JP2021069290A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】排塵ファンに安定して動力を伝えることができるコンバインを提供する。【解決手段】刈取り前処理装置3から引継がれた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス9と、フィーダハウス9付近には、排塵ファン11を備えた構成であるコンバインにおいて、フィーダハウス9側面に、入力軸91と連結された入力輪96と、刈取り前処理装置3に動力を伝動する従動輪97と、入力輪96と従動輪97に巻き掛けられる無端帯960を備え、回転軸93を備える回転輪98と、テンショナー99のテンション回転輪992が、入力輪96と従動輪97間かつ無端帯960の周回線上に隣接して備えられ、排塵ファン11には回転輪98から動力が伝達される構成であり、回転輪98とテンション回転輪992のいずれか一方が無端帯960の外周側に、もう一方が無端帯960の内周側に備えられる構成である、コンバイン。【選択図】図4
Description
本発明は、刈取り部や操縦部付近の塵や埃を除去し、操縦部付近を冷却する排塵ファンを備えたコンバインに関するものである。
従来、フィーダケースに設けた操縦部用排塵ファンの回転軸をフィーダケース横から貫通させて、回転軸の一端部を排塵ファンとは反対側のフィーダの側壁外方向に設けた刈取り前処理部駆動用の伝動機構にスプロケットを介することによって排塵ファンが作動する技術が知られている。(特許文献1)
しかし、上記の構成では、排塵ファンに動力を伝える過程で、スプロケットが空転してしまい、円滑に動作しないという問題があった。
そこで、本発明の課題は、排塵ファンに安定して動力を伝えることができるコンバインを提供することを目的とする。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、
圃場の穀稈を収穫する刈取り前処理装置3と、
穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4と、
前記刈取り前処理装置3と前記脱穀装置4の間に位置し、前記刈取り前処理装置3から引継がれた穀稈を前記脱穀装置4に搬送するフィーダハウス9と、
前記フィーダハウス9付近には、排塵ファン11を備えた構成であるコンバインにおいて、
前記フィーダハウス9側面に、
入力軸91と連結された入力輪96と、
前記刈取り前処理装置3に動力を伝動する従動輪97と、
前記入力輪96と前記従動輪97に巻き掛けられる無端帯960を備え、
前記回転軸93を備える回転輪98と、テンショナー99のテンション回転輪992が、前記入力輪96と前記従動輪97間かつ前記無端帯960の周回線上に隣接して備えられ、
排塵ファン11には前記回転輪98から動力が伝達される構成であり、
前記回転輪98と前記テンション回転輪992のいずれか一方が前記無端帯960の外周側に、もう一方が前記無端帯960の内周側に備えられる構成である、コンバインである。
圃場の穀稈を収穫する刈取り前処理装置3と、
穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4と、
前記刈取り前処理装置3と前記脱穀装置4の間に位置し、前記刈取り前処理装置3から引継がれた穀稈を前記脱穀装置4に搬送するフィーダハウス9と、
前記フィーダハウス9付近には、排塵ファン11を備えた構成であるコンバインにおいて、
前記フィーダハウス9側面に、
入力軸91と連結された入力輪96と、
前記刈取り前処理装置3に動力を伝動する従動輪97と、
前記入力輪96と前記従動輪97に巻き掛けられる無端帯960を備え、
前記回転軸93を備える回転輪98と、テンショナー99のテンション回転輪992が、前記入力輪96と前記従動輪97間かつ前記無端帯960の周回線上に隣接して備えられ、
排塵ファン11には前記回転輪98から動力が伝達される構成であり、
前記回転輪98と前記テンション回転輪992のいずれか一方が前記無端帯960の外周側に、もう一方が前記無端帯960の内周側に備えられる構成である、コンバインである。
請求項2に係る発明は、前記回転軸93に回転輪13を備え、前記回転輪13と、前記回転輪13に巻き掛けられた無端帯930によって、前記排塵ファン11に伝動する構成とした請求項1に記載のコンバインである。
請求項3にかかる発明は、前記テンショナー99によってテンションがかかった場合において、テンションがかかっていない状態より前記無端帯960の巻き角が大きくなる請求項1または請求項2に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、回転軸に接続された回転輪とテンショナーを利用してエンジン動力を排塵ファンに伝動するため、回転輪の空転を抑え、安定した動力伝達を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、排塵ファン側にもプーリと無端帯があることによって、ファンの位置を任意の箇所に設置することができる。
請求項3記載の発明によれば、動力を伝達する無端帯の巻き角が大きくなるように取り付けられることによって、回転輪の空転を抑え、より安定した動力伝達を行うことができる。
以下の説明では、前後方向とは、コンバインの前後方向をいう。さらにいえば、前後方向とは、このコンバインが直進する際の進行方向であり、進行方向における前方を前方、進行方向における後方を後方という。また、進行方向前方に対する右側を右側、進行方向前方に対する左側を左側という。
図1に示すように、汎用コンバインは、機体1下側に土壌面を走行する左右一対のクローラ2からなる走行装置が備えられ、機体1前側に圃場の穀稈を収穫する刈取り前処理装置3が備えられ、刈取り前処理装置3の後方左側に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が備えられ、刈取り前処理装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が備えられている。
操縦部5の下部には、エンジン60を内装するエンジンルーム6が備えられ、操縦部5の後側には、脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が備えられ、グレンタンク7の後側には、穀粒を外部に排出する排出筒8が備えられている。排出筒8は、グレンタンク7の下部に連通され機体1上下方向に延在する縦排出筒81と、縦排出筒81の上部に連通され前後方向に延在する横排出筒82から形成されている。
刈取り前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら掻込んで機体1後方に搬送する掻込装置31と、機体後方に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置32と、機体1後方に搬送された穀稈を機体1左側に寄せ集めるオーガ装置33と、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス9から構成されている。
≪フィーダハウス概要≫
フィーダハウス9は、上下左右面に壁を有する断面四角の筒型形状であり、底面9A、右側面9B、左側面9C、上面9Dを有し、オーガ装置33によって引継がれた穀稈を脱穀装置4に搬送する装置であり、オーガフレーム30の後壁と脱穀装置4の間に備えている。機体1とフィーダハウス9間には昇降シリンダ10がある。昇降シリンダ10は入力軸91を支点とし、刈取り前処理装置3とフィーダハウス9の昇降を一緒に行う。
フィーダハウス9は、上下左右面に壁を有する断面四角の筒型形状であり、底面9A、右側面9B、左側面9C、上面9Dを有し、オーガ装置33によって引継がれた穀稈を脱穀装置4に搬送する装置であり、オーガフレーム30の後壁と脱穀装置4の間に備えている。機体1とフィーダハウス9間には昇降シリンダ10がある。昇降シリンダ10は入力軸91を支点とし、刈取り前処理装置3とフィーダハウス9の昇降を一緒に行う。
フィーダハウス9内の脱穀装置4側には、エンジン60からの動力が伝達される入力軸91と、前記入力軸91と一体回転するスプロケット92aとスプロケット92bがある。また、フィーダハウス9内の刈取り部側には従動ドラム94が備えられている。前記スプロケット92aと前記スプロケット92bと前記従動ドラム94には、左右一対のチェン95aとチェン95bが周回するように巻き掛けられ、前記入力軸91の伝動を受けて、前記スプロケット92aと前記スプロケット92bと前記従動ドラム94は回転する。
前記左右一対のチェン95aとチェン95bには、刈刃装置32で刈り取った穀稈を脱穀装置4に搬送する搬送バー950が複数備えられている。前記スプロケット92aと前記スプロケット92bに巻き掛けられた前記一対のチェン95aとチェン95bは、前記搬送バー950で連結されている。前記スプロケット92aと前記スプロケット92bと前記従動ドラム94によって前記チェン95aとチェン95bは、フィーダハウス9内において、刈取り前処理装置3側から前記搬送バー950が底面9Aを沿うように周回し、前記搬送バー950によって穀稈を脱穀装置4方向に搬送する。
≪排塵ファン概要≫
排塵ファン11は、フィーダハウス9の右側面9Bから操縦部5にかけての左右方向であって刈取り前処理装置3から脱穀装置4間の空間に備えられている。排塵ファン11は、左右方向に送風できるように備えられている。前記排塵ファン11は刈取り前処理装置3及びその付近から巻き上がった塵埃を吸引し、エンジンルーム6部分から放出された熱を拡散させ、排出・冷却する役割を持つ。
排塵ファン11は、フィーダハウス9の右側面9Bから操縦部5にかけての左右方向であって刈取り前処理装置3から脱穀装置4間の空間に備えられている。排塵ファン11は、左右方向に送風できるように備えられている。前記排塵ファン11は刈取り前処理装置3及びその付近から巻き上がった塵埃を吸引し、エンジンルーム6部分から放出された熱を拡散させ、排出・冷却する役割を持つ。
排塵ファン11の伝動入り切りの操作を操縦部5左側から行えるように、排塵ファン伝動入り切りレバー110を備える。なお、レバー以外で排塵ファン伝動の入り切りをする手段を備えても良い。この排塵ファン伝動入り切り手段に、伝動の入り切り以外の機能を備えても良い。
≪伝動≫
フィーダハウス9内には、エンジンルーム6からの動力が伝達される入力軸91と入力プーリ910と、前記入力軸91と一体回転するスプロケット92aおよびスプロケット92bと、前記入力軸91と前記スプロケット92aと前記スプロケット92bによって回転する従動ドラム94が備えられている。前記スプロケット92aと前記スプロケット92bと、前記従動ドラム94には前記左右一対のチェン95aとチェン95bが周回するように巻き掛けられている。
フィーダハウス9内には、エンジンルーム6からの動力が伝達される入力軸91と入力プーリ910と、前記入力軸91と一体回転するスプロケット92aおよびスプロケット92bと、前記入力軸91と前記スプロケット92aと前記スプロケット92bによって回転する従動ドラム94が備えられている。前記スプロケット92aと前記スプロケット92bと、前記従動ドラム94には前記左右一対のチェン95aとチェン95bが周回するように巻き掛けられている。
以下のフィーダハウス9内およびフィーダハウス9側面の説明において、フィーダハウス9の搬送方向における刈取り前処理装置3側を刈取り部側と言い、フィーダハウス9の搬送方向における脱穀装置4側を脱穀部側と言う。
フィーダハウス9の左側面9Cにはスプロケット96(請求項における「入力輪96」)が備えられている。前記入力軸91と前記スプロケット92aと前記スプロケット92bと前記スプロケット96は、一体回転するように一直線上に存在している。
フィーダハウス9の左側面9Cには、エンジンルーム6からの動力を受け取り回転する入力軸91とともに回転するスプロケット96と、刈取り部側に存在するスプロケット97(請求項における「従動輪97」)が備えられている。前記スプロケット96と前記スプロケット97には周回するようにチェン960(請求項における「無端帯960」)が巻き掛けられている。
前記スプロケット96と前記スプロケット97の搬送方向上における間には、前記回転軸93と一体回転するスプロケット98(請求項における「回転輪98」)と、テンショナー99のテンションスプロケット992(請求項における「テンション回転輪992」)が備えられている。前記スプロケット98と前記テンションスプロケット992は、前記チェン960によって、前記スプロケット96と前記スプロケット97とともに回転する。テンションアーム991は、スプロケット98を支点にして回動する。なお、テンションアーム991の支点は別の部分でも良い。
フィーダハウス9の右側面9Bよりも右側に延出した回転軸93の右部には、エンジン60の出力回転をベルト930(請求項における「無端帯930」)に介して排塵ファン11に伝動するプーリ13(請求項における「回転輪13」)が支持されており、エンジンルーム6から伝わった動力を前記プーリ13に伝動し、前記排塵ファン11を動作させる構成としても良い。
入力軸91から伝わった伝動はチェン960で分岐し、刈取り部側と回転軸93に分かれる。前記回転軸93から伝動された先に、排塵ファン伝動入力クラッチ111を備える。前記排塵ファン伝動入り切りレバー110によって、前記その前記排塵ファン伝動入力クラッチ111の入り切り状態が変更され、排塵ファン11の作動状態を切り替えることができる構成とする。
回転軸93の伝動を受けるプーリ13が備えられている。前記プーリ13と、排塵ファン11に伝動するように備えられたプーリ14には、ベルト930が巻き掛けられている。入力軸91から伝わった伝動はチェン960で分岐した後、前記回転軸93を経て前記プーリ13と前記プーリ14に伝わり、前記排塵ファン11を作動させる。
エンジン60から排塵ファン11に向かう伝動を、フィーダハウス9の左側面9Cから回転軸93を貫通させてから伝動させる構成だけでなく、フィーダハウス9とエンジンルーム6の間の左右方向にできる空間に配置され、入力軸91上に存在するプーリ15や、前記プーリ15に巻き掛けられるベルト150を設け、フィーダハウス9の右側面9Bから直接伝動させる構成としても良い。この場合、左右方向において前記プーリ15や前記ベルト150を入力プーリ910よりエンジンルーム6側に配置したり、前記プーリ15や前記ベルト150を左右方向において前記入力プーリ910よりフィーダハウス9側に配置しても良い。
入力軸91から排塵ファン11に向かう伝動経路において、伝動経路を中継するように、フィーダハウス9の側面において刈取り部側と脱穀部側の中間位置にカウンタ軸16を備え、プーリ15と前記カウンタ軸16、前記カウンタ軸16と排塵ファン伝動プーリ13といった経路で無端帯を巻き掛けても良い。
無端帯95の張りが変わった際にも対応できるよう、従動ドラム94は刈取り部側から脱穀部側で位置調整できるように構成されている。
≪アイドラ、テンショナー部分の構造≫
本願発明に係るコンバインでは、伝動状態を良好に保つために、以下のようなテンション構造を採用している。
本願発明に係るコンバインでは、伝動状態を良好に保つために、以下のようなテンション構造を採用している。
フィーダハウス9の左側面9Cよりも左側に延出した回転軸93の左部には、スプロケット98がある。前記スプロケット98より刈取り部側または脱穀部側には、テンショナー99が設けられている。前記テンショナー99は、テンションアーム991と、テンションアーム991の先端部に回転自在に支持されたテンションスプロケット992から形成されている。
テンションアーム991には、前記テンションアーム991の向きを変え、チェン960の巻き角を大きくすることができる付勢手段993の後部が連結されている。前記付勢手段993によって、前記テンションアーム991を動作させる。前記付勢手段993はスプリング等とする。
フィーダハウス9内には、入力軸91から動力が伝えられ、前記入力軸91と並行でありフィーダハウス9内を貫通させるように配置された回転軸93が備えられる。フィーダハウス9の左側面9Cには、前記入力軸91とともに回転するスプロケット96と、刈取り部側に存在するスプロケット97が備えられている。前記スプロケット96と前記スプロケット97には、チェン960が周回するように巻き掛けられている。
前記スプロケット96と前記スプロケット97の搬送方向上における区間内には、前記回転軸93と一体回転するスプロケット98と、テンショナー99のテンションスプロケット992が備えられている。前記チェン960は前記スプロケット98と前記テンションスプロケット992にも巻き掛けられており、前記スプロケット98と前記テンションスプロケット992は、前記チェン960が周回することによって、前記スプロケット96と前記スプロケット97とともに回転する。
前記スプロケット98と前記テンションスプロケット992は、前記チェン960上における前記スプロケット96から前記スプロケット97がある区間内であってフィーダハウス9の上側面9D側に、前記チェン960の周回線上で隣接するように備えられている。
前記スプロケット98と前記テンションスプロケット992のいずれか一方が外周側に、もう一方が内周側に備えられ、前記スプロケット98と前記テンションスプロケット992が隣接して位置するように、前記チェン960が巻き掛けられる。なお、前記スプロケット98と前記テンションスプロケット992のどちらが刈取り部側または脱穀部側にあっても良い。
テンションアーム991は、テンションスプロケット992とチェン960が接触している方向に力をかける。これによって、前記テンションアーム991が作動していない状態に比べて、前記チェン960が緊張する。そのため、スプロケット98とテンションスプロケット992にチェン960が巻きかかる部分が増え、巻き角が大きくなる。
上記のテンションアーム991については、より詳細には、以下のような構成である。
スプロケット97より脱穀部側には、回転軸93に接続されたスプロケット98が備えられ、前記スプロケット98より脱穀部側にはフィーダハウス上面9D方向であって前記スプロケット98と脱穀部方向側に隣接するようにテンションスプロケット992が備えられている。前記スプロケット98は、テンショナー99より刈取り部側に備えられている。回転軸93に接続された前記スプロケット98と、前記テンションスプロケット992には、チェン960が巻き掛けられている。前記チェン960は、前記チェン960の外周側に前記スプロケット98が、前記チェン960の内周側に前記テンションスプロケット992が位置するように巻き掛けられる。
テンションアーム991は、付勢手段993によって、刈取り部側方向に引っ張られる。刈取り部側方向に引っ張られることによって、前記テンションアーム991は、スプロケット98よりフィーダハウス上面D側にある範囲で(図4上において)反時計回りに可動する。前記テンションアーム991が反時計回りに動くことによって、テンションスプロケット992を刈取り部側方向に移動させる。これによって、チェン960が緊張状態になる。
テンションスプロケット992が刈取り部側方向に移動することによって、テンションアーム991が作動していない状態に比べて、刈取り部方向にチェン960が引っ張られる。そのため、スプロケット98とテンションスプロケット992にチェン960が巻きかかる部分が増え、巻き角が大きくなる。巻き角が大きくなることによって、伝動が安定して行われる。
≪中間支持スプロケットを利用した伝動の例≫
フィーダハウス9上面9D側にあるスプロケット98等を利用せず、底面9A側にある中間支持スプロケット901または中間支持スプロケット902に軸を備え、左側面9Cから右側面9Bに貫通させる構造としても良い。
フィーダハウス9上面9D側にあるスプロケット98等を利用せず、底面9A側にある中間支持スプロケット901または中間支持スプロケット902に軸を備え、左側面9Cから右側面9Bに貫通させる構造としても良い。
フィーダハウス9底面9Aに中間支持スプロケット901と中間支持スプロケット902がある構成において、前記中間支持スプロケット901または前記中間支持スプロケット902のいずれかをテンショナーとしても良い。なお、テンショナーの支点はどの部分に備えても良い。
≪ファンと伝動≫
排塵ファン11は、刈取り前処理装置3の後上方であってフィーダハウス9の左側(図2の11aの位置等)としても、刈取り前処理装置3の後上方でありフィーダハウス9の右側(図2の11b等)としても、フィーダハウス9より右であって既刈側(図2の11c等)にあるものとしても良い。なお、伝動部の構成は排塵ファン11の配置によって、適宜変更しても良い。
排塵ファン11は、刈取り前処理装置3の後上方であってフィーダハウス9の左側(図2の11aの位置等)としても、刈取り前処理装置3の後上方でありフィーダハウス9の右側(図2の11b等)としても、フィーダハウス9より右であって既刈側(図2の11c等)にあるものとしても良い。なお、伝動部の構成は排塵ファン11の配置によって、適宜変更しても良い。
≪その他≫
フィーダハウス9の右側面9Bには、スプロケット98、テンショナー99、チェン95等を覆う、外装カバー12が備えられている。
フィーダハウス9の右側面9Bには、スプロケット98、テンショナー99、チェン95等を覆う、外装カバー12が備えられている。
3 刈取り前処理装置
4 脱穀装置
9 フィーダハウス
11 排塵ファン
13 回転輪(排塵ファン伝動プーリ)
91 入力軸
93 回転軸
96 入力輪(スプロケット)
97 従動輪(スプロケット)
98 回転輪(スプロケット)
99 テンショナー
930 無端帯(ベルト)
960 無端帯(チェン)
992 テンション回転輪(テンションスプロケット)
4 脱穀装置
9 フィーダハウス
11 排塵ファン
13 回転輪(排塵ファン伝動プーリ)
91 入力軸
93 回転軸
96 入力輪(スプロケット)
97 従動輪(スプロケット)
98 回転輪(スプロケット)
99 テンショナー
930 無端帯(ベルト)
960 無端帯(チェン)
992 テンション回転輪(テンションスプロケット)
Claims (3)
- 圃場の穀稈を収穫する刈取り前処理装置3と、
穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4と、
前記刈取り前処理装置3と前記脱穀装置4の間に位置し、前記刈取り前処理装置3から引継がれた穀稈を前記脱穀装置4に搬送するフィーダハウス9と、
前記フィーダハウス9付近には、排塵ファン11を備えた構成であるコンバインにおいて、
前記フィーダハウス9側面に、
入力軸91と連結された入力輪96と、
前記刈取り前処理装置3に動力を伝動する従動輪97と、
前記入力輪96と前記従動輪97に巻き掛けられる無端帯960を備え、
前記回転軸93を備える回転輪98と、テンショナー99のテンション回転輪992が、前記入力輪96と前記従動輪97間かつ前記無端帯960の周回線上に隣接して備えられ、
排塵ファン11には前記回転輪98から動力が伝達される構成であり、
前記回転輪98と前記テンション回転輪992のいずれか一方が前記無端帯960の外周側に、もう一方が前記無端帯960の内周側に備えられる構成である、コンバイン。 - 前記回転軸93に回転輪13を備え、前記回転輪13と、前記回転輪13に巻き掛けられた無端帯930によって、前記排塵ファン11に伝動する構成とした請求項1に記載のコンバイン。
- 前記テンショナー99によってテンションがかかった場合において、テンションがかかっていない状態より前記無端帯960の巻き角が大きくなる請求項1または請求項2に記載のコンバイン。
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