JP2021069658A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動体による演出効果を向上し得る遊技機を提供する。【解決手段】可動演出装置Mは、第1の位置および第2の位置の間で移動する可動体38を備える。可動演出装置Mは、演出制御CPUが決定した動作演出パターンに基づいて可動体38を動作させる。透明な可動体38の後面に、透明フィルムが貼り付けられる。プロジェクタ42から可動体38の後面に、映像が投射される。プロジェクタ42から投射された映像は透明フィルムに表示され、該映像は可動体38の前側から視認可能となる。プロジェクタ42は、演出制御CPUが決定した動作演出パターンに対応する映像演出パターンに基づいて可動体38に対して映像を投射する。【選択図】図2

Description

本発明は、動作による演出を行う可動体を備えた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に枠状の枠状装飾体(所謂センター役物)が配設されて、該枠状装飾体の窓口を介して複数の図柄を変動表示する液晶式やドラム式等の図柄表示装置(表示装置)を後方から臨ませると共に、該遊技盤における枠状装飾体の下方位置に、パチンコ球(遊技球)の入賞により図柄表示装置での図柄変動を開始させる始動入賞装置(始動入賞手段)や大当り時等に開放する特別入賞装置を配設するよう構成されたものが多数提案されている。この種のパチンコ機では、前記遊技領域に打ち出されたパチンコ球が遊技領域内に植設された遊技釘等との接触により跳ね返りながら次第に自重により流下し、該遊技領域を流下する過程で前記始動入賞装置に入賞することにより、所定数の賞球が払い出されると共に、前記図柄表示装置での図柄変動演出に伴うリーチ演出等の各種の遊技演出がなされ、該図柄表示装置に図柄が所定の組み合わせで停止することにより所謂大当りが発生し、前記特別入賞装置が開放して多数の賞球を獲得し得るよう構成されている。
また、前記パチンコ機に、所要の動作を行う可動体を設け、該可動体を図柄表示装置での図柄変動演出に合わせて動作させることによって、演出効果を向上することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−182984号公報
しかしながら、特許文献1に開示のパチンコ機は、所要の意匠が形成された可動体が往復移動するだけであることから、動作演出による興趣向上は限定的であった。また、演出パターンのバリエーションが少なく、ワンパターンとなって演出の興趣を充分に向上し得るものではなかった。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、可動体による演出効果を向上し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
遊技者に有利な有利状態に制御可能な遊技機において、
動作により演出を行う可動体(38)と、
前記可動体(38)に映像を投射可能なプロジェクタ(42)と、
前記プロジェクタ(42)で投射する映像を、前記有利状態が付与される期待度が異なる複数種類から決定する映像決定手段(51a)とを備え、
前記プロジェクタ(42)は、前記映像決定手段(51a)で決定された映像を投射するよう構成されたことを要旨とする。
このように、可動体に投射する映像の種類を変えることで、動作する可動体の意匠を変化させることができ、可動体の動作と、可動体の意匠の変化との組み合わせによって演出パターンのバリエーションを増やして、興趣の向上を図ることができる。また、可動体の意匠(映像)の違いによって、有利状態が付与される期待度を示唆することができるので、可動体の動作および意匠(映像)の変化に対する関心を高めてより興趣を向上することができる。
請求項2に係る発明は、
前記可動体(38)は透明部を有し、該透明部に、前記プロジェクタ(42)から投射される映像を表示可能な透明フィルム(41)を設けたことを要旨とする。
このように、可動体の透明部に、プロジェクタから投射される映像を表示可能な透明フィルムを設けたので、映像が投射されていない状態では、可動体の後方を透過して見ることができ、演出効果を高めることができる。
請求項3に係る発明は、
前記可動体(38)は、前記プロジェクタ(42)から投射される映像を視認可能な面に凹凸を形成したことを要旨とする。
このように、可動体における映像を視認可能な面に凹凸を形成したので、可動体に投射された映像が立体的となってインパクトを高めることができ、演出効果をより向上することができる。
請求項4に係る発明は、
前記可動体(38)は、第1の位置および第2の位置に移動可能に構成され、
前記第2の位置に移動した可動体(38)が合体する装飾部(37)が設けられ、
合体した可動体(38)および装飾部(37)に、前記プロジェクタ(42)から投射した一つの意匠を表わす映像が表示されるよう構成したことを要旨とする。
このように、可動体と装飾部とが合体して一つの意匠の映像が表示されるので、インパクトを高めることができ、演出効果を向上することができる。
本発明に係る遊技機によれば、可動体の動作のみならず、該可動体に投射される映像との組み合わせによって演出のバリエーションを増やして、演出効果を向上することができる。
実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤の正面図であって、可動体が第1の位置に位置している状態で示している。 実施例に係る可動演出装置およびプロジェクタを配設した設置部材を示す正面図である。 実施例に係る可動体および装飾部の概略断面図である。 実施例に係るパチンコ機の主要な制御ブロック図である。 実施例に係る可動演出装置で実施可能な動作演出パターンと信頼度との関係、および動作演出パターン振分け抽選テーブルを示す説明図である。 動作演出パターンと映像演出パターンとの関係を示す説明図である。 第1動作演出パターンおよび第1映像演出パターンに基づく演出の態様を示す説明である。 第2動作演出パターンおよび第2映像演出パターンに基づく演出の態様を示す説明である。 第3動作演出パターンおよび第3映像演出パターンに基づく演出の態様を示す説明である。 第4動作演出パターンおよび第4映像演出パターンに基づく演出の態様を示す説明である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、全体として縦長の矩形状に構成されており、遊技者がパチンコ機10の前面に向かう姿勢でパチンコ遊技を行うことができるよう、パチンコ球の発射操作を行うための操作ハンドル16が前面右下部に設けられている。このパチンコ機10には、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられると共に、遊技盤20の後側に、図柄を変動表示可能な表示装置(表示手段)17が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明板(透明部材)13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。また実施例では、前記表示装置17としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。
前記前枠13には、図1に示す如く、前記下球受け皿15の右側方に、前記中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動する前記操作ハンドル16が設けられる。この操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで打球発射装置が作動されて、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20に向けて発射されるようになっている。また、前枠13の前部には、LED等の発光体による発光演出が可能なランプ装置18や、音声や効果音を出力可能なスピーカ19が配設されており、前記表示装置17での図柄変動演出に合わせてランプ装置18で発光演出を行ったりスピーカ19で音出力演出を行い得るよう構成されている。
(遊技盤20について)
前記遊技盤20は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材等からなる透明な平板状の板部材であって、該遊技盤20の後側に、合成樹脂材により前方へ開口した箱状に形成されて遊技盤20との間に収容空間を画成する設置部材22(図3参照)が配設されている。前記遊技盤20と設置部材22との間の収容空間には、動作により演出を行う可動体38を備える可動演出装置M(後述)や発光により演出を行う発光演出装置(図示せず)等が設置されており、透明な遊技盤20を介して該遊技盤20の前面側から当該収容空間内の可動体38を遊技者が目視し得るよう構成されている。なお、前記表示装置17は、設置部材22の後側に取り付けられて、該表示装置17の表示部17aは、後述するように設置部材22に設けた開口部(可視部)22aおよび枠状装飾体24(後述)の開口部24aを介して遊技盤20の前側に視認可能に臨むよう構成される。遊技盤20は、木材板の前面に各種絵柄等が描かれた合成樹脂シート等を貼り付けて装飾したものであってもよい。
前記遊技盤20の前面には、図2に示す如く、略円形状に湾曲形成された案内レール23が配設され、該案内レール23によってパチンコ球が流下可能な遊技領域21が画成されている。そして、遊技領域21内に、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が打ち出され、該遊技領域21内をパチンコ球が流下して遊技が行われる。また、遊技盤20の遊技領域21内には、多数の遊技釘や回転部材が植設されており、該遊技釘や回転部材との接触により遊技領域21を流下するパチンコ球の流下方向が不規則に変化するよう構成してある。また、遊技領域21の最下部位置には、該遊技領域21に打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口20aが開設されている。
前記遊技盤20には、図2に示す如く、前記遊技領域21の上下方向の中間より下側に、該遊技領域21を流下するパチンコ球が入賞可能な第1始動入賞口25aを備えた第1始動入賞部(始動入賞手段)25、第2始動入賞口26aを備えた第2始動入賞部(始動入賞手段)26および特別入賞部27が配設される。
(始動入賞部25,26について)
前記第1始動入賞部25は、第1始動入賞口25aを遊技領域21内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされている。これに対し、第2始動入賞部26は、第2始動入賞口26aを開閉可能に構成された始動用開閉部材26bが設けられており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド28(図5参照)の駆動に伴って始動用開閉部材26bが第2始動入賞口26aを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。すなわち、実施例において前記第1始動入賞口25aは、前記遊技領域21を流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞可能に構成され、第2始動入賞口26aは、始動入賞ソレノイド28を駆動することでパチンコ球の入賞確率を可変し得るよう構成されている。ここで、前記始動用開閉部材26bが閉鎖位置に変位した状態では、前記第2始動入賞口26aへのパチンコ球の入賞が阻止されて、第1始動入賞口25aへパチンコ球が入賞する確率よりも第2始動入賞口26aへパチンコ球が入賞する確率が低確率となるよう設定される一方、始動用開閉部材26bが開放位置に変位した状態では、始動用開閉部材26bで受け止められたパチンコ球が第2始動入賞口26aに案内されて、第1始動入賞口25aへパチンコ球が入賞する確率よりも第2始動入賞口26aへパチンコ球が入賞する確率が高確率となるよう設定されている。
前記第1始動入賞部25に、第1始動入賞口25aに入賞したパチンコ球を検出する始動入賞検出手段としての第1始動入賞検出センサ29(図5参照)が設けられると共に、第2始動入賞部26に、第2始動入賞口26aに入賞したパチンコ球を検出する始動入賞検出手段としての第2始動入賞検出センサ30(図5参照)が設けられている。両始動入賞検出センサ29,30は、パチンコ機10の後側に配設されたメイン制御基板50に電気的に接続されており、該始動入賞検出センサ29,30によるパチンコ球の検出(すなわち第1および第2始動入賞口25a,26aへのパチンコ球の入賞)を契機として所定数(例えば3個)の賞球が払い出されるようになっている。また、始動入賞検出センサ29,30によるパチンコ球の検出に伴って各種情報(各種乱数情報)が取得され、この取得した情報に基づいて大当り抽選(大当り判定、当り判定)が行われるよう構成されている。そして、大当り抽選の結果に基づいて前記表示装置17において図柄変動演出が実行され、該図柄変動演出の結果、表示装置17に所定の組み合わせ(例えば同一図柄の3つ揃い等)で図柄が停止表示されることで、遊技者に有利な大当り遊技(当り遊技)が付与され、大当り遊技の発生に伴って前記特別入賞部27を所定の開放条件で開放する大当り遊技が行われて、遊技者が賞球を獲得し得る機会が与えられるよう構成されている。すなわち、特別入賞部27を所定の開放条件で開放する大当り遊技は、遊技者に有利な有利状態であって、パチンコ機10は該有利状態に制御可能に構成されている。
(特別入賞部27について)
前記特別入賞部27は、図2に示すように、遊技領域21に開口する特別入賞口27aを開閉自在に閉成する特別用開閉部材27bを備えており、駆動手段としての特別入賞ソレノイド31(図5参照)の駆動に伴って特別用開閉部材27bが閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。また、前記特別入賞部27には、前記特別入賞口27aに入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての特別入賞検出センサ32(図5参照)が設けられている。特別入賞検出センサ32は、前記メイン制御基板50に電気的に接続されており、該特別入賞検出センサ32からメイン制御基板50への球検出信号の入力に伴って所定数(例えば15個)の賞球が払い出されるようになっている。ここで、前記特別入賞ソレノイド31は、前記始動入賞口25a,26aへのパチンコ球の入賞を契機として特別入賞部27を開放する大当り遊技が付与される場合に、当りの種類(図柄の種類)に応じた所定の開閉条件に従ってメイン制御基板50によって駆動制御される。
(球通過ゲート33について)
図2に示すように、前記枠状装飾体24の右側には、前記遊技領域21を流下するパチンコ球が通過可能な球通過ゲート33が設けられている。この球通過ゲート33には通過球検出センサ34(図5参照)が配設されており、該球通過ゲート33を通過するパチンコ球を通過球検出センサ34で検出するよう構成される。前記通過球検出センサ34は、前記メイン制御基板50に配線接続されており、該通過球検出センサ34からメイン制御基板50への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って普図当り抽選が行われ、該普図当り抽選の結果に応じて前記第2始動入賞部26の始動入賞ソレノイド28が駆動制御されて始動用開閉部材26bが開閉動作するようになっている。
(枠状装飾体24について)
前記遊技盤20の中央には、前後に貫通する大型の貫通孔(図示せず)が形成されており、該貫通孔に対して前後に開口する枠状の枠状装飾体(所謂センター役物)24が嵌め込まれるように着脱可能に配設される。そして、前記設置部材22の開口部22a(後述)から臨む前記表示装置17の表示部17aは、枠状装飾体24における前後に開口する開口部24aを介して遊技盤20の前側に露出して、該表示装置17の表示部17aで展開される図柄変動演出を前側から視認し得るようになっている。
前記枠状装飾体24には、図2に示す如く、上縁部から左右両縁部に亘り、前記遊技盤20の前面より前方に突出する円弧状の庇状部24bが設けられており、前記遊技領域21に打ち出されたパチンコ球を外周部の庇状部24bで案内し得ると共に、該パチンコ球が枠状装飾体24の開口部24aを横切って流下するのを該庇状部24bで規制している。また枠状装飾体24には、開口部24aの下側に、ステージ24cが設けられると共に、開口部24aの左側に、遊技領域21に開口して該遊技領域21を流下するパチンコ球を取り込んでステージ24cに案内する球導入部24dが設けられ、該球導入部24dからステージ24cに通出されたパチンコ球は、ステージ24c上を左右に転動した後に、前記第1始動入賞部25が配設されている遊技領域21に排出される。また、枠状装飾体24には、前記開口部24aに位置する装飾部37が設けられ、該装飾部37に、前記可動演出装置Mの可動体38が、前後の関係で重なり得るよう構成される。なお、装飾部37の詳細な構成については、可動体38との関係で後述する。
(設置部材22について)
図3に示す如く、前記設置部材22は、前記遊技盤20の外郭形状より僅かに小さい形状に形成された略矩形状の背面板(設置部)35と、該背面板35の外周縁部から前方に突出する画壁部36とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部36の開口前端部を遊技盤20の後面に当接させた状態で、当該遊技盤20と設置部材22とがネジ止め固定される。そして、前記設置部材22において前記遊技盤20との間に画成される収容空間に、動作により演出を行う可動演出装置Mが設置される。前記設置部材22の背面板35には、前記枠状装飾体24の開口部24aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部22aが前後に開口するよう開設される。そして、背面板35の後面に配設した前記表示装置17の表示部17aが、前記開口部22a,24aを介して遊技盤20の前側に臨むようになっている。
(可動演出装置Mについて)
図3に示すように、前記設置部材22の背面板35における開口部22aの上側前面に、可動演出装置Mが配設されている。可動演出装置Mは、可動体38を動作させることで演出を行うよう構成されている。背面板35における開口部22aの上側前面に、ラック−ピニオン等の作動機構と、該作動機構を作動するステッピングモータ等の駆動モータ39(図5参照)からなる移動機構40が設けられ、該移動機構40によって、前記可動体38は、表示装置17の表示部17aに沿って左右方向に移動する動作を行うよう構成される。駆動モータ39には、エンコーダ等のパルス発生器(図示せず)が設けられて、該パルス発生器から出力されるパルス信号が、後述する演出制御基板51の演出制御CPU51aに入力され、該パルス信号に基づいて演出制御CPU51aが駆動モータ39を駆動制御するよう構成される。
前記可動体38は、左右方向(可動体38の往復移動方向)に離間する第1の位置(表示部17aの左端の初期位置)と、第2の位置(表示部17aの右端の位置)との間を往復移動可能に構成される。なお、前記駆動モータ39の回転方向について、可動体38を第1の位置側から第2の位置側へ向けて移動させる方向を正転方向、第2の位置側から第1の位置側へ移動させる方向を逆転方向と指称する場合もある。前記演出制御CPU51aは、パルス発生器から出力されるパルス信号に基づいて、可動体38を所定の位置で停止し得るよう構成される。実施例では、演出制御CPU51aは、駆動モータ39の正転方向の回転駆動によって第1の位置から移動を開始した可動体38を、パルス発生器から出力されるパルス信号に基づいて、可動体38の往復移動方向の中間の中間位置(表示部17aの中央位置であって、図8、図9参照)や第2の位置(図10、図11参照)で停止するように駆動モータ39を駆動制御し得るよう構成される。また、演出制御CPU51aは、駆動モータ39の逆転方向の回転駆動によって第2の位置から移動を開始した可動体38を、パルス信号の制御によって第1の位置で停止するように駆動モータ39を駆動制御し得るよう構成される。
(可動体38について)
前記移動機構40に連繋部43を介して連繋される前記可動体38は、図2、図3に示す如く、パチンコ機のモチーフとなる形状に形成されたものであって、全体が透明に構成されている。すなわち、実施例では可動体38の全部が透明部で構成されている。また実施例では、可動体38は、動物の顔を象った形状に形成されている。可動体38の前面(映像が視認可能な面)には、図4に示す如く、顔を構成する目、鼻、口、耳等の形状に対応する凹凸が形成されると共に、該可動体38の平坦に形成された後面には、その全体に透明フィルム41が、貼り付けることで設けられている。この透明フィルム41は、後述するプロジェクタ42から投射される映像光を拡散および/または反射して映像を表示すると共に、前後面からの光を透過するスクリーンとして機能する透明フィルムである。すなわち、プロジェクタ42からの映像光が透明フィルム41に投射されると、当該映像光による映像が可動体38の後面に前側から視認可能に表示されると共に、プロジェクタ42から映像光が投射されていない状態では、可動体38の後方が透視可能に構成されている。例えば、映像光による映像がパンダであれば、可動体38にパンダの映像が表示され(図8参照)、映像光による映像がトラであれば、可動体38にトラの映像が表示される(図9参照)。そして、映像光が投射されていない状態では、前記表示部17aにおける可動体38が重なっている部分の表示演出が、可動体38を通して視認可能となる。なお、前記連繋部43も透明に構成されて、該連繋部43によって後側の表示演出が前側から見えなくなることがないようになっている。可動体38の形状は、該可動体38に表示される映像に対応する形状であれば、動物に限らず、道具、家具、建物、乗物、人物等、その他各種の形態を採用することができる。
(装飾部37について)
図2に示す如く、前記可動体38は、前記第1の位置において前記枠状装飾体24の開口部24aの左側方に一部のみが露出した状態となっている。なお、実施例の遊技盤20は透明であるので、可動体38における遊技盤20の後側に重なっている部分も、遊技盤20の前側から視認可能である。また、可動体38は、前記第2の位置において前記枠状装飾体24における開口部24a内の右側方において略全体が露出した状態となると共に、枠状装飾体24に配設した前記装飾部37の後側に重なるように構成される。装飾部37は、可動体38と同様に透明に構成された部材であって、その後面に、可動体38に貼り付けたと同じ透明フィルム41が貼り付けられている。実施例では、可動体38と装飾部37とが前後に重なって合体することで、前側(遊技者側)から見て特定の意匠を表わす形態となるよう構成される。具体的には、図11に示す如く、可動体38と装飾部37との合体形状が、後述する第3映像(ライオン)に対応する形状となっている。また、装飾部37に貼付される透明フィルム41は、図4に示す如く、可動体38と前後に重なった状態で、その重なり領域を外れた位置(より具体的には、可動体38に貼り付けた透明フィルム41の貼付領域Sを外れた位置)に設けられ、可動体38と装飾部37が合体した状態で、プロジェクタ42から投射される映像光によって、合体した可動体38および装飾部37の全体に特定の意匠を表わす映像(第3映像)が表示されるよう構成される。なお、実施例の装飾部37は、平板状に形成されて、後側に重なる可動体38に表示される映像の視認性が低下しないよう構成しているが、少なくとも可動体38と重なる領域が平坦であれば、可動体38と重なった状態で、該可動体38の外形から突出する部分(第3映像のライオンのタテガミに対応する部分)における前面(映像を視認可能な面)については凹凸が形成されていてもよい。装飾部37の形状は、該可動体38と合体した状態で、可動体38および装飾部37に表示される映像に対応する形状であれば、動物に限らず、道具、家具、建物、乗物、人物等、その他各種の形態を表すものであればよい。
(プロジェクタ42について)
図3に示す如く、前記設置部材22の背面板35における開口部22aの上側前面に、前記可動体38や装飾部37に映像光を投射するプロジェクタ42が設けられる。このプロジェクタ42は、何れも図示しないが、ハロゲンランプやキセノンランプ等の光源と、映像データに基づいてR(赤色成分),G(緑色成分),B(青色成分)の各色光に応じた映像を生成する透過型の液晶パネル等の映像生成部と、投射レンズ等の投射部と、を備え、光源から照射された光を映像生成部にて変調した映像光を投射部から可動体38や装飾部37の後面(透明フィルム41が設けられる面)に向けて投射することで、該可動体38や装飾部37に映像が表示される。プロジェクタ42は、図示しないモータ等の駆動手段によって、投射部から映像光(映像)を投射する向きを変化可能に構成されて、左右方向に移動する可動体38の動きに追従し得るよう構成される。また、プロジェクタ42は、投射部と、左右に移動する可動体38との離間距離の変化に応じてピント調整する機能を備えている。なお、プロジェクタ42は、表示対象物(実施例では可動体38や装飾部37)に向けて映像光を投射することで、当該表示対象物に映像を表示するものであるが、以後は、プロジェクタ42から映像を投射すると云う場合もある。
前記プロジェクタ42は、CPU、映像内容を制御するための映像制御プログラムが記憶されるROM、各種の映像データ(図柄、キャラクタ等の映像データ)が記憶されているRAM等を備え、CPUは、映像制御プログラムに基づき光源、映像生成部、投射部、駆動手段を制御する。プロジェクタ42のRAMには、具体的には後述する種類の異なる複数の映像(パンダ、トラ、ライオン等)に対応する映像データが記憶されている。なお、映像データとしては、前記可動体38や装飾部37の形状に対応するものであればよく、また静止画および動画の両映像データを含む。
(パチンコ機10の主要な制御構成について)
図5を参照して、前記パチンコ機10の主要な制御構成について説明する。実施例のパチンコ機10には、パチンコ機10を全体的に制御するメイン制御基板50と、該メイン制御基板50からの制御信号に基づいて各制御対象を制御するサブ制御基板51,52,53,54とが設けられている。すなわち、メイン制御基板50では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)29,30,32からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板51,52,53,54に出力されるようになっている。
実施例のパチンコ機10は、前記サブ制御基板として、遊技演出を全体的に制御する演出制御基板51と、表示装置17での表示内容を制御する表示制御基板52と、パチンコ機10が備えるランプ装置18の発光制御を行うランプ制御基板53と、パチンコ機10が備えるスピーカ19の音出力制御を行う音制御基板54とを備えている(図5参照)。すなわち、メイン制御基板50が出力した制御信号(制御コマンド)に基づいて、前記演出制御基板51が表示制御基板52、ランプ制御基板53および音制御基板54を制御するよう構成されており、パチンコ機10で実行される各種遊技演出(図柄変動演出、発光演出、音出力演出)を統括的にコントロールし得るようになっている。また、演出制御基板51(演出制御CPU51a)は、前記可動演出装置Mおよびプロジェクタ42を制御するよう構成されており、パチンコ機10で実行される可動体演出や映像演出もコントロールし得るよう構成される。ここで、表示制御基板52は、演出制御基板51から出力された制御信号(制御コマンド)に基づいて、表示装置17に表示される図柄や背景画像等の図柄変動演出の表示内容を制御するよう構成される。また、ランプ制御基板53は、演出制御基板51から出力された制御信号(制御コマンド)に基づいて、パチンコ機10が備えるランプ装置18の点灯・消灯のタイミング等を制御し、音制御基板54は、演出制御基板51から出力された制御信号(制御コマンド)に基づいて、パチンコ機10が備えるスピーカ19からの音出力タイミングや出力内容等を制御する。
(メイン制御基板50について)
前記メイン制御基板50は、制御動作を所定の手順で実行することができるメイン制御CPU(メイン制御手段,制御手段)50a、メイン制御CPU50aの制御プログラムを格納するメイン制御ROM50bおよび必要なデータの書き込みおよび読み出しができるメイン制御RAM50cを備えている。
前記メイン制御基板50は、大当り判定用乱数、図柄決定用乱数、変動パターン振分用乱数、普図当り判定用乱数等の各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値をメイン制御RAM50cの設定領域に記憶(設定)することで更新前の値を書き換えており、乱数更新処理(乱数生成処理)を実行するようになっている。例えば、メイン制御基板50では、前記始動入賞検出センサ29,30から検出信号が入力されると、メイン制御CPU50aがメイン制御ROM50bから大当り判定用乱数を取得し、この大当り判定用乱数とメイン制御ROM50bに記憶されている大当り判定値とを比較し、大当りとするか否かの大当り判定(当り抽選)を行う。またメイン制御基板50では、前記大当り判定の結果が肯定の場合には、大当りの結果を導出するリーチ演出等の大当り導出演出のみが含まれる変動パターンテーブルから大当り導出演出用の変動パターンを決定する。これに対して、前記大当り判定の結果が否定の場合には、はずれ演出のみが含まれる変動パターンテーブルからはずれ演出用の変動パターンを決定する。大当り導出演出用およびはずれ演出用の変動パターンの決定は、前記大当り判定と同様に、メイン制御CPU50aがメイン制御ROM50bから取得した乱数により行う。なお、変動パターンテーブルから決定される大当り導出演出およびはずれ演出の変動パターンは、少なくとも大当り判定の時間(図柄変動時間)および演出内容を特定するものである。そして、パチンコ機10では、メイン制御基板50の大当り判定の結果に応じて出力された演出制御基板51の制御信号に基づいて、表示制御基板52が表示装置17に所定の演出表示を行わせると共に、メイン制御基板50の制御により出力された球払出しに係る制御信号に基づいて、図示しない球払出し装置によって所定数の賞球が払い出される。
また、メイン制御基板50では、前記通過球検出センサ34から検出信号が入力されると、メイン制御CPU50aがメイン制御ROM50bから普図当り判定用乱数を取得し、この普図当り判定用乱数とメイン制御ROM50bに記憶されている普図当り判定値とを比較し、普図当りとするか否かの普図当り判定(普図当り抽選)を行う。そして、普図当り判定が肯定の場合は、前記始動用開閉部材26bを所定の開閉パターンで開閉するように前記始動入賞ソレノイド28を制御する。なお、始動用開閉部材26bの開閉パターンについては、普図当り判定を行う時点での遊技状態、すなわち変短状態(後述)が付与されているか否かによって異なるようになっている。
すなわち、メイン制御CPU50aは、始動入賞口25a,26aへの入賞を契機として各種乱数を取得する乱数取得手段としての機能を有すると共に、図柄変動演出の開始時に、乱数取得手段により取得された乱数の値が予め定められた当り判定値(大当り判定値)と一致するか否かを判定することで、当り遊技(大当り遊技)が付与されるか否かの当り判定を行う当り判定手段としての機能を備えている。また、大当り判定が肯定(当り)で実行される大当り遊技(当り遊技)は、前記特別入賞部27を所定の開放条件で開放することで遊技者に多くの賞球を獲得し得る機会が与えられるものであって、この大当り遊技は遊技者にとって特典となるものである。すなわち、実施例では、始動入賞手段への入賞を契機として遊技者に特典を付与するか否かを判定する特典判定手段としての機能をメイン制御CPU50aが備える。なお、始動入賞口25a,26aにパチンコ球が入賞することが、始動条件の成立として設定され、該始動条件の成立を契機に当り判定手段としてメイン制御CPU50aが当り判定を行うようになっている。
(演出制御基板51について)
前記演出制御基板51には、演出制御CPU(サブ制御手段,制御手段)51aが備えられている。該演出制御CPU51aには、演出制御ROM51bおよび演出制御RAM51cが接続されている。また、演出制御CPU51aは、実行可否判定用乱数や動作演出パターン判定用乱数等の各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を演出制御RAM51cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。更に、演出制御ROM51bには、表示制御基板52、ランプ制御基板53、音制御基板54、可動演出装置Mおよびプロジェクタ42を統括的に制御するための演出制御プログラムが記憶されている。演出制御CPU51aは、各種制御コマンドを入力すると、当該演出制御プログラムに基づき各種制御を実行する。例えば、演出制御基板51では、前記メイン制御CPU50aから変動パターン指定コマンドが入力されると、演出制御CPU51aが演出制御ROM51bから実行可否判定用乱数を取得し、この実行可否判定用乱数と演出制御ROM51bに記憶されている実行可否判定値とを比較し、可動体演出を実行するか否かの実行可否判定を行う。また、演出制御基板51では、前記実行可否判定の結果が肯定の場合には、後述するように可動演出装置Mで実行する1つの動作演出パターンを決定し、該動作演出パターンに対応する表示演出パターンの表示演出パターン指定コマンドを表示制御基板52に出力すると共に、該動作演出パターンに対応する映像演出パターンの映像演出パターン指定コマンドをプロジェクタ42に出力する。
ここで、前記演出制御基板51には、前記可動演出装置Mの駆動モータ39、パルス発生器が接続されている。そして、決定した動作演出パターンに基づき、可動演出装置Mの可動体38を動作するように駆動モータ39を駆動制御するよう構成される。
(表示制御基板52について)
前記表示制御基板52には、表示制御CPU52aが備えられている。該表示制御CPU52aには、表示制御ROM52bおよび表示制御RAM52cが接続されている。また、表示制御基板52(表示制御CPU52a)には、表示装置17が接続されている。表示制御ROM52bには、表示装置17の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、表示制御ROM52bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタ等の画像データ)が記憶されている。更に、表示制御RAM52cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
(ランプ制御基板53および音制御基板54について)
前記ランプ制御基板(ランプ制御手段)53には、前記ランプ装置18が接続されている。また、音制御基板(音制御手段)54には、前記スピーカ19が接続されている。
(特典遊技状態について)
実施例のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態(特典)として第1特典遊技状態を付与する機能を備えている。ここで、第1特典遊技状態としては、前記特別入賞口27aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第1特典遊技状態が付与されていない状態に較べて増加する状態である。具体的には、第1特典遊技状態では、大当り確率を低確率から高確率に変動することにより特別入賞口27aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。以下の説明では、第1特典遊技状態を、便宜的に「確変状態」というものとする。
本実施例の確変機能は、前記表示装置17に確定停止表示された大当り図柄の種類が予め定めた確変図柄であることを条件として、大当り遊技の終了後に大当りの抽選確率(大当り確率)を低確率から高確率に変動させる確変状態を付与する機能である。なお、確変状態が付与されていない状態を非確変状態というものとする。実施例では、大当り遊技終了後に確変状態が付与される大当りが確変大当りであり、確変状態が付与されない大当りが非確変大当りとなる。また、実施例では、確変状態が付与される大当りの場合には、大当り遊技終了後、次回の大当りが生起されるまでの間継続して確変状態が付与される。このように、確変状態が付与されると、大当りの抽選確率が高確率に変動して大当りが生起され易くなるため、確変状態は遊技者にとって有利であり、遊技者は確変大当りになることを期待しつつ遊技を行っている。なお、確変状態が付与される期間としては、上記のものに限られない。例えば、確変状態が付与されてから所定条件を満たすまでの間継続して確変状態を付与し、当該所定条件を満たすことを条件に非確変状態に移行させるようにすることもできる。ここで、所定条件としては、確変状態が付与されてからの図柄変動演出の変動回数とすることもできる。また、図柄変動演出毎に非確変状態に移行させるかを、始動入賞口25a,26aへのパチンコ球の入賞を契機に取得する乱数に基づいて判定(転落抽選)し、転落抽選に当選することを条件に非確変状態に移行させるようにすることもできる。
また、実施例のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第2特典遊技状態(特典)を付与する機能を備えている。ここで、第2特典遊技状態としては、前記第2始動入賞口26aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第2特典遊技状態が付与されていない状態に較べて増加する状態である。具体的には、第2特典遊技状態では、(1)前記球通過ゲート33をパチンコ球が通過したこと(より具体的には通過球検出センサ34がパチンコ球を検出したこと)により実行される普図変動表示の変動時間の短縮、(2)普図当り確率を低確率から高確率に変動、(3)普図当り1回についての第2始動入賞口26aを開放する始動用開閉部材26bの開放時間を増やすこと、により第2始動入賞口26aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。なお、第2特典遊技状態では、上記(1)〜(3)を単独または複数を組み合わせることができる。なお、普図当り1回についての第2始動入賞口26aを開放する始動用開閉部材26bの開放時間を増やすに際しては、始動用開閉部材26bの開放時間を単純に延長することで実現してもよく、また始動用開閉部材26bの開放回数を増やすことで実現することもでき、またこれらを複合させてもよい。なお、実施例では、第2特典遊技状態として上記(1)〜(3)を組み合わせており、以下の説明では、これら(1)〜(3)を組み合わせた状態を便宜的に「変短状態」というものとする。
ここで、実施例では、大当りに当選した際に決定される大当り図柄の種類に応じて、変短状態が付与される期間(変短回数)が変化するよう構成されている。具体的には、大当り図柄の種類が予め定めた確変図柄である場合には、次回の大当りが生起されるまでの間、変短状態が付与されるよう設定され、大当り図柄の種類が予め定めた非確変図柄である場合には、所定回数の図柄変動演出が実行されるまでの間、変短状態が付与されるよう設定されている。本実施例では、前記変短状態が、入賞率向上状態となる。
前記確変状態および変短状態は、前記始動入賞口25a,26aへの入賞を契機としてメイン制御CPU50aで実行される大当り判定において肯定された際に抽選される大当り図柄の種類によって決まるものである。すなわち、前記メイン制御CPU50aは、大当りが発生する確率(大当り判定の判定結果が肯定となる確率)が通常よりも高確率となる確変状態を付与する手段として機能すると共に、該確変状態を付与するか否かを判定する確変判定手段として機能する。また、メイン制御CPU50aは、大当りが発生する場合(大当り判定の判定結果が肯定(当り)の場合)に、第2始動入賞口26aへパチンコ球が入賞する確率が高確率となる変短状態(入賞率向上状態)を付与する手段として機能すると共に、該変短状態を付与するか否かを判定する変短状態判定手段(入賞率向上状態判定手段)として機能する。なお、確変状態および変短状態は、何れも大当り遊技と同様に、始動入賞手段への入賞を契機として遊技者に付与される可能性のある特典(有利状態)であり、パチンコ機10はこれら確変状態および変短状態に制御可能である。
(可動体演出について)
実施例のパチンコ機10は、前記可動演出装置Mによって、図柄変動演出の終了後に大当り遊技(当り遊技、有利状態)が付与される可能性のあることを示唆する可動体演出を実行可能に構成されている。すなわち、前記始動入賞口25a,26aへの入賞を契機としてメイン制御CPU50aで決定された変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドが前記演出制御CPU51aに入力された場合に、該演出制御CPU51aが可動演出装置Mによる可動体演出を実行するか否かを決定する可動体演出の実行可否判定を行い、該実行可否判定において可動体演出を実行することが決定された場合に、複数種類の動作演出パターンP1〜P4の中から1つの動作演出パターンを決定し、決定された動作演出パターンを当該の図柄変動演出中に実行するよう構成される。すなわち、実施例では、図柄変動演出の終了後に大当り遊技(当り遊技)が付与されることを示唆する可動体演出を実行するか否かを決定する可動体演出実行可否決定手段、該可動体演出実行可否決定手段が可動体演出を実行することを決定した場合に、複数種類の動作演出パターンP1〜P4の中から1つの動作演出パターンP1〜P4を決定可能な演出パターン決定手段および決定した動作演出パターンP1〜P4に基づく演出を可動演出装置Mで実行させる(具体的には前記駆動モータ39を駆動制御して演出を実行させる)可動体演出実行制御手段としての機能を、演出制御CPU51aが備えている。
(動作演出パターンについて)
前記演出制御ROM51bには、前記可動演出装置Mで実行可能な複数の動作演出パターン(演出パターン)が設定されている。この動作演出パターンは、前記可動体38の動作が異なる複数種類が設定される。実施例では、第1動作演出パターンP1〜第4動作演出パターンP4の4種類が設定されているが、当該種類は一例であって、その他の種類を設定することができる。
次に、各動作演出パターンP1〜P4について、具体的に説明する。
第1動作演出パターンP1は、前記可動体38が第1の位置から中間位置まで移動した後、該中間位置で停止することなく第1の位置まで戻る形態である(図8参照)。
第2動作演出パターンP2は、前記可動体38が第1の位置から中間位置まで移動した後、該中間位置で予め設定された第1停止時間だけ停止した後に第1の位置まで戻る形態である(図9参照)。
第3動作演出パターンP3は、前記可動体38が第1の位置から第2の位置まで移動した後、該第2の位置で停止することなく第1の位置まで戻る形態である(図10参照)。
第4動作演出パターンP4は、前記可動体38が第1の位置から第2の位置まで移動した後、該第2の位置で予め設定された第2停止時間だけ停止した後に第1の位置まで戻る形態である(図11参照)。
なお、第1停止時間より第2停止時間の方が長く設定される。
前記パチンコ機10では、前記可動演出装置Mで実行される動作演出パターンP1〜P4によって、図柄変動演出の終了後に大当り遊技(当り遊技)が付与される期待度が異なるように、動作演出パターンP1〜P4の出現率が設定される。実施例では、第1動作演出パタPーン1、第2動作演出パターンP2、第3動作演出パターンP3、第4動作演出パターンP4の順で、大当り遊技が付与される期待度が高くなるよう設定される。すなわち、実施例では、図6に示す如く、第4動作演出パターンP4の期待度が「最高」、第3動作演出パターンP3の期待度が「高」、第2動作演出パターンP2の期待度が「中」、第1動作演出パターンP1の期待度が「低」に設定されている。なお、大当り遊技が付与される期待度とは、大当り遊技(当り遊技)が付与される場合の出現率と大当り遊技が付与されない(はずれになる)場合の出現率を合算した全体出現率に対し、大当り遊技が付与される場合の出現率の割合を示すものである。すなわち、大当り遊技が付与される期待度は、全体出現率に対して大当り遊技が付与される場合の出現率の割合が高いほど高くなる。そして、大当り遊技が付与される期待度を設定するための出現率は、各動作演出パターンに対して振分けられている動作演出パターン抽選用判定値の振分け態様(振分け個数)によって規定することができる。
ここで、前記演出制御CPU51aでは、動作演出パターンの抽選に用いられる動作演出パターン判定用乱数として、実施例では「0」〜「100」の全101通りの整数値が設定されており、所定の周期(4ms)で1ずつ更新されるようになっている。また、演出制御ROM51bには、動作演出パターンの抽選に用いられる動作演出パターン抽選用判定値が記憶されており、動作演出パターン抽選用判定値は、動作演出パターン判定用乱数の取り得る「0」〜「100」までの全101通りの整数の中から所定数の判定値が夫々の動作演出パターンに定められている。また、動作演出パターン抽選用判定値の振分けは、大当り判定の結果が肯定(当り)の場合と否定(はずれ)の場合とで異なるように設定される。図6に、大当り判定の結果が肯定(当り)の場合の動作演出パターン振分け抽選テーブルT1と、大当り判定の結果が否定(はずれ)の場合の動作演出パターン振分け抽選テーブルT2とを示しており、各振分け抽選テーブルT1,T2の夫々において、101通りの動作演出パターン抽選用判定値が各動作演出パターンに振分けられることで、各動作演出パターンの大当り遊技が付与される期待度が前述したように規定されるようになっている。
すなわち、動作演出パターン振分け抽選テーブルT1では、第4動作演出パターンP4に「0」〜「68」の69通りの動作演出パターン抽選用判定値が振分けられ、第3動作演出パターンP3に「69」〜「82」の14通りの動作演出パターン抽選用判定値が振分けられ、第2動作演出パターンP2に「83」〜「92」の10通りの動作演出パターン抽選用判定値が振分けられ、第1動作演出パターンP1に「93」〜「100」の8通りの動作演出パターン抽選用判定値が振分けられている。
これに対し、動作演出パターン振分け抽選テーブルT2では、第4動作演出パターンP4に「0」〜「3」の4通りの動作演出パターン抽選用判定値が振分けられ、第3動作演出パターンP3に「4」〜「11」の8通りの動作演出パターン抽選用判定値が振分けられ、第2動作演出パターンP2に「12」〜「36」の25通りの動作演出パターン抽選用判定値が振分けられ、第1動作演出パターンP1に「37」〜「100」の64通りの動作演出パターン抽選用判定値が振分けられている。
このように、大当り判定の結果が肯定の場合での動作演出パターン抽選用判定値の振分けについて、第4動作演出パターンP4、第3動作演出パターンP3、第2動作演出パターンP2、第1動作演出パターンP1の順で動作演出パターン抽選用判定値の振分け個数を少なくすると共に、大当り判定の結果が否定の場合での動作演出パターン抽選用判定値の振分けについて、第4動作演出パターンP4、第3動作演出パターンP3、第2動作演出パターンP2、第1動作演出パターンP1の順で動作演出パターン抽選用判定値の振分け個数を多くすることで、各動作演出パターンが可動演出装置Mで実行された場合の大当り遊技が付与される期待度を、第1動作演出パターンP1、第2動作演出パターンP2、第3動作演出パターンP3、第4動作演出パターンP4の順で高くなるようにしている。具体的に、例えば、大当り判定の結果が肯定(当り)の場合に、第4動作演出パターンP4は最も選択され易く、大当り判定の結果が否定(はずれ)の場合に、第4動作演出パターンP4は最も選択され難く構成されているので、第4動作演出パターンP4が可動演出装置Mで実行された場合は大当り遊技が付与される期待度が高くなる。一方、大当り判定の結果が肯定(当り)の場合に、第1動作演出パターンP1は最も選択され難く、大当り判定の結果が否定(はずれ)の場合に、第1動作演出パターンP1は最も選択され易く構成されているので、第1動作演出パターンP1が可動演出装置Mで実行された場合は大当り遊技が付与される期待度が低くなる。
(映像演出パターンについて)
実施例のパチンコ機10では、前記演出制御ROM51bに、前記可動演出装置Mで実行可能な複数の前記動作演出パターンP1〜P4に対応して、前記プロジェクタ42で行われる映像演出の演出内容を特定する映像演出パターンが記憶されている。そして、演出制御CPU51aは、前記動作演出パターンの抽選で1つの動作演出パターンを決定すると、該動作演出パターンに対応する映像演出パターン指定コマンドをプロジェクタ42のCPUに出力し、該CPUは、映像演出パターン指定コマンドを入力すると、その映像演出パターンに対応する映像データに基づく演出内容の映像光を可動体38に向けて投射するよう制御する。実施例では、図7に示す如く、各動作演出パターンP1〜P4に対して1つの映像演出パターンR1〜R4を設定する場合で説明するが、動作演出パターンと映像演出パターンとは一対一の関係でなく、1つの動作演出パターンに対して選択可能な形態の異なる複数種類の映像演出パターンを設定することができる。
次に、各映像演出パターンR1〜R4について、具体的に説明する。
第1映像演出パターンR1は、可動体38が第1の位置と中間位置との間を往復移動する動作に合わせて、プロジェクタ42から映像を投射する向きを変えると共に、該可動体38に第1映像を継続して投射する態様に設定される。
第2映像演出パターンR2は、可動体38が第1の位置と中間位置との間を移動する動作に合わせて、プロジェクタ42から映像を投射する向きを変えると共に、可動体38が第1の位置から中間位置まで移動する間は、該可動体38に第1映像を投射し、可動体38が中間位置で停止した後に第1映像から第2映像に切り替えて可動体38に第2映像を投射し、可動体38が中間位置から第1の位置に戻るまでの間は第2映像を継続して投射する態様に設定される。
第3映像演出パターンR3は、可動体38が第1の位置と第2の位置との間を往復移動する動作に合わせて、プロジェクタ42から映像を投射する向きを変えると共に、該可動体38に第1映像を継続して投射する態様に設定される。
第4映像データR4は、可動体38が第1の位置と第2の位置との間を移動する動作に合わせて、プロジェクタ42から映像を投射する向きを変えると共に、可動体38が第1の位置から第2の位置まで移動する間は、該可動体38に第1映像を投射し、可動体38が第2の位置で前記装飾部37と合体して停止した後に第1映像から第3映像に切り替えて可動体38および装飾部37に第3映像を投射し、可動体38が第2の位置から第1の位置に戻るまでの間は第3映像から切り替えた第1映像を継続して投射する態様に設定される。
実施例では、前記第1〜第3映像として、パチンコ機10のモチーフとなる動物の顔が用いられている。具体的に、第1映像はパンダの顔であり、第2映像はトラの顔であり、第3映像はライオンの顔である。また、第1〜第3映像としては、各動物の顔の表情が変化する動画の映像であってもよい。
(表示演出パターンについて)
実施例のパチンコ機10では、前記演出制御ROM51bに、前記可動演出装置Mで実行可能な複数の前記動作演出パターンP1〜P4に対応して、前記表示装置17で行われる表示演出の表示内容を特定する表示演出パターンが記憶されている。そして、演出制御CPU51aは、前記動作演出パターンの抽選で1つの動作演出パターンを決定すると、該動作演出パターンに対応する表示演出パターン指定コマンドを前記表示制御CPU52aに出力し、該表示制御CPU52aは、表示演出パターン指定コマンドを入力すると、その表示演出パターンに対応する表示データに基づく演出内容の画像を表示装置17の表示部17aに表示するよう制御する。各動作演出パターンP1〜P4に対応する表示演出パターンで特定される演出内容は、各動作演出パターンP1〜P4で特定される可動体38の動作および各映像データR1〜R4で特定されるプロジェクタ42から投射される映像に関連する画像を、表示部17aに表示する。
すなわち、演出制御CPU51aは、決定された動作演出パターンに基づき駆動モータ39を駆動制御して、該動作演出パターンで特定される動作演出を可動体38で行わせる駆動制御手段としての機能を有する。また、決定した動作演出パターンに対応する映像演出パターンを前記プロジェクタ42に出力することで、該プロジェクタ42から可動体38や装飾部37に映像光を投射して対応する映像を表示させる演出制御CPU51aは、前記可動体38の動作の種類(動作演出パターンP1〜P4)に応じて異なる映像を可動体38や装飾部37に投射するようにプロジェクタ42を制御するプロジェクタ制御手段としての機能を有する。また、プロジェクタ制御手段としての演出制御CPU51aは、動作演出パターンに対応する映像演出パターンで特定される映像データR1〜R4の中から1つの映像データを決定するものであって、該演出制御CPU51aは映像決定手段としての機能を有している。そして、プロジェクタ42は、映像決定手段としての演出制御CPU51aが決定した映像を投射するよう構成されている。また、決定した動作演出パターンに対応する表示演出パターン指定コマンドを前記表示制御CPU52aに出力することで、該表示制御CPU52aを介して前記表示装置17を制御する演出制御CPU51aは、前記可動体38の動作の種類(動作演出パターンP1〜P4)に応じて異なる画像を表示部17aに表示するように表示装置(表示手段)17を制御する表示制御手段としての機能を有する。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記前枠13の前面側に設けられた前記操作ハンドル16の操作レバー16aを遊技者が回転操作すると、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が前記遊技盤20の遊技領域21内に打ち出される。この遊技領域21に打ち出されたパチンコ球は、前記枠状装飾体24の外周囲を流下し、該パチンコ球が前記第1始動入賞部25(第1始動入賞口25a)に入賞すると、前記第1始動入賞検出センサ29からの検出信号がメイン制御CPU50aに入力され、該メイン制御CPU50aは、大当り判定用乱数の値をメイン制御ROM50bから読み出し、メイン制御RAM50cの所定の記憶領域に記憶する。そして、メイン制御CPU50aは、図柄変動ゲームの開始前に、メイン制御RAM50cに記憶されている前記大当り判定用乱数の値とメイン制御ROM50bに記憶されている大当り判定値とを比較して大当りか否かの大当り判定(当り判定)を行う。
前記メイン制御CPU50aは、大当り判定の判定結果が肯定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値とが一致)の場合、大当りを決定する。大当りを決定したメイン制御CPU50aは、図柄決定用乱数をメイン制御RAM50cから読み出し、該値に予め対応付けられた図柄を大当り図柄として決定し、決定した図柄の種類を示す情報をメイン制御RAM50cに記憶する。そして、メイン制御CPU50aは、図柄の種類に応じた大当り導出演出用の変動パターンを決定し、決定した大当り導出演出用の変動パターンに対応する制御コマンドを所定のタイミングで演出制御基板51(演出制御CPU51a)に出力する。また、メイン制御CPU50aは、大当り判定の判定結果が否定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値とが不一致)の場合、はずれを決定すると共に、選択されたはずれ演出用の変動パターンを決定し、決定したはずれ演出用の変動パターンに対応する制御コマンドを所定のタイミングで演出制御基板51(演出制御CPU51a)に出力する。
前記演出制御CPU51aは、大当り導出演出用の変動パターンまたははずれ演出用の変動パターンに対応する変動パターン指定コマンドを入力すると、前記可動演出装置Mによる可動体演出を実行するか否かを決定する可動体演出の実行可否判定を行う。すなわち、演出制御CPU51aは、変動パターン指定コマンドが入力されたときに実行可否判定用乱数を取得すると共に、この取得した実行可否判定用乱数の値を、可動体演出の実行可否判定に用いられる抽選テーブルに設定されている実行可否判定値と比較して、可動体演出を実行するか否かを決定する。
前記演出制御CPU51aは、前記実行可否判定において可動体演出を実行することが決定された場合に、複数種類の動作演出パターンP1〜P4の中から1つの動作演出パターンを決定し、決定された動作演出パターンを当該の図柄変動演出中に実行する。具体的には、メイン制御CPU50aでの大当り判定が肯定(当り)で、実行可否判定が肯定の場合には、演出制御CPU51aは、大当り導出演出用の変動パターンに対応する変動パターン指定コマンドが入力されたときに動作演出パターン判定用乱数を取得すると共に、この取得した動作演出パターン判定用乱数の値を、動作演出パターン振分け抽選テーブルT1(図6)に設定されている動作演出パターン抽選用判定値と比較して、何れかの動作演出パターンP1〜P4を決定する。また、メイン制御CPU50aでの大当り判定が否定(はずれ)で、実行可否判定が肯定の場合には、演出制御CPU51aは、はずれ演出用の変動パターンに対応する変動パターン指定コマンドが入力されたときに動作演出パターン判定用乱数を取得すると共に、この取得した動作演出パターン判定用乱数の値を、動作演出パターン振分け抽選テーブルT2(図6)に設定されている動作演出パターン抽選用判定値と比較して、何れかの動作演出パターンP1〜P4を決定する。
前記演出制御CPU51aは、動作演出パターンを決定すると、決定した動作演出パターンに基づいて前記可動演出装置Mの駆動モータ39を制御して、決定された動作演出パターンで可動体38を動作させる。また、演出制御CPU51aは、決定した動作演出パターンに対応する映像演出パターンの映像演出パターン指定コマンドを前記プロジェクタ42に出力する。そして、プロジェクタ42のCPUは、入力された映像演出パターン指定コマンドに対応する映像データに基づく映像を可動体38や装飾部37に投射するように各部を制御する。また、演出制御CPU51aは、決定した動作演出パターンに対応する表示演出パターンの表示演出パターン指定コマンドを表示制御基板52に出力する。そして、表示制御CPU52aは、入力された表示演出パターン指定コマンドに対応する表示データに基づく画像を表示部17aに表示するよう表示装置17を制御する。
(動作演出パターンとして第1動作演出パターンP1が決定された場合)
第1動作演出パターンP1が決定された場合は、図8に示す如く、前記演出制御CPU51aは、前記駆動モータ39を正転方向に回転して第1の位置に位置する前記可動体38を中間位置に向けて移動させる。また、前記プロジェクタ42は、第1動作演出パターンP1に対応する第1映像演出パターンR1に基づいて可動体38に向けて第1映像を投射し、該可動体38は、第1映像であるパンダの映像が表示された状態で中間位置に向けて移動する。前記パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が中間位置に至ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を逆転方向に回転するように切り替える。これにより、中間位置に至った可動体38は、該中間位置に停止することなく第1の位置に向けて移動する。そして、パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が第1の位置に戻ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を停止し、可動体38を第1の位置で停止させる。また、プロジェクタ42は、移動する可動体38に向けて第1映像を継続して投射し、中間位置から第1の位置に戻る間も可動体38には第1映像であるパンダの映像が継続して表示される。
(動作演出パターンとして第2動作演出パターンP2が決定された場合)
第2動作演出パターンP2が決定された場合は、図9(a)に示す如く、前記演出制御CPU51aは、前記駆動モータ39を正転方向に回転して第1の位置に位置する前記可動体38を中間位置に向けて移動させる。また、前記プロジェクタ42は、第2動作演出パターンP2に対応する第2映像演出パターンR2に基づいて可動体38に向けて第1映像を投射し、該可動体38は、第1映像であるパンダの映像が表示された状態で中間位置に向けて移動する。前記パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が中間位置に至ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を停止して可動体38を中間位置で第1停止時間だけ停止させる。プロジェクタ42は、可動体38が中間位置で停止した後に第1映像から第2映像に切り替えて可動体38に第2映像を投射する。これにより、中間位置で停止している可動体38には、図9(b)に示す如く、第2映像であるトラの映像が表示され、可動体38に表示される映像(意匠)が変化することで、演出の興趣が向上される。
前記第1停止時間が経過すると、前記プロジェクタ42からは第2映像から切り替えられた第1映像が前記可動体38に投射されると共に、前記演出制御CPU51aは前記駆動モータ39を逆転方向に回転して、中間位置に位置する可動体38を第1の位置に向けて移動させる。そして、パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が第1の位置に戻ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を停止し、可動体38を第1の位置で停止させる。また、プロジェクタ42は、移動する可動体38に向けて第1映像を継続して投射し、中間位置から第1の位置に戻る間も可動体38には第1映像であるパンダの映像が継続して表示される。
(動作演出パターンとして第3動作演出パターンP3が決定された場合)
第3動作演出パターンP3が決定された場合は、図10に示す如く、前記演出制御CPU51aは、前記駆動モータ39を正転方向に回転して第1の位置に位置する前記可動体38を第2の位置に向けて移動させる。また、前記プロジェクタ42は、第3動作演出パターンP3に対応する第3映像演出パターンR3に基づいて可動体38に向けて第1映像を投射し、該可動体38は、第1映像であるパンダの映像が表示された状態で第2の位置に向けて移動する。前記パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が第2の位置に至ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を逆転方向に回転するように切り替える。これにより、第2の位置に至った可動体38は、該第2の位置に停止することなく第1の位置に向けて移動する。プロジェクタ42は、可動体38が第2の位置に至っても投射する第1映像を別の映像に切り替えないので、可動体38が前記装飾部37と重なって合体しても、可動体38には第1映像であるパンダの映像が継続して表示される。
前記第2の位置から第1の位置に向けて前記可動体38が移動し、前記パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が第1の位置に戻ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を停止し、可動体38を第1の位置で停止させる。また、プロジェクタ42は、移動する可動体38に向けて第1映像を継続して投射し、第2の位置から第1の位置に戻る間も可動体38には第1映像であるパンダの映像が継続して表示される。
(動作演出パターンとして第4動作演出パターンP4が決定された場合)
第4動作演出パターンP4が決定された場合は、図11(a)に示す如く、前記演出制御CPU51aは、前記駆動モータ39を正転方向に回転して第1の位置に位置する前記可動体38を第2の位置に向けて移動させる。また、前記プロジェクタ42は、第4動作演出パターンP4に対応する第4映像演出パターンR4に基づいて可動体38に向けて第1映像を投射し、該可動体38は、第1映像であるパンダの映像が表示された状態で第2の位置に向けて移動する。前記パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が第2の位置に至ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を停止して可動体38を第2の位置で第2停止時間だけ停止させる。プロジェクタ42は、可動体38が第2の位置で停止した後に第1映像から第3映像に切り替える。これにより、第2の位置で前記装飾部37と重なって合体した可動体38および装飾部37には、図11(b)に示す如く、第3映像であるライオンの映像が表示され、可動体38および装飾部37に表示される映像(意匠)が変化することで、演出の興趣が向上される。また、可動体38のみでなく、合体した装飾部37との合体形状に合わせた一つの映像が、可動体38および装飾部37に表示されるので、インパクトを高めることができる。
前記第2停止時間が経過すると、前記プロジェクタ42からは第3映像から切り替えられた第1映像が前記可動体38に投射されると共に、前記演出制御CPU51aは前記駆動モータ39を逆転方向に回転して、第2の位置に位置する可動体38を第1の位置に向けて移動させる。そして、前記パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が第1の位置に戻ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を停止し、可動体38を第1の位置で停止させる。また、プロジェクタ42は、移動する可動体38に向けて第1映像を継続して投射し、第2の位置から第1の位置に戻る間も可動体38には第1映像であるパンダの映像が継続して表示される。
なお、第1〜第4動作演出パターンP1〜P4が決定された場合に、前記表示部17aには、動作演出パターンP1〜P4および映像演出パターンR1〜R4に対応して異なる画像が表示され、動作演出および映像演出との組み合わせによって、演出の興趣が向上される。
実施例のパチンコ機10では、前記プロジェクタ42から可動体38に投射する映像の種類を変えることで、動作する可動体38に表示される映像(意匠)を変化させることができ、可動体38の動作と、可動体38に表示される映像(意匠)の変化との組み合わせによって演出パターンのバリエーションを増やして、興趣の向上を図ることができる。また、前記表示装置17での図柄変動演出中において前記可動演出装置Mで実施される前記動作演出パターンP1〜P4およびプロジェクタ42で実施される前記映像演出パターンR1〜R4の種類によって、当該図柄変動演出後に大当り遊技が付与される期待度が異なるよう構成したので、可動体38の動作および該可動体38に表示される映像(意匠)の変化に対する関心を高めて、より興趣を向上することができる。
実施例のパチンコ機10では、透明な可動体38に、プロジェクタ42から投射される映像を表示可能な透明フィルム41を設けたので、映像が投射されていない状態では、可動体38の後方を透過して見ることができ、演出効果を高めることができる。また、映像を表示するための透明フィルム41および可動体38を透明に構成しているので、可動体38を前記表示部17aの前側に重なるように配置しても、該可動体38によって表示部17aの表示演出が隠れて見えなくなることはなく、該可動体38として大型のものを採用することができ、映像を表示した場合のインパクトをより高めることができる。また、可動体38におけるプロジェクタ42から投射される映像を前側から視認可能な前面に凹凸を形成したので、可動体38に投射された映像が立体的となってインパクトを高めることができ、演出効果をより向上することができる。すなわち、可動体38の平坦な後面に表示される映像は、可動体38の凹凸によるレンズ効果によって遊技者側からは立体的に見えるようになり、演出効果が向上する。なお、可動体38に映像が投射されていない状態において、該可動体38に対して前記設置部材22等に設けた発光演出装置からの光を入射させるよう構成することで、当該可動体38を、各種の映像を表示する演出手段として用いつつ、映像が投射されていないときには電飾として機能させることができる。
実施例のパチンコ機10では、前記可動体38を第2の位置に移動することで装飾部37と合体させ、該合体した可動体38および装飾部37に、前記プロジェクタ42から投射した一つの意匠(実施例ではライオン)を表わす映像を表示するよう構成したので、インパクトを高めて、演出効果を向上することができる。すなわち、定形の可動体38に表示される映像(意匠)が変化するのみでなく、可動体38と装飾部37とが合体することで可動体単体の形状とは異なった合体形状の可動体38および装飾部37に、一つの意匠を表わす映像が表示されることでインパクトを高めることができる。また、映像演出と動作演出との組み合わせの演出パターンのバリエーションをより増やして、興趣の向上を図ることができる。
(変更例)
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の各変更例を相互に組み合わせて採用することができると共に、実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1) 実施例では、可動体を、表示装置における表示部の前側を左右方向に往復移動するよう構成したが、可動体の移動方向は、上下方向であっても斜め方向であってもよい。
(2) 実施例では、可動体を第2の位置に移動することで合体する装飾部を枠状装飾体に配設したが、設置部材に装飾部を配設し、第2の位置の可動体の後側に装飾部が重なって合体する構成を採用することができる。
(3) 可動体が合体する装飾部を複数を設けることができ、可動体は、各装飾部と合体する夫々の位置(第2の位置)に移動するよう構成すればよい。また、複数の装飾部の種類(形状や大きさ等)を異ならせ、可動体と各装飾部との合体形状に合わせた映像をプロジェクタから投射する構成を採用することで、演出パターンのバリエーションをより増やすことができる。また、装飾部を複数設ける構成では、可動体が合体する装飾部の種類に応じた動作演出パターンや映像演出パターンを設定すると共に、動作演出パターンを決定する割合を変えることによって、有利状態が付与される期待度を可動体が合体する装飾部の種類によって異ならせる構成を採用することができる。
(4) 実施例では、可動体や装飾部の後面に透明フィルムを設け、可動体や装飾部の後面にプロジェクタから映像を投射するよう構成したが、可動体や装飾部の前面に透明フィルムを設け、可動体や装飾部の前面にプロジェクタから映像を投射する構成を採用することができる。
(5) 実施例では、可動体の全体を透明に構成したが、一部のみを透明部とすることができる。
(6) 実施例では、可動体の平坦に形成した後面に透明フィルムを設けたが、該後面を凹凸形状として、該凹凸面に透明フィルムを設ける構成を採用することができ、この構成においても、凹凸面に投射された映像を前側から立体的に見えるようにすることができる。
(7) 実施例では、装飾部の後側に可動体が重なる構成としたが、装飾部における可動体と前後に重なる領域を開口部として、該開口部から可動体が直接視認し得る構成を採用することができる。
(8) 可動体や装飾部を不透明で構成し、該可動体や装飾部の前面にプロジェクタから映像を投射して可動体や装飾部に直に映像を表示する構成を採用することができ、この構成では透明フィルムを省略することができる。
(9) 実施例では、可動体と装飾部とが前後で重なるように合体する場合で説明したが、装飾部に、可動体が入り込む凹部を設け、該凹部に可動体が入ることで、可動体と装飾部とで一つの意匠形状が形成される構成を採用することができる。
(10) 実施例では、1つの可動体を動作するよう構成したが、複数の可動体を相対的に離間したり集合するよう構成し、離間した状態で各可動体にプロジェクタから投射される映像と、複数の可動体が集合した状態で全ての可動体にプロジェクタから投射される映像とを異ならせる構成を採用することができる。
(11) 実施例では、可動体演出が実行される場合に、可動体にプロジェクタから投射される映像を表示するよう構成したが、可動体演出が実行されない、例えば可動体が第1の位置に位置する状態において、該可動体に対して各種の映像(静止画や動画)を投射して表示させる構成を採用することができる。
(12) 実施例では、動作演出パターンの種類によって大当り遊技が付与される期待度を変えるよう構成したが、確変状態や変短状態が付与される期待度を、動作演出パターンの種類によって変えるようにしてもよい。また、図柄変動演出中等における始動入賞手段へのパチンコ球の入賞時に取得した各種の情報を、保留情報として所定数だけ保留してその保留数を表示する構成おいて、保留情報が大当りであるか否かや図柄変動演出において実行されるリーチの種類等を示唆する保留予告演出として、可動体を各種の動作演出パターンで動作すると共に、対応する映像演出パターンで可動体に映像を表示させるようにすることができる。
(13) 実施例では、可動体に設けた透明フィルムに映像を表示するよう構成したが、中空に形成した可動体の内部に、水等の液体を霧化したスクリーンを形成し、該スクリーンにプロジェクタから投射した映像を表示する構成を採用することができる。
(14) 実施例では、パチンコ球が一定の確率で入賞可能な第1始動入賞部と、パチンコ球の入賞確率を可変可能な第2始動入賞部とを始動入賞手段として備え、各始動入賞手段毎に検出手段を設けて個別にパチンコ球の入賞を検出するよう構成したが、該第1および第2始動入賞手段の入賞検出手段を共通にしてもよい。すなわち、第1始動入賞手段への入賞と、第2始動入賞手段への入賞とを区別しないよう構成してもよい。
(15) 実施例においてメイン制御手段(メイン制御CPU)が備える機能の全部または一部をサブ制御手段(演出制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対にサブ制御手段が備える機能の全部または一部をメイン制御手段が備えるようにしてもよい。そして実施例では、メイン制御基板とサブ制御基板(演出制御基板)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例におけるメイン制御手段およびサブ制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。更に、別途制御基板を備えて、実施例のメイン制御手段やサブ制御手段が備える機能の全部また一部を、別の制御手段に備えさせてもよい。
(16) また、実施例において演出制御手段(演出制御CPU)が備える機能の全部または一部を表示制御手段(表示制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対に表示制御手段が備える機能の全部または一部を演出制御手段が備えるようにしてもよい。そして実施例では、演出制御基板(演出制御CPU)と表示制御基板(表示制御CPU)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例における演出制御手段および表示制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。また、発光制御を行うランプ制御手段や音出力制御を行う音制御手段に関しても同様に、演出制御手段が兼用することができる。
(17) 実施例では、第1特典遊技状態が付与されている状態を確変状態としたが、これに限られるものではなく、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態を組み合わせた状態を確変状態とすることもできる。この場合に、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態の何れも付与されていない状態を非確変状態とすることができる。
(18) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やコインまたはパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
37 装飾部
38 可動体
41 透明フィルム
42 プロジェクタ
51a 演出制御CPU(映像決定手段)

Claims (4)

  1. 遊技者に有利な有利状態に制御可能な遊技機において、
    動作により演出を行う可動体と、
    前記可動体に映像を投射可能なプロジェクタと、
    前記プロジェクタで投射する映像を、前記有利状態が付与される期待度が異なる複数種類から決定する映像決定手段とを備え、
    前記プロジェクタは、前記映像決定手段で決定された映像を投射するよう構成された
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動体は透明部を有し、該透明部に、前記プロジェクタから投射される映像を表示可能な透明フィルムを設けた請求項1記載の遊技機。
  3. 前記可動体は、前記プロジェクタから投射される映像を視認可能な面に凹凸を形成した請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記可動体は、第1の位置および第2の位置に移動可能に構成され、
    前記第2の位置に移動した可動体が合体する装飾部が設けられ、
    合体した可動体および装飾部に、前記プロジェクタから投射した一つの意匠を表わす映像が表示されるよう構成した請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
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