JP2021069225A - 積層コアとその製造方法及び製造装置 - Google Patents

積層コアとその製造方法及び製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021069225A
JP2021069225A JP2019194247A JP2019194247A JP2021069225A JP 2021069225 A JP2021069225 A JP 2021069225A JP 2019194247 A JP2019194247 A JP 2019194247A JP 2019194247 A JP2019194247 A JP 2019194247A JP 2021069225 A JP2021069225 A JP 2021069225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
coupling member
laminate
contact
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019194247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6716125B1 (ja
Inventor
昌文 坂田
Akifumi Sakata
昌文 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOATEKKU KK
Original Assignee
KOATEKKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOATEKKU KK filed Critical KOATEKKU KK
Priority to JP2019194247A priority Critical patent/JP6716125B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6716125B1 publication Critical patent/JP6716125B1/ja
Publication of JP2021069225A publication Critical patent/JP2021069225A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】両側の表面が突出部のない平坦な面である積層コア、該積層コアの製造方法、及び該積層コアの製造装置を提供する。【解決手段】積層コア1は、積層された複数の鉄心用の鋼板2を有し、各鋼板2は積層方向dに貫通した個別孔6を有し、個別孔6により積層方向dに沿って一方の面7から他方の面8に至る貫通孔9が形成された鋼板積層体3と、一方及び他方の面8、9に両端面がそれぞれ一致するように貫通孔9内に配置されたピン状の結合部材10とを備える。複数の鋼板2のうちの少なくとも積層方向d両端の鋼板2a、2bの個別孔6の内周面に対し、結合部材10の両端部の径方向外周面がそれぞれ接合している。【選択図】図1

Description

本発明は、薄型電磁鋼板を用いた積層コア、該積層コアの製造方法、及び該積層コアの製造装置に関する。
日々進化を続ける高性能モータの性能を支えている主要部品として積層コアがあり、積層コアの性能が高性能モータの品質性能に直接的に影響されると共に、高性能な積層コアの供給を業界からは望まれている。積層コアの性能向上には、積層コア表面の渦電流を極力低減させることが重要であり、渦電流の低減には電磁鋼板の薄型化が最も有効な手段である。一方で板厚0.2mm以下の薄型電磁鋼板を積層し固定するには技術的に難易度が高く、容易には薄型化が図れない実情もある。
例えば、電磁鋼板の積層と固定に関しては、一般的な手法としてカシメ方式があるが、薄型によりカシメ部の摩擦力が弱くなり固定強度が低下する。また、接着方式の場合、油の影響や接着剤塗布量のバラツキによる接着強度のムラが発生し、バラつきを低減するためには高度の技術と熟練を要す。更に、リベット又はロールピン等を用いる方式は、固定力に対する信頼性が大幅に向上するが、電磁鋼板との導通、電磁鋼板の湾曲的な歪及びピン等の頭部が電磁鋼板より突出してしまう課題がある。
複数の鉄心用の鋼板を積層して、モータコアに適した積層コアを製造する方法が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。特許文献1の方法では、所定形状に打抜き加工して得られる板厚が0.2mm以下の軟磁性鋼板を複数枚積層して積層体を構成し、打ち抜き加工に際して各鋼板に設けられた孔に径が1〜10mmのリベットを通して積層体を固定するようにしている。
特許文献2の方法では、鋼板の積層体をリベットで固定するときにリベットのかしめ圧を特定の範囲に限定することによって、積層コアの騒音を減少させるようにしている。
また、特許文献3の方法では、積層体を固定するためのリベットとして、絶縁物を被覆したものを用いることにより、鋼板の短絡を防止し、鉄損特性の劣化のない積層コアを得るようにしている。
特許第4844181号公報 特開平11−186062号公報 特開2006−340548号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3の方法によれば、鋼板の積層体をリベットで固定しているので、積層コアを安定的に固定することができるが、リベットの頭部やかしめ部が積層体両側の表面から突出することで、積層コアへの巻き線作業を妨げ、積層コアの特性劣化にも影響する。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、板厚0.2mm以下の薄型電磁鋼板の積層コアを安定的に固定でき、電磁鋼板の湾曲的な歪の解消と、両側の表面から突出部をなくした積層コア、その積層コアの製造方法、及び該積層コアの製造装置を提供することにある。
本発明の積層コアは、
積層された複数の鉄心用の鋼板を有し、各鋼板は積層方向に貫通した個別孔を有し、該個別孔により該積層方向に沿って鋼板積層体の一方の面から他方の面に至る貫通孔が形成された該鋼板積層体と、
前記一方及び他方の面に両端面がそれぞれ一致するように前記貫通孔内に配置されたピン状の結合部材とを備え、
前記複数の鋼板のうちの少なくとも前記積層方向両端の該鋼板の前記個別孔の内周面に対し、前記結合部材の両端部の径方向外周面がそれぞれ接合していることを特徴とする。
本発明によれば、結合部材の両端面が鋼板積層体の一方及び他方の面にそれぞれ一致しているので、両側の表面が突出部のない平坦な面である積層コアを提供することができる。その際に、積層方向両端の鋼板の個別孔の内周面に対し、結合部材の両端部の径方向外周面がそれぞれ接合しているので、積層コアを、結合部材により鋼板積層体が確実に固定されたものとして提供することができる。
また、本発明の積層コア製造方法は、
積層された複数の鉄心用の鋼板を有し、各鋼板は積層方向に貫通した個別孔を有し、該個別孔により該積層方向に沿って鋼板積層体の一方の面から他方の面に至る貫通孔が形成された該鋼板積層体を形成する積層体形成工程と、
前記積層体形成工程の後、前記貫通孔に対して、該貫通孔の長さよりも長いピン状の結合部材を挿入し、該結合部材の両端部を前記鋼板積層体の前記一方及び他方の面からそれぞれ突出させる挿入・突出工程と、
前記挿入・突出工程の後、前記結合部材の前記両端部を押圧して前記貫通孔の両側にそれぞれ押し入れることにより、前記複数の鋼板のうちの少なくとも前記積層方向両端の該鋼板の前記個別孔の内周面に対し、該結合部材の両端部の径方向外周面をそれぞれ接合させる接合工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、両端部が鋼板積層体の表面から突出した結合部材の両端部を押圧して貫通孔の両側にそれぞれ押し入れることにより、積層方向両端の鋼板の個別孔の内周面に結合部材の両端部の径方向外周面を接合するようにしているので、結合部材による鋼板積層体の固定を容易に行うと同時に、積層コアの両側の表面を、突出部のない平坦な面とすることができる。
本発明の別の態様に係る積層コア製造方法は、
積層された複数の鉄心用の鋼板を有し、各鋼板は積層方向に貫通した個別孔を有し、該個別孔により該積層方向に沿って鋼板積層体の一方の面から他方の面に至る貫通孔が形成された該鋼板積層体を形成する積層体形成工程と、
前記積層体形成工程の後、前記貫通孔に対して、前記一方及び他方の面に両端面がそれぞれ一致する長さを有するピン状の結合部材を、該一致がなされるように挿入する挿入工程と、
前記挿入工程の後、前記結合部材の前記両端面に先端が尖った治具を押し当てることにより、前記複数の鋼板のうちの少なくとも前記積層方向両端の該鋼板の前記個別孔の内周面に対し、該結合部材の両端部の径方向外周面をそれぞれ接合させる接合工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、両端部が鋼板積層体の両側の表面に一致するように貫通孔に挿入された結合部材の両端部に先端が尖った治具を押し当てることにより、積層方向両端の鋼板の個別孔の内周面に結合部材の両端部の径方向外周面を接合するようにしているので、結合部材による鋼板積層体の固定を容易に行うと同時に、積層コアの両側の表面を、突出部のない平坦な面とすることができる。
本発明の積層コア製造装置は、
積層された複数の鉄心用の鋼板を有し、各鋼板は積層方向に貫通した個別孔を有し、該個別孔により該積層方向に沿って鋼板積層体の一方の面から他方の面に至る貫通孔が形成された該鋼板積層体であって、
前記貫通孔に対して、該貫通孔の長さよりも長いピン状の結合部材が、該結合部材の両端部を前記鋼板積層体の前記一方の面及び前記他方の面からそれぞれ突出するように挿入された該鋼板積層体について、
該鋼板積層体の前記一方又は他方の面に当接する積層体当接面と、該一方又は他方の面から突出した前記結合部材の端部の端面に当接する結合部材当接面とを有する支持部と、
前記結合部材当接面に当接した前記結合部材の端面と反対側の端面を押圧して前記貫通孔に押し入れることにより、前記複数の鋼板のうちの少なくとも該反対側の端の該鋼板の前記個別孔の内周面に対し、該結合部材の該反対側の端部の径方向外周面を接合させる押圧面とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、鋼板積層体の一方又は他方の面に積層体当接面を当接させ、該一方又は他方の面から突出した結合部材の端部の端面に結合部材当接面を当接させて、鋼板積層体を支持部で支持し、結合部材の反対側の端面を押圧面により押圧して鋼板積層体の貫通孔に押し入れるようにしている。これにより、該反対側の鋼板積層体の表面から結合部材の端部を突出させることなく、結合部材の該端部の径方向外周面を、対応する鋼板の個別孔の内周面に対し、確実に接合することができる。
本発明の別の態様に係る積層コア製造装置は、
前記積層体当接面は、前記一方の面及び他方の面にそれぞれ当接する第1、第2積層体当接面を備え、
前記結合部材当接面は、前記一方の面及び他方の面から突出した前記結合部材の両端部の端面にそれぞれ当接する第1、第2結合部材当接面であって、該結合部材の両端部の端面に対して前記押圧面としても機能する該第1、第2結合部材当接面を備え、
前記支持部は、第1支持部及び第2支持部とで構成され、
前記第1、第2支持部は、それぞれ
第1本体部及び該第1本体部に対して近接及び離間する第2本体部と、
前記第1、第2本体部から相互に近接する方向に突出してその端面が前記第1、第2結合部材当接面をそれぞれ構成する第1、第2突出部と、
前記第1、第2突出部がそれぞれ出入りする第1、第2貫通孔、及び前記第1、第2積層体当接面を有し、前記第1、第2本体部上で前記近接及び離間する方向にそれぞれ案内された第1、第2板材と、
前記第1、第2板材を該第1、第2本体部から離間する方向にそれぞれ付勢する第1、第2付勢手段とを備え、
前記第1、第2突出部の突出量は、前記第1本体部に対する前記第2本体部の近接により前記第1、第2積層体当接面を前記一方及び他方の面にそれぞれ当接させ、かつ該第1、第2本体部を前記第1、第2板材にそれぞれ当接させたときに該第1、第2突出部の端面が前記第1、第2積層体当接面にそれぞれ一致するような突出量であることを特徴とする。
本発明によれば、結合部材が挿入された鋼板積層体が、その一方の面及び他方の面がそれぞれ第1、第2支持部の第1、第2積層体当接面に当接されて、第1、第2支持部により支持される。そして、第2本体部を第1本体部の方に近接させることにより、第1、第2結合部材当接面を、結合部材の両端面に当接させる。さらに、第2本体部を第1本体部の方に近接させることにより、結合部材の両端面を第1、第2結合部材当接面で押圧して結合部材の両端部を鋼板積層体の貫通孔の両端部に押し入れることができる。
したがって、第1本体部に対して第2本体部を1回近接させるだけで、鋼板積層体の両側の表面から結合部材の両端部を突出させることなく、該両端部の径方向外周面を、外側の両鋼板の個別孔の内周面に対し、確実に接合することができる。
本発明の一実施形態に係る積層コアの一部を示す断面図である。 図2Aは、図1の積層コアを製造するための積層コア製造装置の平面図であり、図2Bはその断面図である。 図2A、図2Bの積層コア製造装置により加工を行っているときの様子を示す断面図である。 図2A、図2Bの積層コア製造装置により加工される鋼板積層体の一部を示す断面図である。 本発明の別の実施形態に係る積層コア製造方法における挿入工程後の様子を示す断面図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る積層コア製造方法における挿入工程後の様子を示す断面図である。 本発明の変形例に係る積層コアの一部を示す断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る積層コアの一部を示す断面図である。図1に示すように、この積層コア1は、複数の鉄心用の薄板としての鋼板2を積層した鋼板積層体3を備える。積層コア1は、モータコアに用いられるものであり、図2Aに示されるように、鋼板積層体3の中央部は、モータのシャフトに結合される中央円筒孔4となっており、鋼板積層体3の外周部は、複数のティース部5となっている。
各鋼板2には、鋼板積層体3の積層方向dに貫通した個別孔6が設けられている。鋼板積層体3は、積層された各鋼板2の個別孔6により積層方向dに沿って鋼板積層体3の一方の面7から他方の面8に至る貫通孔9が形成されている。
鋼板積層体3には、ピン状の結合部材10が、その両端面11、12が鋼板積層体3の一方及び他方の面7、8に積層方向dの位置がそれぞれ一致するように貫通孔9内に配置されている。複数の鋼板2のうちの少なくとも積層方向d両端の鋼板2a、2bの個別孔6の内周面に対し、結合部材10の両端部の径方向外周面がそれぞれ接合している。結合部材10の表面には、例えば、カチオン電着塗装等により、絶縁を施すことが望ましいが、シリカ系絶縁材、亜鉛黒染処理、樹脂カバー等、絶縁方法はこれに限定するものではない。
図2A及び図2Bは、図1の積層コア1を製造する積層コア製造装置13の平面図及び断面図である。積層コア製造装置13は、図4に示されるように、鋼板積層体3の貫通孔9に対して、貫通孔9の長さよりも長いピン状の結合部材10が、その両端部を鋼板積層体3の一方の面7及び他方の面8からそれぞれ突出するように挿入された鋼板積層体3について加工を施すことにより、積層コア1を製造するものである。
図2A及び図2Bに示すように、積層コア製造装置13は、第1、第2支持部14、15を備える。第1、第2支持部14、15は、鋼板積層体3の一方及び他方の面7、8にそれぞれ当接する第1、第2積層体当接面16、17と、一方及び他方の面7、8から突出した結合部材10の両端部の端面にそれぞれ当接する第1、第2結合部材当接面18、19とを備える。
第1、第2結合部材当接面18、19は、それぞれ、第1、第2結合部材当接面18、19に当接した結合部材10の両端面11、12を押圧して貫通孔9に押し入れることにより、複数の鋼板2のうちの少なくとも両端の鋼板2a、2bの個別孔6の内周面に対し、結合部材10の両端部の径方向外周面を接合させる押圧面として機能する。
また、第1、第2支持部14、15は、それぞれ、第1本体部20、及び第1本体部20に対して近接及び離間する第2本体部21と、第1、第2本体部20、21から相互に近接する方向に突出する第1、第2突出部22、23と、第1、第2本体部20、21上で積層方向dに一定範囲内でそれぞれ案内された第1、第2板材24、25と、第1、第2板材24、25を第1、第2本体部20、21から離間する方向にそれぞれ付勢する第1、第2付勢手段26、27とを備える。
第1、第2突出部22、23は、その端面が上述の第1、第2結合部材当接面18、19をそれぞれ構成する。第1、第2板材24、25は、第1、第2突出部22、23がそれぞれ出入りする第1、第2貫通孔28、29及び上述の第1、第2積層体当接面16、17を有する。
第1、第2突出部22、23の第1、第2本体部20、21からの突出量は、第1本体部20に対する第2本体部21の近接により第1、第2積層体当接面16、17を鋼板積層体3の一方及び他方の面7、8にそれぞれ当接させ、かつ第1、第2本体部20、21を第1、第2板材24、25にそれぞれ当接させたときに、第1、第2突出部22、23の端面11、12が第1、第2積層体当接面16、17にそれぞれ一致するように設定される。
また、第1本体部20には、鋼板積層体3を第1板材24上で位置決めするための数本の位置決めピン30及び中央円筒部31が積層方向dに平行に設けられる。第1板材24には、位置決めピン30及び中央円筒部31がそれぞれ摺動自在に貫通する貫通案内孔32、33が設けられる。
すなわち、第1板材24は、位置決めピン30及び中央円筒部31により、積層方向dに移動自在に案内される。これに対応して、第2板材25には、位置決めピン30及び中央円筒部31の先端部をそれぞれ受け入れる案内孔34、35が設けられる。
また、第2本体部21には、第2支持部15を第1支持部14に対して、積層方向dに案内する案内ピン36が設けられる。第2板材25には、案内ピン36が摺動自在に貫通する貫通案内孔37が設けられる。これに対応して、第1板材24には、案内ピン36の先端側が摺動自在に貫通する貫通案内孔38が設けられる。第1本体部20には、案内ピン36の先端部を受け入れる案内孔39が設けられる。
したがって、第2本体部21を第1本体部20に近接させて、結合部材10を加工する際には、第2本体部21と第1本体部20とが、位置決めピン30、中央円筒部31、及び案内ピン36を介して適切に相互に案内され、位置決めされる。第2本体部21は、積層方向dに沿ってこれを第1本体部20に近接させるための油圧を利用した駆動手段40により保持される。
積層コア製造装置13により図1の積層コア1を製造するには、まず、上述の鋼板積層体3を形成する(積層体形成工程)。次に、鋼板積層体3の貫通孔9に対して、貫通孔9の長さよりも長いピン状の結合部材10を挿入し、結合部材10の両端部を鋼板積層体3の一方及び他方の面7、8からそれぞれ突出させる(挿入・突出工程)。
次に、結合部材10が挿入された鋼板積層体3を積層コア製造装置13に装着する。すなわち、第1支持部14の位置決めピン30を鋼板積層体3の対応するティース部5の間に挿入するとともに、中央円筒部31を及び中央円筒孔4に貫通させ、かつ鋼板積層体3の一方の面7を第1積層体当接面16に当接させて、鋼板積層体3を第1支持部14で支持する。
次に、第2積層体当接面17が鋼板積層体3の他方の面8に当接し、さらに第1、第2結合部材当接面18、19が結合部材10の両端面11、12にそれぞれ当接するまで第2支持部15が下降される。このとき、第2板材25の貫通案内孔37を貫通している第2本体部21の案内ピン36が、第1板材24の貫通案内孔38を貫通し、さらに第1本体部20の案内孔39に進入することにより、第2支持部15が第1支持部14に対して正確に、かつ最終的には第1、第2付勢手段26、27の付勢力に抗して、案内される。これにより、積層コア製造装置13は、図3に示す状態となる。
さらに、第1、2本体部20、21が第1、第2板材24、25に、第1、第2付勢手段26、27の付勢力に抗して当接するまで、第2本体部21が移動される。このとき、結合部材10の両端面11、12に当接している第1、第2突出部22、23の第1、第2結合部材当接面18、19によって、両端面11、12が押圧される。このとき、両端面11、12に負荷される押圧力は、第1、第2付勢手段26、27の弾性力により、ほぼ同等なものとなっている。
これによって、突出していた結合部材10の両端部が貫通孔9の両側にそれぞれ押し入れられる。これにより、複数の鋼板2のうちの少なくとも積層方向d両端の鋼板2a、2bの個別孔6の内周面に対し、結合部材10の両端部の径方向外周面がそれぞれ接合する(接合工程)。これにより、鋼板積層体3が結合部材10により結束されて確実に固定され、図1に示すような積層コア1が得られる。
本実施形態によれば、第1、第2突出部22、23の第1、第2本体部20、21からの突出量が、上述のように、第1、第2突出部22、23による結合部材10の押圧が完了した時点で第1、第2突出部22、23の端面11、12が第1、第2積層体当接面16、17にそれぞれ一致するように設定されている。このため、得られた積層コア1においては、図1に示すように、結合部材10の両端面は、鋼板積層体3の一方及び他方の面7、8とそれぞれ平坦な平面を構成する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明の積層コアは、次のようにして製造することもできる。すなわち、まず、上述の積層体形成工程により鋼板積層体3を形成した後、図5のように、貫通孔9に対して、一方及び他方の面7、8に両端面がそれぞれ一致する長さを有するピン状の結合部材10bを、該一致がなされるように挿入する(挿入工程)。
該挿入工程の後、結合部材10bの両端面に先端が尖った治具41を押し当てることにより、複数の鋼板2のうちの少なくとも積層方向d両端の鋼板2a、2bの個別孔6の内周面に対し、結合部材10bの両端部の径方向外周面をそれぞれ接合させる(接合工程)。これにより、図5に示されるような、結合部材10bが鋼板積層体3から突出していない積層コア1bを製造することができる。
この場合に、結合部材として、図6に示すようなロールピン42を用い、その両端部に治具43を押し当てて、上述の接合工程を行うようにしてもよい。
また、上述の積層コア製造装置13において、第1板材24に代えて、第1本体部20に固定され、鋼板積層体3の一方又は他方の面7、8に当接する積層体当接面と、該一方又は他方の面7、8から突出した結合部材10の端部の端面に当接する結合部材当接面とを備えた支持部を採用してもよい。
この場合、第2本体部21を該支持部に近接させて第2本体部21を第2板材25に当接させることにより、結合部材10の第2板材25側の端部を貫通孔9に押し入れる加工を行うことができる。ただし、この場合、第2突出部23の第2結合部材当接面19を第2積層体当接面17又は鋼板積層体3の一方又は他方の面7、8まで第2付勢手段27の付勢力に抗して押し出すように構成する必要はない。
すなわち、第2板材25の代わりに第2支持部15に固定された平坦な押圧用板材を使用し、その板面を第2積層体当接面17及び第2結合部材当接面19の代わりに使用し、該板面を鋼板積層体3の一方又は他方の面7、8に当接させることにより、結合部材10の当該端部を加工することができる。
なお、この場合、結合部材10の反対側を加工する場合には、上述の積層体当接面と結合部材当接面とを備えた支持部の上に平坦な板材を配置し、これにより結合部材10を加工した側の鋼板積層体3の面を支持し、同様にして上述の押圧用板材を鋼板積層体3に当接させればよい。
また、結合部材10として、樹脂製のピンや絶縁コーティングされたスチールチューブを用いてもよい。また、鋼板積層体3の貫通孔9に接着剤を流し込み、固化した接着剤を結合部材10として機能させることにより、図1のような積層コア1を形成するようにしてもよい。また、本発明は、ロータコアに限らずステータコアにも適用することができる。
また、図7に示すように、積層方向d両端の鋼板2a、2bとして、これらの間の鋼板2よりも厚い鋼板を採用することにより、鋼板積層体3の一方の面7及び他方の面8に凹凸が生じるのを極力防止するようにしてもよい。この場合、例えば、積層方向d両端の鋼板2a、2bの各厚さとしては、0.5〜1.0mmを採用し、これらの間の鋼板2の各厚さとしては、0.05〜0.1mmを採用することができる。
1、1b…積層コア、2、2a、2b…鋼板、3…鋼板積層体、4…中央円筒孔、5…ティース部、6…個別孔、7…一方の面、8…他方の面、9…貫通孔、10、10b…結合部材、11…端面、12…端面、13…積層コア製造装置、14…第1支持部、15…第2支持部、16…第1積層体当接面、17…第2積層体当接面、18…第1結合部材当接面、19…第2結合部材当接面、20…第1本体部、21…第2本体部、22…第1突出部、23…第2突出部、24…第1板材、25…第2板材、26…第1付勢手段、27…第2付勢手段、28…第1貫通孔、29…第1貫通孔、30…位置決めピン、31…中央円筒部、32…貫通案内孔、33…貫通案内孔、34…案内孔、35…案内孔、36…案内ピン、37…貫通案内孔、38…貫通案内孔、39…案内孔、40…駆動手段、41…治具、42…ロールピン、43…治具。
本発明の積層コア製造方法は、
積層された複数の鉄心用の鋼板を有し、各鋼板は積層方向に貫通した径が同一の個別孔を有し、該個別孔により該積層方向に沿って鋼板積層体の一方の面から他方の面に至る該面に垂直な貫通孔が形成された該鋼板積層体を形成する積層体形成工程と、
前記積層体形成工程の後、前記貫通孔に対して、該貫通孔よりも長く、径が前記個別孔と同等で、該長さ方向に垂直な両端面を有する中実な結合部材を挿入し、該結合部材の両端部を前記鋼板積層体の前記一方及び他方の面からそれぞれ突出させる挿入・突出工程と、
前記挿入・突出工程の後、前記一方の面及び他方の面における前記結合部材の両端部がそれぞれ突出している部分を除く該部分の周囲にそれぞれ積層体当接面を平行に当接させて当接方向に該部分の周囲を該積層体当接面で押圧しながら支持する鋼板積層体押圧・支持工程と、
前記鋼板積層体押圧・支持工程の開始後、該鋼板積層体押圧・支持工程と並行して、前記結合部材の両端面にそれぞれ結合部材当接面を平行に当接させて当接方向に該両端面を該結合部材当接面で押圧することにより、該両端面がそれぞれ対応する該一方の面及び他方の面に一致するまで、該結合部材の両端部を前記貫通孔内に押し込む結合部材押圧・押込み工程を備え、
前記結合部材押圧・押込み工程により、前記複数の鋼板のうちの少なくとも前記積層方向両端の該鋼板の前記個別孔の内周面に対し、前記結合部材の両端部の径方向外周面をそれぞれ接合させて前記鋼板積層体を固定することを特徴とする
また、本発明の別の積層コア製造方法は、
積層された複数の鉄心用の鋼板を有し、各鋼板は積層方向に貫通した径が同一の個別孔を有し、該個別孔により該積層方向に沿って鋼板積層体の一方の面から他方の面に至る該面に垂直な貫通孔が形成された該鋼板積層体を形成する積層体形成工程と、
前記積層体形成工程の後、前記貫通孔に対して、該貫通孔よりも長く、径が前記個別孔と同等で、該長さ方向に垂直な両端面を有する中実な結合部材を挿入し、該結合部材の両端部を前記鋼板積層体の前記一方及び他方の面からそれぞれ突出させる挿入・突出工程と、
前記挿入・突出工程の後、前記鋼板積層体の前記一方の面から突出している前記結合部材の一方側の端部の端面に結合部材当接面を平行に当接させて当接方向に該端面を該結合部材当接面で支持し、かつ前記鋼板積層体の前記一方の面における該結合部材の該一方側の端部が突出している部分を除く該部分の周囲に積層体当接面を平行に当接させて当接方向に該部分の周囲を該積層体当接面で支持しながら、該結合部材の他方側の端部を、該端部の端面に結合部材押圧面を平行に当接させて当接方向に該結合部材押圧面で押圧することにより、該端面が該鋼板積層体の前記他方の面に一致するまで、前記貫通孔内に押し込む第1押圧工程と、
前記第1押圧工程の後、前記第1押圧工程により一致した前記鋼板積層体の前記他方の面及び前記結合部材の前記他方側の端部の端面を平坦な面で支持し、該結合部材の前記一方側の端部の端面に押圧面を平行に当接させて当接方向に該端面を該押圧面で押圧することにより、該結合部材の該一方側の端部を前記貫通孔内に該端部の端面が前記鋼板積層体の前記一方の面に一致するまで押し込む該第2押圧工程とを備え、
前記第1、第2押圧工程により、前記複数の鋼板のうちの少なくとも前記積層方向両端の該鋼板の前記個別孔の内周面に対し、該結合部材の両端部の径方向外周面をそれぞれ接合させて前記鋼板積層体を固定することを特徴とする
本発明の各積層コア製造方法によれば、両端部が鋼板積層体の表面から突出した結合部材の両端面を押圧して貫通孔の両側にそれぞれ押し入れることにより、積層方向両端の鋼板の個別孔の内周面に結合部材の両端部の径方向外周面を接合するようにしているので、結合部材による鋼板積層体の固定を容易に行うと同時に、積層コアの両側の表面を、突出部のない平坦な面とすることができる。
本発明の積層コア製造装置は、
積層された複数の鉄心用の鋼板を有し、各鋼板はその積層方向に貫通した径が同一の個別孔を有し、該個別孔により該積層方向に沿って鋼板積層体の一方の面から他方の面に至る該面に垂直な貫通孔が形成され、かつ該貫通孔に対して、該貫通孔よりも長く、径が前記個別孔と同等で、該長さ方向に垂直な両端面を有する中実な結合部材が、該結合部材の両端部が前記鋼板積層体の前記一方の面及び前記他方の面からそれぞれ一方側端部及び他方側端部として突出するように挿入された該鋼板積層体を該結合部材により固定して積層コアを製造する積層コア製造装置であって、
第1支持部と、
前記第1支持部に対して近接・離間方向に相対的に移動される第2支持部とを備え、
前記第1支持部は、
第1本体部と、
該第1本体部から前記第2支持部に近接する方向に突出する第1突出部であって、該第1突出部の端面が、前記結合部材の前記一方側端部の端面である一方側端面に平行に当接して当接方向に該一方側端面を支持する第1結合部材当接面を構成する該第1突出部と、
前記鋼板積層体の前記一方の面における前記一方側端部が突出している部分を除く該部分の周囲に平行に当接して当接方向に該部分の周囲を支持する第1積層体当接面、及び前記第1突出部が出入りする第1貫通孔を有し、該第1本体部上で前記近接・離間方向に案内された第1板材と、
前記第1板材を該第1本体部から前記第2支持部に近接する方向に付勢する第1付勢手段とを備え、
前記第1支持部には、前記第1結合部材当接面による前記一方側端面の支持、及び前記第1積層体当接面による前記鋼板積層体の前記一方の面の支持が成し得るように前記鋼板積層体を前記第1板材上に配置するための位置決めピンが設けられ、
前記第2支持部は、
第2本体部と、
該第2本体部から前記第1支持部に近接する方向に突出する第2突出部であって、その端面が、前記結合部材の前記他方側端部の端面である他方側端面に平行に当接して当接方向に該他方側端面を支持する第2結合部材当接面を構成する該第2突出部と、
前記鋼板積層体の前記他方の面における前記他方側端部が突出している部分を除く該部分の周囲に平行に当接して当接方向に該部分の周囲を支持する第2積層体当接面、及び前記第2突出部が出入りする第2貫通孔を有し、該第2本体部上で前記近接・離間方向に案内された第2板材と、
前記第2板材を該第2本体部から前記第1支持部に近接する方向に付勢する第2付勢手段とを備え、
前記第1、第2支持部は、これら相互の近接時に、前記第2結合部材当接面による前記他方側端面の支持、及び前記第2積層体当接面による前記鋼板積層体の前記他方の面の支持が成し得るように前記第1、第2板材が前記近接・離間方向に案内されており、
前記第1、第2突出部の前記第1、第2本体部からの各突出量は、前記第1、第2付勢手段の付勢力に抗して、前記第2本体部を、前記第1板材上に前記鋼板積層体が配置された前記第1本体部に近接させることにより、前記第1、第2積層体当接面を前記一方及び他方の面にそれぞれ当接させ、かつ該第1、第2本体部を前記第1、第2板材にそれぞれ当接させたときに該第1、第2突出部の端面が前記第1、第2積層体当接面にそれぞれ一致するような突出量であり、
前記第1、第2積層体当接面が前記一方及び他方の面にそれぞれ当接する前の状態では、前記第1、第2結合部材当接面は、前記第1、第2付勢部材の付勢力により、該第1、第2積層体当接面からそれぞれ前記第1、第2本体部側に第1、第2距離だけ離されており、該第1、第2距離は、それぞれ、前記結合部材の該一方及び他方の面からの突出量よりも大きいことを特徴とする。

Claims (5)

  1. 積層された複数の鉄心用の鋼板を有し、各鋼板は積層方向に貫通した個別孔を有し、該個別孔により該積層方向に沿って鋼板積層体の一方の面から他方の面に至る貫通孔が形成された該鋼板積層体と、
    前記一方及び他方の面に両端面がそれぞれ一致するように前記貫通孔内に配置されたピン状の結合部材とを備え、
    前記複数の鋼板のうちの少なくとも前記積層方向両端の該鋼板の前記個別孔の内周面に対し、前記結合部材の両端部の径方向外周面がそれぞれ接合していることを特徴とする積層コア。
  2. 積層された複数の鉄心用の鋼板を有し、各鋼板は積層方向に貫通した個別孔を有し、該個別孔により該積層方向に沿って鋼板積層体の一方の面から他方の面に至る貫通孔が形成された該鋼板積層体を形成する積層体形成工程と、
    前記積層体形成工程の後、前記貫通孔に対して、該貫通孔の長さよりも長いピン状の結合部材を挿入し、該結合部材の両端部を前記鋼板積層体の前記一方及び他方の面からそれぞれ突出させる挿入・突出工程と、
    前記挿入・突出工程の後、前記結合部材の前記両端部を押圧して前記貫通孔の両側にそれぞれ押し入れることにより、前記複数の鋼板のうちの少なくとも前記積層方向両端の該鋼板の前記個別孔の内周面に対し、該結合部材の両端部の径方向外周面をそれぞれ接合させる接合工程とを備えることを特徴とする積層コア製造方法。
  3. 積層された複数の鉄心用の鋼板を有し、各鋼板は積層方向に貫通した個別孔を有し、該個別孔により該積層方向に沿って鋼板積層体の一方の面から他方の面に至る貫通孔が形成された該鋼板積層体を形成する積層体形成工程と、
    前記積層体形成工程の後、前記貫通孔に対して、前記一方及び他方の面に両端面がそれぞれ一致する長さを有するピン状の結合部材を、該一致がなされるように挿入する挿入工程と、
    前記挿入工程の後、前記結合部材の前記両端面に先端が尖った治具を押し当てることにより、前記複数の鋼板のうちの少なくとも前記積層方向両端の該鋼板の前記個別孔の内周面に対し、該結合部材の両端部の径方向外周面をそれぞれ接合させる接合工程とを備えることを特徴とする積層コア製造方法。
  4. 積層された複数の鉄心用の鋼板を有し、各鋼板は積層方向に貫通した個別孔を有し、該個別孔により該積層方向に沿って鋼板積層体の一方の面から他方の面に至る貫通孔が形成された該鋼板積層体であって、
    前記貫通孔に対して、該貫通孔の長さよりも長いピン状の結合部材が、該結合部材の両端部を前記鋼板積層体の前記一方の面及び前記他方の面からそれぞれ突出するように挿入された該鋼板積層体について、
    該鋼板積層体の前記一方又は他方の面に当接する積層体当接面と、該一方又は他方の面から突出した前記結合部材の端部の端面に当接する結合部材当接面とを有する支持部と、
    前記結合部材当接面に当接した前記結合部材の端面と反対側の端面を押圧して前記貫通孔に押し入れることにより、前記複数の鋼板のうちの少なくとも該反対側の端の該鋼板の前記個別孔の内周面に対し、該結合部材の該反対側の端部の径方向外周面を接合させる押圧面とを備えることを特徴とする積層コア製造装置。
  5. 前記積層体当接面は、前記一方の面及び他方の面にそれぞれ当接する第1、第2積層体当接面を備え、
    前記結合部材当接面は、前記一方の面及び他方の面から突出した前記結合部材の両端部の端面にそれぞれ当接する第1、第2結合部材当接面であって、該結合部材の両端部の端面に対して前記押圧面としても機能する該第1、第2結合部材当接面を備え、
    前記支持部は、第1支持部及び第2支持部とで構成され、
    前記第1、第2支持部は、それぞれ
    第1本体部及び該第1本体部に対して近接及び離間する第2本体部と、
    前記第1、第2本体部から相互に近接する方向に突出してその端面が前記第1、第2結合部材当接面をそれぞれ構成する第1、第2突出部と、
    前記第1、第2突出部がそれぞれ出入りする第1、第2貫通孔、及び前記第1、第2積層体当接面を有し、前記第1、第2本体部上で前記近接及び離間する方向にそれぞれ案内された第1、第2板材と、
    前記第1、第2板材を該第1、第2本体部から離間する方向にそれぞれ付勢する第1、第2付勢手段とを備え、
    前記第1、第2突出部の突出量は、前記第1本体部に対する前記第2本体部の近接により前記第1、第2積層体当接面を前記一方及び他方の面にそれぞれ当接させ、かつ該第1、第2本体部を前記第1、第2板材にそれぞれ当接させたときに該第1、第2突出部の端面が前記第1、第2積層体当接面にそれぞれ一致するような突出量であることを特徴とする請求項4に記載の積層コア製造装置。
JP2019194247A 2019-10-25 2019-10-25 積層コアとその製造方法及び製造装置 Active JP6716125B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194247A JP6716125B1 (ja) 2019-10-25 2019-10-25 積層コアとその製造方法及び製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194247A JP6716125B1 (ja) 2019-10-25 2019-10-25 積層コアとその製造方法及び製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6716125B1 JP6716125B1 (ja) 2020-07-01
JP2021069225A true JP2021069225A (ja) 2021-04-30

Family

ID=71131580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019194247A Active JP6716125B1 (ja) 2019-10-25 2019-10-25 積層コアとその製造方法及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6716125B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6348374U (ja) * 1986-09-16 1988-04-01
JP2003274582A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Mitsui High Tec Inc 積層鉄心及びこれを用いた固定子の製造方法
JP2007043883A (ja) * 2005-06-27 2007-02-15 Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp 固定子鉄心及び固定子鉄心の製造方法
JP2008301674A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp フレームレス回転電機の固定子及びその製造方法
JP2013128359A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Honda Motor Co Ltd ロータ及びロータの製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6348374U (ja) * 1986-09-16 1988-04-01
JP2003274582A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Mitsui High Tec Inc 積層鉄心及びこれを用いた固定子の製造方法
JP2007043883A (ja) * 2005-06-27 2007-02-15 Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp 固定子鉄心及び固定子鉄心の製造方法
JP2008301674A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp フレームレス回転電機の固定子及びその製造方法
JP2013128359A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Honda Motor Co Ltd ロータ及びロータの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6716125B1 (ja) 2020-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4819864B2 (ja) ステータを製作するための方法ならびに該方法により製作されたステータ
US11496029B2 (en) Laminated core, laminated core manufacturing method, and armature that uses a laminated core
JP3725776B2 (ja) 積層鉄芯の製造方法およびその製造装置
US8683675B2 (en) Method for fabricating molded stator of rotary electric machine
JP6406788B2 (ja) 積層鉄心の製造方法
JP2017085806A (ja) ステータ用セグメントコイルのコイルエンド接合方法
JP2007318942A (ja) 磁石埋込型回転子の射出成形用金型装置および製造方法
JP2016140240A (ja) 小型電気駆動装置、軟磁性磁気帰還路装置および軟磁性磁気帰還路装置の製造方法
JP5991241B2 (ja) コアの製造方法
JP6130257B2 (ja) ステータ製造装置及びステータ製造方法
CN109075626B (zh) 定子铁心以及具备该定子铁心的电动机
JP4008170B2 (ja) 鉄芯の製造方法とその方法に適した装置
CN109687656B (zh) 旋转电机的芯的制造方法和旋转电机的芯
JP2021069225A (ja) 積層コアとその製造方法及び製造装置
JP2019187056A (ja) 回転電機のコア、および回転電機のコアの製造方法
JP4972770B2 (ja) アキシャルギャップ型回転電機用ロータの製造方法
JP4115640B2 (ja) 積層鉄芯の製造方法
JP2000116074A (ja) コア部材の積層金型装置および積層方法
JP3569440B2 (ja) 鉄芯製造方法とその方法に適した鉄芯製造装置
JPH0686487A (ja) 永久磁石ロータ
JP2008278610A (ja) 積層鉄心製造用順送り金型装置
KR20210081680A (ko) 적층 코어 제조장치
JP3842146B2 (ja) 積層鉄心の製造方法
KR102597719B1 (ko) 품질 균일성과 전자기적 성능이 향상된 적층코아, 및 그 제조 방법
JP2018117440A (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191113

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191113

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6716125

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150