JP2021068958A - 画像形成装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 2色カラーでの印刷時に適切なカウントを実行することを目的とする。【解決手段】 本発明の画像形成装置は、色を指定する指定手段と、画像を入力する入力手段と、前記指定手段によって指定された色に基づいて、前記入力手段によって入力された画像のうち、当該色を基準に色相が所定の範囲内にある色を所定の色相の色に変換し、当該色を基準に色相が前記所定の範囲内にない色を黒色に変換する変換手段と、前記変換手段による色の変換が行われた前記画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段によって印刷された画像に前記所定の色相の色が含まれる場合と、前記印刷手段によって印刷された画像に前記所定の色相の色が含まれない場合とで分けて、印刷枚数の計数を行う計数手段とを有することを特徴とする。【選択図】 図11

Description

画像形成装置、その制御方法及びプログラムに関する。
従来、ページごとに画像が無彩色のみであるか有彩色を含むかを判定し、無彩色のみと判定された場合は白黒印刷用のカウントを実行し、有彩色を含むと判定された場合はカラー印刷用のカウントを実行する画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。
また、画像形成装置において2色カラーでの印刷方法が提案されている。2色カラーでの印刷は、ユーザが2色カラーでの印刷を指示することで、画像の指定された色に近い色を指定された色に変換され、画像の指定された色に近くない色が黒色で印刷される。(特許文献2参照)。
特開2009−141807号公報 特開2007−13724号公報
ユーザは2色カラーでの印刷を指示するときは、基本的にカラー画像を2色にすることが多い。そのため、従来は2色カラーでの印刷を実行する際、カラー画像かどうかに基づいてカウントを切り替える必要が無かった。
しかし、白黒印刷用のカウントとカラー印刷用のカウントを切り替えない場合、ユーザが2色カラーで印刷しようとする画像によっては、カウントを正確に行えない場合がある。例えば、ユーザが2色カラーで印刷しようとする複数の画像のほとんどが、指定された色に近くない色で構成され、黒で出力されるにも関わらず、カラー印刷用のカウントが実行される。
特許文献1の画像形成装置は、フルカラーの画像を印刷する時に、ページごとに画像が無彩色のみであるか有彩色を含むかを判定し、カウンタを切り替えるが2色カラーで印刷する時の動作については記載されていない。
また、特許文献2の画像形成装置は、2色カラーでの印刷を指示することで、画像の指定された色に近い色を指定された色に変換し、画像の指定された色に近くない色が黒色で変換し印刷することが記載されている。しかし、2色カラーで印刷する時ページごとに画像に指定された色に近い色かどうかを判定して、その判定結果によりカウンタを切り替えることは記載されていない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、2色カラーでの印刷時に適切なカウントを実行することを目的とする。
色を指定する指定手段と、
画像を入力する入力手段と、
前記指定手段によって指定された色に基づいて、前記入力手段によって入力された画像のうち、当該色を基準に色相が所定の範囲内にある色を同じ色相の第1の色に変換し、
当該色を基準に色相が前記所定の範囲内にない色を黒色に変換する変換手段と、
前記変換手段による色の変換が行われた前記画像を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段によって印刷された画像に前記第1の色が含まれる場合と、
前記印刷手段によって印刷された画像に前記第1の色が含まれない場合とで分けて、印刷枚数の計数を行う計数手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
2色カラーでの印刷時に適切なカウントを実行することができる。
MFP101ハードウェア構成の一例を示す図 操作部106に表示されるコピー機能を実行するための画面の一例を示す図 設定画面の一例を示す図 レッドボタン251を選択した場合の印刷処理の一例を示す図 有彩色を指定された色に変換する2色コピー処理の一例を示すフローチャート 指定された色に近い色を指定された色(特殊赤色も含む)に変換する2色コピー処理の一例を示すフローチャート カウンタの計算テーブル700の一例を示す図 表示カウンタの計算処理の一例を示すフローチャート カウンタ設定画面の一例を示す図 有彩色を指定された色に変換する2色コピー処理のカウントアップ処理の一例を示すフローチャート 指定された色に近い色を指定された色(特殊赤色も含む)に変換する2色コピー処理のカウントアップ処理の一例を示すフローチャート カウンタの計算テーブル1200の一例を示す図 カウントアップ処理の一例を示すフローチャート
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例であり本発明は図示された構成に限定されるものではない。
本実施例では、2色カラーでの印刷時にフルカラーまたは単色カラーの枚数カウンタをカウントアップ(計数)するケースを説明する。
図1は、MFP101ハードウェア構成の一例を示す図である。画像形成装置の一例であるMFP(Multi Function Peripheral)101は、以下の構成を備える。例えば、MFP101はCPU102、ROM103、RAM104、ストレージ105、操作部106、プリンタ107、スキャナ108、ネットワークI/F(Interface)109、EEPROM110を備える。
CPU102はMFP101を構成する各種ハードウェア102〜110の制御を行うことで、MFP101が備える各機能を実現する。なお、CPU102はバスラインにより各種ハードウェアに信号を送り、他のハードウェアと相互にデータ通信を行うことを実現する。
またMFP101のCPU102は、ROM103に記憶された制御プログラムに従ってMFP101の動作を制御する。より詳細には、MFP101の制御を行うオペレーティングシステム(OS)と、ハードウェアを制御するためのドライバプログラムをCPU102が実行する。そしてOS上に配置されたアプリケーションプログラムらが相互に動作することにより、ユーザの所望する機能の動作、制御が行われる。これらのOSや各種プログラムはROM103に記憶され、RAM104において読み出されることで実行される。
ROM103はCPU102が使用するプログラムや各種データを記憶するためのメモリである。RAM104は、プログラムや、CPU102が演算に用いるデータを一時的に記憶するためのワークメモリである。ストレージ105は、各種データや各種プログラム等を記憶する記憶装置である。
なお、本実施例ではストレージ105としてHDDを想定しているが、SSD、フラッシュメモリ、eMMCなどの補助記憶装置を用いるようにしても良い。なお、MFP101は、1つのCPU102が1つのメモリ(RAM104)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の形態であっても構わない。例えば複数のCPU、複数のRAM、複数のROM、及び複数のストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ASICやFPGA等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
操作部106は、例えばタッチパネル等のMFP101をユーザが操作するためのユーザインタフェースであり、ユーザによる操作や入力を受け付ける。また、操作部106はMFP101を操作するため画面等を表示する表示部としても使用することができる。
プリンタ107はプリント機能を実現するユニットであって、CPU102がプリンタ07を制御することでPCから受信した印刷ジョブの実行により画像を用紙に印刷する。ここで印刷ジョブとは、MFP101に印刷処理を実行させるための命令や画像データ、印刷設定情報などを含むデータである。また、CPU102がプリンタ107を制御することで、スキャナ108が読み取った画像を用紙に印刷するコピー機能の実行も可能である。
スキャナ108はスキャン機能を実現するユニットであって、CPU102がスキャナ108を制御することで原稿の画像を光学的に読み取り、画像データに生成する処理を行う。
ネットワークI/F109は、例えばEthernetのような有線LAN通信を行うためのネットワークI/Fである。なお、このネットワークI/F109は無線LAN通信を行うためのネットワークI/Fであっても良いし、USB−LANI/F等でもよい。
EEPROM110は、不揮発メモリであり、制御プログラムが実行する際に必要となる設定値などを記憶している。後述する枚数カウンタもEEPROM110に記憶される。
図2は、操作部106に表示されるコピー機能を実行するための画面の一例を示す図である。図2(a)はホーム画面の一例を示す図である。ホーム画面200は操作部106に表示される画面であり、コピー機能、特殊赤色コピー、スキャン機能(不図示)等の実行・設定を行うためのボタンを選択できる画面である。
本実施例では、ホーム画面200にコピーアイコン201と特殊赤色コピーアイコン202を表示しているが、これに限らずMFP101が提供する機能であるスキャン機能や送信機能等のアイコンを表示してもよい。コピーアイコン201は、一般的なコピー機能を開始するためのアイコンであり、CPU102は操作部106を介してコピーアイコン201の選択を検知すると、図2(b)のようなコピー設定画面210を表示する。特殊赤色コピーアイコン202は、赤色と黒色を含む文書のコピー機能を開始するためのアイコンである。CPU102は操作部106を介して特殊赤色コピーアイコン202の選択を検知すると、図2(c)のような特殊赤色コピー設定画面220を操作部106に表示する。本実施例では、カラー原稿を所定の赤色(以下、特殊赤色と呼ぶ)と黒色の2色で出力する例について説明するが、これに限らない。例えば、ユーザの任意の2色で出力されてもよい。
図2(b)はコピー設定画面の一例を示す図である。コピー設定画面210は、設定表示211、カラー選択ボタン212、倍率ボタン213、用紙選択ボタン214、仕上げボタン215、両面ボタン216、濃度ボタン217から構成される。
設定表示211は、現在コピー機能に設定されている内容を表示する。設定表示211の左から順にカラーモード、倍率、給紙カセット、部数の設定が表示されている。
カラー選択ボタン212は、ユーザにより選択されることにより、印刷物のカラーモードを選択するためのカラー選択画面230を表示するためのボタンである。
倍率ボタン213は、ユーザにより選択されることにより、原稿を基準にした印刷物の倍率を設定するためのボタンである。用紙選択ボタン214は、ユーザにより選択されることにより、印刷する用紙をどのカセットから給紙するかを設定するためのボタンである。
仕上げボタン215は、ユーザにより選択されることにより、ステイプルやパンチなどの印刷物に対する後処理を設定するためのボタンである。両面ボタン216は、ユーザにより選択されることにより、印刷物を両面印刷するか片面印刷するかを選択するためのボタンである。濃度ボタン217は、ユーザにより選択されることにより、用紙に画像を印刷する際の濃度を設定するためのボタンである。
ボタン213〜217の詳細な設定画面については、MFP101で提供可能な範囲で、数値入力や選択肢を表示すればよい。また、コピー設定画面210にはこれ以外の設定ボタンを設けてもよい。コピー設定画面210が操作部106に表示されている状態で、CPU102がハードキーもしくはソフトキーのスタートボタン(不図示)が選択されことを検知すると、表示されている設定に基づいてコピー処理の実行を開始する。具体的なフローに関しては図5、6で後述する。
図2(d)はカラー選択画面230の一例を示す図である。CPU102は操作部106を介してカラー選択ボタン212の選択を検知すると、カラー選択画面230が表示される。カラー選択画面230は、自動(カラー/白黒)ボタン231、フルカラーボタン232、白黒ボタン233、単色カラーボタン234、2色カラーボタン235、自動(特殊赤色)ボタン236、キャンセルボタン237、OKボタン238から構成される。
自動(カラー/白黒)ボタン231は、ユーザにより選択されることにより、スキャナ108で読み取った原稿の画像に有彩色が含まれる場合にフルカラーで印刷し、無彩色のみ場合に白黒で印刷する場合に設定される。ここでの判定の詳細は後述する。また、コピー設定画面210でのデフォルトでは自動(カラー/白黒)ボタン231が選択された状態となっている。
フルカラーボタン232、白黒ボタン232は、ユーザにより選択されることにより、スキャナ108で読み取った原稿の画像に関係なく、フルカラー固定または白黒固定で印刷するように設定するためのボタンである。
単色カラーボタン234は、ユーザにより選択されることにより、スキャナ108で読み取った原稿の画像を黒色以外の指定された色に変換し印刷するように設定される。CPU102は操作部106を介して単色カラーボタン234の選択を検知すると、図2(e)のような単色カラー設定画面240を操作部106に表示する。
図2(e)は単色カラー設定画面240の一例を示す図である。単色カラー設定画面240は、レッドボタン241、グリーンボタン242、ブルーボタン243、イエローボタン244、マゼンタボタン245、シアンボタン246、キャンセルボタン247、OKボタン248から構成される。単色カラー設定画面240では、単色(1色)カラーで使用する色を受け付ける。
2色カラーボタン235は、ユーザにより選択されることにより、スキャナ108で読み取った原稿の画像の指定された色に近い色を指定された色に変換して印刷し、指定された色に近くない色を白黒で印刷するように設定するためのボタンである。例えば、2色カラー設定画面250で選択された色がレッドの場合、レッドに近い色をレッドに変換し、それ以外のレッドに近くない色を黒に変換する。CPU102操作部106を介して2色カラーボタン235の選択を検知すると、図2(f)のような2色カラー設定画面250を表示する。ここで、指定された色に近い色とは、設定画面250で指定された色や、自動(特殊赤色)ボタン236が選択されることによって指定される特殊赤色の色相から色相環上で所定の量だけ離れている色である。例えば指定された色が特殊赤色であれば、黄色やピンクのような色は近い色として扱われ、緑や青は近くない色として扱われる。
図2(f)は2色カラー設定画面250の一例を示す図である。2色カラー設定画面250は、レッドボタン251、グリーンボタン252、ブルーボタン253、イエローボタン254、マゼンタボタン255、シアンボタン256、キャンセルボタン257、OKボタン258から構成される。また、2色カラー設定画面250は、2色カラーの色の設定を受け付ける受付画面である。本実施例では、2色カラー印刷は指定された色と黒で実行される例を説明する。つまり、レッドボタン251が選択された場合は、レッドに近い色をレッドに変換し、それ以外のレッドに近くない色を黒に変換して印刷する。
図2(d)の説明に戻る。自動(特殊赤色)ボタン236は、ユーザに選択されることによって、スキャナ108で読み取った原稿の画像のうちの特殊赤色に近い色を特殊赤色に変換し、特殊赤色に近くない色を黒に変換し、印刷するように設定するためのボタンである。
上記では、2色コピーの場合は指定された色に近い色を指定された色、近くない色を黒に変換し、自動(特殊赤色)の場合は、特殊赤色に近い色を指定された色、近くない色を黒に変換する例を説明した。本実施例では、上記に限らず、有彩色を指定された色、無彩色を黒に変換し、自動(特殊赤色)の場合は有彩色を特殊赤色、無彩色を黒に変換してもよい。また、指定された色に近い色を指定された色に変換するか有彩色を指定された色に変換するかをユーザに指定させる例を説明する。
図3は、設定画面の一例を示す図である。設定画面301はコピー時に2色カラーもしくは自動(特殊赤色)が指定されている場合、原稿の画像のうちどの部分を、指定された色に変換するかの設定を受け付けるための画面である。また、設定画面301は操作部106に表示されてもいいし、ネットワークI/F109を介して接続された外部のPCに表示されてもよい。
設定画面301は、「全ての有彩色」の設定値302と「近似色のみ」の設定値303から構成される。2色カラーまたは自動(特殊赤色)で“全ての有彩色”の設定値302が設定されている場合、原稿の画像のうち有彩色の部分の全てを指定された色(特殊赤色も含む)に変換する。また、“近似色のみ”の設定値303が設定されている場合、指定された色に近い色のみが指定された色(特殊赤色も含む)となり、それ以外の色は黒に変換する。その例を、図4を用いて説明する。
図4は、レッドボタン251を選択した場合の印刷処理の一例を示す図である。原稿401が示す画像にはレッド、黒、ブルーの文字または画像が含まれる。この原稿401に対して、2色カラー(レッド)指定のコピーを行ったときに、「全ての有彩色」の設定値302が設定されている場合、各画素に対して有彩色/無彩色の判定を行い、色の変換を行う。注目画素が有彩色の場合は、指定された色であるレッドに変換し、無彩色の場合は黒に変換する。その結果、印刷物402のように、レッド、ブルーの文字または画像がレッドに変換され、黒の文字または画像が黒のままとなる。一方、「近似色のみ」の設定値303が設定されている場合、各画素に対して近似色の判定を行い、色の変換を行う。近似色かどうかは、各画素の色情報を元に色相と彩度を求め、その値が予め決められた範囲内にあるかどうかで判定する。色相や彩度の計算式は、一般的に知られている変換式でもよいし、独自の変換式でもよい。今回の場合、レッドに対して予め決められた色相、彩度の範囲内の画素を近似色と判断し、近似色の画素はレッドに変換し、近似色でない画素は黒に変換する。その結果、印刷物403のように、レッドの文字または画像がレッドに変換され、ブルー、黒の文字または画像は黒となる。今回の例では、原稿401にレッドの文字または画像が含まれるため、2色カラーの印刷となるが、レッドの文字または画像が含まれない場合、色変換の結果、黒のみとなる場合もある。この場合、後述するカウンタは白黒印刷用のカウンタでカウントアップする方が望ましい。
図5は有彩色を指定された色に変換する2色コピー処理の一例を示すフローチャートである。CPU102がROM103に記憶されたプログラムをRAM104に読み出し、実行することで図5のフローチャートの処理は実現される。また、図5のフローチャートは、設定画面301で「全ての有彩色」の設定値302が選択されている状態で、コピーアイコン201もしくは202が選択されたことにより開始される。
S501において、CPU102は操作部106に表示されたコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220を介して、コピー機能の設定を受け付ける。
S502において、CPU102は不図示のスタートボタンが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、S503に進む。そうでない場合は、S501に戻る。
S503において、CPU102はS501で受け付けた設定に基づいて、スキャナ108を制御し原稿の画像を読み取り、フルカラーの画像データを生成しストレージ105に記憶する。
S504において、CPU102はストレージ204から1ページ分の画像データを取得する。なお、本実施例では生成された画像データをストレージ105に記憶し、ストレージ105から読み出した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する例を説明するが、これに限るものではない。例えば、生成した画像データをRAM104に記憶し、ストレージ105を介さず、読み出す際もRAM104から読み出して画像を用紙に印刷してもよい。
S505において、CPU102はカラー選択画面で、自動(カラー/白黒)または自動(特殊赤色)が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合、S506に進む。そうでない場合はS510に進む。
S506において、CPU102は色判定処理を実行する。この処理は、取得した画像データに対応する画像が有彩色を含むか、無彩色のみかを判定するための処理である。具体的には、CPU102は取得した画像データの画素データに有彩色を示す画素データが閾値以上存在するか否かを判定する。有彩色を示す画素データが閾値以上存在すると判定した場合は、その画像データが示す画像が有彩色の画像であると決定する。また、有彩色を示す画素データが閾値未満であると判定した場合は、その画像データが示す画像が無彩色の画像であると決定する。
S507において、CPU102はS506で有彩色の画像であると決定したか無彩色の画像であると決定したかを判定する。有彩色の画像であると決定したと判定した場合は、S508に進む。そうでない場合は、S511に進む。
S508において、CPU102はカラー選択で、自動(特殊赤色)が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合はS509に進む。そうでない場合は、S520に進む。
S509において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、画素ごとに有彩色の画素か無彩色の画素かを判定し、有彩色の画素のRGB値は特殊赤色を示すCMYK値に変換される。また、無彩色の画素のRGB値は、黒色を示すCMYK値に変換される。
S520において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、CPU102は読み取った原稿の画像の色をフルカラーで表現できるような変換処理を行う。
S510において、CPU102はカラー選択で白黒が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、S511に進む。そうでない場合は、S512に進む。
S511において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、CPU102は有彩色の画素も無彩色の画素も黒色で出力するようなCMYK値に変換する。
S512において、CPU102はカラー選択で単色カラーが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、S513に進む。そうでない場合は、S514に進む。
S513において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、CPU102は有彩色の画素も無彩色の画素も選択された単色カラーで出力するようなCMYK値に変換する。
S514において、CPU102はカラー選択で2色カラーが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、S515に進む。そうでない場合、つまりフルカラーが選択されたと判定した場合は、S520に進む。
S515において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、CPU102は有彩色の画素は選択された2色カラーで出力し、無彩色の画素は黒色で出力するようなCMYK値に変換する。なお、この変換処理で変換されたCMYK値が表す濃度は、取得した画像データのRGB値に基づく値となる。つまり、有彩色部分がすべて同じ色相で同じ濃度になるわけではなく、同じ色相で取得した画像データの色に対応する濃度で表現される値になる。
S519において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、CPU102は有彩色の画素も無彩色の画素もフルカラーで出力するようなCMYK値に変換する。
S516において、CPU102はプリンタ107を制御して、変換されたCMYK値に基づいて画像を用紙に印刷する。
S517において、CPU102はS516で印刷した画像に基づいて課金カウンタをカウントアップする。カウント情報はEEPROM110に記憶される。この処理の詳細は、後述する。
S518において、CPU102はS516で印刷した画像が最後のページの画像か否かを判定する。最後のページの画像であると判定した場合、処理を終了する。そうでない場合、S504に戻る。
図6は指定された色に近い色を指定された色に変換する2色コピー処理の一例を示すフローチャートである。CPU102がROM103に記憶されたプログラムをRAM104に読み出し、実行することで図6のフローチャートの処理は実現される。また、図6のフローチャートは、設定画面301で「近似色のみ」の設定値303が選択されている状態で、コピーアイコン201もしくは202が選択されたことにより開始される。
S601において、CPU102は操作部106に表示されたコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220を介して、コピー機能の設定を受け付ける。
S602において、CPU102は不図示のスタートボタンが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、S603に進む。そうでない場合は、S601に戻る。
S603において、CPU102はS601で受け付けた設定に基づいて、スキャナ108を制御し原稿の画像を読み取り、フルカラーの画像データを生成しストレージ105に記憶する。
S604において、CPU102はストレージ204から1ページ分の画像データを取得する。なお、本実施例では生成された画像データをストレージ105に記憶し、ストレージ105から読み出した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する例を説明するが、これに限るものではない。例えば、生成した画像データをRAM104に記憶し、ストレージ105を介さず、読み出す際もRAM104から読み出して画像を用紙に印刷してもよい。
S605において、CPU102はカラー選択画面で、自動(カラー/白黒)または自動(特殊赤色)が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合、S606に進む。そうでない場合はS610に進む。
S606において、CPU102は色判定処理を実行する。この処理は、取得した画像データに対応する画像が有彩色を含むか無彩色のみかを判定するための処理である。具体的には、CPU102は取得した画像データの画素データに有彩色を示す画素データが閾値以上存在するか否かを判定する。有彩色を示す画素データが閾値以上存在すると判定した場合は、その画像データが示す画像が有彩色の画像であると決定する。また、有彩色を示す画素データが閾値未満であると判定した場合は、その画像データが示す画像が無彩色の画像であると決定する。
S607において、CPU102はS506で有彩色の画像であると決定したか無彩色の画像であると決定したかを判定する。有彩色の画像であると決定したと判定した場合は、S608に進む。そうでない場合は、S611に進む。
S608において、CPU102はカラー選択で、自動(特殊赤色)が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合はS609に進む。そうでない場合は、S520に進む。
S609において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、画素ごとに特殊赤色に近い色の画素か特殊赤色に近くない色の画素かを判定し、特殊赤色に近い色の画素のRGB値は特殊赤色を示すCMYK値に変換される。また、殊赤色に近くない色の画素のRGB値は、黒色を示すCMYK値に変換される。
S620において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、CPU102は読み取った原稿の画像の色をフルカラーで表現できるような変換処理を行う。
S610において、CPU102はカラー選択で白黒が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、S611に進む。そうでない場合は、S612に進む。
S611において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、CPU102は有彩色の画素も無彩色の画素も黒色で出力するようなCMYK値に変換する。
S612において、CPU102はカラー選択で単色カラーが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、S613に進む。そうでない場合は、S614に進む。
S613において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、CPU102は有彩色の画素も無彩色の画素も選択された単色カラーで出力するようなCMYK値に変換する。
S614において、CPU102はカラー選択で2色カラーが選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合は、S615に進む。そうでない場合、つまりフルカラーが選択されたと判定した場合は、S620に進む。
S615において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、CPU102は指定された色に近い色の画素は選択された色で出力し、選択された色とは近くない色の画素は黒色で出力するようなCMYK値に変換する。なお、この変換処理で変換されたCMYK値が表す濃度は、取得した画像データのRGB値に基づく値となる。つまり、指定された色に近い色の部分がすべて同じ色相で同じ濃度になるわけではなく、同じ色相ではあるが取得した画像データの色に対応する濃度で表現される値になる。
S619において、CPU102は取得した画像データのRGB値をCMYK値に変換する。その際、CPU102は有彩色の画素も無彩色の画素もフルカラーで出力するようなCMYK値に変換する。
S621において、CPU102は変換処理が実行された画像データのビデオカウント値を算出し、その値をRAM104もしくはストレージ105に記憶する。ビデオカウント値とは、画像データに対してシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナーの色ごとに各画素値を合算したものである。ビデオカウント値は印刷時にプリンタユニット105へ通知することでトナー補給制御時にも利用されるが、本実施例では印刷物のカラー/白黒の色モード判定にも使用する。
S616において、CPU102はプリンタ107を制御して、変換されたCMYK値に基づいて画像を用紙に印刷する。
S617において、CPU102はS616で印刷した画像に基づいて課金カウンタをカウントアップする。カウント情報はEEPROM110に記憶される。この処理の詳細は、後述する。
S618において、CPU102はS616で印刷した画像が最後のページの画像か否かを判定する。最後のページの画像であると判定した場合、処理を終了する。そうでない場合、S604に戻る。
図7はカウンタの計算テーブル700の一例を示す図である。図7では、S517、S617でカウントアップを行う枚数カウンタとユーザに表示するための表示カウンタについて説明する。EEPROM110には、フルカラー/ラージ703、フルカラー/スモール704、白黒/ラージ705、白黒/スモール706、単色カラー/ラージ707、単色カラー/スモール708のような枚数カウンタを保持されている。ラージサイズとは副走査方向の長さが364mm以上の印刷物を指し、スモールサイズは副走査方向の長さが364mm未満の印刷物を示す。
表示カウンタ702は、操作部106等に表示カウントの算出に用いられる。また、表示カウンタ702にはそれぞれを一意に特定するためのカウンタID701が割り振られている。これらの関係を示したものが表示カウンタの計算テーブル700である。ここで枚数カウンタ703〜708から表示カウンタを算出する方法を説明する。カウンタIDが101のトータル1は、サイズに関係なく1枚としてカウントする表示カウンタである。そのため、各枚数カウンタ703〜708に1を掛けて合算する。カウンタIDが102のトータル2は、ラージサイズを2枚としてカウントし、スモールサイズを1枚としてカウントする表示カウンタである。そのため、枚数カウンタのラージ703、705、707に2を掛けて、枚数カウンタのスモール704、706、708に1を掛けて合算する。カウンタIDが103のフルカラー1は、フルカラーに対してサイズに関係なく1枚としてカウントする表示カウンタである。そのため、枚数カウンタ703、704に対して1を掛けて合算する。それ以外の枚数カウンタには0を掛けるためカウントの対象外となる。フルカラー2以降に関しても同様の計算を行う。このように計算テーブル700には、各表示カウンタを算出する際に各枚数カウンタに掛ける係数を保持している。
図8は、表示カウンタの計算処理の一例を示すフローチャートである。CPU102がROM103に記憶されたプログラムをRAM104に読み出し、実行することで図8のフローチャートの処理は実現される。また、図8のフローチャートは、後述する図10のS1014もしくはS1015、図11のS1114もしくはS1115、図13のS1313もしくはS1314の処理が終了したことにより開始される。
S801において、CPU102はカウンタIDを取得する。S802において、CPU102は、表示カウンタを合算するためのカウンタ値CNTに0を代入し、初期化する。
S803において、計算テーブル400にS801で取得したカウンタIDが存在するか判定する。存在すると判定した場合、S804に進む。そうでない場合、S808に進み、CPU102は不正なカウンタIDに対する取得要求と判断し、CNT=0を返却する。
S804において、CPU102は該当の枚数カウンタのカウント値cを取得する。具体的には、EEPROM110の不揮発メモリに保持されたフルカラー/ラージ703、フルカラー/スモール704、白黒/ラージ705、白黒/スモール706、単色カラー/ラージ707、単色カラー/スモール708のような枚数カウンタの値を指す。
S805において、CPU102は該当の枚数カウンタに対応した係数aを計算テーブル700から取得する。例えば、カウンタIDが101に対するフルカラーラージ703の係数は1が取得できる。
S806において、CPU102はCNTに対してc×aの値を加算する。
S807において、CPU102はすべての枚数カウンタの計算が終了したか否かを判定する。終了したと判定した場合、S808に進む。そうでない場合、S804に戻る。
S809において、CPU102は合算したCNTを表示カウンタの値として返却する。
図9はカウンタ設定画面の一例を示す図である。図9のカウンタ設定画面900は、サービスマンがMFP101をサービスモードに変更した場合に表示される画面である。なお、このカウンタ設定画面900はサービスマンでなくとも、MFP101のシステム管理者や管理者権限をもつユーザがログインした時に表示される画面であってもよい。
カウンタ設定画面900には、有彩色を含むと判定された、画像を印刷する時、または指定された色に近い色を含むと判定された画像を印刷する時に、フルカラーにカウントするボタン901と単色カラーにカウントするボタン902が表示されている。サービスマンがボタン901もしくは902を選択することで、どちらかの設定が実行される。
2色カラーは、フルカラーに比べて使用する色数が少なく、単色カラーに比べて黒色が多い。そのため、運用によってフルカラー相当とするか、単色カラー相当とするかを選択できるようにすることで、ユーザによって柔軟な設定が可能になる。
図10は、有彩色を指定された色に変換する2色コピー処理のカウントアップ処理の一例を示すフローチャートである。CPU102がROM103に記憶されたプログラムをRAM104に読み出し、実行することで図10のフローチャートの処理は実現される。また図10のフローチャートは、S516で印刷が実行されたことにより開始される。
S1001において、CPU102はコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220のカラー選択で自動(カラー/白黒)もしくは自動(特殊赤色)が選択されているか否かを判定する。自動(カラー/白黒)もしくは自動(特殊赤色)であると判定した場合、S1002に進む。そうでない場合は、S1007に進む。
S1002において、CPU102はS506で行った色判定処理の結果を取得する。
S1003において、CPU102は取得した判定結果が有彩色の画像であることを示すか否かを判定する。有彩色の画像であることを示すと判定した場合、S1004に進む。そうでない場合、S1008に進む。
S1004において、CPU102はコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220のカラー選択で自動(特殊赤色)が選択されたか否かを判定する。自動(特殊赤色)であると判定した場合、S1005に進む。
S1005において、CPU102はカウンタ設定画面900で設定された設定がフルカラーにカウントするように設定されているか否かを判定する。フルカラーにカウントするように設定されていると判定した場合、S1006に進む。そうでない場合、S1010に進む。
S1006において、CPU102はカウントアップをフルカラーの枚数カウンタを用いて行うことを決定する。
S1007において、CPU102はコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220のカラー選択で白黒が選択されているか否かを判定する。白黒が選択されていると判定した場合、S1008に進む。そうでない場合、S1009に進む。
S1008において、CPU102はカウントアップを白黒の枚数カウンタを用いて行うことを決定する。
S1009において、CPU102はコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220のカラー選択で単色カラーが選択されているか否かを判定する。単色カラーが選択されていると判定した場合、S1010に進む。そうでない場合、S1011に進む。
S1010において、CPU102はカウントアップを単色カラーの枚数カウンタを用いて行うことを決定する。
S1011において、CPU102はコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220のカラー選択で2色カラーが選択されているか否かを判定する。2色カラーが選択されていると判定した場合、S1012に進む。そうでない場合、つまりフルカラーが選択されている場合、S1006に進む。
S1012において、CPU102はカウンタ設定画面900で設定された設定がフルカラーにカウントするように設定されているか否かを判定する。フルカラーにカウントするように設定されていると判定した場合、S1006に進む。そうでない場合、S1010に進む。
S1013において、CPU102は印刷物の副走査方向の長さが364mm以上であるか否かを判定する。副走査方向の長さが364mm以上であると判定した場合、S1014に進む。そうでない場合、S1015に進む。
S1014において、CPU102はカウントアップをラージの枚数カウンタに決定する。S1015において、CPU102はカウントアップをスモールの枚数カウンタに決定する。
S1016において、CPU102はカウントアップ処理を実行する。具体的には、決定された枚数カウンタの情報を用いて図8のフローを実行する。
図11は、指定された色に近い色を指定された色(特殊赤色も含む)に変換する2色コピー処理のカウントアップ処理の一例を示すフローチャートである。CPU102がROM103に記憶されたプログラムをRAM104に読み出し、実行することで図11のフローチャートの処理は実現される。また図11のフローチャートは、S616で印刷が実行されたことにより開始される。
S1101において、CPU102はコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220のカラー選択で自動(カラー/白黒)もしくは自動(特殊赤色)が選択されているか否かを判定する。自動(カラー/白黒)もしくは自動(特殊赤色)であると判定した場合、S1102に進む。そうでない場合は、S1007に進む。
S1102において、CPU102はS621で行ったビデオカウント値の算出結果を取得する。
S1103において、CPU102は取得したビデオカウント値が閾値以下であるか否かを判定する。閾値以下であると判定した場合、S1118に進む。そうでない場合、S1114に進む。具体的には、ビデオカウント値のうちのCMY値が閾値以下であるか否かを判定する。例えば、S609で変換された結果、画像に指定された色(特殊赤色)に近い色を含まない画像は白黒で出力され、CMYのビデオカウント値は0となる。しかし、その場合でもごく一部CMYの成分が残ってしまうことがある。そのため、閾値以下のものを白黒と判定する。
S1104において、CPU102はコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220のカラー選択で自動(特殊赤色)が選択されたか否かを判定する。自動(特殊赤色)であると判定した場合、S1105に進む。
S1105において、CPU102はカウンタ設定画面900で設定された設定がフルカラーにカウントするように設定されているか否かを判定する。フルカラーにカウントするように設定されていると判定した場合、S1106に進む。そうでない場合、S1110に進む。
S1106において、CPU102はカウントアップをフルカラーの枚数カウンタを用いて行うことを決定する。
S1107において、CPU102はコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220のカラー選択で白黒が選択されているか否かを判定する。白黒が選択されていると判定した場合、S1108に進む。そうでない場合、S1109に進む。
S1108において、CPU102はカウントアップを白黒の枚数カウンタを用いて行うことを決定する。
S1109において、CPU102はコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220のカラー選択で単色カラーが選択されているか否かを判定する。単色カラーが選択されていると判定した場合、S1110に進む。そうでない場合、S1111に進む。
S1110において、CPU102はカウントアップを単色カラーの枚数カウンタを用いて行うことを決定する。
S1111において、CPU102はコピー設定画面210もしくは特殊赤色コピー設定画面220のカラー選択で2色カラーが選択されているか否かを判定する。2色カラーが選択されていると判定した場合、S1112に進む。そうでない場合、つまりフルカラーが選択されている場合、S1106に進む。
S1112において、CPU102はカウンタ設定画面900で設定された設定がフルカラーにカウントするように設定されているか否かを判定する。フルカラーにカウントするように設定されていると判定した場合、S1106に進む。そうでない場合、S1110に進む。
S1113において、CPU102は印刷物の副走査方向の長さが364mm以上であるか否かを判定する。副走査方向の長さが364mm以上であると判定した場合、S1114に進む。そうでない場合、S1115に進む。
S1114において、CPU102はカウントアップをラージの枚数カウンタに決定する。S1115において、CPU102はカウントアップをスモールの枚数カウンタに決定する。
S1116において、CPU102はカウントアップ処理を実行する。具体的には、決定された枚数カウンタの情報を用いて図8のフローを実行する。
上述した処理を実行することで、2色カラーでの印刷時に適切なカウントを実行することができる。
本実施例では、印刷処理で印刷した画像のビデオカウント値からカラーでカウントするか白黒でカウントするかを決定する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、印刷用の画像データを生成した時点で印刷枚数をカラーでカウントするか白黒でカウントするかを決定してもよい。
実施例1では、2色カラーの課金カウントをフルカラーもしくは単色カラーの枚数カウンタにカウントアップする方法について説明した。本実施例では2色カラー専用の枚数カウンタでカウントアップする例を実施例1との差分を主に説明する。
図12は、カウンタの計算テーブル1200の一例を示す図である。カウンタID1201、表示カウンタ1202、枚数カウンタ1203〜1208については、カウンタID701、表示カウンタ702、枚数カウンタ703〜708と同様である。
計算テーブル1200は2色カラーラージ1209、2色カラースモール1210が増えている。また、カウンタIDの「109」、「110」も2色カラー専用として増えている。表示カウンタの計算方法に関しては、実施例1と同様である。
図13は、カウントアップ処理の一例を示すフローチャートである。CPU102がROM103に記憶されたプログラムをRAM104に読み出し、実行することで図9のフローチャートの処理は実現される。また、図13のフローチャートは、S616で印刷が実行されたことにより開始される。
実施例1では、カウンタ設定画面600の設定に応じてフルカラーまたは単色カラーに切り替える例を説明した。本実施例では2色カラー専用の枚数カウンタが設けられているため、S1304においてCPU102が、カラー選択が自動(特殊赤色)であると判定した場合、S1311でCPU102カウントアップ先を2色カラーの枚数カウンタに決定する。
またS1310でCPU102が、カラー選択が2色カラーあると判定した場合においても、S1311でCPU102がカウントアップ先を2色カラーの枚数カウンタに決定する。それ以外の処理に関しては、図11の処理と同様である。
以上の処理を実行することにより、フルカラーよりトナーの使用量が少ない2色カラーで印刷した場合に、2色カラーでの印刷時に適切なカウントを実行することができる。なお、本実施例では2色コピー時の処理について説明したが、これに限るものではない。例えば、PCから印刷ジョブを受信し、印刷を実行する2色プリント機能においても上記の処理を実行してもよい。その際は、ネットワークI/F109に接続された不図示のLAN(Local Area Network)を介して、不図示のPCから印刷ジョブを受信する。その際、ユーザはPCを操作して、印刷ジョブを2色で実行するように指定することができる。
<その他の実施の形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 MFP
102 CPU
104 RAM
106 操作部
107 プリンタ

Claims (17)

  1. 色を指定する指定手段と、
    画像を入力する入力手段と、
    前記指定手段によって指定された色に基づいて、前記入力手段によって入力された画像のうち、当該色を基準に色相が所定の範囲内にある色を所定の色相の色に変換し、
    当該色を基準に色相が前記所定の範囲内にない色を黒色に変換する変換手段と、
    前記変換手段による色の変換が行われた前記画像を印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段によって印刷された画像に前記所定の色相の色が含まれる場合と、
    前記印刷手段によって印刷された画像に前記所定の色相の色が含まれない場合とで分けて、印刷枚数の計数を行う計数手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記計数手段が、前記印刷手段によって印刷された画像に前記所定の色相の色が含まれる場合に前記受付手段が受け付けた画像を前記印刷手段が第1のカラー設定で印刷する時の計数と前記受付手段が受け付けた画像を前記印刷手段が第2のカラー設定で印刷する時の計数のどちらの計数を行うかを設定する設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1のカラー設定は前記受付手段が受け付けた画像を前記印刷手段が黒ではない1色で印刷するカラー設定であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2のカラー設定は前記受付手段が受け付けた画像を前記印刷手段がフルカラーで印刷するカラー設定であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記変換手段は、前記色を基準に色相が所定の範囲内にある色を当該色の濃度に基づく濃度であり、所定の色相である色に変換することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷手段によって印刷された画像に前記所定の色相の色が含まれるか否かを判定する判定手段をさらに有し、前記判定手段は前記変換手段が変換した画像のCMY値に基づいて前記所定の色相の色が含まれるか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記入力手段は、原稿の画像を読み取ることで画像を入力することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記入力手段は、外部装置から画像データを受信することで画像を入力することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 色を指定する指定工程と、
    画像を入力する入力工程と、
    前記指定工程によって指定された色に基づいて、前記入力工程によって入力された画像のうち、当該色を基準に色相が所定の範囲内にある色を所定の色相の色に変換し、
    当該色を基準に色相が前記所定の範囲内にない色を黒色に変換する変換工程と、
    前記変換工程による色の変換が行われた前記画像を印刷する印刷工程と、
    前記印刷工程によって印刷された画像に前記所定の色相の色が含まれる場合と、
    前記印刷工程によって印刷された画像に前記所定の色相の色が含まれない場合とで分けて、印刷枚数の計数を行う計数工程とを有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 前記計数工程が、前記印刷工程で印刷された画像に前記所定の色相の色が含まれる場合に前記受付工程で受け付けた画像を前記印刷工程で第1のカラー設定で印刷する時の計数と前記受付工程で受け付けた画像を前記印刷工程で第2のカラー設定で印刷する時の計数のどちらの計数を行うかを設定する設定工程をさらに有することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の制御方法。
  11. 前記第1のカラー設定は前記受付工程で受け付けた画像を前記印刷工程で黒ではない1色で印刷するカラー設定であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置の制御方法。
  12. 前記第2のカラー設定は前記受付工程で受け付けた画像を前記印刷工程で、フルカラーで印刷するカラー設定であることを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成装置の制御方法。
  13. 前記変換工程は、前記色を基準に色相が所定の範囲内にある色を当該色の濃度に基づく濃度であり、所定の色相である色に変換することを特徴とする請求項9乃至12の何れか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  14. 前記印刷工程で印刷された画像に前記所定の色相の色が含まれるか否かを判定する判定工程をさらに有し、前記判定工程は前記変換工程で変換した画像のCMY値に基づいて前記所定の色相の色が含まれるか否かを判定することを特徴とする請求項9乃至13の何れか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 前記入力工程は、原稿の画像を読み取ることで画像を入力することを特徴とする請求項9乃至14の何れか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  16. 前記入力工程は、外部装置から画像データを受信することで画像を入力することを特徴とする請求項9乃至14の何れか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  17. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置の各手段をコンピュータが実行するためのプログラム。
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