JP2021009127A - 排泄検知装置及び排泄検知方法 - Google Patents

排泄検知装置及び排泄検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】排泄の種類を区別可能な排泄検知装置及び排泄検知方法を提供する。【解決手段】検知対象者1の排泄を検知する排泄検知装置100において、排泄物から発生するガスを検知するガスセンサ素子と、前記検知対象者1の排泄部位付近の水分量と相関のある静電容量を計測するための導体と、が少なくとも配設された基板10を有する。前記導体間の静電容量を計測する静電容量計測回路からなる静電容量計測手段と、前記静電容量計測手段により計測された静電容量に基づいて前記排泄部位付近の水分量を判定する水分量判定手段と、前記水分量判定手段が判定した水分量情報と、前記ガスセンサ素子が検知した検知信号に基づいて排泄内容を判定し、排泄内容を示す排泄情報を生成する排泄情報生成手段と、前記排泄情報生成手段により生成された排泄情報を出力する出力手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、被介護者又は乳幼児等の検知対象者の排泄を検知する排泄検知装置及び排泄検知方法に関し、特に、排泄の種類を区別可能な排泄検知装置及び排泄検知方法に関する。
おむつ内の排泄の有無をセンサで検知する検知装置がある。例えば、特許文献1に記載された排泄確認装置がある。この排泄確認装置は、吸収性物品の排泄物に接しない外側表面に取り付けられ、固い基板の一方の面に僅かに離して並べて形成された一対の電極間のインピーダンス変化をセンサ手段で検知し、センサ手段で検知された一対の電極間のインピーダンス変化に応じた周波数の変化に基づいて吸収性物品内の排泄の有無を確認するものである。
一方で、近年、超小型のセンサが開発されている。例えば、Si基板の空洞部上に設けたブリッジあるいはダイアフラムに、金属酸化物半導体膜とヒータとを設けた、MEMS(メムス、Micro Electro Mechanical Systems)構造のガスセンサが開発されている(特許文献2)。このようなMEMSタイプのガスセンサは従来のガスセンサに比べて性能に劣るところはなく、しかも、従来のガスセンサに比べて小型化、低消費電力化が実現されている。
特開2002−022688号公報 特開2015−127643号公報
上述した排泄を検知する検知装置では、排泄検知センサを、被介護者又は乳幼児等の排泄検知の対象者のおむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に取り付けて使用されるが、この際、おむつの外側表面の排尿ポイントに対応した位置と排便ポイントに対応した位置の2か所にセンサを取り付けなければならず面倒である。特に、一日に何度もおむつ交換を行わなくてはならない場合には、おむつ交換のたびに、各ポイントに対応する位置を目測或いは測定により定めてセンサを取り付けなければならず、非常に手間がかかる。
一方、介護現場では、排泄が便であるのか、尿であるのかを、おむつをあける前に知りたいという要請がある。例えば、夜間介護において、排泄を検知したとしても、その排泄が便であればおむつ交換の対応をしたいが、便でない場合、つまり、尿のみである場合にはおむつ交換をするよりも、被介護者の睡眠を優先させたい場合もある、という声がある。また、おむつを替えるという行為自体、被介護者にとってある程度の負担が掛かる行為である。そのため、おむつを頻回に変えるのではなく、尿が所定量以上になってからおむつを替えたいという希望もある。特に、被介護者が頻尿状態である場合には、排尿の度のおむつ替えは被介護者の負担も大きい。
本発明の目的は、排泄の種類を区別可能な排泄検知装置及び排泄検知方法を提供することにある。
本発明の排泄検知装置は、検知対象者の排泄を検知する排泄検知装置において、排泄物から発生するガスを検知するガスセンサ素子と、前記検知対象者の排泄部位付近の水分量と相関のある静電容量を計測するための導体と、が少なくとも配設された基板と、前記導体間の静電容量を計測する静電容量計測回路からなる静電容量計測手段と、前記静電容量計測手段により計測された静電容量に基づいて前記排泄部位付近の水分量を判定する水分量判定手段と、前記水分量判定手段が判定した水分量情報と、前記ガスセンサ素子が検知した検知信号に基づいて排泄内容を判定し、排泄内容を示す排泄情報を生成する排泄情報生成手段と、前記排泄情報生成手段により生成された排泄情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
前記排泄情報生成手段は、前記ガスセンサ素子が検知した前記検知信号に基づいて排泄有りと判定し、かつ、前記水分量判定手段が判定した水分量情報が、所定の水分量以上である場合には、“排尿あり”又は“排尿又は水様便あり”とする排泄内容を示す前記排泄情報を生成してもよい。
前記排泄情報生成手段は、前記検知信号に基づいて排泄有りと判定し、かつ、前記水分量判定手段が判定した水分量情報が、所定の水分量未満である場合には、“排便あり”とする排泄内容を示す前記排泄情報を生成してもよい。
前記排泄検知装置は、シート状体であって、前記シート状体内部に、可撓性のある前記基板を有するよう構成してもよい。
前記シート状体である前記排泄検知装置は、前記検知対象者の臀部下付近に敷いて使用してもよい。
前記基板は、可撓性のある帯状体又は平面状体であって、当該基板を検知対象者が着用する吸収性物品又は着衣に備えて使用してもよい。
前記排泄情報を、前記排泄検知装置を識別するための固有の識別情報と共に他の装置へ送信する通信手段を備えるよう構成してもよい。
本発明の排泄検知方法は、検知対象者の排泄部位付近の水分量と相関のある静電容量を計測するための導体であって、基板に配設された前記導体間の静電容量を計測する静電容量計測工程と、前記静電容量計測工程にて計測された静電容量に基づいて前記排泄部位付近の水分量を判定する水分量判定工程と、前記水分量判定工程が判定した水分量情報と、排泄物から発生するガスを検知するガスセンサ素子であって、前記基板に配設された前記ガスセンサ素子が検知した検知信号に基づいて排泄内容を判定し、排泄内容を示す排泄情報を生成する排泄情報生成工程と、前記排泄情報生成工程により生成された排泄情報を出力する出力工程と、を有することを特徴とする。
前記排泄情報生成工程は、前記ガスセンサ素子が検知した前記検知信号に基づいて排泄有りと判定し、かつ、前記水分量判定工程が判定した水分量情報が、所定の水分量以上である場合には、“排尿あり”又は“排尿又は水様便あり”とする排泄内容を示す前記排泄情報を生成するよう構成してもよい。
前記排泄情報生成工程は、前記検知信号に基づいて排泄有りと判定し、かつ、前記水分量判定工程が判定した水分量情報が、所定の水分量未満である場合には、“排便あり”とする排泄内容を示す前記排泄情報を生成するよう構成してもよい。
シート状体内部に、可撓性のある前記基板を有し、当該シート状体を前記検知対象者の臀部下付近に敷いて使用するよう構成してもよい。
前記基板は、可撓性のある帯状体又は平面状体であって、当該基板を検知対象者が着用する吸収性物品又は着衣に備えて使用するよう構成してもよい。
本発明の排泄検知装置によれば、排泄の種類を区別した排泄検知が可能になる。また、検知する排尿量を自在に設定することができるので、検知対象者の状態や介護時間等に応じた最適なおむつ替えを実現できる。
本発明の排泄検知方法によれば、排泄の種類を区別した排泄検知が可能になる。また、検知する排尿量を自在に設定することができるので、検知対象者の状態や介護時間等に応じた最適なおむつ替えを実現できる。
本実施形態における排泄検知装置の使用状態説明図である。 排泄検知装置のフィルム状の基板の平面概略説明図である。 排泄検知装置の構成を示すブロック図である。 ガスセンサ素子の説明図である。 排泄情報の説明図である。 帯状体の基板を粘着テープにより吸収性物品の一例であるおむつに貼りつけた場合の使用例である。
図1は、本実施形態における排泄検知装置の使用状態説明図である。図2は、排泄検知装置のフィルム状の基板の平面概略説明図である。図3は、排泄検知装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態の排泄検知装置100は、検知対象者1の排泄を検知する排泄検知装置100であって、排泄物から発生するガスを検知するガスセンサ素子と、検知対象者の排泄部位付近の水分量と相関のある静電容量を計測するための導体と、が少なくとも配設された基板10と、導体間の静電容量を計測する静電容量計測回路からなる静電容量計測手段と、静電容量計測手段により計測された静電容量に基づいて排泄部位付近の水分量を判定する水分量判定手段と、水分量判定手段が判定した水分量情報と、ガスセンサ素子が検知した検知信号に基づいて排泄内容を判定し、排泄内容を示す排泄情報を生成する排泄情報生成手段と、排泄情報生成手段により生成された排泄情報を出力する出力手段と、を有する。
本実施形態による排泄検知装置100は、厚さ数mm〜十数mm、約20cm×20cmのサイズのシート状体である。被介護者又は幼児等の検知対象者1の臀部下付近に敷いて使用される。例えば、図1に示すように、検知対象者1が寝た状態で、臀部下付近となる寝台2上に敷いて使用される。その他、採尿器等を装着している場合など、臀部以外の場所の排尿状態を検知したい場合には、当該採尿器等の検知場所を排泄部位として当該排泄部位付近に設置すればよい。
排泄検知装置100の内部に、可撓性を有するフィルム状の基板10を備える。図2に示す例では、基板10は、帯状に、かつ、シート状の排泄検知装置100内に張り巡らせるよう構成した。基板10上には、少なくともガスセンサ素子15a、静電容量を計測するための電極等による対の導体(不図示)が互いに間隔を開けて配置されている。
ガスセンサ素子15aは、超小型のセンサ素子を用いる。例えば、市販されている数mm程度のサイズの、MEMS構造により形成されたガスセンサ素子を利用する。例えば、MEMSタイプ半導体式ガスセンサTGS8100(フィガロ技研)を用いる。ガスセンサ素子15aは、サイズ、性能等を考慮して1又は複数配設することができる。図2の例では、6つのガスセンサ素子15aを基板10上に配した。
なお、図4に示すようにガスセンサ素子15aを筐体12内に入れて保護した状態で基板10上に配設してもよい。筐体12は、樹脂等の絶縁材料により構成し、筐体12の下側を開口して、ガスセンサ素子15aと基板10とを電気的に接続する。また、筐体11には、ガスセンサ素子15aに筐体12の外部からガスを導入するガス導入孔12aを設ける。各ガス導入孔12aの面積は、それぞれ数mm^2程度である。図4の例では、複数のガス導入孔15が設けられており、排泄物から発生するガスを筐体12内に導入する。図4の例では、ガス導入孔12aを複数設けたが、ガスセンサ素子15aによる検知信号の出力値にノイズ等の悪影響がない場合には、中央部に大きな1つのガス導入孔12aを設けてもよい。
排泄検知装置100は、他の装置20と無線で通信可能である。他の装置20とは、例えば、介護者、保育者が携帯する携帯電話、スマートフォン、携帯タブレット、介護センター内外に設置されたコンピュータ等である。他の装置20との通信手段に制限はない。ブルートゥース(登録商標)による近距離無線通信回線、LPWA(Low Power Wide Area)による省電力広域回線、3G/4G/5Gなどのセルラー回線、無線LAN(Local Area Network)回線、NFC(Near Field Communication)超近距離無線通信回線等が通信手段の一例である。
本実施形態における基板10は、さらに、演算機能を有するCPU、作業用RAM、各種データ及びプログラムを記憶するROM等から構成された制御手段11、排泄検知装置100に割り当てられた固有の識別番号又は固有の識別コード等、排泄検知装置100固有の識別情報と、後述する所定の閾値範囲を記憶する記憶手段14、増幅部及びA/D変換部等を備え、ガスセンサ素子15aからの検知信号を入力する入力インターフェースとしての信号受信手段15、電極等の導体(不図示)間の静電容量を計測する静電容量計測回路からなる静電容量計測手段16、静電容量計測手段により計測された静電容量に基づいて排泄部位付近の水分量を判定する水分量判定手段17、上述した各種通信回線を介して他の装置20に排泄情報を送信する通信手段13等を含み、これらは相互に接続されている。
なお、図2に示す例では、制御手段11、通信手段13、記憶手段14、信号受信手段15、静電容量計測手段16、水分量判定手段17が、基板10の一端に配置された例を示しているが、このような構成に限定されるものではない。これら構成部材は基板10上の何れの場所に配設されてもよい。
制御手段11は、排泄情報生成手段として機能し、ガスセンサ素子15aからの検知信号、水分量判定手段の判定に基づき、ROM等に記憶する排泄検知プログラムに基づいて排泄の有無を判定する。
制御手段11は、例えば、排泄判定閾値を設け、ガスセンサ素子15aから受信した検知信号が、通常の状態から外れたことを検知(異常検知)したときに排泄有りと判定する。具体的には、記憶手段14に記憶した所定の閾値範囲外である場合に“排泄有り”として判定し、所定の閾値範囲内である場合には、“排泄無し”として判定する。
水分量判定手段17は、静電容量計測手段16により計測された静電容量に基づいて排泄部位付近の水分量を判定する。静電容量に基づく水分量の検知は従来公知の手法を用いることができる。そして、基板10上に配設された電極等の導体が、基板10上から被介護者が寝ている上向き方向に約数mm(例えば、5mm)間の範囲の水分量を検出し判定するように設定する。
そして、制御手段11は、排泄情報生成手段として機能し、水分量判定手段17が判定した水分量情報に基づき、ROM等に記憶する排尿検知プログラムに基づいて「排尿」の有無を判定する。
制御手段11により実行される排尿検知プログラムは、例えば、排尿判定閾値を設け、水分量判定手段17が判定した水分量情報が、記憶手段14に記憶した所定の閾値範囲外である場合に“排尿有り”として判定し、所定の閾値範囲内である場合には、排尿無しとして判定する。閾値範囲を「150cc未満」として設定(記憶手段14に記憶)すれば、排尿が150cc以上になったときに“排尿有り”と判定することができる。所定の閾値範囲は自在に設定できる。
図5は、排泄情報の説明図である。
制御手段11は、排泄情報生成手段として機能する。具体的には、ガスセンサ素子15aが検知した検知信号により排泄の有無を判定し、水分量判定手段17が判定した水分量情報に基づいて排泄情報を生成する。
<ケース1>
例えば、ガスセンサ素子15aが“排泄無し”と判定した場合には、“排泄無し”とする排泄内容を示す排泄情報を生成する。
<ケース2>
ガスセンサ素子15aが “排泄有り”と判定し、かつ、水分量判定手段17による水分量情報が、所定の水分量未満である場合、すなわち、水分量判定手段17が判定した水分量情報が所定の閾値範囲内である場合(例えば、150cc未満)には、“排便あり”とする排泄内容を示す排泄情報を生成する。
<ケース3>
ガスセンサ素子15aが“排泄有り”と判定し、かつ、水分量判定手段17による水分量情報が、所定の水分量以上である場合、すなわち、水分量判定手段17が判定した水分量情報が所定の閾値範囲外である場合(例えば、150cc以上)には、“排尿あり”とする排泄内容を示す排泄情報を生成する。又は、“排尿又は排便(水様便)あり“とする排泄内容を示す排泄情報を生成してもよい。
制御手段11は、出力手段として機能し、生成した排泄情報を通信手段13を介して他の装置20へ送信(出力)する。このとき、制御手段11は、排泄情報を、記憶手段14に記憶されている識別情報と共に他の装置20へ送信する。
例えば、介護施設内の被介護者が検知対象者である場合、被介護者全員の寝台等にそれぞれ排泄検知装置100が敷設されている。排泄検知装置100には、排泄検知装置100毎に異なる識別情報であって、各排泄検知装置100を識別するための固有の識別情報が付与されている。そして、寝台等に排泄検知装置100を敷設する際、被介護者に関する情報(例えば、氏名、性別、部屋番号等)を示す被介護者情報と、敷設する排泄検知装置100の識別情報とを対応づけて被介護者情報記憶手段(不図示)に記憶する。被介護者情報記憶手段は、例えば、他のコンピュータ又はサーバ(不図示)、又は、外部記憶媒体等に設ける。他の装置20は、被介護者情報記憶手段にアクセス可能に構成されている。また、他の装置20内に被介護者情報記憶手段を具備してもよい。
このような構成のため、他の装置20では、排泄情報を受信すると、被介護者情報記憶手段を参照して、排泄情報と共に受信した識別情報に対応付けられた被介護者情報に基づいて、どの排泄検知装置100からの排泄情報であるか、すなわち、どの被介護者からの排泄情報であるかを判別することができる。
さらに、基板10とコード18を介して接続されるリモートコントローラ19を設けてもよい。当該リモートコントローラ19の操作部を操作することにより、記憶手段14に記憶させる所定の閾値範囲を設定したり、排泄検知装置100のオン、オフを制御したりすることができるよう構成されている。さらに、リモートコントローラ19に排泄情報出力部を設け、排泄情報が示す排泄内容を表示(出力)してもよい。例えば、排泄情報出力部は、例えば、排泄内容に応じたマークを点灯させる等の構成とすることができる。
また、図1に図示するように、リモートコントローラ19内に通信部を設け、他の装置20へ排泄情報を送信する通信手段として機能させてもよい。
さらに、本実施形態に示す例では、制御手段11、通信手段13、記憶手段14、信号受信手段15、静電容量計測手段16、水分量判定手段17を基板10の一端に配置させたが、これらの構成部材をリモートコントローラ19内に備えてもよい。基板10上のガスセンサ素子15a及び静電容量を計測するための電極等による対の導体からの信号をリモートコントローラ19が受信し、当該リモートコントローラ19を排泄検知装置100の部材として構成することもできる。
次いで、他の実施例について説明する。他の実施例は、帯状体又は平面状体の基板10を吸収性物品に貼りつけて使用する構成である。
図6は、帯状体の基板10を粘着テープにより吸収性物品の一例であるおむつに貼りつけた場合の使用例である。基板10は、可撓性のあるフィルム状であるため、容易におむつに貼り着けることができる。例えば、長さ15cm〜30cm程度の細長い帯状の基板10を粘着テープによりおむつに貼り着けて使用する。ガスセンサ素子15aは、筐体12内に入れて保護して基板10に配設することが好ましい。
なお、図6では、基板10をおむつに貼り着けた場合を例に説明したが、おむつ内部に基板10を埋め込んでもよい。
基板10は、面的に着脱できる面ファスナーにより着衣(例えばズボン)等に貼着してもよい。基板10の一方の面に面ファスナー(不図示)を備えて、面ファスナーにより着衣(例えばズボン)等に貼着する場合には、雄雌いずれか一方の面ファスナーにより構成し、検知対象者の着衣の側にそれと対になる雄雌いずれか他方の面ファスナーを縫い付け又は貼り付け等により備える。着衣自体を他方の面ファスナー材により構成してもよい。
特に、多数のループからなる雌の面ファスナーのほうが、多数のカギ状体からなる雄のファスナーよりも柔らかく肌触りがよいため、衣服に具備するのに好適である。従って、雌の面ファスナーを着衣の側に備えることが好ましい。そして、雌の面ファスナー材を着衣に備えた場合には、基板10には、対となる雄の面ファスナーを備える。
なお、制御手段11、通信手段13、記憶手段14、信号受信手段15、静電容量計測手段16、水分量判定手段17を、全て基板10上に配設してもよく、或いは、基板10上には、ガスセンサ素子15aと、静電容量を計測するための電極等による対の導体と、無線で他の装置と情報の授受を行う通信手段を配設することとし、他の構成部材は他の装置に備えてもよい。他の構成部材を他の装置に備えた場合には、基板10上のガスセンサ素子15a及び静電容量を計測するための電極等による対の導体からの信号を、通信手段を介して他の装置へ無線で送信し、当該他の装置が信号を受信し、当該他の装置を排泄検知装置100の部材として構成する。
以上説明したように、排泄検知装置100によれば、排泄の種類を区別した排泄検知が可能になる。また、検知する排尿量を自在に設定することができるので、検知対象者の状態や介護時間等に応じた最適なおむつ替えを実現できる。さらにシート状の排泄検知装置100であれば、介護者は排泄検知装置100を被介護者の臀部下付近に敷くだけで使用することができる。
本発明の適用範囲は上記実施形態に限定されることはない。本発明は、排泄検知対象者の排泄を検知する排泄検知装置に対し、広く適用することができる。
100 排泄検知装置
10 基板
11 制御手段
12 筐体
13 通信手段
14 記憶手段
15 信号受信手段
15a ガスセンサ素子
16 静電容量計測手段
17 水分量判定手段

Claims (12)

  1. 検知対象者の排泄を検知する排泄検知装置において、
    排泄物から発生するガスを検知するガスセンサ素子と、前記検知対象者の排泄部位付近の水分量と相関のある静電容量を計測するための導体と、が少なくとも配設された基板と、
    前記導体間の静電容量を計測する静電容量計測回路からなる静電容量計測手段と、
    前記静電容量計測手段により計測された静電容量に基づいて前記排泄部位付近の水分量を判定する水分量判定手段と、
    前記水分量判定手段が判定した水分量情報と、前記ガスセンサ素子が検知した検知信号に基づいて排泄内容を判定し、排泄内容を示す排泄情報を生成する排泄情報生成手段と、
    前記排泄情報生成手段により生成された排泄情報を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする排泄検知装置。
  2. 前記排泄情報生成手段は、
    前記ガスセンサ素子が検知した前記検知信号に基づいて排泄有りと判定し、かつ、
    前記水分量判定手段が判定した水分量情報が、所定の水分量以上である場合には、“排尿あり”又は“排尿又は水様便あり”とする排泄内容を示す前記排泄情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の排泄検知装置。
  3. 前記排泄情報生成手段は、
    前記検知信号に基づいて排泄有りと判定し、かつ、
    前記水分量判定手段が判定した水分量情報が、所定の水分量未満である場合には、“排便あり”とする排泄内容を示す前記排泄情報を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の排泄検知装置。
  4. 前記排泄検知装置は、シート状体であって、
    前記シート状体内部に、可撓性のある前記基板を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の排泄検知装置。
  5. 前記シート状体である前記排泄検知装置は、前記検知対象者の臀部下付近に敷いて使用されることを特徴とする請求項4に記載の排泄検知装置。
  6. 前記基板は、可撓性のある帯状体又は平面状体であって、当該基板を検知対象者が着用する吸収性物品又は着衣に備えて使用することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の排泄検知装置。
  7. 前記排泄情報を、前記排泄検知装置を識別するための固有の識別情報と共に他の装置へ送信する通信手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の排泄検知装置。
  8. 検知対象者の排泄を検知する排泄検知方法であって、
    前記検知対象者の排泄部位付近の水分量と相関のある静電容量を計測するための導体であって、基板に配設された前記導体間の静電容量を計測する静電容量計測工程と、
    前記静電容量計測工程にて計測された静電容量に基づいて前記排泄部位付近の水分量を判定する水分量判定工程と、
    前記水分量判定工程が判定した水分量情報と、排泄物から発生するガスを検知するガスセンサ素子であって、前記基板に配設された前記ガスセンサ素子が検知した検知信号に基づいて排泄内容を判定し、排泄内容を示す排泄情報を生成する排泄情報生成工程と、
    前記排泄情報生成工程により生成された排泄情報を出力する出力工程と、
    を有することを特徴とする排泄検知方法。
  9. 前記排泄情報生成工程は、
    前記ガスセンサ素子が検知した前記検知信号に基づいて排泄有りと判定し、かつ、
    前記水分量判定工程が判定した水分量情報が、所定の水分量以上である場合には、“排尿あり”又は“排尿又は水様便あり”とする排泄内容を示す前記排泄情報を生成することを特徴とする請求項8に記載の排泄検知方法。
  10. 前記排泄情報生成工程は、
    前記検知信号に基づいて排泄有りと判定し、かつ、
    前記水分量判定工程が判定した水分量情報が、所定の水分量未満である場合には、“排便あり”とする排泄内容を示す前記排泄情報を生成することを特徴とする請求項8又は9に記載の排泄検知方法。
  11. シート状体内部に、可撓性のある前記基板を有し、当該シート状体を前記検知対象者の臀部下付近に敷いて使用することを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れか一項に記載の排泄検知方法。
  12. 前記基板は、可撓性のある帯状体又は平面状体であって、当該基板を検知対象者が着用する吸収性物品又は着衣に備えて使用することを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れか一項に記載の排泄検知方法。
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