JP2021069572A - 判定装置、及び検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出装置による排泄物の検出精度を向上させることが可能な判定装置、及び検出装置を提供すること。【解決手段】処理装置16は、基板と、対象ガスを検出するガスセンサと、ガスを吸引し、吸引したガスをガスセンサに向けて吐出する循環器と、第1温度センサと、第2温度センサと、を備える検出装置の装着向きを判定する装置であって、第1温度センサによって検出された第1温度を取得する取得部61と、第2温度センサによって検出された第2温度を取得する取得部62と、第1温度及び第2温度に基づいて、生体が着用する失禁対策衣類に検出装置が装着されている向きを判定する判定部63と、判定部63による判定結果を出力する出力部64と、を備え、基板は、第1面と、第1面と反対側の第2面と、を有し、ガスセンサ及び第1温度センサは、第1面に設けられ、第2温度センサは、第2面に設けられる。【選択図】図3

Description

本開示は、判定装置、及び検出装置に関する。
従来、おむつ等の失禁対策衣類に装着され、排泄物を検出するための検出装置が知られている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、おむつに取り付けられた温度センサによって検知された温度変化に基づいて、排泄等を検出する装置が記載されている。
特開2010−194277号公報 特表2007−530154号公報
このような検出装置は、おむつ等に正しい向きに装着されていなければ、正常に排泄物を検出することができない場合がある。つまり、検出装置が誤った向きに取り付けられると、検出精度が低下するおそれがある。
本技術分野では、検出装置による排泄物の検出精度を向上させることが望まれている。
本開示の一側面に係る判定装置は、基板と、排泄物から発生する検出対象のガスである対象ガスを検出するガスセンサと、ガスを吸引し、吸引したガスをガスセンサに向けて吐出する循環器と、第1温度センサと、第2温度センサと、を備える検出装置の装着向きを判定する装置である。この判定装置は、第1温度センサによって検出された第1温度を取得する第1取得部と、第2温度センサによって検出された第2温度を取得する第2取得部と、第1温度及び第2温度に基づいて、生体が着用する失禁対策衣類に検出装置が装着されている向きを判定する判定部と、判定部による判定結果を出力する出力部と、を備える。基板は、第1面と、第1面と反対側の第2面と、を有する。ガスセンサ、及び第1温度センサは、第1面に設けられる。第2温度センサは、第2面に設けられる。
この判定装置では、基板の第1面に設けられた第1温度センサによって検出された第1温度と、基板の第2面に設けられた第2温度センサによって検出された第2温度と、に基づいて、失禁対策衣類に検出装置が装着されている向きが判定される。一般に、体表面の温度は外気の温度よりも高く、失禁対策衣類と生体との間に形成される空間のガスの温度は、失禁対策衣類の外部のガスの温度よりも高い。このため、例えば、第1面が失禁対策衣類と向かい合っている場合には、第2温度センサは第1温度センサよりも生体の体表面に近いので、第2温度は第1温度よりも高くなり得る。循環器が失禁対策衣類と生体との間に形成される空間からガスを吸引している場合には、循環器が失禁対策衣類の外部からガスを吸引している場合と比較して、第1温度は高くなり得る。これらの関係を考慮することによって、第1温度及び第2温度から検出装置の装着向きを安定的に判定することができる。したがって、介護者の取り付け作業に影響されることなく、検出装置を正しい向きに装着することができる。その結果、検出装置による排泄物の検出精度を向上させることが可能となる。
判定部は、第1温度と第2温度とを比較することによって、第1面が、失禁対策衣類と向かい合っているか、生体と向かい合っているかを判定してもよい。第1面が失禁対策衣類と向かい合っている場合には、第2温度センサは第1温度センサよりも生体の体表面に近い。このため、第2温度は第1温度よりも高くなり得る。一方、第1面が生体と向かい合っている場合には、第1温度センサが第2温度センサよりも生体の体表面に近い。このため、第1温度は第2温度よりも高くなり得る。このように、第1温度と第2温度とを比較するだけで、第1面が失禁対策衣類及び生体のいずれと向かい合っているかが判定され得る。
判定部は、第1温度と予め定められた閾値とを比較することによって、循環器が、失禁対策衣類と生体との間に形成される空間からガスを吸引しているか、失禁対策衣類の外部からガスを吸引しているかを判定してもよい。一般に、失禁対策衣類と生体との間に形成される空間のガスの温度は、失禁対策衣類の外部のガスの温度よりも高い。このため、循環器が失禁対策衣類と生体との間に形成される空間からガスを吸引している場合には、第1温度は閾値よりも高くなり得る。一方、循環器が失禁対策衣類の外部からガスを吸引している場合には、第1温度は閾値よりも低くなり得る。このように、第1温度と閾値とを比較するだけで、循環器が、失禁対策衣類と生体との間に形成される空間及び失禁対策衣類の外部のいずれからガスを吸引しているかが判定され得る。
判定部は、第2温度から第1温度を減算することによって得られる温度差を用いて、検出装置の装着向きを判定してもよい。体温には個体差があるので、第1温度及び第2温度は生体によって異なる場合がある。これに対し、第2温度から第1温度を減算することによって、第1温度と第2温度との相対的な大小関係が得られる。このため、温度差を用いることによって、個体差の影響を低減することができる。したがって、検出装置の装着向きの判定精度を向上させることが可能となる。
判定部は、検出装置が装着されてから第1温度が定常状態の第1定常温度に収束するまでの第1立ち上がり特性、及び検出装置が装着されてから第2温度が定常状態の第2定常温度に収束するまでの第2立ち上がり特性に基づいて、検出装置の装着向きを判定してもよい。体温には個体差があるので、第1温度及び第2温度は生体によって異なる場合がある。これに対し、第1立ち上がり特性及び第2立ち上がり特性のそれぞれは、個体に共通の特性を有している。このため、第1立ち上がり特性及び第2立ち上がり特性を用いることによって、個体差の影響を低減することができる。したがって、検出装置の装着向きの判定精度を向上させることが可能となる。
本開示の別の側面に係る検出装置は、生体が着用する失禁対策衣類に装着され、排泄物から発生する検出対象のガスである対象ガスによって排泄物を検出するための装置である。この検出装置は、第1面及び第1面と反対側の第2面を有する基板と、第1面に設けられ、対象ガスを検出するガスセンサと、第1面に設けられ、ガスを吸引し、吸引したガスをガスセンサに向けて吐出する循環器と、第1面に設けられる第1温度センサと、第2面に設けられる第2温度センサと、第1温度センサによって検出された第1温度と第2温度センサによって検出された第2温度とに基づいて、検出装置の装着向きを判定する判定装置と、を備える。
この検出装置では、基板の第1面に設けられた第1温度センサによって検出された第1温度と、基板の第2面に設けられた第2温度センサによって検出された第2温度と、に基づいて、検出装置の装着向きが判定される。一般に、体表面の温度は外気の温度よりも高く、失禁対策衣類と生体との間に形成される空間のガスの温度は、失禁対策衣類の外部のガスの温度よりも高い。このため、例えば、第1面が失禁対策衣類と向かい合っている場合には、第2温度センサは第1温度センサよりも生体の体表面に近いので、第2温度は第1温度よりも高くなり得る。循環器が失禁対策衣類と生体との間に形成される空間からガスを吸引している場合には、循環器が失禁対策衣類の外部からガスを吸引している場合と比較して、第1温度は高くなり得る。これらの関係を考慮することによって、第1温度及び第2温度から検出装置の装着向きを安定的に判定することができる。したがって、介護者の取り付け作業に影響されることなく、検出装置を正しい向きに装着することができる。その結果、検出装置による排泄物の検出精度を向上させることが可能となる。
上記検出装置は、判定装置による判定結果を出力する出力装置をさらに備えてもよい。この場合、介護者等が判定結果を認識することができる。このため、検出装置が正しい向きに装着されていない場合には、介護者等が検出装置を正しい向きに装着し直すことができる。その結果、検出装置による排泄物の検出精度を向上させることが可能となる。
ガスセンサは、第1温度センサよりも循環器に近い位置に設けられてもよい。ガスセンサが循環器の近くに設けられることによって、循環器から吐出されるガスがガスセンサに到達しやすくなる。このため、循環器から吐出されるガスに含まれる対象ガスの検出精度を向上させることが可能となる。
本開示の各側面及び各実施形態によれば、検出装置による排泄物の検出精度を向上させることが可能な判定装置、及び検出装置を提供することができる。
図1は、一実施形態に係る検出装置を概略的に示す断面図である。 図2は、図1に示される検出装置の構成を概略的に示す図である。 図3は、図2に示される処理装置の機能ブロック図である。 図4は、図1に示される検出装置の装着例を示す図である。 図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。 図6(a)は、生体が息を吸ったときの図1に示される循環器の状態を示す断面図である。図6(b)は、生体が息を吐いたときの図1に示される循環器の状態を示す断面図である。 図7は、図1に示される検出装置が上下逆に装着されている状態を示す図である。 図8は、図1に示される検出装置が表裏逆に装着されている状態を示す図である。 図9は、図1に示される検出装置が上下逆かつ表裏逆に装着されている状態を示す図である。 図10は、検出装置の装着向きを判定する方法の一連の処理を示すフローチャートである。 図11は、図1に示される検出装置が正しい向きに装着されている場合の温度センサの計測値の時間変化を示す図である。 図12は、図1に示される検出装置が上下逆に装着されている場合の温度センサの計測値の時間変化を示す図である。 図13は、図1に示される検出装置が表裏逆に装着されている場合の温度センサの計測値の時間変化を示す図である。 図14は、図1に示される検出装置が上下逆かつ表裏逆に装着されている場合の温度センサの計測値の時間変化を示す図である。 図15は、変形例の検出装置を含む検出システムの構成を概略的に示す図である。
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。なお、図面の説明において同一要素には同一符号が付され、重複する説明は省略される。
図1は、一実施形態に係る検出装置を概略的に示す断面図である。図2は、図1に示される検出装置の構成を概略的に示す図である。図3は、図2に示される処理装置の機能ブロック図である。図4は、図1に示される検出装置の装着例を示す図である。図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。図1に示される検出装置10は、監視対象の生体3の排泄物を検出するための装置である。検出装置10は、対象ガスによって排泄物を検出する。対象ガスは、排泄物から発生する検出対象のガス(におい)である。生体3は、人間に限られず、他の動物であってもよい。検出装置10によって検出される排泄物としては、尿、及び便等が挙げられる。
検出装置10は、可搬型の装置であり、生体3が着用する失禁対策衣類2に取り外し可能に構成されている。失禁対策衣類2は、例えば、パンツ型の衣類である。本実施形態では、失禁対策衣類2はおむつである。失禁対策衣類2には、ポケット2bが設けられている。ポケット2bは、袋状の形状を有し、検出装置10を収容するために用いられる。ポケット2bは、通気性のよい形成材料で構成されている。形成材料の例としては、不織布が挙げられる。ポケット2bは、失禁対策衣類2の縁部2aにおける内面に設けられている。ポケット2bは、失禁対策衣類2と一体に構成されていてもよく、両面テープ及び面ファスナーといった固定部材によって失禁対策衣類2の内面に取り付けられてもよい。
検出装置10は、基板11と、循環器12と、ガスセンサ13と、温度センサ14(第1温度センサ)と、温度センサ15(第2温度センサ)と、処理装置16(判定装置)と、出力装置17と、通信装置18と、を備えている。
基板11は、矩形板状の部材である。基板11は、面11a(第1面)と面11b(第2面)とを有する。面11aは、検出装置10が失禁対策衣類2に正しい向きに装着されている状態で、失禁対策衣類2の内面と向かい合う面である。面11bは、面11aと反対側の面であって、検出装置10が失禁対策衣類2に正しい向きに装着されている状態で、生体3と向かい合う面である。
循環器12は、ガスを吸引し、吸引したガスをガスセンサ13に向けて吐出する装置である。循環器12はスポイトのように動作する。循環器12は、面11aに設けられている。検出装置10が失禁対策衣類2に正しい向きに装着されている状態で、循環器12は、失禁対策衣類2と生体3との間に形成される空間Vのガスを吸引し、吸引したガスをガスセンサ13に向けて吐出する。循環器12は、筐体21と、逆流防止弁22と、逆流防止弁23と、を備えている。
筐体21は、扁平な中空の箱型形状を有しており、内部空間SPを規定している。筐体21は、弾性変形可能な弾性部材によって構成されている。弾性部材は、例えば、生体3への安全性の高い軟質な材料である。このような材料としては、ポリエチレンテレフタレート、及びポリエチレン等が挙げられる。筐体21は、面11aの端部11c近傍に設けられている。
逆流防止弁22は、筐体21の方向D1における一端に設けられている。逆流防止弁22は、内部空間SPから外部にガスが流れることを防止するための弁であって、外部から内部空間SPに向かってガスを通過させる。逆流防止弁23は、筐体21の方向D1における他端に設けられている。逆流防止弁23は、外部から内部空間SPにガスが流れることを防止するための弁であって、内部空間SPから外部に向かってガスを通過させる。逆流防止弁23は、方向D1においてガスセンサ13と向かい合っている。検出装置10が失禁対策衣類2に正しい向きに装着されている状態では、逆流防止弁22,23によって、空間Vからガスセンサ13に向かって一方向(方向D1)にガスが流れる。
ガスセンサ13は、排泄物のにおい(対象ガス)を検出するためのセンサである。ガスセンサ13は、面11aに設けられている。ガスセンサ13は、方向D1において、逆流防止弁23と並設されており、逆流防止弁23から放出されるガスを受ける。ガスセンサ13としては、半導体方式のガスセンサ、電気化学方式のガスセンサ、及び水晶振動子方式のガスセンサ等が用いられる。排泄物として尿を検出する場合の対象ガスとしては、例えば、アンモニアが挙げられる。排泄物として便を検出する場合の対象ガスとしては、例えば、硫化水素、及びメチルメルカプタンが挙げられる。ガスセンサ13は、対象ガスの濃度に応じたアナログ値である計測値を処理装置16に出力する。
温度センサ14,15は、温度を計測するためのセンサである。温度センサ14は、面11aに設けられ、端部11d近傍に配置されている。つまり、循環器12、ガスセンサ13、及び温度センサ14は方向D1においてその順に配列されている。温度センサ15は、面11bに設けられ、端部11d近傍に配置されている。温度センサ15は、例えば、基板11を挟んで温度センサ14と対応する位置に設けられている。温度センサ14,15は、計測値として、計測した温度を処理装置16に出力する。
処理装置16は、検出装置10の全体を制御する。処理装置16は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等のメモリとを含むコントローラである。処理装置16は、基板11に実装されている。処理装置16は、ガスセンサ13及び温度センサ14,15の動作を制御し、ガスセンサ13及び温度センサ14,15から所定のサンプリング間隔で計測値を取得する。ガスセンサ13及び温度センサ14,15からの計測値のサンプリング間隔は、例えば、1秒程度である。
処理装置16は、温度センサ14によって検出された計測値(温度T1)と、温度センサ15によって検出された計測値(温度T2)と、に基づいて、検出装置10の装着向きを判定する。装着向きの判定方法は後述する。処理装置16は、装着向きの判定結果に基づいて出力装置17を動作させる。処理装置16は、判定結果を通信装置18が送信可能な送信データに変換し、送信データを通信装置18に出力する。処理装置16は、検出装置10を一意に識別可能な装置ID(Identifier)を送信データに含めてもよい。なお、処理装置16は、各センサから取得した計測値を送信データに変換し、送信データを通信装置18に出力してもよい。
メモリに格納されているプログラムを読み出して実行することにより、プロセッサの制御のもとで各ハードウェアが動作し、メモリにおけるデータの読み出し及び書き込みが行われる。これにより、処理装置16の図3に示される各機能部が実現される。図3に示されるように、処理装置16は、機能的には、取得部61(第1取得部)と、取得部62(第2取得部)と、判定部63と、出力部64と、を備えている。
取得部61は、温度センサ14によって検出された温度T1(第1温度)を取得する機能部である。取得部62は、温度センサ15によって検出された温度T2(第2温度)を取得する機能部である。判定部63は、温度T1及び温度T2に基づいて、失禁対策衣類2に検出装置10が装着されている向きを判定する機能部である。検出装置10が失禁対策衣類2に装着されている向きを単に「検出装置10の装着向き」と称する。出力部64は、判定部63による判定結果を出力する機能部である。
出力装置17は、各種情報を出力する装置である。出力装置17は、例えば、検出装置10が失禁対策衣類2に装着されている状態で、失禁対策衣類2の外部に情報を伝達可能な態様で配置されている。出力装置17の例としては、LED(Light Emitting Diode)、ディスプレイ、スピーカ、及びバイブレータが挙げられる。出力装置17は、処理装置16による判定結果を出力する。例えば、判定結果が誤装着を示す場合、出力装置17は、光、振動、音、及び表示画面等によって検出装置10の誤装着を介護者等に通知する。
通信装置18は、外部の情報処理装置(不図示)とデータの送受信を行うための装置である。本実施形態では、通信装置18は、無線でデータの送受信を行う無線通信モジュールである。通信装置18は、処理装置16から受け取ったデータを外部の情報処理装置に送信し、外部の情報処理装置から受け取ったデータを処理装置16に出力する。
なお、検出装置10は、ケース(筐体)19をさらに備えている。ケース19は、扁平な中空の箱型形状を有しており、基板11、循環器12、ガスセンサ13、温度センサ14、温度センサ15、処理装置16、出力装置17、及び通信装置18を収容する。ケース19は、筐体21と同様に、弾性変形可能な弾性部材によって構成されている。弾性部材は、例えば、生体3への安全性の高い軟質な材料である。このような材料としては、ポリエチレンテレフタレート、及びポリエチレン等が挙げられる。ケース19には、通気孔19aと、通気孔19bと、が設けられている。通気孔19aは、ケース19の側壁のうち、循環器12の逆流防止弁22と向かい合う側壁に設けられている。通気孔19bは、ケース19の側壁のうち、循環器12の逆流防止弁23と向かい合う側壁に設けられている。
次に、図6(a)及び図6(b)をさらに参照して、検出装置10の動作を説明する。図6(a)は、生体が息を吸ったときの図1に示される循環器の状態を示す断面図である。図6(b)は、生体が息を吐いたときの図1に示される循環器の状態を示す断面図である。図4及び図5に示されるように、検出装置10は、失禁対策衣類2と生体3との間に位置するように、失禁対策衣類2に装着される。この例では、検出装置10は、失禁対策衣類2の腹部側の内面に装着される。つまり、検出装置10は、失禁対策衣類2と生体3の腹部3aとの間に設けられる。例えば、失禁対策衣類2の内面に設けられたポケットに、検出装置10は収容される。
具体的には、基板11の端部11dが失禁対策衣類2の縁部2aに沿うように配置される。縁部2aは、伸縮性を有しているので、検出装置10は腹部3aに向けて押し付けられる。このとき、面11aは失禁対策衣類2の腹部側の内面と向かい合い、面11bは生体3(腹部3a)と向かい合い、端部11dは生体3の上半身側に位置し、端部11cは生体3の下半身側に位置している。失禁対策衣類2と生体3との間には空間Vが形成される。
生体3が呼吸をすることによって腹部3aの位置が変わるので、呼吸動作に応じて筐体21の内部空間SPの容積が変化する。具体的には、図6(a)に示されるように、生体3が息を吸うときには、腹部3aは膨らむので、循環器12は失禁対策衣類2と腹部3a(基板11)とに挟まれて筐体21に力が加わる。このため、筐体21が潰れ、筐体21の内部空間SPの容積(内部空間容量)が減少する。これにより、内部空間SP内のガスは筐体21の外部に吐出される。このとき、内部空間SP内のガスは、逆流防止弁23を介してガスセンサ13に向けて吐出され、通気孔19bを介してケース19の外部に導出される。
一方、図6(b)に示されるように、生体3が息を吐くときには、腹部3aは萎むので、失禁対策衣類2と腹部3a(基板11)とによって筐体21に加わる力が減少する。このため、筐体21の復元力によって筐体21の形状が元に戻り、内部空間SPの容積が増加する。これにより、通気孔19aを介して空間Vからケース19の内部にガスが導入され、逆流防止弁22を介して内部空間SPにガスが吸い込まれる。このように、生体3の呼吸によって、腹部3aが膨張し、萎む動作が繰り返されることにより、内部空間SPの容積が変化するので、空間Vから内部空間SPへのガスの吸引と、内部空間SPからガスセンサ13へのガスの吐出と、が繰り返される。
生体3が排泄(失禁)した場合には、排泄物から放出される対象ガスが空間Vに充満する。呼吸に応じた循環器12の上記動作が繰り返されることによって、空間V内の対象ガス(におい)は、撹拌されるとともに、ガスセンサ13に向けて吐出される。これにより、ガスセンサ13近傍に対象ガスが送出され、ガスセンサ13によって対象ガスが検出される。このように、検出装置10が失禁対策衣類2に正しい向きに装着されている場合、面11aが失禁対策衣類2の内面と向かい合い、循環器12によって空間V内のガスがガスセンサ13に向けて吐出される。
次に、図7〜図14を参照して、検出装置の装着向きを判定する方法を説明する。図7は、図1に示される検出装置が上下逆に装着されている状態を示す図である。図8は、図1に示される検出装置が表裏逆に装着されている状態を示す図である。図9は、図1に示される検出装置が上下逆かつ表裏逆に装着されている状態を示す図である。図10は、検出装置の装着向きを判定する方法の一連の処理を示すフローチャートである。図11は、図1に示される検出装置が正しい向きに装着されている場合の温度センサの計測値の時間変化を示す図である。図12は、図1に示される検出装置が上下逆に装着されている場合の温度センサの計測値の時間変化を示す図である。図13は、図1に示される検出装置が表裏逆に装着されている場合の温度センサの計測値の時間変化を示す図である。図14は、図1に示される検出装置が上下逆かつ表裏逆に装着されている場合の温度センサの計測値の時間変化を示す図である。図11〜図14の横軸は、検出装置10が失禁対策衣類2に装着されてからの経過時間を示す。図11〜図14の縦軸は、温度を示す。
本実施形態の検出装置10は、ベルトのような、失禁対策衣類2に取り付けるための機構を備えていない。このため、検出装置10は、正しい向きに装着されない場合がある。例えば、図7に示されるように、検出装置10が上下逆に装着されることがある。検出装置10の装着向きが上下逆である場合、面11aが失禁対策衣類2の内面と向かい合い、面11bが生体3と向かい合っているものの、端部11cが生体3の上半身側に位置し、端部11dが生体3の下半身側に位置している。この場合、循環器12は、失禁対策衣類2の外部からガスを吸引し、ガスセンサ13に向けてガスを吐出する。このため、空間V内のガスがガスセンサ13に供給されにくくなるので、排泄物の検出精度が低下するおそれがある。
図8に示されるように、検出装置10が表裏逆に装着されることがある。検出装置10の装着向きが表裏逆である場合、端部11cが生体3の下半身側に位置し、端部11dが生体3の上半身側に位置しているものの、面11aが生体3と向かい合い、面11bが失禁対策衣類2の内面と向かい合っている。この場合、循環器12は、空間Vからガスを吸引し、ガスセンサ13に向けてガスを吐出する。しかしながら、ガスセンサ13が失禁対策衣類2の内面と向かい合っている場合と、ガスセンサ13が生体3と向かい合っている場合とで、ガスセンサ13の計測値にばらつきが生じる可能性がある。このため、排泄物の検出精度が低下するおそれがある。また、検出装置10の装着感等を考慮して、ケース19のデザインが表裏で非対称である場合がある。このような場合には、検出装置10が表裏逆に装着されると、十分な装着感が得られないおそれがある。
図9に示されるように、検出装置10が上下逆かつ表裏逆に装着されることがある。検出装置10の装着向きが上下逆かつ表裏逆である場合、面11aが生体3と向かい合い、面11bが失禁対策衣類2の内面と向かい合い、端部11cが生体3の上半身側に位置し、端部11dが生体3の下半身側に位置している。この場合、検出装置10の装着向きが上下逆である場合と同様に、循環器12は、失禁対策衣類2の外部からガスを吸引し、ガスセンサ13に向けてガスを吐出する。このため、空間V内のガスがガスセンサ13に供給されにくくなるので、排泄物の検出精度が低下するおそれがある。
そこで、処理装置16は、図10に示される一連の処理を実施することによって、検出装置の装着向きを判定する。この一連の処理は、例えば、所定のサンプリング間隔ごとに開始される。まず、取得部61が、温度センサ14から温度T1を取得する(ステップS1)とともに、取得部62が、温度センサ15から温度T2を取得する(ステップS2)。ステップS1とステップS2とは同時に行われてもよく、いずれかが先に行われてもよい。
続いて、判定部63は、温度T1及び温度T2に基づいて、検出装置10の装着向きを判定し(ステップS3)、装着向きの判定結果を出力部64に出力する。検出装置10が正しい向きに装着されている場合、温度T1及び温度T2は、図11に示されるように経時的に変化する。検出装置10の装着向きが正しい場合、温度センサ14は温度センサ15よりも生体3の体表面から離れている。このため、温度T1は温度T2と比較して体温の影響を受けない。一方、循環器12によって空間Vからガスセンサ13に向けて吐出されたガスが、温度センサ14に達する。空間Vのガス温度は失禁対策衣類2の外部のガス温度よりも高いので、温度T1はある程度の温度に達することが見込まれる。
したがって、温度T1の定常温度TT1(第1定常温度)及び温度T2の定常温度TT2(第2定常温度)は、いずれも閾値温度Tth(閾値)よりも高く、定常温度TT2は定常温度TT1よりも高い。なお、定常温度TT1は、定常状態の温度T1であり、温度T1の単位時間当たりの変化量が予め定められた値よりも低くなった温度である。定常温度TT2は、定常状態の温度T2であり、温度T2の単位時間当たりの変化量が予め定められた値よりも低くなった温度である。つまり、判定部63は、TT2>TT1>Tthの条件が満たされている場合、検出装置10が正しい向きに装着されていると判定する。
検出装置10が上下逆に装着されている場合、温度T1及び温度T2は、図12に示されるように経時的に変化する。検出装置10の装着向きが上下逆である場合の温度T2は、検出装置10の装着向きが正しい場合の温度T2と略同じである。しかしながら、循環器12によって失禁対策衣類2の外部からガスセンサ13に向けて吐出されたガスが、温度センサ14に達する。失禁対策衣類2の外部のガス温度は、空間Vのガス温度よりも低いので、検出装置10の装着向きが上下逆である場合の温度T1は検出装置10の装着向きが正しい場合の温度T1よりも低くなる。したがって、定常温度TT2は閾値温度Tthよりも高く、定常温度TT1は閾値温度Tthよりも低い。つまり、判定部63は、TT2>Tth>TT1の条件が満たされている場合、検出装置10が上下逆に装着されていると判定する。
検出装置10が表裏逆に装着されている場合、温度T1及び温度T2は、図13に示されるように経時的に変化する。検出装置10の装着向きが表裏逆である場合、温度センサ14は温度センサ15よりも生体3の体表面に近く、循環器12によって空間Vからガスセンサ13に向けて吐出されたガスが、温度センサ14に達する。温度T1は、循環器12によって吐出されたガスの温度よりも、生体3の体温の影響を強く受ける。一方、温度T2は温度T1と比較して体温の影響を受けない。したがって、定常温度TT1及び定常温度TT2は、いずれも閾値温度Tthよりも高く、定常温度TT1は定常温度TT2よりも高い。つまり、判定部63は、TT1>TT2>Tthの条件が満たされている場合、検出装置10が表裏逆に装着されていると判定する。
検出装置10が上下逆かつ表裏逆に装着されている場合、温度T1及び温度T2は、図14に示されるように経時的に変化する。検出装置10の装着向きが上下逆かつ表裏逆である場合、温度センサ14は温度センサ15よりも生体3の体表面に近いものの、循環器12によって失禁対策衣類2の外部からガスセンサ13に向けて吐出されたガスが、温度センサ14に達する。このため、温度T1は、生体3の体温の影響を受けるものの、閾値温度Tthには達しない。温度T2は、循環器12によって吐出されたガスの影響を受ける。したがって、定常温度TT1及び定常温度TT2は、いずれも閾値温度Tthよりも低く、定常温度TT1は定常温度TT2よりも高い。つまり、判定部63は、Tth>TT1>TT2の条件が満たされている場合、検出装置10が上下逆かつ表裏逆に装着されていると判定する。
続いて、出力部64は、判定結果を出力装置17及び通信装置18に出力する(ステップS4)。そして、出力装置17は、処理装置16から判定結果を受け取ると、判定結果を介護者等に出力する。例えば、判定結果が誤装着(上下逆、表裏逆、及び上下逆かつ表裏逆)を示す場合、出力装置17は、光、振動、音、及び表示画面等によって検出装置10の誤装着を介護者等に通知する。また、通信装置18は、処理装置16から判定結果を受け取ると、判定結果を外部の情報処理装置に送信し、情報処理装置のディスプレイ等に出力させる。
以上により、検出装置10の装着向きを判定する方法の一連の処理が終了する。
以上説明した処理装置16及び検出装置10では、基板11の面11aに設けられた温度センサ14によって検出された温度T1と、基板11の面11bに設けられた温度センサ15によって検出された温度T2と、に基づいて、失禁対策衣類2に検出装置10が装着されている向きが判定される。一般に、生体3の体表面の温度は外気の温度よりも高く、失禁対策衣類2と生体3との間に形成される空間Vのガスの温度は、失禁対策衣類2の外部のガスの温度よりも高い。このため、例えば、面11aが失禁対策衣類2と向かい合っている場合には、温度センサ15は温度センサ14よりも生体3の体表面に近いので、温度T2は温度T1よりも高くなり得る。循環器12が空間Vからガスを吸引している場合には、循環器12が失禁対策衣類2の外部からガスを吸引している場合と比較して、温度T1,T2は高くなり得る。
これらの関係を考慮することによって、温度T1及び温度T2から検出装置10の装着向きを安定的に判定することができる。つまり、体表温の影響を受けるガス、失禁対策衣類2内の温度の影響を受けるガス、及び外気の温度の影響を受けるガスの組み合わせから、安定した条件で検出装置10の装着向きを判定することができる。このように、非常に少ない消費電力かつ簡単な構造で検出装置10の装着向きを判定することが可能となる。したがって、介護者の取り付け作業に影響されることなく、検出装置10を正しい向きに装着することができる。これにより、検出装置10のガスセンサ13が皮膚及び衣類によって塞がれないようにすることができ、空間Vから吸引されたガスをガスセンサに到達させることができる。その結果、空間Vのガスに対象ガスが含まれている場合、対象ガスを検出しやすくなるので、検出装置10による排泄物の検出精度を向上させることが可能となる。
検出装置10は、出力装置17を備えているので、介護者等が判定結果を認識することができる。このため、検出装置10が正しい向きに装着されていない場合には、介護者等が検出装置10を正しい向きに装着し直すことができる。その結果、検出装置10による排泄物の検出精度を向上させることが可能となる。
ガスセンサ13は、温度センサ14よりも循環器12に近い位置に設けられている。ガスセンサ13が循環器12の近くに設けられることによって、循環器12から吐出されるガスがガスセンサ13に到達しやすくなる。このため、循環器12から吐出されるガスに含まれる対象ガスの検出精度を向上させることが可能となる。
筐体21は弾性変形可能な弾性部材によって構成されているので、筐体21に外部から力が加わることによって、筐体21が押し潰され、筐体21の内部空間SPの容積が減少する。これにより、内部空間SP内のガスが逆流防止弁23を介してガスセンサ13に向けて吐出される。また、筐体21に加えられた力が除かれることによって、筐体21の形状が元の形状に復元され、筐体21の内部空間SPの容積が増加する。これにより、逆流防止弁22を介して、空間Vから内部空間SPにガスが吸引される。この動作が繰り返されることによって、空間Vから内部空間SPへのガスの吸引と、内部空間SPからガスセンサ13へのガスの吐出と、が繰り返される。
具体的には、生体3の呼吸によって、腹部3aが膨張し、元に戻る動作が繰り返されるので、筐体21が失禁対策衣類2の腹部側の内面に設けられることで、腹部3aから筐体21に加わる力が増減を繰り返す。これにより、呼吸動作を利用して、循環器12による吸引及び吐出を行うことができる。検出装置10では、生体3の生命活動に必要な呼吸という動作をエネルギー源とすることで、電気駆動の吸引ポンプ及びファンを使用することなく、循環器12による吸引及び吐出が行われる。このように、排泄物から発生した対象ガスは、電力が不要な循環器12による吸引及び吐出によって、ガスセンサ13に送り出される。
排泄された時点で排泄物から対象ガスが発生し、循環器12の動作によって対象ガスが拡散してガスセンサ13まで到達する。このため、ガスセンサ13が、排泄物から物理的に離れた位置に設けられていたとしても、排泄時点からガスセンサ13が対象ガスを検出するまでの遅延時間を短縮することができる。また、循環器12が設けられていない場合、排泄物から発生した対象ガスは自然拡散するので、対象ガスの濃度が一様でない状態で対象ガスが拡散してガスセンサ13に到達する。このため、ガスセンサ13で検出し始める過渡状態では、ガスセンサ13の計測値が不安定となるおそれがある。しかしながら、循環器12によって空間V内のガスを撹拌しながら、ガスセンサ13に送り出すことで、ガスセンサ13の計測値が不安定となる時間を短縮することができ、検出の安定性を向上させることが可能となる。その結果、検出精度を向上させつつ、消費電力を低減することが可能となる。
なお、本開示に係る判定装置、及び検出装置は上記実施形態に限定されない。
上記実施形態では、失禁対策衣類2は、検出装置10を収容するポケット2bを備えるが、ポケット2bを備えなくてもよい。この場合、検出装置10は、失禁対策衣類2の縁部2aに直接挟み込まれて使用されてもよい。
上記実施形態では、検出装置10は、失禁対策衣類2の内面のうち、腹部3aと向かい合う部分に装着されているが、検出装置10の装着位置はこれに限られない。検出装置10は、失禁対策衣類2の内面のうち、生体3の側面と向かい合う部分に装着されてもよい。検出装置10は、失禁対策衣類2の内面のうち、背部3bと向かい合う部分に装着されてもよい。検出装置10が、失禁対策衣類2の腹部側に装着される場合には、ケース19は、生体3の腹部3aを冷やさないように構成されてもよい。例えば、ケース19は、熱伝導率が低い材料で構成されてもよい。
温度センサ14,15によって計測された温度に基づいて、ガスセンサ13の計測値が補正されてもよい。これにより、検出精度を向上させることが可能となる。
循環器12、ガスセンサ13、及び温度センサ14は、方向D1において、循環器12、温度センサ14、及びガスセンサ13の順に配列されていてもよい。
検出装置10は、ガスセンサ13及び温度センサ14,15以外のセンサをさらに備えていてもよい。例えば、検出装置10は、生体3の活動状況を検出するためのセンサをさらに備えていてもよい。生体3の活動状況を検出するためのセンサとしては、例えば、加速度センサ、角速度センサ、振動センサ、衝撃センサ、及び地磁気センサが挙げられる。検出装置10は、検出装置10が失禁対策衣類2に装着されているか否かを検出するためのセンサをさらに備えていてもよい。このようなセンサとしては、例えば、接触センサ、光学式センサ、プッシュスイッチ、及び圧力センサが挙げられる。
筐体21は、生体3の呼吸動作に限られず、生体3の周期的に行われる活動(例えば、生命活動に不可欠な動作)に応じて変形可能であればよい。呼吸動作以外の活動としては、例えば、脈拍等が挙げられる。筐体21は、生体3の周期的に行われる活動に応じて変形するように設けられる。これにより、生体3の周期的に行われる活動を利用して、循環器12による吸引及び吐出を行うことができる。
循環器12は、生体3の周期的に行われる活動を利用する構成でなくてもよい。循環器12として、例えば、電気駆動の吸引ポンプ及びファン等が用いられてもよい。
判定部63は、定常温度TT1と定常温度TT2とを比較することによって、面11aが、失禁対策衣類2と向かい合っているか、生体3と向かい合っているかを判定してもよい。面11aが失禁対策衣類2と向かい合っている場合には、温度センサ15は温度センサ14よりも生体3の体表面に近い。このため、定常温度TT2は定常温度TT1よりも高くなり得る。一方、面11aが生体3と向かい合っている場合には、温度センサ14が温度センサ15よりも生体3の体表面に近い。このため、定常温度TT1は定常温度TT2よりも高くなり得る。このように、定常温度TT1と定常温度TT2とを比較するだけで、面11aが失禁対策衣類2及び生体3のいずれと向かい合っているかが判定され得る。判定部63は、定常温度TT1及び定常温度TT2に代えて、ある時刻における温度T1及び温度T2を用いて、面11aが、失禁対策衣類2と向かい合っているか、生体3と向かい合っているかを判定してもよい。
判定部63は、定常温度TT1と閾値温度Tthとを比較することによって、循環器12が、空間Vからガスを吸引しているか、失禁対策衣類2の外部からガスを吸引しているかを判定してもよい。一般に、空間Vのガス温度は、失禁対策衣類2の外部のガス温度よりも高い。このため、循環器12が空間Vからガスを吸引している場合には、定常温度TT1は閾値温度Tthよりも高くなり得る。一方、循環器12が失禁対策衣類2の外部からガスを吸引している場合には、定常温度TT1は閾値温度Tthよりも低くなり得る。このように、定常温度TT1と閾値温度Tthとを比較するだけで、循環器12が、空間V及び失禁対策衣類2の外部のいずれからガスを吸引しているかが判定され得る。定常温度TT1に代えて、または、定常温度TT1に加えて、定常温度TT2と閾値温度Tthとを比較することによって、循環器12が、空間Vからガスを吸引しているか、失禁対策衣類2の外部からガスを吸引しているかを判定してもよい。判定部63は、定常温度TT1及び定常温度TT2に代えて、ある時刻における温度T1及び温度T2を用いて、循環器12が、空間Vからガスを吸引しているか、失禁対策衣類2の外部からガスを吸引しているかを判定してもよい。
上記実施形態では、判定部63は、定常温度TT1、定常温度TT2、及び閾値温度Tthの大小関係を用いて、検出装置10の装着向きを判定しているが、検出装置10の装着向きの判定方法はこれに限られない。例えば、定常温度TT1及び定常温度TT2に代えて、ある時刻における温度T1及び温度T2を用いて、検出装置10の装着向きを判定してもよい。温度T1及び温度T2に対して、共通の閾値温度Tthが設定されているが、温度T1及び温度T2のそれぞれに閾値温度が設定されてもよい。
判定部63は、温度差ΔTを用いて、検出装置10の装着向きを判定してもよい。温度差ΔTは、定常温度TT2から定常温度TT1を減算した値である。定常温度TT2が定常温度TT1よりも大きい場合には、温度差ΔTは正の値であり、定常温度TT2が定常温度TT1よりも小さい場合には、温度差ΔTは負の値である。検出装置10が正しい向きに装着されている場合の温度差ΔTである温度差ΔTrefが予め計測されて、処理装置16に設定されている。
上述のように、検出装置10の装着向きが上下逆である場合の温度T2(定常温度TT2)は、検出装置10の装着向きが正しい場合の温度T2(定常温度TT2)と略同じであるが、検出装置10の装着向きが上下逆である場合の温度T1(定常温度TT1)は検出装置10の装着向きが正しい場合の温度T1(定常温度TT1)よりも低くなる。このため、判定部63は、温度差ΔTが温度差ΔTrefよりも大きい場合、検出装置10が上下逆に装着されていると判定してもよい。上述のように、検出装置10の装着向きが上下逆かつ表裏逆である場合には、定常温度TT1が定常温度TT2よりも大きいものの、定常温度TT1と定常温度TT2とは近い値である。このため、判定部63は、温度差ΔTの絶対値が温度差ΔTrefよりも小さい場合、検出装置10が上下逆かつ表裏逆に装着されていると判定してもよい。検出装置10の装着向きが表裏逆である場合には、定常温度TT1は定常温度TT2よりも高いが、温度差ΔTの絶対値は、検出装置10の装着向きが正しい場合と同程度である。このため、判定部63は、温度差ΔTが負の値でかつ温度差ΔTの絶対値が温度差ΔTrefと同程度である場合、検出装置10が表裏逆に装着されていると判定してもよい。
この変形例においても、上記実施形態に係る検出装置10及び処理装置16と同様の効果が奏される。体温(体表温)には個体差があるので、温度T1及び温度T2は生体3によって異なる場合がある。これに対し、定常温度TT2から定常温度TT1を減算することによって、定常温度TT1と定常温度TT2との相対的な大小関係が得られる。このため、温度差ΔTを用いることによって、個体差の影響を低減することができる。したがって、検出装置10の装着向きの判定精度を向上させることが可能となる。なお、定常温度TT1及び定常温度TT2に代えて、ある時刻における温度T1及び温度T2を用いて、温度T2から温度T1を減算することによって得られる値を温度差ΔTとしてもよい。
判定部63は、温度T1の立ち上がり特性(第1立ち上がり特性)、及び温度T2の立ち上がり特性(第2立ち上がり特性)に基づいて、検出装置10の装着向きを判定してもよい。温度T1の立ち上がり特性は、検出装置10が失禁対策衣類2に装着されてから、温度T1が定常温度TT1に収束するまでの特性である。温度T2の立ち上がり特性は、検出装置10が失禁対策衣類2に装着されてから、温度T2が定常温度TT2に収束するまでの特性である。なお、温度T1の立ち上がりとは、温度T1が大きく変化し始める時点から温度T1が定常温度TT1に収束し始める時点までを指す。ここでは、温度T1の立ち上がりは、温度T1が温度T1の変化範囲の10%から90%に達するまでの温度区間を指すこととする。同様に、温度T2の立ち上がりとは、温度T2が大きく変化し始める時点から温度T2が定常温度TT2に収束し始める時点までを指す。ここでは、温度T2の立ち上がりは、温度T2が温度T2の変化範囲の10%から90%に達するまでの温度区間を指すこととする。立ち上がり時間は、立ち上がりに要する時間を意味する。
検出装置10の装着向きが正しい場合には、温度T1及び温度T2は、いずれも急峻に立ち上がり、温度T2の方が温度T1よりも早く立ち上がり始める。このため、判定部63は、温度T1の立ち上がり時間、及び温度T2の立ち上がり時間がいずれも所定の設定時間よりも小さく、かつ、温度T2の立ち上がり開始時間tが温度T1の立ち上がり開始時間tよりも小さい場合に、検出装置10が正しい向きに装着されていると判定してもよい。なお、設定時間は、急峻な立ち上がり時間となだらかな立ち上がり時間との境界値であって、処理装置16に予め設定されている。検出装置10の装着向きが上下逆である場合には、温度T2は急峻に立ち上がるが、温度T1はなだらかに立ち上がる。このため、判定部63は、温度T1の立ち上がり時間が設定時間よりも大きく、かつ、温度T2の立ち上がり時間が設定時間よりも小さい場合に、検出装置10が上下逆に装着されていると判定してもよい。
検出装置10の装着向きが表裏逆である場合には、温度T1及び温度T2は、いずれも急峻に立ち上がるが、温度T1の方が温度T2よりも早く立ち上がり始める。このため、判定部63は、温度T1の立ち上がり時間、及び温度T2の立ち上がり時間がいずれも設定時間よりも小さく、かつ、立ち上がり開始時間tが立ち上がり開始時間tよりも小さい場合に、検出装置10が表裏逆に装着されていると判定してもよい。検出装置10の装着向きが上下逆かつ表裏逆である場合には、温度T1及び温度T2はいずれもなだらかに立ち上がる。このため、判定部63は、温度T1の立ち上がり時間、及び温度T2の立ち上がり時間がいずれも設定時間よりも大きい場合に、検出装置10が上下逆かつ表裏逆に装着されていると判定してもよい。
この変形例においても、上記実施形態に係る検出装置10及び処理装置16と同様の効果が奏される。上述のように、体温(体表温)には個体差があるので、温度T1及び温度T2は生体3によって異なる場合がある。これに対し、温度T1の立ち上がり特性、及び温度T2の立ち上がり特性のそれぞれは、個体に共通の特性を有している。このため、温度T1の立ち上がり特性及び温度T2の立ち上がり特性を用いることによって、個体差の影響を低減することができる。したがって、検出装置10の装着向きの判定精度を向上させることが可能となる。
処理装置16(判定部63)は、定常温度TT1、定常温度TT2、及び閾値温度Tthによって規定される判定条件、温度差ΔTによって規定される判定条件、並びに、温度T1及び温度T2の立ち上がり特性によって規定される判定条件のいくつかを組み合わせて、検出装置10の装着向きを判定してもよい。
図15に示されるように、処理装置16に代えて、情報処理装置30の処理装置32が検出装置10の装着向きを判定してもよい。情報処理装置30は、PC(Personal Computer)等のコンピュータであり、通信装置31と、処理装置32と、出力装置33と、を備えている。通信装置31は、検出装置10とデータの送受信を行うための装置である。本変形例では、通信装置31は、無線でデータの送受信を行う無線通信モジュールである。通信装置31は、処理装置32から受け取ったデータを検出装置10(通信装置18)に送信し、検出装置10(通信装置18)から受け取ったデータを処理装置32に出力する。処理装置32は、例えば、CPU等のプロセッサと、RAM及びROM等のメモリとを含むコントローラである。処理装置32は、上記実施形態の処理装置16と同様に、検出装置10の装着向きを判定する。処理装置32は、装着向きの判定結果に基づいて出力装置33を動作させる。出力装置33は、処理装置32による判定結果を出力する。例えば、判定結果が誤装着を示す場合、出力装置33は、光、振動、音、及び表示画面等によって検出装置10の誤装着を介護者等に通知する。出力装置33の例としては、LED、ディスプレイ、スピーカ、及びバイブレータが挙げられる。この構成では、処理装置16は、各センサから取得した計測値を送信データに変換し、送信データを通信装置18に出力する。
2…失禁対策衣類、3…生体、10…検出装置、11…基板、11a…面(第1面)、11b…面(第2面)、12…循環器、13…ガスセンサ、14…温度センサ(第1温度センサ)、15…温度センサ(第2温度センサ)、16…処理装置(判定装置)、17…出力装置、61…取得部(第1取得部)、62…取得部(第2取得部)、63…判定部、64…出力部、T1…温度(第1温度)、T2…温度(第2温度)、TT1…定常温度(第1定常温度)、TT2…定常温度(第2定常温度)、Tth…閾値温度(閾値)、V…空間。

Claims (8)

  1. 基板と、排泄物から発生する検出対象のガスである対象ガスを検出するガスセンサと、ガスを吸引し、吸引した前記ガスを前記ガスセンサに向けて吐出する循環器と、第1温度センサと、第2温度センサと、を備える検出装置の装着向きを判定する判定装置であって、
    前記第1温度センサによって検出された第1温度を取得する第1取得部と、
    前記第2温度センサによって検出された第2温度を取得する第2取得部と、
    前記第1温度及び前記第2温度に基づいて、生体が着用する失禁対策衣類に前記検出装置が装着されている向きを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を出力する出力部と、
    を備え、
    前記基板は、第1面と、前記第1面と反対側の第2面と、を有し、
    前記ガスセンサ、及び前記第1温度センサは、前記第1面に設けられ、
    前記第2温度センサは、前記第2面に設けられる、判定装置。
  2. 前記判定部は、前記第1温度と前記第2温度とを比較することによって、前記第1面が、前記失禁対策衣類と向かい合っているか、前記生体と向かい合っているかを判定する、請求項1に記載の判定装置。
  3. 前記判定部は、前記第1温度と予め定められた閾値とを比較することによって、前記循環器が、前記失禁対策衣類と前記生体との間に形成される空間からガスを吸引しているか、前記失禁対策衣類の外部からガスを吸引しているかを判定する、請求項1又は請求項2に記載の判定装置。
  4. 前記判定部は、前記第2温度から前記第1温度を減算することによって得られる温度差を用いて、前記検出装置の装着向きを判定する、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の判定装置。
  5. 前記判定部は、前記検出装置が装着されてから前記第1温度が定常状態の第1定常温度に収束するまでの第1立ち上がり特性、及び前記検出装置が装着されてから前記第2温度が定常状態の第2定常温度に収束するまでの第2立ち上がり特性に基づいて、前記検出装置の装着向きを判定する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の判定装置。
  6. 生体が着用する失禁対策衣類に装着され、排泄物から発生する検出対象のガスである対象ガスによって前記排泄物を検出するための検出装置であって、
    第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有する基板と、
    前記第1面に設けられ、前記対象ガスを検出するガスセンサと、
    前記第1面に設けられ、ガスを吸引し、吸引した前記ガスを前記ガスセンサに向けて吐出する循環器と、
    前記第1面に設けられる第1温度センサと、
    前記第2面に設けられる第2温度センサと、
    前記第1温度センサによって検出された第1温度と前記第2温度センサによって検出された第2温度とに基づいて、前記検出装置の装着向きを判定する判定装置と、
    を備える、検出装置。
  7. 前記判定装置による判定結果を出力する出力装置をさらに備える、請求項6に記載の検出装置。
  8. 前記ガスセンサは、前記第1温度センサよりも前記循環器に近い位置に設けられる、請求項6又は請求項7に記載の検出装置。
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