことが好ましい。また、光源20からは、例えば、照射した光の放射強度が最も高い光軸を中心に、3次元的に光線の広がり角を有する発散光が照射される。広がり角とは、放射強度が光軸に対して所定の割合となる角度である。
受光部30は、例えばフォトダイオードを有し、受光した光の量、すなわち受光量に応じた検出信号Sを出力する。受光部30は、カバー10に対向する受光面31を有する。受光部30は、受光面31に入射した光のみを受光するように構成されている。
測定装置1は、受光部30の検出信号Sを入力して検出信号Sに基づく処理を行う制御装置40を備えている。制御装置40は、光源20及び受光部30の作動を制御する。制御装置40には、ユーザ体内の特定成分を測定する測定部41が設けられている。測定部41は、例えば検出信号Sに基づき、受光量の強度に応じた血中アルコール濃度を算出する。
以下に、測定部41による血中アルコール濃度の測定について説明する。
カバー10の表面11側にかざされた検出部位2に光源20から光が照射されると、光は、検出部位2の内部で散乱しながら検出部位2を透過する。光が検出部位2を通る際、検出部位2内の血液によって特定の波長の光が吸収される。そして、検出部位2を透過して外部に反射された反射光の一部が、受光部30によって受光されることになる。このとき、検出部位2により吸収される光の波長が、血液中の成分に応じて変化する。これにより、受光部30で受光する反射光の量が変化し、その結果、受光部30における光の受光量が変化する。
カバー10の表面11側にかざされた検出部位2に光源20から光が照射されると、光は、検出部位2の内部で散乱しながら検出部位2を透過する。光が検出部位2を通る際、検出部位2内の血液によって特定の波長の光が吸収される。そして、検出部位2を透過して外部に反射された反射光の一部が、受光部30によって受光されることになる。このとき、検出部位2により吸収される光の波長が、血液中の成分に応じて変化する。これにより、受光部30で受光する反射光の量が変化し、その結果、受光部30における光の受光量が変化する。
図2に、各々の濃度に応じたエチルアルコール水溶液の光の吸光度を図示する。同図に示すように、エチルアルコール水溶液は、特定の波長の光を吸収することが分かる。本図では、エチルアルコール濃度が各々40%、60%、80%、100%の試料A1、試料A2、試料A3、試料A4による1700nm付近の波長における吸光度曲線を示す。また、純水の比較試料Bによる吸光度曲線を示す。エチルアルコール水溶液において、純水と比べると1690nm及び1740nm付近に、2つの吸収のピークが見られる。この2つのピークにおいて、吸光度は、エチルアルコール濃度の増加に従って強くなる。また、1750〜1800nmの波長領域では、エチルアルコール濃度の増加に従って吸光度が低下する。このように、エチルアルコール濃度によって影響を受ける特定の波長の光を用いることで、検出部位2を流れる血中アルコール濃度を測定することができる。また、複数の特定の波長の光を用いることにより、検出精度を向上できることが示唆される。
測定装置1において、受光部30は、特定の波長の光を受光可能に構成される。そして、その波長の光の受光量に応じて受光部30の検出信号Sが変化する。例えば、測定装置1には、特定の波長以外の波長領域をカットする図示しないフィルターが設けられる。フィルターは、光源20側に設けられてもよいし、受光部30側に設けられてもよい。これにより、測定部41は、受光部30の検出信号Sに基づいて、血中アルコール濃度を算出することができる。
図1に示す通り、測定装置1は、カバー10で反射した光が受光部30に照射されるのを抑制する抑制機構50を有している。以降、カバー10で反射した光を「カバー反射光」と記載する。抑制機構50は、光源20から照射された光の反射光において、検出部位2を通って受光部30に入る反射光の割合を向上するものである。なお、本実施形態では、カバー10の裏面12における光の反射において、拡散反射に比べて正反射の割合が十分に大きいものとする。また、拡散反射のカバー反射光によるノイズへの影響は、無い又は無視できるほど軽微であるものとする。したがって、単に反射と記載した場合は、正反射を指すものとする。
抑制機構50は、受光部30に対するカバー反射光の入射を遮る遮蔽部51を備えている。遮蔽部51は、カバー10の裏面12側において、光源20からの光の照射を受ける部分と、受光部30との間に設けられている。本実施形態の場合、遮蔽部51は、カバー10から裏面12側に突出するように壁状に設けられている。なお、遮蔽部51は、光を透過しない材質によって形成されている。遮蔽部51の形状は、平面状又は曲面状など、種々の形状が適用できる。
以下、本実施形態の作用について説明する。
図3に示すように、光源20から照射された光は、カバー10の裏面12に当たる。そして、光は、カバー10内を通り、検出部位2に当たると、検出部位2内を散乱しながら進む。さらに、検出部位2内を通って反射した反射光の一部は、カバー10を通過し、受光部30に至る。受光部30は、特定の波長領域における光の受光量に応じた検出信号Sを制御装置40に出力し、血中アルコール濃度を算出させる。制御装置40は、例えば、他の車載装置と通信を行い、測定した血中アルコール濃度に基づく車両のエンジン始動の可否を、他の車載装置に通知する。
図3に示すように、光源20から照射された光は、カバー10の裏面12に当たる。そして、光は、カバー10内を通り、検出部位2に当たると、検出部位2内を散乱しながら進む。さらに、検出部位2内を通って反射した反射光の一部は、カバー10を通過し、受光部30に至る。受光部30は、特定の波長領域における光の受光量に応じた検出信号Sを制御装置40に出力し、血中アルコール濃度を算出させる。制御装置40は、例えば、他の車載装置と通信を行い、測定した血中アルコール濃度に基づく車両のエンジン始動の可否を、他の車載装置に通知する。
ところで、カバー10の裏面12に照射された光は、カバー10の裏面12において反射する。仮に裏面12で反射されたカバー反射光が受光部30に入ると、検出部位2を通った反射光の受光量を測定する上でノイズとなり得る。すなわち、受光部30が反射光を受光するにあたり、検出部位2から反射した反射光の受光量に対し、カバー反射光の受光量の割合が多くなってしまうと、S/N比(Signal-Noise ratio)が低下し、測定精度の悪化に繋がってしまう。
本実施形態の場合、遮蔽部51は、カバー10の裏面12側において、光源20からの光の照射を受ける部分と、受光部30との間に設けられ、カバー10から受光部30側へ進行するカバー反射光を遮る。したがって、受光部30で受光する反射光のうち、検出部位2から反射した光の割合を向上することができるので、アルコール濃度測定の精度を向上することができる。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(1)測定装置1は、受光部30において、光源20から照射され、カバー10によって反射されたカバー反射光の受光量を抑制する抑制機構50を備えている。この構成によれば、カバー10から反射する光を受光部30に至り難くすることができる。これにより、測定精度を向上させることができる。
(1)測定装置1は、受光部30において、光源20から照射され、カバー10によって反射されたカバー反射光の受光量を抑制する抑制機構50を備えている。この構成によれば、カバー10から反射する光を受光部30に至り難くすることができる。これにより、測定精度を向上させることができる。
(2)抑制機構50は、受光部30に対するカバー反射光の入射を遮る遮蔽部51を備える。この構成によれば、光源20及び受光部30の間に遮蔽部51を設けるという簡素な構造によって、カバー10から反射するカバー反射光を受光部30に至り難くすることができる。
<第2実施形態>
次に、測定装置1の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一の部材構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
次に、測定装置1の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一の部材構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図4に示すように、測定装置1は、抑制機構50において、光源20からの光を収束するレンズ52を備えている。レンズ52の焦点は、レンズ52と光源20との間に設定されている。すなわち、光源20は、レンズ52に対して焦点より外側にある。
レンズ52を通った光は、収束されてカバー10の裏面12に当たる。すなわち、レンズ52は、光源20から照射された光の広がりを小さくしてカバー10に当てる。これにより、カバー10によって反射されるカバー反射光の受光部30への入射を抑制できる。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(3)抑制機構50は、光源20からの光を収束させてカバー10に当てるレンズ52を備えている。この構成によれば、光源20の照射光の広がりをレンズ52によって小さく抑えることが可能となる。これにより、カバー10によって反射されるカバー反射光の受光部30への入射を抑制し、カバー反射光によるノイズを抑制できる。これにより、測定精度を向上できる。また、光源20の光の多くを検出部位2に向かわせることが可能となるので、検出部位2から光の反射量も向上できる。
(3)抑制機構50は、光源20からの光を収束させてカバー10に当てるレンズ52を備えている。この構成によれば、光源20の照射光の広がりをレンズ52によって小さく抑えることが可能となる。これにより、カバー10によって反射されるカバー反射光の受光部30への入射を抑制し、カバー反射光によるノイズを抑制できる。これにより、測定精度を向上できる。また、光源20の光の多くを検出部位2に向かわせることが可能となるので、検出部位2から光の反射量も向上できる。
<第3実施形態>
次に、測定装置1の第3実施形態を説明する。第3実施形態においても、前述の実施形態と異なる部分のみ説明する。
次に、測定装置1の第3実施形態を説明する。第3実施形態においても、前述の実施形態と異なる部分のみ説明する。
図5に示すように、測定装置1は、抑制機構50において、光源20が指向性の高いレーザ光を照射する。レーザ光は、測定対象である体内の成分に応じて、特定の波長を有している。
光源20は、カバー10の裏面12で反射されるカバー反射光の方向が、受光部30へ向かないように、配置されている。すなわち、レーザ光の入射角は、カバー反射光が受光部30に向かないような角度に設定されている。例えば、レーザ光の入射角をカバー10の裏面12に対して垂直とすれば、受光部30へ向かって反射されるカバー反射光の量を低減することができる。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(4)光源20は、抑制機構50において、指向性の高いレーザ光を照射する。この構成によれば、受光部30へ向かって反射されるカバー反射光の量を低減してノイズを抑制できる。これにより、測定精度を向上できる。
(4)光源20は、抑制機構50において、指向性の高いレーザ光を照射する。この構成によれば、受光部30へ向かって反射されるカバー反射光の量を低減してノイズを抑制できる。これにより、測定精度を向上できる。
<第4実施形態>
次に、測定装置1の第4実施形態を説明する。第4実施形態においても、前述の実施形態と異なる部分のみ説明する。
次に、測定装置1の第4実施形態を説明する。第4実施形態においても、前述の実施形態と異なる部分のみ説明する。
図6に示すように、カバー10は、抑制機構50において、裏面12に傾斜部53を有している。本実施形態の傾斜部53は、光源20に対向するとともに、傾斜した傾斜面54を複数有している。傾斜面54は、光源20からの光を、受光部30とは異なる方向に反射するように傾斜して設けられている。例えば、傾斜面54は、光源20から照射された光を受光部30とは反対方向に照射する傾斜向きに形成されている。また、傾斜部53は、カバー10の裏面12において、光源20からの光が当たる部分の全体に亘って設けられることが好ましい。
光源20から照射された光は、傾斜面54に当たる。光は、傾斜面54によって、受光部30とは異なる方向へ反射される。これにより、受光部30へ入射するカバー反射光の量が低減される。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(5)抑制機構50は、カバー10の裏面12に設けられた傾斜面54を備えている。この構成によれば、受光部30へ向かって反射されるカバー反射光の量が低減されるので、ノイズを抑制できる。これにより、測定精度を向上できる。
(5)抑制機構50は、カバー10の裏面12に設けられた傾斜面54を備えている。この構成によれば、受光部30へ向かって反射されるカバー反射光の量が低減されるので、ノイズを抑制できる。これにより、測定精度を向上できる。
<第5実施形態>
次に、測定装置1の第5実施形態を説明する。第5実施形態においても、前述の実施形態と異なる部分のみ説明する。
次に、測定装置1の第5実施形態を説明する。第5実施形態においても、前述の実施形態と異なる部分のみ説明する。
図7に示すように、カバー10は、抑制機構50において、光源20からの光を乱反射させる乱反射部55を備えている。本実施形態の乱反射部55は、カバー10の裏面12に凹凸状、すなわち粗面状に設けられている。なお、乱反射部55は、裏面12において、少なくとも光源20からの光が当たる部分に設けられている。
光源20から照射された光は、カバー10の乱反射部55に当たる。乱反射部55に当たった光は、乱反射部55の凹凸形状により、全方向に対して同程度に反射される。これにより、特定の方向へ反射される光の量が減り、その結果、受光部30においてカバー反射光の受光量が低減される。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(6)抑制機構50は、カバー10において、光源20からの光を乱反射させる乱反射部55を備えている。この構成によれば、カバー10に当たる光を乱反射させることにより、特定の方向へ反射される光の量が減り、結果として、受光部30においてカバー反射光の受光量が低減される。これにより、ノイズを抑制することができ、測定精度を向上できる。
(6)抑制機構50は、カバー10において、光源20からの光を乱反射させる乱反射部55を備えている。この構成によれば、カバー10に当たる光を乱反射させることにより、特定の方向へ反射される光の量が減り、結果として、受光部30においてカバー反射光の受光量が低減される。これにより、ノイズを抑制することができ、測定精度を向上できる。
<第6実施形態>
次に、測定装置1の第6実施形態を説明する。第6実施形態においても、前述の実施形態と異なる部分のみ説明する。
次に、測定装置1の第6実施形態を説明する。第6実施形態においても、前述の実施形態と異なる部分のみ説明する。
図8に示すように、受光部30は、抑制機構50において、カバー10の裏面12に近接して配置されている。本実施形態の場合、受光部30は、カバー10の裏面12に近接して配置されている。なお、受光部30は、カバー10に対向する受光面31に入射した光のみを受光するように構成されている。なお、受光部30は、カバー10の裏面12に接触していてもよい。
カバー反射光は、カバー10から遠ざかる方向に進むため、カバー10に近接している受光部30の受光面31に当たらない。そのため、受光部30において、カバー反射光の受光量が低減される。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(7)受光部30は、抑制機構50において、カバー10に近接して配置されている。この構成によれば、カバー10からの反射光が、受光部30に受光されることがない。すなわち、受光部30において、カバー反射光の受光量が低減され、ノイズが抑制される。これにより、測定精度を向上できる。
(7)受光部30は、抑制機構50において、カバー10に近接して配置されている。この構成によれば、カバー10からの反射光が、受光部30に受光されることがない。すなわち、受光部30において、カバー反射光の受光量が低減され、ノイズが抑制される。これにより、測定精度を向上できる。
<第7実施形態>
次に、測定装置1の第7実施形態を説明する。第7実施形態においても、前述の実施形態と異なる部分のみ説明する。
次に、測定装置1の第7実施形態を説明する。第7実施形態においても、前述の実施形態と異なる部分のみ説明する。
図9に示すように、光源20は、抑制機構50において、カバー10の裏面12に対して光軸Lが傾くように配置されている。また、光源20は、受光部30側とは異なる方向、例えば受光部30とは反対側へ傾けられている。光源20の傾き角度θは、光源20により照射される光の広がり角に応じて設定されることが好ましい。なお、傾き角度θは、例えば光軸Lと裏面12とがなす角であり、直角より小さい角に設定されている。
光源20によって照射された光は、光源20の傾きに従い、カバー10に対して斜めに照射される。これにより、受光部30側に反射されるカバー反射光の量を減らすことができ、受光部30におけるカバー反射光の受光量が低減される。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(8)光源20は、抑制機構50において、照射する光の光軸Lがカバー10に対して傾くように、傾けて配置されている。この構成によれば、カバー10からのカバー反射光が、受光部30側へ反射し難い構成にできる。したがって、受光部30においてカバー反射光の受光量を低減でき、ノイズを抑制できる。これにより、測定精度を向上できる。
(8)光源20は、抑制機構50において、照射する光の光軸Lがカバー10に対して傾くように、傾けて配置されている。この構成によれば、カバー10からのカバー反射光が、受光部30側へ反射し難い構成にできる。したがって、受光部30においてカバー反射光の受光量を低減でき、ノイズを抑制できる。これにより、測定精度を向上できる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第1実施形態において、遮蔽部51の長さや形状は特に限定されない。また、遮蔽部51は、カバー10と一体形成されてもよいし、別体に形成したものをカバー10に取り付けてもよい。
・第1実施形態において、遮蔽部51の長さや形状は特に限定されない。また、遮蔽部51は、カバー10と一体形成されてもよいし、別体に形成したものをカバー10に取り付けてもよい。
・第1実施形態において、遮蔽部51は、カバー10に接触していてもよいし、カバー10から離隔していてもよい。
・第1実施形態において、遮蔽部51は、受光部30の周囲を囲うように設けられていてもよい。すなわち、遮蔽部51の配置は本実施形態に限定されない。
・第1実施形態において、遮蔽部51は、受光部30の周囲を囲うように設けられていてもよい。すなわち、遮蔽部51の配置は本実施形態に限定されない。
・第2実施形態において、レンズ52は、光を平行光に変換するものでもよいし、収束光に変換するものでもよい。すなわち、発散光から収束させる方向に変換すればよい。
・第2実施形態において、レンズ52は、複数設けられてもよい。すなわち、レンズ52の個数は、1つでもよいし、2つでもよいし、3つ以上でもよい。
・第2実施形態において、レンズ52は、複数設けられてもよい。すなわち、レンズ52の個数は、1つでもよいし、2つでもよいし、3つ以上でもよい。
・第3実施形態において、レーザ光は、完全な平行光でなくてもよい。また、単波長でなくてもよい。
・第4実施形態において、傾斜面54の個数は、1つでもよいし、2つでもよいし、3つ以上でもよい。
・第4実施形態において、傾斜面54の個数は、1つでもよいし、2つでもよいし、3つ以上でもよい。
・第4実施形態において、傾斜面54は、光源20からの光を、受光部30とは異なる方向に反射すれば、すなわち受光部30へ向かって反射しないようにすれば、傾斜の方向は限定されない。
・第4実施形態において、傾斜面54は、カバー10の裏面12の一部に設けてもよいし、全体に設けてもよい。また、カバー10の裏面12の光が当たる部分において、全体に設けてもよいし、一部に設けてもよい。また、カバー10の内部に設けてもよい。
・第5実施形態において、乱反射部55は、裏面12の凹凸形状に限定されず、例えばフィルムなどでもよい。
・第5実施形態において、乱反射部55は、カバー10の裏面12の一部に設けてもよいし、全体に設けてもよい。また、カバー10の裏面12の光が当たる部分において、全体に設けてもよいし、一部に設けてもよい。また、カバー10の内部に設けてもよい。
・第5実施形態において、乱反射部55は、カバー10の裏面12の一部に設けてもよいし、全体に設けてもよい。また、カバー10の裏面12の光が当たる部分において、全体に設けてもよいし、一部に設けてもよい。また、カバー10の内部に設けてもよい。
・第6実施形態において、受光部30は、カバー10に接触していてもよいし、離隔していてよい。
・第7実施形態において、光源20は、受光部30とは反対側に傾けることに限定されず、受光部30にカバー反射光が入らないように傾ければ、傾きの方向はどちらでもよい。
・第7実施形態において、光源20は、受光部30とは反対側に傾けることに限定されず、受光部30にカバー反射光が入らないように傾ければ、傾きの方向はどちらでもよい。
・各実施形態において、制御装置40は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサ、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)等の1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはそれらの組み合わせ、を含む回路(circuitry)として構成し得る。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)並びに、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
・各実施形態において、光源20から照射される光、及び受光部30が受光する光の波長域は、特に限定されない。また、それぞれ、一つの波長域でもよいし、二つ以上の複数の波長域でもよい。
・各実施形態において、測定する体内の成分は特に限定されない。例えば血中アルコール濃度でもよいし、血糖値でもよいし、その他の成分であってもよい。
・各実施形態において、特定の波長以外の波長領域をカットするフィルターが配置されていてもよいし、フィルターが配置されていなくてもよい。例えば、光源20に特定の波長の光を照射するものを用いた場合、又は、受光部30が特定の波長の光のみを検出するものである場合には、フィルターは、省略可能である。また、スペクトル解析などを用いてもよい。すなわち、光の検出方法は特に限定されない。
・各実施形態において、特定の波長以外の波長領域をカットするフィルターが配置されていてもよいし、フィルターが配置されていなくてもよい。例えば、光源20に特定の波長の光を照射するものを用いた場合、又は、受光部30が特定の波長の光のみを検出するものである場合には、フィルターは、省略可能である。また、スペクトル解析などを用いてもよい。すなわち、光の検出方法は特に限定されない。
1…測定装置
2…検出部位
10…カバー
20…光源
30…受光部
40…制御装置
41…測定部
50…抑制機構
51…遮蔽部
52…レンズ
53…傾斜部
54…傾斜面
55…乱反射部
2…検出部位
10…カバー
20…光源
30…受光部
40…制御装置
41…測定部
50…抑制機構
51…遮蔽部
52…レンズ
53…傾斜部
54…傾斜面
55…乱反射部
Claims (7)
- ユーザの体に光を照射した際に前記ユーザの体から反射する光に基づき、前記ユーザの体の中の特定の成分を測定する測定装置であって、
光を透過するカバーに接触又は近接する前記ユーザの体に対し、前記カバーを介して光を照射する光源と、
前記カバーに対して前記光源と同じ側に設けられ、前記ユーザの体からの反射光を受光する受光部と、
前記カバーで反射して前記受光部に入射する光の量を抑制する抑制機構と、を備える測定装置。 - 前記抑制機構は、前記光源及び前記受光部の間に配置されて、前記カバーから反射する光の前記受光部への入射を遮る遮蔽部を備える
請求項1に記載の測定装置。 - 前記抑制機構は、前記光源からの光を収束させて前記カバーに照射するレンズを備える
請求項1に記載の測定装置。 - 前記抑制機構は、指向性の高いレーザ光を照射する前記光源を備える
請求項1に記載の測定装置。 - 前記抑制機構は、前記カバーの前記光源側の面に設けられた傾斜面を備える
請求項1に記載の測定装置。 - 前記抑制機構は、前記カバーにおいて前記光源からの照射光を乱反射させる乱反射部を備える
請求項1に記載の測定装置。 - 前記抑制機構は、前記カバーに近接して配置された前記受光部を備える
請求項1に記載の測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019199872A JP2021069857A (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | 測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019199872A JP2021069857A (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | 測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021069857A true JP2021069857A (ja) | 2021-05-06 |
Family
ID=75711980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019199872A Pending JP2021069857A (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | 測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021069857A (ja) |
-
2019
- 2019-11-01 JP JP2019199872A patent/JP2021069857A/ja active Pending
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