JP2021068526A - 落下防止ワイヤ、及びランプユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の取付方法に対応できる落下防止ワイヤ、及び、この落下防止ワイヤが接続されるランプユニットを提供すること。【解決手段】落下防止ワイヤ4は、ランプユニットが有する第1のワイヤ接続部に接続可能な第1接続部として機能する第1のループ21と、ランプユニットを着脱可能な異なる照明器具本体がそれぞれ有する第2及び第3のワイヤ接続部にそれぞれ接続可能な複数種類の第2接続部として機能する端子22及び第2のループ23とを有している。【選択図】図5

Description

本発明は、落下防止ワイヤ、及びランプユニットに関する。
屋内外の高所に設置される道路灯等の照明装置には、通常の設置方法(口金をソケットに締結する方法、又はランプをねじ止めする方法)が効果を奏しなくなった場合に器具の落下を防止する手段が求められることがある。この種の手段として、口金付きランプと、口金付きランプが装着される照明器具本体とを落下防止ワイヤで接続する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような落下防止ワイヤには、一端に設けた第1のループが口金付きランプに接続され、他端に設けた第2のループが照明器具本体に接続され、一端と他端との間に設けた第3のループが、口金の回転を規制するようにワイヤを張った状態で照明器具本体に接続されるものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、ランプが分離しないタイプの照明器具においても、通常の設置方法とは別の落下防止手段は必要であり、例えば高天井照明器具の本体に落下防止ワイヤの一端を巻き付け、この照明器具が設置される天井に落下防止ワイヤの他端をネジ止め固定するという構成の照明装置も知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2013−84439号公報 特許第6115382号公報 特許第5979378号公報
ところで、上記ランプは様々な照明器具本体に取り付けることができる。しかし、設計仕様の都合等によって落下防止ワイヤの取付方法は統一されていないため、ランプと照明器具本体とのそれぞれの取付方法に合わせて落下防止ワイヤを選択する必要があった。
そこで、本発明は、複数種類の取付方法に対応できる落下防止ワイヤ、及び、この落下防止ワイヤが接続されるランプユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、設置後のランプユニットの落下を防止する落下防止ワイヤにおいて、前記ランプユニットが有するワイヤ接続部に接続可能な第1接続部と、前記ランプユニットの重量を支持し得る異なる所定の部材に接続可能な第2接続部とを有し、前記第2接続部は、前記異なる所定の部材がそれぞれ有する異なるワイヤ接続部にそれぞれ接続可能な複数種類の接続部を有することを特徴とする。
上記構成において、前記第1接続部及び第2接続部は、フック、ループ、及び所定の接続用端子のいずれかを有してもよい。
また、上記構成において、当該落下防止ワイヤのワイヤ部材の一端に前記第1接続部を設け、前記ワイヤ部材の他端と、前記一端と前記他端との間の途中箇所とに、異なるワイヤ接続部にそれぞれに接続可能な異なる前記第2接続部を設けてもよい。
また、上記構成において、前記ワイヤ部材の前記一端と前記途中箇所との間の距離は、前記他端と前記途中箇所との間の距離よりも長くしてもよい。
また、上記構成において、当該落下防止ワイヤのワイヤ部材の一端に前記第1接続部を設け、他端に前記複数種類の第2接続部のいずれかの第2接続部を設け、前記ワイヤ部材の一端と他端との間から延びる他のワイヤ部材を設け、前記他のワイヤ部材の先端に残りの前記第2接続部のいずれかを設けてもよい。
また、上記構成において、前記落下防止ワイヤのワイヤ部材は、電気絶縁性を有する材料で形成されてもよい。
また、上記構成において、前記所定の部材は、前記ランプユニットが着脱自在な照明器具本体を含んでもよいし、前記ランプユニットが設置される設置構造物を含んでもよい。
また、落下防止ワイヤが接続されるランプユニットにおいて、前記落下防止ワイヤは、前記ランプユニットが有するワイヤ接続部に接続可能な第1接続部と、前記ランプユニットの重量を支持し得る異なる所定の部材に接続可能な第2接続部とを有し、前記第2接続部は、前記異なる所定の部材がそれぞれ有する異なるワイヤ接続部にそれぞれ接続可能な複数種類の接続部を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数種類の取付方法に対応できる落下防止ワイヤ、又は、この落下防止ワイヤが接続されるランプユニットを提供できる。
本発明の第1実施形態に係る落下防止ワイヤを利用する照明装置の一例を側方から見た図である。 ランプユニットを落下防止ワイヤと共に斜め下方から見た図である。 落下防止ワイヤを利用する他の照明装置を側方から見た図である。 ランプユニットを他の照明装置のワイヤ接続部と共に斜め上方から見た図である。 落下防止ワイヤを示す図である。 第2実施形態に係る落下防止ワイヤを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る落下防止ワイヤを利用する照明装置の一例を側方から見た図である。以下、この照明装置1Aを「第1の照明装置1A」と表記する。
第1の照明装置1Aは、屋内外の高所に設置される照明器具本体2Aと、照明器具本体2Aに装着されるランプユニット3と、ランプユニット3と照明器具本体2Aとを接続して設置後のランプユニット3の落下を防止する落下防止ワイヤ4とを備える。
まず、ランプユニット3について説明する。
図2は、ランプユニット3を落下防止ワイヤ4と共に斜め下方から見た図である。
ランプユニット3は、LEDを光源に使用し、かつ、口金5を備えたLEDランプであり、口金付きランプと称する場合、或いは単にランプと称する場合もある。このランプユニット3は、口金5を着脱可能なソケット12(図1)を有する複数種類の照明器具本体に着脱でき、図1に示す照明器具本体2A、及び後述する照明器具本体2Bはその一例である。これら照明器具本体2A、2Bは、ランプユニット3の重量を支持し得る異なる所定の部材に相当する。本説明において、照明器具本体2A、2Bを特に区別する必要がない場合やランプユニット3を着脱自在な照明器具本体を総称する場合に「照明器具本体2」と表記する。
口金5は、例えばE26タイプやE39タイプ等の一般的にE型口金と呼ばれるねじ込み式(回しこみ式)の口金である。但し、口金5は差し込み式等の口金でもよい。なお、ランプユニット3はLED以外の発光素子を使用するランプでもよい。
このランプユニット3は、一般的なHIDランプと同様に棒状に延び周囲の全体から略均等に放射光が放射され、かつHIDランプのような高出力タイプの既存の放電ランプと同等の光出力を有する。但し、既存の放電ランプは交流電力で点灯するが、LED等の発光素子は直流電力で点灯する。したがって、ランプユニット3の内外いずれかに商用電源を直流電力に変換する電源回路を設けるようにすることで、このランプユニット3を既存の放電ランプの代わりに使用可能である。
すなわち、このランプユニット3を着脱自在な照明器具本体2は、このランプユニット3に合わせて新規に開発された照明器具本体に限定されず、既設の放電ランプ用の照明器具本体を含んでいる。
ランプユニット3は、口金5が設けられる基端部6と、基端部6における口金5の反対側に装着される支持体7と、支持体7を周囲から囲むように配置される複数の光源ユニット8と、各光源ユニット8が結合される結合部材9とを備えている。
各光源ユニット8は、口金5側である基端側の部分がねじ10を利用して支持体7に等角度間隔(本実施形態では90度)で固定され、先端側の部分が他のねじ11を利用して結合部材9に固定される。
結合部材9は、これら光源ユニット8の先端に沿って延在する枠状の部材であり、本実施形態では、ステンレス合金製の金属板を折り曲げて形成されている。図1及び図2に示すように、落下防止ワイヤ4の一端には、第1のループ21が形成され、このループ21を含む部分を結合部材9の内側開口部9A(図2)に通し、ループ21に落下防止ワイヤ4の他端を通すことによって、落下防止ワイヤ4を結合部材9に巻き付けた巻き付け部M1が形成される。この巻き付け部M1によって落下防止ワイヤ4をランプユニット3に接続できる。
つまり、このランプユニット3においては、結合部材9が、ループ21を利用して落下防止ワイヤ4をランプユニット3に接続可能な「第1のワイヤ接続部」を兼用している。
次に、照明器具本体2Aについて説明する。
照明器具本体2Aは、ランプユニット3を着脱自在な公知の照明器具本体であり、図1では、ランプユニット3及び落下防止ワイヤ4に関わる箇所を図示し、これらの箇所を説明する。この照明器具本体2Aは、例えば、道路灯に使用される照明器具本体、又は、天井に設置される公知の照明装置に使用される照明器具本体であり、その外観形状や細部の構成については任意である。
照明器具本体2Aは、ランプユニット3を保持するホルダとして機能するソケット12と、ソケット12を支持するベース部13とを備えている。ソケット12は、ランプユニット3の口金5を着脱自在であり、口金5が装着されることによってランプユニット3が物理的に支持され、かつ、ランプユニット3と照明器具本体2Aとが電気的に接続される。
ベース部13は、ソケット12に隣接した箇所に、下方に開口する孔部14を有している。同図1に示すように、この孔部14に締結可能なねじ15を、落下防止ワイヤ4に設けられた丸型の端子22に通し、孔部14に締結することによって、端子22がベース部13に固定される。つまり、ベース部13において、孔部14が、端子22を利用して落下防止ワイヤ4を接続可能な「第2のワイヤ接続部」として機能し、孔部14を含むベース部13全体がランプユニット3の重量を十分に支持し得る強度を有している。
図3は、落下防止ワイヤ4を利用する他の照明装置1Bを側方から見た図である。また、図4はランプユニット3を他の照明装置1Bのワイヤ接続部と共に斜め上方から見た図である。以下、この照明装置1Bを「第2の照明装置1B」と表記する。
この第2の照明装置1Bは、照明器具本体2Bが異なる点を除いて第1の照明装置1Aと同様であり、具体的には、照明器具本体2Bにおけるワイヤ接続部が異なる。以下、同様の箇所は同一の符号を付して示し、重複説明を省略する。
図3に示すように、照明器具本体2Bは、ランプユニット3が装着されるソケット12を支持するベース部13を有し、ベース部13に、落下防止ワイヤ4を固定するための軸部材16が設けられている。この軸部材16は、ステンレス合金で形成され、ベース部13から下方に突出するステー17に支持されることによって、ベース部13の下面との間にスペースを空けて水平に支持され、ランプユニット3の重量を十分に支持し得る強度を有している。
落下防止ワイヤ4の途中には、第2のループ23が形成され、このループ23には、フック24が取り付けられる。図4に示すように、第2のループ23を含む部分を軸部材16の周囲に通し、軸部材16に巻き付けた巻き付け部M2を形成するようにフック24が落下防止ワイヤ4に取り付けられる。
この巻き付け部M2によって落下防止ワイヤ4が照明器具本体2Bに接続される。つまり、軸部材16は、フック24を利用して落下防止ワイヤ4を照明器具本体2Bに接続する「第3のワイヤ接続部」として機能する。なお、軸部材16は、ワイヤ接続部としてのみ利用される専用部品に限定されず、他の機能を有する部品でもよい。
このように、ランプユニット3を着脱自在な照明装置として、第1及び第2の照明装置1A、1Bのようにワイヤ接続部の種類が異なる照明装置が市場に流通している。従って市場の照明装置に対応するランプユニット3を提供するには、少なくとも落下防止ワイヤ4を接続可能なワイヤ接続部として、ループ21を利用して接続可能な第1のワイヤ接続部(図2中の結合部材9)と、端子22を利用して接続可能な第2のワイヤ接続部(図1中の孔部14)と、フック24を利用して接続可能な第3のワイヤ接続部(図3中の軸部材16)とからなる3種類のワイヤ接続部に対応できる接続部を備えた落下防止ワイヤを用意する必要がある。
なお、第1のワイヤ接続部は、結合部材9に限定されず、ループ21を通すことが可能な孔部でもよく、要はループ21を利用して接続可能な構成を適用すればよい。また、第2のワイヤ接続部についても、ねじ15を用いて端子22を接続する構成に限定されず、リベット等の圧着部材、又は圧着部材以外の固定部材を用いて端子22を接続するものでもよく、端子22を直接クランプする構造を有するものでもよく、要は、端子22を利用して接続可能な構成を適用すればよい。さらに、第3のワイヤ接続部についても、軸部材16に限定されず、要はフック24を利用して接続可能な構成を適用すればよい。
次いで、落下防止ワイヤ4について説明する。以下の説明において、第1の照明装置1Aと第2の照明装置1Bとを特に区別する必要がなく、ランプユニット3を着脱自在な照明器具本体2を有する照明装置を総称する場合に「照明装置1」と表記する。
図5は、落下防止ワイヤ4を示す図である。
落下防止ワイヤ4は、屈曲性を有するワイヤ部材20と、ワイヤ部材20を第1のワイヤ接続部(図2中の結合部材9)に接続するための第1のループ21と、ワイヤ部材20を第2のワイヤ接続部(図1中の孔部14)に接続するための端子22と、ワイヤ部材20を第3のワイヤ接続部(図3中の軸部材16)に接続するためのフック24とを備えている。
ワイヤ部材20は、ステンレス合金製の線材を撚り合わせて形成され、十分な強度、屈曲性、難燃性、耐候性及び耐食性等を有する。なお、本実施形態では、ワイヤ部材20が接触したり、接続されたりする箇所(第1〜第3のワイヤ接続部を含む)が全てステンレス合金で形成される。これにより、異種金属間で生じる電蝕が防止されている。
なお、ワイヤ部材20にステンレス合金以外の金属材料を使用してもよい。この場合も、ワイヤ部材20が接触したり、接続されたりする箇所を、同じ金属材料で形成するか、同じ金属材料で被覆することで、異種金属間で生じる電蝕を防止可能である。
また、ワイヤ部材20に求められる性能が得られる場合、ワイヤ部材20を金属材料以外の材料で形成してもよい。例えば、合成繊維の線材を撚り合わせたワイヤ部材20を採用してもよく、合成繊維の好ましい例としては、アラミド繊維を挙げることができる。アラミド繊維には、ケヴラー(登録商標)、及びTECHNORA(登録商標)等があり、ワイヤ部材20に求められる各種の性能を満たし易い。
しかも、アラミド繊維を含む合成繊維は、金属材料と異なる特性として、電気絶縁性を有しているので、仮に漏電が発生しても照明装置1の各部の損傷を避け易くなる。特に照明装置1の各部が接地(アース接続)されていない場合に有利となる。さらに、電気絶縁性が求められる環境での使用に好適になる、といったメリットも得られる。
同図5に示すように、ワイヤ部材20は、一本のワイヤで構成され、一本のワイヤの一端をループ状に屈曲させ、ループ状の根元部分をかしめ材31でかしめることによって、第1のループ21が形成される。また、ワイヤ部材20の他端には、丸型の端子22が取り付けられる。この端子22は、この端子22の根元部分をかしめることによってワイヤ部材20の他端に連結される。
この端子22は、ワイヤ部材20と同一の材料、つまり、ステンレス合金で形成されている。なお、端子22は丸型の端子に限定されず、例えばクワ型の端子でもよく、各種接続に用いられる公知の接続用端子を広く適用可能である。
第1のループ21の径は、端子22よりも大径に形成されており、この第1のループ21に端子22を容易に通すことができる。これによって、図2に示したように、第1のループ21に端子22を通して巻き付け部M1を形成する際に、その作業が容易である。
ワイヤ部材20の一端と他端との間に相当する所定箇所についてもループ状に屈曲され、このループ状の根元部分をかしめ材32でかしめることによって第2のループ23が形成され、この第2のループ23にフック24が取り付けられる。
フック24は、図5の符号Aで示すように、弾性力によって開放可能部24Kが閉じられる環状フックである。開放可能部24Kが内側に向けて押圧されることによって開放可能部24Kが開放し、開放した箇所を介して第2のループ23にフック24を容易に着脱できる。このフック24についても、ワイヤ部材20と同一の材料であるステンレス合金で形成され、ワイヤ部材20との間の電蝕が防止される。なお、フック24の形状は適宜に変更してもよく、また、このフック24に公知のフックを適用してもよい。
ここで、第2のループ23は、フック24を容易に着脱可能な径に形成され、本実施形態では、第1のループ21と同じ径に形成されている。
これによって、第2のループ23に、ワイヤ部材20の他の部分や端子22を容易に通すことができ、図2に示した第1のループ21を利用した巻き付け部M1と同様の巻き付け部を形成することもできる。また、フック24を第2のループ23から取り外し、第1のループ21に付け替えることもできるので、図3に示した第2のループ23を利用した巻き付け部M2と同様の巻き付け部を形成することもできる。これらにより、第1のループ21及びフック24のいずれかを利用して様々な照明器具本体2に接続することもでき、また、他のランプユニット3がフック24を用いて接続可能なワイヤ接続部を有する場合に、第1のループ21及びフック24を利用して他のランプユニット3に接続することもできる。
ワイヤ部材20の一端(第1のループ21の位置)と途中箇所(第2のループ23の位置)との間の距離LAは、途中箇所(第2のループ23の位置)とワイヤ部材20の他端(端子22の位置)との間の距離LBよりも長く設定されている。
これにより、ランプユニット3側のワイヤ接続部(結合部材9)と、照明器具本体2側のワイヤ接続部(孔部14又は軸部材16)との間の距離が相対的に離れていた場合でも、各ワイヤ接続部に落下防止ワイヤ4を接続し易くなる。
例えば、距離LAは、ランプユニット3におけるループ21の接続部と、複数種類の照明器具本体2(照明器具本体2A、2Bを含む)におけるループ23の接続部(フック24の接続部にも相当)との最大の離間距離に合わせた長さに設定される。これにより、ワイヤ部材20が過度に長くなる事態を避け、ワイヤ部材20の取り扱い、及び接続作業がし易くなる。この距離LAの一例を挙げると600mmである。
また、照明器具本体2側に接続される端子22及び第2のループ23間の距離LBが相対的に短いので、図1及び図3に例示するように、端子22及び第2のループ23をコンパクトに配置できる。但し、距離LBは、端子22及び第2のループ23の一方を用いて接続作業を行う場合に、他方が邪魔になり難い距離に設定することが好ましい。
以上説明したように、本実施形態の落下防止ワイヤ4は、図5に示したように、ランプユニット3が有する第1のワイヤ接続部である結合部材9に接続可能な第1接続部として機能する第1のループ21と、ランプユニット3を着脱自在な異なる照明器具本体2A、2Bがそれぞれ有する第2及び第3のワイヤ接続部である孔部14(図1)及び軸部材16(図3)にそれぞれ接続可能な複数種類の第2接続部として機能する端子22及び第2のループ23とを有している。これにより、ランプユニット3と照明器具本体2Aの組合せ、及び、ランプユニット3と照明器具本体2Bの組合せのいずれであっても、同じ落下防止ワイヤ4を利用してランプユニット3の落下を防止できる。
従って、ランプユニット3と落下防止ワイヤ4との取付方法が異なる複数種類の照明器具本体2との各組合せについて、落下防止ワイヤ4を共通化できる。換言すると、ランプユニット3と照明器具本体2の様々な組合せで使用可能な汎用の落下防止ワイヤ4を提供できる。このようにして複数種類の取付方法に対応できる落下防止ワイヤ4を提供できる。
また、落下防止ワイヤ4は、ランプユニット3、及び照明器具本体2A、2Bが有するワイヤ接続部に接続可能な第1及び第2接続部として、第1のループ21、端子22及び第2のループ23からなる3種類の接続部を有している。これにより、各ワイヤ接続部の取付方法に合わせて落下防止ワイヤ4を接続させ易くなる。また、照明器具本体2A、2B以外の照明器具本体2にも落下防止ワイヤ4を接続し易くなる。
また、落下防止ワイヤ4のワイヤ部材20の一端に第1接続部として機能する第1のループ21を設け、ワイヤ部材20の他端と、一端と他端との間の途中箇所とに、異なるワイヤ接続部にそれぞれ接続可能な異なる第2接続部として機能する端子22及び第2のループ23を設けているので、一本のワイヤ部材20を用いて落下防止ワイヤ4を製作可能である。
しかも、ワイヤ部材20の一端と途中箇所との間の距離LA(図5)を、他端と途中箇所(第2のループ23の箇所)との間の距離LB(図5)よりも長くしている(LA>LB)。これにより、ランプユニット3側のワイヤ接続部と、照明器具本体2側のワイヤ接続部とが相対的に離れていても、落下防止ワイヤ4を接続し易くなる。
また、照明器具本体2側のワイヤ接続部にいずれかが接続される第2接続部(端子22及び第2のループ23)を相対的に近くに配置でき、これらをコンパクトに配置できる。
また、ランプユニット3及び照明器具本体2A、2Bが有するワイヤ接続部、及び、落下防止ワイヤ4を同じ金属材料で形成しているので、異種金属間で生じる電蝕を防止できる。また、金属材料で形成する方法に代えて、落下防止ワイヤ4のワイヤ部材20を、電気絶縁性を有する材料で形成してもよい。この場合、仮に漏電が発生しても各部の損傷を避け易くなる等の効果が得られる。
また、落下防止ワイヤ4を接続する作業に際し、例えば、落下防止ワイヤ4の第1のループ21を利用して落下防止ワイヤ4をランプユニット3に接続しておくことで、照明器具本体2のワイヤ接続部に適合する第2接続部(端子22及び第2のループ23)を選び易くなる。また、落下防止ワイヤ4を接続したランプユニット3、或いは、落下防止ワイヤ4とランプユニット3とをセットにした商品を取引対象としてもよい。
なお、落下防止ワイヤ4の第1のループ21を利用して落下防止ワイヤ4をランプユニット3に接続する態様を説明したが、これに限定しなくてもよい。例えば、異なるランプユニット3の場合、落下防止ワイヤ4の端子22又は第2のループ23のいずれかを利用して落下防止ワイヤ4をランプユニット3に接続するようにしてもよい。
この場合でも、落下防止ワイヤ4には、複数種類の接続部(第1のループ21と、第2のループ23又は端子22のいずれか)が余るので、余った接続部を利用して落下防止ワイヤ4を照明器具本体2に接続すればよい。
<第2実施形態>
図6は、第2実施形態に係る落下防止ワイヤ4を示す図である。
この落下防止ワイヤ4は、ワイヤ部材20の一端に第1のループ21を設ける点は第1実施形態と同様である。一方、この落下防止ワイヤ4は、ワイヤ部材20の他端に、照明器具本体2A、2Bの一方に接続可能な第2のループ23を設け、ワイヤ部材20の一端と他端との間の途中箇所から延びる他のワイヤ部材20Wを設け、他のワイヤ部材20Wの先端に、照明器具本体2A、2Bの他方に接続可能な端子22を設けている点が、第1実施形態と異なる。
他のワイヤ部材20Wは、ワイヤ部材20と同じ材料で形成され、ワイヤ部材20がステンレス合金製であれば同じステンレス合金で形成され、ワイヤ部材20がアラミド繊維等の合成繊維製であれば、その合成繊維を用いて形成される。
他のワイヤ部材20Wは、屈曲性を有する一本のワイヤで形成され、基端部をかしめ材33でかしめることによって、ワイヤ部材20と接続されている。
なお、第1のループ21の位置と途中箇所(第2のループ23の位置)との間の距離LAは、第1実施形態と同一であり、途中箇所(第2のループ23の位置)とワイヤ部材20の他端(端子22の位置)との間の距離LBについても、第1実施形態と同一である。これにより、ワイヤ部材20の長さは距離LA程度で済み、第1実施形態のワイヤ部材20よりも短く済む。また、他のワイヤ部材20Wの長さ調整によって距離LBを容易に変更可能である。
第2実施形態では、メインのワイヤ部材20の他端に、複数種類の第2接続部として機能する端子22及び第2のループ23のいずれかを設け、他のワイヤ部材20Wの先端に、残りの第2接続部(端子22又は第2のループ23)を設けている。これにより、ワイヤ部材20の長さ調整によって距離LAを独立して調整でき、他のワイヤ部材20Wの長さ調整によって距離LBを独立して調整できる。また、他のワイヤ部材20W及び第2接続部のセットの追加がし易い構成であり、これらセットを複数設けるようにしてもよい。
また、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、複数種類の取付方法に対応できる落下防止ワイヤ4を提供できる、といった各種の効果を得ることができる。
以上の説明では、照明器具本体2と、光源を有するランプユニット3とが着脱可能に構成され、照明器具本体2とランプユニット3とを落下防止ワイヤ4で接続する場合を説明したが、光源(ランプと称する場合もある)が分離されない構成、又は着脱し難い構成の照明器具本体(ランプユニットに相当)を有する場合に、上記落下防止ワイヤ4を用いて照明器具本体の落下を防止するようにしてもよい。
例えば、特許文献3に例示したように、光源が一体の高天井照明器具の本体(ランプユニットに相当)に落下防止ワイヤの一端を巻き付け、この照明器具本体が設置される天井又は梁等の設置構造物(ランプユニットの重量を支持し得る所定の部材に相当)に落下防止ワイヤの他端をねじ止め固定する場合にも、本実施形態の落下防止ワイヤ4を適用することができる。
また、LEDなどの光源を内蔵した道路灯、又は街路灯において、光源が一体の照明器具本体(ランプユニットに相当)に落下防止ワイヤの一端を巻き付け等により取り付け、照明器具本体が取り付けられるポール等の設置構造物(ランプユニットの重量を支持し得る所定の部材に相当)に落下防止ワイヤの他端をねじ止め固定、又は直接引っ掛ける方式等により取り付ける場合に、本実施形態の落下防止ワイヤ4を適用することができる。
なお、落下防止ワイヤ4の材質および接続部の種類等は、各実施形態のいずれかと同一でもよいし、照明器具の種類および環境等に合わせて適宜に変更してもよい。
上述した各実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変形、及び応用が可能である。例えば、落下防止ワイヤ4に設けられるループ21、23の数、端子22の数、及びフック24の数を適宜に変更してもよいし、これらの種類を増減してもよい。その一例として、ランプユニット3又は照明器具本体2が上記3種類(ループ、端子、フック)以外のもので接続可能な構成を有する場合、別の接続部を追加することが好ましい。また、第1実施形態の落下防止ワイヤ4に、第2実施形態のワイヤ部材20及び第2接続部のセットを追加してもよい。更に、ランプユニット3は、口金5を備えるランプに限定されず、また、ランプユニット3及び照明器具本体2は高所に設置されるものに限定されない。
1 照明装置
1A 第1の照明装置
2A 第2の照明装置
2、2A、2B 照明器具本体
3 ランプユニット
4 落下防止ワイヤ
5 口金
9 結合部材(第1のワイヤ接続部)
14 孔部(第2のワイヤ接続部)
16 軸部材(第3のワイヤ接続部)
20 ワイヤ部材
20W 他のワイヤ部材
21 第1のループ(第1接続部)
22 端子(第2接続部)
23 第2のループ(第2接続部)
31〜33 かしめ材

Claims (9)

  1. 設置後のランプユニットの落下を防止する落下防止ワイヤにおいて、
    前記ランプユニットが有するワイヤ接続部に接続可能な第1接続部と、
    前記ランプユニットの重量を支持し得る異なる所定の部材に接続可能な第2接続部とを有し、
    前記第2接続部は、前記異なる所定の部材がそれぞれ有する異なるワイヤ接続部にそれぞれ接続可能な複数種類の接続部を有することを特徴とする落下防止ワイヤ。
  2. 前記第1接続部及び第2接続部は、フック、ループ、及び所定の接続用端子のいずれかを有することを特徴とする請求項1に記載の落下防止ワイヤ。
  3. 当該落下防止ワイヤのワイヤ部材の一端に前記第1接続部を設け、前記ワイヤ部材の他端と、前記一端と前記他端との間の途中箇所とに、異なるワイヤ接続部にそれぞれに接続可能な異なる前記第2接続部を設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の落下防止ワイヤ。
  4. 前記ワイヤ部材の前記一端と前記途中箇所との間の距離は、前記他端と前記途中箇所との間の距離よりも長いことを特徴とする請求項3に記載の落下防止ワイヤ。
  5. 当該落下防止ワイヤのワイヤ部材の一端に前記第1接続部を設け、他端に前記複数種類の第2接続部のいずれかの第2接続部を設け、
    前記ワイヤ部材の一端と他端との間から延びる他のワイヤ部材を設け、前記他のワイヤ部材の先端に残りの前記第2接続部のいずれかを設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の落下防止ワイヤ。
  6. 前記落下防止ワイヤのワイヤ部材は、電気絶縁性を有する材料からなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の落下防止ワイヤ。
  7. 前記所定の部材は、前記ランプユニットが着脱自在な照明器具本体を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の落下防止ワイヤ。
  8. 前記所定の部材は、前記ランプユニットが設置される設置構造物を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の落下防止ワイヤ。
  9. 落下防止ワイヤが接続されるランプユニットにおいて、
    前記落下防止ワイヤは、前記ランプユニットが有するワイヤ接続部に接続可能な第1接続部と、前記ランプユニットの重量を支持し得る異なる所定の部材に接続可能な第2接続部とを有し、
    前記第2接続部は、前記異なる所定の部材がそれぞれ有する異なるワイヤ接続部にそれぞれ接続可能な複数種類の接続部を有することを特徴とするランプユニット。
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