JP2021069712A - 機能性成分放出システム、建物、及び、機能性成分放出方法 - Google Patents

機能性成分放出システム、建物、及び、機能性成分放出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機能性成分の効能を対象者に効率的に与えることができる機能性成分放出システムを提供する。【解決手段】機能性成分放出システム10は、においを有する機能性成分を対象者が位置する空間に放出する放出部21と、対象者の睡眠深度が深いときほど、または、対象者の睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きいときほど、放出部21による機能性成分の放出量を増加させる制御を行う制御部22とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、機能性成分放出システム、機能性成分放出システムが設置された建物、及び、機能性成分放出方法に関する。
空間などにおいて、におい(香り)を制御する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、モバイルフレグランスディスチャージデバイスが開示されている。
米国特許出願公開第2018/369847号明細書
ところで、人間は、特定のにおい(以下、機能性成分とも記載される)をかぐことでリラックス効果などの様々な効能を得ることができる。
本発明は、機能性成分の効能を対象者に効率的に与えることができる機能性成分放出システム等を提供する。
本発明の一態様に係る機能性成分放出システムは、においを有する機能性成分を対象者が位置する空間に放出する放出部と、前記対象者の睡眠深度が深いときほど、または、前記対象者の睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きいときほど、前記放出部による前記機能性成分の放出量を増加させる制御を行う制御部とを備える。
本発明の一態様に係る建物は、前記機能性成分放出システムが設置された建物である。
本発明の一態様に係る機能性成分放出方法は、コンピュータによって実行される機能性成分放出方法であって、においを有する機能性成分を対象者が位置する空間に放出し、前記対象者の睡眠深度が深いときほど、または、前記対象者の睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きいときほど、前記機能性成分の放出量を増加させる。
本発明の機能性成分放出システム等は、機能性成分の効能を対象者に効率的に与えることができる。
図1は、実施の形態に係る機能性成分放出システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る機能性成分放出システムの動作例1のフローチャートである。 図3は、動作例1における機能性成分の放出量の制御を説明するための図である。 図4は、動作例2における機能性成分の放出量の制御を説明するための図である。 図5は、実施の形態に係る機能性成分放出システムの動作例3のフローチャートである。 図6は、睡眠深度の算出するためのアルゴリズムの概要を示す図である。 図7は、実施の形態に係る機能性成分放出システムの動作例4のフローチャートである。 図8は、実施の形態に係る機能性成分放出システムの動作例5のフローチャートである。 図9は、実施の形態に係る機能性成分放出システムの動作例6のフローチャートである。 図10は、実施の形態に係る機能性成分放出システムの動作例7のフローチャートである。 図11は、機能性成分の放出量を決定するためのテーブル情報の一例である。 図12は、実施の形態に係る機能性成分放出システムの動作例8のフローチャートである。 図13は、積算放出量、及び、不足量の表示画面の一例を示す図である。 図14は、リコメンド画面の一例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る機能性成分放出システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る機能性成分放出システムの機能構成を示すブロック図である。
実施の形態に係る機能性成分放出システム10は、建物80内の空間に機能性成分を放出することで、空間に位置する対象者(ユーザ)に機能性成分によって得られる効能を与えるシステムである。建物80は、例えば、戸建て住宅、または、集合住宅などの住宅であるが、ホテルなどの宿泊施設であってもよい。
機能性成分とは、においを有する物質であって、対象者が鼻から吸引することで何らかの健康上の良い効能を当該対象者にもたらす物質である。機能性成分は、例えば、合成サンダルウッド(言い換えれば、サンダロア)であり、合成サンダルウッドは、創傷治癒、及び、脱毛抑制の効能があることが確認されている。また、機能性成分は、セチルピリジニウム塩化物水和物であってもよく、セチルピリジニウム塩化物水和物は、咳止めの効能を有する。その他の機能性成分としては、アロマ成分などのリラックスの効能がある物質が例示される。
機能性成分放出システム10は、このような機能性成分を空間において対象者が睡眠中に放出する。これにより、機能性成分放出システム10は、上記のような効能を、睡眠時間を利用して効率的に対象者に与えることができる。なお、睡眠中に放出される機能性成分は、例えば、入眠を促進する効能を対象者に与えるものであってもよい。
図1に示されるように、機能性成分放出システム10は、機能性成分放出装置20と、ユーザインタフェース装置30と、睡眠状態計測装置41と、気流生成装置42と、位置検出装置43と、換気装置44と、成分除去装置45とを備え、これらの構成要素は、建物80内に設置される。また、図1には、サーバ装置50も図示されており、サーバ装置50は、クラウド(言い換えれば、クラウドサーバ)として実現される。サーバ装置50は、機能性成分放出システム10に含まれてもよい。
以下、機能性成分放出システム10を構成する各装置について詳細に説明する。なお、以下の実施の形態では、ユーザインタフェース装置30、睡眠状態計測装置41、気流生成装置42、位置検出装置43、換気装置44、及び、成分除去装置45をまとめて複数の装置と記載する場合がある。
まず、機能性成分放出装置20について説明する。機能性成分放出装置20は、機能性成分を建物80内の空間に放出するディフューザである。機能性成分放出装置20は、放出部21と、制御部22と、記憶部23と、第一通信部24と、第二通信部25とを備える。
放出部21は、機能性成分を建物80内の空間に放出する構造である。放出部21には、例えば、機能性成分が液体の状態で封入されたカートリッジが接続され、放出部21は、超音波によってカートリッジ内の液体を気化させて空間に放出する。なお、放出部21は、超音波式に限定されず、他の方式でカートリッジ内の液体を加熱により気化させる加熱式の放出部であってもよいし、カートリッジ内の液体を噴霧する噴霧式の放出部であってもよい。
制御部22は、放出部21、及び、上記複数の装置のそれぞれを制御するための情報処理を行う。制御部22は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。
記憶部23は、制御部22が実行する上記情報処理を行うための制御プログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部23は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
第一通信部24は、機能性成分放出装置20が、上記複数の装置と局所通信ネットワークを介して通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。第一通信部24によって行われる通信は、例えば、無線通信であるが、有線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても、特に限定されない。
第二通信部25は、機能性成分放出装置20がサーバ装置50とインターネットなどの広域通信ネットワーク70を介して通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。第二通信部25によって行われる通信は、例えば、無線通信であるが、有線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。
次に、ユーザインタフェース装置30について説明する。ユーザインタフェース装置30は、対象者が機能性成分放出装置20を使用するために操作する装置である。ユーザインタフェース装置30は、例えば、専用のアプリケーションプログラムがインストールされた汎用の携帯端末(スマートフォンまたはタブレット端末など)であるが、機能性成分放出装置20の専用端末であってもよい。ユーザインタフェース装置30は、入力受付部31と、表示部32とを備える。
入力受付部31は、対象者から入力操作を受け付ける。入力受付部31は、例えば、タッチパネルによって実現されるが、プッシュボタンまたはスライドボタンなどのハードウェアボタンによって実現されてもよい。入力受付部31は、マイクロフォンなどによって実現され、対象者の音声入力を受け付けてもよい。入力受付部31は、タイマー動作の設定を受け付けてもよい。
表示部32は、画像を表示する。表示部32は、例えば、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示パネルによって実現される。
なお、ユーザインタフェース装置30がスマートフォンなどである場合、ユーザインタフェース装置30は、広域通信ネットワーク70を介してサーバ装置50と通信することもできる。
次に、睡眠状態計測装置41について説明する。睡眠状態計測装置41は、対象者の睡眠深度を示す情報を計測する装置である。睡眠状態計測装置41は、計測部の一例である。睡眠状態計測装置41は、例えば、睡眠深度を間接的に示す生体情報を計測するウェアラブルデバイスにより実現される。このようなウェアラブルデバイスは、脳波センサ、心拍センサ、脈波センサ、及び、体動センサなどの少なくとも一つを有し、生体情報として脳波、心拍数、脈拍数、及び、体動量などの少なくとも1つを計測する。
なお、睡眠状態計測装置41は、対象者に対して非接触でセンシングを行う非接触型のセンサとして実現されてもよい。例えば、心拍数、脈拍数、及び、体動周波数などは、対象者に向けて電波を送信する電波センサによっても取得可能である。つまり、睡眠状態計測装置41は、電波センサによって実現されてもよい。体動量の計測については、赤外線センサ、可視光センサ、カメラ、または、マットの作動を検出する加速度センサなどによって行われてもよい。また、睡眠深度を間接的に示す呼吸音(呼吸状態)などは、集音マイクを用いて検出することも可能である。
また、睡眠状態計測装置41は、睡眠計など、対象者の睡眠深度を直接的に示す情報を計測する装置であってもよい。睡眠計は、例えば、対象者の手首等に装着されるウェアラブル型の睡眠計であるが、寝具の下に敷かれるマット型の睡眠計であってもよい。
気流生成装置42は、対象者が位置する建物80内の空間において、気流を生成する装置である。気流生成装置42は、気流生成部の一例である。気流生成装置42は、具体的には、サーキュレータなどの比較的指向性の高い送風機であるが、扇風機などであってもよい。気流生成装置42は、気流の向き、及び、気流の強さを変更可能である。
位置検出装置43は、建物80内の空間における対象者の位置を検出するための装置である。位置検出装置43は、検出部の一例である。位置検出装置43は、例えば、赤外線カメラ(熱画像センサ)、または、距離画像センサなどである。
換気装置44は、対象者が位置する建物80内の空間の換気(排気)を行う。換気装置44は、換気部の一例である。換気装置44は、例えば、全熱交換器(ERV:Energy Recovery Ventilator)であるが、換気扇などの熱交換をともなわない換気装置であってもよい。
成分除去装置45は、対象者が位置する建物80内の空間における機能性成分を吸着または分解する装置である。成分除去装置45は、成分除去部の一例である。成分除去装置45は、例えば、空間にオゾンまたは次亜塩素酸などを放出して機能性成分を分解する脱臭機である。成分除去装置45は、空間の空気を吸い込み、触媒、活性炭、化学吸着剤、または、化学分解剤などのフィルタによって吸い込んだ空気中の機能性成分を吸着した上で空間に放出する脱臭機(空気清浄機)であってもよい。
[動作例1]
次に、機能性成分放出システム10の動作例1について説明する。図2は、機能性成分放出システム10の動作例1のフローチャートである。
まず、ユーザインタフェース装置30の入力受付部31は、対象者から入眠時刻(就寝予定時刻)の入力を受け付ける(S11)。この結果、入眠時刻を示す情報がユーザインタフェース装置30から機能性成分放出装置20の第一通信部24に送信され、記憶部23に記憶される。
なお、ステップS11において入眠時刻が入力されることは必須ではなく、省略されてもよい。例えば、ユーザインタフェース装置30は、入力受付部31への操作が、対象者が入眠する可能性のある所定期間(例えば、PM10:00〜翌3:00までの期間)において一定期間(例えば、5分)以上行われないときに、対象者が入眠したものとみなしてもよい。この場合、ユーザインタフェース装置30は、このような要件が満たされた時刻を入眠時刻として、入眠時刻を示す情報を機能性成分放出装置20に送信する。
また、ユーザインタフェース装置30は、ユーザインタフェース装置30が備えるマイクロフォンによって収集された音に基づいて定められる対象者の呼吸状態により、対象者が入眠したか否かを判断してもよい。
次に、機能性成分放出装置20の制御部22は、記憶部23にあらかじめ記憶された、睡眠深度のサイクルを示す睡眠サイクル情報を読み出す(S12)。図3の(a)は、睡眠サイクル情報によって特定される一般的な睡眠深度のサイクルの一例を示す図である。図3の(a)におけるWは覚醒期、REM(Rapid Eye Movement)はレム睡眠期を意味する。L/Sは入眠期または軽睡眠期を意味し、D/Sは中等度睡眠期または深睡眠期を意味する。睡眠サイクル情報が示す睡眠深度のサイクルは、一般的、かつ、標準的な睡眠深度のサイクルであり、例えば、多数の対象者の睡眠深度の実測値から統計的に算出されたものである。
そして、制御部22は、ステップS11で入力された入眠時刻、及び、ステップS12で読み出した睡眠サイクル情報に基づいて、放出部21による機能性成分の放出量を制御する(S13)。図3の(b)は、機能性成分の放出量の制御の一例を示す図である。
制御部22は、対象者の睡眠サイクルが、入眠時刻を起点として睡眠サイクル情報が示す一般的な睡眠サイクルにしたがって変化するものと推定する。そして、図3の(b)に示されるように、対象者の睡眠深度が、L/S(入眠期または軽睡眠期)に属すると判定される期間には、第一の量の機能性成分を放出部21に放出させ、対象者の睡眠深度がD/S(中等度睡眠期及び深睡眠期)に属すると判定される期間には、第一の量よりも多い第二の量の機能性成分を放出部21に放出させる。制御部22は、対象者の睡眠深度がW(覚醒期)またはREM(レム睡眠期)に属する期間には、放出部21に機能性成分の放出を停止させる。
放出部21が超音波式である場合、制御部22は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)信号またはAM(Amplitude Modulation)信号を放出部21に出力して超音波の強度を調整することにより、放出部21からの機能性成分の放出量を制御する。放出部21が加熱式または噴霧式である場合も同様である。
このように、動作例1では、機能性成分放出システム10は、対象者の睡眠中に放出部21に機能性成分を放出させるため、機能性成分の効能を、睡眠時間を利用して効率的に対象者に与えることができる。また、機能性成分放出システム10は、対象者の睡眠深度が深いときほど、放出部21による機能性成分の放出量を増加させる制御を行う。対象者は、当該対象者の睡眠深度が深いときにはにおいを感じにくいことが知られており、上記のような制御によれば、対象者がにおいによって目覚めてしまう睡眠障害の発生が抑制される。つまり、機能性成分放出システム10は、機能性成分の効能を、睡眠時間を利用して効率的に対象者に与えつつ、睡眠障害の発生を抑制することできる。
なお、動作例1のように、機能性成分の放出量が、放出停止、第一の量、及び、第二の量の3段階に制御されることは必須ではない。機能性成分の放出量は、例えば、放出停止、及び、放出の2段階で制御されてもよいし、4段階以上の多段階で制御されてもよい。機能性成分の放出量は、アナログ的に(無段階に)制御されてもよい。また、対象者の睡眠中に機能性成分の放出が停止されることは必須ではなく、睡眠中は常に機能性成分が放出されていてもよい。対象者の睡眠深度が深いときほど、放出部21による機能性成分の放出量を増加させる制御には、このような様々な態様の制御が含まれる。
[動作例2]
上記動作例1のステップS13では、制御部22は、対象者の睡眠深度が深いときほど、放出部21による機能性成分の放出量を増加させる制御を行った。しかしながら、制御部22は、対象者の睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きいときほど、放出部21による機能性成分の放出量を増加させる制御を行ってもよい。図4は、このような動作例2における機能性成分の放出量の制御を説明するための図である。図4の(a)は、睡眠サイクル(睡眠深度の経時変化)を示す図であり、図4の(b)は、動作例2における機能性成分の放出量の制御を示す図である。
対象者の睡眠深度の変化量は、言い換えれば、睡眠深度の時間微分値であり、図4の(a)のカーブにおける接線の傾きを意味する。このような睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きい(図4の(a)において右肩下がりに大きい)ときには、対象者がにおいを感じにくいと考えられる。
そこで、図4の(b)に示されるように、制御部22は、対象者の睡眠深度が睡眠深度が深くなる方向に変化しており、かつ、変化の大きさが所定値以上であると判定される期間には、放出部21に機能性成分を放出させる。一方、制御部22は、上記期間以外の期間には、放出部21に機能性成分の放出を停止させる。なお、図4の(b)の例では、制御部22は、入眠してから最初に睡眠深度がD/Sに到達するまでの間は、対象者の睡眠深度が睡眠深度が深くなる方向に変化しており、かつ、変化の大きさが所定値以上であっても機能性成分を放出しない。
このように、動作例2では、機能性成分放出システム10は、対象者の睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きいときほど、放出部21による機能性成分の放出量を増加させる制御を行う。このような制御によれば、対象者がにおいによって目覚めてしまう睡眠障害の発生が抑制される。つまり、動作例2においても、機能性成分放出システム10は、機能性成分の効能を、睡眠時間を利用して効率的に対象者に与えつつ、睡眠障害の発生を抑制することできる。
なお、動作例2のように、機能性成分の放出量が、放出停止、及び、放出の2段階に制御されることは必須ではない。機能性成分の放出量は、例えば、3段階以上の多段階で制御されてもよい。機能性成分の放出量は、アナログ的に(無段階に)制御されてもよい。また、対象者の睡眠中に機能性成分の放出が停止されることは必須ではなく、睡眠中は常に機能性成分が放出されていてもよい。対象者の睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きいときほど、放出部21による機能性成分の放出量を増加させる制御には、このような様々な態様の制御が含まれる。
[動作例3]
動作例1及び動作例2では、対象者が誰であるかにかかわらず、睡眠サイクル情報によって特定される固定の睡眠深度(標準的な睡眠深度)の変化に基づいて機能性成分の放出量の制御が行われた。しかしながら、機能性成分の放出量の制御は、対象者の睡眠深度の実測値に基づいて行われてもよい。図5は、このような機能性成分放出システム10の動作例3のフローチャートである。
まず、睡眠状態計測装置41は、対象者の睡眠深度を示す情報を計測する(S21)。この結果、対象者の睡眠深度をほぼリアルタイムに示す情報が睡眠状態計測装置41から機能性成分放出装置20の第一通信部24に送信され、記憶部23に記憶される。
次に、機能性成分放出装置20の制御部22は、睡眠深度を示す情報に基づいて、対象者の睡眠深度を算出する(S22)。制御部22は、具体的には、記憶部23に記憶された所定のアルゴリズム(計算式など)に基づいて対象者の睡眠深度を算出する。上述のように、睡眠深度を示す情報は、脳波、心拍数、脈拍数、体動量、及び、呼吸音などである。図6は、これらの情報に基づいて睡眠深度の算出するためのアルゴリズムの概要を示す図である。
なお、睡眠状態計測装置41が睡眠深度そのものを示す情報を機能性成分放出装置20に送信する場合には、ステップS22は省略される。
そして、制御部22は、ステップS22で算出された睡眠深度(つまり、ステップS21で計測された睡眠深度を示す情報)に基づいて、放出部21による機能性成分の放出量を制御する(S23)。制御部22は、例えば、動作例1と同様に、対象者の睡眠深度が深いときほど、放出部21による機能性成分の放出量を増加させる制御を行う。制御部22は、動作例2と同様に、対象者の睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きいときほど、放出部21による機能性成分の放出量を増加させる制御を行ってもよい。
このように、動作例3では、機能性成分放出システム10は、睡眠状態計測装置41によって計測(実測)された情報に基づいて、機能性成分の放出量の制御を行う。動作例3では、機能性成分放出システム10は、対象者の睡眠深度を比較的高い精度で特定できる。つまり、対象者がにおいを感じにくい時間帯を比較的正確に特定することができる。このため、機能性成分放出システム10は、この時間帯に機能性成分の放出量を多くすることで、対象者がにおいによって目覚めてしまう睡眠障害の発生がさらに抑制される。つまり、動作例3においても、機能性成分放出システム10は、機能性成分の効能を、睡眠時間を利用して効率的に対象者に与えつつ、睡眠障害の発生を抑制することできる。
[動作例4]
制御部22は、放出部21に加えて、気流生成装置42を制御してもよい。図7は、このような機能性成分放出システム10の動作例4のフローチャートである。なお、以下の動作例4の説明では、機能性成分放出装置20、気流生成装置42、及び、対象者(具体的には、対象者が眠るときに位置する場所。より具体的にはベッドなど。)の位置関係を制御部22が把握しているものとして説明が行われる。この位置関係は、例えば、対象者が入力受付部31に入力することなどにより、あらかじめ記憶部23に記憶される。
まず、制御部22は、現時点が、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量(濃度)を増加させることが必要な期間内であるか否かを判定する(S31)。上述のように、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を増加させることが必要な期間は、睡眠深度が相対的に深い期間、または、睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きい期間などである。
制御部22は、現時点が、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を増加させることが必要な期間内であると判定すると(S31でYes)、対象者の周辺に滞留している機能性成分が対象者に向かうような向きの気流を気流生成装置42に生成させる。つまり、制御部22は、気流の生成により機能性成分の対象者への供給を促進する(S32)。制御部22は、具体的には、第一通信部24に気流生成装置42へ制御信号を送信させることにより気流生成装置42に上記気流を生成させる。これにより、対象者の周辺の機能性成分の濃度が高まり、対象者が機能性成分を吸引する可能性が高まる。つまり、放出された機能性成分を効果的に対象者に吸引させることができる。
制御部22は、現時点が、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を増加させることが必要な期間外である(例えば、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を減らすべき期間内である)と判定すると(S31でNo)、対象者の周辺に滞留している機能性成分が対象者を避けて対象者の周辺から離散するような向きの気流を気流生成装置42に生成させる。つまり、制御部22は、気流の生成により機能性成分を退避させる(S33)。制御部22は、具体的には、第一通信部24に気流生成装置42へ制御信号を送信させることにより気流生成装置42に上記気流を生成させる。これにより、対象者が機能性成分のにおいを知覚して覚醒してしまうことが抑制される。つまり、睡眠障害の発生が抑制される。
なお、特に、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を減らすべき期間としては、対象者の睡眠深度がレム睡眠期から覚醒期へ向かう期間(図3及び図4に示される期間T)が例示される。
制御部22は、このような期間においては、気流生成装置42に気流を生成させることにより、対象者の周辺に滞留する機能性成分を通常よりも急激に減少させる。制御部22は、具体的には、対象者の周辺に滞留している機能性成分が対象者を避けて対象者の周辺から離散するような向きの強い気流を気流生成装置42に生成させる。これにより、においにより対象者の目覚めが悪くなってしまうこと、及び、覚醒後の対象者が機能性成分のにおい(残り香)によりストレスを感じてしまうことなどが抑制される。
なお、特に、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を減らすべき期間としては、対象者の睡眠深度がレム睡眠期から覚醒期へ向かう期間(図3及び図4に示される期間T)が例示される。
制御部22は、対象者の睡眠深度がレム睡眠期から覚醒期へ向かうと判定すると、気流生成装置42に気流を生成させることにより、対象者の頭部周辺に滞留する機能性成分を通常よりも急激に減少させる。制御部22は、具体的には、対象者の周辺に滞留している機能性成分が対象者を避けて対象者の周辺から離散するような向きの強い気流を気流生成装置42に生成させる。これにより、においにより対象者の目覚めが悪くなってしまうこと、及び、覚醒後の対象者が機能性成分のにおい(残り香)によりストレスを感じてしまうことなどが抑制される。
なお、動作例3のように睡眠深度が実測される場合、対象者の睡眠深度がレム睡眠期から覚醒期へ向かうか否かは、例えば、睡眠深度の覚醒期側のピークレベル(図3の(a)の上に凸状のピークのレベル)と、レム睡眠期及び覚醒期の境界レベルとの差に基づいて判定される。例えば、制御部22は、睡眠深度の覚醒期側のピークレベルと、レム睡眠期及び覚醒期の境界レベルとの差が閾値以下になった後、最初に睡眠深度が上昇してレム睡眠期になったことを、対象者の睡眠深度がレム睡眠期から覚醒期へ向かうと判定することができる。
このように、動作例4では、機能性成分放出システム10は、気流生成装置42に気流を生成させることにより、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を調整することができる。なお、機能性成分放出システム10は、気流の生成の自由度を高めるために、異なる位置に配置された複数の気流生成装置42を備えてもよい。
[動作例5]
動作例4において、制御部22は、対象者の位置をより正確に認識するために、位置検出装置43を用いて対象者の位置を検出してもよい。図8は、このような機能性成分放出システム10の動作例5のフローチャートである。
まず、制御部22は、位置検出装置43を用いて対象者の位置を検出する(S41)。位置検出装置43が赤外線カメラである場合、制御部22は、位置検出装置43によって撮影された画像を第一通信部24を介して取得し、取得した画像に対して顔認識処理を行うことにより、画像内の対象者の頭部の位置を検出する。画像内の位置と、実際の空間における位置とがあらかじめ対応付けられていれば、制御部22は、実際の空間における対象者の顔(頭部)の位置を検出することができる。
次に、制御部22は、現時点が、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量(濃度)を増加させることが必要な期間内であるか否かを判定する(S42)。制御部22は、現時点が、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を増加させることが必要な期間内であると判定すると(S42でYes)、対象者の周辺に滞留している機能性成分が対象者の頭部に向かうような向きの気流を気流生成装置42に生成させる。つまり、制御部22は、気流の生成により機能性成分の対象者への供給を促進する(S43)。制御部22は、具体的には、第一通信部24に気流生成装置42へ制御信号を送信させることにより気流生成装置42に上記気流を生成させる。これにより、対象者の頭部の周辺の機能性成分の濃度が高まり、対象者が機能性成分を吸引する可能性が高まる。つまり、放出された機能性成分を効果的に対象者に吸引させることができる。
制御部22は、現時点が、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を増加させることが必要な期間外である(例えば、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を減らすべき期間内である)と判定すると(S42でNo)、対象者の周辺に滞留している機能性成分が対象者の頭部を避けて対象者の周辺から離散するような向きの気流を気流生成装置42に生成させる。つまり、制御部22は、気流の生成により機能性成分を退避させる(S44)。制御部22は、具体的には、第一通信部24に気流生成装置42へ制御信号を送信させることにより気流生成装置42に気流を生成させる。これにより、対象者が機能性成分のにおいを知覚して覚醒してしまうことが抑制される。つまり、睡眠障害の発生が抑制される。
なお、特に、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を減らすべき期間としては、対象者の睡眠深度がレム睡眠期から覚醒期へ向かう期間(図3及び図4に示される期間T)が例示される。
制御部22は、対象者の睡眠深度がレム睡眠期から覚醒期へ向かうと判定すると、気流生成装置42に気流を生成させることにより、対象者の頭部周辺に滞留する機能性成分を通常よりも急激に減少させる。制御部22は、具体的には、対象者の周辺に滞留している機能性成分が対象者を避けて対象者の周辺から離散するような向きの強い気流を気流生成装置42に生成させる。これにより、においにより対象者の目覚めが悪くなってしまうこと、及び、覚醒後の対象者が機能性成分のにおい(残り香)によりストレスを感じてしまうことなどが抑制される。
なお、動作例3のように睡眠深度が実測される場合、対象者の睡眠深度がレム睡眠期から覚醒期へ向かうか否かは、例えば、睡眠深度の覚醒期側のピークレベル(図3の(a)の上に凸状のピークのレベル)と、レム睡眠期及び覚醒期の境界レベルとの差に基づいて判定される。例えば、制御部22は、睡眠深度の覚醒期側のピークレベルと、レム睡眠期及び覚醒期の境界レベルとの差が閾値以下になった後、最初に睡眠深度が上昇してレム睡眠期になったことを、対象者の睡眠深度がレム睡眠期から覚醒期へ向かうと判定することができる。
このように、動作例5では、機能性成分放出システム10は、気流生成装置42に気流を生成させることにより、位置検出装置43を用いて検出された対象者の位置の周辺の機能性成分の量を調整することができる。なお、動作例5においても、機能性成分放出システム10は、気流の生成の自由度を高めるために、異なる位置に配置された複数の気流生成装置42を備えてもよい。また、機能性成分放出システム10は、対象者の位置の検出精度を高めるために、空間内の異なる位置に配置された複数の位置検出装置43を備えてもよい。
[動作例6]
動作例4及び動作例5で説明した気流の生成は、対象者が不意に覚醒してしまったときなどに対象者の周囲から機能性成分を速やかに退避させることができるが、空間に滞留する機能性成分を除去するわけではない。空間内に機能性成分のにおいが沈着してしまうことを抑制するためには、対象者が不在であるとき、及び、対象者が覚醒しているときなどの機能性成分が不要である期間において、機能性成分を空間から除去(空間外に退避することを含む)する必要がある。
このような場合、制御部22は、換気装置44、及び、成分除去装置45の少なくとも一方を動作させることで機能性成分の除去を図ることができる。図9は、このような機能性成分放出システム10の動作例6のフローチャートである。
まず、制御部22は、機能性成分が必要な期間であるか否かを判定する(S51)。機能性成分が必要な期間とは、例えば、対象者が睡眠中の期間であって、放出部21が機能性成分を放出している期間である。
制御部22は、機能性成分が必要な期間であると判定すると(S51でYes)、換気装置44、及び、成分除去装置45を動作させない(言い換えれば、停止させる)。制御部22は、機能性成分が不要な期間であると判定すると(S51でNo)、換気装置44、及び、成分除去装置45の少なくとも一方を動作させて空間中の機能性成分の除去を図る(S52)。機能性成分が不要な期間とは、例えば、対象者が睡眠中の期間であって、放出部21が機能性成分を放出していない期間である。なお、機能性成分が不要な期間には、対象者が空間に不在であるとき、及び、対象者が覚醒しているときなどが含まれてもよい。
このように、動作例6では、機能性成分放出システム10は、機能性成分が不要な期間に、換気装置44、及び、成分除去装置45の少なくとも一方を動作させることで機能性成分の除去を図ることができる。これにより、空間内に機能性成分のにおいが沈着してしまうことが抑制される。
なお、動作例6では、機能性成分が不要な期間に、換気装置44、及び、成分除去装置45の少なくとも一方を動作させる例について説明した、しかしながら、換気装置44、及び、成分除去装置45の少なくとも一方は、機能性成分が必要な期間に動作してもよい。例えば、過剰な機能性成分を空間内から除去するために動作するような場合が考えられる。
[動作例7]
機能性成分のにおいの感じ方については個人差があり、睡眠障害の発生を抑制するためには、においに敏感な対象者に対して機能性成分の放出量を少なめにする必要がある。そこで、機能性成分放出システム10は、対象者の属性情報に基づいて機能性成分の放出量を調整してもよい。図10は、このような機能性成分放出システム10の動作例7のフローチャートである。
まず、ユーザインタフェース装置30の入力受付部31は、対象者の属性情報の入力を受け付ける(S61)。属性情報は、対象者に備わっている固有の性質または特徴を示す情報を意味し、例えば、年齢及び性別であるが、出身地、身長、体重などが含まれてもよい。また、属性情報には、効果を発現する対象症状の程度(自己申告)が含まれてもよい。
機能性成分放出装置20の制御部22は、第一通信部24を介して対象者の属性情報をユーザインタフェース装置30から取得し、取得した属性情報(つまり、入力受付部31に入力された属性情報)に基づいて機能性成分の放出量を決定する(S62)。
制御部22は、例えば、あらかじめ記憶部23に記憶されたテーブル情報に基づいて機能性成分の放出量を決定する。図11は、機能性成分の放出量を決定するためのテーブル情報の一例である。図11のテーブル情報では、属性情報の範囲と、動作例1に対応する機能性成分の放出量(第一の量、及び、第二の量)とが対応付けられている。ステップS62において機能性成分の放出量が決定された後、放出部21によって機能性成分の放出が行われるときには、ステップS62において決定された量の機能性成分が放出される。
図11に示されるテーブル情報における機能性成分の放出量は、例えば、多数の被験者に対して機能性成分のにおいの感じ方についてアンケートを行い、アンケートの結果に基づいて生成される。
なお、テーブル情報は、サーバ装置50が備える記憶部(図示せず)に記憶されていてもよい。この場合、テーブル情報は、新たなアンケートの結果等に応じて随時更新される。制御部22は、第二通信部25を介してサーバ装置50にアクセスすることで最新のテーブル情報にアクセスし、最新のテーブル情報に基づいて機能性成分の放出量を決定することができる。
このように、動作例7では、機能性成分放出システム10は、入力された属性情報に基づいて、放出部21による機能性成分の放出量を調整する。これにより、機能性成分放出システム10は、ユーザの属性に応じた量の機能性成分を放出することができる。
なお、動作例7において、入力受付部31は、対象者の属性情報に代えて、においへの敏感さの自己申告(敏感、ふつう、鈍感の3択など)を受け付け、自己申告に基づいて機能性成分の放出量を調整してもよい。
[動作例8]
ところで、機能性成分による効能がはっきりと現れるまでには、数か月から数年の期間を要する場合がある。つまり、機能性成分放出システム10は、数か月から数年の間、動作例1〜動作例5のような動作を、対象者が睡眠をとるたびに行うことがある。そうすると、対象者は、これまでにどの程度の機能性成分が放出されたか、及び、効能がはっきり現れるまでにあとどのくらいかかるのかなどを知りたくなる場合がある。そこで、機能性成分放出システム10は、このような情報を対象者に提示してもよい。図12は、このような機能性成分放出システム10の動作例8のフローチャートである。
まず、ユーザインタフェース装置30の入力受付部31は、機能性成分の規定量の入力を受け付ける(S71)。ここでの規定量は、この先数か月から数年をかけて対象者に供給される機能性成分の合計量を意味する。ステップS71では、規定量が数値で入力される必要は無く、例えば、「ロングコース」「ショートコース」などの規定量を間接的に示す選択肢の中から1つを選択する入力が行われてもよい。
その後、機能性成分放出装置20は、放出部21による機能性成分の積算放出量がステップS71において入力された規定量に達するまで、対象者が睡眠をとるごとに放出部21を用いて機能性成分の放出を行う。このとき、制御部22は、第二通信部25を用いて、機能性成分の放出が行われるごとに機能性成分の放出量を履歴としてサーバ装置50に記憶(アップロード)する(S72)。この履歴(言い換えれば、ログ情報)は、例えば、機能性成分の放出量と機能性成分の放出が行われた日時とを対応付けた情報であるが、対象者に対する機能性成分の積算放出量が特定できるのであれば、どのような態様であってもよい。
このようにサーバ装置50において機能性成分の放出量の履歴が管理されている状態で、ユーザインタフェース装置30の入力受付部31は、機能性成分の放出量の履歴に関する情報を要求する入力を受け付ける(S73)。ユーザインタフェース装置30は、この入力が受け付けられたことを契機に機能性成分の放出量の履歴をサーバ装置50から取得し、取得した履歴に関する情報を表示部32に表示させる(S74)。
例えば、表示部32は、対象者に対する放出部21による機能性成分の積算放出量、及び、積算放出量を規定量から減算した不足量を表示する。図13は、積算放出量、及び、不足量の表示画面の一例を示す図である。なお、表示部32は、積算放出量、及び、不足量の少なくとも一方を表示すればよい。
このように、動作例8では、機能性成分放出システム10は、対象者に対する放出部21による機能性成分の放出量の履歴に関する情報を表示する。これにより、対象者は、放出量の履歴に関する情報を容易に認識することができる。
なお、サーバ装置50は、履歴をユーザインタフェース装置30に提供するときに、機能性成分の放出に関するリコメンド情報を生成し、履歴と合わせてリコメンド情報をユーザインタフェース装置30に提供してもよい。例えば、サーバ装置50は、履歴を分析して規定量の機能性成分の放出が完了する時期を予測し、規定量の放出の完了を早めるためのリコメンド画面を表示するためのリコメンド情報を生成してもよい。図14は、このようなリコメンド画面の一例を示す図である。
また、サーバ装置50は、複数の対象者の放出量の履歴を管理することができる。そこで、機能性成分の規定量を複数の対象者の履歴に基づいて学習し、学習結果に基づいて変更してもよい。サーバ装置50は、例えば、当初定めた規定量の80%程度の放出量で機能性成分の放出を終了する対象者が多い(所定数以上存在する)場合、これらの対象者が規定量の80%程度で十分な効能を得たものとみなす。このような学習結果に基づき、サーバ装置50は、当初の規定量の80%で機能性成分の放出を停止することを対象者にリコメンドしてもよい。
なお、サーバ装置50に記憶される履歴は、機能性成分の効能を確認する上で重要な情報であるといえる。履歴の利用用途としては、例えば、対象者は、履歴をユーザインタフェース装置30にダウンロードしてかかりつけの医師に見せる、などの利用用途が考えられる。
[変形例1]
放出部21は、互いに異なる機能性成分が収容された複数のカートリッジが接続可能であり、放出する機能性成分を切り替えることができる構成を有してもよい。例えば、上記実施の形態においては、放出部21は、合成サンダルウッド及びセチルピリジニウム塩化物水和物などの機能性成分を放出したが、これに加えて対象者の入眠を促進するための、機能性成分とは別の機能性成分を空間に放出してもよい。入眠を促進するための機能性成分は、例えば、ラベンダーのアロマ成分、及び、ベルガモットのアロマ成分などである。
このように、対象者の覚醒時に入眠を促進するための別の機能性成分が放出されれば、対象者の睡眠時間が増加するため、合成サンダルウッドなどの機能性成分を放出する時間を長くする(確保する)ことができる。
[変形例2]
また、上記実施の形態では、放出部21は、合成サンダルウッドなどの機能性成分を、基本的には対象者の睡眠中にのみ放出する。しかしながら、放出部21は、対象者の睡眠深度が覚醒期に属すると判定されるときにも機能性成分を放出してもよい。つまり、制御部22は、対象者の睡眠深度が覚醒期に属すると判定されるときにも放出部21に機能性成分を放出させてもよい。
このように、対象者の覚醒時にも機能性成分が放出されれば、積算放出量が規定量に達するまでの時間を短くすることができる。
[効果等]
以上説明したように、機能性成分放出システム10は、においを有する機能性成分を対象者が位置する空間に放出する放出部21と、対象者の睡眠深度が深いときほど、または、対象者の睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きいときほど、放出部21による機能性成分の放出量を増加させる制御を行う制御部22とを備える。
このような機能性成分放出システム10は、比較的睡眠深度が深いときに機能性成分を放出することで、睡眠障害の発生を抑制しつつ、機能性成分の効能を、睡眠中の対象者に与えることができる。つまり、機能性成分放出システム10は、睡眠時間を利用することで、機能性成分の効能を対象者に効率的に与えることができる。
また、例えば、機能性成分放出システム10は、睡眠深度のサイクルを示す睡眠サイクル情報があらかじめ記憶された記憶部23を備え、制御部22は、記憶部23に記憶された睡眠サイクル情報より定まる前記対象者の睡眠深度に基づいて上記制御を行う。
このような機能性成分放出システム10は、上記制御の前からあらかじめ記憶部23に記憶されていた睡眠サイクル情報を使って対象者の睡眠深度を判定するため、比較的簡便なシステムで、かつ、比較的少ない情報処理量で上記制御を行うことができる。
また、例えば、機能性成分放出システム10は、対象者の睡眠深度を示す情報を計測する睡眠状態計測装置41を備える。睡眠状態計測装置41は、計測部の一例である。制御部22は、計測された情報により定まる対象者の睡眠深度に基づいて上記制御を行う。
このような機能性成分放出システム10は、実測される情報に基づいて対象者の睡眠深度を判定するため、高い精度で上記制御を行うことができる。
また、例えば、機能性成分放出システム10は、空間において気流を生成する気流生成装置42を備える。気流生成装置42は、気流生成部の一例である。制御部22は、気流生成装置42に気流を生成させることにより、対象者の周辺に滞留する機能性成分の量を調整する。
このような機能性成分放出システム10は、気流により対象者の周辺に滞留する機能性成分の濃度を高めたり、低下させたりすることができる。
また、例えば、機能性成分放出システム10は、対象者の位置を検出するための位置検出装置43を備える。位置検出装置43は、検出部の一例である。制御部22は、気流生成装置42に気流を生成させることにより、位置検出装置43を用いて検出された対象者の位置の周辺の機能性成分の量を調整する。
このような機能性成分放出システム10は、より精密に、気流により対象者の周辺の機能性成分の濃度を高めたり、低下させたりすることができる。
また、例えば、制御部22は、対象者の睡眠深度がレム睡眠期から覚醒期へ向かうと判定されたときには、気流生成装置42に気流を生成させることにより、対象者の周辺に滞留する機能性成分を減少させる。
このような機能性成分放出システム10は、においにより対象者の目覚めが悪くなってしまうこと、及び、覚醒後の対象者が機能性成分のにおい(残り香)によりストレスを感じてしまうことなどを抑制することができる。
また、例えば、機能性成分放出システム10は、空間に滞留する機能性成分を室外に排気するための換気装置44を備える。換気装置44は、換気部の一例である。
このような機能性成分放出システム10は、換気装置44を動作させることで、空間内に機能性成分のにおいが沈着してしまうことを抑制することができる。
また、例えば、機能性成分放出システム10は、空間に滞留する機能性成分を吸着または分解する成分除去装置45を備える。成分除去装置45は、成分除去部の一例である。
このような機能性成分放出システム10は、成分除去装置45を動作させることで、空間内に機能性成分のにおいが沈着してしまうことを抑制することができる。
また、例えば、機能性成分放出システム10は、対象者の属性情報の入力を受け付ける入力受付部31を備える。制御部22は、入力された属性情報に基づいて、放出部21による機能性成分の放出量を調整する。
このような機能性成分放出システム10は、ユーザの属性情報に応じた量の機能性成分を放出することができる。
また、例えば、機能性成分放出システム10は、対象者に対する放出部21による機能性成分の放出量の履歴に関する情報を表示する表示部32を備える。
このような機能性成分放出システム10によれば、対象者は、放出量の履歴に関する情報を容易に認識することができる。
また、例えば、表示部32は、履歴に関する情報として、対象者に対する放出部21による機能性成分の積算放出量、及び、積算放出量を規定量から減算した不足量の少なくとも一方を表示する。
このような機能性成分放出システム10によれば、対象者は、放出部21による機能性成分の積算放出量、及び、機能性成分の不足量の少なくとも一方を容易に認識することができる。
また、例えば、機能性成分は、合成サンダルウッド、セチルピリジニウム塩化物水和物、または、アロマ成分である。
このような機能性成分放出システム10は、機能性成分として、合成サンダルウッド、セチルピリジニウム塩化物水和物、または、アロマ成分を放出することができる。
また、例えば、放出部21は、さらに、対象者の入眠を促進するための、機能性成分とは別の機能性成分を空間に放出する。
このような機能性成分放出システム10は、対象者の睡眠時間を増加させることで、合成サンダルウッドなどの機能性成分を放出する時間を長くすることができる。
また、例えば、制御部22は、対象者の睡眠深度が覚醒期に属すると判定されるときにも放出部21に機能性成分を放出させる。
このような機能性成分放出システム10は、積算放出量が規定量に達するまでの時間を短くすることができる。
また、本発明は、機能性成分放出システム10が設置された建物80として実現されてもよい。この場合の設置は、例えば、建物80を構成する構造体(壁、天井、及び、床など)に固定して設置されることを意味する。
このような建物80は、比較的睡眠深度が深いときに機能性成分を放出することで、睡眠障害の発生を抑制しつつ、機能性成分の効能を、睡眠中の対象者に与えることができる。つまり、建物80は、睡眠時間を利用することで、機能性成分の効能を対象者に効率的に与えることができる。
また、機能性成分放出システム10などのコンピュータによって実行される機能性成分放出方法であって、においを有する機能性成分を対象者が位置する空間に放出し、対象者の睡眠深度が深いときほど、または、対象者の睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きいときほど、機能性成分の放出量を増加させる。
このような機能性成分放出方法は、比較的睡眠深度が深いときに機能性成分を放出することで、睡眠障害の発生を抑制しつつ、機能性成分の効能を、睡眠中の対象者に与えることができる。つまり、機能性成分放出方法は、睡眠時間を利用することで、機能性成分の効能を対象者に効率的に与えることができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
また、上記実施の形態では、機能性成分放出システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。例えば、機能性成分放出システムは、機能性成分放出装置に相当する単一の装置として実現されてもよい。
機能性成分放出システムが複数の装置によって実現される場合、機能性成分放出システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。例えば、機能性成分放出システムは、上記実施の形態の制御部の機能を有する、機能性成分放出装置とは別体の制御装置を備えてもよい。また、機能性成分放出システムは、上記実施の形態の制御部の機能を有するサーバ装置を備えるクライアントサーバシステムとして実現されてもよい。
例えば、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置が介在してもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、機能性成分放出システムなどのコンピュータが実行する機能性成分放出方法として実現されてもよいし、このような機能性成分放出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、汎用の携帯端末を機能性成分放出システムのユーザインタフェース装置として動作させるためのアプリケーションプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、これらのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 機能性成分放出システム
21 放出部
22 制御部
23 記憶部
31 入力受付部
32 表示部
41 睡眠状態計測装置(計測部)
42 気流生成装置(気流生成部)
43 位置検出装置(検出部)
44 換気装置(換気部)
45 成分除去装置(成分除去部)
80 建物

Claims (16)

  1. においを有する機能性成分を対象者が位置する空間に放出する放出部と、前記対象者の睡眠深度が深いときほど、または、前記対象者の睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きいときほど、前記放出部による前記機能性成分の放出量を増加させる制御を行う制御部とを備える機能性成分放出システム。
  2. 睡眠深度のサイクルを示す睡眠サイクル情報があらかじめ記憶された記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記睡眠サイクル情報により定まる前記対象者の睡眠深度に基づいて前記制御を行う請求項1に記載の機能性成分放出システム。
  3. 前記対象者の睡眠深度を示す情報を計測する計測部を備え、前記制御部は、計測された前記情報により定まる前記対象者の睡眠深度に基づいて前記制御を行う請求項1に記載の機能性成分放出システム。
  4. 前記空間において気流を生成する気流生成部を備え、前記制御部は、前記気流生成部に気流を生成させることにより、前記対象者の周辺に滞留する前記機能性成分の量を調整する請求項1〜3のいずれか1項に記載の機能性成分放出システム。
  5. 前記対象者の位置を検出するための検出部を備え、前記制御部は、前記気流生成部に気流を生成させることにより、前記検出部を用いて検出された前記対象者の位置の周辺の前記機能性成分の量を調整する請求項4に記載の機能性成分放出システム。
  6. 前記制御部は、前記対象者の睡眠深度がレム睡眠期から覚醒期へ向かうと判定されたときには、前記気流生成部に気流を生成させることにより、前記対象者の周辺に滞留する前記機能性成分を減少させる請求項4または5に記載の機能性成分放出システム。
  7. 前記空間に滞留する前記機能性成分を室外に排気するための換気部を備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の機能性成分放出システム。
  8. 前記空間に滞留する前記機能性成分を吸着または分解する成分除去部を備える請求項1〜7のいずれか1項に記載の機能性成分放出システム。
  9. 前記対象者の属性情報の入力を受け付ける入力受付部を備え、前記制御部は、入力された前記属性情報に基づいて、前記放出部による前記機能性成分の放出量を調整する請求項1〜8のいずれか1項に記載の機能性成分放出システム。
  10. 前記対象者に対する前記放出部による前記機能性成分の放出量の履歴に関する情報を表示する表示部を備える請求項1〜9のいずれか1項に記載の機能性成分放出システム。
  11. 前記表示部は、前記履歴に関する情報として、前記対象者に対する前記放出部による前記機能性成分の積算放出量、及び、前記積算放出量を規定量から減算した不足量の少なくとも一方を表示する請求項10に記載の機能性成分放出システム。
  12. 前記機能性成分は、合成サンダルウッド、セチルピリジニウム塩化物水和物、または、アロマ成分である請求項1〜11のいずれか1項に記載の機能性成分放出システム。
  13. 前記放出部は、さらに、前記対象者の入眠を促進するための、前記機能性成分とは別の機能性成分を前記空間に放出する請求項1〜12のいずれか1項に記載の機能性成分放出システム。
  14. 前記制御部は、前記対象者の睡眠深度が覚醒期に属すると判定されるときにも前記放出部に前記機能性成分を放出させる請求項1〜13のいずれか1項に記載の機能性成分放出システム。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の機能性成分放出システムが設置された建物。
  16. コンピュータによって実行される機能性成分放出方法であって、においを有する機能性成分を対象者が位置する空間に放出し、前記対象者の睡眠深度が深いときほど、または、前記対象者の睡眠深度の変化量が睡眠深度が深くなる方向に大きいときほど、前記機能性成分の放出量を増加させる機能性成分放出方法。
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