JP2005018198A - 尿センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】コードなし、電池なし(バッテリレス)で装着者の排尿を報知する尿センサを提供すること。
【解決手段】熱電素子6と送信機7からなる尿センサ4を構成する。熱電素子6の低温側に送信機7を取り付けた後、尿センサ4全体を熱電素子6の高温側を内側(人体に向く側)にして下着5に取り付ける。この状態において、尿もれがおきると、熱電素子6の高温側が尿(約37度)に触れ、体表面温度(約30度)以下になっていた熱電素子6の低温側よりも高温となり、その温度差によって、尿がもれた時だけ、熱電素子6は電力を発生する。送信機7はその電力によって電波を放射する。その電波は親機によって検知され、これによって、尿がもれたことが親機に報知される。
【選択図】 図1
【解決手段】熱電素子6と送信機7からなる尿センサ4を構成する。熱電素子6の低温側に送信機7を取り付けた後、尿センサ4全体を熱電素子6の高温側を内側(人体に向く側)にして下着5に取り付ける。この状態において、尿もれがおきると、熱電素子6の高温側が尿(約37度)に触れ、体表面温度(約30度)以下になっていた熱電素子6の低温側よりも高温となり、その温度差によって、尿がもれた時だけ、熱電素子6は電力を発生する。送信機7はその電力によって電波を放射する。その電波は親機によって検知され、これによって、尿がもれたことが親機に報知される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は尿センサに関し、特に、装着者の排尿を検知し報知する尿センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
【非特許文献1】「ホームページ http://www.medisens.co.jp/sub1 2a.htm 介護福祉機器「かいてき君」」
育児、老人介護等において、排尿を検知して報知する機器が要望され、その要望に応えるための機器が開発されている。
【0003】
上記非特許文献1には、尿もれを検出する従来の尿検出モニターの一例が記載されている。その主要構成を図2に示す。この尿検出モニターは、センサ1、コード2、および、電池駆動の検出器3からなる。本システムは、尿もれがあった場合に、センサ1のインピーダンスの変化を検出器3が検出して警報等を発するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の尿検出モニターにおいては、センサ1と検出器3とがコード2で繋がれているため、被験者の行動が制限され、また、電池駆動であるため電池の交換が必要であった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、コードなし、電池なし(バッテリレス)で装着者の排尿を報知する尿センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明においては、請求項1に記載のように、
排泄された尿の温度が人体表面温度よりも高いことに起因する温度差によって電力を発生する熱電素子と、該電力によって電波を放射する送信機とを具備することを特徴とする尿センサを構成する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に係る尿センサは、尿の熱エネルギーを利用して、コードなし、バッテリレスで、排尿を無線で報知することを特徴とし、コードおよび電池を用いる従来の尿検出モニターシステムと大いに異なる。
【0008】
(実施の形態例)
図1は本発明の実施の形態例を説明する図である。図1の(a)は本発明に係る尿センサ4の構成を示し、(b)は尿センサ4を下着5に装着した状態を示している。
【0009】
図1の(a)に示したように、尿センサ4は熱電素子6と送信機7とからなる。熱電素子6の低温側(図1の(a)において上側)に送信機7を取り付けた後、尿センサ4全体を、熱電素子6の高温側(図1の(a)において下側)を内側(人体に向く側)にして、(b)に示したように、下着5に装着する。装着は下着の外側にしてもよいし、内側にしてもよい。装着部位は、排泄された尿と熱電素子6の高温側とが接触しやすいように選ぶ。特に、女性用としては、生理用品のようにして装着してもよい。
【0010】
上記の状態において、尿もれがおきると、熱電素子6の高温側が排泄された尿(約37度)に触れ、人体表面温度(約30度)以下になっていた熱電素子6の低温側よりも高温となり、その温度差、すなわち、排泄された尿の温度が人体表面温度よりも高いことに起因する温度差によって、尿がもれた時だけ、熱電素子6は電力を発生する。送信機7はその電力によって電波を放射する。その電波は親機によって検知され、これによって、尿がもれたことが親機に報知される。
【0011】
熱電素子6としては、ビスマステルル化合物を主成分として構成される熱電変換素子の複数個を直列に接続してなるサーモパイルが有用であり、送信機7としては、1mW級の電力で10m程度の距離を送信可能な300MHz帯の無線機が有用である。
【0012】
以上説明したように、本発明に係る尿センサは、体温(約37度)に近い尿の温度が人体表面温度(約30度)よりも高いことに起因する温度差を用いて、尿がもれた時だけ熱電素子で発電して、その電力によって、送信機で親機に尿もれ情報を送れるので、コードレス(コードなし)化とバッテリレス化とが可能となる。
【0013】
【発明の効果】
本発明の実施によって、コードなし、電池なし(バッテリレス)で装着者の排尿を報知する尿センサを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を説明する図である。
【図2】従来の尿検出モニターの主要構成を説明する図である。
【符号の説明】
1…センサ、2…コード、3…検出器、4…尿センサ、5…下着、6…熱電素子、7…送信機。
【発明の属する技術分野】
本発明は尿センサに関し、特に、装着者の排尿を検知し報知する尿センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
【非特許文献1】「ホームページ http://www.medisens.co.jp/sub1 2a.htm 介護福祉機器「かいてき君」」
育児、老人介護等において、排尿を検知して報知する機器が要望され、その要望に応えるための機器が開発されている。
【0003】
上記非特許文献1には、尿もれを検出する従来の尿検出モニターの一例が記載されている。その主要構成を図2に示す。この尿検出モニターは、センサ1、コード2、および、電池駆動の検出器3からなる。本システムは、尿もれがあった場合に、センサ1のインピーダンスの変化を検出器3が検出して警報等を発するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の尿検出モニターにおいては、センサ1と検出器3とがコード2で繋がれているため、被験者の行動が制限され、また、電池駆動であるため電池の交換が必要であった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、コードなし、電池なし(バッテリレス)で装着者の排尿を報知する尿センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明においては、請求項1に記載のように、
排泄された尿の温度が人体表面温度よりも高いことに起因する温度差によって電力を発生する熱電素子と、該電力によって電波を放射する送信機とを具備することを特徴とする尿センサを構成する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に係る尿センサは、尿の熱エネルギーを利用して、コードなし、バッテリレスで、排尿を無線で報知することを特徴とし、コードおよび電池を用いる従来の尿検出モニターシステムと大いに異なる。
【0008】
(実施の形態例)
図1は本発明の実施の形態例を説明する図である。図1の(a)は本発明に係る尿センサ4の構成を示し、(b)は尿センサ4を下着5に装着した状態を示している。
【0009】
図1の(a)に示したように、尿センサ4は熱電素子6と送信機7とからなる。熱電素子6の低温側(図1の(a)において上側)に送信機7を取り付けた後、尿センサ4全体を、熱電素子6の高温側(図1の(a)において下側)を内側(人体に向く側)にして、(b)に示したように、下着5に装着する。装着は下着の外側にしてもよいし、内側にしてもよい。装着部位は、排泄された尿と熱電素子6の高温側とが接触しやすいように選ぶ。特に、女性用としては、生理用品のようにして装着してもよい。
【0010】
上記の状態において、尿もれがおきると、熱電素子6の高温側が排泄された尿(約37度)に触れ、人体表面温度(約30度)以下になっていた熱電素子6の低温側よりも高温となり、その温度差、すなわち、排泄された尿の温度が人体表面温度よりも高いことに起因する温度差によって、尿がもれた時だけ、熱電素子6は電力を発生する。送信機7はその電力によって電波を放射する。その電波は親機によって検知され、これによって、尿がもれたことが親機に報知される。
【0011】
熱電素子6としては、ビスマステルル化合物を主成分として構成される熱電変換素子の複数個を直列に接続してなるサーモパイルが有用であり、送信機7としては、1mW級の電力で10m程度の距離を送信可能な300MHz帯の無線機が有用である。
【0012】
以上説明したように、本発明に係る尿センサは、体温(約37度)に近い尿の温度が人体表面温度(約30度)よりも高いことに起因する温度差を用いて、尿がもれた時だけ熱電素子で発電して、その電力によって、送信機で親機に尿もれ情報を送れるので、コードレス(コードなし)化とバッテリレス化とが可能となる。
【0013】
【発明の効果】
本発明の実施によって、コードなし、電池なし(バッテリレス)で装着者の排尿を報知する尿センサを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を説明する図である。
【図2】従来の尿検出モニターの主要構成を説明する図である。
【符号の説明】
1…センサ、2…コード、3…検出器、4…尿センサ、5…下着、6…熱電素子、7…送信機。
Claims (1)
- 排泄された尿の温度が人体表面温度よりも高いことに起因する温度差によって電力を発生する熱電素子と、該電力によって電波を放射する送信機とを具備することを特徴とする尿センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003179066A JP2005018198A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 尿センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003179066A JP2005018198A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 尿センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005018198A true JP2005018198A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34180476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003179066A Pending JP2005018198A (ja) | 2003-06-24 | 2003-06-24 | 尿センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005018198A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112741728A (zh) * | 2019-10-30 | 2021-05-04 | 新东工业株式会社 | 判定装置以及检测装置 |
-
2003
- 2003-06-24 JP JP2003179066A patent/JP2005018198A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112741728A (zh) * | 2019-10-30 | 2021-05-04 | 新东工业株式会社 | 判定装置以及检测装置 |
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